JP2009188952A - 信号処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】位相余裕の大きいオペアンプを使用しないでも、クランプ動作時に発生するリンギングの影響を受けずに且つすべての画素信号の読み出し時間を短くすることができる信号処理装置を提供すること。
【解決手段】演算回路400のクランプ回路401がアナログ信号出力回路300からの出力電圧を保持するクランプ動作状態となるクランプ期間tCLPを、画素信号の一画素分の読み出し期間tSIGよりも長くして、過渡期間中tTRNにクランプ動作が終了しないようにする。画素信号の読み出し期間tSIGとクランプ期間tCLPとを個別に設定可能とすることにより、画素信号の読み出し時間を短くしてもクランプ動作を安定期間tSTB中に終了させることができる。これによって、クランプ動作時に発生するリンギングの影響を受けることがない。
【選択図】 図9
【解決手段】演算回路400のクランプ回路401がアナログ信号出力回路300からの出力電圧を保持するクランプ動作状態となるクランプ期間tCLPを、画素信号の一画素分の読み出し期間tSIGよりも長くして、過渡期間中tTRNにクランプ動作が終了しないようにする。画素信号の読み出し期間tSIGとクランプ期間tCLPとを個別に設定可能とすることにより、画素信号の読み出し時間を短くしてもクランプ動作を安定期間tSTB中に終了させることができる。これによって、クランプ動作時に発生するリンギングの影響を受けることがない。
【選択図】 図9
Description
本発明は、CCDイメージセンサの画素信号を短い時間で読み取ることのできる信号処理装置に関する。
光センサ素子として使用されているCCDイメージセンサは、一列に配置された多数の光電変換素子によって構成された受光部を備えている。受光部にて得られた信号電荷はCCD転送路に転送された後、一つの光電変換素子毎の画素信号として読み出される。この画素信号の読み出しは、CCDイメージセンサの制御クロックに同期した転送クロックによって行われる。ここで、一般のCCDイメージセンサでは、CCD転送路上に残った不要電荷によるノイズをなくすために、画素信号を読み出す前に電荷転送を行い、CCD転送路上の不要電荷をなくしている。そのため、不要電荷の排出の時間が必要になる。
CCDイメージセンサにおいて不要電荷を排出する時間を短縮する手法としては、特許文献1や特許文献2の手法が知られている。
図13は、特許文献1で示されている手法の概念図である。図13の制御シーケンスでは、画素信号を読み出す前の不要電荷の排出時に高速の転送クロックを使用し、画素信号の読み出し時に低速の転送クロックを使用することで、画素信号の読み出し時間を短縮している。
図14は、特許文献2で示されている手法の概念図である。図14の制御シーケンスでは、電圧信号として必要な画素信号を読み出す場合には低速の転送クロックを使用し、それ以外の画素信号を読み出す場合及び不要電荷の排出時には高速の転送クロックを使用することで画素信号の読み出し時間を短縮している。
なお、図13、図14中に記載されているクランプ信号は、CCDイメージセンサから読み出した電圧信号を出力するクランプ回路を、基準電圧を保持するクランプ動作状態とするための信号である。クランプ信号が印加されている以外の期間では、クランプ回路は信号出力動作状態となる。このとき、クランプ回路からの出力電圧はこの基準電圧を中心に演算増幅される。
特開平3−163407号公報
特許第3881395号公報
ここで、一般的に用いられるスイッチトキャパシタ型反転アンプを用いたクランプ回路では、クランプ信号clpが“L”から“H”になるタイミングにおいて、回路の構成がスイッチトキャパシタ型反転アンプの構成からボルテージフォロア回路の構成に変化する。このとき、クランプ回路の出力にリンギングが発生する。図15(a)はリンギングが発生した時の出力電圧波形を示している。図15(a)においては、リンギングが発生している期間を過渡期間tTRNとし、リンギングが収束した後の時間を安定期間tSTBとしている。過渡期間tTRNは、クランプ回路に使用されているオペアンプの位相余裕で決まる。この過渡期間tTRN中にクランプ信号clpを“H”から“L”に戻し、スイッチトキャパシタ型反転アンプの構成に変えてしまうと、リンギングにより変動した電圧をクランプ回路内で保持してしまうことになる。したがって、クランプ回路からの電圧信号Voutに図15(a)で示すような誤差が発生してしまう。
CCDイメージセンサのように電荷が順次読み出される回路では、クランプ動作を信号の出力シーケンス中に行わなければならない。したがって、リンギング中の電圧を保持しないようにするためには、クランプ期間tCLPが過渡期間tTRNよりも長くなる関係を保つ必要がある。
ここで、特許文献1や特許文献2においては、クランプ動作中のリンギングについては考慮されておらず、図15(a)に示すように、クランプ期間tCLPと一画素分の読出し期間tSIGとを同じ長さ(tCLP=tSIG)としている。転送クロックを高速にしていくとクランプ期間も短くなるので、転送クロックを高速にしすぎると図15(b)に示すようにクランプ期間tCLPが過渡期間tTRNよりも短くなってしまうことが考えられる。この場合には、正常なクランプ動作を行えなくなってしまう。このため、転送クロックを遅くするか、画素信号の読み出し時には必要ないほど位相余裕の大きいオペアンプを使用しなければならない。したがって、特許文献1や特許文献2の方法では、不要電荷の転送時間は短くなるが、必要な画素信号の読み出し時間は短くすることはできない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、位相余裕の大きいオペアンプを使用しないでも、クランプ動作時に発生するリンギングの影響を受けることなく、すべての画素信号の読み出し時間を短くすることができる信号処理装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の形態の信号処理装置は、クロックに同期して区切られたアナログ信号を出力するアナログ信号出力回路と、基準信号を保持するクランプ動作状態及び保持した前記基準信号を中心に前記アナログ信号に所定の演算を実行して有効な信号を出力させる信号出力動作状態の二つの動作状態を持つ演算回路と、前記演算回路が前記クランプ動作状態となる期間が、前記演算回路が前記信号出力動作状態のときに前記アナログ信号の一区切り分を出力する期間よりも長くなるように前記演算回路を制御する制御回路とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、クランプ動作時に発生するリンギングの影響を受けずに且つすべての画素列からの画素信号の読み出し時間を短縮することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1から図9は、本発明に係わる信号処理装置の一実施形態を表す図である。ここで、図1は、カメラの測距用センサで用いられているCCDイメージセンサ部及びその制御回路の例を示す図である。図2は、CCDイメージセンサ部の各制御信号及び出力信号波形を示すタイミングチャートである。図3は、図2のタイミングチャートにおける画素読み出しモードに係る部分を抜き出して拡大したタイミングチャートである。図4は、CCDイメージセンサ部からの出力の読み出し回路の例を示す図である。図5は、クランプ回路の回路構成を示す図である。図6は、図4の読み出し回路におけるアナログ信号出力回路に対する各制御信号及び各回路からの出力信号波形を示すタイミングチャートである。図7は、図4の読み出し回路における演算回路に対する制御信号及び出力信号波形を示すタイミングチャートである。図8は、CCDイメージセンサ部の受光部の画素構成の概略を示した図である。図9は、クランプ動作時のシーケンスの概要を示すタイミングチャートである。
図1から図9は、本発明に係わる信号処理装置の一実施形態を表す図である。ここで、図1は、カメラの測距用センサで用いられているCCDイメージセンサ部及びその制御回路の例を示す図である。図2は、CCDイメージセンサ部の各制御信号及び出力信号波形を示すタイミングチャートである。図3は、図2のタイミングチャートにおける画素読み出しモードに係る部分を抜き出して拡大したタイミングチャートである。図4は、CCDイメージセンサ部からの出力の読み出し回路の例を示す図である。図5は、クランプ回路の回路構成を示す図である。図6は、図4の読み出し回路におけるアナログ信号出力回路に対する各制御信号及び各回路からの出力信号波形を示すタイミングチャートである。図7は、図4の読み出し回路における演算回路に対する制御信号及び出力信号波形を示すタイミングチャートである。図8は、CCDイメージセンサ部の受光部の画素構成の概略を示した図である。図9は、クランプ動作時のシーケンスの概要を示すタイミングチャートである。
図1に示す回路は、CCDイメージセンサ部100と、制御回路200とを有している。CCDイメージセンサ部100は、光信号を電気信号に変換し、変換によって得られた電気信号を後述する読み出し回路に出力する。制御回路200は、CCDイメージセンサ部100の動作制御を行う。また、制御回路200は、後述する読み出し回路の動作制御も行う。
以下、CCDイメージセンサ部100についてさらに説明する。
CCDイメージセンサ部100は、受光部101、蓄積ゲート部102、ストレージ部103、転送ゲート部104、CCD転送路105、FDA回路106、及びモニタ画素部107を有するセンシング部110と、蓄積終了判定回路111とを有して構成されている。
CCDイメージセンサ部100は、受光部101、蓄積ゲート部102、ストレージ部103、転送ゲート部104、CCD転送路105、FDA回路106、及びモニタ画素部107を有するセンシング部110と、蓄積終了判定回路111とを有して構成されている。
受光部101は、分割された複数の画素列から構成され、画素列毎に、受光された光信号を電気信号に変換する。各画素列は、分割された複数の光電変換素子で構成されている。以下、画素列を構成する各光電変換素子のことを画素と呼び、一つ分の画素を一画素とする。なお、各画素列の端部(図示ハッチング部)は遮光されている。
蓄積ゲート部102は、受光部101の各画素に対応して設けられた複数の蓄積ゲートから構成されている。各蓄積ゲートは、制御回路200からの制御信号に従って、対応する画素で得られた電気信号(信号電荷)を対応するストレージに転送する。ストレージ部103は、各蓄積ゲートに対応して設けられた複数のストレージから構成されている。各ストレージは、対応する蓄積ゲートから転送された信号電荷を保持する。転送ゲート部104は、各ストレージに対応して設けられた複数の転送ゲートから構成されている。各転送ゲートは、制御回路200からの制御信号に従って、対応するストレージに保持された信号電荷をCCD転送路105に転送する。
図1に示すように、画素、蓄積ゲート、ストレージ、及び転送ゲートでなる組は、CCD転送路に沿って並べられている。そして、画素で発生した信号電荷は、蓄積ゲート、ストレージ、転送ゲートを順に通り、CCD転送路105へ転送される。
FDA(浮動拡散アンプ)回路106は、CCD転送路105の出力端(図では右端)に接続されており、CCD転送路105から転送されてきた信号電荷をその電荷量に応じたアナログの電圧信号(画素信号)Vfdaに変換して後述する読み出し回路に出力する。
モニタ画素部107は、受光部101の各画素列と並行に設けられた複数のモニタ画素で構成されている。各モニタ画素は、蓄積終了判定回路111に接続されており、受光部101の対応する画素列で受光される光信号と略同等の光信号を受光して電圧信号に変換し、変換した電圧信号を蓄積終了判定回路111に出力する。蓄積終了判定回路111は、各モニタ画素からの電圧信号に基づいて、各画素列の電荷蓄積動作の終了判定を行う。
以下、図2を参照してCCDイメージセンサ部100の動作について説明する。ここで、図2のタイミングチャートでは、上段より、CCDイメージセンサ部100の動作モード、制御回路200の制御クロックCLK、CCD転送路105の制御信号phi1、phi2、FDA回路106の制御信号phir、蓄積ゲート部102の制御信号phitg1_1、phitg1_2、phitg1_n、転送ゲート部104の制御信号phitg2、ストレージ部103の制御信号phi_rs、モニタ画素部107の制御信号phi_rm、蓄積終了判定回路111からの制御信号detect_1、detect_2、detect_n、モニタ画素からの電圧信号Vmpd_1、Vmpd_2、Vmpd_n、FDA回路106からの出力電圧信号Vfdaの順に並べてある。
なお、制御信号phitg1_1、detect_1、及び電圧信号Vmpd_1は第一番目の画素列(例えば図1の左端の画素列)に関わる制御信号である。また、制御信号phitg1_2、detect_2、及び電圧信号Vmpd_2は第二番目の画素列に関わる制御信号であり、制御信号phitg1_n、detect_n、及び電圧信号Vmpd_nは第n番目の画素列に関わる制御信号である。以降、説明の簡易化のために、制御信号phitg1_1、phitg1_2、phitg1_nを制御信号phitg1で代表し、制御信号detect_1、detect_2、detect_nを制御信号detectで代表し、電圧信号Vmpd_1、Vmpd_2、Vmpd_nを電圧信号Vmpdで代表して表す。
設定モードでは、CCDイメージセンサ部100の電荷蓄積条件及び画素信号の読み出し条件が設定される。設定モードにおいて蓄積条件及び読み出し条件が設定されると、CCDイメージセンサ部100の動作モードが蓄積モードに変更される。なお、蓄積動作の開始前は、制御信号phitg1、detectは“L”に設定されており、制御信号phi_rs、phi_rmは“H”に設定されている。
蓄積モードでは、まず、制御信号phitg1が“H”になる。このとき、受光部101の各画素に溜まっている信号電荷は蓄積ゲート部102の各蓄積ゲートを通してストレージ部103の各ストレージに移動する。これにより、受光部101の各画素の電荷がなくなる。制御信号phi_rsが“H”となるとストレージ部103の各ストレージの電荷が排出され、制御信号phi_rmが“H”の状態でモニタ画素部107の各モニタ画素の電荷が排出される。これにより、蓄積開始時には、受光部101、ストレージ部103、及びモニタ画素部107に電荷が溜まっていない状態になる。
次に、制御信号phitg1及びphi_rmが“L”になることで、受光部101及びモニタ画素部107が電荷蓄積状態になり、信号電荷の蓄積が開始される。制御信号phi_rsは電荷の蓄積中に“L”になり、このときストレージ部103は電荷保持状態になる。蓄積状態において、受光部101の各画素及びモニタ画素部107の各モニタ画素には、それぞれ照射されている光に応じた電荷が蓄積される。モニタ画素部107の各モニタ画素からは、蓄積されている電荷に応じた電圧信号Vmpdが出力される。
何れかの電圧信号Vmpdが蓄積終了判定回路111内で設定されている蓄積終了電圧Vrefよりも低くなると、蓄積終了判定回路111は、その電圧信号Vmpd(モニタ画素)に対応する制御信号detectを“H”にする。制御回路200は、制御信号detectが“H”になったのを受けて、その制御信号detectに対応する画素列の制御信号phitg1を一定時間“H”にする。これにより、受光部101の電荷は蓄積ゲート部102を通してストレージ部103に移動し、その画素列は蓄積終了状態になる。このような蓄積制御が各画素列に対して行われる。すべての画素列が蓄積終了状態になるまで、電荷はストレージ部103で保持される。
すべての画素列が蓄積終了状態になり蓄積モードが終了すると、CCDイメージセンサ部100の動作モードが画素読み出しモードに変更される。画素読み出しモードではphitg2が一定期間“H”とされる。このとき、ストレージ部103の電荷は転送ゲート部104を通ってCCD転送路105に転送され、電荷の転送(画素信号の読み出し)が開始される。
以下、画素読み出しモードでの動作の詳細について図3を用いて説明する。ここで、図3のタイミングチャートでは、上段より、CLK、phitg2、phi1、phi2、phir、Vfdaの順に並べてある。
図2で説明したように、蓄積終了状態において、受光部101で発生した電荷はストレージ部103で保持されている。この状態で制御信号phitg2が“H”になると、ストレージ部103で保持されていた信号電荷は、転送ゲート部104を通って一斉にCCD転送路105に移される。CCD転送路105では、制御信号phi1及び制御信号phi2に従って信号電荷が順次転送される。FDA回路106は、制御信号phirに従って、CCD転送路105から転送されてきた信号電荷を一画素毎あるいは任意の画素数毎の電圧信号Vfdaに変換して後述する読み出し回路に出力する。即ち、FDA回路106からの電圧信号Vfdaは、制御クロックCLKに同期した制御信号phirによって、一画素毎あるいは任意の画素数毎に区切られた状態で読み出し回路によって処理される。
制御信号phi1及び制御信号phi2による信号電荷の転送と制御信号phirによるFDA回路106のリセット動作により、電圧信号Vfdaが形成される。このため、電圧信号Vfdaは三つの出力期間に分けられる。以後、それぞれの期間をリセット期間tR、零レベル期間t0、信号期間tSと呼ぶこととする。まず、リセット期間tRは制御信号phirが“H”の期間を指す。この期間では、FDA回路106内の信号電荷は充放電により一定値にまで戻される。このため、リセット期間tRでは、FDA回路106の出力信号Vfdaは、一定のレベルであるリセットレベルVr(x)となる。
次に、制御信号phirが“H”から“L”に変化すると、FDA回路106内のフィードスルー成分により、FDA回路106の出力信号Vfdaのレベルは、リセットレベルVr(x)とは異なるレベルとなる。零レベル期間t0は、制御信号phirが“H”から“L”になり、次に制御信号phi1及び制御信号phi2が変化するまでの期間である。この期間にFDA回路106から出力される電圧信号VfdaのレベルをフィードスルーレベルVf(x)とする。
三つ目の期間である信号期間tSは、零レベル期間t0の後から制御信号phirが再び“H”になる期間までを指す。この期間中の電圧信号Vfdaのレベルを信号レベルVs(x)とする。この信号レベルVs(x)は、CCD転送路105から転送されてきた電荷量によって変化する。例えば、図2では、制御信号phi1及び制御信号phi2が一回変化する度にphirが“H”となり、これによって信号レベルVs(x)は一画素毎に変化する。
以上のように、CCDイメージセンサ部100は、制御クロックCLKに同期して周期性を持った信号を出力する。
なお、FDA回路106からの出力信号VfdaのレベルVr(x)、Vf(x)、及びVs(x)のxは画素番号を示すものである。図3ではx=0〜7である。xが小さくなるほどFDA回路106に近い画素となる。
次に、本実施形態に係る信号処理装置の一例としての読み出し回路について説明する。図4に示す読み出し回路は、アナログ信号出力回路300と、演算回路400とを有している。
アナログ信号出力回路300は、CDS(相関二重サンプリング)回路301、第一のSH(サンプルホールド)回路302、第二のSH回路303を有している。
CDS回路301は、CCDイメージセンサ部100のFDA回路106の出力端子に接続され、制御回路200からの制御信号に従って電圧信号VfdaのフィードスルーレベルVf(x)と信号レベルVs(x)との差分を演算増幅した信号Vcdsを出力する。第一のSH回路302及び第二のSH回路303は制御回路200からの制御信号に従ってCDS回路301からの出力Vcdsをサンプル又はホールドする。
演算回路400はクランプ回路401から構成されている。クランプ回路401は、図5に示す回路構成をしている。図5に示すように、クランプ回路401は、オペアンプOP、入力容量Ci、帰還容量Cf、接続切換えスイッチS1及びS2、帰還スイッチS3、基準電圧源Vrefを有して構成されている。入力容量Ciの一端はオペアンプOPの反転入力端子に接続され、他端は第一のSH回路302からの電圧信号Vsc1の入力端子に接続されている。帰還容量Cfの一端はオペアンプOPの反転入力端子に接続され、他端は接続切換えスイッチS1及びS2の一端に接続されている。接続切換えスイッチS1の他端はオペアンプOPの出力端子に接続され、接続切換えスイッチS2の他端は基準電圧源Vrefに接続されている。帰還スイッチS3は、オペアンプOPの反転入力端子と出力端子の間に接続されている。オペアンプOPの非反転入力端子は第二のSH回路303からの電圧信号Vsc2の入力端子に接続され、オペアンプOPの出力端子は演算回路400の出力電圧である電圧信号Voutの出力端子になる。接続切換えスイッチS1及びS2、帰還スイッチS3は外部から入力されるクランプ信号clpによって開閉を制御される。
図5の回路の場合、クランプ動作は、クランプ信号clpが“H”になり、接続切換えスイッチS1が開に、接続切換えスイッチS2、帰還スイッチS3が閉になったときに行われる。
ここで、図4においては、CCDイメージセンサ部100及びその制御信号を簡略化して示している。図4に示す制御信号phiは、図2に示した制御信号phi1、phi2、phitg1_1、phitg1_2、phitg1_n、phitg2、phi_rs、phi_rmを一つで代表したものである。また、制御信号detectは、制御信号detect_1、detect_2、detect_nを一つで代表したものである。
以下、図6を参照してアナログ信号出力回路の動作について説明する。ここで、図6のタイミングチャートでは、上段より、制御回路200の制御クロックCLK、FDA回路106の出力Vfda、CDS回路301の制御信号shcds、CDS回路301の出力Vcds、第一のSH回路302の制御信号shsc1、第二のSH回路303の制御信号shsc2、第一のSH回路302の出力Vsc1、第二のSH回路303の出力Vsc2の順に並べてある。
制御信号shcdsは、電圧信号Vfdaの零レベル期間t0中に“H”になる。制御信号shcdsが“H”の期間中に、CDS回路301は、電圧信号VfdaのフィードスルーレベルVf(x)を回路内で保持する。また、CDS回路301は制御信号shcdsが“L”の期間中に、保持したフィードスルーレベルVf(x)と信号レベルVs(x)の差分を演算増幅して、電圧信号Vcds(x)を出力する。この電圧信号Vcds(x)を出力する期間をCDS演算出力期間tCDSと呼ぶこととする。なお、図6では、CDS回路が増幅率Av1倍の反転増幅回路として動作するものとして波形を記述している。ここで、CDS回路301の特性式を(式1)に示す。
Vcds(x)=−Av1×(Vf(x)−Vs(x))…(式1)
第一のSH回路302及び第二のSH回路303は、制御信号shsc1及び制御信号shsc2が“H”のときにサンプル状態に、制御信号shsc1及び制御信号shsc2が“L”のときにホールド状態になるサンプルアンドホールド回路である。制御信号shsc1及び制御信号shsc2はCDS演算出力期間tCDS中に“H”になる。これにより、第一のSH回路302及び第二のSH回路303は、電圧信号Vcds(x)をサンプルする。そして、制御信号shsc1及び制御信号shsc2が再び“H”になるまでの期間、第一のSH回路302及び第二のSH回路303は、サンプルした電圧信号をホールドし続ける。第一のSH回路302は一画素毎に分割された電圧信号Vsc1(x)を出力し、第二のSH回路303は基準となる電圧信号Vsc2(y)を出力する。以後、第一のSH回路302が電圧をホールドしている期間を第一のホールド期間tSH1と呼び、第二のSH回路303が電圧をホールドしている期間を第二のホールド期間tSH2と呼ぶこととする。
Vcds(x)=−Av1×(Vf(x)−Vs(x))…(式1)
第一のSH回路302及び第二のSH回路303は、制御信号shsc1及び制御信号shsc2が“H”のときにサンプル状態に、制御信号shsc1及び制御信号shsc2が“L”のときにホールド状態になるサンプルアンドホールド回路である。制御信号shsc1及び制御信号shsc2はCDS演算出力期間tCDS中に“H”になる。これにより、第一のSH回路302及び第二のSH回路303は、電圧信号Vcds(x)をサンプルする。そして、制御信号shsc1及び制御信号shsc2が再び“H”になるまでの期間、第一のSH回路302及び第二のSH回路303は、サンプルした電圧信号をホールドし続ける。第一のSH回路302は一画素毎に分割された電圧信号Vsc1(x)を出力し、第二のSH回路303は基準となる電圧信号Vsc2(y)を出力する。以後、第一のSH回路302が電圧をホールドしている期間を第一のホールド期間tSH1と呼び、第二のSH回路303が電圧をホールドしている期間を第二のホールド期間tSH2と呼ぶこととする。
図7を参照して演算回路400の動作について説明する。ここで、図7のタイミングチャートでは、上段より、CLK、Vsc1、Vsc2、クランプ回路401の制御信号clp、クランプ回路401の出力信号Voutの順に並べてある。
クランプ回路401は、制御信号clpが“H”の期間中に出力の参照電圧Vsc2(y)と基準電圧Vrefを回路内に保持するクランプ動作状態となる。また、クランプ回路401は、制御信号clpが“L”の期間中では、基準電圧Vrefを中心に第一のSH回路302の電圧信号Vsc1(x)と第二のSH回路303の電圧信号Vsc2(y)との差分を増幅率Av2倍に増幅し、それにより得られる信号を電圧信号Vout(x)として出力する信号出力動作状態となる。クランプ回路401の特性式を(式2)に示す。
Vout(x)=−Av2×(Vsc2(y)−Vsc1(x))+Vref
…(式2)
ここで、電圧信号Vout(x)のうち、出力として有効な期間は第一のホールド期間tSH1と同じ期間である。以後、この電圧信号Vout(x)の有効な出力期間を一画素分の読み出し期間tSIGと呼ぶこととする。
Vout(x)=−Av2×(Vsc2(y)−Vsc1(x))+Vref
…(式2)
ここで、電圧信号Vout(x)のうち、出力として有効な期間は第一のホールド期間tSH1と同じ期間である。以後、この電圧信号Vout(x)の有効な出力期間を一画素分の読み出し期間tSIGと呼ぶこととする。
以上のように、CCDイメージセンサ部100の出力信号の読み出し回路は、制御クロックCLKに同期して周期性を持った信号を出力する。なお、Vr(x)、Vf(x)、Vs(x)、Vcds(x)、Vsc1(x)、及びVout(x)のxは画素番号を示すものである。図6及び図7ではx=0〜7である。Vsc2(y)のyはxとは別の画素番号を示すものである。yは図1において遮光されている画素のみの画素番号を示している。図6及び図7ではy=0である。
以下、受光部101を構成する画素について図8を参照してさらに説明する。上述したように、受光部101は、複数の画素列(図8では画素列1、画素列2、画素列3…)により構成されている。そして、各画素列は、複数の画素により構成されている。
ここで、一つの画素列は、光電変換により入射光量に応じた電荷を蓄積する開口画素と、光電変換素子に光が入射しないように遮光された遮光画素とが、一次元的に配列されて構成されている。クランプ動作は、各画素列の遮光画素に対応した画素(図示クランプ画素)からの電圧信号の出力時に行われる。クランプ回路401は、クランプ動作により保持した基準電圧Vrefを中心に、遮光画素の出力(Vsc2(y)に相当する)と他の画素の出力(Vsc1(x)に相当する)との差分を増幅した値を、演算回路400の出力電圧信号Vout(x)として出力する。
以下、クランプ回路401のクランプ動作について図9を参照してさらに説明する。ここで、図9のタイミングチャートでは、上段より、phi1、clp、Voutの順に並べてある。
演算回路400は、制御信号clpが“L”の場合に信号出力動作状態になる。このとき、クランプ回路401は、制御信号phi1に同期して変化する信号Vout(x)を出力する。一方、演算回路400は、制御信号clpが“H”の場合にはクランプ動作状態になる。このとき、クランプ回路401は、オペアンプOPの非反転入力端子に印加されている信号(Vsc2(y)と同じレベルの信号)を出力する。
ここで、制御信号clpが“L”から“H”に変わるタイミングで、演算回路400の出力電圧信号Voutにリンギングが発生する。転送クロック(制御信号phi1)を高速にし、従来通りの方法でクランプ動作を行った場合、制御信号clpが“L”から“H”に変わるタイミングで発生するリンギングが収束するまでの期間を表す過渡期間tTRNがクランプ期間tCLPよりも長くなる可能性が高い。この場合、演算回路400において誤ったクランプ動作を行われることになる。
したがって、一画素分の読み出し期間tSIGが過渡期間tTRNよりも短い場合には、図9に示すように、クランプ期間tCLPを一画素分の読出し期間tSIGよりも長くする(tCLP>tSIG)ことが望ましい。これにより、過渡期間tTRNよりもクランプ期間tCLPの方が長くなり、安定期間tSTBでクランプ動作が終了する関係を確保することが可能である。
このように、クランプ期間tCLPと一画素分の読出し期間tSIGとを同じ期間とせず、それぞれを独立して設定することで、転送クロックが高速の場合でも、演算回路400内で保持される電圧がリンギングによって変動しない。なお、クランプ動作は、出力中に一回、あるいは一画素列毎に一回しか行わないため、クランプ期間tCLPを長くしたとしても、読み出し時間に与える影響は少ない。
以下、本実施形態において、クランプ期間tCLPを長くするための具体的手段について説明する。図10から図12は、本実施形態のクランプ動作前後における演算回路400の制御信号及び演算回路400の入出力波形のタイミングチャートを示す。ここで、図10から図12では、それぞれ、上段より、CLK、phi1、clp、Vsc1、Vsc2、Voutの順に並べてある。
図10に示す例では、クランプ動作を行うために制御信号clpを“H”とする期間のみ、制御クロックCLKに対する制御回路200の制御信号phi1の分周比を変化させている。即ち、図10の例では、制御信号clpを“H”とする期間のみ、制御信号phi1の立下りが遅くなるように制御信号phi1の分周比を大きくしている。これにより、クランプ期間tCLPを一画素分の読出し期間tSIGと比して長くすることが可能になる。
また、図11に示す例では、クランプ動作を行うために制御信号clpを“H”とする期間のみ、制御クロックCLKのクロック周波数を低速にしている。このような手法でも、制御信号phi1の立下りを遅くしてクランプ期間tCLPを長くすることが可能になる。
また、図12に示す例では、クランプ動作を行うためにクランプ動作により電圧を保持する画素より前の画素から制御信号clpを“H”に変更しておき、目標の画素でクランプ動作を完了させるようにしている。この図12の例は、例えば、図8のような画素構成では、2画素以上をクランプ画素として用いることに相当する。このような手法でも、クランプ期間tCLPを長くすることが可能になる。
以上説明したように、本実施形態によれば、クランプ動作時に発生するリンギングの影響を受けることなく、アナログ信号の読み出し時間を短縮することが可能になる。
また、電荷の蓄積時間の異なる画素列毎にクランプ動作を行うことで、画素列毎に基準信号を保持することができ、これによって画素列毎に、画素信号の読み出し誤差をなくすことができる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
100…CCDイメージセンサ部、101…受光部、102…蓄積ゲート部、103…ストレージ部、104…転送ゲート部、105…CCD転送路、106…FDA回路、107…モニタ画素部、110…センシング部、111…蓄積終了判定回路、200…制御回路、300…アナログ信号出力回路、301…CDS回路、302…第一のサンプルホールド(SH)回路、303…第二のSH回路、400…演算回路、401…クランプ回路
Claims (8)
- クロックに同期して区切られたアナログ信号を出力するアナログ信号出力回路と、
基準信号を保持するクランプ動作状態及び保持した前記基準信号を中心に前記アナログ信号に所定の演算を実行して有効な信号を出力させる信号出力動作状態の二つの動作状態を持つ演算回路と、
前記演算回路が前記クランプ動作状態となる期間が、前記演算回路が前記信号出力動作状態のときに前記アナログ信号の一区切り分を出力する期間よりも長くなるように前記演算回路を制御する制御回路と、
を具備することを特徴とする信号処理装置。 - 前記アナログ信号出力回路は、
光電変換により電荷を蓄積する複数の受光素子を備える受光部と、
前記受光部の各受光素子からの電荷をそれぞれ蓄える複数のストレージ部と、
前記各ストレージ部からの電荷を順次転送する転送部と、
を有し、
前記受光部は、互いに隣り合う複数の前記受光素子からなる画素列毎に前記電荷の蓄積時間が制御され、
前記演算回路は、蓄積時間の異なる前記画素列毎に前記クランプ動作状態になることを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。 - 前記演算回路は、
オペアンプと、
一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記アナログ信号出力回路に接続された第一の容量と、
一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続される第二の容量と、
一端が前記第二の容量に接続され、他端が前記オペアンプの出力端子又は前記基準信号の入力端子に接続される前記第一のスイッチと、
前記オペアンプの反転入力端子と出力端子間との間に接続される第二のスイッチと、
前記オペアンプの非反転入力端子に接続される参照信号源と、
を有し、
前記制御回路は、前記第二のスイッチが閉になる期間を、前記アナログ信号出力回路の前記アナログ信号の一区切り分の期間よりも長くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の信号処理装置。 - 前記制御回路は、前記演算回路の動作状態の変化に同期して前記クロックに対する分周比を変化させることで、前記演算回路が前記クランプ動作状態となる期間を、前記演算回路が前記信号出力動作状態のときに前記アナログ信号の一区切り分を出力する期間よりも長くすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の信号処理装置。
- 前記制御回路は、前記演算回路が前記クランプ動作状態のときの前記クロックに対する分周比を、前記演算回路が前記信号出力動作状態のときの前記クロックに対する分周比に比べて大きくすることを特徴とする請求項4に記載の信号処理装置。
- 前記制御回路に印加される前記クロックの周波数を前記演算回路の動作状態の変化に同期して変化させることで、前記演算回路が前記クランプ動作状態となる期間を、前記演算回路が前記信号出力動作状態のときに前記アナログ信号の一区切り分を出力する期間よりも長くすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の信号処理装置。
- 前記演算回路が前記クランプ動作状態のときの前記クロックの周波数が、前記演算回路が前記信号出力動作状態のときの前記クロックの周波数よりも低いことを特徴とする請求項6に記載の信号処理装置。
- 前記アナログ信号は、前記クロックに同期して区切られ、前記演算回路が前記信号出力動作状態のときに前記所定の演算が実行される有効アナログ信号を含み、
前記演算回路がクランプ動作状態になる期間は、前記アナログ信号出力回路が前記有効アナログ信号以外の前記アナログ信号を出力する期間に対応し、
前記制御回路は、前記演算回路がクランプ動作状態になる期間を、前記有効アナログ信号の一区切り分に対応した期間よりも長くすることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の信号処理装置。
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