JP4282593B2 - 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置 - Google Patents

記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4282593B2
JP4282593B2 JP2004352114A JP2004352114A JP4282593B2 JP 4282593 B2 JP4282593 B2 JP 4282593B2 JP 2004352114 A JP2004352114 A JP 2004352114A JP 2004352114 A JP2004352114 A JP 2004352114A JP 4282593 B2 JP4282593 B2 JP 4282593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
information
value
setting items
pulse width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004352114A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006164364A (ja
Inventor
彰康 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004352114A priority Critical patent/JP4282593B2/ja
Priority to US11/294,394 priority patent/US7570556B2/en
Publication of JP2006164364A publication Critical patent/JP2006164364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4282593B2 publication Critical patent/JP4282593B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/26Speed-changing arrangements; Reversing arrangements; Drive-transfer means therefor
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0045Recording
    • G11B7/00454Recording involving phase-change effects
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0045Recording
    • G11B7/00456Recording strategies, e.g. pulse sequences

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Description

本発明は、記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置に係り、更に詳しくは、情報を光ディスクに記録する記録方法及び情報記録装置、該情報記録装置で用いられるプログラム及び該プログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、デジタル技術の進歩及びデータ圧縮技術の向上に伴い、コンピュータプログラム、音楽データ、及び映像データなどの大容量の情報を記録するための情報記録媒体として、CD(compact disc)やDVD(digital versatile disc)などの光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、光ディスクに対して情報の記録及び再生を行うための光ディスク装置が普及するようになった。
この光ディスク装置では、光源からレーザ光を出射し、スパイラル状又は同心円状のトラックが形成された光ディスクの記録面に微小スポットを形成して情報の記録及び消去を行い、記録面からの反射光に基づいて情報の再生などを行っている。
ところで、光ディスクでは、互いに反射率の異なるマーク領域及びスペース領域のそれぞれの長さとそれらの組み合わせとによって情報が記録される。そこで、光ディスクに情報を記録する際には所定の位置にマーク領域及びスペース領域がそれぞれ形成されるように、光源から出射されるレーザ光のパワー(以下「発光パワー」ともいう)が制御される。
例えば記録層に有機色素を含むCD−R(CD−recordable)、DVD−R(DVD−recordable)、及びDVD+R(DVD+recordable)などの一度だけ書き込みが可能な光ディスク、いわゆる追記型光ディスクでは、マークを形成するときには発光パワーを大きくして色素を加熱し、変質や分解を起こさせ、更にそこに接しているディスク基板部分を変質・変形させている。一方、スペースを形成するときには色素が変質や分解を起こさず、かつ、ディスク基板が変質・変形しないように発光パワーを再生時と同程度に小さくしている。これにより、マークではスペースよりも反射率が低くなる。なお、マークを形成するときの発光パワーは記録パワーとも呼ばれている。また、再生時の発光パワーは再生パワーとも呼ばれている。
また、マークを形成するときには、マークの長さや該マークの直前及び直後のスペースの長さが変化しても熱分布をほぼ一定に保つため、記録ストラテジと呼ばれる発光パワーのパルス形状等に関する規則(方式)に基づいて、発光パワーのパルス形状等を設定している。なお、一般的に、光源の駆動信号を生成する光源駆動回路は、駆動信号のパルス形状を決定するための各種設定値が格納されるレジスタを有しており、記録に先立ってシリアル伝送方式で各設定値がレジスタにセットされる(例えば、特許文献1参照)。
光ディスクに情報を記録する際の光ディスクの回転を制御する方式の一つとしてCAV(Constant Angular Velocity)方式がある。このCAV方式では、光ディスクを一定の角速度で回転させながら情報の記録を行うため、記録速度をCLV(Constant Linear Velocity)方式よりも速くすることができるとともに、スピンドルモータの回転制御が容易であり、スピンドルモータを小型化できるという利点を有している。従って、CAV方式は光ディスク装置の小型化及び軽量化に適した方式である。
CAV方式では、記録位置が光ディスクの外周側にいくほど線速度が速くなることから、記録品質を維持するには、線速度に応じて発光パワー及び記録ストラテジを最適化することが重要となる(例えば、特許文献2〜5参照)。
しかしながら、今後更に記録速度が高速になると、発光パワー及び記録ストラテジを最適化するのに必要な設定項目の数が増大し、上記特許文献2〜5に開示されている方法及び装置では、光ディスク装置の全体を制御している制御装置が各設定値の最適化処理に占有される時間が長くなり、サーボ制御などに悪影響を及ぼすおそれがある。なお、各設定値をパラレル伝送方式(例えばデータバス方式)でレジスタにセットできれば時間短縮が可能であるが、光ディスク装置の大型化及び高コスト化を招来する。
特開平11−283249号公報 特開2003−281724号公報 特開2000−82215号公報 特開2002−208139号公報 特開2001−229564号公報
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、情報記録装置の大型化及び高コスト化を招くことなく、光ディスクに対して高速度で記録品質に優れた記録を行うことができる記録方法を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、情報記録装置の制御用コンピュータにて実行され、情報記録装置の大型化及び高コスト化を招くことなく、光ディスクに対して高速度で記録品質に優れた記録を可能とするプログラム及びそのプログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、大型化及び高コスト化を招くことなく、光ディスクに対して高速度で記録品質に優れた記録を行うことができる情報記録装置を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、光源からレーザ光をパルス状に発光させる情報記録装置を用いて、光ディスクの記録面に情報を記録する記録方法であって、情報の記録動作中に記録速度が変化すると、パルス形状に関する複数の設定項目のうち記録品質の低下に影響する複数の設定項目を更新対象とし、前記記録動作を継続しつつ、予め設定されている時間間隔で、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、前記記録動作中に参照される頻度が他の設定項目よりも高い設定項目の値を他の設定項目に優先させて、現在の記録速度に適切な値に更新する工程を含む記録方法である。
これによれば、情報の記録動作中に記録速度が変化すると、パルス形状に関する複数の設定項目のうち記録品質の低下に影響する複数の設定項目が更新対象とされる。そして、記録動作を継続しつつ、予め設定されている時間間隔で、更新対象とされた複数の設定項目のうち、記録動作中に参照される頻度が他の設定項目よりも高い設定項目の値が他の設定項目に優先して、現在の記録速度に適切な値に更新される。そこで、各設定項目の値がシリアル伝送によって更新される場合であっても、情報記録装置の各部を制御する制御装置は必要なタイミングで各種状態監視を行うことが可能となり、例えば記録中にサーボ外れが発生するのを防止することができる。従って、情報記録装置の大型化及び高コスト化を招くことなく、光ディスクに対して高速度で記録品質に優れた記録を行うことが可能となる。
この場合において、前記更新する工程では、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、前記記録動作中に同時に参照される複数の設定項目の値は互いに連続して更新されることとすることができる。
記各記録方法において、前記更新する工程では、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、更新による値の変化量が予め設定されている上限値よりも大きい設定項目については、1回の更新における値の変化量が前記上限値以下となるように、複数回に分けて値が更新されることとすることができる。
この場合において、前記更新する工程では、前記複数回に分けて値を更新する際に、各回の更新の間に少なくとも1つの他の設定項目の値の更新が行われることとすることができる。
記各記録方法において、前記更新対象とされた複数の設定項目は、駆動電流に関する複数の設定項目及びパルス幅に関する複数の設定項目の少なくともいずれかであることとすることができる。
記各記録方法において、前記光ディスクは、前記記録動作中は角速度一定で回転していることとすることができる。
記各記録方法において、前記情報記録装置は、前記光ディスクの記録特性情報が格納されているメモリを有し、前記更新する工程に先立って、情報の記録動作中に記録速度が変化すると、前記記録動作を継続しつつ、前記メモリに格納されている前記記録特性情報に基づいて、前記更新対象とされた複数の設定項目に関する前記現在の記録速度に適切な値をそれぞれ取得する工程を、更に含むこととすることができる。
この場合において、前記取得する工程では、前記更新対象とされた複数の設定項目に関する前記現在の記録速度に適切なそれぞれの値は、前記予め設定されている時間間隔で、複数回に分けて取得されることとすることができる。
記各記録方法において、前記複数の設定項目に関して、予め複数の記録速度毎にそれぞれの適切な値が取得されており、前記取得する工程では、前記現在の記録速度が前記複数の記録速度のいずれとも異なる場合に、前記複数の記録速度のうち前記現在の記録速度を挟む2つの記録速度における各適切な値に基づいて近似演算又は補間演算を行い、前記現在の記録速度に適切な値をそれぞれ取得することとすることができる。
本発明は、第2の観点からすると、パルス形状に関する複数の設定項目の値が格納されたレジスタを備えた信号生成回路で生成された信号に基づいて光源からレーザ光をパルス状に発光し、光ディスクの記録面に情報を記録する情報記録装置に用いられるプログラムであって、情報の記録動作中に記録速度が変化すると、前記レジスタに格納されている複数の設定項目のうち記録品質の低下に影響する複数の設定項目を更新対象とし、前記記録動作を継続しつつ、予め設定されている時間間隔で、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、前記記録動作中に参照される頻度が他の設定項目よりも高い設定項目の値を他の設定項目に優先させて、現在の記録速度に適切な値に更新する手順を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラムである。
これによれば、本発明のプログラムが所定のメモリにロードされ、その先頭アドレスがプログラムカウンタにセットされると、情報記録装置の制御用コンピュータは、情報の記録動作中に記録速度が変化すると、レジスタに格納されている複数の設定項目のうち記録品質の低下に影響する複数の設定項目を更新対象とし、記録動作を継続しつつ、予め設定されている時間間隔で、更新対象とされた複数の設定項目のうち、記録動作中に参照される頻度が他の設定項目よりも高い設定項目の値を他の設定項目に優先させて、現在の記録速度に適切な値に更新する。すなわち、本発明のプログラムによれば、情報記録装置の制御用コンピュータに発明に係る記録方法を実行させることができ、これにより、大型化及び高コスト化を招くことなく、情報記録装置に、光ディスクに対して高速度で記録品質に優れた記録を行わせることが可能となる。
この場合において、前記情報記録装置は、前記光ディスクの記録特性情報が格納されているメモリを有し、前記更新する手順に先立って、情報の記録動作中に記録速度が変化すると、前記記録動作を継続しつつ、前記メモリに格納されている前記記録特性情報に基づいて、前記更新対象とされた複数の設定項目に関する前記現在の記録速度に適切な値をそれぞれ取得する手順を、前記制御用コンピュータに更に実行させることとすることができる。
本発明は、第3の観点からすると、本発明のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
これによれば、本発明のプログラムが記録されているために、コンピュータに実行させることにより、結果として大型化及び高コスト化を招くことなく、光ディスクに対して高速度で記録品質に優れた記録を行わせることが可能となる。
本発明は、第4の観点からすると、光ディスクの記録面に情報を記録する情報記録装置であって、光源と、該光源から出射されたレーザ光を光ディスクの記録面に集光する光学系とを含む光ピックアップ装置と;前記レーザ光のパルス形状に関する複数の設定項目の値が格納されたレジスタを有し、該レジスタ及び前記記録面に記録される情報に基づいて前記光源の駆動信号を生成する信号生成回路と;前記情報の記録動作中に記録速度が変化すると、前記レジスタに格納されている複数の設定項目のうち記録品質の低下に影響する複数の設定項目を更新対象とし、前記記録動作を継続しつつ、予め設定されている時間間隔で、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、前記記録動作中に参照される頻度が他の設定項目よりも高い設定項目の値を他の設定項目に優先させて、現在の記録速度に適切な値に更新する制御装置と;を備える情報記録装置である。
これによれば、記録要求があると、信号生成回路により、レジスタ及び記録面に記録される情報に基づいて光源の駆動信号が生成される。これにより、光源からパルス状のレーザ光が出射され、光ディスクの記録面に集光されて記録が開始される。そして、情報の記録動作中に記録速度が変化すると、制御装置により、レジスタに格納されている複数の設定項目のうち記録品質の低下に影響する複数の設定項目が更新対象とされ、記録動作を継続しつつ、予め設定されている時間間隔で、更新対象とされた複数の設定項目のうち、記録動作中に参照される頻度が他の設定項目よりも高い設定項目の値が他の設定項目に優先して、現在の記録速度に適切な値に更新される。これにより、レジスタの各設定項目の値がシリアル伝送によって更新される場合であっても、制御装置は必要なタイミングで各種状態監視を行うことが可能となり、例えば記録中にサーボ外れが発生するのを防止することができる。従って、大型化及び高コスト化を招くことなく、光ディスクに対して高速度で記録品質に優れた記録を行うことが可能となる。
この場合において、前記制御装置は、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、前記記録動作中に同時に参照される複数の設定項目の値は互いに連続して更新することとすることができる。
記各情報記録装置において、前記制御装置は、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、更新による値の変化量が予め設定されている上限値よりも大きい設定項目については、1回の更新における値の変化量が前記上限値以下となるように、複数回に分けて値を更新することとすることができる。
この場合において、前記制御装置は、前記複数回に分けて値を更新する際に、各回の更新の間に少なくとも1つの他の設定項目の値の更新を行うこととすることができる。
記各情報記録装置において、前記更新対象とされた複数の設定項目は、駆動電流に関する複数の設定項目及びパルス幅に関する複数の設定項目の少なくともいずれかであることとすることができる。
記各情報記録装置において、前記光ディスクは、前記記録動作中は角速度一定で回転していることとすることができる。
記各情報記録装置において、前記光ディスクの記録特性情報が格納されているメモリを更に備え、前記制御装置は、更に前記更新に先立って、情報の記録動作中に記録速度が変化すると、前記記録動作を継続しつつ、前記メモリに格納されている前記記録特性情報に基づいて、前記更新対象とされた複数の設定項目に関する前記現在の記録速度に適切な値をそれぞれ取得することとすることができる。
この場合において、前記制御装置は、前記更新対象とされた複数の設定項目に関する前記現在の記録速度に適切なそれぞれの値を、前記予め設定されている時間間隔で、複数回に分けて取得することとすることができる。
記各情報記録装置において、前記レジスタに格納される複数の設定項目に関して、予め複数の記録速度毎にそれぞれの適切な値が取得されており、前記制御装置は、前記現在の記録速度が前記複数の記録速度のいずれとも異なる場合に、前記複数の記録速度のうち前記現在の記録速度を挟む2つの記録速度における各適切な値に基づいて近似演算又は補間演算を行い、前記現在の記録速度に適切な値をそれぞれ取得することとすることができる。
記情報記録装置において、前記制御装置は、前記光ディスクが未知の光ディスクの場合に、前記光ディスクに予め記録されている記録特性に関する情報に基づいて、前記現在の記録速度に適切なそれぞれの値を取得することとすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図16に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る情報記録装置としての光ディスク装置20の概略構成が示されている。
この図1に示される光ディスク装置20は、光ディスク15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、該光ピックアップ装置23をスレッジ方向に駆動するためのシークモータ21、信号生成回路としてのレーザ制御回路24、エンコーダ25、駆動制御回路26、再生信号処理回路28、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、フラッシュメモリ39、CPU40及びRAM41などを備えている。なお、図1における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。また、本実施形態では、一例としてDVD+Rの規格に準拠した情報記録媒体が光ディスク15に用いられるものとする。
前記光ピックアップ装置23は、スパイラル状又は同心円状のトラックが形成された光ディスク15の記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するための装置である。この光ピックアップ装置23は、一例として図2に示されるように、光源LD、コリメートレンズ52、ビームスプリッタ54、対物レンズ60、2つの検出レンズ(58,72)、2つの受光器(PD1,PD2)、反射ミラー71、2つのIVアンプ(59、73)、及び対物レンズ60を駆動するための駆動系(図示省略)などを備えている。
前記光源LDは、波長が約660nmの光束を出射する半導体レーザである。なお、本実施形態では、光源LDから出射される光束の最大強度出射方向を+X方向とする。
前記コリメートレンズ52は、光源LDの+X側に配置され、光源LDから出射された光束を略平行光とする。
前記ビームスプリッタ54は、コリメートレンズ52の+X側に配置され、光ディスク15で反射した光束(戻り光束)を−Z方向に分岐する。
前記対物レンズ60は、ビームスプリッタ54の+X側に配置され、ビームスプリッタ54を透過した光束を光ディスク15の記録面に集光する。
前記検出レンズ58は、ビームスプリッタ54の−Z側に配置され、ビームスプリッタ54で−Z方向に分岐された戻り光束を前記受光器PD1の受光面に集光する。受光器PD1は、通常の光ディスク装置と同様に、ウォブル信号情報、再生データ情報、フォーカスエラー情報及びトラックエラー情報などを含む信号を出力する複数の受光素子を含んで構成されている。各受光素子はそれぞれ光電変換により受光量に応じた信号を生成する。
前記反射ミラー71は、コリメートレンズ52の近傍に配置され、光源LDから出射された光束の一部をモニタ用光束として前記受光器PD2の受光面方向に反射する。
前記検出レンズ72は、反射ミラー71と受光器PD2との間に配置され、反射ミラー71で反射されたモニタ用光束を集光する。受光器PD2としては通常の受光素子が用いられ、光電変換により受光量に応じた信号を生成する。
前記I/Vアンプ59は、受光器PD1の出力信号(複数の光電変換信号)をそれぞれ電圧信号に変換するとともに、所定のゲインで増幅する。I/Vアンプ59で変換、増幅された信号は、再生信号処理回路28に出力される。
前記I/Vアンプ73は、受光器PD2の出力信号(光電変換信号)を電圧信号に変換するとともに、所定のゲインで増幅する。I/Vアンプ73で変換、増幅された信号は、モニタ信号としてレーザ制御回路24に出力される。
前記駆動系(図示省略)は、対物レンズ60の光軸方向であるフォーカス方向に対物レンズ60を微少駆動するためのフォーカシングアクチュエータ、及びトラックの接線方向に直交する方向であるトラッキング方向に対物レンズ60を微少駆動するためのトラッキングアクチュエータなどから構成されている。
図1に戻り、前記再生信号処理回路28は、I/Vアンプ59の出力信号に基づいて、サーボ信号(フォーカスエラー信号、トラックエラー信号など)、アドレス情報及びRF信号(再生信号)などを取得するとともに、チャネルクロック信号を含む各種クロック信号を生成する。サーボ信号は前記駆動制御回路26に出力され、アドレス情報はCPU40に出力され、チャネルクロック信号は前記エンコーダ25に出力される。さらに、再生信号処理回路28は、RF信号に対して復号処理及び誤り検出処理などを行い、誤りが検出されたときには誤り訂正処理を行った後、再生データとして前記バッファマネージャ37を介して前記バッファRAM34に格納する。
前記駆動制御回路26は、再生信号処理回路28からのトラックエラー信号に基づいて、トラッキング方向に関する対物レンズ60の位置ずれを補正するための前記トラッキングアクチュエータの駆動信号を生成するとともに、フォーカスエラー信号に基づいて、対物レンズ60のフォーカスずれを補正するための前記フォーカシングアクチュエータの駆動信号を生成する。各アクチュエータの駆動信号はそれぞれ光ピックアップ装置23に出力される。これにより、トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。
また、駆動制御回路26は、CPU40の指示に基づいて、シークモータ21を駆動するための駆動信号、及びスピンドルモータ22を駆動するための駆動信号を生成し、それぞれシークモータ21及びスピンドルモータ22に出力する。
前記バッファRAM34には、光ディスク15に記録するデータ(記録用データ)、及び光ディスク15から再生したデータ(再生データ)などが一時的に格納される。このバッファRAM34へのデータの入出力は、前記バッファマネージャ37によって管理されている。
前記エンコーダ25は、CPU40の指示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されている記録用データをバッファマネージャ37を介して取り出し、データの変調(ここでは、いわゆる8−16変調)及びエラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15への書き込み信号を生成する。ここで生成された書き込み信号は前記チャネルクロック信号とともにレーザ制御回路24に出力される。
前記インターフェース38は、上位装置90(例えば、パソコン)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)、SCSI(Small Computer System Interface)及びUSB(Universal Serial Bus)などの標準インターフェースに準拠している。
前記フラッシュメモリ39は、プログラム領域及びデータ領域を含んで構成されている。プログラム領域には、CPU40にて解読可能なコードで記述された本発明に係るプログラムを含む各種プログラムが格納されている。また、データ領域には、光源LDのI−L特性を含む各種特性、メディアの種類毎の各種記録条件及び再生条件、並びに後述する更新処理で参照されるスケジュールテーブルなどが格納されている。
前記CPU40は、フラッシュメモリ39のプログラム領域に格納されているプログラムに従って前記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータなどをRAM41及びバッファRAM34に保存する。
前記レーザ制御回路24は、光源LDの駆動信号を生成する。ここでは、レーザ制御回路24は、一例として図3に示されるように、シリアルI/F回路241、パルス幅設定レジスタ242、駆動電流設定レジスタ243、シーケンサ244、PLLクロック生成回路245、マルチプレクサ246、DAC247、及びAPC回路248などを備えている。
前記シリアルI/F回路241は、CPU40とのシリアル通信を制御する回路である。このシリアルI/F回路241は、CPU40からのシリアルクロック信号S1に同期して、CPU40からのシリアルデータS2を受信する。シリアルデータS2には、後述するパルス幅設定情報又は駆動電流設定情報が含まれており、シリアルI/F回路241は、受信したパルス幅設定情報を前記パルス幅設定レジスタ242にセットするとともに、受信した駆動電流設定情報を前記駆動電流設定レジスタ243にセットする。なお、シリアルクロック信号S1はシリアル伝送速度に応じてCPU40にて生成される。
前記PLLクロック生成回路245は、エンコーダ25からのチャネルクロック信号S4を逓倍し、サブクロック信号S5を生成する。ここでは、一例としてPLLクロック生成回路245での逓倍数を40倍、チャネルクロック信号S4の周波数を26MHzとする。従って、サブクロック信号S5の周波数は1.04GHzとなる。ここで生成されたサブクロック信号S5は、前記シーケンサ244に出力される。
前記シーケンサ244は、エンコーダ25からの書き込み信号S3、パルス幅設定レジスタ242にセットされているパルス幅設定値、チャネルクロック信号S4、及びサブクロック信号S5に基づいて、パルス形状を決定し、そのパルス形状に応じた発光タイミング信号S6を生成する。
ここで、記録ストラテジについて説明する。本実施形態では、一例として図4及び図5に示されるように、マークに対応する記録パワーPwのパルスの一部(ここでは先端部と後端部)に所定のパワーを重畳させる、いわゆるキャッスルストラテジを採用する。そして、マークを形成するときの加熱パルスは、一例として、3つのパルス(先端ブートパルスFP、中央パルスMP、後端ブートパルスEPとする)から構成されるものとする。ここでは、先端ブートパルスFPの発光パワーを先端ブートパワーPbst1、中央パルスMPの発光パワーを中央パワーPw(記録パワーと同じ)、後端ブートパルスEPの発光パワーを後端ブートパワーPbst2とする。なお、スペースを形成するときの発光パワー(以下では「ボトムパワー」ともいう)Pbは再生パワー(Prとする)とほぼ同じである。
また、書き込み信号の立ち上がりタイミングの前方に設定されている基点から先端ブートパルスFPの立ち上がりタイミングまでの時間(サブクロック単位)をT1、先端ブートパルスFPの立ち下がりタイミングまでの時間をT2、後端ブートパルスEPの立ち上がりタイミングまでの時間をT3、後端ブートパルスEPの立ち下がりタイミングまでの時間をT4とする。そして、T2−T1によって先端ブートパルスFPのパルス幅が決定され、T3−T2によって中央パルスMPのパルス幅が決定され、T4−T3によって後端ブートパルスEPのパルス幅が決定される。このT1、T2、T3及びT4が前記パルス幅設定情報である。パルス幅設定情報の精度は、サブクロックの周期に依存する。なお、本実施形態では、書き込み信号の立ち上がりタイミングの前方1T(Tはチャネルクロックの周期)の位置を前記基点としているが、これに限定されるものではなく、例えば2Tであっても良い。
通常、マークを形成する時の記録面における蓄熱状況は、そのマークの長さ(Lmとする)だけでなく、そのマークの直前のスペースの長さ(Ls1とする)及び直後のスペースの長さ(Ls2とする)によって異なっている。そこで、本実施形態では一例として、マークの長さLmとそのマークの直前のスペースの長さLs1に応じてT1及びT2を設定し、マークの長さLmとそのマークの直後のスペースの長さLs2に応じてT3及びT4を設定することとする。そして、一例として、マークの長さLmについては、3Tの場合、4Tの場合、5Tの場合及び6T以上の場合の4種類に分け、直前のスペースの長さLs1及び直後のスペースの長さLs2についても、それぞれ3Tの場合、4Tの場合、5Tの場合及び6T以上の場合の4種類に分けた。
従って、T1の設定値としては、Lm=3T、Ls1=3Tの場合(T1_3S3Mとする)、Lm=4T、Ls1=3Tの場合(T1_3S4Mとする)、Lm=5T、Ls1=3Tの場合(T1_3S5Mとする)、Lm≧6T、Ls1=3Tの場合(T1_3S6Mとする)、Lm=3T、Ls1=4Tの場合(T1_4S3Mとする)、Lm=4T、Ls1=4Tの場合(T1_4S4Mとする)、Lm=5T、Ls1=4Tの場合(T1_4S5Mとする)、Lm≧6T、Ls1=4Tの場合(T1_4S6Mとする)、Lm=3T、Ls1=5Tの場合(T1_5S3Mとする)、Lm=4T、Ls1=5Tの場合(T1_5S4Mとする)、Lm=5T、Ls1=5Tの場合(T1_5S5Mとする)、Lm≧6T、Ls1=5Tの場合(T1_5S6Mとする)、Lm=3T、Ls1≧6Tの場合(T1_6S3Mとする)、Lm=4T、Ls1≧6Tの場合(T1_6S4Mとする)、Lm=5T、Ls1≧6Tの場合(T1_6S5Mとする)、Lm≧6T、Ls1≧6Tの場合(T1_6S6Mとする)、の16種類がある(図6(A)参照)。
また、本実施形態では、便宜上、T1_3S3Mを1番目のパルス幅設定情報、T1_3S4Mを2番目のパルス幅設定情報、T1_3S5Mを3番目のパルス幅設定情報、T1_3S6Mを4番目のパルス幅設定情報、T1_4S3Mを5番目のパルス幅設定情報、T1_4S4Mを6番目のパルス幅設定情報、T1_4S5Mを7番目のパルス幅設定情報、T1_4S6Mを8番目のパルス幅設定情報、T1_5S3Mを9番目のパルス幅設定情報、T1_5S4Mを10番目のパルス幅設定情報、T1_5S5Mを11番目のパルス幅設定情報、T1_5S6Mを12番目のパルス幅設定情報、T1_6S3Mを13番目のパルス幅設定情報、T1_6S4Mを14番目のパルス幅設定情報、T1_6S5Mを15番目のパルス幅設定情報、T1_6S6Mを16番目のパルス幅設定情報、ともいう。
T2の設定値としては、Lm=3T、Ls1=3Tの場合(T2_3S3Mとする)、Lm=4T、Ls1=3Tの場合(T2_3S4Mとする)、Lm=5T、Ls1=3Tの場合(T2_3S5Mとする)、Lm≧6T、Ls1=3Tの場合(T2_3S6Mとする)、Lm=3T、Ls1=4Tの場合(T2_4S3Mとする)、Lm=4T、Ls1=4Tの場合(T2_4S4Mとする)、Lm=5T、Ls1=4Tの場合(T2_4S5Mとする)、Lm≧6T、Ls1=4Tの場合(T2_4S6Mとする)、Lm=3T、Ls1=5Tの場合(T2_5S3Mとする)、Lm=4T、Ls1=5Tの場合(T2_5S4Mとする)、Lm=5T、Ls1=5Tの場合(T2_5S5Mとする)、Lm≧6T、Ls1=5Tの場合(T2_5S6Mとする)、Lm=3T、Ls1≧6Tの場合(T2_6S3Mとする)、Lm=4T、Ls1≧6Tの場合(T2_6S4Mとする)、Lm=5T、Ls1≧6Tの場合(T2_6S5Mとする)、Lm≧6T、Ls1≧6Tの場合(T2_6S6Mとする)、の16種類がある(図6(B)参照)。
また、本実施形態では、便宜上、T2_3S3Mを17番目のパルス幅設定情報、T2_3S4Mを18番目のパルス幅設定情報、T2_3S5Mを19番目のパルス幅設定情報、T2_3S6Mを20番目のパルス幅設定情報、T2_4S3Mを21番目のパルス幅設定情報、T2_4S4Mを22番目のパルス幅設定情報、T2_4S5Mを23番目のパルス幅設定情報、T2_4S6Mを24番目のパルス幅設定情報、T2_5S3Mを25番目のパルス幅設定情報、T2_5S4Mを26番目のパルス幅設定情報、T2_5S5Mを27番目のパルス幅設定情報、T2_5S6Mを28番目のパルス幅設定情報、T2_6S3Mを29番目のパルス幅設定情報、T2_6S4Mを30番目のパルス幅設定情報、T2_6S5Mを31番目のパルス幅設定情報、T2_6S6Mを32番目のパルス幅設定情報、ともいう。
T3の設定値としては、Lm=3T、Ls2=3Tの場合(T3_3S3Mとする)、Lm=4T、Ls2=3Tの場合(T3_3S4Mとする)、Lm=5T、Ls2=3Tの場合(T3_3S5Mとする)、Lm≧6T、Ls2=3Tの場合(T3_3S6Mとする)、Lm=3T、Ls2=4Tの場合(T3_4S3Mとする)、Lm=4T、Ls2=4Tの場合(T3_4S4Mとする)、Lm=5T、Ls2=4Tの場合(T3_4S5Mとする)、Lm≧6T、Ls2=4Tの場合(T3_4S6Mとする)、Lm=3T、Ls2=5Tの場合(T3_5S3Mとする)、Lm=4T、Ls2=5Tの場合(T3_5S4Mとする)、Lm=5T、Ls2=5Tの場合(T3_5S5Mとする)、Lm≧6T、Ls2=5Tの場合(T3_5S6Mとする)、Lm=3T、Ls2≧6Tの場合(T3_6S3Mとする)、Lm=4T、Ls2≧6Tの場合(T3_6S4Mとする)、Lm=5T、Ls2≧6Tの場合(T3_6S5Mとする)、Lm≧6T、Ls2≧6Tの場合(T3_6S6Mとする)、の16種類がある(図6(C)参照)。
また、本実施形態では、便宜上、T3_3S3Mを33番目のパルス幅設定情報、T3_3S4Mを34番目のパルス幅設定情報、T3_3S5Mを35番目のパルス幅設定情報、T3_3S6Mを36番目のパルス幅設定情報、T3_4S3Mを37番目のパルス幅設定情報、T3_4S4Mを38番目のパルス幅設定情報、T3_4S5Mを39番目のパルス幅設定情報、T3_4S6Mを40番目のパルス幅設定情報、T3_5S3Mを41番目のパルス幅設定情報、T3_5S4Mを42番目のパルス幅設定情報、T3_5S5Mを43番目のパルス幅設定情報、T3_5S6Mを44番目のパルス幅設定情報、T3_6S3Mを45番目のパルス幅設定情報、T3_6S4Mを46番目のパルス幅設定情報、T3_6S5Mを47番目のパルス幅設定情報、T3_6S6Mを48番目のパルス幅設定情報、ともいう。
T4の設定値としては、Lm=3T、Ls2=3Tの場合(T4_3S3Mとする)、Lm=4T、Ls2=3Tの場合(T4_3S4Mとする)、Lm=5T、Ls2=3Tの場合(T4_3S5Mとする)、Lm≧6T、Ls2=3Tの場合(T4_3S6Mとする)、Lm=3T、Ls2=4Tの場合(T4_4S3Mとする)、Lm=4T、Ls2=4Tの場合(T4_4S4Mとする)、Lm=5T、Ls2=4Tの場合(T4_4S5Mとする)、Lm≧6T、Ls2=4Tの場合(T4_4S6Mとする)、Lm=3T、Ls2=5Tの場合(T4_5S3Mとする)、Lm=4T、Ls2=5Tの場合(T4_5S4Mとする)、Lm=5T、Ls2=5Tの場合(T4_5S5Mとする)、Lm≧6T、Ls2=5Tの場合(T4_5S6Mとする)、Lm=3T、Ls2≧6Tの場合(T4_6S3Mとする)、Lm=4T、Ls2≧6Tの場合(T4_6S4Mとする)、Lm=5T、Ls2≧6Tの場合(T4_6S5Mとする)、Lm≧6T、Ls2≧6Tの場合(T4_6S6Mとする)、の16種類がある(図6(D)参照)。
また、本実施形態では、便宜上、T4_3S3Mを49番目のパルス幅設定情報、T4_3S4Mを50番目のパルス幅設定情報、T4_3S5Mを51番目のパルス幅設定情報、T4_3S6Mを52番目のパルス幅設定情報、T4_4S3Mを53番目のパルス幅設定情報、T4_4S4Mを54番目のパルス幅設定情報、T4_4S5Mを55番目のパルス幅設定情報、T4_4S6Mを56番目のパルス幅設定情報、T4_5S3Mを57番目のパルス幅設定情報、T4_5S4Mを58番目のパルス幅設定情報、T4_5S5Mを59番目のパルス幅設定情報、T4_5S6Mを60番目のパルス幅設定情報、T4_6S3Mを61番目のパルス幅設定情報、T4_6S4Mを62番目のパルス幅設定情報、T4_6S5Mを63番目のパルス幅設定情報、T4_6S6Mを64番目のパルス幅設定情報、ともいう。
そこで、本実施形態では、記録時には64(=16×4)種類のパルス幅設定情報を必要とするため、前記パルス幅設定レジスタ242は、64個の格納領域を有している。すなわち、パルス幅に関する設定項目は64個である。
そこで、シーケンサ244は、記録時には、書き込み信号から書き込み対象のマークの長さと、書き込み対象のマークの直前及び直後のスペースの長さとをそれぞれ検出し、それらの検出結果に基づいてパルス幅設定レジスタ242からパルス幅設定値を抽出し、発光タイミング信号S6を生成する。
また、ボトムパワーPbに対応する駆動電流値(Ibとする)、先端ブートパワーPbst1に対応する駆動電流値(Ifrとする)、中央パワーPwに対応する駆動電流値(Imidとする)、及び後端ブートパワーPbst2に対応する駆動電流値(Irearとする)が前記駆動電流設定情報である。すなわち、本実施形態では、記録時には4種類の駆動電流設定情報を必要とするため、前記駆動電流設定レジスタ243は、4個の格納領域を有している。すなわち、駆動電流に関する設定項目は4個である。なお、再生時には、駆動電流値Ibが格納される格納領域に再生パワーPrに対応する駆動電流値(Irとする)が格納される。各格納領域に格納される値はデジタル値である。
従って、本実施形態では、パルス形状に関する設定項目は68個となる。
また、本実施形態では、便宜上、駆動電流値Ibを1番目の駆動電流設定情報、駆動電流値Ifrを2番目の駆動電流設定情報、駆動電流値Imidを3番目の駆動電流設定情報、駆動電流値Irearを4番目の駆動電流設定情報、ともいう。
ところで、適切なパルス幅設定情報及び駆動電流設定情報は、記録線速度によって異なる(図7参照)。そこで、本実施形態では一例として、メディアの種類毎に4種類の記録線速度(6倍速、8倍速、12倍速及び16倍速)にそれぞれ適切なパルス幅設定情報(T1_3S3M〜T4_6S6M)、中央パワーPw、Ifr/Imid(=Rfrとする)、及びIrear/Imid(=Rrearとする)が前記記録条件の一部として前記フラッシュメモリ39のデータ領域に格納されている。また、本実施形態では一例として、ボトムパワーPbは、記録線速度によって変化しないものとし、メディアの種類毎に前記記録条件の一部として前記フラッシュメモリ39のデータ領域に格納されている。なお、以下では、パルス幅設定情報とボトムパワーPbと中央パワーPwとRfrとRrearとを総称して「記録特性情報」ともいう。また、図7では、便宜上、各線速度におけるチャネルクロックの周期及び中間パワーを同じとしているが、実際は、線速度が大きくなるにつれて、チャネルクロックの周期は短くなり、かつ中間パワーは大きくなる。
図3に戻り、前記APC回路248は、駆動電流設定レジスタ243からマルチプレクサ246に供給される駆動電流設定情報を前記モニタ信号S7に基づいて補正する。
前記マルチプレクサ246は、記録の際には、発光タイミング信号S6に基づいて、APC回路248を介して供給されるIb、Ifr、Imid及びIrearのいずれかを選択し、前記DAC247に出力する。例えば、発光タイミング信号S6が2つの信号(S6a、S6bとする)からなり、図8に示されるように、マルチプレクサ246では、S6a=0(ローレベル)、S6b=0(ローレベル)の場合にIbが選択され、S6a=1(ハイレベル)、S6b=0(ローレベル)の場合にImidが選択され、S6a=0(ローレベル)、S6b=1(ハイレベル)の場合にIfrが選択され、S6a=1(ハイレベル)、S6b=1(ハイレベル)の場合にIrearが選択されるように設定されていれば、一例として図9に示されるように、シーケンサ244は、基点から時間T1が経過するとS6bを1(ハイレベル)に変更し、基点から時間T2が経過するとS6aを1(ハイレベル)に変更するとともに、S6bを0(ローレベル)に変更する。シーケンサ244は、基点から時間T3が経過するとS6bを1(ハイレベル)に変更し、基点から時間T4が経過するとS6aを0(ローレベル)に変更するとともに、S6bを0(ローレベル)に変更する。なお、再生の際には、マルチプレクサ246は、再生パワーPrに対応する駆動電流値Irを常時出力する。
前記DAC247は、マルチプレクサ246の出力信号をD/A変換する。DAC247の出力信号は、光源LDの駆動電流(駆動信号)として光ピックアップ装置23に供給される。
上記のようにして構成された光ディスク装置20は、電源が投入されると所定の初期化処理を行い、光ディスクがセットされるのを待つ。なお、本実施形態では、10mSのタイマ割り込みが上記初期化処理で設定及び許可されているものとする。そして、10mSのタイマ割り込み処理において、光ディスクがセットされたか否かの判断などを行う。
光ディスク15がセットされると、フラッシュメモリ39のプログラム領域に格納されている図10のフローチャートに対応するプログラム(以下「記録特性情報取得プログラム」という)の先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、記録特性情報を取得する処理(以下「記録特性情報取得処理」と略述する)がスタートする。図10のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。なお、駆動電流設定レジスタ243には、すでに再生パワーPrに対応する駆動電流値Irが格納されているものとする。
最初のステップ301では、プリフォーマット情報の一つとして光ディスク15のリードイン領域に記録されているメディア情報(ベンダー情報、メディアタイプ情報など)を光ディスク15から読み出す。
次のステップ303では、フラッシュメモリ39のデータ領域に格納されている記録条件を参照し、光ディスク15が既知のメディアであるか否かを判断する。光ディスク15に対応する前記記録特性情報がフラッシュメモリ39のデータ領域に格納されていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ305に移行する。
このステップ305では、光ディスク15に対応する記録特性情報をフラッシュメモリ39のデータ領域から抽出する。
次のステップ311では、光ディスク15に対応する記録特性情報をRAM41に格納する。そして、設定情報取得処理を終了する。
一方、上記ステップ303において、光ディスク15に対応する記録特性情報がフラッシュメモリ39のデータ領域に格納されていなければ、ステップ303での判断は否定され、ステップ307に移行する。
このステップ307では、光ディスク15のリードイン領域に記録されている記録条件を取得する。この記録条件には、線速度毎のパルス幅設定値、OPC(Optimum Power Control)実行時の設定パワー、最適な記録パワーを決定するための各種パラメータの目標値などが含まれている。
次のステップ309では、取得した記録条件に基づいて光ディスク15に対応する記録特性情報を作成する。なお、この際に、取得した記録条件が最適な記録条件と異なっていることが明確であれば、取得した記録条件に対して例えば所定の係数を乗じるなどの補正を行って、記録特性情報を作成しても良い。そして、前記ステップ311に移行する。
《記録処理》
次に、光ディスク装置20が、上位装置90から光ディスク15にユーザデータをCAV方式で記録する記録要求コマンドを受信したときの処理(記録処理)について図11を用いて説明する。図11のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。上位装置90から記録要求コマンドを受信すると、フラッシュメモリ39のプログラム領域に格納されている図11のフローチャートに対応するプログラム(以下、「記録処理プログラム」という)の先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、記録処理がスタートする。なお、前述した設定情報取得処理はすでに行われており、光ディスク15に対応する記録特性情報はRAM41に格納されているものとする。そして、記録動作中は、光ディスク15は角速度一定で回転することとなる。
最初のステップ401では、OPC処理を実施する。すなわち、光ディスク15に設けられているPCA(Power Calibration Area)と呼ばれる試し書き領域に、所定の記録線速度(V0とする)で記録パワーを段階的に変化させつつ、所定のデータを試し書きした後、それらのデータを順次再生し、RF信号から検出されたアシンメトリの値が予め実験等で求めた目標値とほぼ一致する場合を最も高い記録品質であると判断し、そのときの記録パワーを記録線速度V0での最適な記録パワーとする。
次のステップ403では、OPC処理の結果に基づいて、各記録線速度における中央パワーPwを補正する(図12参照)。
次のステップ405では、記録要求コマンドで指定されたアドレス(以下「指定アドレス」と略述する)にユーザデータを記録する際の記録線速度(V1とする)を取得する。この記録線速度は、光ディスク15の回転速度と、光ディスク15の回転中心から指定アドレスまでの直線距離とによって算出される。
次のステップ407では、RAM41に格納されている記録特性情報に基づいて、記録線速度V1におけるパルス幅設定情報を取得する。記録線速度V1が6倍速、8倍速、12倍速、及び16倍速のいずれかであれば、それに対応するパルス幅設定情報を記録特性情報から抽出し、記録線速度V1が6倍速、8倍速、12倍速、及び16倍速のいずれでもなければ、記録線速度V1を挟む2つの記録線速度における各記録特性情報に基づいて近似演算又は補間演算を行い、記録線速度V1に適切な記録特性情報をそれぞれ取得する。例えば、記録線速度V1が6倍速と8倍速の間であれば、次の(1)式に基づいて、記録線速度V1でのパルス幅設定情報を算出する。なお、線速比率は(V1−6)/2で得られる値である。具体的には、6倍速でのT1が100、8倍速でのT1が90であれば、7倍速でのT1は、100×(1−0.5)+90×0.5=95となる。
V1でのパルス幅設定情報=6倍速でのパルス幅設定情報×(1−線速比率)+8倍速でのパルス幅設定情報×線速比率 ……(1)
次のステップ409では、RAM41に格納されている記録特性情報に基づいて、ボトムパワーPbと、記録線速度V1における中央パワーPwとRfrとRrearとを取得する。このときも、記録線速度V1が6倍速、8倍速、12倍速、及び16倍速のいずれかであれば、それに対応する中央パワーPwとRfrとRrearとを記録特性情報から抽出し、記録線速度V1が6倍速、8倍速、12倍速、及び16倍速のいずれでもなければ、パルス幅設定情報と同様に、近似演算又は補間演算によって記録線速度V1に適切な中央パワーPwとRfrとRrearとを算出する。そして、光源LDのI−L特性に基づいて、ボトムパワーPbに対応する駆動電流値Ibと、中央パワーPwに対応する駆動電流値Imidを算出する。さらに、次の(2)式に基づいて先端ブートパワーPbst1に対応する駆動電流値Ifrを算出するとともに、次の(3)式に基づいて後端ブートパワーPbst2に対応する駆動電流値Irearを算出する。
Ifr=Imid×Rfr ……(2)
Irear=Imid×Rrear ……(3)
次のステップ411では、記録線速度V1におけるパルス幅設定情報(T1_3S3M〜T4_6S6M)を一括してパルス幅設定レジスタ242に設定する。
次のステップ413では、駆動電流値Ibと、記録線速度V1における駆動電流値Imid、Ifr、及びIrearとを一括して駆動電流設定レジスタ243に設定する。
次のステップ415では、前記指定アドレスに対応する目標位置近傍に光スポットが形成されるように、駆動制御回路26に指示する。これにより、シーク動作が行なわれる。なお、シーク動作が不要であれば、ここでの処理はスキップされる。
次のステップ417では、10mSのタイマ割り込み処理での後述する更新処理を許可する。
次のステップ419では、割り込み回数をカウントするための割り込みカウンタ(nとする)に初期値1をセットする。
次のステップ421では、記録を許可する。これにより、前記エンコーダ25、前記レーザ制御回路24及び前記光ピックアップ装置23を介して光ディスク15への記録が開始される。
次のステップ423では、記録が完了したか否かを判断する。記録が完了していなければ、ここでの判断は否定され、ステップ425に移行する。
このステップ425では、再生信号処理28からのアドレス情報を参照し、サーボ制御が正常に行われているか否かを判断する。サーボ制御が正常に行われていれば、ここでの判断は肯定され、上記ステップ423に戻る。一方、サーボ制御が正常に行われていなければ、ここでの判断は否定され、上記ステップ427に移行する。
このステップ427では、サーボ制御が正常に行われるようにサーボ補正を行い、上記ステップ423に戻る。
また、上記ステップ423において、記録が完了していれば、ここでの判断は肯定され、ステップ429に移行する。
このステップ429では、上位装置90に記録完了を通知する。
次のステップ431では、10mSのタイマ割り込み処理での更新処理を禁止する。そして、記録処理を終了する。
次に、上記更新処理について図13のフローチャートを用いて説明する。更新処理が許可されていると、10mSのタイマ割り込み処理において、フラッシュメモリ39のプログラム領域に格納されている図13のフローチャートに対応するプログラム(以下、「更新処理プログラム」という)が起動され、更新処理がスタートする。すなわち、更新処理が許可されている間は、10mS毎に更新処理プログラムが起動され、更新処理が繰り返し行われる。ここでは、一例として、64個のパルス幅設定情報(T1_3S3M〜T4_6S6M)と3個の駆動電流設定情報(Ifr、Imid、Irear)とを更新するものとし、フラッシュメモリ39のメモリ領域に格納されている前記スケジュールテーブルには、一例として図14に示されるように、更新処理で参照され、実施される処理内容が1番から71番までのスケジュール番号に対応して記述されているものとする。
ところで、CAV方式では、角速度一定で回転しているため、一例として図15に示されるように、記録中に記録線速度は連続して変化する。そこで、パルス幅設定情報及び駆動電流設定情報も記録線速度の変化に合わせてできるだけ円滑に変化させるのが好ましい。本実施形態では、6倍速から8倍速となるのに約30秒かかることを考慮し、1つの記録線速度について約1秒以内で全ての設定情報が更新されるようにするため、10mS毎に1つの設定情報が更新されるように設定した(図16参照)。すなわち、記録線速度が約1/15倍速だけ変化する度に、各レジスタの設定情報はその記録線速度に適切な設定情報に更新されることとなる。
最初のステップ501では、上記スケジュールテーブルから割り込みカウンタnの値と同じスケジュール番号に対応する処理内容を抽出する。
次のステップ503では、抽出した処理内容を実施する。具体的には、n=1であれば、現在対応している線速度における1番目〜32番目のパルス幅設定情報を前述したようにして取得する。n=2であれば、現在対応している線速度における33番目〜64番目のパルス幅設定情報を前述したようにして取得する。n=3であれば、現在対応している線速度における駆動電流値Imid、Ifr、Irearを前述したようにして算出する。n=4であれば、駆動電流値Ifrを駆動電流設定レジスタ243にセットする。n=5であれば、駆動電流値Imidを駆動電流設定レジスタ243にセットする。n=6であれば、駆動電流値Irearを駆動電流設定レジスタ243にセットする。n=7であれば、1番目のパルス幅設定情報(T1_3S3M)をパルス幅設定レジスタ242にセットする。n=8であれば、2番目のパルス幅設定情報(T1_3S4M)をパルス幅設定レジスタ242にセットする。・・・・・・・・n=69であれば、63番目のパルス幅設定情報(T4_6S5M)をパルス幅設定レジスタ242にセットする。n=70であれば、64番目のパルス幅設定情報(T4_6S6M)をパルス幅設定レジスタ242にセットする。n=71であれば、n=0とする。これにより、記録動作を継続しつつ駆動電流設定レジスタ243に格納されている駆動電流設定情報及びパルス幅設定レジスタ242に格納されているパルス幅設定情報が順次更新される。
次のステップ505では、割り込みカウンタnの値に1を加算する。そして、更新処理を終了する。
このように、1回の更新処理に要する時間は非常に短時間であるため、サーボ制御が正常に行われているか否かの監視を必要なタイミングで行うことができる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る光ディスク装置20では、CPU40及び該CPU40にて実行されるプログラムとによって、制御装置が実現されている。なお、CPU40によるプログラムに従う処理によって実現した制御装置の少なくとも一部をハードウェアによって構成することとしても良いし、あるいは全てをハードウェアによって構成することとしても良い。
また、本実施形態では、記録媒体としてのフラッシュメモリ39に記録されているプログラムのうち、前記更新処理プログラムによって、本発明に係るプログラムが実行されている。
そして、図13の処理によって本発明に係る記録方法における更新する工程及び取得する工程が実施されている。
以上説明したように、本実施形態に係る光ディスク装置20によると、上位装置90から記録要求コマンドを受信すると、記録要求コマンドで指定されたアドレスが示す領域にユーザデータを記録する際の記録線速度V1に適切な複数のパルス幅設定情報(T1_3S3M〜T4_6S6M)、駆動電流値Ib、記録線速度V1に適切な駆動電流値Imid、駆動電流値Ifr及び駆動電流値Irearが取得されるとともに、シリアル伝送によって各パルス幅設定情報がパルス幅設定レジスタ242にセットされ、駆動電流値Ib、駆動電流値Imid、駆動電流値Ifr及び駆動電流値Irearが駆動電流設定レジスタ243にセットされ、記録動作が開始される。そして、記録動作を継続しつつ、10mSのタイマ割り込み処理において更新処理が行われる。1回目〜3回目の更新処理で現在の記録線速度に適切なパルス幅設定情報、駆動電流値Imid、駆動電流値Ifr及び駆動電流値Irearが取得され、4回目〜6回目の更新処理で駆動電流値Imid、駆動電流値Ifr及び駆動電流値Irearがシリアル伝送によって駆動電流設定レジスタ243にセットされ、7回目〜70回目の更新処理でパルス幅設定情報がシリアル伝送によってパルス幅設定レジスタ242にセットされる。すなわち、70回の更新処理で、各レジスタに格納されている設定情報は、現在の記録線速度に適切な設定情報に更新される。これにより、CPU40は必要なタイミングで各種状態監視を行うことが可能となり、例えば記録中にサーボ外れが発生するのを防止することができる。従って、大型化及び高コスト化を招くことなく、高速度で記録品質に優れた記録を行うことが可能となる。
なお、上記実施形態の更新処理では、パルス幅設定情報をパルス幅設定レジスタ242にセットする際に、1番目のパルス幅設定情報から64番目のパルス幅設定情報まで順にセットする場合について説明したが、これに限らず、例えば同時に参照されるパルス幅設定情報である、マークの長さ、及び直前又は直後のスペースの長さがそれぞれ同じパルス幅設定情報を連続してセットしても良い。この場合には、スケジュールテーブルは一例として図17に示されるように設定されることとなる。すなわち、n=7であれば、1番目のパルス幅設定情報(T1_3S3M)をセットし、n=8であれば、17番目のパルス幅設定情報(T2_3S3M)をセットする。これにより、Lm=3T、かつLs1=3Tのパルス幅設定情報が連続してセットされる。また、n=9であれば、33番目のパルス幅設定情報(T3_3S3M)をセットし、n=10であれば、49番目のパルス幅設定情報(T4_3S3M)をセットする。これにより、Lm=3T、かつLs2=3Tのパルス幅設定情報が連続してセットされる。・・・・・・・・n=67であれば、16番目のパルス幅設定情報(T1_6S6M)をセットし、n=68であれば、32番目のパルス幅設定情報(T2_6S6M)をセットする。これにより、Lm≧6T、かつLs1≧6Tのパルス幅設定情報が連続してセットされる。さらに、n=69であれば、48番目のパルス幅設定情報(T3_6S6M)をセットし、n=70であれば、64番目のパルス幅設定情報(T4_6S6M)をセットする。これにより、Lm≧6T、かつLs2≧6Tのパルス幅設定情報が連続してセットされる。
また、出現頻度が高いマークの長さ、及び直前又は直後のスペースの長さに対応するパルス幅設定情報を優先的にパルス幅設定レジスタ242にセットしても良い。
また、上記実施形態の更新処理では、パルス幅設定レジスタ242に格納されている64個のパルス幅設定情報が全て更新される場合について説明したが、これに限らず、例えば図18に示されるように、12倍速におけるT1と16倍速におけるT1とが同じであり、かつ変化前後の記録線速度がいずれも12倍速〜16倍速の範囲内の場合には、T1を更新する必要はないため、1番目のパルス幅設定情報(T1_3S3M)〜16番目のパルス幅設定情報(T1_6S6M)は更新処理ではパルス幅設定レジスタ242にセットしなくても良い。この場合には、スケジュールテーブルは図19に示されるように設定されることとなる。すなわち、n=7であれば、17番目のパルス幅設定情報(T2_3S3M)をセットし、n=8であれば、18番目のパルス幅設定情報(T2_3S4M)をセットする。・・・・・・・・n=53であれば、63番目のパルス幅設定情報(T4_6S5M)をセットし、n=54であれば、64番目のパルス幅設定情報(T4_6S6M)をセットする。そして、n=55であれば、n=0とする。これにより、1つの記録線速度に関する更新処理の回数を減らすことができる。なお、図18では、便宜上、各線速度におけるチャネルクロックの周期及び中間パワーを同じとしているが、実際は、線速度が大きくなるにつれて、チャネルクロックの周期は短くなり、かつ中間パワーは大きくなる。また、この場合には、10mSではなく20mSのタイマ割り込み処理で更新処理を行っても良い。
また、記録品質に対するパルス幅のマージンが比較的大きい場合には、記録開始前にセットしたパルス幅設定情報を各記録線速度でそのまま用いても良い(図20参照)。この場合には、更新処理では、駆動電流値Imid、Ifr、Irearのみが更新される。このときには、スケジュールテーブルは図21に示されるように設定されることとなる。すなわち、n=1であれば、現在対応している線速度における駆動電流値Imid、Ifr、Irearを前述したようにして算出する。n=2であれば、駆動電流値Ifrをセットし、n=3であれば、駆動電流値Imidをセットし、n=4であれば、駆動電流値Irearをセットする。そして、n=5であれば、n=0とする。これにより、1つの記録線速度に関する更新処理の回数を更に減らすことができる。なお、図20では、便宜上、各線速度におけるチャネルクロックの周期及び中間パワーを同じとしているが、実際は、線速度が大きくなるにつれて、チャネルクロックの周期は短くなり、かつ中間パワーは大きくなる。また、この場合には、10mSではなく200mSのタイマ割り込み処理で更新処理を行っても良い。
また、上記実施形態の更新処理では、更新前後の値の差に関係なく、各設定情報を更新する場合について説明したが、これに限らず、更新前後の値の差分が予め設定されている上限値を超えている場合には、1回の差分が前記上限値以下となるように、複数回に分けて更新しても良い。例えば、更新前後におけるT1の差分が上限値を超えている場合には、スケジュールテーブルは一例として図22のように設定されることとなる。図22では、スケジュール番号7〜22で、1回目のT1をセットし、T3セット後のスケジュール番号55〜72で、2回目のT1をセットしている。従って、T4のセットはスケジュール番号73〜86で行われ、スケジュール番号87でn=0となる。これにより、設定情報を滑らかに更新することができる。なお、複数回に分けて更新する際には、更新が連続しないように、適宜分散させるのが好ましい。図22では、1回目の更新に続けて2回目の更新が行われないように設定されている。
また、上記実施形態では、1つの加熱パルスが3つのパルスから構成される場合について説明したが、これに限らず、メディアの種類に応じて4つ以上のパルスから構成されても良い。また、蓄熱を軽減するために、後端ブートパルスEPの後ろに更に冷却パルスがあっても良い。これらの場合に、設定項目の数が増加すると、それに応じて対応するレジスタにおける格納領域が増加することとなる。そして、増加した設定項目数分だけスケジュールテーブルにおけるスケジュール数が増加する。
また、上記実施形態では、1つの記録線速度に関する更新処理が1秒以内に完了するように設定しているが、これに限定されるものではない。例えば、記録線速度の変化に対して適切な設定情報の変化が小さい場合や、光ディスクの回転速度が遅い場合には、1秒以内に完了しなくても良い。また、CPU40の処理能力が高い場合には、更新処理の起動頻度を高くしても良いし、CPU40の処理能力が低い場合には、更新処理の起動頻度を低くしても良い。すなわち、更新対象とされた設定項目の数、光ディスクの回転速度、CPU40の処理能力、設定情報の変化量、及び記録動作中の監視内容などによって更新処理の起動頻度が異なっても良い。
また、上記実施形態では、光ディスク15にユーザデータをCAV方式で記録する場合について説明したが、これに限らず、ゾーンCLV(Z−CLV)方式や、パーシャルCAV(P−CAV)方式で記録してもよい。要するに、記録中に記録線速度が変化するような方式であれば良い。
また、上記実施形態では、本発明に係るプログラムは、フラッシュメモリ39に記録されているが、他の記録媒体(CD、光磁気ディスク、DVD、メモリカード、ハードディスク、USBメモリ、フレキシブルディスク等)に記録されていても良い。この場合には、各記録媒体に対応する再生装置(又は専用インターフェース)を介して本発明に係るプログラムをフラッシュメモリ39にロードすることとなる。また、ネットワーク(LAN、イントラネット、インターネットなど)を介して本発明に係るプログラムをフラッシュメモリ39に転送しても良い。要するに、本発明に係るプログラムがフラッシュメモリ39に格納されていれば良い。
また、上記実施形態では、光ディスク15がDVD+Rの規格に準拠した光ディスクである場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、例えば約405nmの波長の光に対応した次世代の情報記録媒体であっても良い。要するに光を利用して情報を記録することが可能な情報記録媒体であれば良い。
また、上記実施形態では、光ディスク15が1つの記録層を有する場合について説明したが、これに限らず、複数の記録層を有していても良い。この場合に、CDの規格に準拠した記録層とDVDの規格に準拠した記録層とが混在しても良い。
また、上記実施形態では、光ピックアップ装置が1つの半導体レーザを備える場合について説明したが、これに限らず、例えば互いに異なる波長の光束を発光する複数の半導体レーザを備えていても良い。この場合に、例えば波長が約405nmの光束を発光する半導体レーザ、波長が約660nmの光束を発光する半導体レーザ及び波長が約780nmの光束を発光する半導体レーザの少なくとも1つを含んでいても良い。すなわち、光ディスク装置が互いに異なる規格に準拠した複数種類の光ディスクに対応する光ディスク装置であっても良い。
また、上記実施形態では、情報記録装置が光ディスク装置の場合について説明したが、これに限らず、例えばDVDレコーダであっても良い。要するに光を利用して情報を記録することが可能な装置であれば良い。
以上説明したように、本発明の記録方法によれば、情報記録装置の大型化及び高コスト化を招くことなく、光ディスクに対して高速度で記録品質に優れた記録を行うのに適している。また、本発明の情報記録装置によれば、大型化及び高コスト化を招くことなく、光ディスクに対して高速度で記録品質に優れた記録を行うのに適している。また、本発明のプログラム及び記憶媒体によれば、情報記録装置に、大型化及び高コスト化を招くことなく、光ディスクに対して高速度で記録品質に優れた記録を行わせるのに適している。
本発明の一実施形態に係る情報記録装置としての光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図1における光ピックアップ装置の構成を説明するための図である。 図1におけるレーザ制御回路の構成を説明するためのブロック図である。 マークを形成する際の発光パワーのパルス形状を説明するための図である。 パルス幅設定情報を説明するための図である。 図6(A)〜図6(D)は、それぞれT1〜T4を説明するための図である。 記録線速度による適切なパルス形状の違いを説明するための図である。 図3におけるマルチプレクサを説明するための図である。 図3におけるシーケンサから出力される発光タイミング信号を説明するための図である。 記録特性情報取得処理を説明するためのフローチャートである。 記録処理を説明するためのフローチャートである。 記録線速度と適切な中央パワーとの関係を説明するための図である。 10mSのタイマ割り込み処理で起動される更新処理を説明するためのフローチャートである。 図13の更新処理で参照されるスケジュールテーブルを説明するための図である。 回転中心からの距離と記録線速度との関係を説明するための図である。 更新処理の起動頻度を説明するための図である。 図13の更新処理で参照されるスケジュールテーブルの変形例を説明するための図である。 12倍速と16倍速とでT1が同じ場合を説明するための図である。 図18の場合のスケジュールテーブルを説明するための図である。 パルス幅が各記録線速度で同じ場合を説明するための図である。 図20の場合のスケジュールテーブルを説明するための図である。 更新前後のT1の差分が上限値を越えているときのスケジュールテーブルを説明するための図である。
符号の説明
15…光ディスク、20…光ディスク装置(情報記録装置)、23…光ピックアップ装置、24…レーザ制御回路(信号生成回路)、39…フラッシュメモリ(記録媒体)、40…CPU(制御装置)、242…パルス幅設定レジスタ(レジスタ)、243…駆動電流設定レジスタ(レジスタ)。

Claims (22)

  1. 光源からレーザ光をパルス状に発光させる情報記録装置を用いて、光ディスクの記録面に情報を記録する記録方法であって、
    情報の記録動作中に記録速度が変化すると、パルス形状に関する複数の設定項目のうち記録品質の低下に影響する複数の設定項目を更新対象とし、前記記録動作を継続しつつ、予め設定されている時間間隔で、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、前記記録動作中に参照される頻度が他の設定項目よりも高い設定項目の値を他の設定項目に優先させて、現在の記録速度に適切な値に更新する工程を含む記録方法。
  2. 前記更新する工程では、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、前記記録動作中に同時に参照される複数の設定項目の値は互いに連続して更新されることを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
  3. 前記更新する工程では、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、更新による値の変化量が予め設定されている上限値よりも大きい設定項目については、1回の更新における値の変化量が前記上限値以下となるように、複数回に分けて値が更新されることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録方法。
  4. 前記更新する工程では、前記複数回に分けて値を更新する際に、各回の更新の間に少なくとも1つの他の設定項目の値の更新が行われることを特徴とする請求項に記載の記録方法。
  5. 前記更新対象とされた複数の設定項目は、駆動電流に関する複数の設定項目及びパルス幅に関する複数の設定項目の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の記録方法。
  6. 前記光ディスクは、前記記録動作中は角速度一定で回転していることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の記録方法。
  7. 前記情報記録装置は、前記光ディスクの記録特性情報が格納されているメモリを有し、
    前記更新する工程に先立って、情報の記録動作中に記録速度が変化すると、前記記録動作を継続しつつ、前記メモリに格納されている前記記録特性情報に基づいて、前記更新対象とされた複数の設定項目に関する前記現在の記録速度に適切な値をそれぞれ取得する工程を、更に含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の記録方法。
  8. 前記取得する工程では、前記更新対象とされた複数の設定項目に関する前記現在の記録速度に適切なそれぞれの値は、前記予め設定されている時間間隔で、複数回に分けて取得されることを特徴とする請求項に記載の記録方法。
  9. 前記複数の設定項目に関して、予め複数の記録速度毎にそれぞれの適切な値が取得されており、
    前記取得する工程では、前記現在の記録速度が前記複数の記録速度のいずれとも異なる場合に、前記複数の記録速度のうち前記現在の記録速度を挟む2つの記録速度における各適切な値に基づいて近似演算又は補間演算を行い、前記現在の記録速度に適切な値をそれぞれ取得することを特徴とする請求項7又は8に記載の記録方法。
  10. パルス形状に関する複数の設定項目の値が格納されたレジスタを備えた信号生成回路で生成された信号に基づいて光源からレーザ光をパルス状に発光し、光ディスクの記録面に情報を記録する情報記録装置に用いられるプログラムであって、
    情報の記録動作中に記録速度が変化すると、前記レジスタに格納されている複数の設定項目のうち記録品質の低下に影響する複数の設定項目を更新対象とし、前記記録動作を継続しつつ、予め設定されている時間間隔で、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、前記記録動作中に参照される頻度が他の設定項目よりも高い設定項目の値を他の設定項目に優先させて、現在の記録速度に適切な値に更新する手順を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラム。
  11. 前記情報記録装置は、前記光ディスクの記録特性情報が格納されているメモリを有し、
    前記更新する手順に先立って、情報の記録動作中に記録速度が変化すると、前記記録動作を継続しつつ、前記メモリに格納されている前記記録特性情報に基づいて、前記更新対象とされた複数の設定項目に関する前記現在の記録速度に適切な値をそれぞれ取得する手順を、前記制御用コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 請求項10又は11に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 光ディスクの記録面に情報を記録する情報記録装置であって、
    光源と、該光源から出射されたレーザ光を光ディスクの記録面に集光する光学系とを含む光ピックアップ装置と;
    前記レーザ光のパルス形状に関する複数の設定項目の値が格納されたレジスタを有し、該レジスタ及び前記記録面に記録される情報に基づいて前記光源の駆動信号を生成する信号生成回路と;
    前記情報の記録動作中に記録速度が変化すると、前記レジスタに格納されている複数の設定項目のうち記録品質の低下に影響する複数の設定項目を更新対象とし、前記記録動作を継続しつつ、予め設定されている時間間隔で、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、前記記録動作中に参照される頻度が他の設定項目よりも高い設定項目の値を他の設定項目に優先させて、現在の記録速度に適切な値に更新する制御装置と;を備える情報記録装置。
  14. 前記制御装置は、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、前記記録動作中に同時に参照される複数の設定項目の値は互いに連続して更新することを特徴とする請求項13に記載の情報記録装置。
  15. 前記制御装置は、前記更新対象とされた複数の設定項目のうち、更新による値の変化量が予め設定されている上限値よりも大きい設定項目については、1回の更新における値の変化量が前記上限値以下となるように、複数回に分けて値を更新することを特徴とする請求項13又は14に記載の情報記録装置。
  16. 前記制御装置は、前記複数回に分けて値を更新する際に、各回の更新の間に少なくとも1つの他の設定項目の値の更新を行うことを特徴とする請求項15に記載の情報記録装置。
  17. 前記更新対象とされた複数の設定項目は、駆動電流に関する複数の設定項目及びパルス幅に関する複数の設定項目の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項13〜16のいずれか一項に記載の情報記録装置。
  18. 前記光ディスクは、前記記録動作中は角速度一定で回転していることを特徴とする請求項13〜17のいずれか一項に記載の情報記録装置。
  19. 前記光ディスクの記録特性情報が格納されているメモリを更に備え、
    前記制御装置は、更に前記更新に先立って、情報の記録動作中に記録速度が変化すると、前記記録動作を継続しつつ、前記メモリに格納されている前記記録特性情報に基づいて、前記更新対象とされた複数の設定項目に関する前記現在の記録速度に適切な値をそれぞれ取得することを特徴とする請求項13〜18のいずれか一項に記載の情報記録装置。
  20. 前記制御装置は、前記更新対象とされた複数の設定項目に関する前記現在の記録速度に適切なそれぞれの値を、前記予め設定されている時間間隔で、複数回に分けて取得することを特徴とする請求項19に記載の情報記録装置。
  21. 前記レジスタに格納される複数の設定項目に関して、予め複数の記録速度毎にそれぞれの適切な値が取得されており、
    前記制御装置は、前記現在の記録速度が前記複数の記録速度のいずれとも異なる場合に、前記複数の記録速度のうち前記現在の記録速度を挟む2つの記録速度における各適切な値に基づいて近似演算又は補間演算を行い、前記現在の記録速度に適切な値をそれぞれ取得することを特徴とする請求項19又は20に記載の情報記録装置。
  22. 前記制御装置は、前記光ディスクが未知の光ディスクの場合に、前記光ディスクに予め記録されている記録特性に関する情報に基づいて、前記現在の記録速度に適切なそれぞれの値を取得することを特徴とする請求項19に記載の情報記録装置。
JP2004352114A 2004-12-06 2004-12-06 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置 Expired - Fee Related JP4282593B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004352114A JP4282593B2 (ja) 2004-12-06 2004-12-06 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置
US11/294,394 US7570556B2 (en) 2004-12-06 2005-12-06 Method and apparatus for recording information

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004352114A JP4282593B2 (ja) 2004-12-06 2004-12-06 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006164364A JP2006164364A (ja) 2006-06-22
JP4282593B2 true JP4282593B2 (ja) 2009-06-24

Family

ID=36574051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004352114A Expired - Fee Related JP4282593B2 (ja) 2004-12-06 2004-12-06 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7570556B2 (ja)
JP (1) JP4282593B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7773479B1 (en) 2005-10-12 2010-08-10 Marvell International Ltd. Flexible optical write strategy
JP2007323719A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Toshiba Corp 光ディスク、情報記録方法、情報再生方法
JP2008084515A (ja) * 2006-09-01 2008-04-10 Ricoh Co Ltd 追記型光記録媒体とその記録方法
JP2009004011A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Panasonic Corp 光ディスク装置
JP4342591B1 (ja) 2008-03-31 2009-10-14 株式会社東芝 光ディスク装置および制御方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3528612B2 (ja) 1998-02-02 2004-05-17 株式会社日立製作所 光ディスク装置
JP4063978B2 (ja) 1998-07-03 2008-03-19 株式会社リコー 情報記録方法
JP2001243626A (ja) 2000-02-24 2001-09-07 Ricoh Co Ltd 情報記録方法、情報記録装置及び情報処理装置
US6459666B1 (en) 1999-09-06 2002-10-01 Ricoh Company, Ltd. Information recording apparatus and method
JP2001229564A (ja) 2000-02-17 2001-08-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク記録方法及び装置
JP2002208139A (ja) 2001-01-11 2002-07-26 Ricoh Co Ltd 情報記録方法、情報記録装置及び情報処理装置
JP2002197657A (ja) 2000-12-22 2002-07-12 Sanyo Electric Co Ltd データ記録装置及びデータ記録制御装置
JP4017837B2 (ja) * 2001-05-22 2007-12-05 株式会社日立製作所 情報記録方法及び光ディスク装置
JP2003015897A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Yamaha Corp 制御装置、メディア記録装置、制御方法、制御プログラム、およびメモリ書換えプログラム
JP2003099927A (ja) 2001-09-25 2003-04-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク記録装置
JP4013605B2 (ja) 2002-03-22 2007-11-28 ヤマハ株式会社 光ディスク記録方法、及び光ディスク記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006164364A (ja) 2006-06-22
US20060120241A1 (en) 2006-06-08
US7570556B2 (en) 2009-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1191523B1 (en) An optical recording apparatus, and a method for controlling laser power therein
JP2005310351A (ja) 光ディスク装置
JP4282593B2 (ja) 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置
JP3964282B2 (ja) 記録条件設定方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置
JP2004086940A (ja) 記録条件補正方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置
JP3970255B2 (ja) 光ディスク装置
JP3883193B2 (ja) 記録条件決定方法、プログラム及び記録媒体、情報記録装置、並びに情報記録システム
US20050083803A1 (en) Recording power determining method, program, computer readable storage medium, recording power determining device, and optical disk apparatus
JP2004086999A (ja) 記録条件設定方法、プログラム及び記録媒体、並びに光ディスク装置
JP2005092952A (ja) 記録条件設定方法、記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに光ディスク装置
JP3752496B2 (ja) 信号補正方法、ウォブル信号補正回路及び光ディスク装置
JP3566717B1 (ja) 光ディスク装置
JP2012248245A (ja) 光ディスク装置、受光レベル補正値取得方法、プログラム
JP2004199818A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
US8929185B2 (en) Optical disc recording device and optical disc recording method
JP2003123299A (ja) 光ディスク装置
JP2006172567A (ja) 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置
JP4266877B2 (ja) モニタ装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2004086951A (ja) 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置
WO2005024800A1 (ja) プッシュプル信号生成装置及び光ディスク装置
JP2004273057A (ja) シーク動作制御方法、プログラム及び記録媒体、並びにドライブ装置
JP2009015883A (ja) 光ディスク装置及びその制御方法
JP2005122794A (ja) 光ディスクのデータ消去方法及び光ディスク装置
JP2005222676A (ja) 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに光ディスク装置
JP2004185764A (ja) 記録条件決定方法、プログラム及び記録媒体、情報記録装置、並びに情報記録システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090316

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130327

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140327

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees