JP2004042535A - 配送伝票 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造や取り扱いが容易であり、且つ全体の小型化を図ることができる配送伝票を提供する。
【解決手段】裏面に接着剤2とこの接着剤2を被覆する離型紙3を有する貼着票4と、該貼着票4の表面に疑似接着されている下側伝票6と、該下側伝票6の上側に重ねられ一側縁で切り取り可能に綴じられている上側伝票7とからなり、該上側伝票7の裏面にカーボン層13を有する構成とした。
【選択図】 図1
【解決手段】裏面に接着剤2とこの接着剤2を被覆する離型紙3を有する貼着票4と、該貼着票4の表面に疑似接着されている下側伝票6と、該下側伝票6の上側に重ねられ一側縁で切り取り可能に綴じられている上側伝票7とからなり、該上側伝票7の裏面にカーボン層13を有する構成とした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配送品の配送作業に用いられる配送伝票に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、配送品の配送作業に用いられる配送伝票として、裏面に接着剤とこの接着剤を被覆する離型紙を有する貼着票の表面側に、荷送り人控え票、請求書票、荷札、送り状、受領票等となる複数枚の伝票が重ねて綴じられた構成からなっており、配送受注時に前記荷送り人控え票、請求書票が取り去られるとともに、貼着台紙の裏面の離型紙が剥がされて配送品に貼着され、そして、配送先で受領票を取り去り、受領印を受けて持ち帰るといったものが知られている。
【0003】
近年、レーザープリンターやサーマルプリンター等の普及にともない、荷送り人控え票、荷札、送り状、受領票等を1枚の伝票で形成し、それぞれを切り離し可能とした1枚の伝票を貼着票の表面に疑似接着した配送伝票が数多く提案されている。この種の配送伝票は、情報の表示を縦から横にすることにより、レーザープリンターやサーマルプリンター等の使用を可能とするとともに、前記複数枚の伝票を重ねて綴じた構成からなる配送伝票に比べ構成を簡単にすることにより製造や取り扱いを容易にすることを目的とするものであり、そこには複写といった考えは全くない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記荷送り人控え票、荷札、送り状、受領票等を1枚の伝票で形成し、それぞれを切り離し可能とした1枚の伝票を貼着票の表面に疑似接着した配送伝票によれば、前記のように情報の表示を縦から横にした結果、1枚への情報の表示量が多くなり、その分伝票の面積が大きくならざるを得ず、小さい荷物への貼着が困難になる場合があるといった問題がある。
【0005】
本発明者等は、上記問題点を解決すべく研究した結果、1枚の伝票を貼着票の表面に疑似接着した配送伝票に、情報表示に複写といった考えを取り入れ、貼着票の表面に疑似接着した伝票の上側に伝票を重ね、上側の伝票への記録を下側の伝票に複写可能として、前記横に表示する情報の一部を縦に移行することにより、製造や取り扱いの容易性を維持しながら、全体の小型化を図ることに成功した。
【0006】
即ち、本発明の目的は、製造や取り扱いが容易であり、且つ全体の小型化を図ることができる配送伝票を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、裏面に接着剤とこの接着剤を被覆する離型紙を有する貼着票と、該貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票と、該下側伝票の上側に重ねられ一側縁で切り取り可能に綴じられている上側伝票とからなり、該上側伝票の裏面にカーボン層を有することを特徴とする。
【0008】
かかる構成から、配送情報を下側伝票と上側伝票に表示できるので、従来1枚の伝票に配送情報を表示していた配送伝票に比較し、全体の小型化が図れる。また、その構成は、貼着票の表面に疑似接着した下側伝票の上側に上側伝票を重ね、一側縁で切り取り可能に綴じたものであるので、製造や取り扱いが容易である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、裏面に接着剤とこの接着剤を被覆する離型紙を有する貼着票と、該貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票と、該下側伝票の上側に重ねられ一側縁で切り取り可能に綴じられている上側伝票とからなり、該上側伝票の裏面に顕色剤層を有し、前記下側伝票の表面には発色剤層を有することを特徴とする。
【0010】
かかる構成から、配送情報を下側伝票と上側伝票に表示できるので、従来1枚の伝票に配送情報を表示していた配送伝票に比較し、全体の小型化が図れる。また、その構成は、貼着票の表面に疑似接着した下側伝票の上側に上側伝票を重ね、一側縁で切り取り可能に綴じたものであるので、製造や取り扱いが容易である。更に、該上側伝票の裏面に顕色剤層を有し、前記下側伝票の表面には発色剤層を有するので、取扱中、下側伝票の表面に不本意な汚れが発生するといった問題は無く、綺麗な印字が得られる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の、前記貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票が、切り離し可能に連接された荷札と受領票とからなっており、また前記上側伝票が、配送受注時に取り去る荷送り人控え票や請求書票等の配送受注時分離伝票となっていることを特徴とする。
【0012】
このようにすることにより、上側伝票が荷送り人控え票や請求書票等の配送受注時分離伝票となり、下側伝票は荷札と受領票だけとなるので、全体の小型化が図れ、小さい荷物への対応が容易となり、また、荷送り人控え票や請求書票等の配送受注時分離伝票となる上側伝票は、配送受注時に切り取られ、荷物には、貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票のみが貼着票を介して貼着されることになり、配送中に伝票が脱落するといった問題は生じない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る配送伝票の実施の形態の一例を説明する。
図1は本発明に係る配送伝票の実施の形態の第1例を示す分解斜視図である。本例の配送伝票1は、裏面に接着剤2と、この接着剤2を被覆する離型紙3を有する貼着票4と、該貼着票4の表面に疑似接着剤5により剥離可能に疑似接着されている下側伝票6と、該下側伝票6の上側に重ねられ一側縁で切り取り可能に綴じられている上側伝票7とからなる。
【0014】
前記貼着票4の表面に下側伝票6を疑似接着する疑似接着剤5にあっては、公知の疑似接着剤が使用され、特に限定されるものではない。また、該下側伝票6の上側に重ねられ一側縁で綴じられている上側伝票7は、接着剤8で接着されて綴じられており、接着剤8で接着される接着箇所に沿ってミシン目9が形成されており、このミシン目9から切り取れるようになっている。
【0015】
前記下側伝票6にあっては、ミシン目10で切り離し可能に連接された荷札6a、受領票6bからなっており、また、前記上側伝票7にあっては、配送受注時に取り去る荷送り人控え票7aや請求書票7bの配送受注時分離伝票7Aとなっており、荷送り人控え票7aと請求書票7bはミシン目11で切り離し可能に連接されている。また、下側伝票6には、接着剤8で接着される接着箇所に沿ってミシン目12が形成されており、このミシン目12から接着箇所が切り取れるようになっている。
【0016】
更に、前記上側伝票7の裏面には、上側伝票7に記入した情報を下側伝票6に複写するカーボン層13を有している。
【0017】
このように構成した配送伝票1は、上側伝票7が荷送り人控え票7aや請求書票7b等の配送受注時分離伝票7Aとなり、下側伝票6は荷札6aと受領票6bとなり、配送情報を下側伝票6と上側伝票7に表示できるので、従来1枚の伝票に配送情報を表示していた配送伝票に比較し、全体の小型化が図れ、特に小さい荷物への対応が容易となる。また、その構成は、貼着票の表面に疑似接着した下側伝票の上側に上側伝票を重ね、一側縁で切り取り可能に綴じたものであるので、製造や取り扱いが容易であり、特に、本例では、荷送り人控え票7aや請求書票7b等の配送受注時分離伝票7Aとなる上側伝票7は、配送受注時にミシン目9,11から切り取られ、荷物には、貼着票4の表面に疑似接着されている下側伝票6のみが貼着票4を介して貼着されることになり、配送中に伝票が脱落するといった問題は生じない。
【0018】
更に、前記上側伝票7の裏面には、上側伝票7に記入した情報を下側伝票6に複写するカーボン層13を有しているので、上側伝票7に筆記或いはドットプリンター等で情報を記入することにより、該情報を下側伝票6に複写することができる。
【0019】
図2は本発明に係る配送伝票の実施の形態の第2例を示す分解斜視図である。本例の配送伝票1は、前記第1例の上側伝票7の裏面にカーボン層13がなく、この代わりに、上側伝票7の裏面に顕色剤層14を有し、下側伝票6の表面には発色剤層15を有している。これ以外の構成は前記第1例と同様である。
【0020】
このように構成した配送伝票1は、上側伝票7の裏面に顕色剤層14を有し、前記下側伝票6の表面には発色剤層15を有するので、配送伝票1の取扱中、下側伝票6の表面に不本意な汚れが発生するといった問題は無く、上側伝票7に筆記或いはドットプリンター等で情報を記入したとき、下側伝票6に綺麗な印字が得られる。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の配送伝票によれば、配送情報を下側伝票と上側伝票に表示でき、従来1枚の伝票に配送情報を表示していた配送伝票に比較し、全体の小型化が図れ、また、その構成は、貼着票の表面に疑似接着した下側伝票の上側に上側伝票を重ね、一側縁で切り取り可能に綴じたものであるので、製造や取り扱いが容易である。
【0022】
請求項2に記載の配送伝票によれば、配送情報を下側伝票と上側伝票に表示でき、従来1枚の伝票に配送情報を表示していた配送伝票に比較し、全体の小型化が図れ、また、その構成は、貼着票の表面に疑似接着した下側伝票の上側に上側伝票を重ね、一側縁で切り取り可能に綴じたものであるので、製造や取り扱いが容易であり、更に、該上側伝票の裏面に顕色剤層を有し、前記下側伝票の表面には発色剤層を有するので、取扱中、下側伝票の表面に不本意な汚れが発生するといった問題は無く、綺麗な印字を得ることができる。
【0023】
請求項3に記載の配送伝票によれば、請求項1又は2に記載の、前記貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票が、切り離し可能に連接された荷札と受領票とからなっており、また前記上側伝票が、配送受注時に取り去る荷送り人控え票や請求書票等の配送受注時分離伝票となっているので、全体の小型化が図れ、小さい荷物への対応が容易となり、また、荷送り人控え票や請求書票等の配送受注時分離伝票となる上側伝票は、配送受注時に切り取られ、荷物には、貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票のみが貼着票を介して貼着されることになり、配送中に伝票が脱落するといった問題は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配送伝票の実施の形態の第1例を示した分解斜視図。
【図2】本発明に係る配送伝票の実施の形態の第2例を示した分解斜視図。
【符号の説明】
1 配送伝票
2 接着剤
3 離型紙
4 貼着票
5 疑似接着剤
6 下側伝票
6a 荷札
6b 受領票
7 上側伝票
7a 荷送り人控え票
7b 請求書票
7A 配送受注時分離伝票
8 接着剤
9,10,11,12 ミシン目
13 カーボン層
14 顕色剤層
15 発色剤層
【発明の属する技術分野】
本発明は、配送品の配送作業に用いられる配送伝票に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、配送品の配送作業に用いられる配送伝票として、裏面に接着剤とこの接着剤を被覆する離型紙を有する貼着票の表面側に、荷送り人控え票、請求書票、荷札、送り状、受領票等となる複数枚の伝票が重ねて綴じられた構成からなっており、配送受注時に前記荷送り人控え票、請求書票が取り去られるとともに、貼着台紙の裏面の離型紙が剥がされて配送品に貼着され、そして、配送先で受領票を取り去り、受領印を受けて持ち帰るといったものが知られている。
【0003】
近年、レーザープリンターやサーマルプリンター等の普及にともない、荷送り人控え票、荷札、送り状、受領票等を1枚の伝票で形成し、それぞれを切り離し可能とした1枚の伝票を貼着票の表面に疑似接着した配送伝票が数多く提案されている。この種の配送伝票は、情報の表示を縦から横にすることにより、レーザープリンターやサーマルプリンター等の使用を可能とするとともに、前記複数枚の伝票を重ねて綴じた構成からなる配送伝票に比べ構成を簡単にすることにより製造や取り扱いを容易にすることを目的とするものであり、そこには複写といった考えは全くない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記荷送り人控え票、荷札、送り状、受領票等を1枚の伝票で形成し、それぞれを切り離し可能とした1枚の伝票を貼着票の表面に疑似接着した配送伝票によれば、前記のように情報の表示を縦から横にした結果、1枚への情報の表示量が多くなり、その分伝票の面積が大きくならざるを得ず、小さい荷物への貼着が困難になる場合があるといった問題がある。
【0005】
本発明者等は、上記問題点を解決すべく研究した結果、1枚の伝票を貼着票の表面に疑似接着した配送伝票に、情報表示に複写といった考えを取り入れ、貼着票の表面に疑似接着した伝票の上側に伝票を重ね、上側の伝票への記録を下側の伝票に複写可能として、前記横に表示する情報の一部を縦に移行することにより、製造や取り扱いの容易性を維持しながら、全体の小型化を図ることに成功した。
【0006】
即ち、本発明の目的は、製造や取り扱いが容易であり、且つ全体の小型化を図ることができる配送伝票を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、裏面に接着剤とこの接着剤を被覆する離型紙を有する貼着票と、該貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票と、該下側伝票の上側に重ねられ一側縁で切り取り可能に綴じられている上側伝票とからなり、該上側伝票の裏面にカーボン層を有することを特徴とする。
【0008】
かかる構成から、配送情報を下側伝票と上側伝票に表示できるので、従来1枚の伝票に配送情報を表示していた配送伝票に比較し、全体の小型化が図れる。また、その構成は、貼着票の表面に疑似接着した下側伝票の上側に上側伝票を重ね、一側縁で切り取り可能に綴じたものであるので、製造や取り扱いが容易である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、裏面に接着剤とこの接着剤を被覆する離型紙を有する貼着票と、該貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票と、該下側伝票の上側に重ねられ一側縁で切り取り可能に綴じられている上側伝票とからなり、該上側伝票の裏面に顕色剤層を有し、前記下側伝票の表面には発色剤層を有することを特徴とする。
【0010】
かかる構成から、配送情報を下側伝票と上側伝票に表示できるので、従来1枚の伝票に配送情報を表示していた配送伝票に比較し、全体の小型化が図れる。また、その構成は、貼着票の表面に疑似接着した下側伝票の上側に上側伝票を重ね、一側縁で切り取り可能に綴じたものであるので、製造や取り扱いが容易である。更に、該上側伝票の裏面に顕色剤層を有し、前記下側伝票の表面には発色剤層を有するので、取扱中、下側伝票の表面に不本意な汚れが発生するといった問題は無く、綺麗な印字が得られる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の、前記貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票が、切り離し可能に連接された荷札と受領票とからなっており、また前記上側伝票が、配送受注時に取り去る荷送り人控え票や請求書票等の配送受注時分離伝票となっていることを特徴とする。
【0012】
このようにすることにより、上側伝票が荷送り人控え票や請求書票等の配送受注時分離伝票となり、下側伝票は荷札と受領票だけとなるので、全体の小型化が図れ、小さい荷物への対応が容易となり、また、荷送り人控え票や請求書票等の配送受注時分離伝票となる上側伝票は、配送受注時に切り取られ、荷物には、貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票のみが貼着票を介して貼着されることになり、配送中に伝票が脱落するといった問題は生じない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る配送伝票の実施の形態の一例を説明する。
図1は本発明に係る配送伝票の実施の形態の第1例を示す分解斜視図である。本例の配送伝票1は、裏面に接着剤2と、この接着剤2を被覆する離型紙3を有する貼着票4と、該貼着票4の表面に疑似接着剤5により剥離可能に疑似接着されている下側伝票6と、該下側伝票6の上側に重ねられ一側縁で切り取り可能に綴じられている上側伝票7とからなる。
【0014】
前記貼着票4の表面に下側伝票6を疑似接着する疑似接着剤5にあっては、公知の疑似接着剤が使用され、特に限定されるものではない。また、該下側伝票6の上側に重ねられ一側縁で綴じられている上側伝票7は、接着剤8で接着されて綴じられており、接着剤8で接着される接着箇所に沿ってミシン目9が形成されており、このミシン目9から切り取れるようになっている。
【0015】
前記下側伝票6にあっては、ミシン目10で切り離し可能に連接された荷札6a、受領票6bからなっており、また、前記上側伝票7にあっては、配送受注時に取り去る荷送り人控え票7aや請求書票7bの配送受注時分離伝票7Aとなっており、荷送り人控え票7aと請求書票7bはミシン目11で切り離し可能に連接されている。また、下側伝票6には、接着剤8で接着される接着箇所に沿ってミシン目12が形成されており、このミシン目12から接着箇所が切り取れるようになっている。
【0016】
更に、前記上側伝票7の裏面には、上側伝票7に記入した情報を下側伝票6に複写するカーボン層13を有している。
【0017】
このように構成した配送伝票1は、上側伝票7が荷送り人控え票7aや請求書票7b等の配送受注時分離伝票7Aとなり、下側伝票6は荷札6aと受領票6bとなり、配送情報を下側伝票6と上側伝票7に表示できるので、従来1枚の伝票に配送情報を表示していた配送伝票に比較し、全体の小型化が図れ、特に小さい荷物への対応が容易となる。また、その構成は、貼着票の表面に疑似接着した下側伝票の上側に上側伝票を重ね、一側縁で切り取り可能に綴じたものであるので、製造や取り扱いが容易であり、特に、本例では、荷送り人控え票7aや請求書票7b等の配送受注時分離伝票7Aとなる上側伝票7は、配送受注時にミシン目9,11から切り取られ、荷物には、貼着票4の表面に疑似接着されている下側伝票6のみが貼着票4を介して貼着されることになり、配送中に伝票が脱落するといった問題は生じない。
【0018】
更に、前記上側伝票7の裏面には、上側伝票7に記入した情報を下側伝票6に複写するカーボン層13を有しているので、上側伝票7に筆記或いはドットプリンター等で情報を記入することにより、該情報を下側伝票6に複写することができる。
【0019】
図2は本発明に係る配送伝票の実施の形態の第2例を示す分解斜視図である。本例の配送伝票1は、前記第1例の上側伝票7の裏面にカーボン層13がなく、この代わりに、上側伝票7の裏面に顕色剤層14を有し、下側伝票6の表面には発色剤層15を有している。これ以外の構成は前記第1例と同様である。
【0020】
このように構成した配送伝票1は、上側伝票7の裏面に顕色剤層14を有し、前記下側伝票6の表面には発色剤層15を有するので、配送伝票1の取扱中、下側伝票6の表面に不本意な汚れが発生するといった問題は無く、上側伝票7に筆記或いはドットプリンター等で情報を記入したとき、下側伝票6に綺麗な印字が得られる。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の配送伝票によれば、配送情報を下側伝票と上側伝票に表示でき、従来1枚の伝票に配送情報を表示していた配送伝票に比較し、全体の小型化が図れ、また、その構成は、貼着票の表面に疑似接着した下側伝票の上側に上側伝票を重ね、一側縁で切り取り可能に綴じたものであるので、製造や取り扱いが容易である。
【0022】
請求項2に記載の配送伝票によれば、配送情報を下側伝票と上側伝票に表示でき、従来1枚の伝票に配送情報を表示していた配送伝票に比較し、全体の小型化が図れ、また、その構成は、貼着票の表面に疑似接着した下側伝票の上側に上側伝票を重ね、一側縁で切り取り可能に綴じたものであるので、製造や取り扱いが容易であり、更に、該上側伝票の裏面に顕色剤層を有し、前記下側伝票の表面には発色剤層を有するので、取扱中、下側伝票の表面に不本意な汚れが発生するといった問題は無く、綺麗な印字を得ることができる。
【0023】
請求項3に記載の配送伝票によれば、請求項1又は2に記載の、前記貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票が、切り離し可能に連接された荷札と受領票とからなっており、また前記上側伝票が、配送受注時に取り去る荷送り人控え票や請求書票等の配送受注時分離伝票となっているので、全体の小型化が図れ、小さい荷物への対応が容易となり、また、荷送り人控え票や請求書票等の配送受注時分離伝票となる上側伝票は、配送受注時に切り取られ、荷物には、貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票のみが貼着票を介して貼着されることになり、配送中に伝票が脱落するといった問題は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配送伝票の実施の形態の第1例を示した分解斜視図。
【図2】本発明に係る配送伝票の実施の形態の第2例を示した分解斜視図。
【符号の説明】
1 配送伝票
2 接着剤
3 離型紙
4 貼着票
5 疑似接着剤
6 下側伝票
6a 荷札
6b 受領票
7 上側伝票
7a 荷送り人控え票
7b 請求書票
7A 配送受注時分離伝票
8 接着剤
9,10,11,12 ミシン目
13 カーボン層
14 顕色剤層
15 発色剤層
Claims (3)
- 裏面に接着剤とこの接着剤を被覆する離型紙を有する貼着票と、該貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票と、該下側伝票の上側に重ねられ一側縁で切り取り可能に綴じられている上側伝票とからなり、該上側伝票の裏面にカーボン層を有することを特徴とする配送伝票。
- 裏面に接着剤とこの接着剤を被覆する離型紙を有する貼着票と、該貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票と、該下側伝票の上側に重ねられ一側縁で切り取り可能に綴じられている上側伝票とからなり、該上側伝票の裏面に顕色剤層を有し、前記下側伝票の表面には発色剤層を有することを特徴とする配送伝票。
- 前記貼着票の表面に疑似接着されている下側伝票が、切り離し可能に連接された荷札と受領票とからなっており、また前記上側伝票が、配送受注時に取り去る荷送り人控え票や請求書票等の配送受注時分離伝票となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の配送伝票。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002205558A JP2004042535A (ja) | 2002-07-15 | 2002-07-15 | 配送伝票 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002205558A JP2004042535A (ja) | 2002-07-15 | 2002-07-15 | 配送伝票 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004042535A true JP2004042535A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31710836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002205558A Pending JP2004042535A (ja) | 2002-07-15 | 2002-07-15 | 配送伝票 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004042535A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006323487A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Dainippon Printing Co Ltd | サーバ、プログラム及び電子ペン用複写帳票 |
JP2007185901A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 配送伝票、及び、配送伝票付き封筒 |
JP2010058383A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-18 | Daio Paper Corp | 配送伝票 |
-
2002
- 2002-07-15 JP JP2002205558A patent/JP2004042535A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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