JP2004101559A - カセッテ - Google Patents
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Abstract
【課題】カセッテに対する処理状態を極めて容易且つ確実に確認することができ、適切なカセッテを画像走査装置から抜き取ることのできるカセッテを提供する。
【解決手段】放射線画像読取装置10にカセッテ18が装填されると、カセッテ18の本体部に配設された情報入力端子および電源端子が送信部33の情報出力端子35、39および電源端子37と接続され、カセッテ18の処理状態に係る情報がカセッテ18に送信され、その情報に従って表示部LED1またはLED2が点灯する。作業者は、表示部LED1またはLED2の点灯状態から、カセッテ18を放射線画像読取装置10から抜き取り可能か否かを容易に判断することができる。
【選択図】図3
【解決手段】放射線画像読取装置10にカセッテ18が装填されると、カセッテ18の本体部に配設された情報入力端子および電源端子が送信部33の情報出力端子35、39および電源端子37と接続され、カセッテ18の処理状態に係る情報がカセッテ18に送信され、その情報に従って表示部LED1またはLED2が点灯する。作業者は、表示部LED1またはLED2の点灯状態から、カセッテ18を放射線画像読取装置10から抜き取り可能か否かを容易に判断することができる。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート体を収納し、前記シート体に画像を記録しあるいは記録された画像を読み取る画像走査装置に装填されるカセッテに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、蓄積性蛍光体を利用して人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の感光材料上に再生し、あるいは、CRT(Cothode Ray Tube)等に可視画像として出力するシステムが知られている。
【0003】
ここで、蓄積性蛍光体は、例えば、放射線を照射すると、この放射線エネルギの一部を蓄積し、その後、可視光やレーザ光等の励起光を照射すると、蓄積された放射線エネルギに応じた輝尽発光光を出力する蛍光体である。なお、蓄積性蛍光体に蓄積された放射線エネルギは、消去光の照射によって消去することができる。
【0004】
図8は、このような蓄積性蛍光体からなる層を形成した蓄積性蛍光体シート1より放射線画像情報を読み取る画像読取装置2の概略構成を示す(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
画像読取装置1は、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート1を収納する複数のカセッテ3が装填可能に構成される。選択されたカセッテ3から取り出された蓄積性蛍光体シート1は、搬送機構4によって搬送され、画像読取部5において副走査搬送されるとともに、画像読取部5によって主走査されることで放射線画像情報が読み取られる。放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体シート1は、消去部6に搬送されて残存する放射線エネルギが除去された後、搬送機構4によって所定のカセッテ3に収納される。
【0006】
ところで、このように構成される画像読取装置2において、蓄積性蛍光体シート1が取り出されたカセッテ3は、当該蓄積性蛍光体シート1に対する処理が完了して再び収納されるまでの間、蓋部材を開蓋した状態で待機することになる。従って、処理が未完了の状態でカセッテ3を画像読取装置2から抜き取ろうとすると、カセッテ3が損傷するおそれがあるだけでなく、処理の完了した蓄積性蛍光体シート1をカセッテ3に収納することができなくなる不具合が生じる。
【0007】
そこで、画像読取装置2では、通常、蓄積性蛍光体シート1に対する処理状態を表示パネル等に表示しており、作業者は、その表示内容に従ってカセッテ3の抜き差しを行うようにしている。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−288048号公報(図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図8に示すように、複数のカセッテ3が装填される画像読取装置2において、処理が完了したカセッテ3と完了していないカセッテ3とがある場合、たとえ、蓄積性蛍光体シート1に対する処理状態を表示パネル等に表示したとしても、誤って処理の完了していないカセッテ3を抜き取ってしまうおそれがある。また、表示パネル等とカセッテ3と作業者との位置関係によっては、例えば、画像読取装置2から突出するカセッテ3やその他の構成部材が邪魔になり、表示パネル等の表示内容を容易に確認できない事態が生じる場合もある。
【0010】
本発明は、前記の不具合を解消するためになされたものであって、カセッテに対する処理状態を極めて容易且つ確実に確認することができ、適切なカセッテを画像走査装置から抜き取ることのできるカセッテを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シート体を収納し、前記シート体に画像を記録しあるいは記録された画像を読み取る画像走査装置に装填されるカセッテにおいて、
装填状態において前記画像走査装置の外部に露出する部位に配設され、前記画像走査装置による前記カセッテの処理状態を表示する表示部と、
装填状態において前記画像走査装置の内部に配設され、前記処理状態に係る情報を受信する受信部と、
を備え、前記受信部によって受信した情報に従って前記処理状態を前記表示部に表示することを特徴とする。
【0012】
この場合、作業者は、カセッテの表示部に表示された処理状態の情報を確認してカセッテを画像走査装置から抜き取ることができる。
【0013】
なお、表示部にカセッテの蓋部材の開閉状態を表示することにより、その結果からカセッテの抜き取りが可能か否かを判断することができる。
【0014】
また、画像走査装置に装填されたカセッテの蓋部材が開蓋された際、蓋部材に配設された情報入力端子が画像走査装置内の情報出力端子に接続されることで、カセッテの処理状態の情報を取得して表示することにより、画像走査装置におけるシート体やカセッテに対する処理シーケンスを考慮することなく、容易に処理状態の情報を得て表示することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本実施形態のカセッテが適用される放射線画像読取装置10(画像走査装置)の外観図である。放射線画像読取装置10は、ケーシング12の上部にカセッテ装填部14を備え、このカセッテ装填部14に対して、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート16を収納したカセッテ18が装填される。なお、ケーシング12の底部には、搬入、搬出を容易とするためのキャスタ20が配設され、また、上面部には、放射線画像読取装置10を操作するための操作表示パネル22が配設される。
【0016】
図2は、カセッテ18の構成図である。カセッテ18は、蓄積性蛍光体シート16を収納する本体部19と、本体部19の一端部側に配設される蓋部材24とを有する。また、蓋部材24と反対側の面であって本体部19の他端部側には、カセッテ18の処理状態を表示する表示部LED1およびLED2が配設される。なお、表示部LED1およびLED2としては、例えば、表示部LED1を赤色発光ダイオードとし、表示部LED2を緑色発光ダイオードとして構成することができる。さらに、蓋部材24と反対側の面には、信号線21を介して表示部LED1に接続される情報入力端子23と、電源線25を介して表示部LED1およびLED2に接続される電源端子27と、信号線29を介して表示部LED2に接続される情報入力端子31とからなる受信部が配設される。
【0017】
図3は、放射線画像読取装置10の断面構成図である。放射線画像読取装置10のカセッテ装填部14は、カセッテ18が傾斜した状態で装填される装填口14aを有し、その内部には、カセッテ18に対して処理情報を送信する送信部33が配設される。送信部33は、カセッテ18に配設された情報入力端子23、電源端子27および情報入力端子31に接続される情報出力端子35、電源端子37および情報出力端子39を有する。
【0018】
また、カセッテ装填部14の近傍には、蓋部材24が開蓋されたカセッテ18より蓄積性蛍光体シート16を吸着して取り出す吸着盤26と、吸着盤26によって取り出された蓄積性蛍光体シート16を挟持搬送するニップローラ28とが配設される。ニップローラ28に連設し、複数の搬送ローラ30a〜30gおよび複数のガイド板32a〜32hを有する湾曲した搬送機構34が配設される。搬送機構34は、カセッテ18から供給された蓄積性蛍光体シート16を所望の部位に搬送する。
【0019】
放射線画像読取装置10の略中央部には、励起光であるレーザビームBを射出して蓄積性蛍光体シート16を走査する走査ユニット36が配設される。なお、走査ユニット36から射出されたレーザビームBは、搬送機構34を構成する搬送ローラ30d、30e間より蓄積性蛍光体シート16に照射される。また、走査ユニット36に近接して読取ユニット38が配設される。読取ユニット38は、一端部が搬送ローラ30d、30e間の蓄積性蛍光体シート16に近接して配置される集光ガイド40と、集光ガイド40の他端部に連結され、蓄積性蛍光体シート16から得られた輝尽発光光を電気信号に変換するフォトマルチプライア42とから構成される。
【0020】
さらに、ニップローラ28と搬送機構34を構成する搬送ローラ30aとの間には、放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体シート16に残存する放射線エネルギを除去する消去ユニット46が配設される。消去ユニット46は、ハロゲンランプ等からなる複数の消去光源48を有する。
【0021】
図4は、カセッテ18が装填された放射線画像読取装置10の回路構成図である。放射線画像読取装置10は、全体の制御管理を行う主制御回路50を有する。主制御回路50には、操作表示パネル22と、搬送機構34と、走査ユニット36と、読取ユニット38と、消去ユニット46と、送信部33を含む表示部点灯制御回路52とがそれぞれ接続される。なお、表示部点灯制御回路52は、カセッテ18に対して表示用の電力を供給するとともに、カセッテ18の処理情報を供給する。
【0022】
本実施形態の放射線画像読取装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作につき、図5のフローチャートに従って説明する。
【0023】
先ず、放射線画像情報の記録された蓄積性蛍光体シート16を収納したカセッテ18を蓋部材24側を下方向とした状態で放射線画像読取装置10のカセッテ装填部14の装填口14aに装填する(ステップS1)。カセッテ18がカセッテ装填部14に装填されると、蓋部材24と反対側の本体部19に配設された情報入力端子23、電源端子27および情報入力端子31が、放射線画像読取装置10内の送信部33に配設された情報出力端子35、電源端子37および情報出力端子39に接続される。
【0024】
次いで、主制御回路50は、図示しない開蓋機構を駆動し、カセッテ18の蓋部材24を開蓋する(ステップS2)。このとき、主制御回路50は、蓋部材24の開蓋処理を行ったことを操作表示パネル22に表示するとともに、表示部点灯制御回路52に対して蓋部材24が開蓋されていることを示す処理状態の情報を送信する。この情報を受信した表示部点灯制御回路52は、送信部33の電源端子37およびカセッテ18の電源端子27を介して電力を表示部LED1およびLED2に供給するとともに、情報出力端子35および情報入力端子23を介して表示部LED1に情報を送信する。情報を受信した表示部LED1は、カセッテ18の蓋部材24が開蓋されていることを示すべく、例えば、赤色に点灯する(ステップS3)。
【0025】
この場合、作業者は、操作表示パネル22に表示された情報からカセッテ18の蓋部材24が開蓋されていることを知ることができるとともに、カセッテ18の表示部LED1の点灯状態からも蓋部材24が開蓋していることを知ることができる。従って、例えば、図1において作業者がカセッテ18の傾斜する方向に立って作業を行う場合のように、カセッテ18によって操作表示パネル22が見えにくい場合であっても、放射線画像読取装置10の上部に突出するカセッテ18の端部に配設した表示部LED1の点灯状態より、カセッテ18が処理状態にあることを容易に認識することができる。この結果、誤って処理中のカセッテ18を放射線画像読取装置10から抜き取ってしまうといった不具合を好適に回避することができる。
【0026】
次に、吸着盤26がカセッテ18内の蓄積性蛍光体シート16を吸着枚葉し、ニップローラ28に供給する(ステップS4)。ニップローラ28は、蓄積性蛍光体シート16を搬送機構34に供給する。搬送機構34は、搬送ローラ30a〜30gを駆動し、蓄積性蛍光体シート16をガイド板32a〜32hに沿って搬送する(ステップS5)。
【0027】
蓄積性蛍光体シート16は、搬送ローラ30d、30e間で副走査搬送されるとともに、走査ユニット36から射出された励起光であるレーザビームBが副走査方向と直交する主走査方向に蓄積性蛍光体シート16を走査する。レーザビームBが照射された蓄積性蛍光体シート16は、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた輝尽発光光を出力する。この輝尽発光光は、蓄積性蛍光体シート16の主走査方向に沿って近接配置された集光ガイド40を介して読取ユニット38を構成するフォトマルチプライア42に導かれ、電気信号に変換される。なお、この電気信号は、外部の画像処理装置に転送され、所望の画像処理が施された後、必要に応じて表示し、あるいは、記録媒体に出力することができる(ステップS6)。
【0028】
放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体シート16は、搬送ローラ30g側まで搬送された後、消去ユニット46まで逆転搬送される。蓄積性蛍光体シート16が消去ユニット46に到達すると、消去光源48が点灯し、出力される消去光が蓄積性蛍光体シート16に照射されることで、残存する放射線画像情報が除去される(ステップS7)。次いで、蓄積性蛍光体シート16は、ニップローラ28および吸着盤26によってカセッテ18に収納される(ステップS8)。
【0029】
蓄積性蛍光体シート16がカセッテ18に収納されると、主制御回路50は、図示しない開蓋機構を駆動してカセッテ18の蓋部材24を閉蓋する(ステップS9)。このとき、主制御回路50は、蓋部材24の閉蓋処理を完了したことを操作表示パネル22に表示するとともに、表示部点灯制御回路52に対して蓋部材24が閉蓋されたことを示す処理状態の情報を送信する。この情報を受信した表示部点灯制御回路52は、蓋部材24の開蓋状態を示す情報の送信を停止して表示部LED1を消灯する一方(ステップS10)、情報出力端子39および情報入力端子31を介して表示部LED2に蓋部材24が閉蓋されたことを示す情報を送信する。この情報を受信した表示部LED2は、カセッテ18の蓋部材24が閉蓋されたことを示すべく、例えば、緑色に点灯する(ステップS11)。
【0030】
この場合、作業者は、操作表示パネル22に表示された情報からカセッテ18が閉蓋していることを知ることができるとともに、カセッテ18の表示部LED2の点灯状態からもカセッテ18が閉蓋していることを知ることができる。
【0031】
そこで、作業者は、操作表示パネル22の表示あるいは表示部LED2が点灯していることを確認した後、カセッテ18を放射線画像読取装置10から抜き取る(ステップS12)。抜き取られたカセッテ18は、次なる放射線画像情報の撮影に供される。
【0032】
なお、上述した実施形態では、2つの表示部LED1およびLED2をカセッテ18に配設して処理状態を表示するようにしているが、1つの表示部の点灯状態または消灯状態からカセッテ18の処理状態を表示するように構成することもできる。
【0033】
また、表示部LED1およびLED2の配設位置としては、操作表示パネル22と反対側となるカセッテ18の面に配設しているが、例えば、放射線画像読取装置10から突出するカセッテ18の上端面に配設すれば、いずれの方向からもカセッテ18の処理状態を確認することができる。さらに、放射線画像読取装置10から突出するカセッテ18の上端角部に表示部を配設すれば、操作表示パネル22側およびそれと反対側の方向だけでなく、カセッテ18の全周からカセッテ18の処理状態を確認することができる。
【0034】
また、カセッテ18および放射線画像読取装置10の双方に無線送受信機を設けることにより、情報入力端子23、31および情報出力端子35、39を接触させることなく処理情報の授受を行うことができる。なお、表示部LED1およびLED2を点灯させるための電力は、カセッテ18内に電池を内蔵させて供給することができる。
【0035】
さらに、表示部LED1およびLED2として発光ダイオードを用いる代わりに、液晶ディスプレイを用いて処理状態を文字等により詳細に表示するように構成してもよい。
【0036】
図6は、他の実施形態のカセッテ18aの構成図である。このカセッテ18aは、本体部19aにおける一端部に表示部LED3が配設される一方、蓋部材24aにおける他端部に情報入力端子54および電源端子56が配設される。情報入力端子54および電源端子56は、信号線58および電源線60を介して表示部LED3に接続される。
【0037】
図7は、図6に示すカセッテ18aが装填される放射線画像読取装置10aの要部断面構成図である。カセッテ18aが装填されるカセッテ装填部14の装填口14aの近傍には、カセッテ18aに対して処理状態を示す情報を送信する送信部62が配設される。送信部62は、カセッテ18aの蓋部材24aに配設された情報入力端子54および電源端子56に接続される情報出力端子64および電源端子66を有する。
【0038】
カセッテ18aが放射線画像読取装置10aのカセッテ装填部14に装填され、図示しない開蓋機構によって蓋部材24aが開蓋されると、蓋部材24aに配設された情報入力端子54および電源端子56が、送信部62の情報出力端子64および電源端子66に接続され、情報出力端子64から送信された開蓋情報に従って表示部LED3が点灯する。
【0039】
この場合、作業者は、表示部LED3の点灯状態からカセッテ18aが抜き取り可能な状態にあるか否かを容易に確認することができる。一方、放射線画像読取装置10aは、カセッテ18aの処理状態に係る情報を処理シーケンスの特定のタイミングで生成して送信する必要がなく、カセッテ18a側の情報入力端子54および電源端子56と、放射線画像読取装置10a側の情報出力端子64および電源端子66との接続状態のみから、蓋部材24aが開蓋されていることを示す情報をカセッテ18aに送信することができる。
【0040】
なお、上述した各実施形態では、放射線画像読取装置10、10aについて説明したが、光ビームをシート体に対して走査することで画像を記録する画像記録装置に対しても同様にして適用することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、作業者は、カセッテに配設した表示部の表示状態から、カセッテに対する処理状態を容易且つ確実に把握することができる。従って、この処理状態を確認することにより、適切なカセッテを画像走査装置から抜き取ることができる。特に、複数のカセッテの処理を行うことのできる画像走査装置においては、抜き取りが可能なカセッテと不可能なカセッテとを確実に判別することができるため、誤って処理中のカセッテを抜き取ってしまうといった不具合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のカセッテが適用される放射線画像読取装置の外観図である。
【図2】本実施形態のカセッテの構成図である。
【図3】本実施形態の放射線画像読取装置の断面構成図である。
【図4】本実施形態のカセッテおよび放射線画像読取装置の回路構成図である。
【図5】本実施形態の放射線画像読取装置における処理手順を示すフローチャートである。
【図6】他の実施形態のカセッテの構成図である。
【図7】図6に示すカセッテが装填される放射線画像読取装置の要部断面構成図である。
【図8】従来技術に係る画像読取装置の構成図である。
【符号の説明】
10、10a…放射線画像読取装置 14…カセッテ装填部
16…蓄積性蛍光体シート 18、18a…カセッテ
22…操作表示パネル 24、24a…蓋部材
27、37、56、66…電源端子 23、31、54…情報入力端子
33、62…送信部 34…搬送機構
35、39、64…情報出力端子 38…読取ユニット
46…消去ユニット 50…主制御回路
52…表示部点灯制御回路 LED1〜LED3…表示部
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート体を収納し、前記シート体に画像を記録しあるいは記録された画像を読み取る画像走査装置に装填されるカセッテに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、蓄積性蛍光体を利用して人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の感光材料上に再生し、あるいは、CRT(Cothode Ray Tube)等に可視画像として出力するシステムが知られている。
【0003】
ここで、蓄積性蛍光体は、例えば、放射線を照射すると、この放射線エネルギの一部を蓄積し、その後、可視光やレーザ光等の励起光を照射すると、蓄積された放射線エネルギに応じた輝尽発光光を出力する蛍光体である。なお、蓄積性蛍光体に蓄積された放射線エネルギは、消去光の照射によって消去することができる。
【0004】
図8は、このような蓄積性蛍光体からなる層を形成した蓄積性蛍光体シート1より放射線画像情報を読み取る画像読取装置2の概略構成を示す(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
画像読取装置1は、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート1を収納する複数のカセッテ3が装填可能に構成される。選択されたカセッテ3から取り出された蓄積性蛍光体シート1は、搬送機構4によって搬送され、画像読取部5において副走査搬送されるとともに、画像読取部5によって主走査されることで放射線画像情報が読み取られる。放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体シート1は、消去部6に搬送されて残存する放射線エネルギが除去された後、搬送機構4によって所定のカセッテ3に収納される。
【0006】
ところで、このように構成される画像読取装置2において、蓄積性蛍光体シート1が取り出されたカセッテ3は、当該蓄積性蛍光体シート1に対する処理が完了して再び収納されるまでの間、蓋部材を開蓋した状態で待機することになる。従って、処理が未完了の状態でカセッテ3を画像読取装置2から抜き取ろうとすると、カセッテ3が損傷するおそれがあるだけでなく、処理の完了した蓄積性蛍光体シート1をカセッテ3に収納することができなくなる不具合が生じる。
【0007】
そこで、画像読取装置2では、通常、蓄積性蛍光体シート1に対する処理状態を表示パネル等に表示しており、作業者は、その表示内容に従ってカセッテ3の抜き差しを行うようにしている。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−288048号公報(図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図8に示すように、複数のカセッテ3が装填される画像読取装置2において、処理が完了したカセッテ3と完了していないカセッテ3とがある場合、たとえ、蓄積性蛍光体シート1に対する処理状態を表示パネル等に表示したとしても、誤って処理の完了していないカセッテ3を抜き取ってしまうおそれがある。また、表示パネル等とカセッテ3と作業者との位置関係によっては、例えば、画像読取装置2から突出するカセッテ3やその他の構成部材が邪魔になり、表示パネル等の表示内容を容易に確認できない事態が生じる場合もある。
【0010】
本発明は、前記の不具合を解消するためになされたものであって、カセッテに対する処理状態を極めて容易且つ確実に確認することができ、適切なカセッテを画像走査装置から抜き取ることのできるカセッテを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シート体を収納し、前記シート体に画像を記録しあるいは記録された画像を読み取る画像走査装置に装填されるカセッテにおいて、
装填状態において前記画像走査装置の外部に露出する部位に配設され、前記画像走査装置による前記カセッテの処理状態を表示する表示部と、
装填状態において前記画像走査装置の内部に配設され、前記処理状態に係る情報を受信する受信部と、
を備え、前記受信部によって受信した情報に従って前記処理状態を前記表示部に表示することを特徴とする。
【0012】
この場合、作業者は、カセッテの表示部に表示された処理状態の情報を確認してカセッテを画像走査装置から抜き取ることができる。
【0013】
なお、表示部にカセッテの蓋部材の開閉状態を表示することにより、その結果からカセッテの抜き取りが可能か否かを判断することができる。
【0014】
また、画像走査装置に装填されたカセッテの蓋部材が開蓋された際、蓋部材に配設された情報入力端子が画像走査装置内の情報出力端子に接続されることで、カセッテの処理状態の情報を取得して表示することにより、画像走査装置におけるシート体やカセッテに対する処理シーケンスを考慮することなく、容易に処理状態の情報を得て表示することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本実施形態のカセッテが適用される放射線画像読取装置10(画像走査装置)の外観図である。放射線画像読取装置10は、ケーシング12の上部にカセッテ装填部14を備え、このカセッテ装填部14に対して、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート16を収納したカセッテ18が装填される。なお、ケーシング12の底部には、搬入、搬出を容易とするためのキャスタ20が配設され、また、上面部には、放射線画像読取装置10を操作するための操作表示パネル22が配設される。
【0016】
図2は、カセッテ18の構成図である。カセッテ18は、蓄積性蛍光体シート16を収納する本体部19と、本体部19の一端部側に配設される蓋部材24とを有する。また、蓋部材24と反対側の面であって本体部19の他端部側には、カセッテ18の処理状態を表示する表示部LED1およびLED2が配設される。なお、表示部LED1およびLED2としては、例えば、表示部LED1を赤色発光ダイオードとし、表示部LED2を緑色発光ダイオードとして構成することができる。さらに、蓋部材24と反対側の面には、信号線21を介して表示部LED1に接続される情報入力端子23と、電源線25を介して表示部LED1およびLED2に接続される電源端子27と、信号線29を介して表示部LED2に接続される情報入力端子31とからなる受信部が配設される。
【0017】
図3は、放射線画像読取装置10の断面構成図である。放射線画像読取装置10のカセッテ装填部14は、カセッテ18が傾斜した状態で装填される装填口14aを有し、その内部には、カセッテ18に対して処理情報を送信する送信部33が配設される。送信部33は、カセッテ18に配設された情報入力端子23、電源端子27および情報入力端子31に接続される情報出力端子35、電源端子37および情報出力端子39を有する。
【0018】
また、カセッテ装填部14の近傍には、蓋部材24が開蓋されたカセッテ18より蓄積性蛍光体シート16を吸着して取り出す吸着盤26と、吸着盤26によって取り出された蓄積性蛍光体シート16を挟持搬送するニップローラ28とが配設される。ニップローラ28に連設し、複数の搬送ローラ30a〜30gおよび複数のガイド板32a〜32hを有する湾曲した搬送機構34が配設される。搬送機構34は、カセッテ18から供給された蓄積性蛍光体シート16を所望の部位に搬送する。
【0019】
放射線画像読取装置10の略中央部には、励起光であるレーザビームBを射出して蓄積性蛍光体シート16を走査する走査ユニット36が配設される。なお、走査ユニット36から射出されたレーザビームBは、搬送機構34を構成する搬送ローラ30d、30e間より蓄積性蛍光体シート16に照射される。また、走査ユニット36に近接して読取ユニット38が配設される。読取ユニット38は、一端部が搬送ローラ30d、30e間の蓄積性蛍光体シート16に近接して配置される集光ガイド40と、集光ガイド40の他端部に連結され、蓄積性蛍光体シート16から得られた輝尽発光光を電気信号に変換するフォトマルチプライア42とから構成される。
【0020】
さらに、ニップローラ28と搬送機構34を構成する搬送ローラ30aとの間には、放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体シート16に残存する放射線エネルギを除去する消去ユニット46が配設される。消去ユニット46は、ハロゲンランプ等からなる複数の消去光源48を有する。
【0021】
図4は、カセッテ18が装填された放射線画像読取装置10の回路構成図である。放射線画像読取装置10は、全体の制御管理を行う主制御回路50を有する。主制御回路50には、操作表示パネル22と、搬送機構34と、走査ユニット36と、読取ユニット38と、消去ユニット46と、送信部33を含む表示部点灯制御回路52とがそれぞれ接続される。なお、表示部点灯制御回路52は、カセッテ18に対して表示用の電力を供給するとともに、カセッテ18の処理情報を供給する。
【0022】
本実施形態の放射線画像読取装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作につき、図5のフローチャートに従って説明する。
【0023】
先ず、放射線画像情報の記録された蓄積性蛍光体シート16を収納したカセッテ18を蓋部材24側を下方向とした状態で放射線画像読取装置10のカセッテ装填部14の装填口14aに装填する(ステップS1)。カセッテ18がカセッテ装填部14に装填されると、蓋部材24と反対側の本体部19に配設された情報入力端子23、電源端子27および情報入力端子31が、放射線画像読取装置10内の送信部33に配設された情報出力端子35、電源端子37および情報出力端子39に接続される。
【0024】
次いで、主制御回路50は、図示しない開蓋機構を駆動し、カセッテ18の蓋部材24を開蓋する(ステップS2)。このとき、主制御回路50は、蓋部材24の開蓋処理を行ったことを操作表示パネル22に表示するとともに、表示部点灯制御回路52に対して蓋部材24が開蓋されていることを示す処理状態の情報を送信する。この情報を受信した表示部点灯制御回路52は、送信部33の電源端子37およびカセッテ18の電源端子27を介して電力を表示部LED1およびLED2に供給するとともに、情報出力端子35および情報入力端子23を介して表示部LED1に情報を送信する。情報を受信した表示部LED1は、カセッテ18の蓋部材24が開蓋されていることを示すべく、例えば、赤色に点灯する(ステップS3)。
【0025】
この場合、作業者は、操作表示パネル22に表示された情報からカセッテ18の蓋部材24が開蓋されていることを知ることができるとともに、カセッテ18の表示部LED1の点灯状態からも蓋部材24が開蓋していることを知ることができる。従って、例えば、図1において作業者がカセッテ18の傾斜する方向に立って作業を行う場合のように、カセッテ18によって操作表示パネル22が見えにくい場合であっても、放射線画像読取装置10の上部に突出するカセッテ18の端部に配設した表示部LED1の点灯状態より、カセッテ18が処理状態にあることを容易に認識することができる。この結果、誤って処理中のカセッテ18を放射線画像読取装置10から抜き取ってしまうといった不具合を好適に回避することができる。
【0026】
次に、吸着盤26がカセッテ18内の蓄積性蛍光体シート16を吸着枚葉し、ニップローラ28に供給する(ステップS4)。ニップローラ28は、蓄積性蛍光体シート16を搬送機構34に供給する。搬送機構34は、搬送ローラ30a〜30gを駆動し、蓄積性蛍光体シート16をガイド板32a〜32hに沿って搬送する(ステップS5)。
【0027】
蓄積性蛍光体シート16は、搬送ローラ30d、30e間で副走査搬送されるとともに、走査ユニット36から射出された励起光であるレーザビームBが副走査方向と直交する主走査方向に蓄積性蛍光体シート16を走査する。レーザビームBが照射された蓄積性蛍光体シート16は、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた輝尽発光光を出力する。この輝尽発光光は、蓄積性蛍光体シート16の主走査方向に沿って近接配置された集光ガイド40を介して読取ユニット38を構成するフォトマルチプライア42に導かれ、電気信号に変換される。なお、この電気信号は、外部の画像処理装置に転送され、所望の画像処理が施された後、必要に応じて表示し、あるいは、記録媒体に出力することができる(ステップS6)。
【0028】
放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体シート16は、搬送ローラ30g側まで搬送された後、消去ユニット46まで逆転搬送される。蓄積性蛍光体シート16が消去ユニット46に到達すると、消去光源48が点灯し、出力される消去光が蓄積性蛍光体シート16に照射されることで、残存する放射線画像情報が除去される(ステップS7)。次いで、蓄積性蛍光体シート16は、ニップローラ28および吸着盤26によってカセッテ18に収納される(ステップS8)。
【0029】
蓄積性蛍光体シート16がカセッテ18に収納されると、主制御回路50は、図示しない開蓋機構を駆動してカセッテ18の蓋部材24を閉蓋する(ステップS9)。このとき、主制御回路50は、蓋部材24の閉蓋処理を完了したことを操作表示パネル22に表示するとともに、表示部点灯制御回路52に対して蓋部材24が閉蓋されたことを示す処理状態の情報を送信する。この情報を受信した表示部点灯制御回路52は、蓋部材24の開蓋状態を示す情報の送信を停止して表示部LED1を消灯する一方(ステップS10)、情報出力端子39および情報入力端子31を介して表示部LED2に蓋部材24が閉蓋されたことを示す情報を送信する。この情報を受信した表示部LED2は、カセッテ18の蓋部材24が閉蓋されたことを示すべく、例えば、緑色に点灯する(ステップS11)。
【0030】
この場合、作業者は、操作表示パネル22に表示された情報からカセッテ18が閉蓋していることを知ることができるとともに、カセッテ18の表示部LED2の点灯状態からもカセッテ18が閉蓋していることを知ることができる。
【0031】
そこで、作業者は、操作表示パネル22の表示あるいは表示部LED2が点灯していることを確認した後、カセッテ18を放射線画像読取装置10から抜き取る(ステップS12)。抜き取られたカセッテ18は、次なる放射線画像情報の撮影に供される。
【0032】
なお、上述した実施形態では、2つの表示部LED1およびLED2をカセッテ18に配設して処理状態を表示するようにしているが、1つの表示部の点灯状態または消灯状態からカセッテ18の処理状態を表示するように構成することもできる。
【0033】
また、表示部LED1およびLED2の配設位置としては、操作表示パネル22と反対側となるカセッテ18の面に配設しているが、例えば、放射線画像読取装置10から突出するカセッテ18の上端面に配設すれば、いずれの方向からもカセッテ18の処理状態を確認することができる。さらに、放射線画像読取装置10から突出するカセッテ18の上端角部に表示部を配設すれば、操作表示パネル22側およびそれと反対側の方向だけでなく、カセッテ18の全周からカセッテ18の処理状態を確認することができる。
【0034】
また、カセッテ18および放射線画像読取装置10の双方に無線送受信機を設けることにより、情報入力端子23、31および情報出力端子35、39を接触させることなく処理情報の授受を行うことができる。なお、表示部LED1およびLED2を点灯させるための電力は、カセッテ18内に電池を内蔵させて供給することができる。
【0035】
さらに、表示部LED1およびLED2として発光ダイオードを用いる代わりに、液晶ディスプレイを用いて処理状態を文字等により詳細に表示するように構成してもよい。
【0036】
図6は、他の実施形態のカセッテ18aの構成図である。このカセッテ18aは、本体部19aにおける一端部に表示部LED3が配設される一方、蓋部材24aにおける他端部に情報入力端子54および電源端子56が配設される。情報入力端子54および電源端子56は、信号線58および電源線60を介して表示部LED3に接続される。
【0037】
図7は、図6に示すカセッテ18aが装填される放射線画像読取装置10aの要部断面構成図である。カセッテ18aが装填されるカセッテ装填部14の装填口14aの近傍には、カセッテ18aに対して処理状態を示す情報を送信する送信部62が配設される。送信部62は、カセッテ18aの蓋部材24aに配設された情報入力端子54および電源端子56に接続される情報出力端子64および電源端子66を有する。
【0038】
カセッテ18aが放射線画像読取装置10aのカセッテ装填部14に装填され、図示しない開蓋機構によって蓋部材24aが開蓋されると、蓋部材24aに配設された情報入力端子54および電源端子56が、送信部62の情報出力端子64および電源端子66に接続され、情報出力端子64から送信された開蓋情報に従って表示部LED3が点灯する。
【0039】
この場合、作業者は、表示部LED3の点灯状態からカセッテ18aが抜き取り可能な状態にあるか否かを容易に確認することができる。一方、放射線画像読取装置10aは、カセッテ18aの処理状態に係る情報を処理シーケンスの特定のタイミングで生成して送信する必要がなく、カセッテ18a側の情報入力端子54および電源端子56と、放射線画像読取装置10a側の情報出力端子64および電源端子66との接続状態のみから、蓋部材24aが開蓋されていることを示す情報をカセッテ18aに送信することができる。
【0040】
なお、上述した各実施形態では、放射線画像読取装置10、10aについて説明したが、光ビームをシート体に対して走査することで画像を記録する画像記録装置に対しても同様にして適用することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、作業者は、カセッテに配設した表示部の表示状態から、カセッテに対する処理状態を容易且つ確実に把握することができる。従って、この処理状態を確認することにより、適切なカセッテを画像走査装置から抜き取ることができる。特に、複数のカセッテの処理を行うことのできる画像走査装置においては、抜き取りが可能なカセッテと不可能なカセッテとを確実に判別することができるため、誤って処理中のカセッテを抜き取ってしまうといった不具合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のカセッテが適用される放射線画像読取装置の外観図である。
【図2】本実施形態のカセッテの構成図である。
【図3】本実施形態の放射線画像読取装置の断面構成図である。
【図4】本実施形態のカセッテおよび放射線画像読取装置の回路構成図である。
【図5】本実施形態の放射線画像読取装置における処理手順を示すフローチャートである。
【図6】他の実施形態のカセッテの構成図である。
【図7】図6に示すカセッテが装填される放射線画像読取装置の要部断面構成図である。
【図8】従来技術に係る画像読取装置の構成図である。
【符号の説明】
10、10a…放射線画像読取装置 14…カセッテ装填部
16…蓄積性蛍光体シート 18、18a…カセッテ
22…操作表示パネル 24、24a…蓋部材
27、37、56、66…電源端子 23、31、54…情報入力端子
33、62…送信部 34…搬送機構
35、39、64…情報出力端子 38…読取ユニット
46…消去ユニット 50…主制御回路
52…表示部点灯制御回路 LED1〜LED3…表示部
Claims (3)
- シート体を収納し、前記シート体に画像を記録しあるいは記録された画像を読み取る画像走査装置に装填されるカセッテにおいて、
装填状態において前記画像走査装置の外部に露出する部位に配設され、前記画像走査装置による前記カセッテの処理状態を表示する表示部と、
装填状態において前記画像走査装置の内部に配設され、前記処理状態に係る情報を受信する受信部と、
を備え、前記受信部によって受信した情報に従って前記処理状態を前記表示部に表示することを特徴とするカセッテ。 - 請求項1記載のカセッテにおいて、
前記シート体を出入させるための蓋部材を有し、前記表示部は、前記蓋部材の開閉状態を表示することを特徴とするカセッテ。 - 請求項1記載のカセッテにおいて、
前記シート体を出入させるための蓋部材を有し、前記受信部は、前記蓋部材に配設され、前記蓋部材が開蓋されることで前記画像走査装置内に配設される情報出力端子に接続される情報入力端子を備えることを特徴とするカセッテ。
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