JP2004048698A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建造物に支持装置50を用いてアンテナを装着し、傾度を調整する場合に精密な調整作業が容易で、調整を終えた段階でその調整された状態を厳密に維持できるようにしたアンテナ装置で、その後、受信の利用状態において、アンテナを修理の為に外し、その後再装着する場合、傾動受具53にアンテナの基部7bを機械的に装着するだけで、傾動の再調整が不要になるようにする。
【解決手段】アンテナ7と、それの基部7bを着脱自在に支持する為の支持装置50とを備え、支持装置50は、建築物に対する取付具51を備える固定受具52と、固定受具52の他方の側に対して仰角調整の為に傾度目盛り付きの傾動調整を自在にする傾動受具53とで構成し、傾動受具53の反固定受具側にはアンテナ基部7bを着脱自在に装着する為の受部材53bを備えている。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛星波を使用して地上のサービスエリアへ情報を送信する放送システムに係わり、特に、建造物や山などの陰になるエリアでも受信端末が衛星からの情報を受信できるようにする為のギャップフィラー装置を構成するアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、衛星を利用した放送システムの構築が進められている。衛星放送システムで使用される電波は、例えばSバンド(2.6GHz)といった信号であるため、直進性が強く、遠くへ飛ぶものの障害物があるとすぐに反射してしまう性質がある。受信端末が移動体の受信端末である場合、その受信端末が衛星からの直接波が届かないビル陰などに入ると、放送情報を得ることができなくなってしまう。
そこで上記放送システムの構成要素として、こうした衛星からの直接波が届かないビル陰などに向けて放送情報を送る地上用の中継装置たるギャップフィラー装置を加えることにより、地上の様々な場所に存在する受信端末に対して情報を確実に提供することができるようになる。
【0003】
図18は、最近構築されつつある放送システムの情報伝達の構成要素を示すものである(ギャップフィラー装置の具体的構成は本願発明におけるものと一部相違する)。この図18を用いて情報伝達の構成要素を以下に説明する。1〜4は周知の構成を示し、放送システムにおいて通常用いられている構成を示す。1は衛星からの情報(Kuバンド:12GHz帯)を受信するための受信アンテナ、2は中間周波数帯1GHz帯の信号を出力するコンバーター、3は情報信号伝達用のケーブル、4はSバンド:2.6GHz帯の信号を出力する信号処理器、4aは複数の送信アンテナに向けて信号を分配する分配器を示す。6cは、衛星波でのSバンドによるサービスを享受できない場所に対して衛星波と同じ情報の電波を送信するための送信アンテナ装置を示す。
【0004】
具体的構造としては、図18に従来より知られている例が示されており、7aは上下方向に長い形状のアンテナ部、7bはアンテナ部7aの下方に連結させた基部を示す。この基部7bは、アンテナ部を支柱9に対して支持金具50dを介して装着する為の部分であり、強風に曝されるアンテナ7が耐えられるように丈夫な部材で形成してある。4bは情報の信号を送出するに必要な規定の電力に増幅する為の送信用アンプで、その高出力用増幅回路を収容するケースは、伝送損失を減少させる為アンテナ7の近くに備えさせるもので、支柱9における支持金具50dの下方の位置に固着してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この従来のアンテナ装置では、支柱9に対して、上下方向に長い形状のアンテナ7の基部7bを自立状にして装着する為、基部7bの構成については勿論のこと、支持金具50dについても次に説明する特段の配慮が必要である。
第1点としては、上記の自立状に構成したアンテナ7の基部7bについては、そこを徒に丈夫な構造にするとアンテナ全体の価格が高くなり、逆に簡易軽量化すると、アンテナ7はビルの屋上などの高所に配置されるため、台風等の強風に耐えきれなくなる問題点がある。
【0006】
そこで従来は図19に示されているように、丈夫な支柱9を高高と形成し、それに対してアンテナ部7aを並行に配設し、アンテナ部7aの上下を支柱9から伸びる支持部材9f、9gによって支持するようにしてある。このように構成すると、アンテナ部7aの傾度の調整は、図19に示されるようにアンテナ部7aの頂部側に調節機構9hを設け、そこにおいて行わざるを得ない構成になる。
しかしアンテナ部7aは、ビルの屋上など高所で、しかも道路に向けて乗り出す傾斜状態で配置されるものであるから、アンテナ部7aの頂部側の調節機構9hを利用して調節を行う作業は危険を伴い、実用化し難い問題点がある。なお図19において3はケーブル、4bは上記送信用アンプを示す。
【0007】
第2点としては、図18に示されるように支柱9に対して、上下方向に長い形状のアンテナ7の基部7bを自立状にして装着する場合、支柱9に対して予め支持金具50dを装着し、更にその支持金具50dに基部7bを装着する。この装着作業は、ビルの屋上など高所で行われ、しかも上下方向に長い形状のアンテナ7を樹立させた状態で作業員が支持することは大きな負担がある。特にこの種のアンテナは重量があり、例えば、6kg位あると、上下方向に長い形状のアンテナ7を樹立させた状態で、予め固定されている支持金具50dに対して基部7bを当て付け、しかもその当て付け状態で上下方向に長い形状のアンテナ7を両腕で支持しながら、しかも固着の為の締付操作をする作業は極めて危険を伴う問題点があった。
【0008】
更に第3点としては、図18に示されるような利用状態において、アンテナ部7aを修理する為に取り外した場合は、再装着にあたり、再び、煩わしい傾度調節を行わなければならぬ問題点が発生する。
第4点としては、支柱9に対して、上下方向に長い形状のアンテナ7を自立状にして装着した場合、地上において広く分布する受信端末に対して情報を確実に送り、ギャップフィラー効果を高める為には地上の道路の広さ、距離に応じて、アンテナ7を傾斜させて上端部7cをビルの壁面9fから外方へ突出させ、アンテナを最適角度に傾斜させなければならない。
その場合、アンテナを最適角度に微妙に傾斜させる為の調整作業は非常に困難を伴う。また傾度の調節を終えた時点において、その調節状態を終えたそのままの状態で、アンテナの基部7bと支持金具50dとを確実に固定する作業は、これまた困難を伴う。
【0009】
また高出力の電力を増幅する回路を収容する電子回路ケース4bは、高温となる為、冷却効果の上がる構成にしなければならない。その為には地上に載置することはできず、図18のように支柱9に装着して空中に浮かさねばならず、これの取り付け方法にも別途工夫を施さねばならぬ問題点があった。
【0010】
本件出願の目的は、上下方向に長い形状のアンテナ7の基部7bを建築物に対して仰角調整可能に装着するようにしたアンテナ装置を提供しようとするものである。
他の目的は、アンテナ7は、まず建築物に対して固定受具52を装着し、その固定受具52に対して仰角調整の為の傾動受具53を傾動自在に装着し、その傾動受具53に上下方向に長い形状のアンテナ7の基部7bを装着して傾度調整後、受信に利用するものであるが、その利用状態において、アンテナを修理の為に外し、その後再装着する場合、上記傾動受具53に上記アンテナの基部7bを機械的に装着するだけで、傾動受具53の再調整が不要になるようにしたアンテナ装置を提供しようとするものである。
他の目的は、上下方向に長い形状のアンテナ7の基部7bに通信機器ケースを連結してその基部7bを構成することにより上記アンテナ7は上下方向に長い形状になるばかりでなく、全体の重量も重くなり、据え付け時の取り扱いも難しさを増す。
そこでアンテナ7の基部7bになる通信機器ケースの側壁に仮装着用の部材を予め備えさせておき、傾動受具との連結に際しては、アンテナ基部7bの通信機器ケースを傾動受具に押し付けるだけの簡単な操作でもって、傾動受具に対するアンテナ7の基部7bにおける通信機器ケースの仮装着をおえることができるようにしたアンテナ装置を提供しようとするものである。
【0011】
他の目的は、建築物に対しては固定受具52を装着し、その固定受具52に対して仰角調整の為の傾動受具53を傾動自在に装着し、その傾動受具53に上下方向に長い形状のアンテナ7の基部7bを装着して傾度調整するものであるが、その傾度調整作業は極めて繊細な注意力を必要とし、しかも一度調整した後は、その調整状態を精密に維持できるように堅固に固定しなければならない。本願発明にあたっては、精密な調整作業が容易で、かつ、調整を終えた段階でその調整された状態を厳密に維持できるようにするアンテナ装置を提供しようとするものである。
他の目的は、アンテナの頂部に対して、下部が接地されている避雷突針を具備させることにより、少ない材料でもって、避雷効果を大きくした安全性の高いアンテナ装置を提供しようとするものである。
他の目的は、高所に設置した状態に於いて強風に曝された場合においても、上下方向に長い形状のアンテナ部が垂直状の設置状態を堅固に維持することができ、いつまでも良好な高周波特性を維持することができるようにしたアンテナ装置を提供しようとするものである。
他の目的は、上下方向に長い形状のアンテナ部と、送信用アンプにおける高出力用の増幅回路を収容することができる通信機器ケースとを一体化することによって、建造物に対しては通信機器のケースを装着するだけの手間でアンテナ7の装着作業を終えることのできるようにしたアンテナ装置を提供しようとするものである。
【0012】
他の目的は、上下方向に長い形状のアンテナ部をやや前傾させる状態で垂直方向に向けて樹立させた場合において、上下方向に長い形状のアンテナ部が台風時等に強風を受けると、それの基部7bに対して大きな曲げ力が加わる。その為アンテナの基部7bにおける装着部にあっては、その曲げ力が最も大きく及ぶ部分を強固な材料で形成される通信機器ケースにし、アンテナの基部7bに及ぶ曲げ力に対して十分に耐えうるようにしたアンテナ装置を提供しようとするものである。
他の目的は、増幅回路等の電子回路が収容できるような通信機器ケースの電子機器収納空間の周囲において、ケースの背面側に大きな開口部を設け、工場における増幅回路の収容作業を容易化させると共にその開口部側を建造物側の装着面として利用することにより、通信機器ケースを現場に設置した後は、そこの開口部に付した蓋が開放されて増幅回路に悪戯されることのないようにしたアンテナ装置を提供しようとするものである。
他の目的は、送信用の通信機器ケースには高出力の電力を増幅する回路を収容する為、ケース内は高温となる。そこで通信機器ケース全体を上下方向に長く形成することにより、ケースの上下方向の長さを長くして、冷却効果が抜群に向上するようにしたアンテナ装置を提供しようとするものである。
【0013】
さらに本件出願の目的は、高所で、かつ足場の悪い位置に置かれた通信機器ケースのケース内に納める電子回路の性能を調べたり、調節したりする作業者が、危険を感じることなく作業ができるように、低い姿勢で、しかも、建造物に近い位置において安全な作業ができるように構成されたアンテナ装置を提供しようとするものである。
さらに本件出願の目的は、棒状の送信用アンテナの下部7dと、円柱状又は角柱状の通信機器ケースの頭部11とが連結されることによっては、その全体形状が非常に長い柱状となるものであっても、現場搬入等取り扱いにあたってはこれらを二分してそれらを比較的短く形成し、取り扱い易いようにできる構成のアンテナ装置を提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本願発明におけるアンテナ装置は、上記問題点に対応して特許請求の範囲記載のように構成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本願発明の実施の形態を示す図1乃至図17について説明する。
アンテナ装置6は、上下方向に長い形状のアンテナ7と、アンテナの基部7bを着脱自在に支持する為の支持装置50とで構成されている。アンテナ7は、上方のアンテナ部7aと、下方の基部7bとで構成される。
9は、建造物、例えばビル屋上の床面、壁面、パラペット、手すりの側面、或いは構造物に付設する状態で樹立させた支柱等の不動物の一例として支柱を示す。この建造物としての支柱9に対して支持装置50を介してアンテナ7の基部7bが装着されている。
【0016】
アンテナ部7aは、通常知られているSバンド:2.6GHz帯の信号を、衛星からの直接波が届かないビルの谷間などに向けて送信する為の細長い棒状(例えば高さ:1044mm、直径:78mm)の送信用の部分である。
アンテナ部7aの内部の放射要素8a及び反射要素8bの構成は、送受する信号の周波数によって公知の種々な構成、例えばコリニアーアンテナ、その他のアンテナ等を放射要素8aとして選択的に利用すればよい。本案の場合Sバンドに用いるものであるから、それに適する構成のアンテナを用いると良い。
図17において8は放射要素、8cはそれを取り囲む保護パイプ、8bは放射要素8aから一定の間隔を隔てて配設した複数の反射要素で、夫々はアンテナ部7aの樹立状態を維持するための外周壁を構成する公知の硬質材形成による丈夫な外筒部7fの上下に連結される部材に固着してある。8dは、図1に現れるようにアンテナ部7aの頂部に備えさせる避雷突針で、アンテナ部7aの頂部に導電板を平旦の状態で載置固着し、その上に固着させてある。避雷突針8dの下端部は、上記頂部に導電板に連なる反射要素8b、8b、8bにおける夫々の導体を利用して、又は独自の導体を外筒部7f内に通し、接地の為に通信機器ケース7bに接続し、更に通信機器ケース7bを通して大地に接続してある。
【0017】
アンテナの基部7bは、上記アンテナ部7aの根元の部分を担当する基部材であって、アンテナ部7aの下方に位置しており、アンテナ全体を支持する部分である。アンテナの基部7bの構成は、アンテナ7におけるアンテナ部7aの下方を通信機器ケース7bの上部に一体的に連結して構成してある。例えばケース7bと一体に形成してある固着具11によって一体状に連結して構成してある。アンテナの基部7bを構成する通信機器ケースは円柱状又は角柱状の細長い(例えば高さ:376mm、直径:132mm)形状に構成してある。上記の通信機器ケース7bは、ダイカスト等の熱伝導が良好で、比較的軽量である硬質材料を用いて固着具11と一体状に形成してある。
【0018】
固着具11は、上方が開口された有底の中空筒状体で、これには通常知られているアンテナの基部7bと同様に、硬質材で中空柱状に形成されているアンテナ部7aの外筒部の下部7dを抜き差し自在に挿入し、かつ嵌合状態にして、周囲からは押ねじ13を図12に示されるようにねじ込んで、通信機器ケース7bの上部とアンテナ部7aの下部7dとを機械的に着脱自在に結合してある。
なお、アンテナ部7aの電子部材例えば放射要素8aと、通信機器ケース7b内の電子機器収納空間25に備えさせる電子機器との電気的な結合は、図14に現れるようにケーブル収納部23に配置される同軸ケーブル(同軸導体)24で接続してある。ケーブル24の上端はアンテナ部7aの下部に設ける接続部7eに対し、下端は電子機器収納空間の下側開口部26に備えさせるコネクタ(接続端子)32に対して夫々着脱自在に接続できるようにしてある。
【0019】
上記の通信機器ケース7bの本体10内には、図14に現れるように上下方向に長く形成した電子機器収納空間25が形成されている。そこの内部空間25には、図18の公知の分配器4aから増幅器入力コネクターを通して入力された信号を処理する回路がある。内部空間25には、送信用のアンテナ部7aから所望の情報信号として送出するに必要な規定の電力に増幅する為の送信用アンプの役割を果たす高出力用増幅回路と同等の回路及び他に、通常必要とする送信制御等の必要な全ての電子回路が収容される(図示省略)。更に上下方向に長く形成した電子機器収納空間25の上部及び周囲は、通信機器ケース7bと一体材であるケース部材27a、27bで取り囲み、雨水が入らないようなケース27として構成されている。上記内部空間25の下方は増幅回路等の電子回路の調節を自在にするために必要な部材を配置するための開口部26にしてある。この開口部26には、一般に見られるように、制御部材が装着されている状態の制御部材取付板26aが着脱自在に覆着されている。
【0020】
この取付板26aに配置してある制御部材(操作部)において、33は、主として増幅器の出力レベルを設定するスイッチ類で、出力レベルを測定したり、出力を入切したり、制御用コンピューターのプログラムを更新するときなどに用いるスイッチが設けられている場所。34はコンピューター接続用コネクター、35はパイロット群及び36はメモリー内容を消去したり、CPUのリセットスイッチが配置された場所を示す。また31は上記内部空間25の増幅器からの出力コネクター、32はアンテナ部7aに向けて信号を送出するためのアンテナ入力コネクターを示し、両者間は、両端に夫々着脱自在にした接続部材を備える接続用ケーブル37で接続されている。38は開口部の縁部を示し、周知のように深溝を形成してそこに防水パッキンを埋め込んで、蓋着すると雨水が入らないように構成してある。
【0021】
次に40は、通信機器ケース7bから突設させた蓋連結部で、これには通信機器ケース7bと同じような材料で形成した開閉蓋41の一端に設けられている蝶番部材42が回動自在に装着される。43は締付ネジ、39はネジ穴で、開口縁部38に蓋41を被せ付け、締付ねじを締めると、そこで雨水の浸入は完全に防止される。
通信機器ケース7bの底面に突設されている増幅器用の入力コネクター30は、図18に示されるようにケーブル3を介して公知の分配器4aに接続され、内部空間25の増幅器に信号を送ることができるようにしてある。
【0022】
上記ケース部27の周壁27bの背面側には図2,図14に現れているように、上下方向に長く形成した建造物装着用の装着部16を備えさせてある。この装着部16には、支持装置50との関係において構成が定められる任意の係合部材としての掛金具17、鉤金具18等が上下方向及び左右方向に適当な間隔を隔てて配置される。
このようにアンテナ基部を構成する通信機器ケース7bの側壁の背面側に備えさせる装着部16は、通信機器ケースにおける上記電子機器収納空間25のケース部の開口窓26が低い位置になる状態で下側に向けて開口可能にし、かつ、上記の上下方向に長い形状のアンテナ部が、通信機器ケース7bの上部から上方に向けて高い位置に自立する状態で、上記傾動受具53の受止部によって支持されるように構成してある。
上記通信機器ケースの側壁27bの装着部16には、先部が後述のだるま状孔の太い径部46aよりも小さく、細径部の孔46bよりも大きな径の掛け部17aを先端に備える仮止め用の掛け金具17を複数並設させている。この掛け金具17は、通信機器ケースの側壁と受部材53bとの間に放熱用の空間21aが形成できるように比較的長く持ち出し状に形成してある。また側壁27bから持ち出し状に形成してある鉤金具18は後述の乗せ具47に対応させるものであり、鉤金具18における凹部18aを乗せ具47における上向きの係り部47aに係合できるように構成してある。
さらに基部7bを構成する通信機器ケース7bと傾動受具53の受部材53bとの間には両者を仮止めした後に、正式に着脱自在に固定する為の任意の固定手段が備えさせてある。この固定手段としては、例えば図2、図5に現れているように基部本体10における両側面10aに、傾動受具53の透孔53gとの関係位置において場所が定められる任意の固着用ねじ孔19を上下方向及び左右方向に適当な間隔を隔てて配置し、図7、図9から明らかなようにボルト53hを用いて着脱自在に固着するとよい。
【0023】
44は、上記電子機器収納空間25における周囲を取り囲むケース部27の周壁27bの背面側における装着部16に対して必要に応じて設ける回路挿入用の開口部を示す。上記開口部44は、電子機器収納用空間に対して増幅回路を収容する為に図示のような大きな開口部44にしたもので、その開口部44の周縁44aには着脱自在の蓋体45を水密的かつ着脱自在に、例えば大きな頭部を備えるボルトを用いて固着する。更に開口部44を設けた場合には蓋体45の背面側の外面16に建造物装着用の装着部材17、18を配置する。
【0024】
このような構成によればケース部27の周壁背面側の外面16を建造物9に対して任意の手段を用い連結する。例えば図2、5に示される支持装置50を用いてアンテナ装置を現場に設置した後は、上記開口部44に対して着脱自在に装着した蓋体45は簡単には開放されがたくなる。従って蓋45を開放して電子機器収納空間25内の増幅回路に悪戯される心配は少なくなる。
なお、基部本体10における背面および側面と、それらに対向する支持装置50の内面との間に冷却用空気の流通路21aを形成する為に基部本体10における周面には適当な間隔を隔て突起物、例えば掛金具17,鉤金具18の掛合部を長く突設しておくとよい。
【0025】
上下方向に長くし、断面形状を中空角筒状に形成した電子機器収納空間25の上部27a及び周囲27bを取り囲む状態に形成されている上記ケース部27においては、ケース部の周壁27bから側方の放射方向に向けて突出させる状態で、かつ、上下方向に長くした板状の放熱板21を適当な空気上昇用の空間21aを隔てて複数並設状態で備えさせてある。このようにして電子機器収納空間25において生じる電子回路からの熱はケース部27の周壁を通し、かつ、上下方向に長く形成することができている板状の放熱板21の間に形成される上下方向に向けて長い空気上昇用通路21aを利用して放熱するようにしてある。
アンテナの基部7bを構成する通信機器ケースの周囲には図8に示されるように両側をケース7bに対して着脱自在に止着した鉄板製の遮光板(遮光カバー)72が周設されている。遮光板72は、太陽光を遮断して通信機器ケース7bが加熱することを防止する為のものであり、ケース7bの部材との間に間隙72aを形成して、そこに上下方向に向けて冷却用の通気路を形成してある。
更に通信機器ケース7bの周囲の任意の場所には図8に現れるような止め金具71を形成しておき、これと支柱9における任意の場所70に設ける留め金具との間に脱落防止用の鎖を繋いでおくと、重量(例えば6kg)のあるアンテナ7が屋上から道路に向けて脱落する不測の事故を防止する事が出来る。
【0026】
次に図2に示される上記建築物としての支柱9と、上記支持装置50の関係につき説明する。
上記支持装置50の構成としては、支柱9に対して通信機器ケース7bを固着することができれば足りるのである。一般には公知の傾動機能を備えた取付金具を用いる。
本願の実施例における支持装置50は、建築物9に対する公知で通常用いられる取付具51を一方の側に備える固定受具52と、固定受具52の他方の側に対して仰角調整の為に傾動自在に装着してある傾動受具53とで構成し、
更に上記傾動受具53の反固定受具側には上記アンテナの基部7bを着脱自在に装着する為の受部材53bを備えさせ、
上記支持装置50における受部材53bに対して上記上下方向に長い形状のアンテナ7の基部7bを着脱自在に装着するようにしてある。この点の構成を更に以下に説明する。
【0027】
固定受具52は、支柱9に当て付けて位置を固定する為の基材52aと、その両側に位置させる受材52bとを金属製例えば鉄板材を曲げ加工することにより一体に形成している。受材52bの延設方向は、図8に現れているように側部材53cの方向に定め、側部材53cと重合するようにしてある。
取付具51は、建造物9の構成によって周知の如くその構成は種々異なるが、支柱9の場合には図示のような金属製の当板51aと、複数のボルト51bから構成される。
傾動受具53は、図8によく現れているように平面形状がH型に構成してあり、中央に位置する受部材53bと、その両側から夫々固定受具52の方向に延びる傾動部材53dと、受部材53bの両側から夫々アンテナの基部7bの方向に延び、かつ、内側に、アンテナの基部7bを受け入れるための空間(受入部53a)を構成する側部材53cとで構成され、全体は金属製例えば鉄板を用いて、曲げ加工手段又は溶接手段等通常知られている技法を用いて一体的に結合形成してある。
【0028】
傾動受具53の中央に位置する受部材53bには、アンテナの基部側に備える掛金具17を受止める為に、図5に現れているように上部が大径46aで、下部が小径46bで、かつ、両者の孔が連通し、一般に「だるま状孔」と称されている仮止め用の孔46が複数個、上記掛け部17aの配置に対応合致するように並設されている。
また傾動受具53の中央に位置する受部材53bの下方には、図5、図8に現れているように、上記鉤金具18の凹状掛合部18aを対応合着させるために、先端に上向きの係り部47aを備える乗せ具47が持ち出し状態で設けられている。
上記傾動受具53は、通信機器ケース7bの側壁における背面側に対向させる受部材53bと、受部材53bの両側に位置し、かつ、通信機器ケース7bの側壁の両側を挟む状態で位置させる二つの側部材53cで構成し、二つの側部材53cの間に通信機器ケース7bを挿入する過程においては、通信機器ケース7bは二つの側部材53cに案内されて、上記仮止め用の2つの掛け金具17が、上記傾動受具53の受止部に設けた2つの「だるま状孔46」の夫々対応する中心線上に進行でき、「だるま状孔46」と、掛け部17aの位置関係を目視することができなくても、「だるま状孔46」の中心線上に、掛け部17aの中心位置を対応合致できるように二つの側部材53cの位置関係は構成してある。
【0029】
次に図3、6、10、11によく現れている仰角調整時の傾動調整の便利性を図る為に設けられている複数の内側調整孔63、61と、複数の外側調整孔62、60の配置関係について説明する。
上記固定受具52の両側には傾動受具53側方向に張り出した受材52bを備えており、上記傾動受具53には前述したように上記固定受具52の受材52bに対して外側に位置する状態で重合するように形成した傾動部材53dを備えさせてある。また相互に重合する受材52bの下部と、傾動部材53dの下部とは、受材に対して傾動部材の上部が傾動方向81に向けて前傾自在に枢支ボルト77で枢着し、ここを枢支点としている。
斯かる構成の受材52bと傾動部材53dの内、内側となる部材には、複数の夫々独立している内側調整孔63、61を上下方向に向けて配設すると共に、外側となる部材には、複数の夫々独立している外側調整孔62、60を上下方向に向けて配設する。このように独立している調整孔を上下方向に向けて配設すると夫々の調整孔における傾動方向81には充分な肉厚が残り、充分な機械的に堅固な強度が得られる。
図3においては、内側調整孔63のグループであるG1〜G6の6個と、第2の内側調整孔61のグループであるH1〜H5の5個が夫々枢支部77を支点として、しかも枢支点から一定の距離64だけ隔てた上方の位置から始まって、上下方向(矢印63a、61a)に向けて配置されている。
傾動部材53dには複数の外側調整孔を2つのグループ62、60に分けて上下方向に向けて配設してある。図10、11においては、外側調整孔62のグループであるK1〜K6の6個と、第2の外側調整孔60のグループであるM1〜M5の5個が夫々枢支部77を支点として、しかも枢支点から一定の距離65だけ上方に隔てた位置から始まって、上下方向(矢印62a、60a)に向けて配置されている。
【0030】
外側調整孔62のグループであるK1〜K6の6個と、第2の外側調整孔60のグループであるM1〜M5の5個には、図11に現れているように、アンテナ7の仰角を表す「0〜10度」の度数の数字59が11個付記されている。この度数の目印し数字59は、度数が分かる他の任意の記号、符号などでも良い。仰角調整目印しは刻印で表示されたり,ラベルで表示されたりする。
上記内側調整孔グループ63と、これと対をなす外側調整孔グループ62との孔相互の位置関係、及び上記内側調整孔グループ61と、これと対をなす外側調整孔グループ60との孔相互の位置関係は、複数の内側調整孔グループ63、61の上下方向(矢印63a、61a)に対して複数の外側調整孔グループ62の上下方向(矢印62a、60a)が相対的に僅かに傾斜して交差する位置関係に設定し、上記アンテナ7の仰角調整の為に上記傾動受具53を傾動方向81に向けて逐次傾動させるときに内側調整孔グループ63の孔(G1〜G6)と、外側調整孔グループ62(K1〜K6)の孔との組合せが次々と変わって1つ宛重合するように設定してある。また、上記アンテナ7の仰角調整の為に上記傾動受具53を逐次傾動させるときには内側調整孔グループ61の孔(H1〜H5)と、外側調整孔グループ60(M1〜M5)の孔との組合せが次々と変わって1つ宛重合するように設定してある。
【0031】
更に上記受材52bと傾動部材53dに対して夫々上下方向に向けて配設する複数の内側調整孔グループ61、63と、外側調整孔グループ60、62とは、実施に際しては、夫々上下方向に向けて1列に配設しておいても良いが、図に示されるように夫々上下方向において二分(又は三分)して、夫々2列(又は三列)にし、しかも枢支部から距離を隔てて上方の側に偏在させて配設してもよい。このように複数の調整孔を二分し、夫々2列にして、枢支部から距離を隔てて上方の側に偏在させると、アンテナ7を前方に傾倒させることにより、傾動部材53dに対して傾動方向81に向けての大きな力が加わった場合にでも、上記複数の調整孔が枢支部から離れることによって結果的に支持力が増すことになる利点がある。
上述の例では,仰角調整範囲が0〜−10°で分割数を1°ステップと成るよう設けてある。図に示すように,枢着点に近い方から上方に向けて,基準0度〜4度、5度〜10度と、段々とアンテナの指向性が水平方向から下方に向くようになっている。本願の実施例では仰角調整範囲を0〜−10°,調整ステップを1°としたが,必要に応じて適宜変更しても良い。
【0032】
前記傾動部材53dにおける外側調整孔グループ60の近傍には,図10に示すように固定ピン67が備えられている。固定ピン67は、傾動部材53dに固着した止めピン66に対して鎖等の屈曲自在な連結手段68を介して連結されている。通常は前記傾動部材53dに適当な孔を設け、それに差し込む事によって着脱自在に保存できるようにしてある。
前記内側調整孔グループの各孔の内径は、上記外側調整孔グループの各孔の内径より僅かに小さくしておき、一方、固定ピン67における上記の孔に差し込む為の軸部の径は二段にしてあり、先端側の径は前記外側調整孔グループの各孔に対して差し込み可能に全ての孔径よりやや小さくなるよう形成されており、前記内側調整孔グループの孔に固く嵌合する径にしてある。軸部の元部側の径は、前記外側調整孔グループの各孔に固く嵌合する径にしてある。
よって、傾動部材53dを傾動させてアンテナ7の仰角を調整する時に,外側調整孔グループ62の内の1つの孔と、内側調整孔グループ63の内の1つの孔との軸線が合致したところに固定ピン67の軸を挿通すると、
三者は、がたつくこと無く実質的に一体化して、アンテナ7の仰角を正確に且つ簡単に仮止めできる。
なお固定ピン67の先端部に雄ねじを備えさせ、内側調整孔グループ63、61の各孔に雌ねじを備えさせ螺合可能にしておいても良い。
また,この固定ピン67によって,アンテナ7を正確な仰角に保ち、そのまま上下に位置する2つのボルト77、78を締め付け、傾動部材53dを受止部材52aに固定することができる。
【0033】
本願発明に係わる実施例においては、受材52bが内側で傾動部材53dが外側の例を示した。しかし本願発明の実施に当たって、受材52bを外側にして、傾動部材53dを内側にする場合には、本願発明は複数の内側調整孔のグループ63、61と、複数の外側調整孔のグループ62、60の位置関係は上下において相対的なものであるから、当然のことながら受材52bには、複数の外側調整孔のグループ62、60を上下方向に向けて配設すると共に、傾動部材53dには複数の内側調整孔のグループ63、61を上下方向に向けて配設することになる。
【0034】
上記構成のものについて、組立の経過を加味して逐次構成を説明する。
建造物、例えば前記したビル屋上の床面、壁面、パラペット、手すりの側面、或いは構造物に付設する支柱等の不動物に対しては予め支持装置が付設可能な状態になっているものとする。工場出荷に当たっては上記建造物が支柱である場合はそれに対して連結を可能にする取付金具51が付設されている固定受具52、例えば図2、3に示されている固定受具52を用意する。さらに多くの図面に現れている傾動金具53も用意する。このように支持装置50に係わる部材を用意する一方で、アンテナ7も用意する。
アンテナ7については、工場における組立作業の過程において、また運送にあたっては、上記棒状の送信用アンテナ部7aと、基部を構成する通信機器ケース7bとは予め、固着部11の部分において分離して取り扱う。こうすると全体が短くなり、取り扱いが便利になる。運搬コストも安くなる。分離されている両者(7a、7b)は工場出荷に先立って、或いは設置する現場において次のようにして組立を行う。
【0035】
上記棒状の送信用アンテナ部7aと、通信機器ケース7bとの合着一体化の手段は前述した如く固着部11の中空筒状体内に柱状に形成されているアンテナ7の外筒7fの下部7dを挿入し、かつ嵌合状態にして、周囲に配置された複数の押ねじ13をねじ込んで、通信機器ケース7bの上部とアンテナ7の下部7dとを機械的に着脱自在に結合する。
次にアンテナ部7aの内部から下方に向けて突出している同軸ケーブル24の下端は、図14に明示されているように電子機器収納空間の下側側方にある開口窓26に突出するので、そこにおいて接続端子32、接続用ケーブル37等任意の接続具を使ってコネクタ31に着脱自在に接続することにより電気的な接続を完了する。
【0036】
現場においては、取付金具51を利用して固定受具52を建造物である支柱9に図3に示されているように装着する。即ち、図2のように支柱9の両側から基材52aと、当板51a当て付け、ボルト51bを用いて締め付ける。
斯かる作業においては、必要に応じて図3、図4、図5に現れている鉄材、合成樹脂等の硬質材製のハンガー57を装備する。その装備は、基材52aと、当板51aとを支柱9よりもやや大きな間隔を隔てた状態で対向させ、両者を二本のボルト51bで緩く連ね、かつそれらのボルト51bはハンガー57の下部に夫々設けた孔57bに挿通しておく。この状態で基材52aと、当板51aと、二本のボルト51bで囲まれた空間に支柱が相対的に挿入されるように装着する。すると図3から明らかなようにハンガー57の上部における水平に延びる部材57aは支柱9の上部に当接し、基材52aと、当板51aとを仮止め状態で維持する。その後は基材52aと、当板51aとの間を緩く締付け、左右に回動させて方位角の調節をする。最後には本締めするとよい。
なお、図において、ボルト挿通用の透孔54と、締付用のボルト51b、ボルト77、ボルト51b、ねじ孔19等を結ぶ一点鎖線56は、明細書の記載から当業者であれば容易に理解できるように夫々対応させる部材相互の結合関係を示すものである。
【0037】
次に固定受具52に対して傾動受具53を連結する。受材52bと傾動部材53dとを図8のように重合させる。次に枢支ボルト77を透孔80に差し通し、雌ねじ75に螺合させて枢着部77を構成する。
次に固着ボルト78を、傾動部材53dに設けてある長孔79に差し通し、雌ねじ76に螺合させて傾動方向81に長い調整部を長孔79の場所に構成する。雌ねじ76にボルト78を締め付けることにより支持装置50は支柱9に装着されたことになる。
次に支持装置50に対してアンテナ7を装着する。アンテナ7における基部7bを図5、8に示されているように傾動受具53の受入部53aに対向させる。その状態から基部7bを受部材53bに近付ける。基部7bの両側側面10a、10aは、傾動金具側の側部材53c、53cにおける先端の拡開状のガイド部材53fに案内されて、受入部53aに進み、内部に入る。内部においては、基部7bの両側側面10a、10aは、傾動金具側の側部材53c、53cに挟まれて進行方向が規制される。基部7bをそのまま進めると、掛け部17aは受部材53bに当たる。そこで掛け部17aを上下に動かすと、作業員は、側部材53cが存在する為に内部のダルマ孔46や、掛け部17aを目視する事は出来ないが、掛け部17aはダルマ孔46における大径部46aの中心線上に位置するので、掛け部17aはダルマ孔46における大径部46aに差し込まれ、続いて頸部17bはダルマ孔46における細径部46bに嵌合する。
この過程において並行的に乗せ具47の先端における上向きの係り部47aに鉤金具18の凹状掛合部18aを対応合着する。
このようにしてアンテナ7における基部7bは傾動受具53に仮固定される。
その後は基部7bの両側側面10a、10aに設けた盛上部に形成してある固定用ねじ穴19に対して、固定用ボルト53hを、透孔53gを差し通した状態で締め付けると基部7bは傾動受具53に着脱自在に固定される。
上記連結状態においては通信機器ケース7bの両側側面10a、10aと、傾動金具側の側部材53c、53cとの内側に夫々冷却用の空気が上方向に向けて流通する通路21aが構成される。
【0038】
次に、上記構成において支持装置50の傾動機能を利用してアンテナ7を送信方向へ向けて上方を僅かに傾倒させる例を説明する(例えば0度で指向性が水平方向を向いている状態(アンテナと傾動受具が図1、図6の実線の状態)〜10度位(アンテナが図1の1点鎖線の状態)の範囲内で下向き傾斜させる例)を説明する。
図6の傾動受具53は指向性が水平方向(0度)の状態にあるが、この位置から上部位置にある固着ボルト78を緩め、アンテナ部7aを好みの位置まで前傾させる。この場合アンテナ部7aの前傾角度に地域との関係で定めがある場合は、その定め、例えば傾斜角8度が要求されている場合は、複数の外側調整孔グループ60、62の内の1つ、即ち、「8度」の指標がされている孔(K3)が内側調整孔グループ61、63の内の1つ、即ち、孔(G3)と重合した状態に於いてそこに図10に示される固定ピン67を差込む。すると固定ピン67を介して2つ孔(K3、G3)は結合され、その結果、傾動受具53は固定受具52に対してアンテナ部7aを「8度」の傾動に設定することができる。しかもその場合、傾動受具53と固定受具52とはそのままの状態ですでに固定ピン67によって連結されているので、「8度」の傾動を保持した状態で連結されたことになる。その後は、固着ボルト78を締め付ける等、任意の固着手段を施しておけば安全である。図11はアンテナ部7aを前傾角度を「10度」に設定した場合を例示する。即ち、「10度」の指標がされている孔(K1)が内側調整孔グループの内の1つ、即ち、孔(G1)と重合した状態を示す。
このようにアンテナ部7aの仰角調整の為に上記傾動受具53を傾動方向に向けて0度の指標がある孔(M5)の位置〜10度の指標がある孔(K1)の位置に向けて逐次傾動させるときには、内側調整孔グループの孔(H5〜G1)と、上記外側調整孔グループの孔との組合せが次々と変わって1つ宛重合し、アンテナ部7aの仰角状態を表示する。
【0039】
その後は図1、16に示されるように蓋41を開け、図1に示される状態で、作業員67が身を低くして種々な電気的な調整作業をする。この作業の場合、開口部26が最も低い下方にあるので、高所において強風に曝される場合でも、作業員67は建造物に身を寄せて最も安全な状態で調節作業することができる効果がある。
【0040】
このように通信機器ケース7bにおける上下方向に長く形成した装着部16を、建造物9に支持装置50を用いて連結することにより、通信機器ケース7bにおける上記電子機器収納空間25のケース部27の開口部26が下側に向き、かつ、装置全体からみて低い位置になる状態で開口でき、これに反して上記棒状の送信用アンテナ部7aは、通信機器ケース7bの上部からさらに上方に向けて高い位置に向けて自立する状態に、上記建造物9によって支持されるようになる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本願発明にあっては、上下方向に長い形状のアンテナ7の元部を建築物に対して装着する場合に、仰角調整可能に装着できるから、上下方向に長い形状のアンテナ7を、受信地域から要求される最も好ましい傾度に設定することのできる特長がある。
また本願発明にあっては、経年利用によりアンテナ7の元部を構成する通信機器ケース内の電子回路に故障が生じ、アンテナ7と共に通信機器ケースを取り外した場合においても、再装着する場合は、傾動受具は当初設定された所定の傾度を維持させることができるので、そのままの状態でアンテナ7の元部を構成する通信機器ケースを傾動受具に装着すると、アンテナ7の傾度は、煩わしい調整を施すことなくして当初の通りに再現できる精度上の効果がある。
【0042】
更に本願発明にあっては、上下方向に長い形状のアンテナ7の元部を傾動受具53に装着する場合、上下方向に長い形状のアンテナ7を樹立させた状態で腕に抱え込み、アンテナ7の元部を構成する通信機器ケース7bを傾動受具の受部材53bに当て付けるだけの操作でもって、極めて簡単に迅速に、上記の重量のあるアンテナ7付きの通信機器ケース7bを傾動受具53に仮装着することのできる安全作業上の効果がある。
【0043】
さらに本願発明にあっては、上下方向に長い形状のアンテナ7の元部を傾動受具53に装着した後、固定受具52の下部位置に対して、傾動自在に連結してある傾動受具53を傾度調節する場合、傾動受具53を逐次傾動させると固定受具52の受材52bに配設した複数の内側調整孔63に対して、傾動受具53の傾動部53dに配設した複数の外側調整孔62の内の何れかの一つが次々と相手を変えて1つ宛重合し、傾動受具53の傾動状態の微細な動きを次々と認識させる事が出来る。この場合、複数の外側調整孔62の夫々に上記の上下方向に長い形状のアンテナ7の傾動を示唆する角度表示、例えば数字が付記されていると、傾動受具53の微細な傾動状態を数字で認識することのできる効果がある。
しかも上下の調整孔の対応重合状態から上記の上下方向に長い形状のアンテナ7の傾動状態を認識し、しかも、その傾動角度が適正な位置に到来したときは、対応重合状態にある上下の調整孔に固定ピンを差し込むことにより、正確かつ簡単に両者の傾度関係を堅固に固定することのできる効果がある。
【0044】
その上本願発明は、棒状の送信用アンテナ部7aと、通信機器ケース7bとを備えるものであっても、アンテナ7の下方基部7bにおいては固着部11を介して両者を一体に連結し、上下方向に長い形状のアンテナ部と、送信用の高出力用増幅回路を収容するケース27とを一体化するものであるから、建造物に対しては送信用の増幅回路を収容するケース27を装着するだけの手間で、棒状の送信用アンテナ7の装着作業をも終えることのできる効果がある。
【0045】
さらに、上記の基部7bにおける基部本体10の内に設ける電子機器収納空間25を上下方向に長く形成することにより、上記ケース部27の周壁背面側に設ける建造物装着用の装着部16をも上下方向に長く形成できるように構成することを可能にする特長があり、それにより上下方向に長く形成できた装着部を、支持装置50を用い建造物9に連結することにより、棒状の送信用アンテナ部7aからの強力な曲げ力に対して耐え、上下方向に長い形状のアンテナ部が垂直状の設置状態を堅固に維持できるように構成できる効果がある。
【0046】
その上本願発明にあっては、棒状の送信用アンテナ部7aと、通信機器ケース7bとを、アンテナ7の下方基部7bが通信機器ケース7bの頭部に位置するように構成し、通信機器ケース7bの周面を支持装置50に連結するようにした構成であるから、通信機器ケース7bにおける上記電子機器収納空間のケース部の開口部を下側に向け、かつ、低い位置に配置できる特長がある。このことは、高所で、かつ足場の悪い位置に置かれた送信用増幅回路のケース27内に納める電子回路の性能を調べたり、調節したりする作業者が、危険を感じることなく建造物の近くで作業ができるようにできる作業上の効果がある。
【0047】
更に本願発明にあっては、通信機器ケース7bの内に設ける電子機器収納空間25を上下方向に長く形成することにより、ケース部の周壁も上下方向に長く形成することができる。このことにより、ケース部27の周壁に夫々放射方向に向けて突出させる放熱板の上下方向の長さを長くすることができ、冷却効果を抜群に向上させることのできる効果がある。また、ケース部の周壁から夫々放射方向に向けて放熱板を突出させ、かつ、これを上下方向に長くすることにより、
基部本体の補強効果が向上し、アンテナ部が強風に曝されるてもそれを維持する効果が増大する。
【0048】
アンテナの基部7bと、通信機器ケースの上部との連結部の結合を着脱自在の構成にし、アンテナ部と、通信機器ケース内の電子機器収納空間に備えさせる電子機器との電気的な結合も夫々着脱自在に接続できるようにすることによって、全体形状が非常に長い柱状となるものであっても、現場での取り扱いにあたってはこれらを二分してそれらを比較的短く形成して取り扱いし易いようにできる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】支柱に対し、支持装置を用いてアンテナを装着し、アンテナの基部を構成する通信機器ケースの内部回路を点検する状態を示す側面図。
【図2】支柱と、傾動自在の支持装置と、通信機器ケースとの関係を説明する為の分解斜視図。
【図3】支柱に対し、固定受具を装着した状態を示す側面図。
【図4】傾動受具に対して固定受具が装着され、取付具は分離した状態の斜視図。
【図5】傾動受具と固定受具と取付具は連結し、アンテナの基部を構成する通信機器ケースを装着する直前の状態を示す斜視図。
【図6】支柱に対し、支持装置を装着した状態を示す側面図。
【図7】支柱に対し、支持装置を装着し、それの傾動受具にアンテナの基部を構成する通信機器ケースを仮装着した状態を示す斜視図。
【図8】支柱に対し、支持装置を装着し、それの傾動受具に通信機器ケースを仮装着する直前の要部断面図。
【図9】支柱に対し、支持装置を装着し、それの傾動受具に通信機器ケースを装着した状態を示す要部断面図。
【図10】支柱に対し、支持装置を装着し、それの傾動受具の傾度調整状態を説明する為の側面図。
【図11】図10とは傾動受具の傾度が異なる場合の説明用側面図。
【図12】アンテナ部と、アンテナの基部を構成する通信機器ケースとの連結状態を説明する側面図。
【図13】アンテナの基部における遮光板を除いた状態の正面図。
【図14】アンテナの基部の一部を破断し、内部材が見えるようにした1部破断側面図。
【図15】通信機器ケースの背面の蓋を開放し、回路収納室内が見えるようにした状態の斜視図。
【図16】蓋を開放させた状態の通信機器ケースの底面図。
【図17】アンテナ部の内部に存在する放射要素と複数の反射要素の存在を説明するための図12におけるXVII−XVII線破断平面図。
【図18】従来におけるアンテナ装置を説明するための系統および構造図。
【図19】従来におけるアンテナ装置のアンテナ部の支持状態と、仰角の調節を説明する為の側面図。
【符号の説明】
1・・・受信アンテナ、2・・・コンバーター、3・・・ケーブル、4・・・信号処理器、4a・・・分配器、4b・・・増幅器、6・・・アンテナ装置、7・・・アンテナ、7a・・・アンテナ部、7b・・・基部、通信機器ケース、7c・・・上部、7d・・・下部、9・・・支柱、10・・・基部本体、11・・・固着部、13・・・固着具、16・・・装着部、17・・・掛金具、18・・・当付金具、19・・・固着用ネジ孔、21・・・放熱部、23・・・ケーブル収納部、25・・・電子機器収納室、26・・・開口窓、27・・・ケース部、30・・・増幅器入力コネクター、31・・・増幅器出力コネクター、40・・・蓋装着部、41・・・開閉蓋、46・・・だるま状孔、50・・・支持装置、52・・・固定受具、53・・・傾動受具、53b・・・受部材、53c・・・側部材。

Claims (9)

  1. アンテナ装置は、
    上下方向に長い形状のアンテナ7と、アンテナの基部7bを着脱自在に支持する為の支持装置50とを備え、
    上記支持装置50は、建築物に対する取付具51を一方の側に備える固定受具52と、固定受具52の他方の側に対して仰角調整の為に傾動自在に装着してある傾動受具53とで構成し、
    更に上記傾動受具53の反固定受具側には上記アンテナの基部7bを着脱自在に装着する為の受部材53bを備えさせ、
    上記支持装置50における受部材53bに対して上記上下方向に長い形状のアンテナ7の基部7bを着脱自在に装着するようにしてあるアンテナ装置において、
    上記傾動受具53の受部材53bには、アンテナの基部側に備える掛金具17を受止める為のだるま状孔46を備えさせ、
    一方、上記アンテナ7におけるアンテナ部7aの下方には通信機器ケースの上部を一体状に連結し、アンテナの基部7bを構成する上記通信機器ケースの側壁には、上記だるま状孔の太い径部よりも小さく、細径部よりも大きな径の掛け部17aを先部に備える仮止め用の掛金具17と、基部7bを構成する通信機器ケース7bと傾動受具53の受止部とを着脱自在に固定する為の固定手段とを備えさせたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 上記傾動受具53は、基部7bを構成する通信機器ケース7bの側壁における背面側に対向させる受部材53bと、受部材53bの両側に位置し、かつ、通信機器ケース7bの側壁の両側を挟む状態となる間隔で位置させる二つの側部材53cで構成し、二つの側部材53cの間に通信機器ケース7bを挿入することにより、通信機器ケース7bは二つの側部材53cに案内されて、上記仮止め用の掛金具17が上記傾動受具53の受止部に設けただるま状孔46の中心線上に進行できるようにしてあることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. アンテナ装置は、
    上下方向に長い形状のアンテナ7と、アンテナの基部7bを着脱自在に支持する為の支持装置50とを備え、
    上記支持装置50は、建築物に対する取付具51を一方の側に備える固定受具52と、固定受具52の他方の側に対して仰角調整の為に傾動自在に装着してある傾動受具53とで構成し、
    更に上記傾動受具53の反固定受具側には上記アンテナの基部7bを着脱自在に装着する為の受部材53bを備えさせ、
    上記支持装置50における受部材53bに対して上記上下方向に長い形状のアンテナ7の基部7bを着脱自在に装着するようにしてあるアンテナ装置において、
    上記固定受具52には傾動受具53側方向に張り出した受材52bを備えさせ、上記傾動受具53には上記固定受具52の受材52bに重合するするように形成した傾動部材53dを備えさせ、
    相互に重合する受材の下部と、傾動部材の下部とは、受材に対して傾動部材の上部が前傾自在に枢着し、
    受材52bと傾動部材53dの内、内側となる部材には、複数の夫々独立している内側調整孔63(G1〜G6)を上下方向に向けて配設すると共に、
    外側となる部材には、複数の夫々独立している外側調整孔62(K1〜K6)を上下方向に向けて配設し、
    上記内側調整孔グループと外側調整孔グループとの孔相互の位置関係は、
    複数の内側調整孔63の上下方向に対して複数の外側調整孔62の上下方向が相対的に僅かに傾斜して交差する位置関係に設定し、
    上記アンテナ7の仰角調整の為に上記傾動受具53を傾動方向に向けて逐次傾動させるときに内側調整孔グループの孔と、外側調整孔グループの孔との組合せが次々と変わって1つ宛重合するように配置したことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 上記受材52bと傾動部材53dに対して夫々上下方向に向けて配設する複数の内側調整孔グループと、外側調整孔グループとは、夫々上下方向において二分して夫々2列にし、しかも枢支部から距離を隔てて上方の側に偏在させて配設したことを特徴とする請求項3記載のアンテナ装置。
  5. アンテナ装置は、上下方向に長い形状のアンテナ7と、アンテナの基部7bを着脱自在に支持する為の支持装置50とを備え、
    上記支持装置50は、建築物に対する取付具51を一方の側に備える固定受具52と、固定受具52の他方の側に対して仰角調整の為に傾動自在に装着してある傾動受具53とで構成し、
    更に上記傾動受具53の反固定受具側には上記アンテナの基部7bを着脱自在に装着する為の受部材53bを備えさせ、
    上記支持装置50における受部材53bに対して上記上下方向に長い形状のアンテナ7の基部7bを着脱自在に装着するようにしてあるアンテナ装置において、
    上記アンテナの下方の基部7bは、アンテナ7におけるアンテナ部7aの下方に通信機器ケースの上部を一体状に連結して構成し、
    上記の基部7bを構成する通信機器ケース7bにおける本体内には、上下方向に長く形成した電子機器収納空間を備えさせ、
    その上下方向に長く形成した電子機器収納空間は、上部及び周囲をケース部材で取り囲み、下方に開口部を具備させ、
    さらに上記のアンテナ基部を構成する通信機器ケース7bの側壁の背面側に備えさせる装着部は、通信機器ケースにおける上記電子機器収納空間のケース部の開口部が低い位置になる状態で下側に向けて開口可能になり、かつ、上記の上下方向に長い形状のアンテナ部が、通信機器ケース7bの上部から上方に向けて高い位置に自立する状態で、上記傾動受具53の受止部によって支持されるように構成してあることを特徴とするアンテナ装置。
  6. 上記の上下方向に長く形成した電子機器収納空間における周囲を取り囲むケース部は、ケース部の周壁背面側に電子機器収納用の開口部を形成し、その開口部には着脱自在の蓋体を被せ付け、更にケース部の上記周壁背面側の外面に建造物装着用の装着部材を配置し、ケース部の周壁背面側の外面を建造物に連結することにより、上記周壁背面側に設けた開口部に対して着脱自在に装着した蓋体が開放されがたくしたことを特徴とする請求項5記載のアンテナ装置。
  7. 上記の上下方向に長く形成した電子機器収納空間の上部及び周囲を取り囲む状態に形成されている上記ケース部においては、ケース部の周壁から夫々側方に向けて突出する状態で、かつ、上下方向に長くした板状の放熱板を適当な間隔を隔てて複数並設状態で備えさせて、ケース部の周壁に設けた放熱板の間に形成される上下方向に長い通路を通して電子機器収納空間において生じる熱を放熱するようにしてあることを特徴とする請求項5又は6記載のアンテナ装置
  8. 上記アンテナ部7aと、基部7bを構成する通信機器ケースの上部との連結部の機械的な結合は着脱自在の構成にし、アンテナ部と、通信機器ケース内の電子機器収納空間に備えさせる電子機器との電気的な結合は、アンテナ部の下部から下方に延びる同軸導体の下端を、電子機器収納空間の下側開口部に備えさせる接続端子に対して着脱自在に接続するようにしてあることを特徴とする請求項5、6又は7記載のアンテナ装置。
  9. アンテナ装置は、上下方向に長い形状のアンテナ7であって、頂部には下部が接地されている避雷針を具備するアンテナと、アンテナの基部7bを着脱自在に支持する為の支持装置50とを備え、
    上記支持装置50は、建築物に対する取付具51を一方の側に備える固定受具52と、固定受具52の他方の側に対して仰角調整の為に傾動自在に装着してある傾動受具53とで構成し、
    更に上記傾動受具53の反固定受具側には上記アンテナの基部7bを着脱自在に装着する為の受部材53bを備えさせ、
    上記支持装置50における受部材53bに対して上記上下方向に長い形状のアンテナ7の基部7bを着脱自在に装着するようにしてあるアンテナ装置。
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