JP2004044124A - 住宅の収納部構造 - Google Patents

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JP2004044124A JP2002199935A JP2002199935A JP2004044124A JP 2004044124 A JP2004044124 A JP 2004044124A JP 2002199935 A JP2002199935 A JP 2002199935A JP 2002199935 A JP2002199935 A JP 2002199935A JP 2004044124 A JP2004044124 A JP 2004044124A
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Hibiki Imoto
井本 響
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

【課題】建物内に設けられた収納部内の空間を有効利用することで、共有ペースに配置された扉の開閉方式の制限を受けずに、居住性と美観を向上させることができる住宅の収納部構造を提供することにある。
【解決手段】建物(ユニット住宅10)内の通路や出入り口等に設けられる引き戸2と収納部1とが隣接配置された住宅の収納部構造において、収納部1に、引き戸2を収納部1内に引き込んで収納するための引き込みスペースを設けた構造とした。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅の収納部構造に関する。
【0002】
【背景の技術】
従来、住宅に設けられる収納部としては、床下収納、天井裏収納、階段下収納などが広く知られている。一般的に収納部は、例えば階段下収納においては、石油ストーブや扇風機などのように、その季節にしか使用しないものを収納するなど、収納室として利用されてきた。このような階段下収納は、階段の側面に開閉戸が設けられることが多く、その開閉戸を開閉して収納物の出し入れが行われている。また、この開閉戸の開閉方式は、片開きや両開きが広く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、廊下などの限られたスペースに隣接して階段下収納が設けられている建物においては、建物内の居室同士や、居室と廊下などを結ぶ扉の配置場所と開閉方式に制限が生じていた。つまり、開閉方式が片開き扉や両開き扉は配置可能だが、スライド式の引き戸などは、引き戸を引き込むスペースを設けることが困難であった。
【0004】
また、階段下収納などの収納部は、使い勝手を向上させるとともに、美観形成に配慮することが望ましい。例えば、階段下収納は利用しやすい場所に配置するとともに、外側からは目立ち難くするのが望ましい。
【0005】
本発明は、建物内に設けられた収納部内の空間を有効利用することで、共有スペースに配置された扉の開閉方式の制限を受けずに、居住性と美観を向上させることができる住宅の収納部構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建物内の通路や出入り口等に設けられる引き戸と収納部とが隣接配置された住宅の収納部構造において、収納部に、引き戸を収納部内に引き込んで収納するための引き込みスペースを設けた。
【0007】
このような本発明によれば、引き戸と収納部が隣接配置されている場合でも、収納部内が引き戸の戸袋としての役割をもつため、片開き扉等のように外部に出ないため邪魔にならない。つまり、収納部を収納室と戸袋の両方に利用することが出来るので、収納部内の空間をより効果的に利用することができ、使い勝手が向上する。
【0008】
また、収納部と隣接して配置した開閉戸の開閉方式を、建物の構造上の理由、例えば通路が狭く、開閉戸を片開きのみにしか配置できないなど、開閉方式に制限されることがない。このため、開閉戸の開閉方式を自由に選択することが可能になる。さらに、収納部の一部を引き戸を収納する戸袋として利用しているため、引き戸を収納部内に収納した際は、外観からは、引き戸が存在しない空間を形成できる。
【0009】
前記収納部は、階段下に設けられていることが望ましい。このように配置した場合、階段下の空間を収納室として利用することができ、階段下の空間を効率よく利用することができる。
【0010】
前記引き戸は、天井側に設けられたレールに沿って移動する吊り戸であり、レールが収納部内に延びていることが望ましい。このように形成した場合、引き戸を収納部内にスムーズに引き込むことができる。また、天井側にレールが設けられていることで、床面にレールを設ける必要がない。つまり、床面の凹凸を無くすことが可能となり、バリアフリーに配慮した構造とすることができる。
【0011】
前記収納部には、その収納部を開閉可能な扉が設けられていることが望ましい。このように形成した場合、収納部の扉を閉じている際には、外側から収納部内が見えないため、美観形成に効果的である。さらに、開閉可能であるため、収納部内の収納物を出し入れすることが容易になり、利便性が高い。
【0012】
前記扉の表面は、収納部付近の壁面と同様の表面仕上げ材で形成されていることが望ましい。このように形成した場合、収納部と壁面の区別が付きにくくなり、収納部自体の目隠しを効果的に行うことが可能となる。これにより、外部からは、引き戸のみしか存在しないように見えるため、美観に優れた効果を発揮する。
【0013】
前記引き込みスペースの、引き戸の引き込み方向の奥行き寸法が、引き戸の幅寸法より大きいことが望ましい。このように形成した場合、引き戸を引き込みスペース(収納部)に引き込む際に、引き戸を全て引き込むことが可能となる。このため、引き戸のある通路を通る際にも突出部がなく、邪魔にならない。また、引き戸を引き込んだ状態では、引き戸が存在しない形態とすることもでき、使い勝手に優れている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る引き戸と収納部の水平断面図である。
この実施の形態では、本発明を2階建てユニット住宅に適用した例を示す。
【0015】
図1〜3は、ユニット住宅10の居室内に設けられた収納部1と引き戸2の構造を示している。収納部1および引き戸2の配置場所は玄関40(図6)のほぼ正面に配置され、収納部1の間口および奥行きは、それぞれ約1m、高さが約2.4mの木製で形成されている。また、収納部1内には仕切り壁4が配置されている。複数の柱9に支えられた壁5には、ハンガーパイプ用補強材6と引き戸用補強材7が設けられ、壁5に対向した位置に壁5aおよび壁5bが配置されている。収納部1の開口部には開閉可能な片開き扉3が設けられている。従って、収納部1内の収納物を容易に出し入れすることが可能である。
【0016】
この収納部1は階段下(緩勾配階段43)の空間を利用しており、荷物などを置く収納室、または簡易クローゼットとしても使用することができる。玄関とリビングを連絡する廊下Eを開閉するための引き戸2は収納部1に隣接配置され、収納部1の内部に引き込むことができる構造となっている。従って、収納部1は引き戸2の戸袋としての機能を備え、片開き扉等のように外部に出ないため邪魔にならない。さらに、収納部1を収納室と戸袋の両方に利用することが出来るので、収納部内の空間を効率よく利用することができる。
【0017】
引き戸2は、間口が約1m、高さが約2.4mの木製で形成されている。この引き戸2は、収納部1の間口よりも若干小さく、収納部1内に完全に収納することができる構造となっている。このため、引き戸2を収納部1内に引き込んだ状態では、外部に突出することはなく、廊下Eの通行の妨げにならない構造となっている。
【0018】
図3は、収納部1および引き戸2の正面図である。収納部1は、収納部1付近の壁5および壁5bと同様の表面仕上げ材で形成されている。従って、収納部1は壁5および壁5bとの区別が付きにくくなり、外部からは、引き戸2のみしか存在しないように見える。このため、美観に優れた収納部構造を形成することができる。
【0019】
図4は、図1の引き込み口Aの拡大図である。引き込み口Aは収納部1の廊下E側に設けられ、壁5aと片開き戸3の間に配置されている。引き戸2の先端部2aは、レールC(後述する)に沿って可動するよう凹部を備えており、引き戸2を収納部1内に引き込んだ際に、スムーズに引き込むことができる形態となっている。
【0020】
図5は、図2のレールCの拡大図を示している。レールCは鋼製で形成されており、収納部1内の収納天井11の下部に設けられている。レールCは引き込み口Aから壁5にかけて延びているため、引き戸2はレールCに沿って移動する吊り戸として形成されている。従って、床面にレールを設ける必要がないため、床面の凹凸を無くすことが可能となり、バリアフリーに配慮した構造とすることができる。
【0021】
図6には、ユニット住宅10の1階平面間取図を示している。ユニット住宅10は2階建ての建物であり、上下2段に積層された住宅ユニット20が配置されている。ユニット住宅10の西側の住宅ユニット20aには、玄関40が配置されている。玄関40の側には、ダミー玄関扉41が配置され、直接ダイニングキッチンDに出入りすることが可能な構造となっている。
【0022】
住宅ユニット20bには、レンガ暖炉42と緩勾配階段43が備えられている。ユニット住宅10の南側には、幅が約6mのフルフラットサッシ44と可動間仕切44aが配置され、可動間仕切44aは壁に沿って自在に可動させることが可能である。また、外側にインナーテラス45が設けられている。インナーテラス45にはジャグジーバス45aが配置されている。
【0023】
ユニット住宅10の東側の住宅ユニット20cは、移動式オープンキッチン46と開口キッチン46aが備えられている。移動式オープンキッチン46は移動可能で、ダイニングキッチンDへ料理等を運ぶことが可能である。また、ユニット住宅10の北側にはオーバーハングカーポート48が配置されている。住宅ユニット20dには、トイレ47とミラー戸47aが備えられている。ミラー戸47aは、ミラーとしての機能以外に反対側にオーディオ等を設置することができ、リビングルームRからも利用される構造となっている。
【0024】
また、リビングルームRおよびダイニングキッチンDで形成される1階床は全てフラット床になっているため、車椅子等を使用する人は特に、快適に生活することが可能である。このユニット住宅10は、人感知センサーにより照明が操作される構造となっており、スイッチはない。さらに、玄関40周辺を映し出す防犯カメラや人感知センサーを備え、インターホンには携帯電話等の携帯端末を使用し、住人の区別を行うため、防犯に優れた構造となっている。
【0025】
図7には、ユニット住宅10の2階平面間取図を示している。ユニット住宅10の西側の住宅ユニット20eには、システムクローゼット60が配置されている。システムクローゼット60は、内部で不自由なく着替え等を行えるようなスペースと人感知照明60aが備えられている。
【0026】
住宅ユニット20fには、1階から続く緩勾配階段43と、ロボットリフト61およびロボットが配置されている。ロボットは、上部吹き抜けJを通すロボットリフト61を使用し、1階と2階を往来することができ、料理等、必要なものを運ぶことができる。従って、住人のなかに病気や介護等が必要な場合においても、利便性に優れている。
【0027】
ユニット住宅10の南側には、インナーバルコニー62が配置され、住宅ユニット20gは、洗面所63および風呂場64が備えられている。住宅ユニット20hには、トイレ65と壁収納66と家事コーナー67が備えられている。壁収納66は大型で壁一面に配置されている。
【0028】
寝室Hと寝室Iの上部には吹き抜けFとなっており、寝室Hと寝室Iの間には、可動間仕切黒板68が配置されている。寝室Iの上部には、天窓(図示しない)が配置されているため、吹き抜けFと合わせることで、明るく大空間の快適ルームとなる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、建物内に設けられた収納部内の空間を有効利用することで、共有スペースに配置された扉の開閉方式の制限を受けずに、居住性と美観を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る収納部と引き戸を示す水平断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る収納部と引き戸を示す正面断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る収納部と引き戸を示す正面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る収納部と引き戸を示す拡大図である。
【図5】本発明の実施形態に係る収納部と引き戸のレール構造を示す拡大図である。
【図6】本発明の実施形態に係るユニット住宅の1階の平面間取図である。
【図7】本発明の実施形態に係るユニット住宅の2階の平面間取図である。
【符号の説明】
1   収納部
2   引き戸
2a  先端部
3   片開き扉
4   仕切り壁
5、5a、5b 壁
6   ハンガーパイプ用補強材
7   引き戸用補強材
8   補強材
9   柱
10  ユニット住宅
11  収納天井
20(a〜h) 住宅ユニット
40  玄関
41  ダミー玄関扉
42  レンガ暖炉
43  緩勾配階段
44  フルフラットサッシ
44a 可動間仕切
45  インナーテラス
45a ジャグジーバス
46  移動式オープンキッチン
46a 開口キッチン
47  トイレ
47a ミラー戸
48  オーバーハングカーポート
60  システムクローゼット
60a 人感知照明
61  ロボットリフト
62  インナーバルコニー
63  洗面所
64  風呂場
65  トイレ
66  壁収納
67  家事コーナー
68  可動間仕切黒板
A   引き込み口
C   レール
D   ダイニングキッチン
E   廊下
F   吹き抜け
H、I 寝室
J   上部吹き抜け
R   リビングルーム

Claims (6)

  1. 建物内の通路や出入り口等に設けられる引き戸と収納部とが隣接配置された住宅の収納部構造において、前記収納部に、前記引き戸を前記収納部内に引き込んで収納するための引き込みスペースを設けたことを特徴とする住宅の収納部構造。
  2. 請求項1記載の住宅の収納部構造において、前記収納部は、階段下に設けられていることを特徴とする住宅の収納部構造。
  3. 請求項1記載の住宅の収納部構造において、前記引き戸は、天井側に設けられたレールに沿って移動する吊り戸であり、前記レールが前記収納部内に延びていることを特徴とする住宅の収納部構造。
  4. 請求項1記載の住宅の収納部構造において、前記収納部には、その収納部を開閉可能な扉が設けられていることを特徴とする住宅の収納部構造。
  5. 請求項4記載の住宅の収納部構造において、前記扉の表面は、収納部付近の壁面と同様の表面仕上げ材で形成されていることを特徴とする住宅の収納部構造。
  6. 請求項1記載の住宅の収納部構造において、前記引き込みスペースの、前記引き戸の引き込み方向の奥行き寸法が、前記引き戸の幅寸法より大きいことを特徴とする住宅の収納部構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017066764A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 住友林業株式会社 建具ユニット

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