JP2004083985A - スパッタリングターゲットおよびその製造方法 - Google Patents

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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/3407Cathode assembly for sputtering apparatus, e.g. Target

Abstract

【課題】アーキングが発生することなく、安定して成膜することが可能であり、ノジュールが発生して、パーティクルによる基板などの品質の劣化をきたすことのないスパッタリングターゲットおよびスパッタリングターゲットの製造方法を提供する。
【解決手段】複数の分割ターゲット材から構成されるターゲット材とバッキングプレートを、ボンディング材を介して接合したスパッタリングターゲットであって、分割ターゲット材のうち、相互に隣接する厚さの相違する分割ターゲット材の隣接部において、厚さの厚い方の分割ターゲット材の隣接部分に、厚さの薄い分割ターゲット材の厚さと略同一の厚さを有する水平部分を形成するとともに、厚さの厚い方の分割ターゲット材に、水平部分から上部ターゲット面に連続する傾斜部分を形成した。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スパッタリング法により半導体などの薄膜を製造する際に使用される、ターゲット材とバッキングプレートをボンディング材を介して接合したスパッタリングターゲット、特に、複数のターゲット材がバッキングプレート上に配置された多分割タイプのスパッタリングターゲットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、半導体などの電子・電気部品用材料の成膜法として、膜厚や成分を容易に制御できるため、スパッタリング法が広範に用いられている。
このようなスパッタリング法において用いるスパッタリングターゲットは、薄膜を形成しようとする材料からなるターゲット材と、導電性・熱伝導性に優れた材質からなるバッキングプレートとを、ボンディング材を介して接合した構成のものが一般に用いられている。
【0003】
ところで、このようなスパッタリング法は、大面積に均一な膜を成膜することができるため、特に、液晶フラットパネルディスプレイの分野で多く使用されるようになっている。
このような液晶フラットパネルディスプレイの分野では、大型化しているのが現状であり、このため、複数のターゲット材がバッキングプレート上に配置された多分割タイプのスパッタリングターゲットが提案されている。
【0004】
このような大面積の多分割タイプのスパッタリングターゲットに対して、スパッタリングを行う方法として、ターゲット背後に配置した磁石を揺動させてターゲット全体にスパッタリングする方法が行われている。
しかしながら、このような揺動磁石タイプのスパッタリング装置では、ある特定の箇所において、ターゲット材のエロージョンの進行が速く、このエロージョンの進行の速い部分が、ターゲット材とバッキングプレートを接合しているボンディング層に到達してしまうと、他の部分のターゲット材が大量に残っていても、スパッタリングターゲット全体が使用できなくなってしまうことになる。
【0005】
このため、従来より、図7に示したように、エロージョンの進行の速い部分のターゲット材102の厚さを、エロージョンの進行の遅い部分のターゲット材104の厚さよりも厚くした構造のスパッタリングターゲット100が提案されている。
しかしながら、このようなターゲット材102とターゲット材104の厚さ(高さ)が相違して、これらのスパッタリング面102a、104aに段差106が形成されることになる。従って、このようなスパッタリングターゲット100では、この段差106の部分において、相互に隣接したターゲット材の内、厚さの薄いターゲット材104から、スパッタリングによって飛び出した粒子が、隣接する厚さの厚いターゲット材102の側面102bに付着してしまう現象が発生することがある。
【0006】
この厚さの厚いターゲット材102の側面102bに付着した粒子は、付着量の増加にともない剥離しやすくなり、剥離した薄片が基板に付着するとパーティクルとなってしまう。このようなパーティクルが付着すると、液晶表示素子(LCD)などの品質が劣化することになっている。
また、このように厚さの厚いターゲット材102のエッジ部102cでは、アーキングが発生しやすく、安定した成膜を得ることが困難であった。
【0007】
このため、特開2000−204468号公報では、多分割スパッタリングターゲットであって、スパッタリングされる面の高さが分割された部材間で異なるターゲットにおいて、発生するパーティクルの発生量を低減させるように構成したスパッタリングターゲットが提案されている。
この特開2000−204468号公報では、図8に示したように、隣り合ったターゲット材202、204の間のうち、厚さの厚いターゲット材202に対して傾斜部206を設けて、段差をなくすことにより、分割部におけるパーティクルの発生を低減するように構成したスパッタリングターゲット200が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した特開2000−204468号公報に開示されるようなスパッタリングターゲット200では、図8に示したように、厚さの薄いターゲット材204から、直接傾斜部206を介して、厚さの厚いターゲット材202が立ち上がった状態になっている。
【0009】
このため、図7に示したスパッタリングターゲット100に比較すれば、若干の改善はみられるものの、傾斜部206への粒子の付着が依然として発生し、この様な立ち上がった状態の箇所では、放電が不安定となり、アーキングが発生して安定した成膜が得られず、ノジュールが発生して、パーティクルによる品質の劣化をきたすことになっているのが実情である。
【0010】
本発明は、このような現状に鑑み、アーキングが発生することなく、安定して成膜することが可能であり、ノジュールが発生して、パーティクルによる基板などの品質の劣化をきたすことのないスパッタリングターゲットおよびスパッタリングターゲットの製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明なされたものであって、本発明のスパッタリングターゲットは、複数の分割ターゲット材から構成されるターゲット材とバッキングプレートを、ボンディング材を介して接合したスパッタリングターゲットであって、
前記分割ターゲット材のうち、相互に隣接する厚さの相違する分割ターゲット材の隣接部において、
厚さの厚い方の分割ターゲット材の隣接部分に、厚さの薄い分割ターゲット材の厚さと略同一の厚さを有する水平部分を形成するとともに、
前記厚さの厚い方の分割ターゲット材に、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分から上部ターゲット面に連続する傾斜部分を形成したことを特徴とする。
【0012】
また、本発明のスパッタリングターゲットの製造方法は、複数の分割ターゲット材から構成されるターゲット材とバッキングプレートを、ボンディング材を介して接合したスパッタリングターゲットの製造方法であって、
前記分割ターゲット材のうち、相互に隣接する厚さの相違する分割ターゲット材の隣接部において、
厚さの厚い方の分割ターゲット材の隣接部分に、厚さの薄い分割ターゲット材の厚さと略同一の厚さを有する水平部分を形成するとともに、
前記厚さの厚い方の分割ターゲット材に、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分から上部ターゲット面に連続する傾斜部分を形成することを特徴とする。
【0013】
このように厚さの厚い方の分割ターゲット材の隣接部分に、厚さの薄い分割ターゲット材の厚さと略同一の厚さを有する水平部分を形成し、しかも、水平部分から上部ターゲット面に連続する傾斜部分を形成してあるので、隣接部分での段差がなくなるので、傾斜面に粒子が付着することなく、ノジュールが発生することがなくなり、パーティクルによる基板などの品質の劣化をきたすことがない。
【0014】
また、本発明は、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分の幅が、1mm以上であることを特徴とする。
このように傾斜部分を分割部より離間することによって放電が安定し、アーキングが発生しにくくなり、その結果、安定して成膜することが可能である。
また、本発明は、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の傾斜部分と水平部分とのなす角度が、45°以下であることを特徴とする。
【0015】
このようにすることによって、隣接部分での段差がなくなるので、傾斜面に粒子が付着することなく、ノジュールが発生することがなくなり、パーティクルによる基板などの品質の劣化をきたすことがない。しかも、傾斜部分と水平部分とのなす角度が、45°以下であれば、厚さの厚い方の分割ターゲット材のエッジ部でのアーキングが発生しにくくなり、その結果、安定して成膜することが可能である。
【0016】
また、本発明は、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間の部分にR部分が形成されていることを特徴とする。
このように厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間の部分にR部分が形成されていることによって、水平部分と傾斜部分との間にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生を防止することができる。
【0017】
また、本発明は、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間に形成されたR部分が、R0.1mm以上であることを特徴とする。
このように、厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間に形成されたR部分が、R0.1mm以上であることによって、水平部分と傾斜部分との間がより滑らかな曲線形状を呈することになり、水平部分と傾斜部分との間にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生をより効果的に防止することができる。
【0018】
また、本発明は、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間の部分にR部分が形成されていることを特徴とする。
このように厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間の部分にR部分が形成されていることによって、上部ターゲット面と傾斜部分との間にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生を防止することができる。
【0019】
また、本発明は、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間に形成されたR部分が、R0.1mm以上であることを特徴とする。
このように、厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間に形成されたR部分が、R0.1mm以上であることによって、上部ターゲット面と傾斜部分との間がより滑らかな曲線形状を呈することになり、上部ターゲット面と傾斜部分との間にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生をより効果的に防止することができる。
【0020】
また、本発明は、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間の部分が、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分とのなす角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)により形成されていることを特徴とする。
このように、厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間の部分が、厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分とのなす角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)により形成されていることによって、水平部分と傾斜部分との間がより滑らかになり、この部分におけるアーキングの発生を防止することができる。
【0021】
また、本発明は、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間の部分が、連続的に変化する直線群により形成されていることを特徴とする。
このように厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間の部分が、連続的に変化する直線群により形成されているので、水平部分と傾斜部分との間がより滑らかな曲線形状に近い形状を呈することになり、この部分におけるアーキングの発生をより効果的に防止することができる。
【0022】
また、本発明は、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間の部分が、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面とのなす角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)により形成されていることを特徴とする。
このように、厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間の部分が、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面とのなす角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)により形成されていることによって、上部ターゲット面と傾斜部分との間がより滑らかになり、この部分におけるアーキングの発生を防止することができる。
【0023】
また、本発明は、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間の部分が、連続的に変化する直線群により形成されていることを特徴とする。
このように厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間の部分が、連続的に変化する直線群により形成されているので、上部ターゲット面と傾斜部分との間がより滑らかな曲線形状に近い形状を呈することになり、上部ターゲット面と傾斜部分との間にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生をより効果的に防止することができる。
【0024】
また、本発明は、前記分割ターゲット材のうち、相互に隣接する厚さの相違する分割ターゲット材の隣接部の隅角部に、エッジ処理が施されていることを特徴とする。
このように構成することによって、分割ターゲット材の隣接部の隅角部に、エッジ処理が施されているので、この部分にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生をより効果的に防止することができる。
【0025】
また、本発明は、前記エッジ処理が、R0.1mm〜5mmのR面処理であることを特徴とする。
このように構成することによって、分割ターゲット材の隣接部の隅角部が、より滑らかな曲線形状を呈することになり、分割ターゲット材の隣接部の隅角部にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生をより効果的に防止することができる。
【0026】
また、本発明は、前記エッジ処理が、C0.1mm〜5mmのC面処理であることを特徴とする。
このように構成することによって、エッジ部が滑らかになり、アーキングの発生を防止することができる。
また、本発明は、前記分割ターゲット材の相互に隣接する隣接部の間に、間隙が形成されていることを特徴とする。
【0027】
スパッタリングを行うとArイオンがターゲット材に叩き付けられることにより、ターゲット材に熱が加わることになる。この際に、分割ターゲット材の隣接部の間に間隙が存在しない場合には、ターゲット材が膨張した時に、分割部よりチッピングなどが発生し、パーティクル、アーキングの発生原因となる。また、ターゲット材の取り付け時などに少しねじれたときにもチッピングなどが発生してしまうことになる。
【0028】
しかしながら、このように分割ターゲット材の相互に隣接する隣接部の間に、間隙が形成されていることによって、膨張、取り付け時におけるねじれを間隙によって吸収することができることになり、このようなチッピングなどの発生による、パーティクル、アーキングを効果的に防止することが可能である。
また、本発明は、前記分割ターゲット材の隣接部の間の間隙が、0.05mm〜0.7mmの間隙であることを特徴とする。
【0029】
このようなチッピングなどの発生による、パーティクル、アーキングを効果的に防止することが可能である。
このような範囲の大きさの間隙を有することによって、膨張、取り付け時におけるねじれを間隙によってより効果的に吸収することができ、このようなチッピングなどの発生による、パーティクル、アーキングを効果的に防止することが可能である。
【0030】
また、本発明では、前記ターゲット材が、InまたはSnを主成分とする金属酸化物であるのが望ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。図1は、本発明のスパッタリングターゲットの第1の実施例の斜視図、図2は図1のII−II線での断面図、図3は、図2の部分拡大断面図である。
図1において、10は、全体で本発明のスパッタリングターゲットを示している。
【0032】
図1および図2に示したように、スパッタリングターゲット10は、矩形板状のバッキングプレート12と、バッキングプレート12の上面に、ボンディング材14を介して接合されたエロージョン部を構成する複数個の矩形状の分割されたターゲット材16とから構成されている。
この場合、ターゲット材16の材料は、特に限定されるものではないが、ターゲットサイズが大きくなることが予想されるフラットパネルディスプレイの製造に使用される材料として好適である、例えば、ITO(In−Sn酸化物)、IZO(In−Znの酸化物)、クロム、モリブデン、ZAO(Al−Zn酸化物)、酸化マグネシウムなどが使用可能である。
【0033】
また、バッキングプレート12の材質としては、特に限定されるものではなく、例えば、導電性・熱伝導性に優れた銅、ステンレスなどを用いることができる。この場合、バッキングプレート12の厚さDは、特に限定されるものではないが、強度を考慮すれば、例えば、材質が、Cu(JISC1020)の場合には、10mm〜50mmとするのが望ましい。
【0034】
さらに、ターゲット材16とバッキングプレート12の接合に用いられるボンディング材14としては、ターゲット材16とバッキングプレート12の材質にもより、特に限定されるものではないが、例えば、In系、Sn系などの金属からなるボンディングロウ材を用いることができる。
図2および図3に示したように、このスパッタリングターゲット10では、ターゲット材16として、エロージョンの進行の速い部分である端部の端部分割ターゲット材18の厚さを、エロージョンの進行の遅い中央部分の中央部分割ターゲット材20の厚さよりも厚くしている。
【0035】
そして、図3に示したように、相互に隣接する厚さの相違する端部分割ターゲット材18と中央部分割ターゲット材20の隣接部24、36において、厚さの厚い方の分割ターゲット材である端部分割ターゲット材18の隣接部分24に、水平部分26が形成されている。
この水平部分26の厚さT1は、厚さの薄い分割ターゲット材である中央部分割ターゲット材20の厚さT2と略同一の厚さとするのが望ましい。
【0036】
この水平部分26の幅Wとしては、厚さの厚い方の分割ターゲット材である端部分割ターゲット材18のエッジ部28が、厚さの薄いターゲット材である中央部分割ターゲット材20の端部30と十分離間することによって、アーキングの発生を抑制して、安定して成膜することができるようにするためには、1mm以上、好ましくは、5mm以上とするのが望ましい。
【0037】
そして、この水平部分26から、端部分割ターゲット材18の上部ターゲット面32に連続する傾斜部分34が形成されている。
このように、水平部分26から上部ターゲット面32に連続する傾斜部分34を形成してあるので、隣接部分24、36での段差がなくなるので、傾斜面に粒子が付着することなく、ノジュールが発生することがなくなり、パーティクルによる基板などの品質の劣化をきたすことがない。
【0038】
この場合、厚さの厚い方の分割ターゲット材である端部分割ターゲット材18のエッジ部28でのアーキングの発生を抑制して、その結果、安定して成膜することが可能とするとともに、傾斜面に粒子が付着することがないようにするためには、傾斜部分34と水平部分26とのなす角度αが、45°以下、好ましくは、30°以下とするのが望ましい。
【0039】
さらに、図3に示したように、分割ターゲット材18、20の相互に隣接する隣接部分24、36の間には、間隙38が形成されている。
すなわち、スパッタリングを行うとArイオンがターゲット材16に叩き付けられることにより、ターゲット材16に熱が加わることになる。この際に、分割ターゲット材18、20の隣接部分24、36の間に間隙が存在しない場合には、ターゲット材が膨張した時に、分割部よりチッピングなどが発生し、パーティクル、アーキングの発生原因となる。また、ターゲット材の取り付け時などに少しねじれたときにもチッピングなどが発生してしまうことになる。
【0040】
しかしながら、このように分割ターゲット材18、20の相互に隣接する隣接部分24、36の間に、間隙38が形成されていることによって、膨張、取り付け時におけるねじれを間隙によって吸収することができることになり、このようなチッピングなどの発生による、パーティクル、アーキングを効果的に防止することが可能である。
【0041】
このような間隙38の大きさSとしては、上記のチッピングなどの発生による、パーティクル、アーキングを効果的に防止するためには、0.05mm〜0.7mm、好ましくは、0.1mm〜0.5mmとするのが望ましい。
図4は、本発明のスパッタリングターゲットの第2の実施例を示す図3と同様な部分拡大断面図である。
【0042】
この実施例のスパッタリングターゲットは、図1に示したスパッタリングターゲット10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例のスパッタリングターゲット10では、端部分割ターゲット材18の水平部分26と傾斜部分34との間の部分にR部分40が形成されている。
【0043】
このように水平部分26と傾斜部分34との間の部分にR部分40が形成されていることによって、水平部分26と傾斜部分34との間にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生を防止することができる。
この場合、水平部分26と傾斜部分34との間の部分にR部分40が、R0.1mm以上、好ましくは、R0.5mm〜R50mmであるのが望ましい。
【0044】
このように、水平部分26と傾斜部分34との間に形成されたR部分40が、R0.1mm以上であることによって、水平部分26と傾斜部分34との間がより滑らかな曲線形状を呈することになり、水平部分26と傾斜部分34との間にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生をより効果的に防止することができる。
【0045】
また、この実施例のスパッタリングターゲット10では、端部分割ターゲット材18の上部ターゲット面32と傾斜部分34との間の部分にR部分42が形成されている。
また、このように上部ターゲット面32と傾斜部分34との間の部分にR部分42が形成されていることによって、上部ターゲット面32と傾斜部分34との間にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生を防止することができる。
【0046】
また、この実施例のスパッタリングターゲット10では、上部ターゲット面32と傾斜部分34との間に形成されたR部分42が、R0.1mm以上、好ましくは、R0.5mm〜R50mmであるのが望ましい。
このように、上部ターゲット面32と傾斜部分34との間に形成されたR部分42が、R0.1mm以上であることによって、上部ターゲット面32と傾斜部分34との間がより滑らかな曲線形状を呈することになり、上部ターゲット面32と傾斜部分34との間にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生をより効果的に防止することができる。
【0047】
なお、この実施例では、水平部分26と傾斜部分34との間の部分のR部分40と、上部ターゲット面32と傾斜部分34との間のR部分42との両方のR部分を設けたが、いずれか一方のR部分のみ設けることも可能である。
また、水平部分26と傾斜部分34との間の部分のR部分40の代わりに、図6に示したように、水平部分26と傾斜部分34との間の部分48が、水平部分26とのなす角度βが45°以下で、長さL1が0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)50により形成されていてもよい。なお、図6の実施例では、βが30°である場合を示している。
【0048】
このように、これらの水平部分26と傾斜部分34との間の部分48が、水平部分26とのなす角度βが45°以下で、長さL1が0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)50で形成されていることによって、角度が緩和されるので、これらの水平部分26と傾斜部分34との間に鋭角部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生を防止することができる。
【0049】
また、上部ターゲット面32と傾斜部分34との間のR部分42の代わりに、図6に示したように、上部ターゲット面32と傾斜部分34との間の部分52が、上部ターゲット面とのなす角度γが45°以下で、長さL2が0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)54により形成されていてもよい。なお、図6の実施例では、γが30°である場合を示している。
【0050】
このように、上部ターゲット面32と傾斜部分34との間の部分52が、上部ターゲット面とのなす角度γが45°以下で、長さL2が0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)54により形成されていることによって、角度が緩和されるので、これらの上部ターゲット面32と傾斜部分34との間に鋭角部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生を防止することができる。
【0051】
なお、この場合にも、水平部分26と傾斜部分34との間の部分、および上部ターゲット面32と傾斜部分34との間の部分のいずれか一方を、角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)により形成することも可能である。
さらに、図示しないが、水平部分26と傾斜部分34との間の部分のR部分40の代わりに、この水平部分26と傾斜部分34との間の部分が、上記のような角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)からなる連続的に変化する直線群により形成されていても良い。
【0052】
また、同様に、上部ターゲット面32と傾斜部分34との間のR部分42の代わりに、この上部ターゲット面32と傾斜部分34との間の部分が、上記のような角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)からなる連続的に変化する直線群により形成されていても良い。
このように、これらの水平部分26と傾斜部分34との間の部分、および上部ターゲット面32と傾斜部分34との間の部分が、上記のような角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)からなる連続的に変化する直線群により形成されているので、これらの水平部分26と傾斜部分34との間の部分、および上部ターゲット面32と傾斜部分34との間の部分が、より滑らかな曲線形状に近い形状を呈することになり、これらの部分に鋭角なエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生をより効果的に防止することができる。
【0053】
なお、この場合にも、水平部分26と傾斜部分34との間の部分、および上部ターゲット面32と傾斜部分34との間の部分のいずれか一方を、このような連続的に変化する直線群により形成することも可能である。
さらに、水平部分26と傾斜部分34との間の部分、および上部ターゲット面32と傾斜部分34との間の部分を、これらのR部分、角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)、連続的に変化する直線群を組み合わせて用いることも可能である。
【0054】
図5は、本発明のスパッタリングターゲットの第3の実施例を示す図3と同様な部分拡大断面図である。
この実施例のスパッタリングターゲットは、図1に示したスパッタリングターゲット10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0055】
この実施例のスパッタリングターゲット10では、分割ターゲット材のうち、相互に隣接する厚さの相違する端部分割ターゲット材18と中央分割ターゲット材20の隣接部分24、36の隅角部44、46に、エッジ処理が施されているこのように構成することによって、分割ターゲット材18、20の隣接部分24、36の隅角部44、46に、エッジ処理が施されているので、この部分にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生をより効果的に防止することができる。
【0056】
この場合、エッジ処理としては、R0.1mm〜5mmのR面処理であるのが望ましい。
このようにエッジ処理として、R0.1mm〜5mmのR面処理とすることによって、分割ターゲット材18、20の隣接部分24、36の隅角部44、46が、より滑らかな曲線形状を呈することになり、分割ターゲット材18、20の隣接部分24、36の隅角部44、46にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生をより効果的に防止することができる。
【0057】
また、エッジ処理として、C0.1mm〜5mmのC面処理であるのが望ましい。
このように構成することによって、鋭角なエッジがなくなり、アーキングの発生をより効果的に防止することができる。
なお、この場合にも、上記の第2の実施例のように、水平部分26と傾斜部分34との間の部分、および上部ターゲット面32と傾斜部分34との間の部分を、R部分、角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)、連続的に変化する直線群を組み合わせて用いることも可能である。
【0058】
【実施例】
【0059】
【実施例1】
図3に示したように、幅127mm×長さ406.4mmの矩形状ののITOターゲット材(酸化インジウム・酸化スズターゲット材、SnO=10.0wt%、相対密度99%以上)の両端の長さ1/3をそれぞれ、厚さ10mmの端部分割ターゲット材18、18として、残りの1/3の長さを、厚さ5mmの中央分割ターゲット材20となるように作製した。
【0060】
図3に示したように、10mm厚さの端部分割ターゲット材18の隣接部(分割部)24に、幅Wが5mmの水平部分26と、傾斜部分34とを形成した。
この傾斜部分34は、傾斜部分34と水平部分26とのなす角度αが、60°、45°、30°となるように、研磨加工を行って傾斜部分34を作製した。
そして、無酸素銅製バッキングプレート12(150mm×440mm×厚さ7mm、)を、予めホットプレート上で加熱して、低融点ハンダ(純In)(99.9%〜99.99%程度の純度)からなるボンディング材14を溶解した。
【0061】
次いで、予め余熱したこれらの分割ターゲット材18、20を用いて、介在物を巻き込まないように注意しながらバッキングプレート12に所定の位置に、分割間隔0.4mmとなるように載置して押し付けて、冷風をバッキングプレート12の裏面側から冷却することによって接合し、本発明のスパッタリングターゲットを作製した。
【0062】
また、比較例として、水平部分を形成しないで、図8に示したように、傾斜部206として、傾斜部分34と同様にして、角度αが45°となるように作製した以外は同様にして、従来のバッキングプレート208を作製した。
これらのスパッタリングターゲットについて、アーキングカウンター(ランドマークテクノロジー社製)によって、アーキングの発生回数をモニターリングした。
【0063】
スパッタ条件としては、下記の条件で行った。
プロセス圧力=3mTorr(Ar)
投入電力量=1.2W/cm
スパッタ時間=40時間
成膜温度=室温
その結果を下記の表1に示した。表1から明らかなように、従来のスパッタリングターゲット200に比較して、本発明のスパッタリングターゲット10は、アーキングの発生回数も少なかった。特に、傾斜部分34と水平部分26とのなす角度αが45°以下であるのが、アーキングの発生回数が少なく良好であった。
【0064】
【実施例2】
水平部分26の幅Wを、0.5mm、1mmとし、傾斜部分34と水平部分26とのなす角度αが45°とした以外は実施例1と同様にして、本発明のスパッタリングターゲット10を作製した。
これらの本発明のスパッタリングターゲット10について、実施例1と同様にして、アーキングカウンターによって、アーキングの発生回数をモニターリングした。
【0065】
その結果を下記の表1に示した。表1から明らかなように、水平部分26の幅Wが、1.0mm以上であれば、アーキングの発生回数が少なく良好であった。
【0066】
【実施例3】
図4の実施例のように、水平部分26と傾斜部分34との間の部分にR部分40、上部ターゲット面32と傾斜部分34との間に形成されたR部分42を形成するとともに、傾斜部分34と水平部分26とのなす角度αが45°とした以外は実施例1と同様にして、本発明のスパッタリングターゲット10を作製した。
【0067】
なお、これらのR部分40、42について、R0.1mm、R5mmとしたスパッタリングターゲット10を作製した。
これらの本発明のスパッタリングターゲット10について、実施例1と同様にして、アーキングカウンターによって、アーキングの発生回数をモニターリングした。
【0068】
その結果を下記の表1に示した。表1から明らかなように、R部分40、42のRがR0.1mm以上であれば、アーキングの発生回数が少なく良好であった。
【0069】
【実施例4】
図5の実施例のように、分割ターゲット材18、20の隣接部分24、36の隅角部44、46に、R付けをするエッジ処理を施すとともに、傾斜部分34と水平部分26とのなす角度αが45°とした以外は実施例1と同様にして、本発明のスパッタリングターゲット10を作製した。
【0070】
なお、これらのR部分のRを、R0.1mm、R2mmとしたスパッタリングターゲット10を作製した。
これらの本発明のスパッタリングターゲット10について、実施例1と同様にして、アーキングカウンターによって、アーキングの発生回数をモニターリングした。
【0071】
その結果を下記の表1に示した。表1から明らかなように、分割ターゲット材18、20の隣接部分24、36の隅角部44、46のR部分のRが、R0.1mmから10mmであれば、アーキングの発生回数が少なく良好であった。
【0072】
【表1】
Figure 2004083985
【0073】
なお、上記の実施例では、水平部分26を水平としたが、徐々に下降する緩やかな傾斜面とすることも勿論可能である。
また、上記実施例では、バッキングプレート12の上面が平坦な実施例について説明したが、端部分割ターゲット材18の水平部分26と中央部分割ターゲット材20の上面が同じ高さになればよく、バッキングプレート12の厚さが、端部分割ターゲット材18と中央部分割ターゲット材20の部分で高さが相違するように(段差があるように)することも可能である。
【0074】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記の実施例では、矩形状のターゲット材について説明したが、円盤形状のターゲット材の場合にも適用することができるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば、厚さの厚い方の分割ターゲット材の隣接部分に、厚さの薄い分割ターゲット材の厚さと略同一の厚さを有する水平部分を形成することによって、この水平部分が存在することで、厚さの厚い方の傾斜が、ターゲット分割部より離間することにより、放電が安定し、アーキングが発生しにくくなり、その結果、安定して成膜することが可能である。
【0076】
しかも、水平部分から上部ターゲット面に連続する傾斜部分を形成してあるので、隣接部分での段差がなくなるので、傾斜面に粒子が付着することなく、ノジュールが発生することがなくなり、パーティクルによる基板などの品質の劣化をきたすことがない。
また、本発明によれば、水平部分と傾斜部分との間の部分、上部ターゲット面と傾斜部分との間の、両方またはいずれか一方に、R部分、角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)、または、連続的に変化する直線群により形成されているので、より滑らかな曲線形状を呈することになり、上部ターゲット面と傾斜部分との間に鋭角なエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生をより効果的に防止することができる。
【0077】
さらに、本発明によれば、分割ターゲット材の隣接部の隅角部に、エッジ処理が施されているので、この部分にエッジ部分が存在しないことになるので、この部分におけるアーキングの発生をより効果的に防止することができるなどの幾多の顕著で特有な作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のスパッタリングターゲットの第1の実施例の斜視図である。
【図2】図2は図1のII−II線での断面図である。
【図3】図3は、図2の部分拡大断面図である。
【図4】図4は、本発明のスパッタリングターゲットの第2の実施例を示す図3と同様な部分拡大断面図である。
【図5】図5は、本発明のスパッタリングターゲットの第3の実施例を示す図3と同様な部分拡大断面図である。
【図6】図6は、本発明のスパッタリングターゲットの別の実施例を示す部分拡大概略図である。
【図7】図7は、従来のスパッタリングターゲットの部分拡大断面図である。
【図8】図8は、従来のスパッタリングターゲットの部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10   スパッタリングターゲット
12   バッキングプレート
14   ボンディング材
16   ターゲット材
18   端部分割ターゲット材
20   中央部分割ターゲット材
22、24    隣接部分
26   水平部分
28   エッジ部
30   端部
32   上部ターゲット面
34   傾斜部分
38   間隙
40   R部分
42   R部分
44   隅角部
102 ターゲット材
102b      側面
104 ターゲット材
106 段差
200 スパッタリングターゲット
202 ターゲット材
204 ターゲット材
206 傾斜部
208 バッキングプレート

Claims (34)

  1. 複数の分割ターゲット材から構成されるターゲット材とバッキングプレートを、ボンディング材を介して接合したスパッタリングターゲットであって、
    前記分割ターゲット材のうち、相互に隣接する厚さの相違する分割ターゲット材の隣接部において、
    厚さの厚い方の分割ターゲット材の隣接部分に、厚さの薄い分割ターゲット材の厚さと略同一の厚さを有する水平部分を形成するとともに、
    前記厚さの厚い方の分割ターゲット材に、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分から上部ターゲット面に連続する傾斜部分を形成したことを特徴とするスパッタリングターゲット。
  2. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分の幅が、1mm以上であることを特徴とする請求項1に記載のスパッタリングターゲット。
  3. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の傾斜部分と水平部分とのなす角度が、45°以下であることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
  4. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間の部分にR部分が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
  5. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間に形成されたR部分が、R0.1mm以上であることを特徴とする請求項4に記載のスパッタリングターゲット。
  6. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間の部分にR部分が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
  7. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間に形成されたR部分が、R0.1mm以上であることを特徴とする請求項6に記載のスパッタリングターゲット。
  8. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間の部分が、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分とのなす角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)により形成されていることを特徴とする請求項1から3、および6から7のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
  9. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間の部分が、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面とのなす角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)により形成されていることを特徴とする請求項1から5、および8のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
  10. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間の部分が、連続的に変化する直線群により形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
  11. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間の部分が、連続的に変化する直線群により形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
  12. 前記分割ターゲット材のうち、相互に隣接する厚さの相違する分割ターゲット材の隣接部の隅角部に、エッジ処理が施されていることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
  13. 前記エッジ処理が、R0.1mm〜5mmのR面処理であることを特徴とする請求項12に記載のスパッタリングターゲット。
  14. 前記エッジ処理が、C0.1mm〜5mmのC面処理であることを特徴とする請求項12に記載のスパッタリングターゲット。
  15. 前記分割ターゲット材の相互に隣接する隣接部の間に、間隙が形成されていることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
  16. 前記分割ターゲット材の隣接部の間の間隙が、0.05mm〜0.7mmの間隙であることを特徴とする請求項15に記載のスパッタリングターゲット。
  17. 前記ターゲット材が、InまたはSnを主成分とする金属酸化物であることを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
  18. 複数の分割ターゲット材から構成されるターゲット材とバッキングプレートを、ボンディング材を介して接合したスパッタリングターゲットの製造方法であって、
    前記分割ターゲット材のうち、相互に隣接する厚さの相違する分割ターゲット材の隣接部において、
    厚さの厚い方の分割ターゲット材の隣接部分に、厚さの薄い分割ターゲット材の厚さと略同一の厚さを有する水平部分を形成するとともに、
    前記厚さの厚い方の分割ターゲット材に、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分から上部ターゲット面に連続する傾斜部分を形成することを特徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。
  19. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分の幅が、1mm以上であることを特徴とする請求項18に記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  20. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の傾斜部分と水平部分とのなす角度が、45°以下であることを特徴とする請求項18から19のいずれかに記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  21. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間の部分にR部分が形成されていることを特徴とする請求項18から20のいずれかに記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  22. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間に形成されたR部分が、R0.1mm以上であることを特徴とする請求項21に記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  23. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間の部分にR部分が形成されていることを特徴とする請求項18から22のいずれかに記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  24. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間に形成されたR部分が、R0.1mm以上であることを特徴とする請求項23に記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  25. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間の部分が、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分とのなす角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)により形成されていることを特徴とする請求項18から20、および23から24のいずれかに記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  26. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間の部分が、前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面とのなす角度が45°以下で、長さが0.1mm以上の直線(C0.1mm以上)により形成されていることを特徴とする請求項18から22、および25のいずれかに記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  27. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の水平部分と傾斜部分との間の部分が、連続的に変化する直線群により形成されていることを特徴とする請求項18から26のいずれかに記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  28. 前記厚さの厚い方の分割ターゲット材の上部ターゲット面と傾斜部分との間の部分が、連続的に変化する直線群により形成されていることを特徴とする請求項18から27のいずれかに記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  29. 前記分割ターゲット材のうち、相互に隣接する厚さの相違する分割ターゲット材の隣接部の隅角部に、エッジ処理が施されていることを特徴とする請求項18から28のいずれかに記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  30. 前記エッジ処理が、R0.1mm〜5mmのR面処理であることを特徴とする請求項29に記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  31. 前記エッジ処理が、C0.1mm〜5mmのC面処理であることを特徴とする請求項29に記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  32. 前記分割ターゲット材の相互に隣接する隣接部の間に、間隙が形成されていることを特徴とする請求項18から31のいずれかに記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  33. 前記分割ターゲット材の隣接部の間の間隙が、0.05mm〜0.7mmの間隙であることを特徴とする請求項32に記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  34. 前記ターゲット材が、InまたはSnを主成分とする金属酸化物であることを特徴とする請求項18から33のいずれかに記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
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