JP2004076924A - ウォーターポンプ軸受のシーリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部からの軸受内への異物および水気の侵入防止機能をさらに向上させ、軸受の耐久性を高めるウォーターポンプ軸受のシーリング装置を提供する。
【解決手段】シーリング装置(111)は密封シール(30)を備える。密封シール(30)は、第1の補強帯(42)を有し、軸方向の内側に嵌入された第1のシール(40)と、第2の補強帯(52)を有し、軸方向の外側に嵌入されるとともに第1のシール(40)に結合された第2のシール(50)とからなる。第1のシール(40)は、第1の補強帯(42)における半径方向の内側に嵌入され、第2の補強帯(52)における半径方向の内側に密着しているシールリップ(44a,44b)を有する第1のシール材(44)を含む。第2のシール(50)は、第2の補強帯(52)における半径方向の外側に嵌入され、第1の補強帯(42)における半径方向の中間に密着しているシールリップ(54a,54b)を有する第2のシール材(54)を含む。
【選択図】 図2
【解決手段】シーリング装置(111)は密封シール(30)を備える。密封シール(30)は、第1の補強帯(42)を有し、軸方向の内側に嵌入された第1のシール(40)と、第2の補強帯(52)を有し、軸方向の外側に嵌入されるとともに第1のシール(40)に結合された第2のシール(50)とからなる。第1のシール(40)は、第1の補強帯(42)における半径方向の内側に嵌入され、第2の補強帯(52)における半径方向の内側に密着しているシールリップ(44a,44b)を有する第1のシール材(44)を含む。第2のシール(50)は、第2の補強帯(52)における半径方向の外側に嵌入され、第1の補強帯(42)における半径方向の中間に密着しているシールリップ(54a,54b)を有する第2のシール材(54)を含む。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はウォーターポンプの軸受に係り、より詳しくは、ウォーターポンプ軸受のシーリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車用、農業用および産業用エンジンの冷却システムに用いられるウォーターポンプアセンブリーのウォーターポンプ軸受は、従来において図1に示すように、内輪(2)と外輪(4)との間に配列された複数の転動体(6)と、前記複数の転動体(6)を所定の間隔に保つように結合されたリテーナ(8)と、前記内輪(2)と外輪(4)との間に形成されている空間(S)に異物が流れ込まないように、空間(S)の開口端部に結合された密封シール(10)とを有する。
【0003】
前記密封シール(10)は、冷間圧延材を所定の形状に折り曲げて構成された補強帯(12)にシール材(14)を密着成形させたものである。また、前記密封シール(10)は、軸受の外輪(4)に形成されている係止溝帯(4a)に圧入固定させられている。
【0004】
前記シール材(14)の内側、つまり、内輪(2)の外面に密着している部位には、両股に分岐した第1のシールリップ(14a)および第2のシールリップ(14b)が形成されている。前記第1のシールリップ(14a)は、前記空間(S)の内側に形成され、その空間に注入されているグリースの漏れを防止する役割を果している。前記第2のシールリップ(14b)は、前記空間(S)の外側に形成され、外部から前記空間(S)への異物あるいは水気の混入(侵入)を防止する役割を果している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ウォーターポンプを用いているエンジンの性能の向上につれて、軸受の高性能化が漸次要求されている。よって、軸受の性能に大きな影響を及ぼすシール部の密封性および異物の侵入防止機能を向上させる必要に迫られている。ウォーターポンプ用軸受が損傷する原因にはいろいろがあるが、そのうち、グリースの漏れに伴う潤滑不良、あるいは、軸受内への異物および水気の浸透がもっとも大きな原因である。そして、かかるグリースの漏れ、並びに、軸受内への異物および水気の浸透は、軸受の寿命に直接的な関係がある。
【0006】
従来におけるウォーターポンプ用軸受の第1のシールリップ(14a)および第2のシールリップ(14b)は、グリースの漏れ、並びに、異物および水気の浸透を防止するものであるが、軸受が外部の異物に対して常に露出されていることから、異物の混入(侵入)を十分防止できないという問題があった。とりわけ、軸受が水に露出されている場合、多量の水気が浸透することにより軸受が損傷されるという問題があった。
【0007】
そこで、この発明は上記種々の問題を解決するためになされたものであって、上記発明の目的は、外部から軸受内への異物および水気の侵入防止機能をさらに向上させ、軸受の耐久性を高められるウォーターポンプ軸受のシーリング装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するためになされた本発明に係るウォーターポンプ軸受のシーリング装置は、内輪と外輪との間に配列されている複数の転動体と、前記複数の転動体を所定の間隔に保持するリテーナと、前記内輪と外輪との間に形成されている空間の開口端部に結合されている密封シールとを備え、ウォーターポンプアセンブリーに適用されるウォーターポンプの軸受(ウォーターポンプ軸受のシーリング装置)において、前記密封シールが、第1の補強帯を有し、軸受の軸方向の内側に嵌入されている第1のシールと、第2の補強帯を有し、軸受の軸方向の外側に嵌入されるとともに前記第1のシールに結合されている第2のシールとからなり、前記第1のシールが、前記第1の補強帯における半径方向の内側に嵌入されるとともに、前記第2の補強帯における半径方向の内側に密着している2個のシールリップを有する第1のシール材を含み、前記第2のシールが、前記第2の補強帯における半径方向の外側に嵌入されるとともに、前記第1の補強帯における半径方向の中間に密着している2個のシールリップを有する第2のシール材を含むことを特徴とする。
【0009】
本発明に係るウォーターポンプ軸受のシーリング装置は更に、前記第1の補強帯が、その中間に軸受の軸方向へ形成されているウェブと、該ウェブの両端から軸受の半径方向へ相互に反対側に向けて延成されている内外側フランジとからなり、前記第2の補強帯が、その中間に軸受の半径方向へ形成されているウェブと、該ウェブの両端から軸受の軸方向へ前記第1の補強帯に向けて延成されている内外側フランジとからなり、前記第1のシール材の2個のシールリップが、前記第2の補強帯の内側フランジの外面に密着し、前記第2のシール材の一方のシールリップが、前記第1の補強帯のウェブの外面に密着し、前記第2のシール材の他方のシールリップが、前記第1の補強帯の内側フランジの外面に密着していることを特徴とする。
【0010】
本発明に係るウォーターポンプ軸受のシーリング装置は更に、前記第1のシール材のシールリップと前記第2のシール材のシールリップとの間には、シールリップに滑らかさをもたせるために、グリースが注入されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る一実施例について添付図に沿つて詳述する。
【0012】
自動車用、農業用および産業用エンジンの冷却システムに用いられているウォーターポンプアセンブリーは、図3に示すように、ウォーターポンプの軸受(101)と、ブラケット(113)と、ウォーターポンププーリ(103)と、ウォーターポンプハウジング(109)と、メカニカルシールアセンブリー(105)と、インペラ(107)と、シーリング装置(111)とを有する。 前記ウォーターポンプ軸受(101)はウォーターポンプハウジング(109)に圧入されている。前記メカニカルシールアセンブリー(105)、インペラ(107)およびブラケット(113)は、ウォーターポンプ軸受の内輪(102)に圧入されている。前記シーリング装置(111)はウォーターポンプ軸受の内輪(102)と外輪(104)との間に結合されている。ウォーターポンププーリ(103)は前記ブラケット(113)に締結され、ベルトで駆動される。ここで、メカニカルシールアセンブリー(105)が1次的に冷却水の侵入を防止し、前記シーリング装置(111)が2次的に異物の侵入を防止する。
【0013】
前記シーリング装置(111)は、図2に詳しく示されている。図に示すように(図3とは別の番号で示す)、内輪(22)と外輪(24)との間には複数の転動体(26)が配列されている。前記複数の転動体(26)はそれぞれ、その転動体(26)を囲繞するリテーナ(28)によって所定の間隔に保持されている。前記内輪(22)と外輪(24)との間に形成されている空間(S)の開口端部には、その空間(S)に異物が流れ込まれないように、密封シール(30)が結合されている。前記外輪(24)の内面の縁部には、前記密封シール(30)が係止されるように、係止溝帯(24a)が円周方向に沿って形成されている。
【0014】
前記密封シール(30)は、第1の補強帯(42)を有し、軸受の軸方向の内側に嵌入されている第1のシール(40)と、第2の補強帯(52)を有し、軸受の軸方向の外側に嵌入されるとともに前記第1のシール(40)に結合されている第2のシール(50)とからなる。
【0015】
前記第1のシール(40)は、前記第1の補強帯(42)における半径方向の内側に嵌入されている第1のシール材(44)と、該第1の補強帯(42)における半径方向の外側に嵌入されるとともに前記係止溝帯(24a)に圧入固定されている第3のシール材(46)とを含んでいる。前記第1のシール材(44)と第3のシール材(46)とは、相互につながれて一つになることもありうる。本実施例においては、後述する第2のシール材(54)が密着される第1の補強帯(42)の部分は外部に露出されるよう前記第1の補強帯(42)を囲繞されつつ密着成形される。
【0016】
前記第1の補強帯(42)は、その中間に軸受の軸方向へ形成されているウェブ(42a)と、該ウェブ(42a)の両端から軸受の半径方向へ相互に反対側に向けて延成されている内外側フランジ(42b,42c)とからなる。言い換えれば、前記第1の補強帯(42)は、その中間に軸受の軸方向へ延びるように形成されているウェブ(42a)と、該ウェブ(42a)の両端から軸受の半径方向の内側及び外側に向かって延びるように形成されている内側及び外側フランジ(42b,42c)とからなる。前記内側フランジ(42b)は垂直方向へ前記第1のシール材(44)に埋設されている。前記外側フランジ(42c)はその端部が折り曲げられて前記第3のシール材(46)に埋設されている。
【0017】
前記第1のシール材(44)は、その下端に第1,2のシールリップ(44a,44b)が形成されている。前記第1のシールリップ(44a)は軸受の軸方向の内側へ開かれ、その端部面が前記第2の補強帯(52)の後述する内側フランジ(52b)の外面に密着(接触)している。前記第2のシールリップ(44b)は軸受の軸方向の外側へ開かれ、その端部面が前記第2の補強帯(52)の内側フランジ(52b)の外面に密着(接触)している。前記第1,2のシールリップ(44a,44b)の合致(結合)部分の上側には、軸受の軸方向の内側へ突出した補強部(44c)が形成されている。
【0018】
前記第2のシール(50)は、前記第2の補強帯(52)における半径方向の外側に嵌入されている第2のシール材(54)を含んでいる。
【0019】
前記第2の補強帯(52)は、その中間に軸受の半径方向へ形成されているウェブ(52a)と、該ウェブ(52a)の両端から軸受の軸方向へ前記第1の補強帯(42)に向けて延成されている内外側フランジ(52b,52c)とからなり、その断面が逆コ字状となっている。言い換えれば、前記第2の補強帯(52)は、その中間に軸受の半径方向に延びるように形成されているウェブ(52a)と、該ウェブ(52a)の両端から軸受の軸方向の前記第1の補強帯(42)側に向かって延びるように形成されている内側及び外側フランジ(52b,52c)とからなり、その断面が逆コ字状となっている。前記外側フランジ(52c)およびウェブ(52a)には、前記第2のシール材(54)が密着成形されている。さらに、前記内側フランジ(52b)の内面は、前記内輪(22)の外面に密着固定されている。前記内側フランジ(52b)の外面は、前記第1のシール材(44)の第1,2のシールリップ(44a,44b)に接触している。
【0020】
前記第2のシール材(54)には、前記第1の補強帯(42)のウェブ(42a)の外面に密着(接触)した第3のシールリップ(54a)が突出成形(突成)される一方、前記第1の補強帯(42)の内側フランジ(42b)の外面に密着(接触)した第4のシールリップ(54b)が突出成形(突成)されている。
【0021】
前記第2のシールリップ(44b)と第4のシールリップ(54b)との間の空間及び第4のシールリップ(54b)と第3のシールリップ(54a)との間の空間には、シールリップに滑らかさをもたせるように、小量のグリース(G)が注入されている。
【0022】
前記第1の補強帯(42)と第2の補強帯(52)は、常に水気に露出されるおそれがあることから、耐食性に優れたステンレス鋼材等からなっており、前記第1,2,3のシール材(44,54,46)の材質はゴムからなされているが、多様な種の合成樹脂を用いることもできる。
【0023】
以上のように構成されているこの発明に係るウォーターポンプ軸受のシーリング装置は、まず、第1のシール(40)の第3のシール材(46)を外輪(24)の係止溝帯(24a)に嵌入した後、第2のシール(50)の第2の補強帯(52)の内側フランジ(52b)の内面を内輪(22)の外面に密着するように強嵌させることにより、組立てることができる。よって、前記第2のシール(50)は前記内輪(22)とともに回転するように構成されている。
【0024】
前記第1のシールリップ(44a)および第2のシールリップ(44b)は、軸受内のグリースの外部への漏れを防止する役割を果たす。前記第3のシールリップ(54a)は1次的に外部からの異物の混入(侵入)および水気の浸透を防止する役割を果たす一方、軸受の内輪(22)の回転時には、共に回転しながら外部の異物なり水気を外部へ取り除く。また、前記第4のシールリップ(54b)は、2次的に外部からの異物の混入(侵入)および水気の浸透を防止する役割を果す。さらに、シールリップの潤滑のために注入されているグリース(G)は、第1の補強帯(42)の外面と第4のシールリップ(54b)との間に潤滑膜を形成し、それにより、水気の浸透防止効果をさらに高めることができる。
【0025】
この発明は、前記実施例に限定されることなく、多様に変形実施が可能となる。
【0026】
【発明の効果】
上述のように、この発明に係るウォーターポンプ軸受のシーリング装置によれば、内部グリースの漏れを防止するとともに、外部からウォーターポンプ軸受の内部への異物の混入(侵入)防止機能をさらに向上させ、ウォーターポンプ軸受の耐久性を高める優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシーリング装置を適用しているウォーターポンプ軸受の部分断面である。
【図2】この発明に係るシーリング装置を適用しているウォーターポンプ軸受の部分断面図である。
【図3】この発明に係るウォーターポンプ軸受のシーリング装置を適用しているウォーターポンプアセンブリーの断面図である。
【符号の説明】
22 内輪
24 外輪
24a 係止溝帯
26 転動体
30 密封シール
40 第1のシール
42 第1の補強帯
44 第1のシール材
44a 第1のシールリップ
44b 第2のシールリップ
46 第3のシール材
50 第2のシール
52 第2の補強帯
54 第2のシール材
54a 第3のシールリップ
54b 第4のシールリップ
【発明の属する技術分野】
この発明はウォーターポンプの軸受に係り、より詳しくは、ウォーターポンプ軸受のシーリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車用、農業用および産業用エンジンの冷却システムに用いられるウォーターポンプアセンブリーのウォーターポンプ軸受は、従来において図1に示すように、内輪(2)と外輪(4)との間に配列された複数の転動体(6)と、前記複数の転動体(6)を所定の間隔に保つように結合されたリテーナ(8)と、前記内輪(2)と外輪(4)との間に形成されている空間(S)に異物が流れ込まないように、空間(S)の開口端部に結合された密封シール(10)とを有する。
【0003】
前記密封シール(10)は、冷間圧延材を所定の形状に折り曲げて構成された補強帯(12)にシール材(14)を密着成形させたものである。また、前記密封シール(10)は、軸受の外輪(4)に形成されている係止溝帯(4a)に圧入固定させられている。
【0004】
前記シール材(14)の内側、つまり、内輪(2)の外面に密着している部位には、両股に分岐した第1のシールリップ(14a)および第2のシールリップ(14b)が形成されている。前記第1のシールリップ(14a)は、前記空間(S)の内側に形成され、その空間に注入されているグリースの漏れを防止する役割を果している。前記第2のシールリップ(14b)は、前記空間(S)の外側に形成され、外部から前記空間(S)への異物あるいは水気の混入(侵入)を防止する役割を果している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ウォーターポンプを用いているエンジンの性能の向上につれて、軸受の高性能化が漸次要求されている。よって、軸受の性能に大きな影響を及ぼすシール部の密封性および異物の侵入防止機能を向上させる必要に迫られている。ウォーターポンプ用軸受が損傷する原因にはいろいろがあるが、そのうち、グリースの漏れに伴う潤滑不良、あるいは、軸受内への異物および水気の浸透がもっとも大きな原因である。そして、かかるグリースの漏れ、並びに、軸受内への異物および水気の浸透は、軸受の寿命に直接的な関係がある。
【0006】
従来におけるウォーターポンプ用軸受の第1のシールリップ(14a)および第2のシールリップ(14b)は、グリースの漏れ、並びに、異物および水気の浸透を防止するものであるが、軸受が外部の異物に対して常に露出されていることから、異物の混入(侵入)を十分防止できないという問題があった。とりわけ、軸受が水に露出されている場合、多量の水気が浸透することにより軸受が損傷されるという問題があった。
【0007】
そこで、この発明は上記種々の問題を解決するためになされたものであって、上記発明の目的は、外部から軸受内への異物および水気の侵入防止機能をさらに向上させ、軸受の耐久性を高められるウォーターポンプ軸受のシーリング装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するためになされた本発明に係るウォーターポンプ軸受のシーリング装置は、内輪と外輪との間に配列されている複数の転動体と、前記複数の転動体を所定の間隔に保持するリテーナと、前記内輪と外輪との間に形成されている空間の開口端部に結合されている密封シールとを備え、ウォーターポンプアセンブリーに適用されるウォーターポンプの軸受(ウォーターポンプ軸受のシーリング装置)において、前記密封シールが、第1の補強帯を有し、軸受の軸方向の内側に嵌入されている第1のシールと、第2の補強帯を有し、軸受の軸方向の外側に嵌入されるとともに前記第1のシールに結合されている第2のシールとからなり、前記第1のシールが、前記第1の補強帯における半径方向の内側に嵌入されるとともに、前記第2の補強帯における半径方向の内側に密着している2個のシールリップを有する第1のシール材を含み、前記第2のシールが、前記第2の補強帯における半径方向の外側に嵌入されるとともに、前記第1の補強帯における半径方向の中間に密着している2個のシールリップを有する第2のシール材を含むことを特徴とする。
【0009】
本発明に係るウォーターポンプ軸受のシーリング装置は更に、前記第1の補強帯が、その中間に軸受の軸方向へ形成されているウェブと、該ウェブの両端から軸受の半径方向へ相互に反対側に向けて延成されている内外側フランジとからなり、前記第2の補強帯が、その中間に軸受の半径方向へ形成されているウェブと、該ウェブの両端から軸受の軸方向へ前記第1の補強帯に向けて延成されている内外側フランジとからなり、前記第1のシール材の2個のシールリップが、前記第2の補強帯の内側フランジの外面に密着し、前記第2のシール材の一方のシールリップが、前記第1の補強帯のウェブの外面に密着し、前記第2のシール材の他方のシールリップが、前記第1の補強帯の内側フランジの外面に密着していることを特徴とする。
【0010】
本発明に係るウォーターポンプ軸受のシーリング装置は更に、前記第1のシール材のシールリップと前記第2のシール材のシールリップとの間には、シールリップに滑らかさをもたせるために、グリースが注入されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る一実施例について添付図に沿つて詳述する。
【0012】
自動車用、農業用および産業用エンジンの冷却システムに用いられているウォーターポンプアセンブリーは、図3に示すように、ウォーターポンプの軸受(101)と、ブラケット(113)と、ウォーターポンププーリ(103)と、ウォーターポンプハウジング(109)と、メカニカルシールアセンブリー(105)と、インペラ(107)と、シーリング装置(111)とを有する。 前記ウォーターポンプ軸受(101)はウォーターポンプハウジング(109)に圧入されている。前記メカニカルシールアセンブリー(105)、インペラ(107)およびブラケット(113)は、ウォーターポンプ軸受の内輪(102)に圧入されている。前記シーリング装置(111)はウォーターポンプ軸受の内輪(102)と外輪(104)との間に結合されている。ウォーターポンププーリ(103)は前記ブラケット(113)に締結され、ベルトで駆動される。ここで、メカニカルシールアセンブリー(105)が1次的に冷却水の侵入を防止し、前記シーリング装置(111)が2次的に異物の侵入を防止する。
【0013】
前記シーリング装置(111)は、図2に詳しく示されている。図に示すように(図3とは別の番号で示す)、内輪(22)と外輪(24)との間には複数の転動体(26)が配列されている。前記複数の転動体(26)はそれぞれ、その転動体(26)を囲繞するリテーナ(28)によって所定の間隔に保持されている。前記内輪(22)と外輪(24)との間に形成されている空間(S)の開口端部には、その空間(S)に異物が流れ込まれないように、密封シール(30)が結合されている。前記外輪(24)の内面の縁部には、前記密封シール(30)が係止されるように、係止溝帯(24a)が円周方向に沿って形成されている。
【0014】
前記密封シール(30)は、第1の補強帯(42)を有し、軸受の軸方向の内側に嵌入されている第1のシール(40)と、第2の補強帯(52)を有し、軸受の軸方向の外側に嵌入されるとともに前記第1のシール(40)に結合されている第2のシール(50)とからなる。
【0015】
前記第1のシール(40)は、前記第1の補強帯(42)における半径方向の内側に嵌入されている第1のシール材(44)と、該第1の補強帯(42)における半径方向の外側に嵌入されるとともに前記係止溝帯(24a)に圧入固定されている第3のシール材(46)とを含んでいる。前記第1のシール材(44)と第3のシール材(46)とは、相互につながれて一つになることもありうる。本実施例においては、後述する第2のシール材(54)が密着される第1の補強帯(42)の部分は外部に露出されるよう前記第1の補強帯(42)を囲繞されつつ密着成形される。
【0016】
前記第1の補強帯(42)は、その中間に軸受の軸方向へ形成されているウェブ(42a)と、該ウェブ(42a)の両端から軸受の半径方向へ相互に反対側に向けて延成されている内外側フランジ(42b,42c)とからなる。言い換えれば、前記第1の補強帯(42)は、その中間に軸受の軸方向へ延びるように形成されているウェブ(42a)と、該ウェブ(42a)の両端から軸受の半径方向の内側及び外側に向かって延びるように形成されている内側及び外側フランジ(42b,42c)とからなる。前記内側フランジ(42b)は垂直方向へ前記第1のシール材(44)に埋設されている。前記外側フランジ(42c)はその端部が折り曲げられて前記第3のシール材(46)に埋設されている。
【0017】
前記第1のシール材(44)は、その下端に第1,2のシールリップ(44a,44b)が形成されている。前記第1のシールリップ(44a)は軸受の軸方向の内側へ開かれ、その端部面が前記第2の補強帯(52)の後述する内側フランジ(52b)の外面に密着(接触)している。前記第2のシールリップ(44b)は軸受の軸方向の外側へ開かれ、その端部面が前記第2の補強帯(52)の内側フランジ(52b)の外面に密着(接触)している。前記第1,2のシールリップ(44a,44b)の合致(結合)部分の上側には、軸受の軸方向の内側へ突出した補強部(44c)が形成されている。
【0018】
前記第2のシール(50)は、前記第2の補強帯(52)における半径方向の外側に嵌入されている第2のシール材(54)を含んでいる。
【0019】
前記第2の補強帯(52)は、その中間に軸受の半径方向へ形成されているウェブ(52a)と、該ウェブ(52a)の両端から軸受の軸方向へ前記第1の補強帯(42)に向けて延成されている内外側フランジ(52b,52c)とからなり、その断面が逆コ字状となっている。言い換えれば、前記第2の補強帯(52)は、その中間に軸受の半径方向に延びるように形成されているウェブ(52a)と、該ウェブ(52a)の両端から軸受の軸方向の前記第1の補強帯(42)側に向かって延びるように形成されている内側及び外側フランジ(52b,52c)とからなり、その断面が逆コ字状となっている。前記外側フランジ(52c)およびウェブ(52a)には、前記第2のシール材(54)が密着成形されている。さらに、前記内側フランジ(52b)の内面は、前記内輪(22)の外面に密着固定されている。前記内側フランジ(52b)の外面は、前記第1のシール材(44)の第1,2のシールリップ(44a,44b)に接触している。
【0020】
前記第2のシール材(54)には、前記第1の補強帯(42)のウェブ(42a)の外面に密着(接触)した第3のシールリップ(54a)が突出成形(突成)される一方、前記第1の補強帯(42)の内側フランジ(42b)の外面に密着(接触)した第4のシールリップ(54b)が突出成形(突成)されている。
【0021】
前記第2のシールリップ(44b)と第4のシールリップ(54b)との間の空間及び第4のシールリップ(54b)と第3のシールリップ(54a)との間の空間には、シールリップに滑らかさをもたせるように、小量のグリース(G)が注入されている。
【0022】
前記第1の補強帯(42)と第2の補強帯(52)は、常に水気に露出されるおそれがあることから、耐食性に優れたステンレス鋼材等からなっており、前記第1,2,3のシール材(44,54,46)の材質はゴムからなされているが、多様な種の合成樹脂を用いることもできる。
【0023】
以上のように構成されているこの発明に係るウォーターポンプ軸受のシーリング装置は、まず、第1のシール(40)の第3のシール材(46)を外輪(24)の係止溝帯(24a)に嵌入した後、第2のシール(50)の第2の補強帯(52)の内側フランジ(52b)の内面を内輪(22)の外面に密着するように強嵌させることにより、組立てることができる。よって、前記第2のシール(50)は前記内輪(22)とともに回転するように構成されている。
【0024】
前記第1のシールリップ(44a)および第2のシールリップ(44b)は、軸受内のグリースの外部への漏れを防止する役割を果たす。前記第3のシールリップ(54a)は1次的に外部からの異物の混入(侵入)および水気の浸透を防止する役割を果たす一方、軸受の内輪(22)の回転時には、共に回転しながら外部の異物なり水気を外部へ取り除く。また、前記第4のシールリップ(54b)は、2次的に外部からの異物の混入(侵入)および水気の浸透を防止する役割を果す。さらに、シールリップの潤滑のために注入されているグリース(G)は、第1の補強帯(42)の外面と第4のシールリップ(54b)との間に潤滑膜を形成し、それにより、水気の浸透防止効果をさらに高めることができる。
【0025】
この発明は、前記実施例に限定されることなく、多様に変形実施が可能となる。
【0026】
【発明の効果】
上述のように、この発明に係るウォーターポンプ軸受のシーリング装置によれば、内部グリースの漏れを防止するとともに、外部からウォーターポンプ軸受の内部への異物の混入(侵入)防止機能をさらに向上させ、ウォーターポンプ軸受の耐久性を高める優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシーリング装置を適用しているウォーターポンプ軸受の部分断面である。
【図2】この発明に係るシーリング装置を適用しているウォーターポンプ軸受の部分断面図である。
【図3】この発明に係るウォーターポンプ軸受のシーリング装置を適用しているウォーターポンプアセンブリーの断面図である。
【符号の説明】
22 内輪
24 外輪
24a 係止溝帯
26 転動体
30 密封シール
40 第1のシール
42 第1の補強帯
44 第1のシール材
44a 第1のシールリップ
44b 第2のシールリップ
46 第3のシール材
50 第2のシール
52 第2の補強帯
54 第2のシール材
54a 第3のシールリップ
54b 第4のシールリップ
Claims (3)
- 内輪と外輪との間に配列されている複数の転動体と、前記複数の転動体を所定の間隔に保持するリテーナと、前記内輪と外輪との間に形成されている空間の開口端部に結合されている密封シールとを備え、ウォーターポンプアセンブリーに適用されるウォーターポンプの軸受において、
前記密封シールは、第1の補強帯を有し、軸受の軸方向の内側に嵌入されている第1のシールと、第2の補強帯を有し、軸受の軸方向の外側に嵌入されるとともに前記第1のシールに結合されている第2のシールとからなり、
前記第1のシールは、前記第1の補強帯における半径方向の内側に嵌入されるとともに、前記第2の補強帯における半径方向の内側に密着している2個のシールリップを有する第1のシール材を含み、
前記第2のシールは、前記第2の補強帯における半径方向の外側に嵌入されるとともに、前記第1の補強帯における半径方向の中間に密着している2個のシールリップを有する第2のシール材を含むことを特徴とするウォーターポンプ軸受のシーリング装置。 - 前記第1の補強帯は、その中間に軸受の軸方向へ形成されているウェブと、該ウェブの両端から軸受の半径方向へ相互に反対側に向けて延成されている内外側フランジとからなり、
前記第2の補強帯は、その中間に軸受の半径方向へ形成されているウェブと、該ウェブの両端から軸受の軸方向へ前記第1の補強帯に向けて延成されている内外側フランジとからなり、
前記第1のシール材の2個のシールリップは、前記第2の補強帯の内側フランジの外面に密着し、
前記第2のシール材の一方のシールリップは、前記第1の補強帯のウェブの外面に密着し、
前記第2のシール材の他方のシールリップは、前記第1の補強帯の内側フランジの外面に密着していることを特徴とする請求項1に記載のウォーターポンプ軸受のシーリング装置。 - 前記第1のシール材のシールリップと前記第2のシール材のシールリップとの間には、シールリップに滑らかさをもたせるために、グリースが注入されていることを特徴とする請求項2に記載のウォーターポンプ軸受のシーリング装置。
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A02 | Decision of refusal |
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