JP2004050915A - 農作業用管理作業車 - Google Patents
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Abstract
【課題】農用管理作業車は、道幅の狭い所や、畦道、作物栽培畝間等の狭く制限された所を走行しながら作業するのが一般的であり、途中で走行方向を旋回し難いことも多い。本発明は、圃場の畦道や、作物条間等の狭い所を、走行しながら農作物管理作業を行なうための、小形、軽量で、操作性のよい管理作業車を提供することを課題とする。
【解決手段】動力駆動で回転走行しうる単一の車輪1を有した車体2に管理作業機器3を搭載可能にして、この車体2の後側には前進ハンドル4を設け、前側には後進ハンドル5を設けたことを特徴とする農作業用管理作業車の構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】動力駆動で回転走行しうる単一の車輪1を有した車体2に管理作業機器3を搭載可能にして、この車体2の後側には前進ハンドル4を設け、前側には後進ハンドル5を設けたことを特徴とする農作業用管理作業車の構成とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、薬液噴霧作業のような管理農作業を行なうための作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】
動力駆動で回転走行しうる一輪の車輪を有した走行車は知られている。又、噴霧ホースを巻取収容しうる自走形態の噴霧機の技術も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
農用管理作業車は、道幅の狭い所や、畦道、作物栽培畝間等の狭く制限された所を走行しながら作業するのが一般的であり、途中で走行方向を旋回し難いことも多く、小形、軽量、操作性もよいことが条件となる。この発明は、このような管理作業条件に適する農作業用管理作業車を得るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、動力駆動で回転走行しうる単一の車輪1を有した車体2に管理作業機器3を搭載可能にして、この車体2の後側には前進ハンドル4を設け、前側には後進ハンドル5を設けたことを特徴とする農作業用管理作業車の構成とする。車体2に管理作業機器3を搭載して走行しながら管理作業を行う。車体2を前進する場合は車輪1を前進方向へ駆動回転しながら、作業者は車体2後側の前進ハンドル4を把持操作して操向し、作業を行わせる。又、畝端等で車体2を折返旋回できないときは、車体2を前進状態に向けたままで、作業者は後進ハンドル5に持ち替えて、車輪1を後進方向へ駆動回転させて走行しながら作業を行わせる。
【0005】
請求項2に記載の発明は、前記後進ハンドル5の車輪1に対する間隔Aを、前進ハンドル4の車輪1に対する間隔Bよりも短く設定したことを特徴とするものである。車体2を前進走行させながら作業するときは、作業者は前進ハンドル4を把持操作し、後進走行させながら作業するときは後進ハンドル5を把持操作する。特に畦越えや、トラックに対する一輪車体の積み降しを行う等では、後進ハンドル5側が車輪1側に近いために、上下揺動や左右揺動径を小さくして、車体2の車輪1周りの傾斜角を大きくして、作物や、地面、その他トラック荷台等に対する接触を少なくして走行、乃至移動を行われ易くする。
【0006】
請求項3に記載の発明は、前記車体2の後側には回転自在の補助輪6を設けたことを特徴とするものである。車体2は車輪1の動力駆動によって前進、又は後進走行される。このとき車輪1の後側の補助輪6を接地させて走行させることができる。
【0007】
請求項4に記載の発明は、前記前進ハンドル4側に配置された操作具7の操作と、後進ハンドル5側に配置された操作具8の操作とを切替えるハンドル操作切替スイッチ9を設けたことを特徴とするものである。車体2の前進走行は前進ハンドル4を把持して、この側にある操作具7を操作して行われる。又、後進走行は後進ハンドル5を把持して、この側にある操作具8を操作する。このときハンドル操作切替スイッチ9を操作することによって、後進走行に適応した操作を行うことができる。
【0008】
請求項5に記載の発明は、前記管理作業機器3として、薬液噴霧の噴霧ノズル10を有した噴霧管11を装着し、この噴霧管11には車体2底部に保持させる噴霧ホース12を連結したことを特徴とするものである。薬液噴霧作業を行う場合は、噴霧管11を車体2に搭載して、これに噴霧ホース12を連結し、薬液ポンプからの送液を受けて噴霧させる。このとき車体2前進時は噴霧ホース12を薬液ポンプ側から引出しながら、又、後進時はこの噴霧ホース12を薬液ポンプ側へ巻取しながら作業する。そしてこれら噴霧ホース12の引張力は、車輪1後側の車体2底部において後進方向に沿うように作用する。
【0009】
請求項6に記載の発明は、前記噴霧ホース12の基部側には、リモコン操作でこの噴霧ホース12を巻取り可能のホース巻取装置13を設けることを特徴とするものである。前記のような噴霧作業を行う場合は、この車体2の噴霧管11に連結する噴霧ホース12を繰出したり巻取ることのできるホース巻取装置13が遠隔箇所に設置されていて、このホース巻取装置13を車体2運転者がリモコン操作して、噴霧ホース12の繰出や、巻取等を車体2の走行状態等に応じて操作する。
【0010】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、車体2は動力で駆動回転される車輪1が単一であるから、小形、軽量化でき、幅の狭い畦道や、作物条間等の走行を容易にして管理作業を行い易くできる。車体2の折返旋回できない条件のもとでは、往行程と復行程とで前進ハンドル4と後進ハンドル5を持ち替えて車体2の向きをそのままの状態にして走行方向だけを前後に変更して作業することができ、操向操作が容易であり、作業性を高めることができる。車体2は単一車輪1の駆動回転で前、後進するが、この前、後進操作共に前進ハンドル4と後進ハンドル5との持ち替えによって、いずれの進行方向においても操作のし易い、安定した車体2の姿勢を維持させることができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、前進ハンドル4は車輪1に対して長くB後方へ突出された形態であるから、前進操向操作等を行い易くし、後進ハンドル5は短くA前方へ突出されるため、畦越え走行等では、この後進ハンドル5の側を下げても接地し難く、畦越え等を容易に行わせることができる。又、車体2の旋回時においては、前進ハンドル4を把持して行うと、後進ハンドル5の左右揺動径は小さいため、作物等に対する接触を少なくして、作物を損傷することも少なく、操向を容易に行うことができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、駆動回転の車輪1の後側に補助輪6があって、車体2の後部を接地させることができるため、前進ハンドル4、または後進ハンドル5の把持は、主に車体2姿勢の左右バランスを保持させればよく、操作を簡単で容易化できる。しかも、補助輪6の接地によって後進ハンドル5の押し下げ操作力を小さくして、後進走行を円滑に行わせることができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、車輪1伝動の入り、切りや、走行伝動の前進、後進の切替、変速位置等の操作具7,8による操作は、連動構成の異なる場合が多いが、ハンドル操作切替スイッチ9を前進ハンドル4側、又は後進ハンドル5側に設けることによって、各ハンドル4,5側からの操作に適応された操作を行うことができる。このため誤操作を少なくすることができ、切替操作を簡単にすることができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、噴霧作業時には車体2に設けられる噴霧管11の噴霧ホース12が、この車体2の底部に固定されているため、噴霧ホース12の引張力がこの車体2の底部で車輪1に近い重心部分に働いて、車体2走行姿勢を安定させることができ、円滑な走行を行わせ、操作性を高めることができる。
【0015】
請求項6に記載の発明は、ホース巻取装置13の噴霧ホース12の繰出や巻取等を、車体2及び噴霧管11側の作業者からのリモコン操作によって行わせるため、噴霧作業を省力化することができ、噴霧作業者側からの作業状況や車体2の車速等に応じて的確なホース繰出や巻取等を行わせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図面に示す実施例では、管理作業車に噴霧管11を装着して、薬液噴霧作業を行うことができる。車体2は丸チューブ材を主体として構成され、前端部14をU字状に屈曲させて、前上り傾斜θに形成し、左右両側辺部15平行状にして後方へ伸ばし、後端部16を上方へ屈曲させて、この上端に側面視で鉤形状に屈曲された前進ハンドル4の下端を差込んで一体的構成としている。この左右の前進ハンドル4間は連結プレート17で連結されて、この連結プレート17に操作具7が配置される。又、車体2の前端部14上には側面視で鉤形状に形成される後進ハンドル5が設けられ、この後進ハンドル5の一側に固定のパネル18に操作具8が配置される。これらのハンドル4,5は左右の把持部をループ状に連結したループハンドル形態とするもよい。
【0017】
前記車体2の中央部で前部寄りに車軸19で車輪1が軸支される。ここに、この車軸19から前進ハンドル4後端までの距離Bは長く、車軸19から後進ハンドル5前端までの距離Aは短く形成され、これら前後長の比は略0.6×B=Aに設定している。この車輪1は単一で車輪幅の広い偏平タイヤからなり、この前側に搭載のモータ20によってチェン21連動される。22,23はバッテリーで、モータ20の上部と、車輪1後側の作業器取付フレーム24の下部とに二連に配置される。又、車輪1の直後方には軸25の周りに回転自在の単一補助輪6が設けられる。この軸25の左右両側端部には上下回動可能のスタンド26が設けられ、このスタンド26を設置させることにより補助輪6を浮上させて、車輪1とによって車体2を床面、乃至地面に起立維持させることができる。27は車輪カバー、28,29は荷台を兼ねるバッテリカバーである。
【0018】
前記作業機器取付フレーム24には、管理作業機器3として噴霧ノズル10を配置した噴霧管11が取付具30によって締付固定されて取付けられる。この噴霧管11は横側へ適宜長さに張り出して、一定幅域にわたる作物等に対する薬液噴霧を行うことができる。この噴霧管11の下端部には噴霧薬液を供給できる噴霧ホース12が連結される。この噴霧ホース12は、車体2の底後部で車輪1の直後側において保持具31で固定されて、この保持具31から後方へ引き出されている。この保持具31は噴霧ホース12をできるだけ長い間隔にわたって挾持するように割形パイプ材等で挾圧保持する形態とすることもできる。
このような車体2の前進ハンドル4,又は後進ハンドル5による操作は、主に車体2に左右バランスを保持させるが、車体2の旋回操作等では前進ハンドル4を持ち上げて補助輪6を浮上させることができる。又、後進時に補助輪6を浮かせるときは、後進ハンドル5を押し下げることができる。又、補助輪6を設けない形態では、走行時は車体2後部を接地面から浮かせるために、このような前進ハンドル4の持ち上げや、後進ハンドル5の押し下げ操作を要する。
【0019】
前記連結プレート17には、操作具7としての走行スイッチ32、前後進スイッチ33、及び変速ボリューム34等が設けられる。この他、電源スイッチ38、及びバッテリメータ35等が配置される。この走行スイッチ32は、レバー操作によるON,OFFによってモータ20を回転したり、停止するもので、ONで駆動回転すると車輪1を駆動して走行させ、OFFで回転を停止する。このモータ20停止時には、モータ軸にブレーキ36が自動的に働くようになっていて、この車輪1の回転を回転自在の状態とするためには、フリーランスイッチ37を後進ハンドル5側に設けて、このフリーランスイッチ37のONでモータ20を停止のもとでブレーキ36の制動をも電磁作動で解除することができる。
前後進スイッチ33は、切替操作でモータ20の回転を正回転と逆回転とに切替えて、車輪1を前進駆動、又は後進駆動させる。変速ボリューム34は、モータ20の回転出力を設定して車輪1の回転数乃至車速を調節設定するものである。
【0020】
後進ハンドル5側のパネル18には、前記後進ハンドル4側の操作具7と同様の操作具8と、前記フリーランスイッチ37、及びハンドル操作切替スイッチ9等が配置され、走行クラッチレバー39が設けられる。この操作具8としては、前記走行スイッチ32、前後進スイッチ33、及び変速ボリューム34等と同様の走行スイッチ40、前後進スイッチ41、及び変速ボリューム42等が配置される。走行クラッチレバー39は、モータ20の軸上に設けられる機械的クラッチを入り、切り操作できるもので、前記走行スイッチ32,40や、前後進スイッチ33,41等とは独立的に操作しうるもので、このクラッチを入りにした状態で、各スイッチ32,40,33,41を操作して車輪1を伝動回転したり、回転方向を変更することができる。又、ハンドル操作切替スイッチ9は、前記操作具7の操作と、後進ハンドル5側に設けられる操作具8の操作とを切替えるものである。このため、このハンドル操作切替スイッチ9を前進ハンドル4側の操作(前進操作モード)に切替えて選択することによって、後進ハンドル5側の操作(後進操作モード)は不能状態となる。又、逆に後進操作モードを選択したときは前進操作モードは不能となる。
これら前進ハンドル4や後進ハンドル5側に配置されるスイッチやボリューム、及びモータ20や、ブレーキ36等は、コントローラ43を解して入、出力される。このコントローラ43には制御基盤を有するが、ファン44の出力回転によって冷却される。
【0021】
前記噴霧ホース12の基部側には、ホース巻取装置13が、噴霧ポンプ45や、エンジン46、薬液タンク47等と共に設けられて、トラック48の車台49に搭載される。噴霧ポンプ45の駆動によって、薬液タンク47の薬液が噴霧ホース12を介して圧送され、噴霧ノズル10から噴霧される。このホース巻取装置13には、このホース巻取リールの巻取回転や繰出回転等を調節する巻取速度調節装置、噴霧圧力を調節する圧力調節弁、薬液の供給量を調節乃至開閉しうる供給調節弁、及びエンジン回転を制御するエンジン回転調節巻等を設け、これらを車体2側のリモコン50によって遠隔操作で調節しうる構成としている。
【0022】
噴霧作業の一例として、噴霧管11を搭載した管理作業車を、圃場D内、乃至圃場の畦道Eを往復走行させながら噴霧させる場合が多い。この形態では、噴霧ポンプ45やホース巻取装置13等を搭載のトラック48を圃場の一側に沿う幅広い道路C上に位置させて、このホース巻取装置13から引き出す噴霧ホース12を圃場D内や畦道E等の車体2の噴霧管11に連結させる。この車体2を道路C方向に対して直交する方向へ圃場D内の作物条間や畦道Eに沿わせて往復走行しながら噴霧作業を行う。一往復する毎に車体2を次行程の作業域へ移して同様の作業を行う。このときトラック48も道路C上を走行して次行程へ移動することができる。
エンジン46を駆動して薬液ポンプ45によりタンク47内の薬液をホース巻取装置13部の噴霧ホース12を経て噴霧管11へ送る。噴霧管11で左右いずれか一側の噴霧を行う形態では、この噴霧管11を車体2の片側へ張出させる。作業者は前進ハンドル4を把持して、ハンドル操作切替スイッチ9と、前後進スイッチ33を前進側へ切替えて、変速ボリューム34で適宜の変速位置を設定し、走行スイッチ32をONすると、モータ20によって車輪1が前進回転されて、車体2が前進F走行される。噴霧管11のバルブを開くことによって各噴霧ノズル10から噴霧させて、前進Fで一定幅域Gにわたる噴霧作業を行うことができる。このような作業では作業者はリモコン50を操作してホース巻取装置13の繰出速度を調節し、車体2の前進速度と同調させることができる。
【0023】
又、このような前進F行程から折返して後進R走行させながら噴霧作業するには、噴霧管11を反対側へ張出させるように切替え、ハンドル操作切替スイッチ9を後進側に切替える。車体2は前進F時の状態で、作業者が後進ハンドル5側に移動して把持する。ここで、前後進スイッチ41を後進側へ切替え、変速ボリューム42を適宜変速位置に設定して、走行スイッチ40をONするとモータ20により車輪1が後進回転される。車体2は前進F時と同じ畦道E等を、反対方向へ後進Rしながら、反対の側を噴霧する。このとき、作業者は携帯のリモコン50でホース巻取装置13の巻取速度を車体2の速度に同調させることができ、車体2は噴霧ホース12を踏むことなく後進Rさせることができる。
【0024】
この後進R作業時で、畦道Eの走行条件が良い場合は、車輪1を動力駆動によらないで、噴霧ホース12の巻取力によって牽引走行させるようにすることができる。この場合は、走行クラッチレバー39で走行クラッチを切りにするか、又は、フリーランスイッチ37によってモータ軸のブレーキ36を解放状態にする。これによってモータ20の駆動、停止に拘らず車輪1は回転自在の状態となって、噴霧ホース12の引っ張りにより容易に走行できる。又、作業者による手押走行も可能となる。
このような車体2による噴霧作業にあっては、単一車輪1の動力駆動で走行されるため、作業者は主として車体2の走行姿勢のバランスを保持すればよく、楽な運転操作を行うことができる。補助輪6を有する形態では、前進ハンドル4の持上げや、後進ハンドル5の押下げ等の操作が少なくなり、一層操作性を容易化できる。噴霧ホース12の噴霧管11に対する連結は、車体2の底部後側に保持具31で保持させた状態で行わせるため、作業時に噴霧ホース12に引っ張り力を生じても、車体2が傾斜されたり横移動されることが少なく、安定した走行姿勢を維持させることができる。
【0025】
作業形態としては、前記のような往復行程において前進ハンドル4と後進ハンドル5を持替える場合に限らず、いずれかのハンドル4、又は5を把持して、前進F走行、又は後進R走行により折返し旋回走行することもできる。
前記実施例は主としてモータ20による車輪1駆動の構成を示すが、このモータ20に代えてエンジンを搭載して車輪1を駆動する構成とすることもできる。この場合、前記変速は、無段変速、乃至ギヤ変速伝動装置を設けて行い、前進、後進は逆転伝動ギヤの切替えによって行い、走行停止やフリーラン走行等は、前記走行クラッチレバー39によって操作される走行クラッチによって行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】管理作業車の側面図。
【図2】その平面図。
【図3】その一部操作制御ブロック図。
【図4】そのホース巻取装置部の側面図。
【図5】その作業状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 車輪
2 車体
3 管理作業機器
4 前進ハンドル
5 後進ハンドル
6 補助輪
7 操作具
8 操作具
9 ハンドル操作切替スイッチ
10 噴霧ノズル
11 噴霧管
12 噴霧ホース
13 ホース巻取装置
A 間隔
B 間隔
【発明の属する技術分野】
この発明は、薬液噴霧作業のような管理農作業を行なうための作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】
動力駆動で回転走行しうる一輪の車輪を有した走行車は知られている。又、噴霧ホースを巻取収容しうる自走形態の噴霧機の技術も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
農用管理作業車は、道幅の狭い所や、畦道、作物栽培畝間等の狭く制限された所を走行しながら作業するのが一般的であり、途中で走行方向を旋回し難いことも多く、小形、軽量、操作性もよいことが条件となる。この発明は、このような管理作業条件に適する農作業用管理作業車を得るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、動力駆動で回転走行しうる単一の車輪1を有した車体2に管理作業機器3を搭載可能にして、この車体2の後側には前進ハンドル4を設け、前側には後進ハンドル5を設けたことを特徴とする農作業用管理作業車の構成とする。車体2に管理作業機器3を搭載して走行しながら管理作業を行う。車体2を前進する場合は車輪1を前進方向へ駆動回転しながら、作業者は車体2後側の前進ハンドル4を把持操作して操向し、作業を行わせる。又、畝端等で車体2を折返旋回できないときは、車体2を前進状態に向けたままで、作業者は後進ハンドル5に持ち替えて、車輪1を後進方向へ駆動回転させて走行しながら作業を行わせる。
【0005】
請求項2に記載の発明は、前記後進ハンドル5の車輪1に対する間隔Aを、前進ハンドル4の車輪1に対する間隔Bよりも短く設定したことを特徴とするものである。車体2を前進走行させながら作業するときは、作業者は前進ハンドル4を把持操作し、後進走行させながら作業するときは後進ハンドル5を把持操作する。特に畦越えや、トラックに対する一輪車体の積み降しを行う等では、後進ハンドル5側が車輪1側に近いために、上下揺動や左右揺動径を小さくして、車体2の車輪1周りの傾斜角を大きくして、作物や、地面、その他トラック荷台等に対する接触を少なくして走行、乃至移動を行われ易くする。
【0006】
請求項3に記載の発明は、前記車体2の後側には回転自在の補助輪6を設けたことを特徴とするものである。車体2は車輪1の動力駆動によって前進、又は後進走行される。このとき車輪1の後側の補助輪6を接地させて走行させることができる。
【0007】
請求項4に記載の発明は、前記前進ハンドル4側に配置された操作具7の操作と、後進ハンドル5側に配置された操作具8の操作とを切替えるハンドル操作切替スイッチ9を設けたことを特徴とするものである。車体2の前進走行は前進ハンドル4を把持して、この側にある操作具7を操作して行われる。又、後進走行は後進ハンドル5を把持して、この側にある操作具8を操作する。このときハンドル操作切替スイッチ9を操作することによって、後進走行に適応した操作を行うことができる。
【0008】
請求項5に記載の発明は、前記管理作業機器3として、薬液噴霧の噴霧ノズル10を有した噴霧管11を装着し、この噴霧管11には車体2底部に保持させる噴霧ホース12を連結したことを特徴とするものである。薬液噴霧作業を行う場合は、噴霧管11を車体2に搭載して、これに噴霧ホース12を連結し、薬液ポンプからの送液を受けて噴霧させる。このとき車体2前進時は噴霧ホース12を薬液ポンプ側から引出しながら、又、後進時はこの噴霧ホース12を薬液ポンプ側へ巻取しながら作業する。そしてこれら噴霧ホース12の引張力は、車輪1後側の車体2底部において後進方向に沿うように作用する。
【0009】
請求項6に記載の発明は、前記噴霧ホース12の基部側には、リモコン操作でこの噴霧ホース12を巻取り可能のホース巻取装置13を設けることを特徴とするものである。前記のような噴霧作業を行う場合は、この車体2の噴霧管11に連結する噴霧ホース12を繰出したり巻取ることのできるホース巻取装置13が遠隔箇所に設置されていて、このホース巻取装置13を車体2運転者がリモコン操作して、噴霧ホース12の繰出や、巻取等を車体2の走行状態等に応じて操作する。
【0010】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、車体2は動力で駆動回転される車輪1が単一であるから、小形、軽量化でき、幅の狭い畦道や、作物条間等の走行を容易にして管理作業を行い易くできる。車体2の折返旋回できない条件のもとでは、往行程と復行程とで前進ハンドル4と後進ハンドル5を持ち替えて車体2の向きをそのままの状態にして走行方向だけを前後に変更して作業することができ、操向操作が容易であり、作業性を高めることができる。車体2は単一車輪1の駆動回転で前、後進するが、この前、後進操作共に前進ハンドル4と後進ハンドル5との持ち替えによって、いずれの進行方向においても操作のし易い、安定した車体2の姿勢を維持させることができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、前進ハンドル4は車輪1に対して長くB後方へ突出された形態であるから、前進操向操作等を行い易くし、後進ハンドル5は短くA前方へ突出されるため、畦越え走行等では、この後進ハンドル5の側を下げても接地し難く、畦越え等を容易に行わせることができる。又、車体2の旋回時においては、前進ハンドル4を把持して行うと、後進ハンドル5の左右揺動径は小さいため、作物等に対する接触を少なくして、作物を損傷することも少なく、操向を容易に行うことができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、駆動回転の車輪1の後側に補助輪6があって、車体2の後部を接地させることができるため、前進ハンドル4、または後進ハンドル5の把持は、主に車体2姿勢の左右バランスを保持させればよく、操作を簡単で容易化できる。しかも、補助輪6の接地によって後進ハンドル5の押し下げ操作力を小さくして、後進走行を円滑に行わせることができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、車輪1伝動の入り、切りや、走行伝動の前進、後進の切替、変速位置等の操作具7,8による操作は、連動構成の異なる場合が多いが、ハンドル操作切替スイッチ9を前進ハンドル4側、又は後進ハンドル5側に設けることによって、各ハンドル4,5側からの操作に適応された操作を行うことができる。このため誤操作を少なくすることができ、切替操作を簡単にすることができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、噴霧作業時には車体2に設けられる噴霧管11の噴霧ホース12が、この車体2の底部に固定されているため、噴霧ホース12の引張力がこの車体2の底部で車輪1に近い重心部分に働いて、車体2走行姿勢を安定させることができ、円滑な走行を行わせ、操作性を高めることができる。
【0015】
請求項6に記載の発明は、ホース巻取装置13の噴霧ホース12の繰出や巻取等を、車体2及び噴霧管11側の作業者からのリモコン操作によって行わせるため、噴霧作業を省力化することができ、噴霧作業者側からの作業状況や車体2の車速等に応じて的確なホース繰出や巻取等を行わせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図面に示す実施例では、管理作業車に噴霧管11を装着して、薬液噴霧作業を行うことができる。車体2は丸チューブ材を主体として構成され、前端部14をU字状に屈曲させて、前上り傾斜θに形成し、左右両側辺部15平行状にして後方へ伸ばし、後端部16を上方へ屈曲させて、この上端に側面視で鉤形状に屈曲された前進ハンドル4の下端を差込んで一体的構成としている。この左右の前進ハンドル4間は連結プレート17で連結されて、この連結プレート17に操作具7が配置される。又、車体2の前端部14上には側面視で鉤形状に形成される後進ハンドル5が設けられ、この後進ハンドル5の一側に固定のパネル18に操作具8が配置される。これらのハンドル4,5は左右の把持部をループ状に連結したループハンドル形態とするもよい。
【0017】
前記車体2の中央部で前部寄りに車軸19で車輪1が軸支される。ここに、この車軸19から前進ハンドル4後端までの距離Bは長く、車軸19から後進ハンドル5前端までの距離Aは短く形成され、これら前後長の比は略0.6×B=Aに設定している。この車輪1は単一で車輪幅の広い偏平タイヤからなり、この前側に搭載のモータ20によってチェン21連動される。22,23はバッテリーで、モータ20の上部と、車輪1後側の作業器取付フレーム24の下部とに二連に配置される。又、車輪1の直後方には軸25の周りに回転自在の単一補助輪6が設けられる。この軸25の左右両側端部には上下回動可能のスタンド26が設けられ、このスタンド26を設置させることにより補助輪6を浮上させて、車輪1とによって車体2を床面、乃至地面に起立維持させることができる。27は車輪カバー、28,29は荷台を兼ねるバッテリカバーである。
【0018】
前記作業機器取付フレーム24には、管理作業機器3として噴霧ノズル10を配置した噴霧管11が取付具30によって締付固定されて取付けられる。この噴霧管11は横側へ適宜長さに張り出して、一定幅域にわたる作物等に対する薬液噴霧を行うことができる。この噴霧管11の下端部には噴霧薬液を供給できる噴霧ホース12が連結される。この噴霧ホース12は、車体2の底後部で車輪1の直後側において保持具31で固定されて、この保持具31から後方へ引き出されている。この保持具31は噴霧ホース12をできるだけ長い間隔にわたって挾持するように割形パイプ材等で挾圧保持する形態とすることもできる。
このような車体2の前進ハンドル4,又は後進ハンドル5による操作は、主に車体2に左右バランスを保持させるが、車体2の旋回操作等では前進ハンドル4を持ち上げて補助輪6を浮上させることができる。又、後進時に補助輪6を浮かせるときは、後進ハンドル5を押し下げることができる。又、補助輪6を設けない形態では、走行時は車体2後部を接地面から浮かせるために、このような前進ハンドル4の持ち上げや、後進ハンドル5の押し下げ操作を要する。
【0019】
前記連結プレート17には、操作具7としての走行スイッチ32、前後進スイッチ33、及び変速ボリューム34等が設けられる。この他、電源スイッチ38、及びバッテリメータ35等が配置される。この走行スイッチ32は、レバー操作によるON,OFFによってモータ20を回転したり、停止するもので、ONで駆動回転すると車輪1を駆動して走行させ、OFFで回転を停止する。このモータ20停止時には、モータ軸にブレーキ36が自動的に働くようになっていて、この車輪1の回転を回転自在の状態とするためには、フリーランスイッチ37を後進ハンドル5側に設けて、このフリーランスイッチ37のONでモータ20を停止のもとでブレーキ36の制動をも電磁作動で解除することができる。
前後進スイッチ33は、切替操作でモータ20の回転を正回転と逆回転とに切替えて、車輪1を前進駆動、又は後進駆動させる。変速ボリューム34は、モータ20の回転出力を設定して車輪1の回転数乃至車速を調節設定するものである。
【0020】
後進ハンドル5側のパネル18には、前記後進ハンドル4側の操作具7と同様の操作具8と、前記フリーランスイッチ37、及びハンドル操作切替スイッチ9等が配置され、走行クラッチレバー39が設けられる。この操作具8としては、前記走行スイッチ32、前後進スイッチ33、及び変速ボリューム34等と同様の走行スイッチ40、前後進スイッチ41、及び変速ボリューム42等が配置される。走行クラッチレバー39は、モータ20の軸上に設けられる機械的クラッチを入り、切り操作できるもので、前記走行スイッチ32,40や、前後進スイッチ33,41等とは独立的に操作しうるもので、このクラッチを入りにした状態で、各スイッチ32,40,33,41を操作して車輪1を伝動回転したり、回転方向を変更することができる。又、ハンドル操作切替スイッチ9は、前記操作具7の操作と、後進ハンドル5側に設けられる操作具8の操作とを切替えるものである。このため、このハンドル操作切替スイッチ9を前進ハンドル4側の操作(前進操作モード)に切替えて選択することによって、後進ハンドル5側の操作(後進操作モード)は不能状態となる。又、逆に後進操作モードを選択したときは前進操作モードは不能となる。
これら前進ハンドル4や後進ハンドル5側に配置されるスイッチやボリューム、及びモータ20や、ブレーキ36等は、コントローラ43を解して入、出力される。このコントローラ43には制御基盤を有するが、ファン44の出力回転によって冷却される。
【0021】
前記噴霧ホース12の基部側には、ホース巻取装置13が、噴霧ポンプ45や、エンジン46、薬液タンク47等と共に設けられて、トラック48の車台49に搭載される。噴霧ポンプ45の駆動によって、薬液タンク47の薬液が噴霧ホース12を介して圧送され、噴霧ノズル10から噴霧される。このホース巻取装置13には、このホース巻取リールの巻取回転や繰出回転等を調節する巻取速度調節装置、噴霧圧力を調節する圧力調節弁、薬液の供給量を調節乃至開閉しうる供給調節弁、及びエンジン回転を制御するエンジン回転調節巻等を設け、これらを車体2側のリモコン50によって遠隔操作で調節しうる構成としている。
【0022】
噴霧作業の一例として、噴霧管11を搭載した管理作業車を、圃場D内、乃至圃場の畦道Eを往復走行させながら噴霧させる場合が多い。この形態では、噴霧ポンプ45やホース巻取装置13等を搭載のトラック48を圃場の一側に沿う幅広い道路C上に位置させて、このホース巻取装置13から引き出す噴霧ホース12を圃場D内や畦道E等の車体2の噴霧管11に連結させる。この車体2を道路C方向に対して直交する方向へ圃場D内の作物条間や畦道Eに沿わせて往復走行しながら噴霧作業を行う。一往復する毎に車体2を次行程の作業域へ移して同様の作業を行う。このときトラック48も道路C上を走行して次行程へ移動することができる。
エンジン46を駆動して薬液ポンプ45によりタンク47内の薬液をホース巻取装置13部の噴霧ホース12を経て噴霧管11へ送る。噴霧管11で左右いずれか一側の噴霧を行う形態では、この噴霧管11を車体2の片側へ張出させる。作業者は前進ハンドル4を把持して、ハンドル操作切替スイッチ9と、前後進スイッチ33を前進側へ切替えて、変速ボリューム34で適宜の変速位置を設定し、走行スイッチ32をONすると、モータ20によって車輪1が前進回転されて、車体2が前進F走行される。噴霧管11のバルブを開くことによって各噴霧ノズル10から噴霧させて、前進Fで一定幅域Gにわたる噴霧作業を行うことができる。このような作業では作業者はリモコン50を操作してホース巻取装置13の繰出速度を調節し、車体2の前進速度と同調させることができる。
【0023】
又、このような前進F行程から折返して後進R走行させながら噴霧作業するには、噴霧管11を反対側へ張出させるように切替え、ハンドル操作切替スイッチ9を後進側に切替える。車体2は前進F時の状態で、作業者が後進ハンドル5側に移動して把持する。ここで、前後進スイッチ41を後進側へ切替え、変速ボリューム42を適宜変速位置に設定して、走行スイッチ40をONするとモータ20により車輪1が後進回転される。車体2は前進F時と同じ畦道E等を、反対方向へ後進Rしながら、反対の側を噴霧する。このとき、作業者は携帯のリモコン50でホース巻取装置13の巻取速度を車体2の速度に同調させることができ、車体2は噴霧ホース12を踏むことなく後進Rさせることができる。
【0024】
この後進R作業時で、畦道Eの走行条件が良い場合は、車輪1を動力駆動によらないで、噴霧ホース12の巻取力によって牽引走行させるようにすることができる。この場合は、走行クラッチレバー39で走行クラッチを切りにするか、又は、フリーランスイッチ37によってモータ軸のブレーキ36を解放状態にする。これによってモータ20の駆動、停止に拘らず車輪1は回転自在の状態となって、噴霧ホース12の引っ張りにより容易に走行できる。又、作業者による手押走行も可能となる。
このような車体2による噴霧作業にあっては、単一車輪1の動力駆動で走行されるため、作業者は主として車体2の走行姿勢のバランスを保持すればよく、楽な運転操作を行うことができる。補助輪6を有する形態では、前進ハンドル4の持上げや、後進ハンドル5の押下げ等の操作が少なくなり、一層操作性を容易化できる。噴霧ホース12の噴霧管11に対する連結は、車体2の底部後側に保持具31で保持させた状態で行わせるため、作業時に噴霧ホース12に引っ張り力を生じても、車体2が傾斜されたり横移動されることが少なく、安定した走行姿勢を維持させることができる。
【0025】
作業形態としては、前記のような往復行程において前進ハンドル4と後進ハンドル5を持替える場合に限らず、いずれかのハンドル4、又は5を把持して、前進F走行、又は後進R走行により折返し旋回走行することもできる。
前記実施例は主としてモータ20による車輪1駆動の構成を示すが、このモータ20に代えてエンジンを搭載して車輪1を駆動する構成とすることもできる。この場合、前記変速は、無段変速、乃至ギヤ変速伝動装置を設けて行い、前進、後進は逆転伝動ギヤの切替えによって行い、走行停止やフリーラン走行等は、前記走行クラッチレバー39によって操作される走行クラッチによって行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】管理作業車の側面図。
【図2】その平面図。
【図3】その一部操作制御ブロック図。
【図4】そのホース巻取装置部の側面図。
【図5】その作業状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 車輪
2 車体
3 管理作業機器
4 前進ハンドル
5 後進ハンドル
6 補助輪
7 操作具
8 操作具
9 ハンドル操作切替スイッチ
10 噴霧ノズル
11 噴霧管
12 噴霧ホース
13 ホース巻取装置
A 間隔
B 間隔
Claims (6)
- 動力駆動で回転走行しうる単一の車輪(1)を有した車体(2)に管理作業機器(3)を搭載可能にして、この車体(2)の後側には前進ハンドル(4)を設け、前側には後進ハンドル(5)を設けたことを特徴とする農作業用管理作業車。
- 前記後進ハンドル(5)の車輪(1)に対する間隔(A)を、前進ハンドル(4)の車輪(1)に対する間隔(B)よりも短く設定したことを特徴とする請求項1に記載の農作業用管理作業車。
- 前記車体(2)の後側には回転自在の補助輪(6)を設けたことを特徴とする請求項1,又は2に記載の農作業用管理作業車。
- 前記前進ハンドル(4)側に配置された操作具(7)の操作と、後進ハンドル(5)側に配置された操作具(8)の操作とを切替えるハンドル操作切替スイッチ(9)を設けたことを特徴とする請求項1,2,又は3に記載の農作業用管理作業車。
- 前記管理作業機器(3)として、薬液噴霧の噴霧ノズル(10)を有した噴霧管(11)を装着し、この噴霧管(11)には車体(2)底部に保持させる噴霧ホース(12)を連結したことを特徴とする請求項1,2,3,又は4に記載の農作業用管理作業車。
- 前記噴霧ホース(12)の基部側には、リモコン操作でこの噴霧ホース(12)を巻取り可能のホース巻取装置(13)を設けることを特徴とする請求項5に記載の農作業用管理作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002209394A JP2004050915A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 農作業用管理作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002209394A JP2004050915A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 農作業用管理作業車 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105230594A (zh) * | 2015-10-20 | 2016-01-13 | 王杨 | 一种果树喷雾器 |
JP2020000119A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 有光工業株式会社 | 散布装置、及び散布方法 |
-
2002
- 2002-07-18 JP JP2002209394A patent/JP2004050915A/ja active Pending
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