JP2004335921A - 多層配線板、多層基板用基材およびそれらの製造方法 - Google Patents

多層配線板、多層基板用基材およびそれらの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】銅ランド部の固着強度の向上と接続抵抗の低減とを両立し、電子部品等の実装密度を高くすること。
【解決手段】ビアホール14の絶縁性基材部分14Aの口径Daと接着層部分14Bの口径Dbとが二段階に異なり、絶縁性基材部分14Aの口径Daを接着層部分14Bの口径Dbより小さくする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、多層配線板(多層プリント配線板)、多層基板用基材およびそれらの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の多層配線板には、多層積層後、絶縁層にスルーホールを開口した後に、スルーホール内をめっきし、めっき層によって層間導通を取るスルーホールめっき法によるものがある。
【0003】
スルーホールめっき法による多層配線板は、各層の回路を低く安定した接続抵抗で接続できる利点をもつが、工程が複雑で、工数も多いため、コストが高くなり、多層配線板の用途を制限する要因となっている。また、スルーホールめっき法による多層配線板では、スルーホールの直上には部品を実装できず、配線の自由度が低いと云う欠点もある。
【0004】
近年、めっきに代わる層間接続方法として、スルーホールに導電性ペーストを充填したIVH(Interstitial Via Hole)による多層配線板が実用化されている(たとえば、特許文献1、2)。
【0005】
例えば、松下グループのALIVH(Any Layer Interstitial Via Hole)基板では、図4(a)〜(f)に示されているように、絶縁樹脂板/フィルム(未硬化樹脂基板)101を出発材としてレーザを用いてビアホール(バイアホール)102をあけ、印刷法によってビアホール102にペースト状の導電性樹脂103を充填し、この導電性樹脂103の充填によって所望の箇所に表裏導通接続部、すなわち、導電ペースト充填のIVH(Interstitial Via Hole)を有する絶縁層材104を作成する。
【0006】
そして、絶縁層材104の表裏に銅箔105を貼り付け、銅箔105をエッチングして配線パターン(銅回路部)106を形成したものを、複数枚、貼り合わせて多層配線板100を得る。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−147464号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2002−353621号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
導電ペースト充填のIVHによる多層配線板は、安価である反面、次のような欠点がある。導電性ペーストは、導電フィラーとして銀や銅などの導電性粒子を樹脂バインダ中に混入分散させたポリマ型のものであり、パターンニングされた銅ランド部(銅回路部)との固着強度が、層間絶縁層に用いられている樹脂に比べて弱い。
【0010】
このため、図5に示されているように、多層配線板の最表層に設けられた銅ランド部202において、ランド径D1に対してビア径D2が大きく、銅ランド部202の内層側の面とビア(ビアホール204に充填された導電性ペースト205)との接触面積が大きいと、D1−D2が小さく、銅ランド部202と絶縁性基材(層間絶縁層)201との接合面積が少なくなり、後工程で半田付けによって実装される電子部品等とともに、銅ランド部202が剥離してしまう虞れがある。
【0011】
なお、図5において、符合203は接着層を、符合206は多層化の絶縁性基材を、符合207は導通相手の導電ランド部を示している。
【0012】
このため、銅ランド部202の固着強度を強くし、剥離を防止するよう、銅ランド部202の寸法(ランド径D1)を大きくする必要があった。しかし、銅ランド部202の寸法を大きくすると、銅ランド部002や配線パターン間の距離が広がってしまい、実装密度を上げることが困難になる。
【0013】
これとは逆に、図6に示されているように、銅ランド部202の寸法を変えず、ビア径を小さくしてD3とすることで、銅ランド部202と絶縁性基材201との接触面積を大きくし、固着強度を上げることも考えられる。しかし、この場合には、ビア径が小さくなりD3となることで、ビア全体の電気抵抗が大きくなってしまうという問題がある。特に、ビアの導電性ペースト205が多層化によって押し付け接触する導通相手の導電ランド部207との接続抵抗が大きくなる問題を生じる。
【0014】
この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、銅ランド部の固着強度の向上と接続抵抗の低減とを両立し、電子部品等の実装密度を高くすることができる多層配線板、多層基板用基材およびそれらの製造方法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明による多層基板用基材は、絶縁性基材の一方の面に配線パターンをなす導電層を、前記絶縁性基材の他方の面に層間接着のための接着層を設けられ、前記絶縁性基材と前記接着層を貫通するビアホールに層間導通を行う導電性ペーストが充填された多層基板用基材であって、前記ビアホールの前記絶縁性基材部分の口径と前記接着層部分の口径とが二段階に異なり、前記絶縁性基材部分の口径が前記接着層部分の口径より小さい。
【0016】
このように、ビアホールの口径が絶縁性基材部分と接着層部分とで二段階に異なっていることにより、導電層側(銅ランド部側)のビア径を小さくして銅ランド部の固着強度の向上を図ることと、多層化による導通相手の導電ランド部側のビア径を大きくして多層化による導通相手の導電ランド部との接続抵抗を小さくすることとが顕著に両立する。
【0017】
この発明による多層配線板は、上述の発明による多層基板用基材を含むものである。
【0018】
また、この発明による多層配線板は、絶縁性基材の一方の面に配線パターンをなす導電層を、前記絶縁性基材の他方の面に層間接着のための接着層を設けられ、前記絶縁性基材と前記接着層を貫通するビアホールに層間導通を行う導電性ペーストが充填された多層基板用基材を少なくとも一つ有し、前記導電性ペーストの前記絶縁性基材部分の横断面積と前記接着層部分の横断面積とが二段階に異なり、前記接着層部分の横断面積が前記絶縁性基材部分の横断面積より大きい。
【0019】
この発明による多層配線板によれば、ビアホールに充填された導電性ペーストの絶縁性基材部分の横断面積(外径)と接着層部分の横断面積(外径)とが二段階に異なり、接着層部分の横断面積が絶縁性基材部分の横断面積より大きいことにより、銅ランド部の固着強度の向上を図ることと、多層化による導通相手の導電ランド部との接続抵抗を小さくすることとが顕著に両立する。
【0020】
この発明による多層基板用基材の製造方法は、絶縁性基材の一方の面に配線パターンをなす導電層を、前記絶縁性基材の他方の面に層間接着のための接着層を設けられた積層材の、前記絶縁性基材と前記接着層を貫通するビアホールとして、前記絶縁性基材に小径ビアホールをあけ、前記接着層に大径ビアホールをあける工程と、前記ビアホールに導電性ペーストを穴埋め充填する工程とを有する。
【0021】
また、この発明による多層基板用基材の製造方法は、絶縁性基材の一方の面に配線パターンをなす導電層を、前記絶縁性基材の他方の面に層間接着のための接着層を設けられた積層材の前記絶縁性基材と前記接着層と貫通するビアホールに導電性ペーストが充填され、前記接着層の表面より突出した前記導電性ペーストによる突出部を含む多層基板用基材の前記接着層側を多層化の多層基板用基材に押し付けるホットプレスを行い、前記導電性ペーストの前記突出部を導通相手の多層基板用基材の導電ランド部に押し付けることにより、前記突出部が前記接着層を押し除けて座屈変形的に拡径変形し、前記導電性ペーストが一端にて前記導電層に接触する面積より他端にて導通相手の多層基板用基材の導電ランド部に接触する面積を大きくする。
【0022】
ホットプレスによって導電性ペーストの突出部が、良好に、接着層を押し除けて座屈変形的に拡径変形するよう、接着層を構成する材料のガラス転移温度が前記導電性ペーストを構成する材料のガラス転移温度より低いものを用いる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照してこの発明の実施形態を詳細に説明する。
図1はこの発明による一実施形態に係わる多層配線板を示されている。この多層配線板は、絶縁性基材11の一方の面に配線パターン(銅ランド部)をなす導電層12を、絶縁性基材11の他方の面に層間接着のための接着層13を設けられ、絶縁性基材11と接着層13を貫通するビアホール14に層間導通を行う導電性ペースト15を充填された多層基板用基材10を含む。
【0024】
多層基板用基材10のビアホール14は、絶縁性基材部分14Aと接着層部分14Bとで口径が二段階に異なり、絶縁性基材部分14の口径Daが接着層部分14Bの口径Dbより小さい。このビアホール形状に応じて、ビアホール14に充填された導電性ペースト15の絶縁性基材11部分の横断面積と接着層13部分の横断面積とが二段階に異なり、接着層13部分の横断面積が絶縁性基材11部分の横断面積より大きくなる。
【0025】
これにより、ビア(導電性ペースト15)の自層の導電層(銅ランド部)12との接触面15Aは小さい口径Daで決まり、口径Daとランド径D1との差D1−Daを大きく取ることができ、導電層(銅ランド部)12の固着強度が向上する。また、多層化による導通相手の絶縁性基材21上の導電ランド部22との接触面15Bは大きい口径Dbで決まり、多層化による導通相手の導電ランド部22との接続抵抗が小さくなる。
【0026】
絶縁性基材11はポリイミド樹脂等の合成樹脂で構成し、接着層13を熱可塑性ポリイミド、熱硬化性ポリイミド、あるいは熱硬化磯能を付与した熱可塑性ポリイミド等により構成することができる。導電性ペースト15は、導電フィラーとして銀や銅などの導電性粒子を樹脂バインダ中に混入分散させたポリマ型のものである。
【0027】
つぎに、この発明による多層基板用基材と多層配線板の製造方法の一つの実施形態を図2(a)〜(f)を参照して説明する。
【0028】
図2(a)に示されているように、絶縁樹脂層をなすポリイミドフィルム31の片面に導電層をなす銅箔32を設けられた片面銅張基板(CCL:Copper Clad Laminate)を出発材とし、これのポリイミドフィルム表面側(銅箔32とは反対側の表面)に、熱可塑性ポリイミドあるいは熱可塑性ポリイミドに熱硬化機能を付与したフィルムによる接着層33を貼り合わせ、3層の積層材30を作成する。
【0029】
つぎに、図2(b)に示されているように、塩化第二鉄を主成分とするエッチング液を用いて銅箔32のケミカルエッチングを行い、銅回路部や銅ランド部34を形成する。
【0030】
つぎに、図2(c)に示されているように、レーザ加工によってポリイミドフィルム31と接着層33を貫通するビアホール35を形成する。
【0031】
このとき、接着層33について、ポリイミドフィルム31よりも融点の低い材料を用い、ポリイミドフィルム31が溶融せず、接着層33のみが溶融するレーザ出力を設定し、まず、接着層33に大径のビアホール35Bを形成する。その後に、ポリイミドフィルム31が溶融するレーザ出力を設定し、ポリイミドフィルム31に接着層33よりも小径のビアホール35Aを形成する。以上の手順により、ポリイミドフィルム31と接着層33とで口径が2段階に異なるビアホール35を形成することができる。
【0032】
つぎに、図2(d)に示されているように、印刷法等によりビアホール35に、ポリマ型の導電性ペースト36を穴埋め充填する。この導電性ペースト36の穴埋め充填は、図示されているように、小径のビアホール35Aと大径のビアホール35Bの全体に満杯に行う。これにより、1枚の多層基板用基材40が完成する。
【0033】
つぎに、多層化積層工程として、図2(e)に示されているように、複数枚(3枚)の多層基板用基材40と1枚の最下層基材(多層基板用基材)50とを重ね合わせて多層化接合を行う。なお、最下層基材50は、絶縁樹脂層をなすポリイミドフィルム51の片面に導電層をなす銅箔を設けられた片面銅張基板(CCL:Copper Clad Laminate)を出発材として銅箔にエッチングを行い、銅回路部や銅ランド部52を形成したものである。
【0034】
多層化接合工程は、各基材40、50の表面、内部に設けられた図示されていないアライメントマーク、基準穴、回路パターン等を用いて位置決めした後に、これら基材を積層し、真空キュアプレス機あるいはキュアプレス機を用い、加熱圧着する。これにより、図2(f)に示されているような多層配線板60が完成する。
【0035】
上述の製造方法によって製造された多層配線板60では、導電性ペースト36)の自層の銅ランド部34との接触面積(横断面積)は小径のビアホール35Aの口径で決まり、銅ランド部34のポリイミドフィルム31に対する固着強度を向上でき、多層化による導通相手の銅ランド部32あるいは52との接触面積(横断面積)は大径のビアホール35Bの口径で決まり、多層化による導通相手の銅ランド部34あるいは52との接続抵抗を小さくできる。
【0036】
これにより、銅ランド部34の固着強度の向上と接続抵抗の低減とが両立し、電子部品等の実装密度を高くすることができる。
【0037】
つぎに、この発明による多層基板用基材と多層配線板の製造方法の他の実施形態を図3(a)〜(g)を参照して説明する。
【0038】
図3(a)に示されているように、絶縁樹脂層をなすポリイミドフィルム71の片面に導電層をなす銅箔72を設けられた片面銅張基板(CCL:Copper Clad Laminate)を出発材とし、これのポリイミドフィルム表面側(銅箔72とは反対側の表面)に、熱可塑性ポリイミドあるいは熱可塑性ポリイミドに熱硬化機能を付与したフィルムによる接着層73を貼り合わせ、3層の積層材70を作成する。
【0039】
つぎに、図3(b)に示されているように、塩化第二鉄を主成分とするエッチング液を用いて銅箔72のケミカルエッチングを行い、銅回路部や銅ランド部74を形成する。
【0040】
つぎに、図3(c)に示されているように、接着層13側の表面にPETフィルム等によるマスクフィルム(カバーフィルム)75をラミネートする。
【0041】
つぎに、図3(d)に示されているように、レーザ加工等によってポリイミドフィルム71、接着層73、マスクフィルム75を貫通するストレート孔(同径孔)によるビアホール76を形成する。
【0042】
つぎに、図3(e)に示されているように、印刷法等によりビアホール76に、ポリマ型の導電性ペースト77を穴埋め充填する。導電性ペースト77は、接着層73を構成する材料のガラス転移温度より高いガラス転移温度を有するものを選択する。
【0043】
つぎに、マスクフィルム75を基材より剥離する。これにより、図3(f)に示されているように、マスクフィルム75の厚さ分、接着層73の接着表面より外側に突出した導電性ペースト77による突出部78が形成される。この突出部78の体積は、マスクフィルム75の厚さとビアホール76の内径により決まる。
【0044】
上述した工程で作成された導電性ペースト突出部付きの基材と、接着層のないCCLをエッチングによりパターンニングした多層基板用基材50とを、基材表面または内部に設けた図示しないアライメントマーク、基準穴、回路パターン等を用いて位置決めした後に、積層し、真空キュアプレス機あるいはキュアプレス機を用いて高温高圧で、加熱圧着することにより多層化する。これにより、導電性ペースト77による突出部78は、導通相手の多層基板用基材50の銅ランド部52に押し付けられる。
【0045】
接着層73を構成する材料のガラス転移温度が導電性ペースト77のガラス転移温度より低いため、多層化の加熱圧着工程で、接着層73だけが粘弾性を下げて流動性を持ち、導電性ペースト77の突出部78によってビアホール周りの接着層73が押し除けられ、突出部78が座屈変形的に潰れて拡径変形する。これにより、図3(g)に示されているように、接着層73の部分に導電性ペースト拡径部78’が形成された多層配線板80が完成する。
【0046】
これにより、導電性ペースト77が一端にて自層の銅ランド部74に接触する面積より他端にて導通相手の多層基板用基材50の銅ランド部52に接触する面積が大きくなり、銅ランド部74の固着強度の向上と接続抵抗の低減とが両立し、電子部品等の実装密度を高くすることができる。
【0047】
ここで、ポリイミドフィルム(絶縁層)71の厚さが30μm、接着層73の厚さが33μm、突出部78の突出量を30μm程度とし、導体箔(銅ランド部)の厚さが8μm程度と云う状態を想定すると、突出部78の体積比率は、絶縁層+接着層の63μmに対して30μmであるので、印刷時の導電性ペースト77の全体積の約1/3になる。
【0048】
基材積層後では、拡径した下側の部分はその面積がおよそ2.5倍になる。導電性ペーストのビア径を100μmと仮定すると、100μmの円柱形のビアに対して、接着層73の部分25μm(接着層33μm−導体箔8μm)が2.5倍の面積になった場合には、ビアとしての抵抗値が約73%になる。
【0049】
これと同じ抵抗値をストレートな円柱形のビアで再現する場合には、ビア径をおよそ120μmにしなければならない、また、導体箔のランド部の径は、ビア径100μmに対しておよそ3倍程度で設計されているので、実際には、ランド径は360μm程度になる。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、この発明による多層配線板、多層基板用基材によれば、ビアホールの口径が絶縁性基材部分と接着層部分とで二段階に異なっていることにより、導電層側(銅ランド部側)のビア径を小さくして銅ランド部の固着強度の向上を図ることと、多層化による導通相手の導電ランド部側のビア径を大きくして多層化による導通相手の導電ランド部との接続抵抗を小さくすることとが顕著に両立し、電子部品等の実装密度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による一実施形態に係わる多層配線板を示す断面図である。
【図2】(a)〜(f)はこの発明による多層基板用基材と多層配線板の製造方法の一つの実施形態を工程図である。
【図3】(a)〜(g)はこの発明による多層基板用基材と多層配線板の製造方法の他の実施形態を工程図である。
【図4】(a)〜(f)は従来の多層配線板の製造工程を示す工程図である。
【図5】従来の多層配線板を示す断面図である。
【図6】従来の多層配線板を示す断面図である。
【符号の説明】
10 多層基板用基材
11 絶縁性基材
12 導電層
13 接着層
14 ビアホール
15 導電性ペースト
21 絶縁性基材
22 導電ランド部
30 片面銅張基板
31 ポリイミドフィルム
32 銅箔
33 接着層
34 銅ランド部
35 ビアホール
36 導電性ペースト
40 多層基板用基材
50 最下層基材
51 ポリイミドフィルム
52 銅ランド部
60 多層配線板
70 片面銅張基板
71 ポリイミドフィルム
72 銅箔
73 接着層
74 銅ランド部
75 マスクフィルム
76 ビアホール
77 導電性ペースト
78 突出部
78’ 拡径部
80 多層配線板

Claims (6)

  1. 絶縁性基材の一方の面に配線パターンをなす導電層を、前記絶縁性基材の他方の面に層間接着のための接着層を設けられ、前記絶縁性基材と前記接着層を貫通するビアホールに層間導通を行う導電性ペーストが充填された多層基板用基材であって、
    前記ビアホールの前記絶縁性基材部分の口径と前記接着層部分の口径とが二段階に異なり、前記絶縁性基材部分の口径が前記接着層部分の口径より小さい多層基板用基材。
  2. 請求項1項記載の多層基板用基材を含む多層配線板。
  3. 絶縁性基材の一方の面に配線パターンをなす導電層を、前記絶縁性基材の他方の面に層間接着のための接着層を設けられ、前記絶縁性基材と前記接着層を貫通するビアホールに層間導通を行う導電性ペーストが充填された多層基板用基材を少なくとも一つ有し、前記導電性ペーストの前記絶縁性基材部分の横断面積と前記接着層部分の横断面積とが二段階に異なり、前記接着層部分の横断面積が前記絶縁性基材部分の横断面積より大きい多層配線板。
  4. 絶縁性基材の一方の面に配線パターンをなす導電層を、前記絶縁性基材の他方の面に層間接着のための接着層を設けられた積層材の、前記絶縁性基材と前記接着層を貫通するビアホールとして、前記絶縁性基材に小径ビアホールをあけ、前記接着層に大径ビアホールをあける工程と、
    前記ビアホールに導電性ペーストを穴埋め充填する工程と、
    を有する多層基板用基材の製造方法。
  5. 絶縁性基材の一方の面に配線パターンをなす導電層を、前記絶縁性基材の他方の面に層間接着のための接着層を設けられた積層材の前記絶縁性基材と前記接着層と貫通するビアホールに導電性ペーストが充填され、前記接着層の表面より突出した前記導電性ペーストによる突出部を含む多層基板用基材の前記接着層側を多層化の多層基板用基材に押し付けるホットプレスを行い、前記導電性ペーストの前記突出部を導通相手の多層基板用基材の導電ランド部に押し付けることにより、前記突出部が前記接着層を押し除けて座屈変形的に拡径変形し、前記導電性ペーストが一端にて前記導電層に接触する面積より他端にて導通相手の多層基板用基材の導電ランド部に接触する面積を大きくする多層配線板の製造方法。
  6. 前記接着層を構成する材料のガラス転移温度が前記導電性ペーストを構成する材料のガラス転移温度より低いものを用いる請求項5記載の多層配線板の製造方法。
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