JP2004004416A - シート材固定装置 - Google Patents

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JP2004004416A JP2002202544A JP2002202544A JP2004004416A JP 2004004416 A JP2004004416 A JP 2004004416A JP 2002202544 A JP2002202544 A JP 2002202544A JP 2002202544 A JP2002202544 A JP 2002202544A JP 2004004416 A JP2004004416 A JP 2004004416A
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Yoshihiro Koyanagi
小柳 祥啓
Takashi Fukui
福井 隆史
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Abstract

【課題】固定部材にシート材を確実に固定できるシート材固定装置を得る。
【解決手段】印刷版自動露光装置の露光部18では、昇降部材56を回転ドラム24の周面から離間させて解除ピン28による前端チャック26前側の押圧を解除することで、回転ドラム24の周面と前端チャック26の後端との間に搬送された印刷版12の前端を前端チャック26の後端が回転ドラム24の周面に押し付けて、回転ドラム24の周面に印刷版12の前端が固定される。ここで、回転ドラム24の周面と前端チャック26の後端との間への印刷版12前端の搬送を案内ロール72が案内するため、印刷版12がカールしていたり厚手のものであったりしても、印刷版12の前端を回転ドラム24と前端チャック26との間に確実に搬送でき、回転ドラム24の周面に印刷版12の前端を確実に固定することができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定部材にシート材を固定するシート材固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷版露光装置としては、シート状の印刷版(例えば所謂フォトポリプレートやサーマルプレート)における画像形成層(感光層や感熱層等)に、直接レーザビーム等で画像を記録(露光)するものが開発されてきている。
【0003】
この印刷版露光装置は、例えば円柱状の回転ドラムを備えている。回転ドラムの周面には板状の前端チャックが回転自在に支持されており、前端チャックの一側には回転ドラムの周面から離間する方向へ弾性力が付与されている。回転ドラムの近傍には解除レバーが設けられており、解除レバーは前端チャックの一側を回転ドラムの周面へ向けて押圧している。これにより、前端チャックの他側が回転ドラムの周面から離間しており、前端チャックの他側と回転ドラムの周面との間には印刷版の前端が搬送される。
【0004】
前端チャックの他側と回転ドラムの周面との間に印刷版の前端が搬送されると、解除レバーによる前端チャック一側の押圧が解除されることで、前記弾性力によって前端チャックの他側が印刷版の前端を回転ドラムの周面に押し付けて、回転ドラムの周面に印刷版の前端が固定される。さらに、回転ドラムが回転されることで回転ドラムの周面に印刷版が巻き付けられると共に、回転ドラムの周面に後端チャックを取り付けることで後端チャックによって回転ドラムの周面に印刷版の後端が固定される。
【0005】
回転ドラムの近傍には記録ヘッドが設置されており、回転ドラムの周面に巻き付けられた印刷版に、回転ドラムが高速回転されつつ、記録ヘッドから光ビームが照射されることで、印刷版が露光処理される構成である。
【0006】
しかしながら、このような印刷版露光装置では、回転ドラムが回転される際に前端チャックが回転ドラムの周辺機構に衝突することを防止する必要があることや、前端チャックが回転ドラムの周面に回転自在に支持される構成であること等から、解除レバーが前端チャックの一側を押圧する際における前端チャック他側の回転ドラム周面からの離間距離(開口角)をあまり大きくすることができない。
【0007】
このため、特に印刷版がカールしていたりすると、印刷版が回転ドラム側へ搬送される際に印刷版の前端が前端チャックに当接し、これにより、前端チャックの他側と回転ドラムの周面との間に印刷版の前端を搬送できず、回転ドラムの周面に印刷版の前端を固定できない可能性がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、固定部材にシート材を確実に固定できるシート材固定装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のシート材固定装置は、シート材搬送方向側に設けられ、前記シート材の固定対象たる固定部材と、前記固定部材に設けられ、前記固定部材との間に搬送された前記シート材を前記固定部材に押し付けることで前記固定部材に前記シート材を固定する押付部材と、前記押付部材の反前記シート材搬送方向側に配置され、前記固定部材と前記押付部材との間への前記シート材の搬送を案内する案内部材と、を備えている。
【0010】
請求項1に記載のシート材固定装置では、固定部材と押付部材との間に搬送されたシート材を押付部材が固定部材に押し付けることで、固定部材にシート材が固定される。
【0011】
ここで、押付部材の反シート材搬送方向側に配置された案内部材が、固定部材と押付部材との間へのシート材の搬送を案内する。このため、シート材がカールしていたりしても、シート材が固定部材側へ搬送される際にシート材を固定部材と押付部材との間に確実に搬送でき、これにより、固定部材にシート材を確実に固定することができる。
【0012】
請求項2に記載のシート材固定装置は、請求項1に記載のシート材固定装置において、前記案内部材は、前記押付部材の反前記シート材搬送方向側と前記押付部材の反前記固定部材側との間を移動可能とされた、ことを特徴としている。
【0013】
請求項2に記載のシート材固定装置では、案内部材が、押付部材の反シート材搬送方向側と押付部材の反固定部材側との間を移動可能とされているため、案内部材が押付部材の反固定部材側に配置された際には、案内部材が押付部材のシート材搬送方向側及び反シート材搬送方向側へ突出することがなく、省スペースを図ることができる。
【0014】
請求項3に記載のシート材固定装置は、請求項2に記載のシート材固定装置において、前記案内部材は、円柱状とされると共に回転自在とされ、前記押付部材上を回転することで前記押付部材の反前記シート材搬送方向側と前記押付部材の反前記固定部材側との間を移動される、ことを特徴としている。
【0015】
請求項3に記載のシート材固定装置では、案内部材が円柱状とされると共に回転自在とされており、案内部材が、押付部材上を回転することで押付部材の反シート材搬送方向側と押付部材の反固定部材側との間を移動される。このため、案内部材が押付部材の反シート材搬送方向側と押付部材の反固定部材側との間を容易に移動することができる。
【0016】
請求項4に記載のシート材固定装置は、請求項2または請求項3に記載のシート材固定装置において、前記押付部材の反前記シート材搬送方向側部位に設けられ、反前記シート材搬送方向へ向かい前記固定部材側へ傾斜する傾斜面を備えた、ことを特徴としている。
【0017】
請求項4に記載のシート材固定装置では、押付部材の反シート材搬送方向側部位に設けられた傾斜面が、反シート材搬送方向へ向かい固定部材側へ傾斜されているため、案内部材が傾斜面上を移動することで、案内部材が押付部材の反シート材搬送方向側と押付部材の反固定部材側との間を一層容易に移動することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図5には、本発明のシート材固定装置が適用されて構成された実施の形態に係る印刷版自動露光装置10が側面図にて示されている。
【0019】
本実施の形態に係る印刷版自動露光装置10は、シート材としてのフォトポリプレートやサーマルプレート等の印刷版12における支持体上の画像形成層(感光層や感熱層等)に画像を露光(記録)するものである。印刷版自動露光装置10は、搬送ガイドユニット14とパンチ部16と露光部18とに分かれており、搬送ガイドユニット14の前方にパンチ部16及び露光部18が配置されると共に、パンチ部16の下方に露光部18が配置されている。
【0020】
搬送ガイドユニット14は、略四角形平板状の給版ガイド20と、略四角形平板状の排版ガイド22と、を有しており、給版ガイド20と排版ガイド22とは互いの相対位置関係が横V字型とされている。搬送ガイドユニット14は、図5の中央付近を中心として所定角度回動する構造となっており、この回動によって、給版ガイド20や排版ガイド22を選択的にパンチ部16や露光部18に対応させることができる。また、給版ガイド20上には、印刷版12が供給される。
【0021】
ここで、搬送ガイドユニット14が回動されて給版ガイド20がパンチ部16に対応(対向)されることで、給版ガイド20上の印刷版12の前端部がパンチ部16内に搬送されて、パンチ部16によって印刷版12の前端部に例えば円孔と長孔等の所定数のパンチ孔(図示省略)が穿孔される。パンチ部16での処理が終了すると、印刷版12が給版ガイド20上へ戻される。
【0022】
露光部18は、固定部材としての回転ドラム24を備えている。回転ドラム24は円柱状とされると共に中心軸40を有しており、中心軸40が互いに対向する一対の支持板42(図4参照)に支持されることで、図5の矢印A及び矢印Bの方向へ回転可能とされている。ここで、上述の如くパンチ部16から給版ガイド20上へ印刷版12が戻されると、搬送ガイドユニット14が回動されて給版ガイド20が露光部18に対応される(回転ドラム24の接線方向に対向される)ことで、回転ドラム24の周面上に印刷版12の前端が搬送されて、印刷版12が位置決めされる。
【0023】
回転ドラム24の周面には、印刷版12の前端が搬送される位置において、押付部材としての断面く字形板状の先端チャック26が所定数(本実施の形態では11個)設けられており、所定数の前端チャック26は左右方向に沿って配置されている(図4参照)。
【0024】
図3に示す如く、前端チャック26の左右方向両側には支持部材44が配置されており、各支持部材44は回転ドラム24の周面に固定されている。前端チャック26の後側部位には支持軸46が固定されており、支持軸46が各支持部材44に支持されることで、前端チャック26が回転ドラム24に各支持部材44を介して回転自在に支持されている。また、前端チャック26の前側には、回転ドラム24の周面から離間される方向へ弾性力が付与されている。
【0025】
前端チャック26後側部位の反回転ドラム24側の面は傾斜面48とされており、傾斜面48は、平面状とされると共に後方(反印刷版12搬送方向)へ向かい回転ドラム24側へ傾斜している。前端チャック26前側部位の反回転ドラム24側の面には押圧凹部50が形成されており、押圧凹部50は円柱状とされている。
【0026】
図4に示す如く、回転ドラム24の上方には、円軸状のカム軸52が設けられており、カム軸52は一対の支持板42間に回転可能に支持されている。カム軸52の両端近傍には昇降カム54が固定されており、各昇降カム54は、円盤状とされて、中心の真上にカム軸52の中心が配置されている。
【0027】
カム軸52の下方には、昇降部材56が配置されている。昇降部材56の左右方向両端上部には断面U字板状の駆動フレーム58が固定されており、各駆動フレーム58の内部には円盤状の駆動盤60が回転自在に支持されている。各駆動フレーム58と各支持板42との間には引張コイルスプリング62が架け渡されており、各引張コイルスプリング62の付勢力によって各駆動フレーム58が上方へ付勢されることで、各駆動盤60の上端が各昇降カム54の下端に当接している。
【0028】
昇降部材56の左右方向両端には案内板64が固定される一方、各支持板42には案内溝66が設けられており、各案内板64は各案内溝66に部分的に嵌入されている。ここで、カム軸52が回転されて、各昇降カム54が中心の真下にカム軸52の中心が配置される回転位置に回転される際には、各引張コイルスプリング62の付勢力によって各駆動盤60の上端が各昇降カム54の下端に当接しつつ各駆動フレーム58が上昇されることで、各案内板64が各案内溝66に案内されつつ昇降部材56が回転ドラム24の周面から離間される。また、この状態からカム軸52が回転されて、各昇降カム54が中心の真上にカム軸52の中心が配置される回転位置に回転される(戻される)際には、各昇降カム54に各駆動盤60が押圧されて、各引張コイルスプリング62の付勢力に抗して各駆動フレーム58が下降されることで、各案内板64が各案内溝66に案内されつつ昇降部材56が回転ドラム24の周面に接近される。
【0029】
図1にも示す如く、昇降部材56の下部には、円柱棒状の解除ピン28が所定数(本実施の形態では11個)固定されている。各解除ピン28の下端は、各前端チャック26の押圧凹部50に挿入されて、各前端チャック26の前側を押圧しており、このため、各前端チャック26の後端が上記弾性力に抗して回転ドラム24の周面から離間している。これにより、上述の如く給版ガイド20から回転ドラム24の周面上に搬送される印刷版12の前端が各前端チャック26の後端と回転ドラム24の周面との間に搬送され、この状態で上記印刷版12の位置決めが行われる。なお、本実施の形態では、前端チャック26の後端と回転ドラム24の周面との回転ドラム24径方向に沿った離間距離Mが、1.5mmとされている。
【0030】
昇降部材56の下部には、略L字形板状の回転板68の上部が所定数対(本実施の形態では3対)回転可能に支持されており、各対の回転板68と昇降部材56との間には捩りコイルスプリング70が架け渡されている。各対の回転板68の下端間には、案内部材としての案内ロール72が回転自在に支持されており、各案内ロール72は円柱状とされている。案内ロール72は、捩りコイルスプリング70の付勢力により前端チャック26の傾斜面48下端に当接されて、前端チャック26の後側(反印刷版12搬送方向側)に配置されており、上述の如く給版ガイド20から回転ドラム24の周面上に搬送される印刷版12の前端が、案内ロール72によって各前端チャック26の後端と回転ドラム24の周面との間に案内される。なお、本実施の形態では、案内ロール72(前端チャック26の後端下縁を通る直線Lが案内ロール72に接する点)と回転ドラム24の周面との回転ドラム24径方向に沿った離間距離Nが、3mm以上とされている。
【0031】
ここで、上記印刷版12の位置決めが終了した後には、カム軸52が回転されて、図2に示す如く昇降部材56が回転ドラム24の周面から離間されることで、各解除ピン28が各前端チャック26の押圧凹部50から離間して、各解除ピン28による各前端チャック26前側の押圧が解除される。これにより、所定数の前端チャック26後端が上記弾性力により印刷版12前端の略全体を回転ドラム24の周面に押し付けることで、回転ドラム24の周面に印刷版12の前端が固定される。
【0032】
また、昇降部材56が回転ドラム24の周面から離間される際には、各案内ロール72が、回転ドラム24の周面から離間されつつ、各捩りコイルスプリング70の付勢力により各前端チャック26の傾斜面48上を回転しつつ前方へ移動されることで、各対の回転板68下側部位が昇降部材56の移動方向に平行となる位置まで回転されて、各案内ロール72が各前端チャック26の反回転ドラム24側に配置される。
【0033】
さらに、上述の如く回転ドラム24の周面に印刷版12の前端が固定されると、回転ドラム24が図5の矢印Aの方向へ回転されて、印刷版12が回転ドラム24の周面に巻き付けられる。
【0034】
図5に示す如く、回転ドラム24の周面近傍には、各解除ピン28よりも図5の矢印Aの方向側において、円柱状のスクイズローラ30が配設されている。スクイズローラ30は、回転ドラム24側へ移動されることで、回転ドラム24に巻き付けられる印刷版12を回転ドラム24へ向けて押圧しつつ回転され、印刷版12を回転ドラム24の周面に密着させる。
【0035】
回転ドラム24の周面近傍には、後端チャック着脱ユニット32が配設されている。後端チャック着脱ユニット32は昇降フレーム34を有しており、昇降フレーム34は回転ドラム24へ向けて移動可能とされている。昇降フレーム34には、板状の後端チャック36が所定数(本実施の形態では4個)装着されており、所定数の後端チャック36は左右方向に沿って配置されている。
【0036】
ここで、回転ドラム24に巻き付けた印刷版12の後端が後端チャック着脱ユニット32に対向すると、昇降フレーム34が下降されて各後端チャック36が回転ドラム24側へ移動されることで、各後端チャック36が回転ドラム24の周面に装着される。これにより、所定数の後端チャック36前端が印刷版12後端の略全体を回転ドラム24の周面に押し付けることで、回転ドラム24の周面に印刷版12の後端が固定される。また、各後端チャック36が回転ドラム24の周面に装着されると同時に昇降フレーム34から各後端チャック36が離脱され、その後、昇降フレーム34が原点位置へ上昇される。
【0037】
このように、各前端チャック26及び各後端チャック36によって印刷版12の前端及び後端が回転ドラム24の周面に固定されると、スクイズローラ30が回転ドラム24から離間された後に、回転ドラム24が所定の回転速度で高速回転される。
【0038】
回転ドラム24周面の後方近傍には、記録ヘッド38が配設されており、記録ヘッド38は、高速回転される回転ドラム24に向け、この回転ドラム24の回転に同期させて、読み込まれた画像データに基づいて変調した光ビームを照射し、これにより、印刷版12が画像データに基づいて露光される。この露光処理は、回転ドラム24を高速で回転させながら(主走査)、記録ヘッド38を回転ドラム24の軸方向へ移動させる(副走査)、所謂走査露光である。
【0039】
印刷版12への露光処理が終了すると、各後端チャック36が昇降フレーム34に対向する位置で回転ドラム24が一時停止されて、昇降フレーム34が回転ドラム24側へ下降されることで、各後端チャック36の回転ドラム24周面への装着が解除されて各後端チャック36の前端による印刷版12後端の固定が解除される。また、これと同時に昇降フレーム34に各後端チャック36が装着され、その後、昇降フレーム34が原点位置へ上昇される。さらに、搬送ガイドユニット14が回動されて排版ガイド22が露光部18に対応された(回転ドラム24の接線方向に対向された)後、回転ドラム24が図5の矢印Bの方向へ回転されることで、印刷版12が後端側から排版ガイド22上へ排出される。
【0040】
この際、各解除ピン28が各前端チャック26に対向する位置で回転ドラム24が一時停止され、カム軸52が回転されて、図1に示す如く昇降部材56が回転ドラム24の周面に接近されることで、各解除ピン28の下端が各前端チャック26の押圧凹部50に挿入される。このため、各解除ピン28に各前端チャック26の前側が押圧されて各前端チャック26の後端が回転ドラム24の周面から離間されることで、各前端チャック26の後端による印刷版12前端の固定が解除される。
【0041】
また、昇降部材56が回転ドラム24の周面に接近される際には、各案内ロール72が、回転ドラム24の周面に接近されつつ、各捩りコイルスプリング70の付勢力に抗して各前端チャック26の傾斜面48上を回転しつつ後方へ移動されることで、各案内ロール72が各前端チャック26の後側(各傾斜面48の下端)に配置される。
【0042】
印刷版12が排版ガイド22へ排出されると、搬送ガイドユニット14が回動されて、排版ガイド22から印刷版12が排出され、これにより、印刷版12が印刷版自動露光装置10に隣接する次工程の現像装置または印刷装置(図示省略)へ搬送される構成である。
【0043】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0044】
以上の構成の印刷版自動露光装置10では、印刷版12が給版ガイド20に載置されると、搬送ガイドユニット14が回動されて給版ガイド20がパンチ部16に対応されることで、印刷版12の前端部がパンチ部16内に搬送される。パンチ部16内に搬送された印刷版12は、前端部にパンチ部16により所定数のパンチ孔が穿孔された後、給版ガイド20上に戻される。
【0045】
さらに、搬送ガイドユニット14が回動されて給版ガイド20が露光部18に対応されることで、印刷版12が露光部18へ搬送されて、位置決めされる。位置決めされた印刷版12は、前端と後端とがそれぞれ前端チャック26と後端チャック36とによって回転ドラム24の周面に固定されると共にスクイズローラ30によって回転ドラム24の周面に密着されつつ、回転ドラム24の周面に巻き付けられる。回転ドラム24の周面に印刷版12が巻き付けられると、回転ドラム24が高速回転された状態で、記録ヘッド38から光ビームが印刷版12へ照射されることで、露光処理が行われる。
【0046】
露光処理が終了すると、搬送ガイドユニット14が回動されて排版ガイド22が回転ドラム24に対応されると共に、前端チャック26及び後端チャック36による印刷版12の回転ドラム24周面への固定が解除されつつ、印刷版12が回転ドラム24から排版ガイド22へ排出される。その後、搬送ガイドユニット14が回動されて排版ガイド22から印刷版12が排出される。
【0047】
ところで、露光部18では、昇降部材56が回転ドラム24の周面から離間されることで、解除ピン28が前端チャック26の押圧凹部50から離間して、解除ピン28による前端チャック26前側の押圧が解除される。これにより、回転ドラム24の周面と前端チャック26の後端との間に搬送された印刷版12の前端を前端チャック26の後端が弾性力により回転ドラム24の周面に押し付けることで、回転ドラム24の周面に印刷版12の前端が固定される。
【0048】
ここで、前端チャック26の後側に配置された案内ロール72が、回転ドラム24の周面と前端チャック26の後端との間への印刷版12前端の搬送を案内する。このため、印刷版12がカールしていたり厚手のものであったりしても、印刷版12が回転ドラム24側へ搬送される際に印刷版12の前端を回転ドラム24と前端チャック26との間に確実に搬送でき、これにより、回転ドラム24の周面に印刷版12の前端を確実に(安定して)固定することができる。
【0049】
また、昇降部材56が回転ドラム24の周面から離間される際には、案内ロール72が回転ドラム24の周面から離間されつつ、捩りコイルスプリング70の付勢力により回転板68の下側部位が昇降部材56の移動方向に平行となる位置まで回転されて、案内ロール72が前端チャック26の反回転ドラム24側に配置される。このため、他の機構(スクイズローラ30、スクイズローラ30を移動させるユニット(図示省略)及び後端チャック着脱ユニット32等)が密集する前端チャック26の前後方向へ回転板68及び案内ロール72が突出することがなく、省スペースを図ることができる。
【0050】
さらに、案内ロール72が円柱状とされると共に回転自在とされており、案内ロール72が、前端チャック26上を回転することで前端チャック26の後側と前端チャック26の反回転ドラム24側との間を移動される。このため、案内ロール72が前端チャック26の後側と前端チャック26の反回転ドラム24側との間を容易に移動することができる。
【0051】
また、前端チャック26の後側部位に設けられた傾斜面48が、後方へ向かい回転ドラム24側へ傾斜されているため、案内ロール72が傾斜面48上を移動することで、案内ロール72が前端チャック26の後側と前端チャック26の反回転ドラム24側との間を一層容易に移動することができる。
【0052】
さらにまた、解除ピン28を駆動させる昇降部材56の回転ドラム24周面に対する離間及び接近によって、案内ロール72が前端チャック26の後側と前端チャック26の反回転ドラム24側との間を移動される。このため、案内ロール72の駆動源が別途必要なく、コストを低減することができる。
【0053】
なお、本実施の形態では、印刷版12(シート材)の前端と後端とをそれぞれ前端チャック26と後端チャック36とによって回転ドラム24(固定部材)の周面に固定する構成としたが、これに併用して、印刷版12を回転ドラム24側へ吸引して回転ドラム24の周面に固定する構成としてもよい。
【0054】
【発明の効果】
請求項1に記載のシート材固定装置では、案内部材が固定部材と押付部材との間へのシート材の搬送を案内するため、シート材を固定部材と押付部材との間に確実に搬送でき、固定部材にシート材を確実に固定することができる。
【0055】
請求項2に記載のシート材固定装置では、案内部材が押付部材の反固定部材側に配置されることで、案内部材が押付部材のシート材搬送方向側及び反シート材搬送方向側へ突出することがなく、省スペースを図ることができる。
【0056】
請求項3に記載のシート材固定装置では、案内部材が押付部材上を回転することで移動されるため、案内部材が押付部材の反シート材搬送方向側と押付部材の反固定部材側との間を容易に移動することができる。
【0057】
請求項4に記載のシート材固定装置では、案内部材が押付部材の傾斜面上を移動することで、案内部材が押付部材の反シート材搬送方向側と押付部材の反固定部材側との間を一層容易に移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置において前端チャックの後端が回転ドラムの周面から離間した状態を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置において前端チャックの後端が回転ドラムの周面に印刷版の前端を固定した状態を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置の前端チャックを示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置における露光部の主要部を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置を示す概略的な側面図である。
【符号の説明】
10  印刷版自動露光装置
12  印刷版(シート材)
24  回転ドラム(固定部材)
26  前端チャック(押付部材)
48  傾斜面
72  案内ローラ(案内部材)

Claims (4)

  1. シート材搬送方向側に設けられ、前記シート材の固定対象たる固定部材と、
    前記固定部材に設けられ、前記固定部材との間に搬送された前記シート材を前記固定部材に押し付けることで前記固定部材に前記シート材を固定する押付部材と、
    前記押付部材の反前記シート材搬送方向側に配置され、前記固定部材と前記押付部材との間への前記シート材の搬送を案内する案内部材と、
    を備えたシート材固定装置。
  2. 前記案内部材は、前記押付部材の反前記シート材搬送方向側と前記押付部材の反前記固定部材側との間を移動可能とされた、ことを特徴とする請求項1記載のシート材固定装置。
  3. 前記案内部材は、円柱状とされると共に回転自在とされ、前記押付部材上を回転することで前記押付部材の反前記シート材搬送方向側と前記押付部材の反前記固定部材側との間を移動される、ことを特徴とする請求項2記載のシート材固定装置。
  4. 前記押付部材の反前記シート材搬送方向側部位に設けられ、反前記シート材搬送方向へ向かい前記固定部材側へ傾斜する傾斜面を備えた、ことを特徴とする請求項2または請求項3記載のシート材固定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011508899A (ja) * 2007-12-14 2011-03-17 イーストマン コダック カンパニー Xlfドラム先端辺クランプ

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