JPH09271275A - 自動噴霧装置のノズル支持機構 - Google Patents

自動噴霧装置のノズル支持機構

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JPH09271275A
JPH09271275A JP8270896A JP8270896A JPH09271275A JP H09271275 A JPH09271275 A JP H09271275A JP 8270896 A JP8270896 A JP 8270896A JP 8270896 A JP8270896 A JP 8270896A JP H09271275 A JPH09271275 A JP H09271275A
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Kiyotoshi Tsuchiya
清俊 土屋
Toru Nomura
徹 野村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り畳み可能なノズルブームを有するノズル
体を装着するタイプの自動噴霧装置において、従来は、
ノズル体を何段階かの高さの螺子孔に螺子止めする構成
で、高さの設定に限定があると同時に高さ調節作業にノ
ズル体の着脱が伴い、また、折り畳んだノズルブームを
受けるノズル受けが固定されていて、収容時には一々ノ
ズル体をノズル受けに合った高さに調節しなければなら
なかった。 【解決手段】 自動噴霧装置の走行車体1の上部に立設
したノズル取付軸10にノズル体Nの取付管Naを摺動
可能に外嵌してノブ螺子11にて任意位置に締止できる
ようにし、また、ノズル受け20をノズル受け軸21に
摺動可能に外嵌して蝶螺子22にて任意位置に締止でき
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み可能なノ
ズルブームを有するノズル体を取り付ける構成の自動噴
霧装置(灌水装置、防除装置等)のノズル支持機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動灌水装置(灌水ロボット)や
自動防除装置(防除ロボット)等、人手によらず、自動
走行駆動する自走式走行装置となっている自動噴霧装置
であって、ノズルを具備するブーム、即ちノズルブーム
を折り畳み可能に装着したノズル体を取り付けたものは
公知となっている。従来は、図5の従来のノズル体Nの
取付構造を示す斜視図のように、自動噴霧装置に、何段
階かの高さに螺子孔23aを穿設したノズル取付部23
を具備し、これらの螺子孔23aを選択して、ノズル体
N’を高さ調節しつつ、ノズル体N’の基端取付部N’
aを螺子24にて螺子止めして取り付けていた。また、
ノズルブームN’bは、非噴霧作業時には折り畳んだ状
態とするが、折り畳んだ状態のノズルブームN’bの先
端側を支持するノズル受けが具備されているのも公知と
なっている。このノズル受けは、従来、高さ調節はでき
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のノズル体の取付
構成では、高さ調節の度に螺子を外し、一々ノズル体を
ノズル取付部より外さなければならない。また、高さ
は、螺子孔の穿設位置に限定される。更に、ノズル受け
は従来、高さ調節ができず、従って、収容時のノズルブ
ーム折り畳み時には、ノズル体は、ノズル受けの高さに
対応する高さに戻さなければならず、次に噴霧作業を行
う時には、またノズル体の高さ調節作業を必要とするの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の不具合
を解消すべく、次のような自動噴霧装置のノズル支持機
構を構成するものである。即ち、折り畳み可能なノズル
ブームを有するノズル体を、摺動可能及び締止可能に縦
状のノズル取付軸に取り付けるとともに、折り畳んだ状
態のノズルブーム先端側を支持するためのノズル受け
を、摺動可能及び締止可能に縦状のノズル受け軸に取り
付ける。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面より説明する。図1は本発明に係る自動噴霧装置の側
面図、図2は同じく平面図、図3は同じく後面図、図4
は本発明の自動噴霧装置のノズル支持機構を示す斜視図
である。
【0006】まず、図1乃至図4図示の自動噴霧装置に
ついて説明する。走行車体1に、左右の前輪3・3と左
右の後輪2・2が懸架されており、後部には走行駆動モ
ーターMが横設されていて、そのモーター軸に付設する
駆動スプロケットより後輪2付設のスプロケットに対し
てチェーンC1を巻装し、また、前輪3と後輪2との間
にて、走行車体1にトルクキーパー4が枢支されてい
て、該後輪2よりトルクキーパー4にチェーンC2を巻
回し、更に該トルクキーパー4より前輪3にチェーンC
3を巻回して、該走行駆動モーターMの駆動力にて、後
輪2及び前輪3を走行駆動する。
【0007】前輪3及び後輪2は、レール上を走行可能
な形状となっている。本実施例の自動噴霧装置は、レー
ル上を走行するもので、例えば、レールに沿って配置し
ておいた苗床に灌水を施すのに使用する。走行車体1の
前後には、方向切換スイッチ5・5が突設されている
が、レールの終端には、該方向切換スイッチ5を押当す
る部材が配設されていて、これに押当して方向切換スイ
ッチ5がONすると、走行駆動モーターMの駆動方向が
逆転し、即ち、前輪3及び後輪2の回転方向が逆転し
て、進行方向が前後に切り換えられるのである。
【0008】走行車体1の上部構造について説明する。
前部より後方にハンドル6を延設しており、そのハンド
ル6の左右中央付近より、軸受け6a・6aを垂設し
て、該軸受け6a・6a間にホースリール7を軸支して
いる。ホースリール7の芯軸にはスプロケットが付設さ
れていて、前記トルクキーパー4よりチェーンC4を巻
回して、走行駆動モーターMの駆動力にて、車体の走行
駆動に伴ってホースリール7を回転させるものとなって
いる。但し、ホースの巻取速度を一定に保持するには、
ホースの巻取量に応じてホースリール7の回転速度を変
化させなければならないが、トルクキーパー4の働き
で、ホースリール7を一定トルクにて回転でき、これを
可能としている。なお、ホースリール7に巻き取られる
ホースを押圧すべく、ホース押え8が該ホースリール7
の近傍に配設されている。
【0009】ホースは、車体後方に配設されるトラバー
サ17に挟持されて案内され、ホースリール7に巻き取
られる。該トラバーサ17は、ホースリール7の回転と
ともに左右に往復移動するので、ホースは、ホースリー
ル7に均等に巻き取られる。このトラバーサ17の駆動
機構が、走行車体1上部の後部に立設した制御駆動ケー
ス13内に内設されている。これについて説明すると、
まず、制御駆動ケース13に回転可能なトラバーサ軸1
4が横設されており、該トラバーサ軸14は螺子杆とな
っていて、該トラバーサ軸14表面の螺子に嵌合するス
ベリ子を有するスベリ子受け15が該トラバーサ軸14
上に遊嵌され、該スベリ子受け15は、トラバーサ軸1
4が回転するのに伴って、該トラバーサ軸14上を左右
に往復摺動するものとなっている。このスベリ子受け1
5より、該トラバーサ17が後方に延設されていて、ト
ラバーサ17が左右往復摺動するようになっている。ま
た該スベリ子受け15より下方には、長さ調節可能に傾
斜調節軸16・16が延設されていて、該傾斜調節軸1
6・16の長さ調節にて、該スベリ子受け15の前後傾
斜角度が調節され、即ち、トラバーサ17の前後傾斜角
度が調節されるようになっている。
【0010】このトラバーサ駆動機構において、トラバ
ーサ軸14に対しては、前記のホースリール7の芯軸付
設のスプロケットより、トラバーサ軸14付設のスプロ
ケットに対してチェーンC5が巻回されていて、ホース
リール7の回転に伴ってトラバーサ軸13が回転し、ト
ラバーサ17が左右往復摺動するようになっているので
ある。該チェーンC5、前記のチェーンC4、そして、
ホースリール7のスプロケット部分は、チェーンカバー
12にて覆われている。
【0011】制御駆動ケース13内において、該トラバ
ーサ軸14の上方には制御ボックス18が配設されてお
り、また、該制御ボックス11の後背面にはバッテリー
受け19を取り付けて、該バッテリー受け19にて、走
行駆動モーターMの電源であるバッテリーBを保持して
いる。該バッテリーBの上方位置において、ハンドル6
には、スイッチパネル6bが配設されている。
【0012】走行車体1上部の前部には、電磁弁9が立
設され、また、前端には、ノズル取付軸10が立設され
ている。該ノズル取付軸10には、左右方向に灌水用の
ノズルを有するブームNbを延設するノズル体Nの基端
に具備される取付管Naを外嵌し、ノブ螺子11にて係
止可能としている。即ち、ノブ螺子11を緩めてノズル
体Nの取付管Naをノズル取付軸10に沿って摺動させ
て、ノズル体Nの高さ調節し、高さが定まったら、ノブ
螺子11を締めるのである。
【0013】また、該ノズルNは、左右に延設されるブ
ームNb部分を後方に(平面視垂直状に)折り畳めるよ
うになっており、折り畳んだ状態の時に、ブームNbの
先端側を支持できるように、走行車体1上部の後方に
は、該制御駆動ケース12を跨ぐようにノズル受け20
が配設されている。該ノズル受け20は、左右に立設し
た縦状のノズル受け軸21・21に、ノズル受け20の
左右に形成した管部20a・20aを外嵌して構成して
おり、該管部20aは、ノズル受け軸21上に摺動自在
で、高さ調節可能となっており、蝶螺子22にて締止さ
れる。そして、該管部20aの上端と下端には、外側方
に向けてL字形の受け具20b・20bを突設して、ノ
ズル体Nより後方に折り畳んだ状態のブームNbを支持
できる。前記の如く、ノブ螺子11の締止位置調節にて
ノズル体Nの高さを調節するのに対応して、該ノズル受
け19も、蝶螺子22の締止位置調節にて受け具20b
の高さを調節できるのである。
【0014】該自動噴霧装置は、以上のような構成で、
ノズル体Nをノズル取付軸10に取り付け、ブームNb
・Nbを左右に延設して、ノズルより水或いは薬液を噴
射しながら、レール上を走行するものであり、走行に伴
って、ホースリール7の回転にてホースを巻き取り、或
いは繰り出すようになっていて、自動的に噴霧作業がな
されるのである。
【0015】
【発明の効果】本発明は、自動噴霧装置のノズル支持機
構を、以上のように構成したので、次のような効果を奏
する。即ち、ノズル体は、ノブ螺子を緩めてノズル取付
軸に対して摺動させることで簡単に高さ調節ができ、ノ
ブ螺子を使った締止位置も任意なので、ノズルの高さも
限定されず、幅広く噴霧高さを設定できる。また、ノズ
ル体をどの高さに設定していても、ノズル受けの高さも
任意に、かつ容易に設定できるので、ノズル体の高さに
合わせてノズル受けの高さを調節し、その状態でノズル
ブームを折り畳んで、該ノズル受けに支持させればよ
く、収容時等の非噴霧作業時に、一々ノズル受けの高さ
に合わせてノズル体を着脱する必要はなくなるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動噴霧装置の側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく後面図である。
【図4】本発明の自動噴霧装置のノズル支持機構を示す
斜視図である。
【図5】従来のノズル体Nの取付構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
N ノズル体 Na 取付管 Nb ノズルブーム 1 走行車体 10 ノズル取付軸 11 ノブ螺子 20 ノズル受け 20a 管部 20b 受け具 21 ノズル受け軸 22 蝶螺子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳み可能なノズルブームを有するノ
    ズル体を、摺動可能及び任意の位置に締止可能に縦状の
    ノズル取付軸に取り付けるとともに、折り畳んだ状態の
    ノズルブーム先端側を支持するためのノズル受けを、摺
    動可能及び任意の位置に締止可能に縦状のノズル受け軸
    に取り付けることを特徴とする自動噴霧装置のノズル支
    持機構。
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