JPH09294445A - 自走型茶園管理機の走行装置 - Google Patents

自走型茶園管理機の走行装置

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JPH09294445A
JPH09294445A JP10937496A JP10937496A JPH09294445A JP H09294445 A JPH09294445 A JP H09294445A JP 10937496 A JP10937496 A JP 10937496A JP 10937496 A JP10937496 A JP 10937496A JP H09294445 A JPH09294445 A JP H09294445A
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鋼司 松村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方の畝間にメイン走行装置、他方の畝間に
サブの側車装置を備える自走型の茶葉管理機において、
メイン走行装置に対するサブの側車装置の間隔調整およ
び傾斜調整が走行状態下で円滑,適正に行なえる走行装
置を提供する。 【解決手段】 茶樹畝を跨ぐ一方の畝間に原動機14に
より駆動されて走行するメイン走行装置1と、他方の畝
間にサブの側車装置3とが配置され、上記メイン走行装
置1とサブ側車装置3とに支持された門型機枠2の横フ
レーム部を茶樹畝の畝巾方向に伸縮可能に構成してあ
り、この門型機枠2に所要の茶葉管理装置4(摘採装
置)を装備する。上記サブの側車装置3は、キャスター
式の側車輪31を垂直軸回りに回動自在に支持すると共
に、側車輪31に回転力を付与する駆動源33と伝動機
構34とを備え、且つ側車輪31の進行する向きがメイ
ン走行装置1と略平行する状態になった場合にのみ、上
記駆動源33から伝動機構34を介して側車輪31に回
転駆動力を付与する切換え手段(カム37,スイッチ機
構39)を有してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、茶葉摘採機等の茶園管
理装置に、駆動走行装置を備えて自走しながら茶葉の管
理作業を行う自走型茶園管理機の走行装置に関し、さら
に詳しくは茶樹畝を跨いだ一方の畝間に駆動方式のメイ
ン走行装置と、他方の畝間にサブの側車装置とが配置さ
れた両支持方式の自走型茶園管理機において、サブの側
車装置に回転駆動力を付与するための駆動手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば自走型の茶葉摘採機において、茶
樹畝を跨ぐ一方の畝間と、他方の畝間とにそれぞれ走行
装置を配置した両支持方式の自走型茶葉摘採機は従来よ
り公知であり、この種の両支持方式の自走型茶葉摘採機
において、左右に配置する走行装置を、いずれも駆動す
る方式にしたものも、例えば特開平7−289056号
公報に記載された先行技術が提案されている。
【0003】上述の特開平7−289056号公報に記
載された先行技術では、一方の畝間を走行する走行車輪
を旋回可能にし、摘採作業時に、茶樹畝の畝巾変化に対
応して左右の走行車輪の間隔を調整操作する際に、旋回
可能な走行車輪を進行方向に対して直交する方向に旋回
させ、その旋回後に機枠の横巾を伸縮させて車輪間隔を
調整操作する構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで自走型の茶葉
摘採機が使用される茶園では、茶樹畝の畝巾が一定して
おらず、左右の走行装置の間隔は、茶樹畝の畝巾に対応
して調整操作する必要性が頻々に発生する。このような
調整操作を行う際に、前述の先行技術では摘採機の走行
を一時停止して調整作業を行う必要があるために非能率
的であった。
【0005】また摘採作業時に、走行装置が進行する畝
間には凹凸があったり茶園が傾斜している場合もあり、
それに加えて摘採作業の進行中には、摘採した茶葉の収
容袋に牽引抵抗も発生する等の事情から、摘採機の進行
は必ずしも茶樹畝と平行状態に進行しない。この場合
に、茶樹畝が水平直線的に植生されている茶園では特に
問題とならないとしても、茶樹畝がカーブしている場
合、従来の先行技術ではそれに対応する調整操作が簡易
に行なえないことから、茶樹畝に対する摘採機の左右ズ
レが発生して摘採面の刈り深さに悪影響を与える等の問
題点もあった。
【0006】本発明は、上述した両支持方式の左右の走
行装置を共に駆動するタイプの自走型茶園管理機におい
て、左右の走行装置の間隔を茶樹畝の畝巾に対応して簡
易に調整操作が行え、且つ茶樹畝の傾斜に対してもその
調整操作が簡易に行える自走型茶園管理機の走行装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、茶樹畝を跨いだ一方の畝間に駆動方式の
メイン走行装置と、他方の畝間にサブの側車装置とが配
置され、これらメイン走行装置とサブの側車装置とに支
持された門型機枠の横巾を茶樹畝の畝巾方向に伸縮可能
に構成し、この門型機枠に所要の茶葉管理装置を装備し
てなる自走型茶葉管理機を前提とする。そして第1発明
では、サブの側車装置の構成として、キャスター式の側
車輪を垂直軸回りに回動自在に支持すると共に、側車輪
に回転力を付与するための駆動源を備え、側車輪の進行
する向きがメイン走行装置と略平行する状態になった場
合にのみ、上記駆動源から側車輪に回転駆動力を付与す
る切換え手段を有してなることを特徴とするものであ
る。
【0008】また第2発明では、上述の第1発明を前提
とし、上記側車輪に回転力を付与する伝動系には、メイ
ン走行装置の回転速度に対して側車輪の回転速度が、低
速回転方向には動力伝達し、高速回転方向には自由回転
となる一方向クラッチを介在させていることを特徴とし
ている。
【0009】さらに第3発明では、第1発明または第2
発明を前提とし、上記側車輪に回転力を付与する駆動源
には、電動モータあるいは油圧モータを装備し、該モー
タはメイン走行装置の駆動用原動機から、遠心クラッチ
を中継して動力伝達される発電モータあるいは油圧ポン
プにより駆動力が得られる回路構成にしていることを特
徴としている。
【0010】さらに第4発明では、第1発明ないし第3
発明を前提とし、上記側車輪に回転駆動力を付与する切
換え手段には、側車輪を垂直軸回りに回動自在に支持す
る軸体に対し、側車輪の進行方向が前進方向,後退方向
に対応して円周2個所に制御部を有するカムを取付け、
該カムの制御部と接触するスイッチ機構を前記モータの
駆動源回路中に配設していることを特徴としている。
【0011】
【作用】上述の本発明の第1発明によると、サブの側車
装置は、キャスター式の側車輪が垂直軸回りに回動自在
に支持されているので、茶樹畝の畝巾に対応して左右の
メイン走行装置とサブの側車装置との間隔調整を行う
際、門型機枠の横フレームを伸縮させると、側車輪の進
行する向きが自動的に変向し、この変向に伴なって側車
輪はメイン走行装置との平行状態が解消されることから
側車輪の回転駆動が停止し、側車輪は自由回転の状態で
横フレームの伸縮動作が行われる。この結果、横フレー
ムに対して無理な力が作用しないから、横フレームの歪
も少なくなり、また車輪間隔調整用として装備される駆
動モータもその小型化が可能となる。
【0012】また側車輪は、垂直軸回りに回動自在に支
持する垂直軸に対してキャスター角が付与されているの
で、舵取りハンドルの操作に側車側が自動的に追従する
ことから特別な操作レバーを要しないで茶葉の管理機を
茶樹畝に平行状態で進行させることができる。加えて側
車輪は、進行方向がメイン走行装置と略平行する状態と
なった場合にのみ側車輪に回転駆動力が付与されるか
ら、枕地での旋回時に、舵取りハンドルの向きを変える
と側車輪の向きも変わり、この場合に側車輪への回転駆
動が停止して側車輪を支点とした一点旋回が可能とな
り、茶園における枕地を狭くすることが可能となる。
【0013】また第2発明によると、側車輪への伝動系
には、メイン走行装置の回転速度に対して側車輪の回転
速度が、低速回転方向には動力伝達し、高速回転方向に
は自由回転となる一方向クラッチを設けているので、側
車輪の駆動が必要となる茶葉の管理作業時には所要の駆
動力が得られ、管理機を路上移動する時や車両から降ろ
す際等の高速移動時には、一方向クラッチのオーバーラ
ン機構が働き、移動用の高速回転に対して複雑な変速機
構を用いることなく速やかに対応できる。
【0014】さらに第3発明によると、メイン走行装置
の駆動源となる原動機の回転を下げると遠心クラッチが
OFFしてメイン側の走行装置とサブ側の側車装置とが
同時に駆動停止するから、原動機のスロットルレバーだ
けの操作で管理機の走行を完全停止でき、作業者が後ろ
向きの姿勢で走行操縦する自走型茶葉管理機の操縦の安
全性を向上することができる。
【0015】さらに第4発明によると、茶葉管理機の進
行方向が前進方向,バック方向に方向変換すると側車輪
もこれに追従して方向変換し、方向変換後に、側車輪の
進行方向がメイン走行装置と略平行する状態になると即
座に側車輪に回転駆動力が付与されるから、側車輪の回
転駆動力を特別に切り変える必要がなくなる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1および図2は自走型茶園管理機を全体的に
示しており、図中1は茶樹畝を跨いで一方の畝間を走行
するメイン走行装置であり、3は他方の畝間を走行する
サブの側車装置で、これらメイン走行装置1とサブの側
車装置3とによって門型機枠2が走行可能に支持され、
この門型機枠2に茶葉の管理装置としての摘採装置4が
装備された構成になっている。以下の説明では、茶葉管
理装置は摘採装置を例にして説明する。
【0017】メイン走行装置1は、進行方向(矢印Aに
示す方向)に細長く形成された走行機体11をベースに
して、走行機体11の前部下方にキャスター式の前輪1
2が配設され、後部には駆動輪13aと遊動輪13bと
の間にゴムクローラ13を巻回してなるクローラ式の後
部走行装置が装備されている。この後部の走行装置はク
ローラ式に限定されず、タイヤ車輪式であってもよい。
【0018】走行機体11には、前部上方に駆動源とな
る原動機14が搭載され、この原動機14の出力側には
遠心クラッチ15が配置されてあり、この遠心クラッチ
15を介して原動機14の回転力が、原動機14の下方
に配置された変速機16(油圧式の無段変速機)と、発
電モータ18とに伝達されている。変速機16の出力動
力は、その出力側プーリ16bから例えばベルトを介し
てチェーン伝動系17に伝達され、この伝動系17の出
力側より前記駆動輪13aに回転力が伝達されてクロー
ラ13を回転駆動するようにしている。変速機16に
は、変速機の出力を入,切に操作する変速操作ロッド1
6cが設けてあり、変速機の回転速度調整および前後進
の切換えは、後述する門型機枠2の支脚21より進行方
向Aへ向けて突出した水平アーム21aの端部に装備し
ている変速レバー16dで操作され、この水平アーム2
1aの端部には他に原動機14の停止スイッチ14bが
装備されている。
【0019】走行機体11には、その前後方向の略中央
部に門型機枠2を形成する一方側の支脚21が立設され
ている。門型機枠2は、支脚21の上端部に横フレーム
22が固設されてあり、この横フレーム22にはその端
部に伸縮機構23を介して摺動横フレーム24が延長さ
れている。この摺動横フレーム24にはその長さ方向に
沿ってラック24aが形成されてあり、一方、伸縮機構
23の上部には車輪間隔調整用の駆動モータ26が配設
されていて、このモータ26に取付けたピニオン26a
が前記ラック24aに噛み合って、モータ26を正転,
逆転させた際に横フレーム22と摺動横フレーム24と
の相対的な長さが伸長,収縮することにより、後述する
サブの側車装置3の車輪間隔が調整できる構成としてい
る。なお上述のモータ26は図示省略したバッテリーを
電源とし、バッテリーは前記発電モータ18よりの電力
で充電する回路構成としてある。
【0020】上記摺動横フレーム24の端部には、側車
支持支脚25が、上下方向に向けて固設されている。こ
の側車支持支脚25は、外筒25aの内部に、下方から
スライド支脚25bが挿入され、この両者は、図3に示
しているように外筒25aの内部に挿通した螺子シャフ
ト25cを介して、螺子シャフト25cの回転によりス
ライド支脚25bが上下方向に伸縮する構成としてあ
る。このスライド支脚25bの伸縮動作は、外筒25a
の上端に配設した傾斜調整用の駆動モータ27により操
作されるもので、モータ27の出力軸に取付けたスプロ
ケット27aから、チエーン27bを介して、螺子シャ
フト25cの上端に固定したスプロケット27cに回転
力が伝達されることで螺子シャフト25cが回転駆動さ
れるようにしている。なお、このモータ27も、図示省
略したバッテリーを電源とし、バッテリーは前記発電モ
ータ18よりの電力で充電する回路構成としてあり、ま
た外筒25aとスライド支脚25bの両者は互いに角パ
イプを使用してその回り止めを図っている。
【0021】上記スライド支脚25bの下端には、キャ
スター式の側車輪31が装備されてサブの側車装置3が
構成されている。上記側車輪31は、その車輪支持腕3
2が、前記スライド支脚25bの軸心線回り(垂直軸回
り)で回動可能になっており、車輪支持腕32にはその
上部に側車駆動モータ33が配置され、モータ33の出
力軸プーリ33aと側車軸プーリ35との間に伝動ベル
ト34が巻回されている。この側車駆動モータ33は、
前記発電モータ18よりの電力で回転動作される回路構
成にしてあり、メイン走行装置1の駆動源となる原動機
14の回転を下げると、遠心クラッチ15が切れ、発電
モータ18の回転が止まることで側車駆動モータ33へ
の電力供給が停止する構成にしている。なおこの側車輪
31の回転駆動は、直進性を確保するためにメイン走行
装置1の回転駆動と同速にする必要があり、この場合、
前記した変速機16(無段変速機)に対応させるために
発電モータ18と側車駆動モータ33との間の電源回路
中には図示していないが電圧調整器等を介在させること
が望ましい。
【0022】上記側車輪31の回動軸心となるスライド
支脚25bの下端には、図4に示されているように円周
方向の2個所に凸部37aを形成したカム37と、この
カム37の凸部37aが接触するスイッチ機構39(リ
ミットスイッチ)とが配置されている。カム37に形成
した凸部37aは、側車輪31がキャスター式で進行す
る向きが前進方向,後退方向に反転するため、前進方
向,後退方向に対応してカム37の円周2個所に対称的
に形成してある。なおこのカム37に形成する凸部37
aは、これを凹部に形成していてもよく、要するにスイ
ッチ機構39を動作させる制御部に形成してあればよ
い。一方、スイッチ機構39(リミットスイッチ)は側
車輪31の進行する向きが、メイン走行装置1のクロー
ラ13の進行方向と略平行する状態となった場合に一方
の凸部37aと接触するような位置を選んで車輪支持腕
32の上部に固定されている。またこのスイッチ機構3
9は、前記側車駆動モータ33と発電モータ18とを結
ぶ電源回路中に介在され、凸部37aがスイッチ機構3
9と接触している時のみ側車駆動モータ33に電力が給
電されるようにしている。なおカム37には、長穴38
が形成され、これに嵌入するピン38aが車輪支持腕3
2の上部に固設されていて、車輪支持腕32が水平方向
に半回転以上しないようにしてあり、半回転するとスト
ッパー38bに当接して回転が停止するようにしてい
る。
【0023】また側車輪31に回転力を付与する側車駆
動モータ33の伝動系(図示の実施例では出力軸プーリ
33a)には、図4に示されているように、一方向クラ
ッチ36が設けられている。一方向クラッチ36は、メ
イン走行装置1の回転速度に対して、側車輪31の回転
速度が、低速回転方向には動力伝達し、高速回転方向に
は自由回転となる形式にしてあり、この一方向クラッチ
36を介在させることで、側車輪31の駆動が必要とな
る茶葉管理作業時には側車駆動モータ33による側車輪
31の回転駆動が行われるものの、管理機を路上移動す
る時やトラックから降ろす際等の高速移動時には、一方
向クラッチ36のオーバーラン機構が働くようにしてい
る。
【0024】上述の門型機枠2には茶葉の管理装置とな
る摘採装置4がセットされる。図示の実施例では、茶樹
畝の畝巾略半分に対応する片面巾の摘採装置4を示し、
摘採装置4は一端側が茶樹畝の頂部に、他端側が茶樹畝
の裾部に対応するように傾斜してセットされる。ここに
摘採装置4は、その頂部側の一側端部に、摘採装置専用
の駆動源となる原動機41と、フアン42と、刈刃駆動
機構等が配置されてあり、機枠底部には刈刃43を備え
ていて、刈刃43にて摘採された茶葉は、フアン42よ
りダクト42aを介して多数のノズル42bから吹き出
される送風により進行方向後方に装備された収容袋内に
収容される構成となっており、このような摘採装置の構
成は、従来より周知の可搬型二人用摘採機と同様のもの
である。
【0025】上記摘採装置4は、門型機枠2に対してそ
の頂部側と裾側とが独立して上下動調節可能に支持され
ている。摘採装置4の頂部側は、上方向に延びるガイド
パイプ46aが、その下端を摘採装置4の機枠にピン4
6bで枢支してあり、このガイドパイプ46aの上方部
がコロを有する昇降ガイド機構46に案内されて上下動
する構成としてある。上記昇降ガイド機構46は、門型
機枠2の横巾中央位置(前記伸縮機構23の位置)より
突設している支持アーム45の先端に支持してあり、こ
の昇降ガイド機構46の上部には、摘採装置4の頂部側
上下調整用の駆動モータ44が装備され、このモータ4
4の駆動軸に取付けた巻取ドラム44aに連繋されてい
るワイヤ44bの下端が、スプリング44cを介して頂
部側の摘採装置4の機枠に接続されていて、モータ44
が正転方向に回転するとワイヤ44bの巻取りによって
摘採装置4の頂部側が上方向に引き上げられ、モータ4
4が逆転方向に回転するとワイヤ44bの巻き戻しによ
って摘採装置4がその自重により下降するような吊り下
げ構成になっている。
【0026】一方、摘採装置4の裾側は、摘採装置4の
機枠端部に固設した水平方向の取付パイプ47に、横方
向のガイド軸47aが挿入され、このガイド軸47aの
端部に、螺子シャフト48aに螺合された雌ねじ部48
bを有する昇降体48cが装備されている。上記螺子シ
ャフト48aは、前記支脚21に沿って上下方向にブラ
ケットで回転可能に軸支されており、この螺子シャフト
48aに雌ねじ部48bを介して螺合された昇降体48
cは、支脚21をガイド部材にしてコロにより上下動す
る裾側の昇降ガイド機構48にセットされている。そし
て螺子シャフト48aの上方に位置して、摘採装置4の
裾側上下調整用の駆動モータ49が支脚21に固定さ
れ、モータ49はカップリング49aを介して螺子シャ
フト48aと接続されていて、このモータ49が正転方
向に回転すると、螺子シャフト48aの正方向回転によ
り昇降体48cが上動して摘採装置4の裾側が強制的に
上動される一方、モータ49が逆転方向に回転すると、
螺子シャフト48aの逆方向回転により昇降体48cが
下動して摘採装置4の裾側が強制的に下動する支持構成
としている。
【0027】なお上述の摘採装置の上下調整用駆動モー
タ44,49は、図示省略したバッテリーを電源とし、
そのバッテリーは前記発電モータ18よりの電力で充電
する回路構成としてあるが、これらのモータは油圧ポン
プを駆動源とする油圧モータにしてもよく、また頂部側
および裾側の上下動機構は図示の実施例に限らず他の油
圧シリンダー方式等に変更してもよい。
【0028】前記メイン走行装置1の進行方向前側に配
設されるキャスター式の前輪12には、この前輪12の
車輪支持腕12aに固設した舵取りハンドル5が進行方
向Aの前方へ向けて延設されている。上記舵取りハンド
ル5は、2個の調節ノブ51,52によってハンドル先
端の高さ方向における位置と、左右方向における位置と
が調節可能にしてあり、この舵取りハンドル5の先端部
には、メイン走行装置1の進行方向前側を後向きの姿勢
で歩行する作業者に対し、1本は作業者の腰部に当接さ
れる位置に配置されて腰部で舵取り操作される第1の腰
当てハンドル53と、他の1本は同作業者の右手位置に
配置されて右手で舵取り操作される第2の右手用操作ハ
ンドル54とが分岐形成されている。
【0029】上記腰当てハンドル53は、作業者の腰部
に当接されて舵取り操作される関係から特別の操作部は
設けていないが、右手用操作ハンドル54には、前記メ
イン走行装置1の駆動源となる原動機14の回転制御を
行うスロットルレバー14aと、前記摘採装置4の頂部
側および裾側を独立的に上下動調整するための4方向切
換スイッチ56と、前記サブの側車輪31に装備された
ブレーキ機構(図示省略)を操作するブレーキレバー5
5とが装備されている。上記スロットルレバー14a
は、これに接続される操作ワイヤを原動機14の制御系
に連繋してなるものであり、またブレーキレバー55は
側車輪31に装備しているブレーキ機構が連繋される。
また4方向切換スイッチ56は、その操作ロッド56a
を前後,左右の4方向に動作させる形式のもので、操作
ロッド56aの動作は、電気的手段によって前記した摘
採装置4の頂部側上下調整用駆動モータ44および裾側
上下調整用駆動モータ49の回転方向を正,逆方向に切
換え、摘採装置4の頂部側と裾側を上昇方向,下降方向
にそれぞれ操作できるようにしている。
【0030】一方、門型機枠2の横巾中央位置(前記伸
縮機構23の位置)より上記後向きの姿勢で歩行する作
業者の左手位置に向けて、第3の左手用操作ハンドル6
が設けられている。この操作ハンドル6には、2個所に
調節菊座61,62を設けていてハンドル6の先端が、
作業者の左手位置に対応できるように調整可能にしてい
る。この左手用操作ハンドル6には、前記摘採装置4に
具備している原動機41の回転制御を行うスロットルレ
バー41aと、同原動機の停止制御を行う停止スイッチ
41bと、この他に、前記した車輪間隔調整用駆動モー
タ26および傾斜調整用駆動モータ27をそれぞれ操作
ための4方向切換スイッチ63とが装備されている。
【0031】上記4方向切換スイッチ63も、前述した
右手用操作ハンドル54に装備される4方向切換スイッ
チ56と同形式のものであり、その操作ロッド63aの
動作は、電気的手段によって、車輪間隔調整用駆動モー
タ26および傾斜調整用駆動モータ27の回転方向を
正,逆方向に切換え、これにより横フレーム22と摺動
横フレーム24との相対長さを伸長方向,収縮方向に操
作でき、また側車支持支脚25の上下方向における長さ
を伸長方向,収縮方向にそれぞれ操作できるようにして
いる。なお、左手用操作ハンドル6に具備されるスロッ
トルレバー41aおよび停止スイッチ41bは、これら
を操作部取付板64に取付け、その取付板64を固定具
65によりハンドル6に着脱可能に取付けておくように
すれば、摘採装置4を他のアタッチメントに交換する場
合等に、その交換作業が簡易に行える。また図示の実施
例では、右手用操作ハンドル54の側に対して摘採装置
4の頂部側上下調整用駆動モータ44および裾側上下調
整用駆動モータ49を操作する4方向切換えクラッチ5
6を設け、他方の左手用操作ハンドル6の側に車輪間隔
調整用駆動モータ26および傾斜調整用駆動モータ27
を操作する4方向切換スイッチ63を設けているが、こ
れらの操作部は、反対側のハンドルに変更して設けても
よい。
【0032】以上のように構成された一実施例の自走型
茶園管理機は、茶樹畝を跨ぐ一方の畝間にメイン走行装
置1を、他方の畝間にサブの側車装置3を位置させて、
門型機枠2が茶樹畝を跨いだ状態で走行させる。この走
行時に、作業者は、メイン走行装置1の進行方向前側の
畝間を後向きの姿勢でバックしながら走行し、この際
に、キャスター式の前輪12から突設している舵取りハ
ンドル5に備えた第1の腰当てハンドル53を作業者の
腰に当接させた状態にして舵取り操作しつつ、作業者の
右手,左手により右手用操作ハンドル54と、左手用操
作ハンドル6とを持って、それぞれのハンドル54,6
に装備している操作部を操作しながら摘採作業を行う。
このような摘採作業を行うとき、メイン走行装置1およ
びサブの側車装置3は以下のような動作が行われる。
【0033】(通常の直進走行時)原動機14を始動し
た状態で、右手用操作ハンドル54に備えているスロッ
トルレバー14aにより原動機14の回転を上げると、
遠心クラッチ15がONになって原動機14の回転力が
変速機16および発電モータ18に伝達される。変速機
操作ロッド16cを「入」に操作すると、変速機16の
出力動力が伝動系17を経てクローラ13に伝達され、
メイン走行装置1は駆動状態で走行される。この走行時
の速度調整や前後進の切換えは、水平アーム21aに装
備されている変速ロッド16dの操作により所望に調整
される。
【0034】一方、メイン走行装置1が走行状態の時、
遠心クラッチ15がONしていて原動機14の回転力が
発電モータ18に伝達されているから発電モータ18よ
りの電力により側車駆動モータ33が回転可能な状態に
ある。キャスター式の側車輪31には、その回転軸支部
に、側車輪31の進行する向きが前進方向,後退方向の
いずれにおいても、メイン走行装置1のクローラ13の
進行方向と略平行する状態で走行する場合(直進状態)
に、上記カム37の凸部37aがスイッチ機構39に接
触して発電モータ18と側車駆動モータ33との電源回
路を閉に動作するから、側車駆動モータ33は回転駆動
し、その回転駆動力が伝動ベルト34を介して側車軸プ
ーリ35に伝達されることでサブの側車装置3の側車輪
31が回転駆動される。
【0035】この結果、摘採作業の直進走行時には、駆
動方式のメイン走行装置1に加えてサブの側車装置3も
回転駆動されるから、左右の走行装置が共に駆動状態に
なって走行の安定性が確保され、安定した摘採作業が遂
行される。なおスロットルレバー14aにより原動機1
4の回転を下げると、メイン走行装置1の進行が停止
し、この際に、遠心クラッチ15がOFFになることか
ら発電モータ18の回転が停止し、側車駆動モータ33
への供給電力がOFFになるから特別の操作をすること
なく側車輪31の回転駆動を自動的に停止することがで
きる。また進行方向が前進方向,バック方向に方向変換
すると、側車輪31もこれに追従して方向変換し、方向
変換後に、側車輪31の進行方向がメイン走行装置1の
クローラ13と略平行状態になると即座に側車輪31に
回転駆動力が付与されるから側車輪31の回転駆動力を
特別に切り変える必要がなくなる。
【0036】(枕地での旋回走行時)また、枕地におい
て旋回する場合、舵取りハンドル5の操作で進行方向を
変換すると、キャスター式の側車輪31はこれに追従し
て進行する向きが自動的に変向してメイン走行装置1の
クローラ13に対する平行状態が解消するから側車輪3
1の回転駆動が自動的に停止し、側車輪31は自由回転
状態になる。この結果、枕地での旋回時は、側車輪31
を支点にして一点旋回が可能となるから狭い枕地におい
ても旋回操作を軽快に行うことができるようになり、茶
園の枕地を狭くすることが可能となる。
【0037】(車輪間隔の調整操作時)摘採作業の進行
時に、茶樹畝の畝巾に対応してメイン走行装置1に対す
るサブの側車装置3の間隔を調整する必要が生じる。こ
の際、直進状態を維持したまま、左手用操作ハンドル6
に装備している4方向切換スイッチ63の操作ロッド6
3aを操作して車輪間隔調整用の駆動モータ26を正転
あるいは逆転に動作させる。これにより門型機枠2の横
フレーム22と摺動横フレーム24との相対長さが伸長
方向,収縮方向に変化し、この変化に対応して、キャス
ター式の側車輪31はこれが垂直軸回りに回動自在に軸
支されているので進行する向きがフレームの伸,縮方向
に追従して自動的に変向し、側車輪31が変向すると同
時に、メイン走行装置1のクローラ13に対する平行状
態も解消するから、側車輪31の回転駆動も自動的に停
止し、自由回転状態となる。この結果、フレームの伸縮
方向に対して、側車輪31の追従移動がスムーズにな
り、フレームに無理な力が作用しないからフレームの歪
み等も防止され、また車輪間隔調整用として装備される
駆動モータの小型化も可能となる。
【0038】車輪間隔の調整動作後は、4方向切換スイ
ッチ63の操作ロッド63aを正常位置に戻す操作をす
ると、側車輪31は、その進行する向きがメイン走行装
置1のクローラ13と平行状態に戻り、再び側車輪31
が回転駆動状態になるから摘採作業の中断がなく、連続
作業の状態下で車輪間隔の調整動作が行われる。
【0039】(傾斜調整の操作時)また摘採作業が行わ
れる茶園が傾斜している場合、左右のメイン走行装置1
とサブの側車装置3とに支持されて走行する門型機枠2
は、全体が傾いて摘採性能に悪影響が起るから、これを
修正するように傾斜調整を行う必要が生じる。この場合
にも、左手用操作ハンドル6に装備している4方向切換
スイッチ63の操作ロッド63aを操作して、側車支持
支脚25の上部に備える傾斜調整用の駆動モータ27を
正転あるいは逆転に動作させる。これにより側車支持支
脚25の外筒25aの内部に挿通している螺子シャフト
25cが回転し、外筒25aに対してスライド支脚25
bが伸長,収縮することから、側車支持支脚25の上下
方向における長さが伸縮方向に動作して門型機枠2の傾
斜を、茶園が傾斜に対応させるように調整可能となる。
この傾斜調整時には、側車輪3は進行する向きがメイン
走行装置1のクローラ13に対して平行状態で前進する
から、側車輪31は回転駆動状態に維持されて摘採作業
を中断することなく傾斜調整操作が行える。
【0040】(その他の走行時)また側車輪31への伝
動系(側車駆動モータ33の出力軸プーリ33a)には
メイン走行装置1の回転速度に対して側車輪31の回転
速度が、低速回転方向には動力伝達し、高速回転方向に
は自由回転となる一方向クラッチ36を設けているの
で、側車輪31の駆動が必要な摘採作業時には所要の駆
動力が得られるものの、摘採機を路上移動する時や車両
から摘採機を降ろす場合のように高速移動時には、一方
向クラッチ36のオーバーラン機構が働き、移動用の高
速回転に対して複雑な変速機構を用いることなく速やか
に対応が可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように本発明による自走
型茶葉管理機の走行装置によると次の効果が得られる。
まず請求項1に記載された発明によると、サブの側車装
置3は、キャスター式の側車輪31が垂直軸回りに回動
自在に支持されているので茶樹畝の畝巾に対応して左右
のメイン走行装置1とサブの側車装置3との間隔を変更
調整する際に、門型機枠2の横フレーム22に対して摺
動横フレーム24を伸縮させると側車輪31の進行する
向きが自動的に変向し、この変向に伴なって側車輪31
はメイン走行装置1との平行状態が解消して側車輪31
の回転駆動が停止し、自由回転の状態で横フレームの伸
縮動作が行われる結果、横フレームに対して無理な力が
作用せず、横フレームの歪を防止できると共に、また車
輪間隔調整用として装備される駆動モータの小型化も可
能となる。
【0042】また側車輪31は垂直軸回りに回動自在に
支持する軸体に対してキャスター角が付与されているの
で、舵取りハンドル5の操作に対し側車側31が自動的
に追従するから特別な操作レバーを要しないで茶葉管理
機を茶樹畝に平行状態で進行させることができる。加え
て側車輪31は、その進行方向がメイン走行装置1と略
平行状態となった場合にのみ側車輪31に回転駆動力が
付与されるから、枕地での旋回時に、舵取りハンドル5
の向きを変えると側車輪31の向きも変わり、この場合
に、側車輪31への回転駆動がOFFとなって側車輪3
1を支点とした一点旋回が可能となることから、狭い枕
地での旋回走行が可能になると共に、茶園における枕地
を狭くすることも可能となる。
【0043】また、請求項2に記載された発明による
と、サブの側車装置3における側車輪31への伝動系に
は、メイン走行装置1の回転速度に対して側車輪31の
回転速度が、低速回転方向には動力伝達し、高速回転方
向には自由回転となる一方向クラッチ36を設けている
ので、側車輪31の駆動が必要となる茶葉の管理作業時
には所要の駆動力が得られるものの、管理機を路上移動
する時や車両から降ろす際等の高速移動時には一方向ク
ラッチ36のオーバーラン機構が働き、移動用の高速回
転に対して複雑な変速機構を用いることなく速やかに対
応できる。
【0044】さらに請求項3に記載された発明による
と、メイン走行装置1の駆動源となる原動機14の回転
を下げると、遠心クラッチ15がOFFになってメイン
側の走行装置1とサブ側の側車装置3とが同時に駆動停
止することから、原動機14のスロットルレバー14a
だけの操作で茶葉管理機の走行を完全停止でき、作業者
が後ろ向きの姿勢で走行操縦する自走型茶葉管理機の操
縦の安全性を向上することができる。
【0045】さらに請求項4に記載された発明による
と、サブの側車装置3はその進行方向が前進方向,バッ
ク方向に方向変換すると側車輪31もこれに追従して自
動的に方向変換し、方向変換後に、側車輪31の進行方
向がメイン走行装置1と略平行する状態になると即座に
側車輪31に回転駆動力が付与されるから、側車輪31
の回転駆動力を特別に切り変える必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による自走型茶葉摘採機全体の側面図
である。
【図2】 同茶葉摘採機を進行方向前側から見た正面図
である。
【図3】 サブの側車装置を示す側面図である。
【図4】 同側車輪の一部の平面図である。
【符号の説明】 1 メイン走行装置 11 走行機体 12 キャスタ式の前輪 13 駆動後輪となるクローラ 14 原動機 15 遠心クラッチ 16 変速機(油圧式無段変速機) 18 発電モータ 2 門型機枠 21 支脚 22 横フレーム 23 伸縮機構 24 摺動横フレーム 25 側車支持支脚 26 車輪間隔調整用の駆動モータ 27 傾斜調整用の駆動モータ 3 サブの側車装置 31 側車輪 32 側車支持アーム 33 側車駆動モータ 36 一方向クラッチ 37 カム 37a カムの凸部 39 スイッチ機構(リミットスイッチ) 4 茶葉の管理装置となる摘採装置 41 摘採装置駆動用の原動機 42 フアン 43 刈刃 44 摘採装置の頂部側上下調整用駆動モータ 44a 巻取ドラム 44b ワイヤ 44c スプリング 45 支持アーム 46 昇降ガイド機構 47 取付パイプ 47a ガイド軸 48 昇降ガイド機構 48a 螺子シャフト 49 摘採装置の裾側上下調整用の駆動モータ 5 舵取りハンドル 53 腰当てハンドル 54 右手用操作ハンドル 55 ブレーキレバー 56 4方向切換スイッチ 6 左手用操作ハンドル 63 4方向切換スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶樹畝を跨ぐ一方の畝間に駆動機からの
    動力伝達で走行するメイン走行装置と、他方の畝間にサ
    ブの側車装置とが配置され、上記メイン走行装置とサブ
    側車装置とに支持された門型機枠の横フレーム部を茶樹
    畝の畝巾方向に伸縮可能に構成し、該門型機枠に所要の
    茶葉管理装置を装備してなる自走型の茶園管理機であっ
    て、 上記サブの側車装置は、キャスター式の側車輪を垂直軸
    回りに回動自在に支持すると共に、側車輪に回転力を付
    与する駆動源を備え、側車輪の進行する向きがメイン走
    行装置と略平行状態になった場合にのみ、上記駆動源か
    ら側車輪に回転駆動力を付与する切換え手段を有してな
    ることを特徴とする自走型茶園管理機の走行装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自走型茶園管理機であっ
    て、上記側車輪に駆動源からの回転力を付与する伝動系
    には、メイン走行装置の回転速度に対して側車輪の回転
    速度が、低速回転方向には動力伝達し、高速回転方向に
    は自由回転となる一方向クラッチを介在させていること
    を特徴とする自走型茶園管理機の走行装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の自走型茶園管
    理機であって、上記側車輪に回転力を付与する駆動源に
    は、電動モータあるいは油圧モータを装備し該モータ
    は、メイン走行装置の駆動用原動機から遠心クラッチを
    中継して動力伝達される発電モータあるいは油圧ポンプ
    により駆動力を得る回路構成にしていることを特徴とす
    る自走型茶園管理機の走行装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の自走型茶園管理機で
    あって、上記側車輪に回転駆動力を付与する切換え手段
    には、側車輪を垂直軸回りに回動自在に支持する軸体に
    対し、側車輪の進行方向が前進方向,後退方向に対応し
    て円周2個所に制御部を有するカムを取付け、該カムの
    制御部と接触するスイッチ機構を前記モータの駆動源回
    路中に配設していることを特徴とする自走型茶園管理機
    の走行装置。
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