JP2004033935A - 生ゴミ処理機 - Google Patents
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Abstract
【課題】生ゴミ処理機に於いて、分解菌によって分解された残渣物を効率良く排出できるようにする。
【解決手段】分解槽本体2内に投入された生ゴミは微生物を着床したセラミックスボール4,4…との攪拌混合にて微細化、分解されるとともに、乾燥によりセラミックスボール4,4…に付着している残渣物を多数の細長い固定スリットを介して排出できるように構成された成る生ゴミ処理機1に於いて、分解槽本体2底板2aの下面に当接して攪拌軸3a方向へ正逆摺動可能に形成された摺動板9を設け、該摺動板9に前記各固定スリットより広巾であって、該摺動板9の摺動により前記固定スリットを開閉させるための固定スリット開閉用スリットを開穿して成る生ゴミ処理機を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】分解槽本体2内に投入された生ゴミは微生物を着床したセラミックスボール4,4…との攪拌混合にて微細化、分解されるとともに、乾燥によりセラミックスボール4,4…に付着している残渣物を多数の細長い固定スリットを介して排出できるように構成された成る生ゴミ処理機1に於いて、分解槽本体2底板2aの下面に当接して攪拌軸3a方向へ正逆摺動可能に形成された摺動板9を設け、該摺動板9に前記各固定スリットより広巾であって、該摺動板9の摺動により前記固定スリットを開閉させるための固定スリット開閉用スリットを開穿して成る生ゴミ処理機を提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は生ゴミ処理機に関するものであり、特に、分解槽内へ生ゴミを投入し、そして、該分解槽に収容されている土壌菌等の生ゴミ分解菌にて該生ゴミを分解処理し、残渣物を該分解槽本体の底部に設けられているスリットを介して排出するようにした生ゴミ処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の此種生ゴミ処理機を図7に従って説明する。図に於いて1は生ゴミ処理機であり、該生ゴミ処理機1は分解槽本体2と、該分解槽本体2内に配設されている攪拌機3と、バチルス、ラクトバチルス、アクチノミセス等の微生物を着床したセラミックスボール4,4…と、該分解槽本体2の下部をアール状に形成された底板2aと、該底板2aの下面に配設された残渣物容器6と、該分解槽本体2の上面開放部を蓋装する蓋装本体7とから成る。
【0003】
而して、前記底板2aは略半円状に形成され、前記攪拌機3の攪拌翼3b,3b…が該底板2aの内面に沿って回転して、該分解槽本体2内に投入された生ゴミが攪拌されるように構成されている。又、前記攪拌翼3b,3b…は前記攪拌軸3aから放射状に突設されている攪拌アーム3c,3c…の夫々の先端部に取付けられており、且つ、図示例では回転半径が異なる大径回転用と小径回転用の攪拌翼3b,3b…とが略十字状に設けられている。又、前記蓋装本体7には生ゴミ投入口が設けられ、該生ゴミ投入口を開閉するための開閉蓋7aがヒンジ7bを介して回転自在に設けられている。
【0004】
更に又、該分解槽本体2の底板2aの下面に配設されている前記残渣物容器6は該分解槽本体2の下方部の前後外側面に設けられている蓋板8,8を開閉することにより、該分解槽本体2の内底に対して出入れ自在に構成されている。
【0005】
尚、図中符号7cは把手である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例の生ゴミ処理機は、微生物によって生ゴミが分解されている途中に於いて、十分に分解されていない未乾燥の生ゴミが攪拌機の攪拌によってセラミックスボールに対する付着力を失して前記分解槽底板に開穿されているスリットから落下しようとし、そして、該スリットに詰まる。然るときは、分解終了後の残渣物も該スリットより排出できないと云う不都合も生じてくるのである。
【0007】
そこで、前記スリットを介して分解後の残渣物の排出が十分に実行されるようにするために解決せられるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案せられたものであり、バチルス、ラクトバチルス、アクチノミセス等の微生物等を着床したセラミックスボールを分解槽本体内部に収容し、一方、該分解槽本体内部には攪拌機が配設されると共に、該分解槽本体の底板には前記攪拌機の攪拌軸に直交して多数の細長い固定スリットが所定間隔を有して開穿されており、該分解槽本体内に投入された生ゴミは前記セラミックスボールとの攪拌混合にて微細化され乍ら前記微生物により分解され、乾燥と共に前記攪拌により前記セラミックスボールに付着している残渣物を前記固定スリットを介して排出できるように構成されて成る生ゴミ処理機に於いて、
前記分解槽本体底板の下面に当接して前記攪拌軸方向へ正逆摺動可能に形成された摺動板を設け、該摺動板に前記各固定スリットより広巾であって、該摺動板の摺動により前記固定スリットを開閉させるための固定スリット開閉用スリットを開穿して成る生ゴミ処理機を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図6に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来技術と同一構成部分については同一の符号を用いるものとする。
【0010】
図1乃至図6に於いて、前記分解槽本体2の底板2aに開穿されている固定スリット5,5…は該分解槽本体2内で分解された残渣物が排出できる程度の小巾のものが選択される。従って、約5mm巾のものが用いられ、そして、攪拌軸3aに直交した細長い多数の固定スリット5,5…が、夫々の中心線間の距離を略20mm位を維持して並設されている。
【0011】
次に、該底板2aの下面には該底板2aのアール面と相似形の摺動板9が該底板2aと当接するようにして配設されている。而も、該摺動板9は該底板2aの下面を摺動して前記固定スリット5,5…を開閉できるように構成されている。従って、該摺動板9には前記固定スリット5,5…よりやゝ大巾であって、且つ、該摺動板9が前記攪拌軸3aの一方向へ摺動したとき、前記固定スリット5,5…間で停止して該固定スリット5,5…を閉塞し、更に、該摺動板9が前記の逆方向へ移動したとき、該固定スリット5,5…を解放できる程度の細長い固定スリット開閉用スリット10,10…が該固定スリット5,5…と並行に開穿されている。そこで、該固定スリット開閉用スリット10,10…は概して15mm程度の巾であって、且つ、該固定スリット開閉用スリット10,10…の夫々の中心線間の距離は略20mm程度を有するを可とする。然るときは、前記固定スリット5,5…及び固定スリット開閉用スリット10,10…は密に相互並行して配設され、斯くして、生ゴミの分解作用及び分解後の残渣物の排出が効果的に実行されることができるように構成されている。
【0012】
又、固定スリット5,5…を開閉させるために配設された前記摺動板9を前記攪拌軸3aの正逆方向へ摺動させるために、例えば図4〜図6に示すように、該摺動板9の一端部(図に於いて右端部)であって、且つ、該摺動板9の下面に雄螺子軸11の先端部を固定し、更に、該雄螺子軸11は分解槽本体2の一側壁2b(図4に於いては右側壁)に固設した雌螺子片12に螺合し、ハンドル13の正逆回転操作によって該雄螺子軸11が該雌螺子片12によって左右移動し、そして、前述したように前記固定スリット5,5…を固定スリット開閉用スリット10,10…にて開閉するように構成されている。
【0013】
尚、前記雄螺子軸11と底板2aとの固定方法について図5に従って説明すれば、前記分解槽本体2の一側壁2bの外側面に固設されている前記雌螺子片12に螺合した雄螺子軸11は該分解槽本体2の前記一側壁2bの内側方へ突設されており、そして、その先端部に大ナット14を結合し、ワッシャ15を介して小ナット16にて緊締し、斯くして、前記大ナット14を該雄螺子軸11に強固に固定し、更に、該大ナット14を溶接等の手段によって前記摺動板9の下面に固設しているのである。但し、該摺動板9の摺動方式は前記雄螺子軸11及び雌螺子片12の相互螺合による摺動方式に限定されるものではなく、その他の摺動方式を採択してもよい。
【0014】
又、該摺動板9を前記底板2aの下面に当接させ乍ら円滑に摺動動作ができるようにするために、図6に示すように前記底板2aの下面の左右(図3及び図4に於いては前後方向)にガイド17,17を複数対峙して配設し、そして、このガイド17,17に前記摺動板9の左右端部を遊挿して該摺動板9の前記摺動作用が円滑に実行されるように構成されて成るものである。
【0015】
尚、図中符号18は減速機付モータであり、チェン19を介して前記攪拌機3の攪拌軸3aに連結されている。又、20はコントローラパネルを示し、前記攪拌機3及び分解槽本体2内の適正温度並びに送風機(図示せず)等の制御を為す。
【0016】
本発明の一実施の形態は叙述した構成を採択しているので、前記摺動板9を摺動して、該摺動板9に設けられている前記固定スリット開閉用スリット10,10…を一方向へ移動させて該摺動板9にて該固定スリット5,5…を閉塞する。そして、分解槽本体2の上部に設けた開口部より生ゴミを投入し、前記攪拌機3の駆動により前記攪拌翼3b,3b…が回転して微生物を着床させたセラミックスボール4,4…が該生ゴミを粉砕すると共に、生ゴミと微生物を着床した該セラミックスボール4,4…とがよく混合されて該生ゴミが醗酵し、分解されることになる。即ち、該生ゴミは分解槽本体2内に於ける例えば温度40℃〜50℃であって、且つ、適度の酸素中に於いて約2〜3時間で80〜90%が分解し、更に、4〜5時間が経過すれば、送風機をオンして前記分解された生ゴミの残渣物を乾燥させる。即ち、ウェット状のセラミックスボール4,4…に該残渣物が付着しているのであるが、前記乾燥と攪拌作用に順応して前記セラミックスボール4,4…に付着している残渣物は下部の前記固定スリット5,5…を介して下方へ落下する。このとき、該固定スリット5,5…下面に配設されている摺動板9を摺動させて、該摺動板9に設けてある前記固定スリット開閉用スリット10,10…と夫々対応する固定スリット5,5…とを一致させる。斯くして、前記乾燥した残渣物は下方の残渣物容器6内に収容されて排出させるのである。
【0017】
即ち、該固定スリット5,5…は、微生物による生ゴミの分解時に於いては前記固定スリット開閉用スリット10,10…との一致が解脱されて摺動板9によって夫々閉塞されているので、未分解の生ゴミが該固定スリット5,5…に詰まるようなことがなく、適正に分解乾燥され、そして、該固定スリット5,5…の解放によって乾燥された残渣物が該固定スリット5,5…を介して落下し、排出されることになるのである。斯くして、生ゴミは重量比で約95〜97%が減量されて有機ガスと水分に分解されることになるのである。
【0018】
尚、前記微生物は約14種類に及ぶ分解菌と約12種類に及ぶ酵素群とが前記セラミックスボール4,4…に着床しているものが採択されている。又、該分解槽本体2内に収容されている該微生物の母体であるところの前記セラミックスボール4,4…は原則として交換補給の必要がないものが採択されており、而も、この中にはアンモニアを分解する酵素も含まれているため殆ど臭気の発生も防止される。
【0019】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0020】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態にて詳述したように分解槽本体の底板に設けられている固定スリットは、該底板の下面に当接して正逆摺動可能な摺動板に開穿された固定スリット開閉用スリットにて解放自在に形成されているので、該摺動板を正方向へ摺動させることにより、該摺動板によって該固定スリットが閉塞された状態で該分解槽本体内へ生ゴミを投入し、そして、攪拌機の駆動によって該生ゴミが微生物を着床したセラミックスボールと共に攪拌され乍ら該セラミックスボールによって該生ゴミが粉砕され、更に、粉砕された生ゴミは該微生物によって醗酵分解され、そして、送風機によって乾燥され、セラミックスボールに付着している残渣物が落下する。このとき、前記摺動板を逆方向へ摺動して該固定スリットを解放することにより、前記残渣物は該固定スリットを介して極めて円滑に下方へ落下して排出されることが可能となるのである。斯くして、生ゴミ処理機の機能を一層向上させることができる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、生ゴミ処理機の正面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1の分解槽本体の底板を展張した状態の平面図。
【図4】図3の底板裏面に当接されて摺動する摺動板を展張した状態の裏面図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【図6】図3のA−A線断面図。
【図7】従来例を示し、生ゴミ処理機の側面図。
【符号の説明】
1 生ゴミ処理機
2 分解槽本体
2a 底板
2b 側壁
3 攪拌機
3a 攪拌軸
3b 攪拌翼
4 セラミックスボール
5 固定スリット
6 残渣物容器
7 蓋装本体
8 蓋板
9 摺動板
10 固定スリット開閉用スリット
11 雄螺子軸
12 雌螺子片
17 ガイド
【発明の属する技術分野】
本発明は生ゴミ処理機に関するものであり、特に、分解槽内へ生ゴミを投入し、そして、該分解槽に収容されている土壌菌等の生ゴミ分解菌にて該生ゴミを分解処理し、残渣物を該分解槽本体の底部に設けられているスリットを介して排出するようにした生ゴミ処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の此種生ゴミ処理機を図7に従って説明する。図に於いて1は生ゴミ処理機であり、該生ゴミ処理機1は分解槽本体2と、該分解槽本体2内に配設されている攪拌機3と、バチルス、ラクトバチルス、アクチノミセス等の微生物を着床したセラミックスボール4,4…と、該分解槽本体2の下部をアール状に形成された底板2aと、該底板2aの下面に配設された残渣物容器6と、該分解槽本体2の上面開放部を蓋装する蓋装本体7とから成る。
【0003】
而して、前記底板2aは略半円状に形成され、前記攪拌機3の攪拌翼3b,3b…が該底板2aの内面に沿って回転して、該分解槽本体2内に投入された生ゴミが攪拌されるように構成されている。又、前記攪拌翼3b,3b…は前記攪拌軸3aから放射状に突設されている攪拌アーム3c,3c…の夫々の先端部に取付けられており、且つ、図示例では回転半径が異なる大径回転用と小径回転用の攪拌翼3b,3b…とが略十字状に設けられている。又、前記蓋装本体7には生ゴミ投入口が設けられ、該生ゴミ投入口を開閉するための開閉蓋7aがヒンジ7bを介して回転自在に設けられている。
【0004】
更に又、該分解槽本体2の底板2aの下面に配設されている前記残渣物容器6は該分解槽本体2の下方部の前後外側面に設けられている蓋板8,8を開閉することにより、該分解槽本体2の内底に対して出入れ自在に構成されている。
【0005】
尚、図中符号7cは把手である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例の生ゴミ処理機は、微生物によって生ゴミが分解されている途中に於いて、十分に分解されていない未乾燥の生ゴミが攪拌機の攪拌によってセラミックスボールに対する付着力を失して前記分解槽底板に開穿されているスリットから落下しようとし、そして、該スリットに詰まる。然るときは、分解終了後の残渣物も該スリットより排出できないと云う不都合も生じてくるのである。
【0007】
そこで、前記スリットを介して分解後の残渣物の排出が十分に実行されるようにするために解決せられるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案せられたものであり、バチルス、ラクトバチルス、アクチノミセス等の微生物等を着床したセラミックスボールを分解槽本体内部に収容し、一方、該分解槽本体内部には攪拌機が配設されると共に、該分解槽本体の底板には前記攪拌機の攪拌軸に直交して多数の細長い固定スリットが所定間隔を有して開穿されており、該分解槽本体内に投入された生ゴミは前記セラミックスボールとの攪拌混合にて微細化され乍ら前記微生物により分解され、乾燥と共に前記攪拌により前記セラミックスボールに付着している残渣物を前記固定スリットを介して排出できるように構成されて成る生ゴミ処理機に於いて、
前記分解槽本体底板の下面に当接して前記攪拌軸方向へ正逆摺動可能に形成された摺動板を設け、該摺動板に前記各固定スリットより広巾であって、該摺動板の摺動により前記固定スリットを開閉させるための固定スリット開閉用スリットを開穿して成る生ゴミ処理機を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図6に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来技術と同一構成部分については同一の符号を用いるものとする。
【0010】
図1乃至図6に於いて、前記分解槽本体2の底板2aに開穿されている固定スリット5,5…は該分解槽本体2内で分解された残渣物が排出できる程度の小巾のものが選択される。従って、約5mm巾のものが用いられ、そして、攪拌軸3aに直交した細長い多数の固定スリット5,5…が、夫々の中心線間の距離を略20mm位を維持して並設されている。
【0011】
次に、該底板2aの下面には該底板2aのアール面と相似形の摺動板9が該底板2aと当接するようにして配設されている。而も、該摺動板9は該底板2aの下面を摺動して前記固定スリット5,5…を開閉できるように構成されている。従って、該摺動板9には前記固定スリット5,5…よりやゝ大巾であって、且つ、該摺動板9が前記攪拌軸3aの一方向へ摺動したとき、前記固定スリット5,5…間で停止して該固定スリット5,5…を閉塞し、更に、該摺動板9が前記の逆方向へ移動したとき、該固定スリット5,5…を解放できる程度の細長い固定スリット開閉用スリット10,10…が該固定スリット5,5…と並行に開穿されている。そこで、該固定スリット開閉用スリット10,10…は概して15mm程度の巾であって、且つ、該固定スリット開閉用スリット10,10…の夫々の中心線間の距離は略20mm程度を有するを可とする。然るときは、前記固定スリット5,5…及び固定スリット開閉用スリット10,10…は密に相互並行して配設され、斯くして、生ゴミの分解作用及び分解後の残渣物の排出が効果的に実行されることができるように構成されている。
【0012】
又、固定スリット5,5…を開閉させるために配設された前記摺動板9を前記攪拌軸3aの正逆方向へ摺動させるために、例えば図4〜図6に示すように、該摺動板9の一端部(図に於いて右端部)であって、且つ、該摺動板9の下面に雄螺子軸11の先端部を固定し、更に、該雄螺子軸11は分解槽本体2の一側壁2b(図4に於いては右側壁)に固設した雌螺子片12に螺合し、ハンドル13の正逆回転操作によって該雄螺子軸11が該雌螺子片12によって左右移動し、そして、前述したように前記固定スリット5,5…を固定スリット開閉用スリット10,10…にて開閉するように構成されている。
【0013】
尚、前記雄螺子軸11と底板2aとの固定方法について図5に従って説明すれば、前記分解槽本体2の一側壁2bの外側面に固設されている前記雌螺子片12に螺合した雄螺子軸11は該分解槽本体2の前記一側壁2bの内側方へ突設されており、そして、その先端部に大ナット14を結合し、ワッシャ15を介して小ナット16にて緊締し、斯くして、前記大ナット14を該雄螺子軸11に強固に固定し、更に、該大ナット14を溶接等の手段によって前記摺動板9の下面に固設しているのである。但し、該摺動板9の摺動方式は前記雄螺子軸11及び雌螺子片12の相互螺合による摺動方式に限定されるものではなく、その他の摺動方式を採択してもよい。
【0014】
又、該摺動板9を前記底板2aの下面に当接させ乍ら円滑に摺動動作ができるようにするために、図6に示すように前記底板2aの下面の左右(図3及び図4に於いては前後方向)にガイド17,17を複数対峙して配設し、そして、このガイド17,17に前記摺動板9の左右端部を遊挿して該摺動板9の前記摺動作用が円滑に実行されるように構成されて成るものである。
【0015】
尚、図中符号18は減速機付モータであり、チェン19を介して前記攪拌機3の攪拌軸3aに連結されている。又、20はコントローラパネルを示し、前記攪拌機3及び分解槽本体2内の適正温度並びに送風機(図示せず)等の制御を為す。
【0016】
本発明の一実施の形態は叙述した構成を採択しているので、前記摺動板9を摺動して、該摺動板9に設けられている前記固定スリット開閉用スリット10,10…を一方向へ移動させて該摺動板9にて該固定スリット5,5…を閉塞する。そして、分解槽本体2の上部に設けた開口部より生ゴミを投入し、前記攪拌機3の駆動により前記攪拌翼3b,3b…が回転して微生物を着床させたセラミックスボール4,4…が該生ゴミを粉砕すると共に、生ゴミと微生物を着床した該セラミックスボール4,4…とがよく混合されて該生ゴミが醗酵し、分解されることになる。即ち、該生ゴミは分解槽本体2内に於ける例えば温度40℃〜50℃であって、且つ、適度の酸素中に於いて約2〜3時間で80〜90%が分解し、更に、4〜5時間が経過すれば、送風機をオンして前記分解された生ゴミの残渣物を乾燥させる。即ち、ウェット状のセラミックスボール4,4…に該残渣物が付着しているのであるが、前記乾燥と攪拌作用に順応して前記セラミックスボール4,4…に付着している残渣物は下部の前記固定スリット5,5…を介して下方へ落下する。このとき、該固定スリット5,5…下面に配設されている摺動板9を摺動させて、該摺動板9に設けてある前記固定スリット開閉用スリット10,10…と夫々対応する固定スリット5,5…とを一致させる。斯くして、前記乾燥した残渣物は下方の残渣物容器6内に収容されて排出させるのである。
【0017】
即ち、該固定スリット5,5…は、微生物による生ゴミの分解時に於いては前記固定スリット開閉用スリット10,10…との一致が解脱されて摺動板9によって夫々閉塞されているので、未分解の生ゴミが該固定スリット5,5…に詰まるようなことがなく、適正に分解乾燥され、そして、該固定スリット5,5…の解放によって乾燥された残渣物が該固定スリット5,5…を介して落下し、排出されることになるのである。斯くして、生ゴミは重量比で約95〜97%が減量されて有機ガスと水分に分解されることになるのである。
【0018】
尚、前記微生物は約14種類に及ぶ分解菌と約12種類に及ぶ酵素群とが前記セラミックスボール4,4…に着床しているものが採択されている。又、該分解槽本体2内に収容されている該微生物の母体であるところの前記セラミックスボール4,4…は原則として交換補給の必要がないものが採択されており、而も、この中にはアンモニアを分解する酵素も含まれているため殆ど臭気の発生も防止される。
【0019】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0020】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態にて詳述したように分解槽本体の底板に設けられている固定スリットは、該底板の下面に当接して正逆摺動可能な摺動板に開穿された固定スリット開閉用スリットにて解放自在に形成されているので、該摺動板を正方向へ摺動させることにより、該摺動板によって該固定スリットが閉塞された状態で該分解槽本体内へ生ゴミを投入し、そして、攪拌機の駆動によって該生ゴミが微生物を着床したセラミックスボールと共に攪拌され乍ら該セラミックスボールによって該生ゴミが粉砕され、更に、粉砕された生ゴミは該微生物によって醗酵分解され、そして、送風機によって乾燥され、セラミックスボールに付着している残渣物が落下する。このとき、前記摺動板を逆方向へ摺動して該固定スリットを解放することにより、前記残渣物は該固定スリットを介して極めて円滑に下方へ落下して排出されることが可能となるのである。斯くして、生ゴミ処理機の機能を一層向上させることができる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、生ゴミ処理機の正面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1の分解槽本体の底板を展張した状態の平面図。
【図4】図3の底板裏面に当接されて摺動する摺動板を展張した状態の裏面図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【図6】図3のA−A線断面図。
【図7】従来例を示し、生ゴミ処理機の側面図。
【符号の説明】
1 生ゴミ処理機
2 分解槽本体
2a 底板
2b 側壁
3 攪拌機
3a 攪拌軸
3b 攪拌翼
4 セラミックスボール
5 固定スリット
6 残渣物容器
7 蓋装本体
8 蓋板
9 摺動板
10 固定スリット開閉用スリット
11 雄螺子軸
12 雌螺子片
17 ガイド
Claims (1)
- バチルス、ラクトバチルス、アクチノミセス等の微生物等を着床したセラミックスボールを分解槽本体内部に収容し、一方、該分解槽本体内部には攪拌機が配設されると共に、該分解槽本体の底板には前記攪拌機の攪拌軸に直交して多数の細長い固定スリットが所定間隔を有して開穿されており、該分解槽本体内に投入された生ゴミは前記セラミックスボールとの攪拌混合にて微細化され乍ら前記微生物により分解され、乾燥と共に前記攪拌により前記セラミックスボールに付着している残渣物を前記固定スリットを介して排出できるように構成されて成る生ゴミ処理機に於いて、
前記分解槽本体底板の下面に当接して前記攪拌軸方向へ正逆摺動可能に形成された摺動板を設け、該摺動板に前記各固定スリットより広巾であって、該摺動板の摺動により前記固定スリットを開閉させるための固定スリット開閉用スリットを開穿したことを特徴とする生ゴミ処理機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002195462A JP2004033935A (ja) | 2002-07-04 | 2002-07-04 | 生ゴミ処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002195462A JP2004033935A (ja) | 2002-07-04 | 2002-07-04 | 生ゴミ処理機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004033935A true JP2004033935A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31703830
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004033935A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007181751A (ja) * | 2006-01-04 | 2007-07-19 | Mitsubishi Materials Techno Corp | 攪拌装置 |
CN103191908A (zh) * | 2013-04-22 | 2013-07-10 | 上海康捷保新材料股份有限公司 | 微生物处理餐厨垃圾用装置 |
CN108844329A (zh) * | 2018-05-11 | 2018-11-20 | 泰州市明德科技服务有限公司 | 生物质燃料固化机的高能效烘干装置 |
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CN114478089A (zh) * | 2022-01-30 | 2022-05-13 | 扬州市凯尔环卫设备有限公司 | 一种生活垃圾制肥用环保型综合利用处理设备 |
-
2002
- 2002-07-04 JP JP2002195462A patent/JP2004033935A/ja active Pending
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