JP6629923B2 - ブレース機構 - Google Patents
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Description
また、従来の鋼材、木材、コンクリート等のブレースを構成する材料も決して安価とは言えず、また架構も複雑になり、費用対効果から見て望ましいものではないものが多い。
紐または帯状で可撓性の第1および第2のブレース材と、これらブレース材が掛装位置の移動が自在なように掛装される回転支点部材とを備え、
前記第1のブレース材は、両端が枠体の同じ辺または同じ辺の両側の角部に結合されて中間が前記回転支点部材に掛装され、
前記第2のブレース材は、両端が前記枠体の前記辺に対向する辺またはこの対向する辺の両側の角部に結合されて中間が前記回転支点部材に前記第1のブレース材と反対側から掛装され、
前記第1および第2のブレース材は、それぞれ2本が平行に設けられ、前記2本の第1のブレース材が前記回転支点部材における軸方向の両端側に掛装され、前記2本の第2のブレース材が前記回転支点部材における前記2本の第1のブレース材の掛装位置の間となる軸方向の中央側に掛装され、
前記枠体の前記同じ辺および前記枠体の前記辺に対向する辺は、いずれも前記横枠材で構成される辺であり、
前記第1および第2のブレース材は、前記枠体から引っ張り力が負荷され前記回転支点部材を介して前記第1のブレース材と第2のブレース材の間で前記引っ張り力を伝達し合うものであり、前記回転支点部材は、軸方向が、前記矩形枠状の枠体が成す壁面に垂直でる。
前記枠体が菱形に変形したとき、例えば建築物の壁部に適用されて建築物に層間変位が生じたときは、互いにX形を成す両対角線の長さが変わる。このとき、第1および第2のブレース材は紐または帯状で可撓性の部材であるため、回転支点部材に掛装された箇所がずれ、このずれによって回転支点部材の両側の部分に作用する張力が均等化する。そのため、圧縮力を負担できないブレース材を用いながら、第1および第2のブレース材の両方が、常に変形防止のために機能するため、枠体における各辺の端部の固定箇所の強度、およびブレース材の強度が軽減できる。
また、第1および第2のブレース材は紐または帯状で可撓性の部材であるため、圧縮力を負担する機能を持つブレースに比べて、材料の費用が低減される。
引張力だけを負担する紐または帯状で可撓性のブレース材を用いるため、構成が簡単で、施工性、工期面および管理面等における優位性がある。したがって、既存の建築物等に簡単に施工することができる。
また棒状のブレース部材と巻回部材とプーリーとを用いた特許文献1に比べて、構成を簡単化することができ、コスト低減を図れるうえ施工性、工期面および管理面等における優位性がある。
さらに、複数本の第1のブレース材および第2のブレース材で、共通の回転支点部材を安定して支持することができる。
紐または帯状で可撓性の第1および第2のブレース材と、これらブレース材が掛装位置の移動が自在なように掛装される回転支点部材とを備え、
前記第1のブレース材は、両端が前記枠体の同じ辺または同じ辺の両側の角部に結合されて中間が前記回転支点部材に掛装され、
前記第2のブレース材は、両端が前記枠体の前記辺に対向する辺またはこの対向する辺の両側の角部に結合されて中間が前記回転支点部材に前記第1のブレース材と反対側から掛装され、
前記第1のブレース材は2本が平行に設けられ、前記第2のブレース材は1本であり、前記2本の第1のブレース材が前記回転支点部材における軸方向の両端側に掛装され、前記1本の第2のブレース材が前記回転支点部材における前記2本の第1のブレース材の掛装位置の間となる中央に掛装され、
前記枠体の前記同じ辺および前記枠体の前記辺に対向する辺は、いずれも前記横枠材で構成される辺であり、
前記第1および第2のブレース材は、前記枠体から引っ張り力が負荷され前記回転支点部材を介して前記第1のブレース材と第2のブレース材の間で前記引っ張り力を伝達し合い、前記回転支点部材は、軸方向が、前記矩形枠状の枠体が成す壁面に垂直である。
また、この構成によれば、水平力の作用方向(左右)、特に地震または風力による繰り返し力に対し、力の方向(プラス、マイナス)に拘わらず対応することができる。
よび管理面等における優位性があり、またブレース材を構成する材料の費用低減を図ることができる。
この発明の実施形態を図1ないし図5と共に説明する。
図1に示すように、このブレース機構1は、枠体2に加わる水平力に対して補強を行うブレース機構であり、第1および第2のブレース材3,4と、回転支点部材5と、取付部材6とを備える。ブレース機構1は、架構に加わる横方向の力に対して、従来のブレースと同様にトラス構面によりその力を各部材に伝達し、その外力に対して枠体2の変位、変形を防ぐ。ブレース機構1は、後述する力の流れ(図4(A))によって通常のトラスとは異なり、上下(梁材)と左右(柱材)の拘束に斜材が介する回転支点部材5の作用により、引張力のみで力を分散することが可能である。
第1および第2のブレース材3,4は、紐または帯状で可撓性のある素材である。
第1のブレース材3は、図1の上側のブレース材である。第1のブレース材3は、両端が枠体2における上側の横枠材8の両側の角部に、取付部材6,6を介して結合されている。この第1のブレース材3における長手方向の中間が、回転支点部材5に掛装されている。第1のブレース材3は複数本(この例では二本)が平行に設けられている。
各ブレース材3,4の材質としては、例えば、麻、ナイロン、ポリプロピレン等のロープまたはベルト、被覆鋼線、ステンレス鋼線、メッキワイヤロープ等の各種、市中品の使用が可能である。
回転支点部材5には、第1および第2のブレース材3,4が掛装位置の移動が自在なように掛装されている。回転支点部材5は、環状溝付きの円柱または円筒状部材である回転軸金物から成る。回転支点部材5は、第1のブレース材3により吊り下げた状態に第2のブレース材4が掛装されることにより安定支持され、枠体2の例えば中央付近に位置し、回転軸が枠体2の壁面に直交する。
この構成によると、図4(A)に示すように、第1および第2のブレース材3,4は、それぞれ枠体2の同じ辺側に両端が結合されるが、これら第1および第2のブレース材3,4は中間の回転支点部材5に互いに反対側から掛装されているため、第1および第2のブレース材3,4の互いに直線状に位置する部分と回転支点部材5とを介して、枠体2の対角線方向に引張力を伝達することができる。
引張力だけを負担する紐または帯状で可撓性のブレース材3,4を用いるため、構成が簡単で、施工性、工期面および管理面等における優位性がある。
また特許文献1に比べて、構成を簡単化することができ、コスト低減を図れるうえ施工性、工期面および管理面等における優位性がある。
以下の説明においては、各実施の形態で先行して説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
この場合、建築物である木造住宅の柱7Aおよび横枠材(横架材)8で矩形枠状に形成される枠体2に対して、このブレース機構1が設置される。このような建築物における柱7Aおよび横枠材8で構成される部位に、このブレース機構1を簡易に施工することができる。したがって、建築物の耐震性および制振性を簡易に高めることができる。
2…枠体
3,4…第1,第2のブレース材
5,5A,5B,5C…回転支点部材
7A…柱
8…横枠材(横架材)
Claims (3)
- 一対の縦枠材と一対の横枠材とで矩形枠状に構成された枠体に加わる水平力に対して補強を行うブレース機構であって、
紐または帯状で可撓性の第1および第2のブレース材と、これらブレース材が掛装位置の移動が自在なように掛装される回転支点部材とを備え、
前記第1のブレース材は、両端が前記枠体の同じ辺または同じ辺の両側の角部に結合されて中間が前記回転支点部材に掛装され、
前記第2のブレース材は、両端が前記枠体の前記辺に対向する辺またはこの対向する辺の両側の角部に結合されて中間が前記回転支点部材に前記第1のブレース材と反対側から掛装され、
前記第1および第2のブレース材は、それぞれ2本が平行に設けられ、前記2本の第1のブレース材が前記回転支点部材における軸方向の両端側に掛装され、前記2本の第2のブレース材が前記回転支点部材における前記2本の第1のブレース材の掛装位置の間となる軸方向の中央側に掛装され、
前記枠体の前記同じ辺および前記枠体の前記辺に対向する辺は、いずれも前記横枠材で構成される辺であり、
前記第1および第2のブレース材は、前記枠体から引っ張り力が負荷され前記回転支点部材を介して前記第1のブレース材と第2のブレース材の間で前記引っ張り力を伝達し合い、前記回転支点部材は、軸方向が、前記矩形枠状の枠体が成す壁面に垂直である。
ブレース機構。 - 一対の縦枠材と一対の横枠材とで矩形枠状に構成された枠体に加わる水平力に対して補強を行うブレース機構であって、
紐または帯状で可撓性の第1および第2のブレース材と、これらブレース材が掛装位置の移動が自在なように掛装される回転支点部材とを備え、
前記第1のブレース材は、両端が前記枠体の同じ辺または同じ辺の両側の角部に結合されて中間が前記回転支点部材に掛装され、
前記第2のブレース材は、両端が前記枠体の前記辺に対向する辺またはこの対向する辺の両側の角部に結合されて中間が前記回転支点部材に前記第1のブレース材と反対側から掛装され、
前記第1のブレース材は2本が平行に設けられ、前記第2のブレース材は1本であり、前記2本の第1のブレース材が前記回転支点部材における軸方向の両端側に掛装され、前記1本の第2のブレース材が前記回転支点部材における前記2本の第1のブレース材の掛装位置の間となる中央に掛装され、
前記枠体の前記同じ辺および前記枠体の前記辺に対向する辺は、いずれも前記横枠材で構成される辺であり、
前記第1および第2のブレース材は、前記枠体から引っ張り力が負荷され前記回転支点部材を介して前記第1のブレース材と第2のブレース材の間で前記引っ張り力を伝達し合い、前記回転支点部材は、軸方向が、前記矩形枠状の枠体が成す壁面に垂直である、
ブレース機構。 - 請求項1または請求項2に記載のブレース機構において、前記枠体は、建築物における柱および横架材で構成される部位であるブレース機構。
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