JP2002366121A - 映像表示装置および映像表示方法 - Google Patents

映像表示装置および映像表示方法

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JP2002366121A
JP2002366121A JP2001177225A JP2001177225A JP2002366121A JP 2002366121 A JP2002366121 A JP 2002366121A JP 2001177225 A JP2001177225 A JP 2001177225A JP 2001177225 A JP2001177225 A JP 2001177225A JP 2002366121 A JP2002366121 A JP 2002366121A
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gradation correction
light source
video signal
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JP2001177225A
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English (en)
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Masahiro Kawashima
正裕 川島
Tetsuo Shioda
哲郎 塩田
Hitoshi Noda
均 野田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像表示装置のコントラスト感の不足を、原
画ソースの印象を損なう視覚的違和感を発生することな
く改善する。 【解決手段】 映像信号特徴検出部52で入力映像信号
1の単位フィールド期間毎の映像信号の特徴検出を行
い、特徴検出結果の出力信号を階調補正制御データ作成
部72と光源制御データ作成部105に入力し、映像の
シーンの特徴検出結果に応じて光源を駆動制御するため
の光源制御データ信号を生成し、階調補正制御データ作
成部72では、映像信号の特徴検出結果と光源制御デー
タ信号に応じ、入力映像信号1の限定される階調範囲を
伸張補正するとともに補正増幅ゲインと補正後最大値に
対してリミット制御された階調補正制御信号を生成し、
光源制御データ信号と階調補正制御データ信号を時間軸
に同期制御し、かつ光源駆動制御レベルと映像信号の階
調補正制御レベルを連動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像表示装置および
映像表示方法に関し、より特定的には、映像信号の階調
性の補正制御、および光変調表示素子と光源からなる表
示装置における光源輝度の制御により、高画質化を実現
する映像表示装置および映像表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】映像表示装置としては、CRT等の自発
光直視型表示装置や、透過型あるいは反射型の光変調作
用を有する表示素子に光源からの光を照射することによ
り映像を表示する映像表示装置がある。光変調表示素子
と光源からなる後者の表示装置としては、直視型の液晶
表示装置と投写型の表示装置いわゆるプロジェクタとが
ある。
【0003】近年、映像表示装置に対する高画質化要求
が年々高まっており、なかでもコントラスト感の高い表
示性能が求められている。特に、直視型の液晶表示装置
やプロジェクタなどの光変調素子と光源からなる表示装
置の実用化および普及の進展した近年、CRT等の自発
光型表示装置と比較し、明るいシーンでの明るさ感の不
足や暗いシーンでの黒浮きおよびコントラスト感の不足
による画質の低下に対する改善要求が高まっている。
【0004】この要求に応える方法として、入力映像信
号の特徴を検出し、この検出した特徴に基づいて動的に
映像信号の階調性を制御することにより、コントラスト
感の向上を図ろうとする方法がいろいろと考案されてい
る。例えば、特開平10−248024号公報に記載の
「映像輝度信号の階調補正装置」(以下、単に第1の従
来装置と称す)があげられる。
【0005】以下、この第1の従来装置を一例とする従
来の映像表示装置の階調補正方法について、図面を参照
して説明する。
【0006】図33に、従来の映像表示装置の構成の一
例を示す。入力映像信号1は、映像信号処理回路4と映
像信号特徴検出部202に入力される。映像信号特徴検
出部202の出力信号は、階調補正制御データ作成部2
03に入力され、この信号に基づいて、階調補正制御デ
ータ作成部203は、階調補正を制御する制御信号を出
力する。映像信号処理回路4では、入力映像信号1およ
び階調補正制御データ作成部203からの出力信号に基
づいて、乗算等の演算処理を行う。映像信号処理回路4
は、この演算処理に加えて、映像表示装置に必要なコン
トラスト制御、ブライトネス制御、ガンマ制御等を行
う。映像信号処理回路4からの出力信号は、表示素子駆
動部5に入力される。この信号に基づいて表示素子駆動
部5は表示素子6を駆動して映像を表示する。
【0007】図34に、信号特徴検出部202の具体的
構成を示す。入力映像信号1は、LPF21に入力され
る。LPF21は、孤立点情報の除去を行う。最大値検
出部22および最小値検出部23は、LPF21の出力
からフィールド毎あるいはフレーム毎にそれぞれ入力映
像信号の最大値および最小値を検出し、階調補正制御デ
ータ作成部203に出力する。ここで、入力映像信号の
特徴検出および階調補正には、映像信号の特徴を代表的
にあらわす輝度信号を用いるのが一般的であるが、輝度
信号と色差信号を用いる場合もある。
【0008】図35に、前記の従来の映像表示装置の階
調補正方法を示す。入力信号のレベル範囲(0〜10
0)に対して、あるシーンの入力信号の最小値がISm
in、最大値がISmaxの場合に、補正後特性として
出力ダイナミックレンジ(出力Dレンジ)の範囲を最大
限(MIN(0)〜MAX)使うように、入力信号に対
して黒レベルから白レベルまで伸張補正を行ない、相対
的なコントラスト感を上げる。
【0009】一方、直視型の液晶表示装置やプロジェク
タなどの光変調素子と光源からなる表示装置において
は、光源から光変調素子に照射される光の光変調素子で
の漏れ光が、暗いシーンを表示する際に黒浮きとなり、
コントラスト感が損なわれるという問題があった。この
ことに着目し、映像のシーンに応じて光源の輝度を動的
に変化させる方法が、例えば、特開平6−160811
号公報に記載の「液晶プロジェクタ」(以下、単に第2
の従来装置と称す)などいくつか考案されている。
【0010】この第2の従来装置では、入力映像信号の
最大値を検出し、最大値が高い場合は光源輝度を上げ、
最大値が低い場合は光源輝度を下げる。この第2の従来
装置以外にも、入力映像信号の平均輝度(APL)を検
出し、光源輝度を制御するものも考案されている。
【0011】図36に、変調表示素子と光源からなる従
来の映像表示装置において、入力映像信号の特徴に応じ
て動的に光源輝度を制御する構成の一例を示す。入力映
像信号1は映像信号処理回路4および映像信号特徴検出
部202に入力される。映像信号処理回路4では、前記
のように映像表示装置に必要なコントラスト制御、ブラ
イトネス制御、およびガンマ制御等を行う。その出力信
号は表示素子駆動部5に入力され、表示素子6に映像が
表示される。映像信号特徴検出部202は、映像信号の
特徴(最大値、最小値、APLなど)を検出する。その
出力信号は、光源制御データ作成部105に入力され
る。光源制御データ作成部105は、入力映像信号の特
徴に応じた光源制御データを生成する。光源駆動回路1
02は、この光源制御データに応じて光源103の輝度
レベルを可変する。光源103から出力される光は、光
学系104を介して表示素子6に照射され、表示素子6
の光変調制御状態に応じた映像が表示される。
【0012】図37、図38を用いて、入力映像信号の
特徴検出結果と光源制御レベルの関係の一例について説
明する。入力映像信号1は、LPF21に入力され、L
PF21において孤立点情報の除去が行われる。APL
検出部24は、LPF21の出力信号に基づいて、フィ
ールド毎あるいはフレーム毎にAPLを検出する。AP
L検出部24で検出されたAPL信号は、光源制御デー
タ作成部105に入力され、APLレベルに応じた光源
制御データが生成される。この光源制御データは、光源
駆動回路102に入力される。
【0013】図38に、APL信号と光源制御レベルの
関係を示す。APLレベルが最も高い場合(APL=1
00%)、すなわち最も明るい映像の場合は、光源制御
レベルを最大レベルL2(max)とし、APLレベル
が最も低い場合(APL=0%)、すなわち最も暗い映
像の場合は、光源制御レベルを最低レベルL1(mi
n)とする。APLレベルが0%〜100%の間のレベ
ルの場合は、APLレベルに応じて光源制御レベルをL
1(min)からL2(max)まで変化させる。な
お、光源は、一般に、安定に点灯する条件範囲が限定さ
れる。よって、光源103のレベル制御は、図38に示
すように光源103の安定点灯領域で行う。このような
構成、光源制御方法により、相対的なコントラスト比を
上げることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来装置には以下の問題がある。第1の従来装置では、
入力映像信号の最小値と最大値の各々の検出結果がダイ
ナミックレンジの最小値、最大値に対して裕度がある場
合、暗い部分から明るい部分まで同様に階調を伸張する
ため、映画ソフトのような暗いシーンにおいて、かえっ
て黒浮き感を発生したり、ノイズを顕在化させるといっ
た問題がある。また、中間階調から明るい部分において
も同様に階調を伸張するため、映画ソフトのように制作
者がシーンごとに各階調における明るさ感の印象を重視
して制作したコンテンツの場合、シーンによっては制作
者の意図と異なった印象を与えてしまう。
【0015】第2の従来装置では、入力映像信号の最大
値またはAPLを検出し、最大値またはAPLが高い場
合は光源輝度を上げ、最大値またはAPLが低い場合は
光源輝度を下げる。したがって、光源輝度の制御による
効果と相反して、最大値またはAPLが低い場合に、明
るい部分も暗くなりすぎるという問題がある。また、特
に、入力映像信号の最大値を用いる場合には、最大値は
高いが映像のシーン全体としては、暗い部分が多い場合
にかえって黒浮きを発生することにより、映像のシーン
によってはコントラスト感を損なったり、制作者の意図
と異なった印象を与えてしまうという問題がある。
【0016】それ故に、本発明の目的は、暗いシーンで
の画質の劣化やいろいろなシーンにおける原画に対する
違和感という副作用を発生することなく、表示映像の品
位の課題であるコントラスト感の不足を改善することの
できる映像表示装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、入力映像信号に基づいて表示素子を駆動して映
像を表示する映像表示装置であって、入力映像信号の特
徴を検出する特徴検出手段と、特徴検出手段の検出結果
に基づいて、入力映像信号の階調を補正するための階調
補正データを作成する階調補正データ作成手段と、階調
補正データに基づいて入力映像信号を補正する映像信号
処理手段と、映像信号処理手段によって補正された入力
映像信号に基づいて表示素子を駆動する表示素子駆動手
段とを備え、階調補正データ作成手段は、所定の補正開
始点より小さな信号レベルについては補正を行わず、所
定の補正開始点より大きな信号レベルについては、この
補正開始点を起点として、入力映像信号を白伸長するよ
うな階調補正データを作成することを特徴とする。
【0018】上記のように、第1の発明によれば、映像
のシーンに応じて動的に階調を白伸張補正することが可
能となり、明るいシーンでの明るさ感の不足を改善する
とともにコントラスト感を高めることができる。また、
暗い部分においては入力信号の所定のしきい値より小さ
い範囲では階調補正を行わないため、映画ソフトのよう
に暗い部分の多いソフトにおいて画質を劣化させたり、
原画の印象に対する違和感の発生といった副作用を発生
することなく、その結果、画質劣化や原画に対する違和
感の発生なしにコントラスト感をより高めることができ
る。
【0019】第2の発明は、第1の発明において、特徴
は、入力映像信号の有効表示期間内における、最小値、
最大値、平均輝度、および映像輝度信号の分布情報のい
ずれかを含む。
【0020】上記のように、第2の発明によれば、入力
映像信号の最小値、最大値、平均輝度、および映像輝度
信号の分布情報などの特徴に応じて動的に階調補正する
ことにより、シーンの特徴に適した階調補正を行うこと
ができる。
【0021】第3の発明は、第1の発明において、特徴
検出手段は、入力映像信号の信号レベルの最大値を検出
する最大値検出手段を含み、階調補正データ作成手段
は、最大値検出手段によって検出された入力映像信号の
最大値を出力信号のダイナミックレンジ特性の最大値に
一致させるような階調補正データを作成することを特徴
とする。
【0022】上記のように、第3の発明によれば、明る
い部分の階調が飽和して、いわゆる白つまりが発生して
しまうという問題が改善され、その結果、画質劣化の発
生なしにコントラスト感をより一層高めることができ
る。
【0023】第4の発明は、第1の発明において、特徴
検出手段は、入力映像信号の信号レベルの最大値を検出
する最大値検出手段を含み、階調補正データ作成手段
は、最大値検出手段によって検出された入力映像信号の
最大値を所定のリミット値に一致させるような階調補正
データを作成することを特徴とする。
【0024】上記のように、第4の発明によれば、明る
い部分の階調が飽和し、いわゆる白つまりが発生する問
題を一層改善することができるとともに、中間調から明
るい部分を白伸張する際に、原画の印象に対する違和感
の発生を抑制することができ、その結果、画質劣化や原
画に対する違和感の発生なしにコントラスト感をより一
層高めることができる。
【0025】第5の発明は、第1の発明において、特徴
検出手段は、入力映像信号の信号レベルの最大値を検出
する最大値検出手段を含み、階調補正データ作成手段
は、所定の補正開始点よりも大きい信号レベルにおい
て、少なくとも1以上の階調補正ゲイン切り替え点を有
するような階調補正データを作成することを特徴とす
る。
【0026】上記のように、第5の発明によれば、映画
ソフトのように暗い部分の多いソフトにおいて画質を劣
化させたり、原画の印象に対する違和感の発生といった
副作用を発生することなく、明るい部分の階調をより柔
軟に補正することができ、より高品位の映像表示が行え
る。
【0027】第6の発明は、第5の発明において、階調
補正データ作成手段は、所定の補正開始点から階調補正
ゲイン切り替え点までの輝度信号に対する伸長度合が、
階調補正ゲイン切り替え点より大きい輝度信号に対する
伸長度合よりも大きいことを特徴とする。
【0028】上記のように、第6の発明によれば、入力
映像信号のダイナミックレンジのもっとも明るい部分よ
り、中間階調に情報量が多い場合にも、明るさ感の不足
を改善することができ、その結果、コントラスト感をよ
り一層高めることができる。
【0029】第7の発明は、第1の発明において、特徴
検出手段の検出結果に応じて所定の補正開始点を可変す
る補正開始点制御手段をさらに備える。
【0030】上記のように、第7の発明によれば、映像
のシーンの特徴に応じて、階調補正による画質改善の効
果が有効な信号レベル範囲について階調補正を行うこと
ができ、その結果、より映像のシーンの特徴に応じて、
より効果的にコントラスト感をより高めることができ
る。
【0031】第8の発明は、第5の発明において、特徴
検出手段の検出結果に応じて階調補正ゲイン切り替え点
を可変するゲイン切り替え点制御手段をさらに備える。
【0032】上記のように、第8の発明によれば、映像
のシーンの特徴に応じて、階調補正による画質改善の効
果が有効な信号レベル範囲について、階調補正を行うこ
とにより、その結果、より映像のシーンの特徴に応じ
て、より効果的にコントラスト感をより高めることがで
きる。
【0033】第9の発明は、第1の発明において、表示
素子が光変調作用を有する表示素子であって、表示素子
に対して光を照射する光源と、特徴検出手段の検出結果
に応じて光源を制御するための光源制御データを作成す
る光源制御データ作成手段と、光源制御データに基づい
て光源を駆動する光源駆動手段とをさらに備える。
【0034】上記のように、第9の発明によれば、映像
のシーンに応じて動的に光源輝度を制御することによ
り、暗いシーンにおける黒浮きを改善するとともに、例
えば、光源輝度を下げた場合に明るい部分の白レベルの
明るさ感の低下を、階調を白伸張補正することにより補
償することが可能となり、その結果、コントラスト感を
高めることができる。また、暗い部分においては入力信
号の所定のしきい値より小さい範囲では階調補正を行わ
ないため、映画ソフトのように暗い部分の多いソフトに
おいて画質を劣化させたり、原画の印象に対する違和感
の発生といった副作用を発生することなく、その結果、
画質劣化や原画に対する違和感の発生なしにコントラス
ト感をより高めることができる。
【0035】第10の発明は、第9の発明において、階
調補正データ作成手段は、光源制御データに基づく光源
駆動条件と時間的に同期して入力映像信号に対する階調
補正を行うような階調補正データを作成することを特徴
とする。
【0036】上記のように、第10の発明によれば、光
源の駆動制御と階調補正を時間的に同期させることによ
り、映像のシーン変化に対して、原画の印象を損なうこ
となくコントラスト感をより高めることができる。
【0037】第11の発明は、第9の発明において、階
調補正データ作成手段は、光源制御データに基づく光源
駆動レベルの制御と連動して入力映像信号に対する階調
補正ゲインを制御し、光源の駆動制御レベルと階調補正
ゲインのレベルの相対関係が所定の線形あるいは非線形
の関係であることを特徴とする。
【0038】上記のように、第11の発明によれば、光
源の制御変化レベルと階調補正レベルを連動制御するこ
とにより、映像のシーンの特徴に応じてより効果的に光
源による黒レベル制御と階調補正による明るい部分の制
御を行うことが可能となり、原画の印象を損なうことな
くコントラスト感をより高めることができる。
【0039】第12の発明は、入力映像信号に基づいて
表示素子を駆動して映像を表示する映像表示方法であっ
て、入力映像信号の特徴を検出する特徴検出ステップ
と、特徴検出ステップの検出結果に基づいて、入力映像
信号の階調を補正する階調補正ステップと、階調補正ス
テップによって補正された入力映像信号に基づいて表示
素子を駆動する表示素子駆動ステップとを備え、階調補
正ステップは、所定の補正開始点より小さな信号レベル
については補正を行わず、所定の補正開始点より大きな
信号レベルについては、この補正開始点を起点として、
入力映像信号を白伸長するように階調補正することを特
徴とする。
【0040】上記のように、第12の発明によれば、映
像のシーンに応じて動的に階調を白伸張補正することが
可能となり、明るいシーンでの明るさ感の不足を改善す
るとともにコントラスト感を高めることができる。ま
た、暗い部分においては入力信号の所定のしきい値より
小さい範囲では階調補正を行わないため、映画ソフトの
ように暗い部分の多いソフトにおいて画質を劣化させた
り、原画の印象に対する違和感の発生といった副作用を
発生することなく、その結果、画質劣化や原画に対する
違和感の発生なしにコントラスト感をより高めることが
できる。
【0041】第13の発明は、第12の発明において、
特徴は、入力映像信号の有効表示期間内における、最小
値、最大値、平均輝度、および映像輝度信号の分布情報
のいずれかを含む。
【0042】上記のように、第13の発明によれば、入
力映像信号の最小値、最大値、平均輝度、および映像輝
度信号の分布情報などの特徴に応じて動的に階調補正す
ることにより、シーンの特徴に適した階調補正を行うこ
とができる。
【0043】第14の発明は、第12の発明において、
特徴検出ステップは、入力映像信号の信号レベルの最大
値を検出する最大値検出ステップを含み、階調補正ステ
ップは、最大値検出ステップによって検出された入力映
像信号の最大値を出力信号のダイナミックレンジ特性の
最大値に一致させるように階調補正することを特徴とす
る。
【0044】上記のように、第14の発明によれば、明
るい部分の階調が飽和して、いわゆる白つまりが発生し
てしまうという問題が改善され、その結果、画質劣化の
発生なしにコントラスト感をより一層高めることができ
る。
【0045】第15の発明は、第12の発明において、
特徴検出ステップは、入力映像信号の信号レベルの最大
値を検出する最大値検出ステップを含み、階調補正ステ
ップは、最大値検出ステップによって検出された入力映
像信号の最大値を所定のリミット値に一致させるように
階調補正することを特徴とする。
【0046】上記のように、第15の発明によれば、明
るい部分の階調が飽和し、いわゆる白つまりが発生する
問題を一層改善することができるとともに、中間調から
明るい部分を白伸張する際に、原画の印象に対する違和
感の発生を抑制することができ、その結果、画質劣化や
原画に対する違和感の発生なしにコントラスト感をより
一層高めることができる。
【0047】第16の発明は、第12の発明において、
特徴検出ステップは、入力映像信号の信号レベルの最大
値を検出する最大値検出ステップを含み、階調補正ステ
ップは、所定の補正開始点よりも大きい信号レベルにお
いて、少なくとも1以上の階調補正ゲイン切り替え点を
有するように階調補正することを特徴とする。
【0048】上記のように、第16の発明によれば、映
画ソフトのように暗い部分の多いソフトにおいて画質を
劣化させたり、原画の印象に対する違和感の発生といっ
た副作用を発生することなく、明るい部分の階調をより
柔軟に補正することができ、より高品位の映像表示が行
える。
【0049】第17の発明は、第16の発明において、
階調補正ステップは、所定の補正開始点から階調補正ゲ
イン切り替え点までの輝度信号に対する伸長度合が、階
調補正ゲイン切り替え点より大きい輝度信号に対する伸
長度合よりも大きいことを特徴とする。
【0050】上記のように、第17の発明によれば、入
力映像信号のダイナミックレンジのもっとも明るい部分
より、中間階調に情報量が多い場合にも、明るさ感の不
足を改善することができ、その結果、コントラスト感を
より一層高めることができる。
【0051】第18の発明は、第12の発明において、
特徴検出ステップの検出結果に応じて所定の補正開始点
を可変する補正開始点制御ステップをさらに備える。
【0052】上記のように、第18の発明によれば、映
像のシーンの特徴に応じて、階調補正による画質改善の
効果が有効な信号レベル範囲について階調補正を行うこ
とができ、その結果、より映像のシーンの特徴に応じ
て、より効果的にコントラスト感をより高めることがで
きる。
【0053】第19の発明は、第16の発明において、
特徴検出ステップの検出結果に応じて階調補正ゲイン切
り替え点を可変するゲイン切り替え点制御ステップをさ
らに備える。
【0054】上記のように、第19の発明によれば、映
像のシーンの特徴に応じて、階調補正による画質改善の
効果が有効な信号レベル範囲について、階調補正を行う
ことにより、その結果、より映像のシーンの特徴に応じ
て、より効果的にコントラスト感をより高めることがで
きる。
【0055】第20の発明は、第12の発明において、
表示素子が光源からの光を変調する光変調作用を有する
表示素子であって、特徴検出ステップの検出結果に応じ
て光源を駆動する光源駆動ステップをさらに備える。
【0056】上記のように、第20の発明によれば、映
像のシーンに応じて動的に光源輝度を制御することによ
り、暗いシーンにおける黒浮きを改善するとともに、例
えば、光源輝度を下げた場合に明るい部分の白レベルの
明るさ感の低下を、階調を白伸張補正することにより補
償することが可能となり、その結果、コントラスト感を
高めることができる。また、暗い部分においては入力信
号の所定のしきい値より小さい範囲では階調補正を行わ
ないため、映画ソフトのように暗い部分の多いソフトに
おいて画質を劣化させたり、原画の印象に対する違和感
の発生といった副作用を発生することなく、その結果、
画質劣化や原画に対する違和感の発生なしにコントラス
ト感をより高めることができる。
【0057】第21の発明は、第20の発明において、
階調補正ステップは、光源駆動ステップによる光源の駆
動条件と時間的に同期して入力映像信号に対する階調補
正を行うことを特徴とする。
【0058】上記のように、第21の発明によれば、光
源の駆動制御と階調補正を時間的に同期させることによ
り、映像のシーン変化に対して、原画の印象を損なうこ
となくコントラスト感をより高めることができる。
【0059】第22の発明は、第20の発明において、
階調補正ステップは、光源駆動ステップによる光源駆動
レベルの制御と連動して入力映像信号に対する階調補正
ゲインを制御し、光源の駆動制御レベルと階調補正ゲイ
ンのレベルの相対関係が所定の線形あるいは非線形の関
係であることを特徴とする。
【0060】上記のように、第22の発明によれば、光
源の制御変化レベルと階調補正レベルを連動制御するこ
とにより、映像のシーンの特徴に応じてより効果的に光
源による黒レベル制御と階調補正による明るい部分の制
御を行うことが可能となり、原画の印象を損なうことな
くコントラスト感をより高めることができる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、本発明の種々の実施形態に
ついて、図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1、図2に、本発明の第1の実施
形態に係る映像表示装置の構成を示す。図1に示す映像
表示装置は、自発光表示素子を用いた場合の構成であ
り、映像信号特徴検出部2と、階調補正制御データ作成
部3と、映像信号処理回路4と、表示素子駆動部5と、
表示素子6と、マイコン7と、タイマー8とを備える。
図2に示す映像表示装置は、単一あるいは複数枚の透過
型あるいは反射型の光変調作用を有する表示素子に対し
て光源からの光を照射することによって映像を表示する
映像表示装置、いわゆる直視型液晶表示装置やプロジェ
クタの場合の構成であり、図1に示す自発光表示素子を
用いた場合の構成に加えて、光源駆動回路102と、光
源103と、光学系104とをさらに備える。なお、光
学系104については、表示装置によって個別のものが
用いられる。また、光学系104を備えない表示装置も
ある。以下、第1の実施形態の動作について説明する。
【0062】本実施形態において、映像表示装置には、
入力映像信号1が供給される。入力映像信号1は、映像
信号処理部4および映像信号特徴検出部2に入力され
る。映像信号特徴検出部2は、入力映像信号1の輝度信
号成分から単位フィールド期間毎、あるいは単位フレー
ム毎に映像信号の特徴を示す信号レベル(最小値、最大
値、APLなど)を検出し、検出結果を階調補正制御デ
ータ作成部3へ出力する。階調補正制御データ作成部3
は、映像信号の特徴検出結果に応じた階調補正制御デー
タを作成する。作成された階調補正制御データは、映像
信号処理回路4に入力される。映像信号処理回路4は、
入力映像信号1および階調補正制御データ作成部3から
の階調補正制御データに基づいて、乗算およびその他の
演算処理、コントラスト制御、ブライト制御等の基本的
な信号処理を行う。表示素子駆動部5は、映像信号処理
回路4の処理結果に基づいて表示素子6に映像を表示す
る。なお、映像信号処理回路4および表示素子駆動部5
での信号処理については周知のため、詳しい説明を省略
する。マイコン7およびタイマー8は、映像信号の特徴
検出における時間軸制御を行うために、映像信号特徴検
出部2に対して制御を行う。
【0063】図2に示す映像表示装置の場合には、上記
の動作に加えて、映像表示装置内で生成される光源駆動
制御信号101が、光源駆動回路102に入力される。
光源駆動回路102は、光源駆動制御信号101に応じ
た駆動条件で光源103を駆動する。光源103から発
光された光は、光学系104により収束され、表示素子
6の表示範囲に対応した照明光として表示素子6に照射
される。
【0064】以下、映像信号特徴検出部2および階調補
正制御データ作成部3における階調補正処理について、
より具体的に説明する。
【0065】図3に示すように、映像信号特徴検出部2
は、LPF21と、最大値検出部22と、最小値検出部
23とを含む。入力映像信号1の輝度信号成分は、LP
F21に入力される。LPF21は、輝度信号成分の水
平方向、垂直方向の少なくとも一方向の孤立点情報を除
去する。最大値検出部22と最小値検出部23では、L
PF21の出力から、単位フィールド期間毎、あるいは
単位フレーム毎に入力映像信号の輝度成分の最大値、最
小値を検出する。検出結果は、階調補正制御データ作成
部3に入力される。階調補正制御データ作成部3は、映
像信号の特徴検出結果に応じた階調補正制御データを作
成し、映像信号処理回路4に出力する。
【0066】図4に示すように、階調補正制御データ作
成部3は、階調補正開始点制御回路32と、階調補正ゲ
イン制御回路33と、補正後最大値検出部34とを含
む。階調補正制御データ作成部3に入力された映像信号
特徴検出部2の検出結果は、階調補正ゲイン制御回路3
3に入力される。一方、図5に示す予め規定された階調
補正開始点に対応した階調補正開始点信号31が、階調
補正開始点制御回路32に入力され、補正開始制御信号
として、階調補正ゲイン制御回路33に入力される。階
調補正ゲイン制御回路33は、映像信号特徴検出部2か
らの出力である最大値検出部22の検出結果ISma
x、および階調補正開始点制御回路32からの出力であ
る補正開始点制御信号に基づいて、入力信号レベルIS
x〜ISmaxに対する階調補正ゲインを算出し、図5
の点線で示す入力信号レベル(補正前特性Kin)に応
じて、図5の実線で示す補正後特性K0outとなるよ
うな補正データを生成する。補正後最大値検出部34
は、補正データの最大値を検出し、検出結果と出力信号
ダイナミックレンジ(出力Dレンジ)の最大値MAXと
の最大値比較を行い、階調補正後の最大値が出力信号ダ
イナミックレンジ(出力Dレンジ)の最大値MAXと一
致するように、階調補正ゲイン制御回路33に対して制
御を行う。一方、映像信号特徴検出部2からの出力であ
る最小値検出部23の検出結果ISminも階調補正ゲ
イン制御回路33に入力され、階調補正ゲイン制御回路
33は、入力された最小値ISminが入力信号に対す
る階調補正開始レベルISxより大きい場合には、階調
補正開始レベルがISminとなるような補正データを
生成する。
【0067】以上の動作により、第1の実施形態によれ
ば、入力映像信号の比較的暗い信号レベルにおいては原
画信号に対して階調の伸張補正や圧縮補正を行わず、入
力映像信号レベルの中間階調付近から明るい信号レベル
についてのみ限定して入力映像信号の最大値レベルに応
じて階調の伸張補正を行うことにより、映像のシーンに
応じて、暗いシーンでの黒浮きの発生や原信号のもつ暗
部のノイズ感を顕在化させるような不具合を発生させる
ことなく、明るいシーンでの明るさ感の不足を改善する
ことができ、コントラスト感を高めることができる。
【0068】次に、第1の実施形態の変形例について説
明する。 (第1の実施形態に対する第1の変形例)図6〜図7を
参照して、第1の実施形態に対する第1の変形例につい
て説明する。なお、第1の変形例が第1の実施形態と異
なる点は、階調補正制御データ作成部3の代わりに階調
補正制御データ作成部11を備える点のみである。した
がって、映像表示装置の全体構成の図示を省略するとと
もに、図1に示す構成と同一の構成については同一の参
照符号を付して説明する。以下、第1の変形例につい
て、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
【0069】本変形例において、階調補正制御データ作
成部11は、図6に示すように、階調補正開始点制御回
路32と、階調補正ゲイン制御回路33と、補正後最大
値検出部34と、最大値リミット回路35とを含む。映
像信号特徴検出部2の検出結果は、階調補正制御データ
作成部11において、階調補正ゲイン制御回路33に入
力される。一方、図7に示す予め規定された階調補正開
始点に対応した階調補正開始点信号31が、階調補正開
始点制御回路32に入力され、補正開始点制御信号とし
て、階調補正ゲイン制御回路33に入力される。階調補
正ゲイン制御回路33は、映像信号特徴検出部2からの
出力である最大値検出部22の検出結果ISmax、お
よび階調補正開始点制御回路32からの出力である補正
開始点制御信号に基づいて、入力信号レベルISx〜I
Smaxに対する階調補正ゲインを算出し、図7の点線
で示す入力信号レベル(補正前特性Kin)に応じて、
図7の実線で示す補正後特性K1outとなるような補
正データを生成する。補正後最大値検出部34は、補正
データの最大値を検出し、検出結果と最大値リミット回
路35で予め規定した図7に示す最大リミット値P1m
axとの最大値比較を行い、階調補正後の最大値が最大
リミット値P1maxと一致するように、階調補正ゲイ
ン制御回路33に対して制御を行う。一方、第1の実施
形態と同様に、映像信号特徴検出部2からの出力である
最小値検出部23の検出結果ISminも階調補正ゲイ
ン制御回路33に入力され、階調補正ゲイン制御回路3
3は、入力された最小値ISminが入力信号に対する
階調補正開始レベルISxより大きい場合には、階調補
正開始レベルがISminとなるような補正データを生
成する。
【0070】以上の動作により、第1の実施形態に対す
る第1の変形例によれば、入力信号レベルの検出精度の
誤差要因で発生が懸念される白ピーク部分における白つ
まりや、入力映像信号の最大値レベルがあまり大きくな
い場合に、過剰な階調伸張補正を行うことにより、原画
の制作者の意図と異なる明るさ感となるような補正ミス
も抑制することができ、原画の制作者の意図を損なうこ
となく、明るいシーンでの明るさ感の不足を改善するこ
とができ、コントラスト感を高めることができる。
【0071】なお、本変形例では、ゲイン切替え点を1
つとして説明したが、このゲイン切替え点は、複数を設
定し、よりきめ細かい階調補正を行っても良い。
【0072】(第1の実施形態に対する第2の変形例)
図8〜図9を参照して、第1の実施形態に対する第2の
変形例について説明する。なお、第2の変形例が第1の
実施形態と異なる点は、階調補正制御データ作成部3の
代わりに階調補正制御データ作成部12を備える点のみ
である。したがって、映像表示装置の全体構成の図示を
省略するとともに、図1に示す構成と同一の構成につい
ては同一の参照符号を付して説明する。以下、第2の変
形例について、第1の実施形態との相違点を中心に説明
する。
【0073】本変形例において、階調補正制御データ作
成部12は、図8に示すように、階調補正開始点制御回
路32と、階調補正ゲイン制御回路43と、補正後最大
値検出部34と、ゲイン切替え点制御回路37とを含
む。映像信号特徴検出部2の検出結果は、階調補正制御
データ作成部12において、階調補正ゲイン制御回路4
3に入力される。一方、図9に示す予め規定された階調
補正開始点に対応した階調補正開始点信号31およびゲ
イン切替え点に対応したゲイン切替え点信号36が、そ
れぞれ階調補正開始点制御回路32およびゲイン切替え
点制御回路37に入力され、それぞれ補正開始点制御信
号およびゲイン切替え点制御信号として、階調補正ゲイ
ン制御回路43に入力される。階調補正ゲイン制御回路
43は、映像信号特徴検出部2からの出力である最大値
検出部22の検出結果ISmaxと、階調補正開始点制
御回路32からの出力である補正開始点制御信号と、ゲ
イン切替え点制御回路37からの出力であるゲイン切替
え点制御信号とに基づいて、入力信号レベルISx〜I
Sy、および入力信号レベルISy〜ISmaxに対す
る各々の階調補正ゲインを算出し、図9の点線で示す入
力信号レベル(補正前特性)に応じて、図9の実線で示
す補正後特性となるような補正データを生成する。補正
後最大値検出部34は、補正データの最大値を検出し、
検出結果と出力信号ダイナミックレンジ(出力Dレン
ジ)の最大値MAXとの最大値比較を行い、階調補正後
の最大値が出力信号ダイナミックレンジ(出力Dレン
ジ)の最大値MAXと一致するよう、階調補正ゲイン制
御回路43に対して制御を行う。また、入力信号レベル
の最大値ISmaxが入力信号レベルのゲイン切替え点
ISyより小さい場合には、前述の第1の実施形態と同
様に、階調補正開始点から出力信号レベルのMAXまで
を直線で結ぶような特性の単一のゲイン補正処理を行
う。一方、第1の実施形態と同様に、映像信号特徴検出
部2からの出力である最小値検出部23の検出結果IS
minも階調補正ゲイン制御回路43に入力され、階調
補正ゲイン制御回路43は、入力された最小値ISmi
nが入力信号に対する階調補正開始レベルISxより大
きい場合には、階調補正開始レベルがISminとなる
ような補正データを生成する。
【0074】以上の動作により、第1の実施形態に対す
る第2の変形例によれば、映画ソフトに比較的多い中間
階調部分を重視した伸張補正を行なうことができ、ソフ
トの特徴に応じて、効果的に、明るいシーンでの明るさ
感の不足を改善することができ、コントラスト感を高め
ることができる。
【0075】(第1の実施形態に対する第3の変形例)
図10〜図11を参照して、第1の実施形態に対する第
3の変形例について説明する。なお、第3の変形例が第
1の実施形態と異なる点は、階調補正制御データ作成部
3の代わりに階調補正制御データ作成部13を備える点
のみである。したがって、映像表示装置の全体構成の図
示を省略するとともに、図1に示す構成と同一の構成に
ついては同一の参照符号を付して説明する。以下、第3
の変形例について、第1の実施形態との相違点を中心に
説明する。
【0076】本変形例において、階調補正制御データ作
成部13は、図10に示すように、階調補正開始点制御
回路32と、階調補正ゲイン制御回路44と、補正後最
大値検出部34と、最大値リミット回路35と、ゲイン
切替え点制御回路37とを含む。映像信号特徴検出部2
の検出結果は、階調補正制御データ作成部13におい
て、階調補正ゲイン制御回路44に入力される。一方、
図11に示す予め規定された階調補正開始点に対応した
階調補正開始点信号31およびゲイン切替え点に対応し
たゲイン切替え点信号36が、それぞれ階調補正開始点
制御回路32およびゲイン切替え点制御回路37に入力
され、それぞれ補正開始点制御信号およびゲイン切替え
点制御信号として、階調補正ゲイン制御回路44に入力
される。階調補正ゲイン制御回路44は、映像信号特徴
検出部2からの出力である最大値検出部22の検出結果
ISmaxと、階調補正開始点制御回路32からの出力
である補正開始点制御信号と、ゲイン切替え点制御回路
37からの出力であるゲイン切替え点制御信号とに基づ
いて、入力信号レベルISx〜ISy、および入力信号
レベルISy〜ISmaxに対する各々の階調補正ゲイ
ンを算出し、図11の点線で示す入力信号レベル(補正
前特性)に応じて、図11の実線で示す補正後特性とな
るような補正データを生成する。補正後最大値検出部3
4は、補正データの最大値を検出し、検出結果と最大値
リミット回路35で予め規定した図11に示す最大リミ
ット値P2maxとの最大値比較を行い、階調補正後の
最大値が最大リミット値P2maxと一致するように、
階調補正ゲイン制御回路44に対して制御を行う。ま
た、入力信号レベルの最大値ISmaxが入力信号レベ
ルのゲイン切替え点ISyより小さい場合には、第2の
変形例と同様に、階調補正開始点から出力信号レベルP
2maxまでを直線で結ぶような単一のゲイン補正処理
を行う。一方、第1の実施形態と同様に、映像信号特徴
検出部2からの出力である最小値検出部23の検出結果
ISminも階調補正ゲイン制御回路43に入力され、
階調補正ゲイン制御回路43は、入力された最小値IS
minが入力信号に対する階調補正開始レベルISxよ
り大きい場合には、階調補正開始レベルがISminと
なるような補正データを生成する。
【0077】以上の動作により、第1の実施形態に対す
る第3の変形例によれば、入力信号レベルの検出精度の
誤差要因で発生が懸念される白ピーク部分の白つまり
や、入力映像信号の最大値レベルがあまり大きくない場
合に、過剰な階調伸張補正を行うことにより、原画の制
作者の意図と異なる明るさ感となるような補正ミスも抑
制することができ、原画の制作者の意図を損なうことな
く、明るいシーンでの明るさ感の不足を改善することが
でき、コントラスト感を高めることができる。また、映
画ソフトに比較的多い中間階調部分を重視した伸張補正
を行なうことができ、ソフトの特徴に応じて、効果的
に、明るいシーンでの明るさ感の不足を改善することが
でき、コントラスト感を高めることができる。
【0078】なお、本変形例では、ゲイン切替え点を1
つとして説明したが、このゲイン切替え点は、複数を設
定し、よりきめ細かい階調補正を行っても良い。
【0079】なお、第1の実施形態ならびに第1の実施
形態に対する第1〜第3の変形例では、単位フィールド
時間毎、あるいは単位フレーム毎で、入力映像信号の特
徴を検出するよう説明したが、図示は省略するが、複数
のフィールド、あるいは複数のフレームの特徴を検出
し、その平均値を特徴検出結果として用い、特徴検出結
果以降のデータ処理量の低減を図っても良い。
【0080】さらに、第1の実施形態ならびに第1の実
施形態に対する第1〜第3の変形例では、映像信号の特
徴検出に輝度信号成分のみを用いた説明をしたが、輝度
信号成分に加えて、色差信号成分も用いて特徴検出を行
なっても良い。色差信号成分を用いた場合は、きわめて
頻度は少ないが、輝度信号成分が小さいにもかかわらず
色差信号成分が大きい場合に、映像信号処理部でのマト
リクス変換の結果の原色信号が過大となってしますよう
な弊害を抑制することが可能となり、より高精度の補正
が実現できる。
【0081】(第2の実施形態)図12〜図15を参照
して、本発明の第2の実施形態について説明する。な
お、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、映
像信号特徴検出部2および階調補正制御データ作成部3
の代わりに、映像信号特徴検出部52および階調補正制
御データ作成部53をそれぞれ備える点のみである。し
たがって、映像表示装置の全体構成の図示を省略すると
ともに、図1に示す構成と同一の構成については同一の
参照符号を付して説明する。以下、第2の実施形態につ
いて、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
【0082】以下、映像信号特徴検出部52および階調
補正制御データ作成部53における階調補正処理につい
て、具体的に説明する。
【0083】図12に示すように、映像信号特徴検出部
52は、LPF21と、最大値検出部22と、最小値検
出部23と、APL検出部24と、ヒストグラム検出部
25とを含む。入力映像信号1の輝度信号成分は、LP
F21に入力される。LPF21は、輝度信号成分の水
平方向、垂直方向の少なくとも一方向の孤立点情報を除
去する。最大値検出部22と、最小値検出部23と、A
PL検出部24と、ヒストグラム検出部25では、LP
F21の出力から、単位フィールド期間毎、あるいは単
位フレーム毎に入力映像信号の輝度成分の最大値、最小
値、APL、およびヒストグラム分布情報をそれぞれ検
出する。検出結果は、階調補正制御データ作成部53に
入力される。階調補正制御データ作成部53は、映像信
号の特徴検出結果に応じた階調補正制御データを作成
し、映像信号処理回路4に出力する。
【0084】図13を参照して、ヒストグラム検出部2
5の具体的な動作について説明する。ヒストグラム検出
部25では、0%から100%までの信号レベルが、予
め複数の輝度レベル(図では区分H1〜区分H4の4つ
の区分)に分割されており、入力映像信号1の上記分割
区分毎のヒストグラム分布を、各単位フィールド毎ある
いは各フレーム毎に検出する。このヒストグラム作成結
果は、階調補正制御データ作成部53に入力される。
【0085】図14に示すように、階調補正制御データ
作成部53は、階調補正開始点制御回路132と、階調
補正ゲイン制御回路133と、補正後最大値検出部34
とを含む。階調補正制御データ作成部53に入力された
映像信号特徴検出部2の検出結果は、階調補正開始点制
御回路132および階調補正ゲイン制御回路133に入
力される。階調補正開始点制御回路132は、映像信号
特徴検出部52から出力される最小値、最大値、AP
L、およびヒストグラム分布情報に基づいて演算処理を
行い、入力映像信号のシーンに応じて、図15に示す階
調補正開始点に対応した階調補正開始点信号を算出し、
算出された階調補正開始点信号が、補正開始点制御信号
として、階調補正ゲイン制御回路133に入力される。
【0086】階調補正ゲイン制御回路133は、映像信
号特徴検出部52における最大値検出部22の検出結果
ISmax、および階調補正開始点制御回路132から
の出力である、補正開始点制御信号に基づいて、入力信
号レベルISx〜ISmaxに対する階調補正ゲインを
算出し、図15の点線で示す入力信号レベル(補正前特
性Kin)に応じて、図15の実線で示す補正後特性K
0outとなるような補正データを生成する。補正後最
大値検出部34は、補正データの最大値を検出し、検出
結果と出力信号ダイナミックレンジ(出力Dレンジ)の
最大値MAXとの最大値比較を行い、階調補正後の最大
値が出力信号ダイナミックレンジ(出力Dレンジ)の最
大値MAXと一致するよう、階調補正ゲイン制御回路1
33に対して制御を行う。一方、映像信号特徴検出部5
2における最小値検出部23の検出結果ISminも階
調補正ゲイン制御回路133に入力され、階調補正ゲイ
ン制御回路33は、入力された最小値ISminが入力
信号に対する階調補正開始レベルISxより大きい場合
には、階調補正開始レベルがISminとなるような補
正データを生成する。
【0087】以上の動作により、第2の実施形態によれ
ば、第1の実施形態の構成に加えて、階調補正開始点を
入力映像信号の特徴検出結果から、映像のシーンごとに
動的に制御することにより、第1の実施形態の効果に加
えて、さらに映像のシーンに応じて、暗いシーンでの黒
浮きの発生や原信号のもつ暗部のノイズ感を顕在化させ
るような不具合を発生させることなく、明るいシーンで
の明るさ感の不足を一層改善することができ、よりコン
トラスト感を高めることができる。例えば、図13に示
すヒストグラム分布における分割区分H1における分布
量が多い場合には暗いシーンであるため、この分割区分
H1の分布量に応じて図15における階調補正開始点を
より大きくすれば、補正により暗いシーンの品位が悪化
してしまうという問題を改善することができる。
【0088】次に、第2の実施形態の変形例について説
明する。 (第2の実施形態に対する第1の変形例)図16〜図1
7を参照して、本実施形態に対する第1の変形例につい
て説明する。なお、第1の変形例が第2の実施形態と異
なる点は、階調補正制御データ作成部53の代わりに階
調補正制御データ作成部55を備える点のみである。し
たがって、映像表示装置の全体構成の図示を省略すると
ともに、第2の実施形態と同一の構成については同一の
参照符号を付して説明する。以下、第1の変形例につい
て、第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
【0089】本変形例において、階調補正制御データ作
成部55は、図16に示すように、階調補正開始点制御
回路132と、階調補正ゲイン制御回路133と、補正
後最大値検出部34と、最大値リミット回路35とを含
む。映像信号特徴検出部52の検出結果は、階調補正制
御データ作成部55において、階調補正開始点制御回路
132および階調補正ゲイン制御回路133に入力され
る。階調補正開始点制御回路132は、映像信号特徴検
出部52から出力される最小値、最大値、APL、およ
びヒストグラム分布情報に基づいて演算処理を行い、入
力映像信号のシーンに応じて、図17に示す階調補正開
始点に対応した階調補正開始点信号を算出し、算出され
た階調補正開始点信号が、補正開始点制御信号として、
階調補正ゲイン制御回路133に入力される。
【0090】階調補正ゲイン制御回路133は、映像信
号特徴検出部52における最大値検出部22の検出結果
ISmax、および階調補正開始点制御回路132から
の出力である、補正開始点制御信号に基づいて、入力信
号レベルISx〜ISmaxに対する階調補正ゲインを
算出し、図17の点線で示す入力信号レベル(補正前特
性Kin)に応じて、図17の実線で示す補正後特性K
1outとなるような補正データを生成する。補正後最
大値検出部34は、補正データの最大値を検出し、検出
結果と最大値リミット回路35で予め規定した図17に
示す最大リミット値P1maxとの最大値比較を行い、
階調補正後の最大値が最大リミット値P1maxと一致
するよう、階調補正ゲイン制御回路133に対して制御
を行う。一方、第2の実施形態と同様に、映像信号特徴
検出部52における最小値検出部23の検出結果ISm
inも階調補正ゲイン制御回路133に入力され、階調
補正制御回路133は、入力された最小値ISminが
入力信号に対する階調補正開始レベルISxより大きい
場合には、階調補正開始レベルがISminとなるよう
な補正データを生成する。
【0091】以上の動作により、第2の実施形態に対す
る第1の変形例によれば、入力信号レベルの検出精度の
誤差要因で発生が懸念される白ピーク部分の白つまり
や、入力映像信号の最大値レベルがあまり大きくない場
合に、過剰な階調伸張補正を行うことにより、原画の制
作者の意図と異なる明るさ感となるような補正ミスも抑
制することができ、原画の制作者の意図を損なうことな
く、明るいシーンでの明るさ感の不足を改善することが
でき、コントラスト感を高めることができる。
【0092】(第2の実施形態に対する第2の変形例)
図18〜図19を参照して、本実施形態に対する第2の
変形例について説明する。なお、第2の変形例が第2の
実施形態と異なる点は、階調補正制御データ作成部53
の代わりに階調補正制御データ作成部56を備える点の
みである。したがって、映像表示装置の全体構成の図示
を省略するとともに、第2の実施形態と同一の構成につ
いては同一の参照符号を付して説明する。以下、第1の
変形例について、第2の実施形態との相違点を中心に説
明する。
【0093】本変形例において、階調補正制御データ作
成部56は、図18に示すように、階調補正開始点制御
回路132と、階調補正ゲイン制御回路143と、補正
後最大値検出部34と、ゲイン切替え点制御回路136
とを含む。映像信号特徴検出部52の検出結果は、階調
補正制御データ作成部56において、階調補正開始点制
御回路132、階調補正ゲイン制御回路133、および
ゲイン切替え点制御回路136に入力される。階調補正
開始点制御回路132は、映像信号特徴検出部52から
出力される最小値、最大値、APL、およびヒストグラ
ム分布情報に基づいて演算処理を行い、入力映像信号の
シーンに応じて、図19に示す階調補正開始点に対応し
た階調補正開始点信号を算出し、算出された階調補正開
始点信号が、補正開始点制御信号として、階調補正ゲイ
ン制御回路143に入力される。また、ゲイン切替え点
制御回路136は、映像信号特徴検出部52から出力さ
れる最小値、最大値、APL、およびヒストグラム分布
情報に基づいて演算処理を行い、入力映像信号のシーン
に応じて、図19に示すゲイン切替え点に対応したゲイ
ン切替え点信号を算出し、算出されたゲイン切替え点信
号が、ゲイン切替え点制御信号として、階調補正ゲイン
制御回路143に入力される。
【0094】階調補正ゲイン制御回路143は、映像信
号特徴検出部52における最大値検出部22の検出結果
ISmax、階調補正開始点制御回路132からの出力
である補正開始点制御信号、およびゲイン切替え点制御
回路136からの出力であるゲイン切替え点制御信号に
基づいて、入力信号レベルISx〜ISy、および入力
信号レベルISy〜ISmaxに対する各々の階調補正
ゲインを算出し、図19の点線で示す入力信号レベル
(補正前特性Kin)に応じて、図19の実線で示す補
正後特性K2outとなるような補正データを生成す
る。補正後最大値検出部34は、補正データの最大値を
検出し、検出結果と出力信号ダイナミックレンジ(出力
Dレンジ)の最大値MAXとの最大値比較を行い、階調
補正後の最大値が出力信号ダイナミックレンジ(出力D
レンジ)の最大値MAXと一致するよう、階調補正ゲイ
ン制御回路143に対して制御を行う。また、入力信号
レベルの最大値ISmaxが入力信号レベルのゲイン切
替え点ISyより小さい場合には、第2の実施形態と同
様の処理を行う。すなわち、階調補正後の最大値が出力
信号ダイナミックレンジ(出力Dレンジ)の最大値MA
Xと一致するように、階調補正ゲイン制御回路143に
対して制御を行う。一方、第2の実施形態と同様に、映
像信号特徴検出部2における最小値検出部23の検出結
果ISminも階調補正ゲイン制御回路143に入力さ
れ、階調補正ゲイン制御回路143は、入力された最小
値ISminが入力信号に対する階調補正開始レベルI
Sxより大きい場合には、階調補正開始レベルがISm
inとなるような補正データを生成する。
【0095】以上の動作により、第2の実施形態に対す
る第2の変形例によれば、映画ソフトに比較的多い中間
階調部分を重視した伸張補正を行なうことができ、ソフ
トの特徴に応じて、効果的に、明るいシーンでの明るさ
感の不足を改善することができ、コントラスト感を高め
ることができる。
【0096】なお、本変形例では、ゲイン切替え点を1
つとして説明したが、このゲイン切替え点は、複数を設
定し、よりきめ細かい階調補正を行っても良い。
【0097】(第2の実施形態に対する第3の変形例)
図20〜図21を参照して、本実施形態に対する第3の
変形例について説明する。なお、第1の変形例が第2の
実施形態と異なる点は、階調補正制御データ作成部53
の代わりに階調補正制御データ作成部57を備える点の
みである。したがって、映像表示装置の全体構成の図示
を省略するとともに、第2の実施形態と同一の構成につ
いては同一の参照符号を付して説明する。以下、第3の
変形例について、第2の実施形態との相違点を中心に説
明する。
【0098】本変形例において、階調補正制御データ作
成部57は、図20に示すように、階調補正開始点制御
回路132と、階調補正ゲイン制御回路153と、補正
後最大値検出部34と、最大値リミット回路37とを含
む。映像信号特徴検出部52の検出結果は、階調補正制
御データ作成部57において、階調補正開始点制御回路
132、階調補正ゲイン制御回路153、およびゲイン
切替え点制御回路136に入力される。階調補正開始点
制御回路132は、映像信号特徴検出部52から出力さ
れる最小値、最大値、APL、およびヒストグラム分布
情報に基づいて演算処理を行い、入力映像信号のシーン
に応じて、図21に示す階調補正開始点に対応した階調
補正開始点信号を算出し、算出された階調補正開始点信
号が、補正開始点制御信号として、階調補正ゲイン制御
回路153に入力される。また、ゲイン切替え点制御回
路136は、映像信号特徴検出部52から出力される最
小値、最大値、APL、およびヒストグラム分布情報に
基づいて演算処理を行い、入力映像信号のシーンに応じ
て、図21に示すゲイン切替え点に対応したゲイン切替
え点信号を算出し、算出されたゲイン切替え点信号が、
ゲイン切替え点制御信号として、階調補正ゲイン制御回
路153に入力される。
【0099】階調補正ゲイン制御回路153は、映像信
号特徴検出部52における最大値検出部22の検出結果
ISmax、階調補正開始点制御回路132からの出力
である補正開始点制御信号、およびゲイン切替え点制御
回路136からの出力であるゲイン切替え点制御信号に
基づいて、入力信号レベルISx〜ISy、および入力
信号レベルISy〜ISmaxに対する各々の階調補正
ゲインを算出し、図21の点線で示す入力信号レベル
(補正前特性Kin)に応じて、図21の実線で示す補
正後特性K3outとなるような補正データを生成す
る。補正後最大値検出部34は、補正データの最大値を
検出し、検出結果と最大値リミット回路35で予め規定
した図21に示す最大リミット値P2maxとの最大値
比較を行い、階調補正後の最大値が最大リミット値P2
maxと一致するよう、階調補正ゲイン制御回路153
に対して制御を行う。また、入力信号レベルの最大値I
Smaxが入力信号レベルのゲイン切替え点ISyより
小さい場合には、階調補正後の最大値が最大リミット値
P2maxと一致するように、階調補正ゲイン制御回路
143に対して制御を行う。一方、第2の実施形態と同
様に、映像信号特徴検出部52における最小値検出部2
3の検出結果ISminも階調補正ゲイン制御回路15
3に入力され、階調補正制御回路133は、入力された
最小値ISminが入力信号に対する階調補正開始レベ
ルISxより大きい場合には、階調補正開始レベルがI
Sminとなるような補正データを生成する。
【0100】以上の動作により、第2の実施形態に対す
る第3の変形例によれば、入力信号レベルの検出精度の
誤差要因で発生が懸念される白ピーク部分の白つまり
や、入力映像信号の最大値レベルがあまり大きくない場
合に、過剰な階調伸張補正を行うことにより、原画の制
作者の意図と異なる明るさ感となるような補正ミスも抑
制することができ、原画の制作者の意図を損なうことな
く、明るいシーンでの明るさ感の不足を改善することが
でき、コントラスト感を高めることができる。また、映
画ソフトに比較的多い中間階調部分を重視した伸張補正
を行なうことができ、ソフトの特徴に応じて、効果的
に、明るいシーンでの明るさ感の不足を改善することが
でき、コントラスト感を高めることができる。
【0101】なお、本変形例では、ゲイン切替え点を1
つとして説明したが、このゲイン切替え点は、複数を設
定し、よりきめ細かい階調補正を行っても良い。
【0102】なお、第2の実施形態ならびに第2の実施
形態に対する第1〜第3の変形例では、単位フィールド
時間毎、あるいは単位フレーム毎で、入力映像信号の特
徴を検出するよう説明したが、図示は省略するが、複数
のフィールド、あるいは複数のフレームの特徴を検出
し、その平均値を特徴検出結果として用い、特徴検出結
果以降のデータ処理量の低減を図っても良い。
【0103】さらに、第2の実施形態ならびに第2の実
施形態に対する第1〜第3の変形例では、映像信号の特
徴検出に輝度信号成分のみを用いた説明をしたが、輝度
信号成分に加えて、色差信号成分も用いて特徴検出を行
なっても良い。色差信号成分を用いた場合は、きわめて
頻度は少ないが、輝度信号成分が小さいにもかかわらず
色差信号成分が大きい場合に、映像信号処理部でのマト
リクス変換の結果の原色信号が過大となってしますよう
な弊害を抑制することが可能となり、より高精度の補正
が実現できる。
【0104】(第3の実施形態)図22を参照して、本
発明の第3の実施形態について説明する。なお、第3の
実施形態が第1ないし第2の実施形態と異なる点は、階
調補正制御データ作成部3の代わりに階調補正制御デー
タ作成部70を備え、さらに光源制御データ作成部10
5を備える点のみである。したがって、図2または図1
2に示す構成と同一の構成については同一の参照符号を
付して説明する。
【0105】本発明の第3の実施形態に係る映像表示装
置は、単一あるいは複数枚の透過型あるいは反射型の光
変調作用を有する表示素子に対して光源からの光を照射
することによって映像を表示する映像表示装置であっ
て、いわゆる直視型液晶表示装置やプロジェクタを対象
とする。
【0106】図22に、第3の実施形態に係る映像表示
装置の構成を示す。以下、図22を参照して、第3の実
施形態の動作について説明する。映像信号特徴検出部5
2の出力は、階調補正制御データ作成部70および光源
制御データ作成部105に入力される。階調補正制御デ
ータ作成部70は、映像信号特徴検出部52によって検
出された映像信号の特徴に基づいて、前述の第1の実施
形態や、第2の実施形態や、それらに対する変形例にお
いて説明したような方法により、所定値以上の入力信号
レベルを伸長するような階調補正制御データを生成し、
映像信号処理回路4に出力する。一方、光源制御データ
作成部105は、映像信号特徴検出部52によって検出
された映像信号の特徴に基づいて、光源駆動制御信号を
生成し、光源駆動回路102に出力する。
【0107】以下、入力映像信号と光源制御の関係につ
いてより具体的に説明する。まず、図22、図38を参
照して、入力映像信号の特徴検出結果と光源制御レベル
との関係の一例について説明する。入力映像信号1は、
映像信号特徴検出部52に入力され、孤立点情報の除去
が行われた後、フィールド毎あるいはフレーム毎に、特
徴が検出される。以下、特徴としてAPLのみを検出す
る場合を例として説明する。映像信号特徴検出部52に
おいて検出されたAPL信号は、光源制御データ作成部
105に入力される。光源制御データ作成部105は、
APL信号に基づいて、APLレベルに応じた光源制御
データを生成し、この光源制御データを光源駆動回路1
02に入力する。
【0108】図38は、APL信号と光源制御レベルと
の関係を示している。APLレベルが最も高い場合(A
PL=100%)、すなわち明るい映像の場合は、光源
制御レベルをL2(max)の最大レベルとし、APL
レベルが最も低い場合(APL=0%)、すなわち暗い
映像の場合は、光源制御レベルをL1(min)の最低
レベルとする。APLレベルが0%〜100%の間のレ
ベルの場合は、APLレベルに応じて、光源制御レベル
をL1(min)からL2(max)まで変化させる。
なお、光源は、一般に、安定に点灯する条件範囲が限定
されるため、光源103のレベル制御は、光源103の
安定点灯領域で行う。なお、APLレベルに対する光源
制御レベルの関係は、図38に示すような線形の関係に
限定されるものではなく、非線形の関係でもよい。
【0109】図38に示した相関関係に基づいて、入力
信号APLと光源制御レベルの時間軸での相関関係を図
示すると、図23のようになる。なお、図23では、入
力信号APLと光源制御レベルが時間軸で完全に同期し
ているが、この相対制御に関しては、完全に同期する構
成に限定するものではない。図示による説明は省略する
が、入力信号APLに対する光源制御レベルを時間的に
遅延させたり、アナログ的なフィルタリングやデジタル
的なフィルタリング、あるいはその他しきい値を用いた
方法により、光源制御の過渡特性を意図的に変化させて
も良い。
【0110】以上の動作により、第3の実施形態によれ
ば、映像のシーンに応じて動的に光源輝度を制御するこ
とにより、暗いシーンにおける黒浮きを改善するととも
に、光源輝度を下げた場合に、明るい部分の白レベルの
明るさ感の低下が、階調を白伸張補正することによって
補償されるため、コントラスト感を高めることができ
る。また、暗い部分においては入力信号の所定のしきい
値より小さい範囲では階調補正を行わないため、映画ソ
フトのように暗い部分の多いソフトにおいて画質を劣化
させたり、原画の印象に対する違和感の発生といった副
作用を発生することなく、その結果、画質劣化や原画に
対する違和感の発生なしにコントラスト感をより高める
ことができる。
【0111】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態について説明する。図24に、第4の実施形態
に係る映像表示装置の構成を示す。第4の実施形態が第
3の実施形態と異なる点は、階調補正制御データ作成部
70の代わりに階調補正制御データ作成部71を備え、
光源制御データ作成部105の出力信号が階調補正制御
データ作成部71に入力される点のみである。よって、
図24に置いて、図22と同一の構成には同一の参照符
号を付し、説明を省略する。以下、主に第4の実施形態
と第3の実施形態の差異について説明する。
【0112】図22に示す構成と比較し、図24に示す
構成では、光源制御データ作成部105の出力信号を階
調補正制御データ作成部71にも入力する。このよう
に、光源制御データ作成部105の出力信号を階調補正
制御データ作成部71にも入力し、この入力した信号に
基づいた階調補正を行うことにより、光源制御レベルの
変化情報を反映した階調補正を実現することができる。
【0113】以下、具体的に説明する。図25に示すよ
うに、映像信号特徴検出部52においてそれぞれ検出さ
れた入力映像信号の特徴(最大値、最小値、APL、ヒ
ストグラム)は、階調補正制御データ作成部71および
光源制御データ作成部105に入力される。光源制御デ
ータ作成部105は、第3の実施形態で説明したよう
に、入力映像信号の特徴に基づいて光源制御データを生
成する。この光源制御データは、光源駆動回路102に
供給されるとともに、階調補正制御データ作成部71に
も入力される。階調補正制御データ作成部71は、この
光源制御データに基づいて階調補正データを作成するた
め、光源制御と連動したきめ細かい階調補正制御を行う
ことができる。
【0114】以下、図26〜図29を参照して、第4の
実施形態における、映像信号特徴検出部52および階調
補正制御データ作成部71の具体的な処理内容について
説明する。
【0115】図26に示すように、階調補正制御データ
作成部71は、階調補正開始点制御回路132と、階調
補正ゲイン制御回路141と、補正後最大値検出部34
とを備える。映像信号特徴検出部52の検出結果は、階
調補正開始点制御回路132、階調補正ゲイン制御回路
141、および光源制御データ作成部105に入力され
る。階調補正開始点制御回路132は、入力される最小
値、最大値、APL、およびヒストグラム分布情報に基
づいて演算処理を行い、入力映像信号のシーンに応じ
て、図27に示す階調補正開始点に対応した階調補正開
始点信号を算出し、補正開始点制御信号として、階調補
正ゲイン制御回路141に入力する。
【0116】階調補正ゲイン制御回路141は、映像信
号特徴検出部2における最大値検出部22の検出結果I
Smaxと、階調補正開始点制御回路132からの出力
である、補正開始点制御信号と、光源制御データ作成部
105で生成された光源制御データ信号に基づいて、入
力信号レベルISx〜ISmaxに対する階調補正ゲイ
ンを算出し、図27の点線で示す入力信号レベル(補正
前特性)に応じて、図27の実線で示す補正後特性とな
るような補正データを生成する。
【0117】階調補正ゲイン制御回路141は、前述の
第1の実施形態や第2の実施形態における階調補正方法
に加えて、図28に示すように、光源制御レベルに応じ
て階調補正ゲインのレベルを可変し、図27の白ピーク
部に上下方向の矢印で示すように、光源制御レベル、す
なわち光源輝度に連動して階調補正ゲインを制御する。
より具体的には、図28のように光源制御レベルが低い
場合、すなわち暗いシーンに対応して光源輝度をL1
(min)の方向に下げた場合は、白ピークの輝度が低
下するので、階調補正ゲインを最大ゲインmax=×k
となるように上げ、逆に明るいシーンに対応して光源輝
度をL2(max)の方向に上げた場合は、白ピークに
対するゲイン補正をさらに上げると他のシーンと比べて
映像の明るさ感に違和感が発生するので、階調補正ゲイ
ンを最小ゲインmin=×1となるように制御する。図
28では、実線で示す補正特性(1)として、光源制御
レベルと階調補正ゲインの関係が線形特性である場合を
示しているが、点線で示す補正特性(2)や補正特性
(3)のように、光源制御レベルと階調補正ゲインの関
係を非線形特性としても良い。
【0118】図29に、補正特性(1)の場合の光源制
御レベルと階調補正ゲインの時間軸での相対関係を示
す。図29に示すように、光源制御レベルと階調補正ゲ
インを時間軸で同期させることで、映像シーンに対する
光源制御と階調制御のコントラスト改善効果を最大限に
発揮することができる。
【0119】階調補正ゲイン制御回路141でこのよう
な階調補正制御を行った階調補正後信号は、補正後最大
値検出部34に入力される。補正後最大値検出部34で
は、補正データの最大値を検出し、検出結果と出力信号
ダイナミックレンジ(出力Dレンジ)の最大値MAXと
の最大値比較を行い、階調補正後の最大値が出力信号ダ
イナミックレンジ(出力Dレンジ)の最大値と一致する
よう、階調補正ゲイン制御回路141に対して制御を行
う。さらに、映像信号特徴検出部52における最小値検
出部23の検出結果も階調補正ゲイン制御回路141に
入力され、入力された最小値ISminが入力信号に対
する階調補正開始レベルISxより大きい場合には、階
調補正開始レベルがISminと一致するように補正制
御を行う。
【0120】なお、第4の実施形態では、光源制御デー
タを階調補正ゲイン制御回路141に入力し、光源制御
データに応じて階調補正ゲインを可変するようにした
が、これに限らず、例えば、光源制御データを階調補正
開始点制御回路132に入力し、光源制御データに応じ
て階調補正開始点を可変するようにしても構わない。こ
れにより、階調補正開始点をより適切に可変することが
可能となる。
【0121】(第4の実施形態に対する種々の変形例)
図30、図31および図32に、本実施形態に対する第
1の変形例、第2の変形例、および第3の変形例に係る
階調補正制御データ作成部の構成をそれぞれ示す。な
お、本実施形態に対する第1〜第3の変形例と、第2の
実施形態に対する第1〜第3の変形例との相違点は、光
源制御データ作成部105において生成された光源制御
データが、階調補正制御データ作成部に入力される点の
みである。従って、これら変形例についての動作につい
ては、第2の実施形態に対する第1〜第3の変形例の説
明、および第4の実施形態の説明から明らかである。よ
って、これら変形例についての詳しい説明を省略する。
【0122】なお、構成上の相違点としては、処理の具
体内容が各変形例において一部異なるため、図30、図
31、図32の階調補正ゲイン制御回路の参照符号が、
図26に示す第4の実施形態の階調補正ゲイン制御回路
141と異なっており、それぞれ142、143、14
4となっている。また、これに対応して、この階調補正
ゲイン制御回路を構成要素とする階調補正制御データ作
成部の参照符号も、図26に示す第4の実施形態の階調
補正制御データ作成部71と異なっており、それぞれ7
2、73、74となっている。
【0123】なお、第4の実施形態に対する変形例にお
いて、第4の実施形態と同様に、光源制御データ作成部
105によって作成された光源制御データを階調補正ゲ
イン制御回路141以外の構成部に入力するようにして
も構わない。これにより、例えば、光源制御データに応
じてゲイン切替え点を可変したり、最大リミット値を可
変したりすることができ、状況に応じてより適切な階調
補正を実現することができる。
【0124】以上のように、第4の実施形態およびその
変形例によれば、光源制御レベルと連動して階調制御レ
ベルを可変したり、光源制御レベルと階調制御制御を時
間軸で同期させることにより、様々なシーンに対してそ
の特徴を検出し、光源レベルと階調補正の両方で相対的
なコントラスト感を改善することができ、第1の実施形
態の効果に加えて、暗いシーンでの黒浮きの発生や原信
号のもつ暗部のノイズ感を顕在化させるような不具合の
発生、明るいシーンにおける明るさ感の不足、シーン毎
における原画の制作者の意図を補正ミスにより損なうこ
とを、より高いレベルで改善するとともに、コントラス
ト感を最大限高めることができ、高画質化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る映像表示装置の
構成を示す第1のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る映像表示装置の
構成を示す第2のブロック図である。光源輝度制御の一
方法を示す図である。
【図3】映像信号特徴検出部2の具体構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】階調補正制御データ作成部3の具体構成を示す
ブロック図である。
【図5】第1の実施形態における階調補正動作の具体例
を示す図である。
【図6】第1の実施形態に対する第1の変形例における
階調補正制御データ作成部11の具体構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】第1の実施形態に対する第1の変形例における
階調補正動作の具体例を示す図である。
【図8】第1の実施形態に対する第2の変形例における
階調補正制御データ作成部12の具体構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】第1の実施形態に対する第2の変形例における
階調補正動作の具体例を示す図である。
【図10】第1の実施形態に対する第3の変形例におけ
る階調補正制御データ作成部13の具体構成を示すブロ
ック図である。
【図11】第1の実施形態に対する第3の変形例におけ
る階調補正動作の具体例を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る映像表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図13】ヒストグラム検出部25の動作について説明
するための図である。
【図14】階調補正制御データ作成部53の具体構成を
示すブロック図である。
【図15】第2の実施形態における階調補正動作の具体
例を示す図である。
【図16】第2の実施形態に対する第1の変形例におけ
る階調補正制御データ作成部55の具体構成を示すブロ
ック図である。
【図17】第2の実施形態に対する第1の変形例におけ
る階調補正動作の具体例を示す図である。
【図18】第2の実施形態に対する第2の変形例におけ
る階調補正制御データ作成部56の具体構成を示すブロ
ック図である。
【図19】第2の実施形態に対する第2の変形例におけ
る階調補正動作の具体例を示す図である。
【図20】第2の実施形態に対する第3の変形例におけ
る階調補正制御データ作成部57の具体構成を示すブロ
ック図である。
【図21】第2の実施形態に対する第3の変形例におけ
る階調補正動作の具体例を示す図である。
【図22】本発明の第3の実施形態に係る映像表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図23】第3の実施形態における入力映像信号のAP
Lと光源制御レベルとの関係の具体例を示す図である。
【図24】本発明の第4の実施形態に係る映像表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図25】第4の実施形態の構成の一部を示すブロック
図である。
【図26】第4の実施形態における階調補正制御データ
作成部71の具体構成を示すブロック図である。
【図27】第4の実施形態における階調補正動作の具体
例を示す図である。
【図28】第4の実施形態における光源制御レベルと階
調補正ゲインとの関係の具体例を示す図である。
【図29】第4の実施形態における光源制御レベルと階
調補正ゲインとの関係の具体例を示す図である。
【図30】第4の実施形態に対する第1の変形例におけ
る階調補正制御データ作成部72の具体的構成を示すブ
ロック図である。
【図31】第4の実施形態に対する第2の変形例におけ
る階調補正制御データ作成部73の具体的構成を示すブ
ロック図である。
【図32】第4の実施形態に対する第3の変形例におけ
る階調補正制御データ作成部74の具体的構成を示すブ
ロック図である。
【図33】従来の映像表示装置の構成を示すブロック図
である。
【図34】従来の映像表示装置の映像信号特徴検出部2
02の具体構成を示すブロック図である。
【図35】従来の映像表示装置における階調補正動作の
具体例を示す図である。
【図36】従来の映像表示装置の光源制御に係る構成を
示すブロック図である。
【図37】従来の映像表示装置の光源制御に係る映像信
号特徴検出部202の具体的構成を示すブロック図であ
る。
【図38】従来の映像表示装置の光源制御に係る入力信
号のAPLと光源制御レベルとの関係の具体例を示す図
である。
【符号の説明】
1 入力映像信号 2 映像信号特徴検出部 3 階調補正制御データ作成部 4 映像信号処理回路 5 表示素子駆動部 6 表示素子 7 マイコン 8 タイマー 11 階調補正制御データ作成部 12 階調補正制御データ作成部 13 階調補正制御データ作成部 21 LPF 22 最大値検出部 23 最小値検出部 24 APL検出部 25 ヒストグラム検出部 31 階調補正開始点信号 32 階調補正開始点制御回路 33 階調補正ゲイン制御回路 34 補正後最大値検出部 35 最大値リミット回路 36 ゲイン切替え点信号 37 ゲイン切替え点制御回路 43 階調補正ゲイン制御回路 44 階調補正ゲイン制御回路 52 映像信号特徴検出部 53 階調補正制御データ作成部 55 階調補正制御データ作成部 56 階調補正制御データ作成部 57 階調補正制御データ作成部 70 階調補正制御データ作成部 71 階調補正制御データ作成部 72 階調補正制御データ作成部 73 階調補正制御データ作成部 74 階調補正制御データ作成部 101 光源駆動制御信号 102 光源駆動回路 103 光源 104 光学系 105 光源制御データ作成部 132 階調補正開始点制御回路 133 階調補正ゲイン制御回路 136 ゲイン切替え点制御回路 141 階調補正ゲイン制御回路 142 階調補正ゲイン制御回路 143 階調補正ゲイン制御回路 144 階調補正ゲイン制御回路 153 階調補正ゲイン制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 680 G09G 3/20 680C 3/34 3/34 J H04N 5/57 H04N 5/57 5/66 5/66 A 102 102B (72)発明者 野田 均 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C006 AA11 AC21 BC11 BC16 EA01 EC11 FA54 FA56 5C026 CA02 CA16 5C058 AA06 BA08 BA29 BB25 EA02 5C080 AA10 BB05 DD01 GG08 JJ02 JJ04 JJ05 KK02 KK43

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号に基づいて表示素子を駆動
    して映像を表示する映像表示装置であって、 前記入力映像信号の特徴を検出する特徴検出手段と、 前記特徴検出手段の検出結果に基づいて、前記入力映像
    信号の階調を補正するための階調補正データを作成する
    階調補正データ作成手段と、 前記階調補正データに基づいて前記入力映像信号を補正
    する映像信号処理手段と、 前記映像信号処理手段によって補正された入力映像信号
    に基づいて前記表示素子を駆動する表示素子駆動手段と
    を備え、 前記階調補正データ作成手段は、所定の補正開始点より
    小さな信号レベルについては補正を行わず、前記所定の
    補正開始点より大きな信号レベルについては、当該補正
    開始点を起点として、前記入力映像信号を白伸長するよ
    うな階調補正データを作成することを特徴とする、映像
    表示装置。
  2. 【請求項2】 前記特徴は、前記入力映像信号の有効表
    示期間内における、最小値、最大値、平均輝度、および
    映像輝度信号の分布情報のいずれかを含む、請求項1に
    記載の映像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記特徴検出手段は、前記入力映像信号
    の信号レベルの最大値を検出する最大値検出手段を含
    み、 前記階調補正データ作成手段は、前記最大値検出手段に
    よって検出された前記入力映像信号の最大値を出力信号
    のダイナミックレンジ特性の最大値に一致させるような
    前記階調補正データを作成することを特徴とする、請求
    項1に記載の映像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記特徴検出手段は、前記入力映像信号
    の信号レベルの最大値を検出する最大値検出手段を含
    み、 前記階調補正データ作成手段は、前記最大値検出手段に
    よって検出された前記入力映像信号の最大値を所定のリ
    ミット値に一致させるような前記階調補正データを作成
    することを特徴とする、請求項1に記載の映像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記特徴検出手段は、前記入力映像信号
    の信号レベルの最大値を検出する最大値検出手段を含
    み、 前記階調補正データ作成手段は、前記所定の補正開始点
    よりも大きい信号レベルにおいて、少なくとも1以上の
    階調補正ゲイン切り替え点を有するような前記階調補正
    データを作成することを特徴とする、請求項1に記載の
    映像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記階調補正データ作成手段は、前記所
    定の補正開始点から前記階調補正ゲイン切り替え点まで
    の輝度信号に対する伸長度合が、前記階調補正ゲイン切
    り替え点より大きい輝度信号に対する伸長度合よりも大
    きいことを特徴とする、請求項5に記載の映像表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記特徴検出手段の検出結果に応じて前
    記所定の補正開始点を可変する補正開始点制御手段をさ
    らに備える、請求項1に記載の映像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記特徴検出手段の検出結果に応じて前
    記階調補正ゲイン切り替え点を可変するゲイン切り替え
    点制御手段をさらに備える、請求項5に記載の映像表示
    装置。
  9. 【請求項9】 前記表示素子が光変調作用を有する表示
    素子であって、 前記表示素子に対して光を照射する光源と、 前記特徴検出手段の検出結果に応じて前記光源を制御す
    るための光源制御データを作成する光源制御データ作成
    手段と、 光源制御データに基づいて前記光源を駆動する光源駆動
    手段とをさらに備える、請求項1に記載の映像表示装
    置。
  10. 【請求項10】 前記階調補正データ作成手段は、前記
    光源制御データに基づく光源駆動条件と時間的に同期し
    て前記入力映像信号に対する階調補正を行うような前記
    階調補正データを作成することを特徴とする、請求項9
    に記載の映像表示装置。
  11. 【請求項11】 前記階調補正データ作成手段は、前記
    光源制御データに基づく光源駆動レベルの制御と連動し
    て前記入力映像信号に対する階調補正ゲインを制御し、 前記光源の駆動制御レベルと前記階調補正ゲインのレベ
    ルの相対関係が所定の線形あるいは非線形の関係である
    ことを特徴とする、請求項9に記載の映像表示装置。
  12. 【請求項12】 入力映像信号に基づいて表示素子を駆
    動して映像を表示する映像表示方法であって、 前記入力映像信号の特徴を検出する特徴検出ステップ
    と、 前記特徴検出ステップの検出結果に基づいて、前記入力
    映像信号の階調を補正する階調補正ステップと、 前記階調補正ステップによって補正された入力映像信号
    に基づいて前記表示素子を駆動する表示素子駆動ステッ
    プとを備え、 前記階調補正ステップは、所定の補正開始点より小さな
    信号レベルについては補正を行わず、前記所定の補正開
    始点より大きな信号レベルについては、当該補正開始点
    を起点として、前記入力映像信号を白伸長するように階
    調補正することを特徴とする、映像表示方法。
  13. 【請求項13】 前記特徴は、前記入力映像信号の有効
    表示期間内における、最小値、最大値、平均輝度、およ
    び映像輝度信号の分布情報のいずれかを含む、請求項1
    2に記載の映像表示方法。
  14. 【請求項14】 前記特徴検出ステップは、前記入力映
    像信号の信号レベルの最大値を検出する最大値検出ステ
    ップを含み、 前記階調補正ステップは、前記最大値検出ステップによ
    って検出された前記入力映像信号の最大値を出力信号の
    ダイナミックレンジ特性の最大値に一致させるように階
    調補正することを特徴とする、請求項12に記載の映像
    表示方法。
  15. 【請求項15】 前記特徴検出ステップは、前記入力映
    像信号の信号レベルの最大値を検出する最大値検出ステ
    ップを含み、 前記階調補正ステップは、前記最大値検出ステップによ
    って検出された前記入力映像信号の最大値を所定のリミ
    ット値に一致させるように階調補正することを特徴とす
    る、請求項12に記載の映像表示方法。
  16. 【請求項16】 前記特徴検出ステップは、前記入力映
    像信号の信号レベルの最大値を検出する最大値検出ステ
    ップを含み、 前記階調補正ステップは、前記所定の補正開始点よりも
    大きい信号レベルにおいて、少なくとも1以上の階調補
    正ゲイン切り替え点を有するように階調補正することを
    特徴とする、請求項12に記載の映像表示方法。
  17. 【請求項17】 前記階調補正ステップは、前記所定の
    補正開始点から前記階調補正ゲイン切り替え点までの輝
    度信号に対する伸長度合が、前記階調補正ゲイン切り替
    え点より大きい輝度信号に対する伸長度合よりも大きい
    ことを特徴とする、請求項16に記載の映像表示方法。
  18. 【請求項18】 前記特徴検出ステップの検出結果に応
    じて前記所定の補正開始点を可変する補正開始点制御ス
    テップをさらに備える、請求項12に記載の映像表示方
    法。
  19. 【請求項19】 前記特徴検出ステップの検出結果に応
    じて前記階調補正ゲイン切り替え点を可変するゲイン切
    り替え点制御ステップをさらに備える、請求項16に記
    載の映像表示方法。
  20. 【請求項20】 前記表示素子が光源からの光を変調す
    る光変調作用を有する表示素子であって、 前記特徴検出ステップの検出結果に応じて前記光源を駆
    動する光源駆動ステップをさらに備える、請求項12に
    記載の映像表示方法。
  21. 【請求項21】 前記階調補正ステップは、前記光源駆
    動ステップによる前記光源の駆動条件と時間的に同期し
    て前記入力映像信号に対する階調補正を行うことを特徴
    とする、請求項20に記載の映像表示方法。
  22. 【請求項22】 前記階調補正ステップは、前記光源駆
    動ステップによる光源駆動レベルの制御と連動して前記
    入力映像信号に対する階調補正ゲインを制御し、 前記光源の駆動制御レベルと前記階調補正ゲインのレベ
    ルの相対関係が所定の線形あるいは非線形の関係である
    ことを特徴とする、請求項20に記載の映像表示方法。
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