JP2004075865A - ブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物及びその成形品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゴム状重合体を分散粒子として含有するゴム変性スチレン系樹脂を含む組成物であって、円錐円盤型レオメータにおいて、測定温度210℃、角周波数0.1rad/sで測定した貯蔵弾性率G’ が250〜1000Paであり、且つ測定温度210℃、角周波数100rad/sで測定した貯蔵弾性率G’ が65000〜100000Paであるブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物及びこの樹脂組成物をブロー成形してなるブロー成形品である。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物及びブロー成形品に関する。さらに詳しくは、浴室天井、洗面化粧台、トイレタリー用品、化粧品及び食品容器などの大型成形品の成形素材に適したブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物及びこの樹脂組成物をブロー成形してなるブロー成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】
スチレン系樹脂、殊にゴム変性スチレン系樹脂は、剛性が高く、寸法安定性や着色性に優れていることから、日用雑貨品や包装材料、工業用品など幅広い分野において使用されている。そして、これらスチレン系樹脂を素材とする成形品、特に浴室の天井や側面のパネル、洗面化粧台のような大型成形品では、一般に射出成形や押出成形・熱成形により成形されていた。これら大型成形品がこれまでブロー成形によって成形されていなかったのは、スチレン系樹脂がポリエチレン樹脂など他の成形材料に較べて伸長粘度が低く、パリソンのドローダウンが大きいという問題が存在していたからであるが、近年、成形品の更なる大型化・複雑形状化が要求されるとともに、ブロー成形化への動きが活発化している。大型成形品をブロー成形するには、ドローダウンを抑制することが何よりも重要である。
【0003】
スチレン系樹脂のブロー成形時のパリソンのドローダウンを抑制するため、特開平10−130443号公報、特開平11−286591号公報及び特開平11−322862号公報においては、メルトフローレートと伸長粘度とが特定の範囲となるように、ポリスチレンとゴム変性スチレン系樹脂を配合した組成物を大型成形品のブロー成形用材料として用いることが提案されている。このように調製した組成物によれば、大型ブロー成形時のパリソンのドローダウンが抑制され、偏肉のない成形品が得られるのであるが、ドローダウン抑制効果が十分に満足し得るものではなかった。
そこで、大型且つ複雑な成形品のブロー成形時に、パリソンの押出成形性がよく、生産時の歩留りの向上の点からも、パリソンの耐ドローダウン性がより優れ、且つ大型化・複雑形状化に伴う物性、特に剛性及び耐衝撃性が向上した成形材料が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、安定したブロー成形性及び成形品品質を発現し、且つ物性的にも優れるゴム変性スチレン系樹脂組成物及びそのブロー成形品(特に大型成形品)を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の分岐構造または分子量を持つGPPS(アタクチック構造のポリスチレン)と高衝撃強度を発現するHIPS(ハイインパクトポリスチレン)のブレンドにより、ブロー成形時におけるパリソンのドローダウンを大幅に抑制して成形安定性及び成形品品質が向上するとともに、剛性及び耐衝撃性が高く、且つこれらのバランスに優れるスチレン系樹脂組成物とそのブロー成形品が得られることを見出した。本発明はかかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、
(1)ゴム状重合体を分散粒子として含有するゴム変性スチレン系樹脂を含む組成物であって、円錐円盤型レオメータにおいて、測定温度210℃、角周波数0.1rad/sで測定した貯蔵弾性率G’ が250〜1000Paであり、且つ測定温度210℃、角周波数100rad/sで測定した貯蔵弾性率G’ が65000〜100000Paであるブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物、
(2)メルトフローレート(MFR)が0.5〜3.0g/10分である上記(1)のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物、
(3)(a)メルトフローレート(MFR)が1.0〜3.0g/10分であるゴム変性スチレン系樹脂10〜90質量%と、(b1)GPC法により求められる重量平均分子量(Mw L)が24万以上35万未満であり、GPC−MALLS法により求められる絶対分子量(MB )73.4万における一分子あたりの分岐数が0.1〜0.8であり、メルトフローレート(MFR)が0.5〜3.0g/10分であるスチレン系樹脂90〜10質量%又は(b2)GPC法により求められる重量平均分子量(Mw L)が35万〜42万であり、メルトフローレート(MFR)が0.5〜2.0g/10分であるスチレン系樹脂90〜10質量%からなる上記(1)のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物、
(4)組成物中のゴム状重合体の含有量が3.5〜20質量%である上記(1)〜(3)のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物及び
(5)上記(1)〜(4)のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物をブロー成形してなるブロー成形品を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物は、ゴム状重合体を分散粒子として含有するゴム変性スチレン系樹脂を含む組成物であって、円錐円盤型レオメータにおいて、測定温度210℃、角周波数0.1rad/sで測定した貯蔵弾性率G’ が250〜1000Paであり、且つ測定温度210℃、角周波数100rad/sで測定した貯蔵弾性率G’ が65000〜100000Paのものである。
本発明のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物において、測定温度210℃、角周波数0.1rad/sで測定した貯蔵弾性率G’ は、好ましくは300〜1000Pa、更に好ましくは350〜1000Paである。この貯蔵弾性率が低すぎると、パリソンのドローダウンが大きくなる。この貯蔵弾性率が高すぎると、パリソンを成形するときの生産性が低下する。また、測定温度210℃、角周波数100rad/sで測定した貯蔵弾性率G’ は、好ましくは65000〜95000Paである。この貯蔵弾性率が低すぎると、パリソン押出時の挙動が不安定となるため、生産性が低下し、この貯蔵弾性率が高すぎると、パリソンを成形するときの生産性が低下する。
本発明のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物は、押出機内でペレットを溶融し、可塑化する際の生産性の点から、メルトフローレート(MFR)が0.5〜3.0g/10分であることが好ましく、1.0〜2.5g/10分がより好ましい。
さらに、本発明の本発明のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物は、曲げ弾性率(FM)が2300MPa以上であることが好ましく、より好ましくは2400MPa以上である。また、アイゾット衝撃強度は、6kJ/m2 以上であることが好ましく、より好ましくは7kJ/m2 以上である。ドローダウンするまでの時間は、後述するパリソンドローダウン時間の評価法において8秒以上が好ましく、9秒以上がより好ましい。
【0007】
上述した特定の貯蔵弾性率を有するブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物として、(a)メルトフローレート(MFR)が1.0〜3.0g/10分であるゴム変性スチレン系樹脂10〜90質量%と、(b1)GPC法により求められる重量平均分子量(Mw L)が24万以上35万未満であり、GPC−MALLS法により求められる絶対分子量(MB )73.4万における一分子あたりの分岐数が0.1〜0.8であり、メルトフローレート(MFR)が0.5〜3.0g/10分であるスチレン系樹脂90〜10質量%又は(b2)GPC法により求められる重量平均分子量(Mw L)が35万〜42万であり、メルトフローレート(MFR)が0.5〜2.0g/10分であるスチレン系樹脂90〜10質量%からなるブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物が挙げられる。
本発明のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物において、ゴム状重合体の含有量は、耐衝撃性向上のため、3.5〜20質量%が好ましく、3.5〜10質量%がより好ましい。そのため、用いられる(a)成分のゴム変性スチレン系樹脂は、ゴム状重合体の含有率が、通常5〜15質量%、好ましくは7〜11質量%のものが使用される。また、(a)成分のゴム変性スチレン系樹脂と共に、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBSゴム)などのゴム状重合体を併用して、ゴム状重合体の含有量を3.5〜20質量%に調整してもよい。
また、(a)成分のゴム変性スチレン系樹脂において、MFRは1.0〜3.0g/10分が好ましい。MFRが1.0g/10分未満であると、ゴム変性スチレン系樹脂そのものの製造プラントにおける生産性が低くなり、MFRが3.0g/10分を超えると、ブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物としての耐ドローダウン性が不十分となる。
このブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物において、(a)成分の配合量は、10〜90質量%が好ましく、20〜80質量%がより好ましい。(a)成分の配合量が10質量%未満であると、ゴム変性スチレン系樹脂としての耐衝撃性が発現せず、(a)成分の配合量が90質量%を超えると、スチレン系樹脂を配合することにより期待される耐ドローダウン性の向上が発現されない。
【0008】
(b1)成分のスチレン系樹脂において、GPC法により求められる重量平均分子量(Mw L)は、リニア換算重量平均分子量(Mw L)を指し、測定法については後述する。このリニア換算重量平均分子量(MW L)が24万未満であると、製品強度が低下し、35万以上であるとと、パリソンを成形するときのの生産性が低下する。このリニア換算重量平均分子量(MW L)は、好ましくは26万〜33万である。(b1)成分のスチレン系樹脂において、GPC−MALLS法により求められる絶対分子量(MB )73.4万における一分子あたりの分岐数が0.1よりも少ないと、パリソンのドローダウンが大きくなり、0.8よりも大きいと、ゲルの発生する可能性が高くなる。また、(b1)成分のMFRは0.8〜2.5g/10分が好ましい。MFRが0.5g/10分未満であると、ゴム変性スチレン系樹脂そのものの製造プラントにおける生産性が低くなり、MFRが3.0g/10分を超えると、耐ドローダウン性の向上効果が見られない。
(b2)成分のGPC法により求められるリニア換算重量平均分子量(MW L)が35万未満であると、耐ドローダウン性の向上効果が見られず、42万を超えると、パリソンを成形するときのの生産性が低下する。このリニア換算重量平均分子量(MW L)は、好ましくは37万〜42万である。また、(b2)成分のMFRは0.5〜1.5g/10分が好ましい。MFRが0.5g/10分未満であると、ゴム変性スチレン系樹脂そのものの製造プラントにおける生産性が低くなり、MFRが2.0g/10分を超えると、耐ドローダウン性の向上効果が見られない。
【0009】
(a)成分における連続相を形成するスチレン系樹脂、(b1)成分及び(b2)成分のスチレン系樹脂としては、スチレン系単量体を主成分とする単量体を重合又は共重合して得られたものを用いることができる。スチレン系単量体としては、例えば、スチレン,α−メチルスチレン等のα−置換アルキルスチレン、p−メチルスチレン,p−tert−ブチルスチレン等の核置換アルキルスチレン、p−クロロスチレン等の核置換ハロゲン化スチレンなどが挙げられる。これらスチレン系単量体は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、上記スチレン系単量体と共重合可能な共単量体としては、例えば、アクリロニトリル,メタクリロニトリル,アクリル酸,メタクリル酸,マレイン酸,フマル酸,無水マレイン酸,アクリル酸メチル,アクリル酸エチル,アクリル酸プロピル,アクリル酸ブチル,アクリル酸−2−エチルヘキシル,メタクリル酸メチル,メタクリル酸エチル,メタクリル酸プロピル,メタクリル酸ブチル,メタクリル酸−2−エチルヘキシルなどのビニル系化合物、無水マレイン酸、マレイミド、核置換マレイミドなどが用いられる。これら共単量体は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0010】
本発明のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物に、上記貯蔵弾性率等の特性を発現させるための方法は特に限定されるものではないが、例えば、上記スチレン系単量体を主成分とする単量体を重合又は共重合する際にある種の化合物と共重合させたり、重合又は共重合の際に重合開始剤を添加する方法が挙げられる。共重合させる化合物(共重合性化合物)としては、ジビニルベンゼンに代表される非共役ジビニル化合物、あるいはエチレングリコールジメタクリレート,トリメチロールプロパントリメタクリレート,テトラメチロールメタンテトラアクリレート等の多価アクリレート化合物等が挙げられる。これらの化合物は単独で用いても、2種以上併用してもよい。添加量としては、スチレン系単量体を主成分とする単量体に対して0.005〜0.025質量%(50〜250ppm)の割合で添加することが好ましい。添加量が0.005質量%より少ないと実質的に添加効果が発現せず、0.025質量%より多いとゲル成分発生の原因となる。
また、重合開始剤としては、2,2−ビス(4,4−ジ−tert−ブチルペルオキシシクロヘキシル)プロパン(化薬アクゾ社製;パーカドックス12)などの多官能性開始剤が挙げられる。添加量はスチレン系単量体を主成分とする単量体に対して0.005〜0.050質量%(50〜500ppm)、好ましくは0.010〜0.050質量%(100〜500ppm)、さらに好ましくは0.020〜0.050質量%(200〜500ppm)の割合で添加することが好ましい。添加量が0.005質量%未満では実質的に添加効果が発現せず、添加量が0.050質量%より多いと製造時の運転安定性に欠けるおそれがある。
【0011】
スチレン系樹脂の重合法は限定されるものではないが、連続式塊状重合法、熱重合法、開始剤重合法などの従来公知の重合法により重合することができる。重合槽としては、完全混合型攪拌重合槽、プラグフロー型重合槽、静的混合型重合槽又はこれらの重合槽を組み合わせて用いることができる。上記共重合性化合物、多官能性開始剤の添加方法としては、あらかじめスチレン系単量体を主成分とする単量体やスチレン系単量体と共重合可能な共単量体(以下、これらをスチレン系化合物のいうことがある。)と均一に混合して連続的に重合槽に供給する方法、バッチ式による1回又は数回に分けて添加する方法、スチレン系化合物が重合転化率20〜40%に達した時点で添加する方法等が挙げられる。また、スチレン系化合物等のポリマー成分以外に必要に応じて、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、熱安定剤、顔料、染料、紫外線吸収剤等を添加してもよい。更に、本発明の効果を損なわない範囲で、ミネラルオイル等の可塑剤を添加してもよい。
【0012】
(a)成分のゴム変性スチレン系樹脂を製造するには、上記重合において、スチレン系化合物にゴム状重合体を溶解させる方法、重合により得られたスチレン系樹脂にゴム状重合体を混練する方法を用いることができる。
ゴム状重合体としては、一般にスチレン系樹脂の改質に用いられているもの、例えばポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、ブタジエン−イソプレン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレントリブロック共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体などが好適に用いられる。
また、ゴム変性スチレン系樹脂の製造時には、得られるゴム変性スチレン系樹脂中に存在するゴム状重合体の分散粒子の面積平均粒子径が0.5〜4μmの範囲となる条件下に重合させるのが好ましい。それは、ゴム状重合体の分散粒子の面積平均粒子径が0.5μm未満であると、これを含む組成物を用いたブロー成形品の衝撃強度の低下を招くことがあり、また、この面積平均粒子径が4μmを超えると、これを含む組成物を用いたブロー成形品の光沢が低下することがあるからである。このゴム状重合体の分散粒子の面積平均粒子径は、0.7〜3μmの範囲とするのがより好ましく、0.8〜2.5μmの範囲とするのがさらに好ましい。
【0013】
本発明のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物は、例えば、上記(a)成分と、(b1)成分又は(b2)成分と、他の成分とを単軸又は2軸押出機、バンバリーミキサー等により、溶融混練することにより製造することができる。
得られたブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物を用いてブロー成形するに際しては、一般的なブロー成形と同様に行うことができる。このブロー成形に際しては、通常用いられる滑剤や帯電防止剤、酸化防止剤、熱安定剤、顔料、染料、紫外線吸収剤、可塑剤を適量配合することができる。
このようにして得られるブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物を用いてブロー成形することにより得られるブロー成形品としては、浴室の天井パネルや側面パネル、洗面化粧台、机やテーブルの天板、オーディオラックや収納棚の天板・側板、床材や壁材などの構造部材などの大型成形品のほか、収納容器などの日用雑貨品などが挙げられる。これらブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物を素材とするブロー成形品は、その素材が本来的に有する高い剛性と寸法安定性により、優れた機械的強度を有しているが、成形品内面にリブを形成することにより、製品全体としての機械的強度をより高めることができる。さらに、パネルや壁材などの構造部材においては、接合や切削などの二次加工を施して使用することができる。この接合のために、ブロー成形時にボルトやナットなどを埋め込む方法を採用して実用性の高いブロー成形品を得るようにしてもよい。
【0014】
【実施例】
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。なお、物性評価は下記の方法により行った。物性評価結果を第1表に示す。
(1)メルトフローレート(MFR)
JIS K7210に準拠し、温度200℃、荷重49.0Nにおいて測定した。メルトフローレートが大きいほど、流動性が高い。
(2)GPC法によるリニア換算重量平均分子量(MW L)及びリニア換算数平均分子量(MnL)
【0015】
UV検出器:Waters社製 484
カラム:東ソー社製TSK GEL GMH6
溶媒:テトラヒドロフラン
流量:1.0ml/分
温度:40℃
注入量:200マイマロリットル
濃度:0.2g/100ミリリットル
【0016】
上記の測定条件により、ポリスチレン換算の分子量を測定した。分子量の計算は、東ソー社製の標準ポリスチレンを用いて作成した標準較正曲線を用いて行った。リニア換算重量平均分子量(MW L)及びリニア換算数平均分子量(MnL)、以下の式にて算出した。
MW L=Σ(WiMi)/Σ(Wi)
MnL=Σ(Wi)/Σ(Wi/Mi)
ここにWiは溶出体積(Vi)における重量分率を示し、Miは溶出体積(Vi)における分子量を示す。
(3)GPC−MALLS法により求められる絶対分子量(MB )73.4万における1分子あたりの分岐数
【0017】
光散乱光度計:Wyatt Technology社製 DAWN−E
RI検出器:Waters社製 410
カラム:東ソー社製TSK GEL GMHHR−H(30) 3本
溶媒:テトラヒドロフラン
流量:1.0ミリリットル/分
温度:40℃
注入量:100マイクロリットル
濃度:0.1g/100ミリリットル
【0018】
上記の測定条件で絶対分子量(MB )を測定し、慣性半径はWyatt Technology社製のASTRAを用いて算出した。また、絶対分子量(MB )73.4万における1分子あたりの分岐数(n73.4) は「J.Chem.Phys.第17巻、第1301ページ(1949年)」に記載された方法で算出した。すなわち、MB =73.4万におけるリニアスチレン系樹脂の慣性半径Rgと分岐スチレン系樹脂の慣性半径RgB より、g73.4=RgB 2 /RgL 2 を求め、
g73.4=(1/n73.4)×ln(1+n73.4)
より、n73.4を算出した。なお、lnは自然対数である。
(4)貯蔵弾性率G’
円錐円盤型レオメータ(レオメトリックス社製、ARES)を用い、直径12mm、厚み1 mmの円盤形のプレートについて、測定温度210℃、歪み20%の条件で測定した。
(5)パリソンドローダウン時間評価方法;
ブロー成形機:プラコー社製 DAC50
押出機 直径50mm
アキュームレータ 2リットル
ダイス径/コア径 85mm/84mm
設定温度 C1;180℃、C2以降;190℃
パリソン長 射出完了時;900mm、パリソンドローダウ
ン測定終了時;1200mm
【0019】
樹脂を成形機ホッパーに投入し、シリンダ及びダイス内部を該樹脂で置換した後、一旦スクリューを停止してダイスから出ている樹脂を取り除き、続いてダイスより一定圧力で押出し、パリソンを形成した。射出完了時にパリソン長一定となるようにダイギャップを調整した。射出完了からパリソンはドローダウンし始める。その後、所定の長さとなるまでにかかる時間を測定し、パリソンドローダウン時間とした。
(6)大型ブロー偏肉評価方法:
ブロー成形機: 石川島播磨重工 IPB−EPML−90S
成形温度:190℃(C1−C2−C3−H−D=175−185−190−190−190℃)
スクリュー:直径90mm、ダイ:直径280mm、アキュームレーター:
25l
型締圧力:60トン、スクリュー回転数:40rpm
成形サイクル:180sec
金型温度:70℃
【0020】
上記製造条件で成形した成形品(縦×横×高さ=600×450×30mm)を上部から5cmと下部から5cmの箇所で切断して肉厚を測定し、その肉厚の比率で比較した(比率=下側肉厚/上側肉厚)。評価は、◎:1.1未満、○:1.1以上1.3未満、△:1.3以上1.5未満、×:1.5以上の4段階で行った。
(7)ゴム分散粒子径の測定方法
ペレットなどから、約0.1μmの超薄切片を切り出し、透過型電子顕微鏡で撮影した1万倍の写真を画像解析して、マトリックス中に分散するゴム粒子の面積平均粒子径を算出した。
(8)曲げ弾性率(FM)
JIS K7171に準拠して測定した。
(9)アイゾット衝撃強度(IZOD)
JIS K7110に準拠して測定した。
【0021】
実施例1
(1)ゴム変性スチレン系樹脂(H1−1)の製造
ポリブタジエンゴム(宇部興産社製、BR15HB)8.0質量%のスチレン溶液に、酸化防止剤イルガノックス245(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)を、全体量に対して0.050質量%(500ppm)添加して調製した溶液を、毎時20リットルの速度で連続的に、温度100℃に維持した容量20リットルの、ダブルヘリカル翼を備えた完全混合型第1重合槽(回転数250rpm)に供給して重合を行い、次いでこの重合物を温度113℃に維持した容量20リットルの、ダブルヘリカル翼を備えた完全混合型第2重合槽(回転数70rpm)に送って重合を行い、次いで容量30リットルのプラグフロー型第3重合槽(上部:135℃、下部:145℃)に送って重合を行い、次いで容量30リットルのプラグフロー型第4重合槽(上部:152℃、下部:162℃)に送り、重合させた。第4重合槽から抜き出された重合液の最終転化率は86%であった。
抜き出された重合液を、圧力が266.6〜666.5Pa(2〜5 mmHg)、温度240℃〜250℃に維持された真空脱気槽にて導入して、残留揮発分を0.050質量%(500ppm)以下とした後に、ゴム変性スチレン系樹脂中における含有量が0.4質量%となる量の流動パラフィン(出光興産社製、CP50S)を添加して混練し、造粒することにより、ペレット状のゴム変性スチレン系樹脂を得た。
(2)スチレン系樹脂(GP−1)の製造
スチレンモノマーに、重合開始剤2,2−ビス(4,4−ジ−tert−ブチルペルオキシシクロヘキシル)プロパン(化薬アクゾ社製;パーカドックス12)をスチレンに対して0.030質量%(300ppm)(純品換算)及び溶剤としてエチルベンゼンをスチレンに対して8質量%添加して調製した溶液を、毎時23リットルの速度で連続的に、温度120℃に維持した容量20リットルの完全混合型第1重合槽に供給して重合を行い、次いでこの重合物を温度125℃に維持した容量20リットルの完全混合型第2重合槽に送って重合を行ない、次いで上記重合開始剤を初期スチレンモノマーに対して0.013質量%(130ppm)添加し、温度130℃に維持した容量30リットルのプラグフロー型第3重合槽に送って重合を行い、次いで温度140℃に維持した容量30リットルのプラグフロー型第4重合槽に送り、最終転化率が85%になるまで重合を行った。その後、重合混合液を240℃〜250℃の真空脱気槽にて、未反応モノマー、溶剤などの揮発性分を除去した後、流動パラフィン(出光興産製CP50S)を初期スチレンモノマーに対して0.3質量%混練してペレット状スチレン系樹脂を得た。
(3)ブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物の製造
上記ゴム変性スチレン系樹脂(HI−1)とスチレン系樹脂(GP−1)をHI−1/GP−1=50/50の質量比で用い、210℃で混練してブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物を得た。
【0022】
実施例2
実施例1(3)において、HI−1/GP−1=40/60とした以外は、実施例1と同様にしてブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物を得た。
実施例3
実施例1(3)において、スチレン系樹脂(GP−1)の代わりに大日本インキ化学工業社製のスチレン系樹脂UX600(GP−2)を用いた以外は、実施例1と同様にしてブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物を得た。
実施例4
実施例1(3)において、スチレン系樹脂(GP−1)の代わりに大日本インキ化学工業社製のスチレン系樹脂UX600(GP−2)を用い、HI−1/GP−2=70/30とした以外は、実施例1と同様にしてブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物を得た。
【0023】
比較例1
実施例1(1)で製造したゴム変性スチレン系樹脂(HI−1)のみを使用した。
比較例2
実施例1(2)で製造したスチレン系樹脂(GP−1)のみを使用した。
比較例3
実施例1(1)のゴム変性スチレン系樹脂(HI−1)の製造において、ポリブタジエンゴムの使用量を6.0質量%とし、調整した溶液を完全混合型第1 重合槽に毎時26リットルの速度で供給し、完全混合型第2重合槽の回転数を50rpmとし、更に流動パラフィン添加量を0.5質量%に変更した以外は実施例1(1)と同様にしてゴム変性スチレン系樹脂(HI−2)を製造した。続いて実施例1(3)と同様に混練してブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物を得た。
【0024】
比較例4
実施例1(2)のスチレン系樹脂(GP−1)の製造において、重合開始剤を使用せず、且つ毎時26リットルの速度で連続的に完全混合型第1重合槽に供給して重合を行い、更に流動パラフィン(出光興産製、CP50S)を無添加とした以外は実施例1(2)と同様にしてスチレン系樹脂(GP−3)を製造した。続いて、実施例1(3)において、HI−1/GP−1=50/50をHI−2/GP−4=70/30とした以外は、実施例1(3)と同様に混練してブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物を得た。
比較例5
スチレンモノマー89質量%、ゴム状重合体としてのポリブタジエン7質量%、開始剤(エチルベンゼン)3質量%及びミネラルオイル1質量%からなる混合物を、攪拌型重合槽に送液し、温度138℃、攪拌速度30rpmの条件にて、転化率28%まで重合させた。続いて、得られた重合混合物を満液型重合槽を用いて、転化率79%まで重合させ、その後220℃の脱気槽で揮発分を除去し、ペレット状のゴム変性スチレン系樹脂(HI−3)を製造した。
また、2個以上のビニル基を含有する化合物であるジビニルベンゼン(純度55質量%、東京化成工業(株)製)を用い、スチレン95質量%、エチルベンゼン5質量%、ジビニルベンゼンをスチレン系化合物全体に対して0.030質量%(300ppm)となるよう調製した溶液を連続バルク重合反応槽に連続的に供給し、重合温度145℃及び最終転化率60%まで重合を行い、重合混合物を240℃で真空脱気槽を通し、未反応モノマーを回収し、ペレット状のスチレン系樹脂(GP−4)を製造した。
HI−3/GP−4=50/50の質量比で用い、実施例1(3)と同様に混練してブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物を得た。
比較例6
実施例1において、ゴム変性スチレン系樹脂(HI−1)の代わりにエー・アンド・エム・スチレン社製のゴム変性スチレン系樹脂475D(HI−4)を使用し、且つスチレン系樹脂(GP−1)の代わりにエー・アンド・エム・スチレン社製のスチレン系樹脂G9305(GP−5)を使用した以外は、実施例1(3)と同様に混練してブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物を得た。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、安定したブロー成形性及び成形品品質を発現し、且つ物性的にも優れるゴム変性スチレン系樹脂組成物及びそのブロー成形品を得ることができる。
Claims (5)
- ゴム状重合体を分散粒子として含有するゴム変性スチレン系樹脂を含む組成物であって、円錐円盤型レオメータにおいて、測定温度210℃、角周波数0.1rad/sで測定した貯蔵弾性率G’ が250〜1000Paであり、且つ測定温度210℃、角周波数100rad/sで測定した貯蔵弾性率G’ が65000〜100000Paであるブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物。
- メルトフローレート(MFR)が0.5〜3.0g/10分である請求項1記載のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物。
- (a)メルトフローレート(MFR)が1.0〜3.0g/10分であるゴム変性スチレン系樹脂10〜90質量%と、(b1)GPC法により求められる重量平均分子量(Mw L)が24万以上35万未満であり、GPC−MALLS法により求められる絶対分子量(MB )73.4万における一分子あたりの分岐数が0.1〜0.8であり、メルトフローレート(MFR)が0.5〜3.0g/10分であるスチレン系樹脂90〜10質量%又は(b2)GPC法により求められる重量平均分子量(Mw L)が35万〜42万であり、メルトフローレート(MFR)が0.5〜2.0g/10分であるスチレン系樹脂90〜10質量%からなる請求項1記載のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物。
- 組成物中のゴム状重合体の含有量が3.5〜20質量%である請求項1〜3のいずれかに記載のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物。
- 請求項1〜4記載のブロー成形用ゴム変性スチレン系樹脂組成物をブロー成形してなるブロー成形品。
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