JP2003173030A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003173030A
JP2003173030A JP2001370874A JP2001370874A JP2003173030A JP 2003173030 A JP2003173030 A JP 2003173030A JP 2001370874 A JP2001370874 A JP 2001370874A JP 2001370874 A JP2001370874 A JP 2001370874A JP 2003173030 A JP2003173030 A JP 2003173030A
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plate
printing plate
photosensitive material
photosensitive
rotary drum
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JP2001370874A
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English (en)
Inventor
Akihiro Hashiguchi
昭浩 橋口
Kazuhisa Okamoto
和久 岡本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタ等の遮光手段に他の有用な機能を付
加することでコストの低減を図れる画像形成装置を得
る。 【解決手段】 本印刷版自動露光装置10では、シャッ
タ板122が位置決めピン74を介してモータ80の駆
動力で回転する回転軸82へ連結されており、位置決め
ピン74が退避位置へ移動することで記録ヘッド部37
からの光ビームを遮光可能となる。印刷版12が搬送さ
れる際には、モータ80の駆動力でシャッタ板122が
移動することで、位置決めピン74が印刷版12の搬送
軌跡上に位置して、印刷版12の端部に干渉し、印刷版
12の搬送姿勢を矯正する。矯正後には、シャッタ板1
22及び位置決めピン74が退避位置へ移動して印刷版
12がシャッタ板122の端部に支持されながら搬送さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状若しくは
板状の感光材料に画像を形成するための画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】撓曲可能な平板状の感光層支持体の表面
に乳剤面等の感光層が形成された印刷版の表面に光ビー
ムを照射して、印刷版の表面(すなわち、感光層)に画
像を形成する印刷版露光装置では、通常、印刷版を円筒
若しくは円柱状のドラムに巻き付け、ドラムを高速回転
させた状態で光ビームを印刷版に照射している。
【0003】一方で、ドラムとドラムへの感光材料の搬
送経路との間の近傍にはシャッタが設けられており、ド
ラムに巻き付けられた感光材料に光ビームを照射する際
には、搬送経路中にシャッタを介在させて、ドラム等で
反射し、更に、搬送経路を介して装置の外部へ漏れ出よ
うとする光ビームを遮光している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、この
種の印刷版露光装置を含めた画像形成装置では、シャッ
タは遮光機能しか有していない。このような極めて限定
された機能しか有していないにも拘らず、感光材料の搬
送経路に対してシャッタを接離移動させる際には、モー
タ等の駆動手段や、駆動手段を制御するための制御回路
等が必要となり、コスト高となる。
【0005】本発明は、上記事実を考慮して、シャッタ
等の遮光手段に他の有用な機能を付加することでコスト
の低減を図れる画像形成装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像形成
装置は、所定の感光位置へ送給された略シート状若しく
は略板状の感光材料に光ビームを照射して前記感光材料
の表面に所定の画像を形成する露光手段と、前記感光位
置への前記感光材料の搬送経路における前記感光材料の
搬送軌跡に対して接離移動可能に設けられ、前記搬送軌
跡への接近状態及び離間状態の何れか一方の状態で感光
位置近傍よりも前記搬送経路の上流側へ向かう前記光ビ
ームを遮光する遮光手段と、前記遮光手段に設けられ、
前記搬送軌跡への前記遮光手段の接近状態で前記搬送軌
跡上に位置し、前記感光位置へ向かう前記感光材料の先
端部に当接して前記感光材料の搬送姿勢を矯正する矯正
手段と、を備えている。
【0007】上記構成の画像形成装置では、搬送経路に
沿って搬送された略シート状若しくは略板状の感光材料
が所定の感光位置に達した状態で、露光手段からの光ビ
ームが照射されると、感光材料の表面に所定の画像(所
謂「潜像」を含む)が形成される。
【0008】また、露光手段が光ビームを発光している
状態では、遮光手段が感光材料の搬送経路に対して接近
した接近状態及び搬送経路から離間した離間状態の何れ
か一方の状態にあり、この状態では、例えば、露光手段
から直接若しくは本画像形成装置の所定部位で反射して
搬送経路の上流側へ向かおうとする光ビームが、遮光手
段によって遮断される。これにより、搬送経路の上流側
に光ビームが漏れることはない。
【0009】ところで、本画像形成装置では、遮光手段
に矯正手段が設けられており、遮光手段が搬送経路上で
の感光材料の搬送軌跡に接近した状態では、矯正手段が
搬送軌跡上に位置する。この状態で、感光材料が搬送経
路上流側から感光位置へ向かうと、矯正手段が感光材料
の先端部に当接する。
【0010】ここで、搬送経路に沿って移動する感光材
料の搬送姿勢が傾いている状態(すなわち、搬送方向に
対して先端部の向きが傾斜している状態)で、矯正手段
に感光材料の先端部の一部が接触し、更に、この状態で
感光位置へ感光材料が向かおうとすることで、先端部の
一部が矯正手段に接触したまま感光材料の先端部の少な
くとも他の一部が矯正手段に接触する。このように、感
光材料の先端部の一部と少なくとも他の一部が矯正手段
に接触するまで感光材料が移動することで、感光材料の
搬送姿勢が矯正される。これにより、感光材料が適切な
姿勢で感光位置へ向かう。
【0011】請求項2記載の画像形成装置は、所定の感
光位置へ送給された略シート状若しくは略板状の感光材
料に光ビームを照射して前記感光材料の表面に所定の画
像を形成する露光手段と、前記感光位置への前記感光材
料の搬送経路の下方側から前記感光材料の搬送軌跡に対
して接離移動可能に設けられ、前記搬送軌跡への接近状
態及び離間状態の何れか一方の状態で感光位置近傍より
も前記搬送経路の上流側へ向かう前記光ビームを遮光す
る遮光手段と、前記遮光手段に設けられ、前記搬送軌跡
からの前記遮光手段の離間状態で前記搬送軌跡の真下に
位置し、前記感光位置へ向かう前記感光材料の裏面へ接
触可能な支持手段と、を備えている。
【0012】上記構成の画像形成装置では、搬送経路に
沿って搬送された略シート状若しくは略板状の感光材料
が所定の感光位置に達した状態で、露光手段からの光ビ
ームが照射されると、感光材料の表面に所定の画像(所
謂「潜像」を含む)が形成される。
【0013】また、露光手段が光ビームを発光している
状態では、遮光手段が感光材料の搬送経路に対して接近
した接近状態及び搬送経路から離間した離間状態の何れ
か一方の状態にあり、この状態では、例えば、露光手段
から直接若しくは本画像形成装置の所定部位で反射して
搬送経路の上流側へ向かおうとする光ビームが、遮光手
段によって遮断される。これにより、搬送経路の上流側
に光ビームが漏れることはない。
【0014】ところで、本画像形成装置では、遮光手段
に支持手段が設けられており、遮光手段が搬送経路上で
の感光材料の搬送軌跡から離間した状態では、矯正手段
が搬送軌跡の真下に位置する。この状態で、感光材料が
搬送経路上流側から感光位置へ向かおうとして支持手段
の上方を通過すると、支持手段が感光材料の裏面へ当接
し、感光材料が下方から支持される。これにより、感光
材料が搬送経路から脱落することを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】<本実施の形態の構成>図1に
は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置としての
印刷版自動露光装置10が示されている。
【0016】印刷版自動露光装置10は、感光材料とし
ての印刷版12の画像形成層に光ビームを照射して画像
を露光する露光部14及び印刷版12を露光部14へ搬
送する搬送ガイドユニット18の2つのブロックに分か
れている。また、印刷版自動露光装置10によって露光
処理された印刷版12は、印刷版自動露光装置10に隣
接して配置された現像装置(図示省略)へ送り出される
構成となっている。
【0017】露光部14は印刷版12を周面に巻き付け
て保持する回転ドラム16を主要部として構成されてい
る。印刷版12は搬送ガイドユニット18に案内されて
回転ドラム16の接線方向から回転ドラム16へ送り込
まれる。搬送ガイドユニット18は給版ガイド20と排
版ガイド22とで構成されている。
【0018】搬送ガイドユニット18の給版ガイド20
と排版ガイド22とは、互いの相対位置関係が横V字型
とされ、図1の中央付近を中心として所定角度回動する
構造となっている。この回動によって、給版ガイド20
又は排版ガイド22を選択的に回転ドラム16に対応さ
せる(回転ドラム16の接線方向に配置させる)ことが
できる。
【0019】また、搬送ガイドユニット18の近傍に
は、印刷版12を図示しない輪転機の版胴へ巻き付ける
ための基準となる貫通孔を穿孔するための穿孔機24が
配設されており、給版ガイド20を穿孔機24に対向さ
せることで、印刷版12の先端を穿孔機24へ送り込む
ことができるようになっている。
【0020】すなわち、印刷版12は、先ず、給版ガイ
ド20に案内されて穿孔機24へ送り込まれる。穿孔機
24へ送り込まれた印刷版12の先端には、例えば、円
孔及び長孔が穿孔され、その後に一旦給版ガイド20に
戻される。更にその後、搬送ガイドユニット18を回転
させることで、印刷版12が回転ドラム16に対応する
位置に移動される。
【0021】一方、図2には、排版ガイド22を取り去
った(すなわち、給版ガイド20のみが取り付けられ
た)状態での搬送ガイドユニット18の概略が示されて
いる。
【0022】図2に示されるように、給版ガイド20に
は基端側に一対のスリット孔20Aが形成されている。
これらのスリット孔20Aは印刷版12の供給方向(図
2の矢印C方向)に沿って長手方向とされており、供給
方向に対して直交する方向(図2の矢印D方向で、以下
この方向を、便宜上、「供給直交方向」と称する)に並
んで形成されている。
【0023】これらのスリット孔20Aは給版ガイド2
0の厚さ方向に貫通しており、図2に示されるように、
各々に押圧部68がスリット孔20Aに沿って(すなわ
ち、供給方向に沿って)スライド自在に貫通配置されて
いる。これらの押圧部68は給版ガイド20の厚さ方向
を軸方向とした略円柱形状に形成されており、その先端
側は給版ガイド20の表面上に突出している。
【0024】また、図4に示されるように、押圧部68
の基端部には支持軸70が連結されている。さらに、支
持軸70は供給方向及びその反対方向の付勢力を有する
図示しない付勢手段を介して移動機構部72に接続され
ている。
【0025】移動機構部72は上述した図示しない付勢
手段及び支持軸70を介して押圧部68をスリット孔2
0Aに沿って移動させる構成となっており、給版ガイド
20上の印刷版12の供給方向とは反対側の端部に押圧
部68が干渉した状態で、押圧部68を供給方向側へ移
動させることにより印刷版12を給版ガイド20の供給
方向側へ押圧する。
【0026】さらに、上述したように、支持軸70は図
示しない付勢手段を介して移動機構部72へ連結されて
いる。このため、支持軸70を供給方向側へ移動させる
ための移動機構部72の出力と、実際の印刷版12の供
給速度との間に差異が生じた場合には、上述した図示し
ない付勢手段が自らの付勢力に抗することでその差異を
吸収して相殺する構成となっている。
【0027】一方、図2及び図3に示されるように、給
版ガイド20の回転ドラム16側端部近傍には、シャッ
タユニット120が設けられている。このシャッタユニ
ット120は、遮光手段及び支持手段としてのシャッタ
板122を備えている。シャッタ板122は、給版ガイ
ド20の幅方向に沿って長手方向とされた細幅の板状に
形成されており、その長手寸法は給版ガイド20の幅寸
法以上で、しかも、その長手方向両端部は、給版ガイド
20の幅方向両端部に対応している。
【0028】また、図2に示されるように、シャッタユ
ニット120は、矯正手段としての少なくとも2本の位
置決めピン74を備えている。図5に示されるように、
位置決めピン74の一端には、この一端から位置決めピ
ン74の他端への向きに対し、給版ガイド20の幅方向
を軸方向としてこの軸周りに所定角度傾斜した取付部7
4Aが形成されており、取付部74Aに上述したシャッ
タ板122の裏面が固定されている。
【0029】一方、位置決めピン74の他端部近傍には
支持バー76が設けられている。支持バー76は、給版
ガイド20の幅方向に沿って長手方向とされ、給版ガイ
ド20の回転ドラム16側端部の辺に沿って配設されて
おり、全ての位置決めピン74の他端部が支持バー76
の表面側に固定されている。
【0030】また、支持バー76の裏面には、ブラケッ
ト78が形成されている。ブラケット78はモータ80
の駆動力で回転する回転軸82に取り付けられている。
したがって、回転軸82が接近方向(図5の矢印Eとは
反対方向)へ回動することで、図5に示されるように、
位置決めピン74及びシャッタ板122が給版ガイド2
0の表面よりも上方、すなわち、印刷版12の搬送経路
である給版ガイド20上における印刷版12の搬送軌跡
上の規制位置へ回動する。また、回転軸82が接近方向
とは反対の離間方向(図5の矢印E方向)回動すること
で、図6に示されるように位置決めピン74が給版ガイ
ド20の表面よりも下方、すなわち、上記の給版ガイド
20上における印刷版12の搬送軌跡から離脱した退避
位置へ回動する。
【0031】ここで、図6に示されるように、位置決め
ピン74が退避位置に回動した状態では、シャッタ板1
22の表面が回転ドラム16側に対して下方へ傾斜した
方向へ向くと共に、シャッタ板122の幅方向一端部は
給版ガイド20の表面の延長上に位置する。
【0032】この状態では、回転ドラム16の外周部と
給版ガイド20の回転ドラム16との間の、回転ドラム
16の半径方向側方で且つ給版ガイド20の下方に設け
られた露光手段としての記録ヘッド部37から、直接或
いは回転ドラム16の外周面等の他の部位で反射して給
版ガイド20と排版ガイド22との間及び排版ガイド2
2の上方へ向かおうとする光(光ビーム)を遮断する。
【0033】一方、図2に示されるように、給版ガイド
20の供給直交方向中央部よりも一方の側(略左側)に
は供給直交方向に沿って長手方向とされたスリット孔2
0Bが形成されている。スリット孔20Bは給版ガイド
20の厚さ方向に貫通しており、図2に示されるよう
に、押圧部86がスリット孔20Bに沿って(すなわ
ち、供給方向に沿って)スライド自在に貫通配置されて
いる。押圧部86は給版ガイド20の厚さ方向を軸方向
とした略円柱形状に形成されており、その先端側は給版
ガイド20の表面上に突出している。
【0034】また、図7に示されるように、押圧部86
の基端部には支持軸88が連結されている。さらに、支
持軸88は供給直交方向一方(図2の略左方)及びその
反対方向の付勢力を有する図示しない付勢手段を介して
移動機構部90に接続されている。
【0035】移動機構部90は上述した図示しない付勢
手段及び支持軸88を介して押圧部86をスリット孔2
0Bに沿って移動させる構成となっており、給版ガイド
20上の印刷版12の供給直交方向一方の側の端部に押
圧部86が干渉した状態で押圧部86を供給方向直交方
向他方(図2の略右側)へ移動させることにより、印刷
版12を給版ガイド20の供給直交方向他方の側へ押圧
する。
【0036】さらに、上述したように、支持軸88は図
示しない付勢手段を介して移動機構部90へ連結されて
いるため、支持軸88を供給直交方向一方の側へ移動さ
せるための移動機構部90の出力と、実際の印刷版12
の供給速度に差異が生じた場合に、上述した図示しない
付勢手段が自らの付勢力に抗することでその差異を吸収
して相殺する構成となっている。
【0037】これに対して、図2に示されるように、給
版ガイド20の供給直交方向中央部よりも他方の側(略
右側)には、供給直交方向に長手方向とされた一対のス
リット孔20Cが供給方向に並んで形成されている。
【0038】これらのスリット孔20Cは給版ガイド2
0の厚さ方向に貫通しており、図2に示されるように、
各々に位置決めピン94がスリット孔20Cに沿って
(すなわち、供給方向に沿って)スライド自在に貫通配
置されている。これらの位置決めピン94は給版ガイド
20の厚さ方向を軸方向とした略円柱形状に形成されて
おり、その先端側は給版ガイド20の表面上に突出して
いる。
【0039】また、図8に示されるように、位置決めピ
ン94の基端部には支持軸96が連結されている。さら
に、支持軸96は給版ガイド20の下方に設けられた支
持フレーム92にスリット孔20Cに沿ってスライド可
能で且つスリット孔20Cに沿った任意の位置で固定可
能に取り付けられている。
【0040】移動機構部72は上述した図示しない付勢
手段及び支持軸96を介して位置決めピン94をスリッ
ト孔20Cに沿って移動させる構成となっており、各位
置決めピン94が給版ガイド20上の印刷版12の供給
直交方向他方の側の端部へ干渉することにより上述した
位置決めピン74と同様に姿勢を矯正できるようになっ
ている。
【0041】また、支持軸96及び位置決めピン94は
印刷版12のサイズに応じて予めスリット孔20Cに沿
ってスライドされ、適宜位置で固定される。これによ
り、印刷版12のサイズが異なっていても適宜に対応可
能となる。
【0042】一方、回転ドラム16は、図示しない駆動
手段によって、印刷版12の装着露光方向(図1の矢印
A方向)及び装着露光方向と反対方向となる印刷版12
の取外方向(図1の矢印B方向)へ回転される。
【0043】図1に示されるように、露光部14に設け
られている回転ドラム16には、外周面の所定の位置
に、先端チャック26が取り付けられている。露光部1
4では、回転ドラム16に印刷版12を装着するとき
に、先ず、先端チャック26が、搬送ガイドユニット1
8の給版ガイド20によって送り込まれる印刷版12の
先端に対向する位置(印刷版装着位置)で回転ドラム1
6を停止させる。
【0044】露光部14には、印刷版装着位置で先端チ
ャック26に対向して装着カム28が設けられている。
先端チャック26は、装着カム28が回動して一端側が
押圧されることにより、回転ドラム16の周面との間に
印刷版12の挿入が可能となる。
【0045】露光部14では、印刷版12の先端が先端
チャック26と回転ドラム16の間に挿入された状態
で、装着カム28を戻して先端チャック26への押圧を
解除することにより、印刷版12の先端を先端チャック
26と回転ドラム16の周面との間で挟持して保持す
る。
【0046】このときに、印刷版12は、その先端面が
回転ドラム16の周面の所定の位置に突設されている一
対の位置決めピン100、102が当接し、且つ、印刷
版12の幅方向一端部が回転ドラム16の軸線方向一端
部に突設されている位置決めピン104に当接し、回転
ドラム16に対して本位置決めされる。
【0047】ここで、上記給版ガイド20上の仮位置決
めと、回転ドラム16上の本位置決めについて更に詳細
に説明すると、仮位置決めは、印刷版12が給版ガイド
20に載置された状態で押圧部68が印刷版12の後端
部を押圧し(2点で押圧)、突出位置に位置決めされて
いる位置決めピン74に印刷版12を突き当てること
で、印刷版12の傾きがほぼ矯正され、且つ、ほぼ所定
の仮位置決め位置に送り込まれる。さらにこの状態で、
突出位置に位置決めされた位置決めピン74を退避位置
に退避させ、押圧部68によって位置決めピン94に当
接するまで印刷版12を幅方向に移動させる。
【0048】この状態で、再度押圧部68が印刷版12
を回転ドラム16方向へ移動させることで、回転ドラム
16に設けた一対の位置決めピン100、102に当接
することになる。このとき、一対の位置決めピン10
0、102が印刷版12に当接するため、印刷版12の
先端の位置と傾きは精度よく位置決めされることにな
る。
【0049】その後、位置決めピン94によってほぼ位
置が定まっている印刷版12の幅方向において、押圧部
68で再度押圧することで幅方向調整用の位置決めピン
104に印刷版12を当接させ、回転ドラム16と印刷
版12との相対位置関係を一義的なものとすることが可
能となる。
【0050】一方、露光部14では、回転ドラム16に
印刷版12の先端が固定されると、回転ドラム16を装
着露光方向へ回転する。これにより、搬送ガイドユニッ
ト18の給版ガイド20から送り込まれる印刷版12
は、回転ドラム16の周面に巻き付けられる。
【0051】回転ドラム16の周面近傍には、印刷版装
着位置よりも装着露光方向の下流側にスクイズローラ3
0が配置されている。このスクイズローラ30は、回転
ドラム16に向けて移動することにより回転ドラム16
に巻き付けられる印刷版12を回転ドラム16へ向けて
押圧し、印刷版12を回転ドラム16の周面に密着させ
る。
【0052】また、露光部14には、スクイズローラ3
0よりも回転ドラム16の装着露光方向下流側近傍に後
端チャック着脱ユニット32が配置されている。後端チ
ャック着脱ユニット32には、回転ドラム16へ向けて
突出されたシャフト34の先端に後端チャック36が装
着されている。
【0053】露光部14では、回転ドラム16に巻き付
けた印刷版12の後端が、後端チャック着脱ユニット3
2に対向すると、シャフト34を突出させて、後端チャ
ック36を回転ドラム16の所定の位置に装着する。こ
れにより、後端チャック36が、回転ドラム16との間
で印刷版12の後端を挟持して保持する。
【0054】露光部14では、印刷版12の先端及び後
端を回転ドラム16に保持させるとスクイズローラ30
を離間させる。この後、露光部14では、回転ドラム1
6を所定の回転速度で高速回転させながら、回転ドラム
16の回転に同期させて記録ヘッド部37から画像デー
タに基づいて変調した光ビームを照射する。これによ
り、印刷版12が画像データに基づいて走査露光され
る。
【0055】露光部14では、印刷版12への走査露光
が終了すると、印刷版12の後端を保持している後端チ
ャック36が後端チャック着脱ユニット32に対向する
位置で回転ドラム16を一時停止させ、回転ドラム16
から後端チャック36を取り外す。これにより、印刷版
12の後端が開放される。
【0056】その後、回転ドラム16を印刷版12の取
出方向へ回転させることで、印刷版12は後端側から回
転ドラム16の接線方向に沿って、搬送ガイドユニット
18の排版ガイド22へ排出され、その後、次工程の現
像装置へ搬送される。
【0057】<本実施の形態の作用、効果>次に、本実
施の形態の作用並びに効果について説明する。
【0058】本印刷版自動露光装置10で印刷版12に
画像を露光する際には、先ず、印刷版12を給版ガイド
20に載置する。このとき、所謂手差しであってもよい
し、自動枚葉装置等による自動的な送り込みであっても
よい。
【0059】給版ガイド20に載置された印刷版12
は、比較的ラフ(載置位置や給版ガイド20に対する傾
き等)に支持されており、この状態で押圧部68を移動
させることで、印刷版12を所定の仮位置決め位置近傍
まで押圧する。このとき、印刷版12には、少なくとも
2個の押圧部が当接するため押圧移動中に傾きが矯正さ
れる。
【0060】印刷版12の回転ドラム16への搬送にお
いて、給版ガイド20の回転ドラム16側端部に設けた
位置決めピン74を突出位置に位置決めしているため、
印刷版12は、この位置決めピン74に当接して仮位置
決めされる。
【0061】続いて、押圧部86を移動させることで、
印刷版12は予め印刷版12のサイズに基づいて所定位
置に配置された位置決めピン94に当接することで、印
刷版12の幅方向の仮位置決めが実行される。
【0062】この仮位置決め状態で、モータ80が駆動
しモータ80の駆動力で回転軸82が回転し、位置決め
ピン74が給版ガイド20の表面よりも下の退避位置へ
移動させられる(図6参照)。
【0063】さらに、押圧部68によって印刷版12を
回転ドラム16方向へ移動させ、回転ドラム16に設け
られた一対の位置決めピン100、102に当接させ
る。これにより、印刷版12の先端の位置並びに傾きが
矯正される。
【0064】次に、この状態で押圧部86によって印刷
版12を幅方向に移動させ、位置決めピン104に当接
させる。なお、この幅方向は、位置決めピン94によっ
てほぼ位置が決められているため(すなわち、図2に示
す仮位置決め)、印刷版12の仮位置決め位置からの僅
かな移動により生じる誤差分が矯正される。これによ
り、印刷版12は回転ドラム16に対して一義的な位置
となる(図3に示す本位置決め)。
【0065】ここで、上述したように、位置決めピン7
4が退避位置へ移動した状態では、シャッタ板122の
幅方向一端部が給版ガイド20の表面の延長上に位置す
るため、この状態で給版ガイド20上から回転ドラム1
6へ印刷版12が移動する際には、印刷版12がシャッ
タ板122の上方を通過する。
【0066】上記のように、この状態におけるシャッタ
板122の幅方向一端部の位置は、給版ガイド20の表
面の延長上であるため、印刷版12がシャッタ板122
の上方を通過する際にはシャッタ板122の幅方向一端
が印刷版12の裏面へ当接し、シャッタ板122が印刷
版12を下方から支持する。これにより、印刷版12が
回転ドラム16へ向かう際に、印刷版12が下方へ落ち
込む(すなわち、印刷版12の搬送経路から印刷版12
が離脱する)ことを防止でき、確実に回転ドラム16へ
印刷版12を移動させることができる。
【0067】回転ドラム16へ送り込まれて本位置決め
された印刷版12は、先端チャック26及び後端チャッ
ク36によって回転ドラム16の周面に緊密に巻き付け
られ、露光のための準備が完了する。
【0068】画像データを読み込み、記録ヘッド部37
からの光ビームによって露光処理が開始される。露光処
理は、回転ドラム16を高速で回転させながら(主走
査)、記録ヘッド部37を回転ドラム16の軸線方向へ
移動する、所謂走査露光である。
【0069】露光処理が終了すると、搬送ガイドユニッ
ト18を切り換え(すなわち、排版ガイド22を回転ド
ラム16へ対応させ)、次いで、回転ドラム16に巻き
付けた印刷版12を接線方向から排出する。このとき、
印刷版12は、排版ガイド22に送られる。
【0070】印刷版12が排版ガイド22に送られる
と、搬送ガイドユニット18を切り換え、排版ガイド2
2を排出口へ対応させ、印刷版12を排出させる。この
排出方向には、現像部が設けられており、印刷版12は
続けて現像処理される。
【0071】ところで、上述した露光時に回転ドラム1
6の周面や印刷版12の表面等で反射した光ビームの一
部は、給版ガイド20の回転ドラム16側の端部近傍へ
向かうことがある。
【0072】ここで、この露光時には位置決めピン74
が退避位置に位置している。この状態ではシャッタ板1
22の表面が回転ドラム16側に対して下方へ傾斜した
方向へ向いている。このため、給版ガイド20の回転ド
ラム16側の端部近傍へ向かった光ビームの反射光は、
シャッタ板122に遮られて、給版ガイド20の回転ド
ラム16側の端部と、排版ガイド22の回転ドラム16
側の端部との間や、排版ガイド22の回転ドラム16側
の端部の上方へ向かうことができない。これにより、給
版ガイド20の回転ドラム16側の端部と、排版ガイド
22の回転ドラム16側の端部との間や、排版ガイド2
2の回転ドラム16側の端部の上方へから本印刷版自動
露光装置10の外部に光ビームが漏れ出ることを効果的
に防止できる。
【0073】ところで、位置決めピン74とシャッタ板
122とをそれぞれ別に設けて上述したような効果を得
ることは可能である。しかしながら、この場合には、位
置決めピン74とシャッタ板122の各々にモータ80
等の駆動手段が必要となる。これに対して、本印刷版自
動露光装置10では、位置決めピン74とシャッタ板1
22とを一体とすることで、モータ80は1つでよい。
これにより、コストを安価にできると共に、本印刷版自
動露光装置10を小型化できる。
【0074】また、同様にシャッタ板122を遮光のみ
に用い、シャッタ板122とは別に印刷版12を下方か
ら支持する支持部材を設けても上述した効果と同様の効
果を得られるが、位置決めピン74の退避状態における
シャッタ板122を支持手段として活用することで、別
に支持部材を設ける必要がなくなり、コストが安価とな
る。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、遮光手段に設けられた矯正手段によって
感光材料の搬送姿勢をできる。しかも、矯正手段を遮光
手段に設けているため、矯正手段の駆動源を遮光手段の
駆動源と共用でき、コストを安価にできる。
【0076】また、請求項2記載の本発明によれば、遮
光手段に設けられた支持手段によって感光位置へ移動す
る感光材料を下方から支持できる。このため、別途支持
部材を設けなくてもよく、コストを安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る印刷版自動露光装置の概略
図である。
【図2】搬送ガイドユニットにおける排版ガイドと取り
外した場合の斜視図である(印刷版仮位置決め状態)。
【図3】搬送ガイドユニットにおける排版ガイドと取り
外した場合の斜視図である(印刷版本位置決め状態)。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】支持手段を拡大した断面図である。
【図6】支持手段による感光材料の支持が可能な状態を
示す図5に対応した断面図である。
【図7】図2の7−7線断面図である。
【図8】図2の8−8線断面図である。
【符号の説明】
10 印刷版自動露光装置(画像形成装置) 12 印刷版(感光材料) 37 記録ヘッド部(露光手段) 74 位置決めピン(矯正手段) 122 シャッタ板(遮光手段、支持手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の感光位置へ送給された略シート状
    若しくは略板状の感光材料に光ビームを照射して前記感
    光材料の表面に所定の画像を形成する露光手段と、 前記感光位置への前記感光材料の搬送経路における前記
    感光材料の搬送軌跡に対して接離移動可能に設けられ、
    前記搬送軌跡への接近状態及び離間状態の何れか一方の
    状態で感光位置近傍よりも前記搬送経路の上流側へ向か
    う前記光ビームを遮光する遮光手段と、 前記遮光手段に設けられ、前記搬送軌跡への前記遮光手
    段の接近状態で前記搬送軌跡上に位置し、前記感光位置
    へ向かう前記感光材料の先端部に当接して前記感光材料
    の搬送姿勢を矯正する矯正手段と、 を備える画像形成装置。
  2. 【請求項2】 所定の感光位置へ送給された略シート状
    若しくは略板状の感光材料に光ビームを照射して前記感
    光材料の表面に所定の画像を形成する露光手段と、 前記感光位置への前記感光材料の搬送経路の下方側から
    前記感光材料の搬送軌跡に対して接離移動可能に設けら
    れ、前記搬送軌跡への接近状態及び離間状態の何れか一
    方の状態で感光位置近傍よりも前記搬送経路の上流側へ
    向かう前記光ビームを遮光する遮光手段と、 前記遮光手段に設けられ、前記搬送軌跡からの前記遮光
    手段の離間状態で前記搬送軌跡の真下に位置し、前記感
    光位置へ向かう前記感光材料の裏面へ接触可能な支持手
    段と、 を備える画像形成装置。
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