JP2004044223A - 既存地下躯体を利用した解体および新築工法 - Google Patents

既存地下躯体を利用した解体および新築工法 Download PDF

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【課題】1F床先行工法やアイランド・0段切梁工法での不都合を解消し、安定した作業床を確保でき、土圧にも有利で、なおかつ解体効率によい施工法が得られ、地下躯体の浮力対策、水圧対策、作業ヤードの確保に有効である。
【解決手段】新設マット躯体を先行して施工し、既存地下躯体の上部階は外周1スパンを切梁代わりとして残し、オープンで解体し、既存床に穴あけをして本設柱としての構真柱を建込み、この構真柱を基に1階グランド階・地下1階の鉄骨建方を行い、さらに、構台を架設し、また、外周のみ0段切梁を架設し、次いで、地下に順次下がる1フロアーずつの旧躯体解体及び新床躯体施工を行う。
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、市街地などのビルを解体し、新規に施工する場合の、特に地下工事部分における施工の合理化を図る既存地下躯体を利用した解体および新築工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
市街地などのビルを解体し、新規に施工する場合に、敷地一杯の既存地下躯体を解体しての新築工事は不可能な場合があり、既存地下外壁と底盤を残し、新築躯体と合体させる設計が提案される。
【0003】
その場合の問題点は、▲1▼地下躯体の進捗に伴い、ある段階で浮力が卓越してしまい、浮いてしまう。▲2▼スラブの解体により、外壁の支持点が減ることにより、山止め壁としての外壁が崩壊してしまうなどである。
【0004】
そこで、浮力対応のため、躯体重量を既存躯体から新築躯体へと置換しながら、なお且つ、既存地下外周壁の健全性確保のため、外壁の支持点を維持する施工方法が要求される。
【0005】
このような要求に答えるために、逆打ち工法の基本的手順として、1F床を先行して施工する1F床先行工法がある。1F床を先行して施工することにより作業ヤードと上部鉄骨作業の足場を確保することが可能となる。この1F床先行工法では、下記の施工フローによる。
【0006】
1)B1立上り解体
地上上屋解体工事完了後、地下内の機器を搬出し、既存1F床上での置構台架設し、間仕切り壁を先行解体する。
2)構真柱・1G梁建方
既存躯体に穴あけを行っての本設地下鉄骨柱建方である。
3)1F床新躯体
吊型枠による1F床躯体を逆打ちで施工する。
4)B2立上り解体
既存B2F壁、B1床の解体
5)B1G建方
6)B1床新躯体
7)切梁架設(B2床上)
8)B3立上り解体
9)B2床新躯体
10)B4立上り解体
11)B3立上り新躯体
12)切梁解体
13)B1・B2・B3立上り後打ち躯体(逆打ち)
【0007】
かかる1F床先行工法では、前記のごとく1F床躯体が早期に完了するため、作業ヤードとして利用できる、タワークレーンを1F床に設置できるのでクライミングが1回減るという利点はあるものの、工区分け(作業ヤ  ドを確保しながら)による解体及び1F床の施工は工程的ロスが大きく、1Fスラブが下階作業に邪魔となる、また、切梁の全面設置が必要であり、切梁架設の動線が確保できないという欠点がある。
【0008】
さらに、B3解体は切梁下で狭い、1F床コンの強度が出ないとB2解体ができない(外壁支点) 、B1床施工の支保工足場がB3床から立ち上げが必要、段階で切梁からマットまでの外壁の支点間距離が大きい、地下鉄骨建込み時、既存躯体の穴あけが4層必要、B1・B2・B3の3フロアの柱壁が後打ち躯体となる(逆打ち範囲の増) などのマイナス面もある。
【0009】
これに対して、中央部1F床を早期に完成し作業ヤードとして確保でき、切梁の範囲が少ないものとして、下記のアイランド・0段切梁工法が検討され、図18〜34に示す。
【0010】
図18に示すように、新設マット躯体1の先行施工を行い、東西タワークレーン2を設置し(新設マット躯体1より支持)、中央東B1・B2の解体を行う。
【0011】
図19に示すように、中央西B1・B2の解体を行い、既存床穴あけを行うなどして本設柱としての中央東構真柱3を建込む。図20に示すように、外周B1の解体を行い、中央東B1階の鉄骨建方を行い、中央東B1階の床・梁躯体( 旧躯体B2より支持、逆打ち) を施工する。
【0012】
図21に示すように、中央西の構真柱3を建込み、B1階梁鉄骨建方を行い、中央東1階梁鉄骨の建方及びB1壁・スラブ躯体(新B1より支持、順打ち) を施工する。図22に示すように、中央西B1階床梁躯体(旧B2より支持、逆打ち)を施工する。
【0013】
次に中央西B1壁・スラブ躯体を施工し、図23に示すように、中央東B1支保工解体し、東外周の構真柱3を建込み、0段切梁4を架設する。1F床上をヤード5として使用開始する。
【0014】
図24に示すように、西外周の構真柱3と0段切梁4の架設を行い、東外周B2の解体と斜切梁6を架設する。
【0015】
図25に示すように、西B2の解体を行い、図26に示すように、東西外周部B1階床梁躯体を施工し、図27に示すように、外周0段切梁4を撤去し、図28に示すように、東西外周B1壁スラブ躯体を施工し、図29に示すように、中央部B3Fを解体する(B2F型枠支保工解体搬出完了後) 。
【0016】
図30に示すように、東西外周部B3Fを解体し、図31に示すように、B2床梁躯体(旧B3より支持、逆打ち) を施工し、地上鉄骨工事に着手する。
【0017】
図32に示すように、B3階の支保工を解体し、また、地上工事は継続する。図33に示すように、旧B3(B4)の解体を行い、また、地上工事は継続する。図34に示すように、旧B3(B4)の解体を行い、地上工事は継続する。
【0018】
B2・B3の後打ち躯体施工を行い、地下後打躯体の施工を完了する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
このような図18〜34に示すアイランド・0段切梁工法では、先に述べたように中央部1F床を早期に完成し作業ヤードとして確保でき、また、切梁の範囲が少ないというメリットの他に、地下の鉄骨梁建方、切梁作業が地上のクレーンで行える、B1及び一部B3躯体が順打ちで施工できる(B2・B3の2フロアの柱壁が後打ち躯体となる、逆打ち範囲の減)、地下各階の型枠支保工が1フロア分の高さで施工可能、地下各階の躯体足場が脚立程度で可能、B3・B4の解体作業は2フロア分のストロークが確保できる、B1・B2の解体はオープンで行える等のメリットもある。
【0020】
しかし、第1に、中央1Fのスラブができるまで他工区の作業動線が確保できないこと、第2に、1F床全体完了までの工期が長くなる(地上鉄骨着手の遅れ) こと、第3に、B1・B2の解体工事が継続してできないことなどの欠点がある。
【0021】
本発明の目的はこのような1F床先行工法やアイランド・0段切梁工法での不都合を解消し、安定した作業床を確保でき、土圧にも有利で、なおかつ解体効率によい施工法が得られる既存地下躯体を利用した解体および新築工法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、新設マット躯体を先行して施工し、既存地下躯体の上部階は外周1スパンを切梁代わりとして残し、オープンで解体し、既存床に穴あけをして本設柱としての構真柱を建込み、この構真柱を基に1階クランド階・地下1階の鉄骨建方を行い、さらに、構台を架設し、また、外周のみ0段切梁を架設し、次いで、地下に順次下がる1フロアーずつの旧躯体解体及び新床躯体施工を行うことを要旨とするものである。
【0023】
本発明によれば、マット躯体の先行により、地下躯体の浮力対策として重量を稼ぐことができ、地下躯体手順を有利に進めることができ、構台の設置で、安定した作業床が得られ、躯体進捗に左右されない作業ヤードが確保でき、外周のみ0段切梁を架設と1フロアーずつの旧躯体解体及び新床躯体施工で、切梁の範囲が少なく、地下の鉄骨梁建方、切梁作業が地上のクレーンで行え、それに加えて、逆打ち範囲の減少や、型枠支保工の高さが低くてすみ、躯体足場も脚立程度ですみ、解体作業も容易性が増すことができる。
具体的には下記の通りである。
・躯体進捗に左右されない作業ヤードが確保できる
・切梁の範囲が少ない
・地下の鉄骨梁建方、切梁作業が地上のクレーンで行える
・B1及び一部B3躯体が順打ちで施工できる(B2・B3の2フロアの柱壁が後打ち躯体となる、逆打ち範囲の減)
・地下各階の型枠支保工が1フロア分の高さで施工可能
・地下各階の躯体足場が脚立程度で可能
・B3・B4解体作業は2フロア分のストロークが確保できる
・B1・B2の解体はオープンで行える
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1〜図17は本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す各工程の説明図で、前記比較工法であるアイランド・0段切梁工法を示す図18〜34と同一構成要素には同一参照符号を付したものである。工事概要としては地下4階の旧躯体の地下構造物があり、ここに新築で地下3階、地上10階以上の建物を建築する場合である。
【0025】
図1に示すように、新設マット躯体1を先行して施工し、東西タワークレーン2を新設マット躯体1に支持させて設置する。西B1・B2は既存躯体の外周1スパンを切梁代わりとして残し、オープンで解体する。このように地下解体工事に先行し、新設マット躯体1の先行を行うのは、浮力対応として地下施工を有利に進めるため、また、旧B3床解体時の外壁支点間距離を小さくするためである。
【0026】
前記のごとく、B2Fまでのオープン解体とすることにより、B2F解体時に大型重機の使用が可能となる。また解体材の分別及び搬出が容易となり、作業効率が大幅にUPする。(作業性の悪い先行床躯体が完成した下部での作業が大幅に削減できる。)これに加えて、地下部の鉄骨建方において、地上よりタワークレーンを使用して障害物がない状況での施工となり、作業性及び施工精度の確保ができる。また、B1床より上部の地下躯体工事において、資材の搬出入が容易となる。
【0027】
図2に示すように、既存躯体の干渉部である既存床に穴あけをして西の本設柱である構真柱3を建込み、1G・B1Gの地下鉄骨の鉄骨建方を行う。
【0028】
図3に示すように、新設マット1上より支持し、また、既存B2・B3床よりフレ止め補強をして1FL上のレベルに西の構台7を組立し、外周1スパン残して東B1・B2を残り解体する。構台の支持は新設マット躯体とし、鉄骨と同じく既存躯体に穴あけし、支持柱の建込みを行う。
【0029】
図4に示すように、外壁補強8として腹起こし梁・バットレス壁を設置して中央部B1・B2を解体し、図5に示すように東の構真柱3(本設柱)を建込み、1G・B1Gの鉄骨建方を行い、東の構台7を組立てる。
【0030】
一般逆打ち工法の場合は、1階床の構台利用が通常であるが、逆打ち解体の場合、解体作業の効率化と新設躯体の同時施工を重視する必要がある。そのため、最低限の構台7を先行架設することとした。1F床躯体に先行して、設置することにより、解体工事および躯体工事の工程を妨げることなく、連続して施工ができ、構台7上を解体ガラの分別及び積み込みヤードとして使用できる。なお、B1Fおよび1Fの床躯体に支持柱のダメ穴が残るが、振れ止めを既存B2床とB3床を利用して施工すれば省力化できる。
【0031】
図6に示すように、外周部地下の残り鉄骨の建方を行い、外周0段切梁4の架設をなし、図7に示すように外周B2Fの解体、中央部B1F床梁躯体(旧B2より支持、逆打ち)を施工する。
【0032】
前記切梁は本設鉄骨を利用し、外周のみとした。切梁架設完了後、外周1スパンの残躯体の解体を行う。既存外壁の配筋不明部分および強度不足の部分には、外壁補強を行う。
【0033】
図8に示すように、外周部B1F床梁躯体(逆打ち)を施工し、中央部B1F壁・スラブ躯体(新B1床より支持、順打ち)を施工し、図9に示すように、0段切梁4の解体を行う。
【0034】
このように既存B2Fより型枠サポートにて支持し、B1Fの梁・床躯体を新設し、外壁の支持点とする(逆打ち)、次にB1F立上り躯体を順打ちにて新設する。0段切梁はこの時点で解体し、外周部の躯体工事を行う。
【0035】
図10に示すように、外周B1の壁スラブ躯体を施工し、図11に示すように1F床の強度確認後、構台7を解体し、B1・B2の支保工を解体し、既存B3の旧躯体立上りを解体する。また、B3Fの外壁に腹起こし梁・バットレス壁を設置する。
【0036】
図12に示すように、地上鉄骨建方を開始し、図13に示すように、B2床梁躯体(旧B3床より支持、逆打ち) を施工し、地上鉄骨工事を継続する。
【0037】
図14に示すようにB3の支保工を解体し、B4の旧躯体を解体する。また、B2の後打ち躯体を施工し、図15、図16に示すようにB3の床躯体(下部駐車ピット及び水槽他、マット上より順打ち) を施工し、図17に示すように、B3の後打ち躯体を施工し、地下各階の仮設開口をふさぎ、地下躯体完了となる。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法は、1F床先行工法やアイランド・0段切梁工法での不都合を解消し、安定した作業床を確保でき、土圧にも有利で、なおかつ解体効率のよい施工法が得られるもので、下記の効果を発揮することができる。
▲1▼地下躯体の浮力対策
マット躯体の先行により、重量を稼ぐことができ、地下躯体手順を有利に進めることができ、逆打ち工法を採用したことにより、1フロアー分の型枠支保工で新築躯体を構築することができ、解体分の重量とうまく置換することができる。
▲2▼水圧対策
0段切梁の採用により、切梁下の狭隘な場所での作業を削減できる。また、解体工事の上でも、大型の重機が使用でき、手間の削減となる。また、逆打ち工法の採用により、解体工事と新築工事の交互サイクルを確立し有効な既存外壁支持点を作ることができ、山止め壁としての既存外壁の健全性を確保することができる。
▲3▼作業ヤードの確保
逆打ち工法を採用したにもかかわらず、あえて構台の設置を行うことで、解体工事、新築工事共、工程の流れを妨げることなく、地下工事を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第1工程の説明図である。
【図2】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第2工程の説明図である。
【図3】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第3工程の説明図である。
【図4】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第4工程の説明図である。
【図5】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第5工程の説明図である。
【図6】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第6工程の説明図である。
【図7】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第7工程の説明図である。
【図8】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第8工程の説明図である。
【図9】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第9工程の説明図である。
【図10】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第10工程の説明図である。
【図11】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第11工程の説明図である。
【図12】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第12工程の説明図である。
【図13】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第13工程の説明図である。
【図14】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第14工程の説明図である。
【図15】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第15工程の説明図である。
【図16】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第16工程の説明図である。
【図17】本発明の既存地下躯体を利用した解体および新築工法の1実施形態を示す第17工程の説明図である。
【図18】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第1工程を示す説明図である。
【図19】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第2工程を示す説明図である。
【図20】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第3工程を示す説明図である。
【図21】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第4工程を示す説明図である。
【図22】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第5工程を示す説明図である。
【図23】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第6工程を示す説明図である。
【図24】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第7工程を示す説明図である。
【図25】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第8工程を示す説明図である。
【図26】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第9工程を示す説明図である。
【図27】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第10工程を示す説明図である。
【図28】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第11工程を示す説明図である。
【図29】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第12工程を示す説明図である。
【図30】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第13工程を示す説明図である。
【図31】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第14工程を示す説明図である。
【図32】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第15工程を示す説明図である。
【図33】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第16工程を示す説明図である。
【図34】代替検討案としてのアイランド・0段切梁工法の第17工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1…新設マット躯体
2…タワークレーン
3…構真柱
4…0段切梁
5…ヤード
6…斜切梁
7…構台
8…外壁補強

Claims (1)

  1. 新設マット躯体を先行して施工し、既存地下躯体の上部階は外周1スパンを切梁代わりとして残し、オープンで解体し、既存床に穴あけをして本設柱としての構真柱を建込み、この構真柱を基に1階グランド階・地下1階の鉄骨建方を行い、さらに、構台を架設し、また、外周のみ0段切梁を架設し、次いで、地下に順次下がる1フロアーずつの旧躯体解体及び新床躯体施工を行うことを特徴とした既存地下躯体を利用した解体および新築工法。
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