JPH11234539A - 液晶プロジェクション装置 - Google Patents

液晶プロジェクション装置

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JPH11234539A
JPH11234539A JP10033297A JP3329798A JPH11234539A JP H11234539 A JPH11234539 A JP H11234539A JP 10033297 A JP10033297 A JP 10033297A JP 3329798 A JP3329798 A JP 3329798A JP H11234539 A JPH11234539 A JP H11234539A
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Masayuki Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺照度の変化に左右されずに映像信号に対
する最適なガンマ補正を施すことの可能な液晶プロジェ
クション装置のガンマ補正装置を提案すること。 【解決手段】 液晶プロジェクション装置1のガンマ補
正装置2は、照度センサ21によって測定した投写面上
の照度を測定し、測定結果に基づき、実照射白レベルお
よび実照射黒レベルによって規定される装置ダイナミッ
クレンジを求め、当該レンジにおけるガンマ補正値を施
す。ガンマ補正後の映像信号が供給される表示デバイス
駆動回路3によって、液晶ライトバルブ4が駆動され
て、映像信号に対応した画像が形成される。使用環境の
照度が変化しても、黒が浮き上がったりつぶれずに、最
適なリニアリティー特性が得られるように映像信号に対
してガンマ補正を施すことができ、映像信号を再現性良
く、しかも忠実に再生できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ライトバルブ
(液晶表示パネル)を使用して投写画像を形成して投写
面上に投写する液晶プロジェクション装置に関し、さら
に詳しくは、周辺照度に左右されずに常に適切なガンマ
補正を行い、映像信号を再現性良く忠実に再現可能なガ
ンマ補正回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶プロジェクション装置におい
ては、映像信号にガンマ補正を施して、液晶ライトバル
ブの駆動電圧−透過率特性がリニアとなるようにし、映
像信号の白レベルから黒レベルまでの各階調を忠実に再
現するようにしている。
【0003】ここで、映像信号のコントラストの表示可
能な装置ダイナミックレンジは、光源輝度と装置効率で
規定される白レベル照度と、白レベル照度を予め設定さ
れているコントラスト比で除して得られる黒レベル照度
とによって規定される。従来の液晶プロジェクション装
置では、この装置ダイナミックレンジにおけるガンマ補
正値を予め指定されているガンマ特性に基づき演算して
記憶しておき、このガンマ補正値を用いて映像信号に対
して一義的なガンマ補正を施している。
【0004】しかしながら、液晶ライトバルブの駆動電
圧−透過率特性等には個体差があるので、一義的なガン
マ補正を施したのでは、適切なリニアリティー特性が得
られず、従って、映像信号を忠実に再現することができ
ない。この弊害を解決するために、例えば、特開平6−
161384号公報では、液晶ガンマ補正回路におい
て、液晶ライトバルブの印加信号に対する輝度を実際に
測定し、測定した輝度に基づきガンマ補正値を発生させ
ることにより、液晶ライトバルブの個体間のバラツキに
起因してガンマ補正が適切に行われなくなることを回避
している。同様な方法は特開平5−64037号公報に
も開示されている。この公報においても、液晶表示装置
の入力電圧に対する輝度出力を測定し、測定結果に基づ
きガンマ補正値を演算することにより、液晶ライトバル
ブの個体間のバラツキ要因を除去するようにしている。
さらに、特開平6−105326号公報にも同様な方法
が開示されている。この公報に開示された方法は、映像
信号処理装置において、ブラウン管の輝度を検出し、検
出した輝度に基づきガンマ補正回路の制御を行うことに
より、赤、緑、青の各信号系回路間で異なるブラウン管
の発光特性を精度良くガンマ補正し、個体間のバラツキ
要因を除去するものである。
【0005】一方、従来におけるガンマ補正方法として
は、特開平6−6820号公報に記載されているよう
に、映像信号の平均レベル(APL)が設定範囲よりも
高い場合や低い場合に映像信号の輝度レベルの可変範囲
が狭くなり、液晶ディスプレイの表示画面のコントラス
トが低くなることを回避するために、複数のガンマ補正
メモリを備え、映像信号の平均レベルに応じたガンマ補
正値を用いて映像信号のガンマ補正を行うものが知られ
ている。
【0006】さらに、従来におけるガンマ補正方法とし
ては、特開平6−83287号公報に記載されているよ
うに、液晶パネルの使用環境の明るさを検出し、検出結
果に基づき、映像信号の動作基準レベル(明るさ)、振
幅(コントラスト)、ガンマ補正特性等を切り換えて、
明るい環境下のでの視認性を向上させるようにしたもの
が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来における液晶プロ
ジェクション装置のガンマ補正方法は、基本的には、光
源輝度と装置効率で規定される白レベル照度と、白レベ
ル照度をコントラスト比で除して得られる黒レベル照度
との間を、表示可能な装置ダイナミックレンジであると
設定している。そして、この装置ダイナミックレンジに
おけるガンマ補正値を、予め指定されているガンマ特性
を用いて演算し、演算されたガンマ補正値に基づき、映
像信号に対してアナログあるいはデジタル的な回路手段
によって一義的にガンマ補正を施すようにしている。
【0008】このようなプロジェクション装置では、装
置性能が最大限に発揮される使用環境下、例えば暗室で
は、最適なリニアリティー特性が得られるようなガンマ
補正を映像信号に施すことが可能である。しかし、或る
程度明るい使用環境下、例えば、室内照明のある会議室
では、装置ダイナミックレンジは、装置周辺照度が加算
された白レベル照度および黒レベル照度によって規定さ
れる。この結果、装置ダイナミックレンジが全体として
白レベル側にシフトするので、一義的に設定されている
ガンマ補正値を用いて映像信号に対してガンマ補正を施
しても、最適なリニアリティー特性を得ることができな
い。例えば、黒レベル側の階調性が損なわれ、映像を忠
実に再現できなくなってしまう。
【0009】例えば、表1に示すように、プロジェクシ
ョン装置における白レベル照度T(max)を4000
Lxとし、コントラスト比を400とすれば、黒レベル
照度T(min)は10Lx(4000Lx/400)
となり、これら白レベル照度(100%)から黒レベル照度(0
%)までの範囲が、表示可能な装置ダイナミックレンジと
して設定される。この場合、白レベルと黒レベルの間の
中間レベル照度T(50%)は200Lxである。すな
わち、この中間レベル照度は、白レベル照度に対するコ
ントラスト比が1/20であり、黒レベル照度に対する
コントラスト比が20である。
【0010】このように設定されている場合に、例え
ば、周辺照度が100Lx上がったとする。この場合に
は、白レベル照度T(max)は4100Lx、黒レベ
ル照度T(min)は110Lx、中間レベル照度T
(50%)は300Lxとなる。この結果、白レベル照
度と黒レベル照度のコントラスト比は37(4100L
x/110Lx)に低下してしまう。また、白レベル照
度と中間レベル照度のコントラスト比は約14(410
0Lx/300Lx)に低下する。同様に、中間レベル
照度と黒レベル照度のコントラスト比も約3(300L
x/110Lx)に低下する。
【0011】
【表1】
【0012】このように、プロジェクション装置の周辺
照度が上がると、全体としてコントラスト比が低下する
と共に、特に、中間レベル照度と黒レベル照度のコント
ラスト比が著しく低下するので、黒レベル側の階調性が
著しく損なわれ、忠実な映像信号の再現性が損なわれる
おそれがある。
【0013】このような問題点は、近年、プロジェクシ
ョン装置の投写画像照度が大幅に向上し、従来において
は室内を暗くして使用していたプロジェクション装置
が、通常の照明環境下で使用されるようになったことに
より、顕在化したものである。
【0014】本発明の課題は、この点に鑑みて、使用環
境の明るさに左右されずに、最適なリニアリティー特性
が得られるように映像信号に対してガンマ補正を施すこ
とのできる液晶プロジェクション装置のガンマ補正回路
を提案することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の液晶プロジェクション装置のガンマ補正
回路は、周辺照度を検出する照度検出手段と、光源強度
および装置効率により規定される白レベル照度に、前記
照度検出手段によって検出された周辺照度を加算して実
照射白レベル照度を算出する実照射白レベル照度算出手
段と、前記白レベル照度を予め設定されているコントラ
スト比で除して得られた黒レベル照度に、前記照度検出
手段によって検出された周辺照度を加算して実照射黒レ
ベル照度を算出する実照射黒レベル照度算出手段と、前
記実照射白レベル照度および前記実照射黒レベル照度に
よって規定される装置ダイナミックレンジにおけるガン
マ補正値を予め指定されているガンマ特性に基づき演算
するガンマ補正値演算手段と、ガンマ補正値を記憶する
書き換え可能な記憶手段と、前記ガンマ補正値演算手段
によって算出されたガンマ補正値で前記記憶手段の内容
を更新するガンマ補正値書き換え手段と、Nビット(N
は正の整数)のデジタル映像信号に対して、前記記憶手
段に記憶されているガンマ補正値に基づきガンマ補正を
施して、Nビット以上のデジタル映像信号を発生させる
ガンマ補正手段とを有し、当該ガンマ補正手段によって
ガンマ補正が施された後の前記デジタル映像信号により
前記液晶ライトバルブを駆動して投写画像を形成するよ
うにしている。
【0016】ここで、周辺照度に基づき装置ダイナミッ
クレンジを求め、当該装置ダイナミックレンジにおける
ガンマ補正値を算出する代わりに、想定される複数の装
置ダイナミックレンジに対応する複数のガンマ補正値を
予め記憶しておき、検出された周辺照度に対応するガン
マ補正値を記憶手段から読みだして、映像信号に対する
ガンマ補正を行うようにしてもよい。
【0017】このようなガンマ補正を行う液晶プロジェ
クション装置のガンマ補正回路は、周辺照度を検出する
照度検出手段と、複数のガンマ補正値を記憶している記
憶手段と、前記照度検出手段によって検出された周辺照
度に基づき、前記記憶手段に記憶されている複数の前記
ガンマ補正値のうちの一つを選択するガンマ補正値選択
手段と、Nビット(Nは正の整数)のデジタル映像信号
に対して、前記ガンマ補正値選択手段によって選択され
たガンマ補正値を用いてガンマ補正を施して、Nビット
以上のデジタル映像信号を発生させるガンマ補正手段と
を有する構成とすればよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用した液晶プロジェクション装置のガンマ補正装置を
説明する。
【0019】図1には、本発明の第1の実施の形態に係
る液晶プロジェクション装置の主要部分の概略構成を示
してある。液晶プロジェクション装置1は、ガンマ補正
装置2を有し、このガンマ補正装置2にはデジタル化さ
れた映像信号が供給される。例えば、8ビットのデジタ
ル映像信号(RGB信号)が供給される。ガンマ補正装
置2では、供給されたデジタル映像信号に対してガンマ
補正値を用いてガンマ補正を施して、8ビットの映像信
号、あるいは8ビット以上、例えば12ビットの映像信
号を、表示デバイス駆動回路3に出力する。
【0020】表示デバイス駆動回路3では、供給された
ガンマ補正後の映像信号を表示デバイス、本例では液晶
ライトバルブ4の仕様に従った駆動信号に変換して、当
該液晶ライトバルブ4に供給する。この結果、液晶ライ
トバルブ4には映像信号に対応した画像が形成される。
【0021】なお、液晶ライトバルブ4には、液晶プロ
ジェクション装置の光源からの光束が照射しており、当
該液晶ライトバルブ4を経て画像情報が担持された変調
光束は、投写光学系を介して投写面上に拡大投写され
る。これらの構成は、液晶プロジェクション装置におけ
る一般的な構成であるので、図示を省略してある。
【0022】次に、ガンマ補正装置2は照度センサ21
を備えている。この照度センサ21は、液晶プロジェク
ション装置の投写光学系が配置される装置前面に向かう
指向性を発揮するような向きに配置され、投写面上の照
度を測定する。照度センサ21によって測定された投写
面上の照度はガンマ補正値演算回路22に供給される。
ガンマ補正値演算回路22は、ガンマ補正値記憶回路2
3に予め記憶されている装置白レベル照度T(max)
と、装置黒レベル照度T(min)を読みだして、それ
ぞれに照度センサ21によって測定された投写面上の照
度Taを加算して、実照射白レベル照度Ta(max)
と実照射黒レベル照度Ta(min)を算出する。な
お、装置白レベル照度T(max)と装置黒レベル照度
T(min)は、装置調整時に測定してガンマ補正値記
憶回路23に記憶させて、個体間のバラツキ要因を除去
することが望ましい。
【0023】また、ガンマ補正値演算回路22は、算出
した実照射白レベル照度Ta(max)と実照射黒レベ
ル照度Ta(min)によって規定される装置ダイナミ
ックレンジにおけるガンマ補正値を、予め設定されてい
るガンマ特性、本例では2.5乗で計算する。計算して
求まったガンマ補正値を8ビットあるいあ8ビット以上
のデジタル値の形態に変換して、ガンマ補正値書き換え
回路24に供給する。
【0024】ガンマ補正値書き換え回路24は、ガンマ
補正値記憶回路23に記憶されているガンマ補正値を、
ガンマ補正値演算回路22から供給されたガンマ補正値
で更新する。このようにして投写面照度に応じて求めら
れたガンマ補正値が、ガンマ補正値記憶回路23に記憶
される。
【0025】ガンマ補正回路25は、ガンマ補正値記憶
回路23に記憶されているガンマ補正値を用いて、入力
される映像信号にガンマ補正を施し、補正後の映像信号
を表示デバイス駆動回路3の側に出力する。
【0026】以上のように、本例のプロジェクション装
置1のガンマ補正装置2においては、装置の使用環境に
よって変化する実照射白レベルおよび実照射黒レベル、
すなわち装置ダイナミックの変化に対して、常に装置設
計者が意図したリニアリティーが得られるようなガンマ
補正を映像信号の施すことができる。従って、忠実に再
現された投写画像を得ることができる。
【0027】例えば、表2には、周囲光が0Lx、10
0Lx、200Lxおよび500Lxの場合において従
来のように一義的に定まったガンマ補正を行った場合に
おける白を100%、黒を0%としたときの中間調であ
る75%、50%および25%の場合の照度を表示して
ある。なお、基準となるのは表の左端の列における周囲
光が0Lxの場合である。この場合には、従来技術の欄
で説明したように、周囲光が明るくなるのに伴って黒レ
ベルの側の階調性が低下してしまう。
【0028】
【表2】
【0029】すなわち、図3のグラフから分かるよう
に、周囲光が0Lxの場合には、白レベルから黒レベル
の間のコントラスト比は特性A1で示すようにリニア関
係を保持している。しかるに、周囲光の明るさが増加す
ると、特性B1(周囲光100Lx)、C1(周囲光2
00Lx)、D1(周囲光500Lx)で示すように、
リニアー特性が阻害される。この結果、中間調、特に黒
レベル側の階調性が低下する。
【0030】しかし、本例のプロジェクション装置1の
ガンマ補正装置2によれば、周囲光の明るさに応じたガ
ンマ補正が実行されるので、表3に示すように、各階調
のコントラス比が一定となるように補正されるので、黒
レベルの側の階調性が低下することを回避できる。すな
わち、図4のグラフから分かるように、周囲光の明るさ
の程度に左右されずに、コントラスト比のリニアリティ
ーが保持される。すなわち、特性A2(周囲光0L
x)、特性B2(周囲光100Lx)、C2(周囲光2
00Lx)、D2(周囲光500Lx)の何れの場合に
おいてもリニアリティーが保持される。
【0031】
【表3】
【0032】ここで、表2および表3を比較すると分か
るように、本例のガンマ補正装置2によって、周囲光の
明るさに応じて、表4に示すような補正が行われること
になる。すなわち、図5のグラフに示すような特性B3
(周囲光100Lx)、C3(周囲光200Lx)、D
3(周囲光500Lx)の補正が施される。ここで、周
囲光が0Lxの場合には補正は不要であるので、横軸が
周囲光0Lxの場合の補正特性A3である。
【0033】
【表4】
【0034】次に、図2には本発明の第2の実施の形態
に係る液晶プロジェクション装置の主要部分の概略構成
を示してある。この図に示す液晶プロジェクション装置
10も上記の液晶プロジェクション装置と基本的な部分
は同一構成である。しかし、本例の液晶プロジェクショ
ン装置10のガンマ補正装置6は、上記のガンマ補正装
置2におけるガンマ補正値演算回路22およびガンマ補
正値書き換え回路24の代わりに、ガンマ補正値選択回
路61を備えている。その他のガンマ補正装置6の構成
はガンマ補正装置2と同一である。
【0035】ガンマ補正値選択回路61は、照度センサ
21の出力電圧を、内部基準電位と比較し、装置周辺照
度Taがどの範囲にあるのかを判別する。判別結果はガ
ンマ補正値記憶回路23に出力される。
【0036】本例では、例えば、ガンマ補正値選択回路
61は、装置周辺照度Taを、10Lx以下、10から
30Lx、30から100Lx、100Lx以上の4段
階で判定する。判定結果は、2ビット制御信号の形態で
ガンマ補正値記憶回路23に供給される。ガンマ補正値
記憶回路23には、予め装置平均白レベル、装置平均黒
レベル、装置周辺照度、要求するガンマ特性(本例では
例えば2.5乗)等の諸条件に基づき演算された4組の
ガンマ補正値が記憶されている。ガンマ補正値選択回路
61から供給される2ビット制御信号に基づき、ガンマ
補正回路25に供給するガンマ補正値を切り換える。
【0037】このように構成したガンマ補正装置6を用
いた場合においても、、装置の使用環境によって変化す
る実照射白レベルおよび実照射黒レベル、すなわち装置
ダイナミックの変化に対して、常に装置設計者が意図し
たリニアリティーが得られるようなガンマ補正を映像信
号の施すことができる。従って、忠実に再現された投写
画像を得ることができる。
【0038】ここで、上記の各実施例においては、照度
センサー21によって装置周辺照度Taを検出し、この
照度を予め記憶されている装置白レベル照度および装置
黒レベル照度に加算して実照射白レベル照度および実照
射黒レベル照度を算出し、これらにより規定される装置
ダイナミックレンジにおけるガンマ補正値を計算するよ
うにしている。このようにする代わりに、ガンマ補正値
演算回路22において、照度センサー21によって検出
された装置周辺照度Taを予め記憶されている装置白レ
ベル照度および装置黒レベル照度に加算して実照射白レ
ベル照度および実照射黒レベル照度を算出し、この結果
から、実現可能なコントラストを直接に演算し、得られ
たコントラストに相応するガンマ補正値を計算するよう
にしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶プロ
ジェクション装置においては、装置周辺照度を測定し、
測定値に基づき設定される装置ダイナミックレンジにお
けるガンマ補正値を求め、当該ガンマ補正値により映像
信号にガンマ補正を施すようにしている。あるいは、装
置周辺照度に対応した複数のガンマ補正値を予め記憶し
ておき、測定した装置周辺照度に対応するガンマ補正値
により映像信号にガンマ補正を施すようにしている。従
って、本発明によれば、使用環境の照度が異なっている
場合においても、常に、最適なリニアリティー特性が得
られるように映像信号に対してガンマ補正を施すことが
できる。よって、映像信号を再現性良く、しかも忠実に
再生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプロジェクシ
ョン装置のガンマ補正装置の部分を示す概略ブロック図
である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るプロジェクシ
ョン装置のガンマ補正装置の部分を示す概略ブロック図
である。
【図3】ガンマ補正が一義的に定まっている場合の周囲
光によるコントラスト比の影響を示すグラフである。
【図4】本発明のガンマ補正装置によって補正された場
合における異なる周囲光の下でのコントラスト比を示す
グラフである。
【図5】本発明のガンマ補正装置における周囲光に応じ
た補正特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 液晶プロジェクション装置 2 ガンマ補正装置 21 照度センサ 22 ガンマ補正値演算回路 23 カンマ補正値記憶回路 24 ガンマ補正値書き換え回路 25 ガンマ補正回路 10 液晶プロジェクション装置 6 ガンマ補正装置 61 ガンマ補正値選択回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を液晶ライトバルブによっ
    て変調し投写面上に投写表示するプロジェクション装置
    において、 周辺照度を検出する照度検出手段と、 光源強度および装置効率により規定される白レベル照度
    に、前記照度検出手段によって検出された周辺照度を加
    算して実照射白レベル照度を算出する実照射白レベル照
    度算出手段と、 前記白レベル照度を予め設定されているコントラスト比
    で除して得られた黒レベル照度に、前記照度検出手段に
    よって検出された周辺照度を加算して実照射黒レベル照
    度を算出する実照射黒レベル照度算出手段と、 前記実照射白レベル照度および前記実照射黒レベル照度
    によって規定される装置ダイナミックレンジにおけるガ
    ンマ補正値を予め指定されているガンマ特性に基づき演
    算するガンマ補正値演算手段と、 ガンマ補正値を記憶する書き換え可能な記憶手段と、 前記ガンマ補正値演算手段によって算出されたガンマ補
    正値で前記記憶手段の内容を更新するガンマ補正値書き
    換え手段と、 Nビット(Nは正の整数)のデジタル映像信号に対し
    て、前記記憶手段に記憶されているガンマ補正値に基づ
    きガンマ補正を施して、Nビット以上のデジタル映像信
    号を発生させるガンマ補正手段とを有し、 当該ガンマ補正手段によってガンマ補正が施された後の
    前記デジタル映像信号により前記液晶ライトルブを制御
    して投写画像を形成することを特徴とする液晶プロジェ
    クション装置。
  2. 【請求項2】 光源からの光を液晶ライトバルブによっ
    て変調し投写面上に投写表示する液晶プロジェクション
    装置において、 周辺照度を検出する照度検出手段と、 複数のガンマ補正値を記憶している記憶手段と、 前記照度検出手段によって検出された周辺照度に基づ
    き、前記記憶手段に記憶されている複数の前記ガンマ補
    正値のうちの一つを選択するガンマ補正値選択手段と、 Nビット(Nは正の整数)のデジタル映像信号に対し
    て、前記ガンマ補正値選択手段によって選択されたガン
    マ補正値を用いてガンマ補正を施して、Nビット以上の
    デジタル映像信号を発生させるガンマ補正手段とを有
    し、 当該ガンマ補正手段によってガンマ補正が施された後の
    前記デジタル映像信号により前記液晶ライトバルブを制
    御し投写画像を形成することを特徴とする液晶プロジェ
    クション装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、複数の前記ガンマ補
    正値は、 光源輝度と装置効率により規定される白レベル照度に、
    前記照度検出手段によって検出された周辺照度を加算し
    て得られる実照射白レベル照度と、前記白レベル照度を
    予め設定されているコントラスト比で除して得られた黒
    レベル照度に、前記照度検出手段によって検出された周
    辺照度を加算して得られる実照射黒レベル照度とによっ
    て規定される複数の装置ダイナミックレンジに対応した
    ものであることを特徴とする液晶プロジェクション装
    置。
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