JP2004088323A - 撮像装置 - Google Patents

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高橋 達也
Toru Watanabe
渡辺 透
Osamu Tabata
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    • H04N25/715Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors using frame interline transfer [FIT]

Abstract

【課題】撮像装置において、良好な画質を得ようとすると、駆動開始時の出力端子のクランプに時間を要し、立ち上がりを高速化することができない。
【解決手段】撮像装置の駆動開始に伴い同期信号生成部60aが水平同期信号HTの生成を開始すると、カウンタ60bがそのパルス数をカウントする。クランプ能力制御部60cはカウントが所定値に達すると、クランプモード信号をHレベルに立ち上げる。クランプパルス生成部60dは、撮像装置の駆動開始から信号SCの立ち上がりまでの間、クランプパルスCPの幅を通常時より広げてクランプ回路52のスイッチ素子52cのオン時間を長くし、クランプの時定数を短くする。一方、信号SCが立ち上がった後は、スイッチ素子52cのオン時間を通常時の比較的短い時間として、クランプの時定数を大きくする。これにより、クランプ時定数が短い場合にノイズに追従して生じ得る横引きノイズが抑制される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像素子にて画像信号を生成して出力する撮像装置に関し、特に、画像信号のクランプ処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の撮像素子で得られた画像信号は、通常、コンデンサでカップリングして取り出される。そのため、画像信号の直流レベルは映像のレベルにより変動し得る。そこで、撮像素子の画素配列の周縁部分に設けられたオプティカルブラック(Optial Black:OPB)領域に対応して得られる画像信号(OPB画像信号)を所定の黒レベルにするクランプ処理がなされる。クランプ処理では、コンデンサでカップリングされた画像信号を出力する信号端子を、OPB画像信号期間において基準電圧源に接続する操作が行われる。
【0003】
OPB領域は上述のように有効撮像領域を取り囲んで設けられる。つまり、撮像素子の画素配列を構成する複数の水平ラインのうちの上下端それぞれの数ラインと、有効な画像信号を構成する水平ラインの前端、後端それぞれの複数画素がOPB領域とされる。クランプ操作は、各水平ラインのOPB画像信号期間にて行われる。このようにクランプ操作をラインごとに周期的に行うことにより、垂直走査期間内における直流レベルの変動が抑制される。
【0004】
図5は従来の撮像装置の模式的な回路図である。この装置はCCDイメージセンサ2、クランプ回路4、アナログ信号処理回路6、A/D(Analog−to−Digital)変換回路8、デジタル信号処理回路10を含む。CCDイメージセンサ2で生成された画像信号は、クランプ回路4内のコンデンサ4aでカップリングして信号線22に取り出される。そして、その画像信号はアナログ信号処理回路6、A/D変換回路8、デジタル信号処理回路10で所定の信号処理を行った後、例えば、表示装置等へ出力される。クランプ回路4は信号線22の電位をクランプする回路であり、基準電圧源であるバッファ回路4bと、バッファ回路4bを信号線22に接続するスイッチ素子4cとを有する。バッファ回路4bは、例えば、電源端子及び接地端子間に2つのトランジスタM1、M2が直列に接続されて構成され、2つのトランジスタM1、M2間の電圧が基準電圧として出力される。トランジスタM1はゲートに第1の制御電圧V1が印加され、この第1の制御電圧V1によってバッファ回路4bを流れる電流が決定される。トランジスタM2は、ゲートに第2の制御電圧V2が印加され、この第2の制御電圧V2によってバッファ回路4bの出力電圧が決定される。スイッチ素子4cは、図示しないタイミング制御回路にて生成されるクランプパルスCPに応じて開閉制御される。図6は、従来のクランプ回路の動作を説明するタイミング図である。クランプパルス30は、水平同期信号HTに同期するように生成される。クランプパルス30は一定の幅を有し、その期間だけスイッチ素子4cはオン状態とされ、バッファ回路4bの出力電圧Vが信号線22に印加される。クランプパルスは各水平ラインの先頭のOPB画像信号期間内に発生され、これによりOPB画像信号が所定電位にクランプされ、黒レベルが一定レベルに固定される。
【0005】
クランプ操作では、バッファ回路4bから信号線22へ電流が供給されることにより、信号線22の電位がバッファ回路4bの出力電圧Vへ向けて変化する。1回のクランプ操作での信号線22の電位変化量をここではクランプ能力と称する。クランプ能力はバッファ回路4bの電流供給能力及びスイッチ素子4cのオン時間に依存する。すなわち、バッファ回路4bの電流供給能力が大きいほど、また導通時間が長いほど、クランプ能力が大きくなる。
【0006】
ここで、クランプ能力を高くすると、設定される直流レベルがOPB画像信号期間中のノイズに追従しやすくなる。そのため、水平ラインごとに画像信号の直流レベルが変動し、その結果、再生画像にて横引きノイズが生じる。
【0007】
そこで、従来は、所定レベルへのクランプが比較的多くのラインに亘って達成されるようにクランプ能力を低めに設定して、ノイズの影響を平滑化し、横引きノイズを抑制している。例えば、従来のクランプ能力は、1フィールド期間をかけて、出力端子の電位を所定レベルに収束させるような大きな時定数に設定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
撮影が必要とされない場合には、撮像素子、駆動回路、信号処理回路での消費電力の低減のために、撮像素子の駆動が停止される。駆動停止期間はOB画像信号は得られず、クランプ操作も停止される。そのため、撮像素子の駆動停止期間中に放電により出力端子の電位が変化する。
【0009】
上述のように従来は、横引きノイズの防止のため、クランプ能力が抑制されている。そのため、撮像素子の駆動開始時に、出力端子の電位が撮像素子の定常動作状態での安定した電位に到達するまでに長い時間を要する。つまり、画像も定常状態におけるものとなるまで時間がかかるという問題があった。このクランプレベルを所定電位まで立ち上げる動作が、撮像装置の動作立ち上げの高速化を阻害する1つの要因となっていた。
【0010】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、撮像素子の駆動開始時に出力端子の電位が速やかに所定のレベルにクランプされ、速やかに通常の画像が得られる撮像装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮像装置は、入射光に応じて発生する情報電荷を複数の受光画素に蓄積する固体撮像素子と、前記固体撮像素子を駆動して画像信号を得る駆動回路と、前記固体撮像素子から出力される画像信号の基準レベルを所定のレベルにクランプするクランプ回路とを備え、前記クランプ回路は、前記固体撮像素子の撮像動作の立ち上げから所定期間にクランプ能力を高く設定される。
【0012】
クランプされる信号線は固体撮像素子の出力部に容量結合され、クランプ回路はこの信号線を周期的に基準電圧源に接続して、画像信号の基準レベルを漸次、所定電位へクランプする。本発明によれば、1回のクランプ操作での電位変化量を表すクランプ能力は、固体撮像素子が動作立ち上がりの過渡的な状態を脱して安定に動作している状態では、比較的低いクランプ能力(標準クランプ能力)に設定される。例えば、標準クランプ能力は、横引きノイズが抑制される程度のものである。一方、固体撮像素子の駆動開始後、所定期間の動作立ち上がり時には、クランプ能力は、標準クランプ能力に比較して高いクランプ能力(高クランプ能力)に設定され、直流レベルが安定した画像に速やかに到達する。撮像動作の立ち上がりの際の所定期間に設定される高クランプ能力は、当該所定期間中、一定であってもよいし、変化するように設定してもよい。例えば、高クランプ能力は動作立ち上げ時に大きな値に設定され、その後、所定期間の終わりに向けて、漸次、標準クランプ能力に近づくように変化させることができる。
【0013】
本発明の好適な態様は、前記クランプ回路が、所定の基準電圧を出力するバッファ回路と、前記固体撮像素子の出力端子に繋がる信号線と前記バッファ回路との間で開閉するスイッチ素子とを有し、前記スイッチ素子の導通期間が伸縮制御されて、前記クランプ能力が変更制御される撮像装置である。
【0014】
本発明の他の好適な態様は、前記クランプ回路が、所定の基準電圧を出力する複数のバッファ回路と、前記複数のバッファ回路の何れかを選択するセレクタと、前記固体撮像素子の出力端子に繋がる信号線と前記セレクタで選択されたバッファ回路との間で開閉するスイッチ素子とを有し、前記セレクタを介して前記複数のバッファ回路が選択的に有効にされて、前記クランプ能力が変更制御される撮像装置である。
【0015】
他の本発明に係る撮像装置においては、前記固体撮像素子の撮像動作の停止時間に応じて、前記撮像動作の立ち上げ後の前記所定期間における前記クランプ能力が変更される。
【0016】
容量結合により画像信号が取り出される信号線の電位は、固体撮像素子が撮像動作を停止されてから次に動作開始されるまでの動作停止時間に応じて変化する。一般に、動作停止時間が長いほど、信号線において動作停止時の電位と通常動作時の電位との差が大きくなる。本発明によれば、動作停止時間が長いほど、高クランプ能力の値をより大きな値に設定することができ、直流レベルが安定した画像を速やかに得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は本発明の実施形態である撮像装置の模式的な回路図である。この装置はCCDイメージセンサ50、クランプ回路52、アナログ信号処理回路54、A/D変換回路56、デジタル信号処理回路58、タイミング制御回路60、昇圧回路62、垂直ドライバ64、水平ドライバ66、レギュレート回路68を含む。
【0019】
この装置による撮像動作は、電源投入時のほか、スタンバイモードからの復帰時に立ち上げられる。ここでスタンバイモードとは、昇圧回路62やレギュレート回路68といった電源回路に電源が供給された状態で、それらの動作を停止する動作モードである。これにより例えば、垂直ドライバ64や水平ドライバ66といったCCDドライバ回路に動作電圧が供給されなくなり、それらの回路での電力消費を抑制することができる。
【0020】
昇圧回路62は、供給された電源電圧VDを昇圧して、正側に昇圧された電圧VOHと、負側に昇圧された電圧VOLを生成する。生成された昇圧電圧VOH、VOLはそれぞれCCDイメージセンサ50、垂直ドライバ64に供給される。レギュレート回路68は、供給された電源電圧VDを所定のレギュレート電圧VJまで降圧して出力する。レギュレート電圧VJはアナログ信号処理回路54、A/D変換回路56、デジタル信号処理回路58、水平ドライバ66で利用される。
【0021】
CCDイメージセンサ50は、例えば、フレーム転送型であり、撮像部50i、蓄積部50s、水平転送部50h及び出力部50dから構成される。撮像部50iは複数の受光画素が行列配置され、入射光に応じて発生する情報電荷を各受光画素に蓄積する。蓄積部50sは撮像部50iに蓄積された1画面分の情報電荷を取り込み、所定期間に亘って蓄積する。水平転送部50hは、蓄積部50sに蓄積された情報電荷を1ライン単位で取り込み、1画素単位で水平転送する。出力部50dは、水平転送部50hから出力される情報電荷を画像信号に変換して出力する。
【0022】
垂直ドライバ64は、供給された昇圧電圧VOLに応じたパルス高のクロックφf、φVを生成する。フレーム転送クロックφfは垂直同期信号VTに同期して生成され、垂直転送クロックφVは垂直同期信号VT及び水平同期信号HTに同期して生成される。クロックφf、φVはCCDイメージセンサ50に供給される。フレーム転送クロックφfによって、CCDイメージセンサ50の撮像部50iに蓄積された1画面分の情報電荷を蓄積部50sへ高速に一括転送するフレーム転送が行われる。また垂直転送クロックφVは、蓄積部50sに蓄積された情報電荷を水平同期信号HTの周期毎に1水平ライン単位で垂直転送する。これにより、蓄積部50sから水平転送部50hに1ラインずつ情報電荷が読み出される。
【0023】
水平ドライバ66はレギュレート電圧VJを供給され、水平同期信号HTに同期して、水平転送クロックφh及びリセットクロックφrの生成を開始する。水平転送クロックφhは水平転送部50hに供給され、蓄積部50sから水平転送部50hに移送された1ライン分の情報電荷が1画素単位で水平転送される。これにより、水平転送部50hから出力部50dへ、順次、1画素分の情報電荷が読み出される。出力部50dでは、水平転送部50hから浮遊拡散層に情報電荷を読み出して蓄積する動作と、リセットクロックφrにより浮遊拡散層から情報電荷を排出する動作とが交互に行われる。浮遊拡散層では蓄積電荷量に応じた電位変化が生じ、この電圧信号が画像信号Y(t)としてCCDイメージセンサ50から出力される。
【0024】
撮像動作が行われている状態では、CCDイメージセンサ50で生成された画像信号Y(t)は、クランプ回路52内のコンデンサ52aでカップリングして信号線70に取り出される。そして、その画像信号はアナログ信号処理回路54、A/D変換回路56、デジタル信号処理回路58で所定の信号処理を行った後、例えば、表示装置等へ出力される。
【0025】
クランプ回路52は信号線70の電位をクランプする回路であり、基準電圧源としてバッファ回路52bと、バッファ回路52bを信号線70に接続するスイッチ素子52cとを有する。スイッチ素子52cは、タイミング制御回路60が生成するクランプパルスCPに基づいてオン/オフを制御される。
【0026】
タイミング制御回路60は、基準クロックCKをカウントする複数のカウンタを含んで構成され、基準クロックCKに基づいて、クランプ回路52、垂直ドライバ64、水平ドライバ66、レギュレート回路68及びその他回路に対する各種制御信号や、撮像装置の内部システムクロックとなる内部クロックCK’を生成する。これにより、各回路の動作がCCDイメージセンサ50の動作に同期するように制御される。
【0027】
タイミング制御回路60は、外部から入力されるスタンバイモード信号STによってスタンバイモードを指示されると、昇圧回路62及びレギュレート回路68の動作を停止させる。これにより昇圧回路62からの昇圧電圧VOH、VOL、及びレギュレート回路64からのレギュレート電圧VJの出力が停止される。またタイミング制御回路60は、同期信号生成部60a、カウンタ60b、クランプ能力制御部60c、クランプパルス生成部60dを含む。同期信号生成部60aは、基準クロックCKを所定の分周比率で分周し、垂直同期信号VT及び水平同期信号HTを生成する。まず垂直同期信号VT、水平同期信号HTはカウンタ60bでのカウント動作に用いられる。カウンタ60bは、撮像装置への電源供給開始時及びスタンバイモードからの復帰時に応じてリセットされ、同期信号VT、HTのパルスをカウントする。
【0028】
クランプモード信号生成部60cは、カウンタ60bのカウント値に基づいてクランプモード信号SCを生成する。例えば、クランプ能力制御部60cはカウンタ60bのカウント値が予め設定された閾値に達すると、クランプモード信号SCを“L(Low)”レベルから“H(High)”レベルへ立ち上げる。
【0029】
クランプパルス生成部60dは、撮像装置の電源供給開始後、又はスタンバイモードからの復帰後、水平同期信号HTに同期してクランプパルスCPの生成を開始する。クランプパルス生成部60dは、クランプモード信号SCがLレベルの間は、クランプパルスCPの幅を通常より長く設定し、一方、信号SCがHレベルに立ち上がると、クランプパルスCPの幅を通常値へ変更する。これにより、信号SCが立ち上がるまでの所定期間、スイッチ素子52cは通常より長くオン状態とされ、クランプ回路52のクランプ能力が高められる。すなわち、撮像動作の立ち上げ時に、端子70の電位をバッファ回路52bの出力電圧Vへ速やかに近づけることができる。
【0030】
図2は、本装置の電源投入時のクランプ制御を説明するタイミング図である。図2(a)は電源のオン/オフの状態を示し、図2(b)は内部システムクロックCK’、図2(c)は水平同期信号HT、図2(d)はクランプモード信号SCを表す。時刻t1にて、電源がオンにされると、これに同期してクロックCK’の発振が開始され、それと共に水平同期信号HTの生成が開始される。上述のように、カウンタ60bは時刻t1で“0”にリセットされ、1水平走査期間(1H)周期で発生される水平同期信号HTのパルス100をカウントアップする。クランプ能力制御部60cは、そのカウント値が予め設定された閾値“3”以下の間、クランプモード信号SCをLレベルに保つが、カウント値が閾値を超えて“4”となる時刻t2で信号SCをHレベルへ切り替える。クランプパルス生成部60dは、上述のように信号SCがLレベルである期間t1〜t2において、クランプ回路52のクランプ能力が高くなるように制御し、時刻t2以降の期間はクランプ回路52のクランプ能力を、横引きノイズが許容レベル以下に抑えられる通常のクランプ能力へ下げる。
【0031】
図3は、本装置のスタンバイモードからの復帰時のクランプ制御を説明するタイミング図である。図3(a)は電源のオン/オフの状態を示し、図3(b)はスタンバイモード信号ST、図3(c)は内部システムクロックCK’、図3(d)は水平同期信号HT、図3(e)はクランプモード信号SCを表す。時刻t1にて、スタンバイモード信号STがLレベルからHレベルに切り替わることによりスタンバイモードからの復帰が指示される。これに同期してクロックCK’が開始され、それと共に水平同期信号HTの生成が開始される。図2にて説明した電源投入時と同様に、クランプ能力制御部60cは、カウンタ60bのカウント値が“3”以下の間、クランプモード信号SCをLレベルに保つが、カウント値が“4”となる時刻t2で信号SCをHレベルへ切り替える。クランプパルス生成部60dは、上述のように信号SCがLレベルである期間t1〜t2において、クランプ回路52のクランプ能力が高くなるように制御し、時刻t2以降の期間はクランプ回路52のクランプ能力を、横引きノイズが許容レベル以下に抑えられる通常のクランプ能力へ下げる。
【0032】
上述の構成では、クランプ回路52のクランプ能力はスイッチ素子52cをオンするクランプパルスCPの幅によって制御される。ここで、クランプ能力は、スイッチ素子52cがオンされたときにクランプ回路52が端子70に供給する電流を増減することによっても制御することができる。
【0033】
図4は、クランプ回路の他の構成を示す回路構成図である。クランプ回路72はCCDイメージセンサ50の出力をクランプする構成として、スイッチ素子72c、並列に配置される2つのバッファ回路72b、72b’、及びこれら2つのバッファ回路72b、72b’の出力を選択してスイッチ素子72cに接続するセレクタ72dを有している。こういった構成において、例えば、バッファ回路72bの供給電流がバッファ回路72b’の供給電流より大きい場合、上述の期間t1〜t2においてセレクタ72dはバッファ回路72bを選択し、時刻t2以降の期間の通常動作においてバッファ回路72b’を選択する。例えば、セレクタ72dの切り替え制御を行うセレクト信号として信号SCを用いることが可能であり、その場合、セレクタ72bは制御信号としてLレベルを入力されている間、バッファ回路72bを選択し、Hレベルを入力されている間、バッファ回路72b’を選択するように構成される。また、この図4の構成においては、上述の期間t1〜t2において、クランプ能力を通常動作時よりも高める場合、セレクタ72dで、バッファ回路72b、72b’の出力を共に有効としてクランプ能力を高めることが可能である。すなわち、複数のバッファ回路のうち、有効とするものを選択的に組み合わせることによって、クランプ能力の変更を行う。なお、2つのバッファ回路72b、72b’の電流供給能力は互いに等しく設定してあっても良いし、互いに異なるように設定してあっても良い。
【0034】
以上、本発明の実施形態を説明した。本実施形態においては、CCDイメージセンサ50として、フレーム転送型を例示したが、これに限られるものではない。すなわち、他の転送方式を採用するインターライン型やフレームインターライン型のCCDイメージセンサを用いた撮像装置であっても適用可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明の撮像装置によれば、撮像装置の駆動開始時に、出力端子の電位が速やかに通常動作状態の電位へクランプされる一方で、通常動作時には比較的低いクランプ能力でクランプが行われるので横引きノイズを抑制することができる。その結果、撮像装置の動作立ち上がりが高速化されると共に、良好な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である撮像装置の模式的な回路図である。
【図2】本装置の電源投入時のクランプ制御を説明するタイミング図である。
【図3】本装置のスタンバイモードからの復帰時のクランプ制御を説明するタイミング図である。
【図4】クランプ電流を変化させてクランプ能力を切り替えるクランプ回路の回路構成図である。
【図5】従来の撮像装置の模式的な回路図である。
【図6】従来のクランプ回路の動作を説明するタイミング図である。
【符号の説明】
50 CCDイメージセンサ、52 クランプ回路、52b バッファ回路、54 アナログ信号処理回路、58 デジタル信号処理回路、60 タイミング制御回路、60a 同期信号生成部、60b カウンタ、60c クランプ能力制御、60d クランプパルス生成部、62 昇圧回路、64 垂直ドライバ、66 水平ドライバ、68 レギュレート回路。

Claims (4)

  1. 入射光に応じて発生する情報電荷を複数の受光画素に蓄積する固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子を駆動して画像信号を得る駆動回路と、
    前記固体撮像素子から出力される画像信号の基準レベルを所定のレベルにクランプするクランプ回路と、を備え、
    前記クランプ回路は、前記固体撮像素子の撮像動作の立ち上げから所定期間にクランプ能力を高く設定されること、
    を特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置において、
    前記クランプ回路は、
    所定の基準電圧を出力するバッファ回路と、
    前記固体撮像素子の出力端子に繋がる信号線と前記バッファ回路との間で開閉するスイッチ素子と、
    を有し、
    前記スイッチ素子の導通期間が伸縮制御されて、前記クランプ能力が変更制御されること、
    を特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1記載の撮像装置において、
    前記クランプ回路は、
    所定の基準電圧を出力する複数のバッファ回路と、
    前記複数のバッファ回路の何れかを選択するセレクタと、
    前記固体撮像素子の出力端子に繋がる信号線と前記セレクタで選択されたバッファ回路との間で開閉するスイッチ素子と、
    を有し、
    前記セレクタを介して前記複数のバッファ回路が選択的に有効にされて、前記クランプ能力が変更制御されること、
    を特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の撮像装置において、
    前記固体撮像素子の撮像動作の停止時間に応じて、前記撮像動作の立ち上げ後の前記所定期間における前記クランプ能力が変更されることを特徴とする撮像装置。
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