JPH0851311A - 簡易fpu架台装置 - Google Patents

簡易fpu架台装置

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JPH0851311A
JPH0851311A JP6202739A JP20273994A JPH0851311A JP H0851311 A JPH0851311 A JP H0851311A JP 6202739 A JP6202739 A JP 6202739A JP 20273994 A JP20273994 A JP 20273994A JP H0851311 A JPH0851311 A JP H0851311A
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JP
Japan
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base
fpu
mount
fixed
head
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Pending
Application number
JP6202739A
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English (en)
Inventor
Akira Yazumi
明 矢住
Kiyoshi Inatomi
潔 稲富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANYU GIKEN KK
NHK Integrated Technology Inc
Original Assignee
SANYU GIKEN KK
NHK Integrated Technology Inc
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Publication date
Application filed by SANYU GIKEN KK, NHK Integrated Technology Inc filed Critical SANYU GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ロープなどによるクランプを要さず所望の設置
場所に安定的に設置することができ、パラボラアンテナ
の固定も堅牢で台風などの強風時にも高信頼・高安定の
信号伝送を行うことができ、また、FPUヘッドの水平
・垂直方向調整も簡便、確実に行え、さらに耐久性と耐
候性もすぐれ、それでいて安価で取扱いの容易な半固定
的設置型の簡易FPU架台装置を提供する。 【構成】ポールの上端にベースを有し下端に据付けベー
スを有する架台にベース中央のセンターピンを中心とし
て垂直面内で変位及び固定可能な方調台を設け、この方
調台に垂直方向調整機構により角度可変なマウント台を
支持させ、マウント台には内側ハウジング部体と、該内
側ハウジング部体との間に通風空隙を形成する外側ハウ
ジング部体とを備えた二重ハウジングを取付け、マウン
ト台には自由端側がパラボラアンテナ背面に直結したバ
ックステイを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は簡易FPU架台装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】送受−対向乃至数対
向の組合せ中継によりテレビ番組の映像や音声を現場か
ら放送局へ中継伝送する手段として、フィールド ピッ
クアップ ユニット装置(以下FPU装置という)が汎用
されている。かかるFPU装置として、従来では移動型
の三脚に雲台とアタッチメントを装着し、これにFPU
ヘッド、スリット、パラボラアンテナなどを装填使用し
ている。この従来装置は可搬性に富むため、現場に一時
的に仮設して緊急性の高いホットな映像を中継伝送する
手段としては効果的である。しかし、近年では、視聴者
のニーズに応じて一定拠点の状況とその変化を長期間に
わたって取材ないし監視し、その取材伝送拠点からの映
像やロボットカメラ取材映像を重点的かつ継続的に提供
することが多くなっており、これに対応するためには、
FPU装置も仮設的でなく、半固定的に設置され運用さ
れることが必要である。この場合に、従来装置では架台
が三脚と雲台を用いた移動型のため軽量で構造上安定性
に乏しく、三脚を設置後、ロープなどのクランプ手段を
用いて安定化を図らなければならず煩雑であった。しか
も、ビル屋上の平坦部など設置場所によってはクランプ
が不可能な場合もあり、その場合にはクランプの可能な
場所に移動し伝送しなければならなくなる。また、クラ
ンプを行っても、ロープ類では経時的に伸びが生じるた
め、FPUヘッドの固定が不安定となり、最悪の場合に
は伝送不能となることがあった。
【0003】また、パラボラアンテナの取付けも、パラ
ボラアンテナの中心部とFPUヘッドの結合のみによる
ため、台風などの強風にさらされたときにFPUヘッド
が不安定となり、受信電界の減衰が生じやすいという大
きな問題があった。さらに、電波の中継には水平・垂直
方向の調整(方調)が重要であるが、従来ではこれを三脚
上部の雲台で行うようにしていたため、精密で高価な構
造の割に安定性と確実性が乏しいという問題があった。
また、従来装置ではFPUヘッドが単に密閉箱形のハウ
ジングで囲まれているだけであった。このため、防水性
に乏しいとともに、太陽熱にさらされるとハウジング内
に熱が篭ってFPUヘッドの回路部品等に悪影響を与え
るなど耐候性でも問題があった。また、密閉型のハウジ
ングであるため、保守点検等のためFPUヘッドを取り
替えたり、同軸ケーブルを接続する場合に煩雑であっ
た。
【0004】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに創案されたもので、その基本的な目的は、ロープな
どによるクランプを要さず所望の設置場所に安定的に設
置することができ、パラボラアンテナの固定も堅牢で台
風などの強風時にも高信頼・高安定の信号伝送を行うこ
とができ、また、FPUヘッドの水平・垂直方向調整も
簡便、確実に行え、さらに耐久性と耐候性もすぐれ、そ
れでいて安価で取扱いの容易な半固定的設置型の簡易F
PU架台装置を提供することにある。また、本発明の他
の目的は、前記目的に加え、水平面内で360°の全方
位に対して設置および調整が可能な方調機能にすぐれ汎
用性の高い簡易FPU架台装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記基本的目的を達成す
るため本発明は、ポールの上端にベースを有し下端に据
付ベースを有する架台と、前記ベースに重合されベース
中央のセンターピンを中心として水平面内で変位及び固
定可能な方調台と、FPUヘッドを固定する面を有し、
下部側の前後が前記方調台に支持されるとともに垂直方
向調整機構により方調台に対し角度可変なマウント台
と、前記マウント台に固定された内側ハウジング部体
と、該内側ハウジング部体との間に前後が外部に通じる
所要の通風空隙を形成するように前記マウント台に固定
された外側ハウジング部体とを備えた二重ハウジング
と、基端側が前記マウント台に固定され、自由端側がパ
ラボラアンテナ背面に設けたクランプ金具に連結された
バックステイと、を備えた構造としたものである。好ま
しくは、内側ハウジング部体は、背面側に開閉蓋を有し
ている。垂直方向調整機構は、下端部が方調台に枢支さ
れ上半部がマウント台に設けた長孔を貫くように伸びる
調整ボルトと、該調整ボルトと螺合するナットからなっ
ており、これによってマウント台は後部側が上昇または
下降可能である。さらに必要に応じ、マウント台は前部
が方調台に対して数段階で上下位置調整可能としてもよ
い。水平面内での方向調整機構は、ベースにセンターピ
ンを中心として前後に円弧状長孔を設け、方調台には前
記円弧状長孔に整合するボルト挿通孔を設け、ボルト挿
通孔を介して円弧状長孔に固定用ボルトを挿通し、方調
台をベースと相対位置変化させるような構成が好適であ
る。バックステイの構造としては、中間部から先が外方
に向くように捻じられたステイ本体と、一端がステイ本
体に連結され他端がパラボラアンテナ背面のクランプ金
具の一端に当接する第1の取付け金具と、クランプ金具
の他端に当接する第2の取付け金具と、クランプ金具中
を貫通し前記第1と第2の取付け金具を締め付ける手段
とを備えているものが挙げられる。また、他の目的を達
成するため本発明は、据付ベースに基準的アンカーボル
ト数の倍数の据付用穴を等間隔で正多角形状に配設する
かまたは、ベースをポール上端部に水平面内で相対変位
可能に連結している。
【0006】
【作用】架台が据付ベースを有し、かつパラボラアンテ
ナ裏面の複数個所をマウント台とバックステーで直結し
ているため著しく堅牢となり、台風などの強風に充分耐
えることができる。方調台とベースがセンターピンによ
り結合され、センターピンを境としてベースの前後に設
けた円弧状長孔と固定用ボルトにより方調台がベースに
対して相対変位でき、かつ方調台の後部とマウント台間
に調整ボルトを貫通させているため、マウント台を方調
台に対して傾動することができ、したがって、FPUヘ
ッドとパラボラアンテナの水平・垂直方向調整を簡単か
つ正確に行うことができる。また、FPUヘッドが内側
と外側のハウジング部体により二重に覆われ、内側と外
側のハウジング部体間に通風隙間が形成されているた
め、防水性がよいとともにFPUヘッドを太陽熱から有
効に保護することができる。内側ハウジング部体は後方
に開閉蓋を有しているため、二重ハウジングを外すこと
なく、ケーブルの接続、ヘッドの取替えなどの保守作業
を簡便に行うことができる。バックステイを、ステイ本
体と、これに一端が連結される第1の取付け金具と、こ
れと別の第2の取付け金具および締め付け手段の組合せ
とした場合には、簡単な作業で確実にパラボラアンテナ
を連結支持させることができる。また、据付ベースに基
準的アンカーボルト数の倍数の据付用穴を等間隔で正多
角形状に配設した場合には、基床に対する装置全体の方
位可変範囲を拡大することができ、また、ベースをポー
ルに水平面内で相対変位可能に連結した場合には基床に
対する架台の方位を固定したまま容易にベースの向きを
変化できる。したがって、こうした粗調整と前記した方
調台のベースに対する変位による微調整とにより360
°の全方位設置が可能となり、設置条件や相手方向(受
信点方向)の変更に自在に対応することができる。マウ
ント台の前部を方調台に対し数段階で上下位置調整可能
とした場合には、これにより粗調整を行うことができる
ため、調整ボルトによるマウント台後部側の上昇・下降
(微調整)とあいまって垂直方向の方調対応範囲を十分に
とり、かつ正確に行うことができる。
【0007】
【実施例】図1ないし図4は本発明による簡易FPU架
台装置の一実施例を示し、図5ないし図9は各部を拡大
して示している。1は架台であり、ポール2の下端にポ
ール高さに応じた大きさと設置場所に応じた形状の据付
ベース20を溶接等により一体化する一方、ポール外周
にはアンカーボルト位置方向に放射状に張り出す補強板
21を溶接等により一体に設け、ポール2の上端には前
面が受信方向にほぼ正対するようにベース4を溶接等に
より固着している。前記据付ベース20はこの実施例で
は平面正方形に構成され、隅部には計4個の据付用穴2
00が設けられ、これらの据付用穴200に基床たとえ
ば鉄骨やコンクリート基礎から延びるアンカーボルト3
を挿通しナットで固定するようにしている。前記ベース
4はポール2と同心上にセンターピン40を突設してお
り、かつこのセンターピン40を中心として前後の位置
には水平方向調整用の円弧状長孔41,41が板厚を貫
いて形成されている。
【0008】5は前記ベース4に重合配置される方調台
であり、ベース4の後端よりも所要長さ後方に突出する
面積を持っている。方調台5には中央域に前記センター
ピン40を貫挿する穴50が設けられ、また前記円弧状
長孔41,41に対応する位置には固定用ボルト52,
52を挿通する挿通孔51,51が設けられ、これら挿
通孔51,51と円弧状長孔41,41に固定用ボルト
52,52を挿通し、ナット53,53を螺合すること
で方調台5はベース4に重合固定されるようになってい
る。方調台5は前端部両側に一対の軸受台54,54が
固着されており、また、後端部とりわけ前記穴51より
も後方部位には垂直方向調整機構6が設けられている。
この垂直方向調整機構6は、図5のように方調台5に下
端部が枢支された調整ボルト6aと、この調整ボルト6
aに螺合する2つのナット6b,6b’からなってい
る。詳しくは、図5のように、調整用ボルト6aは下端
部に環状部(アイ)60を有し、この環状部60にナッ
クルピン61を挿通し、そのナックルピン61を方調台
長さ方向中心線の比較的近傍位置に突設した一対の軸受
台55,55に支架させることにより調整用ボルト6a
は角度可変に保持されている。
【0009】7は前記方調台5に垂直方向相対位置可変
に取り付けられたマウント台である。該マウント台7
は、前記方調台5と長さ寸法がほほ同じで幅寸法が方調
台5よりも適度に大きな板体からなり、長手方向両側中
間部には軽量化と通風のため図4のように切欠き70,
70が設けられている。また、マウント台7には前端に
FPUヘッドの取外しレバーを操作するのに適した切欠
き78が設けられ、後側域にはVアタッチメント取外し
操作用の窓穴79が設けられている。マウント台7は前
端部両側下部に前記方調台5の軸受台54,54と組を
なす軸受台71,71が突設されており、それら組をな
す軸受台54,71、54、71に設けた通孔に支持ボ
ルト77,77を挿通してナットを螺合することにより
マウント台7は方調台5と所定の間隔をおいて連結され
る。一方、マウント台7の後端部には、図4のようにマ
ウント台長手方向中心線上に長孔72が設けられてお
り、前記した一方のナット6bを前記調整用ボルト6a
に螺合し、この状態で調整用ボルト6aを長孔72に貫
挿させ、他方のナット6b’を螺合することでマウント
台7は方調台5に所望の相対角度をもって支持される。
【0010】マウント台7の前端部両側下部には前記軸
受台71,71よりも幅方向外方部位にバックステイ固
定用の一対の固定台73,73が固着されており、また
マウント台7の前端部両側上部には前記固定台73,7
3と直列状をなすようにハウジング前部固定用の一対の
第1固定台74,74が固着されている。これら第1固
定台74,74の外側面には帯板状の支片75,75が
それぞれ固着され、各支片75,75の上端部内側には
ハウジングおよびバックステイ固定用の第2固定台7
4’,74’が固着されている。また、マウント台7の
後端部両側上部には図4のようにハウジング後部固定用
の一対の第3固定台76,76が固着されている。
【0011】8は二重ハウジングであり、ステンレス鋼
板製の内側ハウジング部体8aと、同じくステンレス鋼
板製の外側ハウジング部体8bとからなっている。内側
ハウジング部体8aは天井部と左右側壁を有し、左右側
壁の前端付近と後端付近には図4のように前記第1固定
台74,74と第3固定台76,76の横孔に対応する
ボルト挿通孔84,85が設けられている。また、内側
ハウジング部体8aは後述するFPUヘッドを風雨から
保護するため前端にFPUアダプタの上部付近にまで達
する前面カバー壁80を有している。該前面カバー壁8
0は溶接で一体化されるか、あるいは幅方向両端の屈曲
部を内側ハウジング部体8aに嵌合してねじ等で結合さ
れる。内側ハウジング部体8aは後端部に丁番810で
連結された開閉蓋81を有している。該開閉蓋81はス
テンレス鋼板からなり、閉じ状態において内側ハウジン
グ部体8aの下端に達さず、したがって、マウント台7
の上面との間に所要の空隙を有している。そして開閉蓋
81は閉じ状態としたときに自動的に内側ハウジング部
体8aにロックされるようになっている。そのロック手
段は磁石と鉄片の組合せなど任意であるが、この実施例
では図6のように内側ハウジング部体8aの内側下部に
弾性的な係止片82を設け、開閉蓋81の内面には係止
片82に係脱可能な突起片82’を設けている。
【0012】外側ハウジング部体8bは天井部と左右側
壁を有し、前記内側ハウジング部体8aと相似しかつこ
れよりも大きな寸法に作られており、左右側壁の前端付
近には前記第1固定台74,74と第2固定台74’,
74’の横孔に対応するボルト挿通孔84’,86をそ
れぞれ有し、また、後端付近には第3固定台76,76
の横孔に対応するボルト挿通孔85’が設けられてい
る。前記内側ハウジング部体8aは図2のように左右側
壁の外面が第1固定台74,74と第3固定台76,7
6の各内側面と当接するようにマウント台7に配され、
外側ハウジング部体8bは左右側壁の内面が支片75,
75の外側面と第3固定台76,76の外側面に当接す
るようにマウント台7に配される。これにより内側ハウ
ジング部体8aと外側ハウジング部体8bは第1固定台
74,74と第3固定台76,76の内外面によって所
定の間隔に位置決めされて二重ハウジング8となり、内
側ハウジング部体8aと外側ハウジング部体8bの間に
は所定の通風空隙Cが形成される。そして、内側ハウジ
ング部体8aと外側ハウジング部体8bの各ボルト挿通
孔84,84’,85,85’を第1固定台74,74
と第3固定台76,76の横孔と合致させ、固定用ボル
ト87,88を挿通し、ナットと螺合することによりマ
ウント台7と二重ハウジング8は一体化される。
【0013】9はパラボラアンテナであり、背面の4隅
にクランプ金具90が固定されている。各クランプ金具
90は図1と図7のように両端の座部をもってパラボラ
アンテナ9にリベット止めなどにより固着され、中央部
にボルト挿通用の溝900を有している。9aはパラボ
ラアンテナ9の前面に取り付けられたレドームであり、
これを使用した場合風圧荷重は著しく軽減され、安定性
を増すことができる。10a,10a,10b,10b
は前記クランプ金具90と協同してパラボラアンテナ9
をマウント台7に直結支持させるための4本のバックス
テイであり、上部の2本のバックステイ10a,10a
はそれぞれ基端部が前記一対の第2固定台74’,7
4’に固定され、下部の2本のバックステイ10b,1
0bはそれぞれ基端部が前記一対の固定台73,73に
固定されている。各バックステイ10a,10a,10
b,10bは、中間から先が外方に向くように捻じら
れ、基端部と自由端部にそれぞれ通孔を設けたステイ本
体100と、クランプ金具90の前後面に当接する第1
と第2の2つの取付け金具101,102と、クランプ
金具90の溝900を貫通し前記第1、第2の取付け金
具101,102に締付け力を与える固定用ボルト10
3とを備えている。
【0014】上部のバックステイ10a,10aにおけ
る各ステイ本体100はそれぞれ基端部の通孔が外側ハ
ウジング部体8bの前端部上側のボルト挿通孔86と合
わされる。そして、これら通孔およびボルト挿通孔と第
2固定台74’の横孔に固定用ボルト89を挿通し、ナ
ットと螺合することにより上部のバックステイ10a,
10aはしっかりとマウント台7に固定される。固定用
ボルト89とナットによる締め付けにより同時に外側ハ
ウジング部体8bの上部も第2固定台74’に固定され
る。これに対し、下部のバックステイ10b,10bに
おける各ステイ本体100はそれぞれ通孔がマウント台
7の両側下部に突出している一対の固定台73,73の
横孔に合わせられる。そして固定用ボルト83を挿通
し、ナットと螺合することにより下部のバックステイ1
0b,10bはしっかりとマウント台7に固定される。
【0015】第1の取付け金具101は側面が略L状を
なし、一方の片部に設けた通孔をステイ本体100の自
由端部の通孔に合致させ、これらに固定用ボルト106
を挿通しナットと螺合することによりステイ本体100
に固定される。第2の取付け金具102は通孔を有する
小プレートからなっており、この実施例では第2の取付
け金具102は独立した部品となっているが、場合によ
ってはクランプ金具90の端面に溶接等で予め固着され
ていてもよい。第1の取付け金具101は図7のように
パラボラアンテナ9のクランプ金具90の片面に当接さ
れ、この状態で第2の取付け金具102をクランプ金具
90の他面に当て、固定用ボルト103を第1の取付け
金具101の通孔からクランプ金具90の溝900を貫
通させ、さらに第2の取付け金具102の通孔を貫通さ
せ、ナットと螺合する。これにより各バックステイ10
a,10a,10b,10bはパラボラアンテナ9と強
固に連結され、パラボラアンテナ9を前面から支える。
【0016】11は任意の形式のFPUヘッドであり、
この例では比較的簡易な形式のFL型が用いられ、アダ
プタ12に装填されている。なお、「FL型」とは、日本
放送協会において取材伝送拠点などからの番組素材伝送
用に適用されているFPU装置であって、特にコスト低減
が図られている簡易なFPU装置の形式的名称であり、一
例としては池上通信機株式会社製のPL−7S型が挙げ
られる。アダプタ12は先端部にスリット取付け部12
0とアンテナ取付け部121を有し、パラボラアンテナ
9に結合されている。またアダプタ12は図8のように
底部に台形状をなしかつ長手方向でテーパ状に幅が狭く
なったV座13を有している。V座13は後半部両側に
ロック用の切込み130,130を有している。一方、
マウント台7の上面には、前記V座13に合致するよう
に鳩尾状をなしかつ幅方向がテーパ状にすぼまった溝1
40を有するVアタッチメント14が固定される。この
Vアタッチメント14は公知の構造であり、溝140内
に出没可能なスプリング式のロック用金具141,14
1と、該ロック用金具141,141を罷動せるための
アンロックレバー142,142を有している。また、
Vアタッチメント14の前端には図9のように溝140
の先端内に突出可能な押圧用突起部を有する取外し操作
用レバー143が装備されている。この取外し操作用レ
バー143は前記のようにマウント台7の切欠き部78
に臨んでいる。Vアタッチメント14の後端には溝14
0内に突出可能な止め金具145が枢着されている。F
PUヘッド11を装填したアダプタ12は底部のV座1
3をVアタッチメント14の溝140の後方から挿入す
ることにより噛み合わされ、これにより切込み130,
130にロック用金具141,141が係合し自動ロッ
クされる。そして止め金具145を溝内方に傾動させる
ことによりV座13は前後方向にもロックされ、脱落が
防止される。
【0017】なお、架台1の高さは現場の状況に応じて
適宜設定するもので、高さが大きい場合には、ベース4
の下面とポール2間も補強板で連結することが好まし
い。架台1、方調台5、マウント台7、バックステー1
0a,10a,10b,10bなどは鉄系金属に亜鉛め
っきなどを施すなどして耐食性を高めている。、また、
方調台5の軸受台54,54は、マウント台7の軸受台
71と組をなし、その高さは、予め測定した受信点の仰
角により設定する。
【0018】図10ないし図12は水平面内での方調機
能を向上するための本発明の別の実施例を示している。
上記実施例では、ベース4の円弧状長孔41,41の設
定により方調台5の水平面内での調整範囲を実現してい
たが、設置場所の条件によりあるいは相手方向の変更な
どに対応するためには、架台装置全体として360°の
全方位に対して設置および調整可能であることが望まし
い。図10は、前記実施例が架台1の据付ベース20の
隅部に4個の据付用穴200を正方形状配置としていた
のに対し、据付け用穴200の数を8個に増し、それら
8個の据付用穴200を円周上に等間隔にすなわち正八
角形状に配設したものである。このようにすれば、図1
0に200の符号を示す4個の据付用穴を使用して架台
1を据付けることができるほか、それら4個の据付用穴
200の間にある他の4個の据付用穴200’を使用し
て据え付けることができるため、架台1そのもので方向
を粗調整することができ、したがって、方調台5の変位
を±30°が可能なようにしておけば、360°の方位
に対応することができる。
【0019】図11と図12は、前記実施例があらかじ
め相手方向にほぼ正対するようにベース4をポール2に
対して固着していたのを変更し、ポール2に対してベー
ス4を分離可能としかつ水平面内で所要回転角だけ変位
できるようにしたものである。 詳細には、ボス420
上端部にフランジ421を有する調整台42をポール2
の上端部に溶接等によって固着し、フランジ421には
複数たとえば8個のボルト挿通孔422を正八角形を呈
するように円周上に等間隔で配設し、ベース4には同数
かまたは半数(この例では4個)の雌ねじ43(ナットを
埋め込み固定してもよいし直接雌ねじ穴を設けてもよ
い)を設け、図12の実線と仮想線のように所望方位に
ベース4を向け、この状態で固定用ボルト44を雌ねじ
43に螺合して締め付けることにより、ポール2とベー
ス4を固定するようにしたものである。この実施例は、
据付け基床に対する据付ベース20の据付け方位を変え
ずに360°の方位に対応することができる利点があ
る。この場合、方調台5を調整するのと同じようにベー
ス4についてもセンターピンにより水平面内の回動を確
実に行えるようにすることが望ましい。したがって図1
1のようにフランジ421(この例では天板となってい
る)の中心部にセンターピン40を突設し、これをベー
ス4の中央部に設けた穴45と方調台5の穴50に貫通
させるものである。なお、場合によってはポール2の上
端を延出させてセンターピンの役割をはたさせてもよ
い。なお、図10と図11,12の構造を併用すること
もできることはいうまでもない。
【0020】図13は垂直方向の調整機能を向上するよ
うにした本発明の別の実施例を示している。すなわち、
この実施例はマウント台7の前端部下部に突設されてい
る一対の軸受台71,71の寸法を延長し、それら軸受
台71,71に2個ないし3個程度の通孔710,71
0’を垂直線に対してやや変位するような関係で設け、
それら通孔710,710’を選択して方調台5の軸受
台53,53の通孔と合わせ支持ボルト77,77を挿
通することでマウント台7を前部側でも上下数段階に位
置調整できるようにしている。前述の実施例では、垂直
方向の調整は調整ボルト6aに対するナット6b,6
b′の移動によりマウント台7の後部側を上昇または下
降されることで実現しているが、図13の構造をマウン
ト台組立時に使用すれば、設置条件に合わせて垂直方向
の粗調整を行うことができるため、通常時の調整ボルト
6aによる微調整が容易になるとともに、方調の対応範
囲を拡大しかつ精度を高くすることができる。
【0021】
【実施例の作用】本発明は上記のような構成からなるの
で、現場に設置するにあたっては、相手方向にベース4
の前面がほぼ正対するように、据付ベース20を基床に
設置し、据付ボルト3,3により締付け固定する。ビル
の屋上などの平場に据え付けるときには、ボルトで結合
した多分割(たとえば8分割)コンクリート基礎に据付ベ
ース20を配してボルト締めで固定すればよい。次いで
方調台5の中心孔50をベース4から突出しているセン
ターピン40に貫挿させる。方調台5には予め調整ボル
ト6aをナックルピン61により軸受台55に枢支さ
せ、調整ボルト6aにナット6b’を螺合しておく。そ
して、方調台5の前後部にある挿通孔51,51に固定
用ボルト52,52を挿入し、ベース4の円弧状長孔4
1,41を貫通させる。
【0022】一方、マウント台7には予めVアタッチメ
ント14を固定しておき、その状態でマウント台7の前
端部下部の軸受台71,71を方調台5の軸受台54,
54と合せ、前記調整ボルト6aを長孔72を貫通さ
せ、この状態で各軸受台71,54に支持ボルト77を
挿通しナットと螺合する。これによりマウント台7は方
調台5に支持される。そこで次に前記Vアタッチメント
14にFPUヘッド11を装填したアダプタ底部のV座
13を係合させ、止め金具145を傾転させる。これで
FPUヘッド11はマウント台7に装備される。この状
態で次に内側ハウジング部体8aをマウント台7に載せ
れば、内側ハウジング部体8aはFPUヘッド11を包
囲し、固定台74,74’76の内側面に接触して位置
決めされる。そして外方から外側ハウジング部体8bを
覆えば天井壁と側壁の境界部分が固定台74’に当接
し、側壁が固定台74,76の外側面に接触することに
よりワンタッチで位置決めされる。そこで固定用ボルト
87,88を固定台74,76を貫通させナットで締め
付け、さらに固定用ボルト89を固定台74’を貫通さ
せナットで締め付ければ、内側ハウジング部体8aと外
側ハウジング部体8bはマウント台7と一体化される。
【0023】パラボラアンテナ9の4隅のクランプ金具
90には第1と第2の取付け金具101,102を当
て、固定用ボルト103をクランプ金具90の溝900
を通してナットと螺合しておく。また一方、上部バック
ステイ用のステイ本体100,100の基端部をそれぞ
れ外側ハウジング部体8bの側壁上部に当て、固定用ボ
ルト89を外側ハウジング部体8bと支片75および固
定台74’に挿通させてナットと螺合し、仮止めする。
それとともに、下部バックステイ用のステイ金具10
0,100の基端部も固定台73,73に当て、それぞ
れ固定用ボルト83を固定台73に通してナットと螺合
し、仮止めする。この状態でパラボラアンテナ9をFP
Uヘッド11に接近させ、アンテナ取付け部121によ
り結合する。さらにスリット取付け部120にスリット
を取り付ける。そして、前記のように仮止め状態の4つ
のステイ本体100,100の自由端をパラボラアンテ
ナ背面の第1取付け金具101に位置合せし、固定用ボ
ルト89,83を本締めするとともに、固定用ボルト1
06,106をナットと螺合する。これによりパラボラ
アンテナ9を簡単確実にマウント台7に直結することが
できる。
【0024】そして、最後に相手方向を調整するときに
は、方調台5を持ち所望の方向に向ける。前記のように
固定用ボルト52,52がベース4の円弧状長孔41,
41に挿通されているため、方調台5はセンターピン4
0を中心として水平方向で所望角度でベース4と相対変
位する。この方調台5はマウント台7と結合されてお
り、そのマウトン台7にはバックステイ10a,10
a,10b,10bを介してパラボラアンテナ9が相対
変位なしに支持されている。このため、前記のような方
調台5の変位によりFPUヘッド11およびパラボラア
ンテナ9を水平面内で正確に相手方向に向けることがで
きる。この水平方向調整範囲は円弧状長孔41,41の
設定によりたとえば±30°というように相当範囲で実
現できる。また、マウント台7は前部が軸受台54、7
1と支持ボルト77で枢支されているため、方調台後部
のナット6b’を回動すれば、調整ボルト6aに対する
ナット6b’の移動に伴ってマウント台7は後部側が上
昇または下降する。それによりマウント台7とFPUヘ
ッド11およびパラボラアンテナ9は一体となって垂直
方向すなわち仰角が変化され、したがって、FPUヘッ
ド11およびパラボラアンテナ9を垂直内で正確に相手
方向に向けることができる。以上のようにFPUヘッド
11およびパラボラアンテナ9の方向を簡単、確実にす
ることができ、このような方調が終わったならば、固定
用ボルト53,53にナットを螺合して締付け、また、
マウント台7の長孔72から突出している調整ボルト6
aの端部にナット6bを螺合し、マウント台下側のナッ
ト6b’を締め付ける。これらにより方調状態がしっか
りと固定される。
【0025】使用状態においては、架台1が据付ベース
20を有するポール2で構成されているためロープなど
のクランプを用いなくても安定性がよく、しかも、風圧
を最も受けるパラボラアンテナ9の複数個所がバックス
テイ10a,10a,10b,10bを介してマウント
台7と連結され、背後からしっかりと支えられている。
このため、ロープなどのクランプを用いなくても台風な
どの強風を受けてもこれに十分に耐え、FPUヘッド1
1に対する変則荷重の付加を防止できるため、受信電界
の減衰などの生じない安定した伝送を行うことができ
る。また、FPUヘッド11とアダプタ12は内側ハウ
ジング部体8aと外側ハウジング部体8bにより二重に
覆われているため、雨や雪に対する保護が良好であり、
かつ内側ハウジング部体8aと外側ハウジング部体8b
の間には前後が大気に通じる通風隙間Cが形成されてい
るため、この通風隙間Cを通る気流により冷却作用が得
られ、内側ハウジング部体8a内のFPUヘッド11を
輻射熱の影響から的確に保護することができ、FPUヘ
ッド11の機能を長期にわたって維持することができ
る。
【0026】また、内側ハウジング部体8aは後側に開
閉蓋81を有しており、開閉蓋81は閉時に内側ハウジ
ング部体8aに自動ロックされるため、風などによって
みだりに開くことがなく、また、開閉蓋81を開くこと
によって内側ハウジング部体8aの後方が開放されるた
め、いちいち二重ハウジング8を取り外す要なくFPU
ヘッド11の取替えや同軸ケーブルの接続などの保守作
業を簡便に行うことができる。FPUヘッド11を取り
外すときには、マウント台7の窓孔79から手指を挿入
し、アンロックレバー142,142を押圧すれば、ロ
ック用金具141,141が罷動する。そこで止め金具
145を回動すればV座13は移動可能となるので、マ
ウント台7の切欠き部78に手指を挿入し取外し操作用
レバー143を前方に引けば、突起部がV座13を押圧
する。これによりV座13は溝140に沿って後方に押
し出され、前記のように内側ハウジング部体8aの開閉
蓋81を開くことによりFPU11ヘッドを簡単に取り
出すことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によれ
ば、ロープなどによるクランプを要さず所望の設置場所
に安定的に設置することができ、パラボラアンテナの固
定も堅牢で台風などの強風時にも高信頼・高安定の信号
伝送を行うことができ、また、FPUヘッドの水平・垂
直方向調整も簡便、確実に行え、さらにハウジングの二
重構造によって耐久性と耐候性もすぐれ、それでいて安
価で取扱いの容易な半固定的設置型の簡易FPU架台装
置を提供することができるというすぐれた効果が得られ
る。請求項2によれば、水平方向と垂直方向の方向調整
を簡単な構造と簡単な操作で行うことができるというす
ぐれた効果が得られる。請求項3によれば、FPUヘッ
ドの取替えや同軸ケーブルの接続などの保守作業を簡便
に行えるというすぐれた効果が得られる。請求項4によ
れば、バックステイの自由度が大きく、パラボラアンテ
ナに簡単、確実に連結できるというすぐれた効果が得ら
れる。請求項5によれば、水平面内360°の全方位で
設置や調整ができるため、設置条件や相手方向の変更な
どに自在に対応することができるというすぐれた効果が
得られる。請求項6によれば、垂直方向の方調範囲を拡
大することができるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による簡易FPU架台装置の一実施例を
示す側面図である。
【図2】同じくその正面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】本発明による簡易FPU架台装置の分解斜視図
である。
【図5】本発明における垂直方向調整機構を拡大して示
す部分的縦断側面図である。
【図6】本発明における内側ハウジング部体と開閉蓋の
取り合いを示す部分的横断面図である。
【図7】本発明におけるバックステイとパラボラアンテ
ナの取り合いを示す部分的断面図である。
【図8】本発明におけるマウント台とFPUヘッドの取
り合いを示す部分的断面図である。
【図9】本発明におけるマウント台とFPUヘッドの取
り合いを示す横断面図である。
【図10】本発明における架台の他の実施例を示す横断
面図である。
【図11】本発明における架台とベースの関係の実施例
を示す部分的縦断側面図である。
【図12】図11に示すベース部分の背面図である。
【図13】本発明における垂直方向調整機構の他の実施
例を示す部分切欠正面図である。
【符号の説明】
1 架台 2 ポール 4 ベース 5 方調台 6 垂直方向調整機構 6a 調整ボルト 6b,6b’ ナット 7 マウント台 8 二重ハウジング 8a 内側ハウジング部体 8b 外側ハウジング部体 9 パラボラアンテナ 10a,10b バックステイ 20 据付ベース 40 センターピン 41 円弧状長孔 51 ボルト挿通孔 52 固定用ボルト 72 長孔 90 クランプ金具 100 ステイ本体 101 第1の取付け金具 102 第2の取付け金具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポール2の上端にベース4を有し下端に据
    付ベース20を有する架台1と、 前記ベース4に重合されベース中央のセンターピン40
    を中心として水平面内で変位及び固定可能な方調台5
    と、 FPUヘッドを固定する面を有し、下部側の前後が前記
    方調台5に支持されるとともに垂直方向調整機構6によ
    り方調台5に対し角度可変なマウント台7と、 前記マウント台7に固定された内側ハウジング部体8a
    と、該内側ハウジング部体8aとの間に前後が外部に通
    じる所要の通風空隙を形成するように前記マウント台7
    に固定された外側ハウジング部体8bとを備えた二重ハ
    ウジング8と、 基端側が前記マウント台7に固定され、自由端側がパラ
    ボラアンテナ背面に設けたクランプ金具90に連結され
    た複数のバックステイ10a,10a,10b,10b
    とを備えたことを特徴とする簡易FPU架台装置。
  2. 【請求項2】垂直方向調整機構6が、下端部が方調台5
    に枢支され上半部がマウント台7に設けた長孔72を貫
    くように伸びる調整ボルト6aと、該調整ボルト6aと
    螺合するナット6b,6b’からなっており、ベース4
    はセンターピン40を中心として前後に円弧状長孔4
    1,41を有し、方調台5には前記円弧状長孔41,4
    1に整合するボルト挿通孔51,51を有し、ボルト挿
    通孔を介して円弧状長孔に固定用ボルト52,52を挿
    通することで方調台5をベース4と相対位置変化し得る
    ようになっている請求項1に記載の簡易FPU架台装
    置。
  3. 【請求項3】内側ハウジング部体8aが、背面側に開閉
    蓋81を有しているものを含む請求項1または請求項2
    に記載の簡易FPU架台装置。
  4. 【請求項4】バックステイ10a,10a,10b,1
    0bが中間部から先が外方に向くように捻じられたステ
    イ本体100と、一端がステイ本体100に連結され他
    端がパラボラアンテナ背面のクランプ金具90の一端に
    当接する第1の取付け金具101と、クランプ金具90
    の他端に当接する第2の取付け金具102と、クランプ
    金具中を貫通し前記第1と第2の取付け金具101,1
    01を締め付ける手段とを備えている請求項1ないし請
    求項3のいずれかに記載の簡易FPU架台装置。
  5. 【請求項5】据付ベース20に基準的アンカーボルト数
    の倍数の据付用穴を等間隔で正多角形状に配設するかま
    たは、ベース4をポール上端部に水平面内で相対変位可
    能に連結しているものを含む請求項1ないし請求項4の
    いずれかに記載の簡易FPU架台装置。
  6. 【請求項6】マウント台7の前部が方調台5に数段階で
    上下位置調整可能になっているものを含む請求項1ない
    し請求項5のいずれかに記載の簡易FPU架台装置。
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