JP2004080023A - 積層型インダクタ - Google Patents

積層型インダクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2004080023A
JP2004080023A JP2003283076A JP2003283076A JP2004080023A JP 2004080023 A JP2004080023 A JP 2004080023A JP 2003283076 A JP2003283076 A JP 2003283076A JP 2003283076 A JP2003283076 A JP 2003283076A JP 2004080023 A JP2004080023 A JP 2004080023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
coil
multilayer inductor
layer
cracks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003283076A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Tachibana
橘 武司
Toru Umeno
梅野 徹
Koichi Terao
寺尾 公一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Sumitomo Special Metals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Special Metals Co Ltd filed Critical Sumitomo Special Metals Co Ltd
Priority to JP2003283076A priority Critical patent/JP2004080023A/ja
Publication of JP2004080023A publication Critical patent/JP2004080023A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

 【課題】 導体層の内部に導体欠落領域を設けることにより、導体層の厚さ,幅を大きくしてもコイル部またはその周囲のコアにクラック,割れが生じることがなく、低抵抗化を実現して電源回路用のインダクタとして使用可能である積層型インダクタを提供する。 【解決手段】 フェライトシート2にコイルとなる導体パターン3を所定パターンに形成して構成される複数枚のコイルシート1を、スルーホール4を介して上下のコイルシート1間で導体パターン3の導通を取りながら、積層させ、その積層体を焼結して積層型インダクタを得る。導体パターン3を焼結してなる導体層の内部に、導体が印刷されていない導体欠落領域5が設けられている。複数枚のコイルシート1の積層/焼結時に、導体パターン3は導体欠落領域5に対して変形代を有するため、導体層の厚さ,幅を大きくしても、コイル部またはその周囲のコアにクラック,割れが生じることはない。
【選択図】   図1

Description

 本発明は、コイルとなる複数の導体層がフェライト層を介在して積層されている積層型インダクタに関する。
 パーソナルコンピュータ、携帯電話機などの電子機器の液晶パネルまたはCPUを駆動させるための電源回路に使用されるインダクタには、直流電圧を昇圧または降圧させるために交流電流に数百mAの直流電流がバイアス電流として印加される。供給される電圧を効率良く昇圧/降圧するためには、消費電力が少ない低抵抗のインダクタを用いることが好ましい。電源回路に使用されるインダクタとしては、フェライトコアに導線を巻回してなる巻き線型インダクタが従来から一般的に使用されている。
 電子機器の小型化、薄型化に伴って、その電源回路に使用されるインダクタにおいても、小型化、薄型化の要望が高まっている。しかしながら、巻き線型インダクタにおいては、フェライト焼結体の加工性、加工したフェライトコアの鍔部分の強度低下などの信頼性に問題があるので、十分な小型化、薄型化を実現できない。
 そこで、巻き線型インダクタに代わるインダクタとして、十分な小型化、薄型化を実現できる積層型インダクタが開発されている(例えば、特許文献1参照)。この積層型インダクタは、薄いフェライトシート上にコイルとしての導体パターンを形成して構成される複数のコイルシートを積層し、上下のコイルシート間の導体パターン同士をスルーホールを介して導通させている。以下、この積層型インダクタの構成及び作製工程について説明する。
 図11は、このような従来の積層型インダクタに使用するコイルシート1の構成図である。1枚の無地のフェライトシート2上に、導体パターン3を形成してコイルシート1が構成されている。コイルとなる導体パターン3の一端部には、上側または下側のコイルシート1の導体パターン3との電気的導通を得るためのスルーホール4が形成されている。
 図12は、積層型インダクタにおける複数のシートの積層例を示す図である。図11に示すような複数枚のコイルシート1が積層されるとともに、その上下に導体パターンを形成しない複数枚の無地のフェライトシート2がコア上部及びコア下部として積層される。図13は、図12に示す複数枚のコイルシート1に形成された導体パターン3の接続の概要を示す図である。導体パターン3は実線で示し、スルーホール4を介した他のコイルシート1の導体パターン3との接続は破線で示す。1枚のコイルシート1には3/4周分の導体パターン3が形成されており、導体パターン3を1/4周分ずつずらせて4枚のコイルシート1を接続することにより、3ターンの巻き数となる。
 このような構成の積層体を焼結して積層型インダクタ10を得る。図14は、焼結後の積層型インダクタ10の斜視図である。積層型インダクタ10の両端には、Agなどによって電極部20が形成され、この電極部20上にめっきにてSn,Niなどが形成される。図15は、図14のXV−XV線切断断面図である。コイルシート1が焼結されたコイル部30,コア中央部31及びコア外周部32と、無地のフェライトシート2が焼結されたコア上部40及びコア下部50とから積層型インダクタ10が構成される。コイル部30は、導体パターン3を焼結してなる導体層13とフェライトシート2を焼結してなるフェライト層12とが交互に積層されている。
特開平10−241982号公報
 シート成形法によって積層型インダクタを製造する場合、一般的には厚さ40〜50μmのフェライトシート2が用いられ、スクリーン印刷によりフェライトシート2上に厚さ20μm未満で例えばAgまたはAg/Pdペーストが所定パターンに印刷されて、コイルとなる導体パターン3が形成される。このようなコイルシート1を複数枚積層して焼結した際に、フェライト層12の厚さは30〜40μmとなり、導体層13の厚さは15μm未満となって、導体層13の厚さがフェライト層12の厚さの1/2未満となる。また、導体層13の幅は、積層型インダクタ10のサイズに依存するが、積層型インダクタ10が例えば長辺4.5mm×短辺3.2mmである場合、100〜300μmが一般的であり、この場合には導体層13の幅は短辺に対して5〜10%の割合となる。
 このような積層型インダクタ10にあっては、導体層13となる導体パターン3(導電ペースト)をフェライトシート2に所定パターンに印刷した後、導体パターン3及びフェライトシート2を同時に焼結するので、銅線を使用する巻き線型インダクタと比較して抵抗が高くなる。この結果、数百mAの直流電流が印加された際に、コイルが発熱して消費電力が増加し、昇圧/降圧を効率良く行えないことになるという問題がある。即ち、上述したような積層型インダクタ10における導体層13の厚さ,幅では、直流電源回路用のインダクタとして使用可能となるために必要な低抵抗化を達成できていない。
 このような積層型インダクタの問題を解決する方法として、コイル部30の導体抵抗を低減するために、導体パターン3の厚さを厚くしたり、導体パターン3の幅を広くすることが考えられる。しかしながら、導体パターン3の厚さを厚くしたり、導体パターン3の幅を広くしたりした場合には、積層時に、導体パターン3直下のフェライトシート2の領域は導体パターン3がない他の領域に比べて圧縮率が非常に大きくなる。この結果、焼結時に、密度差による収縮特性の差が大きくなって、コイル部30またはその周囲のコアにクラック,割れが生じることになる。例えば、導体層13の厚さがフェライト層12の厚さの1/2未満であれば、クラック,割れは生じないが、導体層13を厚くしてその厚さがフェライト層12の厚さの1/2を越えるとクラック,割れが生じる。従って、導体層13の厚さ及び/または幅を単純に大きくするだけでは、クラック,割れが発生するという問題がある。
 本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、導体層の内部に導体欠落領域を設けることにより、導体層の厚さ,幅を大きくしてもクラック,割れが生じることがなく、低抵抗化を実現して直流電源回路用のインダクタとして使用可能である積層型インダクタを提供することを目的とする。
 第1発明に係る積層型インダクタは、コイルとなる複数の導体層がフェライト層を介在して積層されている積層型インダクタにおいて、前記複数の導体層夫々の内部に、導体が存在しない導体欠落領域を設けていることを特徴とする。
 第1発明の積層型インダクタにあっては、導体層の内部に、導体が存在しない導体欠落領域が設けられている。よって、この導体欠落領域によって分割された導体パターンは、積層時に導体欠落領域に対して変形代を有することになる。よって、導体層の厚さ,幅を大きくしても、積層時に導体パターン直下のフェライトシートを圧縮する程度が大きくならない。この結果、導体層の厚さ,幅を大きくしても、導体パターン直下の領域と導体パターンがない他の領域との密度差は軽減されて、焼結時の収縮率差も低減し、コイル部またはその周囲のコアにクラック,割れは生じない。
 第2発明に係る積層型インダクタは、第1発明において、前記導体層の幅が、矩形状をなす前記積層型インダクタの短辺の長さの15%以上であることを特徴とする。
 導体層の幅が積層型インダクタの短辺の長さの15%未満では、抵抗が十分に低くならず、直流電源回路用のインダクタとして使用した場合に、コイルの発熱が大きく、許容電流値は小さくなる。そこで、第2発明の積層型インダクタにあっては、導体層の幅を積層型インダクタの短辺の長さの15%以上とする。このようにすることにより、低抵抗化の効果が現れて、直流電源回路用のインダクタとして使用した場合に、コイルの発熱を抑制して、許容電流値を大きくできる。このように導体層の幅を広くしても、導体欠落領域の存在によって、クラック,割れは発生しない。
 第3発明に係る積層型インダクタは、第1または第2発明において、前記導体層の長さの80%以上の部分に前記導体欠落領域が設けられていることを特徴とする。
 導体層に対する導体欠落領域の長さの割合が80%未満である場合には、導体欠落領域を設ける効果(クラック,割れ発生の抑制効果)が十分ではない。そこで、第3発明の積層型インダクタにあっては、導体層の長さの80%以上にわたって導体欠落領域を設けて、クラック,割れが全く生じないようにする。
 第4発明に係る積層型インダクタは、第1〜第3発明の何れかにおいて、前記導体欠落領域の幅が50〜150μmであることを特徴とする。
 導体欠落領域の幅が50μm未満である場合には、導体欠落領域を設ける効果(クラック,割れ発生の抑制効果)が十分ではない。一方、導体欠落領域の幅を150μmより大きくした場合には、導体層の幅が広くなり過ぎ、中央脚(コア中央部)の面積が小さくなって十分なインダクタンスを確保できない。そこで、第4発明の積層型インダクタにあっては、導体欠落領域の幅を50〜150μmとして、クラック,割れが生じずに低抵抗化を実現することと、十分なインダクタンスを確保することとを両立させる。
 第5発明に係る積層型インダクタは、コイルとなる複数の導体層がフェライト層を介在して積層されている積層型インダクタにおいて、前記複数の導体層夫々の内部に、導体が存在しない複数の導体欠落領域を非連続に設けていることを特徴とする。
 第5発明の積層型インダクタにあっては、導体層の内部に、導体が存在しない複数の導体欠落領域が非連続に設けられている。よって、導体層の積層時に、導体層は導体欠落領域に対して変形代を有することになる。よって、導体層の厚さ,幅を大きくしても、積層時に導体層直下のフェライトシートを圧縮する程度が大きくならない。この結果、導体層の厚さ,幅を大きくしても、導体層直下の領域と導体層がない他の領域との密度差は軽減されて、焼結時の収縮率差も低減し、コイル部またはその周囲のコアにクラック,割れは生じない。
 第6発明に係る積層型インダクタは、第5発明において、前記導体層の面積に対する前記複数の導体欠落領域の合計面積の割合が10〜50%であることを特徴とする。
 導体層の面積に対する導体欠落領域の合計面積の割合が10%未満である場合には、導体欠落領域を設ける効果(クラック,割れ発生の抑制効果)が十分ではない。一方、その割合を50%より大きくした場合には、クラック,割れは発生しないが低抵抗化を実現できない。そこで、第6発明の積層型インダクタにあっては、導体層の面積に対する導体欠落領域の合計面積の割合を10〜50%として、クラック,割れが生じずに低抵抗化を実現することと、十分なインダクタンスを確保することとを両立させる。
 第7発明に係る積層型インダクタは、積層方向に隣り合う導体層における前記導体欠落領域の位置が異なっていることを特徴とする。
 第7発明の積層型インダクタにあっては、積層される上下の導体層において異なる位置に導体欠落領域が設けられている。つまり、異なる位置に導体欠落領域が設けられている導体層を有する複数のフェライトシートを積層させて、積層型インダクタを構成する。よって、積層された複数の導体層が焼結時に均一に圧縮されることになり、歪みが緩和されて、コイル部またはその周囲のコアでのクラック,割れの発生をより完全に防止する。
 第8発明に係る積層型インダクタは、第1〜第7発明の何れかにおいて、前記導体層の厚さが前記フェライト層の厚さの1/2以上であることを特徴とする。
 導体層の厚さがフェライト層の厚さの1/2未満である場合には、低抵抗化の効果が小さくて、許容電流値を大きくとれない。そこで、第8発明の積層型インダクタにあっては、導体層の厚さをフェライト層の厚さの1/2以上として、低抵抗化を図って許容電流値を大きくする。このように導体層の厚さを厚くしても、導体欠落領域の存在によって、クラック,割れは発生しない。
 本発明の積層型インダクタでは、導体層の内部に導体欠落領域を設けるように構成したので、コイル部またはその周囲のコアにクラック,割れが生じることなく、導体層の幅及び/または厚さを大きくすることができ、直流抵抗値が低くて、直流重畳特性に優れた電源回路用のインダクタとして使用できる。
 また、本発明の積層型インダクタでは、導体層の幅を積層型インダクタの短辺の長さの15%以上とするようにしたので、低抵抗化の効果が現れて、電源回路用のインダクタとして使用した場合に、コイルの発熱を抑制して、許容電流値を大きくすることができる。
 また、本発明の積層型インダクタでは、導体層の長さの80%以上の部分に導体欠落領域を設けるようにしたので、クラック,割れの発生を完全に防止することができる。
 また、本発明の積層型インダクタでは、導体欠落領域の幅を50〜150μmとするようにしたので、クラック,割れが生じずに低抵抗化を実現することと、十分なインダクタンスを確保することとを両立できる。
 また、本発明の積層型インダクタでは、導体層の内部に複数の導体欠落領域を非連続に設けるように構成したので、コイル部またはその周囲のコアにクラック,割れが生じることなく、導体層の幅及び/または厚さを大きくすることができ、直流抵抗値が低くて、直流重畳特性に優れた電源回路用のインダクタとして使用できる。
 また、本発明の積層型インダクタでは、導体層の面積に対する複数の導体欠落領域の合計面積の割合を10〜50%とするようにしたので、クラック,割れが生じずに低抵抗化を実現することと、十分なインダクタンスを確保することとを両立できる。
 また、本発明の積層型インダクタでは、積層される上下の導体層において異なる位置に導体欠落領域が設けられているようにしたので、積層された導体層が焼結時に均一に圧縮されて歪みが緩和されるため、コイル部またはその周囲のコアでのクラック,割れの発生をより完全に防止できる。
 更に、本発明の積層型インダクタでは、導体層の厚さをフェライト層の厚さの1/2以上とするようにしたので、低抵抗化を図って許容電流値を大きくすることができる。
 以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。
(第1実施の形態)
 図1は、本発明の第1実施の形態に係る積層型インダクタ10に使用するコイルシート1の構成図である。1枚のフェライトシート2上に、例えばAgまたはAg/Pdからなる導体パターン3を印刷して各コイルシート1が構成されている。各コイルシート1のコイルとなる導体パターン3の一端部には、積層した際に上側または下側のコイルシート1の導体パターン3との電気的導通を得るためのスルーホール4が形成されている。また、導体パターン3の内部には、AgまたはAg/Pdが存在しない導体欠落領域5が、スルーホール4が形成された一方の端部近傍からスルーホール4が形成されていない他方の端部近傍まで設けられている。1枚のコイルシート1には3/4周分の導体パターン3が形成されており、導体パターン3を1/4周分ずつずらせた図1に示すような4枚のコイルシート1を積層することにより3ターンの巻き数となる。
 このような複数枚のコイルシート1を、導体パターン3を形成していない複数枚ずつの無地のフェライトシート2にて挟み込んで積層し、その積層体を焼結して、積層型インダクタ10を得る。図2は、積層型インダクタ10の断面図である。積層型インダクタ10は、コイルシート1が焼結されたコイル部30,コア中央部31及びコア外周部32と、無地のフェライトシート2が焼結されたコア上部40及びコア下部50とから構成されており、コイル部30は、導体パターン3を焼結してなる導体層13とフェライトシート2を焼結してなるフェライト層12とが交互に積層されている。
 積層型インダクタ10は、例えば長辺,短辺の長さが夫々4.5mm,3.2mmである偏平な直方体状をなしている。また、導体パターン3を焼結してなる導体層13の幅は、積層型インダクタ10の短辺の長さの15%以上(480μm以上)である。また、導体層13の厚さは、導体パターン3が形成されていたフェライトシート2を焼結してなるフェライト層12の厚さの1/2以上である。更に、導体層13の長さの80%以上の部分に、焼結処理後の導体欠落領域5が設けられている。
 このような積層型インダクタは、具体的には、以下のようにして製造される。まず、厚さが40μmである低温焼成用のNiZnCuフェライトシートをドクターブレード法にて作製する。作製したフェライトシートを150mm角のサイズに切断し、NCパンチにてスルーホールを形成する。フェライトシート上に導体パターンを、内部に適宜の幅,長さを有する導体欠落領域を設けた態様で、スクリーン印刷にて形成する。導体パターンが印刷された複数枚のフェライトシート(コイルシート)を、導体パターンが形成されていない複数枚ずつの無地のフェライトシートにて上下から挟んで積層して積層体を作製する。この積層体から、長辺5.6mm,短辺4.0mmのインダクタチップ片を切り出し、切り出したインダクタチップ片を、大気圧雰囲気下の900℃にて2時間焼結する。得られる長辺4.5mm,短辺3.2mmの焼結体の長辺方向の両端にAg電極を形成し、更に、Ag電極上にメッキにてSn,Niを形成して、積層型インダクタを製造する。
 次に、第1実施の形態における積層型インダクタの特性について、他の例の積層型インダクタと比較して説明する。第1実施の形態の積層型インダクタ(実施例1〜4)と、本発明の特徴,条件を満たさない積層型インダクタ(比較例1〜5)とを製造し、それらの積層型インダクタにおける特性を検査した。各積層型インダクタにおける構成(フェライト層12の厚さ、導体層13の厚さ及び幅、導体欠落領域5の有無,幅及び長さ)、特性の測定結果(300mAの直流バイアス印加時のインダクタンス(L)及び直流抵抗値(Rdc))、並びに、焼結時の状態(クラック,割れの発生の有無)を、下記表1に示す。なお、表1における導体欠落領域5の長さは、導体層13の全長に対する百分率を表している。
Figure 2004080023
 これらの積層型インダクタの全てについて、フェライト層の厚さは30μm、導体層の厚さは20μmとして、低抵抗化を図れるように、導体層の厚さをフェライト層の厚さの1/2よりも大きくしている。なお、導体層の幅は各例において異ならせている。比較例1を除く全ての例において、低抵抗化の効果を発揮できるように、導体層の幅を積層型インダクタの短辺の長さ(3.2mm)の15%(480μm)以上としている。
 比較例1,2は導体欠落領域が設けられていない従来例に該当する。これらの比較例1,2では、低抵抗化を図るために導体層の厚さを厚くした場合、導体欠落領域を設けていないので、焼結時にコイル部またはその周囲のコアにクラック,割れが発生する。また、比較例1では、導体層の幅が積層型インダクタの短辺の長さの15%未満(250μm)であり、直流抵抗値(600mΩ)が特に高くなっている。
 他の比較例3〜5は導体欠落領域を設けてはいるが、夫々の例には以下に述べるような不都合が存在する。比較例3にあっては、導体欠落領域の長さが導体層の長さの70%しかなく、導体欠落領域を形成した効果が十分に発揮されておらず、焼結時にクラック,割れが発生する。また、比較例4にあっては、導体欠落領域の幅が40μmしかなく、導体欠落領域を形成した効果が十分に発揮されておらず、焼結時にクラック,割れが発生する。更に、比較例5にあっては、導体欠落領域の長さが導体層の長さの80%であってその幅も50μmより大きいので、実施例1〜4と同様にクラック,割れは発生しないが、導体欠落領域の幅を180μmと広くしたために導体層の幅も650μmと広くなるので、中央脚(コア中央部)の面積が小さくなり過ぎて低いインダクタンス(6.4μH)しか得られていない。
 これらの比較例1〜5に対して、実施例1〜4では、適切な幅及び長さを有する導体欠落領域を設けることにより、焼結時にクラック,割れが発生することなく、導体層の幅及び厚さを大きくできて、十分なインダクタンスと低い直流抵抗値とを得ることができている。
 なお、導体層の幅及び導体欠落領域の幅を異ならせた実施例1〜3を比較した場合、これらの幅を最も狭くした実施例1にて最も大きいインダクタンスが得られ、これらの幅を最も広くした実施例3でインダクタンスが最も小さくなっている。これは、導体層及び導体欠落領域の幅を広くした場合に、中央脚(コア中央部)の面積が小さくなってインダクタンスが小さくなることに起因している。また、導体欠落領域の長さを異ならせた実施例2,4を比較した場合、導体欠落領域の長さを80%とした実施例2と90%とした実施例4とで同じ特性が測定されており、導体欠落領域の長さは導体層の長さの80%であれば十分であることが分かる。
 図3は、第1実施の形態の積層型インダクタに使用するコイルシート1の他の例を示す図である。1枚のフェライトシート2上に、内部に導体欠落領域5が設けられた導体パターン3をその両端部を近接させた態様で形成して、コイルシート1が構成されている。この例では、フェライトシート2上に1周分の導体パターン3が形成されており、1枚のコイルシート1により1ターンの巻き数となる。
 なお、上述した例では、コイルシート1の導体パターン3内の1箇所に、導体が印刷されない導体欠落領域5を設ける場合について説明したが、図4に示すような導体パターン3内の2箇所に導体欠落領域5を設けた複数のコイルシート1と無地のフェライトシート2とを積層・焼結して、積層型インダクタ10(図5参照)を構成するようにしても良い。
(第2実施の形態)
 図6は、本発明の第2実施の形態に係る積層型インダクタ10に使用するコイルシート1の構成図である。第1実施の形態と同様に、1枚のフェライトシート2上に、例えばAgまたはAg/Pdからなる導体パターン3を印刷して各コイルシート1が構成されており、各コイルシート1のコイルとなる導体パターン3の一端部には、積層した際に上側または下側のコイルシート1の導体パターン3との電気的導通を得るためのスルーホール4が形成されている。
 第2実施の形態では、導体パターン3の内部に、AgまたはAg/Pdが存在しない複数の導体欠落領域5,5…が、スルーホール4が形成された一方の端部近傍からスルーホール4が形成されていない他方の端部近傍まで非連続に設けられている。なお、図6では、各導体欠落領域5にハッチングを付している。各導体欠落領域5は、同径の円形状をなしており、これらの円形状の導体欠落領域5,5…が等ピッチで均等に配置されている。これらの導体欠落領域5,5…の合計面積は、導体層の面積の10〜50%である。
 そして、第1実施の形態と同様に、例えば、夫々に3/4周分の導体パターン3が形成されている4枚のコイルシート1を、導体パターン3を1/4周分ずつずらせた態様で、導体パターン3を形成していない複数枚ずつの無地のフェライトシート2にて挟み込んで積層し、その積層体を焼結して、積層型インダクタを得る。第1実施の形態と同様に、導体パターン3を焼結してなる導体層の幅は、フェライトシート2を焼結してなるフェライト層の厚さの1/2以上であり、例えば、フェライト層の厚さは30μm、導体層の厚さは20μmとして低抵抗化を図っている。なお、内部に複数の導体欠落領域を設けた導体パターンは、スクリーン印刷にてフェライトシート上に容易に形成可能であり、第2実施の形態における積層型インダクタの具体的な製造手法は、第1実施の形態と同様である。
 なお、上述した例では、各導体欠落領域の形状を円形としたが、これに限らず、その形状は、正方形,長方形、三角形、十字形など、任意の形状であって良い。
 図7は、第2実施の形態における他の例のコイルシート1の構成図である。この例では、導体パターン3の幅方向中央部に正方形状の複数の導体欠落領域5,5…を等ピッチで設けると共に、導体パターン3の幅方向両端部に三角形状の複数の導体欠落領域5,5…を等ピッチで設けている。また、図8は、第2実施の形態における更に他の例のコイルシート1の構成図である。この例では、導体パターン3に異なる径を有する複数の円形状の導体欠落領域5,5…を設けている。なお、図7,図8に示す例でも、全ての導体欠落領域5,5…の合計面積(図7,図8でハッチングを付した領域の合計面積)は、導体層の面積の10〜50%である。
 このような複数の導体欠落領域を導体パターンに非連続に設ける第2実施の形態にあっても、1つの連続した導体欠落領域を導体パターンに設ける第1実施の形態と同様に、焼結時にクラック,割れが発生することなく、導体層の幅及び厚さを大きくすることができ、また、導体層の面積の10〜50%の領域を導体欠落領域としているため、十分なインダクタンスと低い直流抵抗値とを得ることができる。
(第3実施の形態)
 図9(a),(b),(c)は、本発明の第3実施の形態に係る積層型インダクタ10に使用する3種類のコイルシート1a,1b,1cの構成図である。各コイルシート1a,1b,1cは何れも、第1実施の形態(図1参照)と同様に、1枚のフェライトシート2上の導体パターン3内に1つの連続した導体欠落領域5が設けられているが、その導体欠落領域5を設ける位置が異なっている。コイルシート1aでは、導体パターン3の幅方向内側に偏在させて導体欠落領域5を設けており(図9(a)参照)、コイルシート1bでは、導体パターン3の幅方向中央に導体欠落領域5を設けており(図9(b)参照)、コイルシート1cでは、導体パターン3の幅方向外側に偏在させて導体欠落領域5を設けている(図9(c)参照)。
 そして、第3実施の形態では、このように導体欠落領域5の設置位置が異なる3種類のコイルシートを順次積層させたものを、無地のフェライトシートで挟み込み、得られる積層体を焼結して積層型インダクタを得る。
(第4実施の形態)
 図10(a),(b)は、本発明の第4実施の形態に係る積層型インダクタ10に使用する2種類のコイルシート1A,1Bの構成図である。各コイルシート1A,1Bは何れも、第2実施の形態(図6参照)と同様に、1枚のフェライトシート2上の導体パターン3内に複数の円形状の導体欠落領域5,5…が等ピッチで設けられているが、その導体欠落領域5を設ける位置が異なっている。つまり、コイルシート1Aと1Bとでは、各導体欠落領域5を設ける位置が、導体欠落領域5,5…の形成間隔(形成ピッチ)の半分だけ規則的にずれている。
 そして、第4実施の形態では、このように導体欠落領域5,5…の設置位置が半ピッチずつずれているこれらの2種類のコイルシートを順次積層させたものを、無地のフェライトシートで挟み込み、得られる積層体を焼結して積層型インダクタを得る。
 第3及び第4実施の形態では、導体欠落領域を設ける位置が異なっているコイルシートを積層させるようにするので、コイルシートの積層体において導体欠落領域の位置が分散するため、同じ位置に導体部分が積み重なることを防止できる。この結果、焼結時に、特定の位置で導体部分の圧縮率が高くなることが防止され、より平均した圧縮によって歪みが緩和されて、クラック,割れの発生をより完璧に防止できる。電源回路に使用されるような導体層の厚さが厚い積層型インダクタにおいて、この効果は特に有効となる。また、同じ位置に導体部分が積み重ならないので、上下の導体層の短絡も防止できる。
 なお、第3,第4実施の形態では、導体欠落領域を設ける位置が異なるコイルシートを夫々3種類,2種類用いる場合について説明したが、この種類数は例示であり、何種類であっても良いことは勿論である。また、1枚のコイルシートに3/4周分の導体パターンを形成することとしたが、何周分であっても良い。第4実施の形態では、設ける導体欠落領域を円形状としたが、第2実施の形態で述べたような他の形状であっても良く、また、図7,図8に示すような形状パターンであっても良い。
本発明の積層型インダクタ(第1実施の形態)に使用するコイルシートの構成図である。 本発明の積層型インダクタの断面図である。 本発明の積層型インダクタ(第1実施の形態)に使用するコイルシートの他の例の構成図である。 本発明の積層型インダクタ(第1実施の形態)に使用するコイルシートの更に他の例の構成図である。 本発明の積層型インダクタの他の例の断面図である。 本発明の積層型インダクタ(第2実施の形態)に使用するコイルシートの構成図である。 本発明の積層型インダクタ(第2実施の形態)に使用するコイルシートの他の例の構成図である。 本発明の積層型インダクタ(第2実施の形態)に使用するコイルシートの更に他の例の構成図である。 本発明の積層型インダクタ(第3実施の形態)に使用する3種類のコイルシートの構成図である。 本発明の積層型インダクタ(第4実施の形態)に使用する2種類のコイルシートの構成図である。 従来の積層型インダクタに使用するコイルシートの構成図である。 積層型インダクタにおける複数のシートの積層例を示す図である。 図12に示す複数枚のコイルシートに形成された導体パターンの接続の概要を示す図である。 積層型インダクタの斜視図である。 図14のXV−XV線切断断面図(従来積層型インダクタの断面図)である。
符号の説明
 1,1a,1b,1c,1A,1B コイルシート
 2 フェライトシート
 3 導体パターン
 4 スルーホール
 5 導体欠落領域
 10 積層型インダクタ
 12 フェライト層
 13 導体層
 20 電極部
 30 コイル部
 31 コア中央部
 32 コア外周部
 40 コア上部
 50 コア下部

Claims (8)

  1. コイルとなる複数の導体層がフェライト層を介在して積層されている積層型インダクタにおいて、前記複数の導体層夫々の内部に、導体が存在しない導体欠落領域を設けていることを特徴とする積層型インダクタ。
  2. 前記導体層の幅が、矩形状をなす前記積層型インダクタの短辺の長さの15%以上であることを特徴とする請求項1記載の積層型インダクタ。
  3. 前記導体層の長さの80%以上の部分に前記導体欠落領域が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の積層型インダクタ。
  4. 前記導体欠落領域の幅が50〜150μmであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の積層型インダクタ。
  5. コイルとなる複数の導体層がフェライト層を介在して積層されている積層型インダクタにおいて、前記複数の導体層夫々の内部に、導体が存在しない複数の導体欠落領域を非連続に設けていることを特徴とする積層型インダクタ。
  6. 前記導体層の面積に対する前記複数の導体欠落領域の合計面積の割合が10〜50%であることを特徴とする請求項5記載の積層型インダクタ。
  7. 積層方向に隣り合う導体層における前記導体欠落領域の位置が異なっていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の積層型インダクタ。
  8. 前記導体層の厚さが前記フェライト層の厚さの1/2以上であることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の積層型インダクタ。
JP2003283076A 2002-07-30 2003-07-30 積層型インダクタ Pending JP2004080023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003283076A JP2004080023A (ja) 2002-07-30 2003-07-30 積層型インダクタ

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002222128 2002-07-30
JP2003283076A JP2004080023A (ja) 2002-07-30 2003-07-30 積層型インダクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004080023A true JP2004080023A (ja) 2004-03-11

Family

ID=32032767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003283076A Pending JP2004080023A (ja) 2002-07-30 2003-07-30 積層型インダクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004080023A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008171853A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Murata Mfg Co Ltd 電子部品製造方法及び電子部品
JP2009206169A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 平面コイル、及びこれを用いた電気機器、電力供給装置、非接触電力伝送システム
JP2011096907A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Murata Mfg Co Ltd 積層インダクタ
WO2012144103A1 (ja) * 2011-04-19 2012-10-26 株式会社村田製作所 積層型インダクタ素子及び製造方法
JP2013033941A (ja) * 2011-07-29 2013-02-14 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 積層型インダクタ及びその製造方法
WO2013054587A1 (ja) * 2011-10-13 2013-04-18 株式会社村田製作所 電子部品及びその製造方法
JP2014150096A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Toko Inc 積層型電子部品
WO2019188287A1 (ja) * 2018-03-28 2019-10-03 株式会社村田製作所 樹脂多層基板、アクチュエータ、および樹脂多層基板の製造方法
CN112331444A (zh) * 2019-08-05 2021-02-05 株式会社村田制作所 线圈部件
JP2021136345A (ja) * 2020-02-27 2021-09-13 株式会社村田製作所 コイル部品

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0496815U (ja) * 1991-02-01 1992-08-21
JPH0669057A (ja) * 1992-08-19 1994-03-11 Taiyo Yuden Co Ltd 積層チップインダクタの製造方法
JPH06120065A (ja) * 1992-10-05 1994-04-28 Taiyo Yuden Co Ltd 積層セラミックインダクタの製造方法
JPH07106175A (ja) * 1993-09-30 1995-04-21 Taiyo Yuden Co Ltd 積層セラミック電子部品の製造方法
JPH08203736A (ja) * 1995-01-30 1996-08-09 Murata Mfg Co Ltd コア付きコイル装置
JP2002043130A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Murata Mfg Co Ltd 積層インダクタ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0496815U (ja) * 1991-02-01 1992-08-21
JPH0669057A (ja) * 1992-08-19 1994-03-11 Taiyo Yuden Co Ltd 積層チップインダクタの製造方法
JPH06120065A (ja) * 1992-10-05 1994-04-28 Taiyo Yuden Co Ltd 積層セラミックインダクタの製造方法
JPH07106175A (ja) * 1993-09-30 1995-04-21 Taiyo Yuden Co Ltd 積層セラミック電子部品の製造方法
JPH08203736A (ja) * 1995-01-30 1996-08-09 Murata Mfg Co Ltd コア付きコイル装置
JP2002043130A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Murata Mfg Co Ltd 積層インダクタ

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008171853A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Murata Mfg Co Ltd 電子部品製造方法及び電子部品
JP2009206169A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 平面コイル、及びこれを用いた電気機器、電力供給装置、非接触電力伝送システム
JP2011096907A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Murata Mfg Co Ltd 積層インダクタ
WO2012144103A1 (ja) * 2011-04-19 2012-10-26 株式会社村田製作所 積層型インダクタ素子及び製造方法
JP2013033941A (ja) * 2011-07-29 2013-02-14 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 積層型インダクタ及びその製造方法
US9041506B2 (en) 2011-07-29 2015-05-26 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Multilayer inductor and method of manufacturing the same
JPWO2013054587A1 (ja) * 2011-10-13 2015-03-30 株式会社村田製作所 電子部品及びその製造方法
CN103563021A (zh) * 2011-10-13 2014-02-05 株式会社村田制作所 电子部件及其制造方法
WO2013054587A1 (ja) * 2011-10-13 2013-04-18 株式会社村田製作所 電子部品及びその製造方法
US9240273B2 (en) 2011-10-13 2016-01-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electronic component and method for producing same
JP2014150096A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Toko Inc 積層型電子部品
WO2019188287A1 (ja) * 2018-03-28 2019-10-03 株式会社村田製作所 樹脂多層基板、アクチュエータ、および樹脂多層基板の製造方法
JPWO2019188287A1 (ja) * 2018-03-28 2020-10-01 株式会社村田製作所 樹脂多層基板、アクチュエータ、および樹脂多層基板の製造方法
US11289965B2 (en) 2018-03-28 2022-03-29 Murata Manufacturing Co., Ltd. Resin multilayer substrate, actuator, and method of manufacturing resin multilayer substrate
CN112331444A (zh) * 2019-08-05 2021-02-05 株式会社村田制作所 线圈部件
CN112331444B (zh) * 2019-08-05 2023-02-10 株式会社村田制作所 线圈部件
JP2021136345A (ja) * 2020-02-27 2021-09-13 株式会社村田製作所 コイル部品
JP7255522B2 (ja) 2020-02-27 2023-04-11 株式会社村田製作所 コイル部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6455959B2 (ja) パワーインダクタ用磁性体モジュール、パワーインダクタ及びその製造方法
JP4100459B2 (ja) 積層コイル部品及びその製造方法
JP4821908B2 (ja) 積層型電子部品及びこれを備えた電子部品モジュール
KR101462806B1 (ko) 인덕터 및 그 제조 방법
US8159322B2 (en) Laminated coil
JP3488869B2 (ja) 平面コイルおよび平面トランス
JP5835355B2 (ja) コイル部品
JP5621573B2 (ja) コイル内蔵基板
US20130214888A1 (en) Laminated inductor
JP2013102127A (ja) 積層型インダクタ及びその製造方法
JP2008021788A (ja) 積層インダクタ
JP2014157919A (ja) 電子部品
JP4760165B2 (ja) 積層インダクタ
JP2004080023A (ja) 積層型インダクタ
JP2002270437A (ja) 平面コイルおよび平面トランス
JP2006339617A (ja) 電子部品
JP2009260266A (ja) 積層型電子部品及びその製造方法
WO2012144103A1 (ja) 積層型インダクタ素子及び製造方法
JP2006261577A (ja) 積層型インダクタ
KR20150055871A (ko) 적층형 인덕터
TWI573149B (zh) 平面線圈及其製法,以及使用該平面線圈之平面變壓器
WO2011048873A1 (ja) 積層インダクタ
JP2007317892A (ja) 積層インダクタ
JP2590019Y2 (ja) 積層チップインダクタ
JP2005142302A (ja) 積層コイル部品およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060213

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090403

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100316