JP2004100393A - 筋交い装置及び筋交い装置に使用するロープ取付具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筋交い装置Sは、ロープ取付具1,1とロープ部材5を備えている。ロープ取付具1は、建物の骨組部材に固定される固定部材2と、可動部材3を備えている。可動部材3は、固定部材2に対して水平方向に回動可能な回動基体30と、ロープ部材5の端部を引っ掛けて巻き取る巻取装置4を備えている。巻取装置4は、ボビン体40と、ボビン体40と一体になるように取り付けられるツメ車41と、ツメ車41を掛止するツメ42と、ツメ42を付勢するねじりバネ43を備えている。ロープ部材5の端部は、ボビン体40のドラム部400に巻き付けられる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、筋交い装置及び筋交い装置に使用するロープ取付具に関する。更に詳しくは、現場での取り扱いが容易で、施工をし易くしたものに関する。また、錆が発生せずに、耐久性に優れるようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】
例えば、住宅等の木造建物は、地面に設けた基礎上に土台を設置し、その土台上に柱を建て、柱間に梁(胴差し)や桁等を設けて骨組を形成し、この骨組に床材、壁材や屋根材を取り付けて建てられている。
このような木造建物の骨組は、ホゾとホゾ穴を組み合わせたり、釘や連結金物を用いたりして接合されており、この接合構造によって歪みが防止できるようになっている。
【0003】
ところで、我が国においては平成7年に大地震(阪神・淡路大震災)が兵庫県の神戸地域周辺を襲い、多大な被害を被ったことは周知の通りである。この地震では、上記したような骨組構造を有していた建物の多くが、全壊または半壊するに至っている。この震災以降、建物の耐震性には、以前にも増して高い関心が寄せられている。
【0004】
従来から、建物の耐震性を向上させる方法の一つに、柱間や、梁または桁と土台の間、梁と桁の間等に、金属製の棒鋼(丸棒)やワイヤーロープ(鋼索)等を斜めに張架して、筋交いを設けることが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−250175号公報
【特許文献2】
特開2001−262703号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の筋交いには、次のような課題があった。
まず、特許文献1に開示されたもののように、金属製の棒鋼を設ける場合では、棒鋼の長さが決まっており変形できず、しかも棒鋼は相当の重量を有するので、作業性が悪く施工がし難いという課題があった。また、保管や運搬の際の収容効率も悪かった。
【0007】
この点、特許文献2で示されているようなワイヤーロープは、棒鋼と違って柔軟性を有し、重量も軽いので、上記した棒鋼よりは施工し易く、保管や運搬の際の収容効率も良い。
【0008】
しかし、ワイヤーロープは巻いた状態で保管しておくことにより巻癖が付き易いので、このまま延ばして張設するときにキンクができてしまうことがあった。つまり、ワイヤーロープについても実際の作業における取り扱いには十分な注意が必要であった。なお、キンクができたワイヤーロープは強度が著しく低下する。
また、棒鋼やワイヤーロープはいずれも金属製なので、時間の経過と共に錆が発生し、劣化を回避することは困難であった。
【0009】
(本発明の目的)
本発明の目的は、現場での取り扱いが容易で、施工し易い、筋交い装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、錆が発生せずに、耐久性に優れた、筋交い装置を提供することにある。
更に、このような筋交い装置で使用可能なロープ取付具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
建物を構成する骨組部材の所要位置に固定して取り付けられる少なくとも一対のロープ取付具と、
合成樹脂製の抗張力繊維を含んで柔軟性を有するように形成されており、ロープ取付具の間に架け渡して設けられるロープ部材と、
ロープ取付具の間に架け渡されたロープ部材に所要の緊張力を付与する手段と、
を備えることを特徴とする、
筋交い装置である。
【0011】
第2の発明にあっては、
建物を構成する骨組部材の所要位置に取り付けられる少なくとも一対のロープ取付具と、
合成樹脂製の抗張力繊維を含んで柔軟性を有するように形成されているロープ部材と、
を備えており、
ロープ取付具は、
骨組部材に固定可能な固定部材と、
固定部材に取り付けてあり、ロープ部材の緊張力に伴って自動で方向を変えることが可能な可動部材と、
可動部材に設けてあり、架け渡して設けたロープ部材を巻き取って所要の緊張力を付与する手段と、
を備えることを特徴とする、
筋交い装置である。
【0012】
第3の発明にあっては、
抗張力繊維がアラミド繊維またはポリエステル繊維であることを特徴とする、
第1または第2の発明に係る筋交い装置である。
【0013】
第4の発明にあっては、
架け渡したロープ部材に所要の緊張力を付与する手段は、ロープ部材の所要部分を巻き取るボビン部材と、ボビン部材の巻き取り方向への回転を可能にし、巻き取り方向とは逆方向への回転は防止できるようにするラチェット手段を備えていることを特徴とする、
第1,第2または第3の発明に係る筋交い装置である。
【0014】
第5の発明にあっては、
筋交い装置に使用するロープ取付具であって、
骨組部材に固定可能な固定部材と、
固定部材に取り付けてあり、ロープ部材の緊張力に伴って自動で方向を変えることが可能な可動部材と、
可動部材に設けてあり、架け渡して設けたロープ部材を巻き取って所要の緊張力を付与する巻取手段と、
を備えていることを特徴とする、
ロープ取付具である。
【0015】
ロープ部材に所要の緊張力を付与する手段としては、例えば、ロープ部材を巻き取る形態を有するものでも良いし、ロープ部材を引っ張る形態を有するものでも良い。また、巻き取ったり、引っ張ったりする部分は、ロープ部材の端側でも良いし、中間部分でも良い。
【0016】
建物の骨組は、土台上に立てた柱に、梁や桁を適宜組み上げて形成される。このことから骨組部材としては、例えば、土台、柱、梁、桁等が挙げられる。
【0017】
抗張力繊維としては、例えば、アラミド繊維やポリエステル繊維等を挙げることができる。具体的には、アラミド繊維であれば、ケブラー(商標:デュポン社)やノメックス(商標:デュポン社)、HM−50(商標:テイジン社)等を挙げることができる。また、ポリエステル繊維であれば、ポリアリレート繊維を使用したベクトラン(商標:クラレ社)等を挙げることができる。
【0018】
また、抗張力繊維を含んで形成されたロープ部材は、ワイヤーロープより引張弾性率(ヤング率)(ワイヤーロープの引張弾性率は20000kgf/mm2)が小さい(小さい方が伸び易い)。
【0019】
床下、天井ふところ、小屋裏のうち選択された一以上の空間内にある骨組部材としては、例えば、土台、梁、桁等を挙げることができる。
【0020】
(作 用)
本発明に係る筋交い装置は、次のように取り付けられて使用される。
まず、一対のロープ取付具を、それぞれ骨組部材の歪みがロープ部材の耐張力を利用して防止できる位置に固定して取り付ける。次に、ロープ部材をロープ取付具の間に架け渡して設ける。そして、ロープ取付具の間に架け渡されたロープ部材に所要の緊張力を付与する。このようにして一対のロープ取付具の間隔が大きく拡がらないようにして骨組部材の変形を防止する。こうして筋交い装置を使用して筋交い構造が形成される。
【0021】
本発明に係る筋交い装置は、従来のような棒鋼やワイヤーロープではなく、合成樹脂製の抗張力繊維を含んで形成されたロープ部材を用いているので、軽量化でき、また、柔軟性を有することにより狭い空間での施工も比較的し易い。更には、保管や運搬の際の収容効率も良い。
また、本発明に係る筋交い装置で用いたロープ部材は、柔軟性を有しており、巻癖が付いた場合でもワイヤーロープよりキンクし難い。従って、本発明に係る筋交い装置は、作業においてそれほど注意を要することがなく、取り扱いが容易である。
更に、本発明に係る筋交い装置では、ワイヤーロープと異なり錆びが発生しないロープ部材を用いたので、耐久性に優れている。
【0022】
本発明に係る筋交い装置のうち、ロープ取付具が、骨組部材に固定可能な固定部材と、固定部材に取り付けてあり、ロープ部材の緊張力に伴って自動で方向を変えることが可能な可動部材を備えているものは、ロープ取付具の間に架け渡したロープ部材に所要の緊張力を付与することにより、可動部材がロープ部材の緊張力に伴って自然に可動し、可動部材が同士が向き合う状態になって停止する。従って、固定部材は、取付位置が変わっても(ロープ部材の張設方向が変わっても)に対応することができる。つまり、取り付け位置が限定されない。
また、例えば、可動部材にロープ部材を巻き取るボビン部材を備え、緊張したロープ部材の張設方向と軸線方向が直交した状態となるようにボビン部材を設けた場合では、ロープ部材を無駄な抵抗がない状態で巻き取ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。
図1は本実施の形態で示す筋交い装置を木造建物に使用した状態を示す断面説明図、
図2は図1に示すA−A断面説明図、
図3は筋交い装置の一実施の形態を示す斜視説明図、
図4は筋交い装置を構成するロープ取付具の分解斜視説明図、
図5はロープ取付具の平面視説明図、
図6はロープ取付具の左側面視説明図、
図7はロープ取付具の右側面視説明図である。
【0024】
本実施の形態で示す筋交い装置Sは、既存の木造建物に取り付けて使用するものである。詳しくは、既存の建物に形成されている床下Y、天井ふところH、小屋裏K等の空間において、この空間にある土台、梁、桁等の横木部材に取り付けて使用するものである。
【0025】
筋交い装置は、二つの筋交い装置S,Sを用い、ロープ部材5,5を交差させた状態で設けて使用される。なお、図1及び図2において符号6は柱を示し、符号7a,7bは梁を示し、符号8は桁を示している。また、梁7a,7bと桁8が接合してある角部には、火打ち梁9が斜めに架設されている。
【0026】
筋交い装置Sは、ロープ取付具1,1(図1では一方の図示を省略している)と、ロープ取付具1,1の間に架け渡して設けられるロープ部材5を備えている。
【0027】
各ロープ取付具1は、木造建物を形成する骨組部材の所要位置に固定される固定部材2と、ロープ部材5の端側が接続される可動部材3を備えている。
【0028】
固定部材2は、所要の長さを有する断面「コ」字形状の部材(例えば、C型チャンネル)を使用して形成されている。固定部材2の図3において上下方向に対向する両側板20,20には、長さ方向に所要間隔を設けて複数箇所(具体的には4箇所)に貫通孔21・・・が形成されている。各貫通孔21は対向する両側板20,20において同軸線上に位置するように形成されている。また、側板20,20で挟まれた取着板22には、貫通した取着孔23・・・が複数箇所に形成されている。
【0029】
可動部材3は、所要長さを有する断面「コ」字形状の部材(例えば、C型チャンネル)を使用して形成された回動基体30と、回動基体30の先部側に設けてあり、ロープ部材5の端部を引っ掛けて巻き取る巻取装置4を備えている。巻取装置4は、巻取手段でもあり、架け渡したロープ部材に所要の緊張力を付与する手段でもある。
【0030】
回動基体30は、図6及び図7において上下方向に対向する両側板300,300の間隔が、固定部材2の両側板20,20の内面の間隔よりも狭く、やや隙間を形成した状態で両側板20,20の間に差し込むことができる大きさに形成してある。回動基体30の基端側には、対向する両側板300,300において同軸線上に位置するように貫通孔301,301が形成されている(図6、7参照)。また、使用時において下側となる側板300の先部側は、巻取装置4が当たらないように切り取られている。更に、側板300,300を繋ぐ取付板302の先部側には、巻取装置4(詳しくはボビン体40)を取り付けるための取着穴303が形成されている(図4参照)。また、取着穴303のやや基部側には、内周面にネジ溝が形成されたネジ孔304が形成されている。
【0031】
巻取装置4は、ボビン体40と、ボビン体40と一体になるように取り付けられるツメ車41と、ツメ車41を掛止するツメ42と、ツメ42がツメ車41と掛止する方向に付勢するための付勢体であるねじりバネ43を備えている。
【0032】
ボビン体40は、ロープ部材5を外周部に巻き取る円筒状のドラム部400を備えている。ドラム部400には、中心軸線を直交するように貫通した挿通孔401が形成してある。ドラム部400の両端にはフランジ部402,402が設けてある。一方のフランジ部402の外面側には、レンチ等を係合させてボビン体40を回転させる係合部403が設けてある。本実施の形態で係合部403は、側面視六角形状(いわばボルトの頭の形状のように)に形成してある。
【0033】
他方のフランジ部402の外面側には、取着穴303に嵌められる回転軸部404が形成してある。回転軸部404の外面側には、ツメ車41を取り付けるための固定軸部405が形成してある。更に固定軸部405の外面側にはネジ部406が突出して設けてある。
【0034】
また、固定軸部405の外周縁部と回転軸部404にかかる部分には、ボビン体40の軸線方向に穿ってネジ孔407が形成されている。ネジ孔407は、固定軸部405の外周縁部に半円柱状の凹部を形成し、この凹部と連続するように回転軸部404にネジ溝が形成された孔を所要深さ設けて形成してある。ネジ孔407は複数箇所に設けることができる。本実施の形態では中心軸線上を通って対向する二箇所に設けてある。
【0035】
ツメ車41は、中央に取着穴410が形成してあり、外周縁部には多数の歯411が連続して形成されている。歯411は、一方と他方の傾斜面の長さが異なる尖った山形状であり、双方の傾斜面が合わさる角部と、長さの短い傾斜面の立ち上がりの角度とが鋭角をなす形状に形成されている。
【0036】
取着穴410の内周縁部には半円柱状の凹部412,412が形成されている。この凹部412,412は、ツメ車41を固定軸部405に嵌めることで、この固定軸部405に形成された凹部と合わさってネジ孔407を形成する。
【0037】
ツメ42は、先端がツメ車41の各歯と掛止するように尖らせて形成してある。ツメ42の基部側には、ツメ42を回動基体30に取り付けるための取着穴420が形成してある。
【0038】
ねじりバネ43は、一本の金属線材を巻いてコイル部430と、両端側にコイル部430の接線方向に突出した直線部431,432とを形成し、更に直線部431,432の互いの開き角度が略120度になるように形成してある。ねじりバネ43の直線部431,432の先端は、それぞれ略「コ」字状に曲げて形成してある。
【0039】
巻取装置4は、回動基体30に次のようにして取り付けてある。
まず、ボビン体40とツメ車41の取り付けについて説明する。
ボビン体40の他方側を回動基体30の側板300,300が設けられた側から取着穴303に通し、この取着穴303に回転軸部404を嵌める。そして、取着穴303を通った回動基体30の反対側の回転軸部404に、円環状のカラー408を嵌め、更に固定軸部405にツメ車41を嵌める。
【0040】
ツメ車41を固定軸部405に嵌めて形成されたネジ孔407に、止めネジB1をねじ込み、ボビン体40とツメ車41を一体にする。これによりボビン体40とツメ車41は同じように回転する。そして固定軸部405の外面に形成されているネジ部406にワッシャーW1とナットN1を設け、止めネジB1が抜けないようにする。ネジ部406には更にナットN2を設けて二重ナットの状態にし、ナットN1も緩まないようにする。
【0041】
次に、ツメ42の取り付けについて説明する。
ツメ42は、回動基体30のツメ車41が取り付けられた側に設けられる。ツメ42を取り付けるにあたっては、まず、ねじりバネ43の一端を回動基体30の下縁部に(詳しくは、一部を切除した下側の側板300と、取付板302の下縁部とが接する部分)引っ掛けておき、更にねじりバネ43のコイル部430内に短管状のカラー421を挿入して、カラー421の中空部をネジ孔304と対応させておく。
【0042】
ツメ42は、取着穴420をネジ孔304に対応させ、ねじりバネ43の他端を上縁部に引っ掛けて、先端をツメ車41の歯に掛止させた状態にし、外方からワッシャーW2を通した六角ボルトB2をネジ孔304にねじ込むことで取り付けてある。また、ネジ孔304にねじ込んだ六角ボルトB2の先端側は回動基体30より突出させてあり、この突出した部分にはナットN3が設けてある。こうして六角ボルトB2が緩まないようにしてある。
【0043】
このようにしてツメ42は、常態でねじりバネ43によって下方に付勢されており、先端がツメ車41の歯と掛止した状態を維持するようにしてある。この構造は、即ちツメ42とツメ車41がラチェット機構を構成しており、ツメ車41がボビン体40の巻き取り方向にしか回転しないようになっている。
【0044】
回動基体30は、基部側を固定部材2の両側板20,20で挟まれた間に差し入れて、貫通孔301と任意の貫通孔21(図3及び図4では奥から二番目)とを同軸線上に合わせて上方から六角ボルトB3を差し込み、下側となる側板20から突出した六角ボルトB3の先部側にナットN4を設けて固定部材2に回動可能に連結してある。更に六角ボルトB3の先部側にはナットN5が設けてあり、ナットN4も緩まないようにしてある。
【0045】
本実施の形態でロープ取付具1、固定部材2、可動部材3、巻取装置4は、それぞれ金属製のものを使用した。しかし、上記部材の材質はこれに限定するものではなく、強度的に支障なければ、例えば、合成樹脂(プラスチック)等で形成することもできる。
【0046】
ロープ部材5は、合成樹脂製の抗張力繊維を含んで形成された芯材50を被覆部材51で覆って形成されており、柔軟性を有している。従って、ロープ部材5の芯材50は、引っ張りに対して抗する力を備えており、伸び難い性質を有している。ロープ部材5の両端側において巻取装置4に巻き取られる部分は、被覆部材51を剥いで芯材50が露出させてある。本実施の形態でロープ部材5は、東京製綱繊維ロープ株式会社製、商品名、エースラインV(全芳香族ポリエステル(ポリアリレート)繊維「ベクトラン(商標)」と、他の繊維・樹脂とを組み合わせてつくった高強度ロープ)を使用しており、引張弾性率は7600fkg/mm2である。また、被覆部材51は、柔軟性または変形性を有していれば、合成樹脂製のものを使用することもできるし、ゴム製のものを使用することもできる。
【0047】
(作 用)
図1ないし図7を参照して、本実施の形態で示す筋交い装置Sの作用を説明する。
実施の形態の欄中の以下の記載は、筋交い装置Sを柱で囲まれた部屋の天井ふところHの空間に設けた図2を参照しながら、より具体的に説明する。
【0048】
一つの筋交い装置Sを構成する固定部材2,2は、梁7aの一端側となる火打ち梁9の近傍と、上記梁7aと対向する梁7bの他端側となる火打ち梁9の近傍の側面に取り付けられている。固定部材2を取り付ける位置は、骨組部材の歪みがロープ部材5の耐張力を利用して防止できる位置である。
【0049】
各固定部材2は、所要の厚みを有するゴム製の充填部材(図示省略)を取着板22側に設けた状態で梁7a,7bに当てて(実際に梁7a,7bに当たっているものは充填部材である)、取着孔23を通して木ねじ(図示省略)を梁7a,7bにねじ込んで固定されている。充填部材は、梁7a,7bと固定部材2,2との間に形成される隙間を埋め、固定部材2,2の取着板22全体に木ねじによる固着力がかかるようにしたり、固定部材2,2を取り付ける梁等を傷つけないようにするためのものである。
【0050】
固定部材2,2の間にはロープ部材5が架け渡される。ロープ部材5は、被覆部材51を剥いで露出させた芯材の端部を挿通孔401に貫通させて通し、この状態で係合部403にレンチ等を係合させ、このレンチ等によってボビン体40を回転させることで、芯材50がドラム部400に巻き付いて外れないように取り付けられる。
【0051】
ボビン体40は、ツメ42の先端がツメ車41の歯と掛止して逆回転しないようにしてあるので、ロープ部材5の芯材50はドラム部400に巻き取るが、巻き取った芯材50が解かれる方向には回転しない。従って、ボビン体40を回転させてロープ部材5の芯材50を巻き取ることで、このロープ部材5は端部側に引っ張られて次第に固定部材2,2の間で緊張した状態になる。
【0052】
回動基体30は、固定部材2に水平方向に回動可能に取り付けられているので、ドラム部400にロープ部材5が巻き取られることで、ロープ部材5の張力によって(ロープ部材5が緊張するにつれて)自然に互いに向き合うように回動する。このように回動することで回動基体30は、ドラム部400の軸線方向とロープ部材5の張設方向とが略直交した状態となる。つまり、回動基体30は、ロープ部材5の巻き取りが進むにつれて、自動的に抵抗が少ない状態で巻き取ることができる位置に回動する。従って、ロープ部材5は、無駄な抵抗がない状態で巻き取ることができる。
そして、ロープ部材5を固定部材2,2の間で軽く緊張した状態になるまで巻き取る。
【0053】
筋交い装置Sの機能は、地震や台風等によって建物に水平方向から力が加わったときに、固定部材2,2の間に設けたロープ部材5の長さが大きく伸びないようにして、柱と梁と桁の組み合わせ形状が変わらないようにすることにある。従って、ロープ部材5は、固定部材2,2の間で強固に張った状態にする必要はなく、軽く緊張した状態にすれば十分である。
【0054】
ところで木造建物は、振動による揺れ等によって若干は日常的に動いているものである。従って、従来例で示すワイヤーロープを緊張して架け渡した場合では、ワイヤーロープは引張弾性率が大きく殆ど伸びないので、少しも動く余裕がなくなり、かえって骨組部材等に無理な力をかけてしまうことがある。
ロープ部材5は、ワイヤーロープより引張弾性率が小さく、ワイヤーロープより伸び易い性質を有するものを使用しているので、日常の小さな動きにあってはロープ部材5が極僅かであるが伸びて対応可能である。つまり、筋交い装置5は、日常的な小さな変形を吸収しながらも、大きな変形を防止することができる。
【0055】
筋交い装置Sは、固定部材2,2に貫通孔21が複数箇所に設けてあり、回動基体30の取付位置を任意に変えることができる。従って、固定部材2,2を取り付けた後でロープ部材5を架け渡した際に、ロープ部材5が何らかの部材に当たって干渉してしまったような場合でも、回動基体30の取付位置をずらして上記した干渉を回避することが可能である。
【0056】
筋交い装置Sは、従来のような棒鋼やワイヤーロープではなく、合成樹脂製の抗張力繊維を含んで形成された芯材50を被覆部材51で覆って形成されたロープ部材5を用いているので、軽量化でき、また、柔軟性を有することにより天井ふところHでの狭い空間での施工も比較的し易い。
【0057】
ロープ部材5は柔軟性を有しており、巻癖が付いた場合でもワイヤーロープよりキンクし難いので、作業においてそれほど注意を要することがなく、取り扱いが容易である。
【0058】
ロープ部材5は、剪断方向への力には弱く簡単に切断できる。しかも芯材50を挿通孔401に通してボビン体40を回転させるだけで、ドラム部400に簡単に巻き付かせて取り付けることができる。従って、現場で簡単にロープ部材5の加工ができ、予め工場等で所定の長さ等に切断しておく等の手間が省略できる。従来例で挙げた棒鋼やワイヤーロープは、切断や端部の処理等が簡単でないので、予め工場等で製造しておかなければならない。
【0059】
ロープ部材5は、ワイヤーロープと異なり錆びも発生しないので、耐久性に優れている。
【0060】
回動基体30は固定部材2に水平方向に回動可能に取り付けられているので、ドラム部400にロープ部材5を巻き取る際に、手動でボビン体40を左右に回動させながら巻き取ることもできる。このようにしてロープ部材5を巻き取ることで、ロープ部材5をドラム部400の全体に偏りなく略均等な状態で巻き取ることができる。
【0061】
本実施の形態で示す筋交い装置Sは、既存の建物に取り付ける状態を例示したが、これは限定するものではなく、例えば、新築の建物にも取り付けることができる。
【0062】
本実施の形態で示す筋交い装置Sは、巻取装置をロープ部材の端部に設けるようにしたが、これは限定するものではない。例えば、巻取装置はロープ部材の途中に設けることもでき、端側でない中間部分のロープ部材を巻き取ることもできる。また、ロープ部材は端部からボビン体に巻き取るようにしたが、これも限定するものではなく、例えば、端側の所要長さがボビン体から垂れ下がるようにして巻き取ることもできる。
【0063】
更に、本実施の形態で示す筋交い装置Sは、固定部材を梁7a,7bに設けたが、これも限定するものではなく、例えば、固定部材は桁や火打ち梁(桁)に設けることもできる。また、天井ふところ以外の床下や小屋裏等においては、土台、梁、桁、火打ち梁(桁)等の横木部材に設けることができる。
【0064】
本実施の形態ではロープ部材5の両端側に、それぞれに巻取装置4を備えたロープ取付具1,1を設けたが、これは限定するものではなく、巻取装置4は少なくとも一方のロープ取付具に設けてあれば良い。
【0065】
本実施の形態で回動基体30は、側板20,20間に六角ボルトB3を差し込んで、固定部材2に回動可能に取り付けたものを示したが、回動基体の取り付け構造は、これに限定するものではない。例えば、所要ピッチごとに水平方向にずらして回動させることができ、位置決めした後にボルト等の固定具で固定できるようにしたものを使用して、回動可能に取り付けることもできる。
【0066】
本実施の形態で示す筋交い装置Sは、固定部材を横木部材に設けてロープ部材が水平方向に延びるようにしたが、本発明に係る筋交い装置はこれに限定するものではなく、例えば、固定部材を柱等に設けてロープ部材が垂直方向や斜め方向に延びるように設けることもできる。
【0067】
本実施の形態で筋交い装置Sは、木造建物に設けた場合を例に挙げて説明したが、これは筋交い装置が設けられる建物を木造のものに限定するものではない。例えば、筋交い装置Sは、軽量鉄骨等を使用して建てられた建物に設けることもできる。また、「木造建物」という用語は、厳密に木材のみで形成された建物を意味するものではない。木材以外の例えば軽量鉄骨等を一部に使用して建てられたものも含む概念として使用している。
【0068】
本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
本発明に係る筋交い装置は、従来のような棒鋼やワイヤーロープではなく、合成樹脂製の抗張力繊維を含んで形成されたロープ部材を用いているので、軽量化でき、また、柔軟性を有することにより狭い空間での施工も比較的し易い。更には、保管や運搬の際の収容効率も良い。
また、本発明に係る筋交い装置で用いたロープ部材は、柔軟性を有しており、巻癖が付いた場合でもワイヤーロープよりキンクし難い。従って、本発明に係る筋交い装置は、作業においてそれほど注意を要することがなく、取り扱いが容易である。
更に、本発明に係る筋交い装置では、ワイヤーロープと異なり錆びが発生しないロープ部材を用いたので、耐久性に優れている。
【0070】
本発明に係る筋交い装置のうち、ロープ取付具が、骨組部材に固定可能な固定部材と、固定部材に取り付けてあり、ロープ部材の緊張力に伴って自動で方向を変えることが可能な可動部材を備えているものは、ロープ取付具の間に架け渡したロープ部材に所要の緊張力を付与することにより、可動部材がロープ部材の緊張力に伴って自然に可動し、可動部材が同士が向き合う状態になって停止する。従って、固定部材は、取付位置が変わっても(ロープ部材の張設方向が変わっても)に対応することができる。つまり、取り付け位置が限定されない。
また、例えば、可動部材にロープ部材を巻き取るボビン部材を備え、緊張したロープ部材の張設方向と軸線方向が直交した状態となるようにボビン部材を設けた場合では、ロープ部材を無駄な抵抗がない状態で巻き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態で示す筋交い装置を木造建物に使用した状態を示す断面説明図。
【図2】図1に示すA−A断面説明図。
【図3】筋交い装置の一実施の形態を示す斜視説明図。
【図4】筋交い装置を構成するロープ取付具の分解斜視説明図。
【図5】ロープ取付具の平面視説明図。
【図6】ロープ取付具の左側面視説明図。
【図7】ロープ取付具の右側面視説明図。
【符号の説明】
S 筋交い装置
B1 ネジ
B2 六角ボルト
B3 六角ボルト
K 小屋裏
Y 床下
H 天井ふところ
N1 ナット
N2 ナット
N3 ナット
N4 ナット
N5 ナット
W1 ワッシャー
W2 ワッシャー
1 ロープ取付具
2 固定部材
20 側板
21 貫通孔
22 取着板
23 取着孔
3 可動部材
30 回動基体
300 側板
301 貫通孔
302 取付板
303 取着穴
304 ネジ孔
4 巻取装置
40 ボビン体
400 ドラム部
401 挿通孔
402 フランジ部
403 係合部
404 回転軸部
405 固定軸部
406 ネジ部
407 ネジ孔
408 カラー
41 ツメ車
410 取着穴
411 歯
412 凹部
42 ツメ
420 取着穴
421 カラー
43 バネ
430 コイル部
431,432 直線部
5 ロープ部材
50 芯材
51 被覆部材
6 柱
7a,7b 梁
8 桁
9 火打ち梁
Claims (5)
- 建物を構成する骨組部材の所要位置に固定して取り付けられる少なくとも一対のロープ取付具と、
合成樹脂製の抗張力繊維を含んで柔軟性を有するように形成されており、ロープ取付具の間に架け渡して設けられるロープ部材と、
ロープ取付具の間に架け渡されたロープ部材に所要の緊張力を付与する手段と、
を備えることを特徴とする、
筋交い装置。 - 建物を構成する骨組部材の所要位置に取り付けられる少なくとも一対のロープ取付具と、
合成樹脂製の抗張力繊維を含んで柔軟性を有するように形成されているロープ部材と、
を備えており、
ロープ取付具は、
骨組部材に固定可能な固定部材と、
固定部材に取り付けてあり、ロープ部材の緊張力に伴って自動で方向を変えることが可能な可動部材と、
可動部材に設けてあり、架け渡して設けたロープ部材を巻き取って所要の緊張力を付与する手段と、
を備えることを特徴とする、
筋交い装置。 - 抗張力繊維がアラミド繊維またはポリエステル繊維であることを特徴とする、
請求項1または2記載の筋交い装置。 - 架け渡したロープ部材に所要の緊張力を付与する手段は、ロープ部材の所要部分を巻き取るボビン部材と、ボビン部材の巻き取り方向への回転を可能にし、巻き取り方向とは逆方向への回転は防止できるようにするラチェット手段を備えていることを特徴とする、
請求項1,2または3記載の筋交い装置。 - 筋交い装置に使用するロープ取付具であって、
骨組部材に固定可能な固定部材と、
固定部材に取り付けてあり、ロープ部材の緊張力に伴って自動で方向を変えることが可能な可動部材と、
可動部材に設けてあり、架け渡して設けたロープ部材を巻き取って所要の緊張力を付与する巻取手段と、
を備えていることを特徴とする、
ロープ取付具。
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