JP2004069004A - 取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造 - Google Patents

取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の下面部等の設置スペースの限られた場所でも用いることが出来ると共に、製造コストの増大が抑制できると共に軽量で、耐熱性が良好であり、また、防錆性能も良好な取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造を提供する。
【解決手段】アンダパネル2のフロアトンネル部2aから突設されたボルト部材5のボルト軸5aを、遮熱板4に形成された取付孔4aに挿通した取付状態で保持する取付クリップ10で、遮熱板4に当接される当接部13を有するクリップ本体11に、ボルト軸5aが挿通されるボルト軸挿通孔12を形成すると共に、ボルト軸5aのネジ山に係止して、弾性反発力で、遮熱板4をボルト部材5の軸方向に沿ってフロアトンネル部2a方向に付勢する係止爪部10A〜10Fを内側に向けて突設させて擂り鉢状に設けている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、車両に用いて好適な取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の取付クリップとしては、図13乃至図16に示すような車両の下面側で、マフラ等の熱を遮る遮熱板等の熱の影響を受ける部品の取付けに用いられるものが知られている。
【0003】
このような従来の取付クリップを用いた取付構造では、まず、車体1下面側1aに被取付部材としてのアンダパネル2が設けられている。
【0004】
このアンダパネル2には、車幅方向略中央に断面ハット状に上方に膨出してフロアトンネル部2aが形成されている。
【0005】
このフロアトンネル部2aの下方には、マフラー3の熱を遮る取付部材としての遮熱板4が取り付けられている。
【0006】
そして、前記アンダパネル2からは、前記遮熱板4の挿通孔4aに挿通されるように、下方に向けてボルト部材5が突設されている。
【0007】
このボルト部材5のボルト軸5aには、前記遮熱板4を介在させて、この遮熱板4下面側に当接される丸板状の当接面部6aが設けられた取付クリップ6が係止されている。
【0008】
すなわち、この取付クリップ6の前記当接面部6a中央には、前記ボルト軸5aが挿通されるボルト軸挿通孔6bが形成されている。
【0009】
また、この当接面部6aの外周端縁からは、前記軸部挿通孔6bを挟んで一対の係止爪部6c,6cが外側方に向かって延設されると共に、弾性変形可能となるように、内側方向でしかも、前記軸部挿通孔6bの下方に向けて折り返されている。
【0010】
この係止爪部6c,6cには、折り曲げ状態で、ボルト軸5aに形成されたネジ山の角度に沿うように所定の角度を有する係止斜辺6d,6dが各々形成されている。
【0011】
次に、この従来の取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造の作用について説明する。
【0012】
この従来の取付クリップ6は、まず、図15に示すように、板状の金属素材を打ち抜き加工する際に同時に、或いは打ち抜き加工が行われた後、前記当接面部6aと、前記軸部挿通孔6bとの間に、ガイド斜面6eが、絞り込み成形される。
【0013】
次に、前記係止爪部6c,6cが、内側方向でしかも、前記軸部挿通孔6bの下方に向けて折り返される。
【0014】
このように複数の加工工程を経て成形が終了した前記取付クリップ6は、図13に示されるように、前記フロアトンネル部2a下面側と、この取付クリップ6との間に、前記遮熱板4を挟み込むように介在させると共に、前記遮熱板4の取付孔4aから下方に向けて突設された前記ボルト部材5のボルト軸5aを前記軸部挿通孔6bに挿通させて装着される。
【0015】
この際、前記ボルト軸5aの下端が前記ガイド斜面6eに当接されて、前記軸部挿通孔6b方向へ滑りながら導かれ、ボルト軸5aの位置合わせが行われて、前記挿通孔6bへ容易に挿入される。
【0016】
そして、この係止爪部6c,6cの係止斜辺6d,6dが、前記軸部挿通孔6bから下方に突出されたボルト軸5aのネジ山を乗り越えて係止される。
【0017】
前記取付クリップ6は、係止爪部6c,6cの弾性反発力で、前記遮熱板4が前記ボルト部材5の軸方向に沿って前記アンダパネル2方向に押圧されて、前記アンダパネル2下面側に前記遮熱板4が取付けられた状態で、脱落しないように保持される。
【0018】
従って、車両の下面側等、作業性が良好ではない場所でも、盲作業で前記遮熱板4を容易に装着できる。
【0019】
また、この従来の取付クリップ6は、金属製であるので、樹脂製クリップに比して熱に強く、マフラー3の熱を遮蔽する前記遮熱板4に直接当接していても溶融等する虞がない。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の取付クリップ6では、前記軸部挿通孔6bが、前記ガイド斜面6eが形成されることによって、前記当接面部6aよりも下方に位置するように形成されている。
【0020】
また、当接面部6aの外周端縁から延設される前記一対の係止爪部6c,6cが、内側方向でしかも、前記軸部挿通孔6bの下方に向けて折り返されている。
【0021】
このため、これらの係止爪部6c,6cの先端が、この軸部挿通孔6b位置よりも更に下方に位置するので、取付クリップ6全体の高さ方向の突設距離が、大きく設定されてしまうと共に、これらの係止爪部6c,6cの先端を係止するボルト軸5aの高さ方向の寸法も高く設定しなければならない。
【0022】
従って、この従来例のように、車体1下面側1aに取り付けられて、路面と干渉する虞のある箇所で、部品の取付に用いるには不向きであった。
【0023】
また、この従来の取付クリップ6は、図15に示すように、展開形状が大きく、原材料を多く必要とする。
【0024】
すなわち、前記係止爪部6c,6cが、平面視略円形当接面部6aの外周端縁から、前記軸部挿通孔6bを挟んで外側方に向かって延設されて、再び内側に向けて折り返される構成を採用するため、当接面部6aを形成する円状部分の面積に比して、この円の外側に位置する係止爪部6c,6cの面積が大きな比率を占める。
【0025】
このため、材料費が増大してしまうと共に、複数の取付クリップ6…を、原材料である一枚の金属板から型取りすることが困難で、歩留まりが良好とは言い難かった。
【0026】
しかも、前記係止爪部6c,6c部分の重量も増大してしまうといった問題もあった。
【0027】
また、加工工程についても、弾性変形可能となるように、内側方向で、しかも、打ち抜き加工する際に同時に、或いは打ち抜き加工が行われた後、前記ガイド斜面6eが、絞り込み成形される。
【0028】
しかも、縛り込み成形後、前記係止爪部6c,6cが、内側方向でしかも、前記軸部挿通孔6bの下方に向けて折り返される工程が必要となり、多工程の加工を経て製造されている。
【0029】
従って、この点においても、製造コストの増大を招いてしまうといった問題があった。
【0030】
更に、従来の取付クリップ6では、前記当接面部6aが、所定の幅を有する環状部分で、前記遮熱板4下面側に面当たりする。このため、接触面積が大きく、錆が発生しやすいといった問題もあった。
【0031】
そこで、本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、車両の下面部等の設置スペースの限られた場所でも用いることが出来ると共に、製造コストの増大が抑制できると共に軽量で、耐熱性が良好であり、また、防錆性能も良好な取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造では、被取付部材から突設されたボルト部材のボルト軸を、取付部材に形成された取付孔に挿通した取付状態で保持する取付クリップで、該取付部材に当接される当接部を有するクリップ本体に、前記ボルト軸が挿通されるボルト軸挿通孔を形成すると共に、該ボルト軸に係止して、前記取付部材を前記ボルト部材の軸方向に沿って前記被取付部材方向に付勢する係止爪部を設けてなる取付クリップであって、前記係止爪部は、前記ボルト軸挿通孔の内側縁から、内側に向けて異方向から突設すると共に、該係止爪部の先端係止部を前記取付部材から軸方向に沿って離間させる様に擂り鉢状とする取付クリップを特徴としている。
【0033】
このように構成された請求項1記載のものでは、ボルト軸挿通孔の内側縁から、内側に向けて突設された前記係止爪部によって、前記ボルト軸の先端がガイドされながら係止爪部間に該ボルト軸を挿通させることができる。
【0034】
該係止爪部間に挿通されたボルト軸では、前記係止爪部が係止されて、前記取付部材が前記ボルト部材の軸方向に沿って前記被取付部材方向に付勢されて取付状態で保持される。
【0035】
前記係止爪部は、先端係止部を前記取付部材から軸方向に沿って離間させる様に擂り鉢状となるように設けられているので、前記ボルト軸の先端は、該係止爪部にガイドされて、該ボルト軸挿通孔に設けられた前記係止爪間に容易に挿通される。
【0036】
このため、車両の下面側等、良好な作業性を確保し難い箇所に前記取付部材を取り付ける場合であっても、前記ボルト軸を前記ボルト軸挿通孔内に差し込むだけで装着が完了し、作業工数が増大することがないと共に、絞り込みツール等の工具も不要となるため、従来の取付クリップと略同様に、盲作業が出来て、作業性が良好である。
【0037】
このように、前記係止爪部が、前記ボルト軸の先端のガイドを兼ねているので、従来のように別途、ガイド斜面を形成する必要が無く、当接面から、前記係止爪部の先端係止部が前記ボルト軸に係止される位置までの高さを低く抑えることが出来る。
【0038】
また、前記係止爪部が、前記ボルト軸挿通孔の内側縁から、内側に向けて突設されているので、展開形状を前記クリップ本体の大きさに収めることができる。
【0039】
このため、型取りに必要とされる面積が、前記従来の取付クリップに比して小さくすることが出来、多数の取付クリップを一枚の金属板から型取りできて、材料費の増大を抑制できると共に、歩留まりも良く、しかも、重量も増大することが無い。
【0040】
しかも、型抜き時に、前記係止爪部の先端係止部を前記取付部材から軸方向に沿って離間させる様に擂り鉢状に形成できるので、加工工数も減少させることが出来る。
【0041】
従って、この点においても、製造コストの増大を抑制できる。
【0042】
また、請求項2に記載されたものでは、前記ボルト軸挿通孔の内側縁から、内側に向けて少なくとも3枚以上突設された前記係止爪部が、前記ボルト軸に3方向以上の多方向から係止して、前記取付部材を前記被取付部材方向に、前記ボルト部材の軸方向に沿って略均等に付勢して装着状態が保持される。
【0043】
従って、装着状態での前後左右方向のガタ付きを最小限に抑制して、取付部品を確実に固定することができる。
【0044】
更に、請求項3に記載されたものでは、前記当接部は、前記クリップ本体の外周縁部に沿って形成される外周フランジ部の外側縁に設けられる線状の当接線を有して構成されると共に、前記外周フランジ部と前記クリップ本体とを、断面形状で階段状となるように形成して、前記クリップ本体を高さ方向で該外周フランジ部から所定距離離間させる請求項1又は2記載の取付クリップを特徴としている。
【0045】
このように構成された請求項3記載のものでは、前記当接部から前記係止爪部が、前記ボルト軸のネジ山に係止される位置までの高さ方向の距離が、該外周フランジ部に当接線を設けて、前記クリップ本体と断面形状で階段状となるように形成したことにより、前記クリップ本体を高さ方向で該外周フランジ部から所定距離離間させて、大きく設定できる。
【0046】
このため、更に弾性反発力を増大させて、取付部材を保持する付勢力を高めることが出来る。
【0047】
しかも、前記当接部が、外周フランジ部の外側縁に設けられた線状の当接線を有して構成されているので、前記取付部材に対して線当たりさせて、接触面積を減少させることができる。
【0048】
このため、当接部分の錆の発生を抑制できて、防錆性能を良好なものとすることが出来る。
【0049】
更に、請求項4に記載されたものでは、前記クリップ本体には、前記ボルト軸挿通孔を挟んで対向する少なくとも一対のつまみ垂直面部が形成されている請求項1乃至3のうち少なくともいずれか一項記載の取付クリップを特徴としている。
【0050】
このように構成された請求項4記載のものでは、前記クリップ本体に形成された前記一対のつまみ垂直面部が、前記ボルト軸挿通孔を挟んで対向する位置に設けられているので、作業者は、該つまみ垂直面部をつまんで、容易に作業を行うことが出来る。
【0051】
そして、請求項5に記載されたものでは、隣接形成される前記係止爪部の先端係止部の高さ方向位置を前記ネジ山のピッチ分相違させている請求項1乃至4のうち少なくとも何れか一項記載の取付クリップを特徴としている。
【0052】
このように構成された請求項5記載のものでは、前記取付クリップを回転させて取り外す際にも、ネジ山に沿って、前記係止爪部の先端係止部が円滑に回転移動して、作業性を良好なものとすることができる。
【0053】
更に、請求項6に記載されたものでは、前記ボルト部材の付け根部を前記被取付部材に溶接固定した請求項1乃至5のうち少なくとも何れか一項記載の取付クリップを用いた取付構造を特徴としている。
【0054】
このように構成された請求項6記載のものでは、前記ボルト部材の付け根部が、前記被取付部材に溶接固定されているので、取付クリップに比較し、厚みのあるボルト部材を溶接固定するため、溶接の熱による影響を受けにくく、確実な溶接固定が可能となる。
【0055】
【発明の実施の形態1】
図1乃至図11は、この発明の実施の形態1の取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造を示すものである。
【0056】
なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0057】
まず、構成から説明すると、この実施の形態1では、図2に示すように、車体1下面側1aに被取付部材としてのアンダパネル2が設けられている。
【0058】
このアンダパネル2には、車幅方向略中央に断面ハット状に上方に膨出してフロアトンネル部2aが形成されている。
【0059】
このフロアトンネル部2aの下方には、マフラー3の熱を遮る取付部材としての遮熱板4が取り付けられている。
【0060】
そして、前記アンダパネル2からは、前記遮熱板4の挿通孔4aに挿通されるように、下方に向けてボルト部材5が突設されている。
【0061】
この実施の形態1のボルト部材5の付け根部を構成する頭部5bは、図3に示すように、前記アンダパネル2のフロアトンネル部2aに予め溶接固定されている。
【0062】
このボルト部材5のボルト軸5aは、前記遮熱板4の取付孔4a内に挿通されると共に、前記フロアトンネル部2aとの間に、この遮熱板4を介在させて、取付クリップ10の係止爪部10A〜10Fが、このボルト軸5aに係止されている。
【0063】
そして、これらの係止爪部10A〜10Fの弾性反発力で、前記遮熱板4を前記ボルト部材5の軸方向に沿って前記アンダパネル2方向に付勢して、前記アンダパネル2に前記遮熱板4を取付け状態を保持するように構成されるものである。
【0064】
すなわち、この取付クリップ10には、クリップ本体としての略円板状のクリップ本体11の略中央位置に、前記ボルト部材5のボルト軸5aが挿通されるボルト軸挿通孔12が開口形成されている。
【0065】
このボルト軸挿通孔12の内側縁には、前記六枚の係止爪部10A〜10Fが、内側に向けて突設されている。
【0066】
この係止爪部10A〜10Fは、各々先端係止部10a〜10fを頂点とする略三角形を呈していて、この先端係止部10a〜10fを前記アンダパネル2から軸方向に沿って離間させる様に擂り鉢状としている。
【0067】
そして、このように擂り鉢状とすることにより、これらの先端係止部10a〜10fを前記ボルト軸5aのネジ山の谷部5cに突入させて、このネジ山の山部10d側面に係止させる位置を、図5に示すように、当接部13から前記軸方向に沿った高さ方向で所定距離h1〜h3離間させるように構成されている。
【0068】
更に、この実施の形態1の取付クリップ10では、図11に示すように、隣接形成される前記係止爪部10A,10F及び10C,10Dの先端係止部10a,10f及び10c,10dの高さ方向位置を前記ネジ山のピッチl分相違させている。
【0069】
また、図4に示すように、この実施の形態1の取付クリップ10では、前記クリップ本体11の外周縁部11aに沿って、板バネ部11b,11bによって接続される外周フランジ部11c,11cが、左,右一対形成されている。
【0070】
この実施の形態1の前記当接部13は、これらの外周フランジ部11c,11cの外側縁11d,11dに沿って設けられる上面視略半円弧形状で、当接幅の狭い線状の当接線13a,13aを有して構成されている。
【0071】
また、この外周フランジ部11c,11cと、前記クリップ本体11とは、図6及び図7に示すように、前記板バネ部11b,11bによって接続されて断面形状で階段状となるように形成されている。
【0072】
そして、図5に示すように、前記クリップ本体11を高さ方向でこの外周フランジ部11c,11cから所定距離H離間させることによって、更に、前記先端係止部10a〜10fから前記当接部13までの軸方向に沿った高さ方向での距離h1〜h3を大きく離間させて設定出来るように構成されている。
【0073】
また、この実施の形態1の前記クリップ本体11には、前記ボルト軸挿通孔12を挟んで対向する少なくとも一対のつまみ垂直面部14,14が形成されている。
【0074】
次に、この実施の形態1の取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造の作用について説明する。
【0075】
この実施の形態1の取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造では、前記取付クリップ5の製造工程で、1回の打ち抜き加工時に、前記係止爪部10A〜10Fに擂り鉢状の角度が与えられると共に、前記つまみ垂直面部14,14が屈曲形成される。
【0076】
このように成形加工された取付クリップ10は、図2,図3に示されるように、前記フロアトンネル部2a下面側と、この取付クリップ10との間に、前記遮熱板4を挟み込むように介在させると共に、前記遮熱板4の取付孔4aから下方に向けて突設された前記ボルト部材5のボルト軸5aを前記軸部挿通孔6bに挿通させて装着される。
【0077】
この際、前記ボルト軸挿通孔12の内側縁から、内側に向けて突設された前記係止爪部10A〜10Fによって、前記ボルト軸5aの先端がガイドされながら導かれて位置決めされて、係止爪部10A〜10F間に、容易にこのボルト軸5aを挿通させることができる。
【0078】
これらの係止爪部10A〜10F間に挿通されたボルト軸5aは、ネジ山の山部5dを乗り越えた前記係止爪部10A〜10Fが、前記ネジ山の谷部5a内で、前記山部5d側面に係止されて、弾性反発力で、前記遮熱板4が前記ボルト部材5のボルト軸5a方向に沿って前記フロアトンネル部2a下面側方向に付勢されて取付状態で保持される。
【0079】
前記係止爪部10A〜10Fは、先端係止部10a〜10fを前記遮熱板4から軸方向に沿って離間させる様に擂り鉢状となるように設けられているので、前記ボルト軸5の先端は、これらの係止爪部10A〜10Fにガイドされて、ボルト軸挿通孔12に設けられた前記係止爪部10A〜10F間に容易に挿通される。
【0080】
このため、車両の下面側等、良好な作業性を確保し難い箇所に前記遮熱板4を取り付ける場合であっても、下方に向けて突設された前記ボルト軸5aを前記ボルト軸挿通孔12内に差し込むだけで装着が完了し、作業工数が増大することがないと共に、絞り込みツール等の工具も不要となるため、従来の取付クリップと略同様に、盲作業が出来て、作業性が良好である。
【0081】
このように、前記係止爪部10A〜10Fが、前記ボルト軸5aの先端のガイドを兼ねているので、従来のように別途、ガイド斜面を形成する必要が無く、前記遮熱板4当接面から、前記係止爪部10A〜10Fの先端係止部10a〜10fが前記ボルト軸5aに係止される位置までの高さを低く抑えることが出来る。
【0082】
また、前記ボルト軸挿通孔12の内側縁から、内側に向けて少なくとも3枚以上、この実施の形態1では、6枚の突設された前記係止爪部10A〜10Fが、前記ボルト軸5aに3方向以上の多方向から係止して、前記遮熱板4を前記フロアトンネル部2a方向に、前記ボルト部材5の軸方向に沿って略均等に付勢して装着状態が保持される。
【0083】
従って、装着状態での前後左右方向のガタ付きを最小限に抑制して、遮熱板4を確実に固定することができる。
【0084】
また、図4に示すように、前記係止爪部10A〜10Fが、前記ボルト軸挿通孔12の内側縁から、内側に向けて突設されているので、展開形状を前記クリップ本体11の大きさに収めることができる。
【0085】
このため、型取りに必要とされる面積が、前記従来の取付クリップ6に比して小さくすることが出来、多数の取付クリップ10…を一枚の金属板から型取りできて、材料費の増大を抑制できると共に、歩留まりも良く、しかも、重量も増大することが無い。
【0086】
しかも、型抜き時に、前記係止爪部10A〜10Fの先端係止部10a〜10fを前記遮熱板4から軸方向に沿って離間させる様に擂り鉢状に形成できるので、加工工数も減少させることが出来る。
【0087】
従って、この点においても、製造コストの増大を抑制できる。
【0088】
また、前記当接部13から前記係止爪部10A〜10Fが、前記ボルト軸5aのネジ山に係止される先端係止部10a〜10f位置までの高さ方向の距離が、外周フランジ部11c,11cに当接線13a,13aを設けて、前記クリップ本体11と断面形状で階段状となるように形成したことにより、前記クリップ本体11を高さ方向で該外周フランジ部11c,11cから所定距離離間させて、大きく設定出来、前記係止爪部10A〜10F及び板バネ部11b,11bの弾性変形ストロークを大きく取ることができる。
【0089】
このため、更に弾性反発力を増大させて、遮熱板4を保持する付勢力を高めることが出来る。
【0090】
しかも、前記当接部13が、外周フランジ部11c,11cの外側縁11d,11dに設けられた線状の当接線13a,13aを有して構成されているので、前記遮熱板4に対して線当たりさせて、接触面積を減少させることができる。
【0091】
このため、この当接部分の錆の発生を抑制できて、防錆性能を良好なものとすることが出来る。
【0092】
更に、前記クリップ本体11に形成された前記一対のつまみ垂直面部14,14が、前記ボルト軸挿通孔12を挟んで対向する位置に設けられているので、作業者は、これらのつまみ垂直面部14,14を両側からつまんで、容易に装着脱作業を行うことが出来る。
【0093】
そして、前記取付クリップ10を回転させて取り外す際にも、図11に示すように、隣接形成される前記係止爪部10A,10F及び10C,10Dの先端係止部10a,10f及び10c,10dの高さ方向位置が前記ネジ山のピッチl分相違させられているので、ボルト軸5aに形成されたネジ山に沿って、前記係止爪部10A〜10Fの先端係止部10a〜10fが円滑に回転移動して、作業性を良好なものとすることができる。
【0094】
図9に示す比較例では、隣接形成される各係止爪部10A〜10Fの各先端係止部10a〜10fの位置が、同じ高さ位置に設定された取付クリップを表している。
【0095】
このように、各先端係止部10a〜10fの位置が、同じ高さ位置に設定されていると、図9中先端係止部10a,10bが、谷部5c内に入っている状態でも、他の先端係止部10cが、山部5dに乗り上げている状態となり、大きく弾性変形して反り返り、この山部5d頂点に面当たりしてしまう。
【0096】
このため、取り外し時、谷部5c内に入っている先端係止部10a,10bは、ネジ部の稜線に沿って螺旋状に廻ろうとするが、前記先端係止部10cは、山部5d頂点に面当たりしているため、螺旋状に廻るガイドが得られず、図9中矢印に示すような回転により、この先端係止部10cが二点鎖線に示すように、1つ上の谷部5cに移ってしまう。
【0097】
このようないわゆる段飛びが、回転に伴って順次各先端係止部10c,10b,10a…で発生する虞があるので、この取付クリップが外れにくいか或いはいつまで廻しても外れない虞もあった。
【0098】
このため、実施の形態1の取付クリップ5のように、1ピッチ分ずれている場合には、この高さ位置が同じ比較例と比較して、容易に外しやすいことが分かる。
【0099】
更に、この実施の形態1の取付クリップ5を用いた取付構造では、前記ボルト部材5の付け根部に相当する頭部5bが、前記アンダパネル2のフロアトンネル部2a上面側に溶接固定されているので、取付クリップ10を固定する場合に比較し、厚みのあるボルト部材5を溶接固定するため、溶接の熱による影響を受けにくく、確実な溶接固定が可能となる。
【0100】
【変形例1】
図12は、この発明の実施の形態1の変形例1の取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造を示すものである。
【0101】
この変形例1の取付クリップ110では、隣接形成される係止爪部110A,110F及び110E,110Dの先端係止部110a,110f及び110e,110dの高さ方向位置を前記ネジ山の1ピッチl分相違させていると共に、係止爪部110B,110Cの先端係止部110b,110cの高さ方向位置をネジ山の2ピッチ部2l分相違させている。
【0102】
他の構成及び作用効果については、前記実施の形態1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
【0103】
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態1及び変形例1の取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造を詳述してきたが、具体的な構成は、これらの実施の形態1及び変形例1に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
【0104】
例えば、実施の形態1では、前記係止爪部10A…の枚数を6枚としたが、特にこれに限らず、4枚或いは5枚等、3枚以上であるならば良く、その形状も前記係止爪部10A〜10Fのように略三角形形状に限らず、例えば、台形、扇形、舌片状等、どのような形状、数量、材質であっても、前記ボルト軸挿通孔12の内側縁から、内側に向けて突設されるものであるならばよい。
【0105】
【発明の効果】
上述してきたように、この発明の請求項1記載のものでは、ボルト軸挿通孔の内側縁から、内側に向けて突設された前記係止爪部によって、前記ボルト軸の先端がガイドされながら係止爪部間に該ボルト軸を挿通させることができる。
【0106】
該係止爪部間に挿通されたボルト軸では、前記係止爪部が係止されて、前記取付部材が前記ボルト部材の軸方向に沿って前記被取付部材方向に付勢されて取付状態で保持される。
【0107】
前記係止爪部は、先端係止部を前記取付部材から軸方向に沿って離間させる様に擂り鉢状となるように設けられているので、前記ボルト軸の先端は、該係止爪部にガイドされて、該ボルト軸挿通孔に設けられた前記係止爪間に容易に挿通される。
【0108】
このため、車両の下面側等、良好な作業性を確保し難い箇所に前記取付部材を取り付ける場合であっても、前記ボルト軸を前記ボルト軸挿通孔内に差し込むだけで装着が完了し、作業工数が増大することがないと共に、絞り込みツール等の工具も不要となるため、従来の取付クリップと略同様に、盲作業が出来て、作業性が良好である。
【0109】
このように、前記係止爪部が、前記ボルト軸の先端のガイドを兼ねているので、従来のように別途、ガイド斜面を形成する必要が無く、当接面から、前記係止爪部の先端係止部が前記ボルト軸に係止される位置までの高さを低く抑えることが出来る。
【0110】
また、前記係止爪部が、前記ボルト軸挿通孔の内側縁から、内側に向けて突設されているので、展開形状を前記クリップ本体の大きさに収めることができる。
【0111】
このため、型取りに必要とされる面積が、前記従来の取付クリップに比して小さくすることが出来、多数の取付クリップを一枚の金属板から型取りできて、材料費の増大を抑制できると共に、歩留まりも良く、しかも、重量も増大することが無い。
【0112】
しかも、型抜き時に、前記係止爪部の先端係止部を前記取付部材から軸方向に沿って離間させる様に擂り鉢状に形成できるので、加工工数も減少させることが出来る。
【0113】
従って、この点においても、製造コストの増大を抑制できる。
【0114】
また、請求項2に記載されたものでは、前記ボルト軸挿通孔の内側縁から、内側に向けて少なくとも3枚以上突設された前記係止爪部が、前記ボルト軸に3方向以上の多方向から係止して、前記取付部材を前記被取付部材方向に、前記ボルト部材の軸方向に沿って略均等に付勢して装着状態が保持される。
【0115】
従って、装着状態での前後左右方向のガタ付きを最小限に抑制して、取付部品を確実に固定することができる。
【0116】
更に、請求項3に記載されたものでは、前記当接部から前記係止爪部が、前記ボルト軸のネジ山に係止される位置までの高さ方向の距離が、該外周フランジ部に当接線を設けて、前記クリップ本体と断面形状で階段状となるように形成したことにより、前記クリップ本体を高さ方向で該外周フランジ部から所定距離離間させて、大きく設定できる。
【0117】
このため、更に弾性反発力を増大させて、取付部材を保持する付勢力を高めることが出来る。
【0118】
しかも、前記当接部が、外周フランジ部の外側縁に設けられた線状の当接線を有して構成されているので、前記取付部材に対して線当たりさせて、接触面積を減少させることができる。
【0119】
このため、当接部分の錆の発生を抑制できて、防錆性能を良好なものとすることが出来る。
【0120】
更に、請求項4に記載されたものでは、前記クリップ本体に形成された前記一対のつまみ垂直面部が、前記ボルト軸挿通孔を挟んで対向する位置に設けられているので、作業者は、該つまみ垂直面部をつまんで、容易に作業を行うことが出来る。
【0121】
そして、請求項5に記載されたものでは、前記取付クリップを回転させて取り外す際にも、ネジ山に沿って、前記係止爪部の先端係止部が円滑に回転移動して、作業性を良好なものとすることができる。
【0122】
更に、請求項6に記載されたものでは、前記ボルト部材の付け根部が、前記被取付部材に溶接固定されているので、取付クリップに比較し、厚みのあるボルト部材を溶接固定するため、溶接の熱による影響を受けにくく、確実な溶接固定が可能となる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造を説明する取付クリップの斜視図である。
【図2】実施の形態1の取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造で、車体下部の車幅方向に沿った位置での断面図である。
【図3】実施の形態1の取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造で、要部の拡大断面図である。
【図4】実施の形態1の取付クリップで、下面側から見た平面図である。
【図5】実施の形態1の取付クリップで、図4中C矢視方向から見た側面図である。
【図6】実施の形態1の取付クリップで、図4中A−A線に沿った位置での断面図である。
【図7】実施の形態1の取付クリップで、図4中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図8】実施の形態1の取付クリップで、つまみ垂直面部をつまむ様子を説明する模式図である。
【図9】実施の形態1の取付クリップの隣接配置される係止爪部の高さ方向位置を1ピッチずらす理由を説明するために用いた同じ高さ位置の係止爪を有する比較例の取付クリップの模式図である。
【図10】実施の形態1の取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造に用いられるボルト部材のボルト軸の側面図である。
【図11】実施の形態1の取付クリップで、(a)は、取付クリップの係止爪部の側面図、(b)は、(a)が、矢視H方向から見た状態であることを説明する平面図、(c)は、係止爪部の高さ関係を説明するため(a)と対応させた模式図である。
【図12】実施の形態1の変形例1の取付クリップで、(a)は、取付クリップの係止爪部の側面図、(b)は、(a)が、矢視H方向から見た状態であることを説明する平面図、(c)は、係止爪部の高さ関係を説明するため(a)と対応させた模式図である。
【図13】従来例の取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造で、要部の分解斜視図である。
【図14】従来例の取付クリップで、裏面側の構成を説明する斜視図である。
【図15】従来例の取付クリップで、打ち抜き加工を終えた状態等を示す展開状態での平面図である。
【図16】従来例の取付クリップ及び該取付クリップを用いた取付構造で、実施の形態1の図2に相当する車体下部の車幅方向に沿った位置での断面図である。
【符号の説明】
2       アンダパネル(被取付部材)
4       遮熱板(取付部材)
5       ボルト部材
5a      ボルト軸
5b      頭部(付け根部)
5c      谷部
5d      山部
10      取付クリップ
10A〜10F,110A〜110F
係止爪部
10a〜10f,110a〜110f
先端係止部
11      クリップ本体(クリップ本体)
11a     外周縁部
11c     外周フランジ部
11d     外側縁
12      ボルト軸挿通孔
13      当接部
13a,13a 当接線
14,14   つまみ垂直面部

Claims (6)

  1. 被取付部材から突設されたボルト部材のボルト軸を、取付部材に形成された取付孔に挿通した取付状態で保持する取付クリップで、該取付部材に当接される当接部を有するクリップ本体に、前記ボルト軸が挿通されるボルト軸挿通孔を形成すると共に、該ボルト軸に係止して、前記取付部材を前記ボルト部材の軸方向に沿って前記被取付部材方向に付勢する係止爪部を設けてなる取付クリップであって、
    前記係止爪部は、前記ボルト軸挿通孔の内側縁から、内側に向けて異方向から突設すると共に、該係止爪部の先端係止部を前記取付部材から軸方向に沿って離間させる様に擂り鉢状とすることを特徴とする取付クリップ。
  2. 前記係止爪は、少なくとも3枚以上突設されていることを特徴とする請求項1記載の取付クリップ。
  3. 前記当接部は、前記クリップ本体の外周縁部に沿って形成される外周フランジ部の外側縁に設けられる線状の当接線を有して構成されると共に、前記外周フランジ部と前記クリップ本体とを、断面形状で階段状となるように形成して、前記クリップ本体を高さ方向で該外周フランジ部から所定距離離間させることを特徴とする請求項1又は2記載の取付クリップ。
  4. 前記クリップ本体には、前記ボルト軸挿通孔を挟んで対向する少なくとも一対のつまみ垂直面部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項記載の取付クリップ。
  5. 隣接形成される前記係止爪部の先端係止部の高さ方向位置を前記ネジ山のピッチ分相違させていることを特徴とする請求項1乃至4のうち少なくとも何れか一項記載の取付クリップ。
  6. 前記ボルト部材の付け根部を前記被取付部材に溶接固定したことを特徴とする請求項1乃至5のうち少なくとも何れか一項記載の取付クリップを用いた取付構造。
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