JP2004032551A - 画像処理方法、画像処理装置及びプロジェクタ - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置及びプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】動画像のシーン毎に最適な階調変換、又は輝度補正等を施すためのシーンチェンジ判定ができる画像処理方法、画像処理装置、及びプロジェクタを提供すること。
【解決手段】フレームごとの正規化ヒストグラムを算出する正規化輝度ヒストグラム算出部101と、フレーム毎の正規化輝度ヒストグラムを記憶するヒストグラムバッファ201a、201bと、ヒストグラムバッファ201a、201bに記憶された第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの間の相関度に対応するシーンチェンジ検出基準値α、βを算出するシーンチェンジ検出基準値算出部102と、シーンチェンジ検出基準値α、βに基づいて、第1フレームの画像と第2フレームの画像との間でシーンの変化が生じているか否かを判定するシーンチェンジ判定部103とを有する。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理方法、画像処理装置、及びプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像表示装置において、動画像を表示する場合、動画像の状況に適応した階調変換処理、又は輝度補正処理等が行われている。これらの処理を行う従来例として、例えば、1フレームのAPL(Average Picture Level)、画像の平均輝度レベルを用いる方法がある。これはAPLに応じて階調変換特性を変化させる方法で、例えばAPLが低く全体的に暗いと推測される画像に対しては低階調側に階調を多く割り当てるなどの処理が行われている。
【0003】
しかし、APLだけを特徴量として適応処理を行うと画面の明暗だけを判断して階調変換特性を決定することになり、正しくそのシーンに適した画像処理は行えない。また、このAPL適応の階調変換処理では観察者の見た目にはシーンの変化(以下「シーンチェンジ」という。)が生じていない場合でも、APLが変化した場合はこれに応じて階調変換特性が変化するため、階調変換特性等の変化により画像の明るさが変わりちらつきが生じ、不自然な画像となってしまう可能性がある。
【0004】
従って、動画像において階調変換や輝度補正等をシーンごとに適応的に行うためには、観察者の見た目に一致する自然なシーンチェンジを検出すること望ましい。シーンチェンジを検出する方法としては、例えば特開平8−331504号公報に輝度ヒストグラムを用いる方法が提案されている。以下、輝度ヒストグラムとは、横軸に輝度レベルをとり、縦軸にその輝度レベルを有する画素の個数(頻度)をとった1フレーム内の各画素の輝度の度数分布図をいう。
【0005】
輝度ヒストグラムを用いる方法では、まず、各フレームごとの輝度ヒストグラムを算出する。次に、比較するフレーム間における輝度ヒストグラムの輝度レベルごとの差分を求める。そして、各フレームごとにその差分値の総和(絶対値)を算出する。最後に、差分値の総和が所定の閾値よりも大きい場合に、比較するフレーム間においてシーンチェンジが生じたと判定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の輝度ヒストグラムを用いる判定方法では、輝度ヒストグラムの度数分布の形状が考慮されていない。このため、シーンチェンジの判定結果と、観察者の視覚的な印象とが一致しないことがある。例えば、具体例を挙げると、夜間のような画像全体が暗いシーンにおいて、スポットライトが急に点燈するような場合である。この場合、スポットライトが点燈したシーンの輝度ヒストグラムの高輝度レベル領域に急峻な立ち上がりを有する形状の度数分布が現われる。また、このとき、その他の輝度レベルにおける度数分布の形状は、スポットライトが点燈する前のフレームの輝度ヒストグラムの形状と類似している。
【0007】
従って、スポットライトが点燈するシーンの例では、階調変換又は輝度補正を行う際に、スポットライトが点燈する前後のフレームにおいてシーンチェンジが生じていないと判定することが望ましい。しかし、従来の輝度ヒストグラムを用いる方法によると、急峻な立ち上がりを有する形状の度数分布の影響により、フレーム間の輝度ヒストグラムの差分値が所定の閾値を超えてしまう。このため、スポットライトが点燈すると、シーンチェンジが生じたと判定し、階調補正特性等が変化するため、同じシーン内であるのに関わらず背景輝度が変化し、不自然な画像になる。
【0008】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、動画像のシーン毎に最適な階調変換、又は輝度補正等を施すためのシーンチェンジ判定ができる画像処理方法、画像処理装置、及びプロジェクタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し、その目的を達成するために、本発明は、フレーム毎の正規化輝度ヒストグラムを算出する正規化輝度ヒストグラム算出工程と、前記正規化輝度ヒストグラム算出手段によって求められた、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの相関性に対応するシーンチェンジ検出基準値を算出するシーンチェンジ検出基準値算出工程と、前記シーンチェンジ検出基準値に基づいて、前記第1フレームの画像と前記第2フレームの画像との間でシーンの変化が生じているか否かを判定するシーンチェンジ判定工程とを含むことを特徴とする画像処理方法を提供する。これにより、動画像のシーン毎に最適な階調変換、又は輝度補正等を施すためのシーンチェンジ判定ができる。
【0010】
前記シーンチェンジ検出基準値は、少なくとも第1のシーンチェンジ検出基準値と第2のシーンチェンジ検出基準値の、二つ以上のシーンチェンジ検出基準値を求める。これにより、正確にシーンチェンジの判定を行うことができる。
【0011】
前記シーンチェンジ検出基準値算出工程は、前記第1のシーンチェンジ検出基準値を求めるために、前記第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと前記第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの対応する輝度レベルの分布度数どうしの乗算値を算出する乗算値算出工程と、前記第1フレームの正規化輝度ヒストグラムの前記対応する輝度レベルの分布度数の自乗値を算出する自乗値算出工程と、前記乗算値と前記自乗値との差分の絶対値を算出する差分絶対値算出工程と、前記輝度レベルの範囲の最低輝度から最大輝度までにわたって前記差分の絶対値の総和を算出する総和工程とを含む。これにより、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムの形状と、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムを乗じたヒストグラムの形状の類似度を表すシーンチェンジ検出基準値が得られる。もし、第1フレームと第2フレームの正規化輝度ヒストグラム形状が類似していれば第1フレームの正規化ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムを乗じたヒストグラムの形状と、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムの形状は類似しており、シーンチェンジ検出基準値は小さくなる。
【0012】
前記シーンチェンジ検出基準値算出工程は、前記第2のシーンチェンジ検出基準値を求めるために、前記第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと前記第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの対応する輝度レベルの分布度数どうしの乗算値を算出する乗算値算出工程と、前記第2フレームの正規化輝度ヒストグラムの前記対応する輝度レベルの分布度数の自乗値を算出する自乗値算出工程と、前記乗算値と前記自乗値との差分の絶対値を算出する差分絶対値算出工程と、前記輝度レベルの範囲の最低輝度から最大輝度までにわたって前記差分の絶対値の総和を算出する総和工程とを含む。これにより、第2フレームの正規化輝度ヒストグラムの形状と、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムを乗じたヒストグラムの形状の類似度を表すシーンチェンジ検出基準値が得られる。もし、第1フレームと第2フレームの正規化輝度ヒストグラム形状が類似していれば第1フレームの正規化ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムを乗じたヒストグラムの形状と、第2フレームの正規化輝度ヒストグラムの形状は類似しており、シーンチェンジ検出基準値は小さくなる。
【0013】
前記シーンチェンジ判定工程は、前記第1のシーンチェンジ検出基準値と前記第2のシーンチェンジ検出基準値の少なくともいずれか一方のシーンチェンジ検出基準値と、所定の閾値とを比較し、前記一方のシーンチェンジ検出基準値が前記所定の閾値以上である場合に、前記シーンの変化が生じていると判定する比較判定工程を含む。これにより、観察者にとって視覚的に自然なシーンチェンジの判定ができる。
【0014】
前記比較判定工程は、前記第1のシーンチェンジ検出基準値と前記第2のシーンチェンジ検出基準値の両方のシーンチェンジ検出基準値が、前記所定の閾値よりも小さい他の閾値以上である場合に、前記シーンの変化が生じていると判定するこれにより、さらに、正確にシーンチェンジの判定を行うことができる。
【0015】
また、前記比較判定工程は、前記第1のシーンチェンジ検出基準値と前記第2のシーンチェンジ検出基準値との和が、所定値以上である場合に、前記シーンの変化が生じていると判定してもよい。
【0016】
また、本発明によれば、フレームごとの正規化ヒストグラムを算出する正規化輝度ヒストグラム算出部と、フレーム毎の正規化輝度ヒストグラムを記憶する正規化輝度ヒストグラム記憶部と、前記正規化輝度ヒストグラム記憶部に記憶された第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの間の相関度に対応するシーンチェンジ検出基準値を算出するシーンチェンジ検出基準値算出部と、前記シーンチェンジ検出基準値に基づいて、前記第1フレームの画像と前記第2フレームの画像との間でシーンの変化が生じているか否かを判定するシーンチェンジ判定部とを有することを特徴とする画像処理装置を提供する。これにより、動画像のシーン毎に最適な階調変換、又は輝度補正等を施すためのシーンチェンジ判定ができる。
【0017】
また、本発明によれば、光源光を供給する光源部と、画像信号に応じて前記光源部からの光を変調する空間変調素子と、前記空間変調素子からの画像を処理する上述の画像処理装置と、前記画像処理された画像を投写する投写レンズとを有することを特徴とするプロジェクタを提供する。これにより、動画像のシーン毎に最適な階調変換、又は輝度補正等を施すためのシーンチェンジ判定ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像処理装置100の概略構成を示す図である。フレーム正規化輝度ヒストグラム算出部101は輝度ヒストグラムの最大値を1に正規化した正規化輝度ヒストグラムを算出する。正規化ヒストグラムは、ある階調(輝度レベル。輝度の所定の範囲でも良い)に属する画素の量(数)を、階調毎に示すデータである。シーンチェンジ検出基準値算出部102は、比較するフレーム間の正規化輝度ヒストグラム形状の類似度に対応するシーンチェンジ検出基準値(相関基準値のひとつ)を算出する。そして、シーンチェンジ判定部103は、シーンチェンジ検出基準値に基づいて、比較するフレーム間の画像の間でシーンチェンジが生じているか否かを判定する。最後に、階調変換部104は、シーンチェンジの有無に応じて最適な階調特性を選択して階調変換を行う。ここで、フレーム正規化輝度ヒストグラム算出部101とシーンチェンジ検出基準値算出部102とシーンチェンジ判定部103とは、制御部20に含まれる。また、制御部20と階調変換部104の構成については後述する。
【0019】
図2は、本画像処理装置100におけるシーンチェンジ検出基準値算出部102のさらに詳細な構成を示す図である。図2では、シーンチェンジ検出基準値算出部102が2つの異なるシーンチェンジ検出基準値αとβとを算出する構成を示す。まず、シーンチェンジ検出基準値αを算出する構成について説明する。
【0020】
ヒストグラムバッファ201aは、正規化輝度ヒストグラム算出部101(図1)により算出された第1フレーム(現在よりも1つ前のフレーム)の正規化輝度ヒストグラムを記憶する。同様に、ヒストグラムバッファ201bは、正規化輝度ヒストグラム算出部101により算出された第1フレームに続く第2フレーム(現在のフレーム)の正規化輝度ヒストグラムを記憶する。
【0021】
乗算器203は、ヒストグラムバッファ201a、201bに記憶されている正規化輝度ヒストグラムを先頭アドレスから順次読み出す。ここで、1つのアドレスは、正規化ヒストグラムの1つの階調に対応している。そして、乗算器203は、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムの対応する輝度レベルの分布度数の自乗値を算出する。
【0022】
乗算器204は、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの対応する輝度レベルの分布度数どうしの乗算値を算出する。反転器206は、乗算器204で算出された乗算値を−1倍する。加算器207は、反転器206からの−1倍された乗算値と乗算器203からの自乗値とを加算する。
【0023】
即ち、加算器207は、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの対応する輝度レベルの分布度数どうしの乗算値と、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムの対応する輝度レベルの分布度数の自乗値との差分を算出する。
【0024】
加算器207からの値は、加算器209へ入力される。加算器209の出力側には、バッファ211が接続されている。バッファ211は、現在演算しているアドレスよりも1つ前のアドレスのヒストグラムバッファ201a、201bの正規化輝度ヒストグラムに基づいて加算器209までに演算された結果を保持している。そして、加算器209は、バッファ211に保持されている1つ前のアドレスの演算値と、加算器207からの現在のアドレスの演算値とを加算する。
【0025】
上述の演算が、ヒストグラムバッファ201a、201bの最終アドレスまで行われると、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの対応する輝度レベルの分布度数どうしの乗算値と、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムの前記対応する輝度レベルの分布度数の自乗値との差分の総和が算出される。この総和が、シーンチェンジ検出基準値αとなる。より具体的には、現在のフレームよりも一つ前のフレームの正規化ヒストグラムをA(i)とし、現在のフレームの正規化ヒストグラムをB(i)とすると、次式のようになる。
【0026】
【数1】
Figure 2004032551
【0027】
なお、この実施例において、i=0〜255である。また、差分値は、その絶対値を算出する。
【0028】
次に、シーンチェンジ検出基準値βを算出する構成を説明する。乗算器205は、ヒストグラムバッファ201a、201bに記憶されている正規化輝度ヒストグラムを先頭アドレスから順次読み出す。ここで、1つのアドレスは正規化ヒストグラムの1つの階調に対応している。そして、乗算器205は、第2フレームの正規化輝度ヒストグラムの対応する輝度レベルの分布度数の自乗値を算出する。
【0029】
乗算器204は、上述と同様に、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの対応する輝度レベルの分布度数どうしの乗算値を算出する。さらに、反転器206も同様に、乗算器204で算出された乗算値を−1倍する。加算器208は、反転器206からの−1倍された乗算値と乗算器205からの自乗値とを加算する。
【0030】
即ち、加算器208は、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの対応する輝度レベルの分布度数どうしの乗算値と、第2フレームの正規化輝度ヒストグラムの対応する輝度レベルの分布度数の自乗値との差分を算出する。
【0031】
加算器208からの値は、加算器210へ入力される。加算器210の出力側には、バッファ212が接続されている。バッファ212は、現在演算しているアドレスよりも1つ前のアドレスのヒストグラムバッファ201a、201bの正規化輝度ヒストグラムに基づいて加算器210までに演算された結果を保持している。そして、加算器210は、バッファ212に保持されている1つ前のアドレスの演算値と、加算器208からの現在のアドレスの演算値とを加算する。
【0032】
上述の演算が、ヒストグラムバッファ201a、201bの最終アドレスまで行われると、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの対応する輝度レベルの分布度数どうしの乗算値と、第2フレームの正規化輝度ヒストグラムの前記対応する輝度レベルの分布度数の自乗値との差分の総和が算出される。この総和が、シーンチェンジ検出基準値βとなる。より具体的には、現在のフレームよりも一つ前のフレームの正規化ヒストグラムをA(i)とし、現在のフレームの正規化ヒストグラムをB(i)とすると次式のようになる。
【0033】
【数2】
Figure 2004032551
【0034】
なお、この実施例において、i=0〜255である。また、差分値は、その絶対値を算出する。
【0035】
また、上記構成においては、2つのヒストグラムバッファ201a、201bを備えている。しかし、これに限られるものではなく、3つ以上のヒストグラムバッファを設けても良い。この場合、ヒストグラムバッファの数に応じた数の過去のフレームに対して上述の演算を行う。このため、ヒストグラムバッファの数と同じ数のシーンチェンジ検出基準値が算出される。
【0036】
次に、算出されたシーンチェンジ検出基準値α、βに基づいてシーンチェンジの有無を判定する工程について説明する。図3は、シーンチェンジの有無を判定する手順のフローチャートである。本判定では、シーンチェンジ検出基準値α、βと、2つの閾値th1、th2とを比較して判定を行う。ここで、閾値th1>th2である。
【0037】
ステップS301において、シーンチェンジ検出基準値αが閾値th1よりも大きいか否かが判断される。判断結果が真の場合、ステップS302へ進む。ステップS302ではシーンチェンジが有ると判定される。判断結果が偽の場合、ステップS303において、シーンチェンジ検出基準値βが閾値th1よりも大きいか否かが判断される。判断結果が真の場合、ステップS302に進み、シーンチェンジが有ると判定される。判断結果が偽の場合、ステップS304に進む。
【0038】
ステップS304において、シーンチェンジ検出基準値βが閾値th2よりも大きいか否かが判断される。判断結果が偽の場合、ステップS306に進んで、シーンチェンジは無いと判定される。判断結果が真の場合、ステップS305へ進む。ステップS305において、シーンチェンジ検出基準値βが閾値th2よりも大きいか否かが判断される。判断結果が偽の場合、ステップS306に進んで、シーンチェンジは無いと判定される。判断結果が真の場合、ステップS302へ進んで、シーンチェンジが有ると判定される。ステップS306においてシーンチェンジが有ると判定されると、シーンチェンジ判定部103は、階調特性変換部104へ後述する倍率変更要求信号を出力する。
【0039】
上述の判定工程では、以下の2通りの条件(1)、(2)の少なくとも何れか一方を満足する場合に、シーンチェンジが有ると判定される。ただし、上述したようにth1>th2である。
(1)α>th1、又はβ>th1
(2)α>th2、及びβ>th2
さらに、シーンチェンジ検出基準値の和α+βが、第3の閾値γよりも大きい場合に、シーンチェンジが有ると判定してもよい。
【0040】
次に、種々の正規化輝度ヒストグラムの例を用いて本実施形態を説明する。図4(a)〜図4(l)は、種々の正規化された輝度ヒストグラムを示す図である。全ての図において、横軸は輝度レベル、縦軸は度数(頻度、即ち画素の数)を示している。図4(a)、(d)、(g)、(j)は、それぞれ現在よりも1つ前のフレームの輝度ヒストグラムを自乗した値のヒストグラムA1、A2、A3、A4である。図4(b)、(e)、(h)、(k)は、それぞれ現在のフレームの輝度ヒストグラムを自乗した値のヒストグラムB1、B2、B3、B4である。図4(c)、(f)、(i)、(l)は、それぞれ現在のフレームと1つ前のフレームとの輝度ヒストグラムを乗算した値のヒストグラムC1、C2、C3、C4である。
【0041】
図4(a)、(b)、(c)は、第1の例を示し、比較する2つのフレーム間において、ほとんど画像の変化が無い場合である。この場合、輝度ヒストグラムA1とC1との形状、B1とC1との形状は略等しい。このため、輝度ヒストグラムA1とC1、及びB1とC1とから演算される2つのシーンチェンジ検出基準値の値は小さい。
【0042】
図4(d)、(e)、(f)は、第2の例を示し、比較する2つのフレーム間において、1つ前のフレームで存在していたオブジェクトが、現在のフレームにおいて消えている場合である。この場合、輝度ヒストグラムB2とC2との形状が略等しい。そして、これらの輝度ヒストグラムから演算されるシーンチェンジ検出基準値の値は小さい。
【0043】
図4(g)、(h)、(i)は、第3の例を示し、比較する2つのフレーム間において、1つ前のフレームで存在していないオブジェクトが、現在のフレームにおいて新たに現われた場合である。この場合、輝度ヒストグラムA3とC3との形状が略等しい。そして、これらの輝度ヒストグラムから演算されるシーンチェンジ検出基準値の値は小さい。
【0044】
図4(j)、(k)、(l)は、第4の例を示し、比較する2つのフレーム間において、輝度ヒストグラムの分布形状が異なる場合である。この場合、輝度ヒストグラムA4とC4との形状、B4とC4との形状が大きく異なる。そして、これらの輝度ヒストグラムから演算される2つのシーンチェンジ検出基準値の値は大きい。
【0045】
これらの4つの例において、上記条件(1)、(2)のうち少なくとも何れか一方の条件が満足された場合に、シーンチェンジが有ると判定される。このため、第4の例においてのみ、シーンチェンジがあると判定され、第1〜第3の例においてはシーンチェンジが無いと判定される。本実施形態では、このように、輝度ヒストグラムの分布形状の類似性(相関性)に基づいて、シーンチェンジの有無を判定している。このため、観察者の視覚的にも自然なシーンチェンジの検出ができる。この結果、各シーンの特徴を考慮した上、最適な階調変換等の画像処理を施すことができる。
【0046】
次に、シーンチェンジ判定部103によってシーンチェンジが認識された場合に、白黒伸張処理の伸張倍率を変化させる画像処理回路を説明する。図5は、本実施形態の一例に係る白黒伸張回路の機能ブロック図である。
【0047】
本実施形態の白黒伸張回路は、RGBの各信号の輝度値に基づき、基準となる輝度値(以下、「基準輝度値」という。)を求める輝度演算部10と、求められた輝度値に基づき、RGBの各信号の輝度値の伸張倍率(伸張度)を設定する倍率設定手段として機能する最大輝度検出部42、最大輝度変換部46、最小輝度検出部44、最小輝度変換部48および倍率設定部50とを含んで構成されている。
【0048】
また、本実施形態の白黒伸張回路は、倍率設定部50を制御する制御部20と、倍率設定部50によって設定された伸張度に基づき、黒方向への伸張か白方向への伸張かを決定する輝度変換部32と、RGBの各信号の輝度値を伸張する伸張部30−1〜30−3とを含んで構成されている。なお、輝度変換部32と伸張部30−1〜30−3は伸張手段の一種である。
【0049】
輝度演算部10は、ドットクロック入力部6からのドットクロック信号に基づくタイミングで、R信号入力部3からのR信号の信号値、G信号入力部4からのG信号の信号値、B信号入力部5からのB信号の信号値を入力し、基準輝度値の演算を行う。
【0050】
図6は、本実施形態の一例に係る輝度演算部10の回路構成図である。輝度演算部10は、加算器110と、除算器120とを含んで構成されている。加算器110は、RGBの各信号の信号値の和を演算し、除算器120は、加算器110で求められた合計値を3で割って基準輝度値を出力する。
一般的な方式では、基準輝度値は、0.30×R信号値+0.59×G信号値+0.11×B信号値として求められている。このように重み付けが異なるのは人間の目の感度が異なるからである。基準輝度値としてこの値を用いても良い。
【0051】
しかし、白黒伸張を行う場合、上記数式を用いて輝度を求めた場合、Gの輝度成分が高い部分がより顕著に伸張されてしまうことがある。
そこで、本実施の形態では、基準輝度値を(R信号値+G信号値+B信号値)/3として求めている。
最大輝度変換部46は、最大輝度検出部42で検出された最大輝度をどの程度伸張するか決定する。また、最小輝度検出部48は、最小輝度検出部44で検出された最小輝度をどの程度伸張するか決定する。
【0052】
本実施の形態では、最大輝度に近い輝度の階調および最小輝度に近い輝度の階調を、中間階調の輝度に比べて伸張しないようにしている。なぜなら輝度が0に近い領域、すなわち、黒に近い領域では最大輝度を伸張すると色がつぶれてしまうからである。同様に、輝度が255に近く白に近い領域でも最大輝度を伸張すると色がつぶれてしまうからである。
【0053】
また、このように、最大輝度や最小輝度に近い領域で伸張率を下げた場合でも、最大輝度や最小輝度に近い領域の画素の階調の変化は見分けにくいため、中間階調をより伸張させることにより、効果的に白黒伸張を行うことができる。
このようにして輝度演算部10によって求められた基準輝度値は、最大輝度検出部42、最小輝度検出部44および制御部20に入力される。
【0054】
最大輝度検出部42は、輝度演算部10から送られる基準輝度値に基づき、1フレームごとに最大輝度値を検出する。同様に、最小輝度検出部44は、輝度演算部10から送られる基準輝度値に基づき、1フレームごとに最小輝度値を検出する。なお、最大輝度検出部42および最小輝度検出部44は、フレームの切り替わりのタイミングを、垂直同期信号入力部2からの垂直同期信号に基づいて判断する。
【0055】
最大輝度変換部46で変換された最大輝度値を示す伸張後最大輝度信号、変換前の最大輝度値を示す伸張前最大輝度信号、最小輝度変換部48で変換された最小輝度値を示す伸張後最小輝度信号、変換前の最小輝度値を示す伸張前最小輝度信号および制御部20からの倍率変更要求信号は、倍率設定部50に入力される。
【0056】
次に、倍率設定部50の回路構成について説明する。
図7は、本実施形態の一例に係る倍率設定部50の回路構成図である。
倍率設定部50は、伸張中間輝度演算部520と、白方向伸張倍率演算部530と、黒方向伸張倍率演算部532と、4つの加算器510〜516と、3つのラッチ部560〜564とを含んで構成されている。
【0057】
また、倍率設定部50は、最大輝度変換部46から伸張前最大輝度信号と伸張後最大輝度信号を入力し、最小輝度変換部48から伸張前最小輝度信号と伸張後最小輝度信号を入力し、制御部20から倍率変更要求信号を入力する。
伸張中間輝度演算部520は、伸張後最大輝度信号と伸張後最小輝度信号を入力し、加算器510とラッチ部564に伸張中間輝度を示す情報を出力する。
【0058】
ここで、伸張中間輝度について説明する。
図8は、本実施形態の一例に係る最大輝度値Lmaxの変換と最小輝度値Lminの変換とを示す模式図である。本実施の形態では、8ビット256階調での画像処理を行う場合を想定する。
最大輝度変換部46および最小輝度変換部48は、1画像(1フレーム)における各画素の白黒伸張前の最大輝度値Lmax、白黒伸張前の最小輝度値Lminを黒側または白側に伸張する。図8に示すように、伸張後の最大輝度値Lmax’は伸張前の最大輝度値Lmaxよりも値が大きく、伸張後の最小輝度値Lmin’は伸張前の最小輝度値Lminよりも値が小さい。
図11は、図5に示す最大輝度変換部46の変換特性を示すグラフである。横軸は入力される最大輝度値Lmaxであり、縦軸は出力される最大輝度値Lmax’である。この曲線は、入力が増加すると出力も増加し、両者の値が0〜255の間で変化するように設定されている。ただし、この曲線は、傾き(変化率)が所定の輝度値で変わるように、変曲点を持つ。ここでは、この曲線は、変曲点(WLth,WLout)と変曲点(WHth,WHout)とを持つように設定されている。
この曲線において、(0,0)と(WLth,WLout)との間の傾きと、(WHth,WHout)と(255,255)との間の傾きとでは、(0,0)と(WLth,WLout)との間の方が傾きが大きい。
図12は、図5に示す最小輝度変換部48の変換特性を示すグラフである。横軸は入力される最小輝度値Lminであり、縦軸は出力される最小輝度値Lmin’である。この曲線は、入力が増加すると出力も増加し、両者の値が0〜255の間で変化するように設定されている。この点は、最大輝度変換曲線の場合と同様である。この曲線は、変曲点(BLth,BLout)と変曲点(BHth,BHout)とを持つ。この曲線において、(0,0)と(BLth,BLout)との間の傾きと、(BHth,BHout)と(255,255)との間の傾きとでは、(0,0)と(BLth,BLout)との間の方が傾きが小さい。
このように、白側または黒側への伸張を行うことにより、コントラストを向上させ、画質を向上させることができる。
【0059】
本実施の形態では、白側か黒側に伸張する基準となるしきい値である伸張中間輝度を示す値Lmidを(Lmax’+Lmin’)/4としている。そして、Lmidよりも大きな輝度を有する画素の輝度値は白側に伸張し、Lmid以下の輝度値は黒側に伸張する。
また、伸張する度合いは、白側の伸張倍率Kwは、(Lmax’−Lmid)/(Lmax−Lmid)とし、黒側の伸張倍率Kbは、(Lmid−Lmin’)/(Lmid−Lmin)としている。
【0060】
図7に示す加算器510は、伸張前最大輝度値(Lmax)から伸張中間輝度値(Lmid)を引いた値を求め、当該値(Lmax−Lmid)を白方向伸張倍率演算部530に出力する。
また、加算器512は、伸張後最大輝度値(Lmax’)から伸張中間輝度値(Lmid)を引いた値を求め、当該値(Lmax’−Lmid)を白方向伸張倍率演算部530に出力する。
【0061】
また、加算器514は、伸張中間輝度値(Lmid)から伸張前最小輝度値(Lmin)を引いた値を求め、当該値(Lmid−Lmin)を黒方向伸張倍率演算部532に出力する。
また、加算器516は、伸張中間輝度値(Lmid)から伸張後最小輝度値(Lmin’)を引いた値を求め、当該値(Lmid−Lmin’)を黒方向伸張倍率演算部532に出力する。
白方向伸張倍率演算部530は、白方向伸張倍率Kw=(Lmax’−Lmid)/(Lmax−Lmid)を求める。また、黒方向伸張倍率演算部532は、黒方向伸張倍率Kb=(Lmid−Lmin’)/(Lmid−Lmin)を求める。
【0062】
ラッチ部560は、白方向伸張倍率Kwを示す情報を一時的に保持するとともに、当該情報を伸張部30−1〜30−3に出力する。同様に、ラッチ部562は、黒方向伸張倍率Kbを示す情報を一時的に保持するとともに、当該情報を伸張部30−1〜30−3に出力する。
また、ラッチ部560〜564は、制御部20からの倍率変更要求信号に基づき、変更要求があった場合のみそれぞれが保持する情報を更新する。
ラッチ部560は、白方向伸張倍率情報を、ラッチ部562は、黒方向伸張倍率情報を、ラッチ部564は、伸張中間輝度情報を、それぞれ伸張部30−1〜30−3に出力する。
【0063】
次に、輝度変換部32について説明する。
図9は、本実施形態の一例に係る輝度変換部32(図5)の回路構成図である。
輝度変換部32は、白方向の伸張倍率を保持するラッチ部360、黒方向の伸張倍率を保持するラッチ部362と、セレクタ回路320と、比較器340と、加算器310〜316と、セレクタ回路322、324と、乗算器330とを含んで構成されている。
比較器340は、伸張中間輝度情報(Lmid)と、輝度信号(L)とを比較する。比較器340は、LmidがL以上である場合にはHIGHを出力し、そうでない場合にはLOWを出力する。
【0064】
ラッチ部360は、倍率変更要求信号がHIGHである場合には、新たな白方向伸張倍率情報を入力し、そうでない場合には元の白方向伸張倍率情報を保持する。
また、ラッチ部362は、倍率変更要求信号がHIGHである場合には、新たな黒方向伸張倍率情報を入力し、そうでない場合には元の黒方向伸張倍率情報を保持する。
【0065】
セレクタ回路320は、比較器340からの信号がHIGHの場合にはラッチ部360で保持されている白方向伸張倍率情報を取得し、LOWの場合にはラッチ部362で保持されている黒方向伸張倍率情報を取得する。
加算器310は、Lmid−Lを演算する。また、加算器320は、L−Lmidを演算する。
【0066】
セレクタ回路322は、比較器340からの出力がHIGHである場合には加算器312からのL−Lmidの値を出力し、そうでない場合には加算器310からのLmid−Lの値を出力する。
乗算器330は、セレクタ回路320からの出力値と、セレクタ回路322からの出力値とを掛け合わせる。
加算器314は、Lmidから乗算器330からの出力値を引いた値を出力する。また、加算器316は、乗算器330からの出力値と、Lmidとを足した値を出力する。
【0067】
セレクタ回路324は、比較器340からの出力がHIGHである場合には加算器316からのLmid+乗算器330の出力値を出力し、そうでない場合には加算器314からのLmid−乗算器330の出力値を出力する。
以上のようにして、輝度変換部32は、L>=Lmidの場合には、Kw(L−Lmid)+Lmidを出力し、L<Lmidの場合には、Lmid−Kb(Lmid−L)を出力する。以下、説明の便宜のため、輝度変換部32が出力するこれらの値をLOUTと表記する。
そして、輝度変換部32は、LOUTを図3に示す伸張部30−1、30−2および30−3へ向け出力する。
図5における伸張部30−1、30−2および30−3の構成および機能は互いに同じであるので、以下では、R信号を処理する伸張部30−1についてのみ説明する。伸張部30−1は、入力されたR信号値と、輝度信号値L(輝度演算部10が出力する信号値)と、伸張処理後の輝度信号値LOUTとに基づいて信号値ROUTを出力する。
具体的には、伸張部30−1は、除算器および乗算器を含んで構成されている。これらのうち除算器は、輝度信号値Lに対する輝度値LOUTの比、つまり、LOUT/Lを算出する。一方、乗算器は、この比とR信号との積、つまり(LOUT/L)・Rを算出し出力する。この(LOUT/L)・Rが信号値ROUTである。
同様に、伸張部30−2および30−3は、それぞれ信号値GOUTおよび信号値BOUTを出力する。なお、信号値ROUT、信号値GOUTおよび信号値BOUTによる輝度値は、次式で表されるように、輝度変換部32で算出された輝度値LOUTである。
(ROUT+GOUT+BOUT)/3=(LOUT/L)(R+G+B)/3=LOUT
【0068】
以上のように、本実施形態によれば、最大輝度値および最小輝度値に基づくしきい値を基準として伸張方向を決定することにより、白側と黒側のどちらの方向に伸張するかを決定する基準が明確となる。
したがって、この基準を用いて白黒伸張を行うことにより、適切な白黒伸張がなされるため、画質を向上させることができる。
【0069】
また、シーンチェンジ判定部がシーンチェンジが有ると判断する場合に、白黒伸張処理の倍率が変化する。この結果、画像のちらつきを抑制し、画質を向上させることができる。
【0070】
また、本実施形態では、輝度を伸張する際に、最大輝度値に近い輝度値および最小輝度値に近い輝度値の伸張率を、中間輝度値に近い輝度値の伸張率と比べ小さい値に設定して輝度値の伸張を行っている。
これにより、伸張の効果の少ない最大輝度値や最小輝度値に近い領域での伸張を抑え、中間階調をより伸張することにより、効果的に白黒伸張を行うことができる。
これは、黒に近い領域で最大輝度を引き延ばしたり、白に近い領域で最小輝度を引き延ばすと色がつぶれてしまうからである。
【0071】
さらに、本実施形態では、輝度演算部10を、RGBの各信号の信号値を均等に割った値を輝度値として求めているが、通常の0.30×R信号値+0.59×G信号値+0.11×B信号値を輝度値として用いても良い。
また、以上のようにして求められた伸張倍率を、R信号、G信号およびB信号の各輝度と均等に掛け合わせることにより、色バランスの崩れがなく、画質を向上させることができる。
【0072】
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態に係るプロジェクタ600の概略構成を示す図である。本体部510は、照明光を供給する光源部611と、画像信号に応じて前記光源部からの光を変調する空間変調素子612と、上記実施形態に記載の画像処理装置613とを備えている。そして、投写レンズ系620は、表示部の映像をスクリーン630上に拡大して投写する。
【0073】
上述の本発明の好適な適用例としてデジタル映像機器が挙げられる。そして、デジタル映像機器における階調変換処理の前処理として本発明に係る画像処理方法を適用することができる。さらに、本発明は、映像編集装置等にも適用できる。この場合は、着目しているシーンに最適なシーンチェンジ検出により、シーン毎の頭出し機能などに適用できる。例えば、図3におけるシーンチェンジ判定部103からの出力(図5における倍率変更信号)がHighの場合に、映像信号を記録媒体に記録し始めるように、映像編集装置が構成され得る。なお、本発明は、上記各実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形例をとることができる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、動画像のシーン毎に最適な階調変換、又は輝度補正等を施すためのシーンチェンジ判定ができる画像処理方法、画像処理装置、及びプロジェクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示す図である。
【図2】上記第1実施形態におけるシーンチェンジ検出基準値算出部の構成を示す図である。
【図3】上記第1実施形態におけるシーンチェンジ判定のフローチャートである。
【図4】上記第1実施形態における種々の輝度ヒストグラムの例を示す図である。
【図5】上記第1実施形態における白黒伸張回路の機能ブロック図である。
【図6】上記第1実施形態における輝度演算部の回路構成図である。
【図7】上記第1実施形態における倍率設定部の回路構成図である。
【図8】上記第1実施形態における伸張中間輝度を説明する図である。
【図9】上記第1実施形態における伸張部の回路構成図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示す図である。
【図11】図5に示す最大輝度変換部の変換特性を示すグラフである。
【図12】図5に示す最小輝度変換部の変換特性を示すグラフである。
【符号の説明】
100 画像処理装置
101 正規化輝度ヒストグラム算出部
102 シーンチェンジ検出基準値算出部
103 シーンチェンジ判定部
104 階調特性変換部
201a、201b ヒストグラムバッファ
203、204、205 乗算器
206 反転器
207、208、209、210 加算器
211、212 バッファ
10 輝度演算部
20 制御部
42 最大輝度検出部
46 最大輝度変換部
44 最小輝度検出部
48 最小輝度変換部
50 倍率設定部
30 伸張部
2 垂直同期信号入力部
3、4、5 信号入力部
6 ドットクロック入力部
110 加算器
120 除算器
310、312、314、316 加算器
320、322、324 セレクタ回路
330 乗算器
340 比較器
360、362 ラッチ部
510、512、514、516 加算器
520 伸張中間輝度演算部
530 白方向伸張倍率演算部
532 黒方向伸張倍率演算部
560、562、564 ラッチ部
600 プロジェクタ
610 本体部
611 光源部
612 空間変調素子
613 画像処理装置
620 投写レンズ系
630 スクリーン

Claims (9)

  1. フレーム毎の正規化輝度ヒストグラムを算出する正規化輝度ヒストグラム算出工程と、前記正規化輝度ヒストグラム算出手段によって求められた、第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの相関性に対応するシーンチェンジ検出基準値を算出するシーンチェンジ検出基準値算出工程と、
    前記シーンチェンジ検出基準値に基づいて、前記第1フレームの画像と前記第2フレームの画像との間でシーンの変化が生じているか否かを判定するシーンチェンジ判定工程とを含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記シーンチェンジ検出基準値は、少なくとも第1のシーンチェンジ検出基準値と第2のシーンチェンジ検出基準値とであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記シーンチェンジ検出基準値算出工程は、前記第1のシーンチェンジ検出基準値を求めるために、
    前記第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと前記第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの対応する輝度レベルの分布度数どうしの乗算値を算出する乗算値算出工程と、
    前記第1フレームの正規化輝度ヒストグラムの前記対応する輝度レベルの分布度数の自乗値を算出する自乗値算出工程と、
    前記乗算値と前記自乗値との差分の絶対値を算出する差分絶対値算出工程と、
    前記輝度レベルの範囲の最低輝度から最大輝度までにわたって前記差分の絶対値の総和を算出する総和工程とを含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 前記シーンチェンジ検出基準値算出工程は、前記第2のシーンチェンジ検出基準値を求めるために、
    前記第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと前記第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの対応する輝度レベルの度数どうしの乗算値を算出する乗算値算出工程と、
    前記第2フレームの正規化輝度ヒストグラムの前記対応する輝度レベルの度数の自乗値を算出する自乗値算出工程と、
    前記乗算値と前記自乗値との差分の絶対値を算出する差分絶対値算出工程と、
    前記輝度レベルの範囲の最低輝度から最大輝度までにわたって前記差分の絶対値の総和を算出する総和工程とを含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  5. 前記シーンチェンジ判定工程は、前記第1のシーンチェンジ検出基準値と前記第2のシーンチェンジ検出基準値との少なくともいずれか一方のシーンチェンジ検出基準値と、所定の閾値とを比較し、前記一方のシーンチェンジ検出基準値が前記所定の閾値以上である場合に、前記シーンの変化が生じていると判定する比較判定工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  6. 前記比較判定工程は、前記第1のシーンチェンジ検出基準値と前記第2のシーンチェンジ検出基準値との両方のシーンチェンジ検出基準値が、前記所定の閾値よりも小さい他の閾値以上である場合に、前記シーンの変化が生じていると判定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理方法。
  7. 前記比較判定工程は、前記第1のシーンチェンジ検出基準値と前記第2のシーンチェンジ検出基準値との和が、所定値以上である場合に、前記シーンの変化が生じていると判定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理方法。
  8. フレームごとの正規化ヒストグラムを算出する正規化輝度ヒストグラム算出部と、
    フレーム毎の正規化輝度ヒストグラムを記憶する正規化輝度ヒストグラム記憶部と、
    前記正規化輝度ヒストグラム記憶部に記憶された第1フレームの正規化輝度ヒストグラムと第2フレームの正規化輝度ヒストグラムとの間の相関度に対応するシーンチェンジ検出基準値を算出するシーンチェンジ検出基準値算出部と、
    前記シーンチェンジ検出基準値に基づいて、前記第1フレームの画像と前記第2フレームの画像との間でシーンの変化が生じているか否かを判定するシーンチェンジ判定部とを有することを特徴とする画像処理装置。
  9. 光源光を供給する光源部と、
    画像信号に応じて前記光源部からの光を変調する空間変調素子と、
    前記空間変調素子からの画像を処理する請求項8に記載の画像処理装置と、
    前記画像処理された画像を投写する投写レンズとを有することを特徴とするプロジェクタ。
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