JP5367243B2 - 家庭用業務用兼用濃縮中性洗浄剤組成物 - Google Patents

家庭用業務用兼用濃縮中性洗浄剤組成物 Download PDF

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本発明は、洗浄力、起泡力、貯蔵安定性に優れ、希釈時の粘度特性にも優れた濃縮中性洗剤組成物であって、陶器、磁器、陶磁器、プラスチック、金属、ガラス等の硬表面、特に、食器・調理器具等の手洗いによる洗浄に好適な家庭用業務用兼用濃縮中性洗浄剤組成物に関する。
飲食店、学校給食、ホテル、レストラン、社員食堂等の厨房、食品加工工場の作業場、一般家庭の台所等において、手洗いによる硬表面の洗浄、特に、食器・調理器具の洗浄に用いられる中性洗浄剤組成物のうち、業務用のものは、界面活性剤成分が10〜16%程度に調整したものを一斗缶(容量18リットル)やプラスチック製の容器に充填したものが主流であったが、容器の廃棄コストの高騰や環境に対する意識の高まり、洗剤の省スペース化の要望等から、近年、洗浄容器を減容化するとともに、洗剤を濃縮化することが主流になりつつある。また、環境負荷軽減や安全性の観点から、天然成分由来の洗剤の需要も増えてきている。
しかしながら、天然系(高級アルコール系)の中性洗剤においては、界面活性剤成分を高濃度にすると、その主成分である非イオン界面活性剤(特にポリオキシエチレンアルキルエ−テル型非イオン界面活性剤)に起因するゲル化が生じて透明感が喪失したり、低温で流動性が低下して固化するなどの問題がある。これらの現象は、特に、界面活性剤成分濃度が40〜60%となった場合に起こりやすい。
そこで、ゲル化や固化を解消するため、水溶性溶剤、例えばエタノール等に低級のアルコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等を用いることが行われているが、上記水溶性溶剤を多量に配合すると、製品に強い溶剤臭が付与されるという問題や、粘度が低くなりすぎて洗浄剤を多く投入しすぎ、結果として洗剤の使用量が増えてコストがかかる等の問題がある。また、水溶性溶剤臭をマスキングするために香料を用いることも一部で実施されているものの、コスト高を招くとともに、香料臭を好まないユーザーも少なくなく、水溶性溶剤の配合を低く抑えることが大きな課題となっている。
これに対し、溶剤の含有量が低いにもかかわらず、ゲル化や低温固化を生じない濃縮中性洗剤組成物として、ポリオキシエチレンアルキルエーテル型非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、脂肪族アルカノ−ルアミドを必須成分とし、これにpH調整剤、溶剤成分を含有させたもの(特許文献1を参照)が開示されているが、コスト的に割高になることや、界面活性剤濃度が高いために冬季などの水温が低い時期に水に溶けにくくなるおそれがあるという問題がある。
一方、起泡力、使用感に優れ、洗浄後の泡のすすぎ性が良好で、さらに皮膚への刺激性および損傷性が著しく低い、手洗い用の液体洗浄剤組成物として、特定のアルキルグリコシドおよびカルボベタインが特定の割合を配合した組成物(特許文献2を参照)や、アルキルグリコシド、サルフェート基含有界面活性剤、アミンオキシドおよび特定の非イオン性界面活性剤を含有してなる組成物(特許文献3を参照)が開示されている。
さらに、泡安定性、洗浄能力に優れ、安全で低刺激性の水性液体洗剤組成物として、アルキルポリグリコシド界面活性剤と、アニオン活性剤と、界面活性ベタインおよび/またはアミンオキシドとを特定条件で含有させたもの(特許文献4を参照)が開示されている。
また、特定量のアルカンスルホン酸塩(A)、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(B)、アルキルポリグルコシド(C)および水を含み、洗浄力と起泡性、貯蔵安定性に優れ、しかも被洗浄面への汚れの再付着防止性にも優れた、硬表面用の濃縮中性液体洗浄剤組成物(特許文献5を参照)が開示されている。
特許第3422457号公報 特開平8−120293号公報 特公平5−75799号公報 特許第2664474号公報 特開2005−255708公報
上記特許文献2〜5の洗浄剤組成物は、洗浄力、起泡性、汚れの再付着防止性、皮膚刺激性の緩和等の効果を有し、濃縮洗浄剤においてはコンパクトで保管場所が省スペースで済み、少量の洗浄剤で洗浄が可能、という利点がある。しかしながら、これらの洗浄剤は、一次希釈した際の洗浄剤の粘度が低いため、1回の使用量が増して洗浄コスト高となることが懸念されている。
そこで、濃縮中性洗浄剤を、家庭用として、その界面活性剤濃度が10〜20質量%(概ね2〜3倍程度)となるように水で一次希釈して用いる場合には、その希釈液の粘度が低くなりすぎず、かといって、業務用として比較的高濃度で使用する場合であっても、粘度が高すぎて充分な洗浄剤量を投入できず洗浄剤量不足とならないよう、一定の流動性が確保されるような粘度特性が求められている。
本発明は、このような事象に鑑みなされたもので、水溶性溶剤の代わりに可溶化力の高い脂肪酸アルカノールアミドの配合量を高め、水溶性溶剤臭を軽減させ、かつゲル化や低温固化を生ずることがなく、また一次希釈時(2〜3倍希釈)において所望の粘度特性を有する家庭用業務用兼用濃縮中性洗浄剤組成物の提供を、その目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、下記の(A)〜(F)成分を必須成分として含有し、このうち(A)〜(D)成分の総和量が組成物全体に対し35〜55質量%である濃縮中性洗浄剤組成物であって、上記濃縮中性洗浄剤組成物を同一質量の水で希釈した2倍希釈液の25℃における粘度が500〜800mPa・sとなり、同じく2倍質量の水で希釈した3倍希釈液の25℃における粘度が100〜200mPa・sとなる家庭用業務用兼用濃縮中性洗浄剤組成物を第1の要旨とする。
(A)アルキルエーテル硫酸エステル塩およびアルキル硫酸エステル塩の組み合わせからなる陰イオン性界面活性剤 0.1〜15質量%
(B)脂肪酸アルカノールアミド 22〜40質量%
(C)炭素数8〜18の高級アルコールのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物からなる非イオン界面活性剤 11〜15質量%
(D)アルキルアミンオキシド 0.1〜5質量%
(E)グリセリンおよびプロピレングリコールの少なくとも一方からなる水溶性溶剤 0.1〜5質量%
(F)水
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記(D)成分のアミンオキシドが、炭素数10のアミンオキシドおよび炭素数14のアミンオキシドの少なくとも一方である家庭用業務用兼用濃縮中性洗浄剤組成物を第の要旨とする。
そして、本発明は、それらのなかでも、特に、食器・調理器具の洗浄用途に供されるものである家庭用業務用兼用濃縮中性洗浄剤組成物を第の要旨とする。
本発明の家庭用業務用兼用濃縮中性洗浄剤組成物(以下「濃縮中性洗浄剤組成物」という)は、(A)アルキルエーテル硫酸エステル塩およびアルキル硫酸エステル塩の組み合わせからなる陰イオン性界面活性剤、(B)脂肪酸アルカノールアミド、(C)炭素数8〜18の高級アルコールのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物からなる非イオン界面活性剤、(D)アルキルアミンオキシドおよび(E)グリセリンおよびプロピレングリコールの少なくとも一方からなる水溶性溶剤を、特定の割合で組み合わせたものであるため、洗浄力、起泡性に優れることはもとより、幅広い温度域での貯蔵安定性にも優れた効果を発揮する。しかも、その2倍希釈液および3倍希釈液の粘度が、特定の粘度範囲となるよう粘度特性が調整されているため、従来の中性洗浄剤と同様の希釈倍率の希釈液として使用した場合に、粘度が低すぎて多く投入しすぎたり、粘度が高すぎて使用量が不足したりするトラブルが生じることがない、という利点を有する。
また、本発明のなかでも、特に、上記(D)成分のアルキルアミンオキシドとして、炭素数10のアルキルアミンオキシドおよび炭素数14のアルキルアミンオキシドの少なくとも一方を用いたものは、とりわけ起泡性と粘度特性に優れたものとなり、好適である。
さらに、本発明の濃縮中性洗剤組成物は、陶器、磁器、陶磁器、プラスチック、金属、ガラス等の硬表面、特に、食器・調理器具等の手洗いによる洗浄に、好適に用いることができる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について、詳細に説明する。
本発明の濃縮中性洗浄剤組成物(以下、「本組成物」という)は、特定の陰イオン性界面活性剤(A成分)と、脂肪酸アルカノールアミド(B成分)と、特定の非イオン界面活性剤(C成分)と、アルキルアミンオキシド(D成分)と、特定の水溶性溶剤(E成分)と、水(F成分)とを、必須成分として含有するものである。
上記(A)成分の陰イオン界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル塩アルキルエーテル硫酸エステル塩が用いられる。上記アルキル硫酸エステル塩としては、ラウリル硫酸エステルナトリウム、ラウリル硫酸エステルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸エステルアンモニウム、ラウリル硫酸エステルカリウム、ラウリル硫酸エステルリチウム、ラウリル硫酸エステルバリウム等があげられ、なかでもラウリル硫酸エステルナトリウムが高い洗浄性能をもつ理由から好適である。また、上記アルキルエーテル硫酸エステル塩としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルトリエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルアンモニウム等があげられ、なかでもポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムが、高い起泡性能が得られることから好適である。
そして、上記アルキル基の炭素数が10〜16のもの、なかでも炭素数12〜14のものを用いると、高い起泡性能に加えて高い洗浄性能が得られ、好適である。また、ポリオキシエチレンのエチレンオキサイド付加モル数は、2〜5モル、なかでも2〜3モルであることが、入手の容易さ、低コストの点から好適である。そして、上記アルキル硫酸エステル塩アルキルエーテル硫酸エステル塩、両方を組み合わせて用いることにより、洗浄性能および皮膚(手)に対する刺激性が緩和されて、良好となる。
上記(A)成分は、本組成物全体に対し、0.1〜15質量%の割合で配合される。なかでも4〜10質量%で配合されるのが好ましい。すなわち、0.1質量%未満では洗浄力が乏しく、15質量%を超えると低温安定性が悪くなると同時に、皮膚に対するマイルド感を維持できなくなるからである。
また、上記(A)成分において、アルキル硫酸エステル塩(p)とアルキルエーテル硫酸エステル塩(r)とを組み合わせる場合、2つの質量比(p):(r)は、8:1〜1:8に設定することが好適である。すなわち、アルキル硫酸エステル塩(p)を上記比率範囲の上限よりも多く配合すると、本組成物の使用後に皮膚につっぱり感が生じる傾向がみられ、アルキルエーテル硫酸エステル塩(r)を上記比率範囲の上限よりも多く配合すると、本組成物の使用後に皮膚にべたつき感が生じる傾向がみられるからである。なお、(A)成分としてアルキルエーテル硫酸エステル塩のみを用いた場合、洗浄力が極端に下がる傾向にある。また、陰イオン性界面活性剤を全く配合しない組成物は、容易に分離、分層し、低温での濁りを生じやすい。
つぎに、本発明に用いられる(B)成分の脂肪酸アルカノールアミドとしては、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ミリスチン酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド等があげられる。これらは、単独で用いても2種以上を併用してもよい。なかでも、貯蔵安定性、すなわち貯蔵時に透明性を維持し分層を生じたりしない点において、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドを用いることが好適である。
そして、上記脂肪酸アルカノールアミドは、本組成物全体に対し、22〜40質量%の割合で配合され、好ましくは25〜35質量%、さらに好ましくは25〜30質量%配合される。上記範囲を外れると、本組成物が常温で固化しやすいものとなり、経時的に分離、分層や濁りを生じやすいものとなるからである。
また、本発明に用いられる(C)成分の非イオン界面活性剤としては、優れた洗浄性と起泡性の点から、炭素数8〜18の高級アルコールのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物が用いられる。このような非イオン界面活性剤としては、炭素数8〜18の高級アルコールにエチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイドを2〜18モルを付加させた非イオン界面活性剤があげられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
そして、上記(C)成分は、本組成物全体に対し、11〜15質量%の割合で配合される。上記範囲を外れると、粘度特性,低温安定性及び透明性が不充分となるからである。
さらに、本発明に用いられる(D)成分のアルキルアミンオキシドとしては、オクチルジメチルアミンオキシド、デシルジメチルアミンオキシド、ラウリルジメチルアミンオキシド、ラウリルジエタノールアミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド等があげられる。なかでも炭素数10のもの、炭素数14のものが好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、炭素数10と炭素数14との混合アミンオキシドを用いたものは、起泡性に優れ、本組成物の粘度を非常に安定して維持できることから、好適である。
そして、上記(D)成分は、本組成物全体に対し、0.1〜5質量%の割合で配合され、好ましくは0.1〜3質量%の範囲である。上記範囲を外れると、極端に起泡性が乏しいものとなる。
なお、本組成物において、界面活性剤としての機能を果たす上記(A)〜(D)成分の総和量は、本組成物全体に対して35〜55質量%となるよう設定される。すなわち、界面活性剤成分量の総和が35質量%未満では、従来品と比べて濃度的な有意差があるとはいえず、また、コンパクト化が充分とはいえない。一方、界面活性剤成分量の総和が55質量%を超えると、充分な貯蔵安定性が得られにくく、本組成物(原液)が濁るなどして、外観が悪くなるほか、使い勝手のよい粘度特性が得られないからである。
また、本発明に用いられる(E)成分の水溶性溶剤としては、プロピレングリコール(PG)、グリセリン等があげられ、なかでもグリセリンおよびプロピレングリコールが好ましく、特に、プロピレングリコールを用いることが最適である。
そして、上記(E)成分は、本組成物全体に対し、0.1〜5質量%の割合で配合される。上記範囲を外れると、貯蔵安定性、とりわけ高温下での貯蔵安定性が悪いものとなるからである。
また、本発明に用いられる(F)成分の水としては、純水、イオン交換水、軟水、蒸留水、水道水等が上げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、経済性および貯蔵安定性の点から、水道水、イオン交換水が好ましく用いられる。
なお、上記「水」は、本組成物を構成する各成分に由来する結晶や水溶液のような形で含まれる水と、外から加えられる水との総和であり、組成物全体が100質量%となるよう配合される。
そして、本組成物の原液は、必要に応じ増粘剤や減粘剤を用いて、25℃における粘度(JIS−Z−8803「単一円筒形回転粘度計による粘度測定方法」に基づく)が100〜1000mPa・sの範囲になるように調整される。この粘度範囲に調整することにより、本組成物は、その原液と同一質量の水で希釈した2倍希釈液の25℃における粘度が500〜800mPa・sとなり、同じく2倍質量の水で希釈した3倍希釈液の25℃における粘度が100〜200mPa・sとなる。したがって、本組成物によれば、希釈倍率を2倍もしくは3倍とした一次希釈液の粘度を、過剰使用しにくい所望の粘度に設定することができる。
本組成物には、本発明の効果を妨げない範囲で、所望により、ニトリロトリ酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸またはそれらの塩等の水質軟化剤、保湿剤、pH調整剤、殺菌剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤、香料、染料、あるいは上記(A)〜(D)成分に該当しない界面活性剤等、各種の任意成分を適宜配合することができる。
なお、上記pHの調整剤としては、まず、アルカリ性を呈する物質として、水酸化ナトリウム,水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属塩、炭酸ナトリウム,重炭酸ナトリウム,炭酸カリウム等の炭酸塩、ケイ酸ナトリウム,ケイ酸カリウム等のケイ酸塩、ホウ酸ナトリウム等のホウ酸塩、クエン酸ナトリウム等の有機酸塩、アンモニア等があげられる。また、酸性を呈する物質として、クエン酸、硼酸、硫酸、塩酸、酢酸、乳酸、リンゴ酸等があげられる。そして、pHの調整は、必要に応じ、アルカリ性を呈する物質と酸性を呈する物質とを適量添加することによって行う。なお、「適量」とは、組成物の原液のpHを、中性の範囲(pH6〜8の範囲)における所望の値に調整するのに要する量をいう。
本組成物は、例えば、飲食店、学校給食、ホテル、レストラン、社員食堂等の厨房、食品加工工場の作業場、一般家庭の台所等において、手洗いによる硬表面の洗浄、特に、食器・調理器具の洗浄に好適に用いることができる。
そして、食器・調理器具等の洗浄にあっては、界面活性剤濃度が略10〜20質量%となるように(概ね2〜3倍程度)に水で一次希釈した洗浄剤希釈液を調製し、その希釈液、あるいはそのさらなる希釈液を流し台等に調整し、スポンジ等にしみこませて手洗いに供することができる。
また、本発明の濃縮中性洗浄剤組成物は、原液のまま、もしくは適宜の希釈倍率で希釈された希釈液として、上記の厨房、作業場、台所等における床、壁、作業台、棚等の硬表面の洗浄にも、好適に用いることができる。
以下、本発明の実施例について、参考例、比較例と併せて詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〜37、参考例1〜7、比較例1〜16〕
後記の表1〜表9に示す実施例1〜37、参考例1〜7および比較例1〜16の濃縮中性洗浄剤組成物(以下「供試洗浄剤」という)を調製し、各種試験に供した。なお、表中の各成分の数値は、各成分の純分含有量(質量%)である。また、各組成物には、pH調整剤を適量添加して、各組成物のpHが7になるよう調整した。
そして、得られた供試洗浄剤において、洗浄力、起泡性、皮膚への影響、貯蔵安定性(凍結、低温、高温)、粘度特性(原液粘度、2倍希釈液粘度、3倍希釈液粘度)の各試験項目について、以下の試験方法と判定基準により評価した。これらの結果を、後記の表1〜表9に併せて示した。
(1)洗浄力試験
〔試験方法〕
牛脂とラード、サラダ油とを体積比1:2:6で混合した油脂36gにカーボンブラック8gを混ぜたものを、石油系溶剤(エクソンモービル社製/商品名:Exxsol D−40)56gに溶かして調製した汚垢100gのうち2gをホモジニアスビニル白タイル(東リ社製、300mm×300mm)に塗り広げ、5時間乾燥させ、所定枚数に切り分け、テストピースとした。各供試洗浄剤を2倍に水道水で希釈調製し、ガードナーウォッシャビリティーテスターを用いてテストピースを洗浄した。洗浄率は、以下の式(1)を用い、明度の差から求めた。
Figure 0005367243
〔判定基準〕
下記の4段階評価とし、◎および○を実用性のあるものと判定した。
◎:洗浄率90%以上
○:洗浄率75%以上90%未満
△:洗浄率60%以上75%未満
×:洗浄率60%未満
(2)起泡性試験
〔試験方法〕
水道水を用いて各供試洗浄剤を、質量基準で300倍に希釈してなる希釈溶液30mlと、サラダ油10mlとを、100mlの共栓付メスシリンダーに入れ、1秒に1往復の割合で20回振り、振り終わった直後の泡の量を測定し、以下の判定基準により評価した。
〔判定基準〕
下記の4段階評価とし、◎および○を実用性のあるものと判定した。
◎:泡の量が60ml以上
○:泡の量が50ml以上60ml未満
△:泡の量が40ml以上50ml未満
×:泡の量が40ml未満
(3)皮膚への影響
〔試験方法〕
1枚当たり1gの精製牛脂(日本油脂社製)で汚染した直径25.5cmの陶器製平皿を50枚準備した。そして、5人のパネラーに、水道水を用いて各供試洗浄剤を、質量基準で300倍に希釈した希釈溶液を用いて、1人10枚ずつ上記平皿を洗浄させ、洗浄後の皮膚への影響(皮膚ががさつく、つっぱる等の影響)について、以下の判定基準により評価した。
〔判定基準〕
下記の4段階評価とし、◎および○を実用性のあるものと判定した。
◎:全く影響はない。
○:殆ど意識されない、ごく弱い影響があるが、問題はない。 △:やや不快な影響が意識される。
×:不快な影響がはっきりと意識される。
(4)貯蔵安定性試験1:凍結復元性
〔試験方法〕
各供試洗浄剤を、−15℃に設定された冷凍冷蔵庫(ホシザキ社製/型式:HRF−90P)に一晩配置して凍結させた後、室温で解凍するというサイクルを5回繰り返した。そして、解凍のたびに、解凍開始から8時間経過後の各供試洗浄剤の外観を目視にて観察し、以下の判定基準により評価した。
〔判定基準〕
以下の4段階評価に従って評価し、◎および○を実用性のあるものと判定した。
◎:5回の凍結/解凍後にも、沈殿、変色および分離がみられない。
○:5回目の凍結/解凍時において、沈殿、変色および分離がみられる。
△:4回目の凍結/解凍時において、沈殿、変色および分離がみられる。
×:3回目の凍結/解凍までに、沈殿、変色および分離がみられる。
(5)貯蔵安定性試験2:低温安定性
〔試験方法〕
各供試洗浄剤を、5℃に設定されたインキュベーター(ヤマト科学社製/型式:Incubator IS82)に3ヶ月間配置した。そして、配置後3ヶ月後の外観について、沈殿、変色および分離の有無を観察し、以下の判定基準により評価した。
〔判定基準〕
以下の4段階評価に従って評価し、◎および○を実用性のあるものと判定した。
◎:沈殿、変色および分離が全くみられない。
○:沈殿、変色および分離がわずかにみられる。
△:沈殿、変色および分離がはっきりみられる。
×:沈殿、変色および分離の様子が著しくみられる。
(6)貯蔵安定性試験3:高温安定性
〔試験方法〕
各供試洗浄剤を、40℃に設定されたインキュベーター(ヤマト科学株式会社製/型式:Incubator IS82)に3ヶ月間配置した。そして、配置後3ヶ月後の外観について、沈殿、変色および分離の有無を観察し、以下の判定基準により評価した。
〔判定基準〕
以下の4段階評価に従って評価し、◎および○を実用性のあるものと判定した。
◎:沈殿、変色および分離が全くみられない。
○:沈殿、変色および分離がわずかにみられる。
△:沈殿、変色および分離がはっきりみられる。
×:沈殿、変色および分離の様子が著しくみられる。
(7)粘度特性
〔試験方法〕
各供試洗浄剤の原液と、同一質量の水で希釈した2倍希釈液と、同じく2倍質量の水で希釈した3倍記希釈液のそれぞれに対し、B型粘度計(東京計器社製)を用いて25℃における粘度を測定した。
なお、以下の表1〜表9に示す成分の詳細は、以下の通りである。
(A)成分
*AES(アルキルエーテル硫酸エステル塩)
:アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(東邦化学社製/商品名:アルスコープTH−370、純分70%)
*AS(アルキル硫酸エステル塩)
:アルキル硫酸エステルナトリウム(コグニス社製/商品名:テキサポンOC−N、純分92%)
(B)成分
*アマイド1(脂肪酸アルカノールアミド)
:ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(ミヨシ油脂社製/商品名:アミコールCDE−G、純分93%、グリセリン7%〔このグリセリン分は(E)成分として後記表中に記載〕を含む。)
*アマイド2(脂肪酸アルカノールアミド)
:ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド (ミヨシ油脂社製/商品名:アミコールCDE−1、純分100%)
(C)成分
*アルキルエーテル1
:炭素数12の天然由来直鎖アルコールのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物(三洋化成工業社製/商品名:エマルミンHL−80)
*アルキルエーテル2
:炭素数12の天然由来直鎖アルコールのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物(三洋化成工業社製/商品名:エマルミンHL−100)
*アルキルエーテル3
:炭素数12〜14の直鎖アルコールのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物(第一工業製薬社製/商品名:ノイゲンLP−70)
*アルキルエーテル4
:炭素数12〜14の直鎖アルコールのエチレンオキサイド8.1モルとプロピレンオキサイド2.1モル付加物(第一工業製薬社製/商品名:ノイゲンLP−100)
*アルキルエーテル5
:炭素数12〜14の直鎖アルコールのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド18モル付加物(第一工業製薬社製/商品名:ノイゲンLP−180)
(D)成分
*アミンオキサイド1
:炭素数10と14のジメチルアミンオキシド混合物(クラリアント社製/商品名:ゲナミノックス1014、純分32%)
*アミンオキサイド2
:炭素数8のジメチルアミンオキシド(クラリアント社製/商品名:ゲナミノックスOC)
*アミンオキシド3
:炭素数12のアミドプロピルアミンオキシド(クラリアント社製/商品名:ゲナミノックスAP、純分29%)
*アミンオキシド4
:炭素数12のジエタノールアミンオキシド(クラリアント社製/商品名:ゲナミノックスCHE、純分34%)
(E)成分
*グリセリン
:グリセリン(ミヨシ油脂社製/商品名:食品添加物グリセリン、純分95%)
*PG
:プロピレングリコール(三井武田ケミカル社製/商品名:プロピレングリコール)
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上記の結果から、実施例1〜37品は、洗浄力、起泡性、貯蔵安定性(凍結、低温、高温)、粘度(2倍希釈、3倍希釈)の全ての試験項目において、概ね良好であることがわかる。これに対し、比較例1〜16品は、少なくともいずれかの項目において、実用性がないと評価され、実用に適さないことがわかる。

Claims (3)

  1. 下記の(A)〜(F)成分を必須成分として含有し、このうち(A)〜(D)成分の総和量が組成物全体に対し35〜55質量%である濃縮中性洗浄剤組成物であって、上記濃縮中性洗浄剤組成物を同一質量の水で希釈した2倍希釈液の25℃における粘度が500〜800mPa・sとなり、同じく2倍質量の水で希釈した3倍希釈液の25℃における粘度が100〜200mPa・sとなることを特徴とする家庭用業務用兼用濃縮中性洗浄剤組成物。
    (A)アルキルエーテル硫酸エステル塩およびアルキル硫酸エステル塩の組み合わせからなる陰イオン性界面活性剤 0.1〜15質量%
    (B)脂肪酸アルカノールアミド 22〜40質量%
    (C)炭素数8〜18の高級アルコールのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物からなる非イオン界面活性剤 11〜15質量%
    (D)アルキルアミンオキシド 0.1〜5質量%
    (E)グリセリンおよびプロピレングリコールの少なくとも一方からなる水溶性溶剤 0.1〜5質量%
    (F)水
  2. 上記(D)成分のアルキルアミンオキシドが、炭素数10のアルキルアミンオキシドおよび炭素数14のアルキルアミンオキシドの少なくとも一方である請求項1記載の家庭用業務用兼用濃縮中性洗浄剤組成物。
  3. 食器・調理器具の洗浄用途に供されるものである請求項1または2記載の家庭用業務用兼用濃縮中性洗浄剤組成物。
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