JP2001046930A - 押動式散布機 - Google Patents

押動式散布機

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JP2001046930A
JP2001046930A JP11223890A JP22389099A JP2001046930A JP 2001046930 A JP2001046930 A JP 2001046930A JP 11223890 A JP11223890 A JP 11223890A JP 22389099 A JP22389099 A JP 22389099A JP 2001046930 A JP2001046930 A JP 2001046930A
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守 岩本
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▲きよ▼久 川口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押動式散布機のメンテナンス性および操作性
を向上させ、またコンパクトに収納できる押動式散布機
を提供することを課題とする。 【解決手段】 前輪9と後輪11を有する移動台車16
上にエンジン3、該エンジンに駆動により駆動されるフ
ァンおよび薬剤タンク2を載置した押動式散布機におい
て、ファンを収納したファンケース4の吐出部と薬剤タ
ンク下部の落下口とを連通する導入パイプ7の中途部を
分割し、連通・分離可能な構造とし、ファンを収納した
ファンケースの吐出口に連通する散布管14を左右方向
に回転可能、かつ、左右方向に回動可能な構造とし、ま
た、移動台車を構成するフレーム8より垂直方向に支持
フレーム8bを立設し、該支持フレーム上にハンドル5
を前後回転可能に固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力散布機を移動
台車に搭載した押動式散布機の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、走行台車に背負い式動力散布機を
乗せて、畦畔を押して行くもの(実開平01−1242
58号)や、送風機のエンジンの動力を利用した自走式
動力散布機(特開平8−224513号)などが知られ
ている。自走式動力散布機は、送風機のエンジンの駆動
力の一部が減速され、後輪を駆動する構成になってい
る。また、後輪への駆動の伝達はクラッチにより断接さ
れる構成になっており、薬剤タンクの下方に送風機が配
設されている。また、原動機は送風機の上方に配設され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術においては、送風機からの配管は、薬剤等を貯留
する薬剤タンクの下方より接続されているため、配管部
において薬剤等が逆流して詰まりを引き起こし、充分な
送風が行うことができず、薬剤等の散布に支障をきたす
ことがあった。また、薬剤タンクから立設した散布管は
固定されているため、一方向にしか吐出が行えず、薬剤
等を圃場に充分に行き渡らせて散布するためには、押動
式散布機自体を方向転換させる必要があった。また、前
記押動式散布機の機体は、前後方向に長く、収納するた
めには、それなりのスペースを要した。
【0004】本発明は、前記の点を鑑み、押動式散布機
のメンテナンス性および操作性を向上させ、またコンパ
クトに収納できる押動式散布機を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上が本発明の解決する
課題であり、次に課題を解決するための手段を説明す
る。すなわち、前輪と後輪を有する移動台車上にエンジ
ン、該エンジンに駆動により駆動されるファンおよび薬
剤タンクを載置した押動式散布機において、ファンを収
納したファンケースの吐出部と薬剤タンク下部の落下口
とを連通する導入パイプの中途部を分割し、連通・分離
可能な構造とする。また、ファンを収納したファンケー
スの吐出口に連通する散布管を左右方向に回転可能な構
造とする。また、前記散布管を左右方向に傾倒可能な構
造とする。また、移動台車を構成するフレームより垂直
方向に支持フレームを立設し、該支持フレーム上にハン
ドルを前後回転可能に固定したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。図1は押動式動力散布機の全体
構成を示す左側面図、図2は同じく右側面図、図3は同
じく平面図、図4は同じく後面図、図5は操向ハンドル
の構造を示す押動式動力散布機の左側面図、図6は同じ
く平面図、図7は薬剤タンクへの導入パイプの構造を示
す押動式動力散布機の平面図、図8は散布管の構造を示
す押動式動力散布機の平面図、図9は同じく後面図、図
10は押動式動力散布機の前部側面図、図11は押動式
動力散布機の前部前面図、図12は押動式動力散布機の
前部平面断面図である。
【0007】図1乃至図4において、押動式動力散布機
1の全体構成について説明する。押動式動力散布機1
は、移動台車16および動力散布装置17により構成さ
れる。動力散布装置17は移動台車16のフレーム上に
固設されている。移動台車16にはハンドル5・5が接
続されており、該移動台車16の下部には前輪9および
後輪11が配設されている。作業者はハンドル5・5に
より、移動台車16の押し引きおよび方向転換を行うも
のである。操向可能な移動台車16上に動力散布装置1
7を配設するので、該動力散布装置17を作動させ、薬
剤もしくは肥料を散布しながら、移動することができ
る。移動台車16の前部には駆動部21が構成されてお
り、該駆動部21により前輪9を駆動できる構成になっ
ている。そして、移動台車16の前下部には、ガイドロ
ーラ装置22が配設されている。ガイドローラ装置22
は移動台車16の後部に配設されたガイドローラ操作レ
バー23により上下に回動操作できる構成になってい
る。
【0008】移動台車16の構成について説明する。移
動台車16は、フレーム8、前輪9および後輪11a・
11bにより構成されている。フレーム8は、一本のパ
イプを平面視U字状に成形し、構成されており、前部は
上方に向けられ、中央部および後部は水平に構成されて
いる。フレーム8の後部には支持フレーム8b・8bが
垂直方向に立設されており、該支持フレーム8b・8b
とフレーム8に動力散布機17が固設されている。フレ
ーム8の中央部および支持フレーム8b・8bにはカバ
ー8aが固設されており、フレーム8の剛性が向上する
とともに、動力散布機17を保護する構成になってい
る。カバー8aとフレーム8の前部はステー8cにより
接続されており、薬剤タンク2の導入管7との接続部を
保護する構成になっている。支持フレーム8b・8bの
上部には、ハンドル5・5の基部が接続される構成にな
っている。ハンドル5・5は基部を支持フレーム8b・
8bの上部に挿入し、固定ボルト49・49を螺装し該
ハンドル5・5を固設するものである。
【0009】また、作業を終え、押動式動力散布機1を
倉庫等に収納するときには、左右支持フレーム8b・8
bに螺合した前記固定ボルト49・49各々を緩める
と、ハンドル5・5は支持フレーム8b・8bを支点と
して、回転自在となり、図5および図6に示すように、
該ハンドル5・5を薬剤タンク2の上方に来るようにし
て機体前方向に回転させ、該押動式動力散布機1全体を
コンパクトにまとめて収納することができ、出荷時等の
梱包も小さくでき、輸送にかかるコストを低減できるの
である。また、前記ハンドル5・5は、左右ハンドルを
独立して回転自在としているため、収納スペースに合わ
せて、ハンドル5・5の回転角度を左右別々に調整する
とよい。
【0010】また、図10、図11に示すように、前記
移動台車16の前輪9は駆動部21に接続されたチェン
ケース31およびフレーム8の前部に固設されたステー
32により支持されている。図4に示すように、後輪1
1a・11bはフレーム8の後部に接続された支持アー
ム33の下端間に配設されている。支持アーム33は後
面視逆U字状に構成されており、該下端間には枢軸が配
設されている。支持アーム33の下端間に配設された枢
軸には後輪11a・11bが挿嵌され、回動自在に枢支
されている。該後輪11a・11b間にはカラー11c
が配設されており、該カラー11cにより後輪11a・
11bの間隔が設定されている。
【0011】次に動力散布機17の構成について説明す
る。図2および図3に示すように、動力散布機17はフ
ァンケース4、エンジン3、薬剤タンク2、散布管14
により構成されている。該動力散布機17は前記移動台
車16の後部に配設されており、前方より、薬剤タンク
2、散布管14、ファンケース4、エンジン3、燃料タ
ンク24の順に配置されている。ファンケース4内には
図示しないファンが内装されている。該ファンケース4
の後部にはエンジン3が接続されており、該エンジン3
により前記ファンが駆動される。薬剤タンク2とファン
ケース4の吐出部には、合成樹脂など可撓性の材質でで
きた導入パイプ7が接続されている。ファンにより発生
した風は、導入パイプ7を介して、薬剤タンク2の下部
に送られ、該薬剤タンク2の下部にはシャッターを介し
て薬剤が所定量落下するようにしており、該薬剤とファ
ンより発生した風が吐出パイプ13を介して、散布管1
4に送られ圃場に散布される。
【0012】また、図7に示すように、前記導入パイプ
7は、導入パイプ前部7aと導入パイプ後部7bに分割
して構成され、該導入パイプ前部7aと導入パイプ後部
7bとは、ファンケース4と薬剤タンク2との間の中途
部において、接合可能であり止輪46によって固定でき
る。前記止輪46は、蝶ネジ47で締めつける、該蝶ネ
ジ47を緩めることによって止輪46を外し、導入パイ
プ前部7aと導入パイプ後部7bとの継合を外し、分離
することができるのである。このように導入パイプ7を
分離して、薬剤等の詰まり等を除去することができ、メ
ンテナンス性の向上を図り、また、作業終了後に余った
薬剤タンク2内の薬剤をシャッターを開けて容易に取り
出すこともできるようにしている。
【0013】また、前記散布管14の向きは任意の方向
に向けて固定することができる。すなわち、図8に示す
ように、散布管14は略L字状に構成されて、前記薬剤
タンク2の下部に連通される導入パイプ7を更にファン
ケース4と薬剤タンク2の間の空間より(薬剤タンク2
の後部)上方向に延出した吐出口13に、前記散布管基
部14aが左右回動自在に嵌合されている。そして、該
散布管基部14aの外周に角度調節固定ネジ50を設け
て吐出方向の位置決め後に固定できるようにしている。
該角度調節固定ネジ50を緩めると、散布管14を左右
方向に回転できる。
【0014】また、図3および図9に示すように、導入
パイプ7から上方向に延出した吐出口は可撓性のパイプ
により構成され、一方、ファンケース4の上面には薄板
状のガイド板52が上方に左右方向に突設され、該ガイ
ド板52の上部には、円弧状のガイド孔52aを開口
し、吐出口から突出したネジをガイド孔52aに挿入し
てノブ51で締付固定できるようにしている。このよう
にして、ノブ51を緩めて、ガイド孔52aに沿って散
布管14を所望の位置に左右回動して、所望の角度に位
置決めした後に再びノブ51を締付固定すればよい。ま
た、前記ハンドル5・5の左側にはアクセルレバー5a
が配設されており、該アクセルレバー5aによりエンジ
ン3の出力(回転数)を調節するものである。
【0015】次に駆動部21の構成について、図10、
図11および図12を用いて説明する。駆動部21はフ
レーム8の前部に固設されたパイプフレーム21b上に
配設されている。駆動部21の配設位置は前輪9上方で
もあり、駆動部21により該前輪9を駆動するものであ
る。駆動部21はバッテリ12の電力によりモータ10
を駆動し、該モータ10の駆動力を減速機10bを介し
てチェンケース31に内装されるチェン31bにより前
輪9に伝達するものである。前輪9はチェンケース31
およびステー32により支持されている。チェンケース
31は断面積が大きく取れるため、高い支持剛性を得る
ことができる。チェンケースと前輪支持部材を1つのチ
ェンケース31により構成するため、部品点数を減少で
きる。
【0016】本実施例において、前輪9はワンウェイク
ラッチ機構を介して駆動されるものである。ワンウェイ
クラッチの配設位置としては、前述の減速機10bもし
くは前輪9のハブ部分に配設することができる。これに
より、モータ10の駆動力を押動式動力散布機1を押動
する際のアシスト的な駆動力として使用することができ
る。モータ10の駆動力がアシスト的に使用されるた
め、消費電力を減少できる。モータ10の駆動力によ
る、押動式動力散布機1の走行のアシストは、モータ1
0の出力を制御するコントローラにより調節できる。前
輪9の走破性を向上させるため、前輪9の径を大きくす
ると、前輪9のモーメントが大きくなり、前輪9が転が
りにくくなるが、該前輪9はモータ10により、アシス
トされるため、前輪9の大径化に伴うモーメントの増大
を解消し、走破性を向上させながら操作性を向上でき
る。これにより、押動式動力散布機1を走行させる際の
労力を軽減で切るとともに、該押動式動力散布機1の操
作性も向上できる。更に、前輪9が駆動されるため、悪
路の走破性向上し、溝、ぬかるみ、道路と田の坂道など
における作業者の負担を軽減する。
【0017】上記の構成においてバッテリ12は前輪9
の中心より前方に配設されており、モータ10は前輪9
の中心直上に配設されている。これにより、バッテリ1
2の荷重を前輪9に十分にかけ、前輪9の接地性を確保
することができる。駆動部21を固設するステー21b
は前方に張り出した構成になっており、ステー21bに
より駆動部の前部が保護される。駆動部21にはカバー
21cが装着されており、該カバー21cにより、バッ
テリ12およびモータ10を雨水、塵埃より保護するも
のである。
【0018】駆動部21は前記ハンドル5・5により制
御される。前記ハンドル5・5には、図3および図4に
示すごとく、モータ10の駆動力(回転数)を調節する
コントロールスイッチ6が配設されている。該コントロ
ールスイッチ6は作業者が、ハンドル5・5を持った際
に手元に位置するように配設されている。さらに、コン
トロールスイッチ6においては、モータ10の駆動の入
・切または連続的な駆動力の調節を行える構成になって
おり、作業者は手元でモータ10の駆動制御を行える構
成になっている。回転数制御としてはモータ10に供給
する電圧を調節することにより行える。これにより、押
動式動力散布機1の操作性を向上できるとともに、作業
者に応じた駆動力調整をでき、電力の消費を低減でき
る。コントロールスイッチ6によるモータ10の駆動力
調節方法は特に限定されるものではなく、モータ10の
駆動力を調節可能であればよい。可変抵抗によりモータ
10にかかる電圧を調節したり、位相制御したり、パル
ス幅制御したりすることによっても可能であり、一般的
にモータの駆動力を調節するものであればよい。
【0019】次に、押動式動力散布機1のレイアウトに
ついて説明する。図1および図10に示すように、押動
式動力散布機1は、前輪9の上方にバッテリ12および
モータ10により構成される駆動部21を配設し、中央
部に薬剤タンク2を配設し、後部にエンジン3を配設し
ている。使用状況下においては、バッテリ12、薬剤タ
ンク2およびエンジン3は押動式動力散布機1の重量の
大部分を占めるものである。これら、バッテリ12、薬
剤タンク2およびエンジン3が、それぞれ押動式動力散
布機1の前部、中央部、後部に配設されるため、該押動
式動力散布機1の重量バランスを良くできる。薬剤タン
ク2は前輪9の中心を通る垂直線に対してバッテリの反
対側に、後輪11aの中心を通る垂直線に対してエンジ
ンの反対側に位置する。このため、バッテリ12および
エンジン3は薬剤タンク2のカウンタウェイトとなり、
フレーム8の一部に過大な荷重がかかるのを防ぐもので
ある。すなわち、前輪9の中心より上前方にバッテリ1
2を配設し、後輪11a後方にエンジン3を配設するた
め、フレーム8の一部にかかる過大な荷重を解消でき
る。これにより、フレーム8の耐久性を向上でき、押動
式動力散布機1の耐久性を向上できる。そして、押動式
動力散布機1の重量バランスを良くできるため、操作性
が向上する。
【0020】図2に示すように、薬剤タンク2は、拘束
具により下部を導入パイプ7に接続する構成になってい
る。動力散布装置17の薬剤タンク2は押動式動力散布
機1より取り外し可能に構成されている。薬剤タンク2
の前方に配設されている駆動部21は薬剤タンク2の上
部より低い位置に構成されており、接続部7cの側方は
カバー8aにより被装されていない。これにより、薬剤
タンク2の取り外しが容易に行える。押動式動力散布機
1の前方より、薬剤タンク2を取り外す際にも、駆動部
21が低い位置に配設されているため、邪魔にならな
い。
【0021】図1に示すように、散布管14は薬剤タン
ク2とエンジン3の間に位置し、支持フレーム8b・8
b近傍に位置するものである。図8および図9に示すよ
うに、散布管14には薬剤の吐出方向を上下左右方向に
調節する機構が配設されており、散布管14の側方には
薬剤(または肥料)80の散布量を調節する調節レバー
35が配設されている。調節レバー35はファンケース
4より高い位置に配設されている。散布管14は薬剤タ
ンク2よりハンドル5・5側に配設されており、エンジ
ン3およびファンケース4は散布管14より低い位置に
配設されるため、作業者が散布管14の位置調節を行う
際に障害物がなく、容易に調節を行うことができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載のごとく、前輪と後輪を
有する移動台車上にエンジン、該エンジンに駆動により
駆動されるファンおよび薬剤タンクを載置した押動式散
布機において、ファンを収納したファンケースの吐出部
と薬剤タンク下部の落下口とを連通する導入パイプの中
途部を分割し、連通・分離可能な構造としたので、ファ
ンケースからのパイプは薬剤タンクの下方より接続され
ているため、配管部において薬剤等が逆流して詰まりを
引き起こす可能性があり、配管部が詰まった時などには
該パイプ中途部を分離して、詰まりを取り除くことがで
きる。また、このような構成とすることにより、配管内
の清掃等、容易に行なうことができメンテナンス性が向
上する。また、分離して薬剤タンク内に残った薬剤を容
易に取り出すこともできる。
【0023】また、請求項2に記載のごとく、前輪と後
輪を有する移動台車上にエンジン、該エンジンに駆動に
より駆動されるファンおよび薬剤タンクを載置した押動
式散布機において、ファンを収納したファンケースの吐
出口に連通する散布管を左右方向に回転可能な構造とす
ることにより、押動式散布機自体を方向転換させること
なく、同じ方向を向いたまま左右に散布方向を変更する
ことができる。また、水平方向で所望の方向に散布管を
向けることができ、ムラなく散布することが可能とな
る。
【0024】また、請求項3に記載のごとく、前記散布
管を左右方向に傾倒可能な構造とすることにより、散布
距離及び範囲を変更できるようになり、前述の散布管の
左右方向の回転と合わせて、薬剤を所望の範囲に散布で
きるようになり、圃場の隅々まで行き渡らせて散布する
ことができる。
【0025】また、請求項4に記載のごとく、前輪と後
輪を有する移動台車上にエンジン、該エンジンに駆動に
より駆動されるファンおよび薬剤タンクを載置した押動
式散布機において、移動台車を構成するフレームより垂
直方向に支持フレームを立設し、該支持フレーム上にハ
ンドルを前後回転可能に固定することにより、押動式散
布機を倉庫等に収納したり、出荷時に梱包したりすると
きには、左右ハンドル支持部に螺合した各々の固定ボル
トを緩めて、該ハンドルを薬剤タンクの上方に来るよう
に機体前方向に回転させて、該押動式散布機全体をコン
パクトに収納することができ、保管スペースを減少する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】押動式動力散布機の全体構成を示す左側面図で
ある。
【図2】同じく右側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく後面図である。
【図5】操向ハンドルの構造を示す押動式動力散布機の
左側面図である。
【図6】同じく平面図である。
【図7】薬剤タンクへの導入パイプの構造を示す押動式
動力散布機の平面図である。
【図8】散布管の構造を示す押動式動力散布機の平面図
である。
【図9】同じく後面図である。
【図10】押動式動力散布機の前部側面図である。
【図11】押動式動力散布機の前部前面図である。
【図12】押動式動力散布機の前部平面断面図である。
【符号の説明】
1 押動式動力散布機 2 薬剤タンク 3 エンジン 4 ファンケース 5 ハンドル 7 導入パイプ 7a 導入パイプ前部 7b 導入パイプ後部 8 フレーム 8b 支持フレーム 14 散布管 46 止輪 47 蝶ネジ 49 固定ボルト 50 角度調節ネジ 51 位置調節ネジ 52 ガイド板 52a ガイド孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B121 CB09 CB13 CB24 CB29 CB45 CB51 CB61 CC28 CC29 EA21 FA02 FA11 4D074 AA05 BB06 CC04 CC15 CC42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪と後輪を有する移動台車上にエンジ
    ン、該エンジンに駆動により駆動されるファンおよび薬
    剤タンクを載置した押動式散布機において、ファンを収
    納したファンケースの吐出部と薬剤タンク下部の落下口
    とを連通する導入パイプの中途部を分割し、連通・分離
    可能な構造とすることを特徴とする押動式散布機。
  2. 【請求項2】 前輪と後輪を有する移動台車上にエンジ
    ン、該エンジンに駆動により駆動されるファンおよび薬
    剤タンクを載置した押動式散布機において、ファンを収
    納したファンケースの吐出口に連通する散布管を左右方
    向に回転可能な構造とすることを特徴とする押動式散布
    機。
  3. 【請求項3】 前記散布管を左右方向に傾倒可能な構造
    とすることを特徴とする請求項2記載の押動式散布機。
  4. 【請求項4】 前輪と後輪を有する移動台車上にエンジ
    ン、該エンジンに駆動により駆動されるファンおよび薬
    剤タンクを載置した押動式散布機において、移動台車を
    構成するフレームより垂直方向に支持フレームを立設
    し、該支持フレーム上にハンドルを前後回転可能に固定
    することを特徴とする押動式散布機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010240600A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 National Agriculture & Food Research Organization 小型散布装置
KR101559978B1 (ko) 2015-03-11 2015-10-14 (주)동서그린산업 약액 살포장치

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JP2010240600A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 National Agriculture & Food Research Organization 小型散布装置
KR101559978B1 (ko) 2015-03-11 2015-10-14 (주)동서그린산업 약액 살포장치

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