JP4431222B2 - 押動式散布機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、動力散布機を移動台車に搭載した押動式散布機の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行台車に背負い式動力散布機を乗せて、畦畔を押して行くもの(実開平01−124258号)や、送風機のエンジンの動力を利用した自走式動力散布機(特開平8−224513号)などが知られている。自走式動力散布機は、送風機のエンジンの駆動力の一部が減速され、後輪を駆動する構成になっている。また、後輪への駆動の伝達はクラッチにより断接される構成になっており、薬剤タンクの下方に送風機が配設されている。また、原動機は送風機の上方に配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術においては、送風機からの配管は、薬剤等を貯留する薬剤タンクの下方より接続されているため、配管部において薬剤等が逆流して詰まりを引き起こし、充分な送風が行うことができず、薬剤等の散布に支障をきたすことがあった。また、薬剤タンクから立設した散布管は固定されているため、一方向にしか吐出が行えず、薬剤等を圃場に充分に行き渡らせて散布するためには、押動式散布機自体を方向転換させる必要があった。また、前記押動式散布機の機体は、前後方向に長く、収納するためには、それなりのスペースを要した。
【0004】
本発明は、前記の点を鑑み、押動式散布機のメンテナンス性および操作性を向上させ、またコンパクトに収納できる押動式散布機を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上が本発明の解決する課題であり、次に課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、前輪(9)と後輪(11)を有する移動台車(16)上にエンジン(3)、該エンジン(3)の駆動により駆動されるファン、及び、薬剤タンク(2)を載置した押動式動力散布機(1)において、ファンを収納したファンケース(4)の吐出部と薬剤タンク(2)下部の落下口とを導入パイプ(7)により連通し、該ファンケース(4)内のファンにより吐出される風は、該導入パイプ(7)を介して、前記薬剤タンク(2)の下部に送られ、該薬剤タンク(2)の落下口にはシャッターを介して、薬剤が所定量落下するように構成されており、該薬剤と、ファンより発生して導入パイプ(7)を介して送風された風が、吐出パイプ(13)を介して、散布管(14)に送風され、圃場に散布され、前記散布管(14)は、左右方向に回転可能で、かつ、左右方向に傾倒可能な構造とし、前記導入パイプ(7)は中途部を、導入パイプ前部(7a)と導入パイプ後部(7b)に分割構成し、該導入パイプ前部(7a)と導入パイプ後部(7b)とは、止輪(46)により該薬剤タンク(2)とファンケース(4)との間の継合を外して分離し、薬剤等の詰まり等を除去し、作業終了後に余った薬剤タンク(2)内の薬剤をシャッターを開けて取出可能としたものである。
請求項2においては、請求項1記載の押動式散布機において、前記移動台車(16)を構成するフレーム(8)より垂直方向に支持フレーム(8b)を立設し、該支持フレーム(8b)上にハンドル(5)を立設し、該ハンドル(5)を前後方向に回転して固定可能としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。図1は押動式動力散布機の全体構成を示す左側面図、図2は同じく右側面図、図3は同じく平面図、図4は同じく後面図、図5は操向ハンドルの構造を示す押動式動力散布機の左側面図、図6は同じく平面図、図7は薬剤タンクへの導入パイプの構造を示す押動式動力散布機の平面図、図8は散布管の構造を示す押動式動力散布機の平面図、図9は同じく後面図、図10は押動式動力散布機の前部側面図、図11は押動式動力散布機の前部前面図、図12は押動式動力散布機の前部平面断面図である。
【0007】
図1乃至図4において、押動式動力散布機1の全体構成について説明する。押動式動力散布機1は、移動台車16および動力散布装置17により構成される。動力散布装置17は移動台車16のフレーム上に固設されている。移動台車16にはハンドル5・5が接続されており、該移動台車16の下部には前輪9および後輪11が配設されている。作業者はハンドル5・5により、移動台車16の押し引きおよび方向転換を行うものである。操向可能な移動台車16上に動力散布装置17を配設するので、該動力散布装置17を作動させ、薬剤もしくは肥料を散布しながら、移動することができる。移動台車16の前部には駆動部21が構成されており、該駆動部21により前輪9を駆動できる構成になっている。そして、移動台車16の前下部には、ガイドローラ装置22が配設されている。ガイドローラ装置22は移動台車16の後部に配設されたガイドローラ操作レバー23により上下に回動操作できる構成になっている。
【0008】
移動台車16の構成について説明する。移動台車16は、フレーム8、前輪9および後輪11a・11bにより構成されている。フレーム8は、一本のパイプを平面視U字状に成形し、構成されており、前部は上方に向けられ、中央部および後部は水平に構成されている。フレーム8の後部には支持フレーム8b・8bが垂直方向に立設されており、該支持フレーム8b・8bとフレーム8に動力散布機17が固設されている。フレーム8の中央部および支持フレーム8b・8bにはカバー8aが固設されており、フレーム8の剛性が向上するとともに、動力散布機17を保護する構成になっている。カバー8aとフレーム8の前部はステー8cにより接続されており、薬剤タンク2の導入管7との接続部を保護する構成になっている。支持フレーム8b・8bの上部には、ハンドル5・5の基部が接続される構成になっている。ハンドル5・5は基部を支持フレーム8b・8bの上部に挿入し、固定ボルト49・49を螺装し該ハンドル5・5を固設するものである。
【0009】
また、作業を終え、押動式動力散布機1を倉庫等に収納するときには、左右支持フレーム8b・8bに螺合した前記固定ボルト49・49各々を緩めると、ハンドル5・5は支持フレーム8b・8bを支点として、回転自在となり、図5および図6に示すように、該ハンドル5・5を薬剤タンク2の上方に来るようにして機体前方向に回転させ、該押動式動力散布機1全体をコンパクトにまとめて収納することができ、出荷時等の梱包も小さくでき、輸送にかかるコストを低減できるのである。また、前記ハンドル5・5は、左右ハンドルを独立して回転自在としているため、収納スペースに合わせて、ハンドル5・5の回転角度を左右別々に調整するとよい。
【0010】
また、図10、図11に示すように、前記移動台車16の前輪9は駆動部21に接続されたチェンケース31およびフレーム8の前部に固設されたステー32により支持されている。図4に示すように、後輪11a・11bはフレーム8の後部に接続された支持アーム33の下端間に配設されている。支持アーム33は後面視逆U字状に構成されており、該下端間には枢軸が配設されている。支持アーム33の下端間に配設された枢軸には後輪11a・11bが挿嵌され、回動自在に枢支されている。該後輪11a・11b間にはカラー11cが配設されており、該カラー11cにより後輪11a・11bの間隔が設定されている。
【0011】
次に、動力散布機17の構成について説明する。図2および図3に示すように、動力散布機17はファンケース4、エンジン3、薬剤タンク2、散布管14により構成されている。該動力散布機17は前記移動台車16の後部に配設されており、前方より、薬剤タンク2、散布管14、ファンケース4、エンジン3、燃料タンク24の順に配置されている。ファンケース4内には図示しないファンが内装されている。該ファンケース4の後部にはエンジン3が接続されており、該エンジン3により前記ファンが駆動される。薬剤タンク2とファンケース4の吐出部には、合成樹脂など可撓性の材質でできた導入パイプ7が接続されている。ファンにより発生した風は、導入パイプ7を介して、薬剤タンク2の下部に送られ、該薬剤タンク2の下部にはシャッターを介して薬剤が所定量落下するようにしており、該薬剤とファンより発生した風が吐出パイプ13を介して、散布管14に送られ圃場に散布される。
【0012】
また、図7に示すように、前記導入パイプ7は、導入パイプ前部7aと導入パイプ後部7bに分割して構成され、該導入パイプ前部7aと導入パイプ後部7bとは、ファンケース4と薬剤タンク2との間の中途部において、接合可能であり止輪46によって固定できる。前記止輪46は、蝶ネジ47で締めつける、該蝶ネジ47を緩めることによって止輪46を外し、導入パイプ前部7aと導入パイプ後部7bとの継合を外し、分離することができるのである。このように導入パイプ7を分離して、薬剤等の詰まり等を除去することができ、メンテナンス性の向上を図り、また、作業終了後に余った薬剤タンク2内の薬剤をシャッターを開けて容易に取り出すこともできるようにしている。
【0013】
また、前記散布管14の向きは任意の方向に向けて固定することができる。すなわち、図8に示すように、散布管14は略L字状に構成されて、前記薬剤タンク2の下部に連通される導入パイプ7を更にファンケース4と薬剤タンク2の間の空間より(薬剤タンク2の後部)上方向に延出した吐出口13に、前記散布管基部14aが左右回動自在に嵌合されている。そして、該散布管基部14aの外周に角度調節固定ネジ50を設けて吐出方向の位置決め後に固定できるようにしている。該角度調節固定ネジ50を緩めると、散布管14を左右方向に回転できる。
【0014】
また、図3および図9に示すように、導入パイプ7から上方向に延出した吐出口は可撓性のパイプにより構成され、一方、ファンケース4の上面には薄板状のガイド板52が上方に左右方向に突設され、該ガイド板52の上部には、円弧状のガイド孔52aを開口し、吐出口から突出したネジをガイド孔52aに挿入してノブ51で締付固定できるようにしている。このようにして、ノブ51を緩めて、ガイド孔52aに沿って散布管14を所望の位置に左右回動して、所望の角度に位置決めした後に再びノブ51を締付固定すればよい。また、前記ハンドル5・5の左側にはアクセルレバー5aが配設されており、該アクセルレバー5aによりエンジン3の出力(回転数)を調節するものである。
【0015】
次に、駆動部21の構成について、図10、図11および図12を用いて説明する。駆動部21はフレーム8の前部に固設されたパイプフレーム21b上に配設されている。駆動部21の配設位置は前輪9上方でもあり、駆動部21により該前輪9を駆動するものである。駆動部21はバッテリ12の電力によりモータ10を駆動し、該モータ10の駆動力を減速機10bを介してチェンケース31に内装されるチェン31bにより前輪9に伝達するものである。前輪9はチェンケース31およびステー32により支持されている。チェンケース31は断面積が大きく取れるため、高い支持剛性を得ることができる。チェンケースと前輪支持部材を1つのチェンケース31により構成するため、部品点数を減少できる。
【0016】
本実施例において、前輪9はワンウェイクラッチ機構を介して駆動されるものである。ワンウェイクラッチの配設位置としては、前述の減速機10bもしくは前輪9のハブ部分に配設することができる。これにより、モータ10の駆動力を押動式動力散布機1を押動する際のアシスト的な駆動力として使用することができる。モータ10の駆動力がアシスト的に使用されるため、消費電力を減少できる。モータ10の駆動力による、押動式動力散布機1の走行のアシストは、モータ10の出力を制御するコントローラにより調節できる。前輪9の走破性を向上させるため、前輪9の径を大きくすると、前輪9のモーメントが大きくなり、前輪9が転がりにくくなるが、該前輪9はモータ10により、アシストされるため、前輪9の大径化に伴うモーメントの増大を解消し、走破性を向上させながら操作性を向上できる。これにより、押動式動力散布機1を走行させる際の労力を軽減で切るとともに、該押動式動力散布機1の操作性も向上できる。更に、前輪9が駆動されるため、悪路の走破性向上し、溝、ぬかるみ、道路と田の坂道などにおける作業者の負担を軽減する。
【0017】
上記の構成においてバッテリ12は前輪9の中心より前方に配設されており、モータ10は前輪9の中心直上に配設されている。これにより、バッテリ12の荷重を前輪9に十分にかけ、前輪9の接地性を確保することができる。駆動部21を固設するステー21bは前方に張り出した構成になっており、ステー21bにより駆動部の前部が保護される。駆動部21にはカバー21cが装着されており、該カバー21cにより、バッテリ12およびモータ10を雨水、塵埃より保護するものである。
【0018】
駆動部21は前記ハンドル5・5により制御される。前記ハンドル5・5には、図3および図4に示すごとく、モータ10の駆動力(回転数)を調節するコントロールスイッチ6が配設されている。該コントロールスイッチ6は作業者が、ハンドル5・5を持った際に手元に位置するように配設されている。さらに、コントロールスイッチ6においては、モータ10の駆動の入・切または連続的な駆動力の調節を行える構成になっており、作業者は手元でモータ10の駆動制御を行える構成になっている。回転数制御としてはモータ10に供給する電圧を調節することにより行える。これにより、押動式動力散布機1の操作性を向上できるとともに、作業者に応じた駆動力調整をでき、電力の消費を低減できる。コントロールスイッチ6によるモータ10の駆動力調節方法は特に限定されるものではなく、モータ10の駆動力を調節可能であればよい。可変抵抗によりモータ10にかかる電圧を調節したり、位相制御したり、パルス幅制御したりすることによっても可能であり、一般的にモータの駆動力を調節するものであればよい。
【0019】
次に、押動式動力散布機1のレイアウトについて説明する。図1および図10に示すように、押動式動力散布機1は、前輪9の上方にバッテリ12およびモータ10により構成される駆動部21を配設し、中央部に薬剤タンク2を配設し、後部にエンジン3を配設している。使用状況下においては、バッテリ12、薬剤タンク2およびエンジン3は押動式動力散布機1の重量の大部分を占めるものである。これら、バッテリ12、薬剤タンク2およびエンジン3が、それぞれ押動式動力散布機1の前部、中央部、後部に配設されるため、該押動式動力散布機1の重量バランスを良くできる。薬剤タンク2は前輪9の中心を通る垂直線に対してバッテリの反対側に、後輪11aの中心を通る垂直線に対してエンジンの反対側に位置する。このため、バッテリ12およびエンジン3は薬剤タンク2のカウンタウェイトとなり、フレーム8の一部に過大な荷重がかかるのを防ぐものである。すなわち、前輪9の中心より上前方にバッテリ12を配設し、後輪11a後方にエンジン3を配設するため、フレーム8の一部にかかる過大な荷重を解消できる。これにより、フレーム8の耐久性を向上でき、押動式動力散布機1の耐久性を向上できる。そして、押動式動力散布機1の重量バランスを良くできるため、操作性が向上する。
【0020】
図2に示すように、薬剤タンク2は、拘束具により下部を導入パイプ7に接続する構成になっている。動力散布装置17の薬剤タンク2は押動式動力散布機1より取り外し可能に構成されている。薬剤タンク2の前方に配設されている駆動部21は薬剤タンク2の上部より低い位置に構成されており、接続部7cの側方はカバー8aにより被装されていない。これにより、薬剤タンク2の取り外しが容易に行える。押動式動力散布機1の前方より、薬剤タンク2を取り外す際にも、駆動部21が低い位置に配設されているため、邪魔にならない。
【0021】
図1に示すように、散布管14は薬剤タンク2とエンジン3の間に位置し、支持フレーム8b・8b近傍に位置するものである。図8および図9に示すように、散布管14には薬剤の吐出方向を上下左右方向に調節する機構が配設されており、散布管14の側方には薬剤(または肥料)80の散布量を調節する調節レバー35が配設されている。調節レバー35はファンケース4より高い位置に配設されている。散布管14は薬剤タンク2よりハンドル5・5側に配設されており、エンジン3およびファンケース4は散布管14より低い位置に配設されるため、作業者が散布管14の位置調節を行う際に障害物がなく、容易に調節を行うことができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。
請求項1に記載のごとく、前輪(9)と後輪(11)を有する移動台車(16)上にエンジン(3)、該エンジン(3)の駆動により駆動されるファン、及び、薬剤タンク(2)を載置した押動式動力散布機(1)において、ファンを収納したファンケース(4)の吐出部と薬剤タンク(2)下部の落下口とを導入パイプ(7)により連通し、該ファンケース(4)内のファンにより吐出される風は、該導入パイプ(7)を介して、前記薬剤タンク(2)の下部に送られ、該薬剤タンク(2)の落下口にはシャッターを介して、薬剤が所定量落下するように構成されており、該薬剤と、ファンより発生して導入パイプ(7)を介して送風された風が、吐出パイプ(13)を介して、散布管(14)に送風され、圃場に散布され、前記散布管(14)は、左右方向に回転可能で、かつ、左右方向に傾倒可能な構造とし、前記導入パイプ(7)は中途部を、導入パイプ前部(7a)と導入パイプ後部(7b)に分割構成し、該導入パイプ前部(7a)と導入パイプ後部(7b)とは、止輪(46)により該薬剤タンク(2)とファンケース(4)との間の継合を外して分離し、薬剤等の詰まり等を除去し、作業終了後に余った薬剤タンク(2)内の薬剤をシャッターを開けて取出可能としたので、ファンケースからのパイプは薬剤タンクの下方より接続されているため、配管部において薬剤等が逆流して詰まりを引き起こす可能性があり、配管部が詰まった時などには該パイプ中途部を分離して、詰まりを取り除くことができる。
また、このような構成とすることにより、配管内の清掃等、容易に行なうことができメンテナンス性が向上する。また、分離して薬剤タンク内に残った薬剤を容易に取り出すこともできる。
【0023】
また、ファンを収納したファンケースの吐出口に連通する散布管を左右方向に回転可能な構造とすることにより、押動式散布機自体を方向転換させることなく、同じ方向を向いたまま左右に散布方向を変更することができる。
また、水平方向で所望の方向に散布管を向けることができ、ムラなく散布することが可能となる。
【0024】
また、散布距離及び範囲を変更できるようになり、前述の散布管の左右方向の回転と合わせて、薬剤を所望の範囲に散布できるようになり、圃場の隅々まで行き渡らせて散布することができる。
【0025】
請求項2に記載のごとく、請求項1記載の押動式散布機において、前記移動台車(16)を構成するフレーム(8)より垂直方向に支持フレーム(8b)を立設し、該支持フレーム(8b)上にハンドル(5)を立設し、該ハンドル(5)を前後方向に回転して固定可能としたので、押動式散布機を倉庫等に収納したり、出荷時に梱包したりするときには、左右ハンドル支持部に螺合した各々の固定ボルトを緩めて、該ハンドルを薬剤タンクの上方に来るように機体前方向に回転させて、該押動式散布機全体をコンパクトに収納することができ、保管スペースを減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 押動式動力散布機の全体構成を示す左側面図である。
【図2】 同じく右側面図である。
【図3】 同じく平面図である。
【図4】 同じく後面図である。
【図5】 操向ハンドルの構造を示す押動式動力散布機の左側面図である。
【図6】 同じく平面図である。
【図7】 薬剤タンクへの導入パイプの構造を示す押動式動力散布機の平面図である。
【図8】 散布管の構造を示す押動式動力散布機の平面図である。
【図9】 同じく後面図である。
【図10】 押動式動力散布機の前部側面図である。
【図11】 押動式動力散布機の前部前面図である。
【図12】 押動式動力散布機の前部平面断面図である。
【符号の説明】
1 押動式動力散布機
2 薬剤タンク
3 エンジン
4 ファンケース
5 ハンドル
7 導入パイプ
7a 導入パイプ前部
7b 導入パイプ後部
8 フレーム
8b 支持フレーム
14 散布管
46 止輪
47 蝶ネジ
49 固定ボルト
50 角度調節ネジ
51 位置調節ネジ
52 ガイド板
52a ガイド孔
Claims (2)
- 前輪(9)と後輪(11)を有する移動台車(16)上にエンジン(3)、該エンジン(3)の駆動により駆動されるファン、及び、薬剤タンク(2)を載置した押動式動力散布機(1)において、ファンを収納したファンケース(4)の吐出部と薬剤タンク(2)下部の落下口とを導入パイプ(7)により連通し、該ファンケース(4)内のファンにより吐出される風は、該導入パイプ(7)を介して、前記薬剤タンク(2)の下部に送られ、該薬剤タンク(2)の落下口にはシャッターを介して、薬剤が所定量落下するように構成されており、該薬剤と、ファンより発生して導入パイプ(7)を介して送風された風が、吐出パイプ(13)を介して、散布管(14)に送風され、圃場に散布され、前記散布管(14)は、左右方向に回転可能で、かつ、左右方向に傾倒可能な構造とし、前記導入パイプ(7)は中途部を、導入パイプ前部(7a)と導入パイプ後部(7b)に分割構成し、該導入パイプ前部(7a)と導入パイプ後部(7b)とは、止輪(46)により該薬剤タンク(2)とファンケース(4)との間の継合を外して分離し、薬剤等の詰まり等を除去し、作業終了後に余った薬剤タンク(2)内の薬剤をシャッターを開けて取出可能としたことを特徴とする押動式散布機。
- 請求項1記載の押動式散布機において、前記移動台車(16)を構成するフレーム(8)より垂直方向に支持フレーム(8b)を立設し、該支持フレーム(8b)上にハンドル(5)を立設し、該ハンドル(5)を前後方向に回転して固定可能としたことを特徴とする押動式散布機。
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