JP2004091013A - 連結システム、連結システム用雄部材及び閉栓部材 - Google Patents

連結システム、連結システム用雄部材及び閉栓部材 Download PDF

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Abstract

【課題】雄部材を雌部材に抜き差しするときに、プラグと雄部材との間で安定した係合力をもつ連結システム、連結システム用雄部材及び閉栓部材を提供する。
【解決手段】軸方向に貫通した導通路11を有しかつ容器の開口内に固定される雌部材1と、雌部材1の上端部に着脱自在に係合して導通路11の上端開口部16を閉鎖しうるプラグ2と、プラグ2の外周を挟持する挟持部31および挟持部31の下方に連なる棒状部33を有しかつ雌部材1の導通路11内に下方から抜き差し自在に差込まれる雄部材3とを備えており、雄部材3の棒状33部に、その下端から上端部に至る流体通路35が形成される連結システムを提供する。
【選択図】     図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばパーマ用薬品、液体石鹸、シャンプー等の化学品、医薬品、飲料水等の液状体又は粉体が充填される容器に用いられる連結システム、連結システム用雄部材および閉栓部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液状体や粉体が充填される容器に用いられる連結システムとしては、例えば、図10に示す、特表2001−511493号に記載されているような連結システムがある。即ち、上下方向に貫通した横断面円形導通路211を有しかつ容器の開口内に固定される雌部材201と、雌部材201に連結されかつ雌部材201の上端部に着脱自在に係合して導通路211の上端開口を閉鎖しうるプラグ202と、プラグ202に係合する頭部231および頭部231の下方に連なる横断面環状の棒状部232を有しかつ雌部材201の導通路内に下方から抜き差し自在に差し込まれる雄部材203とを備えており、雄部材203の棒状部232に、その下端から上端部に至る流体通路233の周囲の部分に、雄部材203が上端位置に達した際に雌部材201の上端よりも上方に位置しかつ流体通路233を外部に通じさせる貫通孔234が形成されており、雄部材203を雌部材201の導通路211内に挿入して上昇させることにより、その頭部231がプラグ202に係合するとともにプラグ202が雌部材201の上端部から外れ、かつ貫通孔234の少なくとも一部が雌部材201上端よりも上方に位置し、雄部材203を下降させることにより、頭部231と係合しているプラグ202が下降させられるとともに雌部材201の上端部に係合させられ流体通路233の上端開口が閉鎖され、かつ雄部材203の頭部231がプラグから外れるようになされているものが提案されている。
【0003】
この連結システムでは、プラグ202と雄部材203の係合は、プラグ202内周面と雄部材203の頭部231で行う構造である。そのため、係合部であるプラグ202内周面と雄部材203の頭部231の寸法精度が要求される。しかしながら、プラグ202内周面は射出成形法により製造される際、中子が導通路211下側に抜かれるため、金型がアンダーカットとなり、中子を無理抜きする必要があり、係合力にばらつきが生じさせないように高い寸法精度を得るには、金型と成形技術に高い精度が求められ、製造コストが上昇するという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、雄部材を雌部材に抜き差しするときに、プラグと雄部材との間で安定した係合力をもつ連結システム、連結システム用雄部材及び閉栓部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の課題解決手段に係る発明は、軸方向に貫通した導通路を有しかつ容器の開口内に固定される雌部材と、雌部材の上端部に着脱自在に係合して導通路の上端開口部を閉鎖しうるプラグと、プラグの外周を挟持する挟持部および挟持部の下方に連なる棒状部を有しかつ雌部材の導通路内に下方から抜き差し自在に差込まれる雄部材とを備えており、雄部材の棒状部に、その下端から上端部に至る流体通路が形成され、雄部材を雌部材の導通路内に挿入して上昇させることにより、挟持部がプラグを挟持するとともにプラグが雌部材の上端部から外れ、かつ流体通路の上端開口の少なくとも一部が雌部材上端よりも上方に位置し、雄部材を下降させることにより、挟持部と挟持しているプラグが下降させられるとともに雌部材の上端部に係合させられて導通路の上端開口が閉鎖され、かつ雄部材の挟持部がプラグから外れるようになされている連結システムを提供する。
【0006】
第2の課題解決手段に係る発明は、第1の課題解決手段において、雄部材の棒状部の上端の挟持部が周方向に等間隔に複数個配置されている突起からなる連結システムを提供する。
【0007】
第3の課題解決手段に係る発明は、第2の課題解決手段において、プラグが挟持部に挟持される環状凹溝を有し、突起が雄部材の棒状部の上端周方向に等間隔に4個配置されていることを特徴とする連結システムを提供する。
【0008】
第4の課題解決手段に係る発明は、第1〜3の課題解決手段のいずれかにおいて、挟持部が雄部材を上昇及び下降させる際、雌部材の導通路内壁に接触することを特徴とする連結システムを提供する。
【0009】
第5の課題解決手段に係る発明は、第4の課題解決手段のいずれかにおいて雌部材の導通路内壁にプラグを係止する内方突出部を備え、プラグが雌部材の開口部を閉鎖しているとき、プラグの挟持部の環状凹溝が内方突出部より下方に配置されている連結システムを提供する。
【0010】
第6の課題解決手段に係る発明は、雌部材とプラグと雄部材とからなる連結システムにおいて、軸方向に貫通した導通路を有しかつ容器の開口内に固定される雌部材及び、雌部材の上端部に着脱自在に係合して導通路の上端開口を閉鎖しうるプラグに対し、プラグの外周を挟持する挟持部および挟持部の下方に連なる棒状部を有しかつ雌部材の導通路内に下方から抜き差し自在に差込まれる連結システム用雄部材であって、雄部材の棒状部に、その下端から上端部に至る流体通路が形成され、さらに棒状部の上端部の流体通路の周囲部分に、雄部材を雌部材の導通路内に挿入して上昇させることにより、その挟持部がプラグを挟持するとともにプラグが雌部材の上端部から外れ、かつ流体通路の上端開口がプラグ及び雌部材により閉鎖されない場所に位置し、雄部材を下降させることにより、挟持部に挟持されているプラグが下降させられるとともに雌部材の上端部に係合させられて導通路の上端開口が閉鎖され、さらに雄部材の挟持部がプラグから外れるようになされている連結システム用雄部材を提供する。
【0011】
第7の課題解決手段に係る発明は、軸方向に貫通した導通路を有しかつ容器の開口内に固定される雌部材と、雌部材と一体的に形成され、雌部材の上端部に着脱自在に係合して導通路の上端開口を閉鎖しうるプラグとを備え、プラグはプラグが雌部材と係合したときに雌部材の導通路内に位置する被挟持部を有し、プラグが被挟持部を挟持されて雌部材の上端部から外され、被挟持部を挟持されてプラグが下降させられるとともに雌部材の上端部に係合させられて導通路の上端開口が閉鎖され、さらにプラグの被挟持部が放されるようになされている閉栓部材を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、この発明に係る一実施の形態について説明する。図1の(A)は本願発明の一実施の形態で用いられる連結システムの雌部材の正面図であり、図1の(B)は同連結システムの雄部材の正面図である。図2の(A)は図1の連結システムの雌部材の縦断面図であり、図2の(B)は同連結システムの雄部材の縦断面図である。図3は図1の連結システムの雌部材の側面図であり、図4は同連結システムの雌部材の平面図である。図5は図1の連結システムの雄部材の平面図である。
【0013】
この発明の一実施の形態で用いられる連結システムは、3つの構成要素からなる。雌部材1とこれと連結しうる雄部材3と、雌部材1を閉鎖するプラグ2である。雌部材1とプラグ2は、雄部材3との連結部材としてだけでなく、雌部材1とプラグ2のみでクロージャー(閉栓部材)としての役割も果たす。雌部材1とプラグ2は、射出成形などの適切な成形により一体のプラスチック部材として製造される。雄部材3もプラスチックの射出成形製品として製造される。プラスチックとしては、熱可塑性プラスチック、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなど可撓性を有するものが適している。
【0014】
雌部材1は、例えば液状体が充填される袋101(図1の(A)参照)の開口内に固定され、かつ上下方向に貫通した導通路11を有する。プラグ2は雌部材1に2本の可撓性連結部材21を介して連結されかつ雌部材1の上端部に上方から着脱自在に係合して導通路11の開口部16を閉鎖しうる。雄部材3はプラグ2を挟持する挟持部31および挟持部31の下方に連なる横断面環状の棒状部33を有しかつ雌部材1の導通路11内に下方から抜き差し自在に差し込まれる。
【0015】
雌部材1は、液状体用袋101に融着や接着等の適宜固定手段で固定される2つの側面を形成するための舟形の基部12、基部12の下方に接する外向きフランジ13、上方には導通路11の環状壁部14からなり、一体形成される。環状壁部14の内周面には環状内方突出部15が全周にわたって形成されている。環状内方突出部15の上方には、上方に行くほど内径が大きくなる開口部16が形成されている。導通路11の環状内方突出部15の下方には雄部材3を上昇させた際に雄部材3のOリング37が嵌る環状凹溝18が形成されている。各基部12には複数のリブ17が一体に成形されている。外向きフランジ13は外向きフランジ13の基部12側の面まで液状体用袋101を差し込み固定させるためのものである。
【0016】
プラグ2は雌部材1の基部12の上面両端から突出する2本の可撓性連結部材21を介して雌部材1と一体に形成されている。プラグ2外周上方には雌部材1の開口部16と嵌合することによって開口部16を閉じる主嵌合部22が設けられている。即ち、プラグ2外周上方が主嵌合部22、雌部材1の開口部16が主受容部となっている。この主嵌合部22は、雌部材1の環状内方突出部15と掛止めする環状突出部23が全周にわたり形成され、その上方に環状凹溝24、さらに上方に開口部16内面との間を封止する環状突出部25が液密状に嵌り合うように形成されている。さらに上方に下面が雌部材1の環状壁部14の上面に液密状に接する停止面26が形成されている。
【0017】
プラグ2外周の主嵌合部22下方には、雄部材3の挟持部31に挟持される被挟持部29が設けられている。この被挟持部29は、全周にわたる環状凹溝27と挟持部31を環状凹溝27に導くため下方に行くほど、外径が小さくなっている傾斜部28から形成されている。
【0018】
雄部材3の上端部には雌部材1の被挟持部29を挟持するための挟持部31が円周方向に90度間隔に4個設けられている。挟持部31の先端にはプラグ2を挟持するため内向きにリブ32が設けられている。リブ32の内面には横断面円形のプラグ2を確実に挟持できるように被挟持部29の傾斜部28に沿う円弧状のガイド面34が設けられている。挟持部31のリブ32が被挟持部29の環状凹溝27を挟持し、プラグ2と雄部材3が連結される。挟持部31の外周面は小径部36より外側に張り出しており、詳しくは雌部材1の開口部16の内径より外側に張り出している。
【0019】
雄部材3の挟持部31と接する棒状部33にはその下端から上端に至る流体通路35が形成されている。棒状部33は上端より所定の長さにわたり小径部36が設けられている。小径部36を除いた棒状部33の上端にOリング37を取り付けることができるように環状凹溝38が全周にわたり設けられている。このOリング37は必ずしも必要ではないが、このOリング37により雌部材1の流体通路35と雄部材3の棒状部33外周面との間が完全にシールされる。
【0020】
図6、図7はこの発明の一実施の形態で用いられる連結システムの動作について説明するものである。図6はプラグが導通路の雌部材上端開口から離脱し、雄部材によって挟持されている状態の図1の連結システムの断面図である。図7はプラグが流体通路の上端開口を閉鎖した状態の図1の連結システムの断面図である。雌部材1の流体通路35内に下方から雄部材3を挿入して上昇させる場合、雄部材3の挟持部31がプラグ2の傾斜部28に接し、外側にたわみながら、環状凹溝27に導かれ、被挟持部29と雄部材3の挟持部31が係合した後、プラグ2と雌部材1が外れるようになっている。挟持部31が開口部16を通過する際、挟持部31の外側が雌部材2の導通路11の内壁に接触するため、内側に押さえられ、プラグ2をより強く挟持することができる。図6の状態は開状態であるため液状体はプラグ2と挟持部31の間から流体通路35を通り排出される。
【0021】
逆に、図6の状態から雄部材3を下降させる場合、プラグ2の被挟持部29と雄部材3の挟持部31が係合されたまま下降させられ、主嵌合部22が雌部材1の開口部16に係合した後、雄部材3の挟持部31がプラグ2被挟持部29から外れるようになっている。
【0022】
より詳しくは雌部材1の流体通路35内に下方から雄部材3を挿入して上昇させる際、プラグ2の被挟持部29と雄部材3の挟持部31の挟持強度がプラグ2の主嵌合部22と雌部材1の開口部16の係合から解放する力より小さく設計されている。逆に、雄部材3を下降させる際、プラグ2の被挟持部29と雄部材3の挟持部31の挟持強度がプラグ2主嵌合部22と雌部材1の開口部16の係合させるのに要する力より大きく設計されている。
【0023】
さらに詳しくはプラグ2が雌部材1の開口部16を閉鎖した状態において、プラグ2の被挟持部29が導通路11内上部の環状内方突出部15よりも下方に配置されるように設計されている。
【0024】
雄部材3はガイド面34まで挿入した中子を流体通路35の下方より抜くことによって、挟持部31のアンダーカットを防ぐことが可能である。そのため、係合部となるプラグ2外周面、雌部材1の開口部16、雄部材3の挟持部31について高い寸法精度を出すことができる。このようにわずかな強度差を利用した構造においても、寸法の誤差を小さくして設計通りの係合強度を得ることができる。
【0025】
一例では雄部材3の挟持部31が4個で挟持するタイプを示したが、周方向に等間隔で数個形成されたもの、例えば、120度間隔で3個の挟持部31により挟持するタイプも、本発明の挟持部31に勿論属する。
【0026】
図8は本発明の他の実施の形態に係る連結システムの雄部材の一部破断正面図である。挟持部31は上部からのスリット41によって周方向に等間隔に分割されている。好ましくは90度等間隔に4分割されている。スリット41の付根には流体通路35を外部に通じさせる貫通孔42が設けられている。互いに隣り合う挟持部31の間隔が狭いため、挟持部31同士が互いに支えあうことにより捩れや横方向への倒れが防止される。よって、雄部材3を雌部材1の導通路11内に挿入し、プラグ2と連結させながら上昇および下降させる際のプラグ2と雄部材3の外れを防止できる。雄部材3を雌部材1の導通路11内に挿入し上昇させて、開状態とさせた時、貫通孔42の少なくとも一部が雌部材1の環状壁14の上端開口よりも上方に位置しており、液状体は貫通孔42から流体通路35を通り排出される。
【0027】
図9は本発明のさらに他の実施の形態に係る連結システムの雌部材の正面図である。プラグ2の上部には円盤状の外向突出部61が形成されている。外方突出部61の外周面には雌部材1の環状壁部14を挟持する挟持部62が円周方向に180度間隔に2個設けられている。挟持部62の先端の内側にリブ63が設けられている。外方突出部61の下面には環状壁部14の上面と液密状に接する停止面64が設けられている。雌部材1の環状壁部14には挟持部62のリブ63が挟持する環状凹溝51が形成されている。環状凹溝51にリブ63が嵌ることにより雌部材1とプラグ2が連結され、且つ停止面63と環状壁部14の上面が液密状に接する。
【0028】
【発明の効果】
本願の第1の発明は、雄部材にプラグの外周を挟持する挟持部を設けることにより、容器の開口部の開閉を比較的簡単な構造で、容易に且つ確実に行うことができる連結システムを提供する。
【0029】
本願の第2の発明は、雄部材の挟持部が周方向に等間隔に複数個配置されている突起からなるため、各挟持部がプラグを安定して挟持することができる連結システムを提供する。
【0030】
本願の第3の発明は、プラグが挟持部に挟持される環状凹溝を有し、突起が雄部材の棒状部の上端周方向に等間隔に4個配置されているため、金型を比較的簡単な構造にできる連結システムを提供する。
【0031】
本願の第4の発明は、挟持部が雄部材を上昇及び下降させる際、雌部材の導通路内壁に接することにより、内側に押さえられ、プラグをより強く挟持することができる連結システムを提供する。
【0032】
本願の第5の発明は、雌部材の導通路内壁にプラグを係止する内方突出部を備え、プラグが雌部材の開口部を閉鎖しているとき、プラグ挟持部の環状凹溝が内方突出部より下方に配置されているため、雄部材を上昇させる際は、プラグの被挟持部と雄部材の挟持部の挟持強度がプラグの主嵌合部と雌部材の開口部の係合から解放する力より小さく、逆に、雄部材を下降させる際、プラグの被挟持部と雄部材の挟持部の挟持強度がプラグ主嵌合部と雌部材の開口部の係合させるのに要する力より大きくなる連結システムを提供する。
【0033】
本願の第6の発明は、雄部材にプラグの外周を挟持する挟持部を設けることにより、容器の開口部の開閉を比較的簡単な構造で、容易に且つ確実に行うことができる連結システム用雄部材を提供する。
【0034】
本願の第7の発明は、プラグの外周に被挟持部を設けることにより、容器の閉栓を比較的簡単な構造で、容易に且つ確実に行うことができる閉栓部材を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本願発明の一実施の形態で用いられる連結システムの雌部材の正面図であり、(B)は連結システムの雄部材の正面図である。
【図2】(A)は連結システムの雌部材の縦断面図であり、(B)は連結システムの雄部材の縦断面図である。
【図3】連結システムの雌部材の側面図である。
【図4】連結システムの雌部材の平面図である。
【図5】連結システムの雄部材の平面図である。
【図6】プラグが導通路の雌部材上端開口から離脱し、雄部材によって挟持されている状態の連結システムの断面図である。
【図7】プラグが流体通路の上端開口を閉鎖した状態の連結システムの断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態に係る連結システムの雄部材の一部破断正面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施の形態に係る連結システムの雌部材の正面図である。
【図10】(A)は従来から存在する連結システムの雌部材の縦断面図であり、(B)は連結システムの雄部材の正面図である。
【符号の説明】
1  雌部材
2  プラグ
3  雄部材
11 導通路
29 被挟持部
31 挟持部
35 流体通路
101液状体袋

Claims (7)

  1. 軸方向に貫通した導通路を有しかつ容器の開口内に固定される雌部材と、雌部材の上端部に着脱自在に係合して導通路の上端開口を閉鎖しうるプラグと、プラグの外周を挟持する挟持部および挟持部の下方に連なる棒状部を有しかつ雌部材の導通路内に下方から抜き差し自在に差込まれる雄部材とを備えており、雄部材の棒状部に、その下端から上端部に至る流体通路が形成され、雄部材を雌部材の導通路内に挿入して上昇させることにより、挟持部がプラグを挟持するとともにプラグが雌部材の上端部から外れ、かつ流体通路の上端開口がプラグ及び雌部材により閉鎖されない場所に位置し、雄部材を下降させることにより、挟持部に挟持されているプラグが下降させられるとともに雌部材の上端部に係合させられて導通路の上端開口が閉鎖され、かつ雄部材の挟持部がプラグから外れるようになされている連結システム。
  2. 雄部材の棒状部の上端の挟持部が周方向に等間隔に複数個配置されている突起からなる請求項1記載の連結システム。
  3. プラグが挟持部に挟持される環状凹溝を有し、突起が雄部材の棒状部の上端周方向に等間隔に4個配置されていることを特徴とする請求項2記載の連結システム。
  4. 挟持部が雄部材を上昇及び下降させる際、雌部材の導通路内壁に接触することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の連結システム。
  5. 雌部材の導通路内壁にプラグを係止する内方突出部を備え、プラグが雌部材の開口部を閉鎖しているとき、プラグの挟持部の環状凹溝が内方突出部より下方に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の連結システム。
  6. 雌部材とプラグと雄部材とからなる連結システムにおいて、軸方向に貫通した導通路を有しかつ容器の開口内に固定される雌部材及び、雌部材の上端部に着脱自在に係合して導通路の上端開口を閉鎖しうるプラグに対し、プラグの外周を挟持する挟持部および挟持部の下方に連なる棒状部を有しかつ雌部材の導通路内に下方から抜き差し自在に差込まれる連結システム用雄部材であって、雄部材の棒状部に、その下端から上端部に至る流体通路が形成され、さらに棒状部の上端部の流体通路の周囲部分に、雄部材を雌部材の導通路内に挿入して上昇させることにより、その挟持部がプラグを挟持するとともにプラグが雌部材の上端部から外れ、かつ流体通路の上端開口がプラグ及び雌部材により閉鎖されない場所に位置し、雄部材を下降させることにより、挟持部に挟持されているプラグが下降させられるとともに雌部材の上端部に係合させられて導通路の上端開口が閉鎖され、かつ雄部材の挟持部がプラグから外れるようになされている連結システム用雄部材。
  7. 軸方向に貫通した導通路を有しかつ容器の開口内に固定される雌部材と、雌部材と一体的に形成され、雌部材の上端部に着脱自在に係合して導通路の上端開口を閉鎖しうるプラグとを備え、プラグは雌部材と係合したときに雌部材の導通路内に位置する被挟持部を有し、プラグが被挟持部を挟持されて雌部材の上端部から外され、被挟持部を挟持されてプラグが下降させられるとともに雌部材の上端部に係合させられて導通路の上端開口が閉鎖され、さらにプラグの被挟持部が放されるようになされている閉栓部材。
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