JP4203340B2 - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カセッテ装填部から供給されたカセッテより蓄積性蛍光体シートを離脱し、当該シートに蓄積記録された放射線画像情報を読み取った後、残存する放射線画像情報を消去し、カセッテに蓄積性蛍光体シートを収納して排出するように構成した放射線画像情報読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、照射された放射線エネルギの一部を蓄積する一方、可視光等の励起光を照射することにより、蓄積された放射線エネルギに応じて輝尽発光する蓄積性蛍光体シートを用いた放射線画像情報読取装置が知られている。
【0003】
放射線画像情報読取装置は、例えば、人体等の被写体の放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートを保持したカセッテが装填されるカセッテ装填部と、カセッテから離脱して供給された蓄積性蛍光体シートに励起光を照射して放射線画像情報を読み取る読取部と、放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体シートに消去光を照射して残存する放射線画像情報を消去する消去部と、消去処理の終了した蓄積性蛍光体シートをカセッテに保持させて排出するカセッテ排出部とを備えて構成される(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0004】
この場合、特許文献1では、カセッテ挿入口から1つのカセッテを装置内に取り込み、搬送手段によって当該カセッテを副走査手段に供給して輝尽性蛍光体シートを離脱させた後、読取手段および消去手段に搬送して処理を行い、再び前記副走査手段から前記搬送手段に輝尽性蛍光体シートを供給し、カセッテに保持させてカセッテ排出口から排出するように構成している。
【0005】
また、特許文献2では、装置の下部に配置したカセッテ受取ステーションに装填された複数のカセッテを分離ステーションに移送して蓋と基板とを分離し、基板を走査ステーションおよび消去ステーションに供給して処理する一方、蓋を分離ステーションから一旦カセッテ受取ステーションに戻した後、カセッテ受取ステーションの上部に配置した組立ステーションに供給して待機させ、所定の処理が終了した基板を組立ステーションにおいて蓋と再結合させて出力ステーションに排出するように構成している。
【0006】
さらに、特許文献3では、カセットがカセット導入ステーションからカセット移送ステーションに移送され、次いで、カセットから取り出された影像プレートが読取装置および消去装置に供給されて処理された後、カセット移動ステーションを旋回させることで、待機する前記カセットに対して処理された影像プレートを収納し、カセット導出ステーションから導出するように構成している。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−156716号公報(図6)
【特許文献2】
特開平6−43565号公報(図2、図3)
【特許文献3】
特表2001−503880号公報(図2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1では、カセッテを副走査手段に供給して蓄積性蛍光体シートを離脱させる処理と、蓄積性蛍光体シートを副走査手段から受け取ってカセッテに保持させる処理とを1つの搬送手段によって行うように構成しているため、1つのカセッテに対する全ての処理が完了してからでないと、次のカセッテに対する処理を行うことができない。従って、多数のカセッテに対する処理を効率的に行うことができないという不具合がある。
【0009】
また、特許文献2では、カセッテを分離ステーションに移送する機構と、分離された蓋を分離ステーションからカセッテ受取ステーションを介して組立ステーションに移送する機構とが同一であるため、蓋を組立ステーションに移送した後でなければ、次のカセッテに対する移送処理を開始することができない。
【0010】
さらに、特許文献3では、カセットから取り出された影像プレートを同一のカセットに戻すため、カセット移動ステーションを旋回させるように構成している。従って、装置構成が大型化するとともに、カセット移動ステーションの旋回中に新たなカセットを供給することができないため、処理効率が低下するといった問題がある。
【0011】
本発明は、前記の不具合に鑑みなされたもので、蓄積性蛍光体シートを収納する複数のカセッテに対する処理を効率的に行うことができるとともに、装置を小型に構成することのできる放射線画像情報読取装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、放射線画像情報の蓄積記録された蓄積性蛍光体シートを収納するカセッテが装填されるカセッテ装填部と、前記カセッテから離脱された前記蓄積性蛍光体シートに対して励起光を照射し、得られた輝尽発光光を光電的に読み取ることで前記放射線画像情報を取得する読取部と、前記蓄積性蛍光体シートに消去光を照射して残存する放射線画像情報を消去する消去部と、前記蓄積性蛍光体シートを収納する前記カセッテを排出するカセッテ排出部とを有する放射線画像情報読取装置において、
前記カセッテ装填部は、前記読取部および前記消去部の一方の側部に配置され、前記カセッテ排出部は、前記読取部および前記消去部の他方の側部に配置され、
前記カセッテ装填部、前記読取部、前記消去部および前記カセッテ排出部の下部には、上部の前記カセッテ装填部から前記カセッテを受け取って前記読取部の下部に搬送し、前記カセッテから前記蓄積性蛍光体シートを離脱して上部の前記読取部に供給する第1処理機構と、前記第1処理機構から前記カセッテを受け取るとともに、上部の消去部から前記蓄積性蛍光体シートを受け取って前記カセッテに保持させ、上部の前記カセッテ排出部に前記カセッテを排出する第2処理機構とが配置されることを特徴とする。
【0013】
この場合、装置の一方の側部に配置されたカセッテ装填部のカセッテは、下部に配置された第1処理機構によって読取部の下部まで搬送され、次いで、カセッテから蓄積性蛍光体シートが離脱されて上部の読取部および消去部に供給され、所望の処理が施される。一方、蓄積性蛍光体シートが離脱されたカセッテは、第1処理機構から第2処理機構に受け渡された後、読取処理および消去処理の終了した蓄積性蛍光体シートを保持し、装置の他方の側部に配置された上部のカセッテ排出部に排出される。第1処理機構および第2処理機構によるこれらの処理は、同時に並行して行うことができる。従って、複数のカセッテに対する処理が効率的に行われる。なお、カセッテ装填部およびカセッテ排出部は、装置の前後あるいは左右に配置することができる。
【0014】
また、カセッテ装填部、読取部、消去部およびカセッテ排出部を上部に配置し、第1処理機構および第2処理機構を下部に配置し、さらに、カセッテ装填部およびカセッテ排出部にカセッテを立設状態で収容することにより、カセッテによる占有スペースを必要最小限とし、装置を小型に構成することができる。また、カセッテ装填部およびカセッテ排出部の高さを最適化し、作業者によるカセッテの取り扱いを容易にすることができる。
【0015】
さらに、読取部を第1搬送路に配設し、消去部を第2搬送路に配設することにより、読取処理と消去処理とを並行して行うことができ、処理効率をさらに向上させることができる。なお、読取部と消去部との間にシャッタ機構を配設することにより、消去部での消去光が読取部に漏洩する事態を回避することができるため、読取処理と消去処理とを同時に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置10の外観図、図2は、放射線画像情報読取装置10の内部構成図である。
【0017】
放射線画像情報読取装置10は、図3に示すカセッテ12に収納された蓄積性蛍光体シート14に記録された放射線画像情報を読み取った後、残存する放射線画像情報を消去し、カセッテ12に収納して排出する機能を備える。
【0018】
ここで、カセッテ12は、一端部に蓄積性蛍光体シート14を挿脱するための開口部16を有し、他端部の特定個所には、カセッテ12の放射線画像情報読取装置10に対する装填状態を検出するための反射マーカ18が配設される。また、カセッテ12の側面および開口部16寄りの正面には、当該カセッテ12のサイズや、収納される蓄積性蛍光体シート14を特定するための管理用の識別情報を記録したバーコード、ICチップ等の識別部20、22が配設される。さらに、カセッテ12の反射マーカ18寄りの正面には、蓄積性蛍光体シート14に記録された放射線画像情報に係る患者名、撮影部位等を表示するLCD等の表示部24が配設される。
【0019】
カセッテ12に収納される蓄積性蛍光体シート14は、例えば、ガラス等の硬質材料からなる支持基板26に柱状の蓄積性蛍光体層28を蒸着して形成される硬質のシートを用いることができる。なお、蓄積性蛍光体層28は、真空容器内で蓄積性蛍光体を加熱して蒸発させ、これらを支持基板26上に付着させる真空蒸着法、スパッタリング法、CVD、イオンフレーティング法を用いて形成することができる。このようにして形成される蓄積性蛍光体層28は、蓄積性蛍光体が蓄積性蛍光体シート14の平面と略垂直な柱状をなし、それぞれが光学的に独立に構成されており、照射される放射線に対して高感度で、且つ、画像の粒状性を低下させることができるとともに、励起光の散乱を減少させて画質を鮮明にすることができる。
【0020】
蓄積性蛍光体シート14の両側部には、係止用板ばね30a、30bが取着されており、蓄積性蛍光体シート14をカセッテ12に挿入した際、これらの係止用板ばね30a、30bがカセッテ12の孔部34a、34bに係止する。これにより、蓄積性蛍光体シート14をカセッテ12に固定保持させることができる。これらの孔部34a、34bにロック解除ピン(後述)を挿入することにより、蓄積性蛍光体シート14の係止を解除することができる。また、カセッテ12の反射マーカ18が配設される面の両端部には、カセッテ12から蓄積性蛍光体シート14を排出させるための排出ピン(後述)を挿入する孔部36a、36bが形成される。
【0021】
放射線画像情報読取装置10は、複数のカセッテ12を装填可能なカセッテ装填部38と、処理された複数のカセッテ12が排出されるカセッテ排出部40と、カセッテ12をカセッテ装填部38およびカセッテ排出部40間で搬送するカセッテ搬送部42と、カセッテ12から取り出された蓄積性蛍光体シート14に対する読取処理および消去処理を行う本体部44とを備える。カセッテ装填部38およびカセッテ排出部40は、本体部44の前部および後部に配設され、カセッテ搬送部42は、カセッテ装填部38、カセッテ排出部40および本体部44の下部に配設される。放射線画像情報読取装置10は、ケーシング46によって囲繞され、キャスタ48a〜48dを介して移動可能に構成される。なお、ケーシング46の側面には、放射線画像情報読取装置10の稼動状態を含む種々の情報を表示する表示部49が配設される。
【0022】
カセッテ装填部38は、種々のサイズからなる複数のカセッテ12を同時に装填可能な装填ボックス50を有する。装填ボックス50の底面部52は、図4に示すように、本体部44から離間する方向の下方向に傾斜し、最下部の底面部52には、カセッテ12を放射線画像情報読取装置10の内部に取り込む蓋部材54が配設される。なお、カセッテ12を保持する装填ボックス50の壁部51は、カセッテ12が安定した状態で装填されるよう、本体部44側から離間する方向に所定量傾斜して設定される。
【0023】
カセッテ装填部38の蓋部材54を含む底面部52には、装填されたカセッテ12の装填状態を検出する複数のセンサS11〜S54が配設される。センサS11〜S54は、カセッテ12の端部に配設された反射マーカ18による反射光の有無を検出する。この場合、センサS11〜S14は、蓋部材54に沿って後述する所定間隔で配設され、蓋部材54上に装填されたカセッテ12の装填状態を検出する。また、センサS21〜S24、S31〜S34、S41〜S44およびS51〜S54の各組は、蓋部材54上に装填されたカセッテ12に対して並べて装填された各カセッテ12の装填状態を検出する。
【0024】
蓋部材54は、センサS11〜S14によって検出されたカセッテ12の装填状態が正常である場合、蓋開閉モータ56によって開成し、カセッテ12を放射線画像情報読取装置10の内部に取り込む。一方、カセッテ装填部38の側部には、図1に示すように、各カセッテ12が装填される位置に対応して、装填されているカセッテ12の装填状態を示す表示部58a〜58eが配設される。図5は、カセッテ12の装填状態を検出して処理する検出処理回路を示す。検出処理回路は、センサS11〜S54により検出したカセッテ12の装填状態を判定する判定部60を有する。判定部60は、判定結果に基づき、表示部58a〜58eにカセッテ12の装填状態を表示するとともに、蓋開閉モータ56を駆動して蓋部材54の開閉制御を行う。
【0025】
カセッテ搬送部42は、カセッテ12を保持する第1処理機構62および第2処理機構64を有し、カセッテ12をその面と略直交する方向に搬送する。第1処理機構62は、上下に配設されたガイド部材66、68にガイドされ、カセッテ装填部38の下部の第1処理部70から第2処理部72を介して第3処理部74までの間を往復動作可能に構成される。また、第2処理機構64は、ガイド部材66、68にガイドされ、第3処理部74とカセッテ排出部40の下部の第4処理部76との間を往復動作可能に構成される。
【0026】
第1処理機構62は、図6に示すように、上下部が支軸78、80を介してガイド部材66、68のガイド溝82、84に移動可能に支持される。第1処理機構62は、カセッテ装填部38からニップローラ86によって供給されたカセッテ12の下端部を支持する支持部材88a、88bを有する。支持部材88a、88bには、カセッテ12の端部に形成された孔部36a、36bに挿入されることで蓄積性蛍光体シート14をカセッテ12から排出する排出ピン89a、89bを進退駆動するソレノイド91a、91bが配設される。また、第1処理機構62は、カセッテ装填部38から供給されるカセッテ12に配設された識別部22のバーコードやICチップに記録された当該カセッテ12のサイズ情報を読み取る読取部93を備える。
【0027】
支持部材88a、88bは、ソレノイド91a、91bとともに、第1処理機構62に沿って略鉛直方向に延在する連結板90a、90bに沿って上下方向に移動可能に構成される。各連結板90a、90bは、水平方向に延在するラック部材92a、92bを有し、これらのラック部材92a、92bにピニオンギア94が噛合する。連結板90a、90bの略中央部には、幅寄せ板96a、96bが配設されており、ピニオンギア94の回転によって連結板90a、90bが近接移動することにより、カセッテ12が第1処理機構62の中央部に幅寄せされる。
【0028】
連結板90a、90bの上端部には、カセッテ12の両側部に形成された孔部34a、34bに挿入されることで、蓄積性蛍光体シート14のカセッテ12に対するロック状態を解除するロック解除ピン98a、98bを進退駆動するソレノイド100a、100bが配設される。
【0029】
第2処理機構64は、第1処理機構62によって第3処理部74に搬送されたカセッテ12の両側部を把持するとともに、上下方向に移動可能な把持板102a、102bを有する。なお、把持板102a、102bは、第1処理機構62を構成する幅寄せ板96a、96bに干渉しない部位に配設されるものとする。
【0030】
カセッテ排出部40は、第4処理部76からニップローラ106により蓋部材108を介して排出された複数のカセッテ12を収容する収容ボックス110を有する。収容ボックス110は、カセッテ装填部38の装填ボックス50の場合と同様に、底面部112が傾斜して構成される。
【0031】
本体部44は、カセッテ搬送部42との間が隔壁114によって隔離され、且つ、蓄積性蛍光体シート14が出入する部位にシャッタ機構116、118が配設されることにより、光密な状態に保持される。シャッタ機構116、118は、例えば、蓄積性蛍光体シート14が出入する際に開閉されるシャッタ機構、あるいは、蓄積性蛍光体シート14に摺接する遮光部材を配設して構成することができる。なお、シャッタ機構116と第2処理部72との間には、蓄積性蛍光体シート14を本体部44に供給するニップローラ119が配設される。
【0032】
本体部44には、鉛直上方向に延在する直線状の読取搬送路120(第1搬送路)が配設される。読取搬送路120の略中央部には、読取搬送路120によって副走査方向に搬送される蓄積性蛍光体シート14に対して、励起光であるレーザビームLを主走査方向に照射する励起光走査部122が配設される。また、レーザビームLによる主走査線に近接し、蓄積性蛍光体シート14から得られる輝尽発光光を集光する集光ガイド124の一端部が配設され、集光ガイド124の他端部には、輝尽発光光を電気信号に変換するフォトマルチプライア等からなる光電変換部126(読取部)が配設される。
【0033】
読取搬送路120の上部には、放射線画像情報が読み取られた蓄積性蛍光体シート14を略水平方向に搬送するシート搬送部128が配設される。シート搬送部128は、ガイド部材130、132にガイドされ、水平方向に移動可能に構成される上下一対のニップローラ134、136を有する。
【0034】
カセッテ排出部40側に移動したシート搬送部128の下部には、シャッタ機構118が配設される。そして、シャッタ機構118と、カセッテ搬送部42の第3処理部74との間には、蓄積性蛍光体シート14に残存する放射線画像情報を消去する消去ユニット138(消去部)が配設される。消去ユニット138は、ハロゲンランプ等の消去光を出力する複数の光源を有する。なお、消去ユニット138の上下には、蓄積性蛍光体シート14を本体部44からカセッテ搬送部42に供給するための第2搬送路を構成するニップローラ140、142が配設される。
【0035】
第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
【0036】
先ず、作業者は、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート14を収納するカセッテ12をカセッテ装填部38の装填ボックス50に立設状態で装填する。この場合、カセッテ12が立設状態で装填されるため、カセッテ12のサイズに依存して放射線画像情報読取装置10が大型化することはない。また、カセッテ装填部38は、作業者がカセッテ12を装填し易い所望の高さに設定することができるため、操作性が向上する。さらに、装填ボックス50には、サイズの異なる複数のカセッテ12を同時に装填することができる。
【0037】
カセッテ12が装填されると、装填ボックス50の底面部52に配設されたセンサS11〜S54が各カセッテ12の装填状態を検出する。判定部60は、センサS11〜S54からの検出情報に基づき、各カセッテ12の装填状態を判定し、その判定結果を表示部58a〜58eに表示するとともに、蓋開閉モータ56を制御し、装填ボックス50の最下部に配設される蓋部材54の開閉を行う(図5参照)。
【0038】
そこで、図7〜図12に基づき、カセッテ12の装填状態の判定方法を説明する。
【0039】
なお、カセッテ12は、幅DAからなる大サイズカセッテ12Aおよび幅DB(DA>DB)からなる小サイズカセッテ12Bの2種類があるものとし、装填ボックス50の幅Dが大サイズカセッテ12Aの幅DAに略等しく設定されているものとする。また、各大サイズカセッテ12A、小サイズカセッテ12Bの端部に配設される反射マーカ18は、幅Kからなり、それぞれ大サイズカセッテ12A、小サイズカセッテ12Bの側部から距離mの位置に配設されるものとする。さらに、装填ボックス50の底面部52に配設されるセンサS11〜S54は、装填ボックス50の両側部と相互の間隔が表示部58a〜58e側から距離d1〜d5に設定されているものとする。
【0040】
図7は、大サイズカセッテ12Aを識別部22等が手前となるようにし、且つ、蓄積性蛍光体シート14を挿入する開口部16が上部となるようにして装填ボックス50に装填した状態を示す。この場合、m<d1<m+K<d1+d2の関係に設定されていれば、センサS11(S21、S31、S41、S51)のみが反射マーカ18を検出する。従って、判定部60は、大サイズカセッテ12Aの装填状態が正常であると判定し、大サイズカセッテ12Aが装填されている装填ボックス50の位置に対応する表示部58a〜58eを、例えば、緑色に点灯することで正常な装填状態を表す判定結果を表示する。
【0041】
図8は、大サイズカセッテ12Aを識別部22等が本体部44側となるようにして装填ボックス50に装填した状態を示す。この場合、m<d5<m+K<d5+d4の関係に設定されていれば、センサS14(S24、S34、S44、S54)のみが反射マーカ18を検出する。従って、判定部60は、大サイズカセッテ12Aの装填状態が異常であると判定し、大サイズカセッテ12Aが装填されている装填ボックス50の位置に対応する表示部58a〜58eを、例えば、赤色に点灯させることで異常な装填状態を表す判定結果を表示する。
【0042】
図9は、小サイズカセッテ12Bを識別部22等が手前となるようにし、表示部58a〜58e側に寄せた状態で装填ボックス50に装填した状態を示す。この場合、図7に示す大サイズカセッテ12Aと同様に、装填状態が正常である判定結果を表示部58a〜58eによって知ることができる。
【0043】
図10は、小サイズカセッテ12Bを識別部22等が手前となるようにし、且つ、表示部58a〜58eから離間させた状態で装填ボックス50に装填した状態を示す。この場合、D−DB+m<d1+d2<D−DB+m+K<d1+d2+d3の関係に設定されていれば、センサS12(S22、S32、S42、S52)のみが反射マーカ18を検出する。従って、判定部60は、小サイズカセッテ12Bの装填状態が正常であると判定し、小サイズカセッテ12Bが装填されている装填ボックス50の位置に対応する表示部58a〜58eを、例えば、緑色に点灯させることで正常な装填状態を表す判定結果を表示する。
【0044】
なお、反射マーカ18の幅Kをd2<Kとなる所定幅とし、センサS11(S21、S31、S41、S51)またはS12(S22、S32、S42、S52)の少なくとも一方が反射マーカ18を検出できるように設定すれば、小サイズカセッテ12Bを装填ボックス50の任意の位置に装填した場合であっても、装填状態が正常であることを確実に検出することができる。
【0045】
図11は、小サイズカセッテ12Bを識別部22等が本体部44側となるようにし、表示部58a〜58e側に寄せた状態で装填ボックス50に装填した状態を示す。この場合、D−DB+m<d5+d4<D−DB+m+K<d5+d4+d3の関係に設定されていれば、センサS13(S23、S33、S43、S53)のみが反射マーカ18を検出する。従って、判定部60は、小サイズカセッテ12Bの装填状態が異常であると判定し、小サイズカセッテ12Bが装填されている装填ボックス50の位置に対応する表示部58a〜58eを、例えば、赤色に点灯させることで異常な装填状態を表す判定結果を表示する。
【0046】
図12は、小サイズカセッテ12Bを識別部22等が手前となるようにし、且つ、表示部58a〜58eから離間させた状態で装填ボックス50に装填した状態を示す。この場合、m<d5<m+K<d5+d4の関係に設定されていれば、センサS14(S24、S34、S44、S54)のみが反射マーカ18を検出する。従って、判定部60は、小サイズカセッテ12Bの装填状態が異常であると判定し、小サイズカセッテ12Bが装填されている装填ボックス50の位置に対応する表示部58a〜58eを、例えば、赤色に点灯させることで異常な装填状態を表す判定結果を表示する。
【0047】
なお、反射マーカ18の幅Kをd4<Kとなる所定幅とし、センサS14(S24、S34、S44、S54)またはS13(S23、S33、S43、S53)の少なくとも一方が反射マーカ18を検出できるように設定すれば、小サイズカセッテ12Bを装填ボックス50の任意の位置に装填した場合であっても、装填状態が異常であることを確実に検出することができる。また、カセッテ12の上下あるいは縦横を間違えてカセッテ装填部38に装填した場合には、何れのセンサS11〜S54も反射マーカ18を検出することができないため、装填状態が異常であると判定することができる。
【0048】
ここで、上記の説明では、カセッテ12の装填状態を検出するため、反射マーカ18による反射光の有無をセンサS11〜S54によって検出するように構成しているが、例えば、反射マーカ18に代えて識別情報を含むバーコードをカセッテ12の特定個所に配設し、バーコードリーダでバーコードを読取可能か否かによって装填状態を検出することもできる。この場合、カセッテ12を表示部58a〜58e側に寄せた状態で装填することを制約条件としておけば、表示部58a〜58e側にのみ配設したバーコードリーダにより、カセッテ12の装填状態を検出することができる。また、レーザビームを広範囲にスキャンさせてバーコードを読み取る構成とすれば、装填ボックス50の任意の位置に装填されたカセッテ12の装填状態を検出することも可能である。
【0049】
さらに、装填状態の検出部としては、RFID(Radio Frequency Identification)、磁気センサ、渦電流検出センサ等を用いることもできる。この場合、例えば、ペースメーカ等の誤動作が惹起する懸念を払拭するため、患者に近接して使用されるカセッテ12側には、磁界を発生することのない金属部材を配設することが望ましい。
【0050】
さらにまた、マイクロスイッチ等の機械的な検出部を装填ボックス50側に配設し、その検出部をカセッテ12側に設けた凹部等の検出用部材が機械的に動作させるか否かによって装填状態を検出するように構成することもできる。
【0051】
なお、以上のようにして検出されたカセッテ12の装填状態に係る情報は、放射線画像情報読取装置10に接続される外部の装置、例えば、カセッテ12に記録される患者ID等を入力する端末装置に供給し、放射線画像情報読取装置10での処理状況を作業者に通知することもできる。
【0052】
作業者は、表示部58a〜58eに表示されたカセッテ12の装填状態を確認し、あるいは、放射線画像情報読取装置10から通知された装填状態に係る情報を確認し、異常な装填状態にあるカセッテ12の装填状態を纏めて修正することができる。従って、作業者は、複数のカセッテ12に対する装填状態を速やかに修正した後、放射線画像情報読取装置10から離れ、他の作業に移行することができる。
【0053】
一方、カセッテ装填部38は、蓋部材54上に装填されたカセッテ12の装填状態が正常であることが確認されると、蓋開閉モータ56を駆動して蓋部材54を回動し、カセッテ12を放射線画像情報読取装置10の内部に取り込む。この場合、カセッテ装填部38を構成する底面部52は、蓋部材54側が下となるように傾斜して設定されているため、カセッテ12は、自重によって順次蓋部材54側に移動した後、放射線画像情報読取装置10の内部に取り込まれる。
【0054】
取り込まれたカセッテ12は、ニップローラ86によって挟持搬送され、第1処理部70に待機する第1処理機構62に供給される。この場合、カセッテ12は、識別部22に記録されたサイズ情報が第1処理機構62の読取部93によって読み取られた後、下端部が支持部材88a、88bによって支持される(図6参照)。次いで、ピニオンギア94が回転することでラック部材92a、92bが変位し、幅寄せ板96a、96bが近接移動することにより、カセッテ12の幅方向の位置決めが行われる。
【0055】
このように、カセッテ12の幅方向の位置は、第1処理機構62が備える幅寄せ板96a、96bにより、放射線画像情報読取装置10の内部において自動的に調整される。従って、作業者は、装填位置を特別に意識することなく、カセッテ12をカセッテ装填部38に装填することができる。
【0056】
カセッテ12が幅寄せされた後、読取部93によって読み取られたサイズ情報に従い、支持部材88a、88bが連結板90a、90bに沿って上下方向に所定量変位し、カセッテ12の上下方向の位置決めが行われる。
【0057】
以上のようにしてカセッテ12の位置決めが行われた後、第1処理機構62は、ガイド部材66、68にガイドされた状態でカセッテ12を第2処理部72まで搬送する。次いで、第1処理機構62の上部に配設されたソレノイド100a、100bが駆動されることにより、ロック解除ピン98a、98bがカセッテ12の孔部34a、34bに挿入され、係止用板ばね30a、30bの係止が解除される。次に、第1処理機構62の支持部材88a、88bに配設されたソレノイド91a、91bが駆動されることにより、排出ピン89a、89bがカセッテ12の孔部36a、36bに挿入される。この結果、カセッテ12に収納された蓄積性蛍光体シート14が開口部16から上部に露出する。
【0058】
そこで、第2処理部72の上部に配設されたニップローラ119は、カセッテ12から上方に突出した蓄積性蛍光体シート14の上端部を把持し、シャッタ機構116を介して本体部44内に供給する。
【0059】
一方、蓄積性蛍光体シート14を本体部44に排出したカセッテ12を保持する第1処理機構62は、ガイド部材66、68にガイドされた状態で第3処理部74までカセッテ12を搬送する。第3処理部74には、把持板102a、102bを有する第2処理機構64が待機しており、把持板102a、102bがカセッテ12の両側部を把持した後、第2処理機構64の支持部材88a、88bが下方向に退避することにより、カセッテ12がガイド部材66、68に受け渡される。
【0060】
カセッテ12を保持した第2処理機構64は、第3処理部74まで移動して待機する。また、第1処理機構62は、第1処理部70まで移動し、カセッテ装填部38から供給される次のカセッテ12に対する処理を行う。
【0061】
本体部44に供給された蓄積性蛍光体シート14は、読取搬送路120によって上方向に副走査搬送されるとともに、励起光走査部122から出力される励起光Lによって主走査される。励起光Lが照射された蓄積性蛍光体シート14からは、蓄積記録された放射線画像情報に対応した輝尽発光光が出力される。この輝尽発光光は、集光ガイド124を介して光電変換部126に導かれ、電気信号に変換される。
【0062】
放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体シート14は、上下部分がニップローラ134、136によって挟持され、ガイド部材130、132にガイドされた状態でシート搬送部128により水平方向に所定量変位する。次いで、ニップローラ134、136によりシャッタ機構118を介して下方向に搬送される。
【0063】
シャッタ機構118の下部には、消去ユニット138が配設されており、ニップローラ140、142によって下方向に挟持搬送される蓄積性蛍光体シート14は、消去ユニット138から消去光が照射されることにより、残存する放射線画像情報が消去される。消去処理が終了した蓄積性蛍光体シート14は、第3処理部74に待機するカセッテ12に開口部16から挿入される。
【0064】
蓄積性蛍光体シート14を収納したカセッテ12は、第2処理機構64によって第4処理部76まで搬送された後、把持板102a、102bにより把持された状態で上方向に変位する。次いで、カセッテ12は、上端部がニップローラ106により挟持され、蓋部材108を介してカセッテ排出部40の収容ボックス110に排出される。この場合、カセッテ排出部40を構成する底面部112は、蓋部材108から離間する側が下となるように傾斜して設定されているため、排出されたカセッテ12は、自重により移動して収容ボックス110内に積層される。
【0065】
なお、第1実施形態の放射線画像情報読取装置10では、読取処理を行う本体部44と、消去処理を行う消去ユニット138との間にシャッタ機構116、118が配設されているため、蓄積性蛍光体シート14に対する読取処理と消去処理とを並行して行うことができる。また、第1処理機構62がカセッテ12をカセッテ装填部38から本体部44の下部まで搬送処理する間、第2処理機構64がカセッテ12を本体部44の下部からカセッテ排出部40まで搬送処理することができる。従って、カセッテ装填部38に装填された複数のカセッテ12に対する処理を極めて効率的に行うことができる。
【0066】
図13は、第2実施形態に係る放射線画像情報読取装置190の内部構成図である。なお、放射線画像情報読取装置10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0067】
放射線画像情報読取装置190は、本体部192と、本体部192の前後に配設され、複数のカセッテ12を装填可能なカセッテ装填部38およびカセッテ排出部40と、カセッテ12を第1処理部176、第2処理部178および第3処理部180間で搬送するカセッテ搬送部168とを有する。
【0068】
カセッテ搬送部168は、カセッテ12を第1処理部176、第2処理部178間で搬送処理する第1処理機構62と、カセッテを第2処理部178、第3処理部180間で搬送処理する第2処理機構64とを備える。第1処理部176は、カセッテ装填部38の下部に配設され、第2処理部178は、本体部192の下部に配設され、第3処理部180は、カセッテ排出部40の下部に配設される。本体部192は、放射線画像情報読取装置190を構成するケーシング174と隔壁194とによって光密に構成され、隔壁194には、シャッタ機構196が配設される。消去ユニット138は、シャッタ機構196と第2処理部178との間に配設される。
【0069】
第2実施形態に係る放射線画像情報読取装置190は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
【0070】
作業者によってカセッテ装填部38に複数のカセッテ12が装填され、装填状態が正常であると判定されたカセッテ12は、カセッテ搬送部168の第1処理部176に供給された後、第1処理機構62により第2処理部178まで搬送される。第2処理部178に搬送されたカセッテ12からは、蓄積性蛍光体シート14が取り出され、ニップローラ142、140およびシャッタ機構196を介して本体部192に供給される。
【0071】
一方、蓄積性蛍光体シート14を本体部192に供給したカセッテ12は、第2処理機構64に受け渡される。また、第1処理機構62は、次のカセッテ12を受け取るため、第1処理部176まで移動する。
【0072】
本体部192に供給された蓄積性蛍光体シート14は、搬送路182によって放射線画像情報読取装置190の上部まで搬送された後、下方向に搬送されながら放射線画像情報の読み取りが行われる。読み取りが完了した蓄積性蛍光体シート14の下端部は、シャッタ機構196を介して消去ユニット138側に搬出され、残存する放射線画像情報の消去処理が行われる。従って、蓄積性蛍光体シート14は、光電変換部126による放射線画像情報の読取処理と、消去ユニット138による消去処理とを同時に行うことができる。
【0073】
消去処理が終了した蓄積性蛍光体シート14は、下部の第2処理部178に待機するカセッテ12に挿入された後、第1処理機構62によって第3処理部180に移動し、次いで、カセッテ排出部40に排出される。
【0074】
このように、第2実施形態の放射線画像情報読取装置190では、蓄積性蛍光体シート14に対する読取処理および消去処理が同時に行われる一方、第1処理機構62によるカセッテ装填部38から本体部192までのカセッテ12の搬送処理と、第2処理機構64による本体部192からカセッテ排出部40までのカセッテの搬送処理とが並行して行われるため、極めて効率的である。また、読取処理および消去処理のための搬送路を略直線状とすることにより、カセッテ装填部38およびカセッテ排出部40間の放射線画像情報読取装置190の幅を小さく構成することができ、これによって一層の小型化を達成することができる。
【0075】
なお、上述した各実施形態では、端部に開口部16を有し、この開口部16より蓄積性蛍光体シート14を挿脱する構成からなるカセッテ12を用いているが、例えば、蓋部材を開閉することで蓄積性蛍光体シートを挿脱できる構成としたカセッテや、蓄積性蛍光体シートにおける放射線画像情報の記録面に対して着脱自在な保護カバーを装着した一体型のカセッテに対しても同様に適用できることは勿論である。
【0076】
また、カセッテ12に収納される蓄積性蛍光体シート14としては、硬質材料からなる支持基板26上に蓄積性蛍光体層28を形成したものに限られるものではなく、蓄積性蛍光体をフレキシブルな支持基板に塗布してなる蓄積性蛍光体シートを利用することもできる。
【0077】
さらに、上述した各実施形態では、カセッテ装填部38の底面部52およびカセッテ排出部40の底面部112を傾斜させることにより、カセッテ12の自重を利用して所定部位まで移動させるように構成しているが、カセッテ移動機構を用いてカセッテ12を移動させるように構成することもできる。
【0078】
例えば、カセッテ装填部38では、モータ等の駆動源あるいはスプリング等の弾性部材を用いて壁部を蓋部材54側に移動可能に構成することにより、カセッテ12を順次蓋部材54側に移動させることができる。また、カセッテ排出部40では、モータ等の駆動源によって壁部を移動させることにより、蓋部材108を介して排出されたカセッテ12を順次所定部位まで移動させることができる。このように構成することにより、底面部52、112を傾斜させることなく、カセッテ12を所定部位まで移動させることが可能となる。
【0079】
【発明の効果】
以上のように、本発明の放射線画像情報読取装置では、カセッテ装填部から読取部にカセッテおよび蓄積性蛍光体シートを搬送供給する処理と、消去部からカセッテ排出部にカセッテおよび蓄積性蛍光体シートを搬送供給する処理とを並行して行うことができるため、複数のカセッテを極めて効率的に処理することができる。
【0080】
また、カセッテ装填部およびカセッテ排出部にカセッテを立設状態で収容することにより、カセッテによる占有スペースを必要最小限とし、装置を小型に構成することができる。さらに、カセッテ装填部およびカセッテ排出部の高さを最適化し、作業者によるカセッテの取り扱いを容易にすることができる。
【0081】
さらにまた、読取部と消去部とを異なる搬送路に分離して構成するとともに、これらの間にシャッタ機構を設けることにより、読取処理および消去処理を並行して行うことができる。従って、カセッテおよび蓄積性蛍光体シートに対する処理が一層効率的なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置の外観図である。
【図2】第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置の内部構成図である。
【図3】第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置に装填されるカセッテの構成図である。
【図4】第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置におけるカセッテ装填部の一部断面構成図である。
【図5】第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置における装填状態の検出処理回路のブロック図である。
【図6】第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置における第1処理機構の説明図である。
【図7】第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置におけるカセッテ装填部での装填状態検出処理の説明図である。
【図8】第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置におけるカセッテ装填部での装填状態検出処理の説明図である。
【図9】第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置におけるカセッテ装填部での装填状態検出処理の説明図である。
【図10】第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置におけるカセッテ装填部での装填状態検出処理の説明図である。
【図11】第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置におけるカセッテ装填部での装填状態検出処理の説明図である。
【図12】第1実施形態に係る放射線画像情報読取装置におけるカセッテ装填部での装填状態検出処理の説明図である。
【図13】第2実施形態に係る放射線画像情報読取装置の内部構成図である。
【符号の説明】
10、190…放射線画像情報読取装置 12…カセッテ
14…蓄積性蛍光体シート 38…カセッテ装填部
40…カセッテ排出部 42、168…カセッテ搬送部
44、192…本体部 62…第1処理機構
64…第2処理機構 70、176…第1処理部
72、178…第2処理部 74、180…第3処理部
76…第4処理部 122…励起光走査部
126…光電変換部 138…消去ユニット
S11〜S54…センサ

Claims (4)

  1. 放射線画像情報の蓄積記録された蓄積性蛍光体シートを収納するカセッテが装填されるカセッテ装填部と、前記カセッテから離脱された前記蓄積性蛍光体シートに対して励起光を照射し、得られた輝尽発光光を光電的に読み取ることで前記放射線画像情報を取得する読取部と、前記蓄積性蛍光体シートに消去光を照射して残存する放射線画像情報を消去する消去部と、前記蓄積性蛍光体シートを収納する前記カセッテを排出するカセッテ排出部とを有する放射線画像情報読取装置において、
    前記カセッテ装填部は、前記読取部および前記消去部の一方の側部に配置され、前記カセッテ排出部は、前記読取部および前記消去部の他方の側部に配置され、
    前記カセッテ装填部、前記読取部、前記消去部および前記カセッテ排出部の下部には、上部の前記カセッテ装填部から前記カセッテを受け取って前記読取部の下部に搬送し、前記カセッテから前記蓄積性蛍光体シートを離脱して上部の前記読取部に供給する第1処理機構と、前記第1処理機構から前記カセッテを受け取るとともに、上部の消去部から前記蓄積性蛍光体シートを受け取って前記カセッテに保持させ、上部の前記カセッテ排出部に前記カセッテを排出する第2処理機構とが配置されることを特徴とする放射線画像情報読取装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記カセッテ装填部および前記カセッテ排出部は、複数の前記カセッテを立設状態で収容可能に構成されることを特徴とする放射線画像情報読取装置。
  3. 請求項1または2記載の装置において、
    前記読取部は、前記第1処理機構から供給される前記蓄積性蛍光体シートの第1搬送路に配設され、前記消去部は、前記蓄積性蛍光体シートを前記第2処理機構に供給する第2搬送路に配設されることを特徴とする放射線画像情報読取装置。
  4. 請求項1または2記載の装置において、
    前記読取部と前記消去部との間には、前記読取部を光密状態に保持するシャッタ機構が配設されることを特徴とする放射線画像情報読取装置。
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