JPH09294446A - 自走型茶園管理機の操縦操作装置 - Google Patents

自走型茶園管理機の操縦操作装置

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JPH09294446A
JPH09294446A JP10937596A JP10937596A JPH09294446A JP H09294446 A JPH09294446 A JP H09294446A JP 10937596 A JP10937596 A JP 10937596A JP 10937596 A JP10937596 A JP 10937596A JP H09294446 A JPH09294446 A JP H09294446A
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Japan
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handle
operation handle
tea
right hand
hand
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JP10937596A
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Kouji Matsumura
鋼司 松村
Yasutoshi Suzuki
康稔 鈴木
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OCHIAI HAMONO KOGYO KK
Original Assignee
OCHIAI HAMONO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方の畝間にメイン走行装置、他方の畝間に
サブの側車装置を備える自走型の茶園管理機において、
旋回走行時に、舵取りハンドルの持ち変えの必要をなく
して走行の安定性を図る。 【解決手段】 メイン走行装置1の進行方向前側にはキ
ャスター式の前輪12と、この前輪の車輪支持部に固設
されて進行方向前側に延出された舵取りハンドル5とを
有し、この舵取りハンドル5には、メイン走行装置1の
進行方向前側を後向き姿勢で歩行する作業者に対し、こ
の作業者の腰部に当接されて舵取り操作できる第1の腰
当てハンドル53と、同作業者の右手位置に配置されて
右手で舵取り操作できる第2の右手用操作ハンドル54
とを分岐形成して2つのハンドルを一体化して設けると
共に、さらに門型機枠2の横巾略中央個所から上記作業
者の左手位置に向けて延びる第3の左手用操作ハンドル
6を備える。旋回走行時に、作業者は、ハンドルを持ち
変えることなく右手用操作ハンドル54で持った状態で
旋回の舵取り操作が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、茶葉摘採機などの茶園
管理機に、駆動走行装置を備えて自走しながら茶葉の管
理作業を行う自走型茶園管理機の操縦操作装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば自走型の茶葉摘採機において、茶
樹畝を跨ぐ一方の畝間に原動機で駆動走行されるメイン
走行装置と、他方の畝間にサブの側車装置とが配置さ
れ、これらのメイン走行装置とサブの側車装置とに支持
される門型機枠の横フレームを茶樹畝の畝巾方向に伸縮
可能に構成し、上記門型機枠に所要の茶葉摘採装置を上
下動可能に装備してなる両支持方式の自走型茶葉摘採機
は従来より公知である。
【0003】上記のような自走型茶葉摘採機において、
メイン走行装置の進行方向の前側にキャスタ式の前輪を
備え、この前輪に、進行方向を制御する舵取りハンドル
を備えたものは、例えば、特公平7−16338号公報
に記載された先行技術が提案されている。
【0004】この先行技術においては、図5に示されて
いるようにメイン走行装置aの進行方向(矢印A方向)
の前側に備えたキャスター式の前輪bに、メイン走行装
置aの進行方向前側を後向き姿勢で歩行する作業者yの
腰部に当接されてその腰部で舵取り操作できる舵取りハ
ンドルcを備えている。また上記先行技術では、上記舵
取りハンドルcの他に、門型機枠dに装備した摘採装置
eを、作業時に茶樹畝の摘採面に適合できるように摘採
装置eの裾側と頂部側とをそれぞれ独立的に上下動可能
に支持する構成にし、それら裾側と頂部側の上下動機構
を操作する2個のハンドルf,gを上記作業者yの右
手,左手で操作できる位置に配置させていて、前記した
舵取りハンドルcと、上記2個の右ハンドルf,左ハン
ドルgの3本のハンドルで操縦操作を行う構成としてい
る。なお上記右ハンドルfには、別にメイン走行装置a
の駆動用原動機hの回転制御を行う操作部(スロットル
レバー)や、ブレーキ操作を行うブレーキレバーを備え
た構成にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような先行技術
では、茶樹畝の枕地において摘採装置を旋回操作する時
に、後向き姿勢でバック歩行する作業者yは、右手を、
右ハンドルfより放してその右手を舵取りハンドルcに
持ち変えて旋回操作する必要がある。その場合、右手を
右ハンドルfより放すために枕地での旋回走行時には、
右ハンドルfに装備している摘採装置eの上下調整操作
やメイン走行装置aの駆動用原動機hを回転調整する操
作が行えない等の不都合を生じる問題点もあった。
【0006】また上述の先行技術による場合、自走型茶
葉摘採機を運搬車両の荷台より降ろす場合にも、右手
を、右ハンドルfより放すためにブレーキ操作が不能に
なって側車側が暴走する危険性もあった。
【0007】本発明は、上記の不都合が発生しない自走
型茶園管理機の操縦操作装置を提供することを目的とし
ている。
【0008】上記の目的を達成するため、本発明は、茶
樹畝を跨いだ一方の畝間に駆動源からの動力伝達で走行
するメイン走行装置と、他方の畝間にサブの側車装置と
が配置され、これらのメイン走行装置とサブの側車装置
とに支持される門型機枠の横フレームを茶樹畝の畝巾方
向に伸縮可能に構成し、該門型機枠に所要の茶葉管理装
置を裾側と頂部側とで独立的に上下動可能に装備してな
る自走型茶園管理機を前提とする。そして第1発明で
は、上記メイン走行装置の進行方向前側にキャスター式
の前輪を有し、この前輪の車輪支持部に固設されて進行
方向前側に延出される舵取りハンドルには、1本がメイ
ン走行装置の進行方向前側を後向き姿勢で歩行する作業
者の腰部に当接されて同腰部で舵取り操作できる第1の
腰当てハンドルと、他の1本は同作業者の右手位置に配
置されて右手で舵取り操作できる第2の右手用操作ハン
ドルとを分岐形成すると共に、さらに前記門型機枠の横
巾略中央個所から上記作業者の左手位置へ向けて延びる
第3の左手用操作ハンドルを備え、上記右手用操作ハン
ドルおよび左手用操作ハンドルには、その一方側の操作
ハンドルに、メイン走行装置の駆動源を回転制御する操
作部と、門型機枠に装備される茶葉管理装置の頂部側お
よび裾側をそれぞれ上下調整する上下動機構の操作部と
を備え、他方の操作ハンドルには、茶葉管理装置に具備
する原動機の回転制御を行う操作部と、門型機枠の横フ
レーム部を茶樹畝の畝巾方向に伸縮させる車輪間隔調整
機構および側車装置の支持支脚を上下方向に伸縮させる
傾斜調整機構の操作部とを備えていることを特徴として
いる。
【0009】また第2発明では、上述の第1発明を前提
とし、前記右手用操作ハンドルあるいは左手用操作ハン
ドルの一方側に具備する茶葉管理装置の頂部側および裾
側の各上下動機構を制御する操作部は、それぞれの上下
動機構に独立して備えた駆動源を正,逆方向に切換え動
作する4方向切換えスイッチに構成してあり、また他方
の操作ハンドルに具備する車輪間隔調整機構および傾斜
調整機構の操作部も、それらの各機構に独立して備えた
駆動源を正,逆方向に切換え動作する4方向切換えスイ
ッチに構成していることを特徴としている。
【0010】さらに第3発明では、上述の第1発明また
は第2発明を前提とし、前記右手用操作ハンドルあるい
は左手用操作ハンドルの一方に、サブの側車装置に装備
するブレーキ機構の操作用ブレーキレバーを備えている
ことを特徴としている。
【0011】
【作用】上述の第1発明によると、メイン走行装置の進
行方向前側に配置されたキャスター式の前輪より延出さ
れる舵取りハンドルには、後向き姿勢で歩行する作業者
の腰部に当接されて舵取り操作できる第1の腰当てハン
ドルと、同作業者の右手位置に配置されて右手で舵取り
操作できる第2の右手用操作ハンドルとが分岐形成され
てこれら2つのハンドルが一体化されているので、枕地
での旋回操作時に従来の先行技術のように右手を、操作
ハンドルより放して他の舵取りハンドルに持ち変えるよ
うな必要がなくなり、旋回操作時においても右手用操作
ハンドルあるいは左手用操作ハンドルに装備している操
作部によって茶葉管理装置の上下調整操作や走行装置用
駆動源の回転調整が行えて走行の安全性を確保できる。
【0012】また茶樹畝の中での管理作業は、舵取りハ
ンドルに具備する腰当てハンドルを作業者の腰部に当接
させた状態で直進性を確保するように舵取り操作するこ
とができるから、作業者は、右手による特別な舵取り操
作は不用になって管理作業の各種操作に専念することが
できる。
【0013】さらにサブの側車装置を支持する門型機枠
には、その横巾略中央個所から作業者の左手が位置する
方向に向けて延びる第3の左手用操作ハンドルを備えて
いるので、作業者は左手の側(サブの側車装置の側)に
力が加わり易く、全体の操縦バランスの安定性が向上で
きる。
【0014】また第2発明によれば、右手用操作ハンド
ルあるいは左手用操作ハンドルに具備する摘採装置の上
下動操作部と、他方の操作ハンドルに具備する車輪間隔
調整機構および傾斜調整機構の操作部は、その両者が、
共通する操作形式の4方向切換えスイッチに構成されて
いることで、誤操作が少なくなり、操作の安定性も向上
できる。
【0015】さらに第3発明によれば、右手用操作ハン
ドルあるいは左手用操作ハンドルの一方にサブの側車装
置に装備するブレーキ機構の操作レバーが設けてあり、
作業者は、右手あるいは左手で操作ハンドルを持った状
態でブレーキ操作も行えるから、例えばトラックの荷台
から自走型茶園管理機を降ろす際等に側車側の暴走を防
止することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1および図2は自走型茶園管理機を全体的に
示しており、図中1は茶樹畝を跨いで一方の畝間を走行
するメイン走行装置であり、3は他方の畝間を走行する
サブの側車装置で、これらメイン走行装置1とサブの側
車装置3とによって門型機枠2が走行可能に支持され、
この門型機枠2に茶園管理装置としての摘採装置4が装
備された構成になっている。以下の説明では、茶園管理
装置は摘採装置を例にして説明する。
【0017】メイン走行装置1は、進行方向(矢印Aに
示す方向)に細長く形成された走行機体11をベースに
して、走行機体11の前部下方にキャスター式の前輪1
2が配設され、後部には駆動輪13aと遊動輪13bと
の間にゴムクローラ13を巻回してなるクローラ式の後
部走行装置が装備されている。この後部の走行装置はク
ローラ式に限定されず、タイヤ車輪式であってもよい。
【0018】走行機体11には、前部上方に駆動源とな
る原動機14が搭載され、この原動機14の出力側には
遠心クラッチ15が配置されてあり、この遠心クラッチ
15を介して原動機14の回転力が、原動機14の下方
に配置された変速機16(油圧式の無段変速機)と、発
電モータ18とに伝達されている。変速機16の出力動
力は、その出力軸プーリ16bから例えばベルトを介し
てチェーン伝動系17に伝達され、この伝動系17の出
力側より前記駆動輪13aに回転力が伝達されてクロー
ラ13を回転駆動するようにしている。変速機16に
は、変速機の出力を入,切に操作する変速操作ロッド1
6cが設けてあり、変速機の回転速度調整および前後進
の切換えは、後述する門型機枠2の支脚21より進行方
向Aへ向けて突出した水平アーム21aの端部に装備し
ている変速レバー16dで操作され、この水平アーム2
1aの端部には他に原動機14の停止スイッチ14bが
装備されている。
【0019】走行機体11には、その前後方向の略中央
部に門型機枠2を形成する一方側の支脚21が立設され
ている。門型機枠2は、支脚21の上端部に横フレーム
22が固設されてあり、この横フレーム22にはその端
部に伸縮機構23を介して摺動横フレーム24が延長さ
れている。この摺動横フレーム24にはその長さ方向に
沿ってラック24aが形成されてあり、一方、伸縮機構
23の上部には車輪間隔調整用の駆動モータ26が配設
されていて、このモータ26に取付けたピニオン26a
が前記ラック24aに噛み合って、モータ26を正転,
逆転させた際に横フレーム22と摺動横フレーム24と
の相対的な長さが伸長,収縮することにより、後述する
サブの側車装置3の車輪間隔が調整できる構成としてい
る。なお上述のモータ26は図示省略したバッテリーを
電源とし、バッテリーは前記発電モータ18よりの電力
で充電する回路構成としてある。
【0020】上記摺動横フレーム24の端部には、側車
支持支脚25が、上下方向に向けて固設されている。こ
の側車支持支脚25は、外筒25aの内部に、下方から
スライド支脚25bが挿入され、この両者は、図3に示
しているように外筒25aの内部に挿通した螺子シャフ
ト25cを介して、螺子シャフト25cの回転によりス
ライド支脚25bが上下方向に伸縮する構成としてあ
る。このスライド支脚25bの伸縮動作は、外筒25a
の上端に配設した傾斜調整用の駆動モータ27により操
作されるもので、モータ27の出力軸に取付けたスプロ
ケット27aから、チエーン27bを介して、螺子シャ
フト25cの上端に固定したスプロケット27cに回転
力が伝達されることで螺子シャフト25cが回転駆動さ
れるようにしている。なお、このモータ27も、図示省
略したバッテリーを電源とし、バッテリーは前記発電モ
ータ18よりの電力で充電する回路構成にしてあり、ま
た外筒25aとスライド支脚25bの両者は互いに角パ
イプを使用してその回り止めを図っている。
【0021】上記スライド支脚25bの下端には、キャ
スター式の側車輪31が装備されてサブの側車装置3が
構成されている。上記側車輪31は、その車輪支持腕3
2が、前記スライド支脚25bの軸心線回り(垂直軸回
り)で回動可能になっており、車輪支持腕32にはその
上部に側車駆動モータ33が配置され、モータ33の出
力軸プーリ33aと側車軸プーリ35との間に伝動ベル
ト34が巻回されている。この側車駆動モータ33も、
前記発電モータ18よりの電力で回転動作される回路構
成にしてあり、メイン走行装置1の駆動源となる原動機
14の回転を下げると、遠心クラッチ15が切れ、発電
モータ18の回転が止まることで側車駆動モータ33へ
の電力供給が停止する構成にしている。なおこの側車輪
31の回転駆動は、直進性を確保するためにメイン走行
装置1の回転駆動と同速にする必要があり、この場合、
前記した変速機16(無段変速機)に対応させるために
発電モータ18と側車駆動モータ33との間の電源回路
中には図示していないが電圧調整器等を介在させること
が望ましい。
【0022】上記側車輪31の回動軸心となるスライド
支脚25bの下端には、図4に示されているように円周
方向の2個所に凸部37aを形成したカム37と、この
カム37の凸部37aが接触するスイッチ機構39(リ
ミットスイッチ)とが配置されている。カム37に形成
した凸部37aは、側車輪31がキャスター式で進行す
る向きが前進方向,後退方向に反転するため、前進方
向,後退方向に対応してカム37の円周2個所に対称的
に形成してある。なおこのカム37に形成する凸部37
aは、これを凹部に形成していてもよく、要するにスイ
ッチ機構39を動作できる制御部に形成してあればよ
い。一方、スイッチ機構39(リミットスイッチ)は側
車輪31の進行する向きが、メイン走行装置1のクロー
ラ13の進行方向と略平行する状態となった場合に一方
の凸部37aと接触するような位置を選んで車輪支持腕
32の上部に固定されている。またこのスイッチ機構3
9は、前記側車駆動モータ33と発電モータ18とを結
ぶ電源回路中に介在され、凸部37aがスイッチ機構3
9と接触している時のみ側車駆動モータ33に電力が給
電されるようにしている。なおカム37には、長穴38
が形成され、これに嵌入するピン38aが車輪支持腕3
2の上部に固設されていて、車輪支持腕32が水平方向
に半回転以上しないようにしてあり、半回転するとスト
ッパー38bに当接して回転が停止するようにしてい
る。
【0023】また側車輪31に回転力を付与する側車駆
動モータ33の伝動系(図示の実施例では出力軸プーリ
33a)には、図4に示されているように、一方向クラ
ッチ36が設けられている。一方向クラッチ36は、メ
イン走行装置1の回転速度に対して、側車輪31の回転
速度が、低速回転方向には動力伝達し、高速回転方向に
は自由回転となる形式にしてあり、この一方向クラッチ
36を介在させることで、側車輪31の駆動が必要とな
る摘採作業時には側車駆動モータ33による側車輪31
の回転駆動が行われるものの、摘採機を路上移動する時
やトラックから降ろす際等の高速移動時には、一方向ク
ラッチ36のオーバーラン機構が働くようにしている。
【0024】上述の門型機枠2には、茶葉の摘採装置4
がセットされる。ここに茶葉の摘採装置4は、その1例
を示すものであり、図示の例では茶樹畝の畝巾略半分に
対応する片面巾の摘採装置4を示し、摘採装置4は一端
側が茶樹畝の頂部に、他端側が茶樹畝の裾部に対応する
ように傾斜してセットされる。ここに摘採装置4は、そ
の頂部側の一側端部に、摘採装置専用の駆動源となる原
動機41と、フアン42と、刈刃駆動機構等が配置され
てあり、機枠底部には刈刃43を備えていて、刈刃43
にて摘採された茶葉は、フアン42よりダクト42aを
介して多数のノズル42bから吹き出される送風により
進行方向後方に装備された収容袋内に収容される構成と
なっており、このような摘採装置の構成は、従来より周
知の可搬型二人用摘採機と同様のものである。
【0025】上記摘採装置4は、門型機枠2に対してそ
の頂部側と裾側とが独立して上下動調節可能に支持され
ている。摘採装置4の頂部側は、上方向に延びるガイド
パイプ46aが、その下端を摘採装置4の機枠にピン4
6bで枢支してあり、このガイドパイプ46aの上方部
がコロを有する昇降ガイド機構46に案内されて上下動
する構成としてある。上記昇降ガイド機構46は、門型
機枠2の横巾中央位置(前記伸縮機構23の位置)より
突設している支持アーム45の先端に支持してあり、こ
の昇降ガイド機構46の上部には、摘採装置4の頂部側
上下調整用の駆動モータ44が装備され、このモータ4
4の駆動軸に取付けた巻取ドラム44aに連繋されてい
るワイヤ44bの下端が、スプリング44cを介して頂
部側の摘採装置4の機枠に接続されていて、モータ44
が正転方向に回転するとワイヤ44bの巻取りによって
摘採装置4の頂部側が上方向に引き上げられ、モータ4
4が逆転方向に回転するとワイヤ44bの巻き戻しによ
って摘採装置4がその自重により下降するような吊り下
げ構成になっている。
【0026】一方、摘採装置4の裾側は、摘採装置4の
機枠端部に固設した水平方向の取付パイプ47に、横方
向のガイド軸47aが挿入され、このガイド軸47aの
端部に、螺子シャフト48aに螺合された雌ねじ部48
bを有する昇降体48cが装備されている。上記螺子シ
ャフト48aは、前記支脚21に沿って上下方向にブラ
ケットで回転可能に軸支されており、この螺子シャフト
48aに雌ねじ部48bを介して螺合された昇降体48
cは、支脚21をガイド部材にしてコロにより上下動す
る裾側の昇降ガイド機構48にセットされている。そし
て螺子シャフト48aの上方に位置して、摘採装置4の
裾側上下調整用の駆動モータ49が支脚21に固定さ
れ、モータ49はカップリング49aを介して螺子シャ
フト48aと接続されていて、このモータ49が正転方
向に回転すると、螺子シャフト48aの正方向回転によ
り昇降体48cが上動して摘採装置4の裾側が強制的に
上動される一方、モータ49が逆転方向に回転すると、
螺子シャフト48aの逆方向回転により昇降体48cが
下動して摘採装置4の裾側が強制的に下動する支持構成
としている。
【0027】なお上述の摘採装置4の頂部側および裾側
の上下調整用駆動モータ44,49は、図示省略したバ
ッテリーを電源とし、そのバッテリーは前記発電モータ
18よりの電力で充電する回路構成としてあるが、これ
らのモータは油圧ポンプを駆動源とする油圧モータにし
てもよく、また頂部側,裾側の上下動機構も図示の実施
例に限らず他の油圧シリンダーを用いた方式に変更して
もよい。
【0028】前記メイン走行装置1の進行方向前側に配
設されるキャスター式の前輪12には、この前輪12の
車輪支持腕12aに固設した舵取りハンドル5が進行方
向Aの前方へ向けて延設されている。上記舵取りハンド
ル5は、2個の調節ノブ51,52によってハンドル先
端の高さ方向における位置と、左右方向における位置と
が調節可能にしてあり、この舵取りハンドル5の先端部
には、メイン走行装置1の進行方向前側を後向きの姿勢
で歩行する作業者に対し、1本は作業者の腰部に当接さ
れる位置に配置されて腰部で舵取り操作される第1の腰
当てハンドル53と、他の1本は同作業者の右手位置に
配置されて右手で舵取り操作される第2の右手用操作ハ
ンドル54とが分岐形成されている。
【0029】上記第1の腰当てハンドル53は、作業者
の腰部に当接されて舵取り操作される関係から特別の操
作部は設けていないが、第2の右手用操作ハンドル54
には、前記メイン走行装置1の駆動源となる原動機14
の回転制御を行うスロットルレバー14aと、前記摘採
装置4の頂部側および裾側を独立的に上下動調整するた
めの4方向切換スイッチ56と、前記サブの側車輪31
に装備されたブレーキ機構(図示省略)を操作するブレ
ーキレバー55とが装備されている。上記スロットルレ
バー14aは、これに接続される操作ワイヤを原動機1
4の制御系に連繋してなるものであり、またブレーキレ
バー55は側車輪31に装備しているブレーキ機構が連
繋される。また4方向切換スイッチ56は、その操作ロ
ッド56aを前後,左右の4方向に動作させる形式のも
ので、操作ロッド56aの動作は、電気的手段によって
前記した摘採装置4の頂部側上下調整用駆動モータ44
および裾側上下調整用駆動モータ49の回転方向を正,
逆方向に切換え、摘採装置4の頂部側と裾側を上昇方
向,下降方向にそれぞれ操作できるようにしている。
【0030】一方、門型機枠2の横巾中央位置(前記伸
縮機構23の位置)より上記後向きの姿勢で歩行する作
業者の左手位置に向けて、第3の左手用操作ハンドル6
が設けられている。この操作ハンドル6には、2個所に
調節菊座61,62を設けていてハンドル6の先端が、
作業者の左手位置に対応できるように調整可能にしてい
る。この左手用操作ハンドル6には、前記摘採装置4に
具備している原動機41の回転制御を行うスロットルレ
バー41aと、同原動機の停止制御を行う停止スイッチ
41bと、この他に、前記した車輪間隔調整用駆動モー
タ26および傾斜調整用駆動モータ27をそれぞれ操作
ための4方向切換スイッチ63とが装備されている。
【0031】上記4方向切換スイッチ63も、前述した
右手用操作ハンドル54に装備される4方向切換スイッ
チ56と同形式のものであり、その操作ロッド63aの
動作は、電気的手段によって、車輪間隔調整用駆動モー
タ26および傾斜調整用駆動モータ27の回転方向を
正,逆方向に切換え、これにより横フレーム22と摺動
横フレーム24との相対長さを伸長方向,収縮方向に操
作でき、また側車支持支脚25の上下方向における長さ
を伸長方向,収縮方向にそれぞれ操作できるようにして
いる。なお、左手用操作ハンドル6に具備されるスロッ
トルレバー41aおよび停止スイッチ41bは、これら
を操作部取付板64に取付け、その取付板64を固定具
65によりハンドル6に着脱可能に取付けておくように
すれば、摘採装置4を他のアタッチメントに交換する場
合等に、その交換作業が簡易に行える。また図示の実施
例では、右手用操作ハンドル54の側に対して摘採装置
4の頂部側上下調整用駆動モータ44および裾側上下調
整用駆動モータ49を操作する4方向切換えクラッチ5
6を設け、他方の左手用操作ハンドル6の側に車輪間隔
調整用駆動モータ26および傾斜調整用駆動モータ27
を操作する4方向切換スイッチ63を設けているが、こ
れらの操作部は、反対側のハンドルに変更して設けても
よい。
【0032】以上のように構成された一実施例の自走型
茶園管理機は、茶樹畝を跨ぐ一方の畝間にメイン走行装
置1を、他方の畝間にサブの側車装置3を位置させて、
門型機枠2が茶樹畝を跨いだ状態で走行させ、門型機枠
2に装備した摘採装置4によって茶樹畝に対する所要の
摘採作業を行う。このような摘採作業を行うとき、本実
施例の自走型茶園管理機は、次のように運転操縦され
る。
【0033】(運転操縦操作)走行時には、作業者がメ
イン走行装置1の進行方向前側の畝間を後向きの姿勢で
バックしながら走行し、この際に、キャスター式の前輪
12から突設している舵取りハンドル5は、2個の調節
ノブ51,52によって高さ方向における位置と左右方
向における位置とを調節して、この調節により、第1の
腰当てハンドル53は作業者の腰に当接させた状態にし
て作業者の腰で舵取り操作できる状態にし、第2の右手
用操作ハンドル54は、作業者の右手位置に対応させ
る。さらに第3の左手用操作ハンドル6も、2個所の調
節菊座61,62を操作してハンドル6の先端を作業者
の左手位置に対応させた状態とする。この状態で、バッ
ク走行する作業者が、腰に当接させた第1の腰当てハン
ドル53により舵取り操作しつつ進行し、進行時には作
業者の右手,左手により右手用操作ハンドル54と、左
手用操作ハンドル6とを持って、それぞれのハンドル5
4,6に装備している操作部を操作しながら摘採作業を
行う。
【0034】このような操縦進行では、第1の腰当てハ
ンドル53が作業者の腰に当接されて舵取り操作される
ことで、作業者の右手,左手は、右手用操作ハンドル5
4および左手用操作ハンドル6に装備している各操作部
の操作に専念しつつ摘採作業を遂行することができる。
また、枕地での旋回操作時には、舵取りハンドル5に対
し、第1の腰当てハンドル53と、第2の右手用操作ハ
ンドル54とが、一体化した状態に設けられているの
で、作業者はハンドルの持ち変えの必要がなく、右手
で、右手用の操作ハンドル54を持った状態のまま舵取
り操作ができ、この際の枕地での旋回操作時にも、右手
用操作ハンドル54および左手用操作ハンドル6に装備
している各種の操作部の操作が可能となって走行の安全
性が確保できる。摘採作業時の操縦進行時に、メイン走
行装置1およびサブの側車装置3は次のように動作され
る。
【0035】(通常の直進走行時)原動機14を始動し
た状態で、右手用操作ハンドル54に備えているスロッ
トルレバー14aにより原動機14の回転を上げると、
遠心クラッチ15がONになって原動機14の回転力が
変速機16および発電モータ18に伝達される。変速機
操作ロッド16cを「入」に操作すると、変速機16の
出力動力が伝動系17を経てクローラ13に伝達され、
メイン走行装置1は駆動状態で走行される。この走行時
の速度調整や前後進の切換えは、水平アーム21aに装
備されている変速ロッド16dの操作により所望に調整
される。一方、メイン走行装置1が走行状態の時、遠心
クラッチ15がONしていて原動機14の回転力が発電
モータ18に伝達されているから発電モータ18よりの
電力により側車駆動モータ33が回転可能な状態にあ
る。キャスター式の側車輪31には、その回転軸支部
に、側車輪31の進行する向きが前進方向,後退方向の
いずれにおいても、メイン走行装置1のクローラ13の
進行方向と略平行する状態で走行する場合(直進状態)
に、上記カム37の凸部37aがスイッチ機構39に接
触して発電モータ18と側車駆動モータ33との電源回
路を閉に動作するから、側車駆動モータ33は回転駆動
し、その回転駆動力が伝動ベルト34を介して側車軸プ
ーリ35に伝達されることでサブの側車装置3の側車輪
31が回転駆動される。この結果、摘採作業の直進走行
時には、駆動方式のメイン走行装置1に加えてサブの側
車装置3も回転駆動されるから、左右の走行装置が共に
駆動状態になって走行の安定性が確保され、安定した摘
採作業が遂行される。なおスロットルレバー14aによ
り原動機14の回転を下げると、メイン走行装置1の進
行が停止し、この際に、遠心クラッチ15がOFFにな
ることから発電モータ18の回転が停止し、側車駆動モ
ータ33への供給電力がOFFになるから特別の操作を
することなく側車輪31の回転駆動を自動的に停止する
ことができる。また進行方向が前進方向,バック方向に
方向変換すると、側車輪31もこれに追従して方向変換
し、方向変換後に、側車輪31の進行方向がメイン走行
装置1のクローラ13と平行状態になると即座に側車輪
31に回転駆動力が付与されるから、側車輪31の回転
駆動力を特別に切り変える必要がなくなる。
【0036】(枕地での旋回走行時)また、枕地におい
て旋回する場合、作業者は、舵取りハンドル5に装備し
た右手用操作ハンドル54を持った状態で旋回操作を行
なう。進行方向を変換するとキャスター式の側車輪31
はこれに追従して進行する向きが変向し、メイン走行装
置1のクローラ13に対する平行状態が解消するから側
車輪31の回転駆動が自動的に停止し、自由回転状態と
なる。この結果、枕地での旋回時は、側車輪31を支点
にして一点旋回が可能となるから狭い枕地においても旋
回操作を軽快に行うことができるようになる。
【0037】(車輪間隔の調整操作時)摘採作業の進行
時に、茶樹畝の畝巾に対応してメイン走行装置1に対す
るサブの側車装置3の間隔を調整する必要が生じる。こ
の際、直進状態を維持したまま、左手用操作ハンドル6
に装備している4方向切換スイッチ63の操作ロッド6
3aを操作して車輪間隔調整用の駆動モータ26を正転
あるいは逆転に動作させる。これにより門型機枠2の横
フレーム22と摺動横フレーム24との相対長さが伸長
方向,収縮方向に変化し、この変化に対応して、キャス
ター式の側車輪31はこれが垂直軸回りに回動自在に軸
支されているので進行する向きがフレームの伸,縮方向
に追従して自動的に変向し、側車輪31が変向すると同
時に、メイン走行装置1のクローラ13に対する平行状
態も解消するから、側車輪31の回転駆動も自動的に停
止し、自由回転状態となる。この結果、フレームの伸縮
方向に対して、側車輪31の追従移動がスムーズにな
り、フレームに無理な力が作用しないからフレームの歪
み等も防止され、また車輪間隔調整用として装備される
駆動モータの小型化も可能となる。
【0038】車輪間隔の調整動作後は、4方向切換スイ
ッチ63の操作ロッド63aを正常位置に戻す操作をす
ると、側車輪31は、その進行する向きがメイン走行装
置1のクローラ13と平行状態に戻り、再び側車輪31
が回転駆動状態になるから摘採作業の中断がなく、連続
作業の状態下で車輪間隔の調整動作が行われる。
【0039】(傾斜調整操作時)また摘採作業が行われ
る茶園が傾斜している場合、左右のメイン走行装置1と
サブの側車装置3とに支持されて走行する門型機枠2
は、全体が傾いて摘採性能に悪影響が起るから、これを
修正するように傾斜調整を行う必要が生じる。この場合
にも、左手用操作ハンドル6に装備している4方向切換
スイッチ63の操作ロッド63aを操作して、側車支持
支脚25の上部に備える傾斜調整用の駆動モータ27を
正転あるいは逆転に動作させる。これにより側車支持支
脚25の外筒25aの内部に挿通している螺子シャフト
25cが回転し、外筒25aに対してスライド支脚25
bが伸長,収縮することから、側車支持支脚25の上下
方向における長さが伸縮方向に動作して門型機枠2の傾
斜を、茶園が傾斜に対応させるように調整可能となる。
この傾斜調整時には、側車輪3は進行する向きがメイン
走行装置1のクローラ13に対して平行状態で前進する
から、側車輪31は回転駆動状態に維持されて摘採作業
を中断することなく傾斜調整操作が行える。
【0040】(その他の走行時)また側車輪31への伝
動系(側車駆動モータ33の出力軸プーリ33a)には
メイン走行装置1の回転速度に対して側車輪31の回転
速度が、低速回転方向には動力伝達し、高速回転方向に
は自由回転となる一方向クラッチ36を設けているの
で、側車輪31の駆動が必要な摘採作業時には所要の駆
動力が得られるものの、摘採機を路上移動する時や車両
から摘採機を降ろす場合のように高速移動時には、一方
向クラッチ36のオーバーラン機構が働き、移動用の高
速回転に対して複雑な変速機構を用いることなく速やか
に対応が可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように本発明による自走
型茶園管理機の操縦操作装置によると次の効果が得られ
る。まず、請求項1に記載された発明によると、メイン
走行装置1の進行方向前側に配置されたキャスター式の
前輪12より延出される舵取りハンドル5には、後向き
姿勢で歩行する作業者の腰部に当接されて舵取り操作で
きる第1の腰当てハンドル53と、同作業者の右手によ
り舵取り操作できる第2の右手用操作ハンドル54とが
分岐形成され、これら2つのハンドル53,54が一体
化されているので、枕地での旋回操作時に作業者は右手
を、右手用操作ハンドル54から放して他のハンドルに
持ち変える必要がなく右手用操作ハンドル54を持った
まま旋回操縦ができ、この旋回操縦時にも、右手用操作
ハンドル54および左手用操作ハンドル6にそれぞれ装
備している各操作部の操作が可能となるから走行の安全
性を確保できる。
【0042】また茶樹畝の中での管理作業は、舵取りハ
ンドル5に具備する腰当てハンドル53を作業者の腰に
当接させた状態で舵取り操作し、作業者は、右手による
特別な舵取り操作は不用になることで右手用操作ハンド
ル54および左手用操作ハンドル6に装備している各操
作部の操作に専念しつつ管理作業を遂行することができ
る。
【0043】さらに茶葉管理装置4を装備する門型機枠
2の横巾略中央個所から作業者の左手が位置する方向に
向けて第3の左手用操作ハンドル6が設けられ、管理作
業の進行時に、この左手用操作ハンドル6によりサブの
側車装置3の側に力が加わり易く全体の操縦バランスの
安定性が向上できる。
【0044】また、請求項2に記載された発明による
と、右手用操作ハンドル54あるいは左手用操作ハンド
ル6の一方側に具備している摘採装置4の上下動操作部
(4方向切換えスイッチ56)と、他方の操作ハンドル
に具備している車輪間隔調整機構および傾斜調整機構の
操作部(4方向切換えスイッチ63)は、その両者が共
通する操作形式の4方向切換えスイッチに構成されてい
るので、誤操作が少なくなり操作の安定性も向上でき
る。
【0045】さらに請求項3に記載された発明による
と、右手用操作ハンドル54あるいは第3の左手用操作
ハンドル6の一方には、サブの側車装置3に装備するブ
レーキ機構の操作レバーが設けてあり、作業者は、右手
あるいは左手で操作ハンドルを持った状態でブレーキ操
作も行えるから、例えばトラックの荷台から自走型茶園
管理機を降ろす際等に側車側の暴走を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による自走型茶葉摘採機全体の側面図
である。
【図2】 同茶葉摘採機を進行方向前側から見た正面図
である。
【図3】 サブの側車装置を示す側面図である。
【図4】 同側車輪の一部の平面図である。
【図5】 従来例の1例を示す自走型茶葉摘採機全体の
側面図である。
【符号の説明】
1 メイン走行装置 11 走行機体 12 キャスタ式の前輪 13 駆動後輪となるクローラ 14 原動機 15 遠心クラッチ 16 変速機(油圧式無段変速機) 17 チエーン伝動系 18 発電モータ 2 門型機枠 21 支脚 22 横フレーム 23 伸縮機構 24 摺動横フレーム 25 側車支持支脚 26 車輪間隔調整用の駆動モータ 27 傾斜調整用の駆動モータ 3 サブの側車装置 31 側車輪 32 側車支持腕 33 側車駆動モータ 36 一方向クラッチ 37 カム 38 長穴 39 スイッチ機構(リミットスイッチヨ 4 茶葉管理装置となる摘採装置 41 摘採装置駆動用の原動機 42 フアン 43 刈刃 44 摘採装置の頂部側上下調整用駆動モータ 46 昇降ガイド機構 47 取付パイプ 47a ガイド軸 48 昇降ガイド機構 49 摘採装置の裾側上下調整用の駆動モータ 5 舵取りハンドル 53 腰当てハンドル 54 右手用操作ハンドル 56 4方向切換スイッチ 6 左手用操作ハンドル 63 4方向切換スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶樹畝を跨ぐ一方の畝間に駆動源からの
    動力伝達で走行するメイン走行装置と、他方の畝間にサ
    ブの側車装置とが配置され、上記メイン走行装置とサブ
    側車装置とに支持された門型機枠の横フレーム部を茶樹
    畝の畝巾方向に伸縮可能に構成し、該門型機枠に所要の
    茶葉管理装置を上下動可能に装備してなる自走型の茶園
    管理機において、 上記メイン走行装置には進行方向前側にキャスター式の
    前輪を有し、該前輪の車輪支持部に固設されて進行方向
    前側へ延出される舵取りハンドルには、1本がメイン走
    行装置の進行方向前側を後向き姿勢で歩行する作業者の
    腰部に当接されて同腰部で舵取り操作できる第1の腰当
    てハンドルと、他の1本は同作業者の右手位置に配置さ
    れて右手で舵取り操作できる第2の右手用操作ハンドル
    とを分岐形成すると共に、さらに前記門型機枠の横巾略
    中央個所から上記作業者の左手位置に向けて延びる第3
    の左手用操作ハンドルを備えており、 前記右手用操作ハンドルおよび左手用操作ハンドルに
    は、その一方側の操作ハンドルに、メイン走行装置の駆
    動源を回転制御する操作部と、門型機枠に装備される茶
    葉管理装置の頂部側および裾側をそれぞれ上下調整する
    上下動機構の操作部とを備え、他方側の操作ハンドルに
    は、茶葉管理装置に具備する原動機の回転制御を行う操
    作部と、門型機枠の横フレーム部を茶樹畝の畝巾方向に
    伸縮させる車輪間隔調整機構および側車装置の支持支脚
    を上下方向に伸縮させる傾斜調整機構の操作部とを備え
    ていることを特徴とする自走型茶園管理機の操縦操作装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自走型茶園管理機であっ
    て、前記右手用操作ハンドルあるいは左手用操作ハンド
    ルの一方側に具備する茶葉管理装置の頂部側および裾側
    の各上下動機構を制御する操作部は、それぞれの上下動
    機構に独立して備えた駆動源を正,逆方向に切換え動作
    する4方向切換えスイッチに構成してあり、また他方側
    の操作ハンドルに具備する車輪間隔調整機構および傾斜
    調整機構の操作部も、それらの各機構に独立して備えた
    駆動源を正,逆方向に切換え動作する4方向切換えスイ
    ッチに構成していることを特徴とする自走型茶園管理機
    の操縦操作装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の自走型茶園管理
    機であって、前記右手用操作ハンドルあるいは左手用操
    作ハンドルのいずれか一方にサブの側車装置に装備する
    ブレーキ機構の操作用ブレーキレバーを備えていること
    を特徴とする自走型茶園管理機の操縦操作装置。
JP10937596A 1996-04-30 1996-04-30 自走型茶園管理機の操縦操作装置 Pending JPH09294446A (ja)

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JP10937596A JPH09294446A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 自走型茶園管理機の操縦操作装置

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ID=14508655

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JP (1) JPH09294446A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002153110A (ja) * 2000-11-20 2002-05-28 Iseki & Co Ltd 植物剪断機
JP2011092214A (ja) * 2011-02-14 2011-05-12 Iseki & Co Ltd 植物剪断機
CN105075521A (zh) * 2015-08-31 2015-11-25 梧州市旺捷机械制造有限公司 茶叶采摘机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002153110A (ja) * 2000-11-20 2002-05-28 Iseki & Co Ltd 植物剪断機
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