JP2004081235A - 遊技媒体排出システム、遊技媒体排出方法、プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】遊技中における遊技者の遊技に対する熱中度を従来に比べて高める。
【解決手段】遊技媒体排出システムは、各遊技機から、遊技媒体の所定数に相当するポイント情報と、競争の要求とを取得する第１取得部１ｄと、第１遊技機及び第２遊技機において、所定の時間内に排出される遊技媒体の数である排出遊技媒体数を取得する第２取得部と、各第２取得部により取得された２つの排出遊技媒体数を比較し、大きい排出遊技媒体数に対応する所定の遊技機を選択する選択部１ｃと、上記所定の遊技機以外の遊技機から第１取得部が取得したポイント情報に対応する所定数の遊技媒体を排出するように命令する指令を、上記所定の遊技機に対して送信する送信部１ｂと、上記所定の遊技機において、所定数の遊技媒体を排出する排出部とを有する。
【選択図】　　　図３

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の遊技機を管理する管理装置が、所定の遊技機に対して遊技球、遊技メダル等の遊技媒体を排出させる遊技媒体排出システム、遊技媒体排出方法、プログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般的に、遊技機を用いた遊技においては、例えば、所定の当たり状態になった場合には、多くの遊技球等の遊技媒体が遊技者に対して排出される。このため、遊技者は、上記所定の当たり状態を目指して、遊技機を用いた遊技を行う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、以下のような問題があった。遊技者は、遊技中において、例えば、自分の持っている遊技媒体の数が少なくなってしまったような場合、上記遊技媒体の数を増加できる可能性は少ないと思いがちである。このような場合、遊技者は、遊技に対する熱中度を失ったり、なげやり気分で遊技を行ったりする場合もある。
【０００４】
このような場合、例えば、他の遊技者との間で、所定の時間内に遊技機から排出される遊技媒体数を競争し、競争に勝った場合には、通常に遊技している場合に比べ、多くの遊技媒体を遊技者に対して排出できるシステムがあれば、上述した遊技者の遊技に対する熱中度を高めることができる。また、遊技者の持っている遊技媒体の数が多いような場合でも、上述したシステムがあれば、上記遊技者の遊技に対する熱中度をさらに高めることができる。
【０００５】
従って、従来においては、上述したシステム、即ち、遊技中における遊技者の遊技に対する熱中度を高めることができるシステムの開発が望まれていた。
【０００６】
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、遊技中における遊技者の遊技に対する熱中度を従来に比べて高めることができる遊技媒体排出システム、遊技媒体排出方法、プログラムの提供を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明は、複数の遊技機を管理する管理装置が、所定の遊技機に対して遊技球、遊技メダル等の遊技媒体を排出させる際に、前記管理装置にて、各遊技機から、遊技媒体の所定数に相当するポイント情報と、相手の遊技者との間で遊技機から排出される遊技媒体数を競い合う競争の要求とを第１取得手段が取得し、前記管理装置が、前記競争の要求に基づいて、前記競争の実行の指示を第１遊技機及び第２遊技機に提供した場合、前記第１遊技機及び前記第２遊技機において、各々、所定の時間内に排出される遊技媒体の数である排出遊技媒体数を第２取得手段が取得し、前記第１遊技機及び前記第２遊技機のうち、各第２取得手段により取得された排出遊技媒体数を相互に比較し、大きい排出遊技媒体数に対応する遊技機を、選択遊技機として、選択し、前記第１遊技機及び前記第２遊技機のうち、前記選択遊技機以外の遊技機から前記第１取得手段が取得したポイント情報に対応する所定数の遊技媒体を排出するように命令する指令を、前記選択遊技機に対して送信し、前記選択遊技機において、前記指令に基づいて、前記所定数の遊技媒体を排出することを特徴とするものである。
【０００８】
また、本発明は、上記発明において、前記選択遊技機で遊技を行う遊技者を特定する情報に対して、勝ち情報を付与し、付与された勝ち情報の数を、各遊技者を特定する情報ごとに、カウント手段がカウントし、各遊技機において、前記競争の要求及び遊技者を特定する情報を、前記各遊技機で遊技を行う遊技者に対して入力させ、入力された各遊技者を特定する情報に対応する勝ち情報の数を前記カウント手段から取得し、前記各遊技者を特定する情報と、勝ち情報の数とが対応づけられたリスト情報を生成し、生成されたリスト情報を参照して、各遊技者に対して、前記競争の相手となる遊技者を特定する情報を入力させ、一方の遊技者が他方の遊技者を特定する情報を入力するとともに、前記他方の遊技者が前記一方の遊技者を特定する情報を入力した場合、前記競争の要求に基づいて、前記競争の実行の指示を、前記一方の遊技者の遊技機である前記第１遊技機と、前記他方の遊技者の遊技機である前記第２遊技機とに提供することが好ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】
実施の形態１．
（構成）
図１は、実施の形態１である遊技球排出システム（遊技媒体排出システム）の全体構成を示す図である。なお、遊技媒体の一例として、遊技球を用いて、本実施の形態のシステムの構成、動作について説明する。
【００１０】
本実施の形態の遊技球排出システムは、管理装置１と、この管理装置１と通信ネットワーク２を介して、接続された複数のホール端末３と、各ホール端末３が各々管理する複数の遊技機４とを有する。ここで管理装置１は、ホール端末３を介して、複数の遊技機４を管理している。また、１つのホール端末３とこのホール端末３が管理する各遊技機４は、同じ遊技場に配置されている。
【００１１】
（遊技機４の構成）
図２は、本実施の形態に係る各遊技機４の構成を示す図である。本実施の形態においては、各遊技機４は、遊技盤面に複数の釘が植設られ、所定数の遊技球を排出する入賞の状態を判定するための遊技球を受け入れる入賞口４ｂが遊技盤面に設けられ、遊技盤面に射出された遊技球が入賞口４ｂに投入されたときに、所定の条件下で入賞状態へと移行させるパチンコ遊技機であるものとする。但し、本発明は、パチンコ遊技機に限定されるものではない。
【００１２】
各遊技機４は、入賞口４ｂのほかに、入力部４ｃ、カード挿入部（図示せず）、カード挿入部内に設けられたアクセス部４ｄ、各種の情報を表示する表示部４ｆ（例えば、液晶モニタなど）、通信部４ｇ、検出部４ｈ、入賞判定部４ｊ、計算部４ｋ、排出部４ｍ、各部を制御する制御部４ｎを有する。
【００１３】
入力部４ｃには、相手の遊技者との間で排出部４ｍから排出される遊技球の数を競い合う競争の要求等、各種の情報が入力される。入力部４ｃに入力された上記競争の要求は、制御部４ｎに送られる。
【００１４】
アクセス部４ｄは、遊技球の所定数に相当するポイント情報を取得する。具体的に以下に説明する。例えば、遊技場の所定の売場において、所定の金額を従業員に渡すことにより、遊技者は、上記ポイント情報が記録されたカードを購入することができる。そして、遊技者はカード挿入部（図示せず）に上記カードを挿入すると、アクセス部４ｄは、カード挿入部に挿入されたカードに記録されたポイント情報を取得する。そして、アクセス部４ｄは、取得したポイント情報を制御部４ｎへ送る。なお、上記カードは、競争が終了するまで、カード挿入部に挿入されているものとする。
【００１５】
通信部（送信部）４ｇは、制御部４ｎから送られた上記競争の要求と、上記ポイント情報をホール端末３、通信ネットワーク２を介して、管理装置１に送る。そして、管理装置１が、後述する２つの遊技機４（第１遊技機４、第２遊技機４）に対して、競争の実行の指示を送る。
【００１６】
管理装置１から競争の実行の指示（この説明は後述する）が送られた場合、通信部（受信部）４ｇは、上記競争の実行の指示を受信する。そして、上記競争の実行の指示は、制御部４ｎに送られる。制御部４ｎは、上記競争の実行の指示に基づいて、計算部４ｋに対して、計算動作を開始する旨を送る。制御部４ｎは、この計算動作開始の旨とともに、上記競争を行う所定時間を示す情報も計算部４ｋに送る。また、制御部４ｎは、競争開始の旨を表示部４ｆに表示させる。この表示部４ｆの表示により、遊技者は、上記競争の開始を知ることができる。
【００１７】
検出部４ｈは、入賞口４ｂに投入された遊技球を検出するものである。この検出部４ｈは、例えば、光センサーなどで構成することができる。具体的には、検出部４ｈは、入賞口４ｂに遊技球が投入されたことを検出し、検出されたことを示す検出信号を入賞判定部４ｊに出力する。
【００１８】
入賞判定部４ｊは、検出部４ｈで検出された結果に基づいて、入賞の状態にするか否かの判定を行う。具体的には、検出部４ｈから検出信号が入力された入賞判定部４ｊは、上記検出信号に基づいて、各乱数値の中から１の乱数値を選択し、選択した乱数値に対応づけられた内容が入賞であるか否か判定する。入賞判定部４ｊは、入賞であると判定した場合には、入賞であることを示す入賞信号を排出部４ｍに送る。一方、入賞判定部４ｊは、入賞でないと判定した場合には、非入賞であることを示す非入賞信号を排出部４ｍに送る。
【００１９】
排出部４ｍは、入賞信号が送られた場合に排出する遊技球の数を示す情報（この数を第１所定数という）、非入賞信号が送られた場合に排出する遊技球の数を示す情報（この数を、第２所定数という）を予め保持している。そして、入賞判定部４ｊから入賞信号が送られた排出部４ｍは、入賞信号を計算部４ｋに送るとともに、第１所定数の遊技球の排出を遊技者に対して行う。一方、入賞判定部４ｊから非入賞信号が送られた排出部４ｍは、非入賞信号を計算部４ｋに送るとともに、第２所定数の遊技球の排出を遊技者に対して行う。
【００２０】
計算部４ｋは、制御部４ｎから計算動作を開始する旨、上記競争を行う所定時間を示す情報を取得した場合、所定の時間内に排出部４ｍにより排出される遊技球の数である排出遊技球数を計算する。計算部４ｋによる計算方法の具体的な一例を以下に説明する。
【００２１】
計算部４ｋは、入賞信号が送られた排出部４ｍが排出する遊技球の数である第１所定数を示す情報、非入賞信号が送られた排出部４ｍが排出する遊技球の数である第２所定数を示す情報を保持している。計算部４ｋは、制御部４ｎから計算動作を開始する旨を取得した場合、内蔵している時間カウンタ（図示せず）を始動させる（例えば、時刻Ｔ０を開始時刻とする）。
【００２２】
そして、計算部４ｋは、排出部４ｍから入賞信号が送られた回数を計測する。また、計算部４ｋは、排出部４ｍから非入賞信号が送られた回数を計測する。そして、計算部４ｋは、時間カウンタにアクセスし、所定時間が経過したか否かを判断する。例えば、計算部４ｋは、所定時間をｔ１とした場合、現在の時刻がＴ０＋ｔ１の時刻を経過しているか否かの判断を行う。所定時間が経過していないと判断した場合には、計算部４ｋは、上述した計測動作を継続する。
【００２３】
所定時間が経過したと判断した場合には、計算部４ｋは、計測動作を終了する。そして、計算部４ｋは、その旨を制御部４ｎに送ると、制御部４ｎは、表示部４ｆに競争終了の旨を表示させる。この表示部４ｆの表示により、遊技者は、上記競争の終了を知ることができる。
【００２４】
そして、計算部４ｋは、計測した入賞信号の回数に、上記第１所定数を乗けた値を計算する。また、計算部４ｋは、計測した非入賞信号の回数に、第２所定数を乗けた値を計算する。
【００２５】
そして、計算部４ｋは、計測した入賞信号の回数に第１所定数を乗けた値と、計測した非入賞信号の回数に第２所定数を乗けた値とを足した値を、所定時間内に排出部４ｍから排出される遊技球の数である排出遊技球数として、計算する。
【００２６】
計算部４ｋは、計算した排出遊技球数を示す情報を制御部４ｎに送る。制御部４ｎ（第２取得部）は、送られた排出遊技球数を示す情報を取得する。制御部４ｎは、排出遊技球数を示す情報を通信部４ｇ、ホール端末３等を介して、管理装置１に送る。
【００２７】
通信部４ｇは、排出指令（この説明は後述する）が管理装置１から送られてきた場合、上記排出指令を受信し、制御部４ｎへ送る。制御部４ｎは、排出部４ｍに対して、上記排出指令を送る。排出部４ｍは、上記排出指令に基づいて、所定数の遊技球を排出する。また、制御部４ｎは、競争に勝った旨を示す情報を通信部４ｇ等を介して、管理装置１から取得した場合には、上記情報を表示部４ｆに表示させる。
【００２８】
また、制御部４ｎは、ポイント情報（自遊技機４から管理装置１に送信したポイント情報）を通信部４ｇ等を介して管理装置１から取得した場合には、ポイント情報をアクセス部４ｄに送る。アクセス部４ｄは、上記ポイント情報を、カード挿入部に挿入されているカードに書き込む。この場合には、カードに記録されていたポイント情報は失われないことになる。
【００２９】
一方、制御部４ｎは、競争に負けた旨を示す情報、ポイント情報没収の旨を示す情報を通信部４ｇ等を介して管理装置１から取得した場合、上記情報を表示部４ｆに表示させる。この場合には、ポイント情報（自遊技機４から管理装置１に送信したポイント情報）が管理装置１から送られないので、カードに記録されていたポイント情報は失われることになる。
【００３０】
（管理装置１の構成）
図３は、本実施の形態の管理装置１の構成を示す図である。管理装置１は、ホール端末３との間で各種のデータ通信を行う通信部１ｂと、選択部１ｃと、各部を制御する制御部１ｄとを有する。
【００３１】
通信部１ｂは、各遊技機４から上記ポイント情報、競争要求が送られた場合、上記ポイント情報及び競争要求を受信する。受信されたポイント情報、競争要求は、制御部１ｄに送られる。
【００３２】
制御部（第１取得部）１ｄは、上記ポイント情報及び競争要求を、遊技機を特定する情報と対応づけて、取得する。そして、制御部１ｄは、競争を行わせる２つの遊技機４を判断する。具体的に以下に説明する。制御部１ｄは、１つの遊技機４から上記ポイント情報、競争要求が送られた場合、これらの情報を保持する。
【００３３】
そして、制御部１ｄは、別の遊技機４から上記ポイント情報、競争要求が送られた場合、上記１つの遊技機４と上記別の遊技機４とを競争を行わせる遊技機４と判断する。そして、また、別の遊技機４から上記ポイント情報等が送られた場合、制御部１ｄは、これらの情報を保持する。このような動作を繰り返して、制御部１ｄは、各遊技機４から競争要求等を取得した場合、競争を行わせる２つの遊技機４を判断する。
【００３４】
即ち、制御部１ｄは、各遊技機４から競争要求等を取得した場合、時系列的に連続して、２つの遊技機４から競争要求等を取得したとき、上記２つの遊技機４を、競争を行わせる２つの遊技機４と判断する。なお、競争を行わせる２つの遊技機４のうち、一方を第１遊技機４といい、他方を第２遊技機４という。
【００３５】
そして、制御部１ｄは、第１遊技機４から送られたポイント情報を、第１遊技機４を特定する情報と対応づけて保持するとともに、第２遊技機４から送られたポイント情報を、第２遊技機４を特定する情報と対応づけて保持する。
【００３６】
制御部１ｄは、上記第１遊技機４及び上記第２遊技機４に対して、競争の実行の指示を示す情報を通信部１ｂを介して、送信（提供）する。
【００３７】
具体的には、制御部１ｄは、上記第１遊技機４を特定する情報に基づいて、上記競争の実行の指示を示す情報を、通信部１ｂ等を介して、上記第１遊技機４に対して送信する。同じく、制御部１ｄは、上記第２遊技機４を特定する情報に基づいて、上記競争の実行の指示を示す情報を、通信部１ｂ等を介して、上記第２遊技機４に対して送信する。
【００３８】
第１遊技機４から送られた排出遊技球数情報（以下、第１排出遊技球数情報）を通信部１ｂが受信すると、制御部１ｄに送られる。同じく、第２遊技機４から送られた排出遊技球数を示す情報（以下、第２排出遊技球数情報）を通信部１ｂが受信すると、制御部１ｄに送られる。なお、第１排出遊技球数情報及び第２排出遊技球数情報は、それぞれ、第１遊技機４を特定する情報、第２遊技機４を特定する情報に対応づけられている。制御部１ｄは、第１排出遊技球数情報及び第２排出遊技球数情報を選択部１ｃに送る。
【００３９】
選択部１ｃは、第１排出遊技球数と、第２排出遊技球数とを比較し、大きい排出遊技球数を判断する。そして、第１の遊技機を特定する情報及び第２遊技機を特定する情報のうち、大きい排出遊技球数に対応づけられた遊技機を特定する情報を選択する。
【００４０】
そして、選択部１ｃが選択した結果は、制御部１ｄに送られる。制御部１ｄは、大きい排出遊技球数と対応づけられた遊技機４を特定する情報を取得する。以下、この遊技機４（選択遊技機）を競争勝ち遊技機４という。そして、制御部１ｄは、第１遊技機４及び第２遊技機４のうち、上記競争勝ち遊技機４以外の遊技機４を特定する情報に対応するポイント情報を取得する。
【００４１】
そして、制御部１ｄは、上記競争勝ち遊技機４に対して、上記ポイント情報（上記競争勝ち遊技機４以外の遊技機４を特定する情報に対応するポイント情報
）に対応する所定数の遊技球を排出するように命令する排出指令を生成する。そして、制御部１ｄは、通信部１ｂ等を介して、上記排出指令を、上記競争勝ち遊技機４に対して送信する。また、制御部１ｄは、上記競争勝ち遊技機４に対して、競争に勝った旨を示す情報及び競争勝ち遊技機４が送ったポイント情報を通信部１ｂ等を介して、送信する。
【００４２】
また、制御部１ｄは、第１遊技機４及び第２遊技機４のうち、上記競争勝ち遊技機４以外の遊技機４に対して、競争に負けた旨を示す情報、及びポイント情報没収の旨を通信部１ｂ等を介して送信する。
【００４３】
（遊技球排出方法）
図４は、上述した構成を有する遊技球排出システムを用いた遊技球排出方法を説明するためのフローチャート図である。
【００４４】
先ず、遊技者は、遊技機４の入力部４ｃを用いて、競争要求を入力するとともに、カード挿入部に、上記ポイント情報が記録されたカードを挿入する（Ｓ１０）。すると、アクセス部４ｄが上記カードに記録されたポイント情報を読みとり取得する。
【００４５】
入力部４ｃにより入力された競争要求及びアクセス部４ｄにより取得されたポイント情報は、制御部４ｎに送られる。制御部４ｎは、取得した競争要求及びポイント情報を通信部４ｇ等を介して、管理装置１の制御部１ｄへ送る。
【００４６】
管理装置１の制御部１ｄは、各遊技機４からポイント情報、競争要求が送られた場合には、これらの情報を取得する。そして、制御部１ｄは、競争を行わせる２つの遊技機４を判断する（Ｓ２０）。
【００４７】
そして、制御部１ｄは、各ポイント情報を、遊技機４を特定する情報と対応づけて保持する（Ｓ２５）。そして、制御部１ｄは、通信部１ｂ等を介して、２つの遊技機４（第１遊技機４及び第２遊技機４）の制御部４ｎに対して、競争の実行の指示を示す情報を送信する（Ｓ３０）。
【００４８】
上記第１遊技機４及び第２遊技機４においては、以下の処理が行われる。各遊技機４の制御部４ｎは、競争の実行の指示を取得すると、計算部４ｋに対して、計算動作を開始する旨、上記競争を行う所定時間を示す情報を送る。計算部４ｋは、制御部４ｎから計算動作を開始する旨、上記競争を行う所定時間を示す情報を取得した場合、所定時間内に排出部４ｍから排出される遊技球の数である排出遊技球数を計算する（Ｓ４０）。
【００４９】
計算部４ｋにより計算された排出遊技球数は、制御部４ｎに送られる。制御部４ｎは、送られた排出制御球数を通信部４ｇに送る。通信部４ｇは、排出遊技球数を示す情報を、遊技機４を特定する情報と対応づけて、ホール端末３等を介して管理装置１の制御部１ｄに送る（Ｓ４５）。
【００５０】
第１遊技機４及び第２遊技機４から、排出遊技球数を示す情報が管理装置１の制御部１ｄに送られた場合には、制御部１ｄは、第１遊技機４から送られた排出遊技球数を示す第１排出遊技球数情報、第２遊技機４から送られた排出遊技球数を示す第２排出遊技球数情報を選択部１ｃに送る。
【００５１】
選択部１ｃは、第１排出遊技球数と、第２排出遊技球数とを比較し、大きい排出遊技球数を判断する。そして、選択部１ｃは、第１の遊技機４及び第２遊技機４のうち、大きい排出遊技球数と対応づけられた遊技機４である競争勝ち遊技機４を選択する（Ｓ５５）。上記競争勝ち遊技機４を特定する情報は、制御部１ｄに送られる。
【００５２】
制御部１ｄは、第１遊技機４及び第２遊技機４のうち、上記競争勝ち遊技機４以外の遊技機４を判断する。そして、制御部１ｄは、上記競争勝ち遊技機４以外の遊技機４に対応づけられたポイント情報を取得する（Ｓ６０）。そして、制御部１ｄは、上記競争勝ち遊技機４の制御部４ｎに対して、上記ポイント情報に対応する所定数の遊技球を排出するように命令する排出命令を生成する
そして、制御部１ｄは、通信部１ｂ等を介して、上記排出命令を上記競争勝ち遊技機４の制御部４ｎに対して送信する。また、制御部１ｄは、上記競争勝ち遊技機４の制御部４ｎに対して、競争に勝った旨を示す情報、競争勝ち遊技機４が送ったポイント情報を通信部４ｇ等を介して、送信する（Ｓ７０）。
【００５３】
上記競争勝ち遊技機４の制御部４ｎは、上記排出命令を排出部４ｍに送る。排出部４ｍは、上記排出命令に基づいて、所定数の遊技球を排出する（Ｓ８０）。また、上記競争勝ち遊技機４の制御部４ｎは、競争に勝った旨を示す情報を通信部４ｇ等を介して、取得した場合には、上記情報を表示部４ｆに表示させる。また、制御部４ｎは、競争に勝った旨を示す情報とともに、ポイント情報が送信された場合には、ポイント情報をアクセス部４ｄに送る。アクセス部４ｄは、上記ポイント情報をカード挿入部に挿入されているカードに書き込む（Ｓ９０）。
【００５４】
上述の処理（Ｓ７０からＳ９０）と並行して、制御部１ｄは、第１遊技機４及び第２遊技機４のうち、上記競争勝ち遊技機４以外の遊技機４の制御部４ｎに対して、競争に負けた旨を示す情報、ポイント情報没収の旨を通信部４ｇ等を介して、送信する（Ｓ９５）。上記遊技機４の制御部４ｎは、競争に負けた旨を示す情報、ポイント情報没収の旨を示す情報を表示部４ｆに表示させる（Ｓ１００）。
【００５５】
（作用効果）
本実施の形態によれば、相手の遊技者との間で遊技機４から排出される遊技球数を競い合う競争の要求、遊技球の所定数に相当するポイント情報を、管理装置１の制御部（第１取得部）１ｄが、各遊技機４から取得する。そして、管理装置１が、上記競争の実行の指示を、第１遊技機４の制御部４ｎ及び第２遊技機４の制御部４ｎに提供（送信）した場合、各遊技機４の制御部４ｎは、計算部４ｋに排出遊技球数（所定時間内に遊技機４から排出される遊技球数）を計算させる。そして、各遊技機４の制御部４ｎ（第２取得部）は、計算部４ｋから排出遊技球数を取得する。
【００５６】
そして、各遊技機４から排出遊技球数を取得した管理装置１の選択部１ｃは、第１遊技機４の制御部（第２取得部）により取得された排出遊技球数と、第２遊技機４の制御部（第２取得部）により取得された排出遊技球数とを比較し、第１遊技機４及び第２遊技機４のうち、大きい排出遊技球数に対応する遊技機４（競争勝ち遊技機４）を選択する。
【００５７】
そして、管理装置１の制御部１ｄは、上記第１遊技機４及び第２遊技機４のうち、選択した遊技機４（競争勝ち遊技機４）以外の遊技機４から、取得し保持しているポイント情報に対応する所定数の遊技球を排出するように命令する排出命令を、上記競争勝ち遊技機４に対して送信部４ｇに送信させる。そして、上記競争勝ち遊技機４の排出部４ｍは、排出命令に基づいて、所定数の遊技球を排出する。
【００５８】
このため、遊技者は、例えば、自分が遊技している遊技機４にて、持っている遊技球数が少なくなってしまっても、上記競争の要求を入力部４ｃにより入力すれば、相手の遊技者との間で、所定時間内に排出部４ｍから排出される排出遊技球の数の大小の比較を選択部１ｃが行うので、相手の遊技者との間で、排出遊技球数を競い合うことができる。
【００５９】
そして、相手より自分の遊技機４にて所定時間内に排出される遊技球数が多ければ、相手のポイント情報に相当する所定数の遊技球が、自分の遊技機４の排出部４ｍにより排出される。このため、遊技者は、競争に勝ちたいという気持ちを強く持つようになり、遊技中における遊技者の遊技に対する熱中度を従来に比べて高めることができる。
【００６０】
なお、上述した実施の形態１の遊技球排出システムを以下のように変更することができる。
【００６１】
（変更例１）
上述した実施の形態においては、遊技機４としてパチンコ遊技機４を用いて、本発明の適用について説明したが、この場合に限定されず、種々の遊技機４について本発明の適用が可能である。同じく、遊技機４に用いられるのは、遊技球に限定されない。例えば、ある種の遊技機４においては、遊技メダルや遊技コインなどの遊技媒体が用いられる。
【００６２】
本変更例では、一例として、パチンコスロット遊技機４を用いて、本発明を適用する場合について、説明する。本変更例では、主に、実施の形態１と異なる入賞判定部４ｊの機能について説明する。この場合には、遊技球の代わりに、例えば、遊技メダルが用いられる。また、遊技機４においては、入賞口４ｂ、検出部４ｈは設けられていない。
【００６３】
各遊技機４においては、遊技盤面には回転可能な複数のリール（図示せず）が設けられている。各リールは、リールの位置に応じて異なる図柄を有する。そして、例えば、遊技盤面に設けられた第１の所定のスイッチ（図示せず）の入力を遊技者が行うことにより、複数のリールが回転する。そして、遊技盤面に設けられた第２の所定のスイッチ（図示せず）の入力を遊技者が行うことにより、複数のリールが停止する。
【００６４】
そして、入賞判定部４ｊは、停止された各リールの各々に有する図柄の組み合わせと、予め設定された入賞の図柄の組み合わせが一致するか否かを判定する。そして、入賞判定部４ｊは、停止された各リールの各々に有する図柄の組み合わせと、予め設定された入賞の図柄の組み合わせが一致する場合には、入賞と判定し、入賞信号を排出部４ｍに送るようにしてもよい。
【００６５】
但し、本変更例では、非入賞信号が送られた場合に排出部４ｍが排出する遊技メダルの数（第２所定数）は、例えば、０とする。これ以外の点については、実施の形態１と同様である。本変更例についても、実施の形態１の効果を有する。
【００６６】
（変更例２）
また、本実施の形態を以下のように変更しても良い。本変更例の遊技球排出システムにおいては、管理装置１の機能が主に異なる。以下、本変更例においては、実施の形態１の構成、機能と異なる点を詳細に説明する。図５は、本変更例の管理装置１の構成を示す図である。
【００６７】
本変更例の管理装置１は、カウント部１ｆを有する点、選択部１ｃは勝ち情報付与部の機能を有する点、制御部１ｄは生成部の機能を有する点において、実施の形態１の管理装置１と相違する。
【００６８】
遊技機４の入力部４ｃ（第１入力部）には、競争要求とともに遊技者を特定する情報も入力される。この場合の遊技者とは、例えば、予め、管理装置１に、携帯電話などで会員登録した遊技者が対象である。そして、管理装置１の制御部１ｄには、各遊技機４から通信部４ｇ等を介して、遊技者を特定する情報が、遊技機４を特定する情報と対応づけられて送られる。そして、この遊技者を特定する情報は、遊技機４を特定する情報と対応づけられて、選択部１ｃに送られる。
【００６９】
なお、この入力部４ｃにより入力される処理から、選択部１ｃに遊技者を特定する情報等が送られる処理の間に、本変更例の生成部によるリスト情報の生成処理など、本変更例特有の処理が行われるが、これらの本変更例特有の処理については、後述に詳細に説明する。
【００７０】
管理装置１の選択部１ｃは、大きい排出遊技球数に対応する遊技機４を特定する情報を選択するとともに、上記遊技機４を特定する情報に対応づけられた遊技者を特定する情報を判断する。そして、選択部１ｃ（勝ち情報付与部）は、上記遊技者を特定する情報に勝ち情報を付与する。選択部１ｃは、勝ち情報を示す勝ち情報信号を、上記遊技者を特定する情報に対応づけてカウント部１ｆに送る。
【００７１】
カウント部１ｆは、選択部１ｃ（勝ち情報付与部）により付与された勝ち情報の数を、各遊技者を特定する情報ごとに、カウントする。具体的には、カウント部１ｆは、選択部１ｃから送られた勝ち情報信号の回数を、各遊技者を特定する情報ごとにカウントする。
【００７２】
そして、各遊技機４の入力部４ｃ（第１入力部４ｃ）に対して、競争要求とともに、遊技者を特定する情報が、遊技者により入力されると、制御部４ｎ、通信部４ｇ等を介して管理装置１の制御部１ｄに送られる。
【００７３】
管理装置１の制御部１ｄは、送られてきた各遊技者を特定する情報を取得する。そして、制御部１ｄは、カウント部１ｆにアクセスして、上記各遊技者を特定する情報に対応する勝ち情報の数を取得する。そして、制御部１ｄ（生成部）は、各遊技者を特定する情報と、勝ち情報の数とが対応づけられたリスト情報を生成する。生成されたリスト情報は、通信部１ｂ等を介して、各遊技機４の制御部４ｎに送られる。
【００７４】
各遊技機４の制御部４ｎは、送られてきたリスト情報を表示部４ｆに表示させる。また、制御部４ｎは、表示されたリスト情報を参照して、競争相手となる遊技者を特定する情報（１つでも複数でもよい）を選択するように指示する旨を表示部４ｆに表示させる。
【００７５】
遊技者が、表示部４ｆによる表示を参照して、入力部４ｃ（第２入力部）を用いて、リスト情報に記載された各遊技者を特定する情報のうち、競争相手となる遊技者を特定する情報を入力する。この競争相手となる遊技者を特定する情報は、制御部４ｎ等を介して、管理装置１の制御部１ｄに送られる。
【００７６】
管理装置１の制御部１ｄは、入力部４ｃ（第２入力部）により、一方の遊技者が他方の遊技者を特定する情報を入力するとともに、他方の遊技者が一方の遊技者を特定する情報を入力した場合、競争の要求に基づいて、競争の実行の指示を、一方の遊技者の遊技機４である第１遊技機４と、他方の遊技者の遊技機４である第２遊技機４とに送信（提供）するように通信部４ｇに指示すると、通信部４ｇ（提供部）は実行する。
【００７７】
具体的に、以下に説明する。管理装置１の制御部１ｄは、各遊技機４から送られてきた、遊技機４を特定する情報、遊技者を特定する情報、競争相手を特定する情報を取得する。なお、これらの情報は、相互に対応づけられている。
【００７８】
そして、制御部１ｄは、一方の遊技者を特定する情報に対応づけられた競争相手を特定する情報を判断する。そして、制御部１ｄは、上記競争相手を特定する情報（以下、他方の遊技者を特定する情報）に、上記一方の遊技者を特定する情報が対応づけられている場合には、制御部１ｄは、通信部１ｂを介して、競争の実行の指示を、上記一方の遊技者を特定する情報に対応する遊技機４に対して送信するとともに、競争の実行の指示を、上記他方の遊技者を特定する情報に対応する遊技機４に対して送信する。その後、実施の形態１で示したステップＳ４０以降の処理が行われる。
【００７９】
一方、制御部１ｄは、一方の遊技者を特定する情報に対応づけられた競争相手を特定する情報を判断した後、上記競争相手を特定する情報に、上記一方の遊技者を特定する情報が対応づけられていない場合には、再度、別の競争相手となる遊技者を特定する情報（１つでも複数でもよい）を選択するように指示する旨を通信部１ｂ等を介して、上記一方の遊技者を特定する情報に対応する遊技機４の制御部４ｎに送る。遊技機４の制御部４ｎは、表示部４ｆに上記旨を表示させる。
【００８０】
本変更例によれば、遊技者は、各遊技者を特定する情報と、勝ち情報数とが対応づけられたリスト情報を参照して、競争相手を第２入力部４ｃにより入力することができる。このため、遊技者は、例えば、自分の遊技レベルに合った競争相手と上記競争を行うことができる。
【００８１】
なお、本変更例においては、選択部１ｃは、競争勝ち遊技機４以外の遊技機４に対応する遊技者を特定する情報に対して負け情報を付与するようにしてもよい。そして、負け情報の数についてもカウント部１ｆが同様にカウントし、リスト情報に負け情報の数が記録されるようにしてもよい。
【００８２】
また、上述した実施の形態、各変更例において、管理装置１の機能を各ホール端末３が有するようにしてもよい。この場合には、ホール端末３が管理する２つの遊技機４の遊技者同士で競争が行える。また、上記所定時間については、競争の実行の指示が管理装置１から、第１遊技機４及び第２遊技機４に送られた後、第１遊技機４の遊技者と第２遊技機４の遊技者との間で、情報のやりとりを行って、決めるようにしてもよい。そして、この決められた所定時間が遊技機４の入力部４ｃに入力され、制御部４ｎに送られる。そして、制御部４ｎは、計算部４ｋに対して、計算動作を開始する旨、上記所定時間を示す情報を送るようにしてもよい。
【００８３】
また、遊技機４において、遊技開始時に通常遊技を行うか、競争を行うかを選択するように指示する旨を表示部４ｆが表示するようにしてもよい。そして、遊技者が入力部４ｃを用いて、通常遊技の旨を入力したら、通常遊技が行われ、競争を行う旨を入力したら、実施の形態１の遊技球排出システムの動作が行われるようにしてもよい。
【００８４】
また、ポイント情報を用いないで、以下のようにして、上記競争を行うこともできる。即ち、第１遊技機４の遊技者と、第２遊技機４の遊技者との間で、上記競争が終わったのち、競争に勝った者が、競争に負けた者から所定数の遊技球を取得するようにしてもよい。
【００８５】
また、競争の内容として、相手の遊技者との間で、遊技機４から排出される遊技媒体数を競い合う場合について説明したが、相手の遊技者との間で、先に、入賞状態（当たり状態）になった遊技者の遊技機４にて、所定数の遊技媒体が排出されるようにしてもよい。
【００８６】
（プログラム）
上記遊技媒体排出システム、遊技媒体排出方法で説明した内容は、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータで、所定のプログラム言語で記述された専用プログラムを実行することで実現することができる。
【００８７】
このような本実施の形態に係るプログラムによれば、上述した実施の形態１の作用効果で説明したように、遊技者は、例えば、自分が遊技している遊技機４にて、持っている遊技球数が少なくなってしまっても、上記競争の要求を入力すれば、相手の遊技者との間で、所定時間内に排出部４ｍから排出される遊技球の数を競い合うことができ、相手より自分の遊技機４にて所定時間内に排出される遊技球数が多ければ、相手のポイント情報に相当する所定数の遊技球を獲得することができるので、遊技中における遊技者の遊技に対する熱中度を従来に比べて高めることができるという作用効果を奏する遊技球（遊技媒体）排出システム、遊技球排出方法を一般的な汎用コンピュータで容易に実現することができる。
【００８８】
同様にして、本実施の形態の各変更例に係る遊技球（遊技媒体）排出システム、遊技球排出方法を一般的な汎用コンピュータで容易に実現することもできる。
【００８９】
尚、プログラムは、記録媒体に記録することができる。この記録媒体は、図６に示すように、例えば、ハードディスク１１００、フレキシブルディスク１２００、コンパクトディスク１３００、ＩＣチップ１４００、カセットテープ１５００などが挙げられる。このようなプログラムを記録した記録媒体によれば、プログラムの保存、運搬、販売などを容易に行うことができる。
【００９０】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、遊技者は、例えば、自分が遊技している遊技機にて、持っている遊技媒体の数が少なくなってしまっても、上記競争の要求を入力すれば、相手の遊技者との間で、所定時間内に遊技機から排出される遊技球の数を競い合うことができる。
【００９１】
そして、相手より自分の遊技機にて所定時間内に排出される遊技媒体の数が多ければ、相手のポイント情報に相当する所定数の遊技媒体が、自分の遊技機の排出部から排出されることになる。このため、遊技者は、競争に勝ちたいという気持ちを強く持つようになり、遊技中における遊技者の遊技に対する熱中度を従来に比べて高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施の形態１である遊技球排出システムの構成を示す図である。
【図２】実施の形態１である遊技機の構成を示す図である。
【図３】実施の形態１である管理装置の構成を示す図である。
【図４】実施の形態１である遊技球排出方法を説明するためのフローチャート図である。
【図５】変更例２の管理装置の構成を示す図である。
【図６】本実施の形態におけるプログラムを格納する記録媒体を示す図である。
【符号の説明】
１　管理装置、１ｂ　通信部，１ｃ　選択部，１ｄ、４ｎ　制御部，１ｆ　カウント部、２　通信ネットワーク、３　ホール端末、４　遊技機、４ｂ　入賞口，４ｃ　入力部，４ｄ　アクセス部，４ｆ　表示部，４ｇ　通信部，４ｈ　検出部，４ｊ　入賞判定部，４ｋ　計算部，４ｍ　排出部，１１００…ハードディスク、１２００…フレキシブルディスク、１３００…コンパクトディスク、１４００…ＩＣチップ、１５００…カセットテープ

Claims (6)

1. 複数の遊技機を管理する管理装置が、所定の遊技機に対して遊技球、遊技メダル等の遊技媒体を排出させる遊技媒体排出システムであって、前記管理装置にて、各遊技機から、遊技媒体の所定数に相当するポイント情報と、相手の遊技者との間で遊技機から排出される遊技媒体数を競い合う競争の要求とを取得する第１取得手段と、
   前記管理装置が、前記競争の要求に基づいて、前記競争の実行の指示を第１遊技機及び第２遊技機に提供した場合、前記第１遊技機及び前記第２遊技機において、各々、所定の時間内に排出される遊技媒体の数である排出遊技媒体数を取得する第２取得手段と、
   前記第１遊技機及び前記第２遊技機のうち、各第２取得手段により各々取得された排出遊技媒体数を相互に比較し、大きい排出遊技媒体数に対応する遊技機を、選択遊技機として、選択する選択手段と、
   前記第１遊技機及び前記第２遊技機のうち、前記選択遊技機以外の遊技機から前記第１取得手段が取得したポイント情報に対応する所定数の遊技媒体を排出するように命令する指令を、前記選択遊技機に対して送信する送信手段と、
   前記選択遊技機において、前記指令に基づいて、前記所定数の遊技媒体を排出する排出手段とを有することを特徴とする遊技媒体排出システム。
2. 前記選択手段により選択された選択遊技機で遊技を行う遊技者を特定する情報に対して、勝ち情報を付与する勝ち情報付与手段と、
   前記勝ち情報付与手段により付与された勝ち情報の数を、各遊技者を特定する情報ごとに、カウントするカウント手段と、
   各遊技機において、前記競争の要求及び遊技者を特定する情報を、前記各遊技機で遊技を行う遊技者に対して入力させる第１入力手段と、
   各第１入力手段により入力された各遊技者を特定する情報に対応する勝ち情報の数を前記カウント手段から取得し、前記各遊技者を特定する情報と、勝ち情報の数とが対応づけられたリスト情報を生成する生成手段と、
   前記生成手段により生成されたリスト情報を参照して、各遊技者に対して、前記競争の相手となる遊技者を特定する情報を入力させる第２入力手段と、
   前記第２入力手段により、一方の遊技者が他方の遊技者を特定する情報を入力するとともに、前記他方の遊技者が前記一方の遊技者を特定する情報を入力した場合、前記競争の要求に基づいて、前記競争の実行の指示を、前記一方の遊技者の遊技機である前記第１遊技機と、前記他方の遊技者の遊技機である前記第２遊技機とに提供する提供手段とを有することを特徴とする請求項１に記載の遊技媒体排出システム。
3. 複数の遊技機を管理する管理装置が、所定の遊技機に対して遊技球、遊技メダル等の遊技媒体を排出させる遊技媒体排出方法であって、
   前記管理装置にて、各遊技機から、遊技媒体の所定数に相当するポイント情報と、相手の遊技者との間で遊技機から排出される遊技媒体数を競い合う競争の要求とを第１取得手段が取得するステップと、
   前記管理装置が、前記競争の要求に基づいて、前記競争の実行の指示を第１遊技機及び第２遊技機に提供した場合、前記第１遊技機及び前記第２遊技機において、各々、所定の時間内に排出される遊技媒体の数である排出遊技媒体数を第２取得手段が取得するステップと、
   前記第１遊技機及び前記第２遊技機のうち、各第２取得手段により取得された排出遊技媒体数を相互に比較し、大きい排出遊技媒体数に対応する遊技機を、選択遊技機として、選択するステップと、
   前記第１遊技機及び前記第２遊技機のうち、前記選択遊技機以外の遊技機から前記第１取得手段が取得したポイント情報に対応する所定数の遊技媒体を排出するように命令する指令を、前記選択遊技機に対して送信するステップと、
   前記選択遊技機において、前記指令に基づいて、前記所定数の遊技媒体を排出するステップとを有することを特徴とする遊技媒体排出方法。
4. 前記選択遊技機で遊技を行う遊技者を特定する情報に対して、勝ち情報を付与する勝ち情報付与ステップと、
   前記勝ち情報付与ステップにより付与された勝ち情報の数を、各遊技者を特定する情報ごとに、カウント手段がカウントするステップと、
   各遊技機において、前記競争の要求及び遊技者を特定する情報を、前記各遊技機で遊技を行う遊技者に対して入力させる第１入力ステップと、
   前記第１入力ステップにより入力された各遊技者を特定する情報に対応する勝ち情報の数を前記カウント手段から取得し、前記各遊技者を特定する情報と、勝ち情報の数とが対応づけられたリスト情報を生成するステップと、
   生成されたリスト情報を参照して、各遊技者に対して、前記競争の相手となる遊技者を特定する情報を入力させる第２入力ステップと、
   前記第２入力ステップにより、一方の遊技者が他方の遊技者を特定する情報を入力するとともに、前記他方の遊技者が前記一方の遊技者を特定する情報を入力した場合、前記競争の要求に基づいて、前記競争の実行の指示を、前記一方の遊技者の遊技機である前記第１遊技機と、前記他方の遊技者の遊技機である前記第２遊技機とに提供するステップとを有することを特徴とする請求項３に記載の遊技媒体排出方法。
5. 複数の遊技機を管理する管理装置が、所定の遊技機に対して遊技球、遊技メダル等の遊技媒体を排出させるプログラムであって、コンピュータに、
   前記管理装置にて、各遊技機から、遊技媒体の所定数に相当するポイント情報と、相手の遊技者との間で遊技機から排出される遊技媒体数を競い合う競争の要求とを第１取得手段が取得するステップと、
   前記管理装置が、前記競争の要求に基づいて、前記競争の実行の指示を第１遊技機及び第２遊技機に提供した場合、前記第１遊技機及び前記第２遊技機において、各々、所定の時間内に排出される遊技媒体の数である排出遊技媒体数を第２取得手段が取得するステップと、
   前記第１遊技機及び前記第２遊技機のうち、各第２取得手段により取得された排出遊技媒体数を相互に比較し、大きい排出遊技媒体数に対応する遊技機を、選択遊技機として、選択するステップと、
   前記第１遊技機及び前記第２遊技機のうち、前記選択遊技機以外の遊技機から前記第１取得手段が取得したポイント情報に対応する所定数の遊技媒体を排出するように命令する指令を、前記選択遊技機に対して送信するステップと、
   前記選択遊技機において、前記指令に基づいて、前記所定数の遊技媒体を排出するステップとを有する処理を実行させるためのプログラム。
6. 前記選択遊技機で遊技を行う遊技者を特定する情報に対して、勝ち情報を付与する勝ち情報付与ステップと、
   前記勝ち情報付与ステップにより付与された勝ち情報の数を、各遊技者を特定する情報ごとに、カウント手段がカウントするステップと、
   各遊技機において、前記競争の要求及び遊技者を特定する情報を、前記各遊技機で遊技を行う遊技者に対して入力させる第１入力ステップと、
   前記第１入力ステップにより入力された各遊技者を特定する情報に対応する勝ち情報の数を前記カウント手段から取得し、前記各遊技者を特定する情報と、勝ち情報の数とが対応づけられたリスト情報を生成するステップと、
   生成されたリスト情報を参照して、各遊技者に対して、前記競争の相手となる遊技者を特定する情報を入力させる第２入力ステップと、
   前記第２入力ステップにより、一方の遊技者が他方の遊技者を特定する情報を入力するとともに、前記他方の遊技者が前記一方の遊技者を特定する情報を入力した場合、前記競争の要求に基づいて、前記競争の実行の指示を、前記一方の遊技者の遊技機である前記第１遊技機と、前記他方の遊技者の遊技機である前記第２遊技機とに提供するステップとを有する処理を実行させるための請求項５に記載のプログラム。

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