JP2004047502A - リードの溶着装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】太陽電池セルPの溶着位置に移送されたリードLを押圧装置4を介して押圧するとともに、熱風装置5を介して熱風をリードLに供給し、半田を溶融させて太陽電池セルPにリードLを溶着する。リードLを溶着すれば、熱風装置5が上昇し、その熱風は、押圧装置4の支持フレーム41に設けた遮蔽板7に沿って排出される。ここで、熱風は、遮蔽板7の断熱材72に衝突した後、方向を変え、ガイドプレート71に沿って斜め上外方に排出される。この際、ガイドプレート71に形成されたガラリ状開口71aを通してガイドプレート71の下面側の外気が吸引されるため、太陽電池セルPの周囲の高温の空気が吸引されるとともに、対流によって太陽電池セルPの周囲に外気が流れ込むことから、太陽電池セルの周囲が冷却される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池セルにリードを溶着するリードの溶着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、太陽電池モジュールは、複数個の太陽電池セルを接続してストリングを形成し、複数行のストリングを接続して面状に製造される。この場合、複数個の太陽電池セルを接続してストリングを形成する際、隣接する太陽電池セルは、断面偏平な方形状に形成された導体、例えば、銅線からなるリードを介して接続されている。具体的には、図4に示すように、一の太陽電池セルPの表面および隣接する太陽電池セルPの裏面にわたって半田を介してリードLを溶着し、順次接続するようにしている。
【0003】
具体的には、太陽電池セルの溶着位置にリードを配置するとともに押圧し、熱風をリードに供給して半田を溶融させ、太陽電池セルにリードを溶着するようにしている。
【0004】
ここで、半田の溶融温度が180〜230℃であることを考慮して、吹き出し口における熱風の温度が設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、リードに熱風を供給して半田を溶融させ、太陽電池セルにリードを溶着する場合、通常、熱風は、リードに向かって外から内方に吹き込まれることから、中央部に熱が滞留しやすい。また、リードを溶着しても、熱風の吹き出しは継続されていることから、その下部に配設される機器は、常時高温の熱風にさらされることになる。この結果、機器の配管や配線が溶けたり、変形したり、あるいは、故障するおそれがあった。
【0006】
特に、太陽電池セルに対するリードの溶着を太陽電池セルの搬送工程において連続的に行う場合には、熱風は吹き出し口から常時吹き出されることから、蓄熱されて機器の周囲は作業者が接近できないほどの高温となり、機器に対する熱影響は大きなものとなっていた。
【0007】
なお、機器に遮蔽カバーを設けることも考えられるが、遮蔽カバーの内部は、外気の円滑な流通が阻止されているため、短時間でかなりの高温に達し、ほとんど効果がないものであった。
【0008】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、リードを溶着する熱風による機器に対する悪影響を可及的に防止することのできるリードの溶着装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、太陽電池セルの溶着位置に移送されたリードを昇降自在な押圧装置を介して押圧するとともに、昇降自在な熱風装置を介して熱風をリードに供給し、半田を溶融させて太陽電池セルにリードを溶着するリードの溶着装置であって、前記押圧装置の支持フレームに、水平方向から斜め上外方向に向けて湾曲するとともに、複数個のガラリ状開口を形成したガイドプレートおよび該ガイドプレートの内端側水平部上面に配設された断熱材からなる遮蔽板を設け、熱風装置からの熱風を断熱材に衝突させてガイドプレートに沿って上昇させるとともに、ガイドプレートの下面側の外気をガラリ状開口から吸引することを特徴とするものである。
【0010】
本発明によれば、太陽電池セルの溶着位置にリードを移送し、押圧装置を介して押圧するとともに、熱風装置を介して熱風をリードに供給し、半田を溶融させて太陽電池セルにリードを溶着する。そして、リードの溶着が終了すれば、熱風装置は上昇位置に退避する。この際、熱風装置からの熱風は、断熱材に衝突した後、方向を変え、ガイドプレートに沿って斜め上外方向に向けて放出される。ここで、熱風が熱風がガラリ状開口の上を通過すると、ガラリ状開口を通してガイドプレート下面側の外気が吸引される。このため、太陽電池セルの周囲の高温の空気が吸引されるとともに、対流によって太陽電池セルの周囲に外気が流れ込むことから、太陽電池セルの周囲が冷却され、熱が滞留して蓄熱するのを防止することができる。
【0011】
この結果、太陽電池セルの周囲に配置された機器が、常時熱風にさらされたり、機器の周囲に熱が滞留することがないため、機器の配管や配線が溶けたり、変形したり、あるいは、故障することを冷却装置などを格別に設けることなく確実に防止することができる。
【0012】
本発明において、前記押圧装置の下方に臨んで、半田の溶融温度以下の設定温度に制御された昇降自在な支持ブロックが設けられ、支持ブロックを介して太陽電池セルを支持すると、太陽電池セルに対する押圧装置によるリードの押圧を支持することができるとともに、太陽電池セルの下面側を加熱することができ、熱風装置による上面側との温度差を縮小させることができる。また、熱風装置が上昇した際、太陽電池セルの熱を吸収することができる。
【0013】
本発明において、前記熱風装置の吹き出しノズルが斜め下外方向に向かって形成されていると、熱風装置からの熱風は、斜め下外方に向かって吹き出されることから、中央部に熱風が滞留するの防止することができる。
【0014】
本発明において、前記押圧装置の支持フレームが枠状に形成され、枠状の支持フレームの内部を熱風装置が昇降すると、全体の大きさをコンパクトに形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1および図2には、本発明のリードの溶着装置1の一実施形態が示されている。
【0017】
この溶着装置1は、太陽電池セルPを間欠的に搬送する搬送装置2と、搬送装置2を介して搬送された太陽電池セルPの設定位置において、搬送装置2の側方に臨んで設けられたリードLの移送装置3と、搬送装置2の上方に臨んで設けられたリードLの押圧装置4と、搬送装置2の上方に臨んで設けられた熱風装置5と、搬送装置2の下方に臨んで設けられた支持装置6と、から構成されている。
【0018】
搬送装置2は、詳細には図示しないが、一対の歯付きプーリーと、一対の歯付きプーリー間に巻回された歯付きベルト21と、からなり、一方の歯付きプーリーには電動モーターが連結され、また、歯付きベルト21には、一定間隔で小孔21aが形成されている他、歯付きベルト21の内面は、図示しない真空源に接続されている。
【0019】
したがって、歯付きベルト21に載置された太陽電池セルPは、歯付きベルト21の小孔21aを通して吸引されることにより、歯付きベルト21に位置決めされ、この状態で図示しない電動モーターを駆動させると、後方に搬送される。
【0020】
なお、歯付きベルト21の幅は、太陽電池セルPの幅よりも小さく設定されている。
【0021】
移送装置3は、図2に示すように、太陽電池セルPの設定位置において、搬送装置2の側方に配置された受け台31と、図示しない真空源に接続されて、受け台31に供給された設定長さのリードLを吸着する複数個の吸着部321を有する吸着部材32と、からなり、吸着部材32は、詳細には図示しないが、通常、受け台31の上方に位置して昇降可能に設けられ、かつ、受け台31と、搬送装置2によって設定位置に搬送された太陽電池セルPに対するリードの溶着位置との間を往復移動可能に設けられている。
【0022】
したがって、受け台31に供給されたリードLを、吸着部材32を介して吸着し、太陽電池セルPの溶着位置に移送することができる。
【0023】
ここで、太陽電池セルPに対するリードLの溶着位置は、搬送装置2の歯付きベルト21の左右各端縁部よりも外方の、太陽電池セルPの左右端部に設定されている。
【0024】
押圧装置4は、方形枠状の支持フレーム41と、支持フレーム41の左右外側面に前後方向に間隔をおいて固定された複数個の取付部材42と、各取付部材42にスプリング(図示せず)を介して下方に突出するように付勢されたプローブピン43と、からなり、支持フレーム41は、詳細には図示しないが、シリンダを介して昇降自在に設けられている。
【0025】
したがって、図示しないシリンダを伸縮作動させることにより、支持フレーム41、すなわち、支持フレーム41に取付部材42を介して設けられたプローブピン43が昇降し、太陽電池セルPの溶着位置に移送装置3を介して載置されたリードLを図示しないスプリングによって押圧し、あるいは、押圧位置から上方に退避することができる。この際、太陽電池セルPは、後述する支持装置6によって支持される。
【0026】
ここで、各プローブピン43は、移送装置3における吸着部材32の各吸着部321と干渉しないように、配設位置が設定されている。
【0027】
また、支持フレーム41には、図示しない空気源に接続された空気通路41aが形成されているとともに、この空気通路41aに連通して各取付部材42にも空気通路42aが形成されている。そして、取付部材42の空気通路42aは、太陽電池セルPの溶着位置に向けて開口された吹き出し口に連通されている。
【0028】
なお、支持フレーム41の左右には、後述する遮蔽板7がそれぞれ固定されている。
【0029】
熱風装置5は、取付フレーム51と、取付フレーム51の左右にそれぞれ前後方向に設定間隔をおいて左右対称に固定されるとともに、図示しない空気源とそれぞれ配管接続された複数本のヒーター52と、からなり、取付フレーム51は、詳細には図示しないが、シリンダを介して昇降自在に設けられている。また、各ヒーター52の先端は、斜め下外方向に向かう偏平な吹き出しノズル521に形成されている。
【0030】
したがって、各ヒーター52に供給された空気は、加熱されて吹き出しノズル521から斜め下外方向に向けて吹き出される。この状態で、図示しないシリンダを伸縮作動させることにより、取付フレーム51、すなわち、各ヒーター52が昇降し、太陽電池セルPの溶着位置に移送装置3を介して載置されたリードLに熱風を供給し、あるいは、上方に退避することができる。この際、各ヒーター52は、押圧装置4の支持フレーム41によって区画された空間内を昇降する。そして、ヒーター52が下降した場合、偏平な吹き出しノズル521から斜め下外方向に吹き出される熱風は、太陽電池セルPの溶着位置に載置されたリードLにほぼ均等に作用する。
【0031】
なお、太陽電池セルPに対してリードLをスポット的に溶着する必要のある場合は、偏平な吹き出しノズル521に代えて、局部的に熱風を供給することができるように、徐々に縮径するテーパー状の吹き出しノズルを採用すればよい。
【0032】
この実施形態においては、吹き出しノズル521の開口端から約20cm離れたリードLに半田の溶融温度である約180〜230℃の熱風が作用するように、吹き出しノズル521から吹き出された直後の熱風温度が約600℃に設定されている。
【0033】
支持装置6は、太陽電池セルPの設定位置において、搬送装置2の歯付きベルト21の左右外方に臨んで配置される支持ブロック61と、支持ブロック61を昇降させるシリンダ62と、からなり、シリンダ62を伸縮作動させることにより、各支持ブロック61を、歯付きベルト21の左右端縁から外方に突出された太陽電池セルPの左右各端部を支持する位置と、下方に退避した位置間に昇降させることができる。
【0034】
ここで、各支持ブロック61が上昇して太陽電池セルPの左右各端部を支持した場合、前述した押圧装置4のプローブピン43による太陽電池セルPの溶着位置に載置されたリードLの押圧を支えることができる。
【0035】
また、支持ブロック61は、熱伝導が良好な銅からなり、半田の溶融温度以下の設定温度を維持するように制御されている。このため、各支持ブロック61が太陽電池セルPの左右各端部を支持した場合、太陽電池セルPの下面側を加熱することから、熱風装置5のヒーター52からの熱風によって加熱された上面側との温度差を縮小させ、大きな温度差に伴う熱応力による太陽電池セルPの変形を防止することができる。また、熱風装置5が上昇した場合において、熱風によって上面側が半田の溶融温度近傍にまで加熱された太陽電池セルPの熱を、それよりも相対的に低温の支持ブロック61を通して吸収することができ、太陽電池セルPを速やかに冷却させることができる。
【0036】
一方、押圧装置4の支持フレーム41に設けられた各遮蔽板7は、水平方向から斜め上外方向に向けて湾曲状に形成されたガイドプレート71と、該ガイドプレート71の内端側水平部上面に配設された断熱材72と、から形成されている。そして、ガイドプレート71は、前後端縁からそれぞれ一定長さ立ち上げられた立ち上げ片711を有するとともに、前後方向および上下方向にそれぞれ間隔をおいて複数個のガラリ状開口71aが形成されている。
【0037】
このため、上方に退避した熱風装置5からの熱風を前後端縁に立ち上げられた立ち上げ片711を有するガイドプレート71に沿って水平方向から斜め上外方向に向かって案内することができる。この際、ガラリ状開口71aの上方を熱風が通過することにより、ガイドプレート71の下面側の外気がガラリ状開口71aを通して吸引される。また、断熱板72は、上方に退避した熱風装置5のヒーター51の吹き出しノズル511から吹き出される熱風が衝突される位置に合わせて設けられており、高温の熱風がガイドプレート71に直接作用することを防止するとともに、熱風の方向を水平方向に変えるように機能する。
【0038】
次に、このように構成されたリードLの溶着装置1の作動について説明する。
【0039】
まず、初期状態においては、図1および図2に示すように、押圧装置4の支持フレーム41および熱風装置5の取付フレーム51は、それぞれ上昇位置に退避している他、支持装置6の支持ブロック62も、下方位置に退避している。また、詳細には図示しないが、移送装置3は、搬送装置2による太陽電池セルPの搬送に同期して作動し、リードLが設定長さに切断されて受け台31上に載置されている。
【0040】
このような状態において、搬送装置2が作動すると、歯付きベルト21上に載置された太陽電池セルPは、歯付きベルト21に吸着されて後方に搬送される。太陽電池セルPが設定位置に到達すると、搬送装置2の作動が停止する。
【0041】
次いで、シリンダ62を介して支持ブロック61が上昇し、太陽電池セルPを歯付きベルト21の上面からわずかに浮上するように、歯付きベルト21から突出された太陽電池セルPの左右各端部を持ち上げて支持する。この際、一定温度に加熱された支持ブロック61によって太陽電池セルPは加熱される。
【0042】
また、移送装置3の吸着部材32がリードLを吸着するとともに、設定位置において歯付きベルト21に保持された太陽電池セルPに対する溶着位置まで移動して載置する。
【0043】
リードLが太陽電池セルPの溶着位置に載置されたならば、シリンダを介して支持フレーム41が下降し、吸着部材32の吸着部321と干渉しない位置においてプローブピン43がリードLをスプリングによって太陽電池セルPに押圧する。この際、太陽電池セルPは、その溶着位置を含んで支持装置6の支持ブロック61によって支持されていることから、プローブピン43のスプリングによる付勢力を太陽電池セルPを介して支持ブロック61が支えることができる。
【0044】
一方、プローブピン43によってリードLを太陽電池セルPの溶着位置に押圧したならば、移送装置3の吸着部材32が元の位置に移動するとともに、シリンダを介して熱風装置5の取付フレーム51が下降する(図3参照)。この際、熱風装置5のヒーター52は、押圧装置4の支持フレーム41内を下降する。そして、作業位置まで下降したヒーター52は、その吹き出しノズル521からリードLに向けて熱風を供給し、リードLの半田を溶融させる。
【0045】
半田が溶融すれば、シリンダを介してヒーター52を上方の退避位置に移動させる。この際、半田が溶融することにより、溶融した半田にリードLが沈み込むことから、この状態で図示しない空気源を作動させ、圧縮空気を支持フレーム41の空気通路41aおよび各取付部材42の空気通路42aを経てその吹き出し口から噴出させると、溶融した半田を冷却して固化させ、リードLを太陽電池セルPの溶着位置に溶着することができる。また、太陽電池セルPの下面に相対的に低温の支持ブロック61が接していることにより、支持ブロック61を通して高温に加熱された太陽電池セルPの熱が吸収されるため、圧縮空気の噴出と相まって太陽電池セルPを速やかに冷却することができる。
【0046】
一方、退避位置に上昇した熱風装置5からの熱風は、吹き出しノズル521から継続して吹き出され、まず、遮蔽板7の断熱材72に衝突した後、方向を変えて、ガイドプレート71に沿って斜め上外方に向けて放出される。ここで、熱風がガイドプレート71に沿って排出されると、ガラリ状開口71aの上方を熱風が通過することにより、ガイドプレート71の下面側の外気がガラリ状開口71aを通して吸引される。このため、ガイドプレート71の下面側の外気、すなわち、支持ブロック61によって加熱される一方、熱風装置5から供給された熱風によって加熱された太陽電池セルPの周囲の高温の空気が吸引されるとともに、対流によって太陽電池セルPの周囲に外気が流れ込むことから、太陽電池セルPの周囲が冷却され、熱が滞留して蓄熱するのが防止される。
【0047】
この結果、太陽電池セルの周囲に配置された機器が、常時熱風にさらされたり、機器の周囲に熱が滞留することがないため、機器の配管や配線が溶けたり、変形したり、あるいは、故障することを冷却装置などを格別に設けることなく確実に防止することができる。
【0048】
リードLが太陽電池セルPの溶着位置に溶着されたならば、シリンダを介して押圧装置4が退避位置に上昇し、リードLからプローブピン43が離脱した後、シリンダ62を介して支持ブロック61を退避位置に下降させる。この間においても、熱風装置5の吹き出しノズル521からの熱風は、継続して吹き出されて、ガイドプレート71に沿って斜め上外方に向けて放出されていることから、前述したように、太陽電池セルPの周囲の高温の空気が吸引されるとともに、対流によって太陽電池セルPの周囲に外気が流れ込んでいる。このため、熱風装置5の熱風を受けて設定温度以上に上昇した支持装置6の支持ブロック61も、自らの温度を検出して加熱を遮断するとともに、太陽電池セルPの周囲に流れ込んだ外気によって急速に空冷される。したがって、支持ブロック61に熱が徐々に蓄積され、設定温度を越えて、すなわち、太陽電池セルPの半田を溶融するような温度にまで加熱されることを確実に防止できる。
【0049】
この後、搬送装置2が作動してリードLを溶着した太陽電池セルPを搬送するとともに、新たな太陽電池セルPを設定位置に搬送する。そして、新たな太陽電池セルPが設定位置に搬送されたならば、設定温度に維持された支持ブロック61の上昇から作業が再開される。この際、支持ブロック61は、受け台31にリードLが供給される。
【0050】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、リードを太陽電池セルに熱風によって溶着する際、熱風による機器に対する悪影響を可及的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリードの溶着装置の一実施形態を一部省略して示す斜視図である。
【図2】図1のリードの溶着装置を模式的に示す正面図である。
【図3】図1のリードの溶着装置の溶着工程を模式的に示す正面図である。
【図4】複数個の太陽電池セルをリードを介して接続してなるストリングの平面図およびその側面図である。
【符号の説明】
1 溶着装置
2 搬送装置
21 歯付きベルト
3 移送装置
32 吸着部材
4 押圧装置
41 支持フレーム
42 取付部材
43 プローブピン
5 熱風装置
51 取付フレーム
52 ヒーター
521 吹き出しノズル
6 支持装置
61 支持ブロック
62 シリンダ
P 太陽電池セル
L リード
Claims (4)
- 太陽電池セルの溶着位置に移送されたリードを昇降自在な押圧装置を介して押圧するとともに、昇降自在な熱風装置を介して熱風をリードに供給し、半田を溶融させて太陽電池セルにリードを溶着するリードの溶着装置であって、前記押圧装置の支持フレームに、水平方向から斜め上外方向に向けて湾曲するとともに、複数個のガラリ状開口を形成したガイドプレートおよび該ガイドプレートの内端側水平部上面に配設された断熱材からなる遮蔽板を設け、熱風装置からの熱風を断熱材に衝突させてガイドプレートに沿って上昇させるとともに、ガイドプレートの下面側の外気をガラリ状開口から吸引することを特徴とするリードの溶着装置。
- 前記押圧装置の下方に臨んで、半田の溶融温度以下の設定温度に制御された昇降自在な支持ブロックが設けられ、支持ブロックを介して太陽電池セルを支持することを特徴とする請求項1記載のリードの溶着装置。
- 前記熱風装置の吹き出しノズルが斜め下外方向に向かって形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のリードの溶着装置。
- 前記押圧装置の支持フレームが枠状に形成され、枠状の支持フレームの内部を熱風装置が昇降することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のリードの溶着装置。
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