JPH073764A - 土工用振動ローラ - Google Patents

土工用振動ローラ

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JPH073764A
JPH073764A JP14967793A JP14967793A JPH073764A JP H073764 A JPH073764 A JP H073764A JP 14967793 A JP14967793 A JP 14967793A JP 14967793 A JP14967793 A JP 14967793A JP H073764 A JPH073764 A JP H073764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
tractor
steering
vibrating
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP14967793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Hirano
和夫 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakai Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sakai Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sakai Heavy Industries Ltd filed Critical Sakai Heavy Industries Ltd
Priority to JP14967793A priority Critical patent/JPH073764A/ja
Publication of JPH073764A publication Critical patent/JPH073764A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Road Paving Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】土工用振動ローラに係り、特に、不整地,湿地
帯,ぬかるみ地およびかなりの傾斜地等においてもスリ
ップすることなく転圧作業を行える土工用振動ローラを
提供する。 【構成】前輪側に振動ロール6を軸受を介して取付けた
ロールフレーム2と、後輪側のエンジン7,動力伝達装
置8,起動輪11,誘導輪13,14および履帯12を
備えるクローラ式トラクタ10の本体フレーム3とを、
センターピン4を介してアーティキュレート式にて連結
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土工用振動ローラに係
り、特に、不整地,湿地帯,ぬかるみ地およびかなりの
傾斜地等においてもスリップすることなく転圧作業を行
える土工用振動ローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】緩やかな或いは小さな不整地を転圧する
ための土工用振動ローラには、一般的に、前輪を振動ロ
ール,後輪をタイヤとした所謂コンバインド型振動ロー
ラが使用されている。しかし、工事現場のような凹凸の
激しい不整地や軟弱地、更にそれに加えて傾斜地等を転
圧する場合は、ロールがスリップしたり、ぬかるみには
まり込み、安定した走行ができないことがある。したが
って、このような状況では、止むを得ずブルドーザ等で
事前に整地し、又はあらかじめ踏み固めた後に、上記の
土工用振動ローラで転圧を行うことが多い。このような
二重の作業を行わなければならない欠点を解決するもの
として、先に、クローラ式トラクタの後部に振動ロール
を牽引した土工用振動ローラを提案した(実開平3−9
9007号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来公知の土工用振動ローラは、飽くまでもトラクタ
のアタッチメントとして振動ロールを付加したものであ
り、起動性,作業効率化といった面において十分に機能
していない問題があった。例えば、旋回走行(曲り)時
に振動ロールを引きずり、均一に転圧ができないこと、
振動ロール不要時はチルトすることで重心位置が後方部
に移動し安定走行性に欠けること、また、アタッチメン
トとしたために、全長が非常に長くなり、いわゆる踏み
残し部(転圧作業現場の端部や隅部)が多くなって、作
業性に劣ること、等である。本発明は、これらの問題を
解決するためになされたもので、起動性,作業効率化に
おいて十分に機能し得る土工用振動ローラを提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、前輪側に振動ロールを軸受を介して取付
けたロールフレームと、後輪側に配設され、エンジン,
動力伝達装置,起動輪,誘導輪および履帯を備えるクロ
ーラ式トラクタの本体フレームとを、センターピンによ
り連結してアーティキュレート式としたことを特徴とす
る土工用振動ローラを構成した。
【0005】
【作用】前輪を振動ロール、後部体をクローラ式トラク
タにより構成し、しかもアーティキュレート式としてい
るので、クローラ方式のもつ特徴である低接地圧で、不
整地走行を容易にするとともに、大きな牽引力を発揮す
る。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明に係る土工用振動ローラ
の外観側面図である。土工用振動ローラ1は、前輪側の
ロールフレーム2と、後輪側に配設されたクローラ式ト
ラクタ10の本体フレーム3との別体となっており、両
者をセンターピン4により連結してアーティキュレート
式構造となっている。5は、操向用シリンダである。
【0007】前輪側のロールフレーム2には、公知の振
動ロール6が取付けられる。すなわち、図2に示すよう
に、ロールフレーム2は、振動ロール6を囲み、その両
側を振動ロール6の取付板21,22に夫々支持板21
a,21b,22a,22bを介して固着している。円
筒状の振動ロール6は、2枚の鏡板23,24により補
強される。鏡板23,24には、輪軸25、26が連結
し、この輪軸25、26は軸受部材27,28に軸受2
9,29および30,30を介して枢支されている。軸
受部材27,28は、夫々防振ゴム31,31および3
2,32を介して夫々取付板21,22に連結する。2
2に連結する。なお、軸受部材27には、起振モ−タ3
3が取着され、この起振モ−タ33には、偏心質量34
を固定した起振軸35が連結する。この起振軸35は、
前記輪軸25,26に内側の軸受36,37に枢支され
る。そして、起振モ−タ33の作動により、偏心質量3
4を固定した起振軸35が回転し、振動ロール6は振動
する。
【0008】後輪側に配設されたクローラ式トラクタ1
0は、その本体内部に、図3以下に示すエンジン7等の
駆動源および動力伝達装置8を備え、前記駆動源により
駆動される起動輪11の回転力が、履帯12を介して前
部誘導輪13および後部誘導輪14に伝えられ、履帯1
2と路面Eとの接触力により走行する。前部誘導輪13
および後部誘導輪14は、トラックフレーム15に支持
され、トラックフレーム15は、車体フレーム3にジョ
イント16により連結されている。図中、9aは上転
輪、9bは下転輪である。クローラ式トラクタ10の上
方には、操向ハンドル17を備える運転席18等が搭載
される。
【0009】図3は、クローラ式トラクタ10を備える
本発明に係る土工用振動ローラの動力伝達系統図であっ
て、油圧モータと差動歯車による横軸駆動の例を示す。
エンジン7には油圧ポンプ41およびリリーフ弁42を
介して油圧モータ43が連結され、その後方の横軸ケー
ス50に収納される差動装置44と横軸45を駆動す
る。横軸ケース50の両側には、操向クラッチ46a,
46bと制動装置47a,47bとからなる操向装置6
0が設置される。操向クラッチ46a,46bには、起
動輪軸48a,48bが接続され、この起動輪軸48
a,48bに左右の起動輪11a,11bが連結され
る。
【0010】クローラ式トラクタ10本体の駆動は、エ
ンジン7による油圧ポンプ41から油圧モータ43に伝
達され、差動装置44の差動歯車により直角左右方向に
動力が変換されて横軸45から操向クラッチ46a,4
6bを介して起動輪11a,11bを回転させて行われ
る。
【0011】操向装置60は、差動装置44の差動歯車
から伝わってきた回転力を、左右別々に油圧シリンダに
より断続できる操向クラッチ46a,46bと、動力を
断った後、さらに制動を行う制動装置47a,47bと
からなっている。操向クラッチ46a,46bを断続す
る油圧シリンダは、図示していないが、一般に歯車ポン
プの油圧源により作動され、運転席の操向レバーにより
操向操作を行う。
【0012】一方、エンジン7の前部には、油圧駆動P
TO部(動力取出口)70が設けられ、振動ポンプ62
および操向用油圧ポンプ65が連結する。振動ポンプ6
2は、リリーフ弁63等を介し振動ロール6の起振モ−
タ64に連結し、操向用油圧ポンプ65は、オービット
ロール66を介して操向用シリンダ67に連結する。振
動ロール6は、振動ポンプ62が起振モータ64を回転
させて振動し、また、操向用油圧ポンプ65の油圧源か
らオービットロール66により操向用シリンダ5a,5
bが作動して操向する。
【0013】図4は、操向クラッチ46a,46bと制
動装置47a,47bとからなる操向装置60と起動輪
軸48a,48bとの間に終減速装置69を介設した以
外は、図3に示す動力伝達系統図と同一構成をとるもの
で、大きな減速を行って低回転,高トルクが出せる構造
としている。このような歯数の異なる歯車の組合せによ
る終減速装置に代えて、公知の遊星歯車付減速機構を採
用してもよい。
【0014】図5は、クローラ式トラクタ10を備える
本発明に係る土工用振動ローラの動力伝達系統図の他の
例であって、変速ミッション(歯車)と差動歯車による
横軸駆動の例を示す。エンジン7の後部には、図4に示
す油圧ポンプ41および油圧モータ43に代えて、主ク
ラッチ71および変速装置72を設置している。動力伝
達は、エンジン7→主クラッチ71→変速装置72→差
動装置44→操向装置60→終減速装置69→起動輪1
1a,11bの形で伝達される。その他の機構は、図3
および図4に示したものと共通であり、同一の部材や箇
所には同一の符号を付してその説明を省略した。
【0015】上記した本発明に係るクローラ式トラクタ
を備える土工用振動ローラでは、通常の地盤における作
業での操向は、油圧駆動PTO部70の操向用油圧ポン
プ65の油圧源からオービットロール66により操向用
シリンダ5が作動して、前輪である振動ロール6により
操向する。この際、前輪側の振動ロール6のコーナリン
グに対して、後輪である起動輪49a,49b側は、差
動装置44の差動歯車により、ある程度振動ロール6の
旋回曲線に追随して走行する。一方、例えば泥溢地で且
つ大きな旋回半径を描いて走行しなければならないとき
は、差動歯車との共動性に欠けるため、後輪側に配設さ
れたクローラ式トラクタ10の操向装置(クラッチブレ
ーキ式操向機)60と併用して運転することにより、機
動性を発揮させる。これにより、かなりの不整地,不陸
地,泥溢地においても、稼働ができる。
【0016】なお、上記の実施例では、前輪の振動ロー
ルには走行駆動用のモータを取付けてないが、これを取
付けて前後輪駆動としてもよい。また、実施例では、油
圧駆動PTO部をエンジンの前部に設置し、動力を取り
出しているが、図3および図4の例では、エンジンの後
部に動力分配装置を設けて、振動用油圧ポンプおよび操
向用油圧ポンプの作動用の動力を取り出してもよく、ま
た、図5の例では、変速機より動力を取り出してもよ
い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る土工
用振動ローラは、前輪側のロールフレーム2と、後輪側
に配設されたクローラ式トラクタ10の本体フレーム3
との別体となっており、両者をセンターピン4により連
結してアーティキュレート式構造としたので、不整地,
湿地帯,ぬかるみ地およびかなりの傾斜地(例えば勾配
20度を越える坂道)等においても牽引力が確保されス
リップすることがない。前記した従来装置の欠点である
旋回走行(曲り)時に振動ロールを引きずり、均一に転
圧ができないこと、振動ロール不要時はチルトすること
で重心位置が後方部に移動し安定走行性に欠けること、
全長が非常に長くなり、いわゆる踏み残し部(転圧作業
現場の端部や隅部)が多くなって、作業性に劣ること、
等を解消することができ、起動性,作業効率化において
十分に機能する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る土工用振動ローラの外観側面図で
ある。
【図2】本発明に係る土工用振動ローラの前輪側の振動
ロールの断面図である。
【図3】本発明に係る土工用振動ローラの動力伝達系統
の一例を示す説明図である。
【図4】本発明に係る土工用振動ローラの動力伝達系統
の他の例の説明図である。
【図5】本発明に係る土工用振動ローラの動力伝達系統
の他の例の説明図である。
【符号の説明】
1 …土工用振動ローラ 2 …前輪側
のロールフレーム 3 …本体フレーム 4 …センタ
ーピン 5 …操向用シリンダ 6 …振動ロ
ール 7 …エンジン 8 …動力伝
達装置 10 …クローラ式トラクタ 11 …起動
輪 12 …履帯 13,14…誘導

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪側に振動ロールを軸受を介して取付
    けたロールフレームと、後輪側のエンジン,動力伝達装
    置,起動輪,誘導輪および履帯を備えるクローラ式トラ
    クタの本体フレームとを、センターピンを介してアーテ
    ィキュレート式にて連結したことを特徴とする土工用振
    動ローラ。
JP14967793A 1993-06-22 1993-06-22 土工用振動ローラ Pending JPH073764A (ja)

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JP14967793A JPH073764A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 土工用振動ローラ

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JP14967793A JPH073764A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 土工用振動ローラ

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JPH073764A true JPH073764A (ja) 1995-01-06

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ID=15480418

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JP14967793A Pending JPH073764A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 土工用振動ローラ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003003416A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Sakai Heavy Ind Ltd 転圧機械
JP2003034926A (ja) * 2001-07-26 2003-02-07 Sakai Heavy Ind Ltd 振動ローラによる傾斜地の締固め方法及び振動ローラ
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CN113415350A (zh) * 2021-08-02 2021-09-21 徐工集团工程机械股份有限公司道路机械分公司 一种橡胶履带式振动压路机行走装置及振动压路机

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CN106948518B (zh) * 2017-04-16 2018-02-02 湖北晨昱晖农业科技股份有限公司 一种建筑用土坯夯实装置
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