JP2004185650A - データ記録装置及びデータ記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】最小限ブランクモードにより論理的にブランクにされたDVD−RWに対する追記を可能にするデータ記録装置を提供すること。
【解決手段】DVD−RWの媒体に対して、異なる強度の光ビームを照射し、前記媒体の相変化記録層を第1のデータ記録状態、第2のデータ記録状態、及びデータ未記録状態に変化させ目的のデータを記録又は消去する記録消去手段(10、22、23)と、追記指示に対応して目的のデータを追記するとき、前記記録消去手段により異なる強度の光ビームを照射し、前記相変化記録層を前記第1のデータ記録状態及び第2のデータ記録状態に変化させ目的のデータを記録し、目的のデータの記録終端から所定長にわたり前記相変化記録層を前記データ未記録状態に変化させる追記制御手段(26)とを備えている。
【選択図】 図4
【解決手段】DVD−RWの媒体に対して、異なる強度の光ビームを照射し、前記媒体の相変化記録層を第1のデータ記録状態、第2のデータ記録状態、及びデータ未記録状態に変化させ目的のデータを記録又は消去する記録消去手段(10、22、23)と、追記指示に対応して目的のデータを追記するとき、前記記録消去手段により異なる強度の光ビームを照射し、前記相変化記録層を前記第1のデータ記録状態及び第2のデータ記録状態に変化させ目的のデータを記録し、目的のデータの記録終端から所定長にわたり前記相変化記録層を前記データ未記録状態に変化させる追記制御手段(26)とを備えている。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、追記可能な記憶媒体、特にDVD−RWに対してデータを記録するデータ記録装置及びデータ記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、DVD−R、CD−Rのようなライトワンスの光ディスク、DVD−RW、CD−RWのような書き換え可能型の光ディスクが普及しつつある。ドライブ装置は、これら光ディスクに対して追記モードによりデータを追記することができる。DVDのような光ディスクに対する追記モードは Incremental Recording Mode と呼ばれ、CDのような光ディスクに対する追記モードは Packet Write Mode と呼ばれる。ドライブ装置が、過去に追記モードによりデータが追記された光ディスクを受け取り、さらに追記モードによりデータを追記しようとする場合、この光ディスク上の記録済み領域と未記録領域の境界ポイントを正確に検索する必要がある。検索された境界ポイントを示すアドレス、つまりNWA(Next Writeable Address 情報)は、ホストコンピュータに通知される。
【0003】
DVD−R、CD−Rのようなライトワンスの光ディスクの場合、記録済み領域と未記録領域の境界ポイントを検索するのは比較的容易であり、正確に境界ポイントを検索することが可能である。DVD−RW、CD−RWのような書き換え可能型の光ディスクであっても、一旦、全面に亘ってデータが物理的に消去されたディスク(Full Blank Disc)であれば、記録済み領域と未記録領域の境界ポイントを検索するのは比較的容易であり、正確に境界ポイントを検索することが可能である。
【0004】
一方、DVD−RW、CD−RWのような書き換え可能型の光ディスクの場合、データ記録済みのディスクを再びブランク状態にする方法としては、以下の二つがある。
【0005】
1、フルブランクモード(Full Blank Mode):ディスク全面に亘り記録されたデータすべてを物理的に消去する。
【0006】
2、最小限ブランクモード(Minimally Blank Mode):ディスクの内周部の特定情報(Track/Rzone情報とLead−In領域の情報)のみ消去するクイックなモードである。ディスクのデータ領域は実際には消去されていない。つまり、論理的な消去モードとも言える。
【0007】
最小限ブランクモードは、フルブランクモードに比べて、圧倒的に短時間でディスクをブランク状態とすることができる点で優れている。しかし、最小限ブランクモードでは、ディスクの内周部の特定情報(Track/Rzone情報とLead−In領域の情報)のみが消去され、論理的にブランク状態にされたものに過ぎない。つまり、ディスクのユーザ領域のデータは残ったままである。
【0008】
このような最小限ブランクモードにより処理されたディスクは、ブランクにする前の使用状況によって記録量がまちまちである。また、ディスクの記録済みの領域と未記録領域の境界ポイントが複数存在する場合もある。このため、ディスクの記録済みの領域と未記録領域の境界ポイントを正確に検索してNWAを正確に知ることができないことがある。
【0009】
このような事態を防止するため、最小限ブランクモードにより処理されたディスクに対しては、追記モードで記録することは実際には不可能である。どうしても追記モードで記録を行う場合には、最小限ブランクモードではなく、フルブランクモードでディスクの全面消去が必要である。
【0010】
また、従来技術として、光ディスクのトラックを複数のパケットに分割してデータを書き込むとき、データを書き込んだ最終パケットの最終ブロックに続けて所定数の消去ブロックを書き込み、最終ブロックの次のブロックが所定数の消去ブロックであるパケットをトラックの最終パケットとして認識する技術が開示されている(特許文献1)。
【特許文献1】
特開2000−30369
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、DVD−RWの場合、上記したように消去ブロックを書き込んでも、消去ブロックのデータとユーザデータとが見分けられなくなる可能性がある。その結果、記録済みの領域と未記録領域の境界ポイントを正確に検索できなくなるおそれがある。
【0012】
この発明の目的は、上記したような事情に鑑み成されたものであって、最小限ブランクモードにより論理的にブランクにされたDVD−RWに対する追記を可能にするデータ記録装置及びデータ記録方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、この発明のデータ記録装置及びデータ記録方法は、以下のように構成されている。
【0014】
(1)この発明のデータ記録装置は、DVD−RWの媒体に対して、異なる強度の光ビームを照射し、前記媒体の相変化記録層を第1のデータ記録状態、第2のデータ記録状態、及びデータ未記録状態に変化させ目的のデータを記録又は消去する記録消去手段と、追記指示に対応して目的のデータを追記するとき、前記記録消去手段により異なる強度の光ビームを照射し、前記相変化記録層を前記第1のデータ記録状態及び第2のデータ記録状態に変化させ目的のデータを記録し、目的のデータの記録終端から所定長にわたり前記相変化記録層を前記データ未記録状態に変化させる追記制御手段とを備えている。
【0015】
(2)この発明のデータ記録方法は、DVD−RWの媒体に対して、追記指示に対応して目的のデータを追記するとき、異なる強度の光ビームを照射し、前記媒体の相変化記録層を第1のデータ記録状態及び第2のデータ記録状態に変化させ目的のデータを記録し、目的のデータの記録終端から所定長にわたり、所定の強度の光ビームを照射し、前記相変化記録層をデータ未記録状態に変化させる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1〜図3を参照して、追記処理について説明する。図1は、DVD−RW等の書き換え可能型のディスクに対して、図4に示すデータ記録装置によりデータを追記したときのディスク上のデータ記録状況を示す図である。図2は、図1に示すディスクに対して、図4に示すデータ記録装置によりさらにデータを追記したときのディスク上のデータ記録状況を示す図である。図3は、図4に示すデータ記録装置によりデータが追記されたディスクに対して、さらにデータを追記するときに、ブランク領域を検索する行程を説明するための図である。
【0018】
図1に示すように、DVD−RWディスクは、RMA(Recordable ManagmentArea)、リードイン(Lead−in)領域、ユーザデータ領域を備えている。さらに詳しく言うと、RMAはディスクの最内周に配置されており、Lead−in領域はRMAの外側に配置されており、ユーザデータ領域はLead−in領域の外側に配置されている。
【0019】
RMA領域は、管理/識別情報が記録される領域であり、RMDと呼ばれるRzone情報を記録する領域も含む。Lead−in領域は、DVD−ROMディスクとの再生互換を保つための領域である。ユーザデータ領域は、実際のユーザデータが記録される領域である。
【0020】
DVD−RWディスクに対してフルブランクモードによる消去が実行されると、RMAの一部の領域、Lead−in領域の全て、及びユーザデータ領域の全てが消去される。DVD−RWディスクに対して最小限ブランクモードによる消去が実行されると、実際に消去されるのはRMAの一部の領域、とLead−in領域の全てが消去され、ユーザデータ領域はそのままの状態である。
【0021】
図1に示すように、DVD−RWディスクに追記モード(Incremental Recording Mode)で記録する場合、ホストからライトコマンドにて指定された領域aにユーザデータが記録され、領域aの最後部に続いて所定長の領域bが消去される。つまり、DVD−RWに対して異なる強度の光ビームが照射され、領域aには「1」又は「0」のデータが記録され、領域bはデータ未記録状態(ブランク状態)となる。
【0022】
次に新たにホストから追記のライトコマンドが発行されると、所定長の領域bの一端からこの領域bの他端に向けてユーザデータが追記され、ユーザデータの記録が終了したポイントに続いて所定長の領域dが消去される。つまり、図2に示すように、領域aに続く領域cにユーザデータが記録され、領域cに続いて所定長の領域dが配置されることになる。領域cには「1」又は「0」のデータが記録され、領域dはデータ未記録状態(ブランク状態)となっている。
【0023】
上記したように、DVD−RWに対する消去は、物理的消去(Physical ELASE)であり、消去された領域は、データ未記録状態(ブランク状態)となる。これに対して、CD−RWに対する消去は、特定のERASEパターンによる記録である。CD−RWに対する消去で用いられる特定のERASEパターンは、DVD−RWのユーザデータとして存在し得るパターンである。そのため、DVD−RWに対する消去に、このような特定のERASEパターンを用いることはできない。なぜなら、特定のERASEパターンと実際のデータ(ユーザデータ)とが混同されてしまうためである。
【0024】
上記したように、DVD−RWに対してユーザデータを追記する毎に、ユーザデータの記録領域の最後尾から所定長の領域を消去する。つまり、ユーザデータの記録領域の最後尾から所定長にわたる領域をデータ未記録状態(ブランク状態)とする。これにより、ディスクの最も内側に存在するデータ未記録領域(ブランク領域)の先頭が、常に記録済み領域と未記録領域の境界ポイントとなる。従って、この最も内側に存在するデータ未記録領域(ブランク領域)を検索することにより、正確にNWAを判定することが可能となる。
【0025】
次に、図3を参照して、図1及び図2に示すような追加記録がなされたディスクから、記録済み領域と未記録領域の境界ポイントを検索する手法について説明する。ユーザデータ領域の最内周の先頭を起点として、所定長の単位で、外周側に向かってデータ未記録領域(ブランク領域)を検索する。つまり、データ未記録領域(ブランク領域)の単位で、スキップしながら、データ未記録領域(ブランク領域)を検索する。(所定長のデータ未記録領域)≧(検索時のスキップ間隔)の関係を保つことにより、データ未記録領域(ブランク領域)を見逃すことなく、効率よく検索することができる。また、前回のNWAを保持している場合は、NWAを起点として、所定長の単位で、外周側に向かってデータ未記録領域(ブランク領域)を検索すればよい。
【0026】
データ未記録領域(ブランク領域)が検知されたら、データ未記録領域(ブランク領域)が検知されたサーチポイント(P1)とひとつ前のサーチポイント(P0)との間で二分検索を行い、記録済み領域と未記録領域の境界ポイントを識別する。これにより、短時間で、境界ポイントを識別することができる。
【0027】
次に、図4を参照して、この発明の一例に係る光ディスク装置(データ記録装置)の概略構成について説明する。この光ディスク装置は、例えば、CD−R、CD−RW、DVD−R、及びDVD−RW等の光ディスクDに情報を記録したり、これら光ディスクDに記録されたデータを再生したりする。
【0028】
図4に示すように、光ディスク装置は、光ピックアップ10、変調回路21、記録制御部22、レーザ制御回路23、信号処理回路24、復調回路25、追記制御部26、アクチュエータ27、フォーカストラッキング制御部30を備えている。
【0029】
また、光ピックアップ10は、レーザ11、コリメートレンズ12、偏光ビームスプリッタ(以下PBS)13、4分の1波長板14、対物レンズ15、集光レンズ16、光検出器17を備えている。
【0030】
また、フォーカストラッキング制御部30は、フォーカスエラー信号生成回路31、フォーカス制御回路32、トラッキングエラー信号生成回路33、トラッキング制御回路34を備えている。
【0031】
まず、この光ディスク装置による光ディスクDに対する情報の記録について説明する。先に、一般的な記録について説明し、続けて追記について説明する。変調回路21は、所定の変調方式に従ってホストから提供される記録情報(データシンボル)をチャネルビット系列に変調する。記録情報に対応したチャネルビット系列は、記録制御部22に入力される。記録制御部22は、アクチュエータ27に制御信号を出力し、目的の記録位置に光ビームが適切に集光されるように光ピックアップを駆動させる。さらに、記録制御部22は、チャネルビット系列をレーザ制御回路23に供給する。レーザ制御回路23は、チャネルビット系列をレーザ駆動波形に変換し、レーザ11を駆動させる。つまり、レーザ制御回路23は、レーザ11をパルス駆動させる。これに伴い、レーザ11は、所望のビット系列に対応した記録用の光ビームを照射する。例えば、チャネルビット系列「1」及びチャネルビット系列「0」に対応して異なる強度の光ビームを照射する。レーザ11から照射された記録用の光ビームは、コリメートレンズ12で平行光となり、PBS13に入射し、透過する。PBS13を透過したビームは、4分の1波長板14を透過し、対物レンズ15により光ディスクDの情報記録面に集光される。集光された記録用の光ビームは、フォーカス制御回路32並びにアクチュエータ27によるフォーカス制御、及びにトラッキング制御回路34並びにアクチュエータ27によるトラッキング制御により、記録面上に最良の微小スポットが得られる状態で維持される。例えば、DVD−RWの媒体の記録面は相変化記録層で形成されており、記録面上に照射される微小スポットにより、相変化記録層が第1のデータ記録状態(例えば「0」が記録された状態)及び第2のデータ記録状態(例えば「1」が記録された状態)に変化され、目的のデータが記録される。
【0032】
追記制御部26は、ホストからの追記指示を受けると、追記制御を実行する。図5は、追記制御の流れを示すフローチャートである。即ち、追記制御部26は、図5に示すように、ホストからの追記指示に対応して(ST1、YES)、追記開始ポイントを検索する(ST2)。つまり、追記制御部26は、フォーカストラッキング制御部30に対して追記開始ポイントの検索を指示し、信号処理回路24からの出力をモニタし、データ未記録領域(ブランク領域)を検知する。続いて、追記制御部26は、上記した二分検索により、記録済み領域と未記録領域の境界ポイントを識別する。この境界ポイントが追記開始ポイントである。追記制御部26は、記録制御部22に記録許可を指示し、追記開始ポイントから目的のデータを追記させる(ST3)。目的のデータの追記が完了すると、追記制御部26は、記録制御部22にデータ未記録領域(ブランク領域)の配置を指示し、目的のデータの記録終端から所定長にわたる領域にデータ未記録領域(ブランク領域)が形成される(ST4)。
【0033】
続いて、この光ディスク装置による光ディスクDからのデータの再生について説明する。レーザ制御回路23は、再生制御信号に基づきレーザ11を駆動させる。これに伴いレーザ11は、再生用の光ビームを照射する。レーザ11から照射された再生用の光ビームは、コリメートレンズ12で平行光となり、PBS13に入射し、透過する。PBS13を透過した光ビームは4分の1波長板14を透過し、対物レンズ15により光ディスクDの情報記録面に集光される。集光された再生用の光ビームは、フォーカス制御回路32並びにアクチュエータ27によるフォーカス制御、及びトラッキング制御回路34並びにアクチュエータ27によるトラッキング制御により、記録面上に最良の微小スポットが得られる状態で維持される。このとき、光ディスクD上に照射された再生用の光ビームは、情報記録面内の反射膜あるいは反射性記録膜により反射される。反射光は対物レンズ15を逆方向に透過し、再度平行光となる。反射光は4分の1波長板14を透過し、入射光に対して垂直な偏光を持ち、PBS13では反射される。PBS13で反射されたビームは集光レンズ16により収束光となり、光検出器17に入射される。光検出器17は、例えば、4分割のフォトディテクタから構成されている。光検出器17に入射した光束は光電変換されて電気信号となり増幅される。増幅された信号は信号処理回路24にて等化され2値化され、復調回路25に送られる。復調回路25では所定変調方式に対応した復調動作が施されて、再生データが出力される。
【0034】
また、光検出器17から出力される電気信号の一部に基づき、フォーカスエラー信号生成回路31によりフォーカスエラー信号が生成される。同様に、光検出器17から出力される電気信号の一部に基づき、トラッキングエラー信号生成回路33によりトラッキングエラー信号が生成される。フォーカス制御回路32は、フォーカスエラー信号に基づきアクチュエータ27を制御し、ビームスポットのフォーカスを制御する。トラッキング制御回路34は、トラッキングエラー信号に基づきアクチュエータ27を制御し、ビームスポットのトラッキングを制御する。
【0035】
以上説明したように、この発明によれば、最小限ブランクモードで論理的にブランク状態にされたディスクであっても、正確なNWA検索が可能なように、目的のデータを追記することができる。
【0036】
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0037】
【発明の効果】
この発明によれば、最小限ブランクモードにより論理的にブランクにされたDVD−RWに対する追記を可能にするデータ記録装置及びデータ記録方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD−RW等の書き換え可能型のディスクに対して、この発明のデータ記録装置によりデータを追記したときのディスク上のデータ記録状況を示す図である。
【図2】図1に示すディスクに対して、この発明のデータ記録装置によりさらにデータを追記したときのディスク上のデータ記録状況を示す図である。
【図3】この発明のデータ記録装置によりデータが追記されたディスクに対して、さらにデータを追記するときに、ブランク領域を検索する行程を説明するための図である。
【図4】この発明の一実施の形態に係るデータ記録装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の一実施の形態に係るデータ記録方法(追記制御)を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10…光ピックアップ
11…レーザ
12…コリメートレンズ
13…偏光ビームスプリッタ(PBS)
14…4分の1波長板
15…対物レンズ
16…集光レンズ
17…光検出器
21…変調回路
22…記録制御部
23…レーザ制御回路
24…信号処理回路
25…復調回路
26…追記制御部
27…アクチュエータ
30…フォーカストラッキング制御部
31…フォーカスエラー信号生成回路
32…フォーカス制御回路
33…トラッキングエラー信号生成回路
33…トラッキング制御回路
【発明の属する技術分野】
この発明は、追記可能な記憶媒体、特にDVD−RWに対してデータを記録するデータ記録装置及びデータ記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、DVD−R、CD−Rのようなライトワンスの光ディスク、DVD−RW、CD−RWのような書き換え可能型の光ディスクが普及しつつある。ドライブ装置は、これら光ディスクに対して追記モードによりデータを追記することができる。DVDのような光ディスクに対する追記モードは Incremental Recording Mode と呼ばれ、CDのような光ディスクに対する追記モードは Packet Write Mode と呼ばれる。ドライブ装置が、過去に追記モードによりデータが追記された光ディスクを受け取り、さらに追記モードによりデータを追記しようとする場合、この光ディスク上の記録済み領域と未記録領域の境界ポイントを正確に検索する必要がある。検索された境界ポイントを示すアドレス、つまりNWA(Next Writeable Address 情報)は、ホストコンピュータに通知される。
【0003】
DVD−R、CD−Rのようなライトワンスの光ディスクの場合、記録済み領域と未記録領域の境界ポイントを検索するのは比較的容易であり、正確に境界ポイントを検索することが可能である。DVD−RW、CD−RWのような書き換え可能型の光ディスクであっても、一旦、全面に亘ってデータが物理的に消去されたディスク(Full Blank Disc)であれば、記録済み領域と未記録領域の境界ポイントを検索するのは比較的容易であり、正確に境界ポイントを検索することが可能である。
【0004】
一方、DVD−RW、CD−RWのような書き換え可能型の光ディスクの場合、データ記録済みのディスクを再びブランク状態にする方法としては、以下の二つがある。
【0005】
1、フルブランクモード(Full Blank Mode):ディスク全面に亘り記録されたデータすべてを物理的に消去する。
【0006】
2、最小限ブランクモード(Minimally Blank Mode):ディスクの内周部の特定情報(Track/Rzone情報とLead−In領域の情報)のみ消去するクイックなモードである。ディスクのデータ領域は実際には消去されていない。つまり、論理的な消去モードとも言える。
【0007】
最小限ブランクモードは、フルブランクモードに比べて、圧倒的に短時間でディスクをブランク状態とすることができる点で優れている。しかし、最小限ブランクモードでは、ディスクの内周部の特定情報(Track/Rzone情報とLead−In領域の情報)のみが消去され、論理的にブランク状態にされたものに過ぎない。つまり、ディスクのユーザ領域のデータは残ったままである。
【0008】
このような最小限ブランクモードにより処理されたディスクは、ブランクにする前の使用状況によって記録量がまちまちである。また、ディスクの記録済みの領域と未記録領域の境界ポイントが複数存在する場合もある。このため、ディスクの記録済みの領域と未記録領域の境界ポイントを正確に検索してNWAを正確に知ることができないことがある。
【0009】
このような事態を防止するため、最小限ブランクモードにより処理されたディスクに対しては、追記モードで記録することは実際には不可能である。どうしても追記モードで記録を行う場合には、最小限ブランクモードではなく、フルブランクモードでディスクの全面消去が必要である。
【0010】
また、従来技術として、光ディスクのトラックを複数のパケットに分割してデータを書き込むとき、データを書き込んだ最終パケットの最終ブロックに続けて所定数の消去ブロックを書き込み、最終ブロックの次のブロックが所定数の消去ブロックであるパケットをトラックの最終パケットとして認識する技術が開示されている(特許文献1)。
【特許文献1】
特開2000−30369
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、DVD−RWの場合、上記したように消去ブロックを書き込んでも、消去ブロックのデータとユーザデータとが見分けられなくなる可能性がある。その結果、記録済みの領域と未記録領域の境界ポイントを正確に検索できなくなるおそれがある。
【0012】
この発明の目的は、上記したような事情に鑑み成されたものであって、最小限ブランクモードにより論理的にブランクにされたDVD−RWに対する追記を可能にするデータ記録装置及びデータ記録方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、この発明のデータ記録装置及びデータ記録方法は、以下のように構成されている。
【0014】
(1)この発明のデータ記録装置は、DVD−RWの媒体に対して、異なる強度の光ビームを照射し、前記媒体の相変化記録層を第1のデータ記録状態、第2のデータ記録状態、及びデータ未記録状態に変化させ目的のデータを記録又は消去する記録消去手段と、追記指示に対応して目的のデータを追記するとき、前記記録消去手段により異なる強度の光ビームを照射し、前記相変化記録層を前記第1のデータ記録状態及び第2のデータ記録状態に変化させ目的のデータを記録し、目的のデータの記録終端から所定長にわたり前記相変化記録層を前記データ未記録状態に変化させる追記制御手段とを備えている。
【0015】
(2)この発明のデータ記録方法は、DVD−RWの媒体に対して、追記指示に対応して目的のデータを追記するとき、異なる強度の光ビームを照射し、前記媒体の相変化記録層を第1のデータ記録状態及び第2のデータ記録状態に変化させ目的のデータを記録し、目的のデータの記録終端から所定長にわたり、所定の強度の光ビームを照射し、前記相変化記録層をデータ未記録状態に変化させる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1〜図3を参照して、追記処理について説明する。図1は、DVD−RW等の書き換え可能型のディスクに対して、図4に示すデータ記録装置によりデータを追記したときのディスク上のデータ記録状況を示す図である。図2は、図1に示すディスクに対して、図4に示すデータ記録装置によりさらにデータを追記したときのディスク上のデータ記録状況を示す図である。図3は、図4に示すデータ記録装置によりデータが追記されたディスクに対して、さらにデータを追記するときに、ブランク領域を検索する行程を説明するための図である。
【0018】
図1に示すように、DVD−RWディスクは、RMA(Recordable ManagmentArea)、リードイン(Lead−in)領域、ユーザデータ領域を備えている。さらに詳しく言うと、RMAはディスクの最内周に配置されており、Lead−in領域はRMAの外側に配置されており、ユーザデータ領域はLead−in領域の外側に配置されている。
【0019】
RMA領域は、管理/識別情報が記録される領域であり、RMDと呼ばれるRzone情報を記録する領域も含む。Lead−in領域は、DVD−ROMディスクとの再生互換を保つための領域である。ユーザデータ領域は、実際のユーザデータが記録される領域である。
【0020】
DVD−RWディスクに対してフルブランクモードによる消去が実行されると、RMAの一部の領域、Lead−in領域の全て、及びユーザデータ領域の全てが消去される。DVD−RWディスクに対して最小限ブランクモードによる消去が実行されると、実際に消去されるのはRMAの一部の領域、とLead−in領域の全てが消去され、ユーザデータ領域はそのままの状態である。
【0021】
図1に示すように、DVD−RWディスクに追記モード(Incremental Recording Mode)で記録する場合、ホストからライトコマンドにて指定された領域aにユーザデータが記録され、領域aの最後部に続いて所定長の領域bが消去される。つまり、DVD−RWに対して異なる強度の光ビームが照射され、領域aには「1」又は「0」のデータが記録され、領域bはデータ未記録状態(ブランク状態)となる。
【0022】
次に新たにホストから追記のライトコマンドが発行されると、所定長の領域bの一端からこの領域bの他端に向けてユーザデータが追記され、ユーザデータの記録が終了したポイントに続いて所定長の領域dが消去される。つまり、図2に示すように、領域aに続く領域cにユーザデータが記録され、領域cに続いて所定長の領域dが配置されることになる。領域cには「1」又は「0」のデータが記録され、領域dはデータ未記録状態(ブランク状態)となっている。
【0023】
上記したように、DVD−RWに対する消去は、物理的消去(Physical ELASE)であり、消去された領域は、データ未記録状態(ブランク状態)となる。これに対して、CD−RWに対する消去は、特定のERASEパターンによる記録である。CD−RWに対する消去で用いられる特定のERASEパターンは、DVD−RWのユーザデータとして存在し得るパターンである。そのため、DVD−RWに対する消去に、このような特定のERASEパターンを用いることはできない。なぜなら、特定のERASEパターンと実際のデータ(ユーザデータ)とが混同されてしまうためである。
【0024】
上記したように、DVD−RWに対してユーザデータを追記する毎に、ユーザデータの記録領域の最後尾から所定長の領域を消去する。つまり、ユーザデータの記録領域の最後尾から所定長にわたる領域をデータ未記録状態(ブランク状態)とする。これにより、ディスクの最も内側に存在するデータ未記録領域(ブランク領域)の先頭が、常に記録済み領域と未記録領域の境界ポイントとなる。従って、この最も内側に存在するデータ未記録領域(ブランク領域)を検索することにより、正確にNWAを判定することが可能となる。
【0025】
次に、図3を参照して、図1及び図2に示すような追加記録がなされたディスクから、記録済み領域と未記録領域の境界ポイントを検索する手法について説明する。ユーザデータ領域の最内周の先頭を起点として、所定長の単位で、外周側に向かってデータ未記録領域(ブランク領域)を検索する。つまり、データ未記録領域(ブランク領域)の単位で、スキップしながら、データ未記録領域(ブランク領域)を検索する。(所定長のデータ未記録領域)≧(検索時のスキップ間隔)の関係を保つことにより、データ未記録領域(ブランク領域)を見逃すことなく、効率よく検索することができる。また、前回のNWAを保持している場合は、NWAを起点として、所定長の単位で、外周側に向かってデータ未記録領域(ブランク領域)を検索すればよい。
【0026】
データ未記録領域(ブランク領域)が検知されたら、データ未記録領域(ブランク領域)が検知されたサーチポイント(P1)とひとつ前のサーチポイント(P0)との間で二分検索を行い、記録済み領域と未記録領域の境界ポイントを識別する。これにより、短時間で、境界ポイントを識別することができる。
【0027】
次に、図4を参照して、この発明の一例に係る光ディスク装置(データ記録装置)の概略構成について説明する。この光ディスク装置は、例えば、CD−R、CD−RW、DVD−R、及びDVD−RW等の光ディスクDに情報を記録したり、これら光ディスクDに記録されたデータを再生したりする。
【0028】
図4に示すように、光ディスク装置は、光ピックアップ10、変調回路21、記録制御部22、レーザ制御回路23、信号処理回路24、復調回路25、追記制御部26、アクチュエータ27、フォーカストラッキング制御部30を備えている。
【0029】
また、光ピックアップ10は、レーザ11、コリメートレンズ12、偏光ビームスプリッタ(以下PBS)13、4分の1波長板14、対物レンズ15、集光レンズ16、光検出器17を備えている。
【0030】
また、フォーカストラッキング制御部30は、フォーカスエラー信号生成回路31、フォーカス制御回路32、トラッキングエラー信号生成回路33、トラッキング制御回路34を備えている。
【0031】
まず、この光ディスク装置による光ディスクDに対する情報の記録について説明する。先に、一般的な記録について説明し、続けて追記について説明する。変調回路21は、所定の変調方式に従ってホストから提供される記録情報(データシンボル)をチャネルビット系列に変調する。記録情報に対応したチャネルビット系列は、記録制御部22に入力される。記録制御部22は、アクチュエータ27に制御信号を出力し、目的の記録位置に光ビームが適切に集光されるように光ピックアップを駆動させる。さらに、記録制御部22は、チャネルビット系列をレーザ制御回路23に供給する。レーザ制御回路23は、チャネルビット系列をレーザ駆動波形に変換し、レーザ11を駆動させる。つまり、レーザ制御回路23は、レーザ11をパルス駆動させる。これに伴い、レーザ11は、所望のビット系列に対応した記録用の光ビームを照射する。例えば、チャネルビット系列「1」及びチャネルビット系列「0」に対応して異なる強度の光ビームを照射する。レーザ11から照射された記録用の光ビームは、コリメートレンズ12で平行光となり、PBS13に入射し、透過する。PBS13を透過したビームは、4分の1波長板14を透過し、対物レンズ15により光ディスクDの情報記録面に集光される。集光された記録用の光ビームは、フォーカス制御回路32並びにアクチュエータ27によるフォーカス制御、及びにトラッキング制御回路34並びにアクチュエータ27によるトラッキング制御により、記録面上に最良の微小スポットが得られる状態で維持される。例えば、DVD−RWの媒体の記録面は相変化記録層で形成されており、記録面上に照射される微小スポットにより、相変化記録層が第1のデータ記録状態(例えば「0」が記録された状態)及び第2のデータ記録状態(例えば「1」が記録された状態)に変化され、目的のデータが記録される。
【0032】
追記制御部26は、ホストからの追記指示を受けると、追記制御を実行する。図5は、追記制御の流れを示すフローチャートである。即ち、追記制御部26は、図5に示すように、ホストからの追記指示に対応して(ST1、YES)、追記開始ポイントを検索する(ST2)。つまり、追記制御部26は、フォーカストラッキング制御部30に対して追記開始ポイントの検索を指示し、信号処理回路24からの出力をモニタし、データ未記録領域(ブランク領域)を検知する。続いて、追記制御部26は、上記した二分検索により、記録済み領域と未記録領域の境界ポイントを識別する。この境界ポイントが追記開始ポイントである。追記制御部26は、記録制御部22に記録許可を指示し、追記開始ポイントから目的のデータを追記させる(ST3)。目的のデータの追記が完了すると、追記制御部26は、記録制御部22にデータ未記録領域(ブランク領域)の配置を指示し、目的のデータの記録終端から所定長にわたる領域にデータ未記録領域(ブランク領域)が形成される(ST4)。
【0033】
続いて、この光ディスク装置による光ディスクDからのデータの再生について説明する。レーザ制御回路23は、再生制御信号に基づきレーザ11を駆動させる。これに伴いレーザ11は、再生用の光ビームを照射する。レーザ11から照射された再生用の光ビームは、コリメートレンズ12で平行光となり、PBS13に入射し、透過する。PBS13を透過した光ビームは4分の1波長板14を透過し、対物レンズ15により光ディスクDの情報記録面に集光される。集光された再生用の光ビームは、フォーカス制御回路32並びにアクチュエータ27によるフォーカス制御、及びトラッキング制御回路34並びにアクチュエータ27によるトラッキング制御により、記録面上に最良の微小スポットが得られる状態で維持される。このとき、光ディスクD上に照射された再生用の光ビームは、情報記録面内の反射膜あるいは反射性記録膜により反射される。反射光は対物レンズ15を逆方向に透過し、再度平行光となる。反射光は4分の1波長板14を透過し、入射光に対して垂直な偏光を持ち、PBS13では反射される。PBS13で反射されたビームは集光レンズ16により収束光となり、光検出器17に入射される。光検出器17は、例えば、4分割のフォトディテクタから構成されている。光検出器17に入射した光束は光電変換されて電気信号となり増幅される。増幅された信号は信号処理回路24にて等化され2値化され、復調回路25に送られる。復調回路25では所定変調方式に対応した復調動作が施されて、再生データが出力される。
【0034】
また、光検出器17から出力される電気信号の一部に基づき、フォーカスエラー信号生成回路31によりフォーカスエラー信号が生成される。同様に、光検出器17から出力される電気信号の一部に基づき、トラッキングエラー信号生成回路33によりトラッキングエラー信号が生成される。フォーカス制御回路32は、フォーカスエラー信号に基づきアクチュエータ27を制御し、ビームスポットのフォーカスを制御する。トラッキング制御回路34は、トラッキングエラー信号に基づきアクチュエータ27を制御し、ビームスポットのトラッキングを制御する。
【0035】
以上説明したように、この発明によれば、最小限ブランクモードで論理的にブランク状態にされたディスクであっても、正確なNWA検索が可能なように、目的のデータを追記することができる。
【0036】
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0037】
【発明の効果】
この発明によれば、最小限ブランクモードにより論理的にブランクにされたDVD−RWに対する追記を可能にするデータ記録装置及びデータ記録方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD−RW等の書き換え可能型のディスクに対して、この発明のデータ記録装置によりデータを追記したときのディスク上のデータ記録状況を示す図である。
【図2】図1に示すディスクに対して、この発明のデータ記録装置によりさらにデータを追記したときのディスク上のデータ記録状況を示す図である。
【図3】この発明のデータ記録装置によりデータが追記されたディスクに対して、さらにデータを追記するときに、ブランク領域を検索する行程を説明するための図である。
【図4】この発明の一実施の形態に係るデータ記録装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の一実施の形態に係るデータ記録方法(追記制御)を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10…光ピックアップ
11…レーザ
12…コリメートレンズ
13…偏光ビームスプリッタ(PBS)
14…4分の1波長板
15…対物レンズ
16…集光レンズ
17…光検出器
21…変調回路
22…記録制御部
23…レーザ制御回路
24…信号処理回路
25…復調回路
26…追記制御部
27…アクチュエータ
30…フォーカストラッキング制御部
31…フォーカスエラー信号生成回路
32…フォーカス制御回路
33…トラッキングエラー信号生成回路
33…トラッキング制御回路
Claims (8)
- DVD−RWの媒体に対して、異なる強度の光ビームを照射し、前記媒体の相変化記録層を第1のデータ記録状態、第2のデータ記録状態、及びデータ未記録状態に変化させ目的のデータを記録又は消去する記録消去手段と、
追記指示に対応して目的のデータを追記するとき、前記記録消去手段により異なる強度の光ビームを照射し、前記相変化記録層を前記第1のデータ記録状態及び第2のデータ記録状態に変化させ目的のデータを記録し、目的のデータの記録終端から所定長にわたり前記相変化記録層を前記データ未記録状態に変化させる追記制御手段と、
を備えたことを特徴とするデータ記録装置。 - 前記追記制御手段は、
前記追記指示に対応して、所定長の前記データ未記録状態のエリアを検索し、検索されたエリアの一端から他端に向けて、目的のデータを記録することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。 - 前記追記制御手段は、
前記追記指示に対応して、前記媒体のデータ記録領域における最内周に存在する所定長の前記データ未記録状態のエリアを検索し、検索されたエリアの一端から他端に向けて、目的のデータを記録することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。 - 前記追記制御手段は、
前記追記指示に対応して、前記媒体のデータ記録領域の最内周の始点から、所定長の間隔でスキップして、前記媒体のデータ記録領域における最内周に存在する所定長の前記データ未記録状態のエリアを検索し、検索されたエリアの一端から他端に向けて、目的のデータを記録することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。 - DVD−RWの媒体に対して、追記指示に対応して目的のデータを追記するとき、異なる強度の光ビームを照射し、前記媒体の相変化記録層を第1のデータ記録状態及び第2のデータ記録状態に変化させ目的のデータを記録し、
目的のデータの記録終端から所定長にわたり、所定の強度の光ビームを照射し、前記相変化記録層をデータ未記録状態に変化させる、
ことを特徴とするデータ記録方法。 - 前記追記指示に対応して、所定長の前記データ未記録状態のエリアを検索し、検索されたエリアの一端から他端に向けて、目的のデータを記録することを特徴とする請求項5に記載のデータ記録方法。
- 前記追記指示に対応して、前記媒体のデータ記録領域における最内周に存在する所定長の前記データ未記録状態のエリアを検索し、検索されたエリアの一端から他端に向けて、目的のデータを記録することを特徴とする請求項5に記載のデータ記録方法。
- 前記追記指示に対応して、前記媒体のデータ記録領域の最内周の始点から、所定長の間隔でスキップして、前記媒体のデータ記録領域における最内周に存在する所定長の前記データ未記録状態のエリアを検索し、検索されたエリアの一端から他端に向けて、目的のデータを記録することを特徴とする請求項5に記載のデータ記録方法。
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