JP2006117832A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】人体及び環境に対して安全で、食品、食器、調理器具、身体、口腔などの洗浄に好適であって、起泡力、洗浄力、保存安定性の点で満足のいく洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】(1)脂肪酸の炭素数が10〜12であるトリグリセリン脂肪酸モノエステルと、(b)脂肪酸の炭素数が12であるショ糖脂肪酸モノエステルとを含み、(a)/(b)の比率が(a)/(b)=4〜0.25(質量比)であること、及び(2)上記トリグリセリン脂肪酸モノエステルのモノエステル含量が50質量%以上、上記ショ脂肪酸モノエステルのモノエステル含量が70質量%以上であること、を各々特徴とする洗浄剤組成物である。
【選択図】 なし
【解決手段】(1)脂肪酸の炭素数が10〜12であるトリグリセリン脂肪酸モノエステルと、(b)脂肪酸の炭素数が12であるショ糖脂肪酸モノエステルとを含み、(a)/(b)の比率が(a)/(b)=4〜0.25(質量比)であること、及び(2)上記トリグリセリン脂肪酸モノエステルのモノエステル含量が50質量%以上、上記ショ脂肪酸モノエステルのモノエステル含量が70質量%以上であること、を各々特徴とする洗浄剤組成物である。
【選択図】 なし
Description
本発明は、洗浄剤組成物に関する。詳しくは、人体及び環境に対して安全で、食品、食器、調理器具、身体、口腔などの洗浄に好適な洗浄剤組成物に関する。
食品、哺乳びん、食器、調理器具、食品製造装置などの洗浄に用いる食品食器用洗浄剤や、シャンプー、洗顔料など身体の洗浄に用いる身体洗浄剤、口腔などの洗浄に用いる洗浄剤は、すすぎが不十分などの理由で被洗浄物に洗浄剤が残存した場合、体内に摂取される可能性がある。このため、より安全性の高いものとして食品添加物を使用した洗浄剤が要望されている。
このような安全性の高い洗浄剤として、グリセリンの重合度が5〜10のポリグリセリンラウリン酸エステルとショ糖ラウリン酸エステルとを特定の割合で併用する方法(例えば、特許文献1参照)、グリセリンの重合度が5〜20のポリグリセリンと脂肪酸の炭素数が8〜10であるポリグリセリン脂肪酸エステルと、脂肪酸の炭素数が10〜14であるショ糖脂肪酸エステルとの併用(例えば、特許文献2、3参照)、グリセリンの平均重合度が5〜20であるポリグリセリンと炭素数が12の脂肪酸とのポリグリセリン脂肪酸エステルと、脂肪酸の炭素数が12であるショ糖脂肪酸エステルとを特定の比率で併用する方法(例えば、特許文献4参照)が知られているが、これらは起泡力、洗浄力、保存安定性の点で満足のいくものではなかった。
特開昭60−120800号公報
特開平7−109484号公報
特開平7−188696号公報
特開2003−176494
本発明は、人体及び環境に対して安全で、食品、食器、調理器具、身体、口腔などの洗浄に好適であって、起泡力、洗浄力、保存安定性の点で満足のいく洗浄剤組成物を提供することを目的としている。
上記課題を解決する本発明は、下記構成を有する。
1.(a)脂肪酸の炭素数が10〜12であるトリグリセリン脂肪酸モノエステルと、(b)脂肪酸の炭素数が12であるショ糖脂肪酸モノエステルとを含み、(a)/(b)の比率が(a)/(b)=4〜0.25(質量比)であることを特徴とする洗浄剤組成物。
1.(a)脂肪酸の炭素数が10〜12であるトリグリセリン脂肪酸モノエステルと、(b)脂肪酸の炭素数が12であるショ糖脂肪酸モノエステルとを含み、(a)/(b)の比率が(a)/(b)=4〜0.25(質量比)であることを特徴とする洗浄剤組成物。
2.上記、トリグリセリン脂肪酸モノエステルのモノエステル含量が50質量%以上、ショ脂肪酸モノエステルのモノエステル含量が70質量%以上であることを特徴とする前記1に記載の洗浄剤組成物。
請求項1に示す発明によれば、特定のポリグリセリン脂肪酸エステルと特定のショ糖脂肪酸エステルを特定の比率で配合することにより、人体及び環境に対して安全で、優れた洗浄力を有し、起泡力に優れ、保存安定性の良い洗浄剤組成物が提供され、食品、食器、調理器具、身体、口腔などの洗浄に好適に使用することができる。
請求項2に示す発明によれば、起泡力、洗浄力及び保存安定性がより効果的に発揮される。
以下、本発明について詳述する。
本発明の(a)成分のトリグリセリン脂肪酸モノエステルを構成するトリグリセリンは、トリグリセリンを50質量%以上含有するポリグリセリンである。一般にポリグリセリンはグリセリンをアルカリ触媒存在下、不活性ガス雰囲気中240〜265℃で脱水縮合することにより得られる。本発明におけるトリグリセリンは、脱水縮合により得られたポリグリセリン反応生成物から、減圧蒸留、分子蒸留等の公知の方法により未反応のグリセリン及びジグリセリンを除去することにより得られる。この濃縮物をそのまま本発明に用いることができるが、この濃縮物から溶剤分別、分子蒸留あるいはクロマトグラフ等の方法により、トリグリセリン純度を高めることも可能であり、さらにイオン交換膜、イオン交換樹脂等を用いて精製することもできる。本発明には、このように精製したトリグリセリンがより好適であるが、本発明においては、トリグリセリンを50質量%以上含有するポリグリセリンであれば良く、トリグリセリン含量が50質量%未満では起泡力、洗浄力が不十分である。
本発明の(a)成分のトリグリセリン脂肪酸モノエステルを構成するトリグリセリンは、トリグリセリンを50質量%以上含有するポリグリセリンである。一般にポリグリセリンはグリセリンをアルカリ触媒存在下、不活性ガス雰囲気中240〜265℃で脱水縮合することにより得られる。本発明におけるトリグリセリンは、脱水縮合により得られたポリグリセリン反応生成物から、減圧蒸留、分子蒸留等の公知の方法により未反応のグリセリン及びジグリセリンを除去することにより得られる。この濃縮物をそのまま本発明に用いることができるが、この濃縮物から溶剤分別、分子蒸留あるいはクロマトグラフ等の方法により、トリグリセリン純度を高めることも可能であり、さらにイオン交換膜、イオン交換樹脂等を用いて精製することもできる。本発明には、このように精製したトリグリセリンがより好適であるが、本発明においては、トリグリセリンを50質量%以上含有するポリグリセリンであれば良く、トリグリセリン含量が50質量%未満では起泡力、洗浄力が不十分である。
本発明の(a)成分であるトリグリセリン脂肪酸モノエステルを構成する炭素数10〜12の脂肪酸は、飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖のC10もしくはC12の脂肪酸を意味する。これらの脂肪酸は、1種又は2種以上の混合物で使用できるが、C10脂肪酸としてはカプリン酸、C12脂肪酸としてはラウリン酸が好ましい。
本発明の(a)成分であるトリグリセリン脂肪酸モノエステルは、モノエステル体が50質量%以上であることが好ましく、60質量%以上がより好ましい。本組成物は、前述のトリグリセリンと脂肪酸を公知の方法でエステル化反応した後、未反応ポリオール、トリグリセリンの脂肪酸ジエステル、脂肪酸トリエステル等の成分を溶剤分別、分子蒸留などの公知の技術を用いて除去することにより製造することができる。モノエステル体が50質量%未満では起泡力、洗浄力が不十分である。
本発明の(b)成分であるショ糖脂肪酸モノエステルを構成する炭素数12の脂肪酸は、飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖のC12の脂肪酸を意味する。これらの脂肪酸は、1種又は2種以上の混合物で使用できるが、C12脂肪酸としてはラウリン酸が好ましい。
本発明の(b)成分であるショ糖脂肪酸モノエステルは、モノエステル体が70質量%以上であることが好ましく、75質量%以上が起泡力、保存安定性の点でより好ましい。本組成物は溶剤分別など公知の技術で製造することができる。
(a)成分と(b)成分の比率は、質量比で4〜0.25、より好ましくは1.50〜0.65であり、0.25未満では洗浄力が低下し、4を超えると保存安定性が低下する。
(a)成分と(b)成分の合計量は、組成物全体の3〜40質量%が好適であり、好ましくは10〜40質量%が洗浄力の点で好ましい。
(a)成分と(b)成分の合計量は、組成物全体の3〜40質量%が好適であり、好ましくは10〜40質量%が洗浄力の点で好ましい。
本発明の洗浄剤組成物には、本発明の効果が損なわれない範囲で、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、本発明以外のポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、本発明以外のショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、レシチン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミド、アミンオキサイドなどの界面活性剤、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールなどの可溶化剤、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、シュウ酸、酒石酸、グルコン酸、乳酸、エチレンジアミン四酢酸等の有機酸及びこれらの塩などのキレート剤、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベンなどのパラオキシ安息香酸エステル類、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウムなどの防腐剤、酸化防止剤、pH調整剤、色素、香料、殺菌剤、抗菌剤等の成分を配合することができる。
以下、実施例等をあげて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
〔試料1〜7の作製〕
(トリグリセリンの作製)
グリセリンに酸化カルシウムを0.2質量%加え、260℃で3時間グリセリンの脱水縮合を行った後、分子蒸留にてトリグリセリン80質量%の組成物を得た。
〔試料1〜7の作製〕
(トリグリセリンの作製)
グリセリンに酸化カルシウムを0.2質量%加え、260℃で3時間グリセリンの脱水縮合を行った後、分子蒸留にてトリグリセリン80質量%の組成物を得た。
(トリグリセリンモノカプレートの作製)
上記トリグリセリンとカプリン酸(純度99%)とを、それぞれモル比1:1で仕込み、240℃、5時間エステル化反応を行った。得られた反応組成物を分子蒸留(1Pa、200〜210℃)し、トリグリセリンを留去、その残液について、更に分子蒸留(1Pa、210〜240℃)を行い、表1の試料No.1〜2に示す組成のトリグリセリンモノカプレートを得た。
上記トリグリセリンとカプリン酸(純度99%)とを、それぞれモル比1:1で仕込み、240℃、5時間エステル化反応を行った。得られた反応組成物を分子蒸留(1Pa、200〜210℃)し、トリグリセリンを留去、その残液について、更に分子蒸留(1Pa、210〜240℃)を行い、表1の試料No.1〜2に示す組成のトリグリセリンモノカプレートを得た。
〈トリグリセリンモノラウレートの作製〉
前述のトリグリセリンとラウリン酸(純度99%)とを、それぞれモル比1:1で仕込み、245℃、5時間でエステル化反応を行った。得られた反応組成物を分子蒸留(1Pa、200〜210℃)し、トリグリセリンを留去、その残液について、更に分子蒸留(1Pa、210〜240℃)を行い、表1の試料No.3〜5に示す組成のトリグリセリンモノラウレートを得た。
前述のトリグリセリンとラウリン酸(純度99%)とを、それぞれモル比1:1で仕込み、245℃、5時間でエステル化反応を行った。得られた反応組成物を分子蒸留(1Pa、200〜210℃)し、トリグリセリンを留去、その残液について、更に分子蒸留(1Pa、210〜240℃)を行い、表1の試料No.3〜5に示す組成のトリグリセリンモノラウレートを得た。
〈トリグリセリンモノカプリレートの作製〉
前述のトリグリセリンとカプリル酸(純度99%)とを、それぞれモル比1:1で仕込み、235℃、5時間エステル化反応を行った。得られた反応組成物を分子蒸留(1Pa、200〜210℃)し、トリグリセリンを留去、その残液について、更に分子蒸留(1Pa、210〜240℃)を行い、表1の試料No.6に示す組成のトリグリセリンモノカプリレートを得た。
前述のトリグリセリンとカプリル酸(純度99%)とを、それぞれモル比1:1で仕込み、235℃、5時間エステル化反応を行った。得られた反応組成物を分子蒸留(1Pa、200〜210℃)し、トリグリセリンを留去、その残液について、更に分子蒸留(1Pa、210〜240℃)を行い、表1の試料No.6に示す組成のトリグリセリンモノカプリレートを得た。
〈トリグリセリンモノミリステートの作製〉
前述のトリグリセリンとミリスチン酸(純度99%)とを、それぞれモル比1:1で仕込み、255℃、5時間エステル化反応を行った。得られた反応組成物を分子蒸留(1Pa、200〜210℃)し、トリグリセリンを留去、その残液について、更に分子蒸留(1Pa、210〜240℃)を行い、表1の試料No.7に示す組成のトリグリセリンモノミリステートを得た。
前述のトリグリセリンとミリスチン酸(純度99%)とを、それぞれモル比1:1で仕込み、255℃、5時間エステル化反応を行った。得られた反応組成物を分子蒸留(1Pa、200〜210℃)し、トリグリセリンを留去、その残液について、更に分子蒸留(1Pa、210〜240℃)を行い、表1の試料No.7に示す組成のトリグリセリンモノミリステートを得た。
「評価方法」
〈洗浄力評価〉
牛脂50g、大豆油50g、活性炭0.1gを加熱して均一溶解した油汚れを、直径18cmの陶器皿に1g均一に塗布し、2時間室温に放置した。実施例及び比較例に記載の洗浄剤組成物1g、水道水14gをしみ込ませたスポンジでこすり洗いし、汚れが落ちなかった1つ前の枚数を洗浄枚数とし、洗浄できた皿の枚数を求め、以下の基準に従い評価した。
〈洗浄力評価〉
牛脂50g、大豆油50g、活性炭0.1gを加熱して均一溶解した油汚れを、直径18cmの陶器皿に1g均一に塗布し、2時間室温に放置した。実施例及び比較例に記載の洗浄剤組成物1g、水道水14gをしみ込ませたスポンジでこすり洗いし、汚れが落ちなかった1つ前の枚数を洗浄枚数とし、洗浄できた皿の枚数を求め、以下の基準に従い評価した。
〇:洗浄された皿の枚数が8枚以上
△:洗浄された皿の枚数が5〜7枚
×:洗浄された皿の枚数が4枚以下
△:洗浄された皿の枚数が5〜7枚
×:洗浄された皿の枚数が4枚以下
〈起泡力評価〉
起泡力試験はJIS K3362 8.5(起泡力と泡の安定度)に定められた試験方法に準拠して行った。試験液は、実施例及び比較例に記載の洗浄剤組成物を水道水で150倍に希釈し、界面活性剤の濃度が0.1質量%となるよう調製した。25℃の温度条件下で試験を行い、生じた泡の高さを測定し起泡力とした。起泡力は以下の基準に従い評価した。
起泡力試験はJIS K3362 8.5(起泡力と泡の安定度)に定められた試験方法に準拠して行った。試験液は、実施例及び比較例に記載の洗浄剤組成物を水道水で150倍に希釈し、界面活性剤の濃度が0.1質量%となるよう調製した。25℃の温度条件下で試験を行い、生じた泡の高さを測定し起泡力とした。起泡力は以下の基準に従い評価した。
〇:起泡力が強い(泡高さ100mm以上)
×:起泡力が弱い(泡高さ100mm未満)
×:起泡力が弱い(泡高さ100mm未満)
(保存安定性評価)
実施例及び比較例に記載の洗浄剤組成物を5℃で7日間保存した後の状態を観察し、以下の基準で評価した。
実施例及び比較例に記載の洗浄剤組成物を5℃で7日間保存した後の状態を観察し、以下の基準で評価した。
〇:分離も析出物も認められない。
×:分離又は析出物が認められる。
×:分離又は析出物が認められる。
〔実施例1〜9、比較例1〜9〕
作製したトリグリセリン脂肪酸モノエステルの試料(a)1〜7、(b)ショ糖モノラウレートおよび下記のデカグリセリン脂肪酸モノエステルを界面活性剤成分として用いて表2〜表3に示す洗浄剤組成物を調製し、起泡力、洗浄力及び保存安定性評価を行った。
作製したトリグリセリン脂肪酸モノエステルの試料(a)1〜7、(b)ショ糖モノラウレートおよび下記のデカグリセリン脂肪酸モノエステルを界面活性剤成分として用いて表2〜表3に示す洗浄剤組成物を調製し、起泡力、洗浄力及び保存安定性評価を行った。
(ショ糖モノラウレート)
リョートーシュガーエステルL−1695(三菱化学フーズ社製。モノエステル80%)
〈デカグリセリン脂肪酸エステル〉
ポエムJ−0021(デカグリセリンモノラウレート:理研ビタミン社製)
ポエムC−781(デカグリセリンモノカプレート:理研ビタミン社製)
リョートーシュガーエステルL−1695(三菱化学フーズ社製。モノエステル80%)
〈デカグリセリン脂肪酸エステル〉
ポエムJ−0021(デカグリセリンモノラウレート:理研ビタミン社製)
ポエムC−781(デカグリセリンモノカプレート:理研ビタミン社製)
本発明は、表2及び表3から明らかなように、特定のトリグリセリン脂肪酸モノエステルと、特定のショ糖脂肪酸モノエステルとを本発明の質量比の範囲内で含む場合は、洗浄力に優れ起泡力の高い、しかも保存安定性に優れた効果を発揮できること判る。
尚、実施例1及び4〜7の各々において(a)/(b)の比率(質量比)が1.5になるようにショ糖モノラウレートの量を変更したことのみ異ならせたところ、洗浄力が各々向上したがこれ以上の質量比では、洗浄力が飽和した。尚また、実施例3の洗浄力は、実施例2及び9の洗浄力よりも向上していることが確認された。
尚、実施例1及び4〜7の各々において(a)/(b)の比率(質量比)が1.5になるようにショ糖モノラウレートの量を変更したことのみ異ならせたところ、洗浄力が各々向上したがこれ以上の質量比では、洗浄力が飽和した。尚また、実施例3の洗浄力は、実施例2及び9の洗浄力よりも向上していることが確認された。
本発明の洗浄剤組成物は、食品添加物として認可されている安全性の高い界面活性剤を使用しているため、人体に直接入る可能性が考えられる用途、例えば、食品、食器、調理器具、身体、口腔などの洗浄剤として有効に利用することができる。
Claims (2)
- (a)脂肪酸の炭素数が10〜12であるトリグリセリン脂肪酸モノエステルと、(b)脂肪酸の炭素数が12であるショ糖脂肪酸モノエステルとを含み、(a)/(b)の比率が(a)/(b)=4〜0.25(質量比)であることを特徴とする洗浄剤組成物。
- 上記トリグリセリン脂肪酸モノエステルのモノエステル含量が50質量%以上、上記ショ脂肪酸モノエステルのモノエステル含量が70質量%以上であることを特徴とする請求項1に記載の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004308250A JP2006117832A (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004308250A JP2006117832A (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 洗浄剤組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=36536014
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JP2004308250A Withdrawn JP2006117832A (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006117832A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014091682A (ja) * | 2012-11-01 | 2014-05-19 | Riken Vitamin Co Ltd | 口腔内嫌気性細菌用静菌剤 |
US20200208080A1 (en) * | 2018-12-27 | 2020-07-02 | Colgate-Palmolive Company | Home care compositions |
WO2020139337A1 (en) * | 2018-12-27 | 2020-07-02 | Colgate-Palmolive Company | Home care compositions |
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2004
- 2004-10-22 JP JP2004308250A patent/JP2006117832A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20200208080A1 (en) * | 2018-12-27 | 2020-07-02 | Colgate-Palmolive Company | Home care compositions |
WO2020139337A1 (en) * | 2018-12-27 | 2020-07-02 | Colgate-Palmolive Company | Home care compositions |
US10975332B2 (en) | 2018-12-27 | 2021-04-13 | Colgate-Palmolive Company | Home care compositions |
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