JP2002273387A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

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JP2002273387A
JP2002273387A JP2001077562A JP2001077562A JP2002273387A JP 2002273387 A JP2002273387 A JP 2002273387A JP 2001077562 A JP2001077562 A JP 2001077562A JP 2001077562 A JP2001077562 A JP 2001077562A JP 2002273387 A JP2002273387 A JP 2002273387A
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garbage
inner cylinder
processing tank
air
disposal apparatus
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JP2001077562A
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Masahira Yamaguchi
誠平 山口
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YAMARI SEISAKUSHO KK
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YAMARI SEISAKUSHO KK
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  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量の生ゴミを処理することができ、生ゴミ
と菌との混合をより確実に行わせることができ、さらに
悪臭が外部に漏れにくい生ゴミ処理装置を提供する。 【解決手段】 支持ローラ15により回転自在に支持さ
れ、第1のモータM1によって回転駆動される円筒状の
処理槽11と、その処理槽と同心状に回転自在に支持さ
れ、処理槽11と異なる速度ないし方向に回転駆動され
ると共に、周縁に複数の撹拌翼21を備え、かつ、内部
と外部を連通するゴミ投下用の窓22を備えている内筒
12と、その内筒12の一端の開口部34から内筒内に
生ゴミを搬入するコンベア13とを備えている生ゴミ処
理装置10。内筒12の他端側には空気を吸引するブロ
ワが連結され、内筒の開口部34は空気採り入れ口とし
て作用するように構成されている。内筒12はチェーン
28を介して第2のモータM2で回転駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生ゴミ処理装置に関
する。さらに詳しくは、比較的大型の業務用の生ゴミ処
理に適する生ゴミ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、処理槽(分解槽)内に生ゴミ
を二酸化炭素と水に分解する菌を入れておき、その処理
槽に生ゴミを収容し、撹拌翼で撹拌しながら空気を送り
込み、それにより生ゴミを分解する生ゴミ処理装置が知
られている。菌は通常はオガクズ等の菌を担体に付着さ
れ、撹拌翼で生ゴミと混合される。このような生ゴミ処
理装置は通常は家庭用のもので、2〜5リットル程度、
多くても10リットル程度の容量である。また、生ゴミ
を処理槽内に入れる場合は、使用者が上部の蓋を開き、
ポリバケツなどから生ゴミを処理槽内に落とし込むよう
に構成されている。さらに本出願人は、ディスポーザか
ら細かく裁断した生ゴミを水と共に水切り槽に導入し、
水切りをした後の生ゴミを処理槽に自動的に送り込む装
置を提案している(特開2000−334430号公報
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の生ゴミ処理
装置は、生ゴミを二酸化炭素と水に分解し、ほとんど固
形物を残さない利点があるが、業務用に使用できる容量
が大きい処理装置、たとえば1tonを超える処理装置
は未だに提供されていない。また、従来の生ゴミ処理装
置は、撹拌翼が内部で生ゴミを撹拌するが、撹拌翼が届
かない処理槽の隅の方の生ゴミは、菌と生ゴミとが充分
に混合されず、分解が遅れがちである。そのため、生ゴ
ミが腐敗したり、異常発酵したりして悪臭を発生させる
原因となる。さらに従来の生ゴミ処理装置は、蓋を開け
ると、内部から悪臭が出てくるため、生ゴミを処理槽内
に入れるときに不快感をもたらす。
【0004】本発明は、大量の生ゴミを効率よく分解処
理することができ、しかも生ゴミと菌との混合をより確
実に行わせることができ、さらに悪臭が外部に漏れにく
い生ゴミ処理装置を提供することを技術課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の生ゴミ処理装置
は、回転自在に支持され、回転駆動される円筒状の処理
槽と、その処理槽と同心状に回転自在に支持され、処理
槽と異なる速度ないし方向に回転駆動されると共に、周
縁に複数の撹拌翼を備え、かつ、内部と外部を連通する
ゴミ投下用の窓を備えている内筒と、その内筒内に生ゴ
ミを搬送する手段とを備えていることを特徴としてい
る。このような生ゴミ処理装置では、前記処理槽が、そ
の外周面を下方から転動自在に支持する回転自在の支持
ローラにより回転自在に支持されているものが好まし
い。
【0006】さらに前記内筒の一端に開口部が設けら
れ、その開口部を通して内筒の内部へ生ゴミを搬送する
コンベアが設けられているものが好ましい。その場合、
前記内筒の端部の開口部が、空気を処理槽内に導入する
空気採り入れ口とするのが一層好ましい。さらに前記内
筒の他端側に処理槽内の空気を抜き取る空気排出口が設
けられているものが好ましい。
【0007】また、処理槽を水平軸まわりに回転させる
場合は、前記内筒と駆動機構とが、弛みを許す巻き掛け
伝導要素によって、動力を伝達するように連結されてい
るものが好ましい。さらに前記複数の撹拌翼のうち少な
くとも1枚の先端に、処理槽の内面と摺接する生ゴミ掻
き取り部材が設けられているものが好ましい。
【0008】
【作用および発明の効果】本発明の生ゴミ処理装置は、
処理槽内にあらかじめ菌を入れておき、内筒を通じて処
理槽内に生ゴミを導入し、処理槽内で撹拌翼によって生
ゴミと菌とを混合させ、空気と接触させることができ
る。さらに処理槽自体を回転させることにより、生ゴミ
を処理槽内に沿って転動ないし移動させ、その運動によ
って生ゴミと菌とを混合させ、さらに生ゴミの塊の内部
まで、空気と接触させることができる。そのため、比較
的大型の容量の処理槽であっても、生ゴミを効率的に処
理することができる。
【0009】さらにこの生ゴミ処理装置は内筒内まで生
ゴミを搬送する手段を備えているので、蓋を開けて生ゴ
ミを投下する必要がない。そして内筒内に搬送された生
ゴミは、投下用の窓から処理槽と内筒の間の空間に投下
される。したがって多量の生ゴミを搬送手段で搬入して
も、広い範囲に均等に拡がるように投下される。そのた
め、処理槽内での処理が一層効率的である。
【0010】このような生ゴミ処理装置において、前記
処理槽が、その外周面を下方から転動自在に支持する回
転自在の支持ローラにより、水平軸心まわりに回転自在
に支持されているものは、軸で支持する場合に比して、
大型の処理槽であっても確実に支持することができる。
また、処理槽に軸を設けなくてもよいので、内筒の端部
に搬送手段を配置することが容易である。
【0011】前記内筒の一端に開口部が設けられ、その
開口部を通して内筒の外部から内部へ生ゴミを搬送する
コンベアが設けられている生ゴミ処理装置は、多量の生
ゴミを連続的に内筒内に搬入することができるので、効
率的である。また、コンベアを通すための前記内筒の端
部の開口部を、空気を処理槽内に導入する空気採り入れ
口とすることができ、その場合は処理槽からの空気が開
口部から出てくることが抑制される。そのため、使用者
が悪臭を不快に感ずることが少ない。
【0012】さらに前記内筒の他端側に処理槽内の空気
を抜き取る空気排出口が設けられているものでは、コン
ベアが通されている開口部から空気が流入し、空気排出
口から空気が抜き取られるため、開口部から悪臭が出て
くることはほとんどない。そのため使用者は一層悪臭か
ら開放される。
【0013】また、処理槽を水平軸まわりに回転させる
場合において、前記内筒と駆動機構とが、弛みを許す巻
き掛け伝導要素によって、動力を伝達するように連結さ
れている場合は、処理槽と内筒の軸心がいくらかぶれて
も、動力伝達が確実である。そのため大型の処理装置も
容易に実現できる。
【0014】前記複数の撹拌翼のうち少なくとも1枚の
先端に、処理槽の内面と摺接する生ゴミ掻き取り部材が
設けられているものは、処理槽の内面に古くなった生ゴ
ミが付着しにくいため、一層効率的に生ゴミ処理を行う
ことができ、悪臭の発生も抑制しうる。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の生ゴミ処理装置の実施の形態を説明する。図1は本発
明の生ゴミ処理装置の一実施形態を示す一部切り欠き斜
視図、図2および図3はそれぞれ本発明の生ゴミ処理装
置の他の実施形態を示す縦断面図および横断面図、図4
は本発明に関わる生ゴミ搬送用のコンベアの設置状態を
示す側面図である。
【0016】図1に示す生ゴミ処理装置10は、円筒状
の処理槽11と、その内部に同心状に配置される内筒1
2と、その内筒内に収容されるコンベア13とを備えて
いる。処理槽11は両端が端部壁14で塞がれた円筒状
の槽であり、たとえばステンレスなどの耐腐食性の金属
あるいは合成樹脂などで構成される。処理槽11の端部
近辺あるいは途中の底部側には、処理槽11と平行に支
持ローラ15が設けられており、処理槽11はそれらの
支持ローラ15の上に転動するように支持されている。
また処理槽11の外周面16には、支持ローラ15が当
接する平滑なガイド面17が設けられている。いくつか
の支持ローラ15は軸18で連結した第1のモータM1
によって回転駆動される。そのモータM1には、通常は
減速機が設けられている。処理槽11には、点検用の開
閉自在の窓を設けるのが好ましい。ただし通常はその窓
は密閉しておく。
【0017】内筒12はステンレスなどの金属あるいは
合成樹脂製の筒状の部材である。そして内筒12の外周
面からは放射状に多数の撹拌翼21が突出している。図
2に示すように、内筒12の一端は閉じられているが、
他端は開放されている。さらに内筒12には、その内外
を連通する多数の窓22が形成されている。なおこの内
筒12では、窓22を大きくとり、撹拌翼21を支持す
る枠だけを残した梯子状あるいは篭状の形態である。し
かし窓22を小さくすることもできる。撹拌翼21は処
理槽11内の生ゴミ24や菌を担持するオガクズなどの
菌床を撹拌するものであり、窓22は内筒12内の生ゴ
ミ24を処理槽11内に投下するための開口である。内
筒12の両端は処理槽11の端部壁14から突出してお
り、それらの端部壁14によって回転自在に支持されて
いる。処理槽11と内筒12の間には、図2に示すよう
に、ボールベアリング26を設け、さらに内部の空気が
隙間から漏れないようにシール(図示していない)で気
密にしている。なお、内筒12についても、処理槽11
の場合と同様に、支持ローラ15など、他の手段で回転
自在に支持してもよい。
【0018】内筒12の端部外周には、スプロケット2
7が取り付けられており、そのスプロケット27はチェ
ーン28によって第2のモータM2に取り付けたスプロ
ケット29と連結されている。スプロケットとチェーン
に変えて、ベルトとプーリなど、他の巻き掛け伝導手段
を用いてもよい。しかしチェーンの場合は、図3に示す
ように、駆動側のチェーン28aは張っているが、戻り
側のチェーン28bはいくらか弛んでいる。そのため、
加工誤差や取り付け誤差などに基づく内筒12と処理槽
11の心ずれを、その弛みで吸収することができる。
【0019】図3に示す実施形態では、2〜3枚の撹拌
翼21の先端に、処理槽11の内面と摺接するスクレー
パ(生ゴミ掻き取り部材)30が取り付けられている。
スクレーパ30はゴム等の弾力性を有する材料から構成
するのが好ましいが、ステンレスなどの金属でもよい。
スクレーパ30は図3のように複数枚の撹拌翼21で保
持される長いものであってもよいが、1枚の撹拌翼21
ごとに設けた短いものであってもよい。このスクレーパ
30は処理槽11と内筒12とが相対的に回転するとき
に、な処理槽11の内面 に付着した生ゴミなどを掻き
落とすることができる。なお、洗浄用のシャワーノズル
や、エアを吹き付けるノズルなどを設けてもよい。
【0020】図2の場合は、内筒12の閉じられている
先端側の端部壁31の中心に排気パイプ32が回転自在
に連結され、その排気パイプ32はブロワ33を介して
脱臭装置などに連通している。そのため、コンベア13
が通っている内筒12の一端の開口部34から空気が吸
い込まれ、他端側から空気が排出される。それにより、
コンベア13側からは悪臭が出てこない。
【0021】前記コンベア13は、内筒12の開口部3
4からその一部を挿入し、他の部分は外部に露出してい
る。コンベア13としてはベルトコンベアが好適に用い
られる。ただしプレートコンベアなど、生ゴミを搬送し
うるコンベアであれば、他のコンベアであってもよい。
このようなコンベア13は、図3に示すように、左右の
フレーム35と、それらのフレーム35間に渡される多
数のローラ36(図4参照)と、それらのローラ36に
よって支持される無端状のベルト37とを備えている。
ベルトには、金属線で補強したゴムシートなどからなる
公知のものが用いられる。内筒12は前述のように回転
する。そのため、図2に示すように、コンベア13は内
筒12内では支持せず、内筒12の外部でスタンド38
などで支持し、片持ち状態で内筒12内に収容してお
く。コンベア13の内筒内への挿入長さは、たとえば内
筒12の長さの1/3程度とする。
【0022】図4はコンベア13の駆動側の端部を示し
ている。コンベア13はたとえば建物の床39の下に配
置しておく。そして使用者40は、床39に設けた開閉
自在な扉41を開けて、生ゴミ24をコンベア13上に
投下する。図4に示すように、コンベア13のベルト3
7は多数のローラ36によって保持されており、その端
部ではモータで駆動される駆動ローラ42と係合してい
る。このようにコンベア13は建物内に配置するが、前
述の生ゴミ処理装置10自体は屋外あるいは別棟の小屋
などに設置するのが好ましい。
【0023】つぎに上記のように構成される生ゴミ処理
装置10の使用方法および作用を説明する。はじめに、
生ゴミを分解する菌を付着したオガクズなどの菌床(担
持体)を、図4に示すようにコンベア13から内筒12
内に搬入し、図1の内筒12を第2のモータM2で回転
させる。それにより担持体は、内筒12の窓22から下
方に落下し、処理槽11の内部に収容される。ついで第
1のモータM1を回転させて処理槽11を内筒12とは
逆方向に回転させる。それにより担持体は撹拌翼21や
スクレーパ30で均一に均される。そして始めに分解さ
せやすい生ゴミ、たとえばデンプン質で水分をあまり含
まない生ゴミを、前述と同様にしてコンベア13によっ
て内筒12内に送り込み、処理槽11内に収容していわ
ば慣らし運転を行う。それにより菌は生ゴミを分解し、
活発化しながら増殖していく。
【0024】ついで慣らし運転の後、様子を見ながら通
常の生ゴミ24をコンベア13によって内筒12内へ搬
入し、処理槽11内に落とし込む。その場合、内筒12
と処理槽11とは逆方向に回転しているので、生ゴミ2
4は処理槽11内を転がりながら移動し、しかも撹拌翼
21が生ゴミ24を撹拌する。そのため、新たな生ゴミ
24と担持体が含まれている元々収容されていた生ゴミ
24とが充分に混合され、同時に生ゴミや菌が空気と充
分に接触するようになる。それにより担持体に含まれる
菌が、生ゴミを水と二酸化炭素に分解していく。発生し
た二酸化炭素や水分は、図2のブロワ33が生ずる空気
流により、脱臭装置などに送られる。したがって処理槽
11には固形物ないし粉体が生じないので、定期的に固
定物や粉体を排出する必要はない。
【0025】この生ゴミ処理装置10では、処理槽11
内に入れる生ゴミは多くても内容積の40〜45%程度
までとし、残りの55〜60%程度は空間のまま開けて
おくのが好ましい。それにより処理槽10内の空気が多
くなり、自然環境に近い状態となる。したがって分解効
率が高くなり、悪臭が減少する。なお生ゴミ1kgに対
し、80リットル程度の菌床を用いると、もっとも分解
効率が高い。
【0026】また運転中は、前述のように内筒12の一
端の開口部34から空気が吸い込まれ、他端側から空気
が排出される。それにより、使用者がいる開口部34側
には悪臭が出てこない。
【0027】なおコンベア13の駆動は使用者が押しボ
タンなどで操作できるようにしておき、生ゴミの搬送が
完了すると、その後は停止させるようにするのが好まし
い。それにより動力を無駄にしない。また内筒12と処
理槽11はそれぞれ連続的に回転させることもできる
が、たとえば生ゴミ24を搬入するときには内筒12の
みを回転させ、その後、両方を回転させるようにしても
よい。また、処理槽11はある程度時間が経過した後は
停止させて、内筒12のみを回転させるようにしてもよ
い。さらに内筒12についても、3〜5分程度回転させ
た後、5〜10分程度停止させるなど、間欠的に運転し
てもよい。それにより省エネルギで効率的に生ゴミを分
解させることができる。すなわち内筒12や処理槽11
が停止しているときでも、菌による生ゴミの分解は行わ
れるので、分解が進んだ後、回転を再開して菌を新たな
生ゴミと接触させるようにすればよい。このような間欠
的な運転や、シーケンシャルな運転は、タイマー制御や
シーケンス制御により行うことができる。
【0028】なお前述の構成の説明では、温度センサや
湿度センサ、内部の温度を制御するヒータや冷房設備、
湿度を増加させる加湿器ないし散水器、湿度を減少させ
る乾燥設備などの説明を省略したが、従来公知のものを
採用することができる。そしてそれらと組み合わせるこ
とにより、一層効率的に生ゴミを分解処理することがで
き、また、異常発酵などによる悪臭の発生を抑制するこ
とができる。さらに悪臭を除去するイオン脱臭器やプラ
ズマ脱臭器などの脱臭設備を装置内に付帯させることも
でき、また、排気パイプ32内に介在させることもでき
る。
【0029】前記実施の形態では、内筒12と処理槽1
1とを逆方向に回転させているが、回転数を変えれば、
同じ方向に回転させるようにしてもよい。また前記実施
の形態では、処理槽11を支持する支持ローラ15を駆
動しているが、支持ローラ15では単に支持させるだけ
とし、処理槽11の外周にリングギヤを取り付けて、そ
のリングギヤと噛み合うピニオンで処理槽を回転駆動す
るなど、他の駆動手段で回転させるようにしてもよい。
さらに内筒12についても、チェーンなどの巻き掛け伝
導要素を介して回転駆動するほか、ギヤなどを介して回
転駆動させてもよい。
【0030】処理槽11や内筒12は通常は水平に保持
するが、前記生ゴミの搬送や処理に影響を与えない範
囲、たとえば30度程度まで傾けてもよい。その場合は
軸方向の移動を阻止するストッパローラ等を処理槽11
や内筒1の端部ないし端部壁に当接させるようにする。
水平に支持する場合でも、そのような軸方向の不測の移
動を防止する機構、たとえば図1のガイド面17に設け
た、支持ローラ15と係合する段部などを設けてもよ
い。また、通常は2基以上の生ゴミ処理装置10を並列
的に配置して、一方のメンテナンスのときに他方で生ゴ
ミ処理を継続させるように、タンデム運転形式とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の生ゴミ処理装置の一実施形態を示す
一部切り欠き斜視図である。
【図2】 本発明の生ゴミ処理装置の他の実施形態を示
す縦断面図である。
【図3】 本発明の生ゴミ処理装置の他の実施形態を示
す横断面図である。
【図4】 本発明に関わる生ゴミ搬送用のコンベアの設
置状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 生ゴミ処理装置 11 処理槽 12 内筒 13 コンベア 14 端部壁 15 支持ローラ 16 外周面 17 ガイド面 18 軸 M1 第1のモータ 21 撹拌翼 22 窓 24 生ゴミ 26 ボールベアリング 27 スプロケット 28 チェーン M2 第2のモータ 29 スプロケット 28a 駆動側のチェーン 28b 戻り側のチェーン 30 スクレーパ 31 端部壁 32 排気パイプ 33 ブロワ 34 開口部 35 フレーム 36 ローラ 37 ベルト 38 スタンド 39 床 40 使用者 41 扉 42 駆動ローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に支持され、回転駆動される円
    筒状の処理槽と、その処理槽と同心状に回転自在に支持
    され、処理槽と異なる速度ないし方向に回転駆動される
    と共に、周縁に複数の撹拌翼を備え、かつ、内部と外部
    を連通するゴミ投下用の窓を備えている内筒と、その内
    筒内に生ゴミを搬送する手段とを備えている生ゴミ処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記処理槽が、その外周面を下方から転
    動自在に支持する回転自在の支持ローラにより回転自在
    に支持されている請求項1記載の生ゴミ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記内筒の一端に開口部が設けられ、そ
    の開口部を通して内筒の内部へ生ゴミを搬送するコンベ
    アが設けられている請求項1記載の生ゴミ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記内筒の端部の開口部が、空気を処理
    槽内に導入する空気採り入れ口である請求項3記載の生
    ゴミ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記内筒の他端側に処理槽内の空気を抜
    き取る空気排出口が設けられている請求項4記載の生ゴ
    ミ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の撹拌翼のうち少なくとも1枚
    の先端に、処理槽の内面と摺接する生ゴミ掻き取り部材
    が設けられている請求項1記載の生ゴミ処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006198596A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Hiroshi Hasegawa 回転処理機
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WO2024016460A1 (zh) * 2022-07-19 2024-01-25 湖南骏国建筑工程管理有限公司 一种城市生活垃圾处理用焚烧注油器

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