JP2004099773A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗浄力・起泡力・保存安定性に優れ、食品、食器、特に哺乳瓶などの乳幼児用食器、食品製造装置の洗浄に好適な洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又はショ糖脂肪酸エステルとを含有する洗浄剤組成物。
【選択図】 なし
【解決手段】ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又はショ糖脂肪酸エステルとを含有する洗浄剤組成物。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄剤組成物に関し、詳しくは、人体および環境に対する安全性に優れ、生鮮食品、食器、食品製造機器などの洗浄・除菌に好適で、優れた洗浄力を有する洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭および業務用分野において、食品、食器、食品製造装置などの洗浄に使用される界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルフォン酸、アルキル硫酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルファオレインスルフォン酸塩、アルカンスルフォン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアマイド、アミンオキサイド、アルキルグルコシド、石鹸などが一般的である。これらの界面活性剤を使用することにより、優れた洗浄力が実現できるが、すすぎが不十分であったり、徹底的な水洗が不可能な構造であったりして界面活性剤が残留した場合、人体に経口的に入るため、消費者は人体への影響についての懸念を禁じ得ず、特に成長途中の乳幼児、小児に対しては問題意識を生じやすい。また、生分解性の低い界面活性剤では、河川および生息する生物など、環境への影響も無視することが出来ない。
【0003】
一方、食品添加物を使用した洗浄剤組成物として、食品添加物および/または食品から原料を選択し、その種類および配合比率を吟味することで洗浄力をはじめとする各種機能の向上を図った洗浄剤組成物も多く提案されている。例えば、ショ糖脂肪酸エステルを使用した洗浄剤組成物(特許文献1参照)、ポリグリセリン脂肪酸エステルと有機酸を配合した洗浄剤組成物(特許文献2参照)、ポリグリセリン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸酸エステルを配合した洗浄剤組成物(特許文献3〜5参照)等が挙げられるが、前記の一般的な界面活性剤を使用した洗浄剤に比べると、洗浄力、起泡力、組成物の安定性を全て兼ね備えるにはいたらず、完全に満足できるものではなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開昭51−55306号公報
【特許文献2】
特開昭60−149699号公報
【特許文献3】
特開昭60−120800号公報
【特許文献4】
特開平7−188696号公報
【特許文献5】
特開平7−109484号公報
【0005】
他方、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは、汎用性と安全性の高い界面活性剤として、多くの洗浄剤組成物に、構成原料の一部に使用されている(例えば特許文献6〜16参照)。しかし、これらは洗浄剤における洗浄力向上を主眼とした処方であり、併用する他の原料、例えば、他の界面活性剤、油分、ビルダー、溶剤、殺菌剤など、食品添加物以外の原料を使用しており、食品や食器を洗浄対象とする場合、残留による人体への影響などの危惧が残っている。
【0006】
【特許文献6】
特開昭48−12808号公報
【特許文献7】
特開昭52−147603号公報
【特許文献8】
特開昭59−172597号公報
【特許文献9】
特開昭61−238895号公報
【特許文献10】
特開昭63−199795号公報
【特許文献11】
特開平6−100435号公報
【特許文献12】
特開平5−140589号公報
【特許文献13】
特開平6−313194号公報
【特許文献14】
特開平7―11297号公報
【特許文献15】
特開平7−112924号公報
【特許文献16】
特開平8−12995号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の様に、これまで提案された食品添加物を使用する洗浄剤組成物は、洗浄力、起泡力、組成物の安定性に不足があるか、逆に、人体または環境に対する安全性に懸念があるかというのが実状である。本発明の目的は、洗浄力・起泡力・保存安定性に優れ、食品、食器、特に哺乳瓶などの乳幼児用食器、食品製造装置の洗浄に好適な洗浄剤組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の第1の要旨は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又はショ糖脂肪酸エステルとを含有する洗浄剤組成物に存し、本発明の第2の要旨は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又はショ糖脂肪酸エステル、並びに、食品添加物および/または食品から成る洗浄剤組成物に存する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。なお、本発明においては、人間が経口摂取した場合に毒性が無く、かつ皮膚・粘膜・眼に対して刺激を与えないことをもって人体に対する安全性と称する。また、生物一般が摂取、あるいは接触した場合に毒性と刺激が無く、かつ廃棄後は速やかに分解されることをもって環境に対する安全性と称する。
【0010】
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは、ポリオキシエチレンとソルビタン脂肪酸エステルとのエステルであり、ポリオキシエチレンの重合度としては、4、6、20、100以上のものが知られている。人体に対する安全性の面から重合度20のものが好ましい。脂肪酸としては、炭素数6〜22の各種のものが報告されているが、洗浄性、起泡性、組成物の安定性、経済性の各面から、構成脂肪酸の炭素数が12〜18のものが好ましく、ラウレート、ステアレート、オレートが特に好ましい。また、モノエステル、ジエステル、トリエステル等の各種エステル体が存在するが、洗浄性、起泡性、組成物の安定性、環境への安全性の各面から、モノエステルが最も好ましく、次いで、ジエステル、トリエステルが好ましい。
【0011】
本発明で好適に使用される代表的なポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートが挙げられる。これらの中では、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートが最も好適に使用される。これらは単独で使用しても、混合して2種以上使用してもよい。
【0012】
本発明の洗浄剤組成物は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと共に、ポリグリセリン脂肪酸エステル又はショ糖脂肪酸エステルを必須の構成成分として含有する。ポリグリセリン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸エステルは、それぞれ単独でポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと組み合わせて使用することが出来る。また、ポリグリセリン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸エステルを併用して、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと組み合わせて使用することも出来る。
【0013】
先ず、ポリグリセリン脂肪酸エステルについて述べる。ポリグリセリン脂肪酸エステルは、ポリグリセリンと脂肪酸とのエステルである。ポリグリセリンの平均重合度としては、2〜100のものが知られているが、人体・環境に対する安全性の見地から、平均重合度2〜10のものが好ましい。構成脂肪酸としては、洗浄性、起泡性、組成物の安定性の面から、炭素数6〜18のものが好ましく、炭素数8〜12のものが特に好ましい。
【0014】
ポリグリセリン脂肪酸エステルのエステル化率は、洗浄性、起泡性、組成物の安定性、環境に対する安全性の面から、エステル化率5〜20%のものが好ましい。エステル化率は、ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するポリグリセリンの水酸基の数をm、そのうちエステル化された水酸基の数をnとした場合の「(n/m)×100(%)」と定義され、具体的には、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステルの鹸価化、酸価、水酸基価を定法で実測し、式「(鹸化価−酸価)/(鹸化価+水酸基価−酸価)」×100(%)で算出することが出来る。
【0015】
本発明で好適に使用されるポリグリセリン脂肪酸エステルの代表例としては、ジグリセリンモノラウレート、トリグリセリンモノラウレート、テトラグリセリンモノラウレート、ヘキサグリセリンモノラウレート、デカグリセリンモノラウレート、ジグリセリンモノカプリレート、トリグリセリンモノカプリレート、テトラグリセリンモノカプリレート、ヘキサグリセリンモノカプリレート、デカグリセリンモノカプリレート、ジグリセリンモノカプレート、トリグリセリンモノカプレート、テトラグリセリンモノカプレート、ヘキサグリセリンモノカプレート、デカグリセリンモノカプレート、デカグリセリンモノステアレート、ジグリセリンジラウレート、トリグリセリンジラウレート、テトラグリセリンジラウレート、ヘキサグリセリンジラウレート、デカグリセリンジラウレート、ジグリセリンジカプリレート、トリグリセリンジカプリレート、テトラグリセリンジカプリレート、ヘキサグリセリンジカプリレート、デカグリセリンジカプリレート、ジグリセリンジカプレート、トリグリセリンジカプレート、テトラグリセリンジカプレート、ヘキサグリセリンジカプレート、デカグリセリンジカプレート等が挙げられる。これらのうちの1種のみでも、2種以上の混合でもどちらでもよく、平均エステル化率が5〜20%の範囲内であれば、トリエステル以上の多価エステルが存在していてもよい。
【0016】
ショ糖脂肪酸エステルは、ショ糖と脂肪酸とのエステルである。構成脂肪酸としては、炭素数6〜22まで各種のものが報告されているが、洗浄性、起泡性、組成物の安定性の面から炭素数6〜18、特に炭素数8〜12のもので、モノエステル純度が70重量%以上のものが好ましい。モノエステル純度とは、モノエステル、ジエステル、トリエステル等の各種エステル体の混合物であるショ糖脂肪酸エステルにおける、モノエステル体の重量%である。各エステル体の重量比は、公知のクロマトグラフィー分析により実測することが出来る。
【0017】
本発明で好適に使用されるショ糖脂肪酸エステルの代表例としては、ショ糖モノラウレート、ショ糖モノカプリレート、ショ糖モノカプレート、ショ糖ジラウレート、ショ糖ジカプリレート、ショ糖ジカプレート等が挙げられる。構成脂肪酸は、単一でなく、混合して使用してもよい。なお、モノエステル純度が70重量%以上であれば、トリエステル以上の多価エステルが存在していてもよい。
【0018】
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと、ポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又はショ糖脂肪酸エステルとの配合割合は、重量比で、2〜9:8〜1の範囲が好ましく、特に好ましくは5〜8:5〜2の範囲である。この配合比を外れると、洗浄力、起泡力、組成物の安定性が充分でなくなる。ポリグリセリン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸エステルを併用する場合の両者の配合比率は任意である。
【0019】
本発明の洗浄剤組成物中の、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと、ポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又はショ糖脂肪酸エステルの含有量は、これらの含有量の総計が3〜80重量%であることが好ましい。これらの成分の合計含有量が3重量%より低いと、充分な洗浄力、起泡力は得られず、また、80重量%よりも多いと、流動性が悪くなったり、水分散に時間がかかったりして実用時に不都合である。
【0020】
本発明の洗浄剤組成物の形態は、特には限定されず、使用場所と使用目的に応じ、液体、ペースト状、固体状、粉末状の何れでもよいが、製造の簡便さと使用時の利便性から、水を含有する液体形態が好ましい。
【0021】
本発明の洗浄剤には、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルの他に、各種の成分、例えば、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、水などの溶剤、クエン酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、エチレンジアミンテトラ四酢酸塩などのビルダー、エチルパラベン、プロピルパラベン、ヒドロキシ安息香酸メチル、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム等の食品用抗菌剤、カルボキシメチルセルロース等の増粘安定剤、香料、着色剤などを適宜配合することが出来る。
【0022】
これらの任意成分は、合計して20〜97重量%の範囲で配合することが好ましく、溶剤(水を除く)0〜50重量%、他の任意成分(食品用抗菌剤、増粘安定剤、香料、着色料など)総計0〜10重量%、残分水となる様に配合するのが好ましい。
【0023】
本発明の洗浄剤組成物においては、人体と環境への安全性を実現するために、これらの任意成分が、食品および/または食品添加物の中から選択されることが好ましい。本発明の第2の要旨に係る洗浄剤組成物としては、水を含有する液体状態の洗浄剤組成物が好ましく、飲用可能な食品に相当する品位の水を含有するものが特に好ましい。また、食品添加物物として認可されているクエン酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム等をビルダーとして、プロピレングリコール、エタノール、グリセリン等を溶剤として含有するものが好ましい。その他、好適に使用される成分としては、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム等の保存料、次亜塩素酸ナトリウム等の殺菌剤などの食品添加物が挙げられる。
【0024】
本発明の洗浄剤組成物は、人体および環境に対する安全性が高い成分のみで構成することが出来るため、野菜、果物、魚、肉類などの生鮮食品、哺乳瓶、乳幼児食器、食品製造装置、充填装置の他、幼児をはじめ人間が接触する可能性が大きい、住居内で使用する各種物品の洗浄用に、好適に使用することが出来る。
【0025】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例においては、表1に示す原材料を使用して洗浄剤組成物を調製した。また、得られた洗浄剤組成物の性能評価は、次に示す方法で行った。
【0026】
<洗浄力>
次の手順で、25℃において、汚染皿を洗浄しうる枚数をもって洗浄力を評価した。
(1)汚染皿準備:
市販バターを油溶性赤色色素(ズダンIV)で着色し、直径23cmの磁製皿1枚に対し0.5gを一面に塗りつけた汚染皿を充分な枚数用意した。
(2)洗浄力試験:
洗浄剤組成物3gと水道水27gを、台所用のスポンジに浸み込ませ、圧縮を10回繰り返して泡立てたスポンジで、汚染皿の表10回、裏5回をこすり洗いし、汚れが落ちた皿の枚数を数えた。
【0027】
<起泡力>
50mL目盛り付き試験管に、濃度0.1重量%の洗浄剤組成物を含有する水溶液10mLを入れ、上下逆さに20回振とう後、生成した泡の体積を10秒後に読み取り、次の評価基準で起泡力を評価した。評価は25℃において行った。
<気泡力の評価基準>
◎:20mL以上
○:20mL未満〜15mL
△:15mL未満〜5mL
×:5mL未満
【0028】
<安定性>
調製した洗浄剤組成物を5℃および40℃で1カ月保存し、液の透明性、分離、沈殿の有無を目視観察し、下記の基準で評価した。
<目視による安定性の評価基準>
○:透明であり、分離沈殿のない均一な状態
△:不透明だが、分離沈殿はない均一な状態
×:不透明であり、分離または沈殿が生じる
【0029】
【表1】
<使用した原材料>
(1)ソルビタンモノステアレート(ポリオキシエチレン重合度20;LONZA社製、商品名「Glycosoerse S−20」)
(2)ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(ポリオキシエチレン重合度20;LONZA社製 商品名「Glycosoerse O−20」)
(3)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(ポリオキシエチレン重合度20;LONZA社製、商品名「Glycosoerse L−20」)
(4)デカグリセリンモノラウレート(三菱化学フーズ社製、商品名「リョートーポリグリエステル L−7D)
(5)ショ糖モノラウレート(三菱化学フーズ社製、商品名「リョートーシュガーエステル L−1695」)
(6)ショ糖モノオレート(三菱化学フーズ社製、商品名「リョートーシュガーエステル O−1570」)
(7)クエン酸ナトリウム(純正化学社製)
(8)プロピレングリコール(純正化学社製)
【0030】
実施例1〜4及び比較例1〜3
表2に示す組成比(重量基準;合計100)で、先ず、所定量のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルを水に加え、70℃で加熱攪拌し、次いで室温まで冷却した後、クエン酸ナトリウム及びプロピレングリコールを加えて、十分攪拌して洗浄剤組成物を調製した。得られた洗浄剤組成物について、洗浄力、起泡力および組成物の安定性を評価した結果を表2にあわせて示す。
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、優れた洗浄力、起泡力、組成物の安定性が発現され、人体および環境に対する安全性が高い成分のみで構成する洗浄剤が提供され、野菜、果物、魚、肉類などの生鮮食品、哺乳瓶、乳幼児食器、食品製造装置、充填装置の他、幼児をはじめ人間が接触する可能性が大きい住居内で使用する各種物品の洗浄に、好適に使用出来る。
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄剤組成物に関し、詳しくは、人体および環境に対する安全性に優れ、生鮮食品、食器、食品製造機器などの洗浄・除菌に好適で、優れた洗浄力を有する洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭および業務用分野において、食品、食器、食品製造装置などの洗浄に使用される界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルフォン酸、アルキル硫酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルファオレインスルフォン酸塩、アルカンスルフォン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアマイド、アミンオキサイド、アルキルグルコシド、石鹸などが一般的である。これらの界面活性剤を使用することにより、優れた洗浄力が実現できるが、すすぎが不十分であったり、徹底的な水洗が不可能な構造であったりして界面活性剤が残留した場合、人体に経口的に入るため、消費者は人体への影響についての懸念を禁じ得ず、特に成長途中の乳幼児、小児に対しては問題意識を生じやすい。また、生分解性の低い界面活性剤では、河川および生息する生物など、環境への影響も無視することが出来ない。
【0003】
一方、食品添加物を使用した洗浄剤組成物として、食品添加物および/または食品から原料を選択し、その種類および配合比率を吟味することで洗浄力をはじめとする各種機能の向上を図った洗浄剤組成物も多く提案されている。例えば、ショ糖脂肪酸エステルを使用した洗浄剤組成物(特許文献1参照)、ポリグリセリン脂肪酸エステルと有機酸を配合した洗浄剤組成物(特許文献2参照)、ポリグリセリン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸酸エステルを配合した洗浄剤組成物(特許文献3〜5参照)等が挙げられるが、前記の一般的な界面活性剤を使用した洗浄剤に比べると、洗浄力、起泡力、組成物の安定性を全て兼ね備えるにはいたらず、完全に満足できるものではなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開昭51−55306号公報
【特許文献2】
特開昭60−149699号公報
【特許文献3】
特開昭60−120800号公報
【特許文献4】
特開平7−188696号公報
【特許文献5】
特開平7−109484号公報
【0005】
他方、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは、汎用性と安全性の高い界面活性剤として、多くの洗浄剤組成物に、構成原料の一部に使用されている(例えば特許文献6〜16参照)。しかし、これらは洗浄剤における洗浄力向上を主眼とした処方であり、併用する他の原料、例えば、他の界面活性剤、油分、ビルダー、溶剤、殺菌剤など、食品添加物以外の原料を使用しており、食品や食器を洗浄対象とする場合、残留による人体への影響などの危惧が残っている。
【0006】
【特許文献6】
特開昭48−12808号公報
【特許文献7】
特開昭52−147603号公報
【特許文献8】
特開昭59−172597号公報
【特許文献9】
特開昭61−238895号公報
【特許文献10】
特開昭63−199795号公報
【特許文献11】
特開平6−100435号公報
【特許文献12】
特開平5−140589号公報
【特許文献13】
特開平6−313194号公報
【特許文献14】
特開平7―11297号公報
【特許文献15】
特開平7−112924号公報
【特許文献16】
特開平8−12995号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の様に、これまで提案された食品添加物を使用する洗浄剤組成物は、洗浄力、起泡力、組成物の安定性に不足があるか、逆に、人体または環境に対する安全性に懸念があるかというのが実状である。本発明の目的は、洗浄力・起泡力・保存安定性に優れ、食品、食器、特に哺乳瓶などの乳幼児用食器、食品製造装置の洗浄に好適な洗浄剤組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の第1の要旨は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又はショ糖脂肪酸エステルとを含有する洗浄剤組成物に存し、本発明の第2の要旨は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又はショ糖脂肪酸エステル、並びに、食品添加物および/または食品から成る洗浄剤組成物に存する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。なお、本発明においては、人間が経口摂取した場合に毒性が無く、かつ皮膚・粘膜・眼に対して刺激を与えないことをもって人体に対する安全性と称する。また、生物一般が摂取、あるいは接触した場合に毒性と刺激が無く、かつ廃棄後は速やかに分解されることをもって環境に対する安全性と称する。
【0010】
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは、ポリオキシエチレンとソルビタン脂肪酸エステルとのエステルであり、ポリオキシエチレンの重合度としては、4、6、20、100以上のものが知られている。人体に対する安全性の面から重合度20のものが好ましい。脂肪酸としては、炭素数6〜22の各種のものが報告されているが、洗浄性、起泡性、組成物の安定性、経済性の各面から、構成脂肪酸の炭素数が12〜18のものが好ましく、ラウレート、ステアレート、オレートが特に好ましい。また、モノエステル、ジエステル、トリエステル等の各種エステル体が存在するが、洗浄性、起泡性、組成物の安定性、環境への安全性の各面から、モノエステルが最も好ましく、次いで、ジエステル、トリエステルが好ましい。
【0011】
本発明で好適に使用される代表的なポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートが挙げられる。これらの中では、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートが最も好適に使用される。これらは単独で使用しても、混合して2種以上使用してもよい。
【0012】
本発明の洗浄剤組成物は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと共に、ポリグリセリン脂肪酸エステル又はショ糖脂肪酸エステルを必須の構成成分として含有する。ポリグリセリン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸エステルは、それぞれ単独でポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと組み合わせて使用することが出来る。また、ポリグリセリン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸エステルを併用して、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと組み合わせて使用することも出来る。
【0013】
先ず、ポリグリセリン脂肪酸エステルについて述べる。ポリグリセリン脂肪酸エステルは、ポリグリセリンと脂肪酸とのエステルである。ポリグリセリンの平均重合度としては、2〜100のものが知られているが、人体・環境に対する安全性の見地から、平均重合度2〜10のものが好ましい。構成脂肪酸としては、洗浄性、起泡性、組成物の安定性の面から、炭素数6〜18のものが好ましく、炭素数8〜12のものが特に好ましい。
【0014】
ポリグリセリン脂肪酸エステルのエステル化率は、洗浄性、起泡性、組成物の安定性、環境に対する安全性の面から、エステル化率5〜20%のものが好ましい。エステル化率は、ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するポリグリセリンの水酸基の数をm、そのうちエステル化された水酸基の数をnとした場合の「(n/m)×100(%)」と定義され、具体的には、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステルの鹸価化、酸価、水酸基価を定法で実測し、式「(鹸化価−酸価)/(鹸化価+水酸基価−酸価)」×100(%)で算出することが出来る。
【0015】
本発明で好適に使用されるポリグリセリン脂肪酸エステルの代表例としては、ジグリセリンモノラウレート、トリグリセリンモノラウレート、テトラグリセリンモノラウレート、ヘキサグリセリンモノラウレート、デカグリセリンモノラウレート、ジグリセリンモノカプリレート、トリグリセリンモノカプリレート、テトラグリセリンモノカプリレート、ヘキサグリセリンモノカプリレート、デカグリセリンモノカプリレート、ジグリセリンモノカプレート、トリグリセリンモノカプレート、テトラグリセリンモノカプレート、ヘキサグリセリンモノカプレート、デカグリセリンモノカプレート、デカグリセリンモノステアレート、ジグリセリンジラウレート、トリグリセリンジラウレート、テトラグリセリンジラウレート、ヘキサグリセリンジラウレート、デカグリセリンジラウレート、ジグリセリンジカプリレート、トリグリセリンジカプリレート、テトラグリセリンジカプリレート、ヘキサグリセリンジカプリレート、デカグリセリンジカプリレート、ジグリセリンジカプレート、トリグリセリンジカプレート、テトラグリセリンジカプレート、ヘキサグリセリンジカプレート、デカグリセリンジカプレート等が挙げられる。これらのうちの1種のみでも、2種以上の混合でもどちらでもよく、平均エステル化率が5〜20%の範囲内であれば、トリエステル以上の多価エステルが存在していてもよい。
【0016】
ショ糖脂肪酸エステルは、ショ糖と脂肪酸とのエステルである。構成脂肪酸としては、炭素数6〜22まで各種のものが報告されているが、洗浄性、起泡性、組成物の安定性の面から炭素数6〜18、特に炭素数8〜12のもので、モノエステル純度が70重量%以上のものが好ましい。モノエステル純度とは、モノエステル、ジエステル、トリエステル等の各種エステル体の混合物であるショ糖脂肪酸エステルにおける、モノエステル体の重量%である。各エステル体の重量比は、公知のクロマトグラフィー分析により実測することが出来る。
【0017】
本発明で好適に使用されるショ糖脂肪酸エステルの代表例としては、ショ糖モノラウレート、ショ糖モノカプリレート、ショ糖モノカプレート、ショ糖ジラウレート、ショ糖ジカプリレート、ショ糖ジカプレート等が挙げられる。構成脂肪酸は、単一でなく、混合して使用してもよい。なお、モノエステル純度が70重量%以上であれば、トリエステル以上の多価エステルが存在していてもよい。
【0018】
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと、ポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又はショ糖脂肪酸エステルとの配合割合は、重量比で、2〜9:8〜1の範囲が好ましく、特に好ましくは5〜8:5〜2の範囲である。この配合比を外れると、洗浄力、起泡力、組成物の安定性が充分でなくなる。ポリグリセリン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸エステルを併用する場合の両者の配合比率は任意である。
【0019】
本発明の洗浄剤組成物中の、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと、ポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又はショ糖脂肪酸エステルの含有量は、これらの含有量の総計が3〜80重量%であることが好ましい。これらの成分の合計含有量が3重量%より低いと、充分な洗浄力、起泡力は得られず、また、80重量%よりも多いと、流動性が悪くなったり、水分散に時間がかかったりして実用時に不都合である。
【0020】
本発明の洗浄剤組成物の形態は、特には限定されず、使用場所と使用目的に応じ、液体、ペースト状、固体状、粉末状の何れでもよいが、製造の簡便さと使用時の利便性から、水を含有する液体形態が好ましい。
【0021】
本発明の洗浄剤には、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルの他に、各種の成分、例えば、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、水などの溶剤、クエン酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、エチレンジアミンテトラ四酢酸塩などのビルダー、エチルパラベン、プロピルパラベン、ヒドロキシ安息香酸メチル、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム等の食品用抗菌剤、カルボキシメチルセルロース等の増粘安定剤、香料、着色剤などを適宜配合することが出来る。
【0022】
これらの任意成分は、合計して20〜97重量%の範囲で配合することが好ましく、溶剤(水を除く)0〜50重量%、他の任意成分(食品用抗菌剤、増粘安定剤、香料、着色料など)総計0〜10重量%、残分水となる様に配合するのが好ましい。
【0023】
本発明の洗浄剤組成物においては、人体と環境への安全性を実現するために、これらの任意成分が、食品および/または食品添加物の中から選択されることが好ましい。本発明の第2の要旨に係る洗浄剤組成物としては、水を含有する液体状態の洗浄剤組成物が好ましく、飲用可能な食品に相当する品位の水を含有するものが特に好ましい。また、食品添加物物として認可されているクエン酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム等をビルダーとして、プロピレングリコール、エタノール、グリセリン等を溶剤として含有するものが好ましい。その他、好適に使用される成分としては、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム等の保存料、次亜塩素酸ナトリウム等の殺菌剤などの食品添加物が挙げられる。
【0024】
本発明の洗浄剤組成物は、人体および環境に対する安全性が高い成分のみで構成することが出来るため、野菜、果物、魚、肉類などの生鮮食品、哺乳瓶、乳幼児食器、食品製造装置、充填装置の他、幼児をはじめ人間が接触する可能性が大きい、住居内で使用する各種物品の洗浄用に、好適に使用することが出来る。
【0025】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例においては、表1に示す原材料を使用して洗浄剤組成物を調製した。また、得られた洗浄剤組成物の性能評価は、次に示す方法で行った。
【0026】
<洗浄力>
次の手順で、25℃において、汚染皿を洗浄しうる枚数をもって洗浄力を評価した。
(1)汚染皿準備:
市販バターを油溶性赤色色素(ズダンIV)で着色し、直径23cmの磁製皿1枚に対し0.5gを一面に塗りつけた汚染皿を充分な枚数用意した。
(2)洗浄力試験:
洗浄剤組成物3gと水道水27gを、台所用のスポンジに浸み込ませ、圧縮を10回繰り返して泡立てたスポンジで、汚染皿の表10回、裏5回をこすり洗いし、汚れが落ちた皿の枚数を数えた。
【0027】
<起泡力>
50mL目盛り付き試験管に、濃度0.1重量%の洗浄剤組成物を含有する水溶液10mLを入れ、上下逆さに20回振とう後、生成した泡の体積を10秒後に読み取り、次の評価基準で起泡力を評価した。評価は25℃において行った。
<気泡力の評価基準>
◎:20mL以上
○:20mL未満〜15mL
△:15mL未満〜5mL
×:5mL未満
【0028】
<安定性>
調製した洗浄剤組成物を5℃および40℃で1カ月保存し、液の透明性、分離、沈殿の有無を目視観察し、下記の基準で評価した。
<目視による安定性の評価基準>
○:透明であり、分離沈殿のない均一な状態
△:不透明だが、分離沈殿はない均一な状態
×:不透明であり、分離または沈殿が生じる
【0029】
【表1】
<使用した原材料>
(1)ソルビタンモノステアレート(ポリオキシエチレン重合度20;LONZA社製、商品名「Glycosoerse S−20」)
(2)ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(ポリオキシエチレン重合度20;LONZA社製 商品名「Glycosoerse O−20」)
(3)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(ポリオキシエチレン重合度20;LONZA社製、商品名「Glycosoerse L−20」)
(4)デカグリセリンモノラウレート(三菱化学フーズ社製、商品名「リョートーポリグリエステル L−7D)
(5)ショ糖モノラウレート(三菱化学フーズ社製、商品名「リョートーシュガーエステル L−1695」)
(6)ショ糖モノオレート(三菱化学フーズ社製、商品名「リョートーシュガーエステル O−1570」)
(7)クエン酸ナトリウム(純正化学社製)
(8)プロピレングリコール(純正化学社製)
【0030】
実施例1〜4及び比較例1〜3
表2に示す組成比(重量基準;合計100)で、先ず、所定量のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルを水に加え、70℃で加熱攪拌し、次いで室温まで冷却した後、クエン酸ナトリウム及びプロピレングリコールを加えて、十分攪拌して洗浄剤組成物を調製した。得られた洗浄剤組成物について、洗浄力、起泡力および組成物の安定性を評価した結果を表2にあわせて示す。
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、優れた洗浄力、起泡力、組成物の安定性が発現され、人体および環境に対する安全性が高い成分のみで構成する洗浄剤が提供され、野菜、果物、魚、肉類などの生鮮食品、哺乳瓶、乳幼児食器、食品製造装置、充填装置の他、幼児をはじめ人間が接触する可能性が大きい住居内で使用する各種物品の洗浄に、好適に使用出来る。
Claims (7)
- ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又はショ糖脂肪酸エステルとを含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
- ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又はショ糖脂肪酸エステル、並びに、食品添加物および/または食品から成る洗浄剤組成物。
- ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルの構成脂肪酸の炭素数が12〜18であり、ポリオキシエチレン部分の重合度が20である請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
- ポリグリセリン脂肪酸エステルの構成脂肪酸の炭素数が6〜18であり、エステル化率が5〜20%である請求項1〜3の何れかに記載の洗浄剤組成物。
- ショ糖脂肪酸エステルの構成脂肪酸の炭素数が6〜18であり、モノエステル純度が70重量%以上である請求項1〜4の何れかに記載の洗浄剤組成物。
- ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステルの合計との割合が、重量比で20〜90:80〜10である請求項1〜5の何れかに記載の洗浄剤組成物。
- ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステルの含有量の総計が、3〜80重量%である請求項1〜6の何れかに記載の洗浄剤組成物。
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JP2011026467A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Nof Corp | 洗浄剤組成物 |
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