JPWO2016075744A1 - プロジェクタ及び映像表示方法 - Google Patents

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Abstract

プロジェクタ1は、入力された映像信号に映像処理を行う映像処理部10と、映像処理部で映像処理した映像信号を入力して光学像を生成する映像表示素子22と、映像表示素子で生成した光学像を投射面に投射する投射光学系23と、を備える。映像処理部10は、投射光学系23により投射される映像のボヤケを低減するための映像補正部12を有し、映像補正部12では映像信号の黒輝度レベルを変更する。

Description

本発明は、映像を投射面に投射して表示するプロジェクタ及び映像表示方法に係り、特に投射する映像のボヤケを好適に低減する技術に関する。
一般的にプロジェクタは、例えば机や天井などの水平面に設置し、壁などの垂直な面に取り付けられたスクリーンへ映像を投射する。この場合、スクリーン上で鮮明な映像が投射できるようにプロジェクタの姿勢等が調整されている。
ただし、全てのプロジェクタが、設置面とスクリーン面が垂直な関係となるよう設置できる訳ではない。例えば、階段状の広い講堂に設置する場合、天井に設置されたプロジェクタは、見下ろすように講堂正面のスクリーンへ投射される為、映像は台形状に歪む。また、ミーティングルーム等で使用する携帯型プロジェクタは、机上より投射することが多いが、必ずしも垂直な壁面へ投射できる訳ではなく、同様に歪んで表示されることが多い。この歪みなくし矩形状となるよう調整する手法が台形補正(キーストーン補正)である。台形補正においては、投射する映像信号に対し縮小または拡大などの幾何変換操作を行うことで、台形状の映像を矩形状へと変換するものである。
前記台形補正の際、特に縮小変換では部分的に解像度が低下するため、幾何ボヤケが生じる。この幾何ボヤケを改善する手法としてシャープネス処理が挙げられる。これに関連し特許文献1には、台形補正の際の拡大・縮小操作の幾何的ボヤケをシャープネス処理にて低減する技術が開示される。具体的には、画面を複数の領域に分割し、分割領域ごとにシャープネス調整の調整値を設定し、この調整値に基づいて各領域のシャープネス調整を行うことが述べられている。
特開2011−77971号公報
プロジェクタのレンズは、スクリーンまでの距離と投射する角度が適切であれば(以降、基準設定と呼ぶ)、スクリーン上で一様に焦点が合うように設計されている。しかし、プロジェクタとスクリーンを基準設定から外れて設置して台形補正を行なった場合、矩形内の映像のうち、レンズの被写界深度を超えた部分の映像は、焦点ズレによるボヤケが生じる。すなわち、台形補正を行っても好適な映像が得られる範囲は著しく限定される。また、基準設定であってもレンズの設計または精度が適切でないと、画面端部では画面中央部との投射距離差や収差を要因としてボヤケが生じるといった課題がある。
台形補正を行う際の投射距離差によるボヤケについては、投射した映像の画面端部で投射角度が急峻となる超短投射プロジェクタや広角の短投射プロジェクタでは特に顕著である。また、最近ではスクリーンや壁といった平面への投射だけでなく、プロジェクションマッピングと呼ばれる建造物等の曲面を含む立体物への投射が行われることも多い。立体物への投射では、奥行きによる焦点距離の差が生じるため、被写界深度以上の距離差が有ると、焦点ズレによるボヤケが生じるといった課題がある。
このような被写界深度を超えた焦点ズレにより生じるボヤケは、特許文献1が採用するシャープネス補正によっては根本的に解決することができない。なぜなら、シャープネス補正では、映像信号の空間的な解像度を改善させることはできるが、プロジェクタの投射光学系のもつ焦点ズレといった光学的な解像度を改善させることはできないからである。
本発明は、上記課題に鑑み、レンズの焦点ズレといった投射光学系の解像度が要因となる映像ボヤケを好適に低減するプロジェクタ及び映像表示方法を提供することである。
本発明は、映像を投射面に投射して表示するプロジェクタにおいて、入力された映像信号に映像処理を行う映像処理部と、映像処理部で映像処理した映像信号を入力して光学像を生成する映像表示素子と、映像表示素子で生成した光学像を投射面に投射する投射光学系と、を備え、映像処理部は、投射光学系により投射される映像のボヤケを低減するための映像補正部を有し、映像補正部では映像信号の黒輝度レベルを変更することを特徴とする。
また本発明は、映像を投射面に投射して表示する映像表示方法において、入力された映像信号に映像処理を行う映像処理ステップと、映像処理した映像信号を入力し映像表示素子にて光学像を生成する光学像生成ステップと、生成した光学像を投射光学系により投射面に投射する投射ステップと、を備え、映像処理ステップでは、投射光学系により投射される映像のボヤケを低減するため、映像信号の黒輝度レベルを変更する映像補正機能を有することを特徴とする。
本発明によれば、レンズの焦点ズレといった投射光学系の解像度が要因となる映像ボヤケを好適に低減することができる。
実施例1におけるプロジェクタの構成を示す図。 図1における映像補正部の構成を示す図。 凸レンズによる焦点と実像の関係を説明する図。 プロジェクタにおける投射映像の原理を示す図。 プロジェクタによるボヤケ映像の発生を示す図。 ガウス分布を示す図。 LoG分布(ガウス分布の2次微分)を示す図。 実施例1における映像信号の補正方法を説明する図。 補正なしでボヤケが発生する状態を示す図。 オフセットとゲイン調整の効果を示す図。 ボヤケ低減のメニュー表示の例を示す図。 ブライトネス調整のメニュー表示の例を示す図。 ブライトネス調整単独による入出力特性例を説明する図。 ボヤケ低減機能と連動させたブライトネス調整の入出力特性例を説明する図。 実施例2における映像補正部の構成を示す図。 実施例3における映像補正部の構成を示す図。 各レンズ位置におけるPSFデータを示す図。 実施例4における映像補正部の構成を示す図。 実施例5における映像補正部の構成を示す図。 レンズシフトにおけるPSFデータを示す図。 実施例6における映像補正部の構成を示す図。 プロジェクタの内部映像の例を示す図(台形補正なし)。 図17Aの映像をプロジェクタ光軸に仰角を加えて投射した映像を示す図。 プロジェクタの内部映像の例を示す図(台形補正あり)。 図17Aの映像をプロジェクタ光軸に仰角を加えて投射した映像を示す図。 プロジェクタから光軸に垂直な投射面へ投射した際の光線図。 プロジェクタから光軸に仰角θを加えて投射した際の光線図。 映像補正部を外部映像装置で構成した場合を示す図。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明するが、本発明は必ずしもこれらの実施形態に限定されるものではない。なお、実施形態を説明する各図面において、同一の部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
実施例1では、逆拡散過程演算による解像度復元処理を行うプロジェクタについて説明する。
図1は、実施例1におけるプロジェクタの構成を示す図である。プロジェクタ1は、放送波やPCから出力される映像入力信号100を入力とし、映像信号の処理を行う映像処理部10と、映像表示素子である液晶パネルに表示制御信号103を入力し、投射映像203を生成して投射面であるスクリーン2に投射表示する光学ユニット20で構成される。
映像処理部10は、映像入力信号100を入力し、例えば圧縮映像信号のデコーダ、IP変換、スケーラ、キーストーン補正等により内部映像信号101に変換する入力信号処理部11と、内部映像信号101を入力し、後述する逆拡散過程演算による解像度復元処理を行い補正映像信号102に変換する映像補正部12と、補正映像信号102を入力し、表示画面の水平・垂直同期信号に基づいて表示制御信号103を生成するタイミング制御部13で構成される。
光学ユニット20は、照明光201を発生する光源(ランプ)21と、映像処理部10より出力される表示制御信号103を入力し、照明光201の階調を画素毎に調整して光学像202を生成する映像表示素子としての液晶パネル(LCD)22と、液晶パネル22で生成された光学像202の焦点を調整して投射映像203をスクリーン2へ投射する投射光学系としてのレンズ23で構成される。
さらにプロジェクタ1には、投射する映像の明るさ(ブライトネス)、コントラスト、色合い、キーストーン等の調整、入力信号切替などをユーザが操作するためのメニュー画面を表示する機能を有し、ユーザの操作に基づいて、図示しない制御部により各部の機能を制御する構成としている。
図2は、図1における映像補正部12の構成を示す図である。映像補正部30(図1の符号12に対応)は、光学ユニット20からスクリーン2に至る投射光学系において、入力信号と一致する画素位置301を取得する位置取得部31と、映像信号中の各画素がレンズ23を通しスクリーン2へ投射される際に、映像光線がレンズ上で交わる位置302を算出する幾何演算部32と、レンズ上の位置302よりボヤケ量303を算出するボヤケ量算出部33と、内部映像信号101とボヤケ量303により逆拡散演算を行う解像度復元部34で構成される。
幾何演算部32は、LCD22上の画素位置301と設定されたフォーカス及びズームより想定される光軸の距離から、ガウスの結像公式により光線がレンズ上で交わる位置302を算出する。ガウスの結像公式は、物体からレンズまでの距離をaとし、レンズから実像までの距離をbとし、焦点をfとすると数式1で表される。
Figure 2016075744
図3は、凸レンズによる焦点と実像の関係を説明する図である。図のように、レンズ40の焦点fと物体41の位置aが与えられると、実像42までの距離bは数式1で決定される。プロジェクタの場合、物体41はLCD22上の映像、実像42はスクリーン2に投射される映像である。
図4Aは、プロジェクタにおける投射映像の原理を示す図である。プロジェクタ1の映像は、ランプ21より生じる照明光が、LCD22を通して映像となる。この映像は、レンズ23のフォーカスやズーム機能を用いて、スクリーン2の大きさと位置に合わせ結像される。図中のLCD映像51は、画面中央に点P1を表示したものとする。この点P1はスクリーン2上では、スクリーン映像52のように点P2として結像される。そのとき、スクリーン2が被写界深度Dの範囲内にある場合は、映像ボヤケを感じることはない。
図4Bは、プロジェクタによるボヤケ映像の発生を示す図である。スクリーン2が被写界深度Dの範囲外にある場合、LCD映像51の点P1は、スクリーン2上ではスクリーン映像52’のように広がった点P2’として結像される。これが映像ボヤケの原因となる。
ここで、カメラにおける撮像ボヤケについて説明する。例えば、デジタルカメラで焦点ズレを起こした映像を想定する。光はデジタルカメラのレンズを通し、焦点がずれることで拡散され、CCD(Charge Coupled Device)撮像素子へ到達した際、ボヤケの生じた映像となる。
このようにしてボヤケが発生した映像の復元方法について説明する。入力する実際の映像(原映像)をI(x,y)、撮影されたボヤケ映像をI(x,y)、ボヤケの過程をKとすると、これらの関係は数式2で表される。ここで、数式2で示されるボヤケ発生の過程を拡散過程と呼ぶ。
Figure 2016075744
撮影されたボヤケ映像I(x,y)は、数式2の拡散過程を逆に辿ることで実際の映像(原映像)へと復元される。この関係は数式3で表され、拡散過程を逆に辿る過程を逆拡散過程と呼ぶ。
Figure 2016075744
逆拡散過程を解く手法はいくつかある。例えば、図4Bの点P2’のように広がってしまう分布を関数化したものは点拡散関数(PSF:Point Spread Function)と呼ばれる。該PSFをP(x,y)とすると、拡散過程は数式4となる。
Figure 2016075744
ここで、PSFと映像信号の演算をコンボリューション積と呼び、一般に関数f(x,y)と関数g(x,y)のコンボリューション積は数式5のように表される。
Figure 2016075744
コンボリューション積をフーリエ変換すると乗算で表されることに着目し、数式4の両辺をフーリエ変換すると数式6となる。
Figure 2016075744
式中の上線はフーリエ変換を示す。数式6をP(x,y)(上線付)で除算後、逆フーリエ変換を施すことにより、元の実際の映像I(x,y)が得られる。
他の手法として、ガウス分布を用いる方法がある。図5は、ガウス分布を示す図であり、一般的なピンホール等の光の放射照度分布は、光軸に対しガウス分布の特性を示す。数式2の拡散過程Kがガウス分布G(x,y)に従うとすると、数式2は数式7となる。
Figure 2016075744
ここで、Q.Li、Y.Yoshida等が考案したMulitiscale Decomposition処理(Q.Li, Y.Yoshida, N.Nakamori, “A Multiscale Antidiffusion and Restoration Approach for Gaussian Blurred Images”, Proc. IEICE Trans. Fundamentals, 1998)を行うと、実際の映像I(x,y)は数式8のように分解される。
Figure 2016075744
式中の、ガウス分布の2次微分をLoG(Laplacian of Gaussian)と呼び、数式9のように表される。また図6は、LoG分布を示す図である。
Figure 2016075744
さらに、ガウス分布におけるスケールすなわち標準偏差σは、数式10に従うとして数式8へ代入すると、逆拡散過程が数式11のようになり、実際の映像I(x,y)が得られる。
Figure 2016075744
Figure 2016075744
以上のように、コンボリューション積で表現されたボヤケ映像を復元する手法をデコンボリューションと呼び、カメラにおける撮像ボヤケの復元に有効となる。
続いて、プロジェクタ1におけるボヤケ映像の復元について説明する。カメラの場合は、撮影する映像信号中にレンズの焦点ズレによる拡散過程が含まれているが、プロジェクタの場合は、映像信号を光学系へと変換した後にレンズで拡散過程が行われる。
そこで、映像補正部30による補正映像をIとし、光学系におけるレンズの拡散演算Kが成された結果、ボヤケのない理想映像Iがスクリーンへ投射されるようにする。すなわちこれらの関係は、数式12のように表される。
Figure 2016075744
ここで、プロジェクタへ入力される映像はIであることから、Iは数式13を満たさなければならない。
Figure 2016075744
これは、数式3において、I(x,y)をI(x,y)とした場合の演算に等しい。すなわち、映像補正部30の解像度復元部34では、原映像I(x,y)に対し予め逆拡散過程演算K−tを行うことで、投射映像203の焦点ズレによるボヤケを低減することができる。ただし、ボヤケのない理想映像に対する逆拡散過程演算K−tは過補正となるため、信号レベルに負値が生じる。この負値対応として、後述するようにゲインαとオフセットβによる補正を導入する。
図7A、図7B、図7Cを用いて映像補正部30の補正方法を説明する。
図7Aは、実施例1における映像信号の補正方法を説明する図である。この図では、映像補正部30への入力映像I、映像補正部300からの補正映像I、スクリーン2における投射映像Iについて、入力映像Iを点映像とした場合の水平位置での輝度レベルを表示している。
補正映像Iのグラフは数式13を用いて算出した輝度レベルを表し、投射映像Iのグラフは補正映像Iに対し、ボヤケの割合を想定したガウス分布(すなわちPSF)を重畳した輝度レベルを表す。このように算出した補正映像Iが実現可能であれば、入力映像Iの輝度分布に近い投射映像Iを得ることができる。
図7Bは、比較のために補正なしでボヤケが発生する状態を示す図である。(a)のグラフは、図4BにおけるLCD22に入力される映像51の輝度分布(輝度レベル)を示している。この映像は映像補正部30での補正がなされないから、入力映像Iに等しい。(b)のグラフは、図4Bにおけるスクリーン2に映し出されたボヤケ映像52’の輝度分布(輝度値)を示している。スクリーン2上での輝度値は、面輝度計等により計測されるものである。このように、LCD22での入力映像51はスクリーン2上の投射映像52’ではガウス分布状に広がり、ボヤケが生じる。
ところで、数式13を用いて算出される補正映像Iは、図7Aに示すように輝度レベルに負値を含んでいる。しかし、映像信号を光学系へと変換する際に、映像信号の負値を光の強度では表現できない。そこで、数式14のようにゲインαとオフセットβの補正を導入することで、高ダイナミックレンジとマイナス補正を表現するようにした。これを図7Aで示すと、縦軸の輝度レベル分布をオフセットβだけ正側に移動させて、輝度レベルが正値のみを取るようにした。また、ゲインをαだけ調整して、元の輝度レベルに合わせるようにした。
Figure 2016075744
図7Cは、補正におけるオフセットとゲイン調整の効果を示す図である。(a)のグラフは、LCD22に入力される映像51’、すなわち補正映像Iの輝度レベルを示している。入力する補正映像信号Iは、負値を表現するための黒輝度レベルはオフセットβ分だけ持ち上げ、またゲインαを調整して白輝度レベルを合わせている。
(b)のグラフは、スクリーン2に映し出された映像52(投射映像I)の輝度分布(輝度値)を示している。逆拡散演算を含む補正によりスクリーン上のボヤケを低減している。その際、オフセットとゲイン調整を導入したことで、黒輝度値が持ち上がるとともにダイナミックレンジの高い映像が得られる効果がある。
図2の解像度復元部34は、数式14に基づく逆拡散演算を行う。また、ボヤケ量算出部33は、拡散過程がガウス分布に従う場合は、ボヤケ量を標準偏差として求める。標準偏差は、図4Bのように焦点ズレが起こった位置で、光軸上のPSFを面輝度計にて測定もしくはレンズの光学特性より求め、各画面の投射距離に応じて線形補間することで近似してもよい。以上がプロジェクタにおける映像ボヤケの低減方法である。
次に、本実施例のボヤケ低減機能をプロジェクタのメニュー機能に追加した例について説明する。プロジェクタのメニュー機能としては、例えば画面の明るさ、コントラスト、色合い、キーストーンの調整や、入力切替等をユーザが選択設定するために設けている。
図8Aは、ボヤケ低減のメニュー表示の例を示す図である。例えば本機能の名称を「ぼやけ除去」61とし、いくつかの選択肢を設ける。数式14におけるゲインαの理想値をa、オフセットβの理想値をbとするとき、選択肢が「強」の場合はボヤケ低減機能を動作させ(オン)、そのときのオフセットβを理想値のb、ゲインαを1/(a+b)とする。また、「中」の場合は、β=0.5b、α=1/(a+b+0.5b)とし、「弱」の場合は、β=0.25b、α=1/(a+b+0.75b)とする。「切」の場合は、ボヤケ低減機能を動作させない(オフ)。これによりユーザは、映像の種類や投射環境に応じて、所望レベルでボヤケ低減機能を実行させることができる。
続いて、ボヤケ低減機能を他の映像処理機能と連動させることも可能で、ブライトネス調整と連動させた例を図8B、図9A,Bで説明する。ブライトネスは画面映像の輝度を調整する機能であり、調整は「明るく」もしくは「暗く」することができる。この調整では、光源の輝度値を調整する(調光する)方式と、光源の輝度は変えずに映像信号処理で輝度レベルを調整する方式がある。ここでは、後者の映像信号処理で輝度レベルを調整する方式について説明する。
図8Bは、ブライトネス調整のメニュー表示の例を示す図である。例えば本機能の名称を「ブライトネス」62とし、ブライトネスの調整レベルは通常正負があり、例として+30から−30まで段階的に調整できるものとする。ブライトネスの調整においても、映像信号の輝度レベルの変更を行う。
図9Aは、ブライトネス調整単独による映像信号の入出力特性例を説明する図である。すなわち、図8Aのボヤケ低減機能を動作させない場合(ボヤケ除去=「切」を選択)である。図中のβ’はブライトネス調整レベルを表し、図8Bの調整レベルにて設定する。(a)はブライトネスを正方向すなわち映像を明るくする方向へ調整する場合、(b)は負方向すなわち暗くする方向へ調整する場合である。これらの調整は、ブライトネス調整レベルβ’に対し、出力輝度レベル=入力輝度レベル+β’の関係が成り立っている。
図9Bは、ボヤケ低減機能と連動させたブライトネス調整の入出力特性例を説明する図である。すなわち、図8Aのボヤケ低減機能を動作させた場合(ボヤケ除去=「強」「中」「弱」を選択)である。この場合、図9Aにおけるブライトネス調整レベルβ’に、図7Aでの映像信号補正に用いたオフセット値βを連動させて、出力輝度レベルを決定する。
(a)は正方向のブライトネス調整β’と連動させた場合であるが、ブライトネス調整とボヤケ低減機能は同様の処理となるため、二重に適用することのないようにβ’とβとの大きい方の値を採用する。すなわち、オフセット値βがブライトネス調整レベルβ’より大きい場合はβを採用し、逆に、β’がβより大きい場合はβ’を採用する。(b)は負方向のブライトネス調整β’と連動させた場合であるが、ボヤケ低減機能を実行するため、オフセット値βを優先して採用する。(a)と(b)いずれの場合でも、オフセット値βがブライトネス調整の下限値となる。
上記したブライトネス調整、及びボヤケ低減機能と連動させたブライトネス調整の各機能は、プロジェクタの制御部が、前記メニュー機能に対するユーザ設定状態に応じて適宜切り替えて実行させる。
以上、ブライトネス調整を例にして説明したが、例えば映像のコントラスト調整すなわち入出力直線の傾き調整に関しても同様である。すなわち、コントラストの調整レベルα’が本実施例のゲイン値αより大きければα’を、本実施例のゲイン値αがコントラストの調整レベルα’より大きければαを採用する。すなわち本実施例のゲイン値αがコントラストの調整レベルの下限値となる。
実施例1の構成によれば、レンズの焦点ズレによる映像ボヤケを好適に低減するプロジェクタを提供することができる。
実施例1では、逆拡散演算による解像度復元処理を備えるプロジェクタの構成について説明した。実施例2では、さらに、逆拡散過程演算による映像信号の輝度レベル補正と、投射光学系適用後の輝度値すなわち照射輝度値とをマッチングすることで、逆拡散演算精度を向上する構成について説明する。
図10は、実施例2におけるプロジェクタの映像補正部30(12)の構成を示す図である。実施例1の図2に対し、輝度変換部35を追加した構成としている。
映像補正部30は、位置取得部31と、幾何演算部32と、ボヤケ量算出部33の他に、内部映像信号101から実効輝度信号305へ輝度レベルを変換する輝度変換部35を追加している。解像度復元部34は、ボヤケ量303と実効輝度信号305とにより逆拡散演算を行う。
輝度変換部35では内部映像信号101から実効輝度信号305へ輝度レベルを変換するため、変換テーブルを用いる。この変換テーブルは、例えばランプ21とLCDパネル22の光学特性(例えばガンマ特性)により作成する、あるいは、輝度放射分光輝度計等にてR,G,Bすべての階調を測定することで作成する。
ここで、内部映像信号101から照射輝度値への変換演算をLとする。解像度復元部34では、逆拡散演算とレンズによる拡散効果を同じ特性にて演算するため、内部映像信号101に対しLの逆変換を施す。これが上記の変換テーブルとなる。その結果、数式14に対しLの逆変換L−1を追加した演算式は数式15となる。
Figure 2016075744
実施例2の構成によれば、ガンマ特性等により内部映像信号と照射輝度の差が大きいプロジェクタにおいて、レンズの焦点ズレによる映像ボヤケの低減の精度を向上させることができる。
実施例3では、実施例1の構成において、レンズのボヤケ量をデータテーブル化することで逆拡散演算の精度を向上する構成について説明する。
図11は、実施例3におけるプロジェクタの映像補正部30(12)の構成を示す図である。実施例1の図2において、ボヤケ量算出部33に代えて、カーネル算出部36とPSFマップ37を追加した構成としている。
映像補正部30は、位置取得部31と、幾何演算部32の他に、レンズ位置より予め光学特性に応じて用意されたPSFマップ37と、PSFマップ37より算出されるコンボリューションカーネル307を補間し、ボヤケ量303として出力するカーネル算出部36を備える。解像度復元部34は、内部映像信号101とボヤケ量303により逆拡散演算を行う。
実施例1では凸レンズを例に挙げて、光軸に平行な光がレンズを通過した後に焦点で交わることを前提としたため、映像のボヤケは焦点ズレに起因した。ところが、実際のレンズには収差があるため、光が焦点には集まらず、例えば球面収差の場合は円形に広がることがある。収差にはザイデルの5収差や色収差があり、光軸から離れた位置では尾引きや色ずれが起こる。
ここで、ボヤケの情報すなわちスポットダイヤグラムは、レンズの設計データにより予め算出、もしくは観測できる。そこで、各レンズ位置におけるPSFをデータテーブル(PSFマップ37)へマップしておく。
この内、関数化できるものは係数をデータテーブルへマップし、複雑な特性のものはコンボリューションカーネルのままマップする。ただし、すべてのレンズ上の画素位置でこの情報を保持すると、データ量が増大するため、例えば対称性があれば対称の部分を削除する。また、図12に示すように、中心と頂点及び水平軸、垂直軸と矩形の各辺との交点より線形補間することで、データを間引いてもよい。また、色収差が大きい場合には、R,G,Bの各波長に対し算出したPSFを使用してもよい。
上記のように線形補間することでデータを間引く場合、図11のPSFマップ37はPSFがマップされたデータテーブルを保持し、カーネル算出部36にて間引かれたデータを補間する。また、解像度復元部34におけるPSFの演算には、数式4、すなわちフーリエ変換を前提とした数式6を用いてもよい。
実施例3の構成によれば、レンズの収差により発生する映像ボヤケの低減の精度を向上することができる。
実施例4では、前記各実施例の構成において、アイリス調整やランプ輝度の調整を追加した場合、また映像ヒストグラムによる動的制御を行う場合について説明する。
図13は、実施例4におけるプロジェクタの映像補正部30(12)の構成を示す図である。ここでは実施例2(図10)と実施例3(図11)の構成に対し、さらにヒストグラム取得部38を設け、またアイリス調整やランプ輝度の調整値310を入力する構成とした。
映像補正部30は、位置取得部31と、幾何演算部32と、PSFマップ37を用いてボヤケ量303を出力するカーネル算出部36と、内部映像信号101から実効輝度信号305へ変換する輝度変換部35の他に、内部映像信号101のヒストグラムを取得しヒストグラム情報(頻度情報)308を出力するヒストグラム取得部38を備え、さらに、アイリス調整とランプ輝度の調整値310を入力する。解像度復元部34は、ボヤケ量303と実効輝度信号305の他に、映像信号のヒストグラム情報308とアイリス調整値やランプ輝度調整値310を入力し、逆拡散演算を行う。
具体的には、解像度復元部34は、アイリス調整によりF値を上げる、もしくはランプ輝度調整により光量を下げる場合には、照射映像が暗くなるため、数式15におけるα値及びβ値を下げる。これにより、映像のコントラストが弱まることによるボヤケが生じないようにダイナミックレンジを広げることを優先させる。逆に、アイリス調整によりF値を下げる、もしくは輝度調整により光量を上げる場合には、数式15におけるα値及びβ値を上げ、逆拡散演算によるボヤケの低減機能を優先させる。
また、映像のヒストグラム情報に関しては、白黒2色や高コントラストの2色の頻度が高い場合は、文字や図で構成されるプレゼンテーション用の映像である場合が多いため、数式15におけるα値及びβ値を上げる。逆に、入力映像が中間調に万遍なく分布している場合は写真等の映像であることが多いので、α値及びβ値を下げることで全体のコントラストを優先させる。
実施例4の構成によれば、アイリスやランプ輝度の調整と、映像のヒストグラム情報を用いて、動的に逆拡散演算のパラメータを設定することで映像ボヤケを効果的に低減することができる。
実施例5では、前記各実施例の構成において、レンズシフト調整による動的制御を行う場合について説明する。
図14は、実施例5におけるプロジェクタの映像補正部30(12)の構成を示す図である。ここでは実施例2(図10)と実施例3(図11)の構成に対し、さらにレンズシフトによる映像表示位置情報311を入力する構成とした。
映像補正部30は、位置取得部31と、幾何演算部32と、PSFマップ37と接続しレンズシフトによる映像表示位置情報311を入力するカーネル算出部36と、内部映像信号101から実効輝度信号305へ変換する輝度変換部35を有する。ここにカーネル算出部36は、PSFマップ37とともにレンズシフトによる映像表示位置情報311を用いて算出されるコンボリューションカーネル307を補間し、ボヤケ量303として出力する。解像度復元部34は、ボヤケ量303と実効輝度信号305を入力し、逆拡散演算を行う。
前記実施例3(図11、図12)では、ボヤケの情報すなわちスポットダイヤグラムは、レンズの設計データにより予め算出もしくは観測して、各レンズ位置におけるPSFをPSFマップ37へ保存している。本実施例でレンズシフト調整を行う場合は、例えば図15のように、レンズシフト範囲を包含するPSFマップ37を用意し、中心と頂点及び水平軸、垂直軸と辺との交点のPSFより、映像表示範囲に限定して線形補間する。
実施例5の構成によれば、レンズシフトに伴う映像ボヤケの低減の精度を向上することができる。
実施例6では、前記各実施例の構成において、台形補正(キーストーン補正)を行う場合について説明する。
図16は、実施例6におけるプロジェクタの映像補正部30(12)の構成を示す図である。ここでは実施例2(図10)と実施例3(図11)の構成に対し、さらに、台形補正の設定値312を入力する構成とした。
映像補正部30は、位置取得部31と、台形補正の設定値312を入力する幾何演算部32と、PSFマップ37を用いてボヤケ量303を出力するカーネル算出部36と、内部映像信号101から実効輝度信号305へ変換する輝度変換部35とを有する。ここに幾何演算部32は、映像光線がレンズ上で交わる位置とともに、台形補正の設定値312によるスクリーンまでの距離と光軸との距離比とを算出する(符号302)。解像度復元部34は、ボヤケ量303と実効輝度信号305を入力し、逆拡散演算を行う。
初めに、投射映像における台形歪の補正について図17と図18を用いて説明する。
図17Aは、プロジェクタ1の内部映像71の例で台形補正を施さない場合を示す。後述する台形補正を施さない場合、液晶パネル22上においては入力映像信号100と同じ矩形状の映像となる。図17Bは、図17Aの内部映像71をプロジェクタ1の光軸に仰角を加えてスクリーン2へ投射した映像72を示す。この場合、スクリーン2上での映像72は、上部が台形状に広がり、また上方へと伸びた形状となり、いわゆる台形歪が発生している。
そこで、入力信号処理部11では、台形歪の発生を抑えるため、入力映像信号100に対し、映像縦方向を縮小し、かつスクリーン映像と逆の台形映像へと幾何変換する。この補正を台形補正またはキーストーン補正と呼ぶ。台形補正の補正量は、台形歪の大きさに応じて設定する。
図18Aは、プロジェクタ1の内部映像73の例で台形補正を施した場合を示す。矩形状の映像73のうち台形状の領域73aが元の映像で、端部の斜線領域73bは無信号(黒色)である。図18Bは、図18Aの映像73を、プロジェクタ1の光軸に仰角を加えてスクリーン2へ投射した映像74を示す。ここで、投射映像74は台形状であるが、端部の斜線領域74bは無信号であるため視認されない。故に、スクリーン2上では元の映像が矩形領域74aに表示される。
図19Aは、プロジェクタ1からその光軸に垂直な投射面2へ投射した際の光線図である。垂直な投射面2へ投射した場合は、光線が好適に投射され台形歪が発生しないものとする。図19Bは、プロジェクタ1からその光軸に仰角θを加えて投射した際の光線図である。仰角θを加えた投射面2’では、上方に行くほど光線の間隔は広がり、投射距離が長くなることが分かる。
以上の関係から、台形補正の設定により投射面(スクリーン)2がどれだけ傾いているかを推測できる。幾何演算部32は、台形補正の設定値312を入力し、スクリーン2への距離と光軸との距離比とを算出し、これを用いて映像信号中の画素がレンズ23を通しスクリーン2へ投射される際に、光線がレンズ上で交わる位置302を算出する。
前記実施例3(図11、図12)では、ボヤケの情報すなわちスポットダイヤグラムは、レンズの設計データにより予め算出もしくは観測して、各レンズ位置におけるPSFをPSFマップ37へ保存している。本実施例では、カーネル算出部36おいて、このPSFに対し、スクリーン2への距離差による焦点ズレのPSF演算を重畳し、例えば線形補間を行う。
実施例6の構成によれば、台形補正に伴って発生する映像ボヤケの低減の精度を向上することができる。
上記各実施例によれば、レンズの焦点ズレといった投射光学系の解像度が要因となる映像ボヤケを好適に低減することができる。これにより、台形補正やプロジェクションマッピング等を行う際の映像ボヤケを好適に低減し、被写界深度以上の距離差がある投射映像でも鮮明に表示できる効果がある。
また各実施例においては、図1のようなプロジェクタの構成に基づき説明したが、図20に示すように、映像補正部12’をPCのような外部映像装置3で構成し、プロジェクタ1’に接続することもできる。
上記した各実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることや、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、以上の実施例ではプロジェクタを例に説明したが、本発明は原理的に同様の構成要素を持つヘッドマウントディスプレイやヘッドアップディスプレイ等の投射光学系機器においても有効である。
1:プロジェクタ、
2:スクリーン(投射面)、
3:外部映像装置、
10:映像処理部、
11:入力信号処理部、
12,30:映像補正部、
13:タイミング制御部、
20:光学ユニット、
21:光源(ランプ)、
22:液晶パネル(LCD)、
23:レンズ、
31:位置取得部、
32:幾何演算部、
33:ボヤケ量算出部、
34:解像度復元部、
35:輝度変換部、
36:カーネル算出部、
37:PSFマップ、
38:ヒストグラム取得部。
実施例1におけるプロジェクタの構成を示す図。 図1における映像補正部の構成を示す図。 凸レンズによる焦点と実像の関係を説明する図。 プロジェクタにおける投射映像の原理を示す図。 プロジェクタによるボヤケ映像の発生を示す図。 ガウス分布を示す図。 LoG分布(ガウス分布の2次微分)を示す図。 実施例1における映像信号の補正方法を説明する図。 補正なしでボヤケが発生する状態を示す図。 オフセットとゲイン調整の効果を示す図。 ボヤケ低減のメニュー表示の例を示す図。 ブライトネス調整のメニュー表示の例を示す図。 ブライトネス調整単独による入出力特性例を説明する図。 ボヤケ低減機能と連動させたブライトネス調整の入出力特性例を説明する図。 実施例2における映像補正部の構成を示す図。 実施例3における映像補正部の構成を示す図。 各レンズ位置におけるPSFデータを示す図。 実施例4における映像補正部の構成を示す図。 実施例5における映像補正部の構成を示す図。 レンズシフトにおけるPSFデータを示す図。 実施例6における映像補正部の構成を示す図。 プロジェクタの内部映像の例を示す図(台形補正なし)。 図17Aの映像をプロジェクタ光軸に仰角を加えて投射した映像を示す図。 プロジェクタの内部映像の例を示す図(台形補正あり)。 図18Aの映像をプロジェクタ光軸に仰角を加えて投射した映像を示す図。 プロジェクタから光軸に垂直な投射面へ投射した際の光線図。 プロジェクタから光軸に仰角θを加えて投射した際の光線図。 映像補正部を外部映像装置で構成した場合を示す図。
ここで、Q.Li、Y.Yoshida等が考案したMultiscale Decomposition処理(Q.Li, Y.Yoshida, N.Nakamori, “A Multiscale Antidiffusion and Restoration Approach for Gaussian Blurred Images”, Proc. IEICE Trans. Fundamentals, 1998)を行うと、実際の映像I(x,y)は数式8のように分解される。
図7A、図7B、図7Cを用いて映像補正部30の補正方法を説明する。
図7Aは、実施例1における映像信号の補正方法を説明する図である。この図では、映像補正部30への入力映像I、映像補正部30からの補正映像I、スクリーン2における投射映像Iについて、入力映像Iを点映像とした場合の水平位置での輝度レベルを表示している。

Claims (14)

  1. 映像を投射面に投射して表示するプロジェクタにおいて、
    入力された映像信号に映像処理を行う映像処理部と、
    前記映像処理部で映像処理した映像信号を入力して光学像を生成する映像表示素子と、
    該映像表示素子で生成した光学像を前記投射面に投射する投射光学系と、を備え、
    前記映像処理部は、前記投射光学系により投射される映像のボヤケを低減するための映像補正部を有し、該映像補正部では映像信号の黒輝度レベルを変更することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記映像処理部には、さらに、映像のブライトネスを調整するために映像信号の黒輝度レベルを変更する機能を有し、
    前記投射面に表示する映像の状態をユーザが設定するためのメニュー画面を表示し、ユーザ操作に基づいて前記映像処理部を制御する制御部を備え、
    前記メニュー画面には、前記映像ボヤケを低減するために前記映像補正部の動作のオン・オフを設定する第1の設定項目と、前記ブライトネスを調整するために映像信号の黒輝度レベルを設定する第2の設定項目とが含まれており、
    前記制御部は、前記第1の設定項目と前記第2の設定項目のユーザ設定状態に応じて、
    前記第1の設定項目がオフの状態には、前記映像補正部の動作に伴う黒輝度レベルの変更は行わず、前記第2の設定項目に基づいて黒輝度レベルの変更する第1の状態と、
    前記第1の設定項目がオンの状態には、前記映像補正部の動作に伴う黒輝度レベルの変更と前記第2の設定項目に基づく黒輝度レベルの変更とを連動させて映像信号の黒輝度レベルを変更する第2の状態と、
    を切替えることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1または2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記映像補正部は、
    映像信号中の各画素が前記投射光学系により前記投射面へ投射される際に、前記投射面上に生じる映像のボヤケ量を算出するボヤケ量算出部と、
    前記入力映像信号に対し、逆拡散過程演算を行うことで映像ボヤケを低減し解像度を復元する解像度復元部と、を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項3に記載のプロジェクタにおいて、
    前記解像度復元部は前記逆拡散過程演算を行う際、映像信号の負値を表現するため輝度レベルの0値すなわち黒輝度レベルに対しオフセットを加算するとともに、元の白輝度レベルに合わせるため輝度レベルのゲインを調整することを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項3に記載のプロジェクタにおいて、
    前記映像補正部は、前記映像表示素子及びこれに照明光を供給する光源の光学特性に基づき、入力する映像信号から実効輝度信号に輝度レベルを変換する輝度変換部を備え、
    前記解像度復元部は、前記輝度変換部にて変換した実効輝度信号に対し、前記逆拡散過程演算を行うことを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項3に記載のプロジェクタにおいて、
    前記ボヤケ量算出部は、前記投射光学系を構成するレンズの収差により発生するボヤケ量をデータテーブルとして保持し、該データテーブルを用いてデータ補間することで各画素位置でのボヤケ量を算出することを特徴とするプロジェクタ。
  7. 請求項4に記載のプロジェクタにおいて、
    前記解像度復元部は、前記投射光学系を構成するレンズのアイリス調整値や光源の輝度調整値を入力し、照射される光量が低下する場合には、前記映像信号の黒輝度レベルに対し加算するオフセットを減らすことを特徴とするプロジェクタ。
  8. 請求項4に記載のプロジェクタにおいて、
    前記映像補正部は、入力する映像信号のヒストグラムを取得するヒストグラム取得部を備え、
    前記解像度復元部は、前記ヒストグラム取得部からのヒストグラム情報に応じて、白黒の頻度もしくは高コントラストの2値の頻度が高い場合は、前記映像信号の黒輝度レベルに対し加算するオフセットを増やすことを特徴とするプロジェクタ。
  9. 請求項6に記載のプロジェクタにおいて、
    前記ボヤケ量算出部は、前記レンズのレンズシフト調整による映像表示位置情報を入力し、前記データテーブルには、前記レンズシフト調整によりシフトする映像表示範囲を包含するように前記ボヤケ量のデータを保持することを特徴とするプロジェクタ。
  10. 請求項3に記載のプロジェクタにおいて、
    前記映像補正部は、前記投射面へ投射される映像の台形歪を補正するための台形補正設定値を入力し、前記投射光学系において映像光線がレンズ上で交わる位置とともに前記台形補正設定値により前記投射面までの距離と光軸との距離比とを算出する幾何演算部を備え、
    前記ボヤケ量算出部は、前記幾何演算部の算出結果に基づき前記ボヤケ量を算出することを特徴とするプロジェクタ。
  11. 映像を投射面に投射して表示する映像表示方法において、
    入力された映像信号に映像処理を行う映像処理ステップと、
    前記映像処理した映像信号を入力し映像表示素子にて光学像を生成する光学像生成ステップと、
    前記生成した光学像を投射光学系により前記投射面に投射する投射ステップと、を備え、
    前記映像処理ステップでは、前記投射光学系により投射される映像のボヤケを低減するため、映像信号の黒輝度レベルを変更する映像補正機能を有することを特徴とする映像表示方法。
  12. 請求項11に記載の映像表示方法において、
    前記映像処理ステップでは、さらに、映像のブライトネスを調整するために映像信号の黒輝度レベルを変更する機能を有し、
    前記投射面に表示する映像の状態をユーザが設定するためのメニュー画面を表示し、ユーザ操作に基づいて前記映像処理ステップを制御する制御ステップを備え、
    前記メニュー画面には、前記映像ボヤケを低減するために前記映像補正機能の動作のオン・オフを設定する第1の設定項目と、前記ブライトネスを調整するために映像信号の黒輝度レベルを設定する第2の設定項目とが含まれており、
    前記第1の設定項目と前記第2の設定項目のユーザ設定状態に応じて、
    前記第1の設定項目がオフの状態には、前記映像補正機能の動作に伴う黒輝度レベルの変更は行わず、前記第2の設定項目に基づいて黒輝度レベルの変更する第1の状態と、
    前記第1の設定項目がオンの状態には、前記映像補正機能の動作に伴う黒輝度レベルの変更と前記第2の設定項目に基づく黒輝度レベルの変更とを連動させて映像信号の黒輝度レベルを変更する第2の状態と、
    を切替えることを特徴とする映像表示方法。
  13. 請求項11または12に記載の映像表示方法において、
    前記映像補正機能では、
    映像信号中の各画素が前記投射光学系により前記投射面へ投射される際に、前記投射面上に生じる映像のボヤケ量を算出するボヤケ量算出ステップと、
    前記入力映像信号に対し、逆拡散過程演算を行うことで映像ボヤケを低減し解像度を復元する解像度復元ステップと、を備えることを特徴とする映像表示方法。
  14. 請求項13に記載の映像表示方法において、
    前記解像度復元ステップでは前記逆拡散過程演算を行う際、映像信号の負値を表現するため輝度レベルの0値すなわち黒輝度レベルに対しオフセットを加算するとともに、元の白輝度レベルに合わせるため輝度レベルのゲインを調整することを特徴とする映像表示方法。
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