JP2004092556A - 圧縮機及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】二酸化炭素などのガスを超臨界圧に圧縮する圧縮機において、ケーシング(10)に抵抗溶接で接合されるターミナル(40)の接合強度を高める。
【解決手段】ターミナルボディ(41)と抵抗溶接機の電極との接触面(43b)を、該抵抗溶接機によるケーシング(10)とターミナルボディ(41)との加圧方向に実質的に直交する平面に沿って形成し、ケーシング(10)とターミナルボディ(41)とを加圧しながら抵抗溶接で接合する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスを超臨界圧に圧縮する圧縮機とその製造方法に関し、特に、圧縮機のケーシングとターミナルとの接合部分の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、冷媒回路内で冷媒を循環させて蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う冷凍装置が知られており、空調機等として広く利用されている。この冷凍装置では、一般に冷媒回路で冷媒が相変化しつつ循環し、圧縮行程、凝縮行程、膨張行程、及び蒸発行程の各行程を繰り返すことで冷凍サイクルが行われる。このうち、圧縮行程を行うのには圧縮機が用いられている。
【0003】
上記圧縮機は、一般に、ケーシング内に圧縮機構と該圧縮機構を駆動する電動機とを備え、密閉型に構成されている。そして、ケーシングには、電動機への給電用のターミナルが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ここで、従来の圧縮機におけるケーシングとターミナルの接合構造について、該圧縮機の部分断面構造図である図5を参照して説明する。図示するように、圧縮機(100)のケーシング(110)は、筒状の胴部(111)に、上部鏡板(112)と、図示しない下部鏡板とが溶接により接合され、高耐圧の圧力容器として構成されている。ケーシング(110)内には、図示しない圧縮機構と、これを駆動する電動機(120)とが内蔵されている。
【0005】
ケーシング(110)の上部鏡板(112)には、電動機(120)への給電用のターミナル(130)が固定されている。このターミナル(130)は、図6に示すように、ターミナル(130)の基材であり全体として皿形のターミナルボディ(131)と、三相交流の三線に対応する端子ピン(132)とを有し、ターミナルボディ(131)と各端子ピン(132)との間にはガラスシール(133)が設けられている。ターミナルボディ(131)は、板材をプレス加工により成形した板金部品であり、上部鏡板(112)に形成されている端子固定孔(112a)に遊嵌する本体部(131a)と、本体部(131a)の外周側の一端部(ケーシング(110)の内側の端部)が折り曲げられた接合端部(131b)とを有し、接合端部(131b)は先端側がフレア状に広がっている。
【0006】
上記ターミナルボディ(131)は、上部鏡板(112)に、抵抗溶接の一種であるプロジェクション溶接によって接合される。図7には、プロジェクション溶接の概略の様子を示している。上部鏡板(112)の端子固定孔(112a)にはターミナルボディ(131)が下方から嵌合し、その下端には抵抗溶接機(140)の下電極(141)が突き当てられている。下電極(141)の先端面は、ターミナルボディ(131)の接合端部(131b)のフレア形状に合致しており、下電極(141)とターミナルボディ(131)との接触面積を十分に広くして、その間の接触抵抗が大きくならないようにしている。また、上部鏡板(112)の上面には上電極(142)の下端面が接触し、この部分でも接触抵抗が大きくならないように十分な接触面積が確保されている。
【0007】
一方、上部鏡板(112)とターミナル(130)とは、端子固定孔(112a)の下端縁と接合端部(131b)のフレア状部分とで線接触していて、その間の接触抵抗を高め、電極(141,142)間での通電時に十分な発熱が生じるようになっている。そして、両電極間(141,142)に通電した状態で上電極(142)を下電極(141)の方へ加圧することによってターミナル(130)と上部鏡板(112)との接触箇所が溶融し、両者の接合が行われる。
【0008】
ところで、上記冷媒回路では、一般には冷媒が臨界圧力未満にしか圧縮されないのに対して、冷媒を超臨界圧、即ち臨界圧力よりも高い圧力にまで圧縮して冷凍サイクルを行うものも知られている(例えば、特許文献2参照)。冷媒としてCO(二酸化炭素)を採用する場合には、冷媒の物性等から冷凍サイクルの高圧圧力を臨界圧力よりも高く設定することが多い(この冷凍サイクルを超臨界圧サイクルという)。この超臨界圧サイクルにおいては、冷凍サイクルの高圧圧力が通常の冷凍サイクルに比べて非常に高くなる。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−230044号公報
【特許文献2】
特開平10−54617号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記圧縮機(100)としては、例えば、ケーシング(110)内が吐出圧力となる高圧ドーム型圧縮機が知られている。この高圧ドーム型圧縮機(100)で冷媒に二酸化炭素のように超臨界圧に圧縮されるガスを用いる場合、ケーシング(110)内の圧力は、従来の一般的な冷媒用の圧縮機と比べて大幅に高くなる。そして、このようにケーシング(110)内が超臨界圧になる圧縮機(100)において、ターミナルボディ(131)が板金部品であるターミナル(130)を採用すると、ターミナルボディ(131)が強度不足のために破損するおそれがある。
【0011】
そこで、ターミナルボディ(131)を例えば鋼材のブロックから厚肉に形成し、その強度を高めることが考えられる。しかし、この場合には、ケーシング(110)にターミナルボディ(131)を溶接する時に次のような問題が生じてしまう。つまり、図8に示すように、単に厚肉にしたターミナルボディ(131)を従来の電極(141,142)を用いてケーシング(110)に溶接する際に、十分な溶接強度を得るためにプロジェクション溶接時の下電極(141)に対する上電極(142)の加圧力を強くすると、下電極(141)とターミナルボディ(131)との接触面がテーパ面になっているため、ターミナルボディ(131)の接合端部(131b)のフレア状部分を上部鏡板(112)の方向へ押し付ける力(P)が強くなり、この力の作用でターミナルボディ(131)の下面(ケーシング(110)の内側の面)が引っ張り方向に変形し、逆に上面(ケーシング(110)の外側の面)が圧縮方向に変形することになる。
【0012】
これに対して、圧縮機(100)の運転時にドーム内の圧力が高くなった状態では、ターミナルボディ(131)の下面が圧縮変形し、その上面が引っ張り変形する。したがって、溶接時の変形モードは運転時とは逆の変形モードとなり、溶接時の変形モードではターミナル(130)の設計強度を超える大きな力がターミナル(130)に作用することになって、ガラスシール(133)にクラックが生じるなど、ケーシング(110)の密閉性を損なうおそれがある。
【0013】
本発明は、このような問題点に鑑みて創案されたものであり、その目的とするところは、二酸化炭素などのガスを超臨界圧に圧縮することによりドーム内が従来よりも高い圧力になる圧縮機において、ケーシングに抵抗溶接で接合されるターミナルの接合強度を高めるとともに、溶接時のガラスシールの損傷などによってケーシングの密閉性が低下しないようにすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、抵抗溶接機(50)の電極(51)とターミナルボディ(41)との接触面(43b)を抵抗溶接時の加圧方向と直交する方向に設定し、溶接時の電極(51)からの加圧力を高めてもターミナルボディ(41)に設計強度を越える過大な力が作用しないようにしたものである。
【0015】
具体的に、請求項1に記載の発明は、ケーシング(10)の内部に圧縮機構(20)と該圧縮機構(20)を駆動する電動機(30)とが収納される一方、電動機(30)に給電するターミナル(40)の基材であるターミナルボディ(41)が上記ケーシング(10)に抵抗溶接により接合され、かつ、ガスを超臨界圧に圧縮する圧縮機を前提としている。
【0016】
そして、この圧縮機は、上記ターミナルボディ(41)における抵抗溶接機(50)の電極(51)との接触面(43b)が、該抵抗溶接機(50)によるケーシング(10)とターミナルボディ(41)との加圧方向に実質的に直交する平面に沿って形成されていることを特徴としている。
【0017】
この請求項1の発明では、ケーシング(10)とターミナルボディ(41)とを抵抗溶接により接合する際に、ターミナルボディ(41)は、ケーシング(10)に対して該ターミナルボディ(41)と抵抗溶接機(50)の電極(51)との接触面(43b)に対して実質的に直交する方向に加圧される。
【0018】
このようにすると、例えばターミナルボディ(41)を鋼材のブロックから厚肉に形成し、これをケーシング(10)に抵抗溶接するときに、図4に示している力(P1,P2)の作用から明らかなように、上部鏡板(12)側の力(P1)よりもターミナルボディ(41)側の力(P2)を内側で作用させることによって、ターミナルボディ(41)におけるケーシング(10)の内側面を圧縮変形モードとし、外側面が引っ張り変形モードとすることができる。この変形モードは、圧縮機の運転時にドーム内圧が高くなったときの変形モードと同じで、ターミナル(40)を設計するときに想定されている変形モードである。したがって、抵抗溶接時の加圧力を高く設定してもターミナル(40)に作用する力が設計強度に対して過大にはならず、ターミナル(40)のガラスシールが損傷するのを防止できる。
【0019】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に係る圧縮機において、ケーシング(10)に、ターミナルボディ(41)が嵌合するように該ケーシング(10)の板厚方向に貫通する端子固定孔(12a)が形成され、ターミナルボディ(41)が、端子固定孔(12a)と嵌合する本体部(42)と、本体部(42)からケーシング(10)の内面(12b)側へフレア状に膨出してケーシング(10)における端子固定孔(12a)の周縁部に線接触するテーパ面(43a)を有する接合端部(43)とを備え、さらに、該接合端部(43)におけるテーパ面(43a)と反対側の端面がケーシング(10)の内面(12b)と実質的に平行に構成され、かつ抵抗溶接機(50)の電極(51)との接触面(43b)に構成されていることを特徴としている。
【0020】
この請求項2の発明では、ケーシング(10)にターミナルボディ(41)を接合する際には、ターミナルボディ(41)と抵抗溶接機(50)の電極(51)との接触面(43b)がケーシング(10)の内面(12b)と実質的に平行な状態で、該ターミナルボディ(41)をケーシング(10)に対して上記接触面(43b)と直交する方向に加圧することになるので、請求項1に係る発明の作用をより確実にすることができる。
【0021】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に係る圧縮機において、ターミナルボディ(41)が、鋼材のブロックにより形成されていることを特徴としている。この場合、ターミナルボディ(41)は切削加工や鍛造などの方法によって厚肉に形成される。
【0022】
この請求項3の発明では、ターミナルボディ(41)を板金部品ではなく鋼材のブロックから形成した部品としているので、厚肉にすることが可能であり、ターミナルボディ(41)自体の剛性を高め、抵抗溶接時の加圧力の影響を低減できる。
【0023】
また、請求項4に記載の発明は、ガスを超臨界圧に圧縮する圧縮機の製造方法を前提としている。
【0024】
そして、この発明は、ケーシング(10)の内部に設けられた電動機(30)に給電するターミナル(40)のターミナルボディ(41)を該ケーシング(10)に抵抗溶接により接合するターミナル接合工程を有し、該ターミナル接合工程が、ターミナルボディ(41)における抵抗溶接機(50)の電極(51)との接触面(43b)をケーシング(10)の内面(12b)と実質的に平行にした状態で、ターミナルボディ(41)をケーシング(10)に対して上記接触面(43b)と直交する方向に加圧しながら抵抗溶接を行う工程であることを特徴としている。
【0025】
この請求項4の発明では、請求項1から3に記載した圧縮機においてケーシング(10)にターミナルボディ(41)を抵抗溶接で接合する際に、ターミナルボディ(41)をケーシング(10)側に加圧しながら溶接するようにしているので、加圧力を高めれば接触部が十分に溶融することで溶接面積が大きくなる。したがって、溶接時の加圧力を高めることにより溶接強度も十分に大きくすることができる。ターミナルボディ(41)を厚肉にするとガラスシールの損傷も防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の実施形態1を図面に基づいて詳細に説明する。
【0027】
図1は本実施形態に係る圧縮機(1)の断面構造図である。本実施形態に係る圧縮機(1)は、いわゆるスイング型(揺動ピストン型)の圧縮機である。この圧縮機(1)は、全密閉型のケーシング(10)を備え、該ケーシング(10)の内部に、冷媒ガスを圧縮するための圧縮機構(20)と、該圧縮機構(20)を駆動する駆動機構としての電動機(30)とが収納されている。
【0028】
この圧縮機(1)は、空調機などの冷凍装置の冷媒回路において、冷凍サイクルの圧縮行程を行うものである。上記冷凍サイクルは、冷媒に二酸化炭素を用いた超臨界サイクルに設定されている。また、上記圧縮機(1)は、ケーシング(10)内が冷媒の吐出圧になる高圧ドーム型の圧縮機により構成されている。
【0029】
ケーシング(10)は、円筒状の胴部(11)と、この胴部(11)の上端部に溶接された上部鏡板(12)と、胴部(11)の下端部に溶接された下部鏡板(13)とから構成されている。胴部(11)には、下方寄りの所定の位置に、この胴部(11)を貫通する吸入管(14)が設けられている。また、胴部(11)には、吸入管(14)よりも上方において該胴部(11)を貫通する吐出管(15)も設けられている。
【0030】
一方、上部鏡板(12)のほぼ中央部には、電動機(30)に電流を供給するターミナル(40)とターミナルカバー(48)が設けられている。このターミナル(40)は、図示しない外部電源と、上記電動機(30)とに接続されている。ターミナル(40)が取り付けられている上部鏡板(12)の中央部分は、胴部(11)とほぼ直交する平面状に形成されている。
【0031】
上記圧縮機構(20)は、シリンダ(21)と、このシリンダ(21)のシリンダ室(25)に収納された揺動ピストン(26)とを備え、ケーシング(10)内の下部側における上記吸入管(14)と対応する位置に配置されている。シリンダ(21)は、円筒状のシリンダ部(22)と、このシリンダ部(22)の上部開口を閉塞するフロントヘッド(23)と、シリンダ部(22)の下部開口を閉塞するリヤヘッド(24)とから構成され、上記シリンダ部(22)、フロントヘッド(23)及びリヤヘッド(24)がボルトなどで締結されて一体化している。また、上記シリンダ(21)は、フロントヘッド(23)に連結されたマウンティングプレート(27)を胴部(11)に溶接することで、ケーシング(10)に固定されている。
【0032】
上記電動機(30)は、ステータ(31)とロータ(32)とを備えている。ステータ(31)は、圧縮機構(20)の上方位置でケーシング(10)の胴部(11)に固定されている。ロータ(32)には駆動軸(33)が連結されている。駆動軸(33)は、上記シリンダ室(25)を上下方向に貫通している。フロントヘッド(23)とリヤヘッド(24)は、駆動軸(33)を支持するための軸受機能も果たしている。
【0033】
駆動軸(33)には、シリンダ室(25)の中に位置する部分に偏心軸(33a)が形成されている。偏心軸(33a)は、駆動軸(33)よりも大径に形成され、駆動軸(33)の軸心から所定量偏心している。そして、偏心軸(33a)は、圧縮機構(20)の揺動ピストン(26)に摺動自在に嵌め込まれている。
【0034】
シリンダ部(22)には、吸入管(14)の一端が接続されており、この吸入管(14)がシリンダ室(25)内に連通するようになっている。一方、フロントヘッド(23)には図示しない吐出口が駆動軸(33)の軸方向に貫通形成され、シリンダ室(25)と連通している。吐出口には、該吐出口を開閉する吐出弁(図示せず)が設けられている。
【0035】
揺動ピストン型の圧縮機構は従来より周知のものであり、具体的な構成について、これ以上の説明は省略するが、以上の構成において電動機(30)に通電して駆動軸(33)が回転すると、シリンダ室(25)内で揺動ピストン(26)が旋回し、冷媒の吸入、圧縮、吐出が連続的に行われる。そして、吸入管(14)からシリンダ室(25)に吸入された冷媒ガスが圧縮されて高圧になったときに上記吐出弁が開き、該高圧冷媒がケーシング(10)内に充満した後に吐出管(15)から流出する。
【0036】
次に、本発明の特徴であるケーシング(10)に対するターミナル(40)の接合構造について説明する。
【0037】
ターミナル(40)は、電動機(30)に接続された図示しない内部配線と、圧縮機(10)の外部に設けられている三相三線式交流電源(図示省略)からの給電線(外部配線)とを繋ぐもので、図2に示すように蓋状のターミナルボディ(41)と、このターミナルボディ(41)を貫通する状態で設けられた端子ピン(45)とを有している。各端子ピン(45)は、三相交流の三線に対応している。
【0038】
上記ターミナルボディ(41)と各端子ピン(45)との間にはガラスシール(46)が設けられ、各端子ピン(45)がガラスシール(46)を介してターミナルボディ(41)に固定されている。また、上記各端子ピン(45)には、各端子ピン(45)が圧入される3つのスリーブ(47a)がゴムで一体成形された絶縁材(47)が、ターミナルボディ(41)と密着するように装着されている。
【0039】
ターミナルボディ(41)は、鋼材のブロックを切削加工することにより形成した削り出し部品である。ただし、ターミナルボディ(41)は鍛造などによって形成したものでもよく、要は圧縮機(1)におけるケーシング(10)内の高圧圧力に耐え得る厚肉の部品であればよい。ケーシング(10)の上部鏡板(12)には、ターミナルボディ(41)が嵌合するように該ケーシング(10)の板厚方向に貫通する端子固定孔(12a)が形成されている。そして、ターミナルボディ(41)は、この端子固定孔(12a)に嵌合(遊嵌)する本体部(42)と、本体部(42)からケーシング(10)(鏡板(12))の内面(12b)側へフレア状に膨出してケーシング(10)の上部鏡板(12)における端子固定孔(12a)の周縁部に線接触するテーパ面(43a)を有する接合端部(43)とを備えている。
【0040】
この接合端部(43)におけるテーパ面(43a)と反対側に位置する底面(43b)は、上部鏡板(12)の内面(12b)と実質的に平行になるように形成され、かつ、後述する抵抗溶接機(50)の下電極(51)との接触面として構成されている。上記接合端部(43)の底面(43b)は、抵抗溶接機(50)による上部鏡板(12)とターミナルボディ(41)との加圧方向に実質的に直交する平面に沿って形成されている。
【0041】
次に、ケーシング(10)の上部鏡板(12)に対し、ターミナルボディ(41)をプロジェクション溶接で接合する方法について図3,図4を参照して説明する。
【0042】
このとき、上部鏡板(12)の端子固定孔(12a)にターミナルボディ(41)を下方から嵌合させた状態として、ターミナルボディ(41)の底面(43b)に抵抗溶接機(50)の下電極(51)の先端面を当接させ、上部鏡板(12)の上面には上電極(52)の先端面を当接させる。また、上部鏡板(12)は、図示しない位置決め機構により下電極(51)に対して位置決めをした状態とする。このようにすると、ターミナルボディ(41)における抵抗溶接機(50)の下電極(51)との接触面(43b)は、ケーシング(10)の鏡板(12)の内面(12b)と実質的に平行になる。なお、ここでいう内面(12b)は、ターミナルボディ(41)の接合箇所の内面、つまり胴部(11)と直交している平面部分の内面を指す。
【0043】
この状態で、下電極(51)の先端面は、ターミナルボディ(41)の底面(43b)に対して十分に広い面積で接触しており、その間の接触抵抗を小さくするようにしている。また、上電極(52)の先端面も鏡板(12)の上面に十分に広い面積で接触しており、その間の接触抵抗を小さくするようにしている。一方、鏡板(12)とターミナルボディ(41)とは、図4に示すように、溶接前は端子固定孔(12a)の下端縁とターミナルボディ(41)のテーパ面(43a)とで線接触していて、その間の接触抵抗を高め、電極(51,52)間での通電時に十分な発熱が生じるようになっている。
【0044】
そして、両電極(51,52)間に通電した状態で、上電極(51)を下電極(52)側へ押圧すると、ターミナルボディ(41)をケーシング(10)の鏡板(12)に対して上記接触面(43b)と直交する方向に加圧しながら抵抗溶接を行うことになり、両部材(41,12)の接触部分が溶融して一体化する。特に、加圧力を従来よりも高く設定しておくことで、接合箇所の溶融量を増やし、二酸化炭素用の圧縮機においてドーム内が所定の高圧圧力になるのに対応する十分な接合強度を得ることが可能となる。
【0045】
本実施形態の圧縮機(1)は、以上説明したターミナル接合工程を始め、胴部(11)内に圧縮機構(20)及び電動機(30)などの内部機構を固定する工程や、胴部(11)に上部鏡板(12)及び下部鏡板(13)を溶接する工程などを行うことにより製造することができる。
【0046】
−実施形態1の効果−
本実施形態1によれば、以下のような効果が発揮される。
【0047】
まず、図8に示した方法では、溶接強度を高めるためにプロジェクション溶接時の下電極(141)に対する上電極(142)の加圧力を強くすると、下電極(141)とターミナルボディ(131)との接触面がテーパ面になっているため、ターミナルボディ(131)のフレア状の接合端部(131b)を上部鏡板(112)の方向へ押し付ける力が強くなり、ターミナルボディ(131)の下面が引っ張り変形し、上面が圧縮変形することになって、この変形モードが圧縮機(100)の運転時とは逆方向の変形モードになってしまう。これに対して、本実施形態では、図4に矢印で示している力(P1,P2)の作用から明らかなように、上部鏡板(12)側の力(P1)よりもターミナルボディ(41)側の力(P2)を内側で作用させることによって、ターミナルボディ(41)におけるケーシング(10)の内面側を圧縮変形モードとし、外面側を引っ張り変形モードとすることができる。この変形モードは、圧縮機(1)の運転時にドーム内圧が高くなったときの変形モードと同じで、ターミナル(40)を設計するときに想定されている変形モードである。したがって、抵抗溶接の加圧力を高くしても、ターミナルボディ(41)が無理な変形をしないようにすることが可能となるので、ターミナル(40)のガラスシール(46)が損傷してシール性が損なわれるのを防止できる。
【0048】
特に、ターミナルボディ(41)と抵抗溶接機(50)の下電極(51)との接触面(43b)を上部鏡板(12)の内面(12b)と実質的に平行な状態にして、該ターミナルボディ(41)を上部鏡板(12)に対して上記接触面(43b)と直交する方向に加圧するようにしたことによって、溶接時にターミナル(30)に過大な力がかかるのを確実に防止できる。
【0049】
また、ターミナルボディ(41)を、例えば鋼材のブロックから形成した厚肉の部品にしているので、該ターミナルボディ(41)の高剛性化が容易であるとともに、プロジェクション溶接を行うときのガラスシール(46)の損傷などを確実に防止できる。
【0050】
そして、ケーシング(10)の鏡板(12)にターミナルボディ(41)を抵抗溶接で接合する際に、ターミナルボディ(41)を鏡板(12)側に加圧しながら溶接するようにしているので、その加圧力を高めれば接触部が十分に溶融することで溶接面積が大きくなり、溶接強度も十分に大きくすることができる。
【0051】
【発明のその他の実施の形態】
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
【0052】
例えば、上記実施形態ではターミナルボディ(41)を鋼材からの削り出し部品としているが、板金部品を用いた場合であっても下電極(51)との接触面を上記加圧方向と直交する方向に沿った平面にしておけば、接合時にターミナルボディ(41)に作用する無理な力を抑制し、ガラスシールの破損などが生じにくくなるようにすることは可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、ターミナルボディ(41)をケーシング(10)に抵抗溶接するときにおけるターミナルボディ(41)の変形モードを、ターミナル(40)を設計するときに想定されている圧縮機の運転時の変形モードと同じにすることができるので、抵抗溶接の加圧力を高くしてもターミナルボディ(41)に無理な変形が生じず、ターミナル(40)のガラスシールが損傷するのを防止できる。したがって、超臨界サイクルで用いられる二酸化炭素のようにガスを従来よりも高い圧力に圧縮する圧縮機において、ケーシング(10)とターミナル(40)の接合強度を高め、冷媒の漏れなどの問題を未然に防止できる。
【0054】
また、請求項2に記載の発明によれば、ターミナルボディ(41)の接合端部(43)に形成したテーパ面(43a)の反対側の面に、抵抗溶接機(50)の電極(51)との接触面(43b)をケーシング(10)の内面(12b)と実質的に平行になるように設けたことにより、ターミナル(40)に過大な力がかかるのをより確実に防止できるので、ケーシング(10)とターミナル(40)との接合端部(43)における冷媒の漏れなどの問題を確実に防止できる。
【0055】
また、請求項3に記載の発明によれば、ターミナルボディ(41)を板金部品ではなく鋼材のブロックから形成した部品としたことにより、ターミナルボディ(41)を厚肉にして剛性を上げ、抵抗溶接時の加圧力の影響を低減できるので、接合強度を確実に高めることができる。
【0056】
また、請求項4に記載の発明によれば、ターミナル接合工程において、厚肉のターミナルボディ(41)をケーシング(10)に対して抵抗溶接により接合する際に、加圧力を高めてもターミナルボディ(41)に無理な変形が生じないので、ガラスシールの損傷を防止しながら接合箇所の密閉性を高めることが可能となり、その結果、密閉性の高い圧縮機を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る密閉型圧縮機を示す断面構造図である。
【図2】図1の圧縮機におけるケーシングとターミナルとの接合構造を示す拡大断面図である。
【図3】ケーシングとターミナルとの溶接状態を示す断面図である。
【図4】図3の溶接状態における力の作用を示す説明図である。
【図5】従来の圧縮機の部分断面構造図である。
【図6】図4の圧縮機におけるケーシングとターミナルとの接合構造を示す拡大断面図である。
【図7】ケーシングとターミナルとの溶接状態を示す説明図である。
【図8】ケーシングと厚肉のターミナルとの溶接状態を示す説明図である。
【符号の説明】
(1)   圧縮機
(10) ケーシング
(12) 上部鏡板
(12a) 端子固定孔
(12b) 内面
(20) 圧縮機構
(30) 電動機
(40) ターミナル
(41) ターミナルボディ
(42) 本体部
(43) 接合端部
(43a) テーパ面
(43b) 接触面
(45) 端子ピン
(46) ガラスシール
(47) 絶縁材
(50) 抵抗溶接機
(51) 下電極

Claims (4)

  1. ケーシング(10)の内部に圧縮機構(20)と該圧縮機構(20)を駆動する電動機(30)とが収納される一方、電動機(30)に給電するターミナル(40)の基材であるターミナルボディ(41)が上記ケーシング(10)に抵抗溶接により接合され、かつ、ガスを超臨界圧に圧縮する圧縮機であって、
    上記ターミナルボディ(41)における抵抗溶接機(50)の電極(51)との接触面(43b)が、該抵抗溶接機(50)によるケーシング(10)とターミナルボディ(41)との加圧方向に実質的に直交する平面に沿って形成されていることを特徴とする圧縮機。
  2. ケーシング(10)には、ターミナルボディ(41)が嵌合するように該ケーシング(10)の板厚方向に貫通する端子固定孔(12a)が形成され、
    ターミナルボディ(41)は、端子固定孔(12a)と嵌合する本体部(42)と、本体部(42)からケーシング(10)の内面(12b)側へフレア状に膨出してケーシング(10)における端子固定孔(12a)の周縁部に線接触するテーパ面(43a)を有する接合端部(43)とを備え、
    接合端部(43)におけるテーパ面(43a)と反対側の端面がケーシング(10)の内面(12b)と実質的に平行に構成され、かつ抵抗溶接機(50)の電極(51)との接触面(43b)に構成されていることを特徴とする請求項1記載の圧縮機。
  3. ターミナルボディ(41)は、鋼材のブロックにより形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の圧縮機。
  4. ガスを超臨界圧に圧縮する圧縮機(1)の製造方法であって、
    ケーシング(10)の内部に設けられた電動機(30)に給電するターミナル(40)のターミナルボディ(41)を該ケーシング(10)に抵抗溶接により接合するターミナル接合工程を有し、
    該ターミナル接合工程は、ターミナルボディ(41)における抵抗溶接機(50)の電極(51)との接触面(43b)をケーシング(10)の内面(12b)と実質的に平行にした状態で、ターミナルボディ(41)をケーシング(10)に対して上記接触面(43b)と直交する方向に加圧しながら抵抗溶接を行う工程であることを特徴とする圧縮機の製造方法。
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