JP2003063682A - シート状記録材料搬送装置 - Google Patents

シート状記録材料搬送装置

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JP2003063682A
JP2003063682A JP2001252738A JP2001252738A JP2003063682A JP 2003063682 A JP2003063682 A JP 2003063682A JP 2001252738 A JP2001252738 A JP 2001252738A JP 2001252738 A JP2001252738 A JP 2001252738A JP 2003063682 A JP2003063682 A JP 2003063682A
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JP
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plate
printing plate
recording material
sheet
roller
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JP2001252738A
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English (en)
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Takashi Fukui
隆史 福井
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに直交するX方向及びY方向の双方向に
対して、円滑な搬送が可能であり、搬送時のシート状記
録材料への傷付きを防止する共に、円滑な搬送性により
位置決め精度を向上する。 【解決手段】 回転ドラム16への搬送の円滑性を持た
せるためのリブ64を配置し、かつ印刷版12の幅方向
に沿うように、適宜個所にコロローラ82を配置し、こ
のコロローラ82の高さ寸法h2を、前記リブ64の高
さ寸法h1よりも若干高くしたため、幅方向移動時に
は、このコロローラ82がリブ64による抵抗力を抑制
する。すなわち、回転ドラム16への搬送はリブ64を
形成することで円滑に行うことができ、かつ、幅方向移
動はコロローラ82の回転によって円滑に行うことがで
きる、という互いに直交する2方向の搬送を円滑に行う
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状の記録材
料を平板状のプレートに載置して平面性を維持しなが
ら、所定の位置決め位置まで搬送する際に、互いに直交
するX方向及びY方向へ順次搬送するシート状記録材料
搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シート
状の記録材料、特に支持体上に感光層が設けられた印刷
版を用い、この印刷版の感光層(乳剤面)に直接レーザ
ビーム等で画像を記録する技術が開発されてきている
(印刷版露光装置)。このような技術では、印刷版への
迅速な画像記録が可能となっている。
【0003】印刷版への画像記録の技術を用いる印刷版
自動露光装置では、印刷版を平板状のプレートを支持面
として露光部へ送り込むことで、露光部側でこの印刷版
を受取り、所定の位置に位置決めして露光処理を実行す
る。
【0004】このため、印刷版をプレートに沿って送り
込む際に、露光部へ近づける方向(ここでは、X方向と
いう)へ所定量搬送することで、仮位置決めし、その
後、前記X方向に対して直交する方向(ここでは、Y方
向という)へ搬送し、印刷版の幅方向の位置を決めた状
態で、最終的に露光部へ送り込むようにしている。
【0005】このような、2方向への搬送がなされるプ
レートとしては、従来、金属製の波板やエンボス加工が
施された板材や、ステンレス製の表面が鏡面磨き処理な
された平板等が利用される。
【0006】ところが、このような板材は、全体におい
て平均的に搬送性がよいが、長く搬送する方向とわずか
の搬送でよい方向との区別がなく、特に長く搬送する方
向のみを考えると、搬送性が悪い。
【0007】このため、長く搬送する方向(X方向)の
搬送性を向上するため、ローラを所定間隔で配置するこ
とが考えられる。通常、X方向の搬送時には、印刷版は
実質的にローラによって支持されるため、ほとんど摩擦
抵抗力がない状態で搬送することができる。
【0008】しかしながら、仮位置決め状態から印刷版
の幅方向の位置決めを行なう際、ローラの軸線方向に印
刷版をスライドさせることになるため、わずかな搬送量
であっても非常に大きな摩擦抵抗力が加わることにな
る。また、ローラが金属製であると、このスライドによ
り、静電密着が発生し易く、さらに位置決め時の抵抗力
が悪化する。このため、印刷版の裏面に傷がつくという
品質的な悪影響を加え、印刷版の幅方向の位置決め精度
が悪くなり、特に、カラー画像の場合はYMCKの四色
の印刷版を用いるため、色ずれが発生し、画質を低下さ
せることになる。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、シート状の記
録材料を平板状のプレートに沿って、X方向及びY方向
へ搬送して、位置決めする際に、X方向及びY方向の双
方向に対して、円滑な搬送が可能であり、搬送時のシー
ト状記録材料への傷付きを防止することができると共
に、円滑な搬送性により位置決め精度を向上することが
できるシート状記録材料搬送装置を得ることが目的であ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シート状の記録材料を平板状のプレートに載置して
平面性を維持しながら、所定の位置決め位置まで搬送す
る際に、互いに直交するX方向及びY方向へ順次搬送す
るシート状記録材料搬送装置であって、前記X方向又は
Y方向の内、搬送距離が相対的に長い方の搬送方向に沿
って所定の間隔寸法で互いに平行に設けられ、当該搬送
方向に沿って連続的に、かつ搬送方向と直交する方向に
沿って断続的に、前記シート状記録材料を支持する細幅
棒状の複数の支持レールと、前記X方向又はY方向の
内、搬送距離が相対的に短い方の搬送方向を対象とし
て、所定の間隔で配設され、それぞれが独立して前記搬
送方向が接線方向となるように軸支された複数の回転体
と、を有している。
【0011】請求項1記載の発明によれば、シート状の
記録材料をプレートに載置することで、記録材料の平面
性を維持し、搬送距離が長い方向(例えば、X方向)に
沿って細幅棒上の支持レールを配置する。これにより、
このX方向の搬送性を向上することができる。
【0012】一方、例えば、搬送距離が短い方向(例え
ばY方向)には、複数の回転体を配置する。これによ
り、Y方向への搬送は回転体が回転することで、搬送性
を向上することができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記支持レールが、前記シート状
の記録材料の材質よりも硬度が低い材質で形成されてい
ることを特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、支持レー
ルと記録材料とは摺動することになるため、支持レール
の材質を記録材料の材質よりも硬度が低い材質とするこ
とで、記録材料を保護することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又
は請求項2に記載の発明において、前記回転体の前記シ
ート状記録材料支持高さが、前記支持レールの支持高さ
よりも若干高く設定され、回転体の接線方向への搬送時
の支持レールに対する摩擦力を軽減することを特徴とし
ている。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、回転体に
よる記録材料の支持総面積が支持レールによる記録材料
の支持総面積よりもはるかに少ないため、支持レールに
沿う記録材料の搬送(例えば、X方向)に際しては、ほ
とんど回転体による抵抗力はなく、逆に、回転体による
搬送(例えば、Y方向)を充分に生かすことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係る印
刷版自動露光装置10が示されている。
【0018】この印刷版自動露光装置10は、印刷版1
2の画像形成層に光ビームを照射して画像を露光する露
光部14と、印刷版12を前記露光部14へ搬送する搬
送ガイドユニット18と、の2つのブロックに分かれて
いる。また、この印刷版自動露光装置10によって、露
光処理された印刷版12は、印刷版自動露光装置10に
隣接した設置された図示しない現像装置へ送り出される
ようになっている。
【0019】露光部14は、印刷版12を周面に巻付け
て保持する回転ドラム16を主要部として構成されてお
り、印刷版12は、搬送ガイドユニット18に案内され
て、この回転ドラム16の接線方向から送り込まれるよ
うになっている。搬送ガイドユニット18は、給版ガイ
ド20と排版ガイド22とで構成されている。
【0020】搬送ガイドユニット18の給版ガイド20
と排版ガイド22とは、互いの相対位置関係が横V字型
とされ、図1の中央付近を中心として、所定角度回動す
る構造となっている。この回動によって、給版ガイド2
0又は排版ガイド22を選択的に前記回転ドラム16に
対応させる(回転ドラム16の接線方向に配置させる)
ことができる。
【0021】また、搬送ガイドユニット18の近傍に
は、パンチャー24が配設されており、給版ガイド20
をパンチャー24に対向させることで、印刷版12の先
端をパンチャー24へ送り込むことができるようになっ
ている。すなわち、印刷版12は、まず、給版ガイド2
0に案内されてパンチャー24へ送り込まれ、この印刷
版12の先端に位置決め用の切欠きを形成した後、一旦
給版ガイド20に戻される。その後、搬送ガイドユニッ
ト18を回転させることで、印刷版12を回転ドラム1
6に対応する位置に移動される。
【0022】図2及び図3には、搬送ガイドユニット1
8の詳細構成が示されている。
【0023】給版ガイド20と排版ガイド22は、互い
に平行な一対の側板50に掛け渡されている。給版ガイ
ド20の上方には、回転ドラム16側端部近傍に串型ロ
ーラ52が幅方向に亘り配設されており、この串型ロー
ラ52の回転軸はそれぞれ側板50に軸支されている。
【0024】一方の側板50の外側には、前記串型ロー
ラ52の回転軸に連結される駆動部54が取付けられて
いる。駆動部54は、図示しないモータ及び減速機で構
成されており、駆動部54の駆動力により串型ローラ5
2を所定速度で回転させる。
【0025】上段の排版ガイド22は、2枚の平板22
A、22Bで構成されており、この2枚の平板22A、
22Bの間に前記串型ローラ52が配設されている。ま
た、この2枚の平板22A、22Bは、前記串型ローラ
52を基点として互いに所定角度を持って、前記一対の
側板50に掛け渡されている。
【0026】図2の手前側の平板22Aには、搬送方向
に沿って均等ピッチで複数本のリブ56が設けられてい
る。また、このリブ56間は、貫通孔58が設けられて
いる。また、図2の奥側の平板22Bは、搬送方向に沿
って均等ピッチで複数本のリブ60が設けられている。
【0027】この排版ガイド22には、前記回転ドラム
16に巻き付けられ、露光処理が終了した印刷版12が
搬送されてくるようになっている。
【0028】図3は、前記排版ガイド22を取り去った
(すなわち、給版ガイド20のみが取付けられた)状態
の搬送ガイドユニット18が示されている。
【0029】給版ガイド20は、略水平状態の1枚の平
板62に、搬送方向に沿って均等ピッチで複数本のリブ
64が形成されている。リブ64は、合成樹脂製であ
り、平板62と一体成形してもよいし、別体としてもよ
い。
【0030】前記印刷版12(図1参照)は、給版ガイ
ド20に載置したとき、実質的に前記リブ64に支持さ
れるようになっている。このため、印刷版12を回転ド
ラム16に沿って送り込む際に、給版ガイド20に対し
て全面が接触しないため、摩擦力が軽減される。
【0031】給版ガイド20における回転ドラム16と
は反対側の端部(図3の手前側端部)には、プッシャー
ユニット66が設けられている。このプッシャーユニッ
ト66には、給版ガイド20に沿って回転ドラム16方
向に移動する押圧バー68を備えている。この押圧バー
には、給版ガイド20に載置された印刷版12の図3の
手前側端面に当接する3点の押圧部材70が設けられて
いる。
【0032】押圧部材70は、押圧バー68に対して軸
を介して回転可能に取付けられた略L字型のブラケット
72の一端部に取付けられている。
【0033】押圧部材70は、ブラケット72の回転動
作によって、給版ガイド20に載置された印刷版12を
露光ドラム方向へ押圧する役目を有し、一方、押圧バー
68は、仮位置決めされた印刷版12を回転ドラム16
方向へ送り出す役目を有している。なお、この押圧部材
70による押圧動作と、押圧バー68による送り出し動
作との間には、印刷版12の幅方向の仮位置決めするた
めの動作がなされる。
【0034】すなわち、給版ガイド20の図3の左側面
部には、幅方向に移動可能な幅方向押圧部74が設けら
れている。この幅方向押圧部74は、L型のブラケット
76と当接部78とで構成されている。これに対して、
給版ガイド20の図3の右側面部には、ストッパ80が
設けられている。
【0035】ここで、回転ドラム16方向(X方向)へ
の搬送長は、幅方向(Y方向)の搬送長よりも長くなっ
ている。
【0036】仮位置決めされた印刷版12は、印刷版1
2のサイズに合わせて幅方向押圧部74全体を幅方向に
移動させ、かつ前記ブラケット78の回転により幅方向
に移動させるようになっている。
【0037】ここで、前記リブ64に支持されている印
刷版12は、回転ドラム16方向への搬送に対しては摩
擦力が軽減されているが、幅方向移動に対して摩擦力に
よる抵抗力が生じる。
【0038】そこで、本実施の形態では、給版ガイド2
0の適宜個所に、前記印刷版12の幅方向の移動に沿う
方向に回転するコロローラ82が配設されている。
【0039】給版ガイド20には、矩形の貫通孔84が
設けられ、コロローラ82はこの貫通孔84に対応して
設けられている。
【0040】コロローラ82は、給版ガイド20に載置
される最小サイズの印刷版12から最大サイズの印刷版
12に対して少なくとも1個(好ましくは2個以上)が
対応するように配置されている。
【0041】コロローラ82の回転軸は、給版ガイド2
0に設けられた給版ガイド20の肉厚方向に突出する給
版ガイド20の平板62に一体成形されたブラケット6
2A(図2参照)に軸支するようにしてもよいし、予め
コロローラ82を回転可能に収容したボックスを給版ガ
イド20の裏面(下面)側から取り付けるようにしても
よい。
【0042】図4は、前記リブ64とコロローラ82と
の相対位置関係を示している。給版ガイド20の平板6
2の上面からリブ64の高さ寸法h1は、コロローラ8
2における平板62の上面からの突出高さ寸法h2より
も若干低く設定されている(h2>h1)。
【0043】このため、印刷版12は、コロローラ82
の周辺では、コロローラ82に支持されることになり、
印刷版の幅方向への移動に沿う回転をするコロローラ8
2は、リブ64に沿う搬送に対して抵抗力となる。
【0044】しかし、リブ64による印刷版12の支持
面の総面積と、コロローラ82による印刷版12の支持
面の総面積とに、大きな差があるため、コロローラ82
がリブ64に沿う搬送に影響を及ぼすことがない。
【0045】一方、印刷版12の幅方向移動に際して
は、コロローラ82が回転可能であるため、わずかな支
持面でもリブ64による抵抗力を大きく抑制することが
できる構成となっている。
【0046】回転ドラム16は、図示しない駆動手段に
よって、印刷版12の装着露光方向(図1の矢印A方
向)及び装着露光方向と反対方向となる印刷版12の取
外し方向(図1の矢印B方向)へ回転される。
【0047】図1に示されるように、露光部14に設け
られている回転ドラム16には、外周面の所定の位置
に、先端チャック26が取付けられている。露光部14
では、この回転ドラム16に印刷版12を装着するとき
に、先ず、先端チャック26が、搬送ガイドユニット1
8の給版ガイド20によって送り込まれる印刷版12の
先端に対向する位置(印刷版装着位置)で回転ドラム1
6を停止させる。
【0048】露光部22には、印刷版装着位置で先端チ
ャック26に対向して装着カム28が設けられている。
先端チャック26は、この装着カム28が回動して一端
側が押圧されることにより、回転ドラム16の周面との
間に印刷版12の挿入が可能となる。
【0049】露光部14では、印刷版12の先端が先端
チャック26と回転ドラム16の間に挿入された状態
で、装着カム28を戻して先端チャック26への押圧を
解除することにより、印刷版12の先端を先端チャック
26と回転ドラム16の周面との間で挟持して保持す
る。
【0050】このときに、印刷版12は、パンチャー2
4によって穿設された切り欠きに、回転ドラム16の周
面の所定の位置に突設されている図示しない位置決めピ
ンが入り込むことにより、回転ドラム16に対して位置
決めされる。なお、印刷版12の先端を突き当てて位置
決めしてもよい。
【0051】露光部14では、回転ドラム16に印刷版
12の先端が固定されると、回転ドラム16を装着露光
方向へ回転する。これにより、搬送ガイドユニット18
の給版ガイド20から送り込まれる印刷版12は、回転
ドラム16の周面に巻き付けられる。
【0052】回転ドラム16の周面近傍には、印刷版装
着位置よりも装着露光方向の下流側にスクイズローラ3
0が配置されている。このスクイズローラ30は、回転
ドラム16に向けて移動することにより回転ドラム16
に巻き付けられる印刷版12を回転ドラム16へ向けて
押圧し、印刷版12を回転ドラム16の周面に密着させ
る。
【0053】また、露光部14には、スクイズローラ3
0よりも回転ドラム54の装着露光方向上流側近傍に後
端チャック着脱ユニット32が配置されている。後端チ
ャック着脱ユニット32には、回転ドラム16へ向けて
突出されたシャフト34の先端に後端チャック36が装
着されている。
【0054】露光部14では、回転ドラム16に巻き付
けた印刷版12の後端が、後端チャック着脱ユニット3
2に対向すると、シャフト34を突出させて、後端チャ
ック36を回転ドラム16の所定の位置に装着する。こ
れにより、後端チャック36が、回転ドラム16との間
で印刷版12の後端を挟持して保持する。
【0055】露光部14では、印刷版12の先端及び後
端を回転ドラム16に保持させるとスクイズローラ30
を離間させる。この後、露光部14では、回転ドラム1
6を所定の回転速度で高速回転させながら、この回転ド
ラム16の回転に同期させて、記録ヘッド部37から画
像データに基づいて変調した光ビームを照射する。これ
により、印刷版12が画像データに基づいて走査露光さ
れる。
【0056】露光部14では、印刷版12への走査露光
が終了すると、印刷版12の後端を保持している後端チ
ャック36が後端チャック着脱ユニット32に対向する
位置で回転ドラム16を一時停止させ、回転ドラム16
から後端チャック36を取り外す。これにより、印刷版
12の後端が開放される。
【0057】その後、回転ドラム16を印刷版12の取
出し方向へ回転させることで、印刷版12は後端側から
回転ドラム16の接線方向に沿って、搬送ガイドユニッ
ト18の排版ガイド22へ排出され、その後、次工程の
現像装置へ搬送される。
【0058】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0059】まず、印刷版12を給版ガイド20に載置
する。このとき、所謂手差しであってもよいし、自動枚
葉装置等による送り込みであってもよい。
【0060】給版ガイド20に載置された印刷版12
は、比較的ラフ(載置位置や給版ガイド20に対する傾
き等)に支持されており、この状態で押圧バー68を作
動させることで、印刷版12を所定の仮位置決め位置近
傍まで押圧する。このとき、印刷版12には、少なくと
も2個の押圧部材70が当接するため押圧移動中に傾き
が矯正される。
【0061】次に、ブラケット72を軸回転させること
で押圧部材70を作動させ、印刷版12の回転ドラム1
6への搬送方向の仮位置決めを実行する。
【0062】上記回転ドラム16への搬送に際しては、
給版ガイド20に当該回転ドラム16への搬送方向に沿
って複数のリブ64が形成されているため、印刷版12
はリブ64に支持される。このため、印刷版12の実質
的な支持面はリブ64の上面となり、接触面積が少な
く、摩擦力が軽減されるため、円滑な搬送が行える。
【0063】この回転ドラム16への搬送方向の仮位置
決めが完了すると、続いて、幅方向押圧部材を版サイズ
に合わせて移動し、次いでブラケット76を軸回転させ
ることで幅方向押圧部材78を作動させる。これによ
り、印刷版12はストッパ80に当接することで、印刷
版12の幅方向の仮位置決めが実行される。
【0064】この場合、前記回転ドラム16への搬送の
円滑性を持たせるためのリブ64が逆に、幅方向移動の
大きな抵抗力となっていた。しかし、本実施の形態で
は、接線方向が、前記印刷版12の幅方向に沿うよう
に、適宜個所にコロローラ82を配置し、このコロロー
ラ82の高さ寸法(給版ガイド20の平板62からの高
さ寸法)h2を、前記リブ64の高さ寸法(給版ガイド
20のの平板62からの高さ寸法)h1よりも若干高く
したため、印刷版12の幅方向移動時には、このコロロ
ーラ82がリブ64による抵抗力を抑制する。これによ
り、印刷版12の幅方向移動も円滑に行える。
【0065】また、コロローラ82の高さ寸法h2がリ
ブ64の高さ寸法h1よりも高いと、前記回転ドラム1
6への搬送に抵抗力が生じるが、リブ64による印刷版
12の支持総面積の方がコロローラ82による印刷版1
2の支持総面積よりもはるかに広いため、搬送に影響を
与えるには至らない。
【0066】結果として、回転ドラム16への搬送はリ
ブ64を形成することで円滑に行うことができ、かつ、
幅方向移動はコロローラ82の回転によって円滑に行う
ことができる、という互いに直交する2方向の搬送を円
滑に行うことができる。
【0067】印刷版12へのパンチが必要な場合は、搬
送ガイドユニット18をパンチャー24側へ切り換えて
給版ガイド20をパンチャー24へ対応させる。
【0068】パンチャー24では、印刷版12の先端部
に所定のパンチ加工が施され、その後、再度給版ガイド
20へ戻されて、仮位置決めされる。
【0069】また、露光処理する場合には、搬送ガイド
ユニット18を回転ドラム16側へ切り換えて、給版ガ
イド20を回転ドラム16へ対応させる。これにより、
印刷版12を回転ドラム16へ、この回転ドラム16の
接線方向から送り込むことができる。
【0070】送り込まれた印刷版12は、先端チャック
26及び後端チャック36によって回転ドラム16の周
面に緊密に巻き付けられ、露光のための位置決めが完了
する。
【0071】画像データを読み込み、記録ヘッド部37
からの光ビームによって露光処理が開始される。露光処
理は、回転ドラム16を高速で回転させながら(主走
査)、記録ヘッド部37を回転ドラム16の軸線方向へ
移動する、所謂走査露光である。
【0072】露光処理が終了すると、搬送ガイドユニッ
ト18を切り換え(排版ガイド22を回転ドラム16へ
対応させ)、次いで、回転ドラム16に巻きつけた印刷
版12を接線方向から排出していく。このとき、印刷版
12は、排版ガイド22に送られる。
【0073】印刷版12が排版ガイド22に送られる
と、搬送ガイドユニット18を切り換え、排版ガイド2
2を排出口へ対応させ、印刷版12を排出させる。この
排出方向には、現像部が設けられており、印刷版12は
続けて現像処理される。
【0074】
【発明の効果】以上説明した如く本発明では、シート状
の記録材料を平板状のプレートに沿って、X方向及びY
方向へ搬送して、位置決めする際に、X方向及びY方向
の双方向に対して、円滑な搬送が可能であり、搬送時の
シート状記録材料への傷付きを防止することができると
共に、円滑な搬送性により位置決め精度を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る印刷版自動露光装置の概略
図である。
【図2】搬送ガイドユニットの斜視図である。
【図3】搬送ガイドユニットにおける排版ガイドを取り
外した場合の斜視図である。
【図4】給版ガイドのコロローラが配置された位置の断
面図である。
【符号の説明】
10 印刷版自動露光装置 12 印刷版(シート状の記録材料) 14 露光部 37 記録ヘッド部 50 側板 52 串ローラ 54 駆動部 62 平板(プレート) 64 リブ(支持レール) 66 プッシャーユニット 68 押圧バー 70 押圧部材 72 ブラケット 74 幅方向押圧部 76 ブラケット 78 当接部 80 ストッパ 82 コロローラ(回転体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の記録材料を平板状のプレート
    に載置して平面性を維持しながら、所定の位置決め位置
    まで搬送する際に、互いに直交するX方向及びY方向へ
    順次搬送するシート状記録材料搬送装置であって、 前記プレートに設けられ、前記X方向又はY方向の内、
    搬送距離が相対的に長い方の搬送方向に沿って所定の間
    隔寸法で互いに平行に設けられ、当該搬送方向に沿って
    連続的に、かつ搬送方向と直交する方向に沿って断続的
    に、前記シート状記録材料を支持する細幅棒状の複数の
    支持レールと、 前記プレートに設けられ、前記X方向又はY方向の内、
    搬送距離が相対的に短い方の搬送方向を対象として、所
    定の間隔で配設され、それぞれが独立して前記搬送方向
    が接線方向となるように軸支された複数の回転体と、を
    有するシート状記録材料搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記支持レールが、前記シート状の記録
    材料の材質よりも硬度が低い材質で形成されていること
    を特徴とする請求項1記載のシート状記録材料搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記回転体の前記シート状記録材料支持
    高さが、前記支持レールの支持高さよりも若干高く設定
    され、回転体の接線方向への搬送時の支持レールに対す
    る摩擦力を軽減することを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のシート状記録材料搬送装置。
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