JP2004031638A - 配線構造の形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低誘電率膜104に対してトレンチエッチングを行ってもフェンス113が形成されない、配線構造の形成方法を提供する。
【解決手段】ヴィアホール106の側壁部分に犠牲層107を形成する。その後レジストプラグ108と第2配線トレンチパターン109を形成後、犠牲層107を除去し、ヴィアホール106と低誘電率膜104の間に犠牲層107分の隙間を形成する。その後、トレンチエッチング工程において生成するデポ物110はその隙間に堆積されるため、デポ物110が低誘電率膜104のエッチング時におけるマスクとなることはない。その結果、フェンスは形成されない、配線構造を形成出来る。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置等の電子デバイスにおける、低誘電率絶縁膜を有したデュアルダマシン配線構造の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体集積回路装置、特にLSIにおいては、素子の動作速度の高速化に伴い、配線抵抗の低減及び配線の信頼性向上を目的に、銅配線を用いたデュアルダマシン配線が用いられてきている。また同時に低誘電率絶縁膜を用いることにより、配線層間の容量を低減することが必須となってきている。
【0003】
従来方法において、配線構造の形成方法について、特開2001−326278号公報に記載されている方法がある。以下より、図面を参照しながら説明する。
【0004】
まず、図9(a)に示すように、半導体基板1上に層間絶縁膜2を形成し、その上に下部配線3を形成する。その後、下部配線3を覆うように第1のストッパー膜4を形成し、下部配線間絶縁膜5、第2のストッパー膜6、上部層間絶縁膜7を順次形成する。
【0005】
次に、図9(b)に示すように、上部層間絶縁膜7上にレジストパターン8をパターンニングし、これをマスクとして上部層間絶縁膜7、溝用ストッパー膜6、下部層間絶縁膜5を順次エッチングして接続孔開口用ストッパー膜4にいたる接続孔9を開口する。
【0006】
その後、図9(c)に示すように、レジストパターン8を除去して、接続孔9を完成する。
【0007】
続いて、図10(a)に示すように、接続孔9内に有機化合物10を埋め込む。
【0008】
次に、図10(b)に示すように、上部層間絶縁膜7上にレジストパターン11をパターニングする。
【0009】
その後、図10(c)に示すように、レジストパターン11をマスクとして、上部層間絶縁膜7が溝用ストッパー6に対して、エッチング選択比が10以上になるドライエッチングを行い、配線溝12を形成する。
【0010】
続いて、図11(a)に示すように、レジストパターン11、有機化合物10、エッチングデポ膜14を同時に除去する。更に、溝用ストッパー膜6及び接続孔開口用ストッパー膜4をウェット処理で除去する。
【0011】
次に、図11(b)に示すように、全面に上部配線材料13を形成し、CMP(化学的機械研磨)法等により、接続孔9及び配線溝12内に埋め込んで配線を完成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
近年、配線間隔の微細化に伴い、配線間容量の低下が必要となり、層間絶縁膜として低誘電率膜(有機化合物膜)の利用が必要不可欠となってきた。しかし、接続孔に埋め込まれた有機化合物膜は、層間絶縁膜である低誘電率膜に比べてエッチング速度が遅い。
【0013】
具体的には、図7(a)に示すように、基板上に(図示せず)形成された第1絶縁膜101中に、第1バリアメタル102A、第1金属膜である102Bからなる下層配線層102を形成し、その上にバリア絶縁膜103が堆積されている。更にその上に、低誘電率膜104が堆積され、低誘電率膜104の中には、ビアホール内にレジストプラグ108が形成されている。ここで、レジストプラグ108は低誘電率膜104に比べてエッチング速度が遅いため、従来方法によるとエッチング時に段差が発生し、そこにデポ物110が堆積される。
【0014】
その結果、図7(b)に示されるように、フェンス113が発生する。
【0015】
その後そのまま配線を形成すると、図7(c)に示されるように、フェンス上部Aではバリア膜のカバレージが低下し、フェンス上部BではCu膜の断面積が低下し、ホール底部Cではバリア膜のカバレージが低下する、若しくはCu膜の埋め込み不良等が発生する。
【0016】
よって本発明は、低誘電率膜を用いた場合でもフェンスが発生しない、デュアルダマシン配線構造の形成方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明では、低誘電率膜に第1の溝を形成する工程と、第1の溝の内壁にある低誘電率膜の表面部分に犠牲層を形成する工程と、第1の溝中に、低誘電率膜と選択除去可能な材料からなるプラグを形成する工程と、第1の溝を含む第2の溝を形成のためのレジストパターンを形成する工程と、プラグの側壁に隣接している犠牲層を除去する工程と、低誘電率膜をエッチングし、第2の溝を形成する工程と、プラグ及びレジストパターンを選択的に除去し、低誘電率膜にヴィアホール及びトレンチを形成する工程と、を備えた配線構造の形成方法を提供する。
【0018】
その結果、低誘電率膜を用いた場合でも、あらかじめ低誘電率膜のエッチング時に発生するデポ物を堆積する隙間を形成しておくため、フェンスの発生を防ぐことが出来、バリア膜のカバレージが低下せず、Cu膜の埋め込み性のよいデュアルダマシン構造を形成することが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の2つの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
(第1の実施形態)
まず図1(a)に示すように、半導体基板(図示せず)上に形成された第1絶縁膜101の中に、第1配線層用トレンチパターン(例えば深さ225nm)を形成し、タンタル(Ta)と窒化タンタル(TaN)膜を積層にした第1バリアメタル102A(例えばTa(上)/TaN(下)=10nm/10nm)とシード膜(Cu)(図示せず。例えばCu=80nm)をスパッタ法により成膜する。
【0021】
その後、電界メッキ法によりCuを主成分とした第1金属膜である102Bを形成し、化学機械研磨法(以下CMP法)により、トレンチ部分からはみ出したCu、Ta、TaN膜を除去し、第1配線層102を形成する。
【0022】
続いて、第1配線層102上にアンモニア(NH)プラズマ処理を行い、Cu上の自然酸化膜を還元・除去した後、シリコンカーバイド(SiC)からなるCuのバリア絶縁膜103(例えば50nm)と、有機ケイ酸塩ガラス(SiOC)からなる低誘電率膜104(例えば650nm)を成膜する。
【0023】
次に、CMP法により低誘電率膜104の表面を平坦化し、キャップ膜105(例えば酸化窒化シリコン(SiON)50nm)を成膜する。このキャップ膜105は、後のエッチング・アッシング等のプロセスにおいて低誘電率膜104の表面を保護し、ダメージ層を形成しないための役目を果たしている。もし、このキャップ膜105がなければ、低誘電率膜104は柔らかいので、エッチングやアッシングプロセスにおいて、ダメージを受けてしまう。
【0024】
その後、フォトリソグラフィーによりマスクを形成し、ドライエッチング、アッシング、洗浄を順に行い、ヴィアホール106を形成する。
【0025】
続いて、図1(b)に示すように、例えば化学気相成長法(以下CVD法)により酸化膜(SiO)をビアホール106内及びキャップ膜105上に形成し、全面エッチバックを行うことによりヴィアホール106の側壁に犠牲層107を形成する。この際、犠牲層107の厚みは、後の第2配線用のトレンチエッチング時に形成される側壁デポ物110よりも、厚く形成する必要がある。
【0026】
次に、図1(c)に示すように、レジストを膜表面全体に塗布してヴィアホール106を埋めこみ、全面エッチバックを行うことによりヴィアホール内にのみレジストを残し、ヴィアホール106が完全に埋め込まれたレジストプラグ108を形成する。その後レジストを塗布し、リソグラフィーにより第2配線トレンチ用レジストパターン109を形成する。ここでレジストパターン109は、レジストプラグ108部分を開口した状態であり、この際レジストプラグ108は、下記2つの役目を持っている。
(1)レジストプラグ108は、ヴィアホールを埋め込むことにより、ヴィアホール部と平坦部でのレジスト膜厚の違いを無くし、リソグラフィー時の寸法ばらつきを抑制する。
(2)レジストプラグ108は、トレンチのドライエッチング時に下地のバリア絶縁膜103を保護することにより、ドライエッチング・アッシング・洗浄時に第1配線層102のCu膜102Aが露出せず、Cu膜の酸化等のダメージを与えない。
【0027】
次に、図2(a)に示すように、ウェットエッチングにより犠牲層107の上部側の一部を除去する。なお、犠牲層107を全て除去してもよい。この際、低誘電率膜104、バリア絶縁膜103、キャップ膜105はエッチングせず、犠牲層107のみをエッチングするエッチング液を選択する必要がある。
【0028】
例えば、犠牲層107をSiO膜で形成した場合、フッ酸(HF)系のエッチングを行うことにより、SiOCからなる低誘電率膜104とSiCからなるバリア絶縁膜103とSiONからなるキャップ膜105はエッチングされず、SiOのみエッチングすることが出来る。また、犠牲層107をエッチングする深さは、後に形成する第2配線用トレンチ深さよりも深くエッチングする必要がある。
【0029】
次に、図2(b)に示すように、異方性ドライエッチングによりトレンチパターン109を形成する。この際ドライエッチングは異方性であるため、ドライエッチング中の反応副生成物であるデポ物110が、トレンチ111の側壁及びレジストプラグ108の側壁に付着し、これが保護膜となってサイドエッチングが抑制される。
【0030】
この現象について、図2(a)でウェットエッチングにより除去した犠牲層107の効果が発揮される。この点については後ほど詳述する。
【0031】
その後、図2(c)に示すように、アッシング及び洗浄によりレジストプラグ108、レジストパターン109、デポ物110を除去する。
【0032】
次に、図3(a)に示すように、全面をエッチングすることにより、ヴィアホール106底部のバリア絶縁膜103とキャップ膜105を除去する。
【0033】
その後、図3(b)に示すように、アルゴン(Ar)スパッタエッチングによりヴィアホール106底部のCu自然酸化膜等を除去し、スパッタ法によりタンタル(Ta)と窒化タンタル(TaN)膜を積層にした第2バリアメタル112A(例えばTa(上)/TaN(下)=10nm/10nm)及びシードCu(図示せず)を成膜する。続いて、メッキ法によりCuを主成分とした第2金属膜112Bを堆積し、CMP法により配線溝からはみ出した不要なCu、Ta、TaN膜を除去し、第2配線層112を完成する。
【0034】
ここで、本実施形態の特徴である、ウェットエッチングにより除去した犠牲層107の効果について説明する。
【0035】
図2(b)において明らかであるように、レジストプラグ108は、低誘電率膜104に比べてエッチング速度が遅い。
【0036】
従って、図8(a)に示すように、トレンチパターン109をマスクとして、低誘電率膜104をエッチングしていくと、その過程においてレジストプラグ108と低誘電率膜104底部の間で段差が発生し、ヴィアホール106内のレジストプラグ108の側壁と、トレンチ及びトレンチパターン109の側壁部分に、デポ物110が形成される。
【0037】
一旦段差が形成されると、図8(b)に示すように、その段差部で露出したレジストプラグ108側壁部にデポ物110がより形成される。このデポ物110はエッチングされないので、図8(b)に示すように、デポ物110の下では低誘電率膜がエッチングされずに残存してしまい、デポ物のつかないトレンチ底の平坦部との間で更に段差が形成されてしまう。
【0038】
その後エッチングを続けると、図8(c)に示すように、エッチングされない領域が徐々に拡がっていき、ヴィアホール側壁部にフェンス113が形成される。
【0039】
しかし、本発明では図2(a)の工程において、ウェットエッチングにより、犠牲層107を一部除去しているため、レジストプラグ108と低誘電率膜104の間は犠牲層107の厚さ分だけ隙間がある。ここで、図1(b)の工程において、犠牲層107は側壁デポ物110の厚みより厚くなるように形成されているため、デポ物110は、図2(a)の工程で形成した隙間の中だけに形成される。
【0040】
その結果、発生したデポ物110が低誘電率膜104のエッチング時のマスクとなることはなく、フェンス113は形成されない。よって、フェンスの無いデュアルダマシンの配線構造が実現できる。
【0041】
また同時に、図1(c)に示すように、犠牲層107及びキャップ膜105により、第2配線トレンチ用レジストパターン(化学増幅型レジスト)109を形成する際に、ヴィアホール106側壁部及び低誘電率膜104の周りを完全に覆っている。よって、低誘電率膜104中に酸を失活させるアミン系の物質等が含まれていても、レジストパターンが形成されないといった、レジストポイゾニングに対しても効果がある。
【0042】
更に、犠牲層107として、窒化タンタル、窒化チタニウム、窒化タングステン等のCuのバリアメタルとして用いている材料を用いることも出来る。その結果、ヴィア底部の寸法は小さくなるが、犠牲層107を残した場合でも、第2バリアメタル112Aのカバレージが劣化しても、その分犠牲層107をCuのバリアメタルとして機能させることが出来、バリアメタルのカバレージ不足に対して有効である。
【0043】
(第2の実施形態)
本発明の実施形態2について、図面を参照しながら説明する。
【0044】
まず、実施形態1と同様の方法に従い、レジストプラグを形成する。
【0045】
具体的には、図4(a)に示すように、半導体基板(図示せず)上に形成された第1絶縁膜101の中に、第1配線層用トレンチパターンを形成し、第1バリアメタル102Aとシード用の銅をスパッタ法により成膜する。
【0046】
その後、電界めっき法により第1金属膜である102Bを形成し、CMP法により、第1配線層102を形成する。
【0047】
続いて、第1配線層102上にNHプラズマ処理を行い、Cu上の自然酸化膜を還元・除去した後、Cuのバリア絶縁膜103と、低誘電率膜104を成膜する。
【0048】
次に、CMP法により低誘電率膜104の表面を平坦化し、キャップ膜105を成膜する。
【0049】
その後フォトリソグラフィー及びドライエッチング、アッシング、洗浄を順に行い、ヴィアホール106を形成する。
【0050】
続いて、図4(b)に示すように、CVD法により酸化膜をビアホール106内及びキャップ膜105上に形成し、全面エッチバックを行うことによりヴィアホール106の側壁に犠牲層107を形成する。この際、犠牲層107の厚みは、後の第2配線用トレンチエッチング時に形成される側壁デポ物よりも、厚く形成する必要がある。
【0051】
次に、図4(c)に示すように、レジストでヴィアホール106を埋め込み、全面エッチバックを行うことによりレジストプラグ108を形成する。その後レジストを塗布し、リソグラフィーにより第2配線トレンチ用レジストパターン109を形成する。この際レジストプラグ108は、実施形態1と同様の役目を持っている。
【0052】
その後、図5(a)に示すように、ウェットエッチングにより犠牲層107上部側の一部分を除去する。
【0053】
続いて、図5(b)において、アッシング及び洗浄によりレジストプラグ108、レジストパターン109、デポ物110を除去する。
【0054】
次に、図6(a)に示すように、犠牲層107をウェットエッチングで完全に除去する。この際、ウェットエッチング液は図5(a)で使用した薬液を用いると、低誘電率膜104とバリア絶縁膜103はエッチングされない。この工程により、図5(a)で除去されなかった犠牲層107の下部側を、完全に除去することが出来る。この効果については、後程詳述する。
【0055】
その後、図6(b)に示すように、全面エッチングによりヴィアホール106底部のバリア絶縁膜103を除去する。
【0056】
続いて、図6(c)に示すように、Arスパッタエッチングでヴィアホール106底部のCu自然酸化膜等を除去し、スパッタ法によりTaと窒化タンタルTaN膜を積層にした第2バリアメタル112A及びシードCu(図示せず)を成膜する。
【0057】
最後に、メッキ法により、Cuを主成分とした第2金属膜112Bを形成し、CMP法により配線溝からはみ出した不要なCu、Ta、TaN膜を除去し、第2配線層112を形成する。
【0058】
ここで、本実施形態の特徴である、犠牲層107の完全除去による効果について説明する。
【0059】
犠牲層107は、図5(a)の工程で、一部除去される。しかし、僅か一部しか除去できなかった場合には、最終的に配線が形成された際に、図7(c)に示すように、ヴィアホール106の底部の寸法が小さくなる。その結果、ヴィア抵抗が高くなり、第2バリアメタル112Aのカバレージが劣化する。
【0060】
よって、図6(a)の工程において、2回目のウェットエッチングを行い、犠牲層107を完全に除去することにより、ヴィアホール106底部の寸法の縮小に起因したヴィア抵抗の上昇を防ぐことが出来る。
【0061】
以上本方法によると、ヴィアホール106底部の寸法が縮小されることがないため、ヴィア抵抗も低く、かつ第2バリアメタル112Aのカバレージも十分確保することができる。
【0062】
【発明の効果】
本発明によると、ヴィアホール側壁部と低誘電率膜の間には犠牲層分の隙間があり、トレンチエッチング時のデポ物がその隙間に堆積される。よって、デポ物が低誘電率膜のエッチング時のマスクとなることはないため、フェンスが形成されない。
【0063】
その結果、バリア膜のカバレージが良くなり、Cu膜の埋め込み配線において、局所的な電界集中の発生や、ヴィアホールの実効的な深さの増大を防ぐことが出来る。よって、エレクトロマイグレーション耐性が劣化しにくい、Cu膜の埋め込み性の良いデュアルダマシン配線構造を実現出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の工程断面図
【図2】第1の実施形態の工程断面図
【図3】第1の実施形態の工程断面図
【図4】第2の実施形態の工程断面図
【図5】第2の実施形態の工程断面図
【図6】第2の実施形態の工程断面図
【図7】従来例に係るフェンス形成を示す断面図
【図8】従来例に係る問題点を示す断面図
【図9】従来方法の工程断面図
【図10】従来方法の工程断面図
【図11】従来方法の工程断面図
【符号の説明】
101 第1絶縁膜
102 第1配線層
102A 第1バリアメタル
102B 第1金属膜
103 バリア絶縁膜
104 低誘電率膜
105 キャップ膜
106 ヴィアホール
107 犠牲層
108  レジストプラグ
109  第2配線層トレンチパターン
110 デポ物
111 トレンチ
112 第2配線層
113 フェンス

Claims (10)

  1. 低誘電率膜に第1の溝を形成する工程と、
    前記第1の溝の内壁にある前記低誘電率膜の表面部分に犠牲層を形成する工程と、
    前記第1の溝中に、前記低誘電率膜と選択除去可能な材料からなるプラグを形成する工程と、
    前記第1の溝を含む第2の溝を形成するためのレジストパターンを形成する工程と、
    前記プラグの側壁に隣接している前記犠牲層を除去する工程と、
    前記低誘電率膜をエッチングし、第2の溝を形成する工程と、
    前記プラグ及び前記レジストパターンを選択的に除去し、前記低誘電率膜に、前記第1の溝を含む領域及び前記第2の溝を含む領域を形成する工程とを備えた、配線構造の形成方法。
  2. 前記犠牲層を除去する深さは、前記トレンチよりも深いことを特徴とする、請求項1記載の配線構造の形成方法。
  3. 前記犠牲層は、ウェットエッチングで除去出来ることを特徴とする、請求項1記載の配線構造の形成方法。
  4. 前記低誘電率膜は、主にSi,O,Cを構成成分として含むことを特徴とする、請求項1記載の配線構造の形成方法。
  5. 前記犠牲層は、金属層又は二酸化ケイ素であることを特徴とする、請求項1記載の配線構造の形成方法。
  6. 前記プラグは、有機材料から構成されることを特徴とする、請求項1記載の配線構造の形成方法。
  7. 前記プラグは、アッシングで除去することを特徴とする、請求項1記載の配線構造の形成方法。
  8. 前記犠牲層は、窒化タンタル、窒化チタニウム、窒化タングステンのいずれかであることを特徴とする、請求項1記載の配線構造の形成方法。
  9. 前記犠牲層は、第2の溝を形成した後、ウェットエッチングで全て除去することを特徴とする、請求項1記載の配線構造の形成方法。
  10. 前記低誘電率膜上に、キャップ膜を堆積し、前記キャップ膜をマスクに前記犠牲層を形成することを特徴とする、請求項1記載の配線構造の形成方法。
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