JP2004042264A - 積層材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上熱板5を下降させて一対の熱板3、5で接着剤付き単板11bを全面で、単板11a、積層材1を部分的に1MPaの圧力で3分間圧締する。次に、上熱板5を上昇させると共に、次の接着剤付き単板11cを待機させる。次に、積層材1と共に単板11a、接着剤付き単板11bを矢印方向に移動させて、該積層材1の第3層の端面1cを上熱板5の端面5aに上下方向でほぼ一致させてから、待機していた接着剤付き単板11cを積層材1の第3層の端面1cに密接する位置で接着剤付き単板11bの上面に積載し、再度上熱板5を下降させて一対の熱板3、5で、接着剤付き単板11cを全面で、接着剤付き単板11b、単板11a、積層材1を部分的に1MPaの圧力で3分間圧締する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、丸太をロータリーレースで切削した単板を乾燥、切断後、単板を重ねて熱硬化性の接着剤を介して接着し、該接着を階段状にずらしながら繰り返して任意の積層数で連続状の積層材を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
前記方法を実施するために、図71に概略を示すようなLVL(Laminated Veneer Lumber)製造装置が提案されている。
該装置は、単板送り装置(図示せず)が夫々設けられている第1ホットプレスX、第2ホットプレスY、第3ホットプレスZが間隔をおいて配備されおり、各ホットプレスは上下動自在の一対の熱板X1、Y1、Z1からなっている。
単板を接着する際は、最初に、単板送り装置により供給された斜線を引いて示す2枚の単板Aで一方側の単板Aに接着剤を塗布して繊維方向を一致させて重ね合わせ、この重ねた単板Aを第1ホットプレスXの間に搬送し、第1ホットプレスXにより加熱圧締し2枚の単板Aを接着する。次いで第1ホットプレスXの圧締を開放した後、この接着された2枚の単板A(以下、接着単板Aという)を第2ホットプレスYの間に搬送する。この搬送する途中に、接着単板Aの表裏両側に単板送り装置により供給され、接着単板A側の面に接着剤が塗布された斜線を引いて示す2枚の単板Bを、単板Aと繊維方向を一致させて重ね合わせ、この状態で第2ホットプレスYの間に搬送し、加圧締締して接着単板Aの表裏両側に各々単板Bを接着する。
次いで第2ホットプレスYの圧締を開放した後、この接着された4枚の単板A、B(以下、接着単板ABという)を第3ホットプレスZの間に搬送する。この搬送する途中に、接着単板ABの表裏両側に単板送り装置により供給され、接着単板AB側の面に接着剤が塗布された斜線を引いて示す2枚の単板Cを単板Aと繊維方向を一致させて重ね合わせ、この状態で第3ホットプレスZの間に搬送し、加圧締締して接着単板ABの表裏両側に各々単板Cを接着する。
これら動作を繰り返して厚さ方向に6層となるように順次単板を接着し且つ搬送してLVLを製造するが、各単板は図71に示す様に、LVLの厚さ方向と直交する方向で隣り合う単板A同士、単板B同士、単板C同士は、各々その繊維方向の両端部である木口を密接した状態で且つこれら密接した木口と木口の継ぎ目を厚さ方向では階段状となる様に、単板送り装置で供給して接着している。前記階段状となるように接着する理由は、前記継ぎ目が厚さ方向で直線上に並んだ位置として接着すると、得られたLVLが繊維方向に撓む様な曲げる力を受けた場合、前記継ぎ目の箇所に応力が集中して折れ易いからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに前記装置では前記階段状とするため、各ホットプレスで接着される接着剤が塗布された各2枚の単板において、少なくとも厚さ方向で下側に位置する単板で、前記ホットプレスへの搬送方向での上手側の端部付近即ち円Rで囲んだ部分では、ホットプレスからの圧力が作用しない。一方該囲んだ部分にはホットプレスからの熱が伝達されている。通常、単板を接着剤により良好に接着するためには、接着剤が塗布された単板全面に適当な温度と圧力を同時に作用させることが必要であり、前記状態では該囲んだ部分は単板が良好には接着されず接着不良となってしまい、得られたLVLは不良品となってしまうのである。
この場合、該囲んだ部分の図71の左右方向での幅を小さくすれば接着不良となる部分は小さくなるが、前記継ぎ目が厚さ方向で直線上に並んだ状態となってしまって前述の様に得られたLVLが折れ易いく、結果的には前記接着不良は避けることができなかった。
【0004】
本発明は、上記した従来の問題点を解決するために発明されたものであり、その課題とする処は、少ない設備費で、また重ねた接着剤付き単板の全面を一度に、加熱された加圧体を圧接して接着する積層材の製造方法を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
このため、特許請求の範囲の請求項1から請求項28に記載した様に構成することで、基部に接着される単板の全面にほぼ等しい圧力が作用し且つ加熱されるため良好に接着が行われる。
尚、対向させるとは、A物体とB物体間で、隙間のある状態、接触している状態、重なっている状態の全てを含むものとする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の第1形態を、側面図で示す図1〜図4の作動説明図に従って説明する。
尚、本形態で用いる単板は全て乾燥されていて、厚み4mm、繊維方向長さ1000mm、繊維直交方向長さ600mmの形状となっている。
図1(イ)に示す1は厚み4mmの多数の単板1fを繊維方向を左右方向として複数枚並べた1層の単板群を、継ぎ目1gを繊維方向に約100mmづつずらしながら5層の階段状に予め積層接着してある第1基部の一例となる積層材であり、搬送体Eにより後述する一対の熱板3、5に向かって、近づく方向及び離れる方向に往復移動自在に支持されている。
尚、積層材1は前記の様に構成することで、図示する様に下から上に向かって、厚さ方向即ち上下方向の長さ4mmの第1端面1aと、第1端面1aと直交し左右方向の長さ100mmの第1平面1jと、第1平面1jから上下方向の長さ4mmの第2端面1bと、第2端面1bと直交し左右方向の長さ100mmの第2平面1kと、第2平面1kから上下方向の長さ4mmの第3端面1cと、第3端面1cと直交し左右方向の長さ100mmの第3平面1mと、第3平面1mから上下方向の長さ4mmの第4端面1dと、第4端面1dと直交し左右方向の長さ100mmの第4平面1nと、第4平面1nから上下方向の長さ4mmの第5端面1eと、端面と平面とが交互に設けられている。また説明上、積層材1の最下層を第1層といい、以下上方へ第2層、第3層、・・第5層という。
3は加圧体の1実施例としての一対の熱板の一方の下熱板であり、蒸気、ヒータ等により摂氏190度前後に加熱され、定位置に配備されている。
5は加圧体の1実施例としての一対の熱板の他方の上熱板であり、蒸気、ヒータ等により摂氏190度前後に加熱され、後述するように各単板を接着するべく搬送し積載する際の妨げとならない上方の所定位置と下熱板3との間で単板を圧締する位置との間を、昇降動自在に配備されている。
またこれら熱板3、5は、各々の端面3a、5aが上下方向で同一仮想平面上に位置する様に設けられている。
11a、11bは繊維方向が左右方向となっている前記形状の単板であり、単板11bは破線で示す下面に熱硬化性のフェノール樹脂接着剤が塗布されている単板(以下、接着される面に前記接着剤が塗布されている単板を接着剤付き単板という)であり、第1形態では接着剤は全て単板の下面に塗布されている。
尚、一対の熱板3、5は、単板に圧接された時、単板の表面全体を覆うのに十分な大きさを有している。
【0007】
初期状態では、図1(イ)に示す様に上熱板5を前記所定位置で待機させ、また搬送体Eを作動させて、積層材1をその下から2層目の端面1bが、上熱板5の端面5aに上下方向で同一仮想平面上に一致する位置に待機させておく。
尚、以後、2つの面が上下方向で同一仮想平面上に一致することを単に2つの面が上下方向で一致するという。
また単板11a、接着剤付き単板11bも前記繊維方向の状態で、適宜供給位置に待機させておく。
【0008】
上記状態から図1(ロ)に示すように、単板11aを繊維方向である矢印方向に挿入して、単板11aの木口が積層材1の最下層である第1層の第1端面1aと対向し密接する位置で、下熱板3の上面に積載する。
次に図1(ハ)に示すように、接着剤付き単板11bを同じく繊維方向である矢印方向に挿入して、接着剤付き単板11bの木口が積層材1の下から第2層の第2端面1bに密接する位置で、第1平面1jから単板11aの上面に跨がった状態に積載する。
この結果、接着剤付き単板11bと第2端面1bとの継ぎ目1iは、単板11aと第1端面1aとの継ぎ目1hより繊維方向即ち左右方向に約100mmずれた状態となっている。
【0009】
次いで図2(イ)に示すように上熱板5を下降させて、一対の熱板3、5で接着剤付き単板11bを、単板11a及び積層材1に1MPaの圧力で例えば3分間加熱して接着することで単板11a、単板11b及び積層材1を一体化して積層材101とする。尚、この3分間という値は、前記単板の厚さ、熱板3、5の温度、圧力の条件で、前記接着剤が実用上問題が無い状態にほぼ硬化する時間を予め確認して得られたものであり、条件が異なれば確認して決定すれば良い。
この接着において、単板11bの接着剤が塗布された下側の面の全体が単板11a及び積層材1に当接され、また単板11bの上側の面は全体に上熱板5が圧接され、しかも該単板11bの全面に対応する位置で下熱板3により単板11a及び積層材1を支えている。そのため、該単板11bは全体に前記圧力が作用した状態で加熱され、単板11a及び積層材1への接着は良好に行われる。
【0010】
3分経過後、図2(ロ)に示すように、上熱板5を所定位置に移動させると共に、次の接着剤付き単板11cを待機させる。
上熱板5が移動後、図2(ハ)に示すように、該積層材101の下から第3層の第3端面1cが上熱板5の端面5aに上下方向でほぼ一致する位置まで、搬送体Eで前記一体化した積層材101を矢印方向に移動させる。
【0011】
次に図3(イ)に示すように、待機していた接着剤付き単板11cを矢印方向に挿入して、該単板11cの木口が積層材101の第3端面1cに対向し密接する位置で、第2平面1kから接着された単板11bの上面に跨がって積載する。
【0012】
次いで図3(ロ)に示すように、上熱板5を下降させて一対の熱板3、5で、前記状態に積載された接着剤付き単板11cを、積層材101に1MPaの圧力で3分間圧締し、該単板11cを積層材101と接着することで一体化して積層材102とする。
この接着においても、単板11cの接着剤が塗布された下側の面の全体が積層材101に当接され、また単板11cの上側面は全体に上熱板5が圧接され、しかも該単板11cの全面に対応する位置で下熱板3により積層材101を支えている。そのため、該単板11cは全体に前記圧力が作用した状態で加熱され、積層材101への接着は良好に行われる。
【0013】
以上と同様の動作により、接着剤付き単板11dを図3(ハ)に示す位置に階段状に接着して積層材103とする。
次いで図3(ハ)に示すように、接着剤付き単板11eをその木口が積層材103の最上層である第5層の第5端面1eに密接する位置で、積層材103の第4平面から接着された単板11dに跨がって積載した後、上熱板5を下降させて一対の熱板3、5で、接着剤付き単板11eを積層材103に1MPaの圧力で3分間圧締する。その結果、該単板11eが積層材103と接着され、積層材104となる。
これら各接着においても、単板11cの場合と同様に接着は良好に行われる。即ち、例えば単板11eを接着する場合、単板11eの接着剤が塗布された下側の面の全体が積層材103に当接され、また単板11eの上側面は全体に上熱板5が圧接され、しかも該単板11eの全面に対応する位置で下熱板3により積層材103を支えている。そのため、該単板11eは全体に前記圧力が作用した状態で加熱される。
【0014】
3分経過後、図4(イ)に示すように上熱板5を上昇させ前記所定位置で待機させる。
次いで図4(ロ)に示すように、搬送体Eで積層材104を矢印方向に移動させて、該積層材104の第2層の第2端面1bと上熱板5の端面5aとを上下方向でほぼ一致させて待機させ、積層材104の熱板3、5に対する位置関係を、図1(イ)で示した積層材1の熱板3、5に対する位置関係と同じとする。
以後これら一連の接着動作、即ち図1(ロ)から図4(ロ)を用いて説明した接着動作を繰り返し、繊維方向に自在な長さの積層材を製造する。
このようにして製造された積層材は、希望する寸法に適宜切断して用いるのである。
【0015】
第1形態では各接着剤付き単板を接着する際、該単板の接着剤が塗布された下側の面の全体が積層材に当接され、また該単板の上側面は全体に上熱板5が圧接され、しかも該単板の全面に対応する位置で下熱板3により積層材を支えている。そのため該単板はほぼ等しい圧力が全面に作用した状態で加熱され、接着は良好に行われる。
また一対の熱板で複数層の積層材を製造できるので、少ない設備費でよい。
【0016】
次に第2形態を、図5〜図18の側面図の作動説明図に従って説明する。
第2形態は、第1形態が接着剤付き単板を積層材に1枚づつ接着するものであるのに対し、接着剤付き単板を2枚同時に接着するものであり、本形態でも単板の形状及び熱板の形状は、全て第1形態と同じとする。
図5に示す2は、予め多数の単板2jを互いに繊維方向が平行で左右方向となり9層に積層接着してなる第1基部の一例となる積層材である。第1形態の図1(イ)で示した積層材1は全体は5層であり最下層の単板に対し右斜め上方に続く階段状としたが、積層材2は、積層材1の最下層の単板の更に下側に4層の単板を、該最下層の単板の厚さ方向の中心を結ぶ仮想線に対し線対称となる様に、即ち右斜め下方に続く階段状となる様に接着してある。尚、説明上、図5で積層材2の最下層を第1層といい、以下上方へ第2層、第3層、・・第9層という。積層材2では、図示するようにその第1層の単板2jの繊維方向の継ぎ目2kと第9層の単板2pの同方向の継ぎ目2mが上下方向でほぼ一致し、また第2層の単板と第8層の単板、第3層の単板と第7層の単板、第4層の単板と第6層の単板においても同様に継ぎ目が上下方向でほぼ一致し、且つ第1層及び第9層から中心層即ち第5層の単板2nにかけて繊維方向に左側に凸状で階段状となる形状に、継ぎ目が約100mmづつ左右方向にずれた状態となっている。
また、積層材2は前記の様に構成することで、図5に示す様に第5層の単板2nの厚さ方向即ち上下方向の長さ4mmの第1端面2eと、第1端面2eの上下両端からと各々第1端面2eと直交し左右方向の長さ100mmの第1平面2s、2s’と、第1平面2s、2s’から各々上下方向に長さ4mmの第2端面2f、2dと、第2端面2f、2dから各々直交し左右方向の長さ100mmの第2平面2u、2u’と、第2平面2u、2u’から各々上下方向に長さ4mmの第3端面2g、2cと、第3端面2g、2cから各々直交し左右方向の長さ100mmの第3平面2v、2v’と、第3平面2v、2v’から各々上下方向に長さ4mmの第4端面2h、2bと、第4端面2h、2bから各々直交し左右方向の長さ100mmの第4平面2w、2w’と、第4平面2w、2w’から各々上下方向に長さ4mmの第5端面2i、2aとが設けられている。
また積層材2は、搬送体Eにより後述する一対の熱板4、5に向かって、往復移動自在に支持されている。
4は加圧体の1実施例としての一対の熱板の一方の下熱板であり、蒸気、ヒータ等により摂氏190度前後に加熱され、後述するように各単板を接着するべく搬送し積載する際の妨げとならない下方の所定位置と上熱板5との間で単板を圧締する位置との間を、昇降動自在に配備されている。
5は加圧体の1実施例としての一対の熱板の他方の上熱板であり、蒸気、ヒータ等により摂氏190度前後に加熱され、後述するように各単板を接着するべく搬送し積載する際の妨げとならない上方の所定位置と下熱板4との間で単板を圧締する位置との間を、昇降動自在に配備されている。
またこれは熱板4、5は、各々の端面4a、5aが上下方向で一致する様に設けられている。
13aは繊維方向が左右方向となっている前記形状の単板であり、破線で示す上面に熱硬化性のフェノール樹脂接着剤が塗布されている接着剤付き単板である。
尚、一対の熱板4、5は、単板に圧接された時、単板の表面全体を覆うのに十分な大きさを有している。
【0017】
初期状態では、図5に示すように下熱板4が下降、上熱板5が上昇し各所定位置で待機しており、また搬送体Eを作動させて、積層材2を、第2端面2d及び第2端面2fが、熱板4、5の端面4a、5aを通る上下方向の仮想平面上に位置する様に、待機させている。
また、上面に接着剤が塗布された単板13aも適宜供給位置に待機している。
【0018】
上記状態から最初に図6に示すように、接着剤付き単板13aを矢印方向に挿入して、該単板13aの右側端面である木口が下熱板4の右側端面4aに一致する位置で下熱板4の上面に積載する。また接着剤が塗布されてない単板13bを、供給位置に待機させておく。
次に図7に示すように下熱板4を上昇させ、該単板13aを、その右側端面が積層材2の第2端面2dに密接する位置まで移動させる。
【0019】
次に図8に示すように該単板13bを矢印方向に挿入して、該単板13bの右側端面が積層材2の第1端面2eに密接する位置で前記単板13aの上面に積載することで、単板13aが積層材2の第1平面2s’から単板13bの下面に跨がって当接される。
また、下面に接着剤が塗布された単板13cを、供給位置に待機させておく。
次いで図9に示すように、該単板13cを矢印方向に挿入して、該単板13cの右側端面が積層材2の第2端面2fに密接する位置で単板13bの上面に積載することで、単板13cが積層材2の第1平面2sから単板13bの上面に跨がって当接される。
【0020】
次に図10に示すように、上熱板5を下降させて一対の熱板4、5の間で各単板を1MPaの圧力で3分間圧締し、積層材2と、単板13a、単板13b及び13cとを接着して一体化し、積層材201とする。
これら接着において、単板13aの接着剤が塗布された上面の全体が積層材2及び単板13bに当接されまた単板13aの下面は全体に下熱板4が圧接され、一方、単板13cの接着剤が塗布された下面の全体が積層材2及び単板13bに当接されまた単板13cの上面は全体に上熱板5が圧接され、しかも下熱板4と上熱板5とは上下方向で相対する位置となっている。そのため、単板13aと単板13cは、各々全体に前記圧力が作用した状態で加熱され、接着は良好に行われる。
尚、接着剤付き単板13aは、図6を用いて述べた下熱板4の上に積載された時から、図10を用いて述べた下熱板4及び上熱板5により圧締するまでの時間、下熱板4から熱が伝達されるが、該時間は短いので接着剤は殆ど変化せず接着には影響がない。
【0021】
3分経過後、図11に示すように、上熱板5を上昇させると共に、下熱板4を下降させて積層材201から離し、各々所定位置で待機させる。
次いで、図12に示すように、搬送体Eで積層材201を矢印方向に移動させて、積層材201の第3端面2c及び2gが、熱板4、5の端面4a、5aを通る仮想平面上に一致する様に、積層材201を待機させる。
また、上面に接着剤が塗布された単板13dを、供給位置に待機させる。
【0022】
次に図13に示すように、接着剤付き単板13dを矢印方向に挿入して、該単板13dの挿入方向下手側端面である木口が下熱板4の右側端面4aに上下方向で一致する位置で下熱板4の上面に積載する。また、下面に接着剤が塗布された単板13eを供給位置に待機させる。
次いで図14に示すように、該単板13eを矢印方向に挿入して、該単板13eの挿入方向下手側端面である木口が積層材201の第3端面2gに密接する位置で、接着された単板13cの上面に積載することで、単板13eが積層材201の第2平面2uから単板13cの上面に跨がって当接される。
【0023】
次に図15に示すように、上熱板5を下降させると共に、下熱板4を上昇させて、一対の熱板4、5の間で各単板を1MPaの圧力で3分間圧締し、積層材201の下側に単板13dを、また積層材201の上側に単板13eを各々接着して一体化し、積層材202とする。
これら接着においても、単板13dの接着剤が塗布された上面の全体が積層材201に当接されまた単板13dの下面には全体に下熱板4が圧接され、一方、単板13eの接着剤が塗布された下面の全体が積層材201に当接されまた単板13eの上側面は全体に上熱板5が圧接され、しかも下熱板4と上熱板5とは上下方向で相対する位置に設けてある。そのため単板13dと単板13eは、各々全体に前記圧力が作用した状態で加熱され、接着は良好に行われる。
尚、接着剤付き単板13dは、下熱板4の上に積載された時から下熱板4及び上熱板5により圧締するまでの時間、下熱板4から熱が伝達されるが、接着剤付き単板13aと同様に、該時間は短いので接着剤は殆ど変化せず、接着には影響がない。以下の場合も同様である。
【0024】
以上と同様の動作を繰り返して、積層材202に図16で示す位置に階段状に、接着剤付き単板13fを積層材202の下側に、また接着剤付き単板13gを積層材202の表側に接着して積層材203とする。
次いで同様に図16に示すように、第1層となる接着剤付き単板13hを第4平面2w’から単板13fに跨がった位置に、また第9層となる接着剤付き単板13iを第4平面2wから単板13gに跨がった位置に各々供給する。その後、上熱板5を下降させると共に下熱板4を上昇させて、一対の熱板4、5で接着剤付き単板13h、13iを積層材203に1MPaの圧力で3分間圧締して接着し、積層材204とする。
これら各接着においても、単板の接着剤塗布面の全体が積層材202又は203に当接されまた該単板の接着剤塗布面と反対側の面は全体に下熱板4又は上熱板5が圧接され、しかも下熱板4と上熱板5とは上下方向で相対する位置に設けてある。そのため単板13dと単板13eは、各々全体に前記圧力が作用した状態で加熱され、接着は良好に行われる。
【0025】
前記3分経過後、図17に示すように上熱板5を上昇させると共に、下熱板4を下降させ、各々所定位置で待機させる。
次いで図18に示すように、搬送体Eで積層材204を矢印方向に移動させて、該積層材204の第2端面2d及び第2端面2fが、熱板4、5の端面4a、5aを通る仮想平面上に一致する様に移動待機させ、積層材204の熱板4、5に対する位置関係を、図5で示した積層材2の熱板4、5に対する位置関係と同じとする。
以後これら一連の接着動作、即ち図6から図18を用いて説明した接着動作を繰り返し、繊維方向に自在な長さの積層材を製造する。
このようにして製造された積層材は、希望する寸法に適宜切断して用いるのである。
【0026】
以上のように、第2形態においても第1形態と同様に、各単板の接着剤塗布面の全体が接着されるべき積層材(図10で示す様に第4層、第5層及び第6層を同時に接着する場合は単板と積層材)に当接され、しかも該単板の接着剤塗布面と反対側の面は全体に下熱板4又は上熱板5が圧接されるため、各単板には全体に前記圧力が作用した状態で加熱され、接着は良好に行われる。
また、単板13a、・・、13iを積層材2に順次接着することで新たに形成された継ぎ目は、図16に示す様に厚さ方向の中央である第5層を中心として上下両側に階段状となり且つ第1層と第9層、第2層と第8層、第3層と第7層、第4層と第6層において、上下方向でほぼ一致した位置となっている。このように、得られた積層材において継ぎ目が上下方向で一致していても、上下方向に隣り合うのでは無く距離があるので、前述の曲げる力を受けた場合でも応力が集中しにくく積層材は折れにくい。
また第2形態では、1つの加熱圧締動作で2枚の単板を接着するので生産性が良い。
【0027】
次に第3形態を、図19〜図31の作動説明図に従って説明する。
第3形態では、第2形態と同様に1つの加熱圧締動作で2枚の単板を接着するものである。ただ第2形態では、前述の様に、積層材の下面に接着する単板を下熱板4の上に積載するのに対し、第3形態では後述する挿入版10の様に、単板を平板に載せて移動させ且つ熱板による加熱圧締も平板に載せまま行うものである。
尚、本形態でも単板の形状及び熱板の形状は、全て第1形態と同じとする。
図19に示す3は単板3jを互いに繊維方向が平行で左右方向となる様に8層に積層接着してある積層材であり、図示するように最下層である第1層の単板3jの繊維方向の継ぎ目3kと最上層である第8層の単板3pの同方向の継ぎ目3mが上下方向でほぼ一致し、且つ第5層の単板3nにかけて繊維方向に凸状で階段状となる形状に、継ぎ目を約100mmづつ、但し第5層の端面3eから第6層の端面3f間のみは200mmずらしながら8層の階段状に形成してある。
また、搬送体Eにより後述する一対の熱板4、5に向かって、近づく方向及び離れる方向に往復移動自在に支持されている。
4及び5は、第2形態と同様に設けた下熱板及び上熱板である。
10は図19に示す待機位置と、後述する単板と共に下熱板4の上面に載置される位置との間を往復移動自在の挿入板であり、図示する様に、積載面10aに載せる単板を当接させ左右方向の位置決めをするための段差部10bを、挿入板10の右側端縁から1000mmとなる箇所に設けてある。尚、挿入板10の材質は、鉄、アルミニュウム、ステンレス等の熱を伝達し易い金属で構成される。14aは乾燥された単板であり、破線で示すに熱硬化性のフェノール樹脂接着剤が塗布されている接着剤付き単板である。
【0028】
初期状態では図19に示す様に、下熱板4が下降、上熱板5が上昇した所定位置で待機しており、また搬送体Eを作動させて、積層材3を、第4層の第1端面3dが熱板4、5の端面4a、5aを通る仮想平面上に一致する様に、積層材3を待機させている。
また、破線で示す上面に接着剤が塗布された単板14aが、供給位置に待機している。
【0029】
最初に図20に示すように、該単板14aを矢印方向に移動して、挿入板10の積載面10aに、段差部10bへ左側端面を当接した状態で積載する。また接着剤が塗布されてない単板14bを供給位置に待機させる。
【0030】
次に図21に示すように、単板14bを矢印方向に移動して、該単板14aの右側端部より左へ1000mmずれた位置に単板14bの右側端部があるように、該単板14aの上面に積載する。
次いで図22に示すように、挿入板10を矢印方向に挿入して、挿入板10の右側端縁即ち前記単板14aの右側端面が、熱板4、5の端面4a、5aを通る仮想平面上に一致するように、挿入板10を下熱板4の上面に積載する。
次に図23に示すように、上熱板5を下降させまた下熱板4を上昇させて、一対の熱板4、5で1MPaの圧力で3分間圧締して接着することで、該単板14a、単板14b及び積層材3を一体化し積層材301とする。尚、下熱板4からの熱は、挿入板10を介して該単板14aに伝わる。
これら接着において、単板14aの接着剤が塗布された上側の面の全体が単板14b及び積層材3の下面に当接され、また単板14aの下面には全体に、下熱板4により加圧される挿入板10の積載面10aが圧接され、一方、単板14b及び積層体3の上面には上熱板5が圧接され、しかも下熱板4と上熱板5とは上下方向で相対する位置に設けてある。そのため、単板14aには、全体に前記圧力が作用した状態で加熱され、接着は良好に行われる。
【0031】
3分経過後、図24に示すように、上熱板5を上昇また下熱板4を下降させ、各々所定位置で待機させる。
前記上昇下降が終了後、図25に示すように、搬送体Eで積層材301を矢印方向に移動させると共に、挿入板10を矢印方向に移動させる。
【0032】
次に図26に示すように、上面に接着剤が塗布された単板14cと下面に接着剤が塗布された単板14dの夫々を、供給位置に待機させる。
次に図27に示すように、該単板14cを矢印方向に移動して、挿入板10の積載面10aに、段差部10bへ左側端面を当接した状態で積載すると共に、該単板14dを矢印方向に移動して、積層材301の第6層の端面3fに密接する位置で接着されている単板14bの上面に積載する。
【0033】
次に図28に示すように、搬送体Eで積層材301を矢印方向に移動させて、積層材301の第3層の端面3cが、熱板4、5の端面4a、5aを通る上下方向の同一仮想平面上にほぼ一致する位置で待機させると共に、挿入板10を矢印方向に挿入して、挿入板10の右側端縁即ち前記単板14cの挿入方向下手側端面が、同じく端面4a、5aを通る仮想平面上に一致するように、挿入板10を下熱板4の上面に積載する。
【0034】
次に図29に示すように、上熱板5を下降させるまた下熱板4を上昇させて、一対の熱板4、5で1MPaの圧力で3分間圧締して前記単板14c、14dと積層材301とを接着し一体化することで、積層材302とする。
これら接着においても、単板14cの接着剤が塗布された上面の全体が積層材301に当接され、また単板14cの下面は全体に、下熱板4により加圧される挿入板10の積載面10aが圧接され、一方、単板14dの接着剤が塗布された下側の面の全体が積層材301に当接されまた単板14dの上側面は全体に上熱板5が圧接され、しかも下熱板4と上熱板5とは上下方向で相対する位置に設けてある。そのため単板14cと単板14dは、各々全体に前記圧力が作用した状態で加熱され、接着は良好に行われる。
【0035】
次いで下熱板4及び上熱板5を互いに遠ざかる方向に移動させ各々所定位置で待機させた後、
「搬送体Eによる第2層の端面3b及び第7層の端面3gが熱板4、5の端面4a、5aを通る上下方向の同一仮想平面とほぼ一致するべく積層材302の移動」、「上面に接着剤が塗布された単板14eの挿入板10に積載した状態での積層材302の第2層の端面3bに密接する位置への移動供給と、下面に接着剤が塗布された単板14fの第7層の端面3gの密接する位置への移動供給」、「下熱板4及び上熱板5の互いに接近する方向への移動による単板14e及び単板14fへの圧締の動作」により、積層材302と単板14f及び単板14eを一体化し図示はしないが積層材303とする。
次に図30に示すように、積層材303の第1層には挿入板10に積載した状態で接着剤付き単板14gを、また同じく第8層に接着剤付き単板14hを、各々同様に密接した状態で供給した後、上熱板5を下降させまた下熱板4を上昇させて、1MPaの圧力で3分間圧締して接着し一体化することで、積層材304とする。
これら各接着においても、単板の接着剤塗布面の全体が積層材302又は303に当接されまた該単板の接着剤塗布面と反対側の面は全体に下熱板4により加圧される挿入板10の積載面10a又は上熱板5が圧接され、しかも下熱板4と上熱板5とは上下方向で相対する位置に設けてある。そのため単板14e、14f、14g及び14hは、各々全体に前記圧力が作用した状態で加熱され、接着は良好に行われる。
【0036】
3分経過後、図31に示すように上熱板5と下熱板4を互いに遠ざかる方向に移動させ、各々所定位置で待機させる。
次いで図31に示すように、搬送体Eで積層材304を矢印方向に移動させて、該積層材304の第4層の端面3dが、熱板4、5の端面4a、5aを通る上下方向の同一仮想平面上に位置する様に移動待機させ、積層材304の熱板4、5に対する位置関係を、図19で示した積層材3の熱板4、5に対する位置関係と同じとする。
以後これら一連の接着動作、即ち図20から図31を用いて説明した接着動作を繰り返し、繊維方向に自在な長さの積層材を製造する。
【0037】
以上のように、第3形態においても第1形態と同様に、各単板の接着剤塗布面の全体が接着されるべき積層材(図23で示す場合は単板と積層材)に当接され、しかも該単板の接着剤塗布面と反対側の面は全体に下熱板4又は上熱板5が圧接されるため、各単板には全体に前記圧力が作用した状態で加熱され、接着は良好に行われる。
また、単板14a、・・、14hを積層材3に順次接着することで新たに形成された継ぎ目は、図31に示す様に厚さ方向の中央である第5層を中心として下側には左右方向の間隔が100mmの等しい階段状となり、同じく上側では第5層と第6層の同方向の間隔が200mmでその他の間隔は100mmとなっていて、第1層と第8層、第2層と第7層、第3層と第6層において、上下方向でほぼ一致した位置となっている。得られた積層材において第2形態と同様に継ぎ目が上下方向で一致していても、上下方向に距離があるので、前述の曲げる力を受けた場合でも応力が集中しにくく積層材は折れにくい。
また第2形態では、1つの加熱圧締動作で2枚の単板を接着するので生産性が良い。
【0038】
次に第4形態を、図32〜図45の作動説明図に従って説明する。
第1〜第3形態において、下熱板4及び上熱板5は積層材に接着される単板の外側表面全体のみに圧接される、即ち例えば図29の場合で説明すると、下熱板4及び上熱板5は単板14c及び14dの外側表面全面に圧接される。そのため接着後の単板14c及び14dの該表面は高温となっており、該接着に続き次の接着剤付単板の接着において、下熱板4又は上熱板5から単板を経て接着剤に伝達される熱と共に前記高温となった表面から直接接着剤に伝達される熱も、該接着剤を硬化させるために使われる。ただ第1〜第3形態において下熱板4及び上熱板が圧接される箇所は、次の接着剤付単板が圧接される箇所全体ではない、即ち図29で説明すると、積層材302の楕円Sで囲んだ部分の表面は前記熱板が圧接されず高温とならない。それ故、次の接着剤付単板14e、14fを接着する場合、単板14eの単板14cに圧接された箇所と単板14fの単板14dに圧接された部分の接着剤は前記両方の熱により早く硬化するが、楕円Sで囲んだ部分に圧接された単板14e、14fの接着剤は、前記熱板から単板を経て伝達される熱だけであるため、硬化するための時間を長く必要とする。製品としては各単板に塗布された接着剤全体を加熱硬化させることが望ましいので、結局該楕円Sで囲んだ部分に圧接された単板14e、14fの接着剤が硬化するまでの時間、下熱板4及び上熱板5を圧接しておかねばならず、前記単板14c及び14dの該表面が高温となっていることを、接着時間を短くするためには利用できなかった。
これに対し第4形態では、熱板により積層材に接着される単板の全面と共に、該単板の次に接着される単板が圧接される積層材の表面も加熱することにより、積層材への各単板の接着時間を短くするものである。
また第4形態では、熱板自体に段差を設けて突出面を形成しており、そのため後述する様な効果もある。
尚、本形態でも単板の形状は、全て第1形態と同じとする。
図32に示す6は、第2形態の図5で示した積層材2と同様に構成した、即ち単板6jを互いに繊維方向が平行で左右方向となるように9層に積層接着してある積層材であり、図示するように第1層の単板6jの繊維方向の継ぎ目6kと第9層の単板6pの同方向の継ぎ目6mが上下方向でほぼ一致し、且つ第5層の単板6nにかけて繊維方向に凸状で階段状となる形状に、継ぎ目を約100mmづつ、ずらしながら9層の階段状に形成してある。
また、積層材6は、搬送体Eにより後述する一対の熱板7、8に向かって、近づく方向及び離れる方向に往復移動自在に支持されている。
7は加圧体の1実施例としての一対の熱板の下熱板であり、前述と同様の手段で摂氏190度前後に加熱され、後述するように各単板を搬送し積載する際の妨げとならない下方の所定位置と後述する上熱板8との間で単板を圧締する位置との間を、昇降動自在に配備されている。該下熱板7の、後述する単板を圧締する面は当接面7bと突出面7cの上下2段に構成され、当接面7bの単板の繊維方向に対応する長さL1は該単板の繊維方向の長さより100mm長く、また突出面7cの同方向の長さL2は100mmに形成されている。また当接面7bと突出面7cとにより形成される段差面7dの上下方向の長さは、前記単板の厚さとほぼ等しい値に形成することで、後述する様に互いに接近した下熱板7と上熱板8とにより単板を積層材6に加圧する際、突出面7cと上熱板8の突出面8cも単板を押圧する様に設定する。
8は加圧体の1実施例としての一対の熱板の上熱板であり、同様に摂氏190度前後に加熱され、図示する様に上下方向で下熱板7と上熱板8との中間点を通る左右方向の仮想水平線に対し線対称となる形状で当接面8b、突出面8c及び段差面8dが設けられており、後述するように各単板を搬送し積載する際の妨げとならない上方の所定位置と下熱板4との間で単板を圧締する位置との間を、昇降動自在に配備されている。
また熱板7、8は、各々の端面7a、8aが上下方向で同一仮想平面上に位置する様に設けられている。
15aは乾燥された単板であり、破線で示す上面に熱硬化性のフェノール樹脂接着剤が塗布されている接着剤付き単板である。
【0039】
初期状態では、図32に示すように下熱板7が下降、上熱板8が上昇した所定位置で待機しており、また搬送体Eを作動させて、積層材6を、第3層の単板の端面6c及び第7層の単板の端面6gが、熱板7、8の端面7a、8aを通る上下方向の同一仮想平面上に位置する様に、待機させている。
また、上面に接着剤が塗布された単板15aも供給位置に待機している。
【0040】
最初に図33に示すように、該単板15aを矢印方向に挿入して、該単板15aの左側端面が下熱板7の段差面7dに当接する位置で下熱板7の当接面7bの上面に積載する。また接着剤が塗布されてない単板15bを、供給位置に待機させる。
次に図34に示すように、該単板15aの右側端面が積層材6の第4層の単板の端面6dに密接する位置まで下熱板7を上昇させる。
【0041】
次に図35に示すように、該単板15bを矢印方向に挿入して、該単板15bの右側端面が積層材6の第5層の単板の端面6eに密接する位置で、該単板15aの上面から突出面7cに跨がって積載する。また、下面に接着剤が塗布された単板15cを供給位置に待機させる。
次に図36に示すように、該単板15cを矢印方向に挿入して、該単板15cの右側端面が積層材6の第6層の端面6fに密接する位置で、単板15bの上面に積載する。
【0042】
次に図37に示すように、上熱板8を下降させて一対の熱板7、8で、突出面7cと突出面8cも含めて、1MPaの圧力で3分間圧締して一体化することで、積層材601とする。尚、この場合、熱板7、8の単板を加圧する面積は各当接面7b、8bと突出面7c、8cであって、第1乃至第3形態の場合より面積が広くなっているので、同じ1MPaの圧力とするためには熱板7、8により大きな力を加える必要がある。
これら圧締において、単板15aの接着剤塗布面である上面の全体が単板15b及び積層材6の第5層下面に当接され、また単板15aの下面の全体と積層材6の第4層の下面に下熱板7が圧接される。一方、単板15cの接着剤塗布面である下面の全体が単板15b及び積層材6の第5層上面に当接され、また単板15cの上面の全体と積層材6の第6層の上面に上熱板8が圧接される。
更には、下熱板7と上熱板8とは上下方向で相対する位置に設けてあるので、単板15a及び15cには全体に前記圧力が作用した状態で加熱され、接着剤の硬化が良好に進行する。ただ、圧締する時間が前記の様に1分間と短いため、接着剤は完全には硬化しないが一体化はされ積層材601となり、後述する様に熱板7、8による圧締を終了後開放しても、積層材6と各単板15a、15b、15cとに分離することは無い。また前記1分間経過した後、接着剤は前記開放後も、加熱された単板15a及び15cから伝達される熱により硬化が徐々に進む。
一方、上記の様に下熱板7と上熱板8が各々圧接されるので、単板15aの下面と共に積層材6の第4層の第2平面に相当する下面が、また単板15cの上面と共に積層材6の第6層の第2平面に相当する上面が加熱され、これら面は該1分間経過した後は高温となっている。
尚、下熱板7の突出面7cと上熱板8の突出面8cとが単板15bに前記圧力で圧接されるが、この段階では特別の作用は無い。
【0043】
前記1分間経過後、図38に示すように、上熱板8及び下熱板7を互いに遠ざかる方向に移動させ、各々所定位置で待機させる。
前記待機が終了後、図39に示すように、搬送体Eで積層材601を矢印方向に移動させて、該積層材601の第2層の単板の端面6b及び第8層の単板の端面6hが、熱板7、8の端面7a、8aを通る上下方向の同一仮想平面上に位置する様に、待機させる。
また、上面に接着剤が塗布された単板15dを供給位置に待機させる。
【0044】
次に図40に示すように、前記単板15dを矢印方向に挿入して、前記単板15dの左側端面が下熱板7の段差面7dに当接する位置で下熱板7の当接面7bに積載する。また、下面に接着剤が塗布された単板15eを供給位置に待機させる。
次に図41に示すように、前記単板15eを矢印方向に挿入して、積層材6の第7層の単板の端面6gに密接する位置で接着されている単板15cの上面に積載する。
【0045】
次に図42に示すように、上熱板8及び下熱板7を互いに接近する方向に移動させて、一対の熱板7、8で、突出面7cと突出面8cも含めて、1MPaの圧力で1分間圧締して一体化することで、積層材602とする。
これら圧締において、単板15dの接着剤塗布面である上面の全体が接着されている単板15a及び積層材601の第4層下面に当接され、また単板15dの下面の全体と積層材601の第3層の第3平面に相当する下面に下熱板7が圧接される。一方、単板15eの接着剤塗布面である下面の全体が接着されている単板15c及び積層材601の第6層上面に当接され、また単板15eの上面の全体と積層材601の第7層の第3平面に相当する上面に上熱板8が圧接される。また下熱板7の突出面7cは単板15aの下面に、上熱板8の突出面8cは単板15cの上面に前記圧力で圧接される。
更には、下熱板7と上熱板8とは上下方向で相対する位置に設けてあるので、単板15d及び15eには全体に前記圧力が作用し、接着剤が均一に硬化し続ける。また図37で示した単板15a、15b及び15cの圧締時に、単板15aの下面、積層材6の第4層の下面、単板15cの上面及び積層材6の第6層の上面は高温となっているので、図42で示した圧締時、接着剤には下熱板7と上熱板8からの熱に加えてこれら面からも均一に熱が伝達されるので、接着剤は下熱板7と上熱板8とからだけ圧締する場合より早く硬化が進行する。
また熱板7、8の加圧により、単板15aは、その大部分の面積は単板15dを介してまた残りの面積は突出面7cにより直接に、一方単板15cは、その大部分の面積は単板15eを介してまた残りの面積は突出面8cにより直接に圧接される。そのため、図37で示した熱板7、8による圧締で進行している単板15a、15cに塗布された接着剤の硬化が前記圧力が作用した状態で行われ、より良好に接着される。
一方上記の様に下熱板7と上熱板8が各々圧接されるので、単板15dの下面と共に積層材6の第3層の下面が、また単板15eの上面と共に積層材6の第7層の上面が加熱され、これら面は該1分間経過した後は前記と同様に高温となっている。
【0046】
以下積層材の表裏両面に、各々単板を接着する位置は第3形態と同様に階段状に順次ずらしながら、前記単板15d及び15eを積層材601に接着した場合と同様の動作を繰り返す。そして図43に示すように、第1層となる接着剤付き単板15hと第9層となる接着剤付き単板15iを同様に積載した後、上熱板8及び下熱板7を互いに接近する方向に移動させて、一対の熱板7、8で1MPaの圧力で3分間圧締して接着し一体化することで、積層材604とする。
この第9層及び第1層に単板を接着する場合、一対の熱板7、8で圧締する時間は、図37で示した場合と同様に3分とした。これは、積層材の最外層となる単板15h及び単板15iを圧締するための機会はこの1回だけであり、この時に接着剤をほぼ硬化させる必要があるからである。
【0047】
次に3分経過後、図44に示すように上熱板8及び下熱板7を互いに遠ざかる方向に移動させ、各々所定位置で待機させる。
次いで図45に示すように、搬送体Eで積層材604を矢印方向に移動させて、該積層材604の第3層の端面6c及び第7層の端面6gを、熱板7、8の端面7a、8aを通る上下方向の同一仮想平面上に位置する様に待機させ、積層材604の熱板7、8に対する位置関係を、図32で示した積層材6の熱板7、8に対する位置関係と同じとする。
以後これら一連の接着動作、即ち図33から図45を用いて説明した接着動作を繰り返し、繊維方向に自在な長さの積層材を製造する。
このようにして製造された積層材は、希望する寸法に適宜切断して用いるのである。
【0048】
第4形態では、第1乃至第3形態での効果に加え、以下の効果がある。
即ち熱板7、8により、積層材に接着される単板の全面と共に、該単板の次に接着される単板が圧接される積層材の表面も加熱することにより、次に積層材へ接着される各単板の圧締時間を短くすることができる。
また第4形態では、熱板自体に設けた突出面7c、8cを、先に熱板7、8の当接面7b、8bを圧接することで接着した単板の一部分に圧接することにより、接着剤の硬化を圧力が作用した状態で行うことができ、接着が良好に行われる。
【0049】
以下変更例を説明する。
1、実施の第2形態では、単板を9層に積層接着してある積層材であり、第1層の繊維方向の継ぎ目と第9層の同方向の継ぎ目が上下方向でほぼ一致し、且つ第5層にかけて凸状階段となる形状に、継ぎ目を左右方向で約100mmづつずらしながら9層の階段状に形成してある。これに対し、図46に示すように、積層材9の第1層の第5端面9aから第5層の第1端面9eにかけての夫々の継ぎ目は100mmづつずらし、第1端面9eから第6層の第2端面9fの左右方向の距離を150mm、第6層の第2端面9fから第9層の第5端面9iにかけての夫々の継ぎ目を同方向で100mmづつずらすことにより、第5層から上の継ぎ目と第5層から下の継ぎ目の位置を左右方向でずらし、応力の集中をより分散させても良い。
この場合、図46に示す様に下熱板16は、左右方向の長さが1100mmである当接面16bの右端に、同じく左右方向の長さが50mmの後退面16cと、上下方向の長さが単板の厚さとほぼ等しい値となる段差面16dを形成し、一方上熱板17には、左右方向の長さが1100mmの当接面17b、左右方向の長さが50mmの突出面17c及び上下方向の長さが単板の厚さとほぼ等しい値となる段差面17dを形成する。また熱板16、17は、各々の右側端面16a、17aが上下方向で一致する位置に相対して設けられ、第4形態と同様の温度で加熱されている。
これら構成において、最初に積層材9の第7層の第3端面9gが、前記端面16a、17aを通る上下方向で同一仮想平面上に位置する様に、搬送体Eにより積層材9を移動待機させておく。
次に図47に示す様に、上面に接着剤が塗布された単板12aの右側端面が積層材9の第4層の第2端面9dに、接着剤が塗布されていない単板12bの右側端面が積層材9の第5層の第1端面9eに、下面に接着剤が塗布された単板12cの右側端面が積層材9の第6層の第2端面9fに各々密接した状態で配置し、熱板16及び17により同様に1MPの圧力で3分間圧締して一体化し、積層材901とする。
この接着において、下熱板16の当接面16bが単板12aの下面及び積層材9の第4層の下面に、また後退面16cが積層材9の第3層の下面の一部に、また上熱板17の突出面17cが単板12bの上面の一部に、当接面17bが単板12cの上面及び積層材9の第6層の上面に、各々圧締されることで、単板12a及び単板12bは全面に同じ圧力が作用し良好に接着が行なわれるとともに、後述するように積層材901に対し次に接着剤が塗布された単板12d、12eが重ね合わされる部分の表面が加熱される。
次いで図48に示す様に、積層材901を、その第8層の第4端面9hが、前記端面16a、17aを通る上下方向で同一仮想平面上に位置する様に、搬送体Eにより移動待機させる。次に上面に接着剤が塗布された単板12dの右側端面が積層材901の第3層の第3端面9cに、下面に接着剤が塗布された単板12eの右側端面が積層材901の第7層の第3端面9gに各々密接した状態で配置し、熱板16及び17により同様に1MPの圧力で1分間圧締して一体化し、積層材902とする。
この接着において、下熱板16の当接面16bが単板12dの下面及び積層材901の第3層の下面に、また後退面16cが積層材901の第2層の下面の一部に、一方上熱板17の突出面17cが単板12cの上面の一部に、当接面17bが単板12eの上面及び積層材901の第7層の上面に、各々圧締されることで、単板12d及び単板12eは全面に同じ圧力が作用し良好に接着剤の硬化が進行するとともに、積層材902に対し次に同様に接着剤が塗布された単板が重ね合わされる部分の表面が加熱される。
次に、「第9層の第5端面9iが前記端面16a、17aを通る上下方向で同一仮想平面上に位置する様に、搬送体Eによる積層材902の移動待機」、「積層材902の第2層の端面9b及び第8層の端面9hの各々に、同様に接着剤が塗布された単板を配置」、「熱板16、17による圧締」と第2、第3形態に習って接着し積層材を製造する。
2、第2形態の一連の接着動作において、図5から図10を用いて説明した様に、最初に単板13a、単板13b、単板13cの3枚を重ねてから熱板4、5で圧締し、積層材2に1度に3枚の単板を接着しているが、以下の様にしても良い。
即ち、図49に示す様に、単板13bの右側端面が積層材2の第5層の第1端面2eに密接する位置で接着剤付き単板13aの上面に積載した後、図50に示す様に、上熱板5を下降させて一対の熱板4、5で、積層材2と単板13a、13bを接着する。次に図51に示す様に、上熱板5及び下熱板4を互いに遠ざかる方向に移動させた後、接着剤付き単板13cを矢印方向に挿入して、図52に示す様に、該接着剤付き単板13cの右側端面が積層材2の第6層の第2端面2fに密接する位置で単板13bの上面に積載する。次いで図53に示す様に、上熱板5及び下熱板4を互いに接近する方向に移動させ、一対の熱板4、5で接着剤付き単板13cを積層材に圧締し接着させる行程であっても良い。
【0050】
3、各実施の形態では、前述の様に積層材の各層の端面に1枚の単板の前記端面を密接させ接着しているが、複数枚の単板を並べた状態で同様に接着しても良い。
即ち例えば、前記第3形態の場合で説明すると、初期状態で図54に示すように、下熱板4’、上熱板5’及び挿入板10’の左右方向の長さを、接着する単板の左右方向の長さの2倍の長さ以上の長さとし、各々図示の位置で待機しており、また積層材3がその第4層の第2端面3dが、端面4’a、5’aを通る上下方向で同一仮想平面上に位置する様に待機させる。更には、図示する様に上面へ接着剤が塗布された単板14a、14a’が左右方向に並べられて、供給位置に待機している。
尚、各単板は全て左右方向が繊維方向であり、大きさは前述と同様である。
前記状態から図55に示すように、単板14a、14a’を矢印方向に移動して、挿入板10’の上面に積載する。また接着剤が塗布されてない単板14b、14b’を供給位置に待機させる。
次に図56に示すように、単板14b、14b’を矢印方向に移動して、単板14a、14a’の上面に、単板14aの右側端面に対し単板14bの右側端面が左方向に100mmずれた状態に積載した後、図57に示すように、挿入板10’を矢印方向に移動して、単板14aの右側端面が下熱板4’の端面4’aに上下方向で一致する位置で挿入板10’を下熱板4’の上面に積載する。
次に図58に示すように、上熱板5’及び下熱板4’を互いに接近する方向に移動させて、1MPaの圧力で3分間圧締して接着し一体化することで、積層材301’とする。
3分経過後、図59に示すように、上熱板5’及び下熱板4’を互いに離れる方向に移動させて、所定位置で待機させる。次いで、図60に示すように、搬送体Eで積層材301’を矢印方向に、また挿入板10’を矢印方向に各々移動させ、単板14a、14a’と同様に接着剤が塗布され且つ配置された単板14c、14c’と、下面に接着剤が塗布され単板14a、14a’と同様に並べられた単板14d、14d’を供給位置に待機させる。
次に図61に示すように、単板14c、14c’を矢印方向に移動して、挿入板10’の上面に積載すると共に、単板14d、14d’を矢印方向に移動して、積層材301’の第6層の第2端面3fに密接する位置で、積載する。
次に図62に示すように、搬送体Eで積層材301’を矢印方向に移動させて、該積層材301’の第3層の第3端面3cが、端面4’a、5’aを通る上下方向で同一仮想平面上に位置する様に待機させると共に、挿入板10’を矢印方向に移動して、単板14cの右側端面が下熱板4’の端面4’aに上下方向で一致する位置で挿入板10’を下熱板4’の上面に積載する。次に図63に示すように、上熱板5’及び下熱板4’を互いに接近する方向に移動させて、1MPaの圧力で3分間圧締して接着し一体化し、積層材302’とする。
以後、積層材302’の表裏面に階段状に各2枚の単板を同様に接着する。
このようにすれば、前記と同一形状の単板であっても生産量を増やすことができる。
【0051】
4、前記各実施の形態では、各一連の接着動作の最初に最も突出している端面に単板を密接させると共に該単板の厚み方向の両側の少なくとも片側に接着剤付き単板を1枚のみ重ね、そして熱板で圧締しているが、接着剤付き単板を階段状に複数枚重ねてから熱板で圧締し、その後は1枚ごとに熱板で圧締しても良い。例えば、図64から図68で説明すると、図64に示すように、積層材40の第4層の端面40dが上熱板20の端面20aに上下方向でほぼ一致する位置で単板18aを矢印方向に挿入して、積層材40の一番下の第1層の端面40aに密接する位置で下熱板3の上面に積載する。
更に、図65に示すように、待機していた接着剤付き単板18bを矢印方向に挿入して、積層材40の下から第2層の端面40bに密接する位置で単板18aの上面に積載する。
更に、図66に示すように、待機していた接着剤付き単板18cを矢印方向に挿入して、積層材40の下から第3層の端面40cに密接する位置で単板18bの上面に積載する。
更に、図67に示すように、待機していた接着剤付き単板18dを矢印方向に挿入して、積層材40の下から第4層の端面40dに密接する位置で単板18cの上面に積載する。
次に図68に示すように、上熱板20を下降させて一対の熱板3、20で前記単板18a、18b、18c、18dを1MPaの圧力で3分間圧締し、積層材40と接着することで一体化して積層材11とする。
この時、上熱板20の階段状の形状は、前記単板18b、18c、18dで形成される階段状の形状に略同一形状に形成されている。
以後は接着剤付き単板1枚積載するごとに一対の熱板で圧締する。
【0052】
5、実施の形態では、待機していた接着剤付き単板を挿入して、積層材の各層の端面にほぼ隙間なく密接する位置で接着剤付き単板の上面に積載しているが、図69に示すように、各層に対する単板の長さP1より充分に長い長さP2のピッチで積載すれば、単板の長さP1にばらつきがあっても継ぎ目に重なりの無い積層材を製造することができる。
【0053】
6、熱硬化性の接着剤はフェノール、レゾルシノール、メラミン、ユリア系の何れであっても良い。
7、接着剤付き単板は接着剤を塗布した直後の単板であっても、塗布後数時間常温で乾燥させた後の単板であっても良い。
8、単板を順次接着してできる継ぎ目の距離、即ち例えば図18の左右方向での間隔は、単板厚みの5から20倍であればより有効である。
9、段差付き熱板は一方のみであってもよく、更に該段差は熱板に一体的に配備されていても、別体的に配備されていても良い。
10、積層材1、2、3、6は複数枚の単板を接着剤により予め階段状に積層接着したが、これら予め積層接着する部分は、製品として用いず廃棄する場合には、両面接着テープ等簡易な接着材料で積層接着しても良い。また複数枚の単板を積層接着せずに、1個の製材板を加工して階段状に形成して用いても良い。
11、本形態で用いる単板の形状は、厚み4mm、繊維方向長さ1000mm、繊維直交方向長さ600mmであるが、この形状に限定されるものではない。12、単板の接着する方向は、繊維方向同士だけでなく、適宜繊維方向が直交するように接着しても良い。
13、単板の継ぎ目は、隙間のない状態としても良く、又逆に例えば3乃至10mm程度開けても良い。更には若干重なる状態でも良い。
14、単板を積層体に接着するべく熱板で圧締する時間は、接着剤の種類、塗布量等により適宜変更すれば良い。
15、積層材に接着される第1単板、第2単板、第3単板、・・単板は、その全部または一部を複数枚の単板で構成しても良い。
即ち例えば図2で示した単板11bに代えて、図70に示す様に、厚さ2mmの単板11b−1及び11b−2を熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ全体の厚さを4mmとした単板とし、熱板3、5により単板11b−2の単板11aへの接着と、単板11b−1の単板11b−2への接着を同時に行っても良い。
また同じく例えば単板11bに代えて、複数枚の単板を予め接着剤等により一体化したものであっても良い。
更には、第1単板、第2単板、第3単板、・・単板と同じ形状の板材であっても良い。
【0054】
【発明の効果】
本発明は少ない設備費で良い。また熱硬化性の接着剤を介して重ねた単板の全面を一度に、加熱された加圧体を圧接して接着するので接着不良が生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態の作動説明図である。
【図2】第1形態の作動説明図である。
【図3】第1形態の作動説明図である。
【図4】第1形態の作動説明図である。
【図5】第2形態の作動説明図である。
【図6】第2形態の作動説明図である。
【図7】第2形態の作動説明図である。
【図8】第2形態の作動説明図である。
【図9】第2形態の作動説明図である。
【図10】第2形態の作動説明図である。
【図11】第2形態の作動説明図である。
【図12】第2形態の作動説明図である。
【図13】第2形態の作動説明図である。
【図14】第2形態の作動説明図である。
【図15】第2形態の作動説明図である。
【図16】第2形態の作動説明図である。
【図17】第2形態の作動説明図である。
【図18】第2形態の作動説明図である。
【図19】第3形態の作動説明図である。
【図20】第3形態の作動説明図である。
【図21】第3形態の作動説明図である。
【図22】第3形態の作動説明図である。
【図23】第3形態の作動説明図である。
【図24】第3形態の作動説明図である。
【図25】第3形態の作動説明図である。
【図26】第3形態の作動説明図である。
【図27】第3形態の作動説明図である。
【図28】第3形態の作動説明図である。
【図29】第3形態の作動説明図である。
【図30】第3形態の作動説明図である。
【図31】第3形態の作動説明図である。
【図32】第4形態の作動説明図である。
【図33】第4形態の作動説明図である。
【図34】第4形態の作動説明図である。
【図35】第4形態の作動説明図である。
【図36】第4形態の作動説明図である。
【図37】第4形態の作動説明図である。
【図38】第4形態の作動説明図である。
【図39】第4形態の作動説明図である。
【図40】第4形態の作動説明図である。
【図41】第4形態の作動説明図である。
【図42】第4形態の作動説明図である。
【図43】第4形態の作動説明図である。
【図44】第4形態の作動説明図である。
【図45】第4形態の作動説明図である。
【図46】変更例の説明図である。
【図47】変更例の説明図である。
【図48】変更例の説明図である。
【図49】第2形態の変更例の作動説明図である。
【図50】第2形態の変更例の作動説明図である。
【図51】第2形態の変更例の作動説明図である。
【図52】第2形態の変更例の作動説明図である。
【図53】第2形態の変更例の作動説明図である。
【図54】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図55】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図56】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図57】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図58】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図59】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図60】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図61】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図62】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図63】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図64】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図65】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図66】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図67】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図68】実施の形態の変更例の作動説明図である。
【図69】変更例の説明図である。
【図70】変更例の説明図である。
【図71】従来装置の説明図である。
【符号の説明】
1・・・・・・積層材
3・・・・・・下熱板
5・・・・・・上熱板
11a・・・・単板
11b・・・・接着剤付き単板
11c・・・・接着剤付き単板
Claims (28)
- 熱硬化性の接着剤付き単板の接着剤側を重ね、
次に重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該接着剤付き単板に加熱されている加圧体を圧接して接着し、該接着を階段状にずらしながら繰り返して任意の積層数の積層材を製造し、
次に前記積層材を送り出し方向下手側に適宜移動させ、
そして前記接着の繰り返しと前記適宜移動を繰り返して、送り出し方向下手側に連続状の任意積層数の積層材を製造する方法に於いて、
前記接着の繰り返しは加圧体を圧接するまでに、接着剤付き単板を重ねる積層材側の部分が加圧体の加圧範囲に入る位置まで該積層材を送り出し方向上手側にずらすと共に該部分に接着剤付き単板を重ね、
次に重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該接着剤付き単板に加圧体を圧接して接着することを特徴とする積層材の製造方法。 - 熱硬化性の接着剤付き単板の接着剤側を重ね、
次に重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該接着剤付き単板に加熱されている加圧体を圧接して接着し、該接着を階段状にずらしながら繰り返して任意の積層数の積層材を製造し、
次に前記積層材を送り出し方向下手側に適宜移動させ、
そして前記接着の繰り返しと前記適宜移動を繰り返して、送り出し方向下手側に連続状の任意積層数の積層材を製造する方法に於いて、
1.任意の積層数に接着した積層材の最も突出している部分が加圧体の加圧範囲の送り出し方向下手側に残る位置まで該積層材を送り出し方向下手側に移動させる。
2.加圧体を圧接するまでに、前記突出している部分の端面に単板の端面を対向させると共に該単板と該突出している部分に渡って接着剤付き単板を重ねる。3.前記重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該接着剤付き単板に加圧体を圧接する。
4.加圧体での圧接を解放してから次に加圧体を圧接するまでに、次の接着剤付き単板の接着剤側を重ねる積層材側の部分が加圧体の加圧範囲に入る位置まで該積層材を送り出し方向上手側にずらすと共に該部分に接着剤付き単板を重ねる。
5.前記重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該接着剤付き単板に加圧体を圧接する。
6.任意の積層数になるまで4から5を繰り返す。
以上の1から6を繰り返すことを特徴とする積層材の製造方法。 - 熱硬化性の接着剤付き単板の接着剤側を重ね、
次に重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該接着剤付き単板に加熱されている加圧体を圧接して接着し、該接着を階段状にずらしながら繰り返して任意の積層数の積層材を製造し、
次に前記積層材を送り出し方向下手側に適宜移動させ、
そして前記接着の繰り返しと前記適宜移動を繰り返して、送り出し方向下手側に連続状の任意積層数の積層材を製造する方法に於いて、
前記接着の繰り返しは加圧体を圧接するまでに、接着剤付き単板の接着剤側を重ねる積層材側の重ねる方向で両側となる部分が加圧体の加圧範囲に入る位置まで該積層材を送り出し方向上手側にずらすと共に該両側の少なくとも片側に接着剤付き単板を少なくとも1枚重ね、
次に前記重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該接着剤付き単板に加圧体を圧接して接着することを特徴とする積層材の製造方法。 - 熱硬化性の接着剤付き単板の接着剤側を重ね、
次に重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該接着剤付き単板に加熱されている加圧体を圧接して接着し、該接着を階段状にずらしながら繰り返して任意の積層数の積層材を製造し、
次に前記積層材を送り出し方向下手側に適宜移動させ、
そして前記接着の繰り返しと前記適宜移動を繰り返して、送り出し方向下手側に連続状の任意積層数の積層材を製造する方法に於いて、
1.任意の積層数に接着した積層材の最も突出している部分が加圧体の加圧範囲の送り出し方向下手側に残る位置まで該積層材を送り出し方向下手側に移動させる。
2.加圧体を圧接するまでに、前記突出している部分の端面に単板の端面を対向させると共に該単板と該突出している部分に渡って厚み方向の両側の夫々に接着剤付き単板を夫々重ねる。
3.前記両側に重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に夫々圧力が加わる状態で該夫々の接着剤付き単板に夫々の加圧体を圧接する。
4.加圧体での圧接を解放してから次に加圧体を圧接するまでに、次の接着剤付き単板を重ねる積層材側の重ねる方向で両側となる部分が加圧体の加圧範囲に入る位置まで該積層材を送り出し方向上手側にずらすと共に該両側の部分に接着剤付き単板を夫々重ねる。
5.前記夫々重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に夫々圧力が加わる状態で該夫々の接着剤付き単板に夫々の加圧体を圧接する。
6.任意の積層数になるまで4から5を繰り返す。
以上の1から6を繰り返すことを特徴とする積層材の製造方法。 - 熱硬化性の接着剤付き単板の接着剤側を重ね、
次に重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該接着剤付き単板に加熱されている加圧体を圧接して接着し、該接着を階段状にずらしながら繰り返して任意の積層数の積層材を製造し、
次に前記積層材を送り出し方向下手側に適宜移動させ、
そして前記接着の繰り返しと前記適宜移動を繰り返して、送り出し方向下手側に連続状の任意積層数の積層材を製造する方法に於いて、
1.任意の積層数に接着した積層材の最も突出している部分が加圧体の加圧範囲の送り出し方向下手側に残る位置まで該積層材を送り出し方向下手側に移動させる。
2.加圧体を圧接するまでに、前記突出している部分の端面に単板の端面を対向させると共に該単板と該突出している部分に渡って厚み方向の両側の一方側に接着剤付き単板を重ねる。
3.前記重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該接着剤付き単板に加圧体を圧接する。
4.加圧体での圧接を解放してから次に加圧体を圧接するまでに、前記両側の他方側に接着剤付き単板を重ねる。
5.前記重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該接着剤付き単板に加圧体を圧接する。
6.加圧体での圧接を解放してから次に加圧体を圧接するまでに、次の接着剤付き単板を重ねる積層材側の重ねる方向で両側となる部分が加圧体の加圧範囲に入る位置まで該積層材を送り出し方向上手側にずらすと共に該両側の部分に接着剤付き単板を夫々重ねる。
7.前記夫々重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に夫々圧力が加わる状態で該夫々の接着剤付き単板に夫々の加圧体を圧接する。
8.任意の積層数になるまで6から7を繰り返す。
以上の1から8を繰り返すことを特徴とする積層材の製造方法。 - 熱硬化性の接着剤付き単板の接着剤側を重ね、
次に重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該接着剤付き単板に加熱されている加圧体を圧接して接着し、該接着を階段状にずらしながら繰り返して任意の積層数の積層材を製造し、
次に前記積層材を送り出し方向下手側に適宜移動させ、
そして前記接着の繰り返しと前記適宜移動を繰り返して、送り出し方向下手側に連続状の任意積層数の積層材を製造する方法に於いて、
1.任意の積層数に接着した積層材の最も突出している部分が加圧体の加圧範囲の送り出し方向下手側に残る位置まで該積層材を送り出し方向下手側に移動させる。
2.加圧体を圧接するまでに、前記突出している部分の端面に単板の端面を対向させると共に該単板と該突出している部分に渡って接着剤付き単板を重ねる。
3.前記重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該接着剤付き単板に加圧体を圧接する。
4.加圧体での圧接を解放してから次に加圧体を圧接するまでに、次の接着剤付き単板を重ねる積層材側の重ねる方向で両側となる部分が加圧体の加圧範囲に入る位置まで該積層材を送り出し方向上手側にずらすと共に該両側の部分に夫々接着剤付き単板を重ねる。
5.前記夫々重ねた接着剤付き単板の少なくとも重ねた全面に夫々圧力が加わる状態で該夫々の接着剤付き単板に夫々の加圧体を圧接する。
6.任意の積層数になるまで4から5を繰り返す。
以上の1から6を繰り返すことを特徴とする積層材の製造方法。 - 単板の厚みとほぼ同じ厚みの段差が所定の数で、且つ該段差が階段状に構成されている第1基台に、
各段差に対向させて配備して厚み方向に重なる略同一形状の単板の内、最も突出している段差に対向する単板を除く他の単板毎に、厚み方向に重ねた全面に圧力が加わる状態で、単板に加熱されている加圧体で少なくとも1回圧接して、熱硬化性の接着剤を介して接着し、該接着を繰り返して積層数が所定の数となる積層材を製造し、
次に前記積層材を送り出し方向下手側に適宜移動させ、
そして前記接着の繰り返しと前記適宜移動を繰り返して、送り出し方向下手側に連続状の積層材を製造する方法に於いて、
1.積層数が所定の数となった積層材の最も突出している部分が加圧体の加圧範囲の送り出し方向下手側に残る位置まで該積層材を送り出し方向下手側に移動させる。
2.加圧体を圧接するまでに、前記突出している部分の端面に単板の端面を対向させると共に該単板と該突出している部分に渡って単板を重ねる。
3.前記重ねた単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該単板に加圧体を圧接して接着剤を介して接着する。
4.加圧体での圧接を解放してから次に加圧体を圧接するまでに、次の単板を重ねる積層材側の部分が加圧体の加圧範囲に入る位置まで該積層材を送り出し方向上手側にずらすと共に該部分に単板を重ねる。
5.前記重ねた単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該単板に加圧体を圧接して接着剤を介して接着する。
6.所定の数の積層数になるまで4から5を繰り返す。
以上の1から6を繰り返すことを特徴とする積層材の製造方法。 - 単板の厚みとほぼ同じ厚みの段差が所定の数で、且つ該段差が略中心から厚み方向の表に向かって階段状に、また略中心から厚み方向の裏に向かって逆階段状に構成されている第2基台に、
各段差に対向させて配備して厚み方向に重なる略同一形状の単板の内、最も突出している段差に対向する単板を除く他の単板毎に、厚み方向に重ねた全面に圧力が加わる状態で、夫々の単板に加熱されている加圧体で少なくとも1回圧接して、熱硬化性の接着剤を介して接着し、該接着を繰り返して積層数が所定の数となる積層材を製造し、
次に前記積層材を送り出し方向下手側に適宜移動させ、
そして前記接着の繰り返しと前記適宜移動を繰り返して、送り出し方向下手側に連続状の積層材を製造する方法に於いて、
1.所定の数の積層数に接着した積層材の最も突出している部分が加圧体の加圧範囲の送り出し方向下手側に残る位置まで該積層材を送り出し方向下手側に移動させる。
2.加圧体を圧接するまでに、前記突出している部分の端面に単板の端面を対向させると共に該単板と該突出している部分に渡って厚み方向の両側の夫々に単板を夫々重ねる。
3.前記両側に重ねた単板の少なくとも重ねた全面に夫々圧力が加わる状態で該夫々の単板に夫々の加圧体を圧接して接着剤を介して接着する。
4.加圧体での圧接を解放してから次に加圧体を圧接するまでに、次の単板を重ねる積層材側の重ねる方向で両側となる部分が加圧体の加圧範囲に入る位置まで該積層材を送り出し方向上手側にずらすと共に該両側の部分に単板を夫々重ねる。
5.前記夫々重ねた単板の少なくとも重ねた全面に夫々圧力が加わる状態で該夫々の単板に夫々の加圧体を圧接して接着剤を介して接着する。
6.所定の数の積層数になるまで4から5を繰り返す。
以上の1から6を繰り返すことを特徴とする積層材の製造方法。 - 単板の厚みとほぼ同じ厚みの段差が所定の数で、且つ該段差が略中心から厚み方向の表に向かって階段状に、また略中心から厚み方向の裏に向かって逆階段状に構成されている第2基台に、
各段差に対向させて配備して厚み方向に重なる略同一形状の単板の内、最も突出している段差に対向する単板を除く他の単板毎に、厚み方向に重ねた全面に圧力が加わる状態で、夫々の単板に加熱されている加圧体で少なくとも1回圧接して、熱硬化性の接着剤を介して接着し、該接着を繰り返して積層数が所定の数となる積層材を製造し、
次に前記積層材を送り出し方向下手側に適宜移動させ、
そして前記接着の繰り返しと前記適宜移動を繰り返して、送り出し方向下手側に連続状の積層材を製造する方法に於いて、
1.所定の数の積層数に接着した積層材の最も突出している部分が加圧体の加圧範囲の送り出し方向下手側に残る位置まで該積層材を送り出し方向下手側に移動させる。
2.加圧体を圧接するまでに、前記突出している部分の端面に単板の端面を対向させると共に該単板と該突出している部分に渡って厚み方向の両側の一方側に単板を重ねる。
3.前記重ねた単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該単板に加圧体を圧接して接着剤を介して接着する。
4.加圧体での圧接を解放してから次に加圧体を圧接するまでに、前記両側の他方側に単板を重ねる。
5.前記重ねた単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該単板に加圧体を圧接して接着剤を介して接着する。
6.加圧体での圧接を解放してから次に加圧体を圧接するまでに、次の単板を重ねる積層材側の重ねる方向で両側となる部分が加圧体の加圧範囲に入る位置まで該積層材を送り出し方向上手側にずらすと共に該両側の部分に単板を夫々重ねる。
7.前記夫々重ねた単板の少なくとも重ねた全面に夫々圧力が加わる状態で該夫々の単板に夫々の加圧体を圧接して接着剤を介して接着する。
8.所定の数の積層数になるまで6から7を繰り返す。
以上の1から8を繰り返すことを特徴とする積層材の製造方法。 - 単板の厚みとほぼ同じ厚みの段差が所定の数で、且つ該段差が略中心から厚み方向の表に向かって階段状に、また略中心から厚み方向の裏に向かって逆階段状に構成されている第2基台に、
各段差に対向させて配備して厚み方向に重なる略同一形状の単板の内、最も突出している段差に対向する単板を除く他の単板毎に、厚み方向に重ねた全面に圧力が加わる状態で、夫々の単板に加熱されている加圧体で少なくとも1回圧接して、熱硬化性の接着剤を介して接着し、該接着を繰り返して積層数が所定の数となる積層材を製造し、
次に前記積層材を送り出し方向下手側に適宜移動させ、
そして前記接着の繰り返しと前記適宜移動を繰り返して、送り出し方向下手側に連続状の積層材を製造する方法に於いて、
1.所定の数の積層数に接着した積層材の最も突出している部分が加圧体の加圧範囲の送り出し方向下手側に残る位置まで該積層材を送り出し方向下手側に移動させる。
2.加圧体を圧接するまでに、前記突出している部分の端面に単板の端面を対向させると共に該単板と該突出している部分に渡って単板を重ねる。
3.前記重ねた単板の少なくとも重ねた全面に圧力が加わる状態で該単板に加圧体を圧接して接着剤を介して接着する。
4.加圧体での圧接を解放してから次に加圧体を圧接するまでに、次の単板を重ねる積層材側の重ねる方向で両側となる部分が加圧体の加圧範囲に入る位置まで該積層材を送り出し方向上手側にずらすと共に該両側の部分に夫々単板を重ねる。
5.前記夫々重ねた単板の少なくとも重ねた全面に夫々圧力が加わる状態で該夫々の単板に夫々の加圧体を圧接して接着剤を介して接着する。
6.所定の数の積層数になるまで4から5を繰り返す。
以上の1から6を繰り返すことを特徴とする積層材の製造方法。 - 厚さ方向と直交する表裏面の間に、
厚さ方向の長さL1の第1端面と、
第1端面の厚さ方向の一方側端縁から厚さ方向と直交する方向に向かう長さL2より短い第1平面と、
第1平面の、前記直交する方向で第1端面と反対側の端縁と、接触又は接近した状態に端縁があり、第1平面に対し第1端面と反対側で第1端面と平行な長さL1の第2端面と、
更に第2端面の、第1平面と反対側の端縁から第1平面と平行で且つ第2端面に対し第1平面と反対側に向かう長さL2より短い第2平面と、
第2平面に続いて、第1平面に対する第2端面と同様の位置関係及び長さで設けられた第3端面と、
第3端面に続いて、第2端面に対する第2平面と同様の位置関係及び長さで設けられた第3平面と、以下順次設けられることで、N個の端面と(N−1)個の平面とが形成された階段状部を有する第1基部に対し、
予め厚さL1で厚さと直交する縦方向の長さがL2とした複数枚の(第1、第2、第3、・・)単板を準備し、
第1単板を、第1単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面と最も突出している第1端面とを対向させた状態として、第2単板を、第2単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第2端面に対向した位置で、第1平面から第1単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、第2単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、
次いで第3単板を、第3単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第3端面に対向した位置で、第2平面から第2単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、第3単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、
以下第N単板までの各単板を各端面に対し、第3単板の第3端面に対する位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ且つ各単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して第1基部に接着して第2基部とし、
次いで第(N+1)単板を、第(N+1)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面と第2基部の第1単板の縦方向の他方側の端面とを対向させた状態として、第(N+2)単板を、第(N+2)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第2基部の第2単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第2基部の第1単板から第(N+1)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、
前記と同様に、これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、第(N+2)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、
次いで第(N+3)単板を、第(N+3)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第2基部の第3単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第2基部の第2単板から第(N+2)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、
前記と同様に、これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、第(N+3)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、
以下第(N+N)単板までの各単板を各端面に対し、第(N+3)単板の第2基部の第3単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対する位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ且つ各単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して第2基部に接着して第3基部とし、
以下同様に単板を順次接着する積層材の製造方法。 - 厚さ方向と直交する表裏面の間に、
厚さ方向の長さL1の第1端面と、
第1端面の厚さ方向の一方側端縁から厚さ方向と直交する方向に向かう長さL2より短い第1一方側平面と、
第1端面の厚さ方向の他方側端縁から厚さ方向と直交する方向に向かう長さL2より短い第2他方側平面と、
第1一方側平面の、前記直交する方向で第1端面と反対側の端縁と、接触又は接近した状態に端縁があり、第1一方側平面に対し第1端面と反対側で第1端面と平行な長さL1の第2一方側端面と、
第2他方側平面の、前記直交する方向で第1端面と反対側の端縁と、接触又は接近した状態に端縁があり、第2他方側平面に対し第1端面と反対側で第1端面と平行な長さL1の第3他方側端面と、
第2一方側端面の、第1一方側平面と反対側の端縁から第1一方側平面と平行で且つ第2一方側端面に対し第1一方側平面と反対側に向かう長さL2より短い第3一方側平面と、
第3他方側端面の、第2他方側平面と反対側の端縁から第2他方側平面と平行で且つ第3他方側端面に対し第2他方側平面と反対側に向かう長さL2より短い第4他方側平面と、
第3一方側平面に続いて、第1一方側平面に対する第2一方側端面と同様の位置関係及び長さで設けられた第4一方側端面と、
第4他方側平面に続いて、第2他方側平面に対する第3他方側端面と同様の位置関係及び長さで設けられた第5他方側端面と、
第4一方側端面に続いて、第2一方側端面に対する第3一方側平面と同様の位置関係及び長さで設けられた第5一方側平面と、
第5他方側端面に続いて、第3一他方側端面に対する第4他方側平面と同様の位置関係及び長さで設けられた第6他方側平面と、
以下順次設けられることで、P個の端面と(P−1)個の平面とが形成された第1端面から階段状部及び第1端面から逆階段状部を有する第11基部に対し、
予め厚さL1で厚さと直交する縦方向の長さがL2とした複数枚の(第1、第2、第3、・・)単板を準備し、
表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第1単板は、第1単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が最も突出している第1端面に対向していて、また第2単板は、第2単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第2一方側端面に対向した位置で、第1一方側平面から第1単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、また第3単板は、第3単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第3他方側端面に対向した位置で、第2他方側平面から第1単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で第2、第3単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、次に表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第4単板は、第4単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第4一方側端面に対向した位置で、第3一方側平面から第2単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、また第5単板は、第5単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第5他方側端面に対向した位置で、第4他方側平面から第3単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で第4、第5単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
以下第P単板までの各単板は第4、第5単板が対向した位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で、各単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して第11基部に接着して第12基部とし、
次に表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第(P+1)単板は、第(P+1)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第12基部の第1単板の縦方向の他方側の端面に対向していて、また第(P+2)単板は、第(P+2)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第12基部の第2単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第2基部の第1単板から第(P+1)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、また第(P+3)単板は、第(P+3)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第12基部の第3単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第2基部の第1単板から第(P+1)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で第(P+2)、第(P+3)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、次に表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第(P+4)単板は、第(P+4)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第12基部の第4単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第12基部の第2単板から第(P+2)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、また第(P+5)単板は、第(P+5)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第12基部の第5単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第12基部の第3単板から第(P+3)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で、第(P+4)、第(P+5)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
以下第(P+P)単板までの各単板は第(P+4)、第(P+5)単板が対向した位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重なっている状態で、各単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して第12基部に接着して第13基部とし、
以下同様に単板を順次接着する積層材の製造方法。 - 厚さ方向と直交する表裏面の間に、
厚さ方向の長さL1の第1端面と、
第1端面の厚さ方向の一方側端縁から厚さ方向と直交する方向に向かう長さL2より短い第1一方側平面と、
第1端面の厚さ方向の他方側端縁から厚さ方向と直交する方向に向かう長さL2より短い第2他方側平面と、
第1一方側平面の、前記直交する方向で第1端面と反対側の端縁と、接触又は接近した状態に端縁があり、第1一方側平面に対し第1端面と反対側で第1端面と平行な長さL1の第2一方側端面と、
第2他方側平面の、前記直交する方向で第1端面と反対側の端縁と、接触又は接近した状態に端縁があり、第2他方側平面に対し第1端面と反対側で第1端面と平行な長さL1の第3他方側端面と、
第2一方側端面の、第1一方側平面と反対側の端縁から第1一方側平面と平行で且つ第2一方側端面に対し第1一方側平面と反対側に向かう長さL2より短い第3一方側平面と、
第3他方側端面の、第2他方側平面と反対側の端縁から第2他方側平面と平行で且つ第3他方側端面に対し第2他方側平面と反対側に向かう長さL2より短い第4他方側平面と、
第3一方側平面に続いて、第1一方側平面に対する第2一方側端面と同様の位置関係及び長さで設けられた第4一方側端面と、
第4他方側平面に続いて、第2他方側平面に対する第3他方側端面と同様の位置関係及び長さで設けられた第5他方側端面と、
第4一方側端面に続いて、第2一方側端面に対する第3一方側平面と同様の位置関係及び長さで設けられた第5一方側平面と、
第5他方側端面に続いて、第3一他方側端面に対する第4他方側平面と同様の位置関係及び長さで設けられた第6他方側平面と、
以下順次設けられることで、P個の端面と(P−1)個の平面とが形成された第1端面から階段状部及び第1端面から逆階段状部を有する第21基部に対し、
予め厚さL1で厚さと直交する縦方向の長さがL2とした複数枚の(第1、第2、第3、・・)単板を準備し、
表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第1単板は、第1単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が最も突出している第1端面に対向していて、また第2単板は、第2単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第2一方側端面に対向した位置で、第1一方側平面から第1単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で第2単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、次に表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第3単板は、第3単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第3他方側端面に対向した位置で、第2他方側平面から第1単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で第3単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、次に表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第4単板は、第4単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第4一方側端面に対向した位置で、第3一方側平面から第2単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、また第5単板は、第5単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第5他方側端面に対向した位置で、第4他方側平面から第3単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で第4、第5単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
以下第P単板までの各単板は第4、第5単板が対向した位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重なっている状態で、単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して第21基部に接着して第22基部とし、
次に表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第(P+1)単板は、第(P+1)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第22基部の第1単板の縦方向の他方側の端面に対向していて、また第(P+2)単板は、第(P+2)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第22基部の第2単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第22基部の第1単板から第(P+1)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で第(P+2)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、次に表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第(P+3)単板は、第(P+3)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第22基部の第3単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第22基部の第1単板から第(P+1)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で、第(P+3)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、次に表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第(P+4)単板は、第(P+4)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第22基部の第4単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第22基部の第2単板から第(P+2)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、また第(P+5)単板は、第(P+5)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第22基部の第5単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第22基部の第3単板から第(P+3)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で、第(P+4)、第(P+5)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
以下第(P+P)単板までの各単板は第(P+4)、第(P+5)単板が対向した位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で、各単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して第22基部に接着して第23基部とし、
以下同様に単板を順次接着する積層材の製造方法。 - 厚さ方向と直交する表裏面の間に、
厚さ方向の長さL1の第1端面と、
第1端面の厚さ方向の一方側端縁から厚さ方向と直交する方向に向かう長さL2より短い第1一方側平面と、
第1端面の厚さ方向の他方側端縁から厚さ方向と直交する方向に向かう長さL2より短い第2他方側平面と、
第1一方側平面の、前記直交する方向で第1端面と反対側の端縁と、接触又は接近した状態に端縁があり、第1一方側平面に対し第1端面と反対側で第1端面と平行な長さL1の第2一方側端面と、
第2他方側平面の、前記直交する方向で第1端面と反対側の端縁と、接触又は接近した状態に端縁があり、第2他方側平面に対し第1端面と反対側で第1端面と平行な長さL1の第3他方側端面と、
第2一方側端面の、第1一方側平面と反対側の端縁から第1一方側平面と平行で且つ第2一方側端面に対し第1一方側平面と反対側に向かう長さL2より短い第3一方側平面と、
第3他方側端面の、第2他方側平面と反対側の端縁から第2他方側平面と平行で且つ第3他方側端面に対し第2他方側平面と反対側に向かう長さL2より短い第4他方側平面と、
第3一方側平面に続いて、第1一方側平面に対する第2一方側端面と同様の位置関係及び長さで設けられた第4一方側端面と、
第4他方側平面に続いて、第2他方側平面に対する第3他方側端面と同様の位置関係及び長さで設けられた第5他方側端面と、
第4一方側端面に続いて、第2一方側端面に対する第3一方側平面と同様の位置関係及び長さで設けられた第5一方側平面と、
第5他方側端面に続いて、第3一他方側端面に対する第4他方側平面と同様の位置関係及び長さで設けられた第6他方側平面と、
以下順次設けられることで、K個の端面と(K−1)個の平面とが形成された第1端面から階段状部及び第1端面から逆階段状部を有する第31基部に対し、
予め厚さL1で厚さと直交する縦方向の長さがL2とした複数枚の(第1、第2、第3、・・)単板を準備し、
表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第1単板は、第1単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が最も突出している第1端面に対向していて、また第2単板は、第2単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第2一方側端面に対向した位置で、第1一方側平面から第1単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で第2単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、次に表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第3単板は、第3単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第3他方側端面に対向した位置で、第2他方側平面から第1単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、また第4単板は、第4単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第4一方側端面に対向した位置で、第3一方側平面から第2単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で第3、第4単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、次に表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第5単板は、第5単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第5他方側端面に対向した位置で、第4他方側平面から第3単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、また第6単板は、第6単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第6一方側端面に対向した位置で、第5一方側平面から第4単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で第5、第6単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
以下第K単板までの各単板は第5、第6単板が対向した位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で、各単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して第31基部に接着して第32基部とし、
次に表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第(K+1)単板は、第(K+1)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第32基部の第1単板の縦方向の他方側の端面に対向していて、また第(K+2)単板は、第(K+2)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第32基部の第2単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第32基部の第1単板から第(K+1)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で第(K+2)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、次に表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第(K+3)単板は、第(K+3)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第32基部の第3単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第32基部の第1単板から第(K+1)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、また第(K+4)単板は、第(K+4)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第32基部の第4単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第32基部の第2単板から第(K+2)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で、第(K+3)、第(K+4)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、次に表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、
第(K+5)単板は、第(K+5)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第32基部の第5単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第32基部の第3単板から第(K+3)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、また第(K+6)単板は、第(K+6)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第32基部の第6単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第32基部の第4単板から第(K+4)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で、第(K+5)、第(K+6)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
以下第(K+K)単板までの各単板は第(K+5)、第(K+6)単板が対向した位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合っていて、これら重ね合っている状態で、各単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して第32基部に接着して第33基部とし、
以下同様に単板を順次接着する積層材の製造方法。 - 厚さ方向と直交する表裏面の間に、
厚さ方向の長さL1の第1端面と、
第1端面の厚さ方向の一方側端縁から厚さ方向と直交する方向に向かう長さL2より短い第1平面と、
第1平面の、前記直交する方向で第1端面と反対側の端縁と、接触又は接近した状態に端縁があり、第1平面に対し第1端面と反対側で第1端面と平行な長さL1の第2端面と、
更に第2端面の、第1平面と反対側の端縁から第1平面と平行で且つ第2端面に対し第1平面と反対側に向かう長さL2より短い第2平面と、
第2平面に続いて、第1平面に対する第2端面と同様の位置関係及び長さで設けられた第3端面と、
第3端面に続いて、第2端面に対する第2平面と同様の位置関係及び長さで設けられた第3平面と、以下順次設けられることで、N個の端面と(N−1)個の平面とが形成された階段状部を有する第41基部に対し、
予め厚さL1で厚さと直交する縦方向の長さがL2とした複数枚の(第1、第2、第3、・・)単板を準備し、
第1単板を、第1単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面と最も突出している第1端面とを対向させた状態として、第2単板を、第2単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第2端面に対向した位置で、第1平面から第1単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、更に第X単板までの各単板を各端面に対し、第2単板の第2端面に対する位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、第2単板から第X単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、
次いで第(X+1)単板を、第(X+1)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第(X+1)端面に対向した位置で、第X平面から第X単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、第(X+1)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、
以下第N単板までの各単板を各端面に対し、第(X+1)単板の第(X+1)端面に対する位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ且つ各単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して第41基部に接着して第42基部とし、
次いで第(N+1)単板を、第(N+1)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面と第2基部の第1単板の縦方向の他方側の端面とを対向させた状態として、第(N+2)単板を、第(N+2)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第2基部の第2単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第2基部の第1単板から第(N+1)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、更に第(N+X)単板までの各単板を各端面に対し、第(N+2)単板の第(N+2)端面に対する位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、第(N+2)単板から(N+X)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、
次いで第(N+X+1)単板を、第(N+X+1)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第42基部の第(X+1)単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第42基部の第X単板から第(N+X)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、
前記と同様に、これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、第(N+X+1)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、
以下第(N+N)単板までの各単板を各端面に対し、第(N+X+1)単板の第42基部の第(X+1)単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対する位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ且つ各単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して第42基部に接着して第43基部とし、
以下同様に単板を順次接着する積層材の製造方法。 - 厚さ方向と直交する表裏面の間に、
厚さ方向の長さL1の第1端面と、
第1端面の厚さ方向の一方側端縁から厚さ方向と直交する方向に向かう長さL2より短い第1平面と、
第1平面の、前記直交する方向で第1端面と反対側の端縁と、接触又は接近した状態に端縁があり、第1平面に対し第1端面と反対側で第1端面と平行な長さL1の第2端面と、
更に第2端面の、第1平面と反対側の端縁から第1平面と平行で且つ第2端面に対し第1平面と反対側に向かう長さL2より短い第2平面と、
第2平面に続いて、第1平面に対する第2端面と同様の位置関係及び長さで設けられた第3端面と、
第3端面に続いて、第2端面に対する第2平面と同様の位置関係及び長さで設けられた第3平面と、以下順次設けられることで、N個の端面と(N−1)個の平面とが形成された階段状部を少なくとも有する第41基部に対し、
予め厚さL1で厚さと直交する縦方向の長さがL2とした複数枚の(第1、第2、第3、・・)単板を準備し、
第1単板を、第1単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面と最も突出している第1端面とを対向させた状態として、第2単板を、第2単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第2端面に対向した位置で、第1平面から第1単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、更に第X単板までの各単板を各端面に対し、第2単板の第2端面に対する位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、第2単板から第X単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、
次いで第(X+1)単板を、第(X+1)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第(X+1)端面に対向した位置で、第X平面から第X単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、第(X+1)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、
以下第N単板までの各単板を各端面に対し、第(X+1)単板の第(X+1)端面に対する位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ且つ各単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して第41基部に接着して第42基部とし、
次いで第(N+1)単板を、第(N+1)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面と第2基部の第1単板の縦方向の他方側の端面とを対向させた状態として、第(N+2)単板を、第(N+2)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第2基部の第2単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第2基部の第1単板から第(N+1)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、更に第(N+X)単板までの各単板を各端面に対し、第(N+2)単板の第(N+2)端面に対する位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、第(N+2)単板から(N+X)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、
次いで第(N+X+1)単板を、第(N+X+1)単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面が第42基部の第(X+1)単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対向した位置で、第42基部の第X単板から第(N+X)単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ、
前記と同様に、これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加圧体で所定時間圧接する際、第(N+X+1)単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して該接着剤を硬化させ、
前記所定時間経過後、一対の加圧体による加圧を解放し、
以下第(N+N)単板までの各単板を各端面に対し、第(N+X+1)単板の第42基部の第(X+1)単板の縦方向の他方側の厚さL1の端面に対する位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して重ね合わせ且つ各単板には少なくとも全面を覆う状態で、加熱された加圧体を圧接して第42基部に接着して第43基部とし、
以下同様に単板を順次接着して新たな基部と成る該基部を少なくとも含む積層材の製造方法。 - 厚さ方向と直交する表裏面の間に、
厚さ方向の長さL1の第1端面と、
第1端面の厚さ方向の一方側端縁から厚さ方向と直交する方向に向かう長さL2より短い第1平面と、
第1平面の、前記直交する方向で第1端面と反対側の端縁と、接触又は接近した状態に端縁があり、第1平面に対し第1端面と反対側で第1端面と平行な長さL1の第2端面と、
更に第2端面の、第1平面と反対側の端縁から第1平面と平行で且つ第2端面に対し第1平面と反対側に向かう長さL2より短い第2平面と、
第2平面に続いて、第1平面に対する第2端面と同様の位置関係及び長さで設けられた第3端面と、
第3端面に続いて、第2端面に対する第2平面と同様の位置関係及び長さで設けられた第3平面と、以下順次設けられることで、N個の端面と(N−1)個の平面とが形成された階段状部を有する第1基部に対し、
予め厚さL1で厚さと直交する縦方向の長さがL2とした複数枚の(第1、第2、第3、・・)単板を準備し、
前記最も突出している第1端面に対向する第1層で1又は複数の単板を、前記第2端面に対向する第2層で1又は複数の単板を、前記第3端面に対向する第3層で1又は複数の単板を、以下第n端面に対向する第n層で1又は複数の単板を第1基部に各々適宜接着する際、
第1層で単板を接着する場合、最も突出している第1端面と単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面とが対向する1枚の第1単板又は該第1単板を少なくとも含み、第1基部の厚さ方向と直交する方向に互いの縦方向の厚さL1の端面が対向した状態で並べられた第1層の複数枚の単板に対し、第2端面と単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面とが対向し第1平面から第1単板に跨った状態の1枚の単板を少なくとも含み、第1基部の厚さ方向と直交する方向に互いの縦方向の厚さL1の端面が対向した状態で並べられた第1層の単板と同枚数の単板を接着剤を介して重ね合わせ、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加熱された加圧体を少なくとも第2層の単板の全面を覆う状態で所定時間圧接して該接着剤を硬化させ、
また第3層から第n層までで単板を接着する場合、1層づつであって任意の第X層では第X端面と単板の縦方向の一方側の厚さL1の端面とが対向し且つ第(X−1)平面から第(X−1)層の単板に跨った状態の1枚の単板又は該1枚の単板を含み、第1基部の厚さ方向と直交する方向に互いの縦方向の厚さL1の端面が対向した状態で並べられ第(X−1)層に接着された単板の枚数以下であって且つ前記単板の縦方向の最も他方側の端面を越えない状態となる枚数の単板を、接着剤を介して第1基部と重ね、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加熱された加圧体を少なくとも第X層の単板の全面を覆う状態で所定時間圧接して該接着剤を硬化させる積層材の製造方法。 - 厚さ方向と直交する表裏面の間に、
厚さ方向の長さL1の第1端面と、
第1端面の厚さ方向の一方側端縁から厚さ方向と直交する方向に向かう長さL2より短い第1平面と、
第1平面の、前記直交する方向で第1端面と反対側の端縁と、接触又は接近した状態に端縁があり、第1平面に対し第1端面と反対側で第1端面と平行な長さL1の第2端面と、
更に第2端面の、第1平面と反対側の端縁から第1平面と平行で且つ第2端面に対し第1平面と反対側に向かう長さL2より短い第2平面と、
第2平面に続いて、第1平面に対する第2端面と同様の位置関係及び長さで設けられた第3端面と、
第3端面に続いて、第2端面に対する第2平面と同様の位置関係及び長さで設けられた第3平面と、以下順次設けられることで、N個の端面と(N−1)個の平面とが形成され且つ第1端面が最も突出している階段状部を有する第1基部に対し、
予め厚さL1で厚さと直交する縦方向の長さがL2の単板を準備し、
前記最も突出している第1端面に対向する第1層で1又は複数の単板を、前記第2端面に対向する第2層で1又は複数の単板を、前記第3端面に対向する第3層で1又は複数の単板を、以下第n端面に対向する第n層で1又は複数の単板を第1基部に各々適宜接着して第1層から第n層の各層に新たな(第1、第2、第3・・・第n)端面を形成させる際、
第1層と第2層で単板を接着する場合、
最も突出している第1端面に対しては1枚の単板を縦方向に対向又は複数の単板を縦方向に直列状に対向させると共に、第2端面に対しては該第2端面に単板を対向させたとき第1端面に対向させた単板で該第1端面より最も離れている単板に重なり且つ最も離れている端面を越えない状態となる枚数の単板を対向させて接着剤を介して重ね合わせ、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加熱された加圧体を少なくとも第2層の単板の全面を覆う状態で所定時間圧接して該接着剤を硬化させ、
また第3層から第n層までで単板を接着する場合、1層づつであって任意の第X層の第X端面に対しては該第X端面に単板を対向させたとき第(X−1)端面を越えない状態となる枚数の単板を対向させて接着剤を介して重ね合わせ、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加熱された加圧体を少なくとも第X層の単板の全面を覆う状態で所定時間圧接して該接着剤を硬化させる積層材の製造方法。 - 厚さ方向と直交する表裏面の間に、
厚さ方向の長さL1の第1端面と、
第1端面の厚さ方向の一方側端縁から厚さ方向と直交する方向に向かう長さL2より短い第1平面と、
第1平面の、前記直交する方向で第1端面と反対側の端縁と、接触又は接近した状態に端縁があり、第1平面に対し第1端面と反対側で第1端面と平行な長さL1の第2端面と、
更に第2端面の、第1平面と反対側の端縁から第1平面と平行で且つ第2端面に対し第1平面と反対側に向かう長さL2より短い第2平面と、
第2平面に続いて、第1平面に対する第2端面と同様の位置関係及び長さで設けられた第3端面と、
第3端面に続いて、第2端面に対する第2平面と同様の位置関係及び長さで設けられた第3平面と、以下順次設けられることで、N個の端面と(N−1)個の平面とが形成され且つ第1端面が最も突出している階段状部を有する第1基部に対し、
予め厚さL1で厚さと直交する縦方向の長さがL2又はL2の整数倍の単板を準備し、
前記最も突出している第1端面に対向する第1層で1又は複数の単板を、前記第2端面に対向する第2層で1又は複数の単板を、前記第3端面に対向する第3層で1又は複数の単板を、以下第n端面に対向する第n層で1又は複数の単板を第1基部に各々適宜接着して第1層から第n層の各層に新たな(第1、第2、第3・・・第n)端面を形成させる際、
第1層と第2層で単板を接着する場合、
最も突出している第1端面に対しては1枚の単板を縦方向に対向又は複数の単板を縦方向に直列状に対向させると共に、第2端面に対しては該第2端面に単板を対向させたとき第1端面に対向させた単板で該第1端面より最も離れている単板に重なり且つ最も離れている端面を越えない状態となる枚数の単板を対向させて接着剤を介して重ね合わせ、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加熱された加圧体を少なくとも第2層の単板の全面を覆う状態で所定時間圧接して該接着剤を硬化させ、
また第3層から第n層までで単板を接着する場合、1層づつであって任意の第X層の第X端面に対しては該第X端面に単板を対向させたとき第(X−1)端面を越えない状態となる枚数の単板を対向させて接着剤を介して重ね合わせ、
これら重ね合わせた状態で表裏両面から一対の加熱された加圧体を少なくとも第X層の単板の全面を覆う状態で所定時間圧接して該接着剤を硬化させる積層材の製造方法。 - 第1、第2、第3・・・単板が、縦方向に夫々同一複数枚、直列状に配備されている単板である請求項12、13又は14記載の積層材の製造方法。
- 一対の加圧体の少なくとも一方に単板の厚みと略同じ厚みの段差が配備されている加圧体である請求項11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20記載の積層材の製造方法。
- 第1基部の厚さ方向の表裏両側の少なくとも一方に、厚さ方向で第1基部の表裏面の中間に位置し厚さ方向と直交する少なくとも1個の長さT2より長い平面と、該平面から厚さ方向に延びる少なくとも1個の長さT1の端面とにより切欠部が構成された階段状部が設けられており、
該階段状部に厚さ方向の長さT1、厚さ方向と直交する方向の長さT2とした単板を接着し積層材を製造する方法において、
加圧面の大きさが少なくとも単板と等しい一対の加圧体であって、少なくとも一方の加圧体が加熱されている一対の加圧体を用い、
該単板の該直交する方向での一方側の長さT1端面を、第1基部の前記切欠部を構成する端面に対向させ、熱硬化性接着剤を介して該平面に重ね合わせた状態で、一対の加圧体により第1基部及び第1単板を前記厚さ方向で挟んで圧締する際、少なくとも第1単板の厚さ方向外側表面全体には一方の加圧体を、また第1単板及び第1基部の厚さ方向で前記と反対側の外側表面であって少なくとも第1単板に相対する位置に他方の加圧体を各々当接した状態で、所定時間圧締して一体化する積層材の製造方法。 - 厚さ方向の表裏両側の少なくとも一方に階段状部を有する第1基部であって、その階段状部は
第1基部の厚さ方向の長さT1の第1端面と、
第1端面から、第1端面と直交する第1方向に向かう長さT2より短い第1平面と、
第1平面から厚さ方向の長さT1の第2端面と、
第2端面から、第1方向に向かう長さT2より短い第2平面と、
以下順次端面と平面とが交互に設けられることで、N個の端面と(N−1)個の平面とが形成されており、
厚さ方向の長さT1で第1方向の長さがT2とした多数枚の第1単板、第2単板、第3単板、・・単板を、第1基部の少なくとも一方の階段状部に接着する際、
加圧面の大きさが少なくとも単板と等しい一対の加圧体であって、少なくとも一方の加圧体が加熱されている一対の加圧体を用い、
第1単板を、第1単板の第1方向の一方側の厚さT1の端面と第1基部の第1端面とを対向させ、また第2単板を、第2単板の第1方向の一方側の厚さT1の端面が第1基部の第2端面に対向した位置で且つ第1基部の第1平面から第1単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせた状態で、一対の加圧体により第1基部、第1単板及び第2単板を前記厚さ方向で挟んで圧締する際、少なくとも第2単板の厚さ方向外側表面全体には一方の加圧体を、また第1単板及び第1基部の厚さ方向で前記と反対側の外側表面であって少なくとも第2単板に相対する位置に他方の加圧体を各々当接した状態で、第1所定時間圧締して一体化し第2基部とし、
前記所定時間後、一対の加圧体による圧締を中止し、
次いで第3単板を、第3単板の第1方向の一方側の厚さT1の端面と第2基部の第3端面とを対向させ且つ第2基部の第2平面から第2単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせた状態で、一対の加圧体により第2基部及び第3単板を前記厚さ方向で挟んで圧締する際、少なくとも第3単板の厚さ方向外側表面全体には一方の加圧体を、また第2基部の厚さ方向で前記と反対側の外側表面であって少なくとも第3単板に相対する位置に他方の加圧体を各々当接した状態で、第2所定時間圧締して一体化し第3基部とし、
前記所定時間後、一対の加圧体による圧締を中止し、
以下第Nまでの各端面に対し、任意の第x単板を、第3単板の第3端面に対する位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して第(x−1)基部の第(x−1)平面から第(x−1)単板に跨がって重ね合わせた状態で、一対の加圧体により第(x−1)基部及び第x単板を前記厚さ方向で挟んだ位置であって、少なくとも第x単板の厚さ方向外側表面全体に一方側の加圧体を、また第(x−1)基部の厚さ方向で前記と反対側の外側表面であって少なくとも第x単板に相対する位置に他方の加圧体を各々当接し、適宜所定時間圧締して一体化することを繰り返して第N基部とし、
以後、第1基部に第1単板から第N単板を第1基部に一体化した一連の工程と同様の工程を、第N基部に対し繰り返す積層材の製造方法。 - 厚さ方向の表裏両側の少なくとも一方に階段状部を有する第1基部であって、その階段状部は
第1基部の厚さ方向の長さT1の第1端面と、
第1端面から、第1端面と直交する第1方向に向かう長さT2より短い第1平面と、
第1平面から厚さ方向の長さT1の第2端面と、
第2端面から、第1方向に向かう長さT2より短い第2平面と、
以下順次端面と平面とが交互に設けられることで、N個の端面と(N−1)個の平面とが形成されており、
厚さ方向の長さT1で第1方向の長さがT2とした多数枚の第1単板、第2単板、第3単板、・・単板を、第1基部の少なくとも一方の階段状部に接着する際、
加圧面の大きさが少なくとも単板と等しい一対の加圧体であって、少なくとも一方の加圧体が加熱されている一対の加圧体を用い、
第1単板を、第1単板の第1方向の一方側の厚さT1の端面と第1基部の第1端面とを対向させ、また第2単板を、第2単板の第1方向の一方側の厚さT1の端面が第1基部の第2端面に対向した位置で且つ第1基部の第1平面から第1単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせた状態で、一対の加圧体により第1基部、第1単板及び第2単板を前記厚さ方向で挟んで圧締する際、少なくとも第2単板の厚さ方向外側表面全体及び第2平面には一方の加圧体を、また第1単板及び第1基部の厚さ方向で前記と反対側の外側表面であって少なくとも第2単板及び第2平面に相対する位置に他方の加圧体を各々当接した状態で、第1所定時間圧締して一体化し第2基部とし、
前記所定時間後、一対の加圧体による圧締を中止し、
次いで第3単板を、第3単板の第1方向の一方側の厚さT1の端面と第2基部の第3端面とを対向させ且つ第2基部の第2平面から第2単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせた状態で、一対の加圧体により第2基部及び第3単板を前記厚さ方向で挟んで圧締する際、少なくとも第3単板の厚さ方向外側表面全体及び第3平面には一方の加圧体を、また第2基部の厚さ方向で前記と反対側の外側表面であって少なくとも第3単板及び第3平面に相対する位置に他方の加圧体を各々当接した状態で、第2所定時間圧締して一体化し第3基部とし、
前記所定時間後、一対の加圧体による圧締を中止し、
以下第Nまでの各端面に対し、任意の第x単板を、第3単板の第3端面に対する位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して第(x−1)基部の第(x−1)平面から第(x−1)単板に跨がって重ね合わせた状態で、一対の加圧体により第(x−1)基部及び第x単板を前記厚さ方向で挟んだ位置であって、少なくとも第x単板の厚さ方向外側表面全体及び第x平面に一方側の加圧体を、また第(x−1)基部の厚さ方向で前記と反対側の外側表面であって少なくとも第x単板及び第x平面に相対する位置に他方の加圧体を各々当接し、適宜所定時間圧締して一体化することを繰り返して第N基部とし、
以後、第1基部に第1単板から第N単板を第1基部に一体化した一連の工程と同様の工程を、第N基部に対し繰り返す積層材の製造方法。 - 厚さ方向の表裏両側の少なくとも一方に階段状部を有する第1基部であって、その階段状部は
第1基部の厚さ方向の長さT1の第1端面と、
第1端面から、第1端面と直交する第1方向に向かう長さT2より短い第1平面と、
第1平面から厚さ方向の長さT1の第2端面と、
第2端面から、第1方向に向かう長さT2より短い第2平面と、
以下順次端面と平面とが交互に設けられることで、N個の端面と(N−1)個の平面とが形成されており、
厚さ方向の長さT1で第1方向の長さがT2とした多数枚の第1単板、第2単板、第3単板、・・単板を、第1基部の少なくとも一方の階段状部に接着する際、
加圧面の大きさが少なくとも単板と等しい一対の加圧体であって、少なくとも一方の加圧体が加熱されている一対の加圧体を用い、
第1単板を、第1単板の第1方向の一方側の厚さT1の端面と第1基部の第1端面とを対向させ、また第2単板を、第2単板の第1方向の一方側の厚さT1の端面が第1基部の第2端面に対向した位置で且つ第1基部の第1平面から第1単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせた状態で、一対の加圧体により第1基部、第1単板及び第2単板を前記厚さ方向で挟んで圧締する際、少なくとも第2単板の厚さ方向外側表面全体には一方の加圧体を、また第1単板及び第1基部の厚さ方向で前記と反対側の外側表面であって少なくとも第2単板に相対する位置に他方の加圧体を各々当接した状態で、第1所定時間圧締して一体化し第2基部とし、
前記所定時間後、一対の加圧体による圧締を中止し、
次いで第3単板を、第3単板の第1方向の一方側の厚さT1の端面と第2基部の第3端面とを対向させ且つ第2基部の第2平面から第2単板に跨って、熱硬化性接着剤を介して重ね合わせた状態で、一対の加圧体により第2基部及び第3単板を前記厚さ方向で挟んで圧締する際、少なくとも第2単板の厚さ方向外側の露出した表面と第3単板の厚さ方向外側表面全体の各々の面には一方の加圧体を、また第2基部の厚さ方向で前記と反対側の外側表面であって少なくとも第2単板の厚さ方向外側の露出した表面と第3単板に相対する位置に他方の加圧体を当接した状態で、第2所定時間圧締して一体化し第3基部とし、
前記所定時間後、一対の加圧体による圧締を中止し、
以下第Nまでの各端面に対し、任意の第x単板を、第3単板の第3端面に対する位置と同様の位置関係で熱硬化性接着剤を介して第(x−1)基部の第(x−1)平面から第(x−1)単板に跨がって重ね合わせた状態で、一対の加圧体により第(x−1)基部及び第x単板を前記厚さ方向で挟んだ位置であって、少なくとも第(x−1)単板の厚さ方向外側の露出した表面と第x単板の厚さ方向外側表面全体の各々の面に一方側の加圧体を、また第(x−1)基部の厚さ方向で前記と反対側の外側表面であって少なくとも第(x−1)単板の厚さ方向外側の露出した表面と第x単板の厚さ方向外側表面全体の各々の面に相対する位置に他方の加圧体を各々当接し、適宜所定時間圧締して一体化することを繰り返して第N基部とし、
以後、第1基部に第1単板から第N単板を第1基部に一体化した一連の工程と同様の工程を、第N基部に対し繰り返す積層材の製造方法。 - 鉛直方向が厚さ方向となりその鉛直方向の少なくとも下側に階段状部を有する第1基部であって、その階段状部は
第1基部の厚さ方向の長さT1の第1端面と、
第1端面から、第1端面と直交する水平方向に向かう長さT2より短い第1平面と、
第1平面から厚さ方向の長さT1の第2端面と、
第2端面から、水平方向に向かう長さT2より短い第2平面と、
以下順次端面と平面とが交互に設けられることで、N個の端面と(N−1)個の平面とが形成されており、
この様な第1基部の前記少なくとも下側の階段状部に、厚さ方向の長さT1で水平方向の長さがT2とした多数枚の第1単板、第2単板、第3単板、・・単板を接着する際、
加圧面の大きさが少なくとも単板と等しい一対の加圧体であって、少なくとも一方の加圧体が加熱されている一対の加圧体と、加圧面の大きさが同様の平板とを用い、
第1単板を、第1単板の水平方向の一方側の厚さT1の端面と第1基部の第1端面とを対向させ、また上面に熱硬化性接着剤が塗布された第2単板を、第2単板の水平方向の一方側の厚さT1の端面が第1基部の第2端面に対向した位置で且つ第1基部の第1平面から第1単板に跨って重ね合わせた状態で、一対の加圧体により第1基部、第1単板及び第2単板を前記厚さ方向で挟んで第1所定時間圧締し一体化して第2基部とする際、
少なくとも第2単板は、平板上に載せた状態で該平板を移動させて少なくとも水平方向の位置決めをした後に重ね合わせ、
また一対の加圧体は、少なくとも第2単板の厚さ方向外側表面全体に対応する位置に前記平板を介して圧締される下側の一方の加圧体と、第1単板及び第1基部の鉛直方向上側表面であって少なくとも第2単板に相対する位置に圧締される上側の他方の加圧体とし、
前記所定時間後、一対の加圧体による圧締を中止し、
次いで上面に熱硬化性接着剤が塗布された第3単板を、第3単板の水平方向の一方側の厚さT1の端面と第2基部の第3端面とを対向させた状態で、第2基部の第2平面から第2単板に跨って重ね合わせた状態で、一対の加圧体により第2基部及び第3単板を前記厚さ方向で挟んで第2所定時間圧締して第3単板及び第2基部を一体化して第3基部とする際、
第3単板は、平板上に載せた状態で該平板を移動させて少なくとも水平方向の前記重ね合わせるための位置決めをし、
また一対の加圧体は、少なくとも第3単板の厚さ方向外側表面全体に対応する位置に前記平板を介して圧締される下側の一方の加圧体と、第2基部の鉛直方向上側表面であって少なくとも第2単板に相対する位置に圧締される上側の他方の加圧体とし、
前記所定時間後、一対の加圧体による圧締を中止し、
以下第Nまでの各端面に対し、上面に熱硬化性接着剤が塗布された任意の第x単板を、第3単板の第3端面に対する位置と同様の位置関係で第(x−1)基部の第(x−1)平面から第(x−1)単板に跨がって重ね合わせた状態で、一対の加圧体により第(x−1)基部及び第x単板を前記厚さ方向で挟んだ位置で適宜所定時間圧締して一体化することを繰り返して第N基部とするが、
各圧締において第x単板は、平板上に載せた状態で該平板を移動させて少なくとも水平方向の前記重ね合わせるための位置決めをし、また一対の加圧体は、少なくとも第x単板の厚さ方向外側表面全体に対応する位置に前記平板を介して圧締される下側の一方の加圧体と、第(x−1)基部の鉛直方向上側表面であって少なくとも第x単板に相対する位置に圧締される上側の他方の加圧体とし、
以後、第1基部に第1単板から第N単板を第1基部に一体化した一連の工程と同様の工程を、第N基部に対し繰り返す積層材の製造方法。 - 積層材に接着される第1単板、第2単板、第3単板、・・単板の少なくとも1個が、全体の厚さがT1であって熱硬化性接着剤を介して重ね合わせた複数枚の単板で構成されている請求項22乃至26の積層材の製造方法。
- 積層材に接着される第1単板、第2単板、第3単板、・・単板の少なくとも1個が、全体の厚さがT1であって予め熱硬化性接着剤により互いに接着された複数枚の単板で構成されている請求項22乃至26の積層材の製造方法。
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