JP2004050959A - 振動締固機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】斜面でも締固作業が容易に可能で、且つ、平坦地で機動性と経済性を実現できる振動締固機械を提供する。
【解決手段】運転席(32)と動力源(33)とを有する本体(31A)に走行履帯装置(40)を備え、前記本体(31A)の前方又は後方に振動締固装置(85)を連結し、前記走行履帯装置(40)は、一体的組立体の状態で、前記本体(31A)の駆動軸(38)に着脱可能に取着する。走行履帯装置(40)は、頂点位置にスプロケットを配した、側面視で略三角形状の走行履帯装置とする。走行履帯装置(40)をタイヤ車輪(50)と取替え可能とする。走行履帯装置(40)は、そのトラックフレーム(41)にボス(41a)を配設し、このボス(41a)内周に嵌挿したベアリング(42)を介して前記本体(31A)の駆動軸(38)に取り付ける。
【選択図】 図1
【解決手段】運転席(32)と動力源(33)とを有する本体(31A)に走行履帯装置(40)を備え、前記本体(31A)の前方又は後方に振動締固装置(85)を連結し、前記走行履帯装置(40)は、一体的組立体の状態で、前記本体(31A)の駆動軸(38)に着脱可能に取着する。走行履帯装置(40)は、頂点位置にスプロケットを配した、側面視で略三角形状の走行履帯装置とする。走行履帯装置(40)をタイヤ車輪(50)と取替え可能とする。走行履帯装置(40)は、そのトラックフレーム(41)にボス(41a)を配設し、このボス(41a)内周に嵌挿したベアリング(42)を介して前記本体(31A)の駆動軸(38)に取り付ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、振動締固機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
振動締固機械には、周知のとおりクローラ式振動締固装置を用いて構成したものと、ローラ式振動締固装置を用いて構成したものとがあり、例えば特許3126986号公報にはクローラ式振動締固装置を用いて構成した振動締固機械が、また特公平5−41761号公報にはローラ式振動締固装置を用いて構成した振動締固機械が、夫々記載されている。
【0003】
先ず図7により、上記特許3126986号公報に開示された構造を例にして従来技術による振動締固機械の第1例を説明する。図7は従来技術による振動締固機械の第1例の側面図である。
図7において、振動締固機械80は、運転席82と動力源83とを有し、かつタイヤ車輪84を備えた本体81と、内部に起振装置(図示せず)を設け、同起振装置で振動する履帯装置86を設けた転圧部を有し、前記本体81に連結したクローラ式振動締固装置85とを備えている。
【0004】
図7における上記構成において、クローラ式振動締固装置85は履帯装置86により広い転圧接地面積を有するから地盤表層を荒らすことがなく、また広い接地面積によって高い振動伝達率を得ることができるから地盤深部にまで振動が伝播し、このため表層から深部まで均一に締固めることができるとしている。
【0005】
次に図8により、上記特公平5−41761号公報に開示された構造を例にして従来技術による振動締固機械の第2例を説明する。図8は従来技術による振動締固機械の第2例の側面図である。
図8において、振動締固機械90は、運転席92と動力源93とを有し、かつタイヤ車輪94を備えた本体91と、円筒状の転圧ローラ装置を有し、前記本体91に連結したローラ式振動締固装置95とを備えている。なお、前記ローラ式振動締固装置95の内部には、図示しない起振装置が配設されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の振動締固機械80,90においては、ダムや河川堤等を構築する際の法面の締固作業において次のような問題がある。
(1)上記特公平5−41761号公報に記載された振動締固機械90において、ローラ式振動締固装置95とタイヤ車輪94は共に円弧で地面に接地しているからトラクション(以下、牽引力と言う)が比較的小さい。このため、斜面においては所謂スリップし易い構造となっているから、この振動締固機械90でダム法面や河川堤法面等の斜面の締固め作業を行うことは困難である。
【0007】
(2)上記特許3126986号公報に記載された振動締固機械80において、クローラ式振動締固装置85は広い転圧接地面積を有しているから牽引力が比較的大きいが、振動締固機械80の略半分の質量を有する本体81はタイヤ車輪84で駆動されているからその牽引力が小さい。従って、上記法面の如き斜面においては、本体81はクローラ式振動締固装置85の登坂走行を助けることができずに逆に負担となるから、クローラ式振動締固装置85がスリップし易くなる。スリップが発生すると、法面表層を荒らすから締固めが困難になると共に法面の精度も悪くなって、締固め作業の能率が大幅に低下する。
【0008】
(3)この結果、従来の法面等の斜面の締固作業における方法は、先ず振動締固機械80,90で水平層を積層して堤を形成し、次に締め固まっていない法面を例えば油圧ショベルの作業機先端に取着した油圧式又は空気圧式タンパによって締固める等の極めて能率の悪い工法によらざるを得ず、このため工事費用が高くなっている。
【0009】
(4)また、上記(3)を解決する手段として、例えば法面等斜面での作業専用の振動締固機械を製作した場合には、平坦地の路床や工場用地等の工事量の多い締固作業においては過剰品質となるから、汎用性に乏しくて高価なものとなる。
【0010】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり、斜面でも締固作業が容易に可能で、且つ、平坦地で従来のタイヤ式車輪を有する本体の機動性と経済性を実現できる振動締固機械を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、第1発明は、振動締固機械において、運転席と動力源とを有する本体に走行履帯装置を備え、前記本体の前方又は後方に振動締固装置を連結し、前記走行履帯装置は、一体的組立体の状態で、前記本体の駆動軸に着脱可能に取着した構成している。
【0012】
第1発明によると、次の作用及び効果を得ることができる。
(1)本体に履帯式の走行装置を備えることによって、振動締固機械全体の牽引力が大幅に向上する。これにより、振動締固機械で法面等の斜面の締固作業を容易に、確実に行うことが可能となる。
(2)そして、この走行履帯装置を一体的組立体として、本体の駆動軸に着脱可能に取着する構成にしているので、平坦地の路床等での締固作業の際には、この走行履帯装置を取外して、タイヤ車輪等の機動性を発揮できる走行装置に容易に取り替えることができ、これにより平坦地での機動性を損なうことがない。しかも、本体は共通に使用できるので、安いコストで製作でき、運用費用も低減できる。
【0013】
第2発明は、第1発明において、前記走行履帯装置は、頂点位置にスプロケットを配した、側面視で略三角形状の走行履帯装置とした構成としている。
【0014】
第2発明によると、頂点位置にスプロケットを配した略三角形状の走行履帯装置としているので、駆動軸を介してスプロケットへの動力の伝達が容易であり、また駆動軸と走行履帯装置との取付け構造が簡単になる。また、三角形状にしたので、走行履帯装置での走行安定性が良い。さらに、駆動軸との結合部の地上高を任意に高く設定することができるので、走行履帯装置とタイヤ車輪とを取り替える場合でも、本体の車高が大幅に変わることがない。
【0015】
第3発明は、第1発明において、前記走行履帯装置をタイヤ車輪と取替え可能とした構成としている。
【0016】
第3発明によると、1台の振動締固機械で、走行履帯装置とタイヤ車輪とを使い分けすることが可能となるから、法面の締固作業においては走行履帯装置を取着することによって大きな牽引力を得ることができ、平地の締固作業においてはタイヤ車輪を取着することによって高い機動性を得ることができる。
【0017】
第4発明は、第1発明において、前記走行履帯装置は、そのトラックフレームにボスを配設し、このボス内周に嵌挿したベアリングを介して前記本体の駆動軸に取り付けた構成としている。
【0018】
第4発明によると、次の作用及び効果を得ることができる。
駆動軸にベアリングを介してトラックフレームを取り付けるので、ベアリング内輪側(実施例では回転ハブ)にスプロケットを取着することにより、トラックフレームに予めスプロケットを組付けることができる。これによって、走行履帯装置は、本体に組付ける以前の段階で、スプロケット、誘導輪及び下転輪を取巻いて履帯を巻装して、一体的組立体とすることができる。従って、一体的組立体となった走行履帯装置のベアリングの内輪側を、振動締固機械本体の駆動軸に取り付けるだけで、スプロケットに動力が伝達されると共に、走行履帯装置の振動締固機械本体への組付けも完了する。このため、走行履帯装置は駆動源を有さないので、油圧配管等の駆動用配管や配線が不要となり、構成を簡単にすることができる。また、上記トラックフレームは上記ベアリングによって、駆動軸と共回りすることなく、駆動軸を中心にして自在に揺動可能となり、走行がスムーズにできる。
【0019】
第5発明は、第4発明において、前記走行履帯装置は、前記ベアリングの内輪側をハブボルト又はハブナットによって前記本体の駆動軸に取り付ける構成としている。
【0020】
第5発明によると、振動締固機械本体への走行履帯装置の着脱作業が、タイヤ車輪の場合と同程度に容易となる。また、ハブボルト又はハブナットの形状および配列をタイヤ車輪の場合と同じにすることによって、走行履帯装置とタイヤ車輪とを互換的に交換可能にすることができる。この結果、通常の平坦地作業時はタイヤ車輪を装備し、法面等の斜面の締固作業の時にのみ、走行履帯装置のみを準備すればよいから、極めて経済的である。
【0021】
第6発明は、第1発明〜第4発明のいずれか1つの発明において、前記振動締固装置は、転圧部に履帯を有するクローラ式振動締固装置であることを特徴としている。
【0022】
第6発明によると、振動締固機械は、本体の走行履帯装置と本体に連結したクローラ式振動締固装置とによって駆動されるから、同振動締固機械の質量は全て有効に、大きな牽引力を得る事に生かされる。この結果、法面等の斜面の締固作業においてもスリップすることがないから、確実に、かつ能率良く法面の締固作業を行うことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本願発明に係る振動締固機械の実施形態について、図1〜図6を参照して詳述する。
【0024】
先ず図1〜図4により、第1実施形態の説明をする。図1は本発明に係る振動締固機械の第1実施形態の側面図であり、図2は図1のE―E断面図である。なお、図7〜図8と同一の構成要素には同一の符号を付して以下での説明を省略する。
【0025】
図1〜図2において、振動締固機械30Aの本体31Aは、運転席32および動力源33を有し、その左右に1対の走行履帯装置40,40を備えている。それぞれの走行履帯装置40,40は側面視で略三角形状を成し、その頂点位置にスプロケット44を設けている。本体31Aの前部にはブラケット35をピン34,34により左右揺動可能に連結し、このブラケット35に設けた前後方向軸心を有するピン部35aにはクローラ式振動締固装置85をローリング可能に連結している。このピン部35a内には、本体31A側からクローラ式振動締固装置85への動力供給用の油圧ホース36が挿入されて配設されている。
なお、左右の走行履帯装置40,40の構造は同じであり、以下では左側のみについて説明し、右側の説明を省略する。
【0026】
走行履帯装置40は、本体31Aの前後方向に沿って設けたトラックフレーム41の上部に配設されたボス41a内周にベアリング42を、そして同ベアリング42の内輪に回転ハブ43を、それぞれ嵌挿しており、前記回転ハブ43に前記スプロケット44をボルト45で取着している。また、このスプロケット44と、トラックフレーム41の前後端部に回転自在に設けた各誘導輪47,47と、トラックフレーム41の下面部に回転自在に設けた複数の下転輪48とに履帯49を巻装している。これによって、走行履帯装置40は一体的組立体となっている。
【0027】
一体的組立体となった走行履帯装置40は、同装置40の前記回転ハブ43を介して、本体31Aの車体37の左右に突設された駆動軸38にハブボルト39のみで着脱可能に取着されており、これによって、回転ハブ43と同回転ハブ43に取着されたスプロケット44とは駆動軸38によって回転し、トラックフレーム41はこれと共廻りすることなく回動自在となるようにしている。なお、ハブボルト39に代えて、例えば植込みボルトとハブナット(何れも図示せず。)によって、走行履帯装置40を駆動軸38に着脱可能に取着しても構わない。
【0028】
更に、走行履帯装置40の回転ハブ43の地上高H1を、従来技術による振動締固機械の80,90(図7、図8)のタイヤ車輪84,94(図7、図8)の半径と大差のない高さとしている。
【0029】
図3〜図4は、上記と同一の駆動軸38に、走行履帯装置40に代えてタイヤ車輪を取り付けた例を示している。図3は本発明に係る振動締固機械のタイヤ車輪装着時の側面図であり、図4は図3のF―F断面図である。
【0030】
図3〜図4において、振動締固機械30Bは、前記振動締固機械30Aの走行履帯装置40に代えてタイヤ車輪50を取り付けたものである。すなわち、その本体31Bは左右1対のタイヤ車輪50,50を備えており、それ以外は前記第1実施形態(図1〜図2)に同じである。
タイヤ車輪50は、同車輪50の中央のハブ51を介して、駆動軸38にハブボルト39で着脱可能に取着されている。なお、前述と同様に、ハブボルト39に代えて植込みボルトとハブナット(何れも図示せず)で着脱可能としてもかまわない。
【0031】
また、前記ハブ51の取付穴51aは、前記走行履帯装置40の回転ハブ43(図2)の取付穴43aと同じ配列とし、ハブ51と前記回転ハブ43とは駆動軸38に互換取付可能としている。
更に、タイヤ車輪50の半径H2は、前記回転ハブ43の地上高H1に近い値としている。
【0032】
上記構成によって、次の作用及び効果が得られる。
(1)走行履帯装置40とクローラ式振動締固装置85はいずれも長い接地長を有しているから、振動締固機械30Aの質量は全て有効に、大きな牽引力を得る事に生かされる。従って、法面等の斜面の締固作業においても走行履帯装置40のスリップが起こり難くなり、確実に、かつ能率良く法面の締固作業を行うことができる。
【0033】
(2)トラックフレーム41はベアリング42を介して駆動軸38に取り付けるようにし、スプロケット44は駆動軸38に取り付けるため、走行履帯装置40は予め一体的組立体として組立て可能となる。従って、走行履帯装置40の組立性が良い。また、この一体的組立体として組立てた後に駆動軸38にハブボルト39のみでスプロケット44を着脱可能に取着する構成としたので、前記従来技術による振動締固機械80,90(図7,図8)のタイヤ車輪84,94の駆動軸に容易に取り付けることができる。また、この走行履帯装置は駆動源を有さないので、油圧配管等の駆動用配管や配線が不要となり、構成を簡単にすることができる。
【0034】
(3)頂点位置にスプロケット44を配した略三角形状を成す走行履帯装置40としたから、このスプロケット44を介して本体の駆動軸38に容易に取り付けることができる。また、駆動軸38を介してスプロケット44への動力の伝達が容易であり、また駆動軸38と走行履帯装置40との取付け構造が簡単になる。また、三角形状の走行履帯装置としたので、走行安定性が良い。駆動軸38との結合部の回転ハブ43の地上高H1を高くしているので、上記(2)のように、タイヤ車輪84,94を上記と同一の駆動軸38に取り付ける場合でも振動締固機械80,90の車高が大幅に変わることがない。
【0035】
(4)走行履帯装置40と、タイヤ車輪50とは、ハブボルト又はハブナットのみによって互いに取り替えて駆動軸に取り付けることができる。これにより、振動締固機械本体への走行履帯装置の着脱作業が、タイヤ車輪の場合と同程度に容易となる。また、ハブボルト又はハブナットの形状および配列をタイヤ車輪の場合と同じにすることによって、走行履帯装置とタイヤ車輪とを互換的に交換可能にすることができる。従って、本体の車体37を兼用して、走行履帯装置40とタイヤ車輪50と交換するだけで、法面等の急斜面の締固作業、および平坦地での締固作業を行うことができるから、極めて経済的である。
【0036】
(5)また、法面の締固作業時には走行履帯装置40を取着して大きな牽引力を得て、平坦地での締固作業時には質量の軽いタイヤ車輪50を取着して従来技術による振動締固機械80,90と同様の高い機動性を得ることができるので、広い汎用性を得ることができる。
【0037】
なお、上記実施形態では、駆動軸38にスプロケット44を減速せずに取り付けた例を示しているが、本発明はこれに限定されず、例えば駆動軸に減速機を取付け、この減速機を介してスプロケットを取り付けてもよい。このとき、走行履帯装置は、側面視で略三角形状とは限らず、例えば台形形状等であっても構わないし、またスプロケットは、トラックフレームの前後方向のいずれか一端部に設けてもよい。
【0038】
次に、図5および図6により第2実施形態を説明する。図5は、第2実施形態に係る振動締固機械(走行履帯装置の取着)の側面図であり、図6はそのタイヤ車輪を取着した振動締固機械の側面図である。なお、図1〜図4及び図7〜図8と同一の構成要素には同一の符号を付して以下での説明を省略する。
【0039】
図5において、振動締固機械60Aは、走行履帯装置40を備えた本体31Aの前部にローラ式振動締固装置95を連結して構成している。その他は、前記第1実施形態の振動締固機械30A(図1)に同じである。
【0040】
また図6に示すように、振動締固機械60Bの本体31Bは、上記振動締固機械60Aの本体31Aの駆動軸38(図2参照)に、走行履帯装置40の代わりにタイヤ車輪50をハブボルト又はハブナットのみで取着したものである。
【0041】
本実施形態の構成によると、ローラ式振動締固装置95を備えた振動締固機械60A,60Bにおいても、本体31A,31Bの同一の駆動軸38に、走行履帯装置40とタイヤ車輪50とを取り替え可能に取着した構成としているので、第1実施形態におけると同様の作用及び効果を得ることができる。
【0042】
以上説明したように、本発明により以下の効果が得られる。
振動締固機械において、本体に走行履帯装置を取り付けることにより、ダム法面や河川堤法面等の斜面でも締固作業が容易に、確実にできる。また、本体にタイヤ車輪を取り付けることにより、平坦地においても機動性と経済性(低コスト)を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動締固機械の第1実施形態の側面図である。
【図2】図1のE―E断面図である。
【図3】第1実施形態に係る振動締固機械にタイヤ車輪を装着した側面図である。
【図4】図3のF―F断面図である。
【図5】第2実施形態に係る振動締固機械(走行履帯装置の取着)の側面図である。
【図6】第2実施形態に係る振動締固機械(タイヤ車輪の取着)の側面図である。
【図7】従来技術による振動締固機械の第1例の側面図である。
【図8】従来技術による振動締固機械の第2例の側面図である。
【符号の説明】
10…振動締固機械、20…振動締固機械、21…本体、21a…ブラケット、22…ピン、23…Vフレーム、23a…ボス、24…ピン、25…ブラケット、25a…ピン部、30A…振動締固機械、30B…振動締固機械、31A…本体、32…運転席、33…動力源、38…駆動軸、39…ハブボルト、40…走行履帯装置、41…トラックフレーム、41a…ボス、42…ベアリング、43…回転ハブ、43a…取付穴、44…スプロケット、50…タイヤ車輪、51…ハブ、51a…取付穴、60A…振動締固機械、60B…振動締固機械、85…クローラ式振動締固装置。
【発明の属する技術分野】
本発明は、振動締固機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
振動締固機械には、周知のとおりクローラ式振動締固装置を用いて構成したものと、ローラ式振動締固装置を用いて構成したものとがあり、例えば特許3126986号公報にはクローラ式振動締固装置を用いて構成した振動締固機械が、また特公平5−41761号公報にはローラ式振動締固装置を用いて構成した振動締固機械が、夫々記載されている。
【0003】
先ず図7により、上記特許3126986号公報に開示された構造を例にして従来技術による振動締固機械の第1例を説明する。図7は従来技術による振動締固機械の第1例の側面図である。
図7において、振動締固機械80は、運転席82と動力源83とを有し、かつタイヤ車輪84を備えた本体81と、内部に起振装置(図示せず)を設け、同起振装置で振動する履帯装置86を設けた転圧部を有し、前記本体81に連結したクローラ式振動締固装置85とを備えている。
【0004】
図7における上記構成において、クローラ式振動締固装置85は履帯装置86により広い転圧接地面積を有するから地盤表層を荒らすことがなく、また広い接地面積によって高い振動伝達率を得ることができるから地盤深部にまで振動が伝播し、このため表層から深部まで均一に締固めることができるとしている。
【0005】
次に図8により、上記特公平5−41761号公報に開示された構造を例にして従来技術による振動締固機械の第2例を説明する。図8は従来技術による振動締固機械の第2例の側面図である。
図8において、振動締固機械90は、運転席92と動力源93とを有し、かつタイヤ車輪94を備えた本体91と、円筒状の転圧ローラ装置を有し、前記本体91に連結したローラ式振動締固装置95とを備えている。なお、前記ローラ式振動締固装置95の内部には、図示しない起振装置が配設されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の振動締固機械80,90においては、ダムや河川堤等を構築する際の法面の締固作業において次のような問題がある。
(1)上記特公平5−41761号公報に記載された振動締固機械90において、ローラ式振動締固装置95とタイヤ車輪94は共に円弧で地面に接地しているからトラクション(以下、牽引力と言う)が比較的小さい。このため、斜面においては所謂スリップし易い構造となっているから、この振動締固機械90でダム法面や河川堤法面等の斜面の締固め作業を行うことは困難である。
【0007】
(2)上記特許3126986号公報に記載された振動締固機械80において、クローラ式振動締固装置85は広い転圧接地面積を有しているから牽引力が比較的大きいが、振動締固機械80の略半分の質量を有する本体81はタイヤ車輪84で駆動されているからその牽引力が小さい。従って、上記法面の如き斜面においては、本体81はクローラ式振動締固装置85の登坂走行を助けることができずに逆に負担となるから、クローラ式振動締固装置85がスリップし易くなる。スリップが発生すると、法面表層を荒らすから締固めが困難になると共に法面の精度も悪くなって、締固め作業の能率が大幅に低下する。
【0008】
(3)この結果、従来の法面等の斜面の締固作業における方法は、先ず振動締固機械80,90で水平層を積層して堤を形成し、次に締め固まっていない法面を例えば油圧ショベルの作業機先端に取着した油圧式又は空気圧式タンパによって締固める等の極めて能率の悪い工法によらざるを得ず、このため工事費用が高くなっている。
【0009】
(4)また、上記(3)を解決する手段として、例えば法面等斜面での作業専用の振動締固機械を製作した場合には、平坦地の路床や工場用地等の工事量の多い締固作業においては過剰品質となるから、汎用性に乏しくて高価なものとなる。
【0010】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり、斜面でも締固作業が容易に可能で、且つ、平坦地で従来のタイヤ式車輪を有する本体の機動性と経済性を実現できる振動締固機械を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、第1発明は、振動締固機械において、運転席と動力源とを有する本体に走行履帯装置を備え、前記本体の前方又は後方に振動締固装置を連結し、前記走行履帯装置は、一体的組立体の状態で、前記本体の駆動軸に着脱可能に取着した構成している。
【0012】
第1発明によると、次の作用及び効果を得ることができる。
(1)本体に履帯式の走行装置を備えることによって、振動締固機械全体の牽引力が大幅に向上する。これにより、振動締固機械で法面等の斜面の締固作業を容易に、確実に行うことが可能となる。
(2)そして、この走行履帯装置を一体的組立体として、本体の駆動軸に着脱可能に取着する構成にしているので、平坦地の路床等での締固作業の際には、この走行履帯装置を取外して、タイヤ車輪等の機動性を発揮できる走行装置に容易に取り替えることができ、これにより平坦地での機動性を損なうことがない。しかも、本体は共通に使用できるので、安いコストで製作でき、運用費用も低減できる。
【0013】
第2発明は、第1発明において、前記走行履帯装置は、頂点位置にスプロケットを配した、側面視で略三角形状の走行履帯装置とした構成としている。
【0014】
第2発明によると、頂点位置にスプロケットを配した略三角形状の走行履帯装置としているので、駆動軸を介してスプロケットへの動力の伝達が容易であり、また駆動軸と走行履帯装置との取付け構造が簡単になる。また、三角形状にしたので、走行履帯装置での走行安定性が良い。さらに、駆動軸との結合部の地上高を任意に高く設定することができるので、走行履帯装置とタイヤ車輪とを取り替える場合でも、本体の車高が大幅に変わることがない。
【0015】
第3発明は、第1発明において、前記走行履帯装置をタイヤ車輪と取替え可能とした構成としている。
【0016】
第3発明によると、1台の振動締固機械で、走行履帯装置とタイヤ車輪とを使い分けすることが可能となるから、法面の締固作業においては走行履帯装置を取着することによって大きな牽引力を得ることができ、平地の締固作業においてはタイヤ車輪を取着することによって高い機動性を得ることができる。
【0017】
第4発明は、第1発明において、前記走行履帯装置は、そのトラックフレームにボスを配設し、このボス内周に嵌挿したベアリングを介して前記本体の駆動軸に取り付けた構成としている。
【0018】
第4発明によると、次の作用及び効果を得ることができる。
駆動軸にベアリングを介してトラックフレームを取り付けるので、ベアリング内輪側(実施例では回転ハブ)にスプロケットを取着することにより、トラックフレームに予めスプロケットを組付けることができる。これによって、走行履帯装置は、本体に組付ける以前の段階で、スプロケット、誘導輪及び下転輪を取巻いて履帯を巻装して、一体的組立体とすることができる。従って、一体的組立体となった走行履帯装置のベアリングの内輪側を、振動締固機械本体の駆動軸に取り付けるだけで、スプロケットに動力が伝達されると共に、走行履帯装置の振動締固機械本体への組付けも完了する。このため、走行履帯装置は駆動源を有さないので、油圧配管等の駆動用配管や配線が不要となり、構成を簡単にすることができる。また、上記トラックフレームは上記ベアリングによって、駆動軸と共回りすることなく、駆動軸を中心にして自在に揺動可能となり、走行がスムーズにできる。
【0019】
第5発明は、第4発明において、前記走行履帯装置は、前記ベアリングの内輪側をハブボルト又はハブナットによって前記本体の駆動軸に取り付ける構成としている。
【0020】
第5発明によると、振動締固機械本体への走行履帯装置の着脱作業が、タイヤ車輪の場合と同程度に容易となる。また、ハブボルト又はハブナットの形状および配列をタイヤ車輪の場合と同じにすることによって、走行履帯装置とタイヤ車輪とを互換的に交換可能にすることができる。この結果、通常の平坦地作業時はタイヤ車輪を装備し、法面等の斜面の締固作業の時にのみ、走行履帯装置のみを準備すればよいから、極めて経済的である。
【0021】
第6発明は、第1発明〜第4発明のいずれか1つの発明において、前記振動締固装置は、転圧部に履帯を有するクローラ式振動締固装置であることを特徴としている。
【0022】
第6発明によると、振動締固機械は、本体の走行履帯装置と本体に連結したクローラ式振動締固装置とによって駆動されるから、同振動締固機械の質量は全て有効に、大きな牽引力を得る事に生かされる。この結果、法面等の斜面の締固作業においてもスリップすることがないから、確実に、かつ能率良く法面の締固作業を行うことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本願発明に係る振動締固機械の実施形態について、図1〜図6を参照して詳述する。
【0024】
先ず図1〜図4により、第1実施形態の説明をする。図1は本発明に係る振動締固機械の第1実施形態の側面図であり、図2は図1のE―E断面図である。なお、図7〜図8と同一の構成要素には同一の符号を付して以下での説明を省略する。
【0025】
図1〜図2において、振動締固機械30Aの本体31Aは、運転席32および動力源33を有し、その左右に1対の走行履帯装置40,40を備えている。それぞれの走行履帯装置40,40は側面視で略三角形状を成し、その頂点位置にスプロケット44を設けている。本体31Aの前部にはブラケット35をピン34,34により左右揺動可能に連結し、このブラケット35に設けた前後方向軸心を有するピン部35aにはクローラ式振動締固装置85をローリング可能に連結している。このピン部35a内には、本体31A側からクローラ式振動締固装置85への動力供給用の油圧ホース36が挿入されて配設されている。
なお、左右の走行履帯装置40,40の構造は同じであり、以下では左側のみについて説明し、右側の説明を省略する。
【0026】
走行履帯装置40は、本体31Aの前後方向に沿って設けたトラックフレーム41の上部に配設されたボス41a内周にベアリング42を、そして同ベアリング42の内輪に回転ハブ43を、それぞれ嵌挿しており、前記回転ハブ43に前記スプロケット44をボルト45で取着している。また、このスプロケット44と、トラックフレーム41の前後端部に回転自在に設けた各誘導輪47,47と、トラックフレーム41の下面部に回転自在に設けた複数の下転輪48とに履帯49を巻装している。これによって、走行履帯装置40は一体的組立体となっている。
【0027】
一体的組立体となった走行履帯装置40は、同装置40の前記回転ハブ43を介して、本体31Aの車体37の左右に突設された駆動軸38にハブボルト39のみで着脱可能に取着されており、これによって、回転ハブ43と同回転ハブ43に取着されたスプロケット44とは駆動軸38によって回転し、トラックフレーム41はこれと共廻りすることなく回動自在となるようにしている。なお、ハブボルト39に代えて、例えば植込みボルトとハブナット(何れも図示せず。)によって、走行履帯装置40を駆動軸38に着脱可能に取着しても構わない。
【0028】
更に、走行履帯装置40の回転ハブ43の地上高H1を、従来技術による振動締固機械の80,90(図7、図8)のタイヤ車輪84,94(図7、図8)の半径と大差のない高さとしている。
【0029】
図3〜図4は、上記と同一の駆動軸38に、走行履帯装置40に代えてタイヤ車輪を取り付けた例を示している。図3は本発明に係る振動締固機械のタイヤ車輪装着時の側面図であり、図4は図3のF―F断面図である。
【0030】
図3〜図4において、振動締固機械30Bは、前記振動締固機械30Aの走行履帯装置40に代えてタイヤ車輪50を取り付けたものである。すなわち、その本体31Bは左右1対のタイヤ車輪50,50を備えており、それ以外は前記第1実施形態(図1〜図2)に同じである。
タイヤ車輪50は、同車輪50の中央のハブ51を介して、駆動軸38にハブボルト39で着脱可能に取着されている。なお、前述と同様に、ハブボルト39に代えて植込みボルトとハブナット(何れも図示せず)で着脱可能としてもかまわない。
【0031】
また、前記ハブ51の取付穴51aは、前記走行履帯装置40の回転ハブ43(図2)の取付穴43aと同じ配列とし、ハブ51と前記回転ハブ43とは駆動軸38に互換取付可能としている。
更に、タイヤ車輪50の半径H2は、前記回転ハブ43の地上高H1に近い値としている。
【0032】
上記構成によって、次の作用及び効果が得られる。
(1)走行履帯装置40とクローラ式振動締固装置85はいずれも長い接地長を有しているから、振動締固機械30Aの質量は全て有効に、大きな牽引力を得る事に生かされる。従って、法面等の斜面の締固作業においても走行履帯装置40のスリップが起こり難くなり、確実に、かつ能率良く法面の締固作業を行うことができる。
【0033】
(2)トラックフレーム41はベアリング42を介して駆動軸38に取り付けるようにし、スプロケット44は駆動軸38に取り付けるため、走行履帯装置40は予め一体的組立体として組立て可能となる。従って、走行履帯装置40の組立性が良い。また、この一体的組立体として組立てた後に駆動軸38にハブボルト39のみでスプロケット44を着脱可能に取着する構成としたので、前記従来技術による振動締固機械80,90(図7,図8)のタイヤ車輪84,94の駆動軸に容易に取り付けることができる。また、この走行履帯装置は駆動源を有さないので、油圧配管等の駆動用配管や配線が不要となり、構成を簡単にすることができる。
【0034】
(3)頂点位置にスプロケット44を配した略三角形状を成す走行履帯装置40としたから、このスプロケット44を介して本体の駆動軸38に容易に取り付けることができる。また、駆動軸38を介してスプロケット44への動力の伝達が容易であり、また駆動軸38と走行履帯装置40との取付け構造が簡単になる。また、三角形状の走行履帯装置としたので、走行安定性が良い。駆動軸38との結合部の回転ハブ43の地上高H1を高くしているので、上記(2)のように、タイヤ車輪84,94を上記と同一の駆動軸38に取り付ける場合でも振動締固機械80,90の車高が大幅に変わることがない。
【0035】
(4)走行履帯装置40と、タイヤ車輪50とは、ハブボルト又はハブナットのみによって互いに取り替えて駆動軸に取り付けることができる。これにより、振動締固機械本体への走行履帯装置の着脱作業が、タイヤ車輪の場合と同程度に容易となる。また、ハブボルト又はハブナットの形状および配列をタイヤ車輪の場合と同じにすることによって、走行履帯装置とタイヤ車輪とを互換的に交換可能にすることができる。従って、本体の車体37を兼用して、走行履帯装置40とタイヤ車輪50と交換するだけで、法面等の急斜面の締固作業、および平坦地での締固作業を行うことができるから、極めて経済的である。
【0036】
(5)また、法面の締固作業時には走行履帯装置40を取着して大きな牽引力を得て、平坦地での締固作業時には質量の軽いタイヤ車輪50を取着して従来技術による振動締固機械80,90と同様の高い機動性を得ることができるので、広い汎用性を得ることができる。
【0037】
なお、上記実施形態では、駆動軸38にスプロケット44を減速せずに取り付けた例を示しているが、本発明はこれに限定されず、例えば駆動軸に減速機を取付け、この減速機を介してスプロケットを取り付けてもよい。このとき、走行履帯装置は、側面視で略三角形状とは限らず、例えば台形形状等であっても構わないし、またスプロケットは、トラックフレームの前後方向のいずれか一端部に設けてもよい。
【0038】
次に、図5および図6により第2実施形態を説明する。図5は、第2実施形態に係る振動締固機械(走行履帯装置の取着)の側面図であり、図6はそのタイヤ車輪を取着した振動締固機械の側面図である。なお、図1〜図4及び図7〜図8と同一の構成要素には同一の符号を付して以下での説明を省略する。
【0039】
図5において、振動締固機械60Aは、走行履帯装置40を備えた本体31Aの前部にローラ式振動締固装置95を連結して構成している。その他は、前記第1実施形態の振動締固機械30A(図1)に同じである。
【0040】
また図6に示すように、振動締固機械60Bの本体31Bは、上記振動締固機械60Aの本体31Aの駆動軸38(図2参照)に、走行履帯装置40の代わりにタイヤ車輪50をハブボルト又はハブナットのみで取着したものである。
【0041】
本実施形態の構成によると、ローラ式振動締固装置95を備えた振動締固機械60A,60Bにおいても、本体31A,31Bの同一の駆動軸38に、走行履帯装置40とタイヤ車輪50とを取り替え可能に取着した構成としているので、第1実施形態におけると同様の作用及び効果を得ることができる。
【0042】
以上説明したように、本発明により以下の効果が得られる。
振動締固機械において、本体に走行履帯装置を取り付けることにより、ダム法面や河川堤法面等の斜面でも締固作業が容易に、確実にできる。また、本体にタイヤ車輪を取り付けることにより、平坦地においても機動性と経済性(低コスト)を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動締固機械の第1実施形態の側面図である。
【図2】図1のE―E断面図である。
【図3】第1実施形態に係る振動締固機械にタイヤ車輪を装着した側面図である。
【図4】図3のF―F断面図である。
【図5】第2実施形態に係る振動締固機械(走行履帯装置の取着)の側面図である。
【図6】第2実施形態に係る振動締固機械(タイヤ車輪の取着)の側面図である。
【図7】従来技術による振動締固機械の第1例の側面図である。
【図8】従来技術による振動締固機械の第2例の側面図である。
【符号の説明】
10…振動締固機械、20…振動締固機械、21…本体、21a…ブラケット、22…ピン、23…Vフレーム、23a…ボス、24…ピン、25…ブラケット、25a…ピン部、30A…振動締固機械、30B…振動締固機械、31A…本体、32…運転席、33…動力源、38…駆動軸、39…ハブボルト、40…走行履帯装置、41…トラックフレーム、41a…ボス、42…ベアリング、43…回転ハブ、43a…取付穴、44…スプロケット、50…タイヤ車輪、51…ハブ、51a…取付穴、60A…振動締固機械、60B…振動締固機械、85…クローラ式振動締固装置。
Claims (6)
- 振動締固機械において、
運転席(32)と動力源(33)とを有する本体(31A)に走行履帯装置(40)を備え、
前記本体(31A)の前方又は後方に振動締固装置(85)を連結し、
前記走行履帯装置(40)は、一体的組立体の状態で、前記本体(31A)の駆動軸(38)に着脱可能に取着した
ことを特徴とする振動締固機械。 - 請求項1記載の振動締固機械において、
前記走行履帯装置(40)は、頂点位置にスプロケット(44)を配した、側面視で略三角形状の走行履帯装置とした
ことを特徴とする振動締固機械。 - 請求項1記載の振動締固機械において、
前記走行履帯装置(40)をタイヤ車輪(50)と取替え可能とした
ことを特徴とする振動締固機械。 - 請求項1記載の振動締固機械において、
前記走行履帯装置(40)は、そのトラックフレーム(41)にボス(41a)を配設し、このボス(41a)内周に嵌挿したベアリング(42)を介して前記本体(31A)の駆動軸(38)に取り付けた
ことを特徴とする振動締固機械。 - 請求項4記載の振動締固機械において、
前記走行履帯装置(40)は、前記ベアリング(42)の内輪側をハブボルト(39)又はハブナットによって前記本体(31A)の駆動軸(38)に取り付ける
ことを特徴とする振動締固機械。 - 請求項1〜4のいずれか1項記載の振動締固機械において、前記振動締固装置は、転圧部に履帯を有するクローラ式振動締固装置(85)であることを特徴とする振動締固機械。
Priority Applications (1)
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JP2002211190A JP2004050959A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | 振動締固機械 |
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Cited By (1)
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CN108216402A (zh) * | 2016-12-15 | 2018-06-29 | 天津建筑机械厂 | 一种组装式履带支架 |
-
2002
- 2002-07-19 JP JP2002211190A patent/JP2004050959A/ja active Pending
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