JP2004098277A - 固定具整列ストリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】固定具打ち込み工具の打ち込み穴部を通して下に横たわる基材内へ先頭の固定具を打ち込みために、打ち込み穴部内において打ち込み部材が複数の固定具の先頭の固定具と係合するように可動に配置される、新規で改良された固定具整列ストリップを提供することである。
【解決手段】固定具整列ストリップ(10)は、垂直方向に整列された対のレール係合部材または突起部(42,44)を有し、該レール係合部材(42,44)は、レール係合部材または突起部(42,44)の下側および上側先端領域(56,58)が点タイプ接触を形成するように、少なくと二つの互いに直交する面内に配置された互いに近づきあう側部(48,50,52,54)を有し、よって、固定具整列ストリップ(10)は、固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材上で可動に支持される。
【選択図】 図3
【解決手段】固定具整列ストリップ(10)は、垂直方向に整列された対のレール係合部材または突起部(42,44)を有し、該レール係合部材(42,44)は、レール係合部材または突起部(42,44)の下側および上側先端領域(56,58)が点タイプ接触を形成するように、少なくと二つの互いに直交する面内に配置された互いに近づきあう側部(48,50,52,54)を有し、よって、固定具整列ストリップ(10)は、固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材上で可動に支持される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概して、固定具整列ストリップ(fastener collation strip)、特に、実質的に摩擦力を低減する方法で固定具打ち込み工具のマガジン部分内の複数の固定具を効果的に支持するための新規で改良された固定具整列ストリップに関しており、
複数の固定具は、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内に可動に配置された適当な打ち込み機構より下に横たわる基材内に打ち込まれように、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通して、固定具打ち込み工具の鼻部材部分の方へ移動または運搬されるときにおいて、
固定具がマガジン部内において別の望ましくない妨害または”支障(hang−up)”をきたすか、または、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内において詰まりをきたし、固定具打ち込み工具のこのような機能不良が、関連的に、固定具打ち込み工具からの固定具の不適当で且つ望ましくない放出をもたらし、下に横たわる基材内への一つ以上の固定具の不適当で望ましくない挿入をもたらす危険性を効果的に低減する。
【0002】
【従来の技術】
気体式、燃焼式または火薬式の固定具打ち込み工具は、業界においてよく知られており、適当な製作品を下に横たわる基材にまたは基材上に固定するために、シャンク部分の第一端部に先端を有しシャンク部分の反対側の第二端部上に頭部を有する固定具を下に横たわる基材内へ打ち込むために通常利用される。一般的な固定具には、例えば、木の基材内に強制的に打ち込まれる釘、または、コンクリート、石工または鉄の基材内へ強制的に打ち込まれるドライブピン(drive pins)が含まれる。一般的な固定具打ち込み工具は、通常、マガジン部を具備し、該マガジン部内においては、固定具打ち込み工具のマガジン部分から固定具打ち込み工具の打ち込み穴部分へ連続的に配置された固定具を運搬するために、連続的に配置された固定具からなる固定具整合ストリップが可動に支持され、打ち込み穴部分内においては、適当な打ち込み機構が、固定具打ち込み工具から固定具を連続的に放出するために、整列ストリップ内で配置された固定具の先頭の一つと衝接するために可動に配置される。固定具打ち込み工具のマガジン部分内に配置される固定具整列ストリップの例は開示されている(特許文献1,2,3,4,5,6,7参照)。
【0003】
特許文献2(米国特許第5069340号明細書)の中の図17と一致する図1を参照すると、シャンク部分18、頭部分22、および、頭部分22をシャンク部分18に結合する移行部分24を各々が有する複数の固定具12は、複数のスリーブ部材からなる整列ストリップ内にそれぞれ配置され、スリーブ部材の各々は、壊れやすい上側部分36と環状の下側部分34とからなる。整列ストリップの隣接するスリーブ部材は上側および下側の脆いブリッジ部材74,76により一体的に結合され、各スリーブ部材の軸方向の中央部分は一組の凹状の引っ込み部40,42を有し、該凹状の引っ込み部内には一組の窓部44,48が形成され、該窓部を通してシャンク部分46,50を目視できる。整列ストリップは、図示されていないが、固定具打ち込み工具のマガジン部分内で可動に支持されるように適合され、固定具打ち込み工具のマガジン部分は、整列ストリップおよび複数の固定具12を案内機構に供給し、該案内機構は、整列ストリップの各スリーブ部材の環状の下側部分34を収容するための溝部分164,166と、反対側に配置された一組のレールまたはリブ部材160,162とを有する。レールまたはリブ部材160,162は、図示されてはいないが、固定具打ち込み工具のマガジン部分内に備えられた同様のレール部材に対応し、固定具12の各整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分から固定具打ち込み工具の鼻部材部分および案内機構部分の方へ移動されるときに、固定具12の各整列ストリップを受け入れ且つ案内するために、整列ストリップの引っ込み部分40,42内に配置されるように適合される。固定具打ち込み工具の打ち込み機構は、固定具打ち込み工具から固定具12を放出し、下に横たわる基材内へ固定具12を打ち込むために、固定具12の第一のまたは先頭の一つと衝接することが可能である。
【0004】
前述の固定具打ち込み工具は商業的に成功し、現場において十分な満足を提供しているが、固定具が連続的に固定具打ち込み工具から放出され所定の配置で下に横たわる基材内へ打ち込まれるように、固定具の整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分を通して固定具打ち込み工具の鼻部材部分の方へ移動または運搬されるときにおいて、固定具の整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で望ましくない妨害または”支障”をきたすか、または、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内で詰まりをきたす危険性を効果的に低減することを確実にすることが望ましい。容易に認識または理解されるように、もし、固定具の任意の整列ストリップが、固定具打ち込み工具のマガジン部分内で妨害または”支障”をきたしたならば、または、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内で詰まりをきたしたならば、このような固定具打ち込み工具の機能不良は、関連的に、固定具打ち込み工具からの固定具の不適当で望ましくない放出をもたらし、下に横たわる基材内への一つ以上の固定具の不適当で望ましくない挿入をもたす。さらに具体的には、固定具の整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間で生じるいかなる摩擦接触をも可能な限り効果的に低減することが望ましく、これにより、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップの可能な限り滑らかな運搬または移動が行われるように、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップの運搬または移動が効果的に容易されまたは積極的に向上される。互いの接触するように配置された任意の二つの部材の間に生じる摩擦力は、互いに接触するように配置された二つの部材の間で形成された接触面積に直接的に比例するという事実から、固定具の整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材に沿って運搬または移動されるときにおいて、固定具の整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間で形成される接触領域を効果的に低減することが望ましい。
【0005】
従って、複数の固定具を中で担持する固定具整列ストリップが最小摩擦量で固定具打ち込み工具のマガジン部分を通して運搬または移動され、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で妨害または”支障”をきたすことなく、または、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内で詰まりをきたすことはなく、よって、固定具打ち込み工具内のこのような機能不良が、関連的に、固定具打ち込み工具からの固定具の不適当で望ましくない放出をもたらすことがなく、下に横たわる基材内への一つ以上の固定具の望ましくない不適当な挿入をもたらすことがないように、
固定具整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に生じる摩擦力が効果的に低減される方法で、固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材上で支持されるように適合される新規で改良された固定具整列ストリップの必要性が当該技術分野において存在する。
複数の固定具を中で担持する固定具整列ストリップが最小摩擦量で固定具打ち込み工具のマガジン部分を通して運搬または移動され、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で妨害または”支障”をきたすことなく、または、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内で詰まりをきたすことはなく、
固定具打ち込み工具内のこのような機能不良が、関連的に、固定具打ち込み工具からの固定具の不適当で望ましくない放出をもたらし、下に横たわる基材内への一つ以上の固定具の望ましくない不適当な挿入をもたらす。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第6044972号明細書
【特許文献2】
米国特許第5069340号明細書
【特許文献3】
米国特許第4932821号明細書
【特許文献4】
米国特許第4718551号明細書
【特許文献5】
米国特許第4106618号明細書
【特許文献6】
米国特許第3954176号明細書
【特許文献7】
米国特許第3927459号明細書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
よって、本発明の目的は、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通して固定具打ち込み工具の打ち込み穴部の方へ複数の固定具を連続的に運搬または移動するための固定具整列ストリップであって、
固定具打ち込み工具の打ち込み穴部を通して下に横たわる基材内へ先頭の固定具を打ち込みために、打ち込み穴部内において打ち込み部材が複数の固定具の先頭の固定具と係合するように可動に配置される、新規で改良された固定具整列ストリップを提供することである。
【0008】
本発明のもう一つの目的は、固定具打ち込み工具のマガジン部分内において、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部の方へ複数の固定具を連続的に運搬または移動するための固定具整列ストリップであって、
打ち込み部材は、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部から複数の固定具の先頭の固定具を放出し、下に横たわる基材内へ先頭の固定具を打ち込むために可動に配置され、
固定具整列ストリップは、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材に沿って運搬または移動されるときに、固定具整列ストリップの各スリーブ部材と固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に形成される接触面領域を効果的に最小化するために、固定具整列ストリップ上で一体的に結合された新規で改良された構造を有する、
新規で改良された固定具整列ストリップを提供することである。
【0009】
本発明のさらなる目的は、固定具打ち込み工具のマガジン部分内において、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部の方へ複数の固定具を連続的に運搬または移動するための固定具整列ストリップであって、
打ち込み部材は、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部から複数の固定具の先頭の固定具を放出し、下に横たわる基材内へ先頭の固定具を打ち込むために可動に配置され、
固定具整列ストリップは、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材に沿って運搬または移動されるときに、固定具整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間で生じる摩擦力を効果的に低減または最小化するように、固定具整列ストリップの各スリーブ部材と固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に形成される接触面領域を効果的に最小化するために、固定具整列ストリップ上で一体的に結合された新規で改良された構造を有する、
新規で改良された固定具整列ストリップを提供することである。
【0010】
本発明のさらなる目的は、固定具打ち込み工具のマガジン部分内において、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部の方へ複数の固定具を連続的に運搬または移動するための固定具整列ストリップであって、
打ち込み部材は、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部から複数の固定具の先頭の固定具を放出し、下に横たわる基材内へ先頭の固定具を打ち込むために可動に配置され、
固定具整列ストリップは、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材に沿って運搬または移動されるときに、固定具整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間で生じる摩擦力を効果的に低減または最小化し、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で”支障”または詰まりをきたすことを効果的に妨げるように、固定具整列ストリップの各スリーブ部材と固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に形成される接触面領域を効果的に最小化するために、固定具整列ストリップ上で一体的に結合された新規で改良された構造を有する、
新規で改良された固定具整列ストリップを提供することである。
【0011】
本発明の最後の目的は、固定具打ち込み工具のマガジン部分内において、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部の方へ複数の固定具を連続的に運搬または移動するための固定具整列ストリップであって、
打ち込み部材は、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部から複数の固定具の先頭の固定具を放出し、下に横たわる基材内へ先頭の固定具を打ち込むために可動に配置され、
固定具整列ストリップは、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材に沿って運搬または移動されるときに、固定具整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間で生じる摩擦力を効果的に低減または最小化し、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で”支障”または詰まりをきたすことを効果的に妨げ、固定具打ち込み工具からの固定具の不適当な放出と下に横たわる基材内への一つ以上の固定具の不適当な挿入とを関連的に妨げるように、固定具整列ストリップの各スリーブ部材と固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に形成される接触面領域を効果的に最小化するために、固定具整列ストリップ上で一体的に結合された新規で改良された構造を有する、
新規で改良された固定具整列ストリップを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述の目的、および、他の目的は、新規で改良された固定具整列ストリップを提供する本発明の教示および原理により実現され、
該新規で改良された固定具整列ストリップは、適当な脆い上側および下側ブリッジ部分により連続的で直線的な配置で一緒に一体的に結合される複数のスリーブ部材を有する固定具整列ストリップであって、
本発明のユニークで新規な原理および教示に基づき、スリーブ部材の各々が、各スリーブ部材の直径方向に対向する両側部上に配置された一組の下側に延在する上側レール係合部材または突起部と、該下側に延在する上側レール係合部材または突起部の各々と垂直方向にそれぞれが整列するように各スリーブ部材の直径方向に対向する両側部上に同様に配置された一組の上側へ延在する下側レール係合部材または突起部とを有する固定具整列ストリップである。
レール係合部材または突起部の各々は、各レール係合部材または突起部の先端部分が、対向して配置された各マガジンレール部材の上側面部分または下側面部分と実際に係合する実質的に点接触の領域を形成するように、例えば、各レール係合部材または突起部の側部分が、少なくとも二つの相互に直行して配置される面内で互いに近づきあう円錐台形状(切頭円錐形状)または角錐台形状(切頭ピラミッド形状)を有する。このように、固定具整列ストリップの各スリーブ部材のレール係合部材または突起部の各々と固定具打ち込み工具のマガジン部分の各レール部材との間には、実質的に点接触の係合のみが形成されので、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で”支障”または詰まりをきたす傾向を最小化するように、摩擦力は効果的に最小化される。
【0013】
本発明の多様な他の目的、特徴および付随する利点は、添付の図面と関連する以下の詳細な説明から十分に理解され、図面においては、同様の参照符号は、幾つかの図面を通して同様なまたは一致する部分を指し示す。
【0014】
【発明の実施の形態】
図面、特に図面2から図面8を参照すると、本発明の原理および教示により構成された新規で改良された固定具整列ストリップが図示され、参照符号10により全体的に指し示されている。整列ストリップ10は、適当な重合体材料から作られ複数のスリーブ部材12を有し、図2、図4および図5から最もよく理解されるように、スリーブ部材は実質的に直線的な整列内で配置される。さらに図4および図5から最もよく理解されるように、各スリーブ部材12は、水平面内で考えた場合、実質的に四角形の切断面を有し、該実質的に四角形の切断面を通して、図示されていないが、適当な固定具を収容するための実質的に四角形形状の通路13が形成され、隣接するスリーブ部材12は、上側ブリッジ部材14および下側ブリッジ部材16により対角線上に対向する角部領域で一緒に一体的に結合される。従って、図5に示されているように、第一スリーブ部材12の側壁部分は、隣接する第二スリーブ部材の側壁部に対して約90°の角度で配置される。図2に示されているように、固定具整列ストリップ10は、水平方向および垂直方向の軸線18、20の両方について実質的に対称であり、このことにより、固定具整列ストリップ10が、事実上、以前固定具整列ストリップ10の正面であったものが現状において固定具整列ストリップの背面となり、以前固定具整列ストリップ10の上側端部であったものが現状においては固定具整列ストリップの下側端部となるように、軸線18、20の各々の周りに180°回転されるか否かにかかわらず、固定具整列ストリップ10は固定具打ち込み工具のマガジン部分内で適当に利用されうることが留意されるべきである。
【0015】
よって、固定具整列ストリップ10の特定の配置方向にかかわらず、上側および下側ブリッジ部材14,16の上側端部および下側端部は、該上側端部および下側端部内にそれぞれ形成される実質的にV字形状の切り欠き部またはスロット部22,24を有し、該切り欠き部またはスロット部22,24の各々は約30°の角度の境界を作り、このことにより、スリーブ部材12の特定の一つが先頭のスリーブ部材12となり固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内に配置されるとき、固定具打ち込み工具の打ち込みブレード組立体による、固定具整列ストリップ10を形成し残存するスリーブ部材12からのスリーブ部材12の個々の各一つの切断または分離は常に容易となる。同様に、対角線上に対向する角部領域を形成する各スリーブ部材12の上側壁部および下側壁部であって隣接するスリーブ部材12に結合されていない各スリーブ部材の上側壁部および下側壁部は、同じく、それぞれに切り欠き部またはスロット部26,28を備え、該切り欠き部またはスロット部26,28の各々は約90°の角度の境界を作り、これにより、固定具がスリーブ部材12を通して下に横たわる基材内へ適当に打ち込まれることを許可するように、各固定具の頭部分は各スリーブ部材12を実質的に半分に容易に分裂することが可能となりうる。固定具を収容するためにスリーブ部材12の各々内に形成された通路13が、実質的に四角形としての正方形の切断面形状を有する場合において、各固定具が実質的に円形の切断面形状を有するシャンク部分を有するものならば、各固定具のシャンク部分は、各スリーブ部材12の各側壁30の実質的に中央部分で、実質的に垂直に方向付けられた直線的な場所に沿って、各スリーブ部材12の各側壁30と係合する。機械公差内の所定の直径方向の大きさを有する固定具の各々を各スリーブ部材12の通路13内で、比較的しっかりとした係合方法または公差方法(toleranced manner)により収容するために、各スリーブ部材12の各側壁30の内側面部分の各々には、図9の拡大詳細図から最もよく理解されるような一組のクラッシュ(crush)リブまたは窪み部32が備えられていることが留意されるべきである。
【0016】
特許文献2(米国特許第5069340号明細書)の中で開示されている固定具整列ストリップ関し既に説明されているように、固定具整列ストリップは、固定具ストリップと該固定具ストリップにより担持される複数の固定具とが固定具打ち込み工具の鼻部部材部分の方へ移動され、固定具が固定具打ち込み工具の打ち込みブレード組立体により固定具打ち込み工具から連続的に放出され、下に横たわる基材内へ打ち込まれるように、固定具打ち込み工具のマガジン部分内に配置されたレール部材上で可動に支持されるように適合される。さらに、固定具の整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分を通して固定具打ち込み工具の鼻部材部分の方へ移動または運搬されるときに、固定具打ち込み工具からのいかなる固定具の不適当で望ましくない放出と下に横たわる基材内への一つ以上の固定具の不適当で望ましくない挿入とを効果的に妨げるように、固定具の整列ストリップが固定具打ち込み工具の鼻部材部分内で望ましくない妨害または”支障”をきたすか、または、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内で詰まりをきたす危険性が効果的に低減されることを確実にすることが望ましいことが説明されている。
【0017】
従い、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップのこのような運搬または移動をできる限り滑らかなにするように、固定具の整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に生じる摩擦力を可能な限り効果的に低減し、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップの運搬または移動が効果的に容易にされるかまたは積極的に向上されることが望ましい。互いが接触して配置された任意の二つの部材の間で生じる摩擦力は、互いが接触して配置された二つの部材の間で形成される接触面積に直接的に比例する事実から、固定具の整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材に沿って運搬または移動されるときに、固定具の整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に形成される接触領域を可能な限り効果的に低減することが望ましい。特に、二つの部材の間に形成される可能な最も小さな接触は、線接触または面接触でない点接触で構成されるので、本発明の特定の原理および教示に基づく本発明の固定具整列ストリップ10はユニークで新規な構造を備え、点接触が固定具整列ストリップ10と固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間で効果的に確立される。
【0018】
さらに、図3、図7および図8を参照すると、スリーブ部材12の中央通路13と効果的に連通する前方および後方開口窓部38,40が各スリーブ部材12の垂直方向で中心となる領域内でそれぞれ形成されるように、弓形状の引っ込み部34,36は、隣接するスリーブ部材12に一体的に結合されていない各スリーブ部材12の前方および後方へ延在する角部領域内でそれぞれ形成される。
このような引っ込められた構造34,36および窓部領域38,40により、下側の方へ延在する上側レール係合部材または突起部42が、固定具整列ストリップ12の前側部および後側部の両方の側部上で形成され、さらに、上側の方へ延在する下側レール係合部材または突起部44が、同様に、固定具整列ストリップ12の前側部および後側部の両方の側部上に形成され、上側の方へ延在する下側レール係合部材または突起部44と下側の方へ延在する上側係合部材または突起部42とは、それらの間に形成される空間46を有して垂直方向にそれぞれ整列され、固定具打ち込み工具のマガジン部のレール部材が空間46内で収容される。
【0019】
図3から理解にされるように、下側の方へ延在する上側レール係合部材または突起部42の各々の下側領域は、少なくとも二つの対向して配置された側部48により形成され、該側部48は、固定具整列ストリップ10の縦に延在する前および後ろの面または側部と平行に配置される第一面内で互いに近づきあい、同様に、上側の方へ延在する下側レール係合部材または突起部44の各々の上側領域は、少なくとも二つの対向して配置された側部50により形成され、また該側部50は、固定具整列ストリップ10の縦に延在する前および後ろの面または側部と平行に配置される第一面内で互いに近づきあう。同様に図7から理解されるように、下側の方へ延在する上側レール係合部材または突起部42の各々の下側領域は、少なくとも二つの対向して配置された側部52により形成され、該側部52は、固定具整列ストリップ10の縦に延在する前および後ろの面または側部と第一に説明された面とに直角をなして配置される第二面内で互いに近づきあい、同様に、上側の方へ延在する下側レール係合部材または突起部44の各々の上側領域は、少なくとも二つの対向して配置された側部54により形成され、また該側部54は、固定具整列ストリップ10の縦に延在する前および後ろの面または側部と第一に説明された面とに直角をなして配置される第二面内で互いに近づきあう。
【0020】
図3、図7および図8に図示されているように、レール係合部材または突起部42,44の各々は、実質的にピラミッド状の切断面形状を有するが、レール係合部材または突起部の各々は、例えば図10に開示されているような実質的に円錐状の切断面形状を同様に有する突起部142,144を有することも可能であることが留意される。図10における突起部142,144の開示に関連して、突起部42,44と類似する突起部の部分は、参照符号が100番台のものを除いて、同様の参照符号により示されていることが留意されるべきである。どちらの場合にしても、先に説明された少なくとも二つ互いに直行する平面内に形成されるような、各レール係合部材または突起部42,44または142,144のこのような互いに近づきあう構造の観点から更に理解されるように、各上側および下側レール係合部材または突起部42,44または142,144のそれぞれの先端領域56,58または156、158は、固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材と係合するための、実質的に点タイプの丸みが与えらた接触領域を効果的に形成する。これにより、固定具の整列ストリップ10と固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に生じる摩擦力は、可能な限り効果的に低減され、よって、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップ10の運搬または移動をできる限り滑らかにするように、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップ10の運搬または移動は、効果的に容易にされるか、または、積極的に向上される。
【0021】
レール係合部材または突起部の下側および上側先端領域が点接触を形成し、該点接触により固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材上で可動に支持されるように、少なくとも二つの互いに直行する面内で配置された互いに近づきあう側部を有し垂直方向に整列された対のレール係合部材または突起部を有する、新規で改良された固定具整列ストリップが本発明の原理および教示により提供されることが理解される。これにより、固定具の整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に生じる摩擦力は可能な限り効果的に低減され、よって、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップの運搬または移動を可能な限り滑らかにするように、固定具打ち込み工具のマガジン部分と通した固定具の整列ストリップの運搬および移動は効果的に容易にされるか、または、積極的に向上される。従い、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で妨害、”支障”または詰まりをきたす傾向を効果的に妨げる。
【0022】
上記の技術に照らして、本発明の多くの変形および変更が可能であることは明らかである。よって、特許請求の範囲内で、本発明が本明細書にて特に記載されたものとは別の形態で実行されうることは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定具打ち込み工具の案内機構内に設置され、中に固定具を有する、通常の従来技術の固定具整列ストリップの側面図である。
【図2】本発明の原理および教示により構成された新規で改良された固定具整列ストリップの斜視図であり、該固定具整列ストリップの協働部分を示している。
【図3】図2に図示された新規で改良された固定具整列ストリップの部分正面図である。
【図4】図3で図示された新規で改良された固定具整列ストリップの部分平面図である。
【図5】図3で図示された新規で改良された固定具整列ストリップの部分底面図である。
【図6】図5で図示された新規で改良された固定具整列ストリップの、図5の線6−6に沿って切り取られた切断面図である。
【図7】図3で図示された新規で改良された固定具整列ストリップの、図3の線7−7に沿って切り取られた切断面図である。
【図8】図3で図示された新規で改良された固定具整列ストリップの、図3の線8−8に沿って切り取られた切断面図である。
【図9】固定具整列ストリップのスリーブ部材の各々の内側周縁面部分上に配置されたクラッシュリブを図示している図5の円領域9の拡大詳細図である。
【図10】第二の円錐形状のレール係合部材または突起部の側面図である。
【符号の説明】
10…固定具整列ストリップ
42…レール係合部材
44…レール係合部材
48…側部
50…側部
52…側部
54…側部
56…先端領域
58…先端領域
【発明の属する技術分野】
本発明は、概して、固定具整列ストリップ(fastener collation strip)、特に、実質的に摩擦力を低減する方法で固定具打ち込み工具のマガジン部分内の複数の固定具を効果的に支持するための新規で改良された固定具整列ストリップに関しており、
複数の固定具は、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内に可動に配置された適当な打ち込み機構より下に横たわる基材内に打ち込まれように、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通して、固定具打ち込み工具の鼻部材部分の方へ移動または運搬されるときにおいて、
固定具がマガジン部内において別の望ましくない妨害または”支障(hang−up)”をきたすか、または、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内において詰まりをきたし、固定具打ち込み工具のこのような機能不良が、関連的に、固定具打ち込み工具からの固定具の不適当で且つ望ましくない放出をもたらし、下に横たわる基材内への一つ以上の固定具の不適当で望ましくない挿入をもたらす危険性を効果的に低減する。
【0002】
【従来の技術】
気体式、燃焼式または火薬式の固定具打ち込み工具は、業界においてよく知られており、適当な製作品を下に横たわる基材にまたは基材上に固定するために、シャンク部分の第一端部に先端を有しシャンク部分の反対側の第二端部上に頭部を有する固定具を下に横たわる基材内へ打ち込むために通常利用される。一般的な固定具には、例えば、木の基材内に強制的に打ち込まれる釘、または、コンクリート、石工または鉄の基材内へ強制的に打ち込まれるドライブピン(drive pins)が含まれる。一般的な固定具打ち込み工具は、通常、マガジン部を具備し、該マガジン部内においては、固定具打ち込み工具のマガジン部分から固定具打ち込み工具の打ち込み穴部分へ連続的に配置された固定具を運搬するために、連続的に配置された固定具からなる固定具整合ストリップが可動に支持され、打ち込み穴部分内においては、適当な打ち込み機構が、固定具打ち込み工具から固定具を連続的に放出するために、整列ストリップ内で配置された固定具の先頭の一つと衝接するために可動に配置される。固定具打ち込み工具のマガジン部分内に配置される固定具整列ストリップの例は開示されている(特許文献1,2,3,4,5,6,7参照)。
【0003】
特許文献2(米国特許第5069340号明細書)の中の図17と一致する図1を参照すると、シャンク部分18、頭部分22、および、頭部分22をシャンク部分18に結合する移行部分24を各々が有する複数の固定具12は、複数のスリーブ部材からなる整列ストリップ内にそれぞれ配置され、スリーブ部材の各々は、壊れやすい上側部分36と環状の下側部分34とからなる。整列ストリップの隣接するスリーブ部材は上側および下側の脆いブリッジ部材74,76により一体的に結合され、各スリーブ部材の軸方向の中央部分は一組の凹状の引っ込み部40,42を有し、該凹状の引っ込み部内には一組の窓部44,48が形成され、該窓部を通してシャンク部分46,50を目視できる。整列ストリップは、図示されていないが、固定具打ち込み工具のマガジン部分内で可動に支持されるように適合され、固定具打ち込み工具のマガジン部分は、整列ストリップおよび複数の固定具12を案内機構に供給し、該案内機構は、整列ストリップの各スリーブ部材の環状の下側部分34を収容するための溝部分164,166と、反対側に配置された一組のレールまたはリブ部材160,162とを有する。レールまたはリブ部材160,162は、図示されてはいないが、固定具打ち込み工具のマガジン部分内に備えられた同様のレール部材に対応し、固定具12の各整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分から固定具打ち込み工具の鼻部材部分および案内機構部分の方へ移動されるときに、固定具12の各整列ストリップを受け入れ且つ案内するために、整列ストリップの引っ込み部分40,42内に配置されるように適合される。固定具打ち込み工具の打ち込み機構は、固定具打ち込み工具から固定具12を放出し、下に横たわる基材内へ固定具12を打ち込むために、固定具12の第一のまたは先頭の一つと衝接することが可能である。
【0004】
前述の固定具打ち込み工具は商業的に成功し、現場において十分な満足を提供しているが、固定具が連続的に固定具打ち込み工具から放出され所定の配置で下に横たわる基材内へ打ち込まれるように、固定具の整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分を通して固定具打ち込み工具の鼻部材部分の方へ移動または運搬されるときにおいて、固定具の整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で望ましくない妨害または”支障”をきたすか、または、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内で詰まりをきたす危険性を効果的に低減することを確実にすることが望ましい。容易に認識または理解されるように、もし、固定具の任意の整列ストリップが、固定具打ち込み工具のマガジン部分内で妨害または”支障”をきたしたならば、または、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内で詰まりをきたしたならば、このような固定具打ち込み工具の機能不良は、関連的に、固定具打ち込み工具からの固定具の不適当で望ましくない放出をもたらし、下に横たわる基材内への一つ以上の固定具の不適当で望ましくない挿入をもたす。さらに具体的には、固定具の整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間で生じるいかなる摩擦接触をも可能な限り効果的に低減することが望ましく、これにより、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップの可能な限り滑らかな運搬または移動が行われるように、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップの運搬または移動が効果的に容易されまたは積極的に向上される。互いの接触するように配置された任意の二つの部材の間に生じる摩擦力は、互いに接触するように配置された二つの部材の間で形成された接触面積に直接的に比例するという事実から、固定具の整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材に沿って運搬または移動されるときにおいて、固定具の整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間で形成される接触領域を効果的に低減することが望ましい。
【0005】
従って、複数の固定具を中で担持する固定具整列ストリップが最小摩擦量で固定具打ち込み工具のマガジン部分を通して運搬または移動され、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で妨害または”支障”をきたすことなく、または、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内で詰まりをきたすことはなく、よって、固定具打ち込み工具内のこのような機能不良が、関連的に、固定具打ち込み工具からの固定具の不適当で望ましくない放出をもたらすことがなく、下に横たわる基材内への一つ以上の固定具の望ましくない不適当な挿入をもたらすことがないように、
固定具整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に生じる摩擦力が効果的に低減される方法で、固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材上で支持されるように適合される新規で改良された固定具整列ストリップの必要性が当該技術分野において存在する。
複数の固定具を中で担持する固定具整列ストリップが最小摩擦量で固定具打ち込み工具のマガジン部分を通して運搬または移動され、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で妨害または”支障”をきたすことなく、または、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内で詰まりをきたすことはなく、
固定具打ち込み工具内のこのような機能不良が、関連的に、固定具打ち込み工具からの固定具の不適当で望ましくない放出をもたらし、下に横たわる基材内への一つ以上の固定具の望ましくない不適当な挿入をもたらす。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第6044972号明細書
【特許文献2】
米国特許第5069340号明細書
【特許文献3】
米国特許第4932821号明細書
【特許文献4】
米国特許第4718551号明細書
【特許文献5】
米国特許第4106618号明細書
【特許文献6】
米国特許第3954176号明細書
【特許文献7】
米国特許第3927459号明細書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
よって、本発明の目的は、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通して固定具打ち込み工具の打ち込み穴部の方へ複数の固定具を連続的に運搬または移動するための固定具整列ストリップであって、
固定具打ち込み工具の打ち込み穴部を通して下に横たわる基材内へ先頭の固定具を打ち込みために、打ち込み穴部内において打ち込み部材が複数の固定具の先頭の固定具と係合するように可動に配置される、新規で改良された固定具整列ストリップを提供することである。
【0008】
本発明のもう一つの目的は、固定具打ち込み工具のマガジン部分内において、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部の方へ複数の固定具を連続的に運搬または移動するための固定具整列ストリップであって、
打ち込み部材は、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部から複数の固定具の先頭の固定具を放出し、下に横たわる基材内へ先頭の固定具を打ち込むために可動に配置され、
固定具整列ストリップは、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材に沿って運搬または移動されるときに、固定具整列ストリップの各スリーブ部材と固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に形成される接触面領域を効果的に最小化するために、固定具整列ストリップ上で一体的に結合された新規で改良された構造を有する、
新規で改良された固定具整列ストリップを提供することである。
【0009】
本発明のさらなる目的は、固定具打ち込み工具のマガジン部分内において、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部の方へ複数の固定具を連続的に運搬または移動するための固定具整列ストリップであって、
打ち込み部材は、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部から複数の固定具の先頭の固定具を放出し、下に横たわる基材内へ先頭の固定具を打ち込むために可動に配置され、
固定具整列ストリップは、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材に沿って運搬または移動されるときに、固定具整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間で生じる摩擦力を効果的に低減または最小化するように、固定具整列ストリップの各スリーブ部材と固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に形成される接触面領域を効果的に最小化するために、固定具整列ストリップ上で一体的に結合された新規で改良された構造を有する、
新規で改良された固定具整列ストリップを提供することである。
【0010】
本発明のさらなる目的は、固定具打ち込み工具のマガジン部分内において、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部の方へ複数の固定具を連続的に運搬または移動するための固定具整列ストリップであって、
打ち込み部材は、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部から複数の固定具の先頭の固定具を放出し、下に横たわる基材内へ先頭の固定具を打ち込むために可動に配置され、
固定具整列ストリップは、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材に沿って運搬または移動されるときに、固定具整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間で生じる摩擦力を効果的に低減または最小化し、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で”支障”または詰まりをきたすことを効果的に妨げるように、固定具整列ストリップの各スリーブ部材と固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に形成される接触面領域を効果的に最小化するために、固定具整列ストリップ上で一体的に結合された新規で改良された構造を有する、
新規で改良された固定具整列ストリップを提供することである。
【0011】
本発明の最後の目的は、固定具打ち込み工具のマガジン部分内において、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部の方へ複数の固定具を連続的に運搬または移動するための固定具整列ストリップであって、
打ち込み部材は、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部から複数の固定具の先頭の固定具を放出し、下に横たわる基材内へ先頭の固定具を打ち込むために可動に配置され、
固定具整列ストリップは、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材に沿って運搬または移動されるときに、固定具整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間で生じる摩擦力を効果的に低減または最小化し、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で”支障”または詰まりをきたすことを効果的に妨げ、固定具打ち込み工具からの固定具の不適当な放出と下に横たわる基材内への一つ以上の固定具の不適当な挿入とを関連的に妨げるように、固定具整列ストリップの各スリーブ部材と固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に形成される接触面領域を効果的に最小化するために、固定具整列ストリップ上で一体的に結合された新規で改良された構造を有する、
新規で改良された固定具整列ストリップを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述の目的、および、他の目的は、新規で改良された固定具整列ストリップを提供する本発明の教示および原理により実現され、
該新規で改良された固定具整列ストリップは、適当な脆い上側および下側ブリッジ部分により連続的で直線的な配置で一緒に一体的に結合される複数のスリーブ部材を有する固定具整列ストリップであって、
本発明のユニークで新規な原理および教示に基づき、スリーブ部材の各々が、各スリーブ部材の直径方向に対向する両側部上に配置された一組の下側に延在する上側レール係合部材または突起部と、該下側に延在する上側レール係合部材または突起部の各々と垂直方向にそれぞれが整列するように各スリーブ部材の直径方向に対向する両側部上に同様に配置された一組の上側へ延在する下側レール係合部材または突起部とを有する固定具整列ストリップである。
レール係合部材または突起部の各々は、各レール係合部材または突起部の先端部分が、対向して配置された各マガジンレール部材の上側面部分または下側面部分と実際に係合する実質的に点接触の領域を形成するように、例えば、各レール係合部材または突起部の側部分が、少なくとも二つの相互に直行して配置される面内で互いに近づきあう円錐台形状(切頭円錐形状)または角錐台形状(切頭ピラミッド形状)を有する。このように、固定具整列ストリップの各スリーブ部材のレール係合部材または突起部の各々と固定具打ち込み工具のマガジン部分の各レール部材との間には、実質的に点接触の係合のみが形成されので、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で”支障”または詰まりをきたす傾向を最小化するように、摩擦力は効果的に最小化される。
【0013】
本発明の多様な他の目的、特徴および付随する利点は、添付の図面と関連する以下の詳細な説明から十分に理解され、図面においては、同様の参照符号は、幾つかの図面を通して同様なまたは一致する部分を指し示す。
【0014】
【発明の実施の形態】
図面、特に図面2から図面8を参照すると、本発明の原理および教示により構成された新規で改良された固定具整列ストリップが図示され、参照符号10により全体的に指し示されている。整列ストリップ10は、適当な重合体材料から作られ複数のスリーブ部材12を有し、図2、図4および図5から最もよく理解されるように、スリーブ部材は実質的に直線的な整列内で配置される。さらに図4および図5から最もよく理解されるように、各スリーブ部材12は、水平面内で考えた場合、実質的に四角形の切断面を有し、該実質的に四角形の切断面を通して、図示されていないが、適当な固定具を収容するための実質的に四角形形状の通路13が形成され、隣接するスリーブ部材12は、上側ブリッジ部材14および下側ブリッジ部材16により対角線上に対向する角部領域で一緒に一体的に結合される。従って、図5に示されているように、第一スリーブ部材12の側壁部分は、隣接する第二スリーブ部材の側壁部に対して約90°の角度で配置される。図2に示されているように、固定具整列ストリップ10は、水平方向および垂直方向の軸線18、20の両方について実質的に対称であり、このことにより、固定具整列ストリップ10が、事実上、以前固定具整列ストリップ10の正面であったものが現状において固定具整列ストリップの背面となり、以前固定具整列ストリップ10の上側端部であったものが現状においては固定具整列ストリップの下側端部となるように、軸線18、20の各々の周りに180°回転されるか否かにかかわらず、固定具整列ストリップ10は固定具打ち込み工具のマガジン部分内で適当に利用されうることが留意されるべきである。
【0015】
よって、固定具整列ストリップ10の特定の配置方向にかかわらず、上側および下側ブリッジ部材14,16の上側端部および下側端部は、該上側端部および下側端部内にそれぞれ形成される実質的にV字形状の切り欠き部またはスロット部22,24を有し、該切り欠き部またはスロット部22,24の各々は約30°の角度の境界を作り、このことにより、スリーブ部材12の特定の一つが先頭のスリーブ部材12となり固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内に配置されるとき、固定具打ち込み工具の打ち込みブレード組立体による、固定具整列ストリップ10を形成し残存するスリーブ部材12からのスリーブ部材12の個々の各一つの切断または分離は常に容易となる。同様に、対角線上に対向する角部領域を形成する各スリーブ部材12の上側壁部および下側壁部であって隣接するスリーブ部材12に結合されていない各スリーブ部材の上側壁部および下側壁部は、同じく、それぞれに切り欠き部またはスロット部26,28を備え、該切り欠き部またはスロット部26,28の各々は約90°の角度の境界を作り、これにより、固定具がスリーブ部材12を通して下に横たわる基材内へ適当に打ち込まれることを許可するように、各固定具の頭部分は各スリーブ部材12を実質的に半分に容易に分裂することが可能となりうる。固定具を収容するためにスリーブ部材12の各々内に形成された通路13が、実質的に四角形としての正方形の切断面形状を有する場合において、各固定具が実質的に円形の切断面形状を有するシャンク部分を有するものならば、各固定具のシャンク部分は、各スリーブ部材12の各側壁30の実質的に中央部分で、実質的に垂直に方向付けられた直線的な場所に沿って、各スリーブ部材12の各側壁30と係合する。機械公差内の所定の直径方向の大きさを有する固定具の各々を各スリーブ部材12の通路13内で、比較的しっかりとした係合方法または公差方法(toleranced manner)により収容するために、各スリーブ部材12の各側壁30の内側面部分の各々には、図9の拡大詳細図から最もよく理解されるような一組のクラッシュ(crush)リブまたは窪み部32が備えられていることが留意されるべきである。
【0016】
特許文献2(米国特許第5069340号明細書)の中で開示されている固定具整列ストリップ関し既に説明されているように、固定具整列ストリップは、固定具ストリップと該固定具ストリップにより担持される複数の固定具とが固定具打ち込み工具の鼻部部材部分の方へ移動され、固定具が固定具打ち込み工具の打ち込みブレード組立体により固定具打ち込み工具から連続的に放出され、下に横たわる基材内へ打ち込まれるように、固定具打ち込み工具のマガジン部分内に配置されたレール部材上で可動に支持されるように適合される。さらに、固定具の整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分を通して固定具打ち込み工具の鼻部材部分の方へ移動または運搬されるときに、固定具打ち込み工具からのいかなる固定具の不適当で望ましくない放出と下に横たわる基材内への一つ以上の固定具の不適当で望ましくない挿入とを効果的に妨げるように、固定具の整列ストリップが固定具打ち込み工具の鼻部材部分内で望ましくない妨害または”支障”をきたすか、または、固定具打ち込み工具の打ち込み穴部内で詰まりをきたす危険性が効果的に低減されることを確実にすることが望ましいことが説明されている。
【0017】
従い、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップのこのような運搬または移動をできる限り滑らかなにするように、固定具の整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に生じる摩擦力を可能な限り効果的に低減し、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップの運搬または移動が効果的に容易にされるかまたは積極的に向上されることが望ましい。互いが接触して配置された任意の二つの部材の間で生じる摩擦力は、互いが接触して配置された二つの部材の間で形成される接触面積に直接的に比例する事実から、固定具の整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材に沿って運搬または移動されるときに、固定具の整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に形成される接触領域を可能な限り効果的に低減することが望ましい。特に、二つの部材の間に形成される可能な最も小さな接触は、線接触または面接触でない点接触で構成されるので、本発明の特定の原理および教示に基づく本発明の固定具整列ストリップ10はユニークで新規な構造を備え、点接触が固定具整列ストリップ10と固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間で効果的に確立される。
【0018】
さらに、図3、図7および図8を参照すると、スリーブ部材12の中央通路13と効果的に連通する前方および後方開口窓部38,40が各スリーブ部材12の垂直方向で中心となる領域内でそれぞれ形成されるように、弓形状の引っ込み部34,36は、隣接するスリーブ部材12に一体的に結合されていない各スリーブ部材12の前方および後方へ延在する角部領域内でそれぞれ形成される。
このような引っ込められた構造34,36および窓部領域38,40により、下側の方へ延在する上側レール係合部材または突起部42が、固定具整列ストリップ12の前側部および後側部の両方の側部上で形成され、さらに、上側の方へ延在する下側レール係合部材または突起部44が、同様に、固定具整列ストリップ12の前側部および後側部の両方の側部上に形成され、上側の方へ延在する下側レール係合部材または突起部44と下側の方へ延在する上側係合部材または突起部42とは、それらの間に形成される空間46を有して垂直方向にそれぞれ整列され、固定具打ち込み工具のマガジン部のレール部材が空間46内で収容される。
【0019】
図3から理解にされるように、下側の方へ延在する上側レール係合部材または突起部42の各々の下側領域は、少なくとも二つの対向して配置された側部48により形成され、該側部48は、固定具整列ストリップ10の縦に延在する前および後ろの面または側部と平行に配置される第一面内で互いに近づきあい、同様に、上側の方へ延在する下側レール係合部材または突起部44の各々の上側領域は、少なくとも二つの対向して配置された側部50により形成され、また該側部50は、固定具整列ストリップ10の縦に延在する前および後ろの面または側部と平行に配置される第一面内で互いに近づきあう。同様に図7から理解されるように、下側の方へ延在する上側レール係合部材または突起部42の各々の下側領域は、少なくとも二つの対向して配置された側部52により形成され、該側部52は、固定具整列ストリップ10の縦に延在する前および後ろの面または側部と第一に説明された面とに直角をなして配置される第二面内で互いに近づきあい、同様に、上側の方へ延在する下側レール係合部材または突起部44の各々の上側領域は、少なくとも二つの対向して配置された側部54により形成され、また該側部54は、固定具整列ストリップ10の縦に延在する前および後ろの面または側部と第一に説明された面とに直角をなして配置される第二面内で互いに近づきあう。
【0020】
図3、図7および図8に図示されているように、レール係合部材または突起部42,44の各々は、実質的にピラミッド状の切断面形状を有するが、レール係合部材または突起部の各々は、例えば図10に開示されているような実質的に円錐状の切断面形状を同様に有する突起部142,144を有することも可能であることが留意される。図10における突起部142,144の開示に関連して、突起部42,44と類似する突起部の部分は、参照符号が100番台のものを除いて、同様の参照符号により示されていることが留意されるべきである。どちらの場合にしても、先に説明された少なくとも二つ互いに直行する平面内に形成されるような、各レール係合部材または突起部42,44または142,144のこのような互いに近づきあう構造の観点から更に理解されるように、各上側および下側レール係合部材または突起部42,44または142,144のそれぞれの先端領域56,58または156、158は、固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材と係合するための、実質的に点タイプの丸みが与えらた接触領域を効果的に形成する。これにより、固定具の整列ストリップ10と固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に生じる摩擦力は、可能な限り効果的に低減され、よって、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップ10の運搬または移動をできる限り滑らかにするように、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップ10の運搬または移動は、効果的に容易にされるか、または、積極的に向上される。
【0021】
レール係合部材または突起部の下側および上側先端領域が点接触を形成し、該点接触により固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材上で可動に支持されるように、少なくとも二つの互いに直行する面内で配置された互いに近づきあう側部を有し垂直方向に整列された対のレール係合部材または突起部を有する、新規で改良された固定具整列ストリップが本発明の原理および教示により提供されることが理解される。これにより、固定具の整列ストリップと固定具打ち込み工具のマガジン部分のレール部材との間に生じる摩擦力は可能な限り効果的に低減され、よって、固定具打ち込み工具のマガジン部分を通した固定具の整列ストリップの運搬または移動を可能な限り滑らかにするように、固定具打ち込み工具のマガジン部分と通した固定具の整列ストリップの運搬および移動は効果的に容易にされるか、または、積極的に向上される。従い、固定具整列ストリップが固定具打ち込み工具のマガジン部分内で妨害、”支障”または詰まりをきたす傾向を効果的に妨げる。
【0022】
上記の技術に照らして、本発明の多くの変形および変更が可能であることは明らかである。よって、特許請求の範囲内で、本発明が本明細書にて特に記載されたものとは別の形態で実行されうることは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定具打ち込み工具の案内機構内に設置され、中に固定具を有する、通常の従来技術の固定具整列ストリップの側面図である。
【図2】本発明の原理および教示により構成された新規で改良された固定具整列ストリップの斜視図であり、該固定具整列ストリップの協働部分を示している。
【図3】図2に図示された新規で改良された固定具整列ストリップの部分正面図である。
【図4】図3で図示された新規で改良された固定具整列ストリップの部分平面図である。
【図5】図3で図示された新規で改良された固定具整列ストリップの部分底面図である。
【図6】図5で図示された新規で改良された固定具整列ストリップの、図5の線6−6に沿って切り取られた切断面図である。
【図7】図3で図示された新規で改良された固定具整列ストリップの、図3の線7−7に沿って切り取られた切断面図である。
【図8】図3で図示された新規で改良された固定具整列ストリップの、図3の線8−8に沿って切り取られた切断面図である。
【図9】固定具整列ストリップのスリーブ部材の各々の内側周縁面部分上に配置されたクラッシュリブを図示している図5の円領域9の拡大詳細図である。
【図10】第二の円錐形状のレール係合部材または突起部の側面図である。
【符号の説明】
10…固定具整列ストリップ
42…レール係合部材
44…レール係合部材
48…側部
50…側部
52…側部
54…側部
56…先端領域
58…先端領域
Claims (10)
- 固定具打ち込み工具のマガジン部分内に配置されたレール部材に沿って複数の固定具を移動するための固定具整列ストリップであって、
複数の前記固定具が前記固定具打ち込み工具の打ち込み穴部の方へ移動されることを可能とし、前記打ち込み穴部内において、複数の前記固定具が前記固定具打ち込み工具から放出されるために、複数の前記固定具が前記固定具打ち込み工具の打ち込み部材により前記固定具打ち込み工具の前記打ち込み穴部を通して連続的に個々に打ち込まれることに適合されるように、前記固定具打ち込み工具の前記マガジン部分を通して複数の前記固定具のそれぞれを支持し且つ担持する複数のスリーブ部材と、
連続する配置で複数の前記スリーブ部材を一緒に一体的に結合し、複数の前記スリーブ部材の先頭の前記スリーブ部材が前記固定具打ち込み工具の前記打ち込み穴部内に配置されるときに複数の前記スリーブ部材の先頭の前記スリーブ部材内で配置された複数の前記固定具の先頭の前記固定具に前記固定具打ち込み工具の前記打ち込み部材が衝接するときにおいて、複数の連続して配置された前記スリーブ部材の残存するものから、複数の前記スリーブ部材の先頭の前記スリーブ部材を分離することを容易にする複数の脆いブリッジ部材と、
前記固定具打ち込み工具の前記マガジン部分の前記レール部材と可動に係合するために、複数の前記スリーブ部材の各々の上に一体化して備えられる複数の突起部であって、複数の前記突起部の各々が、前記固定具打ち込み工具の前記マガジン部分の前記レール部材の一つの表面部分と係合するための、丸みが与えられた実質的に点タイプの接触先端領域を形成し、よって、前記固定具整列ストリップが前記固定具打ち込み工具の前記マガジン部分の前記レール部材に沿って動かされるときに、複数の前記突起部の各々が前記レール部材に沿って動かされ、複数の前記突起部の各々と前記レール部材の前記表面部分との間で生じる摩擦力が最小化される複数の突起部とを、
具備する固定具整列ストリップ。 - 複数の前記突起部の各々の前記丸みが与えられた実質的に点タイプの先端領域は、対向して配置され、互いに直交する二つの面内で互いに近づきあうように配置された前記突起部の側部分により形成される、請求項1に記載の固定具整列ストリップ。
- 複数の前記突起部の各々は、実質的にピラミッド形状を有する、請求項2に記載の固定具整列ストリップ。
- 複数の前記突起部の各々は、実質的に円錐形状を有する、請求項2に記載の固定具整列ストリップ。
- 一体的に結合され、連続的に配置された複数の前記スリーブ部材により形成された前記固定具整列ストリップは、前面部分と後面部分とを有し、
複数の前記突起部は、前記固定具整列ストリップの前記前面部分および前記後面部分の両方の面部分上に配置される、請求項1に記載の固定具整列ストリップ。 - 複数の前記突起部の一対の突起部が、前記固定具整列ストリップの前記前面部分と前記後面部分の各々の上で配置される、請求項5に記載の固定具整列ストリップ。
- 前記固定具整列ストリップの前記前面部分および前記後面部分の各々の上に配置された前記一対の突起部は、互いの方へ向い突出し前記固定具打ち込み工具の前記マガジン部分の前記レール部材の各々の対向する表面部分と可動に係合するように、互いに対して整列され離間された配列内で配置される、請求項6に記載の固定具整列ストリップ。
- 複数の前記スリーブ部材の各々は、実質的に四角形の切断面形状を有する、請求項1に記載の固定具整列ストリップ。
- 複数の実質的に四角形形状の前記スリーブ部材の各々は、複数の前記脆いブリッジ部材により、複数の実施質的に四角形形状の前記スリーブ部材の隣接する前記スリーブ部材と一体的に結合し、前記脆いブリッジ部材は、複数の実質的に四角形形状の前記スリーブ部材の角部領域に沿って設置され、前記角部領域は、複数の実質的に四角形形状の前記スリーブ部材の第一対角線に沿って整列されている、請求項8に記載の固定具整列ストリップ。
- 複数の実質的に四角形形状の前記スリーブ部材の角部領域であって、複数の実質的に四角形形状の前記スリーブ部材の第二対角線に沿って整列された角部領域は、前記固定具が前記固定具打ち込み工具から放出されるときに前記固定具打ち込み工具の前記打ち込み部材により前記固定具が前記スリーブ部材と通して打ち込まれるように、前記スリーブ部材の各々の分裂を容易にするために、前記第二対角線に沿って整列された角部領域内に形成された切り欠き手段を有する、請求項9に記載の固定具整列ストリップ。
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