JP4431220B2 - 押動式動力散布機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動力散布機を移動台車に搭載した押動式散布機の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行台車に背負い式動力散布機を乗せて、畦畔を押して行くもの(実開平01−124258号)や、送風機のエンジンの動力を利用した自走式動力散布機(特開平8−224513号)などが知られている。自走式動力散布機は、送風機のエンジンの駆動力の一部が減速され、後輪を駆動する構成になっている。また、後輪への駆動の伝達はクラッチにより断接される構成になっており、貯留タンクの下方に送風機が配設されている。また、原動機は送風機の上方に配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開平8−224513号に示す自走式動力散布機においては、駆動輪である後輪の駆動力はクラッチにより行われるため、送風機により薬剤を散布しながら自走式動力散布機の走行速度を調節することが困難である。また、比較的に重量の大きな遠心式の送風機の回転軸および原動機のクランク軸が垂直方向に向けられているため、送風機の駆動速度の変化およびエンジンの回転数の変化により、自走式動力散布機に垂直軸周りのモーメントがかかる。このため、進行方向維持を維持するには作業者がそれに対抗する力を与える必要がある。また、貯留タンクと原動機が送風機上方に配設されるため、貯留タンクに薬剤が満たされている場合には重心位置が高くなり、安定性が低下する場合がある。そして、後輪を駆動するため、凸凹の大きな畦畔等を走行させる際に、機体を制御し難くい場合があり、スタックする可能性もある。また、コンクリート畔上を走行させ作業する際には、コンクリート畔の幅が狭いため、転倒しないように多大な注意力が必要であり、作業者に大きな負担を与える。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決し、押動式散布機の操作性および走行性を向上させるべく、次のように構成したものである。
前輪(9)と後輪(11)を有する移動台車(16)に動力散布機(17)および薬剤タンク(2)を配設した押動式動力散布機(1)において、該後輪(11)を複数の車輪として、同一軸上に配置するとともに、左右外側の後輪(11a・11a)を内側の後輪(11b・11b)より大径とし、コンクリート畔上を走行する際には、左右外側の後輪(11a・11a)を、コンクリート畔の側部に接当する側部ガイドとすると共に、前記後輪(11)を構成する、左右外側の後輪(11a・11a)と、内側の後輪(11b・11b)の全てを支持するアーム(33)を、該移動台車(16)を構成する前フレーム(8)に対して、ピンにより枢支し、前記アーム(33)と前フレーム(8)間に固定プレート(41)を配置して、該固定プレート(41)を、後輪固定レバー(42)により回動操作すべく構成し、該固定プレート(41)の回動により、該固定プレート(41)の楔状の部分が、前フレーム(8)とアーム(33)の間に挟まり、該アーム(33)を押圧し、該アーム(33)を前フレーム(8)に対して傾倒不能に固定するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。図1は押動式動力散布機の全体側面図、図2は同じく平面図、図3は同じく後面図、図4は押動式動力散布機の前部側面図、図5は押動式動力散布機の前部前面図、図6は押動式動力散布機の前部平面断面図である。
【0006】
図1、図2および図3において、押動式動力散布機1の全体構成について説明する。押動式動力散布機1は、移動台車16および動力散布装置17により構成される。動力散布装置17は移動台車16のフレーム上に固設されている。移動台車16にはハンドル5が接続されており、該移動台車16の下部には前輪9および後輪11が配設されている。作業者はハンドル5により、移動台車16の押し引きおよび方向転換を行うものである。操向可能な移動台車16上に動力散布装置17配設するので、該動力散布装置17を作動させ、薬剤もしくは肥料を散布しながら、移動することができる。移動台車16の前部には駆動部21が構成されており、該駆動部21により前輪9を駆動できる構成になっている。そして、移動台車16の前下部には、ガイド装置22が配設されている。ガイドローラ装置22は駆動部が構成されており、ガイドローラ装置22は移動台車16の後部に配設されたガイドローラ操作レバー23により上下に回動操作できる構成になっている。
【0007】
移動台車16の構成について説明する。移動台車16は、フレーム8、前輪9および後輪11a・11bにより構成されている。フレーム8は、一本のパイプを平面視U字状に成形し、構成されており、前部は上方に向けられ、中央部および後部は水平に構成されている。フレーム8の後部には支持フレーム8bが垂直方向に立設されており、該支持フレーム8bとフレーム8に動力散布機17が固設されている。フレーム8の中央部および支持フレーム8bにはカバー8aが固設されており、フレーム8の剛性が向上するとともに、動力散布機17を保護する構成になっている。カバー8aとフレーム8の前部はステー8cにより接続されており、薬剤タンク2の導入管7との接続部を保護する構成になっている。支持フレーム8bの上部には、ハンドル5の基部が接続される構成になっている。ハンドル5は基部を支持フレーム8の上部に挿入し、ピンもしくはボルトを螺装し該ハンドル5を固設するものである。
【0008】
移動台車16の前輪9は駆動部21に接続されたチェンケース31およびフレーム8の前部に固設されたステー32により支持されている。後輪11a・11bはフレーム8の後部に接続された支持アーム33の下端間に配設されている。支持アーム33は後面視逆U字状に構成されており、該下端間には枢軸が配設されている。支持アーム33の下端間に配設された枢軸には後輪11a・11bが挿嵌され、回動自在に枢支されている。該後輪11a・11b間にはカラー11cが配設されており、該カラー11cにより後輪11a・11bの間隔が設定されている。
【0009】
次に、動力散布機17の構成について説明する。動力散布機17はファンケース4、エンジン3、薬剤タンク2、散布管14により構成されている。該動力散布機17は前記移動台車16の後部に配設されており、前方より、薬剤タンク2、散布管14、ファンケース4、エンジン3、燃料タンク24の順に配置されている。ファンケース4内には図示しないファンが内装されている。該ファンケース4の後部にはエンジン3が接続されており、該エンジン3により前記ファンが駆動される。薬剤タンク2とファンケース4は、導入パイプ7により接続されている。ファンにより発生した風は、薬剤タンク2の下部を介して、散布管14に送られる。導入パイプ7により薬剤タンク2の下部に導入された風は、薬剤薬剤とともに散布管14に送られる。これにより、薬剤タンク2内の薬剤がファンケース4内のファンよりの送気で、散布管14より圃場に散布される。散布管14の向きは左右および上下方向に回動可能であり、任意の回動位置において固定することができる。前記ハンドル5の左側にはアクセルレバー5aが配設されており、該アクセルレバー5aにより散布機17のエンジン3の出力を調節するものである。
【0010】
次に、駆動部21の構成について、図4、図5および図6を用いて説明する。駆動部21はフレーム8の前部に固設されたステー21b上に配設されている。駆動部21の配設位置は前輪9上方でもあり、駆動部21により該前輪9を駆動するものである。駆動部21はモータ10およびバッテリ12により構成されている。バッテリ12の電力によりモータ10を駆動し、該駆動力をチェンケース31に内装されるチェン31bにより前輪9に伝達するものである。モータ10の駆動力を減速機10bを介して前輪9に伝達することもできる。前輪9はチェンケース31およびステー32により支持されている。チェンケース31は断面積が大きく取れるため、高い支持剛性を得ることができる。チェンケースと前輪支持部材を1つのチェンケース31により構成するため、部品点数を減少できる。
【0011】
本実施例において、前輪9はワンウェイクラッチ機構を介して駆動されるものである。ワンウェイクラッチの配設位置としては、前述の減速機10bもしくは前輪9のハブ部分に配設することができる。これにより、モータ10の駆動力を押動式動力散布機1を押動する際のアシスト的な駆動力として使用することができる。モータ10の駆動力がアシスト的に使用されるため、消費電力を減少できる。モータ10の駆動力による、押動式動力散布機1の走行のアシストは、コントローラ6により調節できる。前輪9の走破性を向上させるため、前輪9の径を大きくすると、前輪9のモーメントが大きくなり、前輪9が転がりにくくなるが、該前輪9はモータ10により、アシストされるため、前輪9の大径化に伴うモーメントの増大を解消し、走破性を向上させながら操作性を向上できる。これにより、押動式動力散布機1を走行させる際の労力を軽減で切るとともに、該押動式動力散布機1の操作性も向上できる。更に、前輪9が駆動されるため、悪路の走破性向上し、溝、ぬかるみ、道路と田の坂道などにおける作業者の負担を軽減する。
【0012】
上記の構成においてバッテリ12は前輪9の中心より前方に配設されており、モータ10は前輪9の中心直上に配設されている。これにより、バッテリ12の荷重を前輪9に十分にかけ、前輪9の接地性を確保することができる。駆動部21を固設するステー21bは前方に張り出した構成になっており、ステー21bにより駆動部の前部が保護される。駆動部21にはカバー21cが装着されており、該カバー21cにより、バッテリ12およびモータ10を雨水、塵埃より保護するものである。
【0013】
駆動部21は前記ハンドル5により制御される。前記ハンドル5には、図2および図3に示すごとく、モータ10の駆動力を調節するコントローラ6が配設されており、該コントロールスイッチ6によりモータ10の駆動力が調節される。コントロールスイッチ6は作業者が、ハンドル5を持った際に手元に位置するように端設されている。さらに、コントロールスイッチ6においては、モータ10の駆動の入・切または連続的な駆動力の調節を行える構成になっており、作業者は手元でモータ10の駆動制御を行える構成になっている。モータ10に係ける電圧を調節することにより、モータ10のトルクを調節し、駆動力を調節できる。これにより、押動式動力散布機1の操作性を向上できるとともに、作業者に応じた駆動力調整をでき、電力の消費を低減できる。コントロールスイッチ6によるモータ10の駆動力調節方法は特に限定されるものではなく、モータ10の駆動力を調節可能であればよい。可変抵抗によりモータ10にかかる電圧を調節する方法、トランジスタのベース電圧を調節しモータ10に流れる電流を調節する方法、コントロールスイッチ6によりモータ10に接続したリレーを断続し、モータ10の駆動を制御する方法など、一般的にモータの駆動力を調節するものであればよい。
【0014】
次に、押動式動力散布機1のレイアウトについて、図1ないし図4を用いて、説明する。押動式動力散布機1は、前輪9の上方にバッテリ12およびモータ10により構成される駆動部21を配設し、中央部に薬剤タンク2を配設し、後部にエンジン3を配設している。使用状況下においては、バッテリ12、薬剤タンク2およびエンジン3は押動式動力散布機1の重量の大部分を閉めるものである。これら、バッテリ12、薬剤タンク2およびエンジン3が、それぞれ押動式動力散布機1の前部、中央部、後部に配設されるため、該押動式動力散布機1の重量バランスを良くできる。薬剤タンク2は前輪9の中心をとおる垂直線に対してバッテリの反対側に、後輪11aの中心をとおる垂直線に対してエンジンの反対側に位置する。このため、バッテリ12およびエンジン3は薬剤タンク2のカウンタウェイトとなり、フレーム8の一部に過大な荷重がかかるのを防ぐものである。すなわち、前輪9の中心より上前方にバッテリ12を配設し、後輪11a後方にエンジン3を配設するため、フレーム8の一部にかかる過大な荷重を解消できる。これにより、フレーム8の耐久性を向上でき、押動式動力散布機1の耐久性を向上できる。そして、押動式動力散布機1の重量バランスを良くできるため、操作性が向上する。
【0015】
薬剤タンク2は、拘束具により下部を導入パイプ7に接続する構成になっている。散布機17の薬剤タンク17は押動式動力散布機1より取り外し可能に構成されている。薬剤タンク2の前方に配設されている駆動部21は薬液タンク2の上部より低い位置に構成されており、接続部7bの側方はカバー8aにより被装されていない。これにより、薬剤タンク2の取り外しが容易に行える。押動式動力散布機1の前方より、薬剤タンク2を取り外す際にも、駆動部21が低い位置に配設されているため、邪魔にならない。
【0016】
散布管14は薬液タンク2とエンジン3の間に位置し、支持フレーム8b近傍に位置するものである。散布管14には薬剤の吐出方向を上下左右方向に調節する機構が配設されており、散布管14の側方には薬剤の散布量を調節する調節レバー35が配設されている。調節レバー35はファンケース4より高い位置に配設されている。散布管14は薬液タンクよりハンドル5側に配設されており、エンジン3およびファンケース4は散布管14より低い位置に配設されるため、作業者が散布管14の位置調節を行う際に障害物がなく、容易に調節を行うことができる。
【0017】
次に、後輪の構成について、図7ないし図9を用いて説明する。押動式動力散布機1の後輪は、後輪11a・11bにより構成されている。後輪11aの直径は、後輪11bの直径より大きく構成されている。該後輪11a・11aは、該後輪11b・11bの左右外側に配設されており、後輪11a・11b間の距離はカラー11cにより一定に保たれている。後輪11a・11a・11b・11bおよびカラー11cは図示しない車軸に回動自在に挿嵌されており、該車軸はアーム33の両端間に固設されている。後輪11a・11bが上記のごとく構成さえるため、押動式動力散布機1をコンクリート畔上に配置した際には、後輪11a・11a間にコンクリート畔50が位置し、コンクリート畔50上に後輪11b・11bが位置する。すなわち、図7に示すごとく、後輪11a・11aが、コンクリート畔に対して側面ガイドとなり、後輪11b・11bおよび前輪9により押動式動力散布機1が畔上を走行するものである。
【0018】
通常の畔を走行する際には、後輪11a・11aが当接し、前輪9および後輪11a・11aにより、押動式動力散布機1は走行を行うものである。軟弱な地面を走行させる際には、後輪11a・11b・11b・11aが地面に接地するため、接地面積を大きくでき、押動式動力散布機1の後部の沈み込みを低減できる。前輪9は前述の駆動部21により駆動され、後輪11a・11bより大径に構成されているため、沈み込みが少なく、押動式動力散布機1を牽引する。上記のごとく、後輪を構成するため、押動式動力散布機1は、一般の畔、コンクリート畔、軟弱な地盤を走行可能である。すなわち、本発明の後輪の構成により、押動式動力散布機1の走破性を向上できるものである。なお、本実施例では後輪11は四本としているが、その数は限定するものではなく、同一車軸上に三本以上配置することが可能であり、左右中央の後輪直径が小さく、左右外側の後輪の直径を大きくするものであればよい。
【0019】
後輪11a・11aを支持するアーム33は、図9に示すごとく、フレーム8に対して左右傾倒可能に枢支されている。該アーム33はステー40を介してフレーム8に接続されており、アーム33およびステー40に挿嵌されたピンにより枢支されている。フレーム16とアーム33の間には、図9および図10に示すごとく、固定プレート41が配設されている。該固定プレート41にはアーム43が固設されており、該アーム43には後輪固定レバー42が接続されている。固定プレート41は後面視山形に構成されて、中央が枢支され、両側は楔状となっている。そして、前記後輪固定レバー42を摺動回動することにより、固定プレート41が回動し、固定プレート41の楔状となった両側がフレーム16とアーム33の間に挟まり、該固定プレート41がアーム33を押さえつける。これにより、アーム33がフレーム16に対して固定される。前記後輪固定レバー42は、フレーム16の後部に固設されたガイド44に挿嵌されており、ガイド44のガイド溝に沿って摺動回動できる。ガイド溝の形状により、アーム33の形動可能な状態もしくはアーム33が固定される状態に後輪固定レバー42を保持することができる。
【0020】
地面を走行する際には、アーム33を傾動可能とし、地面の凹凸により、押動式動力散布機1が傾くのを防げる。作業者が押動式動力散布機1のハンドル5を保持することにより、地面の凹凸に対して、押動式動力散布機1の姿勢を容易に水平に保つことができる。コンクリート畔を走行する際には、アーム33を固定し、コンクリート畔上において、押動式動力散布機1が傾くのを防げる。
【0021】
【発明の効果】
前輪(9)と後輪(11)を有する移動台車(16)に動力散布機(17)および薬剤タンク(2)を配設した押動式動力散布機(1)において、該後輪(11)を複数の車輪として、同一軸上に配置するとともに、左右外側の後輪(11a・11a)を内側の後輪(11b・11b)より大径とし、コンクリート畔上を走行する際には、左右外側の後輪(11a・11a)を、コンクリート畔の側部に接当する側部ガイドとすると共に、前記後輪(11)を構成する、左右外側の後輪(11a・11a)と、内側の後輪(11b・11b)の全てを支持するアーム(33)を、該移動台車(16)を構成する前フレーム(8)に対して、ピンにより枢支して、左右傾倒可能に枢支したので、硬質の地面を走行する際には、大径の車輪が地面に当接し、小径の車輪は地面に接地しない。軟質の地面を走行する際には、大径の車輪および小径の車輪がともに地面に接地する。
すなわち、硬質の地面においては、後輪の接地面積を少なくし、走行時の抵抗を軽減し、軟質の地面においては、後輪の接地面積を大きくし、後輪の沈み込みを防止する。これにより、硬質、軟質のどちらの地面においても効率的な走行を行うことができる。
【0022】
また、前輪と後輪を有する移動台車に動力散布機および薬剤タンクを配設した押動式散布機において、後輪の左右外側の車輪を内側の車輪より大径とし、コンクリート畔上を走行する際には、後輪の左右外側の車輪をガイドとするので、容易にコンクリート畔上を走行することができ、作業者の負担を軽減する。
【0023】
また、前記アーム(33)と前フレーム(8)間に固定プレート(41)を配置して、該固定プレート(41)を、後輪固定レバー(42)により回動操作すべく構成し、該固定プレート(41)の回動により、該固定プレート(41)の楔状の部分が、前フレーム(8)とアーム(33)の間に挟まり、該アーム(33)を押圧し、該アーム(33)を前フレーム(8)に対して傾倒不能に固定するので、押動式散布機の姿勢を安定させながら、コンクリート畔においても地面においても走行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 押動式動力散布機の全体側面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 同じく後面図である。
【図4】 押動式動力散布機の前部側面図である。
【図5】 押動式動力散布機の前部前面図である。
【図6】 押動式動力散布機の前部平面断面図である。
【図7】 コンクリート畔上の押動式動力散布機を示す側面図である。
【図8】 後輪の構成を示す後面図である。
【図9】 後輪の形動状態を示す後面図である。
【図10】 後輪固定レバーの構成を示す底面一部断面図である。
【符号の説明】
2 薬剤タンク
3 エンジン
4 ファンケース
5 ハンドル
9 前輪
10 モータ
11a・11b 後輪
11c カラー
33 アーム
41 固定プレート

Claims (1)

  1. 前輪(9)と後輪(11)を有する移動台車(16)に動力散布機(17)および薬剤タンク(2)を配設した押動式動力散布機(1)において、該後輪(11)を複数の車輪として、同一軸上に配置するとともに、左右外側の後輪(11a・11a)を内側の後輪(11b・11b)より大径とし、コンクリート畔上を走行する際には、左右外側の後輪(11a・11a)を、コンクリート畔の側部に接当する側部ガイドとすると共に、前記後輪(11)を構成する、左右外側の後輪(11a・11a)と、内側の後輪(11b・11b)の全てを支持するアーム(33)を、該移動台車(16)を構成する前フレーム(8)に対して、ピンにより枢支し、前記アーム(33)と前フレーム(8)間に固定プレート(41)を配置して、該固定プレート(41)を、後輪固定レバー(42)により回動操作すべく構成し、該固定プレート(41)の回動により、該固定プレート(41)の楔状の部分が、前フレーム(8)とアーム(33)の間に挟まり、該アーム(33)を押圧し、該アーム(33)を前フレーム(8)に対して傾倒不能に固定することを特徴とする押動式動力散布機。
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