JP2004032510A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】注目画素及び周囲の画素を参照してフィルタ処理等を行う場合に、参照領域が元画像からはみ出してしまう画像端部においても正確な処理を行う。
【解決手段】元画像の有効領域の外側に対応する代替値を設定可能とし、注目画素が画像端部にある時は非画像領の参照データとして上記代替値を使用する。
【選択図】 図1
【解決手段】元画像の有効領域の外側に対応する代替値を設定可能とし、注目画素が画像端部にある時は非画像領の参照データとして上記代替値を使用する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、周囲を参照して元画像に村して所定の変更処理を行う画像処理の方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
注目画素及びその周辺の画像情報を参照することによって、エッジ強調や変倍等のフィルタ処理を行う手法が従来より知られており、デジタル複写機等の記録装置に搭載されて実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えば図4に示すように、8×8の画素を参照して変倍のフィルタ処理を行う場合、注目画素は斜線で示す中央部の4画素いずれかの範囲となる。このとき、上下左右の有効画像の端部においては参照する画像領域が一部非画像領域となってしまうことになる。例えば図示のように注目画素が左上の角部である場合、参照領域の上部及び左部の4画素ずつが非画像領域となってしまう。
【0004】
しかし一般的に複写機においてはリーダーで読み込む画像は実際の印字可能領域よりも広いため処理時に参照することは可能であり、特に問題になる事はなかった。
【0005】
しかしながら入力する画像情報が外部機器から送られてきたものであったり、一旦メモリやハードディスク等の記憶装置に記憶されたものである場合には、最初のデータから有効領域となるため、上記非画像領域を含む画素群を参照して処理を行うことになる画像端部では最適な処理を行えなくなってしまうという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明では、注目画素及びその周囲の画素を参照して所定の処理を行うことで注目画素の値を変更する画像処理の方法及び装置において、本来の有効画像領域の外側に予め所定の代替値を設定する代替値設定手段を有することを特徴とする。
【0007】
また、上記代替値設定手段は、前記注目画素が前記有効画像領域の端部であるとき、前記参照のための参照領域を包含する範囲に対して前記代替値を設定することをも特徴とする。
【0008】
また、上記代替値設定手段は、画像毎に設定値を変更可能に構成することをも特徴とする。
【0009】
また、上記代替値設定手段は、前記有効画像領域の上部、下部、左部及び右部に対してそれぞれ独立して設定可能に構成することをも特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下本発明を適用した実施形態として、画像の変倍処理を行うデジタル複写機について詳細な説明をする。
【0011】
[装置概要説明]
図2に本発明に関るデジタル複写機の外観図を示す。
【0012】
200は、原稿自動送り装置(以下DF)であり、複数枚の原稿を自動的に一枚ずつ給紙し、各原稿の表面および裏面を原稿台に順次セットすることができる。その具体的構成は既に公知であるため、詳細な説明は省略する。第3図において、DF200上には、読み取られるべき複数枚の原稿が置かれる。DF200にセットされた原稿は、DF200によって1枚ずつ給紙され原稿台201上に置かれる。202は例えばハロゲンランプから構成される原稿照明ランプで、原稿台ガラス201に載置された原稿を露光する。203、204、206は走査ミラーであり、図示しない光学走査ユニットに収容され、往復勤しながら、原稿からの反射光をCCDユニット206に導く。CCDユニット206はCCDに原稿からの反射光を結像させる結像レンズ207、CCDから構成される撮像素子208、撮像素子208を駆動するCCDドライバ209等から構成されている。撮像素子208からの画像信号出力は、例えば8ビットのデジタルデータに変換された後、コントローラ部239に入力される。また、210は感光ドラムであり、212の前露光ランプによって画像形成に備えて除電される。213は帯電器であり、感光ドラム210を一様に帯電させる。214は露光手段であり、例えば半導体レーザー等で構成され、画像処理や装置全体の制御を行うコントローラ部139で処理された画像データに基づいて感光ドラム210を露光し、静電潜像を形成する。215は現像器で黒色の現像剤(トナー)が収容されている。219は転写前帯電器であり、感光ドラム210上に現像されたトナー像を用紙に転写する前に高圧をかける。220、222、224は給紙ユニットであり、各給紙ローラ221、223、225の駆動により、転写用紙が装置内へ給送され、レジストローラ226の配設位置で一旦停止し、感光ドラム210に形成された画像との書き出しタイミングがとられ再給送される。227は転写帯電器であり、感光ドラム210に現像されたトナー像を給送される転写用紙に転写する。228は分離帯電器であり、転写動作の終了した転写用紙を感光ドラム210より分離する。転写されずに感光ドラム210上に積ったトナーはクリーナー211によって回収される。229は搬送ベルトで、転写プロセスの終了した転写用紙を定着器130に搬送し、例えば熱により定着される。231はフラッパであり、定着プロセスの終了した転写用紙の搬送パスを切換え、コピー終了して機外に排紙するか、または中間トレイ237の配置方向のいずれかに制御する。233〜236は給送ローラであり、一度定着プロセスの終了した転写用紙を中間トレイ237に反転(多重)または非反転(両面)して給送する。238は再給送ローラであり、中間トレイ237に載置された転写用紙を再度、レジストローラ236の配設位置まで搬送する。232はステープルソータであり、コピーされた用紙の丁合およびステーブル綴じを行う。
【0013】
239のコントローラ部には後述するマイクロコンピュータ、画像処理部等を備えており、操作パネル290からの指示に従って、前述の画像形成動作を行う。
【0014】
[コントローラ部詳細説明]
図3は本発明の画像形成装置におけるコントローラ部239のブロック図である。
【0015】
301は画像処理装置全体の制御を行うCPUであり、装置本体の制御手順(制御プログラム)を記憶した読み取り専用メモリ303(ROM)からプログラムを順次読み取り、実行する。CPU301からはCPUバス302を介して、各負荷に接続されている。また、304は入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるところのランダムアクセスメモリ(RAM)である。306はI/Oインターフェースであり、操作者がキー入力を行い、装置の状態等を液晶、LEDを用いて表示する316の操作パネルや給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモーター類307、クラッチ類308、ソレノイド類309、また、搬送される用紙を検知するための紙検知センサ類310等の装置の各負荷に接続される。(さらに、現像器215には現像器内のトナー量を検知する311のトナー残検センサが配置されており、その出力信号がI/Oポート306に入力される。)315は高圧ユニットであり、CPUの指示に従って、前述の帯電器、現像器、転写前帯電器、転写帯電器、分離帯電器へ高圧を出力する。
【0016】
306は画像処理部であり、CCDユニット206から出力された画像信号が入力され、後述する画像処理を行い、画像データに従って214のレーザーユニットの制御信号を出力する。レーザーユニット214から出力されるレーザー光は感光ドラム210を照射する。
【0017】
[画像処理部]
図1は、本発明の画像処理部のブロック図である。同図において、101は変倍率入力部、102はアドレス演算処理部、103は位相情報変更処理部、104は係数演算処理部、105は画像記憶部、106はデジタルフィルタ処理部である。
【0018】
該画像処理部の機能は、画像の変倍処理であり、元画像を変倍率に応じて、変倍画像を出力する。本実施形態の榎写機においては、出力される画像は、画像記憶部105に一時記憶されるように構成される。これは、RAMでもハードディスクでもよい。また、処理する画像の全領域がスプールされるように構成してもよいし、画像の1部がスプールされるように構成されてもよい。以下動作を説明する。
【0019】
変倍率入力部101から変倍率が入力される。
【0020】
位相情報変更手投103は、該変倍率を受け取り、変倍率に応じて位相情報制御パラメータを出力し、また、変倍率に応じて初期位相パラメータをアドレス演算処理部に出力する。
【0021】
アドレス演算処理部102は、該変倍率と初期位相パラメータを受け取り、出力画像の画素位置を1画素毎に移動させてアドレス演算をする。具体的には、出力画像上の注目画素が元画像上のどの画素位置にあたるかを該変倍率から演算し、位相情報を係数演算処理部104に、元画像の画素位置情報をフィルタ処理部に出力する。
【0022】
係数演算処理部104は、位相情報と位相情報制御パラメータを入力し、注目画素の近傍に位置する元画像8×8画素それぞれと注目画素との距離を計算し、距離と位相情報制御パラメータに応じて、フィルタに用いるためのフィルタ係数を演算する。その後フィルタ処理部106に各画素の係数をセットする。
【0023】
画像記憶部105は、外部(自機リーダを含む)から入力した元画像を記憶する。
【0024】
フィルタ処理部106は、アドレス演算処理部からの画素位置情報をもとに、処理される元画像の8×8画素のデータを画像記憶部から取り出して、該フィルタ係数をもとに畳み込み演算を行い、多値画像データを出力する。
【0025】
図5に上記フィルタ処理部106の構成例を示す。
【0026】
同図において、1はラインメモリであり、8ビットの入力画像データを主走査8ライン分記憶する容量を有する。2、4は副走査及び主走査畳み込み演算回路、3はシフトレジスタ、6は2入力セレクタ、7は端部代替値を格納するためのレジスタ。5はタイミング制御回路で、基本クロック“Clock”、垂直(副走査)同期信号“nIVSync”、垂直イネーブル信号“nIHEnable”、水平(主走査)同期信号“nIHSync”、水平イネーブル信号“nIHEnable”に基づき、ラインメモリ1の書き込み読み出し制御や、セレクタ6、シフトレジスタ3の制御を行うと共に、処理による信号の遅れを付加した垂直、水平同期信号“nOVSync”、“nOHSync”、及びイネーブル信号“nOVEnable”、“nOHEnable”を出力する。
【0027】
以下、フィルタ処理部106の動作を説明する。
【0028】
まず、ページ印刷の始めにCPU(図示せず)は端部代替値レジスタ7に有効画像領域の先端、後端、左端、及び右端より外部の非画像領域にそれぞれ対応する代替画像データKt、Kb、Kl、Krをセットする。これは例えば、有効画像の端部が白ならば自データ“00H”、黒ならば黒データ“FFH”をセットするようにすれば正確な処理を行うことができる。また、画像を自動的に判別してそれぞれの端において近似色をセットする構成も可能である。有効画像領域と端部代替値のイメージ図を図6に示す。
【0029】
次に周囲の画像を参照するためにラインメモリ1に画像データDataを順次入力する。このラインメモリは入力データを1ライン毎にシフトしながら入出力を繰り返し、主走査8ライン分のデータを同時に出力するように構成したものである。以下動作を説明する。
【0030】
第1ライン目、第1ドット日のData信号は、ラインメモリ1の第1ラインLM_0の最初のアドレスに書き込まれる。続いてタイミング制御回路5はラインメモリ1のアドレスをインクリメントし、第2ドット日のData信号をLM_0に書き込む。このようにして第1ライン目のData信号は順次LM_0に格納されていく。第1ライン目のData信号の書き込みが完了すると、次の主走査においては、第2ライン目のData信号の入力に先んじて、LM_0に格納されていた第1ライン目の同じ位置のData信号が読み出され、それぞれ副走査畳み込み演算回路2の第1入力P0及び第2入力Plに入力される。その後、入力した第2ライン目のData信号はLM_0に、またLM_0より前記読み出された信号は次ラインLM_1の同じアドレスに書き込まれる。以上のあるアドレスからの1ライン前のデータの読み出しと同アドレスへの新しいデータの書き込み動作はClock信号の1周期の間に行われる。このように各ライン毎に入力するData信号はLM_0→LM−1→…→LM_7とシフトしながら書き込みと読み出しが行なわれていく。従って、各ラインメモリLM_0〜LM_7には連続する8ライン分のData信号が格納されていることになる。上記ラインメモリには例えばスタティツクRAMを使用することができる。
【0031】
この時、最初の4ラインはセレタタ6で端部設定レジスタ7に設定されている先端代替値Ktを選択し、ラインメモリ1の最初のラインLM_0の全てのアドレスにKtを書き込む。この動作を繰り返しながら前期代替値Ktを4ライン分書き込んだ後はセレクタ6で入力画像データIData側を選択、主走査ライン毎にline_1、line_2、…、line_nの順に全ての有効画像データを入力した後、再びセレクタ6で後端代替値Kbを選択、先端と同様に4ライン分の書き込みを行う。一方、主走査方向では、有効画像データとなるline−1〜line_nで有効データD(1)、D(2)、…、D(n)以前の4Clock間は左端代替値Kl、前記有効データが終わった後の4Clock間は右端代替値Krを毎ライン書き込みを行う。
【0032】
次に周囲の画像を参照するためにラインメモリ1に画像データDataを順次入力する。
このラインメモリは入力データを1ライン毎にシフトしながら入出力を繰り返し、主走査8ライン分のデータを同時に出力するように構成したものである。以下動作を説明する。
【0033】
第1ライン目、第1ドット日のData信号は、ラインメモリ1の第1ラインLM_0の最初のアドレスに書き込まれる。続いてタイミング制御回路5はラインメモリ1のアドレスをインクリメントし、第2ドット日のData信号をLM_0に書き込む。このようにして第1ライン目のData信号は順次LM_0に格納されていく。第1ライン目のData信号の書き込みが完了すると、次の主走査においては、第2ライン目のData信号の入力に先んじて、LM_0に格納されていた第1ライン目の同じ位置のData信号が読み出され、それぞれ副走査畳み込み演算回路2の第1入力P O及び第2入力Plに入力される。その後、入力した第2ライン目のData信号はLM−0に、またLM_0より前記読み出された信号は次ラインLM_1の同じアドレスに書き込まれる。以上のあるアドレスからの1ライン前のデータの読み出しと同アドレスへの新しいデータの書き込み動作はClock信号の1周期の間に行われる。このように各ライン毎に入力するData信号はLM_0→LM_1→…→LM_7とシフトしながら書き込みと読み出しが行なわれていく。従って、各ラインメモリLM_0〜LM_7には連続する8ライン分のData信号が格納されていることになる。上記ラインメモリには例えばスタティックRAMを使用することができる。
【0034】
この時、最初の4ラインはセレタタ6で端部設定レジスタ7に設定されている先端代替値Ktを選択し、ラインメモリ1の最初のラインLM_0の全てのアドレスにKtを書き込む。この動作を繰り返しながら前期代替値Ktを4ライン分書き込んだ後はセレクタ6で入力画像データIData側を選択、主走査ライン毎にline_1、line_2、…、line_nの順に全ての有効画像データを入力した後、再びセレクタ6で後端代替値Kbを選択、先端と同様に4ライン分の書き込みを行う。一方、主走査方向では、有効画像データとなるline_1〜line_nで有効データD(1)、D(2)、…、D(n)以前の4Clock間は左端代替値Kl、前記有効データが終わった後の4Clock間は右端代替値Krを毎ライン書き込みを行う。
【0035】
このように本来の有効画像領域の外側に予め所定の代替値を設定することにより、参照画素が有効画像萌域からはみ出してしまう画像の端部においてもより正確なフィルタ処理を行うことができる。
【0036】
以上説明したデータの流れのタイミングを図8(副走査方向)、及びc(主走査方向)に示す。同図において、Rはその期間での読み出し動作を、Wはその期間での書き込み動作を表わしている(R、Wに続く数字が読み出しや書き込みを行うラインまたはドットの番号を表わす)。
【0037】
以上のようにして連続する8ライン分の画像データがラインメモリ1より順次出力され、副走査畳み込み演算回路2に入力される。ここではこれら8つの入力データと前記係数演算処理部からの副走査演算係数に基づいて畳み込み演算処理が行われる。この演算の結果はシフトレジスタ3でClock周期毎にシフトされ、主走査方向に連続する8つの演算結果が主走査畳み込み演算回路4で同様に畳み込み演算処理が行われる。この演算の結果が8×8のフィルタ処理の結果となり、0Dataとして出力される。
【0038】
そしてこの0Dataを画像信号として、半導体レーザを駆動し前述の画像形成動作が行われる。
【0039】
なお、本実施形態では、フィルタ処理を行った画像データに基づいて直ちに印字を行う例を説明したが、例えばフィルタ処理後のデータ0Dataを再度画像記憶部に記憶し、他の機器に向けて送出することも可能である。
【0040】
また、上記ではフィルタのサイズを8×8として説明したが、サイズは主走査、副走査で違ってもよいし、サイズも8に限るものではなく任意に設定することが可能である。
【0041】
更に、本実施形態では変倍のフィルタ処理について説明したが、本発明はこれに限らず注目画素の周囲を参照して注目画素の値を変更する画像処理ならば全て適用可能である。具体的には例えば複写機やプリンタにおいて広く実用化されているエッジスムージング処理等がある。
【0042】
(第2の実施形態)
図10に本発明第2の実施形態のフィルタ処理部のブロック図を示す。
【0043】
同図において、前記図5と同じ機能を有する部分については同じ番号を付し、説明は省略する。
【0044】
前記端部代替値が先端、後端、左端、右端で同じ値で構わないとき、本実施形態の方式を採用できる。
【0045】
以下動作を説明する。
【0046】
前記第一実施形態同様、ページ印刷の始めにCPU(図示せず)は端部代替値レジスタ7に非画像領域に対応する代替画像データKをセットする。
【0047】
次にセレクタ群8でラインメモリLM_0〜LM_7の入力として前記代替値Kを選択して1ライン分全てのアドレスに値Kを書き込む。
【0048】
その後、セレタタ8を切り替えることにより第1実施形態で説明したラインシフトの動作を行う。この時、入力画像データIDataを書き込むアドレスとして始めから5番目以降に設定しておくことにより、左端及び右端は常に予め書き込んだ値Kが読み出されることになる。
【0049】
最後の有効画像ラインデータ入力後はKの値を4ライン分連続して書き込むのは第1実施形態と同様である。
【0050】
本実施形態ではより簡潔な方法で本発明を実現可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、注目画素の周囲を参照して注目画素の値を変更する画像処理において、本来の有効画像額域の外側に予め所定の代替値を設定することにより、参照画素が有効画像領域からはみ出してしまう画像の端部においてもより正確な画像処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理部のブロック図である。
【図2】実施形態で用いた複写機を説明する図である。
【図3】実施形態で用いた複写機のコントローラを説明する図である。
【図4】有効画像領域と参照画素の関係を説明する図である。
【図5】第1実施形態のフィルタ処理部のブロック図である。
【図6】有効画像領域と端部代替値のイメージ図である。
【図7】実施形態1におけるデータの流れのタイミング図である。
【図8】実施形態1におけるデータの流れのタイミング図である。
【図9】実施形態1におけるデータの流れのタイミング図である。
【図10】第2実施形態のフィルタ処理部のブロック図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、周囲を参照して元画像に村して所定の変更処理を行う画像処理の方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
注目画素及びその周辺の画像情報を参照することによって、エッジ強調や変倍等のフィルタ処理を行う手法が従来より知られており、デジタル複写機等の記録装置に搭載されて実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えば図4に示すように、8×8の画素を参照して変倍のフィルタ処理を行う場合、注目画素は斜線で示す中央部の4画素いずれかの範囲となる。このとき、上下左右の有効画像の端部においては参照する画像領域が一部非画像領域となってしまうことになる。例えば図示のように注目画素が左上の角部である場合、参照領域の上部及び左部の4画素ずつが非画像領域となってしまう。
【0004】
しかし一般的に複写機においてはリーダーで読み込む画像は実際の印字可能領域よりも広いため処理時に参照することは可能であり、特に問題になる事はなかった。
【0005】
しかしながら入力する画像情報が外部機器から送られてきたものであったり、一旦メモリやハードディスク等の記憶装置に記憶されたものである場合には、最初のデータから有効領域となるため、上記非画像領域を含む画素群を参照して処理を行うことになる画像端部では最適な処理を行えなくなってしまうという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明では、注目画素及びその周囲の画素を参照して所定の処理を行うことで注目画素の値を変更する画像処理の方法及び装置において、本来の有効画像領域の外側に予め所定の代替値を設定する代替値設定手段を有することを特徴とする。
【0007】
また、上記代替値設定手段は、前記注目画素が前記有効画像領域の端部であるとき、前記参照のための参照領域を包含する範囲に対して前記代替値を設定することをも特徴とする。
【0008】
また、上記代替値設定手段は、画像毎に設定値を変更可能に構成することをも特徴とする。
【0009】
また、上記代替値設定手段は、前記有効画像領域の上部、下部、左部及び右部に対してそれぞれ独立して設定可能に構成することをも特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下本発明を適用した実施形態として、画像の変倍処理を行うデジタル複写機について詳細な説明をする。
【0011】
[装置概要説明]
図2に本発明に関るデジタル複写機の外観図を示す。
【0012】
200は、原稿自動送り装置(以下DF)であり、複数枚の原稿を自動的に一枚ずつ給紙し、各原稿の表面および裏面を原稿台に順次セットすることができる。その具体的構成は既に公知であるため、詳細な説明は省略する。第3図において、DF200上には、読み取られるべき複数枚の原稿が置かれる。DF200にセットされた原稿は、DF200によって1枚ずつ給紙され原稿台201上に置かれる。202は例えばハロゲンランプから構成される原稿照明ランプで、原稿台ガラス201に載置された原稿を露光する。203、204、206は走査ミラーであり、図示しない光学走査ユニットに収容され、往復勤しながら、原稿からの反射光をCCDユニット206に導く。CCDユニット206はCCDに原稿からの反射光を結像させる結像レンズ207、CCDから構成される撮像素子208、撮像素子208を駆動するCCDドライバ209等から構成されている。撮像素子208からの画像信号出力は、例えば8ビットのデジタルデータに変換された後、コントローラ部239に入力される。また、210は感光ドラムであり、212の前露光ランプによって画像形成に備えて除電される。213は帯電器であり、感光ドラム210を一様に帯電させる。214は露光手段であり、例えば半導体レーザー等で構成され、画像処理や装置全体の制御を行うコントローラ部139で処理された画像データに基づいて感光ドラム210を露光し、静電潜像を形成する。215は現像器で黒色の現像剤(トナー)が収容されている。219は転写前帯電器であり、感光ドラム210上に現像されたトナー像を用紙に転写する前に高圧をかける。220、222、224は給紙ユニットであり、各給紙ローラ221、223、225の駆動により、転写用紙が装置内へ給送され、レジストローラ226の配設位置で一旦停止し、感光ドラム210に形成された画像との書き出しタイミングがとられ再給送される。227は転写帯電器であり、感光ドラム210に現像されたトナー像を給送される転写用紙に転写する。228は分離帯電器であり、転写動作の終了した転写用紙を感光ドラム210より分離する。転写されずに感光ドラム210上に積ったトナーはクリーナー211によって回収される。229は搬送ベルトで、転写プロセスの終了した転写用紙を定着器130に搬送し、例えば熱により定着される。231はフラッパであり、定着プロセスの終了した転写用紙の搬送パスを切換え、コピー終了して機外に排紙するか、または中間トレイ237の配置方向のいずれかに制御する。233〜236は給送ローラであり、一度定着プロセスの終了した転写用紙を中間トレイ237に反転(多重)または非反転(両面)して給送する。238は再給送ローラであり、中間トレイ237に載置された転写用紙を再度、レジストローラ236の配設位置まで搬送する。232はステープルソータであり、コピーされた用紙の丁合およびステーブル綴じを行う。
【0013】
239のコントローラ部には後述するマイクロコンピュータ、画像処理部等を備えており、操作パネル290からの指示に従って、前述の画像形成動作を行う。
【0014】
[コントローラ部詳細説明]
図3は本発明の画像形成装置におけるコントローラ部239のブロック図である。
【0015】
301は画像処理装置全体の制御を行うCPUであり、装置本体の制御手順(制御プログラム)を記憶した読み取り専用メモリ303(ROM)からプログラムを順次読み取り、実行する。CPU301からはCPUバス302を介して、各負荷に接続されている。また、304は入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるところのランダムアクセスメモリ(RAM)である。306はI/Oインターフェースであり、操作者がキー入力を行い、装置の状態等を液晶、LEDを用いて表示する316の操作パネルや給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモーター類307、クラッチ類308、ソレノイド類309、また、搬送される用紙を検知するための紙検知センサ類310等の装置の各負荷に接続される。(さらに、現像器215には現像器内のトナー量を検知する311のトナー残検センサが配置されており、その出力信号がI/Oポート306に入力される。)315は高圧ユニットであり、CPUの指示に従って、前述の帯電器、現像器、転写前帯電器、転写帯電器、分離帯電器へ高圧を出力する。
【0016】
306は画像処理部であり、CCDユニット206から出力された画像信号が入力され、後述する画像処理を行い、画像データに従って214のレーザーユニットの制御信号を出力する。レーザーユニット214から出力されるレーザー光は感光ドラム210を照射する。
【0017】
[画像処理部]
図1は、本発明の画像処理部のブロック図である。同図において、101は変倍率入力部、102はアドレス演算処理部、103は位相情報変更処理部、104は係数演算処理部、105は画像記憶部、106はデジタルフィルタ処理部である。
【0018】
該画像処理部の機能は、画像の変倍処理であり、元画像を変倍率に応じて、変倍画像を出力する。本実施形態の榎写機においては、出力される画像は、画像記憶部105に一時記憶されるように構成される。これは、RAMでもハードディスクでもよい。また、処理する画像の全領域がスプールされるように構成してもよいし、画像の1部がスプールされるように構成されてもよい。以下動作を説明する。
【0019】
変倍率入力部101から変倍率が入力される。
【0020】
位相情報変更手投103は、該変倍率を受け取り、変倍率に応じて位相情報制御パラメータを出力し、また、変倍率に応じて初期位相パラメータをアドレス演算処理部に出力する。
【0021】
アドレス演算処理部102は、該変倍率と初期位相パラメータを受け取り、出力画像の画素位置を1画素毎に移動させてアドレス演算をする。具体的には、出力画像上の注目画素が元画像上のどの画素位置にあたるかを該変倍率から演算し、位相情報を係数演算処理部104に、元画像の画素位置情報をフィルタ処理部に出力する。
【0022】
係数演算処理部104は、位相情報と位相情報制御パラメータを入力し、注目画素の近傍に位置する元画像8×8画素それぞれと注目画素との距離を計算し、距離と位相情報制御パラメータに応じて、フィルタに用いるためのフィルタ係数を演算する。その後フィルタ処理部106に各画素の係数をセットする。
【0023】
画像記憶部105は、外部(自機リーダを含む)から入力した元画像を記憶する。
【0024】
フィルタ処理部106は、アドレス演算処理部からの画素位置情報をもとに、処理される元画像の8×8画素のデータを画像記憶部から取り出して、該フィルタ係数をもとに畳み込み演算を行い、多値画像データを出力する。
【0025】
図5に上記フィルタ処理部106の構成例を示す。
【0026】
同図において、1はラインメモリであり、8ビットの入力画像データを主走査8ライン分記憶する容量を有する。2、4は副走査及び主走査畳み込み演算回路、3はシフトレジスタ、6は2入力セレクタ、7は端部代替値を格納するためのレジスタ。5はタイミング制御回路で、基本クロック“Clock”、垂直(副走査)同期信号“nIVSync”、垂直イネーブル信号“nIHEnable”、水平(主走査)同期信号“nIHSync”、水平イネーブル信号“nIHEnable”に基づき、ラインメモリ1の書き込み読み出し制御や、セレクタ6、シフトレジスタ3の制御を行うと共に、処理による信号の遅れを付加した垂直、水平同期信号“nOVSync”、“nOHSync”、及びイネーブル信号“nOVEnable”、“nOHEnable”を出力する。
【0027】
以下、フィルタ処理部106の動作を説明する。
【0028】
まず、ページ印刷の始めにCPU(図示せず)は端部代替値レジスタ7に有効画像領域の先端、後端、左端、及び右端より外部の非画像領域にそれぞれ対応する代替画像データKt、Kb、Kl、Krをセットする。これは例えば、有効画像の端部が白ならば自データ“00H”、黒ならば黒データ“FFH”をセットするようにすれば正確な処理を行うことができる。また、画像を自動的に判別してそれぞれの端において近似色をセットする構成も可能である。有効画像領域と端部代替値のイメージ図を図6に示す。
【0029】
次に周囲の画像を参照するためにラインメモリ1に画像データDataを順次入力する。このラインメモリは入力データを1ライン毎にシフトしながら入出力を繰り返し、主走査8ライン分のデータを同時に出力するように構成したものである。以下動作を説明する。
【0030】
第1ライン目、第1ドット日のData信号は、ラインメモリ1の第1ラインLM_0の最初のアドレスに書き込まれる。続いてタイミング制御回路5はラインメモリ1のアドレスをインクリメントし、第2ドット日のData信号をLM_0に書き込む。このようにして第1ライン目のData信号は順次LM_0に格納されていく。第1ライン目のData信号の書き込みが完了すると、次の主走査においては、第2ライン目のData信号の入力に先んじて、LM_0に格納されていた第1ライン目の同じ位置のData信号が読み出され、それぞれ副走査畳み込み演算回路2の第1入力P0及び第2入力Plに入力される。その後、入力した第2ライン目のData信号はLM_0に、またLM_0より前記読み出された信号は次ラインLM_1の同じアドレスに書き込まれる。以上のあるアドレスからの1ライン前のデータの読み出しと同アドレスへの新しいデータの書き込み動作はClock信号の1周期の間に行われる。このように各ライン毎に入力するData信号はLM_0→LM−1→…→LM_7とシフトしながら書き込みと読み出しが行なわれていく。従って、各ラインメモリLM_0〜LM_7には連続する8ライン分のData信号が格納されていることになる。上記ラインメモリには例えばスタティツクRAMを使用することができる。
【0031】
この時、最初の4ラインはセレタタ6で端部設定レジスタ7に設定されている先端代替値Ktを選択し、ラインメモリ1の最初のラインLM_0の全てのアドレスにKtを書き込む。この動作を繰り返しながら前期代替値Ktを4ライン分書き込んだ後はセレクタ6で入力画像データIData側を選択、主走査ライン毎にline_1、line_2、…、line_nの順に全ての有効画像データを入力した後、再びセレクタ6で後端代替値Kbを選択、先端と同様に4ライン分の書き込みを行う。一方、主走査方向では、有効画像データとなるline−1〜line_nで有効データD(1)、D(2)、…、D(n)以前の4Clock間は左端代替値Kl、前記有効データが終わった後の4Clock間は右端代替値Krを毎ライン書き込みを行う。
【0032】
次に周囲の画像を参照するためにラインメモリ1に画像データDataを順次入力する。
このラインメモリは入力データを1ライン毎にシフトしながら入出力を繰り返し、主走査8ライン分のデータを同時に出力するように構成したものである。以下動作を説明する。
【0033】
第1ライン目、第1ドット日のData信号は、ラインメモリ1の第1ラインLM_0の最初のアドレスに書き込まれる。続いてタイミング制御回路5はラインメモリ1のアドレスをインクリメントし、第2ドット日のData信号をLM_0に書き込む。このようにして第1ライン目のData信号は順次LM_0に格納されていく。第1ライン目のData信号の書き込みが完了すると、次の主走査においては、第2ライン目のData信号の入力に先んじて、LM_0に格納されていた第1ライン目の同じ位置のData信号が読み出され、それぞれ副走査畳み込み演算回路2の第1入力P O及び第2入力Plに入力される。その後、入力した第2ライン目のData信号はLM−0に、またLM_0より前記読み出された信号は次ラインLM_1の同じアドレスに書き込まれる。以上のあるアドレスからの1ライン前のデータの読み出しと同アドレスへの新しいデータの書き込み動作はClock信号の1周期の間に行われる。このように各ライン毎に入力するData信号はLM_0→LM_1→…→LM_7とシフトしながら書き込みと読み出しが行なわれていく。従って、各ラインメモリLM_0〜LM_7には連続する8ライン分のData信号が格納されていることになる。上記ラインメモリには例えばスタティックRAMを使用することができる。
【0034】
この時、最初の4ラインはセレタタ6で端部設定レジスタ7に設定されている先端代替値Ktを選択し、ラインメモリ1の最初のラインLM_0の全てのアドレスにKtを書き込む。この動作を繰り返しながら前期代替値Ktを4ライン分書き込んだ後はセレクタ6で入力画像データIData側を選択、主走査ライン毎にline_1、line_2、…、line_nの順に全ての有効画像データを入力した後、再びセレクタ6で後端代替値Kbを選択、先端と同様に4ライン分の書き込みを行う。一方、主走査方向では、有効画像データとなるline_1〜line_nで有効データD(1)、D(2)、…、D(n)以前の4Clock間は左端代替値Kl、前記有効データが終わった後の4Clock間は右端代替値Krを毎ライン書き込みを行う。
【0035】
このように本来の有効画像領域の外側に予め所定の代替値を設定することにより、参照画素が有効画像萌域からはみ出してしまう画像の端部においてもより正確なフィルタ処理を行うことができる。
【0036】
以上説明したデータの流れのタイミングを図8(副走査方向)、及びc(主走査方向)に示す。同図において、Rはその期間での読み出し動作を、Wはその期間での書き込み動作を表わしている(R、Wに続く数字が読み出しや書き込みを行うラインまたはドットの番号を表わす)。
【0037】
以上のようにして連続する8ライン分の画像データがラインメモリ1より順次出力され、副走査畳み込み演算回路2に入力される。ここではこれら8つの入力データと前記係数演算処理部からの副走査演算係数に基づいて畳み込み演算処理が行われる。この演算の結果はシフトレジスタ3でClock周期毎にシフトされ、主走査方向に連続する8つの演算結果が主走査畳み込み演算回路4で同様に畳み込み演算処理が行われる。この演算の結果が8×8のフィルタ処理の結果となり、0Dataとして出力される。
【0038】
そしてこの0Dataを画像信号として、半導体レーザを駆動し前述の画像形成動作が行われる。
【0039】
なお、本実施形態では、フィルタ処理を行った画像データに基づいて直ちに印字を行う例を説明したが、例えばフィルタ処理後のデータ0Dataを再度画像記憶部に記憶し、他の機器に向けて送出することも可能である。
【0040】
また、上記ではフィルタのサイズを8×8として説明したが、サイズは主走査、副走査で違ってもよいし、サイズも8に限るものではなく任意に設定することが可能である。
【0041】
更に、本実施形態では変倍のフィルタ処理について説明したが、本発明はこれに限らず注目画素の周囲を参照して注目画素の値を変更する画像処理ならば全て適用可能である。具体的には例えば複写機やプリンタにおいて広く実用化されているエッジスムージング処理等がある。
【0042】
(第2の実施形態)
図10に本発明第2の実施形態のフィルタ処理部のブロック図を示す。
【0043】
同図において、前記図5と同じ機能を有する部分については同じ番号を付し、説明は省略する。
【0044】
前記端部代替値が先端、後端、左端、右端で同じ値で構わないとき、本実施形態の方式を採用できる。
【0045】
以下動作を説明する。
【0046】
前記第一実施形態同様、ページ印刷の始めにCPU(図示せず)は端部代替値レジスタ7に非画像領域に対応する代替画像データKをセットする。
【0047】
次にセレクタ群8でラインメモリLM_0〜LM_7の入力として前記代替値Kを選択して1ライン分全てのアドレスに値Kを書き込む。
【0048】
その後、セレタタ8を切り替えることにより第1実施形態で説明したラインシフトの動作を行う。この時、入力画像データIDataを書き込むアドレスとして始めから5番目以降に設定しておくことにより、左端及び右端は常に予め書き込んだ値Kが読み出されることになる。
【0049】
最後の有効画像ラインデータ入力後はKの値を4ライン分連続して書き込むのは第1実施形態と同様である。
【0050】
本実施形態ではより簡潔な方法で本発明を実現可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、注目画素の周囲を参照して注目画素の値を変更する画像処理において、本来の有効画像額域の外側に予め所定の代替値を設定することにより、参照画素が有効画像領域からはみ出してしまう画像の端部においてもより正確な画像処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理部のブロック図である。
【図2】実施形態で用いた複写機を説明する図である。
【図3】実施形態で用いた複写機のコントローラを説明する図である。
【図4】有効画像領域と参照画素の関係を説明する図である。
【図5】第1実施形態のフィルタ処理部のブロック図である。
【図6】有効画像領域と端部代替値のイメージ図である。
【図7】実施形態1におけるデータの流れのタイミング図である。
【図8】実施形態1におけるデータの流れのタイミング図である。
【図9】実施形態1におけるデータの流れのタイミング図である。
【図10】第2実施形態のフィルタ処理部のブロック図である。
Claims (12)
- 注目画素及びその周囲の画素を参照して所定の処理を行うことで注目画素の値を変更する画像処理の方法及び装置であって、本来の有効画像領域の外側に予め所定の代替値を設定する代替値設定手段を有することを特徴とする画像処理の方法及び装置。
- 請求項1において、代替値設定手段は、前記注目画素が前記有効画像領域の端部であるとき、前記参照のための参照領域を包含する範囲に対して前記代替値を設定することを特徴とする画像処理の方法及び装置。
- 請求項1において、代替値設定手段は、画像毎に設定値を変更可能に構成することを特徴とする画像処理の方法及び装置。
- 請求項1において、代替値設定手段は、前記有効画像領域の上部、下部、左部及び右部に対してそれぞれ独立して設定可能に構成することを特徴とする画像処理の方法及び装置。
- 請求項1において、画像処理は画像の変倍処理であることを特徴とする画像処理の方法及び装置。
- 請求項1において、画像処理は画像のスムージング処理であることを特徴とする画像処理装置の方法及び装置。
- 画像データ入力手段と、該画像データに基づいて記録媒体上に記録を行う記録手段を有する画像記録装置に内蔵する画像処理装置であって、前記画像データに基づいて注目画素及びその周囲の画素を参照して所定の処理を行い注目画素の値を変更する画像データ変更手段と、本来の有効画像領域の外側に予め所定の代替値を設定する代替値設定手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
- 請求項7において、代替値設定手段は、前記注目画素が前記有効画像領域の端部であるとき、前記参照のための参照領域を包含する範囲に対して前記代替値を設定することを特徴とする画像処理装置。
- 請求項7において、代替値設定手段は、画像毎に設定値を変更可能に構成することを特徴とする画像処理装置。
- 請求項7において、代替値設定手段は、前記有効画像領域の上部、下部、左部及び右部に対してそれぞれ独立して設定可能に構成することを特徴とする画像処理装置。
- 請求項7において、画像データ変更手段は画像の変倍処理であることを特徴とする画像処理装置。
- 請求項7において、画像データ変更手段は画像のスムージング処理であることを特徴とする画像処理装置。
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-
2002
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