JP2004086945A - 記録条件設定方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置 - Google Patents

記録条件設定方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることができる記録条件設定方法を提供する。
【解決手段】情報記録媒体に予め記録されている情報記録媒体を同定するための同定情報が取得され(ステップ403)、その同定情報をキーとして、情報記録媒体毎に履歴情報が記録されているテーブルが検索され、同定情報に対応する情報記録媒体の履歴情報が取得される(ステップ405、409)。そして、光源近傍の温度情報が検出され(ステップ411)、その温度情報と取得された履歴情報とに基づいて、情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーが求められ(ステップ419)。それにより、情報記録媒体に情報を記録する際の光源の温度が、前回記録条件を設定したときの光源の温度と異なっていても、試し書き領域を消費することなく、新たに最適な記録条件を設定することができる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録条件設定方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置に係り、更に詳しくは、情報記録媒体に情報を記録する際の記録条件を設定する記録条件設定方法、情報記録装置で用いられるプログラム及び該プログラムが記録された記録媒体、並びに情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータは、その機能が向上するに伴い、音楽や映像といったAV(Audio−Visual)情報を取り扱うことが可能となってきた。これらAV情報の情報量は非常に大きいために、情報記録媒体としてCD(compact disc)やDVD(digital versatile disc)などの光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、情報記録装置としての光ディスク装置がパーソナルコンピュータの周辺機器の一つとして普及するようになった。光ディスク装置では、光ディスクのスパイラル状又は同心円状のトラックが形成された記録面にレーザ光の微小スポットを照射することにより情報の記録及び消去を行い、記録面からの反射光に基づいて情報の再生などを行っている。そして、光ディスク装置には、情報記録媒体の記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するために、光ピックアップ装置が設けられている。
【0003】
通常、光ピックアップ装置は、レーザ光を所定の発光パワー(出力)で出射する光源、その光源から出射されるレーザ光を情報記録媒体の記録面に導くとともに、記録面で反射されたレーザ光を所定の受光位置まで導く光学系、及びその受光位置に配置された受光素子などを備えている。
【0004】
光ディスクでは、互いに反射率の異なるマーク(ピット)領域及びスペース領域のそれぞれの長さとそれらの組み合わせとによって情報が記録される。そこで、光ディスクに情報を記録する際には所定の位置に所定の長さのマーク領域及びスペース領域がそれぞれ形成されるように光源の発光パワーが制御される。
【0005】
例えば、記録層に有機色素を含むCD−R(CD−recordable)、DVD−R(DVD−recordable)、及びDVD+R(DVD+recordable)などの追記型の光ディスク(以下、便宜上「色素型ディスク」という)では、マーク領域を形成するときには発光パワーを大きくして色素を加熱及び溶解し、そこに接している基板部分を変質・変形させている。一方、スペース領域を形成するときには基板が変質・変形しないように発光パワーを再生時と同程度に小さくしている。これにより、マーク領域ではスペース領域よりも反射率が低くなる。
【0006】
一般的に色素型ディスクでは、レーザ光の波長変化に対する記録感度の変化が比較的大きい。従って、レーザ光の波長が変化すると、マーク領域を形成するときの最適な発光パワー(以下「記録パワー」ともいう)も変化する。また、光ピックアップ装置では、光源の温度が変化すると光源から出射されるレーザ光の波長も変化する。すなわち、光源の温度が変化すると最適な記録パワーは変化することとなる。
【0007】
そこで、例えば特開2001−297437号公報(以下「第1の公知例」という)には、光ピックアップ装置の近傍に温度センサを配置した光記録装置が開示されている。この光記録装置では、記録を行う際に光ピックアップ装置近傍の温度を温度センサで検出し、温度変化が所定の値以上になると、試し書きを行って最適な記録パワーを求める、いわゆるOPC(Optimum Power Control)を実行している。
【0008】
また、例えば特開平5−144061号公報(以下「第2の公知例」という)には、光ディスクの識別コード毎に、レーザダイオードから放射されるレーザビームの最適記録パワーとそれを求めたときのレーザダイオード近傍の温度情報とが対応付けられて、メモリに格納されているレーザダイオードの放射パワー制御装置が開示されている。この放射パワー制御装置では、光ディスクへの記録開始前に、その光ディスクに記録されている識別コードを読み出し、その識別コードに対応する温度情報をメモリから抽出し、温度センサで検出されたレーザダイオード近傍の温度情報との差が所定の値以上になると、OPCを行って最適記録パワーを求めている。
【0009】
さらに、例えば特開平6−76288号公報(以下「第3の公知例」という)には、いわゆるランニングOPCによって記録パワーを修正する光ディスク装置が開示されている。この光ディスク装置では、記録時には、先ず通常のOPCによって最適な記録パワーを求め、その記録パワーで記録を開始する。そして、ピットを形成中にその記録領域からの反射光の強度を検出し、その検出結果と所定の目標値との差に基づいて記録パワーを修正している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
追記型の光ディスクには、その光ディスクに最適な記録パワーを検出するための試し書き領域が設けられている。この領域はパワーキャリブレーションエリア(PCA:Power Calibration Area)と呼ばれている。例えばCD−Rでは、PCAは100個のパーティションに分割されたテストエリアを有している。そして、テストエリアの各パーティションは15個のフレームで構成されている。通常、OPCでは1つのパーティションを用いて、一定の線速度でフレーム毎に記録パワーを段階的に変化させて所定のデータを試し書きし、その中で最も高い記録品質を示した記録パワーを最適な記録パワーとして選択する。上述した第1の公知例に開示されている光記録装置及び第2の公知例に開示されている放射パワー制御装置では、温度変化が所定の値以上になる度にOPCを実行しているため、試し書き領域が不足するという不都合があった。また、上述した第3の公知例に開示されている光ディスク装置では、記録に先だって必ずOPCを実行しているため、少量のデータの記録を繰り返し行うと、試し書き領域が不足するという不都合があった。
【0011】
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることができる記録条件設定方法を提供することにある。
【0012】
また、本発明の第2の目的は、情報記録装置の制御用コンピュータにて実行され、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることができるプログラム及びそのプログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
【0013】
また、本発明の第3の目的は、記録品質に優れた記録を安定して行うことができる情報記録装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、光源から出射された光束を用いて情報記録媒体に情報を記録する際の記録条件を設定する記録条件設定方法であって、前記情報記録媒体に予め記録されている前記情報記録媒体を同定するための同定情報を取得する第1工程と;前記第1工程で取得された同定情報に基づいて、情報記録媒体毎に、予め試し書きによって取得された最適な記録パワーと前記試し書きのときの前記光源近傍の温度情報とが履歴情報として予め記録されているテーブルを検索し、前記同定情報に対応する情報記録媒体の履歴情報を取得する第2工程と;前記光源近傍の温度情報を検出する第3工程と;前記第1工程で取得された履歴情報と前記第3工程で検出された温度情報とに基づいて、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーを求め、その記録パワーを前記記録条件として設定する第4工程と;を含む記録条件設定方法。
【0015】
本明細書において、「温度情報」とは、温度そのものの他、温度の変化に応じて変化する情報、及び温度に換算することができる情報の全てを含む。
【0016】
これによれば、記録条件を設定する際に、情報記録媒体に予め記録されている情報記録媒体を同定するための同定情報が取得され(第1工程)、その同定情報をキーとして、情報記録媒体毎に履歴情報が記録されているテーブルが検索され、同定情報に対応する情報記録媒体の履歴情報が取得される(第2工程)。そして、光源近傍の温度情報が検出され(第3工程)、その温度情報と第2工程で取得された履歴情報とに基づいて、情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーが求められ、その記録パワーが記録条件として設定される(第4工程)。従って、例えば情報記録媒体に情報を記録する際の光源近傍の温度が、前回記録条件を設定したときの光源近傍の温度と異なっていても、試し書き領域を消費することなく、新たに最適な記録条件を設定することができる。また、情報を記録する際に試し書きを行う必要がないため、記録処理に要する時間を短縮することができる。さらに、情報記録媒体毎の履歴情報に基づいて記録パワーを求めているために、精度の高い記録条件を設定することができる。その結果、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることが可能となる。
【0017】
この場合において、請求項2に記載の記録条件設定方法の如く、前記第1工程に先だって、前記情報記録媒体に前記同定情報が記録されているか否かを判断する第5工程と;その判断の結果として前記同定情報が記録されていない場合に、新たな同定情報を作成し、その同定情報を前記情報記録媒体の所定位置に記録する第6工程と;を更に含むこととすることができる。
【0018】
上記請求項1及び2に記載の各記録条件設定方法において、請求項3に記載の記録条件設定方法の如く、前記第2工程では、異なる温度情報に対応する履歴情報を取得し、前記第4工程では、前記第2工程で取得された履歴情報を用いて所定の演算を行い、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーを求めることとすることができる。
【0019】
この場合において、請求項4に記載の記録条件設定方法の如く、前記演算は、近似演算又は補間演算であることとすることができる。かかる場合には、情報記録媒体に情報を記録する際の光源近傍の温度に対応する履歴情報が存在しない場合であっても、精度良く記録パワーを求めることができる。その結果、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることが可能となる。
【0020】
上記請求項1〜4に記載の各記録条件設定方法において、請求項5に記載の記録条件設定方法の如く、前記第4工程に先だって、前記第2工程で取得された履歴情報に基づいて有効温度範囲を設定する第7工程と;前記第3工程で検出された温度情報から得られた温度が前記有効温度範囲内に含まれるか否かを判断する第8工程と;その判断の結果として前記温度が前記有効温度範囲内に含まれない場合に、前記情報記録媒体の所定位置に試し書きを行い、最適な記録パワーを取得するとともに、その最適な記録パワーを前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第9工程と;を更に含むこととすることができる。かかる場合には、情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーの精度を維持することができ、結果として、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることが可能となる。
【0021】
この場合において、請求項6に記載の記録条件設定方法の如く、前記光源近傍の温度情報を取得し、その温度情報と前記第9工程で取得された最適な記録パワーと前記同定情報とを対応付けて、履歴情報として前記テーブルに追加する第10工程を更に含むこととすることができる。かかる場合には、履歴情報が増加することとなり、履歴情報に基づいて求められる記録パワーの精度を向上させることができる。
【0022】
請求項7に記載の発明は、光源から出射された光束を用いて情報記録媒体に情報を記録する際の記録条件を設定する記録条件設定方法であって、前記情報記録媒体に対する試し書きの結果、又は情報の記録時の前記情報記録媒体からの反射光の受光結果に基づいて前記光源の最適な記録パワーと、そのときの前記光源近傍の温度情報とを求める第1工程と;前記第1工程で求められた最適な記録パワーとそれに対応する温度情報とをメモリに記録する第2工程と;前記情報記録媒体に対する情報の記録開始前に、前記光源近傍の温度情報を検出し、その温度情報が前記メモリに記録されている温度情報のいずれかと一致するか否かを判断する第3工程と;前記判断の結果、一致している場合には、前記温度情報に対応する前記メモリに記録されている最適な記録パワーを、前記記録条件として設定する第4工程と;を含む記録条件設定方法である。
【0023】
これによれば、情報記録媒体に対する試し書きが行われると、試し書きの結果に基づいて最適な記録パワーが求められるとともに、そのときの光源近傍の温度情報が検出される(第1工程)。また、情報の記録時には、情報記録媒体からの反射光の受光結果に基づいて最適な記録パワーが求められるとともに、そのときの光源近傍の温度情報が検出される(第1工程)。そして、第1工程で求められた最適な記録パワーとそれに対応する温度情報とがメモリに記録される(第2工程)。それにより、メモリには、試し書き及び情報の記録が行われる度に、最適な記録パワーとそれに対応する温度情報とが履歴情報として蓄積されることとなる。さらに、情報の記録開始前には、光源近傍の温度情報が検出され、その温度情報がメモリに記録されている温度情報のいずれかと一致するか否かが判断される(第3工程)。その判断の結果、一致している場合には、検出された温度情報に対応する最適な記録パワーがメモリから抽出され、記録条件として設定される(第4工程)。従って、例えば情報の記録開始前に検出された光源近傍の温度が、前回記録条件を設定したときの光源近傍の温度と異なっていても、試し書き領域を消費することなく、新たに最適な記録条件を設定することができる。また、情報の記録開始前に試し書きを行う必要がないため、迅速に記録処理に移行することができる。さらに、豊富な履歴情報をメモリに有しているために、検出された温度情報がメモリに記録されている温度情報のいずれかと一致する確率が高くなる。その結果として、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることが可能となる。
【0024】
この場合において、請求項8に記載の記録条件設定方法の如く、前記判断の結果、一致していない場合には、前記メモリに記録されている前記温度情報と最適な記録パワーとの複数組の組み合わせに基づいて、前記第3工程で検出された前記光源近傍の温度情報に対応する最適な記録パワーを推定し、その最適な記録パワーを前記記録条件として設定する第5工程を更に含むこととすることができる。かかる場合には、情報記録媒体に情報を記録する際の光源近傍の温度に対応する履歴情報が存在しない場合であっても、精度良く記録パワーを求めることができる。
【0025】
この場合において、請求項9に記載の記録条件設定方法の如く、前記推定は、前記温度情報と最適な記録パワーとの複数組の組み合わせを用いた近似計算又は補間計算によって行われることとすることができる。
【0026】
上記請求項7〜9に記載の各記録条件設定方法において、請求項10に記載の記録条件設定方法の如く、前記第2工程では、前記最適な記録パワー、温度情報と共に前記情報記録媒体の識別情報を前記メモリに記憶することとすることができる。かかる場合には、例えばこの情報記録媒体がセットされている情報記録装置の電源がオフ・オンされたり、この情報記録媒体が一旦取り出された後に、再度情報記録装置にセットされた場合であっても、OPCを再度実施する必要がないため、試し書き領域の消費を減らすことができる。
【0027】
請求項11に記載の発明は、光源から出射された光束を用いて情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置で用いられるプログラムであって、前記情報記録媒体に予め記録されている前記情報記録媒体を同定するための同定情報を取得する第1の手順と;前記第1の手順で取得された同定情報に基づいて、情報記録媒体毎に、予め試し書きによって取得された最適な記録パワーと前記試し書きのときの前記光源近傍の温度情報とが履歴情報として予め記録されているテーブルを検索し、前記同定情報に対応する情報記録媒体の履歴情報を取得する第2の手順と;前記光源近傍の温度情報を検出する第3の手順と;前記第2の手順で取得された履歴情報と前記第3の手順で検出された温度情報とに基づいて、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーを求める第4の手順と;を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラムである。
【0028】
これによれば、記録条件を設定する際に、情報記録媒体に予め記録されている情報記録媒体を同定するための同定情報が取得され(第1の手順)、その同定情報に基づいて、情報記録媒体毎に履歴情報が記録されているテーブルが検索され、同定情報に対応する情報記録媒体の履歴情報が取得される(第2の手順)。そして、光源近傍の温度情報が検出され(第3の手順)、その温度情報と第2の手順で取得された履歴情報とに基づいて、情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーが求められる(第4の手順)。従って、例えば情報記録媒体に情報を記録する際の光源近傍の温度が、前回記録条件を設定したときの光源近傍の温度と異なっていても、試し書き領域を消費することなく、最適な記録パワーを求めることができる。また、情報を記録する際に試し書きを行う必要がないため、記録処理に要する時間を短縮することができる。さらに、情報記録媒体毎の履歴情報に基づいて記録パワーを求めているために、精度の高い記録条件を求めることができる。その結果、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることが可能となる。
【0029】
この場合において、請求項12に記載のプログラムの如く、前記第1の手順に先だって、前記情報記録媒体に前記同定情報が記録されているか否かを判断する第5の手順と;その判断の結果として前記同定情報が記録されていない場合に、新たな同定情報を作成し、その同定情報を前記情報記録媒体の所定位置に記録する第6の手順と;を前記制御用コンピュータに更に実行させることとすることができる。
【0030】
上記請求項8及び9に記載の各プログラムにおいて、請求項13に記載のプログラムの如く、前記第2の手順として、異なる温度情報に対応する履歴情報を取得する手順を前記制御用コンピュータに実行させ、前記第4の手順として、前記第2の手順で取得された履歴情報を用いて所定の演算を行い、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーを求める手順を前記制御用コンピュータに実行させることとすることができる。
【0031】
この場合において、請求項14に記載のプログラムの如く、前記演算は、近似演算又は補間演算であることとすることができる。
【0032】
上記請求項11〜14に記載の各プログラムにおいて、請求項15に記載のプログラムの如く、前記第4の手順に先だって、前記第2の手順で取得された履歴情報に基づいて有効温度範囲を設定する第7の手順と;前記第3の手順で検出された温度情報から得られた温度が前記有効温度範囲内に含まれるか否かを判断する第8の手順と;その判断の結果として前記温度が前記有効温度範囲内に含まれない場合に、前記情報記録媒体の所定位置に試し書きを行い、最適な記録パワーを取得するとともに、その最適な記録パワーを前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第9の手順と;を前記制御用コンピュータに更に実行させることとすることができる。かかる場合には、情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーの精度を維持することができ、結果として、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることが可能となる。
【0033】
この場合において、請求項16に記載のプログラムの如く、前記光源近傍の温度情報を取得し、その温度情報と前記第9の手順で取得された最適な記録パワーと前記同定情報とを対応付けて、履歴情報として前記テーブルに追加する第10の手順を前記制御用コンピュータに更に実行させることとすることができる。かかる場合には、履歴情報が増加することとなり、履歴情報に基づいて求められる記録パワーの精度を向上させることができる。
【0034】
請求項17に記載の発明は、光源から出射された光束を用いて情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置で用いられるプログラムであって、前記情報記録媒体に対する試し書きの結果、又は情報の記録時の前記情報記録媒体からの反射光の受光結果に基づいて前記光源の最適な記録パワーと、そのときの前記光源近傍の温度情報とを求める第1の手順と;前記第1の手順で求められた最適な記録パワーとそれに対応する温度情報とをメモリに記録する第2の手順と;前記情報記録媒体に対する情報の記録開始前に、前記光源近傍の温度情報を検出し、その温度情報が前記メモリに記録されている温度情報のいずれかと一致するか否かを判断する第3の手順と;前記判断の結果、一致している場合には、前記温度情報に対応する前記メモリに記録されている最適な記録パワーを、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第4の手順と;を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラムである。
【0035】
これによれば、情報記録媒体に対する試し書きが行われると、試し書きの結果に基づいて最適な記録パワーが求められるとともに、そのときの光源近傍の温度情報が検出される(第1の手順)。また、情報の記録時には、情報記録媒体からの反射光の受光結果に基づいて最適な記録パワーが求められるとともに、そのときの光源近傍の温度情報が検出される(第1の手順)。そして、第1の手順で求められた最適な記録パワーとそれに対応する温度情報とがメモリに記録される(第2の手順)。それにより、メモリには、試し書き及び情報の記録が行われる度に、最適な記録パワーとそれに対応する温度情報とが履歴情報として蓄積されることとなる。さらに、情報の記録開始前には、光源近傍の温度情報が検出され、その温度情報がメモリに記録されている温度情報のいずれかと一致するか否かが判断される(第3の手順)。その判断の結果、一致している場合には、検出された温度情報に対応する最適な記録パワーがメモリから抽出され、情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとされる(第4の手順)。従って、例えば情報の記録開始前に検出された光源近傍の温度が、前回記録条件を設定したときの光源近傍の温度と異なっていても、試し書き領域を消費することなく、新たに最適な記録パワーを求めることができる。また、情報の記録開始前に試し書きを行う必要がないため、迅速に記録処理に移行することができる。さらに、豊富な履歴情報をメモリに有しているために、検出された温度情報がメモリに記録されている温度情報のいずれかと一致する確率が高くなる。その結果、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることが可能となる。
【0036】
この場合において、請求項18に記載のプログラムの如く、前記判断の結果、一致していない場合には、前記メモリに記録されている前記温度情報と最適な記録パワーとの複数組の組み合わせに基づいて、前記第3の手順で検出された前記光源近傍の温度情報に対応する最適な記録パワーを推定し、その最適な記録パワーを前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第5の手順を前記制御用コンピュータに更に実行させることとすることができる。かかる場合には、情報記録媒体に情報を記録する際の光源近傍の温度に対応する履歴情報が存在しない場合であっても、履歴情報が豊富なため、精度良く記録パワーを求めることができる。
【0037】
この場合において、請求項19に記載のプログラムの如く、前記推定は、前記温度情報と最適な記録パワーとの複数組の組み合わせを用いた近似計算又は補間計算によって行われることとすることができる。
【0038】
上記請求項17〜19に記載の各プログラムにおいて、請求項20に記載のプログラムの如く、前記第2の手順として、前記最適な記録パワー、温度情報と共に前記情報記録媒体の識別情報を前記メモリに記憶する手順を前記制御用コンピュータに実行させることとすることができる。かかる場合には、例えばこの情報記録媒体がセットされている情報記録装置の電源がオフ・オンされたり、この情報記録媒体が一旦取り出された後に、再度情報記録装置にセットされた場合であっても、OPCを再度実施する必要がないため、試し書き領域の消費を減らすことができる。
【0039】
請求項21に記載の発明は、請求項11〜20のいずれか一項に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0040】
これによれば、請求項11〜20のいずれか一項に記載のプログラムが記録されているために、コンピュータに実行させることにより、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることが可能となる。
【0041】
請求項22に記載の発明は、光源から出射された光束を用いて情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、情報記録媒体毎に、予め試し書きによって取得された最適な記録パワーと前記試し書きのときの前記光源近傍の温度情報とを含む履歴情報を有するテーブルが格納された記憶手段と;前記光源近傍の温度情報を検出する温度検出手段と;前記情報記録媒体に予め記録されている前記情報記録媒体を同定するための同定情報を取得する同定情報取得手段と;前記同定情報取得手段で取得された同定情報に基づいて、前記テーブルを検索し、前記同定情報に対応する情報記録媒体の履歴情報を取得する履歴情報取得手段と;前記温度検出手段で検出された温度情報と前記履歴情報取得手段で取得された履歴情報とに基づいて、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーを求め、その記録パワーを記録条件として設定する記録パワー設定手段と;前記記録パワー設定手段で設定された記録条件に基づいて前記情報記録媒体に情報を記録する記録手段と;を備える情報記録装置である。
【0042】
これによれば、記録条件を設定する際には、温度検出手段により光源近傍の温度情報が検出され、同定情報取得手段により情報記録媒体に予め記録されている情報記録媒体を同定するための同定情報が取得される。そして、履歴情報取得手段により、同定情報取得手段で取得された同定情報に基づいて、情報記録媒体毎に履歴情報が記録されているテーブルが検索され、同定情報に対応する情報記録媒体の履歴情報が取得される。さらに、記録パワー設定手段により、温度検出手段で検出された温度情報と履歴情報取得手段で取得された履歴情報とに基づいて、情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーが求められ、その記録パワーが記録条件として設定される。そして、記録手段により、記録パワー設定手段で設定された記録条件に基づいて情報記録媒体に情報が記録される。従って、例えば情報記録媒体に情報を記録する際の光源の温度が、前回記録条件を設定したときの光源の温度と異なっていても、試し書き領域を消費することなく、新たに最適な記録条件を設定することができる。また、情報を記録する際に試し書きを行う必要がないため、記録処理に要する時間を短縮することができる。さらに、情報記録媒体毎の履歴情報に基づいて記録パワーを求めているために、精度の高い記録条件を設定することができる。その結果として、記録品質に優れた記録を安定して行うことが可能となる。
【0043】
この場合において、請求項23に記載の情報記録装置の如く、前記情報記録媒体に前記同定情報が記録されているか否かを判断する第1の判断手段と;その判断の結果として前記同定情報が記録されていない場合に、新たな同定情報を作成し、その同定情報を前記情報記録媒体の所定位置に記録する同定情報記録手段と;を更に備えることとすることができる。
【0044】
上記請求項22及び23に記載の各情報記録装置において、請求項24に記載の情報記録装置の如く、前記記録パワー設定手段は、前記履歴情報取得手段で取得された履歴情報を用いて所定の演算を行い、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーを求めることとすることができる。
【0045】
この場合において、請求項25に記載の情報記録装置の如く、前記演算は、近似演算又は補間演算であることとすることができる。
【0046】
上記請求項23に記載の情報記録装置において、請求項26に記載の情報記録装置の如く、前記記録パワー設定手段は、前記履歴情報取得手段で取得された履歴情報に基づいて有効温度範囲を設定する温度範囲設定手段と;前記温度検出手段で検出された温度情報から得られた温度が前記有効温度範囲内に含まれるか否かを判断する第2の判断手段と;その判断の結果として前記温度が前記有効温度範囲内に含まれる場合に、前記温度検出手段で検出された温度情報に対応する記録パワーを前記履歴情報に基づいて算出し、その算出結果を前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第1の設定手段と;前記判断の結果として前記温度が前記有効温度範囲内に含まれない場合に、前記情報記録媒体の所定位置に試し書きを行い、最適な記録パワーを取得するとともに、その最適な記録パワーを前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第2の設定手段と;を備えることを特徴とする。
【0047】
この場合において、請求項27に記載の情報記録装置の如く、前記第2の設定手段は、前記温度検出手段を介して前記試し書きを行った際の前記光源近傍の温度情報を取得し、その温度情報と前記試し書きによって取得された最適な記録パワーと前記同定情報とを対応付けし、履歴情報として前記テーブルに追加することとすることができる。
【0048】
請求項28に記載の発明は、光源から出射された光束を用いて情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、記憶手段と;前記光源近傍の温度情報を検出する温度検出手段と;前記情報記録媒体に対する試し書きの結果、又は情報の記録時の前記情報記録媒体からの反射光の受光結果に基づいて前記光源の最適な記録パワーと、そのときの前記光源近傍の温度情報とを求める履歴取得手段と;前記履歴取得手段で求められた最適な記録パワーとそれに対応する温度情報とを前記記憶手段に記録する履歴記録手段と;前記情報記録媒体に対する情報の記録開始前に、前記温度検出手段を介して前記光源近傍の温度情報を検出し、その温度情報が前記記憶手段に記録されている温度情報のいずれかと一致するか否かを判断する判断手段と;前記判断の結果、一致している場合には、前記温度情報に対応する前記記憶手段に記録されている最適な記録パワーを、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第1の記録パワー取得手段と;を備える情報記録装置である。
【0049】
これによれば、情報記録媒体に対する試し書きが行われると、履歴取得手段により、試し書きの結果に基づいて最適な記録パワーが求められるとともに、そのときの光源近傍の温度情報が検出される。また、情報の記録時には、履歴取得手段により、情報記録媒体からの反射光の受光結果に基づいて最適な記録パワーが求められるとともに、そのときの光源近傍の温度情報が検出される。そして、履歴記録手段により、履歴取得手段で求められた最適な記録パワーとそれに対応する温度情報とが記憶手段に記録される。それにより、記憶手段には最適な記録パワーとそれに対応する温度情報とが履歴情報として蓄積されることとなる。情報記録媒体に対する情報の記録開始前には、温度検出手段により光源近傍の温度情報が検出され、判断手段により、その温度情報が記憶手段に記録されている温度情報のいずれかと一致するか否かが判断される。その判断の結果、一致している場合には、第1の記録パワー取得手段により、検出された温度情報に対応する最適な記録パワーが記憶手段から抽出され、情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとされる。従って、例えば情報の記録開始前に検出された光源近傍の温度が、前回記録条件を設定したときの光源近傍の温度と異なっていても、試し書き領域を消費することなく、新たに最適な記録条件を設定することができる。また、情報の記録開始前に試し書きを行う必要がないため、迅速に記録処理に移行することができる。さらに、豊富な履歴情報をメモリに有しているために、検出された温度情報がメモリに記録されている温度情報のいずれかと一致する確率が高くなる。その結果として、記録品質に優れた記録を安定して行うことが可能となる。
【0050】
この場合において、請求項29に記載の情報記録装置の如く、前記判断の結果、一致していない場合には、前記記憶手段に記録されている前記温度情報と最適な記録パワーとの複数組の組み合わせに基づいて、前記温度検出手段で検出された前記光源近傍の温度情報に対応する最適な記録パワーを推定し、その最適な記録パワーを前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第2の記録パワー取得手段を更に備えることとすることができる。かかる場合には、情報記録媒体に情報を記録する際の光源近傍の温度に対応する履歴情報が存在しない場合であっても、履歴情報が豊富なため、精度良く記録パワーを求めることができる。
【0051】
この場合において、請求項30に記載の情報記録装置の如く、前記推定は、前記温度情報と最適な記録パワーとの複数組の組み合わせを用いた近似計算又は補間計算によって行われることとすることができる。
【0052】
上記請求項28〜30に記載の各情報記録装置において、請求項31に記載の情報記録装置の如く、前記履歴記録手段は、前記最適な記録パワー、温度情報と共に前記情報記録媒体の識別情報を前記記憶手段に記憶することとすることができる。
【0053】
上記請求項22〜31に記載の各情報記録装置において、請求項32に記載の情報記録装置の如く、前記記憶手段は不揮発性のメモリであることとすることができる。
【0054】
【発明の実施の形態】
《第1の実施形態》
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0055】
図1には、本発明の第1の実施形態に係る情報記録装置としての光ディスク装置の概略構成が示されている。
【0056】
この図1に示される光ディスク装置20は、情報記録媒体としての光ディスク15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、レーザコントロール回路24、エンコーダ25、モータドライバ27、再生信号処理回路28、サーボコントローラ33、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、ROM39、CPU40、RAM41、記憶手段としてのフラッシュメモリ43及び温度検出手段としての温度センサ42などを備えている。なお、図1における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
【0057】
前記光ピックアップ装置23は、光ディスク15のスパイラル状又は同心円状のトラックが形成された記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するための装置である。この光ピックアップ装置23は、一例として図2に示されるように、光源ユニット51、コリメートレンズ52、ビームスプリッタ54、対物レンズ60、検出レンズ58、受光器59、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ(いずれも図示省略))などを備えている。
【0058】
前記光源ユニット51は、所定の波長の光束を発光する光源としての半導体レーザ(図示省略)を含んで構成されている。光源ユニット51から出射される光束の光量は不図示のモニタで検出され、出射光量信号としてレーザコントロール回路24にフィードバックされている。なお、本実施形態では、光源ユニット51から出射される光束の最大強度出射方向を+X方向とする。この光源ユニット51の+X側には、前記コリメートレンズ52が配置され、光源ユニット51から出射された光束を略平行光とする。
【0059】
コリメートレンズ52の+X側には、光ディスク15からの戻り光束を−Z方向に分岐するための前記ビームスプリッタ54が配置されている。このビームスプリッタ54の+X側には、ビームスプリッタ54を透過した光束を集光し、光ディスク15の記録面に光スポットを形成する前記対物レンズ60が配置されている。
【0060】
また、ビームスプリッタ54の−Z側には、ビームスプリッタ54で分岐された戻り光束を集光する前記検出レンズ58が配置されている。この検出レンズ58の−Z側には、前記受光器59が配置されている。受光器59としては、通常の光ディスク装置と同様に、4分割受光素子が用いられている。この受光器59は、光ディスク15の記録面からの反射光を受光し、通常の光ピックアップ装置と同様に、ウォブル信号情報、再生データ情報、フォーカスエラー情報及びトラックエラー情報などを含む信号を出力する。
【0061】
上記のように構成される光ピックアップ装置23の作用を簡単に説明すると、光源ユニット51から出射された光束は、コリメートレンズ52で略平行光とされた後、ビームスプリッタ54に入射する。ビームスプリッタ54を透過した光束は、対物レンズ60を介して光ディスク15の記録面に微小スポットとして集光される。光ディスク15の記録面にて反射した反射光は、戻り光束として対物レンズ60で略平行光とされ、ビームスプリッタ54に入射する。ビームスプリッタ54で−Z方向に分岐された戻り光束は、検出レンズ58を介して受光器59で受光される。受光器59からは、受光量に応じた信号が再生信号処理回路28に出力される。
【0062】
図1に戻り、前記再生信号処理回路28は、光ピックアップ装置23からの出力信号に基づいてウォブル信号、RF信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号、トラックエラー信号)などを検出する。そして、再生信号処理回路28はウォブル信号からアドレス情報及び同期信号等を抽出する。ここで抽出されたアドレス情報はCPU40に出力され、同期信号はエンコーダ25に出力される。さらに、再生信号処理回路28はRF信号に対して誤り訂正処理等を行なった後、バッファマネージャ37を介してバッファRAM34に格納する。また、再生信号処理回路28はRF信号に基づいてアシンメトリ情報及び反射率情報を検出し、それらの検出結果をCPU40に出力する。なお、サーボ信号は再生信号処理回路28からサーボコントローラ33に出力される。
【0063】
前記サーボコントローラ33は、トラックエラー信号に基づいて光ピックアップ装置23のトラッキングアクチュエータを制御する制御信号を生成し、モータドライバ27に出力する。また、サーボコントローラ33は、フォーカスエラー信号に基づいて、光ピックアップ装置23のフォーカシングアクチュエータを制御する制御信号を生成し、モータドライバ27に出力する。
【0064】
前記モータドライバ27は、サーボコントローラ33からの制御信号に基づいて、光ピックアップ装置23のトラッキングアクチュエータ及びフォーカシングアクチュエータを制御する。すなわち、トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。また、モータドライバ27は、CPU40の指示に基づいてスピンドルモータ22及び光ピックアップ装置23のシークモータを制御する。
【0065】
前記バッファマネージャ37は、バッファRAM34へのデータの入出力を管理し、蓄積されたデータ量が所定の値になるとCPU40に通知する。
【0066】
前記エンコーダ25は、CPU40の指示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されているデータをバッファマネージャ37を介して取り出し、エラー訂正コードの付加等を行なうとともに、光ディスク15への書き込み信号を生成する。そして、エンコーダ25は、再生信号処理回路28からの同期信号に同期して書き込み信号をレーザコントロール回路24に出力する。
【0067】
前記レーザコントロール回路24は、一例として図3に示されるように、LDドライバ24a、パルス設定回路24b及びパワー設定回路24cなどを含んで構成されている。パルス設定回路24bは、CPU40からの指示に基づいて、エンコーダ25からの書き込み信号に対して立ち上がりエッジを調整してパルス幅を変更する。また、パワー設定回路24cは、CPU40からの指示に基づいて記録パワーを設定する。LDドライバ24aは、パルス設定回路24bにてパルス調整された書き込み信号及びパワー設定回路24cにて設定された記録パワーに基づいて、光ピックアップ装置23の半導体レーザの出力を制御する。また、LDドライバ24aは、半導体レーザが発光中に光ピックアップ装置23の不図示のモニタからの前記出射光量信号に基づいて、半導体レーザの出力をフィードバック制御する。
【0068】
図1に戻り、前記インターフェース38は、ホスト(例えばパソコン)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)及びSCSI(Small Computer System Interface)等の標準インターフェースに準拠している。
【0069】
前記温度センサ42は、光源ユニット51の近傍に配置され、光源ユニット近傍の温度情報を検出し、その検出結果をCPU40に出力する。
【0070】
前記ROM39には、CPU40にて解読可能なコードで記述された後述する光源ユニット近傍での温度に応じた最適な記録条件を設定する際に用いられるプログラム(以下、便宜上「第1の記録条件設定プログラム」という)を含むプログラムが格納されている。なお、光ディスク装置20の電源がオン状態になると、ROM39に格納されているプログラムは不図示のメインメモリにロードされる。
【0071】
前記フラッシュメモリ43には、温度センサ42での検出結果と温度との換算表が格納されている。CPU40はこの換算表を参照し、温度センサ42での検出結果から光源ユニット近傍での温度(以下、便宜上「光源温度」と略述する)を求める。また、フラッシュメモリ43には、一例として図4に示されるように、光ディスク毎に光源温度と最適な記録パワーとの関係を示す情報が履歴情報としてテーブル形式(以下、便宜上「温度−パワーテーブル」ともいう)で保存され、データベース化されている。本実施形態では一例として、各レコードは、ディスクID、光源温度、及び最適記録パワーの3つのフィールドで構成されている。ここで、ディスクIDは、光ディスクを特定するために光ディスク毎に付けられる同定情報であり、本実施形態では一例として8桁の数字が用いられる。なお、フラッシュメモリ43は不揮発性のメモリであり、格納されている内容は電源供給が停止されても消えることはない。
【0072】
次に、前述のように構成される光ディスク装置20において、最適な記録パワーを設定する処理(以下、便宜上「記録パワー設定処理」という)について図5を用いて説明する。図5のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。例えばホストから記録要求コマンドを受信すると、図5のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、記録パワー設定処理がスタートする。
【0073】
最初のステップ401では、光ディスク15の所定位置にディスクIDが記録されているか否かを判断する。ディスクIDが記録されていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ403に移行する。
【0074】
このステップ403では、光ディスク15の所定位置に記録されているディスクIDを読み出す。ここでは、一例として「00000001」というディスクIDが取得されたものとする。
【0075】
次のステップ405では、取得したディスクIDをキーとして、フラッシュメモリ43に格納されている温度−パワーテーブルを検索する。
【0076】
次のステップ407では、同一ディスクIDのレコードがあるか否かを判断する。ここでは図4に示されるように、温度−パワーテーブルには、同一ディスクID(ここでは「00000001」)のレコードが存在するので、ステップ409での判断は肯定されステップ409に移行する。
【0077】
このステップ409では、温度−パワーテーブルから同一ディスクIDのレコードを全て(ここでは4レコード)抽出する。
【0078】
次のステップ411では、温度センサ42の出力信号に基づいて光源温度を検出する。
【0079】
次のステップ413では、有効温度範囲を設定する。本実施形態では一例として、温度−パワーテーブルから抽出されたレコードにおける「光源温度の最低値−5℃」(ここでは18−5=13℃)と「光源温度の最高値+5℃」(ここでは40+5=45℃)の範囲を有効温度範囲とする。
【0080】
次のステップ415では、検出された光源温度が有効温度範囲内であるか否かを判断する。ここで、検出された光源温度が有効温度範囲内にあれば、ステップ415での判断は肯定され、ステップ417に移行する。
【0081】
このステップ417では、温度−パワーテーブルから抽出されたレコードに基づいて、光源温度と最適な記録パワーとの関係を取得する。ここでは、一例として光源温度と最適な記録パワーとの相関関係を示す近似式を最小自乗法で求める。本実施形態では、図4に示されるように、光源温度18℃での最適な記録パワーは15mW、光源温度25℃での最適な記録パワーは17mW、光源温度32℃での最適な記録パワーは20mW、光源温度40℃での最適な記録パワーは23mWであるため、図6に示されるように、光源温度Tと最適な記録パワーPwとの相関関係は、次の(1)式で示される一次式で近似することができる。
【0082】
Pw=0.3702×T+8.1068 ……(1)
【0083】
次のステップ419では、上記近似式に検出された光源温度を当てはめて、その光源温度に対応する最適な記録パワーを求める。例えば検出された光源温度が13℃の場合には、上記(1)式から最適な記録パワーは12.98mWとなる。
【0084】
次のステップ421では、上記の如くして求めた最適な記録パワーをパワー設定回路24cに出力する。これにより、記録パワーが設定される。そして、記録パワー設定処理を終了する。
【0085】
一方、ステップ401において、光ディスク15にディスクIDが記録されていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ431に移行する。
【0086】
このステップ431では、例えば乱数などを利用して新たなディスクIDを生成する。
【0087】
次のステップ433では、生成したディスクIDを光ディスク15の所定位置に記録する。
【0088】
次のステップ435では、生成したディスクIDをディスクIDフィールドにセットした新たなレコードを温度−パワーテーブルに追加する。
【0089】
次のステップ437では、OPCを実行する。すなわち、所定の線速度で記録パワーを段階的に変化させつつ、所定のデータを光ディスク15のPCAに試し書きした後、それらのデータを順次再生し、RF信号から検出されたアシンメトリの値が予め実験等で求めた目標値とほぼ一致する場合を最も高い記録品質であると判断し、そのときの記録パワーを最適な記録パワーとする。また、最も高い記録品質での反射率を検出し、目標反射率としてディスクIDとともに、フラッシュメモリ43に保存する。
【0090】
次のステップ439では、温度センサ42の出力信号に基づいて光源温度を検出する。
【0091】
次のステップ441では、検出された光源温度と上記OPCで得られた最適な記録パワーとを、ディスクIDに対応して温度−パワーテーブルに記録する。すなわち、履歴情報が追加される。この際、同一ディスクID内で、光源温度順にソートしておくと履歴情報の利用効率が向上する。そして、ステップ419に移行する。
【0092】
なお、ステップ407において、同一ディスクIDのレコードが存在しなければ、ステップ407での判断は否定されステップ435に移行する。
【0093】
また、ステップ415において、検出された光源温度が前記有効温度範囲(ここでは13℃〜45℃)内になければ、最適な記録パワーの算出は不可能であるとして、ステップ415での判断は否定され、ステップ437に移行する。
【0094】
上記の如くして最適な記録パワーが決定されると、ホストからのデータを指定された記録領域に記録するための記録処理に移行する。
【0095】
ここで、光ディスク装置20における記録処理について簡単に説明する。
【0096】
CPU40は、記録速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出力するとともに、ホストから記録要求のコマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。また、CPU40はホストから受信したデータをバッファマネージャ37を介してバッファRAM34に蓄積する。
【0097】
光ディスク15の回転が所定の線速度に達すると、再生信号処理回路28は受光器59からの出力信号に基づいてトラックエラー信号及びフォーカスエラー信号を検出し、サーボコントローラ33に出力する。
【0098】
サーボコントローラ33は、トラックエラー信号に基づいて、ドライバ27を介して光ピックアップ装置23のトラッキングアクチュエータを駆動し、トラックずれを補正する。また、サーボコントローラ33は、フォーカスエラー信号に基づいて、ドライバ27を介して光ピックアップ装置23のフォーカシングアクチュエータを駆動し、フォーカスずれを補正する。すなわち、トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。
【0099】
再生信号処理回路28は光ピックアップ装置23からの出力信号に基づいてアドレス情報を取得し、CPU40に通知する。そして、CPU40はアドレス情報に基づいて、指定された書き込み開始地点に光ピックアップ装置23が位置するように光ピックアップ装置23のシークモータを制御する信号をモータドライバ27に出力する。
【0100】
CPU40はバッファマネージャ37からバッファRAM34に蓄積されたデータ量が所定の値を超えたとの通知を受けると、エンコーダ25に書き込み信号の作成を指示する。また、CPU40はアドレス情報に基づいて光ピックアップ装置23の位置が書き込み開始地点であると判断すると、エンコーダ25に通知する。そして、エンコーダ25はレーザコントロール回路24及び光ピックアップ装置23を介して、書き込み信号を光ディスク15に記録する。
【0101】
次に、ホストからの再生要求コマンドを受信した際の、光ディスク装置20の処理動作について簡単に説明する。
【0102】
CPU40はホストから再生要求コマンドを受信すると、再生速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出力するとともに、ホストから再生要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。そして、光ディスク15の回転が所定の線速度に達すると、トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。また、再生信号処理回路28はアドレス情報を検出し、CPU40に通知する。
【0103】
CPU40はアドレス情報に基づいて、指定された読み込み開始地点に光ピックアップ装置23が位置するようにシークモータを制御する信号をモータドライバ27に出力する。CPU40はアドレス情報に基づいて、光ピックアップ装置23の位置が読み込み開始地点であると判断すると、再生信号処理回路28に通知する。
【0104】
そして、再生信号処理回路28は、受光器59の出力信号に基づいてRF信号を検出し、誤り訂正処理等を行った後、バッファRAM34に蓄積する。バッファマネージャ37は、バッファRAM34に蓄積された再生データがセクタデータとして揃ったときに、インターフェース38を介してホストに転送する。
【0105】
なお、再生処理が終了するまで、トラッキング制御及びフォーカス制御は随時行われる。
【0106】
以上の説明から明らかなように、本第1の実施形態に係る光ディスク装置では、CPU40及び該CPU40によって実行されるプログラムとによって、同定情報取得手段、履歴情報取得手段、記録パワー設定手段、第1の判断手段、同定情報記録手段、温度範囲設定手段、第2の判断手段、第1の設定手段、及び第2の設定手段が実現されている。すなわち、図5のステップ403の処理によって同定情報取得手段が、図5のステップ405〜409の処理によって履歴情報取得手段が、図5のステップ401の処理によって第1の判断手段が、図5のステップ431及びステップ433の処理によって同定情報記録手段が、図5のステップ413の処理によって温度範囲設定手段が、図5のステップ415の処理によって第2の判断手段が、図5のステップ417〜421の処理によって第1の設定手段が、図5のステップ437〜441及びステップ421の処理によって第2の設定手段が、それぞれ実現されている。しかしながら、本発明がこれに限定されるものではないことは勿論である。すなわち、上記実施形態は一例に過ぎず、上記のCPU40によるプログラムに従う処理によって実現した構成各部の少なくとも一部をハードウェアによって構成することとしても良いし、あるいは全ての構成部分をハードウェアによって構成することとしても良い。
【0107】
また、本実施形態では、ROM39にインストールされているプログラムのうち、図5のフローチャートで示される処理に対応するプログラムによって前記第1の記録条件設定プログラムが構成されている。
【0108】
そして、図5のステップ403の処理によって請求項1に記載の発明に係る記録条件設定方法の第1工程が実施され、図5のステップ405〜409の処理によって第2工程が実施され、図5のステップ411の処理によって第3工程が実施され、図5のステップ417〜421の処理によって第4工程が実施されている。また、図5のステップ401の処理によって請求項2に記載の発明に係る記録条件設定方法の第5工程が実施され、図5のステップ431及び433の処理によって第6工程が実施されている。さらに、図5のステップ413の処理によって請求項5に記載の発明に係る記録条件設定方法の第7工程が実施され、図5のステップ415の処理によって第8工程が実施され、図5のステップ437、ステップ439及びステップ421の処理によって第9工程が実施されている。また、図5のステップ441の処理によって請求項6に記載の発明に係る記録条件設定方法の第10工程が実施されている。
【0109】
以上説明したように、本第1の実施形態に係る光ディスク装置及び記録条件設定方法によると、記録条件を設定する際に、光ディスクに予め記録されている光ディスクを同定するためのディスクIDが取得され、そのディスクIDをキーとして、光ディスク毎に履歴情報が記録されている温度−パワーテーブルが検索され、ディスクIDに対応する光ディスクの履歴情報が取得される。そして、光源温度が検出され、その光源温度と取得された履歴情報とに基づいて、光ディスクに情報を記録する際の記録パワーが求められ、その記録パワーが記録条件として設定される。そこで、光ディスクに情報を記録する際の光源温度が、前回記録条件を設定したときの光源温度と異なっていても、試し書き領域を消費することなく、新たに最適な記録条件を設定することができる。また、情報を記録する際に試し書きを行う必要がないため、記録処理に要する時間を短縮することができる。さらに、光ディスク毎の履歴情報に基づいて記録パワーを求めているために、精度の高い記録条件を設定することができる。その結果、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることが可能となる。
【0110】
また、本第1の実施形態によると、温度−パワーテーブルから抽出されたレコードに基づいて、光源温度と最適な記録パワーとの相関関係を示す近似式を最小自乗法によって求め、その近似式に検出された光源温度を当てはめて、その光源温度に対応する最適な記録パワーを求めている。これにより、光ディスクに情報を記録する際の光源温度に対応する履歴情報が存在しない場合であっても、精度良く記録パワーを求めることができる。
【0111】
また、本第1の実施形態によると、最適な記録パワーを取得するのに先だって、抽出された履歴情報に基づいて有効温度範囲を設定している。そして、検出された光源温度が有効温度範囲内に含まれるか否かを判断し、その判断の結果として光源温度が有効温度範囲内に含まれない場合に、OPCを実行し最適な記録パワーを取得するとともに、その最適な記録パワーを光ディスクに情報を記録する際の記録パワーとしている。これにより、光ディスクに情報を記録する際の記録パワーの精度を維持することができ、結果として、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることが可能となる。
【0112】
また、本第1の実施形態によると、OPCを実行した場合には、光源温度を検出し、その温度情報とOPCで求められた最適な記録パワーとディスクIDとを対応付けて、履歴情報として温度−パワーテーブルに追加している。これにより、履歴情報が増加することとなり、履歴情報に基づいて求められる記録パワーの精度を向上させることができる。
【0113】
また、本第1の実施形態に係る光ディスク装置によると、記録条件を設定する際に、光源温度に応じて最適な記録パワーを求めているために、結果として記録品質に優れた記録を安定して行うことが可能となる。
【0114】
なお、上記第1の実施形態では、温度−パワーテーブルの各レコードが、ディスクID、光源温度、及び最適記録パワーの3つのフィールドで構成される場合について説明したが、これに限らず、例えばデータを取得した日付、記録速度などをフィールドに付加しても良い。
【0115】
また、上記第1の実施形態では、温度−パワーテーブルが1つの場合について説明したが、これに限らず、例えば光ディスクのベンダ毎に、ディスクID、光源温度、及び最適記録パワーの3つのフィールドを有する温度−パワーテーブルが作成されても良い。これにより、履歴情報の検索を効率的に行うことができる。
【0116】
また、上記第1の実施形態では、ディスクIDとして8桁の数字を用いているが、これに限られるものではなく、8桁以外であっても良い。また、数字だけでなく、例えば数字、アルファベット及び記号などが組み合わされても良い。
【0117】
また、上記第1の実施形態では、光ディスクを特定する同定情報としてディスクIDを用いる場合について説明したが、これに限らず、例えばベンダー情報を用いても良い。
【0118】
また、上記第1の実施形態では、光源温度と最適な記録パワーとの相関関係を一次式で近似する場合について説明したが、これに限らず多項式で近似しても良い。さらに、近似演算ではなく、例えば補間演算を行っても良い。要するに、検出された光源温度に対応する最適な記録パワーが精度良く求まれば良い。
【0119】
また、上記第1の実施形態では、記録条件を設定する度に光源温度と最適な記録パワーとの関係を求める場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。例えば新たな履歴情報を取得したときに光源温度と最適な記録パワーとの関係を求めておき、記録条件を設定するときには、予め得られている光源温度と最適な記録パワーとの関係を利用しても良い。これにより、処理時間を短縮することができる。
【0120】
また、上記第1の実施形態では、第1の記録条件決定プログラムは、ROM39に記録されているが、他の記録媒体(CD−ROM、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク等)に記録されていても良い。この場合には、各記録媒体に対応するドライブ装置を付加し、各ドライブ装置から第1の記録条件設定プログラムをインストールすることとなる。要するに、第1の記録条件設定プログラムがCPU40のメインメモリにロードされれば良い。
【0121】
なお、例えば使用される光ディスクの種類が限定されている場合には、ディスクIDの取得を省略しても良い。この場合について第2の実施形態として以下に説明する。
【0122】
《第2の実施形態》
以下、本発明の第2の実施形態を図7及び図8に基づいて説明する。
【0123】
この第2の実施形態は、最適な記録条件を設定する方法が上記第1の実施形態と異なる点に特徴を有する。なお、その他、光ピックアップ装置、光ディスク装置の構成などは、前述した第1の実施形態と同様である。従って、以下においては、第1の実施形態との相違点を中心に説明するとともに、前述した第1の実施形態と同一若しくは同等の構成部分については同一の符号を用いるとともに、その説明を簡略化し若しくは省略するものとする。また、前提条件は上記第1の実施形態と同様であるものとする。
【0124】
そこで、ROM39には、上記第1の記録条件設定プログラムの代わりに、第2の記録条件設定プログラムが格納されている
【0125】
この場合に記録パワーを設定する処理について図7を用いて説明する。図7のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
【0126】
最初のステップ501では、温度センサ42の出力信号に基づいて光源温度を検出する。
【0127】
次のステップ503では、検出された光源温度をキーとして、フラッシュメモリ43に格納されている温度−パワーテーブルを検索し、同一光源温度のレコードが存在するか否かを判断する。ここで、レコードが存在すれば、ステップ503での判断は肯定されステップ505に移行する。
【0128】
このステップ505では、検出された光源温度と同一光源温度のレコードを抽出する。
【0129】
次のステップ507では、抽出したレコードから最適な記録パワーを求める。
【0130】
次のステップ509では、求めた最適な記録パワーをパワー設定回路24cに出力する。これにより、記録パワーが設定される。そして、記録パワーを設定する処理を終了する。
【0131】
一方、ステップ503において、検出された光源温度と同一光源温度のレコードが存在しなければ、ステップ503での判断は否定されステップ521に移行する。
【0132】
このステップ521では、温度−パワーテーブルに記録されている履歴情報に基づいて、光源温度と最適な記録パワーとの相関関係を示す近似式を例えば最小自乗法によって求める。なお、近似演算ではなく、例えば補間演算を行っても良い。要するに、検出された光源温度に対応する最適な記録パワーが精度良く算出できれば良い。
【0133】
次のステップ523では、上記近似式に検出された光源温度を当てはめて、その光源温度に対応する最適な記録パワーを求める。そして、ステップ509に移行する。
【0134】
上記の如くして最適な記録パワーが決定されると、ホストからのデータを指定された記録領域に記録するための記録処理に移行する。そこで、この記録処理に伴って行われる記録パワーの修正処理について図8を用いて説明する。図8のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。記録パワーを設定する処理が終了し、記録処理に移行すると、図8のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、記録パワーの修正処理がスタートする。なお、予めOPCを実施した際に検出された目標反射率がフラッシュメモリ43に格納されているものとする。
【0135】
最初のステップ601では、データの記録が終了したか否かを判断する。ここでは、まだデータの記録は行われていないので、ステップ601での判断は否定されステップ603に移行する。
【0136】
このステップ603では、再生信号処理回路28を介して、データが記録された記録領域の反射率を検出する。
【0137】
次のステップ605では、検出された反射率とフラッシュメモリ43に格納されている目標反射率とを比較し、記録パワーの修正が必要であるか否かを判断する。ここでは、検出された反射率と目標反射率との差が所定の値以上であれば、記録パワーの修正が必要であるとして、ステップ605での判断は肯定され、ステップ607に移行する。
【0138】
このステップ607では、検出された反射率と目標反射率とがほぼ一致するように記録パワーを修正し、パワー設定回路24cに出力する。なお、検出された反射率と目標反射率との差と、記録パワーの修正量との関係は、予め実験などで求められ、フラッシュメモリ43に格納されているものとする。
【0139】
次のステップ609では、温度センサ42の出力信号に基づいて光源温度を検出する。
【0140】
次のステップ611では、ディスクIDとともに、検出された光源温度と修正された記録パワーとを温度−パワーテーブルに追加する。そして、ステップ601に戻る。これにより、履歴情報が増加することとなる。なお、この場合には、検出された反射率を履歴情報に加えても良い。
【0141】
一方、ステップ605において、検出された反射率と目標反射率との差が所定の値以上でなければ、記録パワーの修正は不要であるとして、ステップ605での判断は否定され、ステップ601に戻る。
【0142】
また、ステップ601において、記録終了であれば、ステップ601での判断は肯定され、記録パワーの修正処理を終了する。
【0143】
以上の説明から明らかなように、本第2の実施形態に係る光ディスク装置では、CPU40及び該CPU40によって実行されるプログラムとによって、履歴取得手段、履歴記録手段、判断手段、第1の記録パワー取得手段、及び第2の記録パワー取得手段が構成されている。すなわち、図8のステップ603、ステップ607及びステップ609の処理によって履歴取得手段が、図8のステップ611の処理によって履歴記録手段が、図7のステップ501及びステップ503の処理によって判断手段が、図7のステップ505、ステップ507及びステップ509の処理によって第1の記録パワー取得手段が、図7のステップ521、ステップ523及びステップ509の処理によって第2の記録パワー取得手段が、それぞれ構成されている。そして、上記第1の実施形態と同様にして、記録処理及び再生処理が行われる。
【0144】
また、本第2の実施形態では、ROM39にインストールされているプログラムのうち、図7及び図8のフローチャートで示される処理に対応するプログラムによって前記第2の記録条件設定プログラムが構成されている。
【0145】
そして、図8のステップ603、ステップ607及びステップ609の処理によって請求項7に記載の発明に係る記録条件設定方法の第1工程が実施され、図8のステップ611の処理によって第2工程が実施され、図7のステップ501及びステップ503の処理によって第3工程が実施され、図7のステップ505、ステップ507及びステップ509の処理によって第4工程が実施されている。また、図7のステップ521、ステップ523及びステップ509の処理によって請求項8に記載の発明に係る記録条件設定方法の第5工程が実施されている。
【0146】
以上説明したように、本第2の実施形態に係る光ディスク装置及び記録条件設定方法によると、光ディスクに対する情報の記録時には、光ディスクからの反射光の受光結果に基づいて最適な記録パワーが求められるとともに、そのときの光源温度が検出される。そして、求められた最適な記録パワーとそれに対応する光源温度とがフラッシュメモリ43に記録される。それにより、フラッシュメモリ43には、情報の記録が行われる度に、最適な記録パワーとそれに対応する光源温度とが履歴情報として蓄積されることとなる。さらに、情報の記録開始前には、光源温度が検出され、その光源温度がフラッシュメモリ43に記録されている光源温度のいずれかと一致するか否かが判断される。その判断の結果、一致している場合には、検出された光源温度に対応する最適な記録パワーがフラッシュメモリ43から抽出され、記録条件として設定される。従って、情報の記録開始前に検出された光源温度が、前回記録条件を設定したときの光源温度と異なっていても、試し書き領域を消費することなく、新たに最適な記録条件を設定することができる。また、情報の記録開始前に試し書きを行う必要がないため、迅速に記録処理に移行することができる。さらに、豊富な履歴情報をフラッシュメモリ43に有しているために、検出された光源温度がフラッシュメモリ43に記録されている光源温度のいずれかと一致する確率が高くなる。その結果として、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることが可能となる。
【0147】
また、本第2の実施形態によると、検出された光源温度がフラッシュメモリ43に記録されている光源温度のいずれかと一致していない場合には、フラッシュメモリ43に記録されている光源温度と最適な記録パワーとの複数組の組み合わせに基づいて、検出された光源温度に対応する最適な記録パワーを推定し、その最適な記録パワーを記録条件として設定している。これにより、光ディスクに情報を記録する際の光源温度に対応する履歴情報が存在しない場合であっても、精度良く記録パワーを求めることができる。
【0148】
また、本第2の実施形態によると、最適な記録パワー、光源温度と共にディスクIDをフラッシュメモリ43に記憶している。これにより、例えば光ディスク装置20の電源がオフ・オンされたり、光ディスク15が一旦取り出された後に、再度光ディスク装置20にセットされた場合であっても、OPCを再度実施する必要がないため、試し書き領域の消費を減らすことができる。
【0149】
また、本第2の実施形態に係る光ディスク装置によると、記録条件を設定する際に、光源温度に応じて最適な記録パワーを求めているために、結果として記録品質に優れた記録を安定して行うことが可能となる。
【0150】
なお、上記第2の実施形態では、検出した光源温度と一致する光源温度の履歴情報がないときには、その度に光源温度と最適な記録パワーとの関係を求める場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。例えば新たな履歴情報を取得したときに光源温度と最適な記録パワーとの関係を求めておき、記録パワーを設定するときには、予め求められている光源温度と最適な記録パワーとの関係を利用しても良い。これにより、処理時間を短縮することができる。
【0151】
また、上記第2の実施形態では、情報の記録時の光ディスクからの反射光の受光結果に基づいて得られた最適な記録パワーと、そのときの光源温度とが履歴情報としてフラッシュメモリに記録する場合について説明したが、更にOPCを実行したときの得られた最適な記録パワーと、そのときの光源温度とを履歴情報としてフラッシュメモリに記録しても良い。これにより更に履歴情報が増加することとなり、記録条件の精度を向上させることができる。
【0152】
また、上記第2の実施形態では、第2の記録条件決定プログラムは、ROM39に記録されているが、他の記録媒体(CD−ROM、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク等)に記録されていても良い。この場合には、各記録媒体に対応するドライブ装置を付加し、各ドライブ装置から第2の記録条件設定プログラムをインストールすることとなる。要するに、第2の記録条件設定プログラムがCPU40のメインメモリにロードされれば良い。
【0153】
なお、上記各実施形態では、記録条件として記録パワーを決定する場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。例えばパルス形状を決定する場合に本発明を適用しても良い。
【0154】
また、上記各実施形態では、記憶手段としてフラッシュメモリを用いる場合について説明したが、これに限らず、例えばEEPROMなどであっても良い。要するに、不揮発性を有するメモリであれば良い。
【0155】
また、上記各実施形態では、情報の記録及び再生が可能な光ディスク装置について説明したが、これに限らず、情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも記録が可能な光ディスク装置であれば良い。
【0156】
また、上記各実施形態では、光源が1つの場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。例えば波長が405nmの光束を出射する光源、波長が650nmの光束を出射する光源及び波長が780nmの光束を出射する光源のうち少なくとも2つの光源が用いられても良い。
【0157】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る記録条件設定方法によれば、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることができるという効果がある。
【0158】
また、、本発明に係るプログラム及び記録媒体によれば、情報記録装置の制御用コンピュータにて実行され、記録品質の低下を抑制し、良好な記録品質を安定して得ることができるという効果がある。
【0159】
また、本発明に係る情報記録装置によれば、記録品質に優れた記録を安定して行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1における光ピックアップ装置の詳細構成を説明するためのブロック図である。
【図3】図1におけるレーザコントロール回路の詳細構成を説明するためのブロック図である。
【図4】フラッシュメモリに格納されている温度−パワーテーブルの一例を説明するための図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る記録条件設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】光源温度と最適な記録パワーとの相関関係を説明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る記録条件設定処理(その1)を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る記録条件設定処理(その2)を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
15…光ディスク(情報記録媒体)、20…光ディスク装置(情報記録装置)、39…ROM(記録媒体)、40…CPU(同定情報取得手段、履歴情報取得手段、記録パワー設定手段、記録手段、第1の判断手段、同定情報記録手段、温度範囲設定手段、第2の判断手段、第1の設定手段、履歴取得手段、履歴記録手段、判断手段、第1の記録パワー取得手段、第2の記録パワー取得手段)、42…温度センサ(温度検出手段)、43…フラッシュメモリ(記憶手段)。

Claims (32)

  1. 光源から出射された光束を用いて情報記録媒体に情報を記録する際の記録条件を設定する記録条件設定方法であって、
    前記情報記録媒体に予め記録されている前記情報記録媒体を同定するための同定情報を取得する第1工程と;
    前記第1工程で取得された同定情報に基づいて、情報記録媒体毎に、予め試し書きによって取得された最適な記録パワーと前記試し書きのときの前記光源近傍の温度情報とが履歴情報として予め記録されているテーブルを検索し、前記同定情報に対応する情報記録媒体の履歴情報を取得する第2工程と;
    前記光源近傍の温度情報を検出する第3工程と;
    前記第2工程で取得された履歴情報と前記第3工程で検出された温度情報とに基づいて、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーを求め、その記録パワーを前記記録条件として設定する第4工程と;を含む記録条件設定方法。
  2. 前記第1工程に先だって、
    前記情報記録媒体に前記同定情報が記録されているか否かを判断する第5工程と;
    その判断の結果として前記同定情報が記録されていない場合に、新たな同定情報を作成し、その同定情報を前記情報記録媒体の所定位置に記録する第6工程と;を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の記録条件設定方法。
  3. 前記第2工程では、異なる温度情報に対応する履歴情報を取得し、
    前記第4工程では、前記第2工程で取得された履歴情報を用いて所定の演算を行い、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーを求めることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録条件設定方法。
  4. 前記演算は、近似演算又は補間演算であることを特徴とする請求項3に記載の記録条件設定方法。
  5. 前記第4工程に先だって、
    前記第2工程で取得された履歴情報に基づいて有効温度範囲を設定する第7工程と;
    前記第3工程で検出された温度情報から得られた温度が前記有効温度範囲内に含まれるか否かを判断する第8工程と;
    その判断の結果として前記温度が前記有効温度範囲内に含まれない場合に、前記情報記録媒体の所定位置に試し書きを行い、最適な記録パワーを取得するとともに、その最適な記録パワーを前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第9工程と;を更に含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の記録条件設定方法。
  6. 前記光源近傍の温度情報を取得し、その温度情報と前記第9工程で取得された最適な記録パワーと前記同定情報とを対応付けて、履歴情報として前記テーブルに追加する第10工程を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の記録条件設定方法。
  7. 光源から出射された光束を用いて情報記録媒体に情報を記録する際の記録条件を設定する記録条件設定方法であって、
    前記情報記録媒体に対する試し書きの結果、又は情報の記録時の前記情報記録媒体からの反射光の受光結果に基づいて前記光源の最適な記録パワーと、そのときの前記光源近傍の温度情報とを求める第1工程と;
    前記第1工程で求められた最適な記録パワーとそれに対応する温度情報とをメモリに記録する第2工程と;
    前記情報記録媒体に対する情報の記録開始前に、前記光源近傍の温度情報を検出し、その温度情報が前記メモリに記録されている温度情報のいずれかと一致するか否かを判断する第3工程と;
    前記判断の結果、一致している場合には、前記温度情報に対応する前記メモリに記録されている最適な記録パワーを、前記記録条件として設定する第4工程と;を含む記録条件設定方法。
  8. 前記判断の結果、一致していない場合には、前記メモリに記録されている前記温度情報と最適な記録パワーとの複数組の組み合わせに基づいて、前記第3工程で検出された前記光源近傍の温度情報に対応する最適な記録パワーを推定し、その最適な記録パワーを前記記録条件として設定する第5工程を更に含むことを特徴とする請求項7に記載の記録条件設定方法。
  9. 前記推定は、前記温度情報と最適な記録パワーとの複数組の組み合わせを用いた近似計算又は補間計算によって行われることを特徴とする請求項8に記載の記録条件設定方法。
  10. 前記第2工程では、前記最適な記録パワー、温度情報と共に前記情報記録媒体の識別情報を前記メモリに記憶することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の記録条件設定方法。
  11. 光源から出射された光束を用いて情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置で用いられるプログラムであって、
    前記情報記録媒体に予め記録されている前記情報記録媒体を同定するための同定情報を取得する第1の手順と;
    前記第1の手順で取得された同定情報に基づいて、情報記録媒体毎に、予め試し書きによって取得された最適な記録パワーと前記試し書きのときの前記光源近傍の温度情報とが履歴情報として予め記録されているテーブルを検索し、前記同定情報に対応する情報記録媒体の履歴情報を取得する第2の手順と;
    前記光源近傍の温度情報を検出する第3の手順と;
    前記第2の手順で取得された履歴情報と前記第3の手順で検出された温度情報とに基づいて、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーを求める第4の手順と;を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラム。
  12. 前記第1の手順に先だって、
    前記情報記録媒体に前記同定情報が記録されているか否かを判断する第5の手順と;
    その判断の結果として前記同定情報が記録されていない場合に、新たな同定情報を作成し、その同定情報を前記情報記録媒体の所定位置に記録する第6の手順と;を前記制御用コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記第2の手順として、異なる温度情報に対応する履歴情報を取得する手順を前記制御用コンピュータに実行させ、
    前記第4の手順として、前記第2の手順で取得された履歴情報を用いて所定の演算を行い、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーを求める手順を前記制御用コンピュータに実行させることを特徴とする請求項8又は9に記載のプログラム。
  14. 前記演算は、近似演算又は補間演算であることを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記第4の手順に先だって、
    前記第2の手順で取得された履歴情報に基づいて有効温度範囲を設定する第7の手順と;
    前記第3の手順で検出された温度情報から得られた温度が前記有効温度範囲内に含まれるか否かを判断する第8の手順と;
    その判断の結果として前記温度が前記有効温度範囲内に含まれない場合に、前記情報記録媒体の所定位置に試し書きを行い、最適な記録パワーを取得するとともに、その最適な記録パワーを前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第9の手順と;を前記制御用コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項11〜14のいずれか一項に記載のプログラム。
  16. 前記光源近傍の温度情報を取得し、その温度情報と前記第9の手順で取得された最適な記録パワーと前記同定情報とを対応付けて、履歴情報として前記テーブルに追加する第10の手順を前記制御用コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  17. 光源から出射された光束を用いて情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置で用いられるプログラムであって、
    前記情報記録媒体に対する試し書きの結果、又は情報の記録時の前記情報記録媒体からの反射光の受光結果に基づいて前記光源の最適な記録パワーと、そのときの前記光源近傍の温度情報とを求める第1の手順と;
    前記第1の手順で求められた最適な記録パワーとそれに対応する温度情報とをメモリに記録する第2の手順と;
    前記情報記録媒体に対する情報の記録開始前に、前記光源近傍の温度情報を検出し、その温度情報が前記メモリに記録されている温度情報のいずれかと一致するか否かを判断する第3の手順と;
    前記判断の結果、一致している場合には、前記温度情報に対応する前記メモリに記録されている最適な記録パワーを、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第4の手順と;を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラム。
  18. 前記判断の結果、一致していない場合には、前記メモリに記録されている前記温度情報と最適な記録パワーとの複数組の組み合わせに基づいて、前記第3の手順で検出された前記光源近傍の温度情報に対応する最適な記録パワーを推定し、その最適な記録パワーを前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第5の手順を前記制御用コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記推定は、前記温度情報と最適な記録パワーとの複数組の組み合わせを用いた近似計算又は補間計算によって行われることを特徴とする請求項18に記載のプログラム。
  20. 前記第2の手順として、前記最適な記録パワー、温度情報と共に前記情報記録媒体の識別情報を前記メモリに記憶する手順を前記制御用コンピュータに実行させることを特徴とする請求項17〜19のいずれか一項に記載のプログラム。
  21. 請求項11〜20のいずれか一項に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  22. 光源から出射された光束を用いて情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、
    情報記録媒体毎に、予め試し書きによって取得された最適な記録パワーと前記試し書きのときの前記光源近傍の温度情報とを含む履歴情報が記録されたテーブルが格納された記憶手段と;
    前記光源近傍の温度情報を検出する温度検出手段と;
    前記情報記録媒体に予め記録されている前記情報記録媒体を同定するための同定情報を取得する同定情報取得手段と;
    前記同定情報取得手段で取得された同定情報に基づいて、前記テーブルを検索し、前記同定情報に対応する情報記録媒体の履歴情報を取得する履歴情報取得手段と;
    前記温度検出手段で検出された温度情報と前記履歴情報取得手段で取得された履歴情報とに基づいて、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーを求め、その記録パワーを記録条件として設定する記録パワー設定手段と;
    前記記録パワー設定手段で設定された記録条件に基づいて前記情報記録媒体に情報を記録する記録手段と;を備える情報記録装置。
  23. 前記情報記録媒体に前記同定情報が記録されているか否かを判断する第1の判断手段と;
    その判断の結果として前記同定情報が記録されていない場合に、新たな同定情報を作成し、その同定情報を前記情報記録媒体の所定位置に記録する同定情報記録手段と;を更に備えることを特徴とする請求項22に記載の情報記録装置。
  24. 前記記録パワー設定手段は、前記履歴情報取得手段で取得された履歴情報を用いて所定の演算を行い、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーを求めることを特徴とする請求項22又は23に記載の情報記録装置。
  25. 前記演算は、近似演算又は補間演算であることを特徴とする請求項24に記載の情報記録装置。
  26. 前記記録パワー設定手段は、
    前記履歴情報取得手段で取得された履歴情報に基づいて有効温度範囲を設定する温度範囲設定手段と;
    前記温度検出手段で検出された温度情報から得られた温度が前記有効温度範囲内に含まれるか否かを判断する第2の判断手段と;
    その判断の結果として前記温度が前記有効温度範囲内に含まれる場合に、前記温度検出手段で検出された温度情報に対応する記録パワーを前記履歴情報に基づいて算出し、その算出結果を前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第1の設定手段と;
    前記判断の結果として前記温度が前記有効温度範囲内に含まれない場合に、前記情報記録媒体の所定位置に試し書きを行い、最適な記録パワーを取得するとともに、その最適な記録パワーを前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第2の設定手段と;を備えることを特徴とする請求項23に記載の情報記録装置。
  27. 前記第2の設定手段は、前記温度検出手段を介して前記試し書きを行った際の前記光源近傍の温度情報を取得し、その温度情報と前記試し書きによって取得された最適な記録パワーと前記同定情報とを対応付けし、履歴情報として前記テーブルに追加することを特徴とする請求項26に記載の情報記録装置。
  28. 光源から出射された光束を用いて情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、
    記憶手段と;
    前記光源近傍の温度情報を検出する温度検出手段と;
    前記情報記録媒体に対する試し書きの結果、又は情報の記録時の前記情報記録媒体からの反射光の受光結果に基づいて前記光源の最適な記録パワーと、そのときの前記光源近傍の温度情報とを求める履歴取得手段と;
    前記履歴取得手段で求められた最適な記録パワーとそれに対応する温度情報とを前記記憶手段に記録する履歴記録手段と;
    前記情報記録媒体に対する情報の記録開始前に、前記温度検出手段を介して前記光源近傍の温度情報を検出し、その温度情報が前記記憶手段に記録されている温度情報のいずれかと一致するか否かを判断する判断手段と;
    前記判断の結果、一致している場合には、前記温度情報に対応する前記記憶手段に記録されている最適な記録パワーを、前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第1の記録パワー取得手段と;を備える情報記録装置。
  29. 前記判断の結果、一致していない場合には、前記記憶手段に記録されている前記温度情報と最適な記録パワーとの複数組の組み合わせに基づいて、前記温度検出手段で検出された前記光源近傍の温度情報に対応する最適な記録パワーを推定し、その最適な記録パワーを前記情報記録媒体に情報を記録する際の記録パワーとする第2の記録パワー取得手段を更に備えることを特徴とする請求項28に記載の情報記録装置。
  30. 前記推定は、前記温度情報と最適な記録パワーとの複数組の組み合わせを用いた近似計算又は補間計算によって行われることを特徴とする請求項29に記載の情報記録装置。
  31. 前記履歴記録手段は、前記最適な記録パワー、温度情報と共に前記情報記録媒体の識別情報を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項28〜30のいずれか一項に記載の情報記録装置。
  32. 前記記憶手段は不揮発性のメモリであることを特徴とする請求項22〜31のいずれか一項に記載の情報記録装置。
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