JP2004031803A - 多層配線基板および多層配線基板用基材 - Google Patents

多層配線基板および多層配線基板用基材 Download PDF

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Shoji Ito
伊藤 彰二
Satoru Nakao
中尾 知
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Abstract

【課題】導電層貫通孔による導電層裏面側での導通接触面積の減少を補償し、逆に導電層貫通孔が設けられることによって導電層と導電性樹脂組成物との間の接触電気抵抗を低下させる。
【解決手段】導電層貫通孔14bの横断面積(直径)を絶縁部貫通孔14aの横断面積(直径)より小さくし、導電層貫通孔14bの内側面の総面積が導電層貫通孔14bの横断面積より大きいものにする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、多層配線基板(多層プリント配線板)および多層配線基板用基材に関し、特に、フリップチップ実装などの高密度実装が可能な多層のフレキシブルプリント配線板等の多層配線基板および多層配線基板用基材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多層配線基板として、層間接続をスルーホールによらずにIVH(Interstitial Via Hole)によって行い、ビア・オン・ビアが可能な樹脂多層プリント配線板、例えば、松下電器産業社のALIVH(Any Layer Interstitial Via Hole)基板や、ポリイミドによるFPCをスルーホールを使用せずにビルドアップ方式で多層に積層するソニーケミカル社のポリイミド複合多層ビルドアップ集積回路基板(MOSAIC)が開発されている。
【0003】
また、ポリイミドフィルムを絶縁層としてそれの片面に銅箔による導電層を貼り付けられている汎用の銅張樹脂基材を出発基材として、簡便な工程によりIVH構造の多層FPCを得る構造と製法が、本願出願人と同一の出願人による特願2001−85224号で提案されている。
【0004】
特願2001−85224号で提案されている多層配線基板用基材では、絶縁層の一方の面に銅箔を設けた銅張樹脂基材に貫通孔(バイアホール)を穴あけした後、導電性樹脂組成物(樹脂系の導電性ペースト)を銅箔側からスクリーン印刷法等による印刷法によって充填することで、図12に示されているようなIVH部分を形成している。なお、図12において、101は絶縁層を、102は銅箔部を、104は貫通孔を、105は貫通孔104に充填された導電性樹脂組成物を各々示している。
【0005】
そして、スクリーン印刷時のマスクの開口部の孔径をIVH径より大きくすることにより、印刷時の位置合わせ精度にある程度の余裕ができると共に、銅箔部102上に導電性樹脂組成物105によってマスク開口部孔径相当の大きさのヘッド状部105Aが形成され、貫通孔104に充填された導電性樹脂組成物105と銅箔部102との接触面積を大きくすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
印刷用マスクを使用した印刷法によってバイアホールに導電性樹脂組成物を充填する場合、ヘッド状部105Aは印刷用マスクの厚さ等により基材表面よりも数10μm程度の厚さをもって突出する。このため、多層配線基板の表面平滑性を確保するためには、ヘッド状部105Aの全体を層間接着剤の層内に埋め込むに十分な接着層の厚さが必要になる。
【0007】
しかし、この場合には、接着層が厚くなることにより、多層配線基板の厚膜化を招くことになる。これに対し、接着層を厚くしない場合には、多層配線基板の表面平滑性が損ねられる。
【0008】
導電性樹脂組成物が完全に硬化する以前に、多層積層を行うことで、導電性樹脂組成物と他層の銅箔との接触が密接に行われるようにした場合には、図13に示されているように、導電性樹脂組成物105の銅箔部102より上の部分(ヘッド状部105A)が多層積層時の積層圧Pによって押しつぶれ、ヘッド状部105Aが圧潰状態で広がってしまい、基板表面上から見たヘッド状部105Aの大きさを均一化することが困難であるばかりか、他配線部102´までヘッド状部105Aの導電性樹脂組成物が広がってしまい、回路の短絡を招く虞れがある。
【0009】
こういった問題を解決すべく、汎用の銅張樹脂基材等を出発基材として、銅箔回路と導電性樹脂組成物との導通接触を銅箔裏面側でとる構造が考えられている。
【0010】
これは、絶縁性基材の片面に配線パターンをなす銅箔部等による導電層を設けられ、前記絶縁性基材と前記導電層を貫通する貫通孔に層間導通を得るための導電性樹脂組成物を充填された多層配線基板用基材において、貫通孔の導電層部分(導電層貫通孔)の孔径を絶縁性基材部分(絶縁部貫通孔)の孔径より小さくする、あるいは、絶縁性基材の一方の面に配線パターンをなす導電層を、他方の面に層間接着のための接着層を設けられ、前記導電層と前記絶縁性基材と前記接着層を貫通する貫通孔に層間導通を得るための導電性樹脂組成物を充填された多層配線基板用基材において、貫通孔の導電層部分(導電層貫通孔)の孔径を絶縁性基材部分および接着層部分(絶縁部貫通孔)の孔径より小さくし、このような多層配線基板用基材を、複数枚、重ね合わせて接合するものである。
【0011】
銅箔部に設けられる絶縁部貫通孔より小さい導電層貫通孔は、貫通孔に対する導電性樹脂組成物充填時の空気抜き孔であり、IVH内への気泡の入り込みを防ぐ役目がある。
【0012】
導電層と貫通孔に充填されたIVHの導電性樹脂組成物との導通接触を導電層裏面側でとる構造の場合、この導電層と導電性樹脂組成物との導通接触総面積は、導電層貫通孔がないほうが大きくなる可能性があり、導電層貫通孔があると導電層と導電性樹脂組成物との間の接触電気抵抗が高くなることがあった。
【0013】
この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、導電層貫通孔による導電層裏面側での導通接触面積の減少を補償し、逆に導電層貫通孔が設けられることによって導電層と導電性樹脂組成物との間の接触電気抵抗を低下する多層配線基板用基材およびその多層配線基板用基材を用いた多層配線基板を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明による多層配線基板用基材は、絶縁性基材の片面に配線パターンをなす導電層を設けられ、前記絶縁性基材と前記導電層を貫通する貫通孔に層間導通を得るための導電性樹脂組成物を充填された多層配線基板用基材であって、前記貫通孔は、前記絶縁性基材を貫通する絶縁部貫通孔と、前記絶縁部貫通孔に連通し前記導電層を貫通する少なくとも一つの導電層貫通孔とにより構成され、前記導電層貫通孔の横断面積が前記絶縁部貫通孔の横断面積より小さく、前記導電層貫通孔の内側面の総面積が当該導電層貫通孔の横断面積より大きく、前記絶縁部貫通孔と前記導電層貫通孔とに導電性樹脂組成物が充填されている。
【0015】
この発明による多層配線基板用基材によれば、導電層と貫通孔に充填された導電性樹脂組成物との導通接触を導電層裏面側でとるために、導電層貫通孔の横断面積が絶縁部貫通孔の横断面積より小さいことに加えて、導電層貫通孔の内側面の総面積が当該導電層貫通孔の横断面積より大きく、絶縁部貫通孔と導電層貫通孔とに導電性樹脂組成物が充填されているから、導電層貫通孔の内側面での導電性樹脂組成物との導通接触により、導電層と導電性樹脂組成物との導通接触面積が増大する。
【0016】
また、上述の目的を達成するために、他の発明による多層配線基板用基材は、絶縁性基材の一方の面に配線パターンをなす導電層を、他方の面に層間接着のための接着層を設けられ、前記導電層と前記絶縁性基材と前記接着層を貫通する貫通孔に層間導通を得るための導電性樹脂組成物を充填された多層配線基板用基材であって、前記貫通孔は、前記絶縁性基材と前記接着層を貫通する絶縁部貫通孔と、前記絶縁部貫通孔に連通し前記導電層を貫通する少なくとも一つの導電層貫通孔とにより構成され、前記導電層貫通孔の横断面積が前記絶縁部貫通孔の横断面積より小さく、前記導電層貫通孔の内側面の総面積が当該導電層貫通孔の横断面積より大きく、前記絶縁部貫通孔と前記導電層貫通孔とに導電性樹脂組成物が充填されている。
【0017】
他の発明による多層配線基板用基材でも、導電層と貫通孔に充填された導電性樹脂組成物との導通接触を導電層裏面側でとるために、導電層貫通孔の横断面積が絶縁部貫通孔の横断面積より小さいことに加えて、導電層貫通孔の内側面の総面積が当該導電層貫通孔の横断面積より大きく、絶縁部貫通孔と導電層貫通孔とに導電性樹脂組成物が充填されているから、導電層貫通孔の内側面での導電性樹脂組成物との導通接触により、導電層と導電性樹脂組成物との導通接触面積が増大する。
他の発明による多層配線基板用基材は、絶縁性基材の片面に配線パターンをなす導電層を設けられ、前記絶縁性基材と前記導電層を貫通する貫通孔に層間導通を得るための導電性樹脂組成物を充填された多層配線基板用基材であって、
前記貫通孔は、前記絶縁性基材を貫通する絶縁部貫通孔と、前記絶縁部貫通孔に連通し前記導電層を貫通する少なくとも一つの導電層貫通孔とにより構成され、前記導電層貫通孔の横断面積が前記絶縁部貫通孔の横断面積より小さくなっており、前記導電層貫通孔の有る場合の前記導電層に対する前記導電性樹脂組成物の接触総面積が、前記導電層貫通孔の無い場合の接触総面積より大きくなるように前記絶縁部貫通孔と前記導電層貫通孔とに導電性樹脂組成物が充填されている。
【0018】
導電層貫通孔が円形横断面の円筒形状の貫通孔である場合には、導電層貫通孔の直径が導電層の層厚の4倍以下であることにより、導電層貫通孔の内側面の面積が当該導電層貫通孔の横断面積より大きいと云う条件を満たすことができる。従って、導電層貫通孔が円形横断面の円筒形状の貫通孔である場合には、導電層貫通孔の直径が導電層の層厚の4倍以下に設定されればよい。
【0019】
他の発明による多層配線基板用基材では、絶縁性基材をポリイミド等の可撓性樹脂フィルムにより構成し、可撓性樹脂フィルムの一方の面に銅箔による導電層を貼り付けられている汎用の銅張樹脂基材を出発基材とすることができる。また、接着層は熱可塑性ポリイミドにより構成することができる。
【0020】
他の発明による多層配線基板は、上述の発明による多層配線基板用基材を複数枚、重ねて接合したものである。
他の発明による多層配線基板用基材では、前記導電層貫通孔が平面に対して垂直な壁(内側面)を有する場合、前記導電層貫通孔の周縁長さ掛ける前記導電層貫通孔の高さが、前記導電層貫通孔の開口端の横断面積より大きくなっている。他の発明による多層配線基板用基材では、前記導電層貫通孔が平面に対して傾斜している壁(テーパ面)を有する。
他の発明による多層配線基板用基材では、前記導電層貫通孔が複数設けられている。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照してこの発明の実施形態を詳細に説明する。
図1はこの発明による一実施形態に係わる多層配線基板用基材の基本構成を示している。
【0022】
図1に示されている多層配線基板用基材は、絶縁性基材をなす絶縁樹脂層11の一方の面に配線パターンをなす銅箔等による導電層12を、他方の面に層間接着のための接着層13を各々設けられ、接着層13と絶縁樹脂層11と導電層12とを貫通する貫通孔14を穿設されている。貫通孔14には導電性樹脂組成物15が充填され、IVH(バイアホール)を形成している。
【0023】
FPCでは、絶縁樹脂層11は、全芳香族ポリイミド(API)等によるポリイミドフィルムやポリエステルフィルム等の可撓性を有する樹脂フィルムで構成され、絶縁樹脂層11と導電層12と接着層13との3層構造は、汎用の片面銅箔付きポリイミド基材のポリイミド部(絶縁樹脂層11)の銅箔(導電層12)とは反対側の面に接着層13としてポリイミド系接着材を貼付したもので構成できる。
【0024】
ポリイミド系接着材による接着層13は、熱可塑性ポリイミド(TPI)あるいは熱可塑性ポリイミドに熱硬化機能を付与したフィルムの貼り付けにより形成することができる。熱可塑性ポリイミドの場合、基板の耐熱性を考慮し、ガラス転移点の高いものを使用するのが好ましい。
【0025】
貫通孔14のうち、接着層13と絶縁樹脂層11を貫通する部分、すなわち、絶縁部貫通孔14aは、円形横断面の円筒形状で、通常のバイアホール径とされている。貫通孔14のうち導電層12を貫通する部分、すなわち、導電層貫通孔14bは、円形横断面の円筒形状で、絶縁部貫通孔14aの直径より小径になっている。これにより、導電層貫通孔14bの横断面積は絶縁部貫通孔14aの横断面積より小さい。
【0026】
また、導電層貫通孔14bの内側面(内周面)の面積が導電層貫通孔14bの絶縁部貫通孔14aに対する開口端の横断面積より大きくなるよう、導電層貫通孔14bの直径や、導電層12の層厚を設定されている。このことは、言い換えるならば、導電層貫通孔14bの有る場合の導電層12に対する導電性樹脂組成物15の接触総面積が、導電層貫通孔14bの無い場合の接触総面積より大きくなることを意味する。
【0027】
導電層貫通孔14bの直径をD、導電層12の層厚をhとすると、導電層貫通孔14bの内側面の面積が導電層貫通孔14bの絶縁部貫通孔14aに対する開口端の横断面積より大きいことの条件式は下式(1)、(2)で表される。
π・D・h≧π(D/2)2   …(1)
D≦4h           …(2)
【0028】
従って、導電層貫通孔14bが円形横断面の円筒形状の貫通孔である場合には、導電層貫通孔14bの直径Dが導電層12の層厚hの4倍以下であることにより、導電層貫通孔14bの内側面の面積が導電層貫通孔14bの横断面積より大きくなる。
また、他の言い方をすれば、導電層貫通孔14bが平面に対して垂直な壁(内側面)を有する場合、導電層貫通孔14bの周縁長さ掛ける導電層貫通孔14bの高さhが、導電層貫通孔14bの開口端の横断面積より大きくなっている。
【0029】
実例として、導電層12の層厚hが8μmであると、導電層貫通孔14bの直径Dの最大値は32μmになり、以下、同様に、層厚hが9μmであると、直径最大値は36μm、層厚hが12μmであると、直径最大値は48μm、層厚hが15μmであると、直径最大値は60μm、層厚hが18μmであると、直径最大値は72μm、層厚hが36μmであると、直径最大値は144μmとなる。
【0030】
IVHの導電性樹脂組成物15は、導電機能を有する金属粉末を樹脂バインダに混入したものを、溶剤を含む粘性媒体に混ぜてペースト状にした導電性ペーストであり、接着層13の側よりスクイジング等によって貫通孔14、すなわち、絶縁部貫通孔14bと導電層貫通孔14bの全てに穴埋め充填される。
【0031】
この穴埋め充填時の貫通孔14内の空気抜きは、導電層貫通孔14bによって行われ、貫通孔14(絶縁部貫通孔14bと導電層貫通孔14b)に穴埋め充填された導電性樹脂組成物15内に気泡が残存しなくなり、バイアホール(貫通孔14)に充填された導電性樹脂組成物15と導電層12との導通接触は、導電層12の裏面12aと、導電層貫通孔14bの内周面の各々で行われる。
【0032】
導電層貫通孔14bの内周面の面積が導電層貫通孔14bの絶縁部貫通孔14aに対する開口端の横断面積より大きいから、導電層12に導電層貫通孔14bがあけられているほうが、導電性樹脂組成物15と導電層12との導通接触面積が大きくなり、導電性樹脂組成物15と導電層12との間の接触電気抵抗が低下する。
【0033】
図2はこの発明による多層配線基板の一つの実施形態を示している。この多層配線基板は、図1に示されている構造の多層配線基板用基材を、1層目の基材10Aと、2層目の基材10Bとして、2枚重ね合わせ、1層目の基材10Aの接着層13によって1層目の基材10Aと2層目の基材10Bとを互いに接着接合してなる。2層目の基材10Bの接着層13上には表面部の配線パターンをなす銅箔による導電層16が形成されている。
【0034】
導電性樹脂組成物15を充填された各貫通孔14はIVHをなし、貫通孔14に穴埋め充填された導電性樹脂組成物15内に気泡が残存することがなく、貫通孔14に充填された導電性樹脂組成物15と導電層12との導通接触が、導電層12の裏面12aと、導電層貫通孔14bの内周面の各々で行われる。
【0035】
そして、導電層貫通孔14bの内周面の面積が導電層貫通孔14bの絶縁部貫通孔14aに対する開口端の横断面積より大きいから、導電層12に導電層貫通孔14bがあけられているほうが、導電性樹脂組成物15と導電層12との導通接触面積が大きくなり、導電性樹脂組成物15と導電層12との間の接触電気抵抗、ついては各層の導電層12、あるいは導電層12と16の層間導通の接触電気抵抗が低下し、安定した良好な電気性能が得られる。
【0036】
つぎに、図1に示されている多層配線基板用基材、およびその多層配線基板用基材による多層配線基板の製造方法の一実施形態を図3、図4を参照して説明する。
【0037】
まず、図3(a)、(b)に示されているように、絶縁樹脂層(ポリイミドフィルム)11の片面に銅箔による導電層12を設けられた基材の絶縁樹脂層11側に、可塑性ポリイミドあるいは熱可塑性ポリイミドに熱硬化機能を付与したフィルムを貼り付けて接着層13を形成する。
【0038】
つぎに、図3(c)に示されているように、導電層12にエッチングを行って導電層12による配線パターン(回路パターン)を形成する。導電層12が銅箔の場合、銅箔のエッチングは、塩化第2鉄を主成分とした水溶液、塩化第2銅を主成分としたエッチャントを用いて行うことができる。
【0039】
つぎに、図3(d)に示されているように、接着層13上にPETマスキングテープ17を貼り付け、レーザ穴明け加工等により、図3(d)に示されているように、PETマスキングテープ17、接着層13、絶縁樹脂層11、導電層12を貫通する貫通孔14を穿設する。
【0040】
この貫通孔14は、PETマスキングテープ17、接着層13、絶縁樹脂層11を貫通する絶縁部貫通孔14aの直径を通常のバイアホール径、例えば、100μmとすると、導電層12の層厚が7.5〜12.5μm程度で、導電層12を貫通する導電層貫通孔14bの直径は、バイアホール径より小径の30〜50μm程度になっている。ここで、導電層12の層厚と導電層貫通孔14bの直径の関係は、前述したように、導電層貫通孔14bの内周面の面積が導電層貫通孔14bの絶縁部貫通孔14aに対する開口端の横断面積より大きくなるように設定される。
【0041】
なお、大径の絶縁部貫通孔14aと小径の導電層貫通孔14bとによる貫通孔14は、レーザビーム照射によるレーザ穴明け加工により形成することができ、この他、エッチング、レーザビーム照射とエッチングとの組み合わせによっても加工することができる。
【0042】
レーザ穴明け加工の場合には、まず、レーザビーム照射によって絶縁部貫通孔14aを穿設したのち、再びレーザビーム照射によって導電層12に小さい導電層貫通孔14bを穿設し、その後、導電性樹脂組成物(導電性ペースト)15を貫通孔14に穴埋め充填する方法をとってもよいが、通常、レーザビーム強度(レーザ強度)は、ビーム径方向に見て、ビーム中央が高く、周りは低くなっているために、これを利用して、導電層12の中心部の小さい導電層貫通孔14bと絶縁部の絶縁部貫通孔14aとを一度に穿設することができ、これによって、より短時間で上記構造のバイアホールを得ることができる。
【0043】
貫通孔14の穿孔が完了すれば、貫通孔14内に残存している穿孔による樹脂や銅箔の酸化物等によるスミア18を除去するデスミアを行う。デスミアは、プラズマによるソウトエッチングや、過マンガン塩素系のデスミア液によるウエットデスミアにより行うことができる。
【0044】
図3(f)に示されているように、デスミアが完了すれば、図3(g)に示されているように、スクリーン印刷で使用するようなスクイジプレート(スキージプレート)50を使用してPETマスキングテープ17の面側から導電性樹脂組成物(導電ペースト)15をスクイジングによって貫通孔14の絶縁部貫通孔14aと導電層貫通孔14bの全てに穴埋め充填する。図3(h)は、導電性樹脂組成物15の穴埋め充填完了状態を示している。
【0045】
導電性樹脂組成物15は、後の工程における加熱に対する酸化を避けるため、銀ペーストを使用した。この時、粘度を300dPa・sのものを使用したところ、銅箔部(導電層12)の小孔14bから導電ペーストが抜け落ちることなく的確に穴埋め充填することができた。なお、導電性樹脂組成物15としては、銀ペースト以外に、銅フィラーやカーボン混合物による導電性ペーストを使用することも可能である。
【0046】
この実施の形態では、基材表面にPETマスキングテープ17が貼付されているために、メタルマスクやスクリーンマスクを介さず、スクイジプレート50を直接基板に接触させてスクイジングを行ってよいが、もちろん、メタルマスクやスクリーンマスクを介してスクイジングすることにより、導電性樹脂組成物の無駄を削減することができる。
【0047】
このスクイジングの際に、銅箔部(導電層12)の小孔14bから気泡が排出され、貫通孔14内に気泡が残存することがなく、銅箔部(導電層12)と導電性樹脂組成物15との密着が、導電層12の裏面12aと、導電層貫通孔14bの内周面とで十分に行われる。
【0048】
つぎに、図3(i)に示されているように、表面に導電性樹脂組成物15の残りが付いているPETマスキングテープ17を剥がし、この1層目の基材10Aに、図3(a)〜(i)に示されているこれまでと同様の製法で作製した基材10Bと、銅箔による導電層16を各々適当な位置合わせしつつ積層加熱圧着(ラミネーション)によってすることで、図4(a)、(b)に示されているように、多層化が達成される。
【0049】
ラミネーション法の際、基材を真空下に曝しながら加熱圧着することで、導電層12による回路パターンの凹凸に対する接着層13の追従性を高くすることができる。また、導電性樹脂組成物15が柔らかい状態で積層を行い、導電性樹脂組成物15と他層の銅箔との接触を密接にすることができる。
【0050】
最後に、図4(c)に示されているように、最外層の導電層16をエッチングによって回路形成することで、多層配線板として完成を見る。
【0051】
この発明による多層配線基板用基材は、他の実施形態として、図5に示されているように、絶縁性基材をなす絶縁樹脂層21を、熱可塑性ポリイミド(TPI)あるいは熱可塑性ポリイミドに熱硬化機能を付与したものなど、絶縁樹脂層自体が層間接着のための接着性を有するもので構成することができる。この場合には、絶縁樹脂層21の一方の面に配線パターンをなす銅箔等による導電層22を設け、他方の面の積層する接着層を省略できる。
【0052】
この多層配線基板用基材では、絶縁樹脂層21と導電層22とを貫通する貫通孔24を穿設され、その貫通孔24に導電性樹脂組成物25が充填されてIVH(バイアホール)が形成される。
【0053】
貫通孔24のうち、絶縁樹脂層21を貫通する部分、すなわち、絶縁部貫通孔24aは、円形横断面の円筒形状で、通常のバイアホール径とされている。貫通孔24のうち導電層22を貫通する部分、すなわち、導電層貫通孔24bは、円形横断面の円筒形状で、絶縁部貫通孔24aの直径より小径になっている。これにより、導電層貫通孔24bの横断面積は絶縁部貫通孔24aの横断面積より小さい。
【0054】
また、導電層貫通孔24bの内側面(内周面)の面積が導電層貫通孔24bの絶縁部貫通孔24aに対する開口端の横断面積より大きくなるよう、導電層貫通孔24bの直径や、導電層22の層厚を設定されている。すなわち、このことは、導電層貫通孔24bの有る場合の導電層22に対する導電性樹脂組成物25の接触総面積が、導電層貫通孔24bの無い場合の接触総面積より大きくなることを意味する。
【0055】
この場合も、導電層貫通孔24bの直径をD、導電層22の層厚をhとすると、導電層貫通孔24bの内側面の面積が導電層貫通孔24bの絶縁部貫通孔24aに対する開口端の横断面積より大きいことの条件式は上述した式(1)、(2)で表され、導電層貫通孔24bの直径Dが導電層22の層厚hの4倍以下であることにより、導電層貫通孔24bの内側面の面積が導電層貫通孔24bの横断面積より大きくなる。
【0056】
IVHの導電性樹脂組成物25は、導電機能を有する金属粉末を樹脂バインダに混入したものを、溶剤を含む粘性媒体に混ぜてペースト状にした導電性ペーストであり、絶縁樹脂層21の側よりスクイジング等によって貫通孔24、すなわち、絶縁部貫通孔24bと導電層貫通孔24bの全てに穴埋め充填される。
【0057】
この穴埋め充填時の貫通孔24内の空気抜きは、導電層貫通孔24bによって行われ、貫通孔24(絶縁部貫通孔24bと導電層貫通孔24b)に穴埋め充填された導電性樹脂組成物25内に気泡が残存しなくなり、この実施形態でも、バイアホール(貫通孔24)に充填された導電性樹脂組成物25と導電層22との導通接触は、導電層22の裏面12aと、導電層貫通孔24bの内周面の各々で行われる。
【0058】
導電層貫通孔24bの内周面の面積が導電層貫通孔24bの絶縁部貫通孔24aに対する開口端の横断面積より大きいから、導電層22に導電層貫通孔24bがあけられているほうが、導電性樹脂組成物25と導電層22との導通接触面積が大きくなり、導電性樹脂組成物25と導電層22との間の接触電気抵抗が低下する。
【0059】
図6はこの発明による多層配線基板の一つの実施形態を示している。この多層配線基板は、図5に示されている構造の多層配線基板用基材を、1層目の基材20Aと、2層目の基材20Bとして、2枚重ね合わせ、1層目の基材20Aと2層目の基材20Bとを絶縁樹脂層21自体の接着性によって互いに接着接合してなる。2層目の基材20Bの絶縁樹脂層21上には表面部の配線パターンをなす銅箔による導電層26が形成されている。
【0060】
導電性樹脂組成物25を充填された各貫通孔24はIVHをなし、貫通孔24に穴埋め充填された導電性樹脂組成物25内に気泡が残存することがなく、貫通孔24に充填された導電性樹脂組成物25と導電層22との導通接触が、導電層22の裏面22aと、導電層貫通孔24bの内周面の各々で行われる。
【0061】
そして、この実施形態でも、導電層貫通孔24bの内周面の面積が導電層貫通孔24bの絶縁部貫通孔24aに対する開口端の横断面積より大きいから、導電層22に導電層貫通孔24bがあけられているほうが、導電性樹脂組成物25と導電層22との導通接触面積が大きくなり、導電性樹脂組成物25と導電層22との間の接触電気抵抗、ついては各層の導電層22、あるいは導電層22と16の層間導通の接触電気抵抗が低下し、安定した良好な電気性能が得られる。
【0062】
なお、図5に示されている多層配線基板用基材、およびその多層配線基板用基材による多層配線基板も、上述した製造方法と同等の製造方法によって製造することができる。
【0063】
他の実施例として、層厚が18μmの導電層22に、レーザ照射によって導電層貫通孔24bの穴明けを行ったところ、図7に示されているように、約45度のテーパがついた切頭円錐形状の貫通孔となった。
【0064】
この場合には、図8に示されているように、導電層貫通孔24bの導電層裏面側の直径をDxμm、とすると、24bの内周面の面積は下式(3)で表される。
【数1】
Figure 2004031803
よって、テーパ状の導電層貫通孔24bの内側面の面積が導電層貫通孔24bの絶縁部貫通孔24aに対する開口端の横断面積より大きいことの条件式は下式(4)で表される。
【数2】
Figure 2004031803
【0065】
したがって、Dx≦78.5となり、導電層貫通孔24bの導電層裏面側の直径Dxは78.5μm以下であればよい。この条件を満たせば、導電層貫通孔24bの有る場合の導電層22に対する導電性樹脂組成物25の接触総面積が、導電層貫通孔24bの無い場合の接触総面積より大きくなる。
【0066】
また、図9、図10に示されているように、一つの貫通孔24において、絶縁部貫通孔24aより小径で導電層貫通孔24bの内側面の面積が導電層貫通孔24bの絶縁部貫通孔24aに対する開口端の横断面積より大きい導電層貫通孔24bを複数個設けることによって導電層貫通孔24bの内周面による導通接触面積を大きくすることもできる。
更には、図11に示されているように、丸形の貫通孔より、内側面の面積がより大きくなる十字形状の導電層貫通孔24bも化学エッチング等によって容易に形成することもできる。
なお、上記例では、十字形状の導電層貫通孔24bを示したが、内側面の面積が大きくなる形状(導電層貫通孔24bの周縁長さがより長くなる形状)であるなら十字形状以外のどの様な形状でも良い。
【0067】
なお、この発明による多層配線基板、多層配線基板用基材およびその製造方法は、ポリイミドフィルムを使用したフレキシブルプリント配線板に限られることはなく、ポリエステルフィルム使用したフレキシブルプリント配線板、エボキシ樹脂や、ガラス布、アラミド不織布等によるプリプレグ材を絶縁材を使用したリジッドタイプのものにも同様に適用することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、この発明による多層配線基板および多層配線基板用基材その製造方法によれば、導電層と貫通孔に充填された導電性樹脂組成物との導通接触を導電層裏面側でとるために、導電層貫通孔の横断面積が絶縁部貫通孔の横断面積より小さいことに加えて、導電層貫通孔の内側面の総面積が当該導電層貫通孔の横断面積より大きく、絶縁部貫通孔と導電層貫通孔とに導電性樹脂組成物が充填されているから、導電層貫通孔の内側面での導電性樹脂組成物との導通接触により、導電層と導電性樹脂組成物との導通接触面積が増大し、導電層と導電性樹脂組成物との間の接触電気抵抗が低下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施形態に係わる多層配線基板用基材を示す断面図である。
【図2】この発明の一つの実施形態に係わる多層配線基板を示す断面図である。
【図3】(a)〜(h)はこの発明の一つの実施形態に係わる多層配線基板用基材の製造方法の一実施形態を示す工程図である。
【図4】(a)〜(c)はこの発明の一つの実施形態に係わる多層配線基板の製造方法の一実施形態を示す工程図である。
【図5】この発明の他の一つの実施形態に係わる多層配線基板用基材を示す断面図である。
【図6】この発明の他の一つの実施形態に係わる多層配線基板を示す断面図である。
【図7】この発明の一つの実施例に係わる多層配線基板用基材を示す断面図である。
【図8】この発明の一つの実施例に係わる多層配線基板用基材の導電層貫通孔の拡大断面図である。
【図9】この発明の他の実施形態に係わる多層配線基板用基材を示す断面図である。
【図10】この発明の他の実施形態に係わる多層配線基板用基材を示す平面図である。
【図11】この発明の他の実施形態に係わる多層配線基板用基材を示す断面図である。
【図12】従来の多層配線基板用基材のIVH構造を示す断面図である。
【図13】従来の多層配線基板用基材のIVH構造における不具合を示す断面図である。
【符号の説明】
10A 1層目の基材
10B 2層目の基材
11 絶縁樹脂層
12 導電層
13 接着層
14 貫通孔
14a 絶縁部貫通孔
14b 導電層貫通孔
15 導電性樹脂組成物
16 導電層
20A 1層目の基材
20B 2層目の基材
21 絶縁樹脂層
22 導電層
24 貫通孔
24a 絶縁部貫通孔
24b 導電層貫通孔
24 貫通孔導電層貫通孔
25 導電性樹脂組成物
26 導電層

Claims (10)

  1. 絶縁性基材の片面に配線パターンをなす導電層を設けられ、前記絶縁性基材と前記導電層を貫通する貫通孔に層間導通を得るための導電性樹脂組成物を充填された多層配線基板用基材であって、
    前記貫通孔は、前記絶縁性基材を貫通する絶縁部貫通孔と、前記絶縁部貫通孔に連通し前記導電層を貫通する少なくとも一つの導電層貫通孔とにより構成され、前記導電層貫通孔の横断面積が前記絶縁部貫通孔の横断面積より小さく、前記導電層貫通孔の内側面の総面積が当該導電層貫通孔の横断面積より大きく、
    前記絶縁部貫通孔と前記導電層貫通孔とに導電性樹脂組成物が充填されていることを特徴とする多層配線基板用基材。
  2. 絶縁性基材の一方の面に配線パターンをなす導電層を、他方の面に層間接着のための接着層を設けられ、前記導電層と前記絶縁性基材と前記接着層を貫通する貫通孔に層間導通を得るための導電性樹脂組成物を充填された多層配線基板用基材であって、
    前記貫通孔は、前記絶縁性基材と前記接着層を貫通する絶縁部貫通孔と、前記絶縁部貫通孔に連通し前記導電層を貫通する少なくとも一つの導電層貫通孔とにより構成され、前記導電層貫通孔の横断面積が前記絶縁部貫通孔の横断面積より小さく、前記導電層貫通孔の内側面の総面積が当該導電層貫通孔の横断面積より大きく、
    前記絶縁部貫通孔と前記導電層貫通孔とに導電性樹脂組成物が充填されていることを特徴とする多層配線基板用基材。
  3. 絶縁性基材の片面に配線パターンをなす導電層を設けられ、前記絶縁性基材と前記導電層を貫通する貫通孔に層間導通を得るための導電性樹脂組成物を充填された多層配線基板用基材であって、
    前記貫通孔は、前記絶縁性基材を貫通する絶縁部貫通孔と、前記絶縁部貫通孔に連通し前記導電層を貫通する少なくとも一つの導電層貫通孔とにより構成され、前記導電層貫通孔の横断面積が前記絶縁部貫通孔の横断面積より小さくなっており、前記導電層貫通孔の有る場合の前記導電層に対する前記導電性樹脂組成物の接触総面積が、前記導電層貫通孔の無い場合の接触総面積より大きくなるように前記絶縁部貫通孔と前記導電層貫通孔とに導電性樹脂組成物が充填されていることを特徴とする多層配線基板用基材。
  4. 前記導電層貫通孔は円形横断面の円筒形状の貫通孔であり、当該導電層貫通孔の直径が前記導電層の層厚の4倍以下であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の多層配線基板用基材。
  5. 前記絶縁性基材はポリイミド等の可撓性樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の多層配線基板用基材。
  6. 接着層は熱可塑性ポリイミドにより構成されていることを特徴とする請求項2〜5の何れか1項記載の多層配線基板用基材。
  7. 請求項1〜6の何れか1項記載の多層配線基板用基材を複数枚、重ねて接合してなる多層配線基板。
  8. 前記導電層貫通孔が平面に対して垂直な壁(内側面)を有する場合、前記導電層貫通孔の周縁長さ掛ける前記導電層貫通孔の高さが、前記導電層貫通孔の開口端の横断面積より大きくなっていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の多層配線基板用基材。
  9. 前記導電層貫通孔が平面に対して傾斜している壁(テーパ面)を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の多層配線基板用基材。
  10. 前記導電層貫通孔が複数設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の多層配線基板用基材。
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